JP2017211020A - Roller bearing - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ころ軸受に関する。 The present invention relates to a roller bearing.
低トルク化を狙って微量のグリースなどの潤滑剤でころ軸受を潤滑させる場合、特に、滑り接触部であるころ頭部と内輪鍔部面との焼き付きが問題となる。滑り接触部の潤滑性を確保する方法としては、例えば、鍔部の逃げ溝部に潤滑油を貯留可能な複数の油穴を周方向に等分配することで、自重によって油孔に溜められた潤滑油を遠心力や自重、蒸発により油孔から流出させる方法がある(特許文献1)。 When a roller bearing is lubricated with a small amount of lubricant such as grease in order to reduce the torque, the seizure between the roller head which is a sliding contact portion and the inner ring flange surface becomes a problem. As a method for ensuring the lubricity of the sliding contact portion, for example, a plurality of oil holes that can store lubricating oil are equally distributed in the circumferential direction in the relief groove portion of the flange portion, so that the lubrication accumulated in the oil hole by its own weight There is a method of causing oil to flow out of an oil hole by centrifugal force, its own weight, or evaporation (Patent Document 1).
しかし、特許文献1に記載のころ軸受では、潤滑剤が収容される内輪油孔の容積が小さいため、潤滑剤としてグリースを用いる場合には、早期に潤滑剤が枯渇するという問題があった。また、一旦、ころ軸受を組んでしまうと、潤滑剤を内輪油孔に供給することができなかったため、長期間の運用に耐えられなかった。
However, the roller bearing described in
そこで、本発明は、上記の課題に着目してなされたものであり、長期間にわたって滑り接触部の潤滑性を確保することができるころ軸受を提供することを目的としている。 Therefore, the present invention has been made paying attention to the above-described problem, and an object of the present invention is to provide a roller bearing capable of ensuring the lubricity of the sliding contact portion over a long period of time.
本発明の一態様によれば、内周面に外輪軌道を有する外輪と、該外輪の内側に配され、外周面に内輪軌道を有する内輪と、上記外輪軌道と上記内輪軌道との間に、転動自在に配される複数のころとを備え、上記内輪は、少なくとも一方の軸端側に開口し、上記内輪の内部に広がる空間である溜まり部と、上記溜まり部と上記内輪軌道とを連通する細孔とを有し、上記溜まり部には、潤滑剤含有ポリマが収容されるころ軸受が提供される。 According to one aspect of the present invention, an outer ring having an outer ring raceway on an inner peripheral surface, an inner ring disposed inside the outer ring and having an inner ring raceway on an outer peripheral surface, and between the outer ring raceway and the inner ring raceway, A plurality of rollers arranged to be freely rollable, and the inner ring is open to at least one shaft end side, and includes a reservoir portion that is a space extending inside the inner ring, the reservoir portion, and the inner ring raceway. There is provided a roller bearing having a communicating pore and in which the reservoir contains a lubricant-containing polymer.
また、上記ころ軸受において、上記細孔は、上記内輪軌道から上記内輪の内周に向かって延在してもよい。
さらに、上記ころ軸受において、上記内輪は、少なくとも一方の軸端側における上記溜まり部の開口を覆う、円環状のスリーブをさらに有してもよい。
In the roller bearing, the pores may extend from the inner ring raceway toward the inner periphery of the inner ring.
Furthermore, in the roller bearing, the inner ring may further include an annular sleeve that covers an opening of the pool portion on at least one shaft end side.
さらに、上記ころ軸受において、上記複数のころは円錐台の形状を有し、上記溜まり部は、上記複数のころの大径側端面に接触する上記内輪の大径鍔部側に少なくとも設けられてもよい。
さらに、上記ころ軸受において、上記溜まり部の容積は、上記ころ軸受の軸受空間容積の15%以上20%以下であってもよい。
Further, in the roller bearing, the plurality of rollers have a truncated cone shape, and the pool portion is provided at least on the large-diameter flange portion side of the inner ring that contacts the large-diameter side end surface of the plurality of rollers. Also good.
Furthermore, in the roller bearing, the volume of the pool portion may be 15% or more and 20% or less of the bearing space volume of the roller bearing.
本発明の一態様によれば、長期間にわたって滑り接触部の潤滑性を確保することができるころ軸受が提供される。 According to one aspect of the present invention, a roller bearing capable of ensuring the lubricity of the sliding contact portion over a long period of time is provided.
以下の詳細な説明では、本発明の実施形態の完全な理解を提供するように多くの特定の細部について記載される。しかしながら、かかる特定の細部がなくても1つ以上の実施態様が実施できることは明らかであろう。他にも、図面を簡潔にするために、周知の構造及び装置が略図で示されている。 In the following detailed description, numerous specific details are set forth in order to provide a thorough understanding of embodiments of the present invention. However, it will be apparent that one or more embodiments may be practiced without such specific details. In other instances, well-known structures and devices are schematically shown in order to simplify the drawing.
<ころ軸受>
はじめに、図1〜図6を参照して、本発明の一実施形態に係るころ軸受1の構成について説明する。図1及び図2に示すように、本実施形態に係るころ軸受1は、外輪2と、内輪3と、複数のころ4と、保持器5とを有する、円錐ころ軸受である。ころ軸受1の用途としては、ギヤボックスや車両、鉄鋼製造設備、製紙設備、風車、水車、工作機械、建設機械、鉱山機械、農業機械、ローラ支持などに用いられる。このうち、ギヤボックスの用途としては、トランスミッションやデファレンシャルギヤなどに用いられ、車両の用途としては、自動車や鉄道車両、建機車両などに用いられ、ローラ支持の用途としては、搬送や圧延を目的とするローラに用いられる。
<Roller bearing>
First, with reference to FIGS. 1-6, the structure of the roller bearing 1 which concerns on one Embodiment of this invention is demonstrated. As shown in FIGS. 1 and 2, the roller bearing 1 according to the present embodiment is a tapered roller bearing having an
外輪2は、略円環形状の軸受部材であり、内周面に外輪軌道20を有する。
内輪3は、略円環形状の軸受部材であり、外周面に内輪軌道30を有する。内輪3は、外輪2の内側に配される。
複数のころ4は、同一の円錐台の形状を有し、外輪軌道20と内輪軌道30との間に転動自在に配される。複数のころ4は、各ころ4の軸端側に、径の大きな底面である大径側端面40及び径の小さな底面である小径側端面41をそれぞれ有する。図1〜図6に示す例では、ころ軸受1には、10個のころ4が設けられる。
保持器5は、外輪2と内輪3との間に配され、複数のころ4を内輪3の外周方向に所定の間隔で保持する。
The
The
The plurality of
The
また、内輪3は、大径鍔部31aと、小径鍔部31bと、溜まり部32と、複数の細孔33と、複数のスリーブ受け部34と、スリーブ35とを有する。
大径鍔部31a及び小径鍔部31bは、内輪軌道30の軸両端側となる内輪3の外周面の軸心方向両端側に、内輪3の径方向外方に突出してそれぞれ形成される。大径鍔部31aは、各ころ4の大径側端面40に接触し、内輪3の軸方向において各ころ4を位置決めする。また、内輪軌道30と大径鍔部31aとの角部及び内輪軌道30と小径鍔部31bとの角部には、内輪3の周方向に延在する溝である一対の内輪逃げ溝36a,36bがそれぞれ形成される。
The
The large-
溜まり部32は、内輪3の大径鍔部が設けられた軸端側が開口し、内輪3の内部に、内輪3の周方向に沿って円環状に広がる空間である。溜まり部32は、ころ軸受1の軸受空間容積の15%以上20%以下の容積を有することが好ましい。ここで、軸受空間容積は、軸受外殻寸法の容積から外輪2、内輪3、ころ4及び保持器5のを除いた空間である。例えば、図1と同様な部分断面図である図3において、点線で囲んだ領域がころ軸受1の軸受外殻を示し、その内の網掛けを施した領域が軸受空間容積を示す。溜まり部32の内部には、潤滑剤含有ポリマ6が収容される。
The
潤滑剤含有ポリマ6は、合成樹脂に潤滑剤を混ぜて調整した原料を、樹脂の融点以上で加熱して可塑化し、その後冷却することで固形伏にしたものである。原料の合成樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブチレン、ポリメチルペンテン等の基本的に同じ化学構造を有するポリオレフィン系樹脂の群から選定された合成樹脂を用いることができる。原料の潤滑剤としては、ポリα−オレフィン油のようなパラフィン系炭化水素油、ナフテン系炭化水素油、鉱油、ジアルキルジフェニルエーテル油のようなエーテル油、フタル酸エステルのようなエステル油等の何れか単独若しくは混合油を用いることができる。また、潤滑剤含有ポリマ6としては、潤滑剤の中に予め酸化防止剤、錆止め剤、摩耗防止剤、あわ消し剤、極圧剤等の各種添加剤が加えたものが用いられてもよい。
The lubricant-containing
この潤滑剤含有ポリマ6の組成比は、全重量に対してポリオレフィン系樹脂10重量%〜50重量%、潤滑剤90重量%〜50重量%である。ポリオレフィン系樹脂が10重量%未満の場合は、あるレベル以上の硬さ・強度が得られず、負荷がかかった時に初期の形状を維持するのが難しくなる。また、ポリオレフィン系樹脂が50重量%を超える場合(つまり、潤滑剤が50重量%未満の場合)は、潤滑剤の供給が少なくなり、ボールねじの寿命が短くなる。この合成樹脂の群は、基本構造は同じでその平均分子量が異なっており、700〜5×106の範囲に及んでいる。平均分子量700〜1×104というワックス(例えばポリエチレンワックス)に分類されるものと、平均分子量1×104〜1×106という比較的低分子量のものと、平均分子量1×106〜5×106という超高分子量のものとを、単独若しくは必要に応じて混合して用いる。比較的低分子量のものと潤滑剤との組合わせによって、ある程度の機械的強度、潤滑剤供給能力、保油性を持つ潤滑剤含有ポリマが得られる。この中の比較的低分子量のものの一部を、ワックスに分類されるものに置き換えると、ワックスに分類されるものと潤滑油との分子量の差が小さいために潤滑油との親和性が高くなる。その結果、潤滑剤含有ポリマ6の保油性が向上し、長期間にわたっての潤滑剤の供給が可能になる。但し、その反面で機械的強度は低下する。尚、ワックスとしては、ポリエチレンワックスのようなポリオレフィン系樹脂の他、融点が100℃〜130℃以上の範囲にある炭化水素系のもの(例えばパラフィン系合成ワックス)であれば使用できる。
The composition ratio of the lubricant-containing
複数の細孔33は、内輪軌道30の内輪逃げ溝36bが形成された領域と溜まり部32とを連通する孔であり、内輪軌道30から内輪3の内周に向かって直線的に延在する。また、複数の細孔33は、内輪3の周方向に所定の間隔で配される。つまり、複数の細孔33は、内輪3の軸心方向からみて、内輪3の軸心を中心として放射状に配される。図1〜図6に示す例では、ころ軸受1には、14本の細孔33が設けられる。
The plurality of
複数のスリーブ受け35は、図4及び図6に示すように、内輪3の軸端側に形成される溜まり部32の開口に、内輪3の径方向に延在し、内輪3の軸心を中心として放射状に設けられる。なお、図4において、複数のスリーブ受け35は、網掛けが施された箇所であり、14個設けられる。また、複数のスリーブ受け35は、溜まり部32の開口面よりも内輪3の軸心方向に突出するように設けられる。
スリーブ35は、内輪3の軸心方向からみて、溜まり部32の開口を覆う円環形状を有し、溜まり部32側の面には複数のスリーブ受け35と嵌合及び脱着可能なように凹凸が形成される。
As shown in FIGS. 4 and 6, the plurality of
The
<変形例>
以上で、特定の実施形態を参照して本発明を説明したが、これら説明によって発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明を参照することにより、当業者には、開示された実施形態の種々の変形例とともに本発明の別の実施形態も明らかである。従って、特許請求の範囲は、本発明の範囲及び要旨に含まれるこれらの変形例または実施形態も網羅すると解すべきである。
<Modification>
Although the present invention has been described above with reference to specific embodiments, it is not intended that the present invention be limited by these descriptions. From the description of the invention, other embodiments of the invention will be apparent to persons skilled in the art, along with various variations of the disclosed embodiments. Therefore, it is to be understood that the claims encompass these modifications and embodiments that fall within the scope and spirit of the present invention.
例えば、上記実施形態では、溜まり部32及び複数の細孔33が大径鍔部31a側に設けられるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、図7に示すように、溜まり部32a,32bと複数の細孔33a,33bとが、大径鍔部31a側及び小径鍔部31b側の両軸端側にそれぞれ設けられてもよい。この場合、小径鍔部31b側に設けられる溜まり部32b及び複数の細孔33bは、上記実施形態で説明した大径鍔部31a側に設けられる溜まり部32a及び複数の細孔33aと同様な構成となる。
For example, in the above-described embodiment, the
また、上記実施形態では、潤滑剤含有ポリマ6を用いる構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。オイルプレーティングなどの微量オイルで潤滑させる場合には、潤滑剤含有ポリマ6として、例えば、フェノール樹脂などにオイルを含浸させたものを入れてもよい。さらに、例えば、潤滑剤含有ポリマ6の代わりに、グリースなどの潤滑剤を用いてもよい。
Moreover, in the said embodiment, although it was set as the structure which uses the
さらに、上記実施形態では、ころ軸受1が円錐ころ軸受であるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、ころ軸受1は、図8に示すような、ころ4が円筒形状のころである、円筒ころ軸受であってもよい。この場合、溜まり部32、細孔33、スリーブ受け(不図示)及びスリーブ35は、内輪3の鍔部31cが設けられた側に、上記実施形態と同様に設けられる。また、細孔33は、内輪軌道30と鍔部31cとの角部に形成される内輪逃げ溝36cと、溜まり部32とを連通するように形成される。
Further, in the above embodiment, the
さらに、例えば、ころ軸受1は、図9に示すような、ころ4a,4bがたる状の球面ころであり、このころ4a,4bが内輪3の軸心方向に2列(ころ4aの列ところ4bの列の2列)に配される自動調心軸受であってもよい。この場合、溜まり部32a,32b、細孔33a,33b、スリーブ受け(不図示)及びスリーブ35a,35bは、内輪3の軸心両端側にそれぞれ設けられる。また、細孔33a,33bは、内輪軌道30の軸心両端側に先端がそれぞれ開口するように設けられる。
なお、図8又は図9に示すようなころ軸受1が円筒ころ軸受又は自動調心軸受である場合においても、上記実施形態に係るころ軸受1と同様な用途に用いることができる。
Furthermore, for example, the
In addition, even when the
さらに、上記実施形態では、細孔33は14本設けられる構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。細孔33は、複数設けられることが好ましく、ころ4の数以上設けられることがさらに好ましい。また、細孔33が複数設けられる場合、複数の細孔33は、内輪3の周方向に等間隔に並んで配されることが好ましい。
さらに、上記実施形態では、図3に示すように、溜まり部32は軸端側に略円環状に開口する構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。溜まり部32の開口は、外部から潤滑剤含有ポリマ6が供給可能であれば、上記実施形態と異なる形状や大きさであってもよい。また、溜まり部32は、内輪3の内部に円環状に広がる空間であるとしたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、複数の細孔33毎に設けられる、内輪3の内部に広がる空間であってもよい。
Furthermore, in the said embodiment, although 14
Furthermore, in the said embodiment, as shown in FIG. 3, although the
さらに、上記実施形態では、ころ軸受1にはスリーブ35が設けられる構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、溜まり部32の開口形状に応じて、溜まり部32に収容される潤滑剤含有ポリマ6に含有される潤滑剤の外部への飛散が問題とならないようであれば、スリーブ35が設けられない構成であってもよい。
さらに、上記実施形態では、溜まり部32は、ころ軸受1の軸受空間容積の15%以上20%以下の容積を有するとしたが、本発明はかかる例に限定されない。溜まり部32は、必要とされるころ軸受1の強度や潤滑剤の供給頻度などに応じて、適宜設定される。
Furthermore, in the said embodiment, although it was set as the structure by which the
Furthermore, in the above-described embodiment, the
さらに、上記実施形態では、細孔33は、内輪軌道30から内輪3の内周に向かって直線的に延在するとしたが、本発明はかかる例に限定されない。細孔33は、ころ軸受1の回転により生じる遠心力によって潤滑剤含有ポリマ6に含有される潤滑剤が内輪軌道30へと染み出すことができれば、他の形状、例えば、湾曲した形状や内輪3の径方向に対して傾いて延在する形状などであってもよい。
Furthermore, in the said embodiment, although the
<実施形態の効果>
(1)本発明の一態様に係るころ軸受1は、内周面に外輪軌道20を有する外輪2と、外輪2の内側に配され、外周面に内輪軌道30を有する内輪3と、外輪軌道20と内輪軌道30との間に、転動自在に配される複数のころ4とを備え、内輪3は、少なくとも一方の軸端側に開口し、内輪3の内部に広がる空間である溜まり部32と、溜まり部32と内輪軌道30とを連通する細孔33とを有し、溜まり部32には、潤滑剤含有ポリマ6が収容される。
<Effect of embodiment>
(1) A
上記(1)の構成によれば、溜まり部32に潤滑剤含有ポリマ6が充填された状態で、ころ軸受1の回転により生じる遠心力によって、複数の細孔33を通じて内輪軌道30へと潤滑剤含有ポリマ6に含有される潤滑剤が染み出すことで、必要な潤滑剤が適宜供給される。これにより、内輪3ところ4との間や外輪2ところ4との間、保持器5ところ4との間などの接触部において、長期間にわたって潤滑性を確保することができる。
また、本実施形態に係るころ軸受1は、溜まり部32が内輪3の軸端側に開口しているため、ころ軸受1を組んだ後であっても、必要に応じて潤滑剤を供給することができる。このため、接触部の潤滑性を長期間にわたって確保することができる。
According to the configuration of (1), the lubricant is supplied to the
Further, in the
(2)上記(1)の構成において、細孔33は、内輪軌道30から内輪3の内周に向かって延在する。
上記(2)の構成によれば、ころ軸受1の回転により生じる遠心力によって、潤滑剤含有ポリマ6に含有される潤滑剤が複数の細孔33を通じて内輪軌道30へと染み出しやすくなる。
(3)上記(1)または(2)の構成において、内輪は、少なくとも一方の軸端側における溜まり部の開口を覆う、円環状のスリーブをさらに有する。
上記(3)の構成によれば、溜まり部32の開口を覆うスリーブ35が設けられることで、運転中の潤滑剤の飛散を防止することができる。
(2) In the configuration of (1) above, the
According to the configuration (2), the lubricant contained in the lubricant-containing
(3) In the configuration of (1) or (2), the inner ring further includes an annular sleeve that covers the opening of the reservoir portion on at least one shaft end side.
According to the configuration of (3) above, the
(4)上記(1)〜(3)のいずれかの構成において、複数のころ4は円錐台の形状を有し、溜まり部33は、複数のころ4の大径側端面40に接触する内輪3の大径鍔部31a側に少なくとも設けられる。
上記(4)の構成によれば、円錐台の形状のころ4を有するころ軸受1である円錐ころ軸受において、焼き付きが生じ易い大径鍔部31側の内輪軌道30ところ4との接触部の潤滑性を長期間にわたって確保することができる。
(5)上記(1)〜(4)のいずれかの構成において、溜まり部32の容積は、ころ軸受1の軸受空間容積の15%以上20%以下である。
上記構成によれば、ころ軸受1の強度を確保しながらも、長期間にわたって接触部の潤滑性を確保することができる。
(4) In the configuration of any one of (1) to (3), the plurality of
According to the configuration of the above (4), in the tapered roller bearing which is the
(5) In any one of the constitutions (1) to (4), the volume of the
According to the above configuration, the lubricity of the contact portion can be ensured over a long period of time while ensuring the strength of the
1 ころ軸受
2 外輪
20 外輪軌道
3 内輪
30 内輪軌道
31a 大径鍔部
31b 小径鍔部
31c 鍔部
32,32a,32b 溜まり部
33,33a,33b 細孔
34 スリーブ受け部
35 スリーブ
36a,36b,36c 内輪逃げ溝
4 ころ
40 大径側端面
41 小径側端面
5 保持器
6 潤滑剤含有ポリマ
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該外輪の内側に配され、外周面に内輪軌道を有する内輪と、
前記外輪軌道と前記内輪軌道との間に、転動自在に配される複数のころと
を備え、
前記内輪は、少なくとも一方の軸端側に開口し、前記内輪の内部に広がる空間である溜まり部と、前記溜まり部と前記内輪軌道とを連通する細孔とを有し、
前記溜まり部には、潤滑剤含有ポリマが収容されるころ軸受。 An outer ring having an outer ring raceway on the inner peripheral surface;
An inner ring disposed inside the outer ring and having an inner ring raceway on an outer peripheral surface;
A plurality of rollers arranged in a freely rolling manner between the outer ring raceway and the inner ring raceway,
The inner ring has a reservoir part that is a space that opens to at least one shaft end side and extends inside the inner ring, and a pore that communicates the reservoir part with the inner ring raceway,
A roller bearing in which a lubricant-containing polymer is accommodated in the pool portion.
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