JP2017212487A - Ipフラグメント装置、ipデフラグメント装置、ipフラグメントパケット通信システム、ipフラグメントパケット送信方法、ipフラグメントパケットのデフラグメント方法、ipフラグメントパケットの通信方法及びプログラム - Google Patents

Ipフラグメント装置、ipデフラグメント装置、ipフラグメントパケット通信システム、ipフラグメントパケット送信方法、ipフラグメントパケットのデフラグメント方法、ipフラグメントパケットの通信方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】分割された一部のパケットに廃棄が発生した場合でも、廃棄されたパケットを再生し正常なIPパケットを通信する。【解決手段】送信側で転送するIPフラグメントパケットを複製し、ネットワーク上の別々のルートに転送する。受信側では各ルートから入力されるパケットの状態(廃棄発生有無等)を監視し、廃棄が発生しているルートのパケットは、別ルートで正常に転送されたパケットを選択することにより、正常なIPフラグメントパケットの通信を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、IPフラグメント装置、IPデフラグメント装置、IPフラグメントパケット通信システム、IPフラグメントパケット送信方法、IPフラグメントパケットのデフラグメント方法、IPフラグメントパケットの通信方法及びプログラムに関し、特にIPフラグメントパケットの損失を保護するIPフラグメント装置、IPデフラグメント装置、IPフラグメントパケット通信システム、IPフラグメントパケット送信方法、IPフラグメントパケットのデフラグメント方法、IPフラグメントパケットの通信方法及びプログラムに関する。
IPフラグメントパケット通信に関する従来技術としては、特許文献1〜3に記載された技術がある。特許文献1には、メモリコストを削減可能とし、性能の低下を低減可能なIPフラグメントパケット処理装置を提供するために、IPフラグメントパケット処理部は、レイヤ4ヘッダ情報を含む先頭フラグメントパケットを受信するまで、非先頭フラグメントパケットをバッファリングし、先頭フラグメントパケットを先頭として、バッファリングしていたフラグメントパケットを送信する、パケット解析部は先頭フラグメントパケットの場合、連想記憶メモリへフラグメント識別情報を登録し、連想記憶メモリへの登録情報と対応したキャッシュメモリへレイヤ4ヘッダ情報を格納する、またパケット解析部は中間または最終フラグメントパケットの場合、パケット識別情報にて連想記憶メモリを検索し、その検索結果に対応するキャッシュメモリからレイヤ4ヘッダ情報を読出し、高速小容量メモリに上書きすることの記載がある。
特許文献2には、IPフラグメントパケットに対して、フラグメントされる前のIPパケット全体についてIPより上位のプロトコルに従って処理を行う場合に必要とするバッファ容量を低減することが可能なパケット処理装置を提供するために、フラグメント先頭パケットから、上位ヘッダの情報を含む識別子の組み合わせであるパケット識別子と上位ヘッダの情報を含まない識別子の組み合わせである先頭フラグメント識別子とを抽出し、フラグメント後続パケットから、上位ヘッダの情報を含まない識別子の組み合わせである後続フラグメント識別子を抽出する識別子抽出部と、パケット識別子、および、先頭および後続フラグメント識別子を格納する記憶部と、記憶部に格納されたパケット識別子、および、先頭および後続フラグメント識別子に基づいて、フラグメントパケットに対して、上位のプロトコルに従うパケット処理を決定する検索管理部と、を備えることの記載がある。
特許文献3には、伝送路の障害検出時に伝送路を切り替えることなく、同期を取るための回路を必要としない伝送システムを提供するために、送信するデータを、順番を示す番号を付加した複数のパケットに分割し、分割したパケットを複製し、複製したパケットを複数の伝送路に応じた複数の所定のフレームにそれぞれ組み込んでそれぞれ送信し、受信したフレームからパケットをそれぞれ取り出し、この取り出したパケットに付加された順番を示す番号が初見の番号のパケットを、この順番を示す番号に基づいて組み立ててデータを復元することの記載がある。
特開2008−205868号公報 特開2009−239685号公報 特開2014−039111号公報
特許文献1及び2に記載されたIPフラグメントパケット処理装置では、ネットワーク上のトラフィックの過負荷状態で発生する輻輳や伝送路品質劣化により、IPフラグメントパケットの一部が廃棄された場合、受信側で分割したパケット全てが廃棄されることになる。また、特許文献1及び2に記載されたIPフラグメントパケット処理装置では、再度正常パケットを転送するためには廃棄された一部のパケットだけではなく分割された全てのパケットを再送する必要があり、ネットワーク上のトラフィックが増加し、輻輳が発生する要因となる。
また特許文献3に記載された伝送システムでは、シーケンス番号を付加するために、パケットサイズが長くなり、データ量が増加することになる。
本発明は、分割された一部のパケットに廃棄が発生した場合でも、別ルートで転送されるパケットを選択することにより廃棄されたパケットを再生し正常なIPフラグメントパケットの通信を行うことを、データ量を増大させることなく実現することを目的とする。
本発明に係るIPフラグメント装置は、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを出力するIPフラグメント格納部と、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加して出力するIPヘッダ生成部と、
前記IPヘッダ生成部から出力されたIPフラグメントパケットが、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製されてそれぞれ入力され、入力された前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換える、複数のフラグ情報変更部と、
を備えたIPフラグメント装置である。
本発明に係るIPデフラグメント装置は、ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納するIPデフラグメント格納部と、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力するヘッダ識別部と、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力するメモリ監視部と、
を有するIPデフラグメント装置である。
本発明に係るIPフラグメントパケット通信システムは、上記本発明に係るIPフラグメント装置と、前記複数のフラグ情報変更部からそれぞれ出力されIPフラグメントパケットを、対応するルートに出力する第1のスイッチ部と、前記ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットを結合して出力する第2のスイッチ部と、前記第2のスイッチ部から出力される複数のIPフラグメントパケットが入力される、上記本発明に係るIPデフラグメント装置と、を備えたIPフラグメントパケット通信システムである。
本発明に係る、IPフラグメント装置のIPフラグメントパケット送信方法は、IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読みだし、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加し、
前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製し、
複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力する、IPフラグメント装置のIPフラグメントパケット送信方法である。
本発明に係る、IPデフラグメント装置のデフラグメント方法は、IPデフラグメント格納部に、ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納し、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力し、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する、IPデフラグメント装置のデフラグメント方法である。
本発明に係る、IPフラグメントパケットの通信方法は、IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読みだし、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加し、
前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製し、
複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力し、
IPデフラグメント格納部に、前記ネットワークの複数のルートを介して入力される前記複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納し、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力し、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する、IPフラグメントパケットの通信方法である。
本発明に係る、IPフラグメントパケット送信用プログラムは、コンピュータに、
IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読み出す処理と、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加する処理と、
前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製する処理と、
複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力する処理と、
を実行させるIPフラグメントパケット送信用プログラムである。
本発明に係る、IPフラグメントパケットのデフラグメント用プログラムは、コンピュータに、
IPデフラグメント格納部に、ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納する処理と、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力する処理と、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する処理と、
を実行させるIPフラグメントパケットのデフラグメント用プログラムである。
本発明によれば、分割された一部のパケットに廃棄が発生した場合でも、別ルートで転送されるパケットを選択することにより廃棄されたパケットを再生し正常なIPフラグメントパケットの通信を行うことを、データ量を増大させることなく実現することが可能となる。また、本発明によれば、IPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを用いることによりネットワークの転送されたルートを識別することができる。
本発明に係るIPフラグメントパケット通信システムの一実施形態の説明図である。 ネットワーク上のパケットフォーマットを示す図である。 図1のIPフラグメント部の一構成例を示すブロック図である。 図1のIPデフラグメント部の一構成例を示すブロック図である。 図4のIPフラグメント部の動作を示すフローチャートである。 図4のIPデフラグメント部の動作を示すフローチャートである。 図4のIPデフラグメント部の動作を示す説明図である。 本発明に係る第2の実施形態のパケット通信システムのIPデフラグメント部の一構成例を示すブロック図である。 図8のIPデフラグメント部の動作を示すフローチャートである。 図8のIPデフラグメント部の動作を示す説明図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る第1の実施形態のIPパケット通信システムの説明図である。図2はネットワーク上のパケットフォーマットを示す図である。図3は図1のIPフラグメント部の一構成例を示すブロック図である。図4は図1のIPデフラグメント部の一構成例を示すブロック図である。図5は図4のIPフラグメント部の動作を示すフローチャートである。図6は図4のIPデフラグメント部の動作を示すフローチャートである。図7は図4のIPデフラグメント部の動作を示す説明図である。
図1に示すパケット通信システムでは、送信側からネットワークを経由して受信側にIPフラグメントパケットを転送する形態を示している。図1に示すように、本実施形態のIPフラグメントパケット通信システムは、受信側において、IPデフラグメント部1とL2スイッチ(レイヤ2スイッチ)部2とを備えており、送信側において、L2スイッチ部3とIPフラグメント部4とを備えている。L2スイッチ部2とL2スイッチ部3との間は、ルートAとルートBとを備えたネットワークで接続されている。L2スイッチはネットワークを中継する機器のひとつで、パケットに宛先情報として含まれるMAC (Media Access Control) アドレスで中継先を判断し、中継動作を行うスイッチである。MACアドレスは、OSI参照モデルの第2層(物理層)で扱われるので、L2スイッチ(レイヤ2スイッチ)と呼ばれる。
図1に示すように、パケットサイズの長い信号(パケット信号)eは、送信側のIPフラグメント部4に入力される。IPフラグメント部4では、信号eをパケットサイズの短い複数のパケットに分割後、分割された複数のパケットを複製して、2つの信号(2つのIPフラグメントパケット)c、dを生成し、信号c、dを送信側のL2スイッチ部3を経由し、それぞれネットワークのルートAとルートBの2つのルートに送出する。信号c、dはそれぞれ分割したIPフラグメントパケット信号となる。送出された2つの信号(2つのIPフラグメントパケット)c、dは、ネットワーク上を経由し、受信側のL2スイッチ部2に入力される。L2スイッチ部2は、ルートAから入力したIPフラグメントパケットとルートBから入力したIPフラグメントパケットのスイッチングを行い信号bとして出力する。IPデフラグメント部1で、ルートAから分割されて入力されるIPフラグメントパケットを結合する動作と、ルートBから分割されて入力するIPフラグメントパケットを結合する動作とを行う。
図2に示すように、ネットワーク上のパケットフォーマットは、宛先MACアドレス、送信元MACアドレス、及びMACタイプからなるMACヘッダと、バージョン、ヘッダ長、サービスタイプ、データグラム長、ID (Identification)、フラグ、フラグメントオフセット、TTL (Time To Live)、プロトコル番号、ヘッダチェックサム、送信元IPアドレス、宛先IPアドレスからなるIPヘッダと、ユーザデータと、FCS (Frame Check Sequence)からなるMAC_FCSとを備えている。
図3に示す、送信側のIPフラグメント部では、信号eから入力されるデータをIPフラグメント格納部41に格納する(図5のステップS101)。IPフラグメント格納部41から、分割するパケットサイズに必要なデータを読み出し、IPヘッダ生成部42にて分割されたデータ毎にIPヘッダを付加して出力する(図5のステップS102)。IPヘッダ生成部42から出力したデータを信号dと信号cに分岐することによりパケットの複製を行い、フラグ情報変更部43、44は、信号d,cにおける、IPヘッダ内のフラグ情報の書き換えを行う(図5のステップS103)。フラグ情報は3ビットで構成されIPフラグメントで使用されるビットは2ビットで1ビットは予備ビットになっている。2ビットはフラグメントがさらに続くかどうかを表すMF (More Fragment) ビットと、IPパケットを分断してはいけないという指示を与えるために利用されるDF (Don’t Fragment) ビットとである。本実施形態では、予備ビットを使用し、ルートA側に出力するパケット(信号d)には予備ビットに0、ルートBに出力するパケット(信号c)には予備ビットに1を付加する(書き換える)。そして、フラグ情報変更部43、44はルートA、ルートBに向けてパケット(IPフラグメントパケット)を出力する(図5のステップS104)。
図4に示す、受信側のIPデフラグメント部では、信号bとなるIPフラグメントパケットを分岐して信号fとしてヘッダ識別回路11に入力する。ヘッダ識別回路11では、フラグメントされたパケットに付加されているIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットから入力したルートを識別し、ID情報から同一フラグメントグループの識別、予備ビット以外のフラグ及びフラグメントオフセット情報から分割した最後のパケットの受信状態及びパケットを結合する順番を信号fから識別する(図6のステップS201)。信号bはIPデフラグメント格納部12、13に格納される。
ヘッダ識別回路11は、識別した結果より信号bにおいて、ルートAから入力するパケットを、信号(IPデフラグメント格納部書き込み信号)gの制御によりIPデフラグメント格納部12に格納し、ルートBから入力するパケットを、信号h(IPデフラグメント格納部書き込み信号)の制御により、IPデフラグメント格納部13に格納する(図6のステップS202)。IPデフラグメント格納部12、13から、パケットの格納状態をそれぞれ示す信号i、j(IPデフラグメント格納部の格納情報信号)がメモリ監視回路14に出力され、メモリ監視回路14は信号i、jによってIPデフラグメント格納部12、13の格納状態を監視し(図6のステップS203)、パケット廃棄が発生した場合、廃棄がなく正常にパケットが格納されたIPデフラグメント格納部12、13のデータ格納領域から信号(IPデフラグメント格納部読み出し信号)m、nにより選択的にパケットを読み出し、結合したパケットを信号a(結合したIPフラグメントパケット信号)として出力する(ステップS204)。信号m、nはデフラグメントして出力することを指示する指示信号となる。
[動作の説明]
以下、図4及び図7を用いてIPデフラグメント部の動作を更に具体的に説明する。図4及び図7に示すように、信号bとして、ルートAよりP1_A、P2_A、P4_Aの3つに分割されたIPフラグメントパケットが入力し、ルートBより、P1_B、P3_B、P4_Bの3つに分割されたIPフラグメントパケットが入力される。信号bのIPフラグメントパケットはパケットP1_A、P1_B、P2_A、P3_B、P4_A、P4_Bの順に入力される。ルートAのIPフラグメントパケットは、ネットワーク上の転送中に3番目のパケットであるP3_Aが廃棄され、ルートBのIPフラグメントパケットは、ネットワーク上の転送中に2番目のP2_Bに廃棄された状態で信号bとして入力される。
IPデフラグメント格納部12は、ヘッダ識別回路11からの信号gによって、3つのパケットP1_A、P2_A、P4_Aのデータがそれぞれのデータが格納される領域(アドレス1、2、4)に書き込まれるが、パケットP3_Aのデータが格納される領域(アドレス3)にデータが書き込まれていない状態となる。IPデフラグメント格納部13は、ヘッダ識別回路11からの信号hによって、3つのパケットP1_B、P3_B、P4_Bのデータがそれぞれのデータが格納される領域(アドレス1、3、4)に書き込まれるが、パケットP2_Bのデータが格納される領域(アドレス2)にデータか書き込まれていない状態となる。
メモリ監視回路14で、IPデフラグメント格納部12、13から出力されるパケットの格納状態をそれぞれ示す信号i、jによって、IPデフラグメント格納部12、13における、データの格納されていない領域を識別し、IPデフラグメント格納部12、13からデータ読み出す時に、ルートA、Bとも正常データが書き込まれたパケットP1の場合、IPデフラグメント格納部12からデータを読み出し、ルートAのみ正常データが書き込まれたパケットP2の場合、IPデフラグメント格納部12からデータを読み出す。ルートBのみ正常データが書き込まれたパケットP3の場合、IPデフラグメント格納部13からデータを読み出す。ルートA、Bとも正常データが書き込まれたパケットP4の場合、IPデフラグメント格納部12からデータを読み出す。このような読み出し動作により、ルートA、Bにて同一順番のパケットが両方廃棄される場合を除き、送信側で分割されたIPフラグメントパケットは受信側で正常に結合でき信号aとして出力される。
本実施形態では、送信側で転送するIPフラグメントパケットを複製し、ネットワーク上の別々のルートに転送する。受信側では各ルートから入力されるパケットの状態(廃棄発生有無)を監視し、廃棄が発生しているルートのパケットは、別ルートで正常に転送されたパケットを選択することにより、正常なIPフラグメントパケットの通信を行うことができる。
(第2の実施形態)
図8は本発明に係る第2の実施形態のパケット通信システムのIPデフラグメント部の一構成例を示すブロック図である。図9は図8のIPデフラグメント部の動作を示すフローチャートである。図10は図8のIPデフラグメント部の動作を示す説明図である。
本実施形態のパケット通信システムはIPデフラグメント部の構成及び動作を除き、第1の実施形態のパケット通信システムと同じなので、IPデフラグメント部の構成及び動作以外のIPフラグメントパケット転送、IPフラグメント部の構成、ネットワーク上のパケットファーマットの内容等の説明を省略する。以下の説明においては、IPデフラグメント部の構成及び動作についてのみ説明する。
図8に示す、受信側のIPデフラグメント部では、信号bとなるIPフラグメントパケットを分岐して信号fとしてヘッダ識別回路15に入力する。ヘッダ識別回路15では、フラグメントされたパケットに付加されているIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットから入力したルートを識別し、ID情報から同一フラグメントグループの識別、予備ビット以外のフラグ及びフラグメントオフセット情報から分割した最後のパケットの受信状態及びパケットを結合する順番を信号fから識別する(図9のステップS301)。信号bはIPデフラグメント格納部16に入力される。
ヘッダ識別回路11は、識別した結果から信号bにおいて、ルートAから入力するパケットとルートBから入力するパケットとを、信号gの制御によりIPデフラグメント格納部16に格納する(図9のステップS302〜ステップS304)。ステップS302〜ステップS304については動作の説明において詳述する。IPデフラグメント格納部16から、パケットの格納状態を示す信号iがメモリ監視回路17に出力され、メモリ監視回路17は信号iによってIPデフラグメント格納部16の格納状態を監視し、ルートAとルートBから入力されるIPフラグメントパケットの最後のパケットの書き込みが完了したことを信号iで認識し(図9のステップS305)、信号mにてIPデフラグメント格納部16からパケットを読み出し、結合したパケットを信号aとして出力する(図9のステップS306)。
[動作の説明]
図10に示すように、信号bとして、ルートAよりP1_A、P2_A、P4_Aの3つに分割されたパケットが入力し、ルートBより、P1_B、P3_B、P4_Bの3つに分割されたパケットが入力される。L2スイッチ部2から出力されるパケットはP1_A、P1_B、P2_A、P3_B、P4_A、P4_Bの順番にIPデフラグメント格納部16に入力される。IPデフラグメント格納部16は、IPフラグメントパケットで同一順番のパケットの場合、信号gの制御により、ルートAとルートBで先に到着したパケットの書き込みを実施し、後に到着したパケットは、先に書き込まれたメモリ内の同一領域に上書きを実施する。
ヘッダ識別回路11は、ステップS301の後に、IPデフラグメント格納部16に同一順番のパケットが格納されているかどうかを判断する(ステップS302)。ルートAとルートBで先に到着し、IPデフラグメント格納部16に同一順番のパケットが格納されていない場合には(ステップS302のNO)、その先に到着したパケットを格納する(ステップS303)。そして、後に到着したパケットは、IPデフラグメント格納部16に同一順番のパケットが格納されているので(ステップS302のYES)、IPデフラグメント格納部16のすでにパケットが書き込まれている同一領域に後に到着したパケットを上書きする(ステップS304)。図10の動作図では、P1_AのデータをIPデフラグメント格納部16のアドレス1に書き込みを実施し、後到着のP1_Bのデータは同じアドレス1に上書きを実施する。次にP2_AのパケットをIPデフラグメント格納部16のアドレス2に書き込みを実施する。ただしルートBから入力されるはずのP2_Bはネットワークの転送中に廃棄が発生したため、アドレス2には上書きされずアドレス2にはP2_Aが格納される。次にP3_BのパケットをIPデフラグメント格納部16のアドレス3に書き込みを実施する。ただしルートAから入力されるはずのP3_Aはネットワークの転送中に廃棄が発生したため、アドレス3には上書きされずアドレス3にはP3_Bが格納される。P4_AのデータをIPデフラグメント格納部16のアドレス4に書き込みを実施し、後到着のP4_Bのデータは同じアドレス4に上書きを実施する。メモリ監視回路17で最後データ(P4_B)の格納が完了したら、IPデフラグメント格納部16からデータ読み出しを実施することによりルートA、Bにて同一順番のパケットが両方廃棄される場合を除き、送信側で分割されたIPフラグメントパケットは受信側で正常に結合でき信号aとして出力される。
本実施形態では、IPでフラグメント格納部が1つで構成されるために、第1の実施形態のIPデフラグメント部よりもメモリを減らすことができ、コストを削減することができる。
以上説明した第1及び第2の実施形態のパケット通信システムによれば、以下の効果を得ることができる。
第1の効果は、ネットワーク上のトラフィック過負荷で発生する輻輳や伝送路の品質劣化により、IPフラグメントパケットの一部が廃棄された場合でも、受信側で分割したパケット全てが廃棄されることはなく、別ルートで入力される同じIPフラグメントパケットを使用し、受信側で正常受信したパケットを選択し、パケットの結合を行うことができることである。
第2の効果は、再度正常パケットを転送する場合に廃棄された一部のパケットだけではなく分割された全てのパケットを再送すると、ネットワーク上のトラフィックが増加し、輻輳が発生する要因が増加することになるが、本実施形態では新たにIPフラグメントパケットを再送するのを抑制するが可能となることである。
第3の効果は、同一IPフラグメントパケットを別ルートに転送することにより、片方のルートにトラフィックの過負荷状態となり輻輳による廃棄が発生しても別ルートで輻輳等が発生していなければ、受信側では正常なIPフラグメントパケットを受信することが可能となることである。
第4の効果は、送信側ではIPヘッダ内のフラグ情報の未使用ビットにてルート情報を付加し、受信側のデフラグメント用メモリは従来の構成を利用し、ルート情報によりデフラグメント用メモリへの書き込み制御を変更することにより容易に本機能の追加が可能となることである。
なお、上記のIPフラグメント部又は/及びIPデフラグメント部は、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組合わせにより実現することができる。また、上記のIPフラグメント部により行なわれるIPフラグメントパケット送信方法、IPデフラグメント部により行われるIPフラグメントパケットのデフラグメント方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらに組合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
IPフラグメント部(IPヘッダ生成部42、フラグ情報変更部43、44等)の一部又は全部の機能又は/及びIPデフラグメント部(ヘッダ識別回路11,15、メモリ監視回路14,17等)の一部又は全部の機能をソフトウェアで実現する場合には、図5、図6、及び図9に示す、IPフラグメント部又は/及びIPデフラグメント部のフローを記述したプログラムを記憶した、ハードディスク、ROM等の記憶部、演算に必要なデータを記憶するDRAM等のデータ記憶部、CPU、各部を接続するバスで構成されたコンピュータにおいて、演算に必要な情報をDRAMに記憶し、CPUで当該プログラムを動作させることで実現することができる。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを出力するIPフラグメント格納部と、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加して出力するIPヘッダ生成部と、
前記IPヘッダ生成部から出力されたIPフラグメントパケットが、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製されてそれぞれ入力され、入力された前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換える、複数のフラグ情報変更部と、
を備えたIPフラグメント装置。
(付記2)
ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納するIPデフラグメント格納部と、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力するヘッダ識別部と、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力するメモリ監視部と、
を有するIPデフラグメント装置。
(付記3)
前記IPデフラグメント格納部を前記複数のルートに対応して複数備え、
複数の前記IPデフラグメント格納部の各々は前記ヘッダ識別部からの前記識別信号に基づいて、対応するルートから入力されるIPフラグメントパケットを格納する付記2に記載のIPデフラグメント装置。
(付記4)
前記メモリ監視部は、複数の前記IPデフラグメント格納部の一つにのみに正常な格納されている場合に、正常に格納されている前記IPデフラグメント格納部に前記指示信号を出力する付記3に記載のIPデフラグメント装置。
(付記5)
付記1に記載のIPフラグメント装置と、
前記複数のフラグ情報変更部からそれぞれ出力されIPフラグメントパケットを、対応するルートに出力する第1のスイッチ部と、
前記ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットを結合して出力する第2のスイッチ部と、
前記第2のスイッチ部から出力される複数のIPフラグメントパケットが入力される付記2から4のいずれかに記載のIPデフラグメント装置と、
を備えたIPフラグメントパケット通信システム。
(付記6)
IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読みだし、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加し、
前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製し、
複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力する、IPフラグメント装置のIPフラグメントパケット送信方法。
(付記7)
IPデフラグメント格納部に、ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納し、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力し、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する、IPデフラグメント装置のデフラグメント方法。
(付記8)
前記IPデフラグメント格納部を前記複数のルートに対応して複数備え、
複数の前記IPデフラグメント格納部の各々は前記ヘッダ識別部からの前記識別信号に基づいて、対応するルートから入力されるIPフラグメントパケットを格納する付記7に記載のデフラグメント方法。
(付記9)
複数の前記IPデフラグメント格納部の一つにのみに正常な格納されている場合に、正常に格納されている前記IPデフラグメント格納部に前記指示信号を出力する付記8に記載のデフラグメント方法。
(付記10)
IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読みだし、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加し、
前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製し、
複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力し、
IPデフラグメント格納部に、前記ネットワークの複数のルートを介して入力される前記複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納し、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力し、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する、IPフラグメントパケットの通信方法。
(付記11)
コンピュータに、
IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読み出す処理と、
分割されたデータ毎にIPヘッダを付加する処理と、
前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製する処理と、
複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力する処理と、
を実行させるIPフラグメントパケット送信用プログラム。
(付記12)
コンピュータに、
IPデフラグメント格納部に、ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納する処理と、
入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力する処理と、
前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する処理と、
を実行させるIPフラグメントパケットのデフラグメント用プログラム。
(付記13)
前記IPデフラグメント格納部を前記複数のルートに対応して複数備え、
複数の前記IPデフラグメント格納部の各々は前記ヘッダ識別部からの前記識別信号に基づいて、対応するルートから入力されるIPフラグメントパケットを格納する付記12に記載のデフラグメント用プログラム。
(付記14)
複数の前記IPデフラグメント格納部の一つにのみに正常な格納されている場合に、正常に格納されている前記IPデフラグメント格納部に前記指示信号を出力する付記13に記載のデフラグメント用プログラム。
本発明は、IPフラグメントパケットの損失を保護するIPフラグメントパケット通信システム、及びそれに用いるIPフラグメント装置、IPデフラグメント装置に利用できる。
1 IPデフラグメント部
2、3 L2スイッチ部
4 IPフラグメント部
11、15 ヘッダ識別回路
12、13、16 IPデフラグメント格納部
14、17 メモリ監視回路
41 IPフラグメント格納部
42 IPヘッダ生成部
43、44 フラグ情報変更部

Claims (10)

  1. 入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを出力するIPフラグメント格納部と、
    分割されたデータ毎にIPヘッダを付加して出力するIPヘッダ生成部と、
    前記IPヘッダ生成部から出力されたIPフラグメントパケットが、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製されてそれぞれ入力され、入力された前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換える、複数のフラグ情報変更部と、
    を備えたIPフラグメント装置。
  2. ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納するIPデフラグメント格納部と、
    入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力するヘッダ識別部と、
    前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力するメモリ監視部と、
    を有するIPデフラグメント装置。
  3. 前記IPデフラグメント格納部を前記複数のルートに対応して複数備え、
    複数の前記IPデフラグメント格納部の各々は前記ヘッダ識別部からの前記識別信号に基づいて、対応するルートから入力されるIPフラグメントパケットを格納する請求項2に記載のIPデフラグメント装置。
  4. 前記メモリ監視部は、複数の前記IPデフラグメント格納部の一つにのみに正常な格納されている場合に、正常に格納されている前記IPデフラグメント格納部に前記指示信号を出力する請求項3に記載のIPデフラグメント装置。
  5. 請求項1に記載のIPフラグメント装置と、
    前記複数のフラグ情報変更部からそれぞれ出力されIPフラグメントパケットを、対応するルートに出力する第1のスイッチ部と、
    前記ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットを結合して出力する第2のスイッチ部と、
    前記第2のスイッチ部から出力される複数のIPフラグメントパケットが入力される請求項2から4のいずれか1項に記載のIPデフラグメント装置と、
    を備えたIPフラグメントパケット通信システム。
  6. IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読みだし、
    分割されたデータ毎にIPヘッダを付加し、
    前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製し、
    複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力する、IPフラグメント装置のIPフラグメントパケット送信方法。
  7. IPデフラグメント格納部に、ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納し、
    入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力し、
    前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する、IPデフラグメント装置のデフラグメント方法。
  8. IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読みだし、
    分割されたデータ毎にIPヘッダを付加し、
    前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製し、
    複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力し、
    IPデフラグメント格納部に、前記ネットワークの複数のルートを介して入力される前記複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納し、
    入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力し、
    前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する、IPフラグメントパケットの通信方法。
  9. コンピュータに、
    IPフラグメント格納部に、入力されたデータを格納し、分割するパケットサイズに対応して分割されたデータを前記IPフラグメント格納部から読み出す処理と、
    分割されたデータ毎にIPヘッダを付加する処理と、
    前記IPヘッダが付加されたIPフラグメントパケットを、分岐されるネットワークの複数のルートのルート分複製する処理と、
    複製されて生成された複数の前記IPフラグメントパケットの夫々のIPヘッダ内のフラグ情報の予備ビットを、出力される前記ルートに対応して書き換えて、対応するルートに出力する処理と、
    を実行させるIPフラグメントパケット送信用プログラム。
  10. コンピュータに、
    IPデフラグメント格納部に、ネットワークの複数のルートを介して入力される複数のIPフラグメントパケットをIPフラグメントパケット毎に格納する処理と、
    入力される前記IPフラグメントパケットのIPヘッダ内の、前記複数のルートの各ルートに対応して書き換えられたフラグ情報の予備ビットから、入力される前記IPフラグメントパケットのルートを識別して、識別信号を前記IPデフラグメント格納部に出力する処理と、
    前記IPデフラグメント格納部から格納状態を示す信号を受け、前記IPデフラグメント格納部から順次IPフラグメントパケットを読みだしてデフラグメントして出力することを指示する指示信号を前記格納状態を示す信号に基づいて前記IPデフラグメント格納部に出力する処理と、
    を実行させるIPフラグメントパケットのデフラグメント用プログラム。
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