上記のように、無線通信システムにおける従来の制御チャネルの構造及び/又は送信時間間隔の欠点は、パケットデータの待ち時間を低減する機会を与え、パケットデータの待ち時間を低減することにより、無線通信システムの性能を改善することができる。
例えば、ロングタームエボリューション(LTE)無線通信システムは、おおよそ1ミリ秒(ms)又は直交周波数分割多重(OFDM)シンボルがおおむね14個の送信時間間隔(TTI)を採用している。さらに、LTEは、2つのタイプの制御チャネルを採用し、そのうちの1つは、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)であり、PDCCHは、システム帯域幅全体にわたる広帯域信号であり、典型的な1[ms]のサブフレームの(例えば、おおむね1個から4個の)第1のいくつかのOFDMシンボルを占有する。PDCCHによって占有される領域は、通常、制御領域と名付けられ、サブフレームのうちの残りの部分は、データ領域として知られている。2番目のタイプの制御チャネルは、強化型物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)であり、ePDCCHは、通常、周波数領域では、システム帯域幅の一部分を占有するにすぎないが、一方で、時間領域においては、データ領域を占有する。
したがって、(例えば、おおむね14個のOFDMシンボルである)例えば1[ms]から送信の時間単位を減少させることができ、そのうえ、復号化によって生ずる遅延を減少させることができる場合には、パケットデータの待ち時間を減少させることを容易にすることができる解決方法として、TTIの短縮及び処理時間低減を考慮することができる。しかしながら、無線仲介システムのパケットデータの待ち時間を改善する努力がなされている一方で、上記のように、物理チャネルは、1[ms]のサブフレームを前提にして作成されているので、TTIの長さを減少させると、現在のシステムの設計に有意な影響を与える可能性がある。さらに、TTIの長さを減少させると、PDCCHの競合及び/又は短いTTI(sTTI)の不均衡により、そのような短縮されたTTIを使用して物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)及び物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)によるスケジューリング及び送信に対して有意な影響を与える可能性もある。
したがって、本明細書において説明される複数の非限定的な実施形態は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の競合及び/又は短縮されたTTI(sTTI)の不均衡に起因する上記のsTTIを使用するPDSCH及びPUSCHによるスケジューリング及び送信に対する有意な影響を回避し及び/又は軽減しつつ、無線通信システムにおいて送信時間間隔の低減を容易にする制御チャネル構造及び/又は技術を提供することができ、パケットデータの待ち時間を低減する機会を与えることが可能であり、無線通信システムの性能を改善することが可能である。
非限定的な例として、TTI短縮のための例示的な制御構造及び技術が提供される。例示的な技術は、
第1のTTIを有する基地局へのUEデバイスとの接続を確立するステップであって、前記UEデバイスは、TTI短縮を使用するように構成されると共に前記第1のTTIとは異なる第2のTTIを有する、ステップと、
前記第2TTIによって、スケジューリングされたダウンリンク(DL)送信の間、第1の短い物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)領域をモニタリングするステップであって、前記第1のTTIの中の複数の第2のTTIと関連する時間的配分は、前記第1のTTIによって示される制御フォーマットインジケータ(CFI)値に基づいて決定される、ステップと、を含んでもよい。例示的な技術は、
前記第2のTTIによってDL送信を受信するステップと、
ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答(ACK)(HARQ-ACK)フィードバックのための関連するULのチャネルにおいてHARQ-ACKフィードバックを送信するステップであって、前記関連するDLにおける1つの前記第1のTTIの中の前記第2のTTIによる複数のDL送信に対して、HARQ-ACKフィードバックのための前記関連するULの複数のチャネルは、前記関連するULにおける同じ1つの前記第1のTTIの中に存在する、ステップと、をさらに含んでもよい。TTI短縮のためのさらなる非限定的な制御構造及び技術が説明される。
本明細書のいくつかの態様の基本的な理解を促すために、簡単な要旨を上記で説明してきたが、開示される主題のさまざまな実施形態の利点及び恩恵を理解する際のさらなる一助として、さまざまな非限定的なデバイス、システム、及び方法を説明する。そのような目的のため、それらの説明は、説明のために非限定的な意図で提供されるにすぎないということを理解することができる。
以下で説明される例示的な無線通信システム及びデバイスに本明細書で説明される本開示のさまざまな実施形態を適用することが可能であり、或いは、それらのシステム及びデバイスの中でさまざまな実施形態を実装することが可能である。さらに、主として、3GPPアーキテクチャ参照モデルとの関連で、本開示のさまざまな実施形態を説明する。しかしながら、本明細書でさらに説明するように、開示された情報により、当業者は、本開示の複数の態様を、3GPP2ネットワークアーキテクチャのみならず他のネットワークアーキテクチャの中で使用するように容易に適応させることができ、また、本開示のそれらの態様を、3GPP2ネットワークアーキテクチャのみならず他のネットワークアーキテクチャの中で実装することができるということを理解すべきである。
以下で説明される例示的な無線通信システム及びデバイスは、ブロードキャストサービスをサポートする無線通信システムを使用する。無線通信システムは、広範に展開されて、音声、データ等のさまざまなタイプの通信を提供する。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、3GPP LTE(ロングタームエボリューション)無線アクセス、3GPP LTE-A(ロングタームエボリューションアドバンスト)無線アクセス、3GPP2 UMB(ウルトラモバイルブロードバンド)、WiMax、5Gに使用される3GPP NR(新たな無線)無線アクセス、又はいくつかの他の変調技術に基づいていてもよい。
図1は、例示的かつ非限定的な複数アクセス無線通信システム100を表すブロック図であり、本明細書で説明されるさまざまな実施形態を、複数アクセス無線通信システム100の中で実装することが可能である。アクセスネットワーク(AN)102は、複数のアンテナグループを含み、一方のアンテナグループは、アンテナ104及び106を含み、他のアンテナグループは、アンテナ108及び110を含み、追加のアンテナグループは、アンテナ112及び114を含む。図1においては、各々のアンテナグループについて2つのみのアンテナが示されているが、各々のアンテナグループについてより多くのアンテナ又はより少ないアンテナを使用してもよい。アクセス端末(AT)116は、アンテナ112及び114と通信し、アンテナ112及び114は、順方向リンク118を介してアクセス端末116に情報を送信し、逆方法リンク120を介してアクセス端末116から情報を受信する。アクセス端末(AT)122は、アンテナ106及び108と通信し、アンテナ106及び108は、順方向リンク124を介してアクセス端末(AT)122に情報を送信し、逆方向リンク126を介してアクセス端末(AT)122から情報を受信する。周波数分割複信(FDD)システムにおいては、通信リンク118、120、124、及び126は、通信のために異なる周波数を使用してもよい。例えば、順方向リンク118は、逆方向リンク120によって使用される周波数とは異なる周波数を使用してもよい。
アンテナ及び/又はそれらのアンテナが通信するように設計される範囲の各々のグループは、アクセスネットワークのセクターと称されることがよくある。非限定的な態様において、複数のアンテナグループは、各々、通信して、アクセスネットワーク102によって取り扱われる範囲のセクターにおいて複数のアクセス端末にアクセスするように設計される。
順方向リンク118及び124を介しての通信の場合には、複数の異なるアクセス端末116及び122のための順方向リンクの信号対雑音比を改善するために、アクセスネットワーク102の送信アンテナは、ビームフォーミングを使用してもよい。また、ビームフォーミングを使用して、アクセスネットワークのカバレッジにわたって無作為に散らばっている複数のアクセス端末に送信するアクセスネットワークは、通常、アクセスネットワークのアクセス端末のすべてに対して単一のアンテナを介して送信するアクセスネットワークよりも、隣接セルに存在するアクセス端末に対して生じさせる干渉をより小さくすることができる。
アクセスネットワーク(AN)は、複数の端末と通信するのに使用される固定局又は基地局であってもよく、アクセスポイント、NodeB、基地局、強化型基地局、eNodeBと称されてもよく、アクセスネットワーク(AN)のためにいくつかの他の用語を使用してもよい。アクセス端末(AT)は、ユーザ機器(UE)、通信デバイス、無線通信デバイス、モバイルデバイス、モバイル通信デバイス、端末、アクセス端末、又はその他の名称で呼ばれてもよい。
図2は、(本明細書ではアクセスネットワークと称されてもよい)送信機システム202及び(本明細書ではアクセス端末(AT)又はユーザ機器(UE)と称されてもよい)受信機システム204の1つの例示的な実施形態を示す1つの例示的かつ非限定的なMIMOシステム200のブロック図であり、そのMIMOシステム200は、本明細書で説明されるsTTIに関する複数の態様を取り込むのに適している。
非限定的な態様において、それぞれの送信アンテナを介して各々のデータストリームを送信してもよい。例示的な送信(TX)データプロセッサ206は、上記のデータストリームのために選択されたある特定の符号化スキームに基づいて、各々のデータストリームについてのトラフィックデータをフォーマットし、符号化し、そして、インターリーブして、符号化されたデータを提供してもよい。
OFDM技術を使用して、各々のデータストリームについての符号化されたデータをパイロットデータと多重化してもよい。パイロットデータは、通常、既知のデータパターンであり、既知の方法で処理され、受信機システム204において、チャネル応答を推定するのに使用されてもよい。上記のデータストリームのために選択された(例えば、バイナリ位相シフトキーイング(BPSK)、直角位相シフトキーイング(QPSK)、M値又はより高次のPSK(M-PSK)、又は、M値直交振幅変調(M-QAM)等の)ある特定の変調スキームに基づいて、各々のデータストリームについて多重化されたパイロットデータ及び符号化されたデータを、(例えば、シンボルへマッピングする等により)変調して、変調シンボルを提供してもよい。プロセッサ208によって実行される複数の命令によって、各々のデータストリームについてのデータレート、符号化、及び変調を決定してもよい。
すべてのデータストリームについての複数の変調シンボルは、その後、送信(TX)MIMOプロセッサ210に提供され、送信(TX)MIMOプロセッサ210は、(例えば、OFDMのために)それらの複数の変調シンボルをさらに処理してもよい。TX MIMOプロセッサ210は、その後、NT個の送信機(TMTR)212a乃至212tに、複数の(NT個の)変調シンボルストリームを提供する。ある実施形態において、TX MIMOプロセッサ210は、データストリームのそれらのシンボル及びシンボルが送信されるアンテナにブームフォーミングの重みを適用してもよい。
各々の送信機212は、それぞれのシンボルストリームを受信して処理することにより、1つ又は複数のアナログ信号を提供してもよく、さらに、それらのアナログ信号を(例えば、増幅器、フィルタ、及びアップコンバータ等によって)条件づけることにより、MIMOチャネルを介しての送信に適する変調された信号を提供してもよい。送信機212a乃至212tからのNT個の変調された信号は、それぞれ、NT個のアンテナ214a乃至214tから送信される。
受信機システム204においては、複数の(NR個の)アンテナ216a乃至216rによって、複数の変調されるとともに送信された信号を受信し、各々のアンテナ216からの受信された信号を、それぞれの受信機(RCVR)218a乃至218rに提供する。各々の受信機218は、それぞれの受信した信号を(例えば、フィルタ、増幅器、及びダウンコンバータ等によって)条件付け、それらの条件づけた信号をディジタル化して、複数のサンプルを提供し、そして、それらの複数のサンプルをさらに処理することにより、対応する"受信した"シンボルストリームを提供する。
受信(RX)データプロセッサ220は、その後、NR個の受信したシンボルストリームをNR個の受信機218から受信し、ある特定の受信機処理技術に基づいて、それらのNR個の受信したシンボルストリームを処理して、NT個の"検出した"シンボルストリームを提供する。RXデータプロセッサ220は、その後、各々の検出したシンボルストリームを復調し、ディインターリーブし、そして、復号化して、そのデータストリームについてのトラフィックデータを回復する。RXデータプロセッサ220による処理は、送信機システム202においてTX MIMOプロセッサ210及びTXデータプロセッサ206によって実行される処理に対して相補的な処理になっている。
プロセッサ222は、本明細書でさらに説明されるように、例えば、いずれのプリコーディング行列を使用するかを周期的に決定する。プロセッサ222は、行列インデックス部分及びランク値部分を含む逆方向リンクメッセージ(reverse link message)を編成する。
上記の逆方向リンクメッセージは、通信リンク及び/又は受信したデータストリームに関する様々なタイプの情報を含んでいてもよい。逆方向リンクメッセージは、その後、送信(TX)データプロセッサ224によって処理され、変調器228によって変調され、送信機218a乃至218rによって条件づけられ、送信機システム202に送信され、その際、TXデータプロセッサ224は、データソース226から複数のデータストリームについてのトラフィックデータを受信する。
送信機202において、受信機システム204からの変調された信号は、アンテナ214によって受信され、受信機212によって条件づけられ、復調器230によって復調され、そして、RXデータプロセッサ232によって処理されて、受信機システム204によって送信された逆方向リンクメッセージを抽出する。プロセッサ208は、その後、ビームフォーミングの重みを決定するためにいずれのプリコーディング行列を使用するかを決定し、その後、抽出したメッセージを処理する。
メモリ234は、図15乃至18に関して本明細書でさらに説明されるように、例えば、復調器230又は受信(RX)データプロセッサ232からのプロセッサ208を経由するいくらかのバッファリングされた/計算のデータを一時的に格納し、データソース236からのいくらかのバッファリングされたデータを格納し、又は、複数のある特定のプログラムコードを格納するのに使用されてもよい。同様に、メモリ238は、図15乃至18に関して本明細書でさらに説明されるように、例えば、受信(RX)データプロセッサ220からのプロセッサ222を経由するいくらかのバッファリングされた/計算のデータを一時的に格納し、データソース226からのいくらかのバッファリングされたデータを格納し、又は、複数のある特定のプログラムコードを格納するのに使用されてもよい。
上記のように、無線通信システムにおける従来の制御チャネルの構造及び/又は送信時間間隔の欠点は、パケットデータの待ち時間を低減する機会を与え、パケットデータの待ち時間を低減することにより、無線通信システムの性能を改善することができる。このため、例えば、3GPP RP-150465,"New SI proposal: Study on Latency reduction techniques for LTE", Ericsson, Huaweiの中では、FDDモード及びTDDモードの双方の場合に、アクティブなUEについて、LTE Uu無線インターフェイスを介してのパケットデータ待ち時間を有意に減少させることを目的とするとともに、(接続状態にはあるが)長い期間の間アクティブではない状態が継続していたUEについてパケットデータ転送の往復待ち時間を有意に減少させることを目的として、E-UTRAN無線システムに対する強化を研究してLTEネットワークにおける待ち時間を減少させる研究が既に開始されており、3GPP
RP-150465,"New SI proposal: Study on Latency reduction techniques for LTE", Ericsson, Huaweiの内容は、参照によりその全体が取り入れられる。
とりわけ、上記の研究は、参照信号及び物理層制御シグナリングに対する影響を考慮に入れて、0.5[ms]とOFDMシンボル1つとの間のTTI長さの仕様の影響、実現可能性、及び性能を評価している。上記のように、(例えば、おおむね14個のOFDMシンボルである)例えば1[ms]から送信の時間単位を減少させることができ、そのうえ、復号化によって生ずる遅延を減少させることができる場合には、パケットデータの待ち時間を減少させることを容易にすることができる解決方法として、TTIの短縮及び処理時間低減を考慮することができる。本明細書においてさらに説明されるように、物理チャネルは、1[ms]のサブフレームを前提にして作成されているので、TTIの長さを減少させると、現在のシステムの設計に有意な影響を与える可能性がある。このようにして、本明細書において説明される複数の非限定的な実施形態は、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)の競合及び/又は短縮されたTTI(sTTI)の不均衡に起因する上記のsTTIを使用するPDSCH及びPUSCHによるスケジューリング及び送信に対する有意な影響を回避し及び/又は軽減しつつ、無線通信システムにおいて送信時間間隔の低減を容易にする制御チャネル構造及び/又は技術を提供することができ、パケットデータの待ち時間を低減する機会を与えることが可能であり、無線通信システムの性能を改善することが可能である。
上記でさらに説明されるように、制御チャネルについて、PDCCHによって占有される領域は、通常、制御領域と名付けられ、サブフレームのうちの残りの部分は、通常、データ領域として知られている。一方で、例えば、3GPP TS 36.213 v13.1.1,"E-UTRA Physical layer procedures (Release 13)"及び3GPP TR 36.211 V13.1.0, "E-UTRA Study on latency reduction techniques for LTE (Release 13)"においてさらに説明されているように、強化型物理ダウンリンク制御チャネル(ePDCCH)は、通常、周波数領域では、システム帯域幅の一部分を占有するにすぎないが、一方で、時間領域においては、データ領域を占有することがわかり、これらの文献の内容は、参照によりその全体が取り入れられる。とりわけ、これらの文献は、制御フォーマットインジケータ(CFI)割り当て手順、サブフレームにおけるPDCCHの送信のために使用される複数のOFDMシンボルについての情報を運ぶ物理制御フォーマットインジケータチャネル(PCFICH)、制御チャネルのリソースエレメントへのマッピングを定義するのに使用されるリソースエレメントグループ(REG)、強化型制御チャネルのリソースエレメントへのマッピングを定義するのに使用される強化型リソースエレメントグループ(EREG)、及びスケジューリング割り当てを運ぶePDCCHのフォーマットを説明している。
したがって、ダウンリンク制御情報(DCI)は、例えば、PDCCH/ePDCCH等の1つ又は複数の制御チャネルで運ばれるであろうということを理解すべきである。例えば、ダウンリンクデータ又はアップリンクデータのためのスケジューリング情報を運ぶのにDCIを使用してもよい。さらに、例えば、いくつかの手順又はUEの電力の制御をトリガするeNBからUEへの特別のメッセージを運ぶのにDCIを使用してもよい。慣習的に、上記の複数の目的を達成するために、複数の異なるDCIフォーマットが存在する。例えば、3GPP TS 36.212 V13.1.0,"E-UTRA Multiplexing and channel coding (Release 13)"でさらに説明されているように、ダウンリンクデータのスケジューリングのために使用する1つの例として、ダウンリンクデータのスケジューリングのためのDCIは、(周波数領域の)リソース割り当て情報、変調スキーム及び符号化スキーム、冗長バージョン、HARQプロセス識別子(ID)、及び反復を実行するのに必要となる他の情報を含んでもよく、とりわけ伝統的なDCIフォーマットを説明している上記の文献は、参照によりその全体が本明細書に取り込まれる。
結果として、複数の異なるDCIフォーマットは、複数の異なるペイロードサイズを有する可能性があり、UEは、複数の異なるDCIフォーマットを取得することが必要となる可能性があるので、UEは、いずれの復号化候補が存在するのか或いは復号化候補が存在するか否か自体を知ることなく、複数の復号化候補を復号することを要求され、上記の復号化は、めくら復号化(blind decoding)として知られている。1つ又は複数の復号化候補に関するリソースは、UEのサーチ空間として知られており、そのサーチ空間は、さらに、共通サーチ空間及びUE特有のサーチ空間に区分され、これらの共通サーチ空間及びUE特有のサーチ空間は、異なるタイプのメッセージを含んでもよい。サーチ空間の中で、UEは、異なるDCIフォーマットを検索してもよい。また、例えば、PDCCH/ePDCCH及び割り当てのUEによるモニタリング、UEがPDCCH/ePDCCH及び対応するPDSCHを受信して復号すること、DCIの構成及び符号化等に関している3GPP TS 36.213 v13.1.1,"E-UTRA Physical layer procedures (Release
13)"及び3GPP TS 36.212 V13.1.0,"E-UTRA Multiplexing and channel coding (Release 13)"において説明されている関連する手順と同様に、サーチ空間の中で、UEは、例えば、無線ネットワーク一時識別子(RNTI)等の制御チャネルによって宛先を指定された複数の異なる識別子をモニタリングしてもよく、そのモニタリングは、異なるRNTIを有する復号化候補の巡回冗長検査(CRC)の解読することによって行われてもよく、それにより、UEは、いずれの復号化候補がその巡回冗長検査を通過するかを検査してもよい。
したがって、制御チャネルとデータチャネルとの間のタイミング関係は、LTEにおいて指定されているということを理解すべきである。例えば、UEがあるサブフレームnにおいて、ダウンリンクデータをスケジューリングするための制御チャネルを受信する場合には、関連するダウンリンクデータは、その同じサブフレームnのデータ領域に位置することとなるであろう。そして、上記の受信の後に、UEは、ある特定のサブフレーム、例えばサブフレームn+4において、対応するHARQフィードバックを送信することとなるであろう。ダウンリンクデータの受信に関しては、例えば、再送信のタイミングがフィードバックのタイミングに結び付けられていない非同期HARQが適用される。したがって、HARQプロセス識別子(ID)が、ダウンリンク(DL)データスケジューリングのために必要とされることとなるであろう。アップリンク(UL)データのスケジューリングに関しては、UEが、あるサブフレームnにおいて、アップリンクデータをスケジューリングするための制御チャネルを受信する場合には、関連するダウンリンクデータは、サブフレームn+4の中に位置することとなるであろう。制御情報/データは、周波数領域において多重化され、ULデータは、シンボルが参照信号(RS)によって占有される可能性がある部分を除き、割り当てられたリソースの中のサブフレームにおいてすべてのシンボルを占有してもよいので、ULデータに関しては、制御領域は存在しない。そして、UEは、受信の後のある特定のサブフレーム、例えば、サブフレームn+4における対応するHARQフィードバック又は再送信許可を待つこととなるであろう。アップリンクデータ送信については、例えば、再送信のタイミングがフィードバックのタイミングに結び付けられている同期HARQが適用される。したがって、HARQプロセス識別子(ID)は、ULデータスケジューリングについては必要とされない。例えば、PDSCH/PUSCH受信/送信のためのUEによる手順、物理的ハイブリッドARQインジケータチャネル(PHICH)割り当て手順、及びUL HARQ-ACKタイミング等に関している3GPP TS 36.213 v13.1.1,"E-UTRA Physical layer procedures (Release 13)"の中で、上記の詳細なタイミング及び関連する手順が説明されている。
これらの研究及びさらなる研究の結果として、制御信号、すなわち、短いTTIのためのPDCCH(sPDCCH)が、より短いTTIの長さを提供するために提案され、さらに、DLにおける短いTTIが、sPDCCH復号化候補を含んでもよいということが提案され、めくら復号化(BD)の最大数は、UE特有のサーチ空間(USS)においてsPDCCHについて定義され、2-レベルのDCIが採用される場合に、BDの最大の合計数に応じて、PDCCHにおいて運ばれるsTTIスケジューリングのためのいずれかのDCIを考慮に入れてもよい。
タイミング領域構造に加えて、例えば、R1-163068,"DL channel design for shortened TTI", Qualcomm Incorporatedにおいて複数の異なるTTI長さの複数のTTI構造を有する低速のDCI及び高速のDCIについて説明されているように、短縮されたTTIを採用する場合に、2-レベルのDCI構造が、制御オーバーヘッドの見込まれる増大を最小化する目的で提案され、上記の文献は、参照によりその全体が本明細書に取り込まれる。
すなわち、例えば、図4と関連して以下で説明されるように、従来のシステムにおけるように1回のTTIデータの受信のために必要とされる情報のすべてを搬送するのではなく、時間とともに変化しないDCIうちの低速のDCIと呼ばれる一部の制御情報を、複数のTTIについて共通にしてもよく、その一部の制御情報は、TTIごとにではなく、1回シグナリングされればよく、UEは、その一部の制御情報については、複数のTTIに適用される同じコンテンツを想定するであろう。例えば、図4と関連して以下で説明されるように、複数のTTIの間で変化するであろう一部の情報が依然として存在するので、DCIのうちの高速のDCIと呼ばれる一部の制御情報は、各々のTTIについてシグナリングされるであろう。1つのTTIにおいてデータを受信する際に、UEは、低速のDCI及び高速のDCIを組み合わせて/連結して、必要とされる情報を取得することを必要としてもよい。
例えば、提案される2-レベルのDCIについて、低速のDCIは、1つよりも多くのsTTIに適用されるDCIコンテンツを含んでもよく、低速のDCIは、サブフレームごとに1回よりも多くは送信されないsPDCCH又はレガシーPDCCHにおいて搬送されてもよく、これに対して、高速のDCIは、ある特定のsTTIに適用されるDCIコンテンツを含んでもよく、高速のDCIは、sPDCCHにおいて搬送されてもよい。さらに、ある与えられたsTTIにおけるsPDSCHについては、低速のDCI及び高速のDCIの組み合わせ又は低速のDCIのみからスケジューリング情報を取得してもよく、その与えられたsTTIについては、高速のDCIが低速のDCIより優先する(高速のDCIが低速のDCIをオーバーライド(override)する)。
さらに、異なるTTIの長さの複数の送信を取り扱うことに関して、UEは、あるサブフレームにおける同じ搬送波によって、レガシーTTIの非ユニキャストPDSCH及び短いTTIのユニキャストPDSCHを受信することと、レガシーTTIの非ユニキャストPDSCH及びレガシーTTIの1つ又は複数のユニキャストPDSCHを受信することを取り扱うように見込まれてもよいということが提案される。さらに、(サブフレーム間の粒度に応じて)PUSCH及び/又はsPUSCHによりUEを動的にスケジューリングしてもよいが、UEは、例えば、重畳することにより、同じリソースにおいて同時にPUSCH及び短いTTIのsPUSCHを送信することは想定されていないということが提案される。
したがって、本明細書のいくつかの態様の基本的な理解を促すために、関連する技術の要旨を上記で説明してきたが、開示される主題のさまざまな実施形態の利点及び恩恵を理解する際のさらなる一助として、さまざまな非限定的なデバイス、システム、及び方法を説明する。
図3は、複数の非限定的な態様にしたがった時間領域における短いTTI(sTTI)パターン300の1つの説明的な例を示しており、その説明的な例は、制御フォーマットインジケータ(CFI)を考慮しない場合には、sPDCCH/sPDSCH/PDCCHによってギャップ302の中のいくつかのリソースを利用することができない干渉又はギャップ302又は使用されていないリソースの可能性を示している。説明されるように、sTTIとして示されている短いTTI304については、(図示されていない)sTTIのためのPDCCH(又はsPDCCH)は、少なくとも、ダウンリンク(DL)データ送信又はアップリンク(UL)データ送信をスケジューリングするように設計されている。DLにおける各々のsTTI304は、複数のsPDCCH復号化候補を含んでもよい。sPDCCHによってスケジューリングされるsPDSCHは、スケジューリングされたsTTI304において使用されていないリソースに割り当てられてもよく、スケジューリングされたsTTI304においては、sPDCCH及びsPDSCHは、TDMである。sPDSCH及びsPDCCHの周波数リソースは、同じであってもよいが、sPDSCH及びsPDCCHのシンボルは、1つのsTTI304の中で分離している。
最初に、sPDCCH及び/又はsPDSCHを取得するために、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEは、サブフレーム306の中で複数のsTTI/sPDCCHがどのように配分されているかを知るために、sTTIパターン/sPDCCHパターンを必要とする。sPDCCH領域が(310によって示されているように)PDCCH領域308と重なるのは不適切であるので、固定のsTTIパターンは、異なるPDCCH領域308を考慮に入れた干渉又はギャップを生じさせる可能性がある。図3に示されているように、PDCCH領域308が1つのシンボルからなる場合には、そのシンボル#1 312は、結果として1つのギャップを生じさせ、そのギャップ302の中のリソースの一部をsPDCCH/sPDSCH/PDCCHによって利用することができない。PDCCH領域308が3つのシンボルからなると仮定すると、重なっているsTTI304送信が送信される場合には、シンボル#2 314における干渉を生じさせ、或いは、重なっているsTTI304送信が送信されない場合には、シンボル#3 #4におけるギャップを生じさせる。このようにして、ある1つの非限定的な態様において、sTTIパターンを決定するために、PDCCH領域308のサイズを表す制御フォーマットインジケータ(CFI)値を考慮してもよい。1つのさらなる非限定的な態様において、CFIを考慮すると、(図示されていない)sPDCCH領域とPDCCH領域308との間の衝突を回避することができるのみならず、ギャップ302の生成を回避することができる。このようにして、図3は、CFIを考慮していないsTTI304パターンの1つの例を示している。さらに別の非限定的な態様において、時間領域におけるsTTIパターン/sPDCCHパターンを示すために、いくつかの代替的な形態が存在する。
本明細書においてさらに説明されるように、非限定的な例として、CFIによって、1つの例示的なsTTI/sPDCCHパターンを示してもよい。例として、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEは、TTI短縮を使用して構成され、そのUEは、サブフレーム306におけるCFI値に少なくとも部分的に基づいてsTTI/sPDCCHパターンを導出するように構成されてもよい。1つの非限定的な態様において、対応するsTTI/sPDCCHパターンは、複数の異なるCFI値について異なっていてもよい。さらに別の非限定的な態様においては、ある特定のCFIについてのsTTI/sPDCCHパターンは、上位層を介して構成されるか、又は、指定されていてもよい。さらに、sTTI/sPDCCHパターンは、構成されたsTTI304のサイズと関連していてもよい。さらに、いくつかのCFI値は、サブフレーム306の中には、短いTTI304によるスケジューリング又はsPDCCH送信が存在しないということを示していてもよい。例えば、TTI短縮を使用して構成されたUEがCFI=1又は3を検出した場合には、そのUEは、サブフレーム306においてsPDCCHをモニタリングもせず、sPDCCHを受信もしないように構成されてもよい。
さらなる非限定的な例として、例えば、本明細書においてさらに説明されるように、CFI及び特別なPDCCHによって、1つの例示的なsTTI/sPDCCHパターンを示してもよい。1つの例示的な実施形態において、1つの非限定的な態様にしたがって、上記の特別なPDCCHは、CFIによって示されるPDCCH領域308を除いて、サブフレーム306の中で複数のsTTI/sPDCCHがどのように配分されているかを示すように構成されてもよい。さらに、1つのさらなる非限定的な態様において、上記の特別なPDCCHにおいて搬送されるDCIコンテンツの中のフィールドは、sTTI/sPDCCHパターンを示すように構成されてもよい。加えて、さらに別の非限定的な態様において、複数の異なるCFI値について、異なるsTTI/sPDCCHパターンに対応するようにフィールドの値を構成してもよい。
さらに別の非限定的な例として、例えば、本明細書でさらに説明されるように、特別なPDCCHによって1つの例示的なsTTI/sPDCCHパターンを示してもよい。例えば、上記でさらに説明されたように、1つの例としての特別なPDCCHは、サブフレーム306の中で、sTTI/sPDCCHがどのように配分されているかを示すように構成されてもよい。さらに、上記の特別なPDCCHにおいて搬送されるDCIコンテンツの中のフィールドは、上記のように、sTTI/sPDCCHパターンを示すように構成されてもよい。加えて、複数の異なるCFI値について、同じsTTI/sPDCCHパターンに対応するようにフィールドの値を構成してもよい。さらに、1つの例示的なネットワークは、PDCCH領域308のサイズを考慮してsTTI/sPDCCHパターンを決定するように構成されてもよい。上記の非限定的な例においては、タイミングギャップ302を生じさせることが可能であり、sPDCCH/sPDSCH/PDCCHによって、そのタイミングギャップ302の中のいくつかのリソースを利用することができないということに留意すべきである。
図4は、さらなる非限定的な態様にしたがった1つの例示的な2-ステージダウンリンク制御情報(DCI)構造400を図示しており、その2-ステージダウンリンク制御情報(DCI)構造400は、PDCCH308のための1つの例示的な低速のDCI402、sPDCCH406のための例示的な高速のDCI404、及びsPDSCHを含んでいる。第2に、sPDCCH406のスケジューリングについて、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEのためにTTI短縮を構成する際に、DL制御オーバーヘッドを低減することを容易にするのに2-レベルのDCI構造を採用してもよい。本明細書においてさらに説明されるように、低速のDCI402は、共通のDCIコンテンツを搬送してもよく、その共通のDCIコンテンツは、サブフレーム306の中の1つより多くのsTTI304に適用される。低速のDCI402は、上記で説明されたように、UE特有のものであってもよく、複数のUEに共通のものであってもよく、そして、レガシーPDCCH又はsPDCCH406において送信されてもよく、サブフレーム306ごとに1回よりも多くは送信されなくてもよい。上記でさらに説明したように、高速のDCI404は、sPDCCH406において送信されてもよく、ある特定のsTTI304に適用されるDCIコンテンツを搬送するように構成されてもよい。
1つの非限定的な態様において、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEは、sTTI/sPDCCHパターンに基づいて、高速のDCI404についてのsPDCCH406の複数の復号化候補を知ってもよい。上記で説明される特別なPDCCHは、低速のDCI402を搬送するPDCCHであってもよい。すなわち、サブフレーム306において受信される低速のDCI402は、そのサブフレーム306のためのsTTI/sPDCCHパターンに関する情報を含むように構成されていてもよい。このようにして、図4は、PDCCHにおける低速のDCI402、sPDCCH406における高速のDCI404、及びsPDSCH408の1つの構造的な例を示している。1つの非限定的な態様において、sPDCCH406及び/又はsPDSCH408のための周波数リソース割り当て情報を低速のDCI402の中に含めてもよい。しかしながら、sPDSCH408のための利用可能なリソースは、複数のsPDCCH406機会(sPDCCH 406 occasions)のインターバルによって制限される。結果として、1つのさらなる非限定的な態様においては、sPDSCH408の利用可能なリソースに関するより大きな柔軟性を達成するために、スケジューリングされたsPDSCH408のための利用可能な複数のOFDMシンボル機会(OFDM symbol occasions)は、スケジューリングのためのsPDCCH406によって示されてもよい。さまざまな非限定的な実施形態において、結果として、1つの例示的なsPDCCH406は、複数のOFDMシンボル及び/又は複数のOFDMシンボル機会を含むスケジューリングされるsPDSCH408のためのタイミングスケジューリングを実行する際の柔軟性を有することができる。
1つの非限定的な例として、図5は、さらなる非限定的な態様にしたがったsPDSCH408の利用可能なリソースのための時間領域における1つの例示的なリソーススケジューリングパターン500を図示しており、そのリソーススケジューリングパターン500においては、複数のOFDMシンボル、OFDMシンボル機会(OFDM symbol occasions)等を含むスケジューリングされるsPDSCH408のためのタイミングスケジューリングに加えて、スケジューリングされるsPDSCH408のための利用可能なOFDMシンボル機会が、スケジューリングのためのsPDCCH406によって示されてもよい。したがって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)複数のUE502乃至512についての1つの例として、図5に示されているように、UE1(502)のためのsPDCCH1(sP1)が、スケジューリングされるsPDSCH1(D1)のための1つのOFDMシンボルを示し、UE2(504)のためのsPDCCH2(sP2)が、スケジューリングされるsPDSCH2(D2)のための2つのOFDMシンボルを示し、UE3(506)のためのsPDCCH3(sP3)が、スケジューリングされるsPDSCH3(D3)のための1つのOFDMシンボル機会を示し、UE4(508)のためのsPDCCH4(sP4)が、スケジューリングされるsPDSCH4(D4)のための3つのOFDMシンボル機会を示している等である。このようにして、ネットワークは、sPDSCH408の送信についてsPDCCH406のリソースを利用することが可能であり、ネットワークは、スケジューリングされるUE502乃至512を除くUEに対して透明(transparent)であってもよい。
第3に、さらなる非限定的な態様において、本明細書において説明されるように、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPDCCH406/sPDSCH408の送信を受信した後に、HARQ-ACKフィードバックのための関連するsPUCCHリソースを決定することが、実行されてもよい。例えば、TTI短縮がsPDCCH/sPDSCHにおいて処理時間の低減をもたらすことを可能とするということを考慮すると、HARQ-ACKフィードバックのための最も早いタイミングは、sPDCCH406及び/又はsPDSCH408の受信の後、N×sTTIDLの時点であってもよい。sTTIDLは、sPDCCH406送信及び関連するsPDSCH408送信を含むDLのためのsTTIの長さであってもよい。本明細書においてさらに説明されるように、さらなる非限定的な態様において、HARQ-ACKフィードバックのためのsPUCCHリソースの導出のいくつかの代替的な態様が提供される。HARQ-ACKフィードバックのためのsPUCCHリソースの導出のための代替的な態様を説明するために、DL sTTIの長さは、UL sTTIの長さと異なっていてもよいということに留意すべきである
(図6乃至8において選択肢iとして示される)第1の非限定的な例において、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、あるsTTI304においてsPDCCH406及び/又はsPDSCH408を受信する場合に、HARQ-ACKフィードバックのための関連するsPUCCHのリソースは、N×sTTIDLの後の最初の利用可能なsPUCCHであってもよく、非限定的な態様においては、N=3であってもよい。DL sTTI304の長さがUL sTTI304の長さと等しいか又はUL sTTI304の長さよりも長い非限定的な場合について、関連するsPDCCH406及び/又はsPDSCH408の受信を伴わないいくつかのUL sTTI304が存在する可能性がある。したがって、さらなる非限定的な態様において、sPUCCHのリソースの利用をバランスさせるために、sPUCCHのリソースの決定のための時間オフセット/遅延を導入してもよい。例えば、時間オフセット/遅延が0である場合には、関連するsPUCCHのリソースは、N×sTTIDLの後の最初に利用可能となっているsPUCCHである。さらなる非限定的な態様において、時間オフセット/遅延が0でない、例えば、1等の値である場合には、関連するsPUCCHのリソースは、N×sTTIDLの後の最初に利用可能となっているsPUCCHの次のPUCCHである。したがって、1つの例示的な時間オフセット/遅延は、sPDCCHにおいて構成され又は示されてもよく、或いは、低速のDCI402の中で示されてもよい。さらに別の態様において、1つの例示的な時間オフセット/遅延を使用して、ネットワークは、時分割多重化により、周波数領域において分離している2つのsPDCCH406領域を、同じsPUCCH領域に多重化するように構成されてもよい。さらに、本明細書においてさらに説明されるように、特別のRNTIによって宛先を指定されるPDCCHにおける低速のDCI402によって、sPDCCH406の領域の周波数リソース割り当てを構成し又は示してもよい。他の非限定的な態様において、複数の異なるUEは、周波数領域の中の複数の異なるsPDCCH406領域によって構成されてもよく、或いは、低速のDCI402の検出のための異なる特別のRNTIによって構成されてもよい。さらに、sPUCCHとサウンディング参照信号(SRS)との衝突を回避するのに、1つの例示的な時間オフセット/遅延を利用してもよい。しかしながら、ある1つのDLサブフレームの中の複数の異なるsTTI304における複数のsPDSCH408送信は、その同じULサブフレームの中のHARQ-ACKフィードバックのためのsPUCCHリソースと関連していない可能性があるということに留意すべきである。
(図6乃至8において選択iiとして示される)第2の非限定的な例において、ある1つのDLサブフレームの中の複数の異なるsTTI304における複数のsPDSCH408送信は、ある1つのULサブフレームの中のHARQ-ACKフィードバックのためのsPUCCHリソースに関連させられてもよい。さらなる非限定的な態様において、例えば、ネットワークスケジューリングのためにサブフレームベースの関連性を容易に構成することができる。例えば、1つの例示的な実施形態は、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEを含んでもよく、そのUEは、sTTI304においてsPDCCH406及び/又はsPDSCH408を受信するように構成されてもよく、HARQ-ACKフィードバックのための関連するsPUCCHのリソースは、N×sTTIDL+kの後の最初に利用可能となっているsPUCCHであり、kは、ある1つのDLサブフレームの中の複数の異なるsTTI304におけるsPDSCH408送信のすべてについて同じULサブフレームの関連を生じさせる。さらなる非限定的な態様にしたがった他の例示的な実施形態において、UEは、sTTI304においてsPDCCH406及び/又はsPDSCH408を受信するように構成されてもよく、HARQ-ACKフィードバックのための関連するsPUCCHのリソースは、N×sTTIDLの後の最初に利用可能となっているsPUCCHのいくつかの時間オフセット/遅延の範囲内にある。L1シグナリングによって、例示的な時間オフセット/遅延を指定し、構成し、又は示してもよく、それによって、ある1つのDLサブフレームの中の複数の異なるsTTI304におけるsPDSCH408送信のすべてについて同じULサブフレームの関連を生じさせるようにしてもよい。
複数の非限定的な例として、図6乃至8は、上記で説明される2つの非限定的な例の間の説明目的の差異を明示する非限定的な実例と示している。非限定的な例として、図6は、非限定的なリソーススケジューリングパターン600の1つの例示的な態様を示しており、そのリソーススケジューリングパターン600は、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPDCCH406及び/又はsPDSCH408送信を受信した後の例示的なsPUCCHリソースの導出を示しており、そのリソーススケジューリングパターン600においては、(sPDCCH406及びsPDSCH408を含む)DL sTTIは、sPUCCHのsTTIよりも長い。本明細書においてさらに説明されるように、例示的な時間オフセット/遅延は、異なる特別のRNTI602及び604によって宛先を指定されたPDCCH308における低速のDCI402について異なるように設定されてもよいということに留意すべきである。非限定的な態様において、さらに、Dijは、j番目のsTTI DL送信を指しており、そのj番目のsTTI DL送信は、sPDCCH406及びsPDSCH408を含み、周波数領域の中のsPDCCH406領域は、(例えば、RNTI602及びRNTI604等の)特別なRNTI-iによって宛先を指定されるPDCCH308における低速のDCI402により示されるということに留意すべきである。さらに、Uijは、Dijと関連するsPUCCH606送信を指しているということに留意すべきである。時間オフセット/遅延は、特別なRNTI1によって宛先を指定されるPDCCH308における低速のDCI402については、0であり、特別なRNTI2によって宛先を指定されるPDCCH308における低速のDCIについては、0でない、例えば、1等の値である。
さらなる非限定的な実施形態にしたがった他の非限定的な例として、図7は、非限定的なリソーススケジューリングパターン700の1つの例示的な態様を示しており、そのリソーススケジューリングパターン700は、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPDCCH406及び/又はsPDSCH408送信を受信した後の例示的なsPUCCHリソースの導出を示しており、そのリソーススケジューリングパターン700においては、(sPDCCH406及びsPDSCH408を含む)DL sTTIは、sPUCCHのsTTIと等しい。したがって、非限定的な態様においては、処理時間を考慮した後のsPUCCHの例示的な時間オフセット/遅延k sTTIは、1つのDLサブフレームの中のsPDSCH408送信のすべてが、1つのULサブフレームの中のHARQ-ACKフィードバックのためのsPUCCHリソースと関連付けられるということを保証することを容易にすることを可能とする。さらに、Djは、(例えば、sTTI DL送信702等の)j番目のsTTI DL送信を指しており、そのj番目のsTTI DL送信は、sPDCCH406及びsPDSCH408を含み、Ujは、Djと関連付けられる(例えば、sPUCCH送信704等の)sPUCCH送信を指しているということに留意すべきである。U(k)は、処理時間を考慮することにより、 (例えば、sPUCCH706等の)sPUCCHの付加的な時間オフセット/遅延k sTTIを付加された関連するsPUCCHリソースUjを指しているということに留意すべきである。上記の時間オフセット/遅延は、1つのDLサブフレームの中のsPDSCH408送信のすべてが1つのULサブフレームの中のsPUCCHリソースと関連付けられるということを保証する。
さらに別の非限定的な実施形態において、図8は、非限定的なリソーススケジューリングパターン800の1つの例示的な態様を示しており、そのリソーススケジューリングパターン800は、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPDCCH406及び/又はsPDSCH408送信を受信した後の例示的なsPUCCHリソースの導出を示しており、そのリソーススケジューリングパターン800においては、(sPDCCH406及びsPDSCH408を含む)DL sTTIは、sPUCCHのsTTIよりも小さい。さらなる非限定的な態様によれば、sPDCCH406及び/又はsPDSCH408の複数の異なる受信時間に応じて異なる時間オフセット/遅延は、1つのDLサブフレームの中のsPDSCH408送信のすべてが、1つのULサブフレームの中のHARQ-ACKフィードバックのためのsPUCCHリソースと関連するということを保証することを可能とする。例えば、Djは、(例えば、sTTI DL送信802等の)j番目のsTTI DL送信を指しており、そのj番目のsTTI DL送信は、sPDCCH406及びsPDSCH408を含み、Ujは、Djと関連付けられる(例えば、sPUCCH送信804等の)sPUCCH送信を指しているということに留意すべきである。非限定的な態様において、sPUCCHの1つのsTTIの中の2つの例示的なsPUCCH送信は、CDM又はFDMによって分離されていてもよいということに留意すべきである。他の非限定的な態様において、さらに、関連するsPUCCHリソースUjは、処理時間を考慮した後の付加的な時間オフセット/遅延の範囲内にあるということに留意すべきである。さらに、本明細書で説明されるように、例えば、異なるUjは、異なる時間オフセット/遅延を有してもよく、1つのDLサブフレームの中のsPDSCH408送信のすべてが1つのULサブフレームの中のsPUCCHリソースと関連するということを保証することを容易にしてもよい。
sPUSCH送信のスケジューリングについては、例示的な1シンボルのsPDCCH406領域は、1つより多くのsPDCCH406送信を収容することが可能でない可能性があるので、sPUSCHスケジューリング及びsPDSCH408スケジューリングは、競合する及び/又は相互に排他的である可能性がある。さらに、1つよりも多くのsPDCCH406を収容するためにsPDCCH406領域の周波数リソースを増加させると、sPDSCH408がsPDSCH408のための同様に増加した周波数リソースを使用するのを制限する可能性があり、このことは、非効率的なリソースの利用につながる可能性がある。さらに、本明細書でさらに説明するように、例示的なsPUSCHは、DL sTTI長さとは異なるsTTI長さを利用してもよい。さらに、sPDCCH406機会は、sPDCCH406及びsPDSCH408を含むDL sTTIと関連しているので、等しくないsPDCCH406機会によらないsPUSCH送信のネットワークスケジューリングは、複雑なものとなるであろう。
したがって、さらなる非限定的な実施形態は、さらなる非限定的な態様にしたがって、例えば、sPUSCH送信及びsPDSCH408送信をスケジューリングする複数のsPDCCH406領域を分離することにより、sPUSCH送信のスケジューリングを容易にしてもよい。例えば、sPDSCH408をスケジューリングするある1つの例示的なsPDCCH406領域は、sPUSCHをスケジューリングするsPDCCH406領域から周波数分割されてもよい。さらなる非限定的な態様において、sPUSCHをスケジューリングするある1つの例示的なsPDCCH406領域は、UL許可を搬送するsPDCCH406を含んでもよく、(例えば、PDSCH領域等の)DLデータチャネルの継続時間内の1つ又は複数のシンボルの一部によってsPDCCH406を搬送してもよい。より具体的には、DLデータチャネルの継続時間は、1つのサブフレームの中でPDCCH領域308を除外した残りの領域であってもよい。非限定的な態様において、sPUSCHをスケジューリングるするsPDCCH406領域の中には、DL割り当てを搬送するsPDCCH406及びsPDSCH408のいずれも存在しなくてもよい。さらに、sPDSCH408をスケジューリングするsPDCCH406領域の中には、UL許可を搬送するsPDCCH406が存在しなくてもよい。したがって、sPDSCH408についてのスケジューリングするためのsPDCCH406領域と同じ周波数リソースの中の使用されていないリソースに、sPDCCH406によってスケジューリングされるsPDSCH408を割り当ててもよい。
図9は、さらなる非限定的な態様にしたがった例示的な2ステージのDCI構造900を図示しており、その例示的な2ステージのDCI構造900は、PDCCH308のための例示的な低速のDCIとsPDCCH408のための例示的な高速のDCIとを含み、その例示的な2ステージのDCI構造900においては、sPUSCH904をスケジューリングするためのsPDCCH902領域から、sPDSCH408をスケジューリングするためのsPDCCH406領域を周波数分割してもよい。したがって、図9は、sPUSCH904送信及びsPDSCH408送信をスケジューリングするための(例えば、sPDCCH406及びsPDCCH902等の)複数の分離されたsPDCCH領域の周波数分割された構造の1つの例を図示している。非限定的な態様において、sPUSCH904送信及びsPDSCH408送信をスケジューリングするための(例えば、sPDCCH406及びsPDCCH902等の)複数の分離されたsPDCCH領域は、周波数領域において重複していない。一方の周波数リソース領域は、sPDSCH408送信をスケジューリングするためのsPDCCH406及びスケジューリングされたsPDSCH408送信のために利用される。スケジューリングするためのsPDCCH406及びスケジューリングされるsPDSCH408は、1つのDLsTTI sTTI304の中で送信される。残りの周波数リソース領域は、sPUSCH904をスケジューリングするためのsPDCCH902のためのみに使用される。さらなる非限定的な態様において、例示的なeNBの観点からは、1つのsPDCCH406領域の中のsPDSCH408をスケジューリングするための1つ又は複数の利用可能なsPDCCH406機会は、他方の1つのsPDCCH902領域の中のsPUSCH904をスケジューリングするための1つ又は複数の利用可能なsPDCCH902機会よりも小さい。
複数の非限定的な実施形態において、本明細書においてさらに説明されるように、sPUSCH904をスケジューリングするためのsPDCCH902領域のための周波数リソース割り当て情報を、低速のDCIの中に含めてもよい。FDM、TDM、及び/又はそれらの組み合わせのうちの1つ又は複数によって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)複数の異なるUEのためのsPUSCH904をスケジューリングするための例示的な複数のsPDCCH902を多重化してもよい。非限定的な態様において、sPDCCH902の候補をモニタリングするためのUEのサーチ空間の設計を考慮すると、UEは、sPUSCH904をスケジューリングするためのsPDCCH902領域の中の複数のOFDMシンボルのうちのすべて又はほぼすべてをモニタリングするように構成されてもよい。他の非限定的な態様において、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEは、sPUSCH904をスケジューリングするためのsPDCCH902領域の中の複数のOFDMシンボルのうちの複数の部分をモニタリングするように構成されてもよい。さらに、OFDMシンボルの上記の複数の部分についての決定は、そのUEのためのsPUSCH904のsTTI304の長さ及び/又はsTTI304のパターンによって決まってもよい。1つの非限定的な例として、複数のOFDMシンボルの複数の部分は、sPUSCH904のsTTI304の長さと等しいインターバルによって分離されていてもよい。さらに、複数のUEのサーチ空間の収容を容易にするために、sPUSCH904をスケジューリングするためのsPDCCH902領域の中の複数のサーチ空間を時分割多重するのに、例示的な時間オフセット/シンボルオフセットを利用してもよい。さらに、本明細書でさらに説明されるように、sPDCCH902のモニタリングのために使用される複数のOFDMシンボルの複数の部分を、低速のDCIに中で示してもよい。1つの非限定的な例として、例示的な低速のDCIは、sPDSCH904のsTTIの長さ、時間オフセット、シンボルオフセット、及び/又はそれらの組み合わせ、及び/又はsPDCCH902パターンに関する情報を含むように構成されてもよい。
さらに別の非限定的な態様において、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPUSCH904送信をスケジューリングするsPDCCH902を受信した場合に、UEは、スケジューリングされたsPUSCH904送信のための(図示されていない)関連するUL sTTIを決定する必要がある。TTI短縮がsPUSCHシグナリングを準備する際の処理時間の減少を達成することができるということを考慮すると、sPUSCH904送信のための最も早い関連するsTTIは、sPUSCH902を受信した後、N'×sTTIULの時点であってもよい。sTTIULは、sPUSCH904送信のためのsTTIの長さ、又はモニタリングされているsPDCCH902機会のインターバルであってもよい。したがって、本明細書において説明されるさまざまな実施形態は、上記のsPUSCH904リソースの導出を提供することを容易にする。
(図10及び11において選択肢Iとして示される)1つの非限定的な例として、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPUSCH904送信をスケジューリングするsPDCCH902を受信する場合に、関連するsPUSCH904リソースは、N'×sTTIUL以降の時点の最初に利用可能となっているsPUSCH904であってもよく、非限定的な態様において、N'=3であってもよい。1つのsPDCCH902領域は、レガシーPDCCH領域を除いたDL OFDMシンボルを利用してもよいので、関連するsPDCCH902の受信を伴わない(図示されていない)いくつかのsPUSCH904sTTIが存在する可能性がある。したがって、1つの非限定的な態様においては、本明細書で説明される複数の実施形態は、sPUSCH904リソースの決定を考慮するいくつかのsPDCCH902機会のためのUL時間オフセットを使用することにより、sPUSCH904リソースの利用のバランスをとることを容易にしてもよい。1つの非限定的な態様において、例えば、UL時間オフセット/遅延が0である場合には、関連するsPUSCH904リソースは、N'×sTTIUL以降に最初に利用可能となっているsPUSCH904である。他の非限定的な態様においては、UL時間オフセット/遅延、が0でない、例えば、1等の値である場合には、関連するsPUSCH904リソースは、N'×sTTIUL以降の最初に利用可能となっているsPUSCH904の次のsPUSCH904である。したがって、本明細書において説明されるように、例示的なUL時間オフセット/遅延は、sPDCCH902において構成され又は示されてもよい。1つのDLサブフレームの中の複数の異なるsTTIにおける複数のsPDCCH902は、同じULサブフレームの中のsPUSCH904リソースと関連していない可能性があるということに留意すべきである。
したがって、(図10及び図11において選択肢IIとして示されている)他の非限定的な例として、1つのDLサブフレームの中の複数の異なるsTTIにおける複数のsPDCCH902を、1つのULサブフレームの中のsPUSCH904リソースに関連付けてもよい。例えば、ネットワークスケジューリングのためにサブフレームベースの関連性を容易に構成することが可能である。1つの例示的な実施形態として、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPUSCH904送信をスケジューリングするsPDCCH902を受信する場合に、関連するsPUSCH904リソースは、N'×sTTIUL+k'以降の最初に利用可能となっているsPUSCH904であってもよく、k'は、1つのDLサブフレームの中の複数の異なるsTTIにおけるsPDCCH902送信のすべてについて同じULサブフレームの関連性を生じさせる。さらなる非限定的な態様に従った他の非限定的な実施形態において、UEが、sPUSCH904送信をスケジューリングするsPDCCH902を受信した場合に、関連するsPUSCH904リソースは、N'×sTTIUL以降の最初に利用可能となっているsPUSCH904のいくつかの例示的なUL時間オフセット/遅延の範囲内にあってもよい。したがって、例えば、本明細書で説明されるように、L1シグナリングにより例示的なUL時間オフセット/遅延を指定し、構成し、示してもよく、それによって、1つのULサブフレームの中のsPUSCH904送信のすべてが、1つのDLサブフレームの中のsPDCCH902リソースと関連付けられる。
さらなる非限定的な複数の実施形態に従った非限定的な例として、図10は、非限定的なリソーススケジューリングパターン1000の例示的な態様を示しており、そのリソーススケジューリングパターン1000は、sPUSCH904送信をスケジューリングするsPDCCH902を受信した後の、スケジューリングされるsPUSCH904送信のための関連するUL sTTIに関する(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)例示的なUEによる決定を示し、そのUL sTTIに関する決定は、1つのULサブフレームの中のsPUSCH904送信のすべてが、1つのDLサブフレームの中のsPDCCH902リソースと関連するということを保証することを容易にする。したがって、図10は、sPDCCH902及びsPUSCH904の関連性を示している。選択肢IIについては、処理時間を考慮した後のsPUSCH904の例示的な時間オフセット/遅延k' sTTI(すなわち、sPUSCH904機会のk'個のインターバル)は、1つのULサブフレームの中のsPUSCH904送信のすべてが、1つのDLサブフレームの中のsPDCCH902リソースと関連付けられるということを保証するということに留意すべきである。さらに、a-fは、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEによるsPDCCH902のモニタリングのために使用されるOFDMシンボルを指し、Ua乃至Ufは、関連するsPUSCH904を指しており、その関連するsPUSCH904 は、(例えば、aがUaと関連しているといったように)OFDMシンボルa-fによって受信されるsPDCCH902によってスケジューリングされるということに留意すべきである。さらに、fは、場合により、Uf1及びUf2と関連しているということに留意すべきである。したがって、非限定的な態様において、時間オフセット/遅延が0である場合には、fは、Uf1と関連いており、さらなる非限定的な態様において、時間オフセット/遅延が0でない場合には、fは、Uf2と関連しているということに留意すべきである。さらに、選択肢IIに関して、U(k')は、sPUSCH904Ua乃至Ufが、処理時間を考慮した後のsPUSH904の例示的な時間オフセット/遅延k' sTTI(すなわち、sPDCCH902機会のk'個のインターバル)と関連しているという状況を指しているということに留意すべきである。結果として、例示的な時間オフセット/遅延は、1つのULサブフレームの中のsPUSCH904送信のすべてが、1つのDLサブフレームの中のsPDCCH902リソースと関連付けられるということを保証することを容易にするように構成されてもよい。
さらなる非限定的な実施形態にしたがったさらに別の非限定的な例において、図11は、非限定的なリソーススケジューリングパターン1100の例示的な態様を示しており、そのリソーススケジューリングパターン1100は、sPUSCH904送信をスケジューリングするsPDCCH902を受信した後の、スケジューリングされるsPUSCH904送信のための関連するUL sTTIに関する(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)例示的なUEによる決定を示し、そのUL sTTIに関する決定は、sPUSCH904機会の数がsPDCCH902機会の数よりも小さくてもよく、ある1つのsPUSCH904機会が複数の可能なsPDCCH902機会と関連していてもよい例を提供する。結果として、図11は、sPUSCH904機会の数がsPDCCH902機会の数よりも小さい例を示している。したがって、ある1つのsPUSCH904機会は、複数の可能なsPDCCH902機会と関連していてもよい。さらなる非限定的な態様において、図11に示されているように、sPUSCH904機会Ua/Ub/Uc1102は、OFDMシンボルa、b、cのいずれかによって受信されたsPDCCH902によってスケジューリングされてもよい。さらに別の非限定的な例において、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEが、sPUSCH904送信をスケジューリングするための検出されたUL許可を有している場合には、そのUEは、スケジューリングされるsPUSCH904送信の同じsPUSCH904機会と関連している他のsPDCCH902候補を検出することを省略するように構成されてもよい。図10の例が示しているように、処理時間は、N'×sTTIULと仮定され、N'=3であり、sTTIULは、モニタリングされたsPDCCH902機会のインターバルである。さらに、a-fは、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEによるsPDCCH902のモニタリングのために使用されるOFDMシンボルを指し、Ua乃至Ufは、関連するsPUSCH904送信を指しており、その関連するsPUSCH904送信は、(例えば、aがUaと関連しているといったように)OFDMシンボルa-fによって受信されたsPDCCH902によってスケジューリングされるということに留意すべきである。さらに、非限定的な態様において、sPUSCH904機会の数は、sPDCCH902機会の数よりも小さいので、(例えば、sPUSCH904機会Ua/Ub/Uc1102は、OFDMシンボルa、b、cのいずれかによって受信されたsPDCCH902によってスケジューリングされるといったように)複数の可能なsPDCCH902機会と関連付けられてもよい。さらなる非限定的な態様において、処理時間は、N'×sTTIULと仮定され、N'=3であり、sTTIULは、sPDCCH902機会のインターバルである。
上記で説明した例示的な実施形態を考慮すると、開示されている主題にしたがって実装することができる方法は、例えば、図12乃至図14のフローチャートを参照することによりよりよく理解されるであろう。説明の簡単さの目的で、上記の方法は、一連のブロックとして示され説明されるが、それらのブロックのうちのいくつかは、本明細書において示され説明される順序とは異なる順序で行われてもよく、及び/又は本明細書において示され説明される複数の他のブロックと同時に行われてもよいので、請求項に記載された主題は、それらのブロックの順序によっては限定されないということを理解すべきである。フローチャートにより、順次的でないフロー又は分岐したフローが図示されているが、さまざまな他の分岐、フローパス、及びブロックの順序を実装することが可能であり、これらの他の分岐、フローパス、及びブロックの順序は、同じ結果又は同様の結果を達成することができるということを理解すべきである。さらに、以下で説明される方法を実装するために、図示されているブロックのすべてを必要としなくてもよい。さらに、以下で及び本明細書を通じて開示される方法及び/又は機能を、製品に格納することが可能であり、以下でさらに説明されるように、例えば、その製品は、上記の方法をコンピュータに移送し及び転送することを容易にするということを理解すべきである。本明細書で使用されるコンピュータ読み取り可能な媒体、製品、及びその他同様のもの等の語は、有体的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等のいずれかのコンピュータ読み取り可能なデバイス又は媒体によってアクセスすることができるコンピュータプログラムを包含するように意図される。
図12は、開示される主題の複数の実施形態の複数の態様を実行する方法1200の例示的かつ非限定的なフローチャートを図示している。本明細書で説明されるように、例えば、図12を参照して、TTI短縮のための方法1200は、第1のTTIを有する(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等の)基地局への(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスとの接続を確立するステップS1202であって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、TTI短縮を採用するように構成され、第1のTTIとは異なる(例えば、sTTI304等の)第2のTTIを有する、ステップS1202を含んでもよい。非限定的な例として、例示的な方法1200は、(例えば、サブフレーム306等の)サブフレームを含む第1のTTIを有する基地局への接続を確立するステップを含んでもよい。さらなる非限定的な例では、例示的な方法1200は、基地局への接続を確立するステップであって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、(例えば、sTTI304等の)1シンボル継続時間、2シンボル継続時間、3シンボル継続時間、4シンボル継続時間、又は7シンボル継続時間のうちの1つ又は複数を含む(例えば、sTTI304等の)第2のTTIを有する、ステップを含んでもよい。
本明細書においてさらに説明されるように、方法1200は、上記のように、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによるスケジューリングされたダウンリンク(DL)送信のために(例えば、第1のsPDCCH406等を含む領域等の)第1の短いPDCCH領域をモニタリングするステップS1204であって、第1のTTIの中の(例えば、sTTI304等の)複数の第2のTTIと関連する時間配分は、第1のTTIによって示される制御フォーマットインジケータ(CFI)値に基づいて決定される、ステップS1204をさらに含んでもよい。非限定的な例として、例示的な方法1200は、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによって(例えば、第1のsPDCCH406等を含む領域等の)第1の短いPDCCH領域をモニタリングするステップであって、第1のTTIの中の(例えば、sTTI304等の)複数の第2のTTIと関連する時間配分は、第1のTTIの中のPDCCH領域のシンボルサイズ、第1のTTIの中で受信される(例えば、第1のPDCCH402等の)第1のPDCCH、又は第1のTTIの中で示されるCFI値のうちの1つ又は複数に基づいている、ステップを含んでもよい。他の非限定的な例において、例示的な方法1200は、第1のTTIの中のPDCCH領域のシンボルサイズ、第1のTTIの中で受信される(例えば、第1のPDCCH402等の)第1のPDCCH、又は第1のTTIの中で示されるCFI値のうちの1つ又は複数に基づいて、第1のTTIの中の(例えば、第1のsPDCCH406等を含む領域等の)第1の短いPDCCH領域をモニタリングするための時間配分に従って、(例えば、第1のsPDCCH406等を含む領域等の)第1の短いPDCCH領域をモニタリングするステップを含んでもよい。
さらなる非限定的な実装に従って、例示的な方法1200は、(例えば、第1のsPDCCH406等の)第1の短いPDCCHを検出するステップS1206を含んでもよい。さらなる非限定的な実装において、例示的な方法1200は、(例えば、第1のsPDCCH406等の)第1の短いPDCCHに基づいて、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによるスケジューリングされたDL送信のための複数のシンボル又は複数のシンボル機会のうちの1つ又は複数を決定するステップS1208を含んでもよい。
図13は、開示された主題の複数の実施形態の複数の態様を実行する方法1300の例示的かつ非限定的なフローチャートを図示している。本明細書においてさらに説明されるように、例えば、図13を参照して、方法1300は、関連するダウンリンク(DL)及び関連するアップリンク(UL)のための第1のTTIを有する(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等の)基地局への(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスとの接続を確立するステップS1302であって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、TTI短縮を採用するように構成され、第1のTTIとは異なる(例えば、sTTI304等の)第2のTTIを有する、ステップS1302を含んでもよい。非限定的な例として、例示的な方法1300は、(例えば、サブフレーム306等の)サブフレームを含む第1のTTIを有する基地局への接続を確立するステップを含んでもよい。さらなる非限定的な例において、上記で説明されたように、例示的な方法1300は、基地局への接続を確立するステップであって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、(例えば、sTTI304等の)1シンボル継続時間、2シンボル継続時間、3シンボル継続時間、4シンボル継続時間、又は7シンボル継続時間のうちの1つ又は複数を含む(例えば、sTTI304等の)第2のTTIを有する、ステップを含んでもよい。
さらなる限定的な態様において、さらに、上記で説明されたように、例示的な方法1300は、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによってDL送信を受信するステップS1304をさらに含んでもよい。本明細書においてさらに説明されるように、さらなる非限定的な実装において、例示的な方法1300は、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答(ACK)(HARQ-ACK)フィードバックのための関連するULチャネルにおいてHARQ-ACKフィードバックを送信するステップS1306であって、前記関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによる複数のDL送信に対して、HARQ-ACKフィードバックのための複数の関連するULチャネルは、関連するULにおける同じ1つの第1のTTIの中に存在する、ステップS1306を含んでもよい。より具体的には、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の第2のTTIによる複数のDL送信のすべてに対して、HARQ-ACKフィードバックのための関連するULの関連するULチャネルのすべては、関連するULにおける同じ1つの第1のTTIの中に存在する。本明細書においてさらに説明されるように、非限定的な例として、例示的な方法1300は、(例えば、サブフレーム306等の)1つのDLサブフレームの中の複数の異なる短縮されたTTIにおいて、複数の短いPDCCH送信のための関連するULについての(例えば、サブフレーム306等の)サブフレームの関連性によってHARQ-ACKフィードバックを送信するステップを含んでもよい。さらなる非限定的な態様にしたがったさらなる非限定的な例において、例示的な方法1300は、HARQ-ACKフィードバックを送信するステップであって、第1の短いPDCCHを検出した場合に、HARQ-ACKフィードバックは、N×((例えば、sTTI304等の)第2のTTIの長さ)の後に、HARQ-ACKフィードバックのための第1の利用可能な関連するULチャネルの第1の時間オフセットを使用して、HARQ-ACKフィードバックのための関連するULチャネルにおいて送信され、Nは、整数であり、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の第2のTTIによる複数のDL送信に対して、第1の時間オフセットは、関連するULにおける1つの第1のTTIに同じ関連性を生じさせる、ステップを含んでもよい。
さらなる非限定的な態様にしたがったさらなる非限定的な実装において、例示的な方法1300は、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによるDL送信をスケジューリングするための(例えば、第1のsPDCCH406等の)第1の短いPDCCHを、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスによって検出するステップS1308を含んでもよい。
さらなる非限定的な態様において、さらに、例示的な方法1300は、少なくともDL送信のHARG-ACKフィードバックを送信するステップS1310であって、第1の短いPDCCHを検出した場合に、HARQ-ACKフィードバックは、N×((例えば、sTTI304等の)第2のTTIの長さ)+kの後に、HARQ-ACKフィードバックのための第1の利用可能な関連するULチャネルにおいて送信され、Nは、整数であり、kは、第1のTTIにおいて受信されたPDCCHにおいて又は第1のsPDCCHにおいて指定され、構成され、或いは示される値であり、(例えば、サブフレーム306等の)1つのDLサブフレームの中の複数の異なる短縮されたTTIにおける複数の(例えば、sPDCCH406、sPDCCH902等の)sPDCCH送信のための関連するULについての(例えば、サブフレーム306等の)サブフレームの関連性を生じさせ、sPUCCHリソースの利用のバランスをとる、ステップを含んでもよい。さらなる非限定的な態様によれば、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の第2のTTIによる複数のDL送信に対して、kは、関連するULにおける1つの第1のTTIに同じ関連性を生じさせる。より具体的には、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の第2のTTIによる複数のDL送信のすべてに対して、kは、関連するULにおける1つの第1のTTIに同じ関連性を生じさせる。
図14は、開示された主題の複数の実施形態の複数の態様を実行するための方法1400のフローチャートを図示している。例えば、図14を参照して、TTI短縮のための方法1400は、関連するダウンリンク(DL)及び関連するアップリンク(UL)のための第1のTTIを有する(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等の)基地局への(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスとの接続を確立するステップS1402であって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、TTI短縮を採用するように構成され、第1のTTIとは異なる複数のTTIのうちの(例えば、sTTI304等の)第3のTTIを有する、ステップS1402を含んでもよい。さらなる非限定的な例において、上記で説明したように、例えば、例示的な方法1400は、基地局への接続を確立するステップであって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、(例えば、sTTI304等の)1シンボル継続時間、2シンボル継続時間、3シンボル継続時間、4シンボル継続時間、又は7シンボル継続時間のうちの1つ又は複数を含む(例えば、sTTI304等の)第3のTTIを有する、ステップを含んでもよい。
さらなる非限定的な態様において、上記で説明されたように、例示的な方法1400は、さらに、(例えば、sTTI304等の)第3のTTIによるDL送信をスケジューリングするための(例えば、第2のsPDCCH902等の)第2の短いPDCCHを検出するステップS1404を含んでもよい。
さらなる非限定的な態様にしたがったさらなる非限定的な実装において、例示的な方法1400は、1つ又は複数の関連するULチャネルにおいて1つ又は複数のスケジューリングされたUL送信を送信するステップS1406であって、関連するDLにおいて1つの第1のTTIの中の複数の短いPDCCHに対して、1つ又は複数のスケジューリングされたUL送信を有する複数の関連するULチャネルは、関連するULにおける同じ1つの第1のTTIの中に存在する、ステップS1406を含んでもよい。より具体的には、関連するDLにおいて1つの第1のTTIの中の複数の短いPDCCHのすべてに対して、1つ又は複数のスケジューリングされたUL送信を有する複数の関連するULチャネルのすべては、関連するULにおける同じ1つの第1のTTIの中に存在する。非限定的な例として、例示的な方法1400は、N'×TTIULの後に、スケジューリングされたUL送信のために、関連するULチャネルのうちの別の第1の利用可能なチャネルの第2の時間オフセットを使用して、スケジューリングされたUL送信のための関連するULチャネルにおいて1つ又は複数のスケジューリングされたUL送信を送信するステップであって、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の複数の短いPDCCHに対して、第2の時間オフセットは、複数の短いPDCCHによってスケジューリングされた複数の関連するULチャネルについて、関連するULにおける1つの第1のTTIに同じ関連性を生じさせる、ステップを含んでもよい。より具体的には、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の複数の短いPDCCHのすべてに対して、第2の時間オフセットは、複数の短いPDCCHによってスケジューリングされた複数の関連するULチャネルのすべてについて、関連するULにおける1つの第1のTTIに同じ関連性を生じさせる。さらなる非限定的な例において、例示的な方法1400は、さらに、N'×TTIUL+k'の後に、スケジューリングされたUL送信のための第1の利用可能な関連するULチャネルにおいて1つ又は複数のスケジューリングされたUL送信を送信するステップであって、N'は、整数であり、TTIULは、モニタリングされている第2のsPDCCHの複数のシンボルの間のインターバル又は第3のTTIの長さであり、k'は、第2のsPDCCHの中で指定され、構成され、又は示され、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の複数のsPDCCHに対して、k'は、複数のsPDCCHによってスケジューリングされる複数の関連するULチャネルについて、関連するULにおける1つの第1のTTIに同じ関連性を生じさせる。より具体的には、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の複数のsPDCCHのすべてに対して、k'は、複数のsPDCCHのすべてによってスケジューリングされる複数の関連するULチャネルのすべてについて、関連するULにおける1つの第1のTTIに同じ関連性を生じさせる。
さらなる非限定的な実装において、例示的な方法1400は、第1のTTIの中の1つ又は複数の(例えば、PDCCH領域308等の)PDCCH領域又は第1のTTIにおいて示される制御フォーマットインジケータ(CFI)値に基づいて、第1のTTIの中の(例えば、第2の短いPDCCH902等の)第2の短いPDCCHをモニタリングするための時間配分にしたがって、(例えば、第2の短いPDCCH902等の)第2の短いPDCCHをモニタリングするステップS1408を含んでもよい。さらなる非限定的な態様にしたがった非限定的な例として、例示的な方法1400は、第1のTTIの中で(例えば、PDCCH領域308等の)PDCCH領域を除いて、第1のTTIの中のすべてのシンボルのサブセットに基づいて、第1のTTIの中の(第2の短いPDCCH902等の)第2の短いPDCCHをモニタリングするための時間配分にしたがって、(第2の短いPDCCH902等の)第2の短いPDCCHをモニタリングするステップを含んでもよい。
上記で説明された例示的な実施形態を考慮すると、開示された主題に従って実装することが可能であるデバイス及びシステムは、図15乃至図18の図表を参照することによりよりよく理解されるであろう。説明の簡単さの目的で、例示的なデバイス及びシステムは、ブロックの集合として示され説明されるが、それらのブロックのうちのいくつかは、本明細書において示され説明される順序及び配列とは異なる順序及び配列で存在してもよく、及び/又は本明細書において示され説明される複数の他のブロックと組み合わされ、及び/又はそれらのブロックと関連する機能とともに分散されていてもよいので、請求項に記載された主題は、それらのブロックの順序、配列、及び/又はブロックの数によっては限定されないということを理解すべきである。さらに、以下で説明される例示的なデバイス及びシステムを実装するために、図示されているブロックのすべてを必要としなくてもよい。さらに、以下で及び本明細書を通じて開示される例示的なデバイス及びシステム及び/又は機能を、製品に格納することが可能であり、以下でさらに説明されるように、例えば、その製品は、上記の方法をコンピュータに移送し及び転送することを容易にするということを理解すべきである。本明細書で使用されるコンピュータ読み取り可能な媒体、製品、及びその他同様のもの等の語は、有体的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等のいずれかのコンピュータ読み取り可能なデバイス又は媒体によってアクセスすることができるコンピュータプログラム製品を包含するように意図される。
本明細書で説明されるさまざまな技術を、ハードウェア又はソフトウェアとの関連で、或いは、適切な場合には、双方の組み合わせにより実装することができるということを理解することができる。本明細書で使用される"デバイス"、"構成要素"、"システム"、及びその他同様のものを示す語は、同様に、コンピュータ関連のエンティティを指すように意図され、コンピュータ関連のエンティティは、ハードウェア、ハードウェア及びソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア、又は実行中のソフトウェアのいずれかであってもよい。例えば、"デバイス"、"構成要素"、"従属部品"、"システム"、それらの部分等は、これらには限定されないが、プロセッサで実行されるプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行可能ファイル、実行のスレッド、プログラム、及び/又はコンピュータであってもよい。限定する意図ではなく例示の目的で、コンピュータで実行されるアプリケーションおよびコンピュータとの双方が、構成要素であってもよい。1つ又は複数の構成要素は、プロセス及び/又は実行のスレッドの中に存在してもよく、ある1つの構成要素は、1つのコンピュータに局所化され、及び/又は2つ又はより多くのコンピュータの間で分散されてもよい。
例示的なシステム、方法、シナリオ、及び/又はデバイスの簡単な概要が提示されてきたが、開示される主題は、そのように限定されないということをさらに理解することができる。したがって、本明細書において説明される複数の実施形態の範囲から逸脱することなく、さまざまな修正、変更、付加、及び/又は削除を行うことが可能であるということをさらに理解することができる。したがって、同様の非限定的な実装を使用してもよく、説明された実施形態から逸脱することなく、対応する複数の実施形態の同一の又は等しい機能を実行するためのそれらの説明された実施形態に修正又は付加を加えてもよい。
図15は、開示された主題のさまざまな態様を実行するのに適している例示的かつ非限定的なデバイス又はシステム1500を図示している。デバイス又はシステム1500は、本明細書においてさらに説明されるように、独立型のデバイス又は独立型デバイスの一部、特有のプログラミングがされたコンピューティングデバイス又は(例えば、プロセッサに接続され、本明細書において説明される技術を実行するための複数の命令を保持しているメモリ等の)特有のプログラミングがされたコンピューティングデバイスの一部、及び/又は複数のデバイスの間で分散された1つ又は複数の協働する構成要素を含む複合デバイス又は複合システムであってもよい。例として、例示的かつ非限定的なデバイス又はシステム1500は、例えば、上記で説明される図1乃至図14に関する例示的なデバイス及び/又はシステム、又は以下でさらに説明される図16乃至図18に関する例示的なデバイス又はシステム、或いは、それらのデバイス又はシステムの複数の部分を含んでもよい。例えば、図15は、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等を含む)UEデバイス等の例示的なデバイス1500を示している。他の非限定的な例では、図15は、本明細書で説明される制御チャネル構造及び/又はTTI短縮方法にしたがった(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等を含む)基地局等の例示的なデバイス1500を図示している。
したがって、デバイス又はシステム1500は、メモリ1502を含んでもよく、メモリ1502は、さまざまな動作を容易にすることに関してさまざまな命令を保持していてもよく、さまざまな動作は、例えば、第1のTTIを有する(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等の)基地局への(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスとの接続を確立する動作であって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、TTI短縮を採用するように構成され、第1のTTIとは異なる(例えば、sTTI304等の)第2のTTI(又は第3のTTI等)を有する、動作、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによるスケジューリングされたダウンリンク(DL)送信のために(例えば、第1のsPDCCH406等を含む領域等の)第1の短いPDCCH領域をモニタリングする動作であって、第1のTTIの中の(例えば、sTTI304等の)複数の第2のTTIと関連する時間配分は、第1のTTIによって示される制御フォーマットインジケータ(CFI)値に基づいて決定される、動作、(例えば、第1のsPDCCH406等の)第1の短いPDCCHを検出する動作、(例えば、第1のsPDCCH406等の)第1の短いPDCCHに基づいて、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによるスケジューリングされたDL送信のための複数のシンボル又は複数のシンボル機会のうちの1つ又は複数を決定する動作、暗号化動作、復号化動作、及び、さまざまなユーザインターフェイス又はデバイスインターフェイス、及び/又はネットワーク形成等の通信ルーティン、及び/又はピアトゥピア通信ルーティン、及び/又はその他同様のルーティンを提供する動作等であってもよい。
例えば、デバイス又はシステム1500は、メモリ1502を含んでもよく、メモリ1502は、(例えば、サブフレーム306等の)サブフレームを含む第1のTTIを有する基地局への接続を確立する動作のための命令、及び、基地局への接続を確立する動作であって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、(例えば、sTTI304等の)1シンボル継続時間、2シンボル継続時間、3シンボル継続時間、4シンボル継続時間、又は7シンボル継続時間のうちの1つ又は複数を含む(例えば、sTTI304等の)第2のTTIを有する、動作のための命令を保持していてもよい。
さらに、例えば、図13に関して上記でさらに説明されるように、メモリ1502は、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによってDL送信を受信する動作のための命令、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)肯定応答(ACK)(HARQ-ACK)フィードバックのための関連するULチャネルにおいてHARQ-ACKフィードバックを送信する動作であって、関連するDLにおける1つの第1のTTIの中の(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによる複数のDL送信に対して、HARQ-ACKフィードバックのための関連するULの複数のチャネルは、関連するULにおける同じ1つの第1のTTIの中に存在する、動作のための命令、(例えば、sTTI304等の)第2のTTIによるDL送信をスケジューリングするための(例えば、第1のsPDCCH406等の)第1の短いPDCCHを、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスによって検出する動作のための命令、少なくともDL送信のHARG-ACKフィードバックを送信する動作であって、第1のsPDCCHを検出した場合に、HARQ-ACKフィードバックは、N×((例えば、sTTI304等の)第2のTTIの長さ)+kの後に、HARQ-ACKフィードバックのための第1の関連するULチャネルにおいて送信され、Nは、整数であり、kは、第1のTTIにおいて受信されたPDCCHにおいて又は第1のsPDCCHにおいて指定され、構成され、或いは示される値である、動作のための命令、暗号化動作のための命令、復号化動作のための命令、及び、さまざまなユーザインターフェイス又はデバイスインターフェイス、及び/又はネットワーク形成等の通信ルーティン、及び/又はピアトゥピア通信ルーティン、及び/又はその他同様のルーティンを提供する動作のための命令を保持していてもよい。
図14と関連して上記でさらに説明されるように、メモリ1502は、関連するダウンリンク(DL)及び関連するアップリンク(UL)のための第1のTTIを有する(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等の)基地局への(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスとの接続を確立する動作であって、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスは、TTI短縮を採用するように構成され、第1のTTIとは異なる複数のTTIのうちの(例えば、sTTI304等の)第3のTTIを有する、動作のための命令、(例えば、sTTI304等の)第3のTTIによるDL送信をスケジューリングするための(例えば、第2の短いPDCCH902等の)第2のsPDCCHを検出する動作のための命令、1つ又は複数の関連するULチャネルにおいて1つ又は複数のスケジューリングされたUL送信を送信する動作であって、関連するDLにおいて1つの第1のTTIの中で受信される複数の短いPDCCHに対して、1つ又は複数のスケジューリングされたUL送信を有する複数の関連するULチャネルは、関連するULにおける同じ1つの第1のTTIの中に存在する、動作のための命令、第1のTTIの中の1つ又は複数のPDCCH領域又は第1のTTIにおいて示される制御フォーマットインジケータ(CFI)値に基づいて、第1のTTIの中の(例えば、第2の短いPDCCH902等の)第2の短いPDCCHをモニタリングするための時間配分にしたがって、(例えば、第2の短いPDCCH902等の)第2の短いPDCCHをモニタリングする動作のための命令、暗号化動作のための命令、復号化動作のための命令、及び、さまざまなユーザインターフェイス又はデバイスインターフェイス、及び/又はネットワーク形成等の通信ルーティン、及び/又はピアトゥピア通信ルーティン、及び/又はその他同様のルーティンを提供する動作のための命令を保持していてもよい。
例えば、図1乃至図14及び図16乃至図18に関して本明細書において説明される複数の機能のための上記の複数の例示的な命令及び他の適切な命令、それらの代替的な命令、及び/又はそれらの変更を、メモリ1502の中に保持していてもよく、それらの複数の命令を実行することとの関連で、プロセッサ1504を利用してもよい。
さらに説明されるように、本明細書において説明される1つ又は複数の実施形態は、例えば、図1乃至図15に関して上記で説明された複数のコンピュータ実行可能な命令を含む有体的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関しているコンピュータプログラム製品を含んでもよく、それらの複数のコンピュータ実行可能な命令は、プロセッサによる実行に応答して、例えば、プロセッサを含む(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイス及び(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等の)基地局等のコンピューティングデバイスに、有体的なコンピュータ読み取り可能な媒体にある複数のコンピュータ実行可能な命令に従って複数の動作を実行させる。
図16は、本開示の様々な態様を取り込むのに適している(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイス及び(例えば、TTI短縮のために構成されるアクセスネットワーク102、送信機システム202、及び/又はそれらの部分等の基地局等の)基地局等の例示的かつ非限定的な通信デバイス1600の簡素化された機能ブロック図を示している。図16に示されているように、図1のUE(又はAT)116及び122を実現するのに、無線通信システムの中の例示的な通信デバイス1600を利用してもよく、無線通信システムは、さらなる例として、LTEシステム、NRシステム等であってもよい。例示的な通信デバイス1600は、入力デバイス1602、出力デバイス1604、制御回路1606、中央処理装置(CPU)1608、メモリ1610、プログラムコード1612、及びトランシーバー1614を含んでもよい。例示的な制御回路1606は、CPU1608によりメモリ1610の中のプログラムコード1612を実行し、それによって、通信デバイス1600の動作を制御してもよい。例示的な通信デバイス1600は、キーボード又はキーパッド等の入力デバイス1602によりユーザによって入力された信号を受信してもよく、モニタ又はスピーカ等の出力デバイス1604を介して画像及び音声を出力してもよい。図1と関連して説明されたように、例示的なトランシーバー1614は、無線信号を送信して受信するのに使用されてもよく、受信された信号を制御回路1606に配送し、制御回路1606によって生成された信号を無線で出力する。
したがって、本明細書において説明されるさらなる非限定的な実施形態は、(例えば、AT116、AT122、受信機システム204、又はそれらの部分、及び/又は図12乃至18と関連して本明細書でさらに説明される構成要素等を含み、短いTTIを採用するように構成されるUEデバイス等の)UEデバイスを含んでもよく、UEデバイスは、例示的な制御回路1606、(例えば、制御回路1606等の)制御回路に組み込まれる(例えば、CPU1608等の)プロセッサ、(例えば、制御回路1606等の)制御回路に組み込まれ、(例えば、CPU1608等の)プロセッサに接続される(例えば、メモリ1610等の)メモリのうちの1つ又は複数を含んでもよく、(例えば、CPU1608等の)プロセッサは、(例えば、メモリ1610等の)メモリに格納されている(例えば、プログラムコード1612等の)プログラムコードを実行して、本明細書で説明される方法の複数のステップを実行し、及び/又は本明細書で説明される機能を提供してもよい。非限定的な例として、(例えば、プログラムコード1612等の)例示的なプログラムコードは、図1乃至図14に関して本明細書で説明される複数の機能を達成するように構成される複数のコンピュータ実行可能な命令のほかに、図15に関して上記で説明される複数のコンピュータ実行可能な命令、それらの命令の複数の部分、及び/又はそれらの命令に対して補完的又は補充的な命令、及び/又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
図17は、本開示の様々な態様を組み込むのに適している図16に示されている例示的なプログラムコード1612の簡素化されたブロック図1700を示している。この実施形態においては、例示的なプログラムコード1612は、アプリケーション層1702、レイヤ3部分1704、及びレイヤ2部分1706を含み、レイヤ1部分1708に接続されてもよい。レイヤ3部分1704は、一般的に、無線リソース制御を実行する。レイヤ2部分1706は、一般的に、リンク制御を実行する。レイヤ1部分1708は、一般的に、物理接続を実行する。LTEシステム、LTE−Aシステム、又はNRシステムに関して、レイヤ2部分1706は、無線リンク制御(RLC)層及びメディアアクセス制御(MAC)層を含んでもよい。レイヤ3部分1704は、無線リソース制御(RRC)層を含んでもよい。上記で説明されたように、(例えば、プログラムコード1612等の)例示的なプログラムコードは、図1乃至図14に関して本明細書で説明される複数の機能を達成するように構成される複数のコンピュータ実行可能な命令のほかに、図15に関して上記で説明される複数のコンピュータ実行可能な命令、それらの命令の複数の部分、及び/又はそれらの命令に対して補完的又は補充的な命令、及び/又はそれらの組み合わせを含んでもよい。
図18は、(例えば、モバイルハンドセット、UE、AT等の)1つの例示的なモバイルデバイス1800の概略的な図表でを示しており、その例示的なモバイルデバイス1800は、本明細書において説明される複数の実施形態にしたがった開示される主題のさまざまな非限定的な態様を容易にしてもよい。本明細書においては、モバイルハンドセット1800が図示されているにすぎないが、例えば、複数の他のデバイスは、複数の他のモバイルデバイスのいずれかであっても良いということ、及び本明細書において説明される主題に関する複数の実施形態のための説明を提示するために、モバイルハンドセット1800が図示されているにすぎないということを理解することができるであろう。以下の記載は、1つの適切な環境1800の1つの例の簡潔かつ一般的な記載を提供することを意図しており、環境1800において、複数のさまざまな実施形態を実装することが可能である。その記載は、有体的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体によって実体化される複数のコンピュータ実行可能な命令の一般的な説明を含むが、当業者は、他のプログラムモジュールとの関連で、及び/又はハードウェア及びソフトウェアの組み合わせとして本発明の主題を実装することが可能であるということを認識するであろう。
一般的に、(プログラムモジュール等の)は、ルーティン、プログラム、構成要素、データ構造等を含んでもよく、それらのルーティン、プログラム、構成要素、データ構造等は、特定のタスクを実行し或いは特定の抽象データ型を実装してもよい。さらに、当業者は、本明細書において説明される方法が、シングルプロセッサシステム又はマルチプロセッサシステム、ミニコンピュータ、メインフレームコンピュータ、のみならずパーソナルコンピュータ、ハンドヘルドコンピューティングデバイス、マイクロプロセッサベースの又はプログラム可能な消費者エレクトロニクス、及びその他同様のものを含む他のシステム構成を用いて実現されてもよく、これらのシステム等の各々は、1つ又は複数の関連するデバイスに動作可能に接続されてもよい。
コンピューティングデバイスは、通常、様々なコンピュータ読み取り可能な媒体を含んでもよい。コンピュータ読み取り可能な(又は機械読み取り可能な)記憶媒体は、コンピュータによってアクセスすることができるいずれかの使用可能な記憶媒体とであってもよく、揮発性媒体及び不揮発性媒体の双方、取り外し可能な媒体と取り外し可能でない媒体の双方を含んでもよい。限定的な意図ではなく例として、コンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、他のデータ等の情報の記憶のためのいずれかの方法又は技術に関連して実装される揮発性媒体及び/又は複初性媒体を含んでもよい。有体的なコンピュータ読み取り可能な媒体は、これらには限定されないが、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、又は他のメモリ技術、コンパクトディスク読取専用メモリ(CD-ROM)、ディジタル多用途ディスク(DVD)、又は他の光ディスクストレージ、磁気カセット、磁気テープ、磁気ディスクストレージ、他の磁気ストレージデバイス、又は要求される情報を記憶するのに使用されてもよく、コンピュータによってアクセス可能な他の媒体を含んでもよい。
有体的なコンピュータ読み取り可能な媒体と対比される通信媒体は、通常、搬送波又は他のトランスポートメカニズム等の変調されたデータ信号の中のコンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムモジュール、或いは他のデータを実装し、いずれかの情報伝達媒体を含む。"変調されたデータ信号"の語は、その特性のセットのうちの1つ又は複数を有し或いは1つ又は複数の信号内で情報を符号化する方法で変更された信号を意味する。限定的な意図ではなく例として、通信媒体は、有線ネットワーク又は直接配線接続等の有線媒体と、音響、RF、赤外線、及び他の無線媒体等の無線媒体とを含む。上記のいずれかの組み合わせが、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体と区別できる態様で、コンピュータ読み取り可能な通信媒体の範囲内に含まれるべきである。
ハンドセット1800は、オンボード動作及び機能のすべてを制御し処理するプロセッサ1802を含んでもよい。メモリ1804は、データの格納及び(例えば、ブラウザ、アプリケーション等の複数の通史アプリケーション等の)1つ又は複数のアプリケーションのために、プロセッサ1802へのインターフェイスを提供する。他のアプリケーションは、通信に関する動作及び/又は財務上の通信プロトコルをサポートしてもよい。アプリケーション1806は、メモリ1804及び/又はファームウェア1808の中に格納され、メモリ1804及び/又はファームウェア1808のいずれか又は双方から読みだされてプロセッサ1802によって実行されてもよい。ファームウェア1808は、ハンドセット1800を初期化する際の実行のための起動コードを格納していてもよい。通信構成要素1810は、プロセッサ1802へのインターフェイスを提供して、例えば、セルラネットワーク、VoIPネットワーク等の外部システムとの有線通信/無線通信を容易にする。ここでは、通信構成要素1810は、(例えば、GSM(登録商標)トランシーバー、CDMAトランシーバー、LTEトランシーバー等の)適切なセルラトランシーバー1811、及び/又は対応する信号通信のための(例えば、Wireless Fidelity(WiFi(登録商標))、Worldwide Interoperability for Microwave Access(WiMax(登録商標))等の)免許不要の周波数帯を使用する免許不要なトランシーバー1813、及びその他同様の構成要素を含んでもよい。ハンドセット1800は、移動通信能力を有するセルラフォン、パーソナルディジタルアシスタント(PDA)、及びメッセージ処理主体のデバイス等のデバイスであってもよい。通信構成要素1810は、地上波無線ネットワークからの(ブロードキャスト等の)通信の受信、ディジタル衛星無線ネットワーク及びインターネットベースの無線サービス等からの通信の受信を容易にしてもよい。
ハンドセット1800は、テキスト、画像、及び動画を表示し、(例えば、セルラID機能等の)機能、セットアップ機能、及びユーザ入力のためのディスプレイ1812を含む。例えば、ディスプレイ1812は、"スクリーン"と称されてもよく、スクリーンは、(例えば、音楽メタデータ、メッセージ、壁紙、グラフィックス等の)マルチメディアコンテンツの表示を提要してもよい。ディスプレイ1812は、動画を表示してもよく、動画の一部を抜き出したものの生成、編集、及びシェアを容易にしてもよい。シリアルI/Oインターフェイス1814は、プロセッサ1802と通信可能に提供されてもよく、配線接続及び(例えば、キーボード、キーパッド、及びマウス等の)他のシリアル入力デバイスにより、(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、及び/又は、アメリカ電気電子通信学会(IEEE)1494等の)有線/無線シリアル通信を容易にしてもよい。上記のことは、例えば、ハンドセット1800を更新し、ハンドセットについてのトラブルシューティングを実行することをサポートする。音声能力は、音声I/O構成要素1816によって提供され、音声I/O構成要素1816は、例えば、ユーザが正しいキーまたは正しいキーの組み合わせを押したという指標等に関連する音声信号の出力のためのスピーカを含み、ユーザフィードバック信号を開始してもよい。音声I/O構成要素1816は、マイクロふぉにより音声信号の入力を容易にして、データ及び/又は電話音声データを記録してもよく、また、電話による会話のための音声信号を入力することを容易にしてもよい。
ハンドセット1800は、加入者識別情報モジュール(SIM)カード又はユニバーサルSIM1820の形態で加入者識別情報構成要素(SIC)を提供し、SIMカード1820をプロセッサ1802とインターフェイスするスロットインターフェイス1818を含んでもよい。しかしながら、SIMカード1820をハンドセット1820に組み込んでもよく、SIMカード1820は、データ及びソフトウェアをダウンロードすることにより更新されてもよいということを理解すべきである。
ハンドセット1800は、通信構成要素1810によりインターネットプロトコル(IP)データトラフィックを処理して、インターネットサービスプロバイダ(ISP)又はブロードバンドケーブルプロバイダを通じて等により、例えば、インターネット、企業イントラネット、家庭用ネットワーク、ぱーそはるエリアネットワーク、セルラネットワーク等のIPネットワークからのIPトラフィックを提供してもよい。このように、ハンドセット1800によってVoIPトラフィックを利用してもよく、符号化された形態又は復号化された形態のいずれかでIPベースのマルチメディアコンテンツを受信してもよい。
(例えば、カメラ及び/又は関連するハードウェア及びソフトウェア等の)動画処理構成要素1822が、符号化されたマルチメディアコンテンツを複合するために提供されてもよい。動画処理構成要素1822は、動画を生成し及び/又はシェアすることを容易にすることを支援してもよい。ハンドセット1800は、複数のバッテリー及び/又は交流(AC)電力サブシステムの形態で電源1824を含んでもよく、電源1824は、電力入力/出力(I/O)構成要素1826によって(図示されていない)外部電力システム又は充電機器へのインターフェイスを提供してもよい。
ハンドセット1800は、動画コンテンツを処理し、動画コンテンツを記録し送信するための動画構成要素1830を含んでもよい。例えば、動画構成要素1830は、動画の生成、編集、及びシェアを容易にしてもよい。位置特定構成要素1832は、ハンドセット1800を地理的に位置特定することを容易にする。ユーザ入力構成要素1834は、上記で説明されたように、ユーザによるデータの入力及び/又は選択を行うことを容易にする。ユーザ入力構成要素1834は、資金振込のための可能性のある受信者を選択し、振り込まれるように要求される金額を入力し、口座の制約及び/又は制限を示すのみならず、文脈により要求されるメッセージ及び他のユーザによる入力タスクを構成することを容易にしてもよい。ユーザ入力構成要素1834は、例えば、キーパッド、キーボード、マウス、スタイラスペン、及び/又はタッチスクリーン等の上記の従来の入力デバイス技術を含んでもよい。
再びアプリケーション1806を参照すると、ヒステリシス(履歴現象)構成要素1836は、ヒステリシスデータの処理及び分析を容易にし、これらの処理及び分析は、アクセスポイントと関連した時点を決定するのに利用される。ソフトウェアトリガ構成要素1838を提供して、WiFi(登録商標)トランシーバー1813がアクセスポイントのビーコン信号を検出した場合に、ヒステリシス構成要素1838のトリガを容易にしてもよい。セッション開始プロトコル(SIP)クライアント1840は、ハンドセット1800が、SIPプロトコルをサポートし、加入者をSIP登録サーバに登録することを可能にする。アプリケーション1806は、通信アプリケーション又はクライアント1846を含んでもよく、通信アプリケーション又はクライアント1846は、とりわけ、上記で説明されたようにユーザインターフェイス構成要素機能を可能にする。
本開示の様々な態様を、上記で説明してきた。本明細書の教示は、様々な形態で実体化されてもよく、本明細書で開示されるいずれかの特定の構造、機能、又はその双方が、単に典型例であることは明らかであるはずである。本明細書の教示に基づいて、当業者は、本明細書で開示される態様が、すべての他の態様とは独立に実装されてもよく、これらの態様のうちの2つ以上が、様々な形で組み合わされてもよいということを理解するはずである。たとえば、本明細書で示される複数の態様のうちのいずれかを使用して、装置を実装してもよく、或いは方法を実装してもよい。さらに、本明細書で示される複数の態様のうちの1つ又は複数に加えて又はそれ以外の態様の他の構造、機能、又は構造と機能とを使用して、上記の装置を実装してもよく、或いは上記の方法を実装してもよい。上の概念のうちのいくつかの例として、いくつかの態様では、並列的なチャネルを、パルス反復頻度に基づいて確立してもよい。いくつかの態様では、パルス位置又はオフセットに基づいて、並列的なチャネルを確立してもよい。いくつかの態様では、時間ホッピングシーケンスに基づいて、並列チャネルを確立してもよい。いくつかの態様では、パルス反復頻度、パルス位置又はオフセット、及び時間ホッピングシーケンスに基づいて、並列的なチャネルを確立してもよい。
当業者は、情報及び信号が、様々な異なる技術及び技法のいずれかを使用して表現され得ることを理解するはずである。たとえば、上の説明全体で参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、及びチップは、電圧、電流、電磁波、磁場又は磁性粒子、光場又は光学粒子、又はその任意の組合せによって表現されてもよい。
当業者は、 (例えば、ソースコーディング又はなんらかの他の技法を使用して設計され得る、ディジタル実装、アナログ実装、又はこの2つの組合せ等の)電子ハードウェア、(本明細書では便宜上"ソフトウェア"又は"ソフトウェアモジュール"と称されてもよい)命令を組み込むプログラム又は設計コードの様々な形、又はこの両方の組合せとして、本明細書で開示された態様に関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサ、手段、回路、及びアルゴリズムステップを実装することができることをさらに理解するであろう。ハードウェアとソフトウェアとのこの相互互換性を明確に示すために、それらの機能性に関して、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、及びステップを一般的に説明してきた。そのような機能性が、ハードウェア又はソフトウェアのどちらとして実施されるのかは、特定の応用例と、システム全体に課せられる設計制約とに応じて決定される。当業者は、特定の応用例ごとに様々な形で説明された機能性を実装してもよいが、そのような実装に関する決定は、本発明の範囲からの逸脱をするものと解釈されるべきではない。
さらに、本明細書に開示された態様に関連して説明されたさまざまな例示的な論理ブロック、モジュール、及び回路は、集積回路(「IC」)、アクセス端末、又はアクセスポイント内に実装される、又はそれらによって実行されてよい。ICは、本明細書で説明された機能を実行するように設計された、汎用プロセッサ、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)若しくは他のプログラマブル論理デバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジック、ディスクリートハードウェアの構成要素、電気的構成要素、光学的構成要素、機械的構成要素又はそれらの任意の組み合わせを含んでよく、IC内、ICの外部又はその両方に存在するコード又は命令を実行してよい。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってもよいが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、又はステートマシンであってもよい。プロセッサは、例えば、DSPとマイクロプロセッサとの組み合わせ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと併せた1つ以上のマイクロプロセッサ、又は他の任意のそのような構成である、コンピューティングデバイスの組み合わせとして実装されてもよい。
任意の開示されたプロセスにおけるステップの任意の特定の順序又は階層は、サンプル的なアプローチの一例であることを理解すべきである。設計の好みに基づいて、本開示の範囲内にとどまりつつ、プロセスにおけるステップの特定の順序又は階層に再アレンジされ得ることを理解すべきである。添付の方法の請求項は、サンプル的な順でさまざまなステップの要素を提示しており、提示された特定の順序又は階層に限定されることを意味しない。
本明細書で開示された態様に関連して説明した方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール又はその2つの組み合わせで直接的に具現化されてよい。ソフトウェアモジュール(例えば、実行可能な命令及び関連データを含む)及び他のデータは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ等のデータメモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD-ROM、又は本技術分野で知られている任意の他の形態のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に存在してよい。サンプル的な記憶媒体は、プロセッサが情報(例えば、コード又はプログラムコード)を記憶媒体から読み出し、情報を記憶媒体に書き込むことができるように、例えば、コンピュータ/プロセッサ(本明細書では便宜上「プロセッサ」と呼ばれることがある)などの機械に結合されてよい。サンプル的な記憶媒体は、プロセッサに統合されてよい。プロセッサ及び記憶媒体は、ASIC内に存在してよい。ASICは、ユーザ機器内に存在してよい。あるいは、プロセッサ及び記憶媒体は、ユーザ機器内の個別の構成要素として存在してよい。さらに、いくつかの態様では、任意の適するコンピュータプログラム製品が、本開示の1つ以上の態様に関連するコードを含むコンピュータ読み取り可能媒体を含んでよい。いくつかの態様では、コンピュータプログラム製品は、包装材料を含んでよい。
主題開示の様々な実施形態が、さまざまな非限定的な態様に関連して記載されているが、主題開示の実施形態は、さらに修正することが可能であると理解されるべきであろう。この出願は、概して、本開示の原理に従い、主題開示が関係する技術分野ではほとんど既知で慣行といえるような本開示のからの逸脱を含め、主題開示の任意の変形、使用又は適合を包含することを意図している。
当業者であれば、本明細書に記述された方法でデバイス及び/又はプロセスを説明し、その後、そのような説明したデバイス及び/又はプロセスをシステムに統合するために技術慣行を使用することは一般的であると認識するであろう。すなわち、本明細書で説明したデバイス及び/又はプロセスの少なくとも一部は、合理的な量の実験を介してシステムに統合されることができる。当業者であれば、代表的なシステムは、システムユニットハウジング、ビデオディスプレイデバイス、揮発性、不揮発性メモリ等のメモリ、マイクロプロセッサ、ディジタル信号プロセッサ等のプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィカルユーザインタフェース、アプリケーションプログラム等の計算エンティティ、タッチパッド、スクリーン等の1つ以上の相互作用デバイス並びに/又はフィードバックループ及び制御デバイスを含む制御システム(例えば、位置及び/若しくは速度を検知するためのフィードバックや、パラメータの移動及び/若しくは調整のための制御デバイス)を含むことができると理解するだろう。代表的なシステムは、データコンピューティング/通信及び/又はネットワークコンピューティング/通信システムにおいて典型的に見られるような任意の適する市販の構成要素を利用して実装されることができる。
開示された主題の様々な実施形態は、他の構成要素内に含まれる、又は他の構成要素に接続された異なる構成要素を示すことがある。そのように図示されたアーキテクチャは単なる例示であり、実際には、同じ及び/又は等価の機能を達成する多くの他のアーキテクチャが実装されることができると理解されるべきである。概念的な意味では、同一及び/又は等価の機能を達成するための構成要素の任意のアレンジメントは、所望の機能性が達成されるように効果的に"関連"する。それゆえ、本明細書において特定の機能性を達成するために組み合わされる任意の2つの構成要素は、アーキテクチャ又は中間構成要素に関係なく、所望の機能性が達成されるようにお互いに"関連"するとみなすことができる。同様に、そのように関連する任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに、"動作可能に接続されている"、"動作可能に結合されている"、"通信可能に接続されている"及び/又は"通信可能に結合されている"ともみることができ、そのように関連することができる2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに"動作可能に結合可能である"又は"通信可能に結合可能である"ともみることができる。動作可能に結合可能である又は通信可能に結合可能であるものの特定の例としては、物理的に対となることが可能な、及び/又は物理的に相互作用する構成要素、無線で相互作用可能な及び/又は無線で相互作用する構成要素や、論理的に相互作用する、及び/又は論理的に相互作用可能な構成要素をを含むが、これらに限定されない。
本明細書で使用される実質的に任意の複数の及び/又は単数の用語に関して、当業者であれば、文脈及び/又は用途に対して適切であり得るように、複数から単数及び/又は単数から複数に変換することができる。さまざまな単数形/複数形への変形が、限定ではなく明瞭性を目的として本明細書において記述されてよい。
当業者であれば、概して、本明細書、特に、特許請求の範囲(例えば、請求項のボディ)で使用される用語は、概して、"オープン"形式の用語(例えば、用語"含んでいる"は、"含んでいるが、これに限定されない"と解釈されるべき、用語"有する"は、"少なくとも有する"と解釈されるべき、用語"含む"という用語は、"含むが、これに限定されない"と解釈されるべき等)を意図していると理解するだろう。当業者であれば、さらに、導入された請求項の列挙のうちに特定の数が意図されている場合、そのような意図は、請求項に明示的に列挙されるものであり、そのような列挙がない場合は、そのような意図が存在しないと理解するだろう。例えば、理解を助けるために、以下に添付された特許請求の範囲が、請求項の列挙に"少なくとも1つ"及び"1つ以上"の導入句の使用を含むことがある。しかし、そのような語句の使用によって、不定冠詞"a"又は"an"を導入した請求項の列挙が、そのように導入された請求項の列挙を含む特定の請求項を、そのような列挙を1つだけ含む実施形態に限定することを示唆しているものと解釈されるべきではない。これは、例え、1つの請求項が、"1つ以上"又は"少なくとも1つ"の導入句と、"a"、"an"等の不定冠詞(例えば、"a"及び/又は"an"は、"少なくとも1つ"又は"1つ以上"を意味すると解釈されるべきである)とを含む場合であってもである。請求項の列挙に定冠詞を導入した使用についても同様である。さらに、導入された請求項の列挙のうちに特定の数が明示的に記述されていても、当業者であれば、そのような列挙は少なくとも列挙された数を意味すると解釈すべきであると理解するだろう(例えば、他の修飾語がない、"2つの列挙"だけのものは、少なくとも2つの列挙、又は2つ以上の列挙を意味する)。さらに、"A、B及びC...のうちの少なくとも1つ"に類似する規約が使用される事例においては、概して、このような構成は、当業者がその規約を理解するであろう意味にあることを意図している(例えば、"A、B及びCのうちの少なくとも1つを有するシステム"は、Aだけ有する、Bだけ有する、Cだけ有する、AとBとを有する、AとCとを有する、BとCとを有する、及び/又はAとBとCとを有するシステムを含むであろうが、これらに限定されない)。"A、B又はC...のうちの少なくとも1つ"に類似した規約が使用される事例においては、概して、このような構成は、当業者がその規約を理解するであろう意味にあることを意図している(例えば、"A、B又はCのうちの少なくとも1つを有するシステム"は、Aだけ有する、Bだけ有する、Cだけ有する、AとBとを有する、AとCとを有する、BとCとを有する、及び/又はAとBとCとを有するシステム含むであろうが、これらに限定されない)。当業者であれば、さらに、明細書、特許請求の範囲、又は図面のいずれにおいても、2つ以上の代替用語を提示する実質的に任意の論理和語及び/又は語句は、用語うちの1つ、用語のうちのいずれか1つ、両方の用語を含む可能性を期待していると理解されるべきである。例えば、"A又はB"という語句は、"A"、"B"と"A及びB"の可能性を含むと理解されるだろう。
さらに、本開示の特徴又は態様をマーカッシュグループに関して説明する場合、当業者であれば、本開示がまた、マーカッシュグループの個々のメンバ又はメンバのサブグループに関して説明しているものと理解するだろう。
当業者によって理解されるように、記載された明細書の提供に関することなどの任意の及びすべての目的のために、本明細書に開示されたすべての範囲は、任意の及びすべての可能なサブ範囲及びそのサブ範囲の組み合わせを包含する。任意の列挙された範囲は、少なくとも2分の1、3分の1、4分の1、5分の1、10分の1等に分解された同じ範囲を十分に記述し、実施可能にしたものとして容易に理解されることができる。非限定的な例として、本明細書で論じた各範囲は、下方の3分の1、真ん中の3分の1、上方の3分の1に容易に分解されることができる。当業者に理解されるように、「〜まで」、「少なくとも」のような全ての言葉は列挙された数字を含み、上述したように、その後さらにサブ範囲に分解された範囲を示す。最後に、当業者には理解されるように、範囲は各個々のメンバを含む。それゆえ、例えば、1〜3個のセルを有するグループは、1個、2個又は3個のセルを有するグループを示す。同様に、1〜5個の細胞を有するグループは、1個、2個、3個、4個又は5個のセルを有するグループを示すなどである。
前述から、開示された主題の様々な実施形態は、説明を目的として本明細書で説明されており、主題の開示の範囲及び精神から逸脱することなくさまざまな変更がなされ得ることに留意されたい。したがって、本明細書に開示されたさまざまな実施形態は、限定を意図されておらず、真の範囲及び精神は添付の特許請求の範囲によって示されている。
さらに、文言「例」及び「非限定的」は、本明細書では、例、実例又は事例として機能することを意味するために使用される。疑念を避けるために、本明細書に開示された主題は、そのような例に限定されない。さらに、本明細書において「例」、「実例」、「事例」及び/又は「非限定的」として説明した任意の態様又は設計は、必ずしも他の態様又は設計に対して好ましい又は有利なものとして解釈されないし、当業者に知られている等価の例示的な構造及び技術を排除することも意味しない。さらに、用語「含む」、「有する」及び「包含する」並びに他の同様の文言が、発明を実施するための形態又は特許請求の範囲のいずれかで使用される限りは、疑いを避けるために、そのような用語については、上述したように、任意の追加又は他の要素を排除することなく、オープンな遷移語としての用語「含む(comprising)」と同様のやり方で包括的であることを意図している。
上述したように、本明細書で説明した様々な技術は、ハードウェア又はソフトウェアに関連して、適切な場合には両方の組み合わせと関連して実装されることができる。本明細書では、用語「構成要素」、「システム」等は、ハードウェア、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせ、ソフトウェア又は実行中のソフトウェアのいずれかのコンピュータ関連エンティティを示すものと同様に意図される。例えば、構成要素は、プロセッサ上で動作するプロセス、プロセッサ、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プログラム及び/又はコンピュータとすることができるが、これらに限定されない。例として、コンピュータ上で実行されるアプリケーションとコンピュータの両方とも構成要素とすることができる。さらに、1つ以上の構成要素がプロセス及び/又は実行スレッド内に存在することができ、構成要素は1つのコンピュータでローカルなものとするか、及び/又は2つ以上のコンピュータ間で分散させることができる。
本明細書で説明したシステムは、いくつかの構成要素間の相互作用に関して説明することができる。そのようなシステム及び構成要素は、それら構成要素若しくは指定されたサブ構成要素、指定された構成要素若しくはサブ構成要素のいくつか、若しくはそれらの一部及び/又は追加の構成要素並びに前述のもののさまざまな並び替え及び組み合わせを含むことができると理解することができる。サブ構成要素は、親構成要素内に含まれるのではなく、他の構成要素と通信可能に結合された構成要素として実装されることもできる(階層型)。さらに、1つ以上の構成要素は、アグリゲーション機能を提供する単一の構成要素に組み合わせられる、又はいくつかの別々のサブ構成要素に分割されること、及び、管理レイヤなどの任意の1つ以上の中間構成要素レイヤは、前述のように、統合された機能を提供するために、そのようなサブ構成要素に通信可能に結合するように提供されることに留意すべきである。本明細書で説明した任意の構成要素は、本明細書では詳細に説明していないものの当業者には一般的に知られている1つ以上の他の構成要素と相互作用することもできる。
前述したように、本明細書で説明した例示的システムを考慮して、説明した主題に従って実装され得る方法は、さまざまな図のフローチャートを参照してより良く理解されることができ、その逆も同様である。説明を簡単にする目的で、本方法を一連のブロックで示し説明しているが、いくつかのブロックは、本明細で示し説明したものとは異なる順序、及び/又は他のブロックと同時に生じることができるため、特許請求の範囲に記載された主題は、ブロックの順序によって限定されないと理解されるべきである。フローチャートを介して非連続的又は分枝的なフローが示されている場合、同じ又は同様の結果を達成する様々な他の分岐、フロー経路及びブロックの順序が実装され得ると理解することができる。さらに、以下に説明する方法を実装するために示したブロックのすべてが必要とされるわけではない。
開示された主題を開示された実施形態及びさまざま図に関連して説明したが、他の同様の実施形態が使用されてよく、又は開示された主題を逸脱することなく開示された主題と同じ機能を実行するために、説明した実施形態に修正及び追加がなされてもよいと理解するべきである。さらに、複数の処理チップ又は複数のデバイスが、本明細書で説明した1つ以上の機能のパフォーマンスを共有することができ、同様に、複数のデバイスにわたったストレージをもたらすことができる。他の例では、本明細書に示し説明したように、プロセスパラメータ(例えば、構成、構成要素の数、構成要素のアグリゲーション、プロセスステップのタイミング及び順序、プロセスステップの追加及び/又は削除、前処理及び/又は後処理のステップの追加等)を変化させて、提供された構造、デバイス及び方法をさらに最適化することができる。いずれにせよ、本明細書で説明したシステム、構造及び/又はデバイスと、これらに関連する方法は、開示される主題の様々な態様において多くの用途等を有する。したがって、主題の開示は、いずれかの単一の実施形態に限定されるべきではなく、むしろ添付の特許請求の範囲に従った広さ、精神及び範囲で解釈されるべきである。