JP2017213059A - 荷物収納装置及び荷物収納方法 - Google Patents

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高男 稲葉
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【課題】空きスペースを減らして荷物を収納する収納効率を向上させることができる荷物収納装置及び荷物収納方法を提供する。【解決手段】複数の荷物を収納可能な荷物室と、荷物室内に収納する荷物の大きさを取得する第1の取得部と、荷物室内の空きスペース情報を取得する第2の取得部と、第1の取得部及び第2の取得部の取得結果に基づき、荷物室内に配置する荷物の配置スペースを、荷物の大きさに応じて荷物ごとに決定する配置決定部と、配置決定部の決定結果に基づき、荷物を荷物室内の対応する配置スペースに配置する荷物配置部と、備える。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の荷物を収納する荷物収納装置及び荷物収納方法に関する。
近年、マンション等の集合住宅のエントランスには、宅配ボックス(荷物収納装置)が設置されている。これにより、宅配ボックスを利用して荷物を居住者に配達したり、或いは宅配業者に発送用の荷物を渡したりすることができる。このような宅配ボックスには、例えばスーツケース及びゴルフバッグ等の大型荷物と、例えば小包郵便物等の小型荷物とを含む多種多様な荷物が収納される。このため、宅配ボックスには、大型荷物を収納可能な大型荷物室、及び小型荷物の収納に適した小型荷物室などの大きさが異なる複数種類の荷物室が設けられている(特許文献1参照)。
特開2002−51901号公報
しかしながら、宅配業者等は、宅配ボックスに小型荷物を収納する際に、小型荷物室の空きが無く且つ大型荷物室に空きが有る場合、大型荷物室内に小型荷物を収納してしまう。この場合、大型荷物室内には他の荷物を収納することができない空きスペースが生じてしまうので、新たな大型荷物の収納ができなくなったり、或いは新たな大型荷物の収納可能数が減少したりする。その結果、従来の宅配ボックスでは、空きスペースが増加して、荷物を収納する収納効率が低下するおそれがある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、空きスペースを減らして荷物を収納する収納効率を向上させることができる荷物収納装置及び荷物収納方法を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するための荷物収納装置は、複数の荷物を収納可能な荷物室と、荷物室内に収納する荷物の大きさを取得する第1の取得部と、荷物室内の空きスペース情報を取得する第2の取得部と、第1の取得部及び第2の取得部の取得結果に基づき、荷物室内に配置する荷物の配置スペースを、荷物の大きさに応じて荷物ごとに決定する配置決定部と、配置決定部の決定結果に基づき、荷物を荷物室内の対応する配置スペースに配置する荷物配置部と、備える。
この荷物収納装置によれば、荷物室内の空きスペースを極力減らすことができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、荷物室内の荷物の位置情報を取得する第3の取得部を備え、配置決定部は、第2の取得部と第3の取得部とによる取得結果に基づき、荷物室内の荷物ごとの配置スペースを再決定し、荷物配置部は、配置決定部が再決定した荷物ごとの配置スペースに基づき、荷物室内の荷物を再配置する。これにより、荷物室内の小さな空きスペースを一つにまとめて、大型の荷物を収納可能な空きスペースを確保することができる。その結果、荷物室内の空きスペースを極力減らして荷物の収納効率を向上させることができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、配置決定部は、荷物室内の空きスペースの大きさを最大化する配置スペースを再決定する。これにより、荷物室内の小さな空きスペースを一つにまとめて、大型の荷物を収納可能な空きスペースを確保することができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、荷物室内に収納された荷物の取り出しを行う荷物取り出し部を備え、配置決定部による配置スペースの再決定と、荷物配置部による荷物の再配置とを、荷物室への荷物の収納又は荷物室からの荷物の取り出しが行われる時間以外の空き時間に実行させる制御部を備える。これにより、空き時間を利用して、荷物室内の小さな空きスペースを一つにまとめて、大型の荷物を収納可能な空きスペースを確保することができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、荷物配置部が荷物室内の荷物を再配置する場合に、荷物室内の一部の荷物を一時的に収納する予備荷物室を備える。これにより、荷物室内の荷物の再配置を行うことができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、荷物を対応する配置スペース内で支持する荷物支持部を備える。これにより、荷物を荷物室内の任意の配置スペースに収納(配置)することができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、荷物室内に収納する荷物が配置される荷物受付部を備え、荷物配置部は、荷物受付部内に配置された荷物を配置スペースに配置する。これにより、荷物受付部に荷物を配置するだけで、この荷物を荷物室内の配置スペースに配置することができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、第1の取得部は、荷物受付部及び荷物配置部の少なくとも一方に設けられている。これにより、荷物室内に収納する前の荷物の大きさを取得することができる。
本発明の他の態様に係る荷物収納装置において、第1の取得部は、荷物の大きさとして荷物の高さを取得する。これにより、荷物の高さに応じた荷物室内での荷物の配置スペースを決定することができる。
本発明の目的を達成するための荷物収納方法は、複数の荷物を収納可能な荷物室に収納する荷物の大きさを取得する第1の取得ステップと、荷物室内の空きスペース情報を取得する第2の取得ステップと、第1の取得ステップ及び第2の取得ステップでの取得結果に基づき、荷物室内に配置する荷物の配置スペースを、荷物の大きさに応じて荷物ごとに決定する配置決定ステップと、配置決定ステップでの決定結果に基づき、荷物を荷物室内の対応する配置スペースに配置する荷物配置ステップと、を有する。
本発明の荷物収納装置及び荷物収納方法は、空きスペースを減らして荷物を収納する収納効率を向上させることができる。
第1実施形態の宅配ボックスの正面図である。 壁を除いた状態での宅配ボックスの正面図である。 図2中の宅配ボックスを図中右側方から見た側面図である。 図2中の宅配ボックスを図中上方から見た上面図である。 コンピュータの構成を示すブロック図である。 第1配置スペース決定方法を説明するための説明図である。 第2配置スペース決定方法を説明するための説明図である。 第3配置スペース決定方法を説明するための説明図である。 第1実施形態の宅配ボックスの荷物の収納処理の流れを示すフローチャートである。 第2実施形態の配置決定部による配置スペースの再決定の第1例を説明するための説明図であり、(A)は再配置前の荷物室内の荷物の配置スペースを示し、(B)は配置決定部により再決定された荷物室内の荷物の配置スペースを示す。 荷物室内から荷物の取り出しが行われた後の荷物室内の空きスペースを説明するための説明図であり、(A)は荷物の取り出し前の状態であり、(B)は荷物の取り出し後の状態である。 配置決定部による配置スペースの再決定の第2例を説明するための説明図である。 予備荷物室を説明するための説明図である。 第2実施形態の宅配ボックスによる荷物室内の荷物の再配置処理の流れを示すフローチャートである。 第3実施形態の宅配ボックスの上面図である。 第3実施形態の宅配ボックスの側面図である。 第3実施形態の宅配ボックスの荷物受付ユニットの正面図である。 第3実施形態の宅配ボックスの荷物取り出しユニットの正面図である。 第3実施形態のコンピュータの構成を示すブロック図である。 第3実施形態の宅配ボックスの変形例を説明するための説明図である。 第4実施形態の宅配ボックスの正面図である。 一対のパレット支持部による配置スペースへの荷物の配置を説明するための説明図である。 (A),(B),(C)は、第4実施形態の宅配ボックスからの荷物の取り出しを説明するための説明図である。 (A),(B),(C)は、第4実施形態の宅配ボックスにおける荷物の再配置の一例を説明するための説明図である。
[第1実施形態の宅配ボックス]
図1は、第1実施形態の宅配ボックス(宅配ロッカーともいう)10の正面図である。図1に示すように、宅配ボックス10は、本発明の荷物収納装置に相当するものであり、その一部分が集合住宅のエントランスの壁W1から露呈し、残りの部分が壁W1で覆われている。この宅配ボックス10は、大型荷物及び小型荷物等の大きさが異なる多種多様な荷物11(図2等参照)を収納する。
図2は、壁W1を除いた状態での宅配ボックス10の正面図である。図3は、図2中の宅配ボックス10を図中右側方から見た側面図である。図4は、図2中の宅配ボックス10を図中上方から見た上面図である。
図1及び図2から図4に示すように、宅配ボックス10は、荷物11の受け付け(預け入れ)及び取り出しに兼用される兼用ユニット13と、コンピュータ14と、パレット保管庫15と、荷物保管庫16と、荷物配置ユニット17と、を有する。
<兼用ユニット>
兼用ユニット13は、本発明の荷物受付部に相当するものであり、後述の荷物保管庫16内に新たに収納する荷物11及び荷物保管庫16から取り出した荷物11が配置される配置室20と、配置室20内に設けられた配置室内センサ21と、を有する。
配置室20は、壁W1の内側に設けられており、宅配ボックス10で収納可能な最大の荷物11に対応した大きさを有している。この配置室20の底面には略平板状のパレット23が載置される。荷物保管庫16内に新たに収納する荷物11は、配置室20内のパレット23上に配置され、このパレット23と共に荷物保管庫16内に配置(収納)される。また、荷物保管庫16から荷物11を取り出す場合、この荷物11は、パレット23上に配置された状態で荷物保管庫16から取り出された後に配置室20内に配置される。
配置室20の前面側(エントランス側の面)の開口部には、この開口部を開閉する扉20aが設けられている。扉20aは壁W1の外側に露呈している。また、扉20aは、図示しない電気錠を有しており、電気錠が解錠されている場合にのみ配置室20の開口部を開放可能な状態となる。なお、電気錠の解錠及び施錠は、後述のコンピュータ14により切替制御される。
配置室内センサ21は、本発明の第1の取得部を構成するものであり、配置室20内のパレット23上に配置され且つ荷物保管庫16内に新たに収納される荷物11の大きさとして、この荷物11の上下方向Z(図3参照)の高さを検出する。なお、配置室内センサ21は、荷物11の高さを検出可能であれば、高さ検出方式、配置室20内での取り付け位置、及び取り付け個数は特に限定されるものではない。配置室内センサ21よる荷物11の高さ検出結果は、コンピュータ14へ出力される。
<コンピュータ>
コンピュータ14は、兼用ユニット13の上面側に設けられており、宅配ボックス10の各部の動作を統括制御する。このコンピュータ14の筐体の前面には操作パネル25が設けられている。この操作パネル25は、壁W1の外側に露呈しており、荷物11の収納(預入)操作及び荷物11の取り出し操作等を受け付ける。そして、操作パネル25で受け付けた荷物11の収納操作及び荷物11の取り出し操作に応じて、コンピュータ14が宅配ボックス10の各部を制御して、荷物11の収納処理及び取り出し処理を行う。
<パレット保管庫>
パレット保管庫15は、コンピュータ14の筐体の上面側に設けられている。パレット保管庫15は、その前面側と背面側とがそれぞれ開口した中空構造を有している。なお、パレット保管庫15の前面は壁W1で覆われている。パレット保管庫15の内部には、複数のパレット23が保管される。具体的に、パレット保管庫15の互いに対向する内側壁面には、パレット23の両端部をそれぞれ支持する一対のレール状のパレット支持部15aが互いに対向して設けられている。そして、パレット保管庫15の内側壁面には、一対のパレット支持部15aが上下方向Zに等間隔で複数設けられている。これにより、パレット保管庫15は、一対のパレット支持部15aごとにパレット23を支持して保管することができる。
パレット保管庫15内のパレット23は、荷物保管庫16内に新たに収納する荷物11が配置室20内に配置される前に、後述の荷物配置ユニット17によってパレット保管庫15から取り出されて配置室20の底面上に配置される。また、居住者等により配置室20内から荷物11が取り出された後で配置室20内に残ったパレット23は、荷物配置ユニット17によってパレット保管庫15内の空いている一対のパレット支持部15a上に配置される。
なお、図示は省略するが、一対のパレット支持部15aの少なくとも一方にパレット感知センサを設けて、各一対のパレット支持部15aの中でパレット23を支持しているものと支持していないものとを判別可能にすることが好ましい。
<荷物保管庫>
荷物保管庫16は、兼用ユニット13等の側面側に2個並べて設けられている。荷物保管庫16の個数は、2個に限られるものではなく、1個或いは3個以上設けられていてもよい。
各荷物保管庫16は、前述のパレット保管庫15と同様に、前面側と背面側とがそれぞれ開口した中空構造を有しており、且つ前面側が壁W1で覆われている。各荷物保管庫16内には、荷物11を収納する荷物室27が形成されている。各荷物室27は、複数の荷物11を上下方向Zに並べて配置可能な大きさ(高さ)を有している。これにより、各荷物室27には、複数の荷物11を収納(保管)することができる。
各荷物室27の互いに対向する内側壁面には、前述のパレット保管庫15と同様に、パレット23の両端部をそれぞれ支持する一対のレール状のパレット支持部16aが互いに対向して設けられている。そして、各荷物室27内には、一対のパレット支持部16aが、荷物保管庫16の内側壁面に沿って上下方向Zに等間隔(例えば100mm)で複数組設けられている。これにより、荷物11が配置されたパレット23を、後述の荷物配置ユニット17により荷物室27内の任意の一対のパレット支持部16a上に配置して、この一対のパレット支持部16aにより支持させることができる。その結果、一対のパレット支持部16aによりパレット23を介して荷物11を荷物室27内で支持することができるので、荷物室27内の所望の位置に荷物11を収納することができる。すなわち、パレット23及び一対のパレット支持部16aは、本発明の荷物支持部を構成する。
各一対のパレット支持部16aの一方(両方でも可)には、荷物室内センサ29が設けられている。荷物室内センサ29は、例えば接触センサと光センサとを組み合わせたものであり、一対のパレット支持部16aがパレット23を支持しているか否かを検出(パレット感知)すると共に、一対のパレット支持部16aの間に荷物11が配置されているか否かを検出する。各荷物室内センサ29の検出結果はそれぞれコンピュータ14へ出力される。
各荷物室内センサ29の検出結果に基づき、各荷物室27内に収納されているパレット23の位置情報と荷物11の位置情報とを検出することができる。なお、荷物11の位置情報とは、荷物室27内での荷物11の位置範囲[位置及び大きさ(高さ)]を示す荷物情報である。例えば、図2中の右側の荷物室27では、下から1番目の荷物室内センサ29でパレット23が検出され、且つ下から2番目〜5番目の各荷物室内センサ29で荷物11が検出され、さらに下から6番目の荷物室内センサ29では荷物11が検出されない。このため、右側の荷物室27内の下から1番目から6番目の荷物室内センサ29の間の範囲が、1つの荷物11の位置範囲を示す位置情報として検出される。以下同様にして、各荷物室内センサ29の検出結果に基づき、各荷物室27内に収納されている各荷物11の位置情報(位置範囲)を検出することができる。
そして、各荷物室27内のパレット23の位置情報と荷物11の位置情報から、荷物室27内の空きスペースを示す空きスペース情報が得られる。すなわち、各荷物室内センサ29は、本発明の第2の取得部及び第3の取得部を構成する。
<荷物配置ユニット>
荷物配置ユニット17は、前述の兼用ユニット13及び荷物保管庫16等の背面側に設けられている。この荷物配置ユニット17は、本発明の荷物配置部及び荷物取り出し部に相当するものであり、リフター移動機構33と、リフター34と、フォーク35とを有している。
リフター移動機構33は、兼用ユニット13及び荷物保管庫16の配列方向に平行な宅配ボックス10の幅方向Yに延びた形状を有しており、リフター34を幅方向Yに移動自在に保持する。これにより、リフター移動機構33を駆動することで、リフター34を、前述の兼用ユニット13及びパレット保管庫15に対向する位置と、個々の荷物保管庫16に対向する位置とにそれぞれ移動させることができる。
リフター34は、上下方向Zに延びた柱形状を有しており、フォーク35を上下方向Zに移動自在に保持する。これにより、リフター34を前述の兼用ユニット13及びパレット保管庫15に対向する位置において駆動することで、フォーク35を、配置室20の底面に対応する高さ位置と、パレット保管庫15内の個々の一対のパレット支持部15aに対応する高さ位置とにそれぞれ移動させることができる。また、リフター34を前述の各荷物保管庫16にそれぞれ対向する位置において駆動することで、フォーク35を、各荷物室27内の個々の一対のパレット支持部16aに対応する高さ位置にそれぞれ移動させることができる。
フォーク35は、配置室20、パレット保管庫15、及び荷物保管庫16内のパレット23を支持する。本実施形態のフォーク35は、リフター34に保持されているフォーク本体35aと、フォーク本体35aにより前後方向Xに移動自在に保持されている爪部35bとを有する。この爪部35bは、配置室20、パレット保管庫15、及び荷物室27の各々の内部に差し込まれた差し込み位置と、各々の背面側に退避した退避位置との間で移動可能である。
このようなリフター移動機構33、リフター34、及びフォーク35の各部の駆動は、コンピュータ14により制御される。各部の駆動を制御することで、パレット保管庫15内の任意のパレット23をフォーク35でリフトアップして、配置室20の底面上に移送して配置することができる。また、配置室20の底面上にあるパレット23をフォーク35でリフトアップして、パレット保管庫15内の任意の一対のパレット支持部15a上或いは各荷物室27内の任意の一対のパレット支持部16a上に移送して配置することができる。さらに、各荷物室27内の任意のパレット23をフォーク35でリフトアップして、配置室20の底面上に移送して配置することができる。
なお、荷物配置ユニット17は、配置室20内、パレット保管庫15内、及び荷物室27内のパレット23を移送可能であれば、上記構成に限定されるものではなく、任意の構成及び形状を採用することができる。
また、前述の配置室内センサ21を用いて荷物保管庫16内に新たに収納される荷物11の高さを検出する代わりに、リフター34に荷物センサ37(図3参照)を設けて、荷物センサ37により荷物保管庫16内に新たに収納される荷物11の高さを検出してもよい。この場合、荷物センサ37は、本発明の第1の取得部を構成する。さらに、配置室内センサ21と荷物センサ37とを併用して、荷物保管庫16内に新たに収納される荷物11の高さを検出してもよい。
<コンピュータ>
図5はコンピュータ14の構成を示すブロック図である。図5に示すように、コンピュータ14は、統括制御部41と、記憶部42と、取得部43と、配置決定部44と、駆動制御部45とを有する。なお、統括制御部41、配置決定部44、及び駆動制御部45は、CPU(central processing unit)を含む各種の演算回路が所定のプログラムを実行することで実現される。
統括制御部41は、本発明の制御部に相当するものである。統括制御部41は、操作パネル25で受け付けた荷物11の収納操作及び荷物11の取り出し操作に応じて、記憶部42及び取得部43からそれぞれ取得した各種情報に基づき配置決定部44及び駆動制御部45等を制御することで、宅配ボックス10による荷物11の収納処理及び取り出し処理を実行させる。なお、荷物11の収納操作には、集合住宅内の部屋(荷物11の配達先)を示す部屋番号等の部屋情報の入力が含まれる。また、荷物11の取り出し操作には、前述の部屋情報、及び部屋ごとに定められた暗証番号等の認証情報の入力が含まれる。
記憶部42には、荷物室27内に収納されている荷物11の荷物室27内での位置(場所)と、前述の部屋情報との対応関係を示す荷物収納情報が記憶されている。統括制御部41は、荷物室27内に新たな荷物11が収納されるごと、或いは荷物室27から荷物11が取り出されるごとに記憶部42内の荷物収納情報を更新する。
また、記憶部42には、前述の認証情報が記憶されている。統括制御部41は、操作パネル25で受け付けた荷物11の取り出し操作で入力された認証情報と、記憶部42に記憶されている認証情報とを照合して、両者が一致した場合にのみ荷物11の取り出し処理を実行させる。
取得部43は、前述の配置室内センサ21(荷物センサ37を含む、以下同じ)と荷物室内センサ29とに有線又は無線で接続した通信インタフェースであり、配置室内センサ21及び荷物室内センサ29からそれぞれ検出結果を取得して統括制御部41へ出力する。そして、統括制御部41は、配置室内センサ21及び荷物室内センサ29からそれぞれ取得した検出結果を配置決定部44へ出力する。
なお、取得部43は、配置室内センサ21と共に本発明の第1の取得部を構成し、且つ荷物室内センサ29と共に本発明の第2の取得部及び第3の取得部を構成する。また、配置室内センサ21の検出結果は本発明の第1の取得部の取得結果に相当し、荷物室内センサ29の検出結果は本発明の第2の取得部及び第3の取得部の取得結果に相当する。
配置決定部44は、統括制御部41の制御の下、配置室内センサ21の検出結果と、荷物室内センサ29の検出結果とに基づき、荷物室27内に新たに収納する荷物11の配置スペースを、荷物11の高さに応じて荷物11ごとに決定する。具体的に配置決定部44は、配置室内センサ21の検出結果から荷物室27内に新たに収納する荷物11の高さを取得すると共に、荷物室内センサ29の検出結果から各荷物室27内の空きスペース情報を取得する。そして、配置決定部44は、新たに収納する荷物11の高さと各荷物室27内の空きスペース情報とに基づき、荷物室27内で荷物11の高さに応じた空きスペースを検索し、この空きスペースを荷物11の配置スペースとして決定する。この配置スペースの決定方法としては、以下の第1配置スペース決定方法〜第3配置スペース決定方法が例として挙げられる。なお、他の配置スペース決定方法を採用してもよい。
図6は、第1配置スペース決定方法を説明するための説明図である。図6に示すように、配置決定部44は、第1配置スペース決定方法を選択した場合、図中点線で表示した矢印で示すように、荷物11の受け付け順に配置スペースが連続して配置されるように配置スペースの決定を行う。
この際に、一方の荷物室27(図中、右側の荷物室27)の残りの空きペースの高さが、次に収納する荷物11の高さよりも小さい場合、配置決定部44は、他方の荷物室27(図中、左側の荷物室27)内の空きスペースを検索し、この空きスペースを次の荷物11の配置スペースとして決定する。その後、配置決定部44は、一方の荷物室27の残り空きスペース内に収納可能な荷物11があれば、この荷物11の配置スペースとして一方の荷物室27内の残り空きスペースを優先的に決定する。
図7は、第2配置スペース決定方法を説明するための説明図である。図7に示すように、配置決定部44は、第2配置スペース決定方法を選択した場合、配置室内センサ21の検出結果に基づき、ある一定高さ以上の大型の荷物11が各荷物室27の下側から配置され、且つある一定高さ未満の小型の荷物11が各荷物室27の上側から配置されるように、配置スペースの決定を行う。これにより、大型の荷物11、すなわち、基本的には重い荷物11を各荷物室27の下側から配置することができる。また、小型の荷物11、すなわち、基本的には軽い荷物11を各荷物室27の上側から配置することができる。
なお、第2配置スペース決定方法の変形例として、例えば、荷物11の高さ(大きさ)に関係なく、荷物11が各荷物11内の下側又は上側から配置(下詰め又は上詰め)、或いは下側及び上側の両方から配置されるように、配置スペースの決定を行ってもよい。
図8は、第3配置スペース決定方法を説明するための説明図である。図8に示すように、配置決定部44は、第3配置スペース決定方法を選択した場合、配置室内センサ21の検出結果に基づき、ある一定高さ以上の大型の荷物11が各荷物室27の一方に配置され、且つある一定高さ未満の小型の荷物11が各荷物室27の他方に配置されるように、配置スペースの決定を行う。なお、各荷物室27の一方が大型の荷物11で満杯で各荷物室27の他方に空きスペースがある場合、或いは各荷物室27の他方が小型の荷物11で満杯で各荷物室27の一方に空きスペースがある場合、この空きスペースを配置スペースとして決定してもよい。
図5に戻って、配置決定部44は、新たに収納する荷物11の配置スペースの決定結果を駆動制御部45へ出力する。
駆動制御部45は、統括制御部41の制御の下、荷物配置ユニット17の各部(リフター移動機構33、リフター34、及びフォーク35)を駆動して、配置室20内、パレット保管庫15内、及び荷物室27内のパレット23を移送する。これにより、荷物11の収納処理及び取り出し処理等を実行することができる。そして、駆動制御部45は、新たな荷物11の収納を行う場合、荷物配置ユニット17の各部を駆動して、パレット保管庫15内のパレット23を配置室20の底面上に移送して配置する。次いで、駆動制御部45は、配置決定部44から入力された配置スペースの決定結果に基づき、荷物11が配置されている配置室20内のパレット23を、配置決定部44が決定した配置スペースに対応する各荷物室27内の一対のパレット支持部16a上に移送して配置する。
駆動制御部45は、荷物室27内から荷物11の取り出しを行う場合、荷物配置ユニット17の各部を駆動して、統括制御部41により指定された荷物11が配置されている荷物室27内のパレット23を配置室20の底面上に移送して配置する。そして、配置室20内から荷物11が取り出された後、駆動制御部45は、配置室20内に残ったパレット23をパレット保管庫15内の空の一対のパレット支持部15a上に配置する。
[第1実施形態の宅配ボックスの作用]
次に、図9を用いて上記構成の宅配ボックス10における荷物の収納処理について説明する。図9は、第1実施形態の宅配ボックス10の荷物11の収納処理(荷物収納方法)の流れを示すフローチャートである。
宅配業者等は、操作パネル25で荷物11の収納操作を行い、荷物11の配達先を示す部屋情報を入力する(ステップS1)。コンピュータ14の統括制御部41は、操作パネル25で新たな荷物11の収納操作を受け付けた場合、駆動制御部45に対して配置室20内へのパレット配置指令を行う。この指令を受けて、駆動制御部45は、荷物配置ユニット17の各部を駆動して、パレット保管庫15内のパレット23を配置室20の底面上に移送して配置する。そして、統括制御部41は、配置室20の扉20aの電気錠を解錠する。
電気錠が解錠された後、宅配業者は、扉20aを開いて配置室20内のパレット23上に荷物11を配置する。これにより、配置室20内に荷物11が収納される(ステップS2)。そして、宅配業者は、扉20aを閉じた後、操作パネル25で荷物11の収納確認操作を行う。統括制御部41は、操作パネル25で収納確認操作を受け付けた場合、配置室20の扉20aの電気錠を施錠した後、荷物11の収納処理を開始させる。
統括制御部41は、配置室内センサ21及び荷物室内センサ29による検出を実行させる(ステップS3及びステップS4)。これら配置室内センサ21及び荷物室内センサ29の検出結果は、取得部43により取得された後、この取得部43から統括制御部41を介して配置決定部44に入力される。
次いで、統括制御部41は、配置決定部44に対して配置スペース決定指令を行う。この指令を受けて、最初に配置決定部44は、配置室内センサ21の検出結果から荷物室27に新たに収納する荷物11の高さを取得すると共に、荷物室内センサ29の検出結果から各荷物室27内の空きスペース情報を取得する(ステップS5)。なお、ステップS2からステップS5までの処理が本発明の第1の取得ステップ及び第2の取得ステップに相当する。
次いで、配置決定部44は、収納する荷物11の高さと各荷物室27内の空きスペース情報とに基づき、例えば既述の図6から図8で説明した方法を用いて、荷物室27内で荷物11の高さに応じた空きスペースを検索し、この空きスペースを荷物11の配置スペースとして決定する(ステップS6、本発明の配置決定ステップに相当)。そして、配置決定部44は、配置スペースの決定結果を駆動制御部45へ出力する。
配置スペースの決定後、統括制御部41は、駆動制御部45に対して収納指令を行う。この指令を受けて、駆動制御部45は、配置決定部44から入力された配置スペースの決定結果に基づき、荷物配置ユニット17の各部を駆動する(ステップS7)。荷物配置ユニット17は、配置室20内の荷物11が配置されたパレット23を、配置スペースに対応する荷物室27内の一対のパレット支持部16a上に移送して配置する(ステップS8、本発明の荷物配置ステップに相当)。これにより、荷物11が荷物室27内に収納される。
また、統括制御部41は、記憶部42内の荷物収納情報に、新たに収納された荷物11の荷物室27内での位置(配置スペース等)と、前述の部屋情報とを対応付けて追加登録する。これにより、記憶部42内の荷物収納情報が更新される。
以下、宅配業者等が新たな荷物11の収納を行うごとに、上述のステップS1からステップS8までの処理が繰り返し実行される(ステップS9)。
なお、居住者が宅配ボックス10に収納された荷物11の取り出しを行う場合、操作パネル25で荷物11の取り出し操作を行い、部屋情報と認証情報とを入力する。統括制御部41は、操作パネル25で新たな荷物11の取り出し操作を受け付けた場合、操作パネル25に入力された認証情報と、記憶部42に記憶されている認証情報とを照合して、両者が一致した場合にのみ荷物11の取り出し処理を開始する。
統括制御部41は、記憶部42内の荷物収納情報を参照して、荷物室27内に収納されている荷物11の位置(配置スペース等)を判別する。そして、統括制御部41は、駆動制御部45に対して荷物11の取り出し指令を行う。この指令を受けて、駆動制御部45は、荷物配置ユニット17の各部を駆動し、統括制御部41により判別された位置にある荷物11が配置されているパレット23を、配置室20の底面上に移送して配置する。これにより、居住者宛の荷物11が荷物室27から取り出されて、配置室20内に配置される。
次いで、統括制御部41は、配置室20の扉20aの電気錠を解錠する。そして、居住者は、扉20aを開いて配置室20内のパレット23上に配置されている荷物11を取り出す。これにより、荷物11の取り出しが完了する。
居住者は、荷物11の取り出し後、扉20aを閉じると共に、操作パネル25で荷物11の取り出し確認操作を行う。統括制御部41は、操作パネル25で取り出し確認操作を受け付けた場合、扉20aの電気錠を施錠した後、駆動制御部45に対してパレット23の収納指令を行う。この指令を受けて、駆動制御部45は、荷物配置ユニット17の各部を駆動して、配置室20内のパレット23をパレット保管庫15内の空の一対のパレット支持部15a上に配置する。
また、統括制御部41は、記憶部42内の荷物収納情報から、取り出した荷物11に対応する情報を削除する。これにより、記憶部42内の荷物収納情報が更新される。
以下、居住者が荷物11の取り出しを行うごとに、上述の処理が繰り返し実行される。
[第1実施形態の効果]
以上のように第1実施形態の宅配ボックス10では、荷物室27内に配置する荷物11の配置スペースを荷物11の高さに応じて荷物11ごとに決定し、決定した配置スペースに荷物11を配置するので、荷物室27内の空きスペースを極力減らして荷物11の収納効率を向上させることができる。
[第2実施形態の宅配ボックス]
次に、本発明の第2実施形態の宅配ボックス10について説明を行う。上記第1実施形態の宅配ボックス10では、荷物室27内に新たな大型の荷物11を収納する際に、荷物室27内に小型の荷物11を収納可能な空きスペースが複数存在しているものの、大型の荷物11を収納可能な空きスペースが存在していない場合がある。この場合、大型の荷物11を荷物室27内に収納することができなくなる。
そこで、第2実施形態の宅配ボックス10では、荷物室27への荷物11の収納、及び荷物室27からの荷物11の取り出しが行われる時間以外の空き時間(待機時間ともいう)に、荷物室27内に収納されている荷物11の再配置を行う。なお、第2実施形態の宅配ボックス10は、上記第1実施形態の宅配ボックス10と基本的に同じ構成であるので、上記第1実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
第2実施形態の統括制御部41(図5参照)は、操作パネル25にて荷物11の収納操作或いは取り出し操作が行われない時間が所定時間以上継続した場合、空き時間であると判定して、荷物室内センサ29、配置決定部44、及び駆動制御部45を制御して、荷物室27内の荷物11の再配置を実行させる。なお、ここでいう荷物室27内での荷物11の再配置には、荷物室27間での荷物11の入れ替えも含まれる。
<第2実施形態の荷物室センサ>
各荷物室内センサ29は、空き時間において統括制御部41の制御の下、各荷物室27内に収納されているパレット23の位置情報と荷物11の位置情報とを検出して、コンピュータ14の取得部43へ出力する(図5参照)。各荷物室内センサ29の検出結果は、既述の通り、各荷物室27内の空きスペース情報と荷物11の位置情報(位置範囲)とを示すものであり、取得部43から統括制御部41を介して配置決定部44に入力される。すなわち、第2実施形態の各荷物室内センサ29及び取得部43は、本発明の第2の取得部及び第3の取得部として機能する。
<配置スペースの再決定の第1例>
図10(A),(B)は、第2実施形態の配置決定部44による配置スペースの再決定の第1例を説明するための説明図であり、(A)は再配置前の荷物室27内の荷物11の配置スペースを示し、(B)は配置決定部44により再決定された荷物室27内の荷物11の配置スペースを示す。
図10(A),(B)に示すように、配置決定部44は、空き時間において統括制御部41の制御の下、各荷物室内センサ29の検出結果に基づき、荷物室27内の荷物11の配置スペースを再決定する。具体的に、配置決定部44は、各荷物室内センサ29の検出結果から取得される各荷物室27内の空きスペース情報と、各荷物室27内の各荷物11の位置情報とに基づき、各荷物室27内に最大の空きスペースが確保されるように、各荷物室27内の荷物11の配置スペースを再決定する。そして、配置決定部44は、配置スペースの再決定結果を駆動制御部45へ出力する。
<配置スペースの再決定の第2例>
図11(A),(B)は、荷物室27内から荷物11の取り出しが行われた後の荷物室27内の空きスペースを説明するための説明図であり、(A)は荷物11の取り出し前の状態であり、(B)は荷物11の取り出し後の状態である。図12は、配置決定部44による配置スペースの再決定の第2例を説明するための説明図である。
図11(A),(B)に示すように、各荷物室27内から荷物11の取り出しが行われた後の空き時間においても、配置決定部44は、荷物室内センサ29の検出結果に基づき、荷物11の取り出し後の各荷物室27内の空きスペース情報と、各荷物室27内に収納されている各荷物11の位置情報(位置範囲)とを取得する。これにより、図12に示すように、配置決定部44は、上記第1例と同様に各荷物室27内の荷物11の配置スペースを再決定し、この配置スペースの再決定結果を駆動制御部45へ出力する。
このように各荷物室27からの荷物11の取り出し後には、各荷物室27内に新たな空きスペースが生じるため、各荷物室27内での荷物11の配置スペースの再決定を行うことで、荷物11の取り出しにより生じた空きスペースを一つにまとめて、大型の空きスペースを確保することができる。そして、特に荷物室27が複数設けられている場合には、荷物室27間での荷物11の入れ替えを行うことにより、大型の空きスペースを確保することができる。
<第2実施形態の駆動制御部>
駆動制御部45は、空き時間において統括制御部41の制御の下、配置決定部44から入力された配置スペースの再決定結果に基づき、荷物配置ユニット17の各部を駆動して、各荷物室27内の荷物11を再配置させる。
なお、各荷物室27内の荷物11を再配置する場合には、各荷物室27内から一部の荷物11を一時的に取り出す必要が生じる場合がある。このため、図13に示すように、各荷物室27内の荷物11の再配置を行う際に、各荷物室27内の一部の荷物11を一時的に収納する予備荷物室48を設けてもよい。ここで図13は、予備荷物室を説明するための説明図である。なお、予備荷物室48を新たに設ける代わりに、或いは予備荷物室48と併せて、配置室20などの荷物室27以外の場所を本発明の予備荷物室として用いてもよい。
[第2実施形態の宅配ボックスの作用]
次に、図14を用いて第2実施形態の宅配ボックス10における荷物11の再配置について説明する。図14は、第2実施形態の宅配ボックス10による荷物室27内の荷物11の再配置処理の流れを示すフローチャートである。
第2実施形態の統括制御部41は、荷物室27内への荷物11の収納後、或いは荷物室27からの荷物11の取り出し後、図示しないタイマー等により操作パネル25にて荷物11の収納操作又は取り出し操作が行われない時間を計測し、この時間が所定時間以上となった場合に空き時間であると判定する(ステップS11)。
統括制御部41は、空き時間であると判定とした場合、各荷物室内センサ29による検出を実行させる(ステップS12)。各荷物室内センサ29の検出結果は、取得部43により取得され、取得部43から統括制御部41を介して配置決定部44に入力される。
次いで、統括制御部41は、配置決定部44に対して配置スペースの再決定指令を行う。この指令を受けて、配置決定部44は、荷物室内センサ29の検出結果から各荷物室27内の空きスペース情報と各荷物11の位置情報とを取得する(ステップS13)。
そして、配置決定部44は、各荷物室27内の空きスペース情報と各荷物11の位置情報とに基づき、各荷物室27内の空きスペースを最大化する各荷物11の配置スペースを再決定し、この配置スペースの再決定結果を駆動制御部45へ出力する(ステップS14)。
配置スペースの再決定後、統括制御部41は、駆動制御部45に対して再配置指令を行う。この指令を受けて、駆動制御部45は、配置決定部44から入力された配置スペースの再決定結果に基づき、荷物配置ユニット17の各部を駆動して各荷物室27内の荷物11を再配置させる(ステップS15及びステップS16)。なお、この再配置の際に、各荷物室27内の一部の荷物11を前述の予備荷物室48内に一時的に収納させてもよい。
[第2実施形態の効果]
以上のように第2実施形態の宅配ボックス10では、空き時間内において、各荷物室27内の空きスペースが最大化するように各荷物室27内の荷物11の再配置を行うため、各荷物室27内の小さな空きスペースを一つにまとめて、大型の荷物11を収納可能な空きスペースを確保することができる。その結果、荷物室27内の空きスペースを極力減らして荷物11の収納効率を向上させることができる。
なお、上記第2実施形態の配置決定部44は、各荷物室27内の空きスペースを最大化するように各荷物11の配置スペースを再決定しているが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、既述の図7に示したように、大型の荷物11が各荷物室27の下側に再配置され、且つ小型の荷物11が各荷物室27の上側に再配置されるように、配置スペースの再決定を行ってもよい。或いは、既述の図8に示したように、大型の荷物11が各荷物室27の一方に再配置され、且つ小型の荷物11が各荷物室27の他方に再配置されるように、配置スペースの再決定を行ってもよい。
[第3実施形態の宅配ボックス]
次に、本発明の第3実施形態の宅配ボックス10A(図15等参照)について説明を行う。上記各実施形態の宅配ボックス10では、荷物11の収納と取り出しとを1つの兼用ユニット13で行っているが、第3実施形態の宅配ボックス10Aでは、荷物11の収納と取り出しとをそれぞれ異なるユニットで行う。
図15は、第3実施形態の宅配ボックス10Aの上面図である。図16は、第3実施形態の宅配ボックス10Aの側面図である。図17は、第3実施形態の宅配ボックス10Aの荷物受付ユニット13Aの正面図である。図18は、第3実施形態の宅配ボックス10Aの荷物取り出しユニット51の正面図である。
なお、第3実施形態の宅配ボックス10Aは、荷物取り出しユニット51を備える点を除けば、上記各実施形態の宅配ボックス10と基本的に同じ構成であるので、上記各実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
図15から図18に示すように、第3実施形態の宅配ボックス10Aは、集合住宅のエントランス内の壁W1と、エントランスの奥側にある居住空間内の壁W2との間に設けられている。この宅配ボックス10Aは、荷物受付ユニット13Aと、コンピュータ14と、パレット保管庫15と、荷物保管庫16と、荷物配置ユニット17Aと、荷物取り出しユニット51と、を備える。
荷物受付ユニット13Aは、本発明の荷物受付部に相当するものである。この荷物受付ユニット13Aは、上記各実施形態の兼用ユニット13と基本的に同じ構成であり、配置室20と配置室内センサ21とを有する。この荷物受付ユニット13Aの配置室20内には、荷物保管庫16(荷物室27)内に新たに収納する荷物11のみが配置される。
荷物受付ユニット13Aの上面側には既述のコンピュータ14とパレット保管庫15とが設けられ、荷物受付ユニット13Aの側面側には荷物保管庫16が設けられている。なお、第3実施形態では荷物保管庫16の数が1つであるが、荷物保管庫16を複数設けてもよい。また、第3実施形態の操作パネル25は荷物11の収納操作のみを受け付ける。
荷物配置ユニット17Aは、本発明の荷物配置部及び荷物取り出し部に相当する。この荷物配置ユニット17Aは、上記各実施形態の荷物配置ユニット17と基本的に同じ構成であり、既述のリフター移動機構33とリフター34とフォーク35との他に、リフター回転機構53を備える。
リフター回転機構53は、例えばリフター移動機構33とリフター34との間に設けられたモータ等により構成されており、リフター34を上下方向Zに平行な軸周りに回転させる。このリフター回転機構53によりリフター34を回転させることで、フォーク35を、荷物受付ユニット13A、パレット保管庫15、及び荷物保管庫16の各々に対向する位置と、荷物取り出しユニット51に対向する位置とに移動させることができる。
荷物取り出しユニット51は、荷物保管庫16(荷物室27)内から取り出された荷物11が配置される荷物取り出し室55と、操作部56とを備える。荷物取り出し室55は、壁W2の内側に設けられており、宅配ボックス10で収納可能な最大の荷物11に対応する大きさを有している。この荷物取り出し室55の底面には、荷物保管庫16から取り出された荷物11を配置しているパレット23が配置される。
荷物取り出し室55の前面側(居住空間側の面)の開口部には、この開口部を開閉する扉55aが設けられている。扉55aは、壁W2の外側に露呈している。また、扉55aは、前述の扉20aと同様に図示しない電気錠を有している。この電気錠の解錠及び施錠は、コンピュータ14により切替制御され、荷物取り出し室55内に荷物室27から取り出された荷物11及びパレット23が配置された時にのみ電気錠は解錠される。
操作部56は、荷物取り出し室55の上面側に設けられている。この操作部56の筐体の前面には、壁W2の外側に露呈した操作パネル58が設けられている。この操作パネル58は、前述の荷物11の取り出し操作のみを受け付ける。そして、操作パネル58で受け付けた荷物11の取り出し操作に応じて、コンピュータ14が宅配ボックス10Aの各部を制御して、荷物11の取り出し処理を行う。
図19は、第3実施形態のコンピュータ14の構成を示すブロック図である。図19に示すように、第3実施形態のコンピュータ14は、第1実施形態と同様に統括制御部41Aと、記憶部42と、取得部43と、配置決定部44と、駆動制御部45Aとを有する。
統括制御部41Aは、操作パネル25で受け付けた荷物11の収納操作及び操作パネル58で受け付けた荷物11の取り出し操作に応じて、第1実施形態と同様に、記憶部42及び取得部43から取得した各種情報に基づき配置決定部44及び駆動制御部45A等を制御することで、荷物11の収納処理及び取り出し処理等を実行させる。
駆動制御部45Aは、統括制御部41の制御の下、荷物配置ユニット17Aの各部(リフター移動機構33、リフター34、フォーク35、及びリフター回転機構53)を駆動して、配置室20内、パレット保管庫15内、荷物室27内、及び荷物取り出し室55内のパレット23の移送を行う。なお、荷物11の収納時のパレット23の移送は上記各実施形態と基本的に同じである。
また、駆動制御部45Aは、荷物室27から荷物11の取り出しを行う場合、荷物配置ユニット17の各部を駆動して、統括制御部41Aにより指定された荷物11が配置されているパレット23を荷物取り出し室55の底面上に移送して配置する。そして、駆動制御部45Aは、荷物取り出し室55内から荷物11が取り出された後、荷物取り出し室55内のパレット23をパレット保管庫15内の空の一対のパレット支持部15a上に配置する。
なお、第3実施形態の宅配ボックス10Aの作用(荷物11の収納、取り出し、及び再配置)は、荷物室27から取り出された荷物11の配置先が荷物取り出し室55に変更された点を除けば、上記各実施形態(図9及び図14参照)と基本的に同じであるので、具体的な説明は省略する。
[第3実施形態の効果]
このように第3実施形態の宅配ボックス10Aにおいても、荷物室27内に配置する荷物11の配置スペースを荷物11の高さに応じて荷物11ごとに決定し、決定した配置スペースに荷物11を配置するので、上記各実施形態と同様に荷物室27内の空きスペースを極力減らして荷物11の収納効率を向上させることができる。また、宅配業者等が荷物11を収納する空間と居住者等が荷物11を取り出す空間とを分けることができるので、集合住宅のセキュリティーを向上させることができる。
図20は、第3実施形態の宅配ボックス10Aの変形例を説明するための説明図である。上記第3実施形態では、操作部56の上面側と荷物取り出しユニット51の側面側とがそれぞれ空きスペースになっているが、例えば図20に示すように、操作部56の上面側にパレット保管庫15を設けると共に、荷物取り出しユニット51の側面側に1又は複数の荷物保管庫16を設けてもよい。
[第4実施形態の宅配ボックス]
図21は、第4実施形態の宅配ボックス10Bの正面図である。上記各実施形態では、一対のパレット支持部16aが各荷物室27の内側壁面に沿って上下方向Zに等間隔で複数設けられている。これに対して、図21に示すように第4実施形態の宅配ボックス10Bでは、一対のパレット支持部16aの各々が各荷物室27の内側壁面に沿って上下方向Zに移動自在に支持されている。そして、各一対のパレット支持部16aは、図示しない支持部移動機構により上下方向Zに移動される。この支持部移動機構の駆動は、既述のコンピュータ14の駆動制御部45により制御される。
なお、第4実施形態の宅配ボックス10Bは、一対のパレット支持部16aの各々が上下方向Zに移動可能になっている点を除けば上記各実施形態の宅配ボックス10,10Aと基本的に同じ構成であるので、上記各実施形態と機能又は構成上同一のものについては、同一符号を付してその説明は省略する。
各一対のパレット支持部16aは、パレット23の配置前は荷物室27の下側に移動されている。そして、上記各実施形態と同様に、配置決定部44により荷物11の配置スペースが決定されると、荷物11が配置されたパレット23が、荷物配置ユニット17によって荷物室27内の最も上側にある一対のパレット支持部16a上に配置される。ここでいう荷物11の配置スペースとは、各荷物11内の上側から荷物11を順次収納していくような上詰めの配置スペースである。次いで、駆動制御部45が支持部移動機構を駆動して、パレット23が配置された一対のパレット支持部16aを上側に向けて移動する。
図22は、一対のパレット支持部16aによる配置スペースへの荷物11の配置を説明するための説明図であり、図21中に矢印で示した荷物11の移動完了後の状態を示すものである。図22に示すように、支持部移動機構は、パレット23が配置された一対のパレット支持部16aを、荷物11の配置スペースに対応する荷物室27内の高さ位置まで移動させる。なお、この荷物11の高さ位置(停止位置)は、配置室内センサ21及び荷物室内センサ29等により荷物11の高さを検出した結果に基づき決定される。これにより、配置決定部44が決定した荷物室27内の配置スペースに荷物11が収納(配置)、すなわち、各荷物室27内に荷物11が上詰めで順次収納される。
図23(A),(B),(C)は、第4実施形態の宅配ボックス10Bからの荷物11の取り出しを説明するための説明図である。図23(A)〜(C)に示すように、荷物配置ユニット17より例えば荷物室27内の最下段にある荷物11及びパレット23が取り出された場合、駆動制御部45は支持部移動機構を駆動して、これら荷物11等を支持していた一対のパレット支持部16aを荷物室27の下側に移動させる。
図24(A),(B),(C)は、第4実施形態の宅配ボックス10Bにおける荷物11の再配置の一例を説明するための説明図である。図24(A)〜(C)に示すように、荷物配置ユニット17より荷物室27内の最下段以外にある荷物11及びパレット23が取り出された場合、配置決定部44は、各荷物室27内に最大の空きスペース(各荷物室27内の下側の空きスペース)が確保されるように、各荷物室27内の荷物11の配置スペースを再決定する。
具体的には、配置決定部44は、各荷物室27内の各荷物11の間、及び各荷物室27の上面と荷物11との間にそれぞれ空きスペースが生じないように、各荷物11の配置スペースを再決定する。この配置スペースとは、荷物11の取り出しにより新たに生じた空きスペースの分だけ、この空きスペースの下側にある荷物11を上側に移動(上詰め)させるような配置スペースである。そして、配置スペースの再決定結果に従って、駆動制御部45は、支持部移動機構を駆動して対応する一対のパレット支持部16aを上側に移動させる。これにより、上記第2実施形態と同様に、各荷物室27内の小さな空きスペースを一つにまとめて、大型の荷物11を収納可能な空きスペースを確保することができる。
なお、複数の荷物11の取り出しにより各荷物室27内に複数の空きスペースが生じた場合、各荷物室27内の荷物11の高さ検出結果と、各荷物室27内の空きスペースとに基づき、各荷物室27内に最大の空きスペース(各荷物室27内の下側の空きスペース)が確保されるように、荷物室27間での荷物11の入れ替えを行ってもよい。
第4実施形態の宅配ボックス10Bの作用(荷物11の収納、取り出し、及び再配置)についても、支持部移動機構により一対のパレット支持部16aを上下方向Zに移動させる点を除けば、上記各実施形態(図9及び図14参照)と基本的に同じであるので、具体的な説明は省略する。
[第4実施形態の効果]
このように第4実施形態の宅配ボックス10Bでは、各一対のパレット支持部16aを上下方向Zに移動可能にすることで、上記各実施形態と同様に、荷物11の高さに応じて決定した荷物室27内の配置スペースに荷物11を配置することができる。その結果、荷物室27内の空きスペースを極力減らして荷物11の収納効率を向上させることができる。
[その他]
上記各実施形態では、配置室内センサ21(荷物センサ37)により配置室20内の荷物11の高さを検出しているが、例えば荷物11の高さが既知である場合は、取得部43が各種の有線又は無線の通信回線を介して外部から荷物11の高さを取得してもよい。
上記各実施形態では、荷物室内センサ29の検出結果に基づき各荷物室27内の空きスペース情報と荷物11の位置情報(位置範囲)とを取得しているが、他の方法を用いてもよい。例えば、荷物室27内に収納する荷物11の収納位置及び大きさを記憶部42に逐次記憶しておくことにより、取得部43が記憶部42を参照して空きスペース情報と荷物11の位置情報とを取得するようにしてもよい。この場合には、記憶部42及び取得部43により本発明の第2の取得部及び第3の取得部が構成される。
上記各実施形態では、荷物室27内に荷物11を上下方向Zに並べて収納しているが、前後方向X又は幅方向Yに並べて配置してもよく、或いは各方向に並べて配置(3次元的な配置を含む)してもよい。この場合、配置室内センサ21(荷物センサ37)は、荷物室27内で荷物11を並べて配置する方向に応じて、配置室20内に配置された荷物11の前後方向X及び幅方向Yの長さ等も検出可能である。これら荷物11の前後方向X及び幅方向Yの長さも、上記荷物11の高さと同様に本発明の荷物11の大きさに相当する。これにより、荷物11の大きさに応じた荷物室27内での荷物11の配置スペースを決定することができる。
上記各実施形態では、パレット23上に荷物11を配置しているが、荷物11を籠又は容器内に荷物11を配置してもよい。なお、荷物室27内の配置スペースで荷物11を支持することができれば、パレット23及び一対のパレット支持部16a以外の各種荷物支持部を用いてもよい。
上記各実施形態では、各荷物室内センサ29の検出結果のみを用いて各荷物室27内での各荷物11の位置情報(位置範囲)を取得しているが、この位置情報(位置範囲)は、荷物室内センサ29で検出した荷物室27内のパレット23の位置と、配置室内センサ21等で既に検出した荷物11の高さとに基づき取得することもできる。すなわち、配置室内センサ21を本発明の第3の取得部の一部として用いることができる。
上記各実施形態では、配置室20と荷物配置ユニット17,17Aとがそれぞれ1つずつ設けられているが、これらを複数設けて複数の荷物11の収納を並行して行えるようにしてもよい。また、上記第3実施形態ではさらに荷物取り出し室55等を複数設けることにより、複数の荷物11の取り出しも並行して行えるようにしてもよい。さらに、荷物室27内に荷物を配置する荷物配置ユニット17(荷物配置部)と、荷物室27から荷物11を取り出す荷物配置ユニット17(荷物取り出し部)とをそれぞれ個別に設けてもよい。これにより、荷物11の収納と取り出しとを並行して行うことができる。
上記各実施形態では、集合住宅に設置される宅配ボックスを例に挙げて説明したが、駅などの公共施設に設置されるコインロッカー、及びスポーツジム等に設置されるロッカー等の各種荷物(荷物の種類は特に限定されない)を収納する荷物収納装置に本発明を適用することができる。
[付記]
上記第2実施形態等では、荷物室27内に自動収納された荷物11の再配置を行う例について説明したが、手動収納を含む任意の方法で荷物室27内に収納された各荷物11の再配置についても上記第2実施形態と同様に行うことができる。すなわち、本明細書では以下に示す発明を含む多様な技術思想の開示を含んでいる。
(付記1)複数の荷物を収納した荷物室内の荷物を再配置する荷物再配置装置において、前記荷物室内の空きスペース情報を取得する空きスペース情報取得部と、前記荷物室内の前記荷物の位置及び大きさ(位置範囲)を示す荷物情報を取得する荷物情報取得部と、前記空きスペース情報取得部と前記荷物情報取得部とによる取得結果に基づき、前記荷物室内の前記荷物を当該荷物室内で再配置する配置スペースを、前記荷物の大きさに応じて当該荷物ごとに決定する配置決定部と、前記配置決定部の決定結果に基づき、前記荷物室内の前記荷物を再配置する荷物配置部と、を備える荷物再配置装置。
(付記2)複数の荷物を収納した荷物室内の荷物を再配置する荷物再配置方法において、前記荷物室内の空きスペース情報を取得する空きスペース情報取得ステップと、前記荷物室内の前記荷物の位置及び大きさ(位置範囲)を示す荷物情報を取得する荷物情報取得ステップと、前記空きスペース情報取得部と前記荷物情報取得部とによる取得結果に基づき、前記荷物室内の前記荷物を当該荷物室内で再配置する配置スペースを、前記荷物の大きさに応じて当該荷物ごとに決定する配置決定ステップと、前記配置決定ステップの決定結果に基づき、前記荷物室内の前記荷物を再配置する荷物配置ステップと、を有する荷物再配置方法。
10,10A,10B…宅配ボックス,11…荷物,13…兼用ユニット,13A…荷物受付ユニット,14…コンピュータ,16…荷物保管庫,16a…パレット支持部,17,17A…荷物配置ユニット,20…配置室,21…配置室内センサ,23…パレット,25,58…操作パネル,27…荷物室,29…荷物室内センサ,41,41A…統括制御部,43…取得部,44…配置決定部,45,45A…駆動制御部,48…予備荷物室,51…荷物取り出しユニット,55…荷物取り出し室

Claims (10)

  1. 複数の荷物を収納可能な荷物室と、
    前記荷物室内に収納する前記荷物の大きさを取得する第1の取得部と、
    前記荷物室内の空きスペース情報を取得する第2の取得部と、
    前記第1の取得部及び前記第2の取得部の取得結果に基づき、前記荷物室内に配置する前記荷物の配置スペースを、前記荷物の大きさに応じて前記荷物ごとに決定する配置決定部と、
    前記配置決定部の決定結果に基づき、前記荷物を前記荷物室内の対応する前記配置スペースに配置する荷物配置部と、
    を備える荷物収納装置。
  2. 前記荷物室内の前記荷物の位置情報を取得する第3の取得部を備え、
    前記配置決定部は、前記第2の取得部と前記第3の取得部とによる取得結果に基づき、前記荷物室内の前記荷物ごとの前記配置スペースを再決定し、
    前記荷物配置部は、前記配置決定部が再決定した前記荷物ごとの前記配置スペースに基づき、前記荷物室内の前記荷物を再配置する請求項1に記載の荷物収納装置。
  3. 前記配置決定部は、前記荷物室内の空きスペースの大きさを最大化する前記配置スペースを再決定する請求項2に記載の荷物収納装置。
  4. 前記荷物室内に収納された前記荷物の取り出しを行う荷物取り出し部を備え、
    前記配置決定部による前記配置スペースの再決定と、前記荷物配置部による前記荷物の再配置とを、前記荷物室への前記荷物の収納又は前記荷物室からの前記荷物の取り出しが行われる時間以外の空き時間に実行させる制御部を備える請求項2又は3に記載の荷物収納装置。
  5. 前記荷物配置部が前記荷物室内の前記荷物を再配置する場合に、前記荷物室内の一部の前記荷物を一時的に収納する予備荷物室を備える請求項2から4のいずれか1項に記載の荷物収納装置。
  6. 前記荷物を対応する前記配置スペース内で支持する荷物支持部を備える請求項1から5のいずれか1項に記載の荷物収納装置。
  7. 前記荷物室内に収納する前記荷物が配置される荷物受付部を備え、
    前記荷物配置部は、前記荷物受付部内に配置された前記荷物を前記配置スペースに配置する請求項1から6のいずれか1項に記載の荷物収納装置。
  8. 前記第1の取得部は、前記荷物受付部及び前記荷物配置部の少なくとも一方に設けられている請求項7に記載の荷物収納装置。
  9. 前記第1の取得部は、前記荷物の大きさとして前記荷物の高さを取得する請求項1から8のいずれか1項に記載の荷物収納装置。
  10. 複数の荷物を収納可能な荷物室に収納する前記荷物の大きさを取得する第1の取得ステップと、
    前記荷物室内の空きスペース情報を取得する第2の取得ステップと、
    前記第1の取得ステップ及び前記第2の取得ステップでの取得結果に基づき、前記荷物室内に配置する前記荷物の配置スペースを、前記荷物の大きさに応じて前記荷物ごとに決定する配置決定ステップと、
    前記配置決定ステップでの決定結果に基づき、前記荷物を前記荷物室内の対応する前記配置スペースに配置する荷物配置ステップと、
    を有する荷物収納方法。
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