JP2017217033A - 歩行状態検出装置、および歩行状態検出システム - Google Patents

歩行状態検出装置、および歩行状態検出システム Download PDF

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佳伸 友村
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崇史 藤井
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忠彦 棟方
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Abstract

【課題】歩行中または運動中におけるユーザの足の上がり具合を示す情報を取得する。【解決手段】歩行状態検出装置(1)は、鉛直方向の加速度を検出する加速度センサ(2)と、ユーザの歩行中に足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間に対応する加速度センサ(2)の出力を2回積分することによって、地面に対する足の上がり具合情報を求める制御装置(6)とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザに装着してユーザの歩行状態を検出する歩行状態検出装置と、ユーザの歩行状態に関するデータを収集する歩行状態検出システムとに関する。
ユーザの健康管理機器として、ユーザに装着しユーザの歩数を計測する歩数計がよく知られている。また、下掲の特許文献1には、加速度計をユーザに取り付け、ユーザの移動速度、移動距離および歩行に費やされたエネルギなどを計算することができる足接地時間を、加速度計の出力から求める方法が開示されている。なお、上記足接地時間とは、ユーザが一またぎする間にユーザの足が地面と接触する期間のことである。
また、下掲の特許文献2には、圧力センサー、無線通信装置および計時装置などを備えた情報検知装置を両足の靴に設け、情報検知装置が検出した1歩の間隔時間と、移動速度とから歩幅を求める方法が開示されている。
特開2009−160392号公報(2009年7月23日公開) 特開2015−217250号公報(2015年12月7日公開)
しかしながら、上述のような従来技術には、歩行中または運動中のユーザの足が、地面からどのくらいの高さまで上がっているか(以下、足の上がり高さという)を求めること、または推定することについては、開示も示唆もなされていない。
足の上がり高さは、精度の良い絶対値として求めることができるに越したことはないが、足の上がり高さの目安を示す足の上がり具合の情報であったとしても、ユーザには有用である。例えば、足の上がり具合は、高齢者の歩行時の転倒しやすさと相関があると言われているので、足の上がり具合をユーザが確認できるようにすることは、転倒事故を起こさない歩き方の習得に有用である。また、足の上がり具合は、例えば、競走する陸上競技の選手のフォーム最適化、あるいは運動選手の技術向上などにも有用な情報になると考えられる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、歩行中または運動中におけるユーザの足の上がり具合を示す情報を取得する技術を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る歩行状態検出装置は、ユーザの少なくとも一方の足に装着された状態で、少なくとも鉛直方向の加速度を検出する加速度センサと、上記加速度センサの出力を用いて、上記ユーザの歩行中に上記足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間、または、上記足が上記最高点から下降して地面に接するまでの下降期間を特定するとともに、上記上昇期間または上記下降期間に対応する上記加速度センサの出力を2回積分することによって、上記足が地面からどのくらい上がっているかを表す足の上がり具合情報を求める制御装置とを備えている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る歩行状態検出装置は、ユーザの少なくとも一方の足に装着された状態で、少なくとも鉛直方向の加速度を検出する加速度センサと、上記足の裏が地面から浮いているか否かを検出する少なくとも1つの感圧センサと、上記加速度センサの出力と上記感圧センサの出力とを用いて、上記ユーザの歩行中に上記足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間、または、上記足が上記最高点から下降して地面に接するまでの下降期間を特定するとともに、上記上昇期間または上記下降期間に対応する上記加速度センサの出力を2回積分することによって、上記足が地面からどのくらい上がっているかを表す足の上がり具合情報を求める制御装置とを備えている。
本発明の一態様によれば、歩行中または運動中におけるユーザの足の上がり具合を示す情報を取得できるという効果を奏する。
本発明の実施形態1に係る歩行状態検出装置と、歩行状態検出通信装置と、携帯型通信装置とを含む歩行状態検出システムの構成を示すブロック図である。 上記歩行状態検出装置の動作を説明するための図であり、(a)〜(d)は、ユーザの歩行時の片足の動き、片足の上がり高さおよび歩行状態検出装置で生成される出力それぞれの時間的推移を示す説明図である。 上記歩行状態検出装置が備えた制御装置によって、足の上がり高さを求める制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態2に係る歩行状態検出装置の動作を説明するための図であり、(a)〜(e)は、ユーザの歩行時の片足の動き、片足の上がり高さおよび歩行状態検出装置で生成される出力それぞれの時間的推移を示す説明図である。 実施形態2に係る上記歩行状態検出装置が備えた制御装置によって、足の上がり高さを求める制御手順を示すフローチャートである。 本発明の実施形態1および2に係る歩行状態検出システムの使用コンセプトを表す説明図である。 本発明の実施形態2に係る歩行状態検出装置または歩行状態検出通信装置の構成例を示す図であり、(a)は模式的な平面図、(b)は側面図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明の便宜上、各実施形態において同一の機能を有する部材については、同一の符号を付記し、適宜その説明を省略する。
〔実施形態1〕
(1.歩行状態検出システムの使用コンセプト)
図6は、本発明の実施形態1と、後述する実施形態2とに係る歩行状態検出システムの使用コンセプトを表す説明図である。図6に示すように、ユーザ101は、履物100Aを履いており、その履物100Aには、歩行状態検出装置1を備えた歩行状態検出通信装置50が搭載されている。
履物100Aは、長靴、短靴、サンダルまたはスリッパなどの任意の形態でよい。履物100Aに歩行状態検出通信装置50を搭載する具体的な態様については、図7を参照して後述するが、本発明は、歩行状態検出通信装置50が履物100Aに搭載されている形態に限定されない。例えば、ユーザ101の歩行または走行(以下、歩行と称する)、あるいは運動において、ユーザ101の足が地面に対して上がり下がりする動きを、歩行状態検出通信装置50が検出できるように、歩行状態検出通信装置50がユーザ101の脚部の適切な部位に装着される形態でもよい。なお、歩行状態検出通信装置50は、ユーザ101の少なくとも一方の履物100Aに搭載されるか、または少なくとも一方の足に装着されるかすればよい。
歩行状態検出装置1は、歩行中のユーザ101の足が、地面に対してどのくらいの高さで上がっているかの程度を示す足の上がり具合情報を生成する装置である。歩行状態検出通信装置50は、外部装置と通信し、歩行状態検出装置1によって生成された足の上がり具合情報を外部装置に送信する装置である。図6には、外部装置として、ユーザ101が歩行中に携帯できる情報処理装置20(携帯型通信装置)を例示している。情報処理装置20として、例えば、スマートフォン、ウェアラブルコンピュータまたはPDA(Personal Digital Assistants)などを採用できる。
図6に示す例では、歩行状態検出通信装置50は、上記足の上がり具合情報を情報処理装置20に送信する。情報処理装置20は、受信した足の上がり具合情報に基づいて、ユーザ101の歩き方を解析し、例えば、足の上がり具合が理想的な歩き方になっているか、転倒しやすい引きずり足に近い歩き方になっているかのように、自分がどんな歩き方をしているかを示す情報をユーザ101に対して提示する。また、正しい歩き方をアドバイスする情報をユーザ101に対して提示することもできる。情報処理装置20における情報の提示の仕方としては、足の上がり具合をリアルタイムに折れ線グラフ103などで表示したり、足の上がり具合を文章で表示したり、音声で知らせたり、歩行と連動したビープ音を鳴らし、引きずり足に近いほどビープ音を低音にし、理想的な足の上がり具合に近いほどビープ音を高音にしてもよい。
(2.歩行状態検出装置の構成例)
図1は、本発明の実施形態1に係る歩行状態検出装置1と、歩行状態検出通信装置50と、情報処理装置20とを含む歩行状態検出システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、歩行状態検出装置1は、加速度センサ2、計時装置4、制御装置6および記憶装置7を備えている。
加速度センサ2は、ユーザ101の少なくとも一方の足に装着された状態で、少なくとも鉛直方向の加速度を検出する。計時装置4は、経過時間を計測し、制御装置6に伝達する。なお、計時装置4は、ハードウェアタイマに限定されず、制御装置6の一機能としてのソフトウェアタイマであってもよい。
制御装置6は、加速度解析部62および演算部63として機能する。加速度解析部62は、加速度センサ2の出力を用いて、ユーザ101の歩行中に足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間、または、足が最高点から下降して地面に接するまでの下降期間を特定する。演算部63は、上記上昇期間または上記下降期間に対応する加速度センサ2の出力を2回または3回積分することによって、上記足の上がり具合情報を求める。
記憶装置7は、加速度解析部62および演算部63の各処理結果を記憶したり、加速度解析部62の処理において参照する各種の基準データを初期データとして記憶したりする。記憶装置7は、内蔵型または脱着型のいずれでもよい。加速度解析部62、演算部63および記憶装置7のより詳しい動作については、図2および図3を参照して後述する。
(3.歩行状態検出通信装置の構成例)
歩行状態検出通信装置50は、上記歩行状態検出装置1と、無線通信装置5とを備えている。無線通信装置5は、演算部63が求めた上記足の上がり具合情報を通信ネットワーク10を介して外部装置へ送信する。
ただし、歩行状態検出装置1にとって、無線通信装置5は不可欠要素ではない。無線通信装置5を設けない場合には、記憶装置7を脱着型のメモリとして構成し、記憶装置7を外部装置に取り付けて、必要なデータを歩行状態検出装置1から外部装置に読み出すようにしてもよい。あるいは、歩行状態検出装置1自体を外部装置に接続して、必要なデータを歩行状態検出装置1から外部装置に読み出すようにしてもよい。
(4.情報処理装置の構成例)
上記外部装置を情報処理装置20とした形態について説明する。情報処理装置20は、歩行状態検出通信装置50の無線通信装置5と通信ネットワーク10を介して通信し、ユーザの歩行と連動して歩行状態検出通信装置50が送信したデータを受信する。また、情報処理装置20は、受信したデータを必要に応じて加工して出力する。具体的には、図1に示すように、情報処理装置20は、無線通信装置21、演算装置22、出力制御装置23、ストレージ装置24および出力装置25を備えている。無線通信装置21は、少なくとも受信機能を備えていればよいが、送信機能を備えていてもよい。
歩行状態検出システムでは、歩行状態検出通信装置50が上記足の上がり具合情報を生成し、無線通信装置5から無線通信装置21に送信することを基本形態とするが、この基本形態に限定されない。例えば、加速度解析部62が、上昇期間または下降期間に対応して特定した加速度センサ2の出力に基づくデータを無線通信装置5から無線通信装置21に送信してもよい。この場合には、演算装置22が、取得したデータを加工処理し、上記足の上がり具合情報を生成する。
また、演算装置22は、上記足の上がり具合情報をストレージ装置24に蓄積してもよいし、無線通信装置21を介してサーバに送信し、サーバに蓄積してもよい。出力制御装置23は、上記足の上がり具合情報を取得して各種出力データに加工し、上記使用コンセプトとして説明したように、出力装置25に、数値、文字、グラフ、アニメーションまたは音声などを出力させてもよい。
(5.歩行状態検出装置の動作)
次に、図2および図3を参照して、歩行状態検出装置1の動作を説明する。図2は、歩行状態検出装置1の動作を説明するための図であり、(a)は、ユーザ101の歩行時の片足の動きの時間的推移を示し、(b)は、ユーザ101の歩行時の地面に対する片足の上がり高さの時間的推移を示している。また、(c)は、演算部63が求めたユーザ101の足の上昇下降速度の時間的推移を示し、(d)は、加速度解析部62が取得する加速度センサ2の出力の時間的推移を示している。図3は、歩行状態検出装置1の制御装置6による処理手順を示すフローチャートである。
(5−1.足の動き)
図2の(a)は、ユーザ101の片足に着目し、前の一歩の終わり頃(仮設定した時刻0付近)から始まって、新たな一歩が終わり(時刻t8)さらに新たな一歩が始まる頃(時刻t9)までの片足の動きを示している。前の一歩は、踵が接地し、つま先が浮いた状態を経て、つま先が接地する状態になった時点で終わる。続く新たな一歩は、踵の浮上から始まる。計時装置4は、加速度解析部62の指示によって計時しており、踵の浮き始めが、計時装置4が出力する時刻t0に対応しているとする。なお、加速度解析部62は、足の動きと時刻とを対応付けるのではなく、加速度センサ2の出力と時刻とを対応付ける。この点については後述する。
新たな一歩の始まりにおいて、踵はさらに浮上し続け、やがてつま先が地面から離れる瞬間が来る(時刻t3)。地面から離れた足は浮上を続け、やがて最高点に到達する(時刻t6)。その後、足は下降し始め、やがて踵が再び接地し(時刻t7)、次につま先が接地した時点(時刻t8)で、上記新たな一歩が終わる。
このように、一歩における踵の浮き始め(時刻t0)が一歩の始まりであり、時刻t0から、浮いた足が最高点に到達する時刻t6までの期間が、一歩の前半期間、つまり上昇期間と呼ぶことができる。
これに対し、浮いた足が最高点に到達する時刻t6から、つま先が接地して一歩が終わる時点(時刻t8)までの期間が、一歩の後半期間、つまり下降期間と呼ぶことができる。
(5−2.鉛直方向の加速度)
地面に対して上昇および下降する足の鉛直方向の加速度の時間的推移は、図2の(d)に示すとおりである。図2の(d)では、加速度センサ2に常時かかる重力加速度を基準とし、重力加速度に対する加速度の変化量の時間的推移を、上向きを正としてプロットしている。例えば、加速度解析部62は、加速度センサ2の出力を一定時間間隔(例えば20msごと)で取り込んでいる。
鉛直方向の加速度の変化量には、一歩が終わるとき、つまりつま先が接地するときに、時間幅の狭い負のピークP1が現れる。また、一歩が始まるとき、つまり踵が浮き始めるときに、時間幅の狭い正のピークP2が現れる。ピークP2の出現時刻をt1とする。そして、足が浮き始めるとき、つまりつま先が地面から離れるときに、ピークP1およびP2より時間幅の長い正のピークP3が現れる。ピークP3の出現時刻をt4とする。足が地面から浮いている浮上状態において、時間の経過とともに、加速度の変化量は、ピークP3から連続的に減少し、負の極小値P4を経て、再び正のピークP5が現れるまで連続的に上昇する。極小値P4の出現時刻は、足が最高点に到達する時刻t6である。ピークP5の出現時刻をt7とする。ピークP5の時間幅は、ピークP3と同程度であり、ピークP1およびP2の時間幅より長い。
(5−3.足の上昇下降速度)
図2の(c)に示す足の上昇下降速度の時間的推移は、演算部63によって求められる。具体的には、演算部63は、加速度センサ2が歩行に伴って出力する鉛直方向の加速度を、時間を変数として1回積分することによって足の上昇下降速度を算出する。例えば、足の上昇速度が増加から減少に転じる時刻t5における上昇下降速度は、時刻t0から時刻t5までの期間について、鉛直方向の加速度の定積分を計算することによって求まる。
また、足が最高点に到達したとき、自然法則として上昇下降速度は0になる。しかし、歩行状態検出装置1が、上昇下降速度が0になるときを、演算部63の計算結果によって認識する。すなわち、時刻t0から時刻t6までの上昇期間について、鉛直方向の加速度の定積分を演算部63が計算することによって、上昇下降速度0を求めることができる。
(5−4.足の上がり高さ)
図2の(b)に示す地面に対する足の上がり高さの時間的推移も、演算部63によって求められる。具体的には、演算部63が、鉛直方向の加速度を、時間を変数として2回積分することによって足の上がり高さを算出する。例えば、足が最高点に到達するときの足の上がり高さHは、時刻t0から時刻t6までの上記上昇期間について、鉛直方向の加速度の定積分を2回繰り返すことによって求まる。なお、時刻t6は、上述したように、上昇下降速度が0になる時刻として特定することができる。同様に、足の上がり高さHは、時刻t6から時刻t8までの下降期間について、鉛直方向の加速度の定積分を2回繰り返すことによっても求めることができる。
なお、上記上昇期間では、足の上がり高さが連続的に増加し、足が浮上を始める時刻t3から足の上がり高さの増加量が大きくなり、最高点に達する。上記下降期間では、最高点から減少量が大きい期間が終わると(時刻t7)、すぐに一歩の終わりになる(時刻t8)。踵が接地してから一歩が終わるまでの期間(時刻t8と時刻t7との時間差)は、踵が浮き始めてから足が地面から離れるまでの期間(時刻t3と時刻t0との時間差)より顕著に短い傾向を持つ。
以上のように求めた足の上がり高さHは、足の上がり具合情報としてユーザ101に提示することができる情報である。なお、図2の(b)に示す地面に対する足の上がり高さの時間的推移を表すグラフが、時間軸との間に作る面積を求めると、その面積の大小によっても、足の上がり具合を示すことができる場合がある。この場合、演算部63は、鉛直方向の加速度を、時刻t0から時刻t6までの上昇期間について、または、時刻t6から時刻t8までの下降期間について、時間を変数として3回の定積分を行えばよい。また、加速度の変化率に閾値を設定し、閾値を超える変化率を加速度が所定時間内に示す場合に、時刻t0から時刻t6までの上昇期間について、または、時刻t6から時刻t8までの下降期間について、時間を変数として3回の定積分を行うようにしてもよい。
(制御装置による制御手順)
歩行状態検出装置1によって、ユーザ101の歩行時の足の上がり高さHを求める処理において、制御装置6が実行する制御手順を、図3を参照して説明する。
歩行状態検出装置1の図示しない電源をユーザ101がオンにすることによって、足の上がり高さHを求める制御プログラムが、制御装置6によって記憶装置7から読み出される。これにより、足の上がり高さHを求める制御がスタートする。まず、制御装置6(加速度解析部62)は、計時装置4に計時を開始させるとともに、加速度センサ2の出力を監視し、加速度の上昇を検知したかどうかを判定する(ステップ1−1;以下S1−1と記載する)。なお、加速度センサ2が出力する加速度は、制御装置6(加速度解析部62)によって、例えば20msごとに取得され、記憶装置7の加速度値記憶エリアに、計時装置4が出力する時刻と対応付けて順次保存される。S1−1の判定がYESの場合、制御装置6(加速度解析部62)は、計時装置4から時刻t0を取得する(S1−2)。S1−1の判定がNOの場合、制御装置6(加速度解析部62)は、加速度の上昇を待つ。
次に、制御装置6(加速度解析部62)は、加速度の変化を追跡し、時刻t0を基準として、基準時間T1以上、基準時間T2(第3基準時間)以内に、加速度が0から基準値以上に上昇した後、基準値以下に下降したかどうかを判定する(S1−3およびS1−4)。基準時間および加速度の変化量の基準値は、記憶装置7に記憶されている。S1−3およびS1−4の処理は1つのステップとして実行してもよいし、図3に示すように、異なるステップとして実行してもよい。S1−3およびS1−4の判定がNOの場合、処理はS1−1に戻る。S1−3およびS1−4の判定がYESの場合、制御装置6(加速度解析部62)は、時刻t0を、図2に示す踵浮上開始時刻として、記憶装置7の特定時刻記憶エリアに保存するとともに、加速度の上昇を検知したかどうかを判定する(S1−5)。S1−5の判定がYESの場合、制御装置6(加速度解析部62)は、計時装置4から時刻t3を取得する(S1−6)。S1−5の判定がNOの場合、制御装置6(加速度解析部62)は、加速度の上昇を待つ。
次に、制御装置6(加速度解析部62)は、加速度の変化を追跡し、時刻t3を基準として、基準時間T3(第1基準時間)以上、基準時間T4(第2基準時間)以内に、加速度が0から基準値以上に上昇した後、基準値以下に下がったかどうかを判定する(S1−7)。基準時間T3は、前記基準時間T1より長く設定され、基準時間T4は、前記基準時間T2より長く設定される。逆にいえば、基準時間T2(第3基準時間)は、基準時間T4(第2基準時間)より短い。これは、踵の浮き始めには相対的に素早い上昇下降(β)が出現し、つま先の浮き始めには相対的に緩やかな上昇下降(α)が出現するからである。加速度における上昇下降(β)を検出した後に続けて上昇下降(α)を検出するという2段階の検出によって、上昇期間(時刻t0〜t6)または浮上期間(時刻t3〜t6)の検出精度を向上させることができる。
S1−7の判定がYESの場合、制御装置6(加速度解析部62)は、時刻t3を、図2に示すつま先浮上開始時刻として、記憶装置7の特定時刻記憶エリアに保存した後、S1−8の下記処理を実行する。S1−7の判定がNOの場合、処理はS1−5に戻る。
上記S1−8では、制御装置6(演算部63)は、制御装置6(加速度解析部62)の指示に基づき、時刻t3以降に加速度センサ2が出力した加速度を用いて、時刻t3から現在時刻までの期間について、1回の定積分を行うことにより、足の上昇速度を求める。なお、制御装置6(加速度解析部62)が、加速度センサ2の出力を例えば20msごとに取得する場合、時刻t3から20msずつ時間が経過するごとに、上記定積分を行う。求めた上昇速度は、記憶装置7の速度値エリアに順次保存される(S1−9)。速度値エリアは、データの後入れ先出しを行うスタックエリアとして構成されている。
さらに、制御装置6(演算部63)は、上昇速度0を算出したかどうかを判定する(S1−10)。S1−10の判定がNOの場合、処理はS1−8に戻る。S1−10の判定がYESの場合、制御装置6(演算部63)は、上昇速度が0になったときの時刻t6を、図2に示す最高点到達時刻として、記憶装置7の特定時刻記憶エリアに保存する。続いて、制御装置6(演算部63)は、記憶装置7から時刻t0および時刻t6を読み出すとともに、時刻t0から時刻t6までの上昇期間に含まれる加速度を読み出し、上昇期間について加速度の定積分を2回行う(S1−12)。この演算の結果が、足の上がり高さHとして求まり、記憶装置7の足上げ高さ記憶エリアに保存される。
なお、上記S1−12の処理において、制御装置6(演算部63)は、記憶装置7から時刻t3および時刻t6を読み出すとともに、時刻t3から時刻t6までの浮上期間に含まれる加速度を読み出し、浮上期間について加速度の定積分を2回行ってもよい。この場合には、図2の(c)に示す速度の推移を示すグラフが時間軸と作る面積のうち、時刻t3から時刻t6までの浮上期間に相当する面積を、足の上がり具合情報として求めることになる。浮上期間に基づく足の上がり具合情報は、時刻t0から時刻t6までの上昇期間の一部を無視するため、足の上がり高さを表すデータとしては、若干不正確なものとなる。しかし、浮上期間に基づく足の上がり具合情報は、足の上がり具合を表す目安の情報として有用である。
また、浮上期間に基づく足の上がり具合情報を求めるためのS1−5〜S1−12の処理にとって、S1−1〜S1−4の処理は、浮上期間の開始時刻である時刻t3を見つける精度を向上させる処理としての意味を持つ。
さらに、加速度の定積分を2回行う期間の初めとして、時刻t0または時刻t3を用いる例を説明したが、図2の(d)に示す時刻t1、t2、t4、t5のいずれかを用いてもよい。
一歩における最後の処理として、S1−13では、制御装置6(加速度解析部62)は、基準時間T5以上の期間にわたって加速度0が持続する加速度ゼロ期間が出現したかどうかを判定する。S1−13の判定がNOの場合、加速度ゼロ期間が出現するのを待つ。S1−13の判定がYESの場合、処理がS1−1に戻り、新たな一歩について、S1−1〜S1−13の処理が繰り返される。
なお、S1−1〜S1−13の処理の繰り返しによって求められた足の上がり具合情報を、所定歩数ごとに平均し、平均した足の上がり具合情報をユーザ101に通知するようにしてもよい。
〔実施形態2〕
(1.歩行状態検出装置の構成例)
実施形態2に係る歩行状態検出装置1Aについて、図1を参照して説明する。図1に示すように、歩行状態検出装置1Aは、前述した歩行状態検出装置1の構成に加えて、圧力センサ3を備えている。さらに、制御装置6は、加速度解析部62および演算部63として機能する上に、圧力解析部61として機能する。歩行状態検出装置1Aのこのほかの構成は、歩行状態検出装置1の構成と同じである。歩行状態検出通信装置50は、実施形態1と同様に、歩行状態検出装置1Aと、無線通信装置5とを備えている。
歩行状態検出装置1Aは、圧力センサ3の出力に基づいて、実施形態1で説明した上昇期間および浮上期間の各開始時刻を、より精度よく検出することを特徴としている。そのために、圧力センサ3は、履物100A(図6参照)を履いたユーザ101の足が地面に接しているか、浮いているかを検知する感圧センサ31,32を含んでいる。感圧センサ31,32の履物100Aに対する設け方については、後述する実施形態3において、図7を参照して具体的に説明するが、感圧センサ31は、履物100Aのつま先領域に設けられ、感圧センサ32は、履物100Aの踵領域に設けられている。
(2.歩行状態検出装置の動作)
次に、図4および図5を参照して、歩行状態検出装置1Aの動作を説明する。図4は、歩行状態検出装置1Aの動作を説明するための図であり、(a)(c)(d)(e)は、図2の(a)(b)(c)(d)とそれぞれ同じなので、その説明を省略する。図4の(b)は、圧力センサ3の出力の時間的推移を示す図であり、より具体的には、履物100Aの踵の接地/非接地を検出する感圧センサ32の出力(踵圧力)と、履物100Aのつま先の接地/非接地を検出する感圧センサ31の出力(つま先圧力)との各時間的推移を示す図である。図5は、歩行状態検出装置1Aの制御装置6による処理手順を示すフローチャートである。
図4の(a)(b)(e)に示すように、踵が浮き始める時刻t0からやや遅れた時刻t1において、感圧センサ32の出力は0になる。時刻t1と時刻t0との時間差は、前述した基準時間T1以内に収まっている。時刻t1は、加速度センサ2が出力する加速度にピークP2が出現する時刻に一致していると考えられる。
一方、感圧センサ31の出力は、時刻t0の前につま先が接地したときから上昇し始め、時刻t0付近から横這いとなり、つま先が浮き始める時刻t3からやや遅れた時刻t4において、感圧センサ31の出力は0になる。時刻t4は、加速度センサ2が出力する加速度にピークP3が出現する時刻に一致していると考えられる。
足の浮上が終わり、踵から接地する時刻t7において、感圧センサ32の出力0の期間が終わり、感圧センサ32の出力が上昇を開始する。続いて、つま先が接地する時刻t8において、感圧センサ31の出力0の期間が終わり、感圧センサ31の出力が上昇を開始する。
このように、感圧センサ31、32の少なくとも一方の出力を追跡すれば、加速度を定積分すべき期間を特定することができる。例えば、感圧センサ32の出力を追跡することにより、時刻t1から時刻t7までの期間を踵が浮いている期間として特定することができる。また、感圧センサ31の出力を追跡することにより、時刻t4から時刻t8までの期間をつま先が浮いている期間として特定することができる。さらに、感圧センサ31、32の両方の出力を追跡することにより、時刻t4から時刻t7までの期間を踵およびつま先が浮いている期間として特定することができる。
上記のように特定した各期間の中には、いずれにも、加速度を1回定積分することにより求めた足の上昇速度が0になる時刻t6が含まれている。したがって、時刻t6を検出すれば、足の上がり高さHに対応した足の上がり具合情報を得ることができる。すなわち、時刻t1から時刻t6までの期間、または時刻t4から時刻t6までの期間について、その期間に対応する加速度を記憶装置7から読み出して、2回または3回の定積分を行えばよい。この定積分を行う期間の開始時刻を、感圧センサ31、32の少なくとも一方の出力に基づいて検出することにより、実施形態1のように加速度の変化量に基づいて検出するよりも、精度よく検出できる。
なお、足の上がり具合情報を、加速度の3回の定積分によって求めることができる場合には、足の上昇速度が0になる時刻t6を求める必要がない。すなわち、図4の(b)に示すように、感圧センサ32の出力に基づいて特定した時刻t1から時刻t7の期間、または、感圧センサ31の出力に基づいて特定した時刻t4から時刻t8の期間、または、感圧センサ31、32の両方の出力に基づいて特定した時刻t4から時刻t7の期間のいずれかについて、加速度を3回定積分することにより、足の上がり高さHの目安となる足の上がり具合情報を得ることができる。
(制御装置による制御手順)
歩行状態検出装置1Aによって、ユーザ101の歩行時の足の上がり高さHを求める処理において、制御装置6が実行する制御手順を、図5を参照して説明する。
歩行状態検出装置1Aの図示しない電源をユーザ101がオンにすることによって、足の上がり高さHを求める制御プログラムが、制御装置6によって記憶装置7から読み出される。これにより、足の上がり高さHを求める制御がスタートする。まず、制御装置6(圧力解析部61)は、計時装置4に計時を開始させるとともに、感圧センサ31、32の出力を監視し、感圧センサ32の出力において、踵圧力が閾値(例えば、最大踵圧力の50%)を超えたかどうかを判定する(S2−1)。なお、S2−1では、感圧センサ31の出力において、つま先圧力が閾値(例えば、最大踵圧力の50%)を超えたかどうかの判定を併せて行ってもよいし、行わなくてもよい。
S2−1の判定がNOの場合、制御装置6(圧力解析部61)は、踵圧力の上昇を待つ。S2−1の判定がYESの場合、制御装置6(圧力解析部61)は、感圧センサ32の出力が0になったかどうかを判定する(S2−2)。S2−2の判定がNOの場合、制御装置6(圧力解析部61)は、踵圧力が0になるのを待つ。S2−2の判定がYESの場合、制御装置6(圧力解析部61)は、感圧センサ32の出力が0になった時刻t1を計時装置4から取得する(S2−3)。
続いて、制御装置6(圧力解析部61)の指示に基づき、制御装置6(加速度解析部62)は、加速度センサ2が出力する加速度を、例えば20msごとに取得し、記憶装置7の加速度値記憶エリアに、計時装置4が出力する時刻と対応付けて順次保存する(S2−4)。なお、加速度値記憶エリアは、データの後入れ先出しを行うスタックエリアとして構成されている。
次に、制御装置6(圧力解析部61)は、感圧センサ31の出力において、つま先圧力が0になったかどうかを判定する(S2−5)。S2−5の判定がNOの場合、処理はS2−4に戻る。S2−5の判定がYESの場合、S2−6の下記処理を実行する。S2−6では、制御装置6(演算部63)は、制御装置6(圧力解析部61)の指示に基づき、時刻t1以降に加速度センサ2が出力した加速度を用いて、時刻t1から現在時刻までの期間について、1回の定積分を行うことにより、足の上昇速度を求める。なお、制御装置6(加速度解析部62)が、加速度センサ2の出力を例えば20msごとに取得する場合、時刻t1から20msずつ時間が経過するごとに、上記定積分を行う。求めた上昇速度は、記憶装置7の速度値エリアに順次保存される(S2−7)。速度値エリアは、データの後入れ先出しを行うスタックエリアとして構成されている。
さらに、制御装置6(演算部63)は、上昇速度0を算出したかどうかを判定する(S2−8)。S2−8の判定がNOの場合、処理はS2−6に戻る。S2−6の判定がYESの場合、制御装置6(演算部63)は、上昇速度が0になったときの時刻t6を、図4に示す最高点到達時刻として、記憶装置7の特定時刻記憶エリアに保存する。続いて、制御装置6(演算部63)は、記憶装置7から時刻t1および時刻t6を読み出すとともに、時刻t1から時刻t6までの期間に含まれる加速度を読み出し、当該期間について加速度の定積分を2回行う(S2−10)。この演算の結果が、足の上がり高さHとして求まり、記憶装置7の足上げ高さ記憶エリアに保存される。S2−10の処理が終わると、S2−1に処理が戻り、新たな一歩について、S2−1〜S2−10の処理が繰り返される。
なお、上記S2−5からS2−10に至る処理において、制御装置6(圧力解析部61)は、つま先圧力が0になった時刻t4を計時装置4から取得し、記憶装置7の特定時刻記憶エリアに保存するようにしてもよい。そして、S2−10において、制御装置6(演算部63)は、記憶装置7から時刻t4および時刻t6を読み出すとともに、時刻t4から時刻t6までの期間に含まれる加速度を読み出し、当該期間について加速度の定積分を2回行ってもよい。さらに、S2−9の後に、踵圧力またはつま先圧力が再び上昇を開始する時刻t7または時刻t8を計時装置4から取得し、記憶装置7の特定時刻記憶エリアに保存するようにしてもよい。そして、S2−10において、制御装置6(演算部63)は、記憶装置7から時刻t6および時刻t7または時刻t8を読み出すとともに、時刻t6から時刻t7または時刻t8までの期間に含まれる加速度を読み出し、当該期間について加速度の定積分を2回行ってもよい。
図3のフローと図5のフローとを比較すると、圧力センサ3を用いる図5のフローの方が、実行するステップの数が少なく、処理を戻してやり直すステップの数も少なくなるため、足の上がり具合情報を求めるための処理時間を短縮できるといえる。
〔実施形態3〕
歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50の具体的な構成例を、図7を参照して説明する。図7は、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50の具体的な構成例を示す図であり、(a)は模式的な平面図、(b)は側面図である。
図7の(a)に示すように、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50は、履物用センサシート100の一部として構成されている。履物用センサシート100は、ユーザ101の前記履物100Aに対して着脱する中敷として用いられたり、通常の中敷と併用して用いられたり、あるいは、履物100Aの足底を構成するソール部材内に埋め込んで用いられる。
履物用センサシート100は、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50と、配線43を介して着脱されるシート本体44を備えている。シート本体44は、履物の足底に適合する形状を備えており、履物100Aを履いたユーザ101の足が地面に接しているか、浮いているかを検知する感圧センサ31,32を備えている。感圧センサは少なくとも1つでよく、シート本体44に感圧センサを設ける位置としては、踵領域またはつま先領域が好ましく、つま先領域がより好ましい。また、感圧センサは、足圧の大きさの変化を連続的または段階的に検知する圧力センサであってもよいし、足が接地したか浮き上がったかの2状態を接点の離接などによって検知する簡易型センサであってもよい。シート本体44には、感圧センサ以外に、足裏における足圧の分布を検出する複数の圧力センサを設けてもよい。この形態では、複数の圧力センサの少なくとも1つを感圧センサ31または32として兼用することができる。感圧センサ31,32および複数の圧力センサを、上記圧力センサ3とみなすことにする。圧力センサ3は、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50から電力の供給を受ける。
配線43は、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50と圧力センサ3とを電気的に接続するものである。配線43は、シート本体44から外部に引き出されている。なお、配線43は、それ自体が防水されたフレキシブル配線であることが好ましい。
図7の(b)によれば、履物用センサシート100を側面から見ると、シート本体44の厚みはほぼ均一である。また、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50の最上部は、シート本体44の最上部より高くなっている。ユーザ101が、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50から足裏に受ける違和感を小さくし、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50に足圧がなるべくかからないようにすることが好ましい。そのためには、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50の厚みを薄くすると共に、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50を土踏まず領域に配置することが好ましい。土踏まず領域は、足底の全体領域の中で足圧が相対的に小さくなる領域である。
履物用センサシート100を、履物100Aに対して着脱できるようにした場合、各種の履物に共用することができる。また、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50を、履物用センサシート100に対して着脱できるようにした場合、シート本体44か、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50かのいずれかが故障した場合に、全部を交換する必要が無くなる。また、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50がバージョンアップされた場合に、シート本体44の使用を継続し、歩行状態検出装置1Aまたは歩行状態検出通信装置50だけを交換することができるので、ユーザにとってメッリトが大きくなる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
歩行状態検出装置1、1Aの制御装置6における制御ブロック(特に圧力解析部61、加速度解析部62および演算部63)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、歩行状態検出装置1、1Aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などとして機能する記憶装置7を備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る歩行状態検出装置(1,1A)は、ユーザ(101)の少なくとも一方の足に装着された状態で、少なくとも鉛直方向の加速度を検出する加速度センサ(2)と、上記加速度センサ(2)の出力を用いて、上記ユーザ(101)の歩行中に上記足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間、または、上記足が上記最高点から下降して地面に接するまでの下降期間を特定するとともに、上記上昇期間または上記下降期間に対応する上記加速度センサ(2)の出力を2回積分することによって、上記足が地面からどのくらい上がっているかを表す足の上がり具合情報を求める制御装置(6)とを備えている。
上記の構成によれば、上記加速度センサの出力は、ユーザの歩行(走行も含む)に伴って変動し、足が地面から離れるとき(浮上開始時)、地面から離れた足が最高点に到達するとき、および足が地面に着くとき(接地開始時)には、それぞれ固有の変動が現れる。そこで、制御装置は、加速度センサの出力を解析することにより、ユーザの歩行中に足が地面から離れている浮上期間のうち、前半の上昇期間、または後半の下降期間を特定することができる。
特定した上昇期間または下降期間に対応する加速度センサの出力を2回積分すると、地面から離れた足が最高点付近に到達したときの高さの目安を表す値が得られる。したがって、この値を足の上がり具合情報として利用することができる。
なお、上記態様1に係る歩行状態検出装置の上記制御装置を、「上記上昇期間または上記下降期間に対応する上記加速度センサの出力を特定する」処理を行うだけにとどめてもよい。その場合、「加速度センサの出力を2回積分することによって、上記足が地面からどのくらい上がっているかを表す足の上がり具合情報を求める」演算を、歩行状態検出装置と通信する携帯型通信装置またはサーバコンピュータが備えた演算装置が行えばよい。この点は、後述する態様5に係る歩行状態検出装置の制御装置についても同様である。
本発明の態様2に係る歩行状態検出装置(1)では、上記態様1において、上記制御装置(6)は、第1基準時間(基準時間T3)以上、第2基準時間(基準時間T4)以内に、上記加速度が0から基準値以上に上昇した後、0に下がった場合に、上記加速度が0から立ち上がったときの第1時刻(時刻t3)を特定し、上記第1時刻(時刻t3)以降に、上記加速度を1回積分することを繰り返すことにより、上記足が地面に対して昇降する速度情報の変動を取得し、上記速度情報が0になったときの第2時刻(時刻t6)を特定し、上記第1時刻(時刻t3)から上記第2時刻(時刻t6)に至るまでの期間を上記上昇期間として求めてもよい。
上記の構成によれば、第1基準時間および第2基準時間で規定されて加速度が上昇および下降する事象と、速度情報が0になる事象とが組み合わさって発生したことを制御装置が検出することによって、制御装置は上昇期間を精度よく特定することができる。なお、速度情報が0になったときは、地面から離れた足が最高点に到達したときに相当している。
本発明の態様3に係る歩行状態検出装置(1)は、上記態様2において、上記制御装置(6)は、上記第2基準時間(基準時間T4)より短い第3基準時間(基準時間T2)以内に、上記加速度が0から上記基準値以上に上昇した後、0に下がった場合に、上記加速度が0から立ち上がったときの第3時刻(時刻t0)を特定し、上記第3時刻(時刻t0)の特定に続いて、上記第1時刻(時刻t3)および上記第2時刻の(時刻t6)特定を行ってもよい。
上記の構成によれば、第3基準時間は、上記第2基準時間より短いので、上記第1基準時間および第2基準時間で規定された加速度の上昇下降(αとする)よりももっと素早い加速度の上昇下降(βとする)が、上記第1時刻を特定する前、つまり上昇下降(α)の前に発生する。したがって、制御装置は、相対的に素早い上昇下降(β)の後に続いて、相対的に緩やかな上昇下降(α)が発生したことを検出することによって、上記第1時刻の特定精度を高めることができる。
本発明の態様4に係る歩行状態検出装置(1)は、上記態様3において、上記制御装置(6)は、上記第3時刻(時刻t0)から上記第2時刻(時刻t6)に至るまでの期間を上記上昇期間として求めてもよい。
上記の構成によれば、相対的に素早い上昇下降(β)は、歩行における踵の上がり始めに発生しやすく、上昇下降(β)に続く相対的に緩やかな上昇下降(α)は、つま先が地面から離れるときに発生しやすい。したがって、第3時刻から第2時刻に至るまでの期間、つまり踵の上がり始めから足が最高点に到達するまでの期間を求めると、より正確な上昇期間を求めることになる。この結果、制御装置は、より精度の高い足の上がり具合情報を求めることができる。
本発明の態様5に係る歩行状態検出装置(1A)は、ユーザ(101)の少なくとも一方の足に装着された状態で、少なくとも鉛直方向の加速度を検出する加速度センサ(2)と、上記足の裏が地面から浮いているか否かを検出する少なくとも1つの感圧センサ(3)と、上記加速度センサ(2)の出力と上記感圧センサ(3)の出力とを用いて、上記ユーザの歩行中に上記足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間、または、上記足が上記最高点から下降して地面に接するまでの下降期間を特定するとともに、上記上昇期間または上記下降期間に対応する上記加速度センサ(2)の出力を2回積分することによって、上記足が地面からどのくらい上がっているかを表す足の上がり具合情報を求める制御装置(6)とを備えている。
上記の構成によれば、感圧センサを備えたことによって、足の裏が地面から浮いた時刻を、加速度の変動を解析して特定するよりも精度よく特定することができる。したがって、上昇期間または下降期間をより精度よく特定できる歩行状態検出装置を提供することができる。
本発明の態様6に係る歩行状態検出装置(1A)は、上記態様5において、上記制御装置(6)は、上記少なくとも1つの感圧センサ(3)の出力を監視することによって、上記足の裏が地面から浮いた第4時刻(時刻t1)を特定し、上記第4時刻(時刻t1)以降に、上記加速度を1回積分することを繰り返すことにより、上記足が地面に対して昇降する速度情報の変動を取得し、上記速度情報が0になったときの第5時刻(時刻t6)を特定し、上記第4時刻(時刻t1)から上記第5時刻(時刻t6)に至るまでの期間を上記上昇期間として求めてもよい。
本発明の態様7に係る歩行状態検出装置(1、1A)では、上記態様1または5において、上記足の裏の踵部分が地面から浮いているか否かを検出する第1の感圧センサ(32)と、上記足の裏のつま先部分が地面から浮いているか否かを検出する第2の感圧センサ(31)とを備え、上記制御装置(6)は、上記第1の感圧センサ(32)の出力または上記第2の感圧センサ(31)の出力を監視して、上記踵部分または上記つま先部分が地面から浮いた第6時刻(時刻t1または時刻t4)を特定し、上記第1の感圧センサ(32)および上記第2の感圧センサ(31)の各出力を監視して、上記各出力がともに0になる足浮上期間を特定し、上記足浮上期間において、上記加速度を1回積分することを繰り返すことにより、上記足が地面に対して昇降する速度情報の変動を取得し、上記速度情報が0になったときの第7時刻(時刻t6)を特定し、上記第6時刻(時刻t1または時刻t4)から上記第7時刻(時刻t6)に至るまでの期間を上記上昇期間として求めてもよい。
上記の構成によれば、第1の感圧センサおよび第2の感圧センサを備えたことによって、足の裏が地面から浮いた時刻を、加速度の変動を解析して特定するよりも容易に特定することができる。
また、踵部分およびつま先部分の両方が地面から浮いた足浮上期間を、精度良く特定することができる。
したがって、精度良く特定した足浮上期間内で、速度情報が0になる事象、つまり地面から離れた足が最高点に到達する事象を検出する精度が向上するので、制御装置は上昇期間を一層精度よく特定することができ、足の上がり具合の情報の精度をさらに高めることができる。
本発明の態様8に係る歩行状態検出システムは、上記態様1から7のいずれかに記載の歩行状態検出装置(1、1A)に、通信装置(無線通信装置5)を付加した歩行状態検出通信装置(50)と、上記歩行状態検出通信装置(50)と通信し、少なくとも上記足の上がり具合情報を上記歩行状態検出通信装置(50)から受信する携帯型通信装置(情報処理装置20)とを含んでいる。
上記の構成によれば、ユーザの歩行または運動に伴って、足の上がり具合情報が歩行状態検出装置において生成され、歩行状態検出通信装置から携帯型通信装置へ送信される。携帯型通信装置が表示装置または音声出力装置などの出力装置を備えていれば、ユーザは、歩行中または運動中に、足の上がり具合情報を確認することができ、良い歩き方の習得や運動競技の修練に活かすことができる。
なお、、上記態様1から7のいずれかに記載の歩行状態検出装置(1、1A)を備えた履物(100A)または中敷も、本発明に含めることができる。
上記の構成によれば、ユーザが上記履物または上記中敷を装着した履物を履いて歩行したり、運動したりすることにより、歩行時または運動時の足の上がり具合を示す情報を取得することができる。ユーザは、その情報を良い歩き方の習得に利用したり、運動競技の修練に活用したりできる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
1、1A 歩行状態検出装置
2 加速度センサ
3 圧力センサ(感圧センサ)
5 無線通信装置(通信装置)
6 制御装置
20 情報処理装置(携帯型通信装置)
31 感圧センサ(第2の感圧センサ)
32 感圧センサ(第1の感圧センサ)
50 歩行状態検出通信装置
100A 履物
101 ユーザ
T2 基準時間(第3基準時間)
T3 基準時間(第1基準時間)
T4 基準時間(第2基準時間)
t0 時刻(第3時刻)
t1 時刻(第4時刻、第6時刻)
t3 時刻(第1時刻)
t4 時刻(第6時刻)
t6 時刻(第2時刻、第5時刻、第7時刻)

Claims (8)

  1. ユーザの少なくとも一方の足に装着された状態で、少なくとも鉛直方向の加速度を検出する加速度センサと、
    上記加速度センサの出力を用いて、上記ユーザの歩行中に上記足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間、または、上記足が上記最高点から下降して地面に接するまでの下降期間を特定するとともに、上記上昇期間または上記下降期間に対応する上記加速度センサの出力を2回積分することによって、上記足が地面からどのくらい上がっているかを表す足の上がり具合情報を求める制御装置とを備えたこと
    を特徴とする歩行状態検出装置。
  2. 上記制御装置は、
    第1基準時間以上、第2基準時間以内に、上記加速度が0から基準値以上に上昇した後、0に下がった場合に、上記加速度が0から立ち上がったときの第1時刻を特定し、
    上記第1時刻以降に、上記加速度を1回積分することを繰り返すことにより、上記足が地面に対して昇降する速度情報の変動を取得し、
    上記速度情報が0になったときの第2時刻を特定し、
    上記第1時刻から上記第2時刻に至るまでの期間を上記上昇期間として求めること
    を特徴とする請求項1に記載の歩行状態検出装置。
  3. 上記制御装置は、
    上記第2基準時間より短い第3基準時間以内に、上記加速度が0から上記基準値以上に上昇した後、0に下がった場合に、上記加速度が0から立ち上がったときの第3時刻を特定し、
    上記第3時刻の特定に続いて、上記第1時刻および上記第2時刻の特定を行うこと
    を特徴とする請求項2に記載の歩行状態検出装置。
  4. 上記制御装置は、
    上記第3時刻から上記第2時刻に至るまでの期間を上記上昇期間として求めること
    を特徴とする請求項3に記載の歩行状態検出装置。
  5. ユーザの少なくとも一方の足に装着された状態で、少なくとも鉛直方向の加速度を検出する加速度センサと、
    上記足の裏が地面から浮いているか否かを検出する少なくとも1つの感圧センサと、
    上記加速度センサの出力と上記感圧センサの出力とを用いて、上記ユーザの歩行中に上記足が地面から離れ始めてから最高点に到達するまでの上昇期間、または、上記足が上記最高点から下降して地面に接するまでの下降期間を特定するとともに、上記上昇期間または上記下降期間に対応する上記加速度センサの出力を2回積分することによって、上記足が地面からどのくらい上がっているかを表す足の上がり具合情報を求める制御装置とを備えたこと
    を特徴とする歩行状態検出装置。
  6. 上記制御装置は、
    上記少なくとも1つの感圧センサの出力を監視することによって、上記足の裏が地面から浮いた第4時刻を特定し、
    上記第4時刻以降に、上記加速度を1回積分することを繰り返すことにより、上記足が地面に対して昇降する速度情報の変動を取得し、
    上記速度情報が0になったときの第5時刻を特定し、
    上記第4時刻から上記第5時刻に至るまでの期間を上記上昇期間として求めること
    を特徴とする請求項5に記載の歩行状態検出装置。
  7. 上記足の裏の踵部分が地面から浮いているか否かを検出する第1の感圧センサと、
    上記足の裏のつま先部分が地面から浮いているか否かを検出する第2の感圧センサとを備え、
    上記制御装置は、
    上記第1の感圧センサの出力または上記第2の感圧センサの出力を監視して、上記踵部分または上記つま先部分が地面から浮いた第6時刻を特定し、
    上記第1の感圧センサおよび上記第2の感圧センサの各出力を監視して、上記各出力がともに0になる足浮上期間を特定し、
    上記足浮上期間において、上記加速度を1回積分することを繰り返すことにより、上記足が地面に対して昇降する速度情報の変動を取得し、
    上記速度情報が0になったときの第7時刻を特定し、
    上記第6時刻から上記第7時刻に至るまでの期間を上記上昇期間として求めること
    を特徴とする請求項1または5に記載の歩行状態検出装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の歩行状態検出装置に、通信装置を付加した歩行状態検出通信装置と、上記歩行状態検出通信装置と通信し、少なくとも上記足の上がり具合情報を上記歩行状態検出通信装置から受信する携帯型通信装置とを含んでいること
    を特徴とする歩行状態検出システム。
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