JP2017215294A - 送受信装置及び送受信方法 - Google Patents

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慶博 澤山
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Abstract

【課題】送受信装置のリソースを有効に活用することができる送受信装置を得ること。【解決手段】送受信装置であるレーダ装置100は、電波を送信する送信モジュール11と、送信モジュール11に電力を供給するレーダアンテナ用電源装置2と、レーダアンテナ用電源装置2の許容電力と、電波の周波数及び送信モジュール11の温度に応じた、送信モジュール11の消費電力とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する最大許容送信デューティ算出装置7と、算出された最大許容送信デューティに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の送信デューティを算出するレーダアンテナ制御装置3とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、探知目標に向けて電波を送信し、送信した電波の反射波を受信して、探知目標までの距離及び探知目標の方向を測定する送受信装置及び送受信方法に関する。
従来、送受信装置であるレーダ装置では、探知目標がいかなる物であるか及び目標距離がどれくらいの距離であるかによって、送信装置である送信モジュールが送信する電波の送信デューティを変更している(例えば、特許文献1参照。)。
例えば、探知目標のRCS(Radar Cross Section)が小さい場合には、送信デューティの大きい電波を探知目標に送信する。この場合、レーダアンテナに供給される送信電力は大きくなる。これにより反射波のS/N比(Signal Noise ratio)が高くなるため、探知目標を検出しやすくなる。
特開平6−326630号公報
ところで、レーダ装置では、送信モジュールが送信する電波の周波数が変化すると、送信モジュールのレーダアンテナに供給される送信電力が変化し、送信モジュールで消費される電力が変化する。そのため、レーダ装置では、電力を最も多く消費する周波数を基準に送信モジュールが送信する電波の送信デューティの管理を行っていた。
しかしながら、レーダ装置が広帯域化・高出力化するにつれて、消費電力の周波数による差が顕著になり、電力を多く消費しない周波数においては、送信モジュールに供給される電力に余力があるにも関わらず、送信デューティの制限を受けることがあった。そのため、レーダ装置では、送信モジュールに供給される電力を送信モジュールにおいて有効に消費することができていなく、レーダ装置のリソースを有効に活用することができていないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、送受信装置のリソースを有効に活用することができる送受信装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る、探知目標に向けて電波を送信し、電波の反射波を受信する送受信装置は、電波を送信する送信部と、送信部に電力を供給する電源部とを備える。送受信装置は、電源部の許容電力と、電波の周波数及び送信部の温度に応じた、送信部の消費電力とに基づいて、送信部が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する最大許容送信デューティ算出部を備える。送受信装置は、算出された最大許容送信デューティに基づいて、送信部が送信する電波の送信デューティを算出する送信デューティ算出部を備える。
本発明によれば、送受信装置のリソースを有効に活用することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る送受信装置の一例を示す概略図 図1における送受信装置であるレーダ装置が実行する送受信処理のフローチャート 図1における最大許容送信デューティ算出装置に記憶されるテーブルの一例を示す図 本発明の実施の形態2に係る送受信装置の一例を示す概略図 図4における送受信装置であるレーダ装置が実行する送受信処理のフローチャート 本発明の実施の形態3に係る送受信装置の一例を示す概略図 図6における送受信装置であるレーダ装置が実行する送受信処理のフローチャート
以下に、本発明の実施の形態に係る送受信装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
まず、本発明の実施の形態1に係る送受信装置について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る送受信装置の一例を示す概略図である。
図1において、送受信装置であるレーダ装置100は、探知目標に向けて電波を送信し、送信した電波の反射波を受信するレーダアンテナ装置1を備える。レーダアンテナ装置1は、送信モジュール11と、受信モジュール12とを含む。送信モジュール11は、送信部の一例である。送信モジュール11は、レーダアンテナを含み、後述するレーダアンテナ制御装置3から受信した方位情報、周波数情報、送信時間情報及び送信デューティ情報に基づく電波を探知目標に向けて送信する。受信モジュール12は、レーダアンテナを含み、探知目標からの反射波を受信して、後述する信号処理装置4に受信信号を送信する。
レーダ装置100は、レーダアンテナ装置1に接続され、レーダアンテナ装置1に電力を供給するレーダアンテナ用電源装置2を備える。レーダアンテナ用電源装置2は、電源部の一例である。レーダアンテナ用電源装置2は、交流電源からの交流電圧を直流電圧に変換するACDC(Alternating Current to Direct Current)変換基板21と、直流電圧を安定化された直流電圧に変換するDCDC(Direct Current to Direct Current)変換基板22とを含む。
レーダ装置100は、レーダアンテナ装置1に接続され、後述する操作制御装置5から受信した方位情報及び周波数情報と、後述する最大許容送信デューティ算出装置7から受信した最大許容送信デューティ情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の送信デューティ及び送信時間を算出するレーダアンテナ制御装置3を備える。レーダアンテナ制御装置3は、送信デューティ算出部の一例である。レーダアンテナ制御装置3は、算出結果である送信デューティ情報及び送信時間情報を方位情報及び周波数情報と共にレーダアンテナ装置1に送信する。
レーダ装置100は、レーダアンテナ装置1に接続され、レーダアンテナ装置1から受信信号を受信し、当該受信信号から目標信号を抽出する信号処理装置4を備える。信号処理装置4は、当該目標信号を操作制御装置5に送信する。
レーダ装置100は、レーダアンテナ制御装置3及び信号処理装置4に接続され、信号処理装置4から受信した目標信号に基づいて、探知目標の情報を表示する操作制御装置5を備える。操作制御装置5では、操作者による送信モジュール11から送信する電波の方位及び周波数を指定する入力を受け付ける。操作制御装置5は、指定結果である方位情報及び周波数情報をレーダアンテナ制御装置3に送信する。また、操作制御装置5は、当該周波数情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
レーダ装置100は、レーダアンテナ装置1及びレーダアンテナ用電源装置2に接続され、レーダアンテナ装置1及びレーダアンテナ用電源装置2の温度を計測する温度計測装置6を備える。温度計測装置6は、測定部の一例である。温度計測装置6は、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11の温度を計測する。また、温度計測装置6は、レーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度を計測する。温度計測装置6は、計測結果である温度情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
レーダ装置100は、レーダアンテナ制御装置3、操作制御装置5及び温度計測装置6に接続され、操作制御装置5から受信した周波数情報と、温度計測装置6から受信した温度情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する最大許容送信デューティ算出装置7を備える。最大許容送信デューティとは、送信モジュール11において送信される電波の送信デューティの最大値である。最大許容送信デューティ算出装置7は、最大許容送信デューティ算出部の一例である。最大許容送信デューティ算出装置7は、算出結果である最大許容送信デューティ情報をレーダアンテナ制御装置3に送信する。
ところで、通常のレーダ装置では、送信モジュールが送信する電波の周波数が変化すると、送信モジュールのレーダアンテナに供給される送信電力が変化し、送信モジュールで消費される電力が変化する。そのため、レーダ装置では、電力を最も多く消費する周波数を基準に送信モジュールが送信する電波の送信デューティの管理を行っていた。しかしながら、レーダ装置が広帯域化・高出力化するにつれて、消費電力の周波数による差が顕著になり、電力を多く消費しない周波数においては、送信モジュールに供給される電力に余力があるにも関わらず、送信デューティの制限を受けることがあった。
通常のレーダアンテナ用電源装置の許容電力は温度特性がある。送信モジュールのレーダアンテナに供給される送信電力は温度特性があり、送信モジュールで消費される電力についても温度特性がある。そのため、レーダ装置では、電力を最も多く消費する送信モジュールの温度を基準に送信モジュールが送信する電波の送信デューティの管理を行っていた。しかしながら、レーダアンテナ用電源装置の許容電力が大きい温度においては、レーダアンテナ用電源装置の許容電力に余力があるにも関わらず、レーダアンテナ用電源装置から送信モジュールに電力を最大限に供給することができないことがあった。さらに、送信モジュールが電力を多く消費しない温度においては、送信モジュールに供給される電力に余力があるにも関わらず、送信デューティの制限を受けることがあった。
本発明の実施の形態1に係る送受信装置であるレーダ装置100では、後述する図2の送受信処理を実行することにより、送信モジュール11に供給される電力を送信モジュール11において有効に消費すること、及びレーダアンテナ用電源装置2から送信モジュール11に電力を最大限に供給することができる。その結果、レーダ装置100では、レーダ装置100のリソースを有効に活用することができる。
次に、図1におけるレーダ装置100が実行する送受信処理について説明する。図2は、図1におけるレーダ装置100が実行する送受信処理のフローチャートである。
図2において、まず、操作制御装置5において、操作者による送信モジュール11から送信する電波の方位及び周波数を指定する入力を受け付けると(ステップS101)、操作制御装置5は、指定結果である方位情報及び周波数情報をレーダアンテナ制御装置3に送信し、また、当該周波数情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
次いで、温度計測装置6は、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11、及びレーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度を計測する(ステップS102)。温度計測装置6は、計測結果である温度情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
次いで、最大許容送信デューティ算出装置7は、操作制御装置5から受信した周波数情報と、温度計測装置6から受信した温度情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する(ステップS103)。最大許容送信デューティ算出装置7は、算出結果である最大許容送信デューティ情報をレーダアンテナ制御装置3に送信する。最大許容送信デューティは、例えば、以下の数式(1)で算出される。
Dmax(Ta,Tb,f)=Wps(Tb)/Pt(Ta,f) …(1)
ここで、Dmax(Ta,Tb,f)は、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11の温度をTaとし、レーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度をTbとし、送信モジュール11から送信する電波の周波数をfとした場合の最大許容送信デューティである。Wps(Tb)は、レーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度がTbの場合のレーダアンテナ用電源装置2の許容電力であり、最大許容送信デューティ算出装置7に事前に記憶させておくものである。Wps(Tb)は、電源部の温度に応じた、電源部の許容電力の一例である。Pt(Ta,f)は、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11の温度がTa、送信モジュール11から送信する電波の周波数がf、送信モジュール11から送信する電波の送信デューティが100%の場合の送信電力であり、最大許容送信デューティ算出装置7に事前に記憶させておくものである。Pt(Ta,f)は、電波の周波数及び送信部の温度に応じた、送信部の消費電力の一例である。上記数式(1)は、送信モジュール11のレーダアンテナに供給される送信電力が、送信モジュール11で消費される消費電力と等価となる場合に用いられる。
ステップS103では、最大許容送信デューティ算出装置7は、最大許容送信デューティの算出を行っているが、図3に示すようなテーブルを最大許容送信デューティ算出装置7に事前に記憶させておき、受信した周波数情報及び温度情報に基づいて、最大許容送信デューティを選択するようにしてもよい。
次いで、レーダアンテナ制御装置3は、操作制御装置5から受信した方位情報及び周波数情報と、最大許容送信デューティ算出装置7から受信した最大許容送信デューティ情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の送信デューティ及び送信時間を算出する(ステップS104)。レーダアンテナ制御装置3は、算出結果である送信デューティ情報及び送信時間情報を方位情報及び周波数情報と共にレーダアンテナ装置1に送信する。送信デューティ及び送信時間は、例えば、以下の工程で算出される。
(1)方位情報及び周波数情報に基づいて、探知目標までの距離の電波の大気減衰量を算出する。
(2)反射波のS/N比が所要のS/N比を達成するために必要な電波のパルス幅、パルス繰り返し周期、及びパルス数を算出する。これにより、送信デューティ及び送信時間が算出される。
(3)(2)で算出された送信デューティが最大許容送信デューティを超える場合には、最大許容送信デューティを送信デューティとし、所要のS/N比を達成するために必要な電波のパルス幅、パルス繰り返し周期、及びパルス数を再度算出する。これにより、送信時間が再度算出される。
次いで、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11は、レーダアンテナ制御装置3から受信した方位情報、周波数情報、送信時間情報及び送信デューティ情報に基づく電波を探知目標に向けて送信する(ステップS105)。
次いで、レーダアンテナ装置1の受信モジュール12は、探知目標からの反射波を受信して(ステップS106)、受信信号を信号処理装置4に送信する。
次いで、信号処理装置4は、レーダアンテナ装置1から受信信号を受信し、当該受信信号から目標信号を抽出する(ステップS107)。信号処理装置4は、当該目標信号を操作制御装置5に送信する。
次いで、操作制御装置5は、信号処理装置4から受信した目標信号に基づいて、探知目標の情報を表示する(ステップS108)。そして、本処理を終了する。
実施の形態1における図2の送受信処理によれば、最大許容送信デューティ算出装置7が、周波数情報及び温度情報に基づいて、最大許容送信デューティを算出する。そして、レーダアンテナ制御装置3が、方位情報、周波数情報及び最大許容送信デューティ情報に基づいて、送信デューティ及び送信時間を算出する。これにより、送信モジュール11の消費電力を考慮して送信デューティの算出を行うことができるため、送信モジュール11に供給される電力を送信モジュール11において有効に消費することができる。また、レーダアンテナ用電源装置2の許容電力を考慮して送信デューティの算出を行うことができるため、レーダアンテナ用電源装置2から送信モジュール11に電力を最大限に供給することができる。その結果、レーダ装置100では、レーダ装置100のリソースを有効に活用することができる。
実施の形態2.
次に、本発明の実施の形態2に係る送受信装置について説明する。図4は、本発明の実施の形態2に係る送受信装置の一例を示す概略図である。本発明の実施の形態2に係る送受信装置であるレーダ装置100Aは、電力負荷監視装置8を備えている点が上述した実施の形態1と異なる。重複した構成及び作用については説明を省略し、異なる構成及び作用について説明する。
図4において、レーダ装置100Aは、レーダアンテナ用電源装置2及び最大許容送信デューティ算出装置7に接続され、レーダアンテナ用電源装置2の電力負荷量を監視する電力負荷監視装置8を備える。電力負荷監視装置8は、監視部の一例である。電力負荷監視装置8は、レーダアンテナ用電源装置2の電力負荷量を監視し、監視結果からレーダアンテナ装置1の送信モジュール11で消費される消費電力を算出する。電力負荷監視装置8は、算出結果である消費電力情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。温度計測装置6は、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11の温度は計測せずに、レーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度を計測する。温度計測装置6は、計測結果である温度情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。最大許容送信デューティ算出装置7は、操作制御装置5から受信した周波数情報と、温度計測装置6から受信した温度情報と、電力負荷監視装置8から受信した消費電力情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する。
次に、図4におけるレーダ装置100Aが実行する送受信処理について説明する。図5は、図4におけるレーダ装置100Aが実行する送受信処理のフローチャートである。
図5において、まず、操作制御装置5において、操作者による送信モジュール11から送信する電波の方位及び周波数を指定する入力を受け付けると(ステップS201)、操作制御装置5は、指定結果である方位情報及び周波数情報をレーダアンテナ制御装置3に送信し、また、当該周波数情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
次いで、電力負荷監視装置8は、レーダアンテナ用電源装置2の電力負荷量を監視し(ステップS202)、監視結果からレーダアンテナ装置1の送信モジュール11で消費される消費電力を算出する。電力負荷監視装置8は、算出結果である消費電力情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
次いで、温度計測装置6は、レーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度を計測する(ステップS203)。温度計測装置6は、計測結果である温度情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
次いで、最大許容送信デューティ算出装置7は、操作制御装置5から受信した周波数情報と、温度計測装置6から受信した温度情報と、電力負荷監視装置8から受信した消費電力情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する(ステップS204)。最大許容送信デューティ算出装置7は、算出結果である最大許容送信デューティ情報をレーダアンテナ制御装置3に送信する。最大許容送信デューティは、例えば、以下の数式(2)で算出される。
Dmax(f)=Wps(Tb)/Pt(f) …(2)
ここで、Dmax(f)は、送信モジュール11が送信する電波の周波数がfの場合の最大許容送信デューティである。Wps(Tb)は、レーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度がTbの場合のレーダアンテナ用電源装置2の許容電力であり、最大許容送信デューティ算出装置7に事前に記憶させておくものである。Pt(f)は、周波数fの場合の消費電力である。
次いで、レーダアンテナ制御装置3は、操作制御装置5から受信した方位情報及び周波数情報と、最大許容送信デューティ算出装置7から受信した最大許容送信デューティ情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の送信デューティ及び送信時間を算出する(ステップS205)。レーダアンテナ制御装置3は、算出結果である送信デューティ情報及び送信時間情報を方位情報及び周波数情報と共にレーダアンテナ装置1に送信する。
次いで、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11は、レーダアンテナ制御装置3から受信した方位情報、周波数情報、送信時間情報及び送信デューティ情報に基づく電波を探知目標に向けて送信する(ステップS206)。
次いで、レーダアンテナ装置1の受信モジュール12は、探知目標からの反射波を受信して(ステップS207)、受信信号を信号処理装置4に送信する。
次いで、信号処理装置4は、レーダアンテナ装置1から受信信号を受信し、当該受信信号から目標信号を抽出する(ステップS208)。信号処理装置4は、当該目標信号を操作制御装置5に送信する。
次いで、操作制御装置5は、信号処理装置4から受信した目標信号に基づいて、探知目標の情報を表示する(ステップS209)。そして、本処理を終了する。
実施の形態2における図5の送受信処理によれば、最大許容送信デューティ算出装置7が、周波数情報、温度情報及び消費電力情報に基づいて、最大許容送信デューティを算出する。そして、レーダアンテナ制御装置3が、方位情報、周波数情報及び最大許容送信デューティ情報に基づいて、送信デューティ及び送信時間を算出する。これにより、送信モジュール11で消費される消費電力及びレーダアンテナ用電源装置2の許容電力を考慮して送信デューティの算出を行うことができるため、上述した実施の形態1における図2の送受信処理と同様の効果を奏することができる。また、実施の形態2における図5の送受信処理によれば、送信モジュール11が送信する電波の周波数がfの場合の送信電力を事前に測定する必要をなくすことができ、最大許容送信デューティ算出装置7に当該送信電力を事前に記憶させておく必要をなくすことができる。さらに、実施の形態2における図5の送受信処理によれば、レーダアンテナ用電源装置2の電力負荷量を監視することにより、送信モジュール11及びレーダアンテナ用電源装置2の異常を探知することができる。
実施の形態3.
次に、本発明の実施の形態3に係る送受信装置について説明する。図6は、本発明の実施の形態3に係る送受信装置の一例を示す概略図である。本発明の実施の形態3に係る送受信装置であるレーダ装置100Bは、最大送信電力算出装置9を備えている点が上述した実施の形態1と異なり、重複した構成、作用については説明を省略し、以下に異なる構成、作用についての説明を行う。なお、実施の形態2の構成において、最大送信電力算出装置9を備えてもよい。
図6において、レーダ装置100Bは、レーダアンテナ装置1及びレーダアンテナ制御装置3に接続され、送信モジュール11のレーダアンテナに供給可能な最大送信電力を算出する最大送信電力算出装置9を備える。最大送信電力算出装置9は、最大送信電力算出部の一例である。最大送信電力算出装置9は、算出結果である最大送信電力情報をレーダアンテナ制御装置3に送信する。レーダアンテナ制御装置3は、操作制御装置5から受信した方位情報及び周波数情報と、最大許容送信デューティ算出装置7から受信した最大許容送信デューティ情報と、最大送信電力算出装置9から受信した最大送信電力情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の送信デューティ及び送信時間を算出すると共に、送信モジュール11のレーダアンテナに供給する送信電力を調整するための調整量を算出する。レーダアンテナ制御装置3は、調整量算出部の一例である。当該調整量は、送信部の調整量の一例であり、例えば、送信モジュール11のFET(Field Effect Transistor)のゲートバイアス電圧を調整するための電圧の値である。レーダアンテナ制御装置3は、送信モジュール11が複数ある場合においては、電波を送信する送信モジュール11の数を調整するための調整量を算出してもよい。当該調整量は、送信部の調整量の一例であり、電波を送信する送信モジュール11の数の値である。レーダアンテナ制御装置3は、算出結果である送信デューティ情報、送信時間情報及び送信モジュール調整情報を方位情報及び周波数情報と共にレーダアンテナ装置1に送信する。送信モジュール11は、レーダアンテナ制御装置3から受信した方位情報、周波数情報、送信時間情報、送信デューティ情報及び送信モジュール調整情報に基づく電波を探知目標に向けて送信する。
次に、図6におけるレーダ装置100Bが実行する送受信処理について説明する。図7は、図6におけるレーダ装置100Bが実行する送受信処理のフローチャートである。
図6において、まず、操作制御装置5において、操作者による送信モジュール11から送信する電波の方位及び周波数を指定する入力を受け付けると(ステップS301)、操作制御装置5は、指定結果である方位情報及び周波数情報をレーダアンテナ制御装置3に送信し、また、当該周波数情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
次いで、温度計測装置6は、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11、及びレーダアンテナ用電源装置2のACDC変換基板21又はDCDC変換基板22の温度を計測する(ステップS302)。温度計測装置6は、計測結果である温度情報を最大許容送信デューティ算出装置7に送信する。
次いで、最大許容送信デューティ算出装置7は、操作制御装置5から受信した周波数情報と、温度計測装置6から受信した温度情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する(ステップS303)。最大許容送信デューティ算出装置7は、算出結果である最大許容送信デューティ情報をレーダアンテナ制御装置3に送信する。
次いで、最大送信電力算出装置9は、送信モジュール11のレーダアンテナに供給可能な最大送信電力を算出する(ステップS304)。最大送信電力算出装置9は、算出結果である最大送信電力情報をレーダアンテナ制御装置3に送信する。
次いで、レーダアンテナ制御装置3は、操作制御装置5から受信した方位情報及び周波数情報と、最大許容送信デューティ算出装置7から受信した最大許容送信デューティ情報と、最大送信電力算出装置9から受信した最大送信電力情報とに基づいて、送信モジュール11が送信する電波の送信デューティ及び送信時間を算出すると共に、送信モジュール11のレーダアンテナに供給する送信電力を調整するための調整量を算出する(ステップS305)。レーダアンテナ制御装置3は、算出結果である送信デューティ情報、送信時間情報及び送信モジュール調整情報を方位情報及び周波数情報と共にレーダアンテナ装置1に送信する。
次いで、レーダアンテナ装置1の送信モジュール11は、レーダアンテナ制御装置3から受信した方位情報、周波数情報、送信時間情報、送信デューティ情報及び送信モジュール調整情報に基づく電波を探知目標に向けて送信する(ステップS306)。
次いで、レーダアンテナ装置1の受信モジュール12は、探知目標からの反射波を受信して(ステップS307)、受信信号を信号処理装置4に送信する。
次いで、信号処理装置4は、レーダアンテナ装置1から受信信号を受信し、当該受信信号から目標信号を抽出する(ステップS308)。信号処理装置4は、当該目標信号を操作制御装置5に送信する。
次いで、操作制御装置5は、信号処理装置4から受信した目標信号に基づいて、探知目標の情報を表示する(ステップS309)。そして、本処理を終了する。
図7に記載した、実施の形態3に係る送受信処理によれば、図2に記載した、実施の形態1に係る送受信処理と同様の効果を奏することができる。また、実施の形態3に係る送受信処理によれば、送信モジュール11のレーダアンテナに供給される送信電力を調整することができるため、送信モジュール11の送信尖頭電力を調整することができる。その結果、送信モジュール11で消費される消費電力の調整を行うことができる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略及び変更することも可能である。
1 レーダアンテナ装置、2 レーダアンテナ用電源装置、3 レーダアンテナ制御装置、4 信号処理装置、5 操作制御装置、6 温度計測装置、7 最大許容送信デューティ算出装置、8 電力負荷監視装置、9 最大送信電力算出装置、11 送信モジュール、12 受信モジュール、21 ACDC変換基板、22 DCDC変換基板、100,100A,100B レーダ装置。

Claims (6)

  1. 探知目標に向けて電波を送信し、前記電波の反射波を受信する送受信装置において、
    前記電波を送信する送信部と、
    前記送信部に電力を供給する電源部と、
    前記電源部の許容電力と、前記電波の周波数及び前記送信部の温度に応じた、前記送信部の消費電力とに基づいて、前記送信部が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する最大許容送信デューティ算出部と、
    算出された前記最大許容送信デューティに基づいて、前記送信部が送信する電波の送信デューティを算出する送信デューティ算出部と、
    を備えることを特徴とする送受信装置。
  2. 前記送信部の温度を測定する測定部を備え、
    前記最大許容送信デューティ算出部は、前記電波の周波数及び測定された前記送信部の温度に応じた前記送信部の消費電力と、前記電源部の許容電力とに基づいて、前記最大許容送信デューティの算出を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送受信装置。
  3. 前記電源部の電力負荷量を監視し、監視結果から前記送信部の消費電力を算出する監視部を備え、
    前記最大許容送信デューティ算出部は、算出された前記送信部の消費電力と、前記電源部の許容電力とに基づいて、前記最大許容送信デューティの算出を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の送受信装置。
  4. 前記測定部は、前記電源部の温度を測定し、
    前記電源部の許容電力は、測定された前記電源部の温度に応じた、前記電源部の許容電力である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の送受信装置。
  5. 前記送信部のアンテナに供給可能な最大送信電力を算出する最大送信電力算出部と、
    算出された前記最大送信電力に基づいて、前記送信部のアンテナに供給される送信電力を調整するための前記送信部の調整量を算出する調整量算出部と、
    を備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載の送受信装置。
  6. 探知目標に向けて電波を送信し、前記電波の反射波を受信する送受信方法において、
    前記電波を送信する送信部に電力を供給する電源部の許容電力と、前記電波の周波数及び前記送信部の温度に応じた、前記送信部の消費電力とに基づいて、前記送信部が送信する電波の最大許容送信デューティを算出する最大許容送信デューティ算出ステップと、
    算出された前記最大許容送信デューティに基づいて、前記送信部が送信する電波の送信デューティを算出する送信デューティ算出ステップと、
    を含むことを特徴とする送受信方法。
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