JP2017209176A - 生体情報監視装置用の動作確認装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特別な装置及び費用負担を必要とせずに、被測定者が気軽に手元で生体情報監視装置の動作確認を行うことができる動作確認装置を提供すること。
【解決手段】本発明に係る生体情報監視装置用の動作確認装置は、少なくともタッチパネル式のモニタを有し、インストールされたソフトウェアによって動作確認装置として動作する移動体通信端末装置から成り、前記動作確認装置が、前記モニタの上に生体情報監視装置を載せた状態で、生体情報監視装置のセンサの動作確認用の出力をし、その出力に対するセンサの検出結果を受信して、センサの動作の確認をするように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図13
【解決手段】本発明に係る生体情報監視装置用の動作確認装置は、少なくともタッチパネル式のモニタを有し、インストールされたソフトウェアによって動作確認装置として動作する移動体通信端末装置から成り、前記動作確認装置が、前記モニタの上に生体情報監視装置を載せた状態で、生体情報監視装置のセンサの動作確認用の出力をし、その出力に対するセンサの検出結果を受信して、センサの動作の確認をするように構成されていることを特徴とする。
【選択図】図13
Description
本発明は、心筋梗塞や脳梗塞等の発作等を検知して緊急通報を行うシステム等で用いられる生体情報監視装置の動作確認装置に関する。
心筋へ血液を送る冠動脈の一部に動脈硬化が起こり血管が狭くなると、血液の流れが悪くなり、この状態で体を動かしたり、興奮したりすると心筋が酸素不足になり、狭心症が発生し、胸が締めつけられるような痛みの発作が起こることが知られている。
また、プラークが破れることで冠動脈の一部の血流が完全に途絶えてしまうと、そこから先の心筋が死んでしまう心筋梗塞が発症する。心筋梗塞が発症すると、胸に非常に強い痛みが起こり、吐き気や呼吸困難などが生じ、適切に処置できなければ、そのまま命をおとしてしまうことがある。
さらに、脳の血管の動脈硬化が進み、プラークが破れて血栓ができたり、不整脈のひとつである心房細動などで心臓にできた血のかたまりが流れてきて脳の血管がつまることで、血流が途絶えると脳梗塞が発症する。
これらの病気は、発症してから所定の時間内に適切な処置ができないと、命を落としたり、後遺症が発症したりするため、発症後直ぐに対処できることが望ましい。
また、可能であれば、前兆を見逃さずに、発症前に何等かの処置を施すことが望ましい。
しかし、少子高齢化が進む現代においては、独りで生活をする老人も多く、これらの病気の発症を検知したり、ましてや前兆を検知することは極めて困難である。
このような問題を解決するために、従来から様々な救急通報システムが開示されている(特許文献1参照)。
また、プラークが破れることで冠動脈の一部の血流が完全に途絶えてしまうと、そこから先の心筋が死んでしまう心筋梗塞が発症する。心筋梗塞が発症すると、胸に非常に強い痛みが起こり、吐き気や呼吸困難などが生じ、適切に処置できなければ、そのまま命をおとしてしまうことがある。
さらに、脳の血管の動脈硬化が進み、プラークが破れて血栓ができたり、不整脈のひとつである心房細動などで心臓にできた血のかたまりが流れてきて脳の血管がつまることで、血流が途絶えると脳梗塞が発症する。
これらの病気は、発症してから所定の時間内に適切な処置ができないと、命を落としたり、後遺症が発症したりするため、発症後直ぐに対処できることが望ましい。
また、可能であれば、前兆を見逃さずに、発症前に何等かの処置を施すことが望ましい。
しかし、少子高齢化が進む現代においては、独りで生活をする老人も多く、これらの病気の発症を検知したり、ましてや前兆を検知することは極めて困難である。
このような問題を解決するために、従来から様々な救急通報システムが開示されている(特許文献1参照)。
特許文献1に係る通報システムは、被測定者のバイタルサインを検知するバイタルセンサと、予め決められた生活空間での被測定者の存在や位置を検知する生体感知センサと、これらのセンサの情報に基づいて被測定者の身体の正常・異常を判定し、必要に応じて医療機関に緊急通報をする救命情報中継装置とから成るところ、室内等の予め決められた生活空間のみでしか機能しないという問題があった。
被測定者は、自宅のみで生活を送るわけではなく、勿論、買物、運動、趣味等の様々な目的で外出をする。そして、脳梗塞等の重大な疾患は、何処で発症するかは分からない。このため、従来の通報システムでは、決められた生活空間以外で脳梗塞等の疾患が発症しても、それを検知して通報することができないという問題がある。
また、従来の通報システムは、被測定者の身体の正常・異常の判定及び緊急通報を行うための専用の救命情報中継装置が、個々の被測定者の生活空間に設けられているため、例えば、判定プログラムのメンテナンスやアップデートを行う場合には、各被測定者の救命情報中継装置毎にメンテナンスやアップデートを行わなければならないため相当の手間と時間がかかり、このためメンテナンス料等のコストも高くなるという問題があった。
また、被測定者毎に、その生活空間に専用の救命情報中継装置を設けるということは、被測定者が専用の救命情報中継装置の買い取り又はレンタルのための費用を負担しなければならないことになるため、この点から見ても費用面に問題があった。
本来、通報システムは、誰もが低コストで利用できることが望ましく、また、センサからの信号に基づく判定プログラムも技術及び医学の進歩によって日々改良されるものであるためアップデートやメンテナンスを容易に行えるようにすることが望ましい。
そしてなにより、通報システムは、患者を常時監視していなければ意味がないため、決めらえた生活空間の中でしか監視をすることができない従来の通報システムには問題がある。
出願人は、上記した従来の問題点を解消し、誰もが低コストで使用することができ、判定プログラム等のメンテナンスを容易で行え、かつ監視可能な範囲を生活空間等に限定する必要がない緊急通報システムを、この出願と同日付で提出した特許出願において提案している。
上記した緊急通報のための心筋梗塞や脳梗塞等の発作等を重大な疾患の監視は、被測定者の身体に装着し、被測定者の動き、バイタルサイン及び/又は血中酸素飽和度等を測定するセンサを備えた生体情報監視装置によって行われるため、この生体情報監視装置がうまく動作していないと監視を行うことができなくなるため、生体情報監視装置の動作状態の確認は非常に重要である。
このような生体情報監視装置に設けられているセンサは、発光及び受光のチェックが必要だったり、加速度センサやジャイロセンサのように3軸又は2軸の動作確認が必要だったりするため、従来は、製造メーカーやメンテナンス会社でなければ動作確認を行うことができなかった。生体情報監視装置は、被測定者の身体の状態の毎日測定していなければ意味がなく、このため可能であれば毎日、動作確認を行ってから測定を行うことが望ましい。しかし、被測定者が生体情報監視装置を毎日、製造メーカー等に持ち込んで動作確認を行うことは実質的に不可能である。
本発明は、上記した従来の問題点を解決し、特別な装置及び費用負担を必要とせずに、被測定者が気軽に手元で生体情報監視装置の動作確認を行うことができる動作確認装置を提供することを目的としている。
被測定者は、自宅のみで生活を送るわけではなく、勿論、買物、運動、趣味等の様々な目的で外出をする。そして、脳梗塞等の重大な疾患は、何処で発症するかは分からない。このため、従来の通報システムでは、決められた生活空間以外で脳梗塞等の疾患が発症しても、それを検知して通報することができないという問題がある。
また、従来の通報システムは、被測定者の身体の正常・異常の判定及び緊急通報を行うための専用の救命情報中継装置が、個々の被測定者の生活空間に設けられているため、例えば、判定プログラムのメンテナンスやアップデートを行う場合には、各被測定者の救命情報中継装置毎にメンテナンスやアップデートを行わなければならないため相当の手間と時間がかかり、このためメンテナンス料等のコストも高くなるという問題があった。
また、被測定者毎に、その生活空間に専用の救命情報中継装置を設けるということは、被測定者が専用の救命情報中継装置の買い取り又はレンタルのための費用を負担しなければならないことになるため、この点から見ても費用面に問題があった。
本来、通報システムは、誰もが低コストで利用できることが望ましく、また、センサからの信号に基づく判定プログラムも技術及び医学の進歩によって日々改良されるものであるためアップデートやメンテナンスを容易に行えるようにすることが望ましい。
そしてなにより、通報システムは、患者を常時監視していなければ意味がないため、決めらえた生活空間の中でしか監視をすることができない従来の通報システムには問題がある。
出願人は、上記した従来の問題点を解消し、誰もが低コストで使用することができ、判定プログラム等のメンテナンスを容易で行え、かつ監視可能な範囲を生活空間等に限定する必要がない緊急通報システムを、この出願と同日付で提出した特許出願において提案している。
上記した緊急通報のための心筋梗塞や脳梗塞等の発作等を重大な疾患の監視は、被測定者の身体に装着し、被測定者の動き、バイタルサイン及び/又は血中酸素飽和度等を測定するセンサを備えた生体情報監視装置によって行われるため、この生体情報監視装置がうまく動作していないと監視を行うことができなくなるため、生体情報監視装置の動作状態の確認は非常に重要である。
このような生体情報監視装置に設けられているセンサは、発光及び受光のチェックが必要だったり、加速度センサやジャイロセンサのように3軸又は2軸の動作確認が必要だったりするため、従来は、製造メーカーやメンテナンス会社でなければ動作確認を行うことができなかった。生体情報監視装置は、被測定者の身体の状態の毎日測定していなければ意味がなく、このため可能であれば毎日、動作確認を行ってから測定を行うことが望ましい。しかし、被測定者が生体情報監視装置を毎日、製造メーカー等に持ち込んで動作確認を行うことは実質的に不可能である。
本発明は、上記した従来の問題点を解決し、特別な装置及び費用負担を必要とせずに、被測定者が気軽に手元で生体情報監視装置の動作確認を行うことができる動作確認装置を提供することを目的としている。
上記した目的を達成するために、本発明に係る生体情報監視装置用の動作確認装置は、被測定者の身体に装着可能な生体情報監視装置と、被測定者が携帯可能であり、前記生体情報監視装置と通信可能に構成され、かつ、少なくとも無線回線を介して遠隔地にある管理装置との間で情報の送受信ができるように構成された送受信装置と、送受信装置から送信される情報に基づいて被測定者の脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性を判断する管理装置とを備えた脳梗塞又は心筋梗塞監視システムにおいて用いられる生体情報監視装置の動作確認装置であって、前記生体情報監視装置が、被測定者の動作を検出する動作検出センサと、被測定者の血中酸素飽和度を測定する血中酸素飽和度測定センサ及び/又は被測定者のバイタルサインを測定するバイタルサインセンサとを有し、前記送受信装置が、少なくともタッチパネル式のモニタを有し、インストールされたソフトウェアによって動作確認装置として動作する移動体通信端末装置から成り、前記動作確認装置が、前記モニタの上に生体情報監視装置を載せた状態で、生体情報監視装置のセンサの動作確認用の出力をし、その出力に対するセンサの検出結果を受信して、センサの動作の確認をするように構成されていることを特徴とする。
前記移動体通信端末装置が、好ましくは、スマートフォン又はタブレット端末である。
前記動作確認用の出力は、血中酸素飽和度測定センサに対する光であり得、又は、加速度センサに対する振動であり得る。
前記移動体通信端末装置が、好ましくは、スマートフォン又はタブレット端末である。
前記動作確認用の出力は、血中酸素飽和度測定センサに対する光であり得、又は、加速度センサに対する振動であり得る。
本発明に係る生体情報監視装置用の動作確認装置は、被測定者の身体に装着可能な生体情報監視装置と、被測定者が携帯可能であり、前記生体情報監視装置と通信可能に構成され、かつ、少なくとも無線回線を介して遠隔地にある管理装置との間で情報の送受信ができるように構成された送受信装置と、送受信装置から送信される情報に基づいて被測定者の脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性を判断する管理装置とを備えた脳梗塞又は心筋梗塞監視システムにおいて用いられる生体情報監視装置の動作確認装置であって、前記生体情報監視装置が、被測定者の動作を検出する動作検出センサと、被測定者の血中酸素飽和度を測定する血中酸素飽和度測定センサ及び/又は被測定者のバイタルサインを測定するバイタルサインセンサとを有し、前記送受信装置が、少なくともタッチパネル式のモニタを有し、インストールされたソフトウェアによって動作確認装置として動作する移動体通信端末装置から成り、前記動作確認装置が、前記モニタの上に生体情報監視装置を載せた状態で、生体情報監視装置のセンサの動作確認用の出力をし、その出力に対するセンサの検出結果を受信して、センサの動作の確認をするように構成されているので、別途専用の装置を設けたり、動作確認のために病院や店舗に持ち込んだりすることなく、被測定者が自宅で簡単にセンサの動作確認を行うことができるようになるという効果を奏し、この場合、動作確認結果を被測定者に表示すると共に、前記管理装置に送信することができるように構成することで、管理装置側で交換や修理の必要がある部品及び期間を判断して、自動的に手配をすることも可能になる。
以下、添付図面を参照して本発明に係る動作確認装置に関する緊急通報システムの実施の形態について説明していく。
図1に示すように、緊急通報システムは、生体情報監視手段1、送受信装置10及び管理装置20を有する。
生体情報監視手段1は被測定者の身体に装着可能に構成されており、例えば、リストバンドにセンサを着脱可能に取り付けて成り、ブルートゥース(登録商標)等の適当な近距離無線通信を介して送受信装置10と接続可能に構成されている。
送受信装置10は、インターネット等の通信回路網に無線回線を介して接続可能な移動携帯端末装置(例えば、スマートフォン、携帯電話又はタブレット型パソコン)から成り、インターネット等の通信回路網を介して遠隔にある管理装置20と情報の送受信を行う。
管理装置20は、通信回路網を介して送受信装置10から受信した生体情報監視手段1の出力に基づいて被測定者の脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性を判断し、必要に応じて患者の意識の有無を確認した後、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性が高いと判断した場合に病院、救急車又は登録されている電話等に緊急通報を行う。
図1に示すように、緊急通報システムは、生体情報監視手段1、送受信装置10及び管理装置20を有する。
生体情報監視手段1は被測定者の身体に装着可能に構成されており、例えば、リストバンドにセンサを着脱可能に取り付けて成り、ブルートゥース(登録商標)等の適当な近距離無線通信を介して送受信装置10と接続可能に構成されている。
送受信装置10は、インターネット等の通信回路網に無線回線を介して接続可能な移動携帯端末装置(例えば、スマートフォン、携帯電話又はタブレット型パソコン)から成り、インターネット等の通信回路網を介して遠隔にある管理装置20と情報の送受信を行う。
管理装置20は、通信回路網を介して送受信装置10から受信した生体情報監視手段1の出力に基づいて被測定者の脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性を判断し、必要に応じて患者の意識の有無を確認した後、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性が高いと判断した場合に病院、救急車又は登録されている電話等に緊急通報を行う。
ここで前記生体情報監視手段1及び送受信装置10の構成について具体的に説明する。
図2は、生体情報監視手段1及び送受信装置10の構成を示す概略ブロック図である。
生体情報監視手段1は、装着した被測定者の動作を検出する動作検出センサとして、加速度センサ2及びジャイロセンサ3を備えている。また、生体情報監視手段1は、血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメータ4及び体温を測定する温度センサ5を備えている。
さらに、生体情報監視手段1は、各種センサ等を制御する制御部6、送受信装置10との間での情報の送受信を行うための送受信部7、充電可能なバッテリ8及び振動装置9を有し、前記各センサ2〜5の出力は制御部6によって送受信部7を介して近距離無線通信により送受信装置10に検出結果として送信することができるように構成されている。
また、この実施例では、生体情報監視手段1には、意識確認手段11が設けられている。この意識確認手段11は、意識確認出力手段11a及び意識確認応答手段11bを有する。意識確認出力手段11aは、被測定者が五感で感知し得る出力手段(例えば、振動装置、スピーカー、ライト等)であり、意識確認応答手段11bは、被測定者が被測定者の意思で意識確認出力に対する応答を入力することができる手段(例えば、マイク、ボタン、タッチパネル、又は動作検出センサ)であり得る。
意識確認出力手段11aは、送受信装置10及び生体情報監視手段1の送受信部7を介して管理装置20によって動作が制御され得、意識確認応答手段11bの応答結果は、生体情報監視手段1の送受信部7及び送受信装置10を介して管理装置20に送信される。
送受信装置10は、この実施例では、スマートフォンから成り、該スマートフォンには、生体情報監視手段1及び管理装置20と接続するためのソフトウェアがインストールされている。また、送受信装置としてのスマートフォン10は、GPSからの信号を受信可能に構成されており、GPSから受信した信号に基づいて現在位置を特定することができるように構成されている。
図2は、生体情報監視手段1及び送受信装置10の構成を示す概略ブロック図である。
生体情報監視手段1は、装着した被測定者の動作を検出する動作検出センサとして、加速度センサ2及びジャイロセンサ3を備えている。また、生体情報監視手段1は、血中酸素飽和度を測定するパルスオキシメータ4及び体温を測定する温度センサ5を備えている。
さらに、生体情報監視手段1は、各種センサ等を制御する制御部6、送受信装置10との間での情報の送受信を行うための送受信部7、充電可能なバッテリ8及び振動装置9を有し、前記各センサ2〜5の出力は制御部6によって送受信部7を介して近距離無線通信により送受信装置10に検出結果として送信することができるように構成されている。
また、この実施例では、生体情報監視手段1には、意識確認手段11が設けられている。この意識確認手段11は、意識確認出力手段11a及び意識確認応答手段11bを有する。意識確認出力手段11aは、被測定者が五感で感知し得る出力手段(例えば、振動装置、スピーカー、ライト等)であり、意識確認応答手段11bは、被測定者が被測定者の意思で意識確認出力に対する応答を入力することができる手段(例えば、マイク、ボタン、タッチパネル、又は動作検出センサ)であり得る。
意識確認出力手段11aは、送受信装置10及び生体情報監視手段1の送受信部7を介して管理装置20によって動作が制御され得、意識確認応答手段11bの応答結果は、生体情報監視手段1の送受信部7及び送受信装置10を介して管理装置20に送信される。
送受信装置10は、この実施例では、スマートフォンから成り、該スマートフォンには、生体情報監視手段1及び管理装置20と接続するためのソフトウェアがインストールされている。また、送受信装置としてのスマートフォン10は、GPSからの信号を受信可能に構成されており、GPSから受信した信号に基づいて現在位置を特定することができるように構成されている。
次に、上記したように構成された緊急通報システムの動作について図3〜図5を参照しながら説明していく。
図3は、モニタを開始する前に、生体情報監視手段1を使用者が装着したか否かを監視するフローである。
生体情報監視装置1の制御部6は、その温度センサ5が30度以上か否かを監視する(ステップ1)。温度センサ5が30度以上となると制御部6は生体情報監視手段1が使用者の身体に接触していると判断して、次に動作検出センサ(加速度センサ2及び/又はジャイロセンサ3)からの入力に基づいて使用者の身体と共に生体情報監視手段1が動いているか否かを検知する(ステップ2)。
次いで、使用者の身体と共に生体情報監視手段1が動いていると判断した場合には、パルスオキシメータ4が発光していない状態で受光もしていないか否かを検知する(ステップ3)。ここでパルスオキシメータ4が発光をしていないにも拘わらず受光を検知した場合(ステップ3)は、生体情報監視手段1が適切な向きで装着されていないと判断して、装着エラー表示として生体情報監視手段1に設けられたLED(図示せず)を赤色に点滅させ(ステップ4)、一定時間が経過するまでこれが改善されないか否か(即ち、受光を検知しなくなるか否か)を監視し(ステップ5)、一定時間が経過しても受光を検知している場合には、送受信装置10を介して管理装置20へエラー信号の送信を行う(ステップ6)。
次にパルスオキシメータ4が発光をせず、かつ、受光を検知しない場合(ステップ3)には、制御部6は、パルスオキシメータ4の検知結果から使用者の脈拍を確認し(ステップ7)、脈拍が検知できない場合には、装着エラー表示としてLEDを赤色に点滅させ(ステップ8)、一定時間が経過しても脈拍を検知できない場合には(ステップ5)、送受信装置10を介して管理装置20へエラー信号の送信を行う(ステップ6)。
そして制御部6は、ステップ7において脈拍を確認することができた場合には、装着成功表示としてLEDを緑色に点滅させ、かつ、送受信装置10を介して管理装置20へ装着成功信号を送信する(ステップ9)。尚、装着成功の場合のLEDは所定の時間が経過した後に消灯する。
一方、管理装置20は、送受信装置10を介した生体情報監視手段1からの信号の入力を待ち(ステップ10)、入力された信号がエラー信号の場合には(ステップ11)、生体情報監視手段1の振動装置9を作動させる信号を送受信装置10へ出力し(ステップ12)、再び、送受信装置10を介した生体情報監視手段1からの信号の入力を待ち状態に戻る(ステップ10)。生体情報監視手段1の振動装置9は、送受信装置10を介して管理装置20から送られてきた前記振動装置作動信号に基づいて振動し、この振動と、赤色に点滅するLEDとによって、使用者は生体情報監視手段1の装着方法が間違っていることに気付き生体情報監視手段1を装着し直す。
生体情報監視手段1から入力した信号が装着成功信号である場合(ステップ11)、生体情報監視手段1を用いた監視を開始する(ステップ13)。
図3は、モニタを開始する前に、生体情報監視手段1を使用者が装着したか否かを監視するフローである。
生体情報監視装置1の制御部6は、その温度センサ5が30度以上か否かを監視する(ステップ1)。温度センサ5が30度以上となると制御部6は生体情報監視手段1が使用者の身体に接触していると判断して、次に動作検出センサ(加速度センサ2及び/又はジャイロセンサ3)からの入力に基づいて使用者の身体と共に生体情報監視手段1が動いているか否かを検知する(ステップ2)。
次いで、使用者の身体と共に生体情報監視手段1が動いていると判断した場合には、パルスオキシメータ4が発光していない状態で受光もしていないか否かを検知する(ステップ3)。ここでパルスオキシメータ4が発光をしていないにも拘わらず受光を検知した場合(ステップ3)は、生体情報監視手段1が適切な向きで装着されていないと判断して、装着エラー表示として生体情報監視手段1に設けられたLED(図示せず)を赤色に点滅させ(ステップ4)、一定時間が経過するまでこれが改善されないか否か(即ち、受光を検知しなくなるか否か)を監視し(ステップ5)、一定時間が経過しても受光を検知している場合には、送受信装置10を介して管理装置20へエラー信号の送信を行う(ステップ6)。
次にパルスオキシメータ4が発光をせず、かつ、受光を検知しない場合(ステップ3)には、制御部6は、パルスオキシメータ4の検知結果から使用者の脈拍を確認し(ステップ7)、脈拍が検知できない場合には、装着エラー表示としてLEDを赤色に点滅させ(ステップ8)、一定時間が経過しても脈拍を検知できない場合には(ステップ5)、送受信装置10を介して管理装置20へエラー信号の送信を行う(ステップ6)。
そして制御部6は、ステップ7において脈拍を確認することができた場合には、装着成功表示としてLEDを緑色に点滅させ、かつ、送受信装置10を介して管理装置20へ装着成功信号を送信する(ステップ9)。尚、装着成功の場合のLEDは所定の時間が経過した後に消灯する。
一方、管理装置20は、送受信装置10を介した生体情報監視手段1からの信号の入力を待ち(ステップ10)、入力された信号がエラー信号の場合には(ステップ11)、生体情報監視手段1の振動装置9を作動させる信号を送受信装置10へ出力し(ステップ12)、再び、送受信装置10を介した生体情報監視手段1からの信号の入力を待ち状態に戻る(ステップ10)。生体情報監視手段1の振動装置9は、送受信装置10を介して管理装置20から送られてきた前記振動装置作動信号に基づいて振動し、この振動と、赤色に点滅するLEDとによって、使用者は生体情報監視手段1の装着方法が間違っていることに気付き生体情報監視手段1を装着し直す。
生体情報監視手段1から入力した信号が装着成功信号である場合(ステップ11)、生体情報監視手段1を用いた監視を開始する(ステップ13)。
図4は、使用者の状態の監視から意識確認信号の出力までの処理のフローチャートである。
生体情報監視装置1の制御部6は、生体情報監視手段1が外れていないか否かを監視し(ステップ1)、適切に装着されている場合には次の処理に進む。生体情報監視手段1が外れていないか否かの監視は、例えば、温度センサ5による体温の検知、動作検出センサによる体動の検知及びパルスオキシメータ4による脈拍等の検知の有無によって行われる。具体的には、例えば、一定時間以上、体温、体動及び脈拍の検知がなく、後述する測定結果の解析によっても緊急状態と判断されない場合等に、生体情報監視手段1が外れていると判断して、判断装置20にその情報を送信する(ステップ2)。フローチャートには示していないが、判断装置20は、生体情報監視手段1から生体情報監視手段1が外れているという情報を受信した時、又は、生体情報監視手段1からの検知情報に基づいて自ら生体情報監視手段1が外れていると判断した時、送受信装置10に向けて生体情報監視手段1が外れていることを報告するメールを送信するように構成され得る。これにより、被測定者は、例えば、スマートフォンや携帯電話等から成る送受信装置10で受信したメールによって生体情報監視手段1が外れていることに気付くようになる。
制御部6は、動作検出センサ(加速度センサ2及びジャイロセンサ3)から入力される信号に基づいて一定期間動作が無いか否かを監視する(ステップ3)。そして制御部6は、一定期間動作がないと判断した場合、パルスオキシメータ4を作動させ(ステップ4)、SpO2及び脈拍を測定し(ステップ5)、測定結果を、送受信装置10を介して管理装置20に送信する(ステップ6)。尚、送信される測定結果には、温度センサ5によって測定された体温も含まれ得る。
一方、管理装置20は、送受信装置10を介して生体情報監視装置1から測定結果が送られてくるまで待機し(ステップ7)、測定結果を入力したら測定結果の解析を行う(ステップ8)。
管理装置20は、各使用者に関する過去の血中酸素飽和度測定センサの検出結果を用いた少なくとも一つの判定項目と、被測定者の病歴、過去の生化学検査の結果、年齢、性別及び喫煙の有無等の脳梗塞又は心筋梗塞に関連するリスクファクタの中の少なくとも一つに関連する判定項目とを有し、各判定項目に対して脳梗塞又は心筋梗塞との関連性に基づいて予めウェイトを設定すると共に、各測定項目についての過去のデータを蓄積するように構成されている。
図6〜図8は、この実施例において解析に使用する判定項目のリストの一例である。
管理装置20は、生体情報監視装置1からの測定結果を入力すると、その測定結果及び蓄積された過去のデータに基づいて各判定項目の素点を算出し、各素点にその判定項目に設定されたウェイトを乗じて判定点数を算出する。そして、全ての判定点数の合計値と予め設定した閾値を比較して、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性の緊急度を判断する。この実施例では、閾値は二つ設定されており、判定点数合計値が50より低ければ正常、同合計値が100より大きければ異常、同合計値が50〜100の間にある時は意識確認を行うと判断するように構成されている。
図6は異常判定時の一例であり、図7は正常判定時の一例であり、図8は意識確認必要判定時の一例である。
ここで、再び図4のフローチャートに戻って管理装置20の処理について説明する。
管理装置20は、上記したように測定結果の解析を行い(ステップ8)、解析の結果、判定が正常であるか否か(即ち、判定点数合計値が50より低いか否か)を判断し(ステップ9)、正常である場合には、送受信装置10を介して生体情報監視手段1に再測定指示を出力し(ステップ10)、再び、生体情報監視手段1からの測定結果の入力待ち状態に戻る(ステップ7)。生体情報監視手段1は、生体情報の監視処理(図4におけるステップ1〜ステップ6)を行う。
管理装置20は、ステップ9において正常でないと判断した場合には、意識確認が必要か否か(即ち、判定点数合計値が100より低いか否か)を判断し(ステップ11)、判定点数合計値が100より低い場合には生体情報監視手段1に意識確認信号を出力して(ステップ12)、図5に示す意識確認処理を開始する。
管理装置20は、ステップ11において意識確認が必要ないと判断した場合(即ち、判定点数合計値が100より高い場合)には意識確認信号の出力はせずに、直ちに、緊急通報を行う(ステップ13)。
管理装置20は、緊急通報を発信する場合、日時、被測定者の氏名等の個人情報及び生体情報監視手段1で検出した検出結果(血中酸素飽和度等)に加えて、送受信装置10としてのスマートフォンから位置情報を取得し、これらの情報および必要に応じて判定に使用したリスク情報(酸素飽和度、心筋梗塞の履歴など)を緊急通報と共に発信する。緊急通報の発信先は、予め患者毎に設定してある病院、救急車及び/又は登録メールアドレス若しくは登録電話番号等である。
生体情報監視装置1の制御部6は、生体情報監視手段1が外れていないか否かを監視し(ステップ1)、適切に装着されている場合には次の処理に進む。生体情報監視手段1が外れていないか否かの監視は、例えば、温度センサ5による体温の検知、動作検出センサによる体動の検知及びパルスオキシメータ4による脈拍等の検知の有無によって行われる。具体的には、例えば、一定時間以上、体温、体動及び脈拍の検知がなく、後述する測定結果の解析によっても緊急状態と判断されない場合等に、生体情報監視手段1が外れていると判断して、判断装置20にその情報を送信する(ステップ2)。フローチャートには示していないが、判断装置20は、生体情報監視手段1から生体情報監視手段1が外れているという情報を受信した時、又は、生体情報監視手段1からの検知情報に基づいて自ら生体情報監視手段1が外れていると判断した時、送受信装置10に向けて生体情報監視手段1が外れていることを報告するメールを送信するように構成され得る。これにより、被測定者は、例えば、スマートフォンや携帯電話等から成る送受信装置10で受信したメールによって生体情報監視手段1が外れていることに気付くようになる。
制御部6は、動作検出センサ(加速度センサ2及びジャイロセンサ3)から入力される信号に基づいて一定期間動作が無いか否かを監視する(ステップ3)。そして制御部6は、一定期間動作がないと判断した場合、パルスオキシメータ4を作動させ(ステップ4)、SpO2及び脈拍を測定し(ステップ5)、測定結果を、送受信装置10を介して管理装置20に送信する(ステップ6)。尚、送信される測定結果には、温度センサ5によって測定された体温も含まれ得る。
一方、管理装置20は、送受信装置10を介して生体情報監視装置1から測定結果が送られてくるまで待機し(ステップ7)、測定結果を入力したら測定結果の解析を行う(ステップ8)。
管理装置20は、各使用者に関する過去の血中酸素飽和度測定センサの検出結果を用いた少なくとも一つの判定項目と、被測定者の病歴、過去の生化学検査の結果、年齢、性別及び喫煙の有無等の脳梗塞又は心筋梗塞に関連するリスクファクタの中の少なくとも一つに関連する判定項目とを有し、各判定項目に対して脳梗塞又は心筋梗塞との関連性に基づいて予めウェイトを設定すると共に、各測定項目についての過去のデータを蓄積するように構成されている。
図6〜図8は、この実施例において解析に使用する判定項目のリストの一例である。
管理装置20は、生体情報監視装置1からの測定結果を入力すると、その測定結果及び蓄積された過去のデータに基づいて各判定項目の素点を算出し、各素点にその判定項目に設定されたウェイトを乗じて判定点数を算出する。そして、全ての判定点数の合計値と予め設定した閾値を比較して、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性の緊急度を判断する。この実施例では、閾値は二つ設定されており、判定点数合計値が50より低ければ正常、同合計値が100より大きければ異常、同合計値が50〜100の間にある時は意識確認を行うと判断するように構成されている。
図6は異常判定時の一例であり、図7は正常判定時の一例であり、図8は意識確認必要判定時の一例である。
ここで、再び図4のフローチャートに戻って管理装置20の処理について説明する。
管理装置20は、上記したように測定結果の解析を行い(ステップ8)、解析の結果、判定が正常であるか否か(即ち、判定点数合計値が50より低いか否か)を判断し(ステップ9)、正常である場合には、送受信装置10を介して生体情報監視手段1に再測定指示を出力し(ステップ10)、再び、生体情報監視手段1からの測定結果の入力待ち状態に戻る(ステップ7)。生体情報監視手段1は、生体情報の監視処理(図4におけるステップ1〜ステップ6)を行う。
管理装置20は、ステップ9において正常でないと判断した場合には、意識確認が必要か否か(即ち、判定点数合計値が100より低いか否か)を判断し(ステップ11)、判定点数合計値が100より低い場合には生体情報監視手段1に意識確認信号を出力して(ステップ12)、図5に示す意識確認処理を開始する。
管理装置20は、ステップ11において意識確認が必要ないと判断した場合(即ち、判定点数合計値が100より高い場合)には意識確認信号の出力はせずに、直ちに、緊急通報を行う(ステップ13)。
管理装置20は、緊急通報を発信する場合、日時、被測定者の氏名等の個人情報及び生体情報監視手段1で検出した検出結果(血中酸素飽和度等)に加えて、送受信装置10としてのスマートフォンから位置情報を取得し、これらの情報および必要に応じて判定に使用したリスク情報(酸素飽和度、心筋梗塞の履歴など)を緊急通報と共に発信する。緊急通報の発信先は、予め患者毎に設定してある病院、救急車及び/又は登録メールアドレス若しくは登録電話番号等である。
図5は、意識確認から緊急通報までの処理の流れを示すフローチャートである。
生体情報監視装置1の制御部6は、管理装置20からの意識確認信号の入力を待つ(ステップ1)。
管理装置20から意識確認信号を入力すると、制御部6は意識確認出力装置11aをONにし、かつ、LEDを赤色に点滅させる(ステップ2)。ここで、意識確認出力装置11aは、被測定者が五感で感知し得る出力手段であれば任意の手段でよく、例えば、振動装置9であってもよい。
制御部6は、意識確認出力装置11aをONにした後、意識確認応答装置11bからの確認信号が入力されるか否かを判断し(ステップ3)、確認信号が入力された場合には確認有信号を、送受信装置10を介して管理装置20へ出力する(ステップ4)。
意識確認応答装置11bからの確認信号が所定の時間入力されない場合(ステップ5)、制御部6は、確認無信号を出力する(ステップ6)。
ここで、意識確認応答装置11bは、被測定者が被測定者の意思で意識確認出力に対する応答を入力することができる手段であれば任意の手段でよく、例えば、生体情報監視手段1にボタンを設けておいて、そのボタンを意識確認応答装置11bとして使用してもよい。
一方、管理装置20は、意識確認信号を出力した後(ステップ7)、送受信装置10を介して生体情報監視手段1から意識確認結果信号が入力されるか否かを監視する(ステップ8)。意識確認結果信号が入力されると、その信号が、意識有信号か否かを判断し(ステップ9)、意識有信号である場合には意識確認を終了し(ステップ10)、図4に示した使用者の状態の監視処理に戻る。
意識確認信号が意識有信号でない場合、即ち、意識無信号である場合(ステップ9)、意識確認を所定の回数繰り返したか否かを判断し(ステップ11)、所定の回数繰り返していなければ再び意識確認信号を出力し(ステップ7)、意識確認結果信号の入力を待つ(ステップ8)。
ステップ11において、意識確認を所定の回数繰り返している場合には、予め決められた緊急通報先(病院、救急車、緊急連絡先等)に緊急通報を発信する(ステップ12)。
意識確認を開始してから緊急通報を行うまでの時間は、図5のステップ5の処理における経過時間と、ステップ11における繰り返し回数とによって任意に設定することが可能である。
管理装置20は、緊急通報を発信する場合、日時、被測定者の氏名等の個人情報及び生体情報監視手段1で検出した検出結果(血中酸素飽和度等)に加えて、送受信装置10としてのスマートフォンから位置情報を取得し、これらの情報、および必要に応じて判定に使用したリスク情報(酸素飽和度、心筋梗塞の履歴など)を緊急通報と共に発信する。緊急通報の発信先は、予め患者毎に設定してある病院、救急車及び/又は登録メールアドレス若しくは登録電話番号等である。
生体情報監視装置1の制御部6は、管理装置20からの意識確認信号の入力を待つ(ステップ1)。
管理装置20から意識確認信号を入力すると、制御部6は意識確認出力装置11aをONにし、かつ、LEDを赤色に点滅させる(ステップ2)。ここで、意識確認出力装置11aは、被測定者が五感で感知し得る出力手段であれば任意の手段でよく、例えば、振動装置9であってもよい。
制御部6は、意識確認出力装置11aをONにした後、意識確認応答装置11bからの確認信号が入力されるか否かを判断し(ステップ3)、確認信号が入力された場合には確認有信号を、送受信装置10を介して管理装置20へ出力する(ステップ4)。
意識確認応答装置11bからの確認信号が所定の時間入力されない場合(ステップ5)、制御部6は、確認無信号を出力する(ステップ6)。
ここで、意識確認応答装置11bは、被測定者が被測定者の意思で意識確認出力に対する応答を入力することができる手段であれば任意の手段でよく、例えば、生体情報監視手段1にボタンを設けておいて、そのボタンを意識確認応答装置11bとして使用してもよい。
一方、管理装置20は、意識確認信号を出力した後(ステップ7)、送受信装置10を介して生体情報監視手段1から意識確認結果信号が入力されるか否かを監視する(ステップ8)。意識確認結果信号が入力されると、その信号が、意識有信号か否かを判断し(ステップ9)、意識有信号である場合には意識確認を終了し(ステップ10)、図4に示した使用者の状態の監視処理に戻る。
意識確認信号が意識有信号でない場合、即ち、意識無信号である場合(ステップ9)、意識確認を所定の回数繰り返したか否かを判断し(ステップ11)、所定の回数繰り返していなければ再び意識確認信号を出力し(ステップ7)、意識確認結果信号の入力を待つ(ステップ8)。
ステップ11において、意識確認を所定の回数繰り返している場合には、予め決められた緊急通報先(病院、救急車、緊急連絡先等)に緊急通報を発信する(ステップ12)。
意識確認を開始してから緊急通報を行うまでの時間は、図5のステップ5の処理における経過時間と、ステップ11における繰り返し回数とによって任意に設定することが可能である。
管理装置20は、緊急通報を発信する場合、日時、被測定者の氏名等の個人情報及び生体情報監視手段1で検出した検出結果(血中酸素飽和度等)に加えて、送受信装置10としてのスマートフォンから位置情報を取得し、これらの情報、および必要に応じて判定に使用したリスク情報(酸素飽和度、心筋梗塞の履歴など)を緊急通報と共に発信する。緊急通報の発信先は、予め患者毎に設定してある病院、救急車及び/又は登録メールアドレス若しくは登録電話番号等である。
血中酸素飽和度を測定するパルスオキシセンサは、LED等の光を必要とするため、このセンサを常時動かすと直ぐにバッテリの充電がなくなるという問題があるが、上記したように、所定の時間、患者の動作を検出しない時にパルスオキシセンサを作動させることにより、一回の充電で使用できる期間を著しく伸ばすことが可能になる。
また、血中酸素飽和度が正常であっても、一定時間以上動作を検知しない場合には、意識を確認するように構成されているので、血中酸素飽和度に影響が表れない状態で意識を失った場合でも検知が可能である。
さらにまた、動作及び血中酸素飽和度から直ぐに重大疾患と判断せずに、意識の有無を確認することで、誤通報を減らすことが可能になり、より確実で安全性の高い通報システムを提供することが可能になる。
さらにまた、管理装置20が、生体情報監視手段の一回の測定結果だけで意識確認の必要性を判断するのではなく、各使用者に関する過去のSpO2の測定結果、体動情報、表面温度及び睡眠判断及び病歴等のデータを予め決めた項目別に蓄積し、各項目に予めウェイトが決めて、過去データを考慮して測定結果を分析し、意識確認の必要性の有無を決めているので、必要がない時に使用者に意識確認のための出力(例えば、振動や警告音等)を行うことがなくなるので、使用者に対する負担も軽減する。
また、血中酸素飽和度が正常であっても、一定時間以上動作を検知しない場合には、意識を確認するように構成されているので、血中酸素飽和度に影響が表れない状態で意識を失った場合でも検知が可能である。
さらにまた、動作及び血中酸素飽和度から直ぐに重大疾患と判断せずに、意識の有無を確認することで、誤通報を減らすことが可能になり、より確実で安全性の高い通報システムを提供することが可能になる。
さらにまた、管理装置20が、生体情報監視手段の一回の測定結果だけで意識確認の必要性を判断するのではなく、各使用者に関する過去のSpO2の測定結果、体動情報、表面温度及び睡眠判断及び病歴等のデータを予め決めた項目別に蓄積し、各項目に予めウェイトが決めて、過去データを考慮して測定結果を分析し、意識確認の必要性の有無を決めているので、必要がない時に使用者に意識確認のための出力(例えば、振動や警告音等)を行うことがなくなるので、使用者に対する負担も軽減する。
上記した実施例では、生体情報監視手段1に意識確認手段11が全て設けられているが、これは本実施例に限定されるものではない。
具体的には、例えば、図9に示すように、意識確認手段11は送受信装置10に設けてもよい。送受信装置10がスマートフォンで構成されている場合、意識確認出力手段11aとして使用可能な振動装置、スピーカ又はライトは何れもスマートフォンに予め装備されており、また、意識確認応答手段11bとして使用可能なマイクやタッチパネルもスマートフォンに予め装備されているため、振動装置やマイク等を新たに追加する必要がなくなるため、装置のコストをさらに下げることが可能になる。
具体的には、例えば、図9に示すように、意識確認手段11は送受信装置10に設けてもよい。送受信装置10がスマートフォンで構成されている場合、意識確認出力手段11aとして使用可能な振動装置、スピーカ又はライトは何れもスマートフォンに予め装備されており、また、意識確認応答手段11bとして使用可能なマイクやタッチパネルもスマートフォンに予め装備されているため、振動装置やマイク等を新たに追加する必要がなくなるため、装置のコストをさらに下げることが可能になる。
さらにまた、意識確認手段11の何れか一方を生体情報監視手段1に設け、他方を送受信装置に設けてもよい(図10及び図11参照)。
さらにまた、上記した実施例では、パルスオキシメータ4を作動するか否かは、動作検出センサの検知結果に基づいて生体情報監視手段1の制御部6が判断しているが、これは本実施例に限定されることなく、例えば、動作検出センサの検知結果を送受信装置10を介して管理装置20に送信し、管理装置20でパルスオキシメータ4を作動するか否かを決めてもよい。
さらにまた、上記した実施例では、生体情報監視手段1にパルスオキシメータ4を設け、該パルスオキシメータ4からの測定結果を使って、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性の判断を行っているが、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性の基礎となる測定をする手段は実施例に限定されることなく、例えば、パルスオキシセンサの代わりにバイタルセンサを用いて行ってもよい。バイタルセンサは、具体的には、血圧、脈拍、体温、呼吸数等のバイタルサインを検出するセンサであり、具遺体的には、例えば、血圧については血圧センサ、脈拍については発光量及び反射光量に基づくセンサ、体温はサーミスタ等の温度センサ、呼吸数は胸や腰につける体動センサ等がある。これらのセンサを使って被測定者の呼吸数や血圧等が測定され、この測定結果に基づいて緊急度の分析が行われる。
パルスオキシメータ4に代えてバイタルセンサを使用する場合には、図3に示した装着確認フローにおいて体動を検知した後に(ステップS2)、バイタルセンサから得られるバイタルサインに基づいて正確に装着できているか否かが判断される(ステップ3及び7)。
また、図4に測定開始から測定結果の出力のフローにおいて、生体情報監視手段1は一定期間体動がない場合に(ステップ3)、バイタルセンサを作動させ(ステップ4)、呼吸数や脈拍等を測定する(ステップ4)。
さらに管理装置20は、パルスオキシメータに代えてバイタルセンサを使用する場合には、図4のステップ8の解析において図6〜図8における判定項目1〜5に代えて、判定項目6〜12を使用し、パルスオキシメータ及びバイタルセンサを両方使う場合には、図6〜図8における判定項目1〜12を使用する。正常、異常又は意識確認の必要性の有無に関する閾値は、使用する判定項目の数又は種類によって適宜設定され得る。
さらにまた、上記した実施例では、生体情報監視手段1にパルスオキシメータ4を設け、該パルスオキシメータ4からの測定結果を使って、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性の判断を行っているが、脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性の基礎となる測定をする手段は実施例に限定されることなく、例えば、パルスオキシセンサの代わりにバイタルセンサを用いて行ってもよい。バイタルセンサは、具体的には、血圧、脈拍、体温、呼吸数等のバイタルサインを検出するセンサであり、具遺体的には、例えば、血圧については血圧センサ、脈拍については発光量及び反射光量に基づくセンサ、体温はサーミスタ等の温度センサ、呼吸数は胸や腰につける体動センサ等がある。これらのセンサを使って被測定者の呼吸数や血圧等が測定され、この測定結果に基づいて緊急度の分析が行われる。
パルスオキシメータ4に代えてバイタルセンサを使用する場合には、図3に示した装着確認フローにおいて体動を検知した後に(ステップS2)、バイタルセンサから得られるバイタルサインに基づいて正確に装着できているか否かが判断される(ステップ3及び7)。
また、図4に測定開始から測定結果の出力のフローにおいて、生体情報監視手段1は一定期間体動がない場合に(ステップ3)、バイタルセンサを作動させ(ステップ4)、呼吸数や脈拍等を測定する(ステップ4)。
さらに管理装置20は、パルスオキシメータに代えてバイタルセンサを使用する場合には、図4のステップ8の解析において図6〜図8における判定項目1〜5に代えて、判定項目6〜12を使用し、パルスオキシメータ及びバイタルセンサを両方使う場合には、図6〜図8における判定項目1〜12を使用する。正常、異常又は意識確認の必要性の有無に関する閾値は、使用する判定項目の数又は種類によって適宜設定され得る。
上記したように構成された送受信装置10としてのスマートフォンは、生体情報監視手段1の動作確認をすることができる動作確認装置30として動作し得る。
以下、本発明に係る動作確認装置について説明していく。
この動作確認装置30は、実際には送受信装置10にインストールされるソフトウェアであり、生体情報監視手段1のバッテリや各種センサが正常に作動しているか否かを被測定者側で確認することが可能であると共に、送受信装置10を介して確認データを管理装置20に送信することで管理装置20側でも、生体情報監視手段1の状態を確認して判断することが可能になる。
脳梗塞又は心筋梗塞は、何時何処で発症するかが全く分からないため、生体情報監視手段1は常に正常に動いている必要がある。このため、被測定者側で生体情報監視装置1の動作確認を行うことができ、かつ、その結果が使用者だけでなく管理装置20にも送信されることにより生体情報監視装置1のバッテリ切れやセンサ故障をより早い段階で検知することが可能になる。
以下、本発明に係る動作確認装置について説明していく。
この動作確認装置30は、実際には送受信装置10にインストールされるソフトウェアであり、生体情報監視手段1のバッテリや各種センサが正常に作動しているか否かを被測定者側で確認することが可能であると共に、送受信装置10を介して確認データを管理装置20に送信することで管理装置20側でも、生体情報監視手段1の状態を確認して判断することが可能になる。
脳梗塞又は心筋梗塞は、何時何処で発症するかが全く分からないため、生体情報監視手段1は常に正常に動いている必要がある。このため、被測定者側で生体情報監視装置1の動作確認を行うことができ、かつ、その結果が使用者だけでなく管理装置20にも送信されることにより生体情報監視装置1のバッテリ切れやセンサ故障をより早い段階で検知することが可能になる。
図12〜図17は、動作確認装置30(送受信装置10)の機能を説明する図である。
動作確認装置30は、この実施例では、
被測定者が生体情報監視手段1を装着しているか否か及び電池残量の確認をするデイリーチェック機能と、
パルスオキシメータ4の動作確認をするパルスオキシメータ動作確認機能と、
動作検出センサの動作確認をする動作検出センサ確認機能と
を有する。
図12は、デイリーチェック機能に関する動作確認装置30及び管理装置20の処理の流れを示すフローチャートである。
動作確認装置30は、管理装置20からのデイリーチェック開始信号を入力すると(ステップ1)、被測定者が生体情報監視装置1が外れていないか否かのチェックを行う(ステップ2)。
生体情報監視手段1が外れていないか否かのチェックは、例えば、温度センサ5による体温の検知、動作検出センサによる体動の検知及びパルスオキシメータ4による脈拍等の検知の有無によって行われる。具体的には、例えば、一定時間以上、体温、体動及び脈拍の検知がなく、前記した測定結果の解析によっても緊急状態と判断されない場合等に、動作確認装置30は、生体情報監視手段1が外れていると判断する。
次いで、動作確認装置30は生体情報監視手段1から電池残量情報を受信し、電池残量のチェックを行う(ステップ3)。
動作確認装置30は、ステップ2及び3のチェック結果を管理装置20に送信する(ステップ4)。
管理装置20は、設定時間になるまで待機し(ステップ5)、設定時間(通常は朝)になるとデイリーチェック開始信号を動作確認装置30に送信し(ステップ6)、これにより、前記したデイリーチェック(ステップ1〜ステップ4)が開示される。
管理装置20は、デイリーチェック開始信号出力後、動作確認装置30からチェック結果を受信するまで待機する(ステップ7)。
管理装置20は、デイリーチェックの結果、生体情報監視手段1が外れている場合には動作確認装置30としての送受信装置10にその旨をメール送信し(ステップ8及びステップ9)、次いで、電池残量が足りていない場合には、動作確認装置30としての送受信装置10にその旨をメール送信し(ステップ10及び11)、生体管理監視手段1が外れてなく、かつ、電池残量が足りている場合にはデイリーチェックを終了する(ステップ12)。
この実施例では、動作確認装置30としてのスマートフォンからチェック結果を出力して、そのチェック結果に応じて管理装置からスマートフォンにメールを送信することになっているので、動作確認に関する経過情報を管理装置に残すことが可能になる。
動作確認装置30は、この実施例では、
被測定者が生体情報監視手段1を装着しているか否か及び電池残量の確認をするデイリーチェック機能と、
パルスオキシメータ4の動作確認をするパルスオキシメータ動作確認機能と、
動作検出センサの動作確認をする動作検出センサ確認機能と
を有する。
図12は、デイリーチェック機能に関する動作確認装置30及び管理装置20の処理の流れを示すフローチャートである。
動作確認装置30は、管理装置20からのデイリーチェック開始信号を入力すると(ステップ1)、被測定者が生体情報監視装置1が外れていないか否かのチェックを行う(ステップ2)。
生体情報監視手段1が外れていないか否かのチェックは、例えば、温度センサ5による体温の検知、動作検出センサによる体動の検知及びパルスオキシメータ4による脈拍等の検知の有無によって行われる。具体的には、例えば、一定時間以上、体温、体動及び脈拍の検知がなく、前記した測定結果の解析によっても緊急状態と判断されない場合等に、動作確認装置30は、生体情報監視手段1が外れていると判断する。
次いで、動作確認装置30は生体情報監視手段1から電池残量情報を受信し、電池残量のチェックを行う(ステップ3)。
動作確認装置30は、ステップ2及び3のチェック結果を管理装置20に送信する(ステップ4)。
管理装置20は、設定時間になるまで待機し(ステップ5)、設定時間(通常は朝)になるとデイリーチェック開始信号を動作確認装置30に送信し(ステップ6)、これにより、前記したデイリーチェック(ステップ1〜ステップ4)が開示される。
管理装置20は、デイリーチェック開始信号出力後、動作確認装置30からチェック結果を受信するまで待機する(ステップ7)。
管理装置20は、デイリーチェックの結果、生体情報監視手段1が外れている場合には動作確認装置30としての送受信装置10にその旨をメール送信し(ステップ8及びステップ9)、次いで、電池残量が足りていない場合には、動作確認装置30としての送受信装置10にその旨をメール送信し(ステップ10及び11)、生体管理監視手段1が外れてなく、かつ、電池残量が足りている場合にはデイリーチェックを終了する(ステップ12)。
この実施例では、動作確認装置30としてのスマートフォンからチェック結果を出力して、そのチェック結果に応じて管理装置からスマートフォンにメールを送信することになっているので、動作確認に関する経過情報を管理装置に残すことが可能になる。
図13は、パルスオキシメータ4の動作確認をするパルスオキシメータ動作確認機能の処理の流れを示すフローチャートであり、図14はパルスオキシメータ動作確認機能中の動作確認装置30の画面の変化を示す図である。
動作確認装置30は、この実施例ではスマートフォンで構成されている。
パルスオキシメータ動作確認機能を始動すると、動作確認装置30は、その画面に第1チェック開始画面を表示する(ステップ1及び図14(a))。
この第1チェック開始画面では、画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示が表示される(図14(a))。
動作確認装置30は開始ボタンがタッチされるまで待機し(ステップ2)、開始ボタンがタッチされると、センサを置いた位置(即ち、点線で示された位置)に光を点滅させ(ステップ3)、その点滅をパルスオキシメータ4が認識したか否かを、パルスオキシメータ4からの測定信号に基づいて判断する(ステップ4)。パルスオキシメータ4が画面の点滅を検知していない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ5)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜4の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ6)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ7)。
パルスオキシメータ4が画面の点滅を検知した場合(ステップ4)、動作確認装置30は、その画面に第2チェック開始画面を表示する(ステップ8及び図14(b))。
この第2チェック開始画面では、画面にセンサを置く位置が点線で表示され、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示が表示される(図14(b))。
動作確認装置30は、開始ボタンがタッチされるまで待機し(ステップ9)、開始ボタンがタッチされると、パルスオキシメータ4に、その内部のLEDを発光するよう指示を出し(ステップ10)、パルスオキシメータ4が、動作確認装置30の画面に反射した光を認識したか否かを、パルスオキシメータ4からの測定信号に基づいて判断する(ステップ11)。パルスオキシメータ4が画面で反射した光を検知していない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ12)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜11の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ13)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ14)。
パルスオキシメータ4が反射した光を検知した場合(ステップ11)、動作確認装置30は、画面に「動作良好」を表示して(ステップ15)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ16)。
動作確認装置30は、この実施例ではスマートフォンで構成されている。
パルスオキシメータ動作確認機能を始動すると、動作確認装置30は、その画面に第1チェック開始画面を表示する(ステップ1及び図14(a))。
この第1チェック開始画面では、画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示が表示される(図14(a))。
動作確認装置30は開始ボタンがタッチされるまで待機し(ステップ2)、開始ボタンがタッチされると、センサを置いた位置(即ち、点線で示された位置)に光を点滅させ(ステップ3)、その点滅をパルスオキシメータ4が認識したか否かを、パルスオキシメータ4からの測定信号に基づいて判断する(ステップ4)。パルスオキシメータ4が画面の点滅を検知していない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ5)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜4の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ6)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ7)。
パルスオキシメータ4が画面の点滅を検知した場合(ステップ4)、動作確認装置30は、その画面に第2チェック開始画面を表示する(ステップ8及び図14(b))。
この第2チェック開始画面では、画面にセンサを置く位置が点線で表示され、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示が表示される(図14(b))。
動作確認装置30は、開始ボタンがタッチされるまで待機し(ステップ9)、開始ボタンがタッチされると、パルスオキシメータ4に、その内部のLEDを発光するよう指示を出し(ステップ10)、パルスオキシメータ4が、動作確認装置30の画面に反射した光を認識したか否かを、パルスオキシメータ4からの測定信号に基づいて判断する(ステップ11)。パルスオキシメータ4が画面で反射した光を検知していない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ12)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜11の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ13)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ14)。
パルスオキシメータ4が反射した光を検知した場合(ステップ11)、動作確認装置30は、画面に「動作良好」を表示して(ステップ15)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ16)。
図15は、動作検知センサの動作確認をする動作検知センサ動作確認機能の処理の流れを示すフローチャートであり、図16〜図18は、動作検知センサ動作確認機能中の動作確認装置30の画面の変化を示す図である。
動作確認装置30は、動作検知センサ動作確認機能を始動すると、その画面に第1チェック開始画面を表示する(ステップ1及び図16)。
この第1チェック開始画面では画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示が表示される(図16)。
動作確認装置30は開始ボタンがタッチされるまで待機し(ステップ2)、開始ボタンがタッチされると、振動装置(スマートフォンに内蔵されている振動装置)を作動させ(ステップ3)、その振動を加速度センサ2が検知したか否かを、加速度センサ2からの測定信号に基づいて判断する(ステップ4)。加速度センサ2が振動を検知していない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ5)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜4の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ6)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ7)。
加速度センサ2が振動を検知した場合には(ステップ4)、動作確認装置30は3軸チェック画面を表示する(ステップ8)。図17は3軸チェック画面を示す図である。動作確認装置30は、画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示を表示する(図17(a))。次いで、センサを側面を下にして立てるように90度を回転させて開始ボタンにタッチするよう指示を表示する(図17(b))。この時、画面の点線はセンサの側面の大きさに合わせて変更される。最後に、センサを上面又は下面を下にして立てるように90度を回転させて開始ボタンにタッチするよう指示を表示する(図17(c))。の時、画面の点線はセンサの上面又は底面の大きさに合わせて変更される。動作確認装置30は、センサを動かす度に、加速度センサ2から検知結果を入力し、生体情報監視手段1の使用を開始する時に予め取得して記憶しておいた3軸検知情報と検知結果を比較して、加速度センサ2の動作が正常であるか否かを判断する(ステップ9)。加速度センサ2の動作が正常でない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ10)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜9の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ11)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ12)。
加速度センサ2の動作が正常であると判断した場合には(ステップ9)、動作確認装置30は、次にジャイロセンサチェック画面を表示する(ステップ13及び図18)。
図18はジャイロセンサチェック画面を示す図である。動作確認装置30は、画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示を表示する(図18(a))。次いで、センサを平面上で90度回転させて開始ボタンにタッチするよう指示を表示する(図18(b))。画面の点線はセンサの向きに合わせて変更される。動作確認装置30は、センサを動かす度に、ジャイロセンサ2から検知結果を入力し、生体情報監視手段1の使用を開始する時に予め取得して記憶しておいたジャイロセンサ検知情報と検知結果を比較して、ジャイロセンサ3の動作が正常であるか否かを判断する(ステップ14)。
ジャイロセンサ3の動作が正常でない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ15)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜14の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ16)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ17)。
ここでジャイロセンサ3の動作が正常であると判断した場合には(ステップ14)、動作確認装置30は、画面に「動作良好」を表示して(ステップ18)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ19)。
動作確認装置30は、動作検知センサ動作確認機能を始動すると、その画面に第1チェック開始画面を表示する(ステップ1及び図16)。
この第1チェック開始画面では画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示が表示される(図16)。
動作確認装置30は開始ボタンがタッチされるまで待機し(ステップ2)、開始ボタンがタッチされると、振動装置(スマートフォンに内蔵されている振動装置)を作動させ(ステップ3)、その振動を加速度センサ2が検知したか否かを、加速度センサ2からの測定信号に基づいて判断する(ステップ4)。加速度センサ2が振動を検知していない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ5)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜4の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ6)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ7)。
加速度センサ2が振動を検知した場合には(ステップ4)、動作確認装置30は3軸チェック画面を表示する(ステップ8)。図17は3軸チェック画面を示す図である。動作確認装置30は、画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示を表示する(図17(a))。次いで、センサを側面を下にして立てるように90度を回転させて開始ボタンにタッチするよう指示を表示する(図17(b))。この時、画面の点線はセンサの側面の大きさに合わせて変更される。最後に、センサを上面又は下面を下にして立てるように90度を回転させて開始ボタンにタッチするよう指示を表示する(図17(c))。の時、画面の点線はセンサの上面又は底面の大きさに合わせて変更される。動作確認装置30は、センサを動かす度に、加速度センサ2から検知結果を入力し、生体情報監視手段1の使用を開始する時に予め取得して記憶しておいた3軸検知情報と検知結果を比較して、加速度センサ2の動作が正常であるか否かを判断する(ステップ9)。加速度センサ2の動作が正常でない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ10)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜9の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ11)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ12)。
加速度センサ2の動作が正常であると判断した場合には(ステップ9)、動作確認装置30は、次にジャイロセンサチェック画面を表示する(ステップ13及び図18)。
図18はジャイロセンサチェック画面を示す図である。動作確認装置30は、画面にセンサを置く位置を点線で表示し、センサを置いた後に開始ボタンにタッチをするよう指示を表示する(図18(a))。次いで、センサを平面上で90度回転させて開始ボタンにタッチするよう指示を表示する(図18(b))。画面の点線はセンサの向きに合わせて変更される。動作確認装置30は、センサを動かす度に、ジャイロセンサ2から検知結果を入力し、生体情報監視手段1の使用を開始する時に予め取得して記憶しておいたジャイロセンサ検知情報と検知結果を比較して、ジャイロセンサ3の動作が正常であるか否かを判断する(ステップ14)。
ジャイロセンサ3の動作が正常でない場合には、所定回数動作確認が行われたか否かを判断し(ステップ15)、動作確認が所定回数より少ない場合にはステップ1〜14の動作を繰り返し、動作確認が所定回数行われている場合には、画面に「動作不良」を表示して(ステップ16)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ17)。
ここでジャイロセンサ3の動作が正常であると判断した場合には(ステップ14)、動作確認装置30は、画面に「動作良好」を表示して(ステップ18)、その動作確認結果を管理装置20へ送信する(ステップ19)。
上記したように、送受信装置1としても機能し得るスマートフォン等の携帯端末を用いて、被測定者がセンサを自分でチェックすることができるので、メーカー等で動作確認を行う場合に比べて、簡単に、しかも気軽に動作チェックを行うことが可能になる。
これにより、生体情報監視装置1の動作不良を早期に知ることができ、より確実で信頼性のある監視が可能になる。
さらに、動作確認結果を管理装置20に送信するように構成されているので、過去の動作チェック結果を生体情報監視手段1毎に経時的に記録することが可能になり、生体情報監視手段1の管理が容易になる。
これにより、生体情報監視装置1の動作不良を早期に知ることができ、より確実で信頼性のある監視が可能になる。
さらに、動作確認結果を管理装置20に送信するように構成されているので、過去の動作チェック結果を生体情報監視手段1毎に経時的に記録することが可能になり、生体情報監視手段1の管理が容易になる。
1 生体情報監視手段(近距離無線通信)
動作検出センサ
2 加速度センサ
3 ジャイロセンサ
4 パルスオキシメータ(血中酸素飽和度測定センサ)
5 温度センサ
6 制御部
7 送受信部
8 バッテリ
9 振動装置
10 送受信装置(無線回線):移動体携帯端末装置
11 意識確認手段
11a 意識確認出力装置
11b 意識確認応答装置
20 管理装置
30 動作確認装置
動作検出センサ
2 加速度センサ
3 ジャイロセンサ
4 パルスオキシメータ(血中酸素飽和度測定センサ)
5 温度センサ
6 制御部
7 送受信部
8 バッテリ
9 振動装置
10 送受信装置(無線回線):移動体携帯端末装置
11 意識確認手段
11a 意識確認出力装置
11b 意識確認応答装置
20 管理装置
30 動作確認装置
Claims (4)
- 被測定者の身体に装着可能な生体情報監視装置と、
被測定者が携帯可能であり、前記生体情報監視装置と通信可能に構成され、かつ、少なくとも無線回線を介して遠隔地にある管理装置との間で情報の送受信ができるように構成された送受信装置と、
送受信装置から送信される情報に基づいて被測定者の脳梗塞又は心筋梗塞の発症又は発症可能性を判断する管理装置と
を備えた脳梗塞又は心筋梗塞監視システムにおいて用いられる生体情報監視装置の動作確認装置であって、
前記生体情報監視装置が、
被測定者の動作を検出する動作検出センサと、
被測定者の血中酸素飽和度を測定する血中酸素飽和度測定センサ及び/又は被測定者のバイタルサインを測定するバイタルサインセンサと、
を有し、
前記送受信装置が、少なくともタッチパネル式のモニタを有し、インストールされたソフトウェアによって動作確認装置として動作する移動体通信端末装置から成り、
前記動作確認装置が、前記モニタの上に生体情報監視装置を載せた状態で、生体情報監視装置のセンサの動作確認用の出力をし、その出力に対するセンサの検出結果を受信して、センサの動作の確認をするように構成されている
ことを特徴とする生体情報監視装置用の動作確認装置。 - 前記移動体通信端末装置が、スマートフォン又はタブレット端末である
ことを特徴とする請求項1に記載の生体情報監視装置用の動作確認装置。 - 前記動作確認用の出力が、血中酸素飽和度測定センサに対する光である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の動作確認装置。 - 前記動作確認用の出力が、加速度センサに対する振動である
ことを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の動作確認装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016102688A JP2017209176A (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 生体情報監視装置用の動作確認装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016102688A JP2017209176A (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 生体情報監視装置用の動作確認装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017209176A true JP2017209176A (ja) | 2017-11-30 |
Family
ID=60475866
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016102688A Pending JP2017209176A (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 生体情報監視装置用の動作確認装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017209176A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7232556B1 (ja) | 2021-12-28 | 2023-03-03 | 株式会社デジタル・Ai | 監視システム |
WO2023127183A1 (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-06 | 株式会社デジタル・Ai | 監視システム |
-
2016
- 2016-05-23 JP JP2016102688A patent/JP2017209176A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP7232556B1 (ja) | 2021-12-28 | 2023-03-03 | 株式会社デジタル・Ai | 監視システム |
WO2023127183A1 (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-06 | 株式会社デジタル・Ai | 監視システム |
JP2023098568A (ja) * | 2021-12-28 | 2023-07-10 | 株式会社デジタル・Ai | 監視システム |
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