JP2017209133A - 毛髪乾燥装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】被施術者の毛髪を乾かす装置であって、被施術者の毛髪を自然な状態にムラなく乾かし、各種の施術を行った場合でも、施術後の毛髪の仕上がり状態を損なうことなく、短時間で効率よく毛髪を乾かすことのできる装置を提供する。
【解決手段】毛髪乾燥装置1は、空気が吹き出す中空のハウジング11と、ハウジング11に空気を送る送風機12と、ハウジング11を上記被施術者の後背部に固定するための固定具14とを有する。ハウジング11には、毛髪に宛がわれる共に、メッシュ状に複数の空気の吹出孔が設けられた板状の吹出部と、中空の内部に連通して外部に開口すると共に、送風機12の送風口と連結して送風機12から送られた空気が取り入れられる連結部とが設けられている。
【選択図】図1
【解決手段】毛髪乾燥装置1は、空気が吹き出す中空のハウジング11と、ハウジング11に空気を送る送風機12と、ハウジング11を上記被施術者の後背部に固定するための固定具14とを有する。ハウジング11には、毛髪に宛がわれる共に、メッシュ状に複数の空気の吹出孔が設けられた板状の吹出部と、中空の内部に連通して外部に開口すると共に、送風機12の送風口と連結して送風機12から送られた空気が取り入れられる連結部とが設けられている。
【選択図】図1
Description
本発明は、被施術者の毛髪を乾かす技術であって、施術後の毛髪の仕上がり状態を損なうことなく乾かす技術に関する。
美容院や理容室等では、美容師等がハンド式のヘアドライヤーで被施術者の毛髪を乾かすことが多い。しかしながら、パーマ等の施術を行った後に毛髪を乾かす場合、パーマ等の仕上がり状態を損なわないようにするには、空気のあて方などに一定の技量が必要とされる。そのため、一定の技量を有する者が行う必要があるが、特に被施術者が長髪の場合には乾かすのに時間がかかり、その作業中は他の作業を行うことができずに非効率であった。
この点、例えば特許文献1では、被施術者の頭部を覆うことができるフードの後方側に接続された気体供給ユニットから供給される空気や温風や薬剤などが、被施術者の頭髪に対して噴出され、これにより頭髪に各種の処理が可能な頭髪処理装置であって、フードは、被施術者の前頭部から側頭部を経て後頭部へ至る範囲を覆う本体部と、本体部の下方側に延設された襟足部とを有し、このフードは、移動可能な仕切部を有するものであり、この仕切部が移動することにより、上記の襟足部における、仕切部よりも下方部分への、空気、温風、蒸気、霧状の薬剤など、頭髪処理用に調整された気体の流入を制限可能である頭髪処理装置が提案されている。
また、特許文献2では、ドーム型、筒型、球型、および袋伏などの形状よりなり、中空である枕式補助器具に、複数の風穴を開け、枕式補助器具の内側から、または枕式補助器具の一部にもうけられた送風口からハンド式ドライヤーにより風を送り、髪を乾かす枕式ヘアドライヤー補助器具が提案されている。
また、特許文献2では、ドーム型、筒型、球型、および袋伏などの形状よりなり、中空である枕式補助器具に、複数の風穴を開け、枕式補助器具の内側から、または枕式補助器具の一部にもうけられた送風口からハンド式ドライヤーにより風を送り、髪を乾かす枕式ヘアドライヤー補助器具が提案されている。
しかしながら、上記特許文献1記載の頭髪処理装置では、フードによって被施術者の頭部全体が覆われるため、温風が供給されると当該フード内は高温となり、被施術者はそのような高温状態に長時間さらされることになってしまう。
また、上記特許文献2記載のヘアドライヤー補助器具では、当該ヘアドライヤー補助器具の位置が固定されないため、適切な位置からずれたりして乾きムラなどを生じるし、被施術者が寝た状態で行うのでは、髪の仕上がり状態を損なってしまう。
また、上記特許文献2記載のヘアドライヤー補助器具では、当該ヘアドライヤー補助器具の位置が固定されないため、適切な位置からずれたりして乾きムラなどを生じるし、被施術者が寝た状態で行うのでは、髪の仕上がり状態を損なってしまう。
そこで、本発明は、被施術者の毛髪を自然な状態にムラなく乾かすことのできる装置であって、特に施術後の毛髪の仕上がり状態を損なうことなく、短時間で効率よく毛髪を乾かすことのできる装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る毛髪乾燥装置は、被施術者の毛髪を乾燥させる装置であって、空気が吹き出す中空のハウジングと、上記ハウジングに空気を送る送風機と、上記ハウジングを上記被施術者の後背部に固定するための固定手段と、を有し、上記ハウジングには、毛髪に宛がわれる共に、空気の吹出孔がメッシュ状に複数、設けられた板状の吹出部と、中空の内部に連通して外部に開口すると共に、上記送風機の送風口と連結して上記送風機から送られた空気が取り入れられる連結部と、が設けられていることを特徴とする。
また、上記ハウジングにはさらに、上記被施術者の後背部に面する箇所に、上記被施術者の後背部に当接する緩衝部、が設けられているものとしてもよい。
また、上記ハウジングの連結部と上記送風機の送風口とを連結する伸縮自在な略筒状の連結具、をさらに有するものとしてもよい。
また、メッシュ状に通風孔が設けられ、上記吹出部上に取り付けられて上記吹出部と毛髪を挟持する押え板、をさらに有するものとしてもよい。
また、上記ハウジングにはさらに、上記吹出部の表面に、上記毛髪が宛がわれる領域を幅方向に並設された複数の領域に仕切る間仕切り、が設けられているものとしてもよい。
また、上記ハウジングにはさらに、上記吹出部の表面の幅方向の両側端部に、上記毛髪が上記吹出部の両側端部から外側へはみ出るのを規制する規制片、が設けられているものとしてもよい。
また、上記ハウジングの上端部は、上記被施術者の後頭部の毛髪の生え際に沿って略U字状に形成されているものとしてもよい。
また、上記ハウジングにはさらに、上記ハウジングの長さを調整するための長さ調整機構、設けられているものとしてもよい。
また、上記ハウジング内に、遠赤外線シートが取り付けられているものとしてもよい。
本発明によれば、被施術者の毛髪を自然な状態にムラなく乾かすことができる。また、各種の施術後の毛髪の仕上がり状態を損なうことなく、短時間で効率よく被施術者の毛髪を乾かすことができる。
以下、本発明の実施形態に係る毛髪乾燥装置について、図を参照して説明する。
本発明の第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1を図1及び図2に示す。毛髪乾燥装置1は、被施術者の毛髪ないしは頭髪を乾かすための装置であって、特にパーマやカット等、美容又は理容における各種の施術を行った後に、仕上がり状態を損なうことなく乾かすことのできるものである。
本発明の第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1を図1及び図2に示す。毛髪乾燥装置1は、被施術者の毛髪ないしは頭髪を乾かすための装置であって、特にパーマやカット等、美容又は理容における各種の施術を行った後に、仕上がり状態を損なうことなく乾かすことのできるものである。
この毛髪乾燥装置1は、ハウジング11、送風機12、連結具13、及び固定具14から構成される。
ハウジング11は、略直方体の箱型形状からなり、内部は中空で、送風機12から送られた空気がこのハウジング11から吹き出して、被施術者の毛髪を乾かす。
ハウジング11は、略直方体の箱型形状からなり、内部は中空で、送風機12から送られた空気がこのハウジング11から吹き出して、被施術者の毛髪を乾かす。
このハウジング11には、吹出部111、連結部112、及び緩衝部113が設けられている。
吹出部111は、ハウジング11の一面側全体を構成しており、空気が吹き出す微小なサイズの吹出孔が複数、メッシュ状に設けられている。この吹出部111の表面に被施術者の毛髪が宛がわれると、内部から吹き出す空気によって毛髪が乾かされる。
吹出部111は、ハウジング11の一面側全体を構成しており、空気が吹き出す微小なサイズの吹出孔が複数、メッシュ状に設けられている。この吹出部111の表面に被施術者の毛髪が宛がわれると、内部から吹き出す空気によって毛髪が乾かされる。
また、本例では、この吹出部111はステンレス等、パーマ等で用いられる薬剤に対する耐腐食性の高い材質によって構成するのが好適であり、これにより、繰り返し使用しても劣化しにくいようになっている。また、ステンレスの熱伝導性によって、吹出部111に宛がわれた毛髪の乾燥が促進される。なお、吹出部111に限らず、ハウジング11全体をステンレス等で構成することもできる。
連結部112は、中空のハウジング11内部に連通して外部に開口した部分であり、ハウジング11の下端に設けられている。この連結部112には、一端が送風機12の送風口と連結する連結具13の他端が連結する。これにより、ハウジング11は連結具13を介して送風機12と連結し、送風機12から送られた空気がハウジング11内に取り入れられる。
緩衝部113は、吹出部111とは反対側の面であって、被施術者の後背部に面する箇所において、突起して設けられた部分である。この緩衝部113は断熱性のゴム等からなり、被施術者の後背部に当接し、ハウジング11が直接、被施術者の後背部に当接するのを防いでいる。これにより、送風機12からハウジング11内に温風が送風された際にハウジング11が熱くなっても、その熱が被施術者に直接、伝わるのを防ぐことができる。
なお、本例では、緩衝部113がハウジング11の一面側の四隅に設けられているが、その他の箇所に設けることもできる。また、緩衝部113は、ハウジング11の一面側全体を覆うクッションのように構成することもできる。
送風機12は、ハウジング11内に空気を送る機器であり、ファンやモータ等を備える。この送風機12の送風口には、一端がハウジング11の連結部112と連結する連結具13の他端が連結する。これにより、送風機12からハウジング11内に空気が贈られる。
なお、送風機12は適宜、タイマー機能や温度調節機能、風量調節等を備えるものとしてもよい。
また、送風機12は、ヒータや除湿又は吸湿機構等を適宜に備えさせることにより、冷風、温風、あるいは除湿された空気などを送り出させることができるのであって、送風機12から送り出される空気の種類あるいは状態等によって、本発明の実施が限定されることはない。
また、送風機12は、ヒータや除湿又は吸湿機構等を適宜に備えさせることにより、冷風、温風、あるいは除湿された空気などを送り出させることができるのであって、送風機12から送り出される空気の種類あるいは状態等によって、本発明の実施が限定されることはない。
連結具13は両端が開口した略筒状の部材である。この連結具13は、一端がハウジング11の連結部112と連結し、他端が送風機12の送風口と連結し、送風機12から送り出された空気は、連結具13内を通ってハウジング11内に取り入れられる。
また、連結具13は、布製あるいは蛇腹構造を単独、あるいは組み合わせて構成されており、これにより伸縮自在になっている。その結果、連結具13は被施術者の挙動に応じて伸縮等することができ、被施術者の挙動に関わらず、ハウジング11及び送風機12との連結状態を維持する。
固定具14は、ハウジング11を被施術者の後背部に固定する部材である。この固定具14は、本例では屈曲した帯型形状からなり、一端がハウジング11の上端部に取り付けられている。施術時には、この固定具14が被施術者の肩から胸にかけて覆い被さり、これにより、被施術者がハウジング11を背負ったようになり、ハウジング11が被施術者の後背部に固定される。
なお、固定具14は、被施術者の肩から胸にかけて負担なくフィットするよう、あるいは被施術者の体格に応じて調整できるよう、適宜の伸縮性あるいは可撓性を有するようにするのが好適である。
また、本例における固定具14は、帯型形状からなるものとしたが、これに限らず、ハウジング11を被施術者の後背部に固定することができれば、他の形状あるいは構造等によることができる。例えば、リュックサック等のように、一端がハウジング11の上端部に取り付けられると共に、他端がハウジング11の下端部に取り付けられた帯型形状として、被施術者がハウジング11を担ぐような状態で、ハウジング11が被施術者の後背部に固定されてもよい。また、被施術者にハウジング11を括り付ける紐型形状であってもよい。
また、本例における固定具14は、帯型形状からなるものとしたが、これに限らず、ハウジング11を被施術者の後背部に固定することができれば、他の形状あるいは構造等によることができる。例えば、リュックサック等のように、一端がハウジング11の上端部に取り付けられると共に、他端がハウジング11の下端部に取り付けられた帯型形状として、被施術者がハウジング11を担ぐような状態で、ハウジング11が被施術者の後背部に固定されてもよい。また、被施術者にハウジング11を括り付ける紐型形状であってもよい。
続いて、毛髪乾燥装置1の使用例について説明する。
まず、被施術者の後背部に毛髪乾燥装置1のハウジング11を配置し、固定具14によってハウジング11を被施術者の後背部に固定する。このとき、被施術者の頭から垂れ下がる毛髪を吹出部111に宛がう。
なお、ハウジング11と送風機12は、連結具13によって予め連結しておいてもよいし、被施術者の後背部にハウジング11を固定した後に連結してもよい。
まず、被施術者の後背部に毛髪乾燥装置1のハウジング11を配置し、固定具14によってハウジング11を被施術者の後背部に固定する。このとき、被施術者の頭から垂れ下がる毛髪を吹出部111に宛がう。
なお、ハウジング11と送風機12は、連結具13によって予め連結しておいてもよいし、被施術者の後背部にハウジング11を固定した後に連結してもよい。
そして、送風機12を作動させると、空気が送風機12から連結具13を介してハウジング11内に取り入られると共に、吹出部111から吹き出す。これにより、吹出部111から吹き出した空気が被施術者の毛髪を乾かす。
以上の本実施形態に係る毛髪乾燥装置1によれば、クセや乾きムラを残すようことなく、自然な状態にしっかりと毛髪を乾かすことができる。特に、カットやパーマ等、各種の美容又は理容における施術を行った場合には、施術後の毛髪の仕上がり状態を損なうことがない。
また、人手を使うことなく、被施術者の毛髪を乾かすことができる。
さらに、ハウジング11に緩衝部113が設けられていることで、送風機12から送風された温風によってハウジング11が熱くなったとしても、熱が被施術者に直接、伝わることがなく、安全である。
また、人手を使うことなく、被施術者の毛髪を乾かすことができる。
さらに、ハウジング11に緩衝部113が設けられていることで、送風機12から送風された温風によってハウジング11が熱くなったとしても、熱が被施術者に直接、伝わることがなく、安全である。
次に、本発明の第二の実施形態に係る毛髪乾燥装置2を図3に示す。毛髪乾燥装置2は、ハウジング21の吹出部211と押え板22によって被施術者の毛髪を挟持した状態で毛髪を乾かすことのできる装置である。
この毛髪乾燥装置2は、ハウジング21、押え板22、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12(図示省略)、連結具13、固定具14(図示省略)から構成される。
この毛髪乾燥装置2は、ハウジング21、押え板22、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12(図示省略)、連結具13、固定具14(図示省略)から構成される。
ハウジング21には、吹出部211、連結部212、緩衝部(図示省略)、及び係止爪21aが設けられている。このうち、吹出部211、連結部212、及び緩衝部は夫々、第一の実施形態における吹出部111、連結部112、及び緩衝部113と同様の構成からなる。
係止爪21aは、吹出部211の上端部に設けられている。この係止爪21aには、ハウジング21上に押え板22が被せられた際に、押え板22の係止孔22aが係止する。これにより、ハウジング21の吹出部211上に押え板22が固定される。
押え板22は、メッシュ状に通風孔が設けられた板状の部材であり、吹出部211上に取り付けられて吹出部211との間に毛髪を挟持する。
この押え板22の上端部には、吹出部211に設けられている係止爪21aに対応した係止孔22aが設けられている。これにより、ハウジング21の吹出部211上に押え板22が被せられた際に、押え板22の係止孔22aに係止爪21aが係止し、ハウジング21上に押え板22が固定される。
この押え板22の上端部には、吹出部211に設けられている係止爪21aに対応した係止孔22aが設けられている。これにより、ハウジング21の吹出部211上に押え板22が被せられた際に、押え板22の係止孔22aに係止爪21aが係止し、ハウジング21上に押え板22が固定される。
なお、押え板22はハウジング21の吹出部211と同様、ステンレス等、パーマ等で用いられる薬剤に対する耐腐食性の高い材質によって構成するのが好適である。
また、吹出部211上に押え板22を固定する手段は、係止爪21aと係止孔22aに限らず、他の手段あるいは構成によることもできる。例えば、吹出部211と押え板22それぞれに取り付けられたマグネットによって分離可能に一体化することもできるし、吹出部211と押え板22の下端部同士を蝶番によって連結すると共に、上端部に係止手段を設け、開閉自在に構成することもできる。
また、吹出部211上に押え板22を固定する手段は、係止爪21aと係止孔22aに限らず、他の手段あるいは構成によることもできる。例えば、吹出部211と押え板22それぞれに取り付けられたマグネットによって分離可能に一体化することもできるし、吹出部211と押え板22の下端部同士を蝶番によって連結すると共に、上端部に係止手段を設け、開閉自在に構成することもできる。
続いて、毛髪乾燥装置2の使用例を説明する。
まず、上述した第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様にして、被施術者の後背部に毛髪乾燥装置2のハウジング21を配置し、固定具14によってハウジング21を被施術者の後背部に固定する。このとき、被施術者の頭から垂れ下がる毛髪を吹出部211に宛がう。
なお、ハウジング21と送風機12を連結具13によって連結するタイミングも同様に、ハウジング21の被施術者の後背部に固定する前であってもよいし、固定した後であってもよい。
まず、上述した第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様にして、被施術者の後背部に毛髪乾燥装置2のハウジング21を配置し、固定具14によってハウジング21を被施術者の後背部に固定する。このとき、被施術者の頭から垂れ下がる毛髪を吹出部211に宛がう。
なお、ハウジング21と送風機12を連結具13によって連結するタイミングも同様に、ハウジング21の被施術者の後背部に固定する前であってもよいし、固定した後であってもよい。
本例ではこの後、ハウジング21の吹出部211上に押え板22を被せ、吹出部211と押え板22によって被施術者の毛髪を挟持した状態とする。なお、この際、ハウジング21に設けられている係止爪21aに押え板22の係止孔22aを係止させ、ハウジング21の吹出部211上に押え板22を固定する。
そして、送風機12を作動させると、空気が送風機12から連結具13を介してハウジング21内に取り入られると共に、吹出部211から吹き出す。これにより、吹出部211から吹き出した空気が被施術者の毛髪を乾かす。
以上の本実施形態に係る毛髪乾燥装置2によれば、押え板22によって被施術者の毛髪が上面からも押さえ付けられるため、吹出部211から吹き出す空気によって毛髪が浮き上がることがない。そのため、毛髪を乾かす際、各種の施術を行った後の毛髪の仕上がり状態がよりしっかりと維持される。
次に、本発明の第三の実施形態に係る毛髪乾燥装置3を図4に示す。毛髪乾燥装置3は、ハウジング31の吹出部311の表面に、毛髪が宛がわれる領域を幅方向に並設された複数の領域に仕切る間仕切り片31aと、毛髪が吹出部311から外側へはみ出すのを防ぐ規制片31bとが設けられた装置である。
この毛髪乾燥装置3は、本実施形態に独特なハウジング31のほか、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12、連結具13、固定具14によって構成される。
この毛髪乾燥装置3は、本実施形態に独特なハウジング31のほか、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12、連結具13、固定具14によって構成される。
ハウジング31には、吹出部311、連結部312、緩衝部(図示省略)が設けられている。このうち、連結部312及び緩衝部は夫々、第一の実施形態における連結部112及び緩衝部113と同様の構成からなる。
吹出部311は、第一の実施形態における吹出部111と同様、ハウジング31の一面側全体を構成しており、空気の吹出孔がメッシュ状に複数、設けられている。
さらに本例では、吹出部311の表面に間仕切り片31aと規制片31bが設けられている。
さらに本例では、吹出部311の表面に間仕切り片31aと規制片31bが設けられている。
間仕切り片31aは、吹出部311の表面から突出した薄板状の部材であり、毛髪が宛がわれる吹出部311の表面を幅方向に並設された複数の領域に仕切っている。
これにより、被施術者の毛髪を乾燥させる際には、一定量の毛髪ごとに、別々の領域に分けて吹出部311上に宛がわれる。その結果、毛髪を乾かす際、髪同士が絡まるのを防ぐことができるし、髪同士が一定量ごとに離されるために早く乾かすことができる。
これにより、被施術者の毛髪を乾燥させる際には、一定量の毛髪ごとに、別々の領域に分けて吹出部311上に宛がわれる。その結果、毛髪を乾かす際、髪同士が絡まるのを防ぐことができるし、髪同士が一定量ごとに離されるために早く乾かすことができる。
規制片31bは、間仕切り片31aと同様、吹出部311の表面から突出した薄板状の部材であり、吹出部311の幅方向の両側端に設けられている。
この規制片31bにより、毛髪が吹出部311の両側端から外側へはみ出すことが規制され、毛髪に乾燥ムラが生じたり、仕上がり形状が損なわれたりするのを防ぐことができる。
この規制片31bにより、毛髪が吹出部311の両側端から外側へはみ出すことが規制され、毛髪に乾燥ムラが生じたり、仕上がり形状が損なわれたりするのを防ぐことができる。
なお、間仕切り片31a及び規制片31bはいずれも、上述の吹出部111と同様、ステンレス等、パーマ等で用いられる薬剤に対する耐腐食性の高い材質によって構成するのが好適である。
次に、本発明の第四の実施形態に係る毛髪乾燥装置4を図5に示す。毛髪乾燥装置4は、ハウジング41の上端部が、被施術者の後頭部の毛髪の生え際に沿って略U字状に形成されている。
なお、この毛髪乾燥装置4は、本実施形態に独特なハウジング41のほか、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12(図示省略)、連結具13、固定具14によって構成される。
なお、この毛髪乾燥装置4は、本実施形態に独特なハウジング41のほか、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12(図示省略)、連結具13、固定具14によって構成される。
ハウジング41には、吹出部411、連結部412、緩衝部4131、4132が設けられている。このうち、吹出部411及び連結部412は夫々、第一の実施形態における吹出部111及び連結部112と同様の構成からなる。
ハウジング41の上端部は、被施術者の後頭部の毛髪の生え際に沿って略U字状に形成され、当該部分はU字状部414を構成する。
このU字状部414の一面側には、ハウジング41の他の部分と同様、空気が吹き出す微小なサイズの吹出孔が複数、メッシュ状に設けられており、内部から空気が吹き出す。
また、本例におけるU字状部414は、僅かに被施術者の側に向かって折曲しており、略U字形状の先端が被施術者の耳の後ろ近傍に位置するようになっている。なお、他の例では、本例のようにU字状部414を折曲させなくてもよい。
このU字状部414の一面側には、ハウジング41の他の部分と同様、空気が吹き出す微小なサイズの吹出孔が複数、メッシュ状に設けられており、内部から空気が吹き出す。
また、本例におけるU字状部414は、僅かに被施術者の側に向かって折曲しており、略U字形状の先端が被施術者の耳の後ろ近傍に位置するようになっている。なお、他の例では、本例のようにU字状部414を折曲させなくてもよい。
緩衝部4131、4132は、第一の実施形態と同様、吹出部411とは反対側の面の四隅に突起して設けられた部分であり、ハウジング41が直接、被施術者の後背部に当接するのを防いでいる。
一方、本例における緩衝部4131、4132は、上方に設けられた一対の緩衝部4131に比して、下方に設けられた一対の緩衝部4132のほうが長く構成されている。
これにより、被施術者の後背部に毛髪乾燥装置4のハウジング41を配置し、固定具14によってハウジング41を被施術者の後背部に固定した際、ハウジング41が傾斜した状態となる。その結果、被施術者の毛髪はハウジング41上に載置された状態となり、被施術者の頭部から垂れ下がっている場合よりも乾燥時に揺れたり動いたりしにくく、施術後の状態を維持しやすい。
これにより、被施術者の後背部に毛髪乾燥装置4のハウジング41を配置し、固定具14によってハウジング41を被施術者の後背部に固定した際、ハウジング41が傾斜した状態となる。その結果、被施術者の毛髪はハウジング41上に載置された状態となり、被施術者の頭部から垂れ下がっている場合よりも乾燥時に揺れたり動いたりしにくく、施術後の状態を維持しやすい。
以上の本実施形態に係る毛髪乾燥装置4によれば、U字状部414によって、被施術者の後頭部近傍もしっかりと乾かすことができる。
また、毛髪乾燥装置4の使用時、緩衝部4131、4132によってハウジング41が傾斜した状態となることで毛髪がハウジング41上に載置され、その結果、毛髪の揺れ等を防ぎ、施術後の状態をより確実に維持して毛髪を乾かすことができる。
また、毛髪乾燥装置4の使用時、緩衝部4131、4132によってハウジング41が傾斜した状態となることで毛髪がハウジング41上に載置され、その結果、毛髪の揺れ等を防ぎ、施術後の状態をより確実に維持して毛髪を乾かすことができる。
次に、本発明の第五の実施形態に係る毛髪乾燥装置5を図6に示す。毛髪乾燥装置5は、ハウジング51の長さを調整するための長さ調整機構を備えており、被施術者の毛髪の長さに応じてハウジング51の長さを調整することができる。
なお、この毛髪乾燥装置5は、本実施形態に独特なハウジング51のほか、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12(図示省略)、連結具13、固定具14(図示省略)によって構成される。
なお、この毛髪乾燥装置5は、本実施形態に独特なハウジング51のほか、第一の実施形態に係る毛髪乾燥装置1と同様の構成からなる送風機12(図示省略)、連結具13、固定具14(図示省略)によって構成される。
ハウジング51には、吹出部511、連結部512、緩衝部(図示省略)が設けられており、これらは夫々、第一の実施形態における吹出部111、連結部112、及び緩衝部113と同様の構成からなる。
一方、本実施形態におけるハウジング51は、本体51aと延出部513によって構成される。
本体51aは、略直方体の箱型形状からなると共に、内部は中空であって、下端は開口している。
本体51aは、略直方体の箱型形状からなると共に、内部は中空であって、下端は開口している。
延出部513は、ハウジング51の長さを調整するための長さ調整機構であり、ハウジング51の下端部を構成する。この延出部51bは、本体51aの下端の開口部から出入自在に延出する。
これにより、延出部51bが本体51a内に格納された状態では、ハウジング51が相対的に短く構成され、相対的に短い髪型の被施術者の毛髪を乾かす場合に好適である。一方、延出部51bを本体51a内から延出させた状態では、ハウジング51が相対的に長く構成され、相対的に長い髪型の被施術者の毛髪を乾かす場合に好適である。
これにより、延出部51bが本体51a内に格納された状態では、ハウジング51が相対的に短く構成され、相対的に短い髪型の被施術者の毛髪を乾かす場合に好適である。一方、延出部51bを本体51a内から延出させた状態では、ハウジング51が相対的に長く構成され、相対的に長い髪型の被施術者の毛髪を乾かす場合に好適である。
以上の本実施形態に係る毛髪乾燥装置5によれば、被施術者の毛髪の長さに応じて、ハウジング51の長さを調整することができる。その結果、例えば毛髪が短い場合に、毛髪のない位置においてまで空気を吹き出させてしまうなど、非効率的な作業を避けることができる。
なお、以上の本実施形態に係る毛髪乾燥装置1(他の実施形態も同様)における固定具14は、被施術者にハウジング11を担がせるようにしてハウジング11の配置を固定した。一方、図7に示されるような他の例では、台車6に取り付けられた固定部61にハウジング11を取り付けて、ハウジング11が適宜の位置に配置されるようにしてもよい。また、この場合において、固定部61をスライド式に上下に伸縮するようしたり、車輪によって移動可能な台車6に高さ調節手段を設けたりすることにより、ハウジング11の位置の微調整を行うことができるようにするとよい。
また、以上の本実施形態に係る毛髪乾燥装置1(他の実施形態も同様)において、図8に示されるように、ハウジング11内に遠赤外線シート7を取り付けてもよい。これにより、被施術者の毛髪を短時間できれいに乾かすことができる。
1 毛髪乾燥装置
11 ハウジング
111 吹出部
112 連結部
113 緩衝部
12 送風機
13 連結具
14 固定具
2 毛髪乾燥装置
21 ハウジング
21a 係止爪
211 吹出部
212 連結部
22 押え板
22a 係止孔
3 毛髪乾燥装置
31 ハウジング
31a 間仕切り片
31b 規制片
311 吹出部
312 連結部
4 毛髪乾燥装置
411 吹出部
412 連結部
4131 緩衝部
4132 緩衝部
414 U字状部
5 毛髪乾燥装置
51 ハウジング
51a 本体
51b 延出部
511 吹出部
512 連結部
6 台車
61 固定部
7 遠赤外線シート
11 ハウジング
111 吹出部
112 連結部
113 緩衝部
12 送風機
13 連結具
14 固定具
2 毛髪乾燥装置
21 ハウジング
21a 係止爪
211 吹出部
212 連結部
22 押え板
22a 係止孔
3 毛髪乾燥装置
31 ハウジング
31a 間仕切り片
31b 規制片
311 吹出部
312 連結部
4 毛髪乾燥装置
411 吹出部
412 連結部
4131 緩衝部
4132 緩衝部
414 U字状部
5 毛髪乾燥装置
51 ハウジング
51a 本体
51b 延出部
511 吹出部
512 連結部
6 台車
61 固定部
7 遠赤外線シート
Claims (9)
- 被施術者の毛髪を乾燥させる装置であって、
空気が吹き出す中空のハウジングと、
上記ハウジングに空気を送る送風機と、
上記ハウジングを上記被施術者の後背部に固定するための固定手段と、を有し、
上記ハウジングには、
毛髪に宛がわれる共に、空気の吹出孔がメッシュ状に複数、設けられた板状の吹出部と、
中空の内部に連通して外部に開口すると共に、上記送風機の送風口と連結して上記送風機から送られた空気が取り入れられる連結部と、が設けられている、
ことを特徴とする毛髪乾燥装置。 - 上記ハウジングにはさらに、
上記被施術者の後背部に面する箇所に、上記被施術者の後背部に当接する緩衝部、が設けられている、
請求項1記載の毛髪乾燥装置。 - 上記ハウジングの連結部と上記送風機の送風口とを連結する伸縮自在な略筒状の連結具、をさらに有する、
請求項1又は2記載の毛髪乾燥装置。 - メッシュ状に通風孔が設けられ、上記吹出部上に取り付けられて上記吹出部と毛髪を挟持する押え板、をさらに有する、
請求項1乃至3いずれかの項に記載の毛髪乾燥装置。 - 上記ハウジングにはさらに、
上記吹出部の表面に、上記毛髪が宛がわれる領域を幅方向に並設された複数の領域に仕切る間仕切り片、が設けられている、
請求項1乃至4いずれかの項に記載の毛髪乾燥装置。 - 上記ハウジングにはさらに、
上記吹出部の表面の幅方向の両側端部に、上記毛髪が上記吹出部の両側端部から外側へはみ出るのを規制する規制片、が設けられている、
請求項1乃至5いずれかの項に記載の毛髪乾燥装置。 - 上記ハウジングの上端部は、上記被施術者の後頭部の毛髪の生え際に沿って略U字状に形成されている、
請求項1乃至6いずれかの項に記載の毛髪乾燥装置。 - 上記ハウジングにはさらに、
上記ハウジングの長さを調整するための長さ調整機構、設けられている、
請求項1乃至7いずれかの項に記載の毛髪乾燥装置。 - 上記ハウジング内に、遠赤外線シートが取り付けられている、
請求項1乃至8いずれかの項に記載の毛髪乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016102093A JP2017209133A (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 毛髪乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016102093A JP2017209133A (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 毛髪乾燥装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017209133A true JP2017209133A (ja) | 2017-11-30 |
Family
ID=60475824
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016102093A Pending JP2017209133A (ja) | 2016-05-23 | 2016-05-23 | 毛髪乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017209133A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN109123980A (zh) * | 2018-11-05 | 2019-01-04 | 贵港市庄满园农业服务有限公司 | 一种长发捋顺吹干床 |
CN109247684A (zh) * | 2018-11-05 | 2019-01-22 | 贵港市庄满园农业服务有限公司 | 一种长发捋顺吹干床的长发捋顺机构 |
CN114224055A (zh) * | 2021-12-20 | 2022-03-25 | 广东拜尔智能制造有限公司 | 一种家用可吸附头皮屑的负离子多功能高速吹风机 |
-
2016
- 2016-05-23 JP JP2016102093A patent/JP2017209133A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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