JP2017216715A - セルラ基地局とそれを動作させる方法 - Google Patents

セルラ基地局とそれを動作させる方法 Download PDF

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Abstract

【課題】あるセルにおいて、全てのRRC接続状態のユーザ装置デバイスがアップリンクにおいて同期している状態を維持することが好ましいか、非同期の状態であることを許容することが好ましいかを認識する、セルラ通信ネットワークにおける基地局を動作させる方法を提供する。
【解決手段】基地局は、基地局によりサービスが提供されるセル内の負荷が閾値を超えるかの判定を行い、前記判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが該セルとのアップリンク同期状態を維持すべきか、アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかを判定し、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに信号を送信する。
【選択図】図3

Description

本開示は、セルラ通信ネットワークにおいて使用するための基地局とそれを動作させる方法に関する。
ロングタームエヴォシューション(LTE)のセルラネットワークでは、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)による規格において定義されるように、ユーザ装置(UE)デバイスに対するカバレッジ(coverage)は、進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)として知られる無線アクセスネットワークにより提供される。無線アクセスネットワーク内における、エアインタフェースを介してUEデバイスへサービスを提供するアクセスポイントまたは基地局は、進化型NodeBs(eNodeBsまたはeNBs)として知られる。セル内のUEデバイスは、無線リソース制御(RRC)アイドル状態またはRRC接続状態になり得る。UEがRRC接続状態にある場合、セル内ではアップリンク(UL)同期されているか、UL同期されていないかのいずれかである。
UEは、物理ランダムアクセスチャネル(PRACH)上での送信を除き、エアインタフェースを介してeNodeBへ信号を送信できるように、アップリンクにおいて同期しなければならない。すなわち、UEのアップリンクは、セルにおけるフレーム構成に時間同期する。
eNodeBは、そのeNodeBによりサービスが提供されるセルにおけるUEのUL同期状態上でいくつかの制御を行う。詳細には、セルにおけるUEのUL同期状態は、パラメータTimeAlignmentTimerを用いることによりある程度制御される。パラメータTimeAlignmentTimerは、3GPPの規格文書、TS 36.321 V12.2.1, Section 5.2に例示的に定義されている。
詳細には、時間調整(time alignment) タイマが動いている場合は、UEはUL同期される。しかし、時間調整タイマが時間切れになると、UEはUL同期を失う。したがって、UEは、時間調整タイマが動いている間に、プリアンブル以外のあらゆる信号を送信することのみが許可される。時間調整タイマは、UEが時間調整コマンドを受信した際に、開始または再び開始する。時間調整コマンドは、UEにタイミング前進(timimg advance)を使用することを命令するものである、これにより、UE送信は、セルにおける他のUEからの送信と時間調整されたものとなる。ゆえに、時間調整タイマは、時間調整コマンドを受信した後に、UEがどれくらい長くアップリンク時間調整されると考慮されるかを制御するために用いられる。しかしながら、時間調整タイマは、ゼロにセットされた場合は、決して時間切れせず、UEはUL同期を失わない。
UEは、異なる方法により時間調整タイマを受けとることが可能である。パラメータtimeAlignmentTimerCommonは、システム情報ブロックタイプ2(System Information Block Type 2)の一部として、eNodeBにより送信される。UEは、この情報を読み取ることができ、その後、RRC接続確立(RRC Connection Establishment)またはRRC接続再確立(RRC Connection Reestablishment)を実行する際に、パラメータtimeAlignmentTimerCommonの値に基づいて、時間調整タイマを設定する。しかしながら、UEは、他の場合において、時間調整タイマを設定するためにパラメータtimeAlignmentTimerCommonを使用しない。すなわち、UEが既にRRC接続状態にある間にパラメータtimeAlignmentTimerCommonに対する値が変化した際は、UEの時間調整タイマは変化しない。
パラメータtimeAlignmentTimerDedicatedは、MAC(媒体アクセス制御)- MainConfig Information Element の一部である。これは、RRC接続確立の一部としてのセットアップ手順において、またはRRC接続再構成の間に含むことができる。したがって、UEは、時間調整タイマを設定するためにパラメータtimeAlignmentTimerDedicatedを使用する。
UEがアップリンクにおいて同期している場合、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上で、例えばチャネル品質指標(CQI)に関連する報告、新しい送信のためのアップリンク共有チャネル(UL−SCH)を要求するためにUEによって使用されるスケジューリング要求(SR)信号、および、最良のアップリンクスケジューリングを決定するために各ユーザに対するアップリンクチャネル条件を推定するためにeNodeBによって使用されるサウンディング参照信号(SRS)など、種々の準静的なリソースを必要とする。
したがって、UEがアップリンク同期を失う場合、該UEがとり得る準静的なPUCCHリソースを解放する。これらのPUCCHリソースは、限定された量においてのみ利用可能である。
したがって、RRC接続状態のUEに対し、アップリンクにおいて非同期の状態となること、および、準静的なPUCCHリソースを解放することを許容することにより、全てのRRC接続状態にあるUEがアップリンクにおいて割り当てられた準静的なPUCCHリソースと同期している状況と比較して、RRC接続状態で維持可能なUEの数は増加する。
一つの例において、セルは、初期値がゼロに設定された時間調整タイマを伴って構成されており、全てのRRC接続状態のUEは、アップリンクにおいて同期状態が維持される。上述したように、これにより、RRC接続状態で維持することが許容されたUEの数が制約を受ける。該例において、セルは、時間調整タイマに対してゼロでない値をもつようにマニュアルで構成されることを許容され、RRC接続状態のUEはアップリンクにおいて非同期の状態を許容される。
3GPP技術仕様書TS 36.331 V11.2.0 chapter 6.3.2の”Radio resource control information element”には、timeAlignmentTimerの記述とUEがどのようにタイマ値を用いるかについての記述が含まれている。
RRC接続状態のUEにUL非同期となることを許容することにより、同期したUEがアップリンクのデータ送信を開始する場合よりも、同期していないUEがアップリンクのデータ送信を開始する場合の呼誤りの可能性がより高くなるという欠点が生じる。これは、再同期手順の失敗や準静的なPUCCHリソースをUEに割り当てるRRC再構成手順の失敗により起こり得る。
本発明の目的は、上記に挙げた少なくとも一つの欠点に対する解決策を提供することである。
本開示の第一の観点によれば、セルラ通信ネットワークにおける基地局を動作させる方法が提供される。基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイスは、データを送信するためにアップリンク上でセルと同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは、アップリンク上でセルと同期する状態を維持するか同期しない状態を維持することが可能である。方法は、基地局によってサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定を行う工程と、セル内の該特定の条件が満たされるかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルにアップリンク同期状態を維持すべきかアップリンク上で同期しない状態が許容されるべきかを判定する工程とを含む。RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期状態を維持すべきか、アップリンク上で同期しない状態が許容されるべきかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすために信号がユーザ装置デバイスへ送信される。
基地局によりサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定を行う工程は、セル内の負荷が閾値を超えるかについて判定する工程、および、セル内の負荷が閾値を超えると判定された場合に、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがアップリンク上で同期しない状態となることが許容されるべきかを判定する工程を含んでも良い。
基地局によりサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定を行う工程は、RRC接続状態のユーザ装置デバイスをデバイスの数の特定の閾値を比較する工程を含んでも良い。デバイスの数の特定の閾値は、セルにおける利用可能な物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースに基づいて変化する。
ユーザ装置デバイスが基地局とアップリンク同期するものと考慮されることがことが可能か否かを決定するためにユーザ装置デバイスにより使用される時間調整タイマ値は、全てのRRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するべきと判定された場合は、ゼロに設定され、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがアップリンク上でセルと同期しない状態が許容されるべきと判定された場合は、ゼロ以外の値に設定される。
RRC接続状態のユーザ装置デバイスの各々に対して、非アクティビティタイマが設定され得る。これは、ユーザ装置デバイスは非アクティブの場合にアイドルモードへ切り替えるべきか否かを判定する際に使用される。アクティビティタイマの値は、そのユーザ装置デバイスに対して直前に送信された時間調整タイマ値に基づいて設定される。
本開示の第二の観点によれば、セルラ通信ネットワークにおいて使用するための基地局が提供される。基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイスは、データを送信するためにアップリンク上でセルに同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは、アップリンク上でセルと同期する状態を維持するか同期しない状態を維持するかが可能となる。基地局は、基地局によりサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定、セル内の特定の条件が満たされるかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルにアップリンク同期する状態を維持すべきか、アップリンク上で同期しない状態が許容されるべきかについての判定、および、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルにアップリンク同期する状態を維持すべきか、アップリンク上で同期しない状態が許容されるかのについての判定に基づいて、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期した状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに対して信号の送信を行うように動作可能な処理手段を有する。
処理手段は、プロセッサとメモリを有し、該メモリは該プロセッサにより実行可能な命令を含む。
本開示の第三の観点によれば、プロセッサに第一の観点による方法を実行させるための命令を含む担体を有するコンピュータプログラム製品が提供される。
本開示の第四の観点によれば、少なくとも一つの基地局と複数のユーザ装置デバイスを含む、セルラ通信ネットワークを運用する方法が提供される。基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイスは、データを送信するためにセルとアップリンク同期する必要がある。無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは、セルと同期もしくは同期しない状態を維持することができる。方法は、基地局によりサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定を行う工程と、基地局によりサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルにアップリンク同期した状態を維持すべきか、アップリンク上で同期しない状態となることが許容されるべきかが判定される。RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルにアップリンク同期した状態を維持すべきか、アップリンク上で同期しない状態となることが許容されるべきかの判定に応答して、RRC接続されたユーザ装置デバイスがセルにアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすために信号がユーザ装置デバイスへ送信される。信号は、RRC接続されたユーザ装置デバイスにおいて受信され、該RRC接続状態のユーザ装置デバイスは、該受信した信号に応答して、セルとアップリンク同期することを維持するか、アップリンク上で同期しない状態となる可能性を許容するように動作する。
本開示の第五の観点によれば、複数のユーザ装置デバイスを有するセルラ通信ネットワークが提供される。基地局によってサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイスは、データを送信するためにセルとアップリンク同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは、セルに同期または同期しない状態を維持することができる。基地局は、該基地局によりサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定を行うように構成され、セル内の特定の条件が満たされるかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセル内でアップリンク同期する状態を維持すべきか、アップリンク上で同期しない状態が許容されるべきかを判定するように構成される。基地局は、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセル内でアップリンク同期する状態を維持すべきか、アップリンク上で同期しない状態が許容されるべきかを判定することに応答して、RRC接続されたユーザ装置デバイスがセル内でアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに信号を送信する。ユーザ装置デバイスは、信号を受信し、該受信した信号に応答して、セル内のアップリンク同期を維持するか、または、アップリンク上で同期しない状態でいることの可能性を許容するための動作を行うように構成される。
したがって、RRC接続されたUEがアップリンクにおいて同期しない状態を許容する可能性は、セルにおける状態により、そのように行うことに利点があると示唆される状況において利用される。
図1は、セルラ通信ネットワークの実施形態を示すブロック図である。 図2は、セルラ通信ネットワークにおける基地局の実施形態を示すブロック図である。 図3は、方法の工程の実施形態を示すフローチャートである。 図4は、方法の工程の実施形態を示すフローチャートである。 図5は、セルラ通信ネットワークにおける基地局の実施形態を示すブロック図である。 図6は、方法の工程の実施形態を示すフローチャートである。 図7は、方法の工程の実施形態を示すフローチャートである。
図1は、複数の基地局10、12を含むセルラ通信ネットワークの一部を示す。これらの基地局の各々は、セルラ通信ネットワークのコアネットワーク14との接続を有する。基地局10、12とコアネットワーク14との間の接続は、有線、無線、または有線と無線の接続の組み合わせであり得る。典型的なセルラ通信ネットワークは、ここに示した基地局より多くの基地局を有することが好ましいが、図1は、本方法の理解のために十分なネットワークを示す。
セルラ通信ネットワークは、あらゆる通信技術を利用しても良い。一つの実施形態において、セルラ通信ネットワークは、ロングタームエヴォリューション(LTE)の技術を用いて動作し、この説明は特定のネットワーク技術に関連する。しかし、ここに説明する方法は、あらゆる好適な無線セルラネットワークに利用されても良い。
LTEネットワークでは、無線アクセスネットワークは、進化型UMTS地上無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)として参照され、基地局10、12は、進化型NodeB、eNodeBまたはeNBとして参照される。コアネットワーク14は、それぞれが標準化された機能を実施する複数のノードを含む。本方法の理解のためには、LTEセルラ通信ネットワークの場合において、コアネットワーク14は、進化型パケットコア(EPC)の形式をとり、モビリティ管理エンティティ(MME)ノード16と、サービングゲートウェイ(SGW)18を含むことを明記することで十分である。
各基地局は、カバレッジエリア、またはセルにおけるデバイスに対するカバレッジを提供する。典型的なセルラ通信ネットワークでは、比較的大きいカバレッジエリアを有するマイクロセルを有し、該マイクロセルはともに、ネットワークによりサービスが提供される全エリアに渡るカバレッジを提供する。加えて、ネットワークによりサービスが提供されるエリアの一部において、追加的なカバレッジを提供する小さいセルが存在し、ここでは追加的な容量を必要とする需要が存在する。例えば、ビルにおける異なる部分内などの都市エリアにおいて、小規模のセルが提供され得る。基地局10、12は、小規模のセルの基地局またはマイクロセルの基地局の形態をとる。
方法は、各基地局が単一のセルのためにカバレッジを提供するという例を参照して説明されるが、無線アクセスネットワークにおける一つ以上の基地局が一つ以上のセルにサービスを提供する例にも適用可能である。
図1は、2つの無線デバイス20、22を示しており、これらはセルにおいて基地局10によりサービスが提供される。典型的なセルラ通信ネットワークは、図示するより多くの無線でバイスを含むことが理解されるだろう。しかしながら、図1では、本方法の理解のために十分なネットワークが示されている。
無線デバイス20、22は、セルラ通信ネットワークとの双方向通信に適している種類のものであり得る。例えば、デバイスは、移動している間にユーザにより操作可能なように意図される、移動電話、スマートフォン、ポータブルコンピュータなどであり得る。または、一般的に固定された位置から操作を行うように意図される、無線ルータのようなデバイスであり得る、または、移動している間または静止している間に人の直接的な介入なしに操作するように意図された、トラッキングデバイス、またはマシーンタイプ通信(MTC)を利用したデバイスであってもよい。典型的なネットワークでは、無線デバイスのほとんどは、ユーザ装置デバイス(UE)であり、この語はまた、伝統的なユーザ装置デバイス、他のデバイス、コンポーネント、要素、終端、または、通信システム内で音声、オーディオ、ビデオ、メディアまたはデータ交換を開始または受信可能な対象を記載する以下の説明において使用される。
図2は、セルラネットワークにおける基地局であり、基地局12などの他の基地局は一般的に同じ形態を有する、この場合は基地局10の一般的な形態を示す。詳細には、この例において、基地局10は、LTEネットワークで使用されるeNodeBであり、送受信/通信モジュール40とデータ処理制御部42を含む。
送受信/通信モジュール40は、アンテナ44との接続を介して、セルラ通信ネットワークにおいて無線インタフェースを介して必要な通信を提供することが可能である。したがって、この図示されたLTEのeNodeBでは、無線インタフェースを介した通信は、進化型UMTS地上無線アクセス(E-UTRA)プロセスを用いる。この図示された実施形態において、送受信/通信モジュール40は、ネットワークに存在するユーザ装置デバイスとシステムダウンリンクチャネルを介した通信が可能であり、システムアップリンクチャネルを介してユーザ装置デバイスにより送信された信号を受信することが可能である。
送受信/通信モジュール40はまた、セルラ通信ネットワークのコアネットワーク14と接続46を介して接続されている。より一般的には、送受信/通信モジュール40は、受信、送信を行うためのネットワークエレメント、および/または、それ以外にネットワーク環境におけるデータまたは情報を通信するためのネットワークエレメントを有する。
データ処理制御部は、少なくとも一つのプロセッサ48、少なくとも一つのメモリ50を有する。メモリ50は、ここに説明する様々な処理をプロセッサに実行させるための命令を含むプログラムを記憶する。
プロセッサ48は、ここに詳しく説明する操作を達成させるためのデータに関連するあらゆる種類の命令を実行するために、単一のデバイスまたは共に動作する複数のデバイスを含んでも良い。プロセッサ48は、固定されたロジックまたはプログラム可能なロジック(例えば、プロセッサにより実行されるソフトウェア/コンピュータの命令)を伴って動作し得る。こに記載する操作をプロセッサに実行させるための命令は、コンピュータプログラム製品として適切な担体上で提供され得る。
同様に、メモリ50は、単一のデバイスとして、または、ここに説明されるアクティビティを実行する際に使用される情報を記憶するために共に動作する複数のデバイスとして、供給され得る。メモリ50は、固定または可動なコンポーネント、デバイス、要素または対象において、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)、フラッシュメモリなどの形態をとるか、またはこれらを含み得る。
図示されたLTEシステムにおいて、および他のシステムにおいて、UE20、22は、エアインタフェースを介してeNodeBへ信号を送信することができるように、アップリンクにおいて同期しなければならない。すなわち、UEのアップリンクはセルのフレーム構成と時間同期される。しかしながら、アップリンク送信に対する必要性がない場合は、UEは、アップリンクにおいて、同期した状態である必要がないことを明記することは重要である。UEがアップリンクにおいて同期していないのであれば、プリアンブル以外の部分を送ることが許容される前に、ランダムアクセス手順の手段により再同期する必要がある。
UEがアップリンクにおいて同期している場合、著しい性能の向上を提供するために、典型的には、物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)上で多様な準静的なリソースが割り当てられる。例えば、PUCCHリソースは、周期的なチャネル品質指標(CQI)に関連した報告のために提供される。CQIは、UEに対するダウンリンク(DL)の信号対干渉雑音比(SINR)についての情報をeNodeBへ供給するために使用される。この情報は、DLリンクアダプテーションのために使用される。DLのスループットは、UEが周期的なCQIに対するリソースを有していない場合、減少する。
UEにはまた、新しい送信のためのアップリンク共有チャネル(UL-SCH)を要求するためにUEにより使用されるスケジューリング要求(SR)信号のため、および、最良のアップリンクスケジューリングを決定する際に使用される各ユーザに対するアップリンク周波数分離されたチャネル状態を推定するためにeNodeBにより使用されるサウンディング参照信号(SRS)のためのPUCCHリソースが割り当てられ得る。
SRを受信した後、eNBは、リソースを提供するためにアップリンク(UL)許可をもって応答する。UEによりSRリソースが構成されない場合は、UEは、バッファ状態報告(BSR)をeNodeBへ送信し、ULリソースに対する要求をそのように示すために、競合ベースのランダムアクセス手順を用いる。ランダムアクセス手順は、SRを用いる手順よりも多くのシグナリングと多くの時間を必要とする。
UEは、典型的には、ランク表示(Rank Indication、RI)報告を送信するために使用できるPUCCHリソースも割り当てられる。ランク表示報告により、eNodeBは好適な送信モードを決定することが可能となる。
UEがアップリンク同期を失う場合、UEは、有し得る準静的なPUCCHリソースを解放する。
これらのPUCCHリソースは、限定した量において利用可能である。全てのUEがアップリンクにおけるアクティビティに無関係に、アップリンクにおいて同期されている場合、固定数のUEのみが、準静的なリソースを利用することができる。固定数のUEより多くのUEがRRC接続状態の場合、該固定数を超えた分のUEは、準静的なPUCCHリソースは割り当てられない。そして、それらのUEのスループットおよび遅延性能は、劣化してしまう。例えば、それらのUEにサウンディング参照信号(SRS)のためのリソースを割り当てることは不可能となり得る。
したがって、準静的なPUCCHリソースの量が、全てのRRC接続状態のUEへの割り当てに不十分である場合、RRC接続状態のUEに対して、アップリンクにおいて非同期となること、および、PUCCHリソースを解放することを許容することにより、eNodeBへ送信するデータを有する別のアクティブなUEは、RRC接続状態を維持し、割り当てられた準静的なPUCCHリソースを有し、アップリンクで同期した状態となる可能性が高くなる。
しかしながら、RRC接続状態のUEがアップリンクにおいて非同期となることを許容することは、同期状態のUEがアップリンクデータ送信を開始する場合より、非同期のUEがアップリンクデータ送信を開始するためにアップリンクの再同期を要求する場合の方が、呼誤りの確率がより高くなるという欠点が生じる。これは、再同期手順の失敗、または、それに続く、UEに準静的なPUCCHリソースを割り当てるRRC再構成手順、または、再同期の手順によりおこる遅延により生じる。
本開示は、以下のような認識から生ずるものである。すなわち、その認識は、あるセルにおいて、全てのRRC接続状態のUEがアップリンクにおいて同期している状態を維持し、非同期の状態のUEがアップリンクデータ送信を開始するためのアップリンク再同期を要求する場合の呼誤りの高い確率を避けることが好ましい場合であり、または、RRC接続状態のUEがアップリンクにおいて非同期の状態であることを許容し、非同期の状態のUEがアップリンクデータ送信を開始することを試みる場合に、たとえ、より高い確率の呼誤りのリスクを冒すとしても、RRC接続された状態に維持されるUEの数が増加することが好ましい場合であり得る。
図3は、例えばeNodeBの形態をとる基地局が、アップリンクにおいて同期している状態にある全てのRRC接続状態のUE20、22を伴って動作する場合に実施される第1の方法を示している。処理はステップ60で開始し、ステップ62へ進み、セルにおける特定の条件が満たされるかかが判定される。
この図示された例において、該特定の条件は、セルにおける負荷に関連する。したがって、ステップ62では、RRC接続状態のUEが第1の閾値の数を超えるかが判定される。もし、「負荷」として表示される、RRC接続状態のUEの数が第1の閾値の数を超えないならば、処理は終了するが、RRC接続状態のUEの数が第1の閾値の数を超えるのであれば、処理はステップ64へ進み、RRC接続状態のUEは非同期の状態であることが許容されるべきと判定される。
したがって、ステップ66では、RRC接続状態のUEに対して非同期となることが許容されるために必要な信号がUEへ送信される。これらのUEは、したがって、送信を可能にするためには、セル内で再同期する必要がある。
もしアクティブなUEだけがUL同期されているならば、これらのUEのみが準静的なPUCCHリソースを有することが必要とされる。結果として、セルにおいて必要とされる準静的なリソースの数は、全てのRRC接続状態のUEがPUCCHを有するより場合も少ない。これらはまた、PUCCH上でより少ない数の送信となり、結果として干渉が減少する。UEがアップリンク上で同期しない状態となる場合、それらのUEは、時間調整コマンドを必要としない。時間調整コマンドは、リソースだけでなく、eNodeBにおける高い優先度をもつリソースのスケジューリングを必要とし、また、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)、物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)、および物理ハイブリッドARQインジケーターチャネル(PHICH)上のリソースを必要とするため、このスケジューリングに対する必要性が避けられるということが利点となる。
また、UL同期していないUEは、アップリンク上で、周期的なチャネル品質指標(CQI)に関連する報告等の信号を送信せず、これによりUEの電力消費が削減される。
図4は、例えばeNodeBの形態をとる基地局が、RRC接続状態のUE20、22がアップリンクにおいて非同期であることが許容されているような方法で動作している場合に実施される第2の方法を示している。処理は、ステップ70で開始し、ステップ72へ進み、セルにおける特定の条件が満たされたかが判定される。
この図示された例において、該特定の条件はセルにおける負荷に関連する。したがって、ステップ72では、「負荷」として表示されるRRC接続状態のUEの数が第2の閾値の数より小さいかが判定される。RRC接続状態のUEが第2の閾値の数以上であれば、処理は終了するが、RRC接続状態のUEの数が第2の閾値の数より小さいのであれば、処理は74へ進み、全てのRRC接続状態のUEがアップリンク上で同期することが維持されるべきかと判定される。
したがって、ステップ76では、同期状態にある全てのRRC接続状態のUEを維持するために必要な信号がUEへ送信される。
UEは、スケジュールされることが必要ない場合にUL同期していないUEは、ランダムアクセス手順を通して再同期することが必要となる。ランダムアクセスに対するリンクバジェットの最も弱い部分が肯定応答モード(Acknowledged Mode (AM))シグナリングに対するリンクバジェットよりも弱い場合、再同期は失敗する。これにより、無線リンクの失敗と捉えられるため、呼は途絶えて(中断して)しまう。また、準静的なPUCCHリソースは、RRC再構成の手段によるUL再同期の後に直ちに割り当てられる必要がある。UL再同期とUEにおけるPUCCHリソースの実際の構成の時間との間、UEはSRまたはSRS、または周期的なCQIまたはRI報告を送信するためのリソースを有さない。また、再同期手順による遅延は、ハンドオーバ手順の失敗、または遅延の要件を有する他の手順の失敗を引き起こす可能性がある。
図3および図4に示される処理は、故に、セルの負荷が比較的高い場合に、セルにおけるRRC接続状態のUEがアップリンク上で非同期であることが許容されるように、共に作動する。その影響は、所与の時間において、セルにおいてRRC接続状態のUEの一部だけがアップリンク上で実際に同期されるということである。これにより、同じ量の準静的なPUCCHリソースを用いている間、より多くのUEがRRC接続状態を維持することが可能であるという利点が生じ、この利益は、必要な再同期の手順がUEの中断率(drop rate)を増加させるという欠点を上回るように考えられる。一方、セルの負荷が比較的低い場合、セルにおけるRRC接続状態のUEは、アップリンク上で同期状態を維持することが可能となる。これにより、必要な再同期手順がUEの中断率を増加させるという欠点が回避され、セルが追加的な容量を必要としない間、保存可能(retainability)主要評価指標(Key Performance Indicator、KPI)が維持される。
図3と図4に示される処理は、自動的に作動し、必要であれば余分の容量を取得することが許容される無線アクセスネットワークにおけるいくつかのノードまたは全てノードにおいて利用されることが可能であり、特に、ビジーピリオドの間でUL再同期の利用にのみ必要となるセルにとっては特に有益である。
一つの例において、例えばeNodeBの形態をとる基地局は、セルにおける全てのRRC接続状態のUEがアップリンク上で同期状態にある一つのモードと、セルにおけるRRC接続状態のUEがアップリンク上で非同期となることが許容される別のモードとの間を切り替えるように動作する。別の例において、全ての接続状態のユーザ装置へ結果が適用されなくとも、同じ処理が利用され得る。例えば、UL同期を失うことが常時許容されている一つ以上の特定の種類のユーザ装置(例えば機械間通信に対して使用されるデバイス)が存在し得る。別の例において、アップリンクにおいて非同期となることが許容されず、特定のサービス品質(QoS)にしたがって動作するUEが存在し得る。
その場合、基地局は、非同期となることが常に許容されているデバイスを除いた全てのRRC接続状態のUEがアップリンク上で同期する状態が維持されるように構成される一つのモード、または、セルにおける全てのRRC接続状態のUEがアップリンク上で非同期となることが許容される別のモードとを切り替えるように動作する。
図3と図4に示される処理は各々、セルにおける特定の条件が満たされるかに基づく決定を行う。そして、図示された例において、特定の条件はセルにおける負荷に関連する。しかしながら、他の条件も、セルにおけるRRC接続されたUEがアップリンク上で同期する状態を維持すべきか、非同期となることが許容されるかについての決定のための判断材料として用いられる。
例えば、一つの特定のリソース、例えばSRまたはCQI等の一つ特定のリソースまたはリソースの組み合わせのリソース利用度を測定し、これらの利用度の測定を行うことが可能である。
図5は、図3と図4に示した方法を実行するための、一つの実施形態による、図1におけるeNodeB10または12として利用されるeNodeB130を示すブロック図である。したがって、eNodeB130は、基地局によってサービスが提供されるセル内の特定の条件が満たされるかについての判定を行うモジュール132を主に含む。一つの実施形態において、これは、セル内の負荷を判定することを含む。eNodeB130はまた、セル内の特定の条件が満たされるかについての判定に応答して、セルにおいて再同期する可能性を利用するかを決定するモジュール134を含む。すなわち、一つの実施形態において、それは、接続されたユーザ装置デバイスがセルにアップリンク同期した状態を維持すべきか、または、接続されたユーザ装置デバイスがアップリンク上で同期しない状態であることが許容されるべきかを判定するためのものである。eNodeB130はまた、接続されたユーザ装置デバイスに信号を送信し、接続されたユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期した状態にあるか否かを作用させるモジュール136を含む。図5に示されるモジュール(または「手段」)は、図2に示されるプロセッサ48上で動くコンピュータプログラムとして実装される。
図3と図4は、第1の閾値の数と第2の閾値の数をそれぞれ使用した場合の処理を示している。第1の閾値の数と第2の閾値の数は、システリシスの要素を導入するため、および、基地局が2つのモードの間の切り替えを頻繁に行うことを防ぐために、等しくても良い。また、第1の閾値の数は、第2の閾値の数より大きくても良い。
第1の閾値の数と第2の閾値の数は、それぞれ図3と図4に示される処理において使用される。第1の閾値の数と第2の閾値の数は、あらかじめ決められた固定値であってもよく、また時間とともに変化する値であっても良い。
図6は、第1の閾値の数と第2の閾値の数が変化される際の処理を示している。
ステップ80において、例えばeNodeBの形態をとる基地局は、利用可能な物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)リソースを測定し、ステップ82において、基地局は利用可能なPUCCHリソースに基づいて第1の閾値の数と第2の閾値の数を設定する。したがって、基地局が利用可能なPUCCHリソースが比較的大きいと判断した場合、基地局は、アップリンク上で同期状態にあり、比較的に多い数のRRC接続状態のUEへPUCCHリソースを割り当てることができるため、比較的に大きい値を第1の閾値の数と第2の閾値の数に設定する。反対に、基地局が、利用可能なPUCCHリソースの数が比較的少ないと判断した場合、基地局はアップリンク上で同期した状態にあり、より少ない数のRRC接続状態のUEへPUCCHリソースを割り当てることが可能なので、比較的小さい値を第1の閾値の数と第2の閾値の数に設定する。これにより、RRC接続状態のUEが非同期となることが許容されるモードへ、有利に移動することができる。
一つの例として、第1の数の閾値と第2の数の閾値は、スケジューリング要求を送信するためにPUCCHリソースを取得することが可能なUEの数に基づいて設定され得る。
図7は、図3と図4に示されるような処理のシグナリング図を詳細に示している。図7における処理は、ステップ100から開始し、ここで、UEはRRC接続モードにおいて動作する。図7において示される図示化された処理のために、UEがeNodeBとアップリンク同期しているか否かは関係ない。
図7に示される処理は一例であり、基地局が、各UEにおける時間調整タイマの操作を制御する信号を送信することにより、RRC接続状態のUEがアップリンク上で同期状態を維持するか、または、該UEが非同期となることが許容されるかに影響を及ぼす。この例において、セルにおける各UEのUL同期状態は、パラメータtimeAlignmentTimerを用いることにより制御される。パラメータtimeAlignmentTimerは、例として、規格文書3GPP TS 36.321 V12.2.1, Section 5.2において定義されている。
詳細には、時間調整タイマが動いている場合は、UEはUL同期される。しかし、時間調整タイマが時間切れになると、UEはUL同期を失う。時間調整タイマは、UEが時間調整コマンドを受信した際に開始または再開する。時間調整コマンドは、UEにタイミング前進(timimg advance)を使用することを命令するものである、これにより、UE送信は、セルにおける他のUEからの送信と時間調整されたものとなる。ゆえに、時間調整タイマは、時間調整コマンドを受信した後に、UEがどれくらい長くアップリンク時間調整されると考慮されるかを制御するために用いられる。しかしながら、時間調整タイマは、ゼロにセットされた場合は、決して時間切れせず、UEはUL同期を失わない。
図7に示される処理のステップ102では、eNodeBは、動作モードが変更されると決定する。例えば、図3のステップ64または図4のステップ74において示されるような判定に従う。すなわち、全てのRRC接続状態のUEはアップリンク上で同期されている状態であれば、UEは非同期となることが許容されるべきと決定される。反対に、RRC接続状態のUEがアップリンク上で非同期となることが許容されているならば、UEは同期状態を維持すべきと決定される。
ステップ102において示される例において、この決定は、パラメータtimeAlignmentTimerDedicatedの値を変化することにより行われる。このパラメータは、MAC - MainConfig Information Element の一部である。
従って、パラメータtimeAlignmentTimerDedicatedの値が変化した後の接続確立手順を実行するUEは、RRC接続確立メッセージにおいて構成される新しいパラメータ値を受け取るだろう。同様に、RRC再確立を介してセルに入る(再度入る)UEは、再確立の手順の間、パラメータtimeAlignmentTimerDedicatedの新しい値を受け取る。また、ハンドオーバを介してセルに入るUEは、ハンドオーバコマンドによって構成された新しい値を取得する。
しかしながら、パラメータtimeAlignmentTimerDedicatedの値が変わる前にRRC接続モードの状態にあるUEは、RRC接続再構成を行うまで、古い値を用い続ける。
ステップ104において、eNodeBは、RRC接続された各UEに直前に送信されたパラメータtimeAlignmentTimerDedicatedの値を監視することを続ける。timeAlignmentTimerDedicatedパラメータの値を変更することは、UEにより使用されるこのパラメータの値を直ちに変更することではない。従って、ステップ102における変更の後の時間において、変更した値を用いるUEと同様、パラメータの前の値を用いるUEが存在し得る。
より詳細には、時間調整タイマが、UEの同期状態を維持するためにゼロに設定され、UEに非同期となることを許容するために非ゼロが設定された環境において、ゼロに設定された時間調整(Time A;ognment (TA))タイマを有するUEと、ゼロと等しくない値に設定されたTAタイマ値を有するUEが混在する。TAタイマは、UEが、時間調整整合コマンドを受信した後に、アップリンク時間調整が行われるために、どれくらい長い間、関連したタイミング前進グループ(TAG)に属するサービングセルを考慮するかを制御するために用いられる。
(非アクティビティブタイマにより設定された)特定の時間の間で非アクティブであるUEは、eNodeBにより、RRC接続モードとRRCアイドルモードとを切り替えられることが可能である。この切り替えは、RRC接続されているUEがアップリンク上で同期された状態であるか、非同期であることが許容されているかに独立して、実行される。しかしながら、アイドルモードにあるUEが送信を行う場合に、RRCアイドルモードからRRC接続モードへの切り替えには、典型的には200msから300msの時間が掛かるという欠点があり、したがって、ユーザにより気付かれる可能性がある。一方、非同期の状態にあるUEは、ほんのわずかなシグナリングで再同期することができ、これは典型的には、20msから30msの時間である。
アップリンク上で非同期のRRC接続状態のUEは、同期状態を維持するUEよりも少ないリソースを用いているので、UEをアイドルモードへ切り替えるようなことはほとんど必要なく、これによりこの切り替えに関連する欠点が緩和される。
したがって、非アクティビティタイマは、非同期となることが許容されるUEのために、より長い時間が設定することが可能である。したがって、図7に示す処理のステップ106では、非アクティビティタイマの値が、各UEに対して設定される。より詳細には、非アクティビティタイマは、非同期となることが許容されているUEのために、より大きい値を設定することが可能であり、これによりUL再同期を利用する。
ステップ108は、UEがRRC接続再構成を行うことを示している(RRC接続確立またはRRC接続再構成を行うUEに対して、同じ状況が適用され得る)。
この処理の間、ステップ110では、eNodeBは、ステップ102において送信されたtimeAlignmentTimerDedicatedパラメータのための値、特に、処理のステップ102にて設定されたtimeAlignmentTimerDedicatedパラメータのための値をUEへ送信する。
ステップ112では、UEは、timeAlignmentTimerDedicatedパラメータのための新しい値を受け取り、ステップ114において、UEは、この新しい値に基づいて、時間調整タイマを操作する。
すなわち、セルの負荷が高いと考えられるようなセルの状況の場合、または、セルのリソースが多く使用されているような場合、セルは、新しいUEと再確立されたUEと同様に、RRC再構成されたUEに対するUL再同期を利用することを開始する。したがって、RRC接続再構成を行うUEは、ゼロではないTAタイマ値を用いる。eNodeBが、時間調整タイマの時間より長い時間、時間調整コマンドを送信することを控えた場合、時間調整タイマは時間切れとなり、UEはアップリンク上で非同期となると考えられる。
セルの負荷が低いと考えられるようなセルの状況の場合、または、セルのリソースがあまり使用されていないような場合、セルは、新しいUEおよび再確立されたUEと同様に、RRC再構成されたUEに対して、UL再同期を導入すること停止する。したがって、RRC接続再構成を実行するUEは、ゼロのタイマ値を用い、たとえUEが比較的長い時間、時間調整コマンドを受信しなくとも、同期状態を維持する。eNodeBは、アップリンクのタイミングが、正しいULタイミングからかなり離れている場合に、時間調整コマンドをUEへ送信し、UL同期は維持される。
したがって、一つの実施形態において、再同期の利用は、UEにアップリンク上で非同期であることを許容するための非ゼロタイマ値を用いることによって制御され、また、UEが同期状態を維持するようにゼロのタイマ値を用いることによって、制御される。
代わりに、ゼロではない時間調整タイマ値を有する全てのUEを構成することにより、UL再同期の利用を制御することも可能である。したがって、セルにおける状況が許すのであれば(例えば、比較的負荷が低い状況)、適切な時間調整コマンドをUEへ送信することにより、全てのUEは常時UL同期した状態を維持することができる。セルにおける状況(例えば、負荷が比較的高い場合)により、UL再同期の利用が有益であることが提案される場合は、eNodeBは、時間調整タイマに提供された時間よりも長い時間、時間調整コマンドを送信することを控える。
アップリンク上で非同期のUEがeNodeBにおけるリソースをあまり必要としないという事実を有利に有し、電力消費が削減されるシステムが提供される、

Claims (20)

  1. セルラ通信ネットワークにおける基地局(10、12)を動作させる方法であって、該基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイス(20、22)はデータを送信するためにアップリンク上で前記セルに同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは前記アップリンク上の前記セルに同期する状態を維持するか同期しない状態を維持することが可能であり、該方法は、
    前記基地局によりサービスが提供される前記セル内における特定の条件が満たされるか否かについて判定を行う工程(62、72)と、
    前記セル内における前記特定の条件が満たされるか否かについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかを判定する工程(64、74)と、
    RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに信号を送信する工程(66、76)と、
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記基地局によりサービスが提供される前記セル内の前記特定の条件が満たされるか否かについての判定を行う工程(62、72)は、セル内の負荷が閾値を超えるかを判定する工程を含み、
    前記セル内の前記負荷が前記閾値を超える場合に、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがアップリンク上で非同期となることが許容されるべきであると判定する工程をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記基地局によりサービスが提供される前記セル内の前記特定の条件が満たされるか否かについての判定を行う工程(62、72)は、RRC接続状態のユーザ装置デバイスの数と、デバイスの数の特定の閾値とを比較する工程を有することを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
  4. セルにおいて利用可能な物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)に基づいて、前記特定の閾値の負荷を変化させる(82)工程をさらに有することを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
  5. ユーザ装置デバイスが前記基地局とアップリンク同期するものと考えることができるか否かを判定するために、ユーザ装置デバイスにより使用される時間調整タイマの値を設定する工程をさらに有し、
    全てのRRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルとアップリンク同期状態であるべきと判定された場合、前記時間調整タイマの値をゼロに設定し、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記アップリンク上で前記セルと非同期となることが許容されるべきと判定された場合、前記時間調整タイマの値をゼロでない値に設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
  6. RRC接続状態のユーザ装置デバイスの各々に関し、非アクティブの場合に前記ユーザ装置デバイスをアイドルモードへ切り替えるべきかを決定する際に使用される非アクティビティタイマ(106)を設定する工程をさらに有し、
    前記非アクティビティタイマの値は、該ユーザ装置デバイスに対して直前に送信された時間調整タイマの値に基づいて設定されることを特徴とする請求項5に記載の方法。
  7. セルラ通信ネットワークにおいて使用される基地局(10、12)であって、該基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイス(20、22)はデータを送信するためにアップリンク上で前記セルに同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは前記アップリンク上の前記セルに同期する状態を維持するか同期しない状態を維持することが可能であり、
    前記基地局によりサービスが提供される前記セル内における特定の条件が満たされるか否かについての判定(132)、
    前記セル内における前記特定の条件が満たされるか否かについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかの判定(134)、
    RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスへの信号の送信(136)、
    を行うように動作可能な処理手段(42)を有することを特徴とする基地局。
  8. 前記処理手段は、前記セル内の負荷が閾値を超えるか否かを判定することにより、前記基地局によりサービスが提供される前記セル内の前記特定の条件が満たされるか否かについての判定を行うように動作可能であることを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  9. 前記基地局によりサービスが提供される前記セル内の前記特定の条件が満たされるか否かについての判定は、RRC接続状態のユーザ装置デバイスと、デバイスの数の特定の閾値との比較を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の基地局。
  10. 前記処理手段は、セルにおける利用可能な物理アップリンク制御チャネルに基づいて、前記または各特定の閾値の負荷を変化させるように動作可能であることを特徴とする請求項8または9に記載の基地局。
  11. 前記処理手段は、ユーザ装置デバイスが前記基地局とアップリンク同期するものと考えることができるか否を判定するために、ユーザ装置デバイスにより使用される時間調整タイマの値を設定するように動作可能であり、
    全てのRRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルとアップリンク同期状態であるべきと判定された場合、前記時間調整タイマの値をゼロに設定し、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記アップリンク上で前記セルと非同期となることが許容されるべきと判定された場合、前記時間調整タイマの値をゼロでない値に設定するように動作可能であることを特徴とする請求項7から10のいずれか1項に記載の基地局。
  12. 前記処理手段は、RRC接続状態のユーザ装置デバイスの各々に関し、非アクティブの場合に前記ユーザ装置デバイスをアイドルモードへ切り替えるべきかを決定する際に使用される非アクティビティタイマ(106)を設定するように動作可能であり、
    前記非アクティビティタイマの値は、該ユーザ装置デバイスに対して直前に送信された時間調整タイマ値に基づいて設定されることを特徴とする請求項11に記載の基地局。
  13. 前記処理手段は、プロセッサ(48)とメモリ(50)を有し、前記メモリは前記プロセッサにより実行可能な命令を含むことを特徴とする請求項7に記載の基地局。
  14. セルラ通信ネットワークにおいて使用される基地局(10、12)であって、該基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイス(20、22)はデータを送信するためにアップリンク上で前記セルに同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは前記アップリンク上の前記セルに同期する状態を維持するか同期しない状態を維持することが可能であり、該基地局は、
    前記基地局によりサービスが提供される前記セル内における特定の条件が満たされるか否かについて判定を行う第1の判定モジュールと、
    前記セル内における前記特定の条件が満たされるか否かについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかを判定する第2の判定モジュールと、
    RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに信号を送信する送信モジュールと、
    を有することを特徴とする基地局。
  15. 前記第1の判定モジュールは、RRC接続状態のユーザ装置デバイスの数と、デバイスの数の特定の閾値を比較するように構成され、
    前記基地局は、さらに、
    全てのRRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルに同期した状態を現在維持している場合、RRC接続状態のユーザ装置デバイスの数を、デバイスの数の第1の閾値の数と比較し、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが非同期となることが現在許容されている場合、RRC接続状態のユーザ装置デバイスの数を、デバイスの数の第2の閾値の数と比較する比較モジュールをさらに有することを特徴とする請求項14に記載の基地局。
  16. セルラ通信ネットワークにおける基地局(10、130)を動作させる方法をプロセッサに実行させるための命令を含むプログラムであって、
    該基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイス(20、22)はデータを送信するためにアップリンク上で前記セルに同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは前記アップリンク上の前記セルに同期する状態を維持するか同期しない状態を維持することが可能であり、前記方法は、
    前記基地局によりサービスが提供される前記セル内における特定の条件が満たされるか否かについて判定を行う工程(62、72)と、
    前記セル内における前記特定の条件が満たされるか否かについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかを判定する工程(64、74)と、
    RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに信号を送信する工程(66、76)と、
    を有することを特徴とするプログラム。
  17. 少なくとも1つの基地局(10、12)と複数のユーザ装置デバイス(20、22)を有するセルラ通信ネットワークを運用する方法であって、該基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイス(20、22)はデータを送信するためにアップリンク上で前記セルに同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは前記アップリンク上の前記セルに同期する状態を維持するか同期しない状態を維持することが可能であり、前記方法は、
    前記基地局によりサービスが提供される前記セル内における特定の条件が満たされるか否かについて判定を行う工程(62、72)と、
    前記セル内における前記特定の条件が満たされるか否かについての決定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかを判定する工程(64、74)と、
    RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに信号を送信する工程(66、76)と、
    前記RRC接続状態のユーザ装置デバイスにおいて前記信号を受信する工程と、
    前記受信した信号に応答して、前記セルにアップリンク同期する状態を維持するか、前記アップリンク上で非同期となる可能性を許容するように、前記RRC接続状態のユーザ装置デバイスが動作する工程と、
    を有することを特徴とする方法。
  18. 前記ユーザ装置デバイスへ信号を送信する工程(66、76)は、ゼロまたはゼロ以外の値のいずれかをとるタイマの値を前記ユーザ装置デバイスへ送信する工程を有することを特徴とする請求項17に記載の方法。
  19. 少なくとも1つの基地局(10、12)と複数のユーザ装置デバイス(20、22)を有するセルラ通信ネットワークであって、該基地局によりサービスが提供されるセルにおけるユーザ装置デバイス(20、22)はデータを送信するためにアップリンク上で前記セルに同期する必要があり、無線リソース制御(RRC)接続状態のユーザ装置デバイスは前記アップリンク上の前記セルに同期する状態を維持するか同期しない状態を維持することが可能であり、
    前記基地局は、
    前記基地局によりサービスが提供される前記セル内における特定の条件が満たされるか否かについて判定を行い(62、72)と、
    前記セル内における前記特定の条件が満たされるか否かについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかを判定し(64、74)、
    RRC接続状態のユーザ装置デバイスが前記セルにアップリンク同期状態を維持すべきか、前記アップリンク上で非同期となることが許容されるべきかについての判定に応答して、RRC接続状態のユーザ装置デバイスがセルとアップリンク同期する状態を維持するか否かに影響を及ぼすためにユーザ装置デバイスに信号を送信する(66、76)ように構成され、
    前記ユーザ装置デバイスは、
    前記信号を受信し、
    前記受信した信号に応答して、前記セルにアップリンク同期する状態を維持するか、前記アップリンク上で非同期となる可能性を許容するように動作するように構成されることを特徴とするセルラ通信ネットワーク。
  20. 前記基地局は、ゼロまたはゼロ以外の値のいずれかをとるタイマの値を前記ユーザ装置デバイスへ送信するように構成され、
    前記ユーザ装置デバイスは、前記受信したタイマの値がゼロであれば、前記セルにアップリンク同期する状態を維持し、前記受信したタイマの値がゼロでない値であれば、前記アップリンク上で非同期となる可能性を許容するように構成されることを特徴とする請求項19に記載のセルラ通信ネットワーク。
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