JP2017215846A - 画像表示装置およびその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は誤入力による動作の発生を抑制できる、擬似タッチパネルを有する画像表示装置とその制御方法を提供することを目的とする。【解決手段】本発明の画像表示装置1は、表示部材10と、表示部材10の周縁の帯状領域11内の第1圧力センサ20〜23とを有する。表示部材10は、第1、第2方向X、Yに二等分割して区分けされた4つの四角形状領域A1〜A4を有し、一の領域A1の表示部材10の第1方向Xに延在した帯状領域11内に第1圧力センサ20〜23が複数並んで配置される。第1圧力センサ20〜23は表示部材10背面に形成され、表示部材10表面への付与圧力を検知する。一の領域A1の隅部Cから最遠の第1圧力センサ20の出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号の中で最大の場合にフィルタリング部が複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号をキャンセルする。【選択図】図1
Description
本発明は、擬似タッチパネルを有する画像表示装置とその制御方法に関する。
近年、スマートフォンやタブレット端末等のタッチパネルを備えた電子機器の普及が著しいが、大型テレビや電子看板(デジタルサイネージ)等の比較的大きいサイズのディスプレイの全面をタッチパネル化すると多大なコストを要する。また、ディスプレイの一部をタッチパネル化すると、電極の配置部分と配置されていない部分とで視認性が異なる場合がある。
このため、特許文献1に示すような静電容量方式の擬似タッチスクリーンが開発されている。擬似タッチスクリーンは、タッチパネルと同様の操作感を維持しつつ、ディスプレイの画面の高視認性および低コスト化を実現するものである。
このため、特許文献1に示すような静電容量方式の擬似タッチスクリーンが開発されている。擬似タッチスクリーンは、タッチパネルと同様の操作感を維持しつつ、ディスプレイの画面の高視認性および低コスト化を実現するものである。
しかし、特許文献1に示すような擬似タッチスクリーン(擬似タッチパネルを有する画像表示装置)の操作性、特に誤入力の検出については未だ改善の余地がある。
そこで、本発明は誤入力による動作の発生を抑制できる、擬似タッチパネルを有する画像表示装置とその制御方法を提供することを目的とする。
そこで、本発明は誤入力による動作の発生を抑制できる、擬似タッチパネルを有する画像表示装置とその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成し得た本発明の画像表示装置は、表示部材と、表示部材の周縁にある帯状領域内に形成されている第1圧力センサとを有するものであって、表示部材は、第1方向に二等分割、第2方向に二等分割して区分けされている4つの四角形状領域を有しており、一の領域において、表示部材の第1方向に延在している帯状領域内に、第1圧力センサが複数並んで配置されており、第1圧力センサは、表示部材の背面に形成され、表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものであり、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサからの出力信号が、複数の第1圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第1圧力センサの出力信号をキャンセルする点に要旨を有するものである。
本発明の画像表示装置では、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサを、第1方向における誤入力の検出に用い、その他の第1圧力センサを入力に用いる。表示部材の第1方向において入力部以外の部分を押すと、誤入力検出用の第1圧力センサからの出力信号が複数の第1圧力センサからの出力信号の中で最大となる。したがって、この場合の出力信号をフィルタリング部でキャンセルすることによって、第1方向での誤入力に起因する動作の発生を抑制できる。
本発明の画像表示装置では、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサを、第1方向における誤入力の検出に用い、その他の第1圧力センサを入力に用いる。表示部材の第1方向において入力部以外の部分を押すと、誤入力検出用の第1圧力センサからの出力信号が複数の第1圧力センサからの出力信号の中で最大となる。したがって、この場合の出力信号をフィルタリング部でキャンセルすることによって、第1方向での誤入力に起因する動作の発生を抑制できる。
さらに、複数の第1圧力センサを支持する支持部材を有することが好ましい。これにより、同じ荷重を掛けたときのセンサの反応を一定に保つことができるため、安定して圧力検出を行える。
さらに、一の領域において、表示部材の第2方向に延在している帯状領域内に、第2圧力センサが複数並んで配置されており、第2圧力センサは、表示部材の背面に形成され、表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものであり、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第2圧力センサからの出力信号が、複数の第2圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第2圧力センサの出力信号をキャンセルすることが好ましい。これにより、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第2圧力センサを第2方向における誤入力の検出に用いることができる。表示部材の第2方向において、入力部以外の部分を押すと、誤入力検出用の第2圧力センサからの出力信号が複数の第2圧力センサからの出力信号の中で最大となる。したがって、この場合の出力信号をフィルタリング部でキャンセルすることによって、第2方向での誤入力に起因する動作の発生を抑制できる。
表示部材は、押圧入力領域を有する操作画面を表示するものであることが好ましい。使用者は、表示された操作画面を押すことにより入力操作を行うことができる。
押圧入力領域は、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサを少なくとも除き、一の第1圧力センサに対し、一のアイコンを表示するものであることが好ましい。第1圧力センサとアイコンが1対1に対応付けられるため、押されたアイコンに対応する圧力センサを特定しやすくなる。
押圧入力領域は、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサを少なくとも除き、複数の第1圧力センサに対し、一のアイコンを表示するものであることが好ましい。このような画面は、例えば、音量や明るさの上げ下げ等の連続的に変化する値の調整を行うのに適しているからである。
また、本発明の画像表示装置の制御方法は、表示部材と、表示部材の周縁にある帯状領域内に形成されている第1圧力センサとを有しており、第1圧力センサは、表示部材の背面に形成され、表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものであり、表示部材は、第1方向に二等分割、第2方向に二等分割して区分けされている4つの四角形状領域を有しており、一の領域において、表示部材の第1方向に延在している帯状領域内に、第1圧力センサが複数並んで配置されている画像表示装置を準備する工程と、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサからの出力信号が、複数の第1圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第1圧力センサの出力信号をキャンセルする工程と、を含むことを特徴とするものである。本発明の画像表示装置の制御方法によれば、表示部材の第1方向において入力部以外の部分を押圧したときの複数の第1圧力センサの出力信号をフィルタリング部でキャンセルすることにより、第1方向での誤入力に起因する動作の発生を抑制できる。
本発明の画像表示装置の制御方法は、さらに、一の領域において、表示部材の第2方向に延在している帯状領域内に、第2圧力センサが複数並んで配置されており、第2圧力センサは、表示部材の背面に形成され、表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知する画像表示装置の制御方法であって、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第2圧力センサからの出力信号が、複数の第2圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第2圧力センサの出力信号をキャンセルする工程を含むことが好ましい。これにより、表示部材の第2方向において入力部以外の部分を押圧したときの複数の第2圧力センサの出力信号をフィルタリング部でキャンセルすることにより、第2方向での誤入力に起因する動作の発生を抑制できる。
本発明の画像表示装置およびその制御方法は、一の領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサを誤入力の検出用、その他の第1圧力センサを入力用としているため、表示部材の入力用の第1圧力センサから離れた位置が誤って押圧されても、第1圧力センサの出力信号をフィルタリング部でキャンセルすることによって、第1方向での誤入力に起因する動作の発生を抑制できるものである。
以下、本発明の画像表示装置およびその制御方法に関して、図面を参照しつつ具体的に説明するが、本発明はもとより図示例に限定される訳ではなく、前、後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
図1および図2は本発明の画像表示装置の平面図を表し、図1は、表示部材の周縁に好ましく設けられる額縁部材を外した状態を示している。また、図3は、図2の画像表示装置のIII−III断面図を表す。
本発明の画像表示装置1は、例えば、テレビ、パソコン、電子看板(デジタルサイネージ)、スマートフォンやタブレット端末等の電子機器に用いられる各種ディスプレイのうち特に大型のディスプレイであり、例えば、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、CRTディスプレイ、ELディスプレイ等がある。
本発明の画像表示装置1は、表示部材10と、該表示部材の周縁にある帯状領域11内に形成されている第1圧力センサとを有するものである。
表示部材10は、文字や図形を表示する部材であり、例えば、図3に示すように、画像表示装置が液晶ディスプレイの場合、表示部材10は表側光学シート12、液晶パネル14、背側光学シート13、バックライト15を含む。
画像表示装置の平面視で、表示部材10の形状は、例えば、正方形や長方形等の方形状、平行四辺形状等の四角形状が挙げられる。なお、表示部材の隅部は、角を落としたり、丸みを持たせていたり、あるいは切り欠いたりしてもよい。
本発明において、表示部材10の第1方向Xと第2方向Yは互いに異なる方向であればよいが、第1方向Xと第2方向Yは直交していることが好ましい。図1および図2において、第1方向Xは図面の横方向Xを示し、第2方向Yは図面の縦方向Yを示す。表示部材10の第1方向Xにおける全長XLと第2方向Yにおける全長YLは、一方が他方よりも長くてもよく、XLがYLと同じ長さであってもよい。図1では、XLがYLよりも長い例を示している。
表示部材10は、第1方向Xに二等分割、第2方向Yに二等分割して区分けされている4つの四角形状領域A1〜A4を有している。
表示部材10の周縁には帯状領域11が形成されている。本発明において「表示部材の周縁にある帯状領域」とは、帯状領域11が周縁を含み、周縁から所定長さ(幅)を有する領域であることを意味する。帯状領域11の幅は一定であってもよく、幅狭部や幅広部を有していてもよい。
第1方向Xと第2方向Yは直交していることが好ましいことから、第1方向Xに延在している帯状領域11の幅は、表示部材10の第2方向Yにおける全長YLの15%以下の長さであることが好ましく、より好ましくは10%以下、さらに好ましくは5%以下の長さである。同様に、第2方向Yに延在している帯状領域11の幅は、表示部材10の第1方向Xにおける全長XLの15%以下の長さであることが好ましく、より好ましくは10%以下、さらに好ましくは5%以下の長さである。なお、第1方向Xと第2方向Yに延在している帯状領域11の幅は同じであってもよく、異なっていてもよい。具体的な帯状領域11の幅は、表示部材10や圧力センサの大きさに応じて適宜設定すればよいが、例えば、10cm以下であることが好ましく、より好ましくは8cm以下、さらに好ましくは5cm以下である。
第1方向Xに延在している帯状領域11内に配置される第1圧力センサと、後述する第2方向Yに延在している帯状領域11内に好ましく配置される第2圧力センサとをまとめて「圧力センサ」と称することがある。
圧力センサは、表示部材の背面に形成され、表示部材10の表面に付与される圧力を出力信号として検知するセンサであり、例えば、抵抗変化方式、静電容量方式、感圧導電性ゴム、歪みゲージがある。図4は抵抗変化型の圧力センサの構成を示す概略構成図であり、図5は抵抗変化型の圧力センサの概略断面図である。圧力センサ60は、図5に示すように、薄い空気ギャップ65を介して配置された第1センサ基材61及び第2センサ基材63を有している。空気ギャップ65は、第1センサ基材61及び第2センサ基材63の周縁に設けられたスペーサ67によって維持されている。スペーサ67は、第1センサ基材61と第2センサ基材63とを固定する接着剤として機能してもよい。第1センサ基材61には、第2センサ基材63と対向する面に、抵抗材料69が形成されている。第2センサ基材63には、交互に配置された2組の櫛歯状の電極部71a、73aをそれぞれ有する一対の電極71、73が形成されている。圧力センサの各部材の形状は、特に制限されないが、平面視で例えば方形状や円形状に好ましく形成される。図4および図5には円形状の圧力センサの例を示す。
上記の構造において、第1センサ基材61及び第2センサ基材63が互いに接近するように表示部材10が押されると抵抗材料69が櫛歯状の電極部71a、73aに接触する面積が増大し、それにより一対の電極71、73の間のセンサ抵抗Rpが減少する。
第1センサ基材61及び第2センサ基材63の材料は、可撓性を有する絶縁性フィルムであり、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリエチレンナフタレート(PEN)、ポリイミド(PI)、ポリエーテルイミド(PEI)等でよいが、特にポリイミド基材からなることが好ましい。電極71、73は、例えば銀ペースト又は銅ペーストであるが、特に限定されない。ただし、電極71、73は、熱硬化型の導電ペーストからなることが好ましい。なお、電極は、金属箔、スパッタ膜、蒸着膜、ラミネート膜等、ペースト以外のものであってもよい。上記のように材料を選択することで、例えば圧力センサに非押圧状態において圧力が付与されている状態であっても、センサの信頼性及び耐久性を高く維持できる。
基準抵抗Rrefは、圧力センサの圧力変化によって変化する抵抗値を後段のAD変換部(ADC)77の動作に好適な電圧値に変化するための抵抗である。センサ抵抗Rpは、圧力センサに付与される圧力に応じて変化する抵抗であり、圧力センサが押圧されると値が下がる。基準電圧Vrefを印加する電圧印加部75はセンサ抵抗Rpの片側(電極71)に接続され、基準抵抗Rrefは接地されている。また、センサ抵抗Rpの反対側(電極73)と基準抵抗Rrefの一端が接続され、その接続点がAD変換部77に接続されている。押圧力により変化するセンサ抵抗Rpと、基準電圧Vrefに基づき、加えられた押圧力に比例する押圧電圧Vpressが次式のように発生する。
Vpress=Vref*Rref/(Rp+Rref)
Vpress=Vref*Rref/(Rp+Rref)
押圧電圧Vpressは、圧力センサからの検出信号としてAD変換部77に入力され、AD変換部77によってデジタル信号に変換される。押圧力が増加すると圧力センサにおけるセンサ抵抗Rpが減少するので、AD変換部77からの出力は増加する。なお、圧力センサに非押圧状態において圧力が付与されている場合は、第1センサ基材61及び第2センサ基材63が互いに近接しており、抵抗材料69が櫛歯状の電極部71a、73aに接触している。
変形例として、抵抗変化型圧力センサを次のように構成してもよい。図7は、抵抗変化型圧力センサの変形例の概略構成図を表し、図8は抵抗変化型圧力センサの変形例の概略断面図を表す。圧力センサ80は、第1電極81A及び第1抵抗材料83Aが順番に積層された第1プラスチックフィルム85Aを有している。また、圧力センサ80は、第2電極81B及び第2抵抗材料83Bが順番に積層された第2プラスチックフィルム85Bを有している。第1及び第2プラスチックフィルム85A、85Bは、第1及び第2抵抗材料83A、83B同士が向き合うように接着層87によって互いに接着されている。
図7では圧力センサ80の各部材は平面視で円形状であるが、例えば方形状であってもよく、形状は限定されない。
第1抵抗材料83Aは、第1電極81Aを覆うように第1プラスチックフィルム85A上に配置されている。第2抵抗材料83Bは、第2電極81Bを覆うように第2プラスチックフィルム85B上に配置されている。なお、抵抗材料は、いずれか一方のプラスチックフィルムに設けるだけでもよく、一方の電極を覆う状態に配置されていればよい。
第1抵抗材料83Aは、第1電極81Aを覆うように第1プラスチックフィルム85A上に配置されている。第2抵抗材料83Bは、第2電極81Bを覆うように第2プラスチックフィルム85B上に配置されている。なお、抵抗材料は、いずれか一方のプラスチックフィルムに設けるだけでもよく、一方の電極を覆う状態に配置されていればよい。
第1及び第2電極81A、81Bはコネクタ(図示せず)に接続されており、コネクタは画像表示装置に内蔵された圧力検出部(図示せず)に接続されている。
圧力検出部(図示せず)は、表示部材10が押圧操作された時の第1及び第2抵抗材料83A、83Bにおける抵抗の変化を検出する。この抵抗の変化の検出によって、第1及び第2抵抗材料83A、83Bに加えられる外力を検出することができ、表示部材10への荷重を検出できる。
圧力検出部(図示せず)は、表示部材10が押圧操作された時の第1及び第2抵抗材料83A、83Bにおける抵抗の変化を検出する。この抵抗の変化の検出によって、第1及び第2抵抗材料83A、83Bに加えられる外力を検出することができ、表示部材10への荷重を検出できる。
なお、この実施形態では抵抗材料同士の間には非押圧状態において隙間が確保されているが、非押圧状態において抵抗材料同士が当接していてもよいし、さらに非押圧状態において圧力が付与されていてもよい。
抵抗材料は、例えば、カーボンインキ、PEDOT、導電性粒子を含んだポリマーからなる。抵抗材料を構成する組成物は、外力に応じて電気抵抗値などの電気特性が変化する素材で構成されている。抵抗材料は、塗布によりプラスチックフィルムに配置できる。抵抗材料の塗布方法としては、スクリーン印刷、オフセット印刷、グラビア印刷、又はフレキソ印刷などの印刷法を用いることができる。
第1圧力センサは、一の領域A1において、表示部材10の第1方向Xに延在している帯状領域11内に複数並んで配置されている。表示部材10が押圧されて撓むことにより、表示部材10に設けられている第1圧力センサ20〜23が反応し、センサ抵抗Rpが減少して、AD変換部から出力信号が出力される。第1圧力センサ20〜23としては、上述した圧力センサ60、80を用いることができる。一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第1圧力センサ20からの出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23からの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号をキャンセルする。
本発明の画像表示装置1では、一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第1圧力センサ20を第1方向Xにおける誤入力の検出に用い、その他の第1圧力センサ21〜23を入力に用いる。
フィルタリング部は、圧力センサからの信号を制御する。具体的には、入力が予定されている領域(以下「入力部」と記載する)以外の入力を除去するものである。フィルタリング部は、画像表示装置1に物理的に設けられる抵抗やコンデンサ等を組み合わせた回路であってもよく、ソフトウェアで構成される機能であってもよい。一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第1圧力センサ20からの出力信号が複数の第1圧力センサ20〜23からの出力信号の中で最大であるとは、表示部材10の第1方向Xにおいて、入力部以外の部分が押圧されたということである。したがって、フィルタリング部では、このときの入力操作は誤入力であったとみなして、複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号をすべてキャンセルすることにより、第1方向Xでの誤入力に起因する動作の発生を抑制することができる。なお、本発明に係るフィルタリング部において「出力信号をキャンセルする」とは、出力信号を無視する、または出力信号を遮断するためのキャンセル信号を入力することを含む。
誤入力検出用の第1圧力センサ20以外の出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23からの出力信号の中で最大である場合には、適切に入力操作が行われたとみなすことができる。
第1圧力センサは、一の領域A1に配置されており、一の領域A1以外の他の領域A2〜A4には配置されないことが好ましい。誤入力の検出に係る装置の構造を簡素化できる。
圧力をバランスよく検出するため、複数の第1圧力センサは等間隔に配置されていることが好ましい。また、複数の第1圧力センサは第1方向Xに沿って配置されていることが好ましい。
隣り合う第1圧力センサの離間距離は、圧力センサの最外径の二分の1以上の大きさであることが好ましく、より好ましくは圧力センサの最外径以上の大きさである。これにより、複数のセンサに圧力が分散されにくくなるため、最大となる出力信号が得られたセンサを特定しやすくなる。一方、隣り合う第1圧力センサの離間距離が大きすぎると、隅部に近い位置にあるセンサと、隅部から離れた位置にあるセンサとで圧力検出幅にバラつきが出るため、入力操作の検出がし難くなる。また、配置可能な第1圧力センサの数が少なくなるため、押圧入力領域に配置可能なアイコン数が制限される。したがって、隣り合う第1圧力センサの離間距離は、表示部材10の第1方向Xにおける全長XLの10%以下の長さであることが好ましく、5%以下の長さであることがより好ましい。
表示部材10の画面が表示される側を表側、表側と反対側を背側としたときに、図3に示すように、第1圧力センサ20は表示部材10の背面に形成され、表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものである。画像表示装置が第2圧力センサを有する場合、第2圧力センサは、表示部材の背面に形成され、表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものである。
図3に示すように、画像表示装置1が液晶ディスプレイである場合、圧力センサは表示部材10のバックライト15の背側に取り付けられることが好ましい。圧力センサを表示部材10内、例えば光学シート12、13と液晶パネル14の間に組み込む必要がなく、圧力センサの透過率や屈折率等を考慮しなくて済むからである。同様の理由から、プラズマディスプレイやELディスプレイの場合は、背面ガラスの背側に圧力センサが取り付けられることが好ましい。
画像表示装置1は、さらに、複数の第1圧力センサ20〜23を支持する支持部材40を有することが好ましい。中でも、複数の第1圧力センサ20〜23は支持部材40と表示部材10の間に配置されていることがより好ましい。これにより、同じ荷重を掛けたときのセンサの反応を一定に保つことができるため、安定して圧力検出を行える。同様の理由から、画像表示装置1は、後述する複数の第2圧力センサ30、31を支持する他の支持部材(図示せず)を有していてもよい。また、部材数を抑えるために、第1圧力センサと第2圧力センサの両方が1つの支持部材40によって支持されていてもよい。支持部材40は、例えば、ステンレス、アルミニウム等の金属材料や、ポリカーボネート、アクリロニトリロ・ブタジエン・スチレン共重合樹脂(ABS樹脂)等の合成樹脂材料を用いることができる。
支持部材40は、表示部材10の周縁のうち、少なくとも圧力センサが存在している部分に設けられることが好ましく、表示部材10の周縁全体に設けられていてもよく、表示部材10の背面全体に設けられてもよい。支持部材40は、画像表示装置1の筐体として機能してもよい。
支持部材40と圧力センサの接続には、例えば、接着テープ、糊、接着剤等の接続部材43を用いることができる。
緩衝材42が圧力センサと表示部材10の間に配置されてもよい。緩衝材42を設けることにより、圧力センサと表示部材10の間の空気ギャップによる実装ばらつきを下げ、歩留まりを上げることができる。また、表示部材10に付与される圧力が緩衝材42を介して圧力センサの検出面に集中しやすくなるため、圧力検出の精度向上にも寄与する。緩衝材42は、例えば、シリコーンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブタジエンゴム等のゴム材料や、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリオレフィン等の発泡プラスチック等を用いることができる。
額縁部材41は、表側に露出している表示部材10の周縁や回路部を覆うために好ましく設けられる。表示部材10の周縁を覆う目的は、圧力センサの存在を隠蔽することの他に、表示部材10の圧力センサが存在している部分に直接に圧力がかからないようにすることがある。したがって、額縁部材41は、表面に付与された圧力で容易に撓まない強度を有していることが好ましい。図3に示すように、額縁部材41は表示部材10の表側に設けられることが好ましい。額縁部材41は支持部材40と同様に、表示部材10の周縁のうち、少なくとも圧力センサが存在している部分に設けられていることが好ましく、表示部材10の周縁全体に設けられていてもよい。額縁部材41は、支持部材40と同様の材料から形成できる。なお、組み込み公差の調整のため、表示部材10と額縁部材41の間に上記緩衝材42が設けられてもよい。
図9は、さらに、複数の第2圧力センサ30、31を有する画像表示装置1の平面図を表す。第2方向Yでの誤入力の検出精度を高めるために、一の領域A1において、表示部材10の第2方向Yに延在している帯状領域11内に、第2圧力センサが複数並んで配置されていることが好ましい。この場合、一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第2圧力センサ30からの出力信号が、複数の第2圧力センサ30、31からの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第2圧力センサ30、31の出力信号をキャンセルすることが好ましい。一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第2圧力センサ30を第2方向Yにおける誤入力の検出に用い、その他の第2圧力センサ31を入力に用いることができる。一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第2圧力センサ30からの出力信号が、複数の第2圧力センサ30、31からの出力信号の中で最大であるとは、第2方向Yにおいて、表示部材10の入力部以外の部分が押圧されたということである。したがって、このときの入力操作は誤入力であったとみなして、フィルタリング部が複数の第2圧力センサ30、31の出力信号をすべてキャンセルすることにより、第2方向Yでの誤入力に起因する動作の発生を抑制することができる。
誤入力検出用の第2圧力センサ30以外の出力信号が、複数の第2圧力センサ30、31からの出力信号の中で最大である場合には、入力操作が適切に行われたとみなすことができる。
第1圧力センサと同様に、第2圧力センサは一の領域A1に配置されており、一の領域A1以外の他の領域A2〜A4には配置されないことが好ましい。
圧力をバランスよく検出するため、複数の第2圧力センサは等間隔に配置されていることが好ましい。また、複数の第2圧力センサは第1方向Xに沿って配置されていることが好ましい。
隣り合う第2圧力センサの離間距離は、第1圧力センサの場合と同様に設定することができる。
複数の第1圧力センサが配置される方向と、複数の第2圧力センサが配置される方向は、直交していることが好ましい。これにより、圧力検出の精度を高めることができる。
第1圧力センサと第2圧力センサの数は、表示部材10に表示される押圧入力領域50に応じて設定することができ、一方が他方より多くてもよく、同じであってもよい。
押圧入力領域50は、画像表示装置1の所定のプログラムを実行するために設けられる入力部を示すものである。表示部材10は、第1圧力センサと対応する押圧入力領域50を有する操作画面を表示するものであることが好ましい。押圧入力領域50は常に表示されていてもよく、入力に必要な場合にのみ表示されてもよい。
押圧入力領域50には、入力用のアイコンが表示されることが好ましい。入力側の押圧入力領域50と、出力側の第1圧力センサ20〜23を対応付けるため、押圧入力領域50のアイコンは1段表示されるものであることが好ましい。画像表示装置1に第2圧力センサが3つ以上設けられる場合には、押圧入力領域50のアイコンは複数段表示されるものであってもよい。
圧力センサと対応付けるために、押圧入力領域50は、第1圧力センサ20〜23が配置される一の領域A1に表示されることが好ましい。
表示部材10の視認性の低下を抑制するために、押圧入力領域50は帯状領域11に設けられていないことが好ましい。
第1圧力センサから得られる出力信号の強度を大きくするために、押圧入力領域50と帯状領域11は近接していることが好ましい。押圧入力領域50または入力用のアイコンと、第1圧力センサの離間距離は、表示部材10の第2方向Yにおける全長YLの5%以下の長さであることが好ましく、より好ましくは3%以下、さらに好ましくは1%以下の長さである。
第2圧力センサが設けられる場合にも同様に、押圧入力領域50または入力用のアイコンと第2圧力センサの離間距離は、表示部材10の第1方向Xにおける全長XLの5%以下の長さであることが好ましく、より好ましくは3%以下、さらに好ましくは1%以下の長さである。
正しい入力操作を誤入力として検出することを防ぐために、第1方向Xにおいて押圧入力領域50は、誤入力検出用の第1圧力センサ20よりも一の領域A1の隅部C側に表示されるものであることが好ましい。第1方向Xにおいて、押圧入力領域50と誤入力検出用の第1圧力センサ20との離間距離(第1離間距離)は、誤入力検出用の第1圧力センサ20と隣り合う第1圧力センサ21との離間距離(第2離間距離)の二分の1以上の長さであることが好ましく、より好ましくは第2離間距離以上、さらに好ましくは第2離間距離の2倍以上の長さである。他方、第1離間距離が大きすぎると誤入力として検出できない範囲が大きくなるため、上記第1離間距離はXLの10%以下の長さであることが好ましく、より好ましくは5%以下の長さである。
第2方向Yにおいて、押圧入力領域50と誤入力検出用の第2圧力センサとの離間距離も、上記第1離間距離と同様に設定することができる。
押圧入力領域50は、一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第1圧力センサ20を少なくとも除き、一の第1圧力センサに対し、一のアイコンを表示するものであることが好ましい。第1圧力センサとアイコンが1対1に対応付けられるため、押されたアイコンに対応する圧力センサを特定しやすくなる。例えば、図1〜2、図9では入力用の第1圧力センサ21、22、23に対し、それぞれアイコン51、52、53が表示されている。
他方、図10に示すように、押圧入力領域50は、一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第1圧力センサ20を少なくとも除き、複数の第1圧力センサ21、22、23に対し、一のアイコン54を表示するものであってもよい。このようなアイコンは、例えば、音量や明るさの上げ下げ等の連続的に変化する値の調整を行うのに適している。
なお、押圧入力領域50を有する操作画面は、押圧入力領域50の表示される範囲が表示の切り替えにより変更されてもよい。
本発明の画像表示装置の制御方法について図11〜図16を用いて説明する。図11、図13、図15は本発明の画像表示装置の制御方法を示す図を表し、図12、図14は、それぞれ図11、図13の場合の第1圧力センサのADC出力を示すグラフを表し、図16は図15の場合の第2圧力センサのADC出力を示すグラフを表す。
まず、表示部材10と、該表示部材10の周縁にある帯状領域11内に形成されている第1圧力センサ20〜23とを有している画像表示装置1を準備する。第1圧力センサは、表示部材10の背面に形成され、表示部材10の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものである。表示部材10は、第1方向Xに二等分割、第2方向Yに二等分割して区分けされている4つの四角形状領域A1〜A4を有しており、一の領域A1において、表示部材10の第1方向Xに延在している帯状領域11内に、第1圧力センサ20〜23が複数並んで配置されている。なお、準備する画像表示装置1は、上述した第2圧力センサ30、31や支持部材40等の他の部材を有していてもよい。
次に、適切に入力部が押されたときの制御について説明する。図11では、押圧入力領域50が表示部材10の一の領域A1に設けられている。具体的には、誤入力検出用以外の第1圧力センサ21、22、23に対し、押圧入力領域50上に1つのアイコン51、52、53が表示されている。例えば、図11に示すように、一の領域A1の隅部Cから最も近い位置にあるアイコン53を押すと、表示部材10が押圧されて撓むことにより、第1圧力センサ20〜23では出力信号が計測される。この場合、図12に示すように、アイコン53に対応する第1圧力センサ23の出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号の中で最大となる。図示していないが、押圧入力領域50上のアイコン51、52を押圧した場合にも同様に、それぞれ対応する第1圧力センサ21、22の出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号の中で最大となる。この場合、表示部材10の第1方向Xにおいて誤入力がされなかったとみなすことができる。したがって、一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第1圧力センサ(誤入力検出用センサ)20以外の圧力センサ21、22、23からの出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23からの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が第1圧力センサ20〜23の出力信号をキャンセルせずに、画像表示装置1を所定のプログラムに従い動作させることが好ましい。
なお、図9に示すように第2圧力センサ30、31も設けられる場合にアイコン53を押すと第2圧力センサ30〜31でも出力信号が計測される。図示していないが、この場合、隅部Cに近い第2圧力センサ31の出力信号が、複数の第2圧力センサ30、31からの出力信号の中で最大となる。よって、第2方向Yにおいても誤入力がなかったとみなすことができるため、フィルタリング部が第1圧力センサの出力信号をキャンセルせずに、画像表示装置1を所定のプログラムに従い動作させることが好ましい。
第1方向Xにおいて押圧入力領域50以外の部分が押されたときの制御について説明する。例えば、図13に示すように第1方向Xにおける押圧入力領域50以外の部分である領域A3が押されたとき、図14に示すように誤入力検出用の第1圧力センサ20からの出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23からの出力信号の中で最大となる。したがって、第1方向Xにおける誤入力を検出するために、本発明の制御方法は一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第1圧力センサ20からの出力信号が、複数の第1圧力センサ20〜23からの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号をキャンセルする工程を含む。複数の第1圧力センサ20〜23の出力信号をキャンセルすることにより、第1方向Xの押圧入力領域50以外の部分の押圧に起因する動作の発生を抑制できる。
第2方向Yにおける誤入力の検出を行うために、さらに第2圧力センサ30、31を配置してもよい。すなわち、本発明は、一の領域A1において、表示部材10の第2方向Yに延在している帯状領域11内に、第2圧力センサが複数並んで配置されており、第2圧力センサは、表示部材10の背面に形成され、表示部材10の表面に付与される圧力を出力信号として検知する画像表示装置の制御方法であって、一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第2圧力センサ30からの出力信号が、複数の第2圧力センサ30、31からの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の第2圧力センサ30、31の出力信号をキャンセルする工程を含むことが好ましい。
例えば、図15に示すように第2方向Yにおける押圧入力領域50以外の部分である領域A2が押されたとき、図16に示すように一の領域A1の隅部Cから最も遠い位置にある第2圧力センサ30からの出力信号が、複数の第2圧力センサ30、31からの出力信号の中で最大となる。このため、フィルタリング部が複数の第2圧力センサの出力信号30、31をキャンセルすることにより、第2方向Yにおける押圧入力領域50以外の部分の押圧に起因する動作の発生を抑制できる。第1圧力センサに加えて第2センサによる誤入力検出を行うことで、誤入力による動作の発生を精度よく抑えることができる。
1:画像表示装置
10:表示部材
11:帯状領域
12、13:光学シート
14:液晶パネル
15:バックライト
A1、A2、A3、A4:領域
C:隅部
20、21、22、23:第1圧力センサ
30、31:第2圧力センサ
60、80:圧力センサ
40:支持部材
41:額縁部材
42:緩衝材
43:粘着部材
50:押圧入力領域
51、52、53、54:アイコン
10:表示部材
11:帯状領域
12、13:光学シート
14:液晶パネル
15:バックライト
A1、A2、A3、A4:領域
C:隅部
20、21、22、23:第1圧力センサ
30、31:第2圧力センサ
60、80:圧力センサ
40:支持部材
41:額縁部材
42:緩衝材
43:粘着部材
50:押圧入力領域
51、52、53、54:アイコン
Claims (8)
- 表示部材と、該表示部材の周縁にある帯状領域内に形成されている第1圧力センサとを有する画像表示装置であって、
前記表示部材は、第1方向に二等分割、第2方向に二等分割して区分けされている4つの四角形状領域を有しており、一の前記領域において、前記表示部材の第1方向に延在している前記帯状領域内に、第1圧力センサが複数並んで配置されており、
前記第1圧力センサは、前記表示部材の背面に形成され、前記表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものであり、
一の前記領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサからの出力信号が、複数の前記第1圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の前記第1圧力センサの出力信号をキャンセルすることを特徴とする画像表示装置。 - さらに、複数の前記第1圧力センサを支持する支持部材を有する請求項1に記載の画像表示装置。
- さらに、一の前記領域において、前記表示部材の第2方向に延在している前記帯状領域内に、第2圧力センサが複数並んで配置されており、
前記第2圧力センサは、前記表示部材の背面に形成され、前記表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものであり、
一の前記領域の隅部から最も遠い位置にある第2圧力センサからの出力信号が、複数の前記第2圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、前記フィルタリング部が複数の前記第2圧力センサの出力信号をキャンセルする請求項1または2に記載の画像表示装置。 - 前記表示部材は、押圧入力領域を有する操作画面を表示するものである請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像表示装置。
- 前記押圧入力領域は、前記隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサを少なくとも除き、一の前記第1圧力センサに対し、一のアイコンを表示するものである請求項4に記載の画像表示装置。
- 前記押圧入力領域は、前記隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサを少なくとも除き、複数の前記第1圧力センサに対し、一のアイコンを表示するものである請求項4に記載の画像表示装置。
- 表示部材と、該表示部材の周縁にある帯状領域内に形成されている第1圧力センサとを有しており、
前記第1圧力センサは、前記表示部材の背面に形成され、前記表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知するものであり、
前記表示部材は、第1方向に二等分割、第2方向に二等分割して区分けされている4つの四角形状領域を有しており、一の前記領域において、前記表示部材の第1方向に延在している前記帯状領域内に、第1圧力センサが複数並んで配置されている画像表示装置を準備する工程と、
一の前記領域の隅部から最も遠い位置にある第1圧力センサからの出力信号が、複数の前記第1圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、フィルタリング部が複数の前記第1圧力センサの出力信号をキャンセルする工程と、を含むことを特徴とする画像表示装置の制御方法。 - さらに、一の前記領域において、前記表示部材の第2方向に延在している前記帯状領域内に、第2圧力センサが複数並んで配置されており、
前記第2圧力センサは、前記表示部材の背面に形成され、前記表示部材の表面に付与される圧力を出力信号として検知する画像表示装置の制御方法であって、
一の前記領域の隅部から最も遠い位置にある第2圧力センサからの出力信号が、複数の前記第2圧力センサからの出力信号の中で最大である場合、前記フィルタリング部が複数の前記第2圧力センサの出力信号をキャンセルする工程を含む請求項7に記載の画像表示装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016110091A JP2017215846A (ja) | 2016-06-01 | 2016-06-01 | 画像表示装置およびその制御方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20200104395A (ko) * | 2018-02-02 | 2020-09-03 | 마이크로칩 테크놀로지 인코포레이티드 | 디스플레이 사용자 인터페이스, 및 관련 시스템들, 방법들 및 디바이스들 |
JP2023042347A (ja) * | 2021-09-14 | 2023-03-27 | カシオ計算機株式会社 | 電子機器、動作復帰方法およびプログラム |
-
2016
- 2016-06-01 JP JP2016110091A patent/JP2017215846A/ja active Pending
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