JP2017208091A - 車両用システム及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の運転者に向けて音声を出力する制御を行うレーダー探知機であって、個々の運転者が必要とする情報を音声により適切に提供するレーダー探知機を提供すること。【解決手段】レーダー探知機1は、交通取締が行われる取締地点の位置情報等を含むGPSコンテンツや音声出力用情報などが格納されたデータベース100を備え、運転者の個人情報を含む複数種類の取得情報に基づき、取得情報の情報内容の組合せに応じてデータベース100に格納された音声出力用情報のうちの何れかを選択し音声により出力する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両の運転者に向けて音声を出力する制御を行う車両用システムに関する。
従来より、車両の運転を支援するための運転支援装置として、地図を表示して経路を案内するナビゲーション装置や、交通取締情報を提示するレーダー探知機等の車載装置が知られている。
一般的なナビゲーション装置は、目的地までの経路計算機能と、自車の現在位置を測位するためのGPS機能と、を備えている。このようなナビゲーション装置の中には、計算した経路に沿って走行するための進路方向を音声で案内する装置もある(例えば、特許文献1参照。)。
レーダー探知機としては、速度取締のレーダ波を受信する機能に加えて、速度取締システムの設置ポイントに関するデータベース、及び現在位置を取得するGPS機能を備えた装置がある。このようなレーダ探知機は、速度取締システムの設置ポイントへの車両の接近を検知し、その旨を音や光で運転者に警告する(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、前記従来の運転支援装置では、次のような問題がある。すなわち、これらの運転支援装置が出力する運転支援情報は、経路情報や速度取締システムの設置ポイントなど運転支援装置が内部的に保有する情報と、現在位置などの車両情報と、の組合せに基づく画一的な情報であるため、個々の運転者が必要とする情報を過不足なく適切に提供するという観点において不十分であるという問題がある。
特開2012−56396号公報 特開2007−248180号公報
本発明は、前記従来の問題点に鑑みてなされたものであり、車両の運転者に向けて音声を出力する制御を行う車両用システムであって、個々の運転者が必要とする情報を音声により適切に提供する車両用システムを提供しようとする発明である。
本発明の一態様は、車両の運転者に向けて音声を出力する制御を行う車両用システムであって、
運転者の個人情報を含む複数種類の取得情報に基づき、
当該複数種類の取得情報の情報内容の組合せに応じて、音声出力される複数種類の音声出力用情報のうちの何れかを選択し音声により出力する車両用システムにある(請求項1)。
本発明の一態様は、車両の運転者に向けて音声を出力する制御を行う車両用システムを制御するためのプログラムであって、
本発明の車両用システムの機能を実現させるためのコンピュータ用のプログラムにある(請求項30)。
本発明の車両用システムは、前記個人情報を含む前記複数種類の取得情報に基づき、前記情報内容の組合せに応じた何れかの音声出力用情報を音声により出力する。前記複数種類の取得情報の中には、運転者の個人情報が含まれている。それ故、この車両用システムによれば、個々の運転者に対して適切な音声出力用情報を出力できる。このように音声出力用情報を提供できれば、個々の運転者に対応してきめ細かく運転を支援できるほか、音声出力により運転者を和ませたり楽しませることが可能である。
本発明における運転者の個人情報としては、運転者の自宅の位置の緯度経度などの情報や、運転者が所属する会社や学校等の団体の所在地の情報や、運転者が良く走行する経路に関する情報や、運転者の嗜好や興味や好みに関する情報や、運転者の行動パターンに関する情報や、運転者の生年月日や記念日に関する情報等がある。これらの個人情報については、運転者による操作に応じて登録したり、車両の走行履歴等に応じて自動生成すると良い。
例えば、前記複数種類の取得情報が、個人情報である運転者の自宅の位置の情報と、車両の現在位置の情報と、現在時刻の情報と、車両のイグニッションがオンかオフかの情報であるとき、前記情報内容の組合せとしては次のような例がある。自宅に駐車された車両のイグニッションがオンに切り換えられたときの時刻が朝7時といった情報内容の組合せである。このような情報内容の組合せのときには、例えば、「おはようございます。今日もお仕事がんばってください。」という音声出力用情報を出力すると良い。また、前記情報内容の組合せが、自宅に到着した車両のイグニッションがオフに切り換えられたときの時刻が夜10時といった組合せであったときには、例えば、「お帰りなさい。遅くまでお疲れ様でした。」という音声出力用情報を出力すると良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムにおける音声出力用情報としては、車両の運転を支援する情報と、車両の運転に関係しない情報と、がある(請求項2)。
運転を支援する情報としては、例えば、交通取締に関する情報や、目的地に到達するための経路案内情報等がある。前記音声出力用情報のうちの運転に関係しない情報としては、前出の朝の挨拶や、時事に関するトピックなど、「おしゃべり」に相当するような運転者を楽しませたり和ませる情報がある。
運転に関係しない「おしゃべり」に相当する情報を運転者に応じて適切に出力すれば、本発明の車両用システムの長期に渡る使用期間を通じて運転者を退屈させず楽しませることができる。前記個人情報の情報内容が反映された気の利いた(適切な)「おしゃべり」の情報を出力する本発明の車両用システムであれば、ユーザーが楽しみながら使用でき飽きを感じるおそれが少ない。この車両用システムを長期間に渡って使用してきたユーザーの多くは、車両用システムの買い換え時期が近づいたとき、その車両用システムと同様の思想で設計された新製品を買い求める可能性が高くなる。いわゆるリピーターのユーザーを増やすことができ、ユーザーを囲い込みできるようになる。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、前記複数種類の音声出力用情報について、音声の出力契機となる音声出力条件が異なる複数のグループが形成されていると共に、何れかの音声出力用情報を選択する際の前記複数種類の取得情報の種類の組合せが当該複数のグループ毎に設定されている(請求項3)。
例えば、運転開始時(オープニング時)が前記音声出力条件として設定された前記音声出力用情報のグループに対しては、自宅の位置の情報という個人情報と、現在時刻の情報と、車両の現在位置の情報と、イグニッションのオンオフの情報と、の種類の組合せを設定できる。この場合には、前出のような朝の挨拶の音声出力用情報を出力できる。
一方、交通取締ポイントである取締地点への接近時が前記音声出力条件として設定された前記音声出力用情報のグループに対しては、取締地点の位置の情報と、車両の現在位置の情報と、車両の速度の情報と、の種類の組合せを設定できる。例えば、速度が制限速度以上であるときには、取締地点への接近を警報すると共に、「速度を落とせ!」という音声出力用情報を適切に出力できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、前記音声出力用情報の出力頻度が異なる複数種類の出力モードのうちの何れかを設定可能である(請求項4)。
前記出力モードの設定に応じて前記音声出力用情報の出力頻度を変更すれば、多様な運転者に幅広く対応できるようになり汎用性を向上できる。前記出力モードとしては、例えば、出力頻度が少ない「静か」モードや、出力頻度が高い「おしゃべり」モードや、中間的な「普通」モード等を設定できる。出力頻度の段階をさらに細分化しても良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、音声の出力契機となる音声出力条件が前記複数種類の出力モード毎に予め定められている(請求項5)。
この音声出力条件としては、運転の開始時、運転中、運転の終了時等の条件を設定することも可能である。例えば、運転の開始は、車両のイグニッションがオンに切り換えられたことなど、所定の運転開始判定条件を満たした際に判定すると良い。例えば、運転の終了は、車両のイグニッションがオフに切り換えられたことなど、所定の運転終了判定条件を満たした際に判定すると良い。また、例えば、運転開始判定条件を満たしてから運転終了判定条件を満たすまでの期間につき、運転中と判定すると良い。なお、運転中は、所定の位置へ車両が接近したことや、車両の状態が所定の状態になったことを条件とすると良い。前記音声出力条件としては、例えば、以下の条件を設定可能である。
(1)車両のイグニッションがオンに切り換えられたこと。
(2)交通取締ポイントなど警報・警告・告知対象の位置に接近したこと。
(3)景勝地などビューポイントに接近したこと。
(4)ガソリンなどのエネルギー残量が所定量を下回った等、特定の状況となったこと。
(5)車両のイグニッションがオフに切り換えられたこと。
など。
例えば、交通取締の警報が主たる機能である車両用システムの場合であれば、「静か」の出力モードのときは、上記(2)の音声出力条件のみを契機として音声を出力することで主たる機能を確保する一方、「おしゃべり」の出力モードのときは、上記(1)〜(5)の全ての音声出力条件を契機として音声を出力するように設定することも良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、音声の出力契機となり得る音声出力条件が複数設定され、音声出力条件毎にそれぞれ出力モードを設定可能である(請求項6)。
この場合には、例えば、上記(1)の音声出力条件を契機とした音声出力は不要であるが、上記(3)を契機とした音声出力は必要といった運転者のニーズに対してきめ細かく対応できる。さらに例えば、平日であるか休日であるか、自宅の近くであるか遠くであるか等、走行シーンや走行位置等の走行状況に応じて音声出力条件を適宜切り換え可能に構成しても良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムにおける複数種類の音声出力用情報の中には、運転支援に関連する情報であって前記出力モードとは関係なく出力される特定支援情報が含まれており、
該特定支援情報の出力頻度が異なる複数種類の運転支援モードのうちの何れかを設定可能である(請求項7)。
前記特定支援情報としては、交通取締に関する情報や、目的地までの経路案内情報等がある。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、前記音声出力用情報を音声により出力する際の表現態様が異なる複数種類の表現モードのうちの何れかを設定できる(請求項8)。
例えば、従来の車載装置と同様の表現態様を「ノーマル」の表現モードとして設定する一方、助手席の同乗者が話しかけてくるような親密な表現態様や、戦闘機のコックピットの指令のような緊迫感溢れる表現態様や、人気のアニメキャラクタを模した表現態様などに対応する表現モードを設定することも良い。前記車両用システムにアミューズメント的な要素を盛り込むことができ商品性を向上できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、前記音声出力用情報を音声により出力する際の表現態様が異なる複数種類の表現モードが用意されており、前記複数種類の出力モードのうち設定可能な出力モードが表現モード毎に予め定められている(請求項9)。
例えば、「静か」の出力モードを設定する運転者の中には、アミューズメント的な表現態様を好まない運転者の比率が高いという傾向がある。このような傾向を考慮し、「静か」の出力モードに対して設定可能な表現モードを「ノーマル」の表現モードに限定することも良い。この場合には、アミューズメント的な要素を必要としないユーザーの使用に際し、設定の手間を低減して使い勝手を向上できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムが取り込む取得情報には、少なくとも、車両の現在位置を表す情報と、運転者が個人的に関わりを有する特定地域を表す情報と、があり、
前記特定地域内に車両が位置しているか否かに応じて前記音声出力用情報の出力態様が異なる(請求項10)。
出力態様としては、音声出力用情報を出力するか否か、前記複数種類の音声出力用情報のうちの何れを出力するか、音声出力時の音量等の態様がある。
運転者が個人的な関わりのある特定地域としては、例えば、運転者の自宅や通勤先の周辺地域や、運転者が訪ねる観光地等のほか、運転者自らが設定した地域であっても良い。例えば、自宅周辺が前記特定地域として設定された場合であれば、運転者が当然に知っている可能性が高い音声出力用情報の出力を抑制できる。一方、初めて訪ねる観光地の周辺が前記特定地域として設定された場合であれば、なるべく多くの音声出力用情報を出力することで運転者を適切に支援できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムにおける複数種類の音声出力用情報の中には、観光地の所在地の位置情報を含む観光情報があり、前記特定地域内に車両が位置しているか否かに応じて、前記観光情報を出力するか否かを切り換える(請求項11)。
例えば、自宅周辺が前記特定地域として設定された場合であれば、前記観光情報の出力を抑制するのが良い。一方、観光に訪れた地域が前記特定地域として設定された場合であれば、前記観光情報を積極的に出力するのが良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムは、前記特定地域を登録する登録手段を備えている(請求項12)。
本発明の好適な一態様の車両用システムが備える登録手段は、外部からの操作によって指定された地点を基準とした所定範囲を前記特定地域として登録する(請求項13)。
前記所定範囲としては、例えば、指定された地点を中心として半径5km以内の範囲としたり、あるいは半径2km〜10kmの範囲の中で任意の値を設定できる構成とすると良い。例えば、普段近隣のお店に買い物に出かけるだけの主婦であれば、半径2km以上の場所は細かいことがよくわからない場所となる。また、仕事として車を運転するような人にとっては半径10km程度の範囲は詳細情報を持っていると考えられるからである。
本発明の好適な一態様の車両用システムが備える登録手段は、運転者の自宅に当たる地点と、運転者の通勤先あるいは通学先に当たる地点と、に基づき、これらの2つの地点を両端とする線分を基準とした所定範囲を前記特定地域として登録する(請求項14)。
前記所定範囲としては、例えば、線分から5km以内の距離にある範囲と、端点を中心とした半径5km以内の範囲と、を組み合わせた範囲や、半径2km〜10kmの範囲で設定できる構成とすると良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、自宅に当たる地点、及び通勤先あるいは通学先に当たる地点を、外部からの操作に応じて入力できる(請求項15)。
本発明の好適な一態様の車両用システムは、前記現在位置の過去の履歴に応じて、前記自宅に当たる地点、及び前記通勤先あるいは通学先に当たる地点を推定する(請求項16)。
例えば、昼間の仕事をもつ運転者であれば、平日の夜間に駐車される頻度が高い地点を自宅と推定できる。一方、平日の昼間に毎日出掛ける先の地点を通勤先あるいは通学先と推定できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムが備える登録手段は、車両が移動した経路の履歴のうち走行頻度が高い経路を選択し、その経路を基準とした所定範囲を前記特定地域として登録する(請求項17)。
この場合には、前記車両用システムの使用に応じて、前記特定地域を自動生成して登録できる。走行頻度が高い経路としては、過去1ヶ月の間に所定回数以上移動した経路等とすると良い。さらに、過去1週間の間に移動したことがある経路を走行頻度が高い経路として取り扱うこともできる。このように、所定期間に所定回数以上移動した経路を走行頻度が高い経路とすると良い。なお、所定期間や所定回数はユーザーが設定可能な構成とすると良い。また、渋滞回避等のために通常の経路を迂回したとしても1km以上等の所定の範囲を超えて、元の道を離れることは少ないと考えられるので、所定範囲内の近接する道を利用する場合、同一経路を通ったとして登録していくようにすると良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムが取り込む取得情報には、少なくとも、特定位置を表す情報と、車両が位置する現在位置を表す情報と、があり、
前記現在位置と前記特定位置との位置関係に応じて前記音声出力用情報の出力態様が異なる(請求項18)。
本発明の好適な一態様の車両用システムにおける特定位置としては、速度違反の取り締まりが行われる取締地点があり、前記複数種類の音声出力用情報の中には取締地点への接近を報知する交通取締情報が含まれている(請求項19)。
本発明の好適な一態様の車両用システムが取り込む取得情報には、車両の速度を表す情報があり、車両の速度に応じて前記交通取締情報の出力態様が異なる(請求項20)。
例えば、車両の速度が制限速度を超過している場合には、前記交通取締情報の出力頻度を高くしたり、出力する際の音量を大きくすることも良い。
本発明の好適な一態様の車両用システムにおける特定位置としては、車両の駐車スペースが設けられ運転者が休憩可能な施設の所在地があり、前記複数種類の音声出力用情報の中には当該施設へ誘導するための休憩情報が含まれており、
前記取得情報には、車両がオフからオンに切り換えられ運転が開始されてからの経過時間である連続運転時間を表す情報が含まれ、この連続運転時間に応じて前記休憩情報の出力態様が異なる(請求項21)。
この場合には、運転者が疲労を感じる可能性がある適切なタイミングで前記休憩情報を提示できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムにおける特定位置としては、車両の原動機の動作に必要なエネルギーを補給可能な施設の所在地があり、前記複数種類の音声出力用情報の中には当該施設へ誘導するための補給情報が含まれており、
前記取得情報には、車両が貯えているエネルギーの残量を表す情報が含まれ、この残量に応じて前記補給情報の出力態様が異なる(請求項22)。
この場合には、エネルギーの残量が十分な状況での無用な前記補給情報の提示を未然に回避しつつ、エネルギーの補給が必要となる適切なタイミングで前記補給情報を提示できる。さらに、現在位置から直近の前記施設の所在地までの距離が長い場合には、エネルギーの残量が比較的多い時点で前記補給情報を提示する等、その距離に応じて前記補給情報の提示タイミングを早めることも有効である。
本発明の好適な一態様の車両用システムが取り込む取得情報には、少なくとも、現在の時刻を表す情報があり、前記複数種類の音声出力用情報としては、車両の走行状況に関係する音声出力用情報と、車両の走行状況には関係なく時刻に応じて出力される一般情報と、がある(請求項23)。
前記一般情報としては、朝晩の挨拶や、季節の挨拶や、時事に関する話題等がある。
車両の走行状況に関係する音声出力用情報としては、例えば、通勤・帰宅ラッシュなど、時間帯による道路状況の注意を知らせる情報等がある。
本発明の好適な一態様の車両用システムが取り込む取得情報には、少なくとも、車両のオンオフを表す情報と、運転者の自宅に当たる地点あるいは通勤先に当たる地点の位置を表す情報と、車両が位置する現在位置を表す位置情報と、があり、
車両がオフからオンに切り換えられたときの時刻、及び当該切り換え時の前記現在位置が自宅あるいは通勤先であるか否かという情報内容の組合せに応じて前記複数種類の音声出力用情報のうちの何れかを選択して出力する(請求項24)。
例えば、早朝に車両がオンに切り換えられたときの前記現在位置が自宅であったときには、勤務先への出勤シーンを想定できる。このとき、「おはようございます。今日もお仕事がんばってください。」という音声出力用情報を音声出力すれば、運転者を元気づけ、やる気を喚起できる。一方、夕方あるいは夜に車両がオンに切り換えられたときの前記現在位置が通勤先であったときには、帰宅シーンを想定できる。このときには、「お疲れさまでした。気を付けて帰りましょう。」という音声出力用情報を音声出力することで運転者の疲れを癒すことができる。
本発明の好適な一態様の車両用システムでは、車両に運転者以外の同乗者がいるか否かに応じて前記音声出力用情報の出力態様が異なる(請求項25)。
同乗者の有無によって前記音声出力用情報の出力態様を変更すれば、音声出力が会話の邪魔となるおそれを未然に抑制できる。同乗者の検知方法としては、乗員センサーにより検知したり、ゾーン空調機能を有するエアコンの空調エリアに関する設定情報を利用して検知したり、音声認識によって同乗者の有無を検知する方法等、様々な方法がある。
本発明の好適な一態様の車両用システムは、前記複数種類の音声出力用情報の中から何れかの音声出力用情報を選択するに当たって、候補として抽出された複数の音声出力用情報のうちの何れかを無作為に選択する(請求項26)。
この場合には、音声出力に意外性を与えることができ、運転者を飽きさせない車両用システムを実現できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムは、前記取得情報を利用して運転者の覚醒度を推定し、運転者の覚醒度に応じて前記音声出力用情報の出力態様が異なる(請求項27)。
覚醒度を推定可能な取得情報としては、例えば、ハンドルの回転操舵角の変化や、アクセル開度(スロットル開度)の変化等の車両情報がある。さらに、これらの車両情報に対して、車両のイグニッション等がオンに切り換えられてからの経過時間に関する情報を組み合わせれば一層精度良く覚醒度を推定できる可能性がある。車両用システム側から呼びかける音声出力に対して運転者が反応するか否かに応じて覚醒度を推定することも良い。呼びかける音声出力としては、運転者の返事を求める呼びかけのほか、速度を落としてくださいといった呼びかけ等がある。前者の場合には、集音マイク等を通じて運転者の返事を入力できたか否かで覚醒度を推定できる。後者の場合には、呼びかけに応じて車両情報に変化が生じたか否かによって覚醒度を推定できる。
本発明の好適な一態様の車両用システムは、前記取得情報を利用して車両が運行された際のエネルギーの消費度合いを計算すると共に、そのエネルギーの消費度合いを表すエコ情報を前記音声出力用情報として出力する(請求項28)。
エネルギー節約のために有効な前記エコ情報の出力は、ゲーム感覚で楽しみながら省燃費運転(エコ運転)を実施するように運転者を動機付けできる。
本発明の好適な一態様の車両用システムは、前記情報内容の組合せとして、過去の所定期間に得られたパターンから逸脱したパターンが生じたとき、何れかの音声出力用情報を音声により出力する(請求項29)。
前記取得情報の内容の組合せが通常のパターンとは異なっているとき、運転者が周辺地理に不案内である可能性がある。通常のパターンとは異なる取得情報の内容の組合せが生じたときに音声出力用情報を出力すれば、運転者の助けとなる可能性が高い。
実施例1における、レーダー探知機の正面側を示す斜視図。 実施例1における、レーダー探知機の背面側を示す斜視図。 実施例1における、レーダー探知機の電気的な構成を示すブロック図。 実施例1における、待ち受け画面を示す正面図。 実施例1における、マップ画面を示す正面図。 実施例1における、GPS警報画面を示す正面図。 実施例1における、RD警報画面をを示す正面図。 実施例1における、警報モードの説明図。 実施例1における、発音頻度の説明図。 実施例1における、キャラクタの説明図。 実施例1における、発音条件の説明図。 実施例1における、発音条件と発音頻度との関係を示す説明図。 実施例1における、発音頻度とキャラクタとの関係を示す説明図。 実施例1における、時間帯毎の語句の設定例を示す説明図。 実施例1における、暦に応じた語句の設定例を示す説明図。 実施例1における、特定期間に対応する語句の設定例を示す説明図。 実施例1における、発音処理の流れを例示するフロー図。 実施例1における、特定地域の登録例を示す説明図。 実施例2における、発音仕様を例示する説明図。 実施例2における、イベント組合せによる発音仕様を例示する説明図。 実施例2における、オービスカウントダウンの発音仕様を例示する説明図。 実施例2における、RD受信レベルに応じた発音仕様を例示する説明図。 実施例2における、車両情報に応じた発音仕様を例示する説明図。
本発明の実施の形態につき、以下の実施例を用いて具体的に説明する。
(実施例1)
本例は、本発明の車両用システムの好適な一実施形態であるレーダー探知機に関する例である。この内容について、図1〜図18を参照して説明する。
交通取締に関する警報が主たる機能である本例のレーダー探知機1は、挨拶等を音声出力(以下、発音という。)するおしゃべり機能を備えている。
本例のレーダー探知機1は、図1及び図2のごとく、薄型矩形状のケース本体2を備え、そのケース本体2の背面側下方から取り付けられるブラケット28を介して車両のダッシュボードなどに貼り付けて設置される車載装置である。なお、このレーダー探知機1は、ブラケット28の変更に応じてサンバイザー裏側やルームミラー裏側等にも設置可能である。
設置時に運転者側に面するケース本体2の前面には、3.2インチカラー画面のタッチパネル15が設けられている。このタッチパネル15は、タッチ位置を検知する透明シート状のタッチスクリーン151(図3)をTFTドットマトリックス液晶ディスプレイ152(図3)に積層した表示パネルである。運転者側から見てタッチパネル15の右外側には音量調整ボタン21が配置され、左外側には電源ボタンなど各種の操作ボタン22、及びフルカラーLED127が埋設された発光部23が配置されている。タッチパネル15の右下には、図示しない操作リモコンの赤外線を受信する赤外線受光部128の受光面25が設けられている。本例のレーダー探知機1は、タッチパネル15に対する指先のタッチ操作、ボタン操作、リモコン操作等により操作可能である。
運転者側から見てケース本体2の右側面には、挿抜可能な記録媒体であるSDカードなどのメモリカード171を挿入するためのカード挿入口27が設けられている。ケース本体2の背面下部にはUSBコネクタ20が設けられている。このUSBコネクタ20には、車両のシガーソケットから延設されるシガープラグコードや、後述するOBD(On-board Diagnostics)コネクタを含むOBDアダプタコードや、USBケーブル等が接続される。レーダー探知機1は、USBコネクタ20に接続されたこれらのコードを介して電源供給を受けて動作する。
レーダー探知機1は、図3のごとく、制御部10を中心として電気的に構成されている。制御部10に対しては、前出の構成のほか、GPS受信器121、マイクロ波受信器122、無線受信器123、加速度センサー124、ジャイロ125、クロック部126、スピーカ16、メモリカードリーダ17等が電気的に接続されている。さらに、レーダー探知機1では、制御部10からアクセス可能なデータベース100が設けられている。
GPS受信器121は、GPS衛星から飛来するGPS信号を受信し、現在時刻、現在の位置情報(緯度経度)、現在の速度、高度等を出力する受信器である。GPS受信器121は、レーダー探知機1の背面側の中央上方に位置するようにケース本体2内に組み込まれている。なお、GPS受信器121から現在位置の位置情報を取得した制御部10が現在位置の変動に基づいて車両の速度を計算することも可能である。
マイクロ波受信器122は、移動式レーダー等の速度測定装置(以下、単にレーダーという。)から発せられるマイクロ波長帯のレーダー波を受信する受信器である。
無線受信器123は、所定周波数の無線を受信する受信器である。本例の無線受信器123は、各種の無線電波に対応できるよう、複数の周波数のうちの何れかを選択的に設定可能である。
マイクロ波受信器122及び無線受信器123は、レーダー探知機1の背面側に位置するようにケース本体2内に組み込まれている。このような組み込み位置は、車両前方から飛来する電波等の受信に適している。なお、マイクロ波受信器122では、マイクロ波の電界強度として、強度が低いほうからLv1〜Lv5の5段階が設定されている。
クロック部126は、カレンダー情報を出力する時計である。カレンダー情報は、年月日を表すデータ及び現在時刻を表すデータを含んでいる。1日1回、GPS受信器121から現在時刻が取得できた場合には、GPS受信器121から取得した現在時刻に、クロック部126の現在時刻(日時を含む)を校正している。
スピーカ16は、ケース本体2の底面に開口するスピーカ孔(図示略)を介して音声などを出力できるようにケース本体2内に組み付けられている。
メモリカードリーダ17は、メモリカード171に記録されたデータを読み込み制御部10に転送する。このメモリカードリーダ17には、カード挿入口27に挿入されたメモリカード171が装着される。
制御部10は、CPU、ROM、RAM、EEPROM等の不揮発性メモリ、I/O等を備えるマイコン(図示略)によって構成されている。
ROMには、CPUに実行させるソフトウェアプログラム等が格納されている。
EEPROM等の不揮発性メモリの記憶エリアには、車両の移動履歴(現在位置の履歴)等を格納する履歴記憶エリア、警報設定やおしゃべり設定などの設定情報を格納する設定情報記憶エリア、及びユーザーである運転者に関する個人情報を格納する個人情報記憶エリアが設けられている。
データベース100は、制御部10のマイコン内あるいはマイコン外付けの不揮発性メモリ(例えばEEPROM)により構成されている。製品出荷時のデータベース100には、地図データ、警報対象や各種の施設や観光地などの位置情報を含むGPSコンテンツ、制限速度などの規制情報等のほか、様々な音声出力用情報が格納されている。さらに、データベース100には、音声合成(TTS:Text To Speech)に利用される多数の音声データが格納されている。音声データとしては、「おはようございます」など頻度の高いフレーズに対応するデータや、音素に対応するデータ等がある。
データベース100の音声出力用情報としては、運転を支援する情報と、運転には直接関係しない情報と、がある。前者の運転を支援する情報の中には、特定支援情報である警報情報と、それ以外の運転支援情報と、がある。後者の運転には直接関係しない情報の中には、車両の走行状況には関係なく時刻に応じて発音される一般情報と、それ以外の情報とがある。
データベース100の格納データは、メモリーカード171を利用して更新可能である。地図データやGPSコンテンツや音声出力用情報などの更新データが格納されたメモリカード171をメモリカードリーダ17に装着すれば、制御部10の制御によりその更新データが読み出され、データベース100内のデータを更新できる。特に、音声出力用情報を追加したり更新すれば、発音の態様を変更したりバリエーションを増やすことが可能である。なお、ハードディスク等に更新データが格納されたPCをUSB接続し、データベース100を更新することも可能である。
レーダー探知機1は、ROMから読み出したソフトウェアプログラムをCPUに実行させることで各種の機能を実現する。本例のレーダー探知機1の機能としては、タッチパネル15に各種の画面を表示する表示機能、各種の警報をする警報機能、ログ機能、おしゃべり機能、OBD機能、設定機能、登録機能等がある。警報機能としては、GPS警報機能、RD警報機能、無線警報機能等がある。制御部10では、各機能に対応する手段がそれぞれ形成されている。
表示機能は、タッチパネル15に各種の表示画面を表示する機能である。表示画面としては、警報対象のイベント(後述する)の待受状態のときに択一的に表示される待ち受け画面31及びマップ画面32のほか、警報対象のイベントの発生に応じて切替表示されるGPS警報画面35やRD警報画面36や無線警報画面(図示略)等がある。なお、各画面の具体的な構成については、図4〜図7を参照して後述する。
ログ機能は、GPS受信器121が1秒ごとに検出する現在位置を履歴記憶エリアに記憶させ位置履歴として記録する機能である。現在位置は、その検出時刻、及びそのときの速度(車速)を関連付けて記憶される。この位置履歴は、例えばNMEA形式で記録される。
OBD機能は、車両の点検規格であるOBD2規格に基づいて車両側に設けられたOBDポート(故障診断ポート)を介して車両情報を取得する機能である。このOBD機能は、車両側のOBDポートに接続されるOBDコネクタを含むOBDアダプタコードを介してレーダー探知機1が車両側に接続された状況に限って機能する。車両のOBDポートから取得できる車両情報としては、例えば、車速、エンジン回転数、エンジン負荷率、点火時期、インテークマニホールドの圧力、吸入空気量(MAF)、インジェクション開時間、エンジン冷却水の温度(冷却水温度)、エンジンに吸気される空気の温度(吸気温度)、車外の気温(外気温度)、燃料流量、瞬間燃費、アクセル開度(スロットル開度)、ウインカー情報(左右のウインカーの動作情報)、ブレーキ開度、ハンドルの回転操舵角情報等がある。なお、OBD機能による車両情報の取り込みは0.5秒毎に実行される。
設定機能は、レーダー探知機1の動作に関する各種の設定を行う機能である。設定は、大きく、警報設定、おしゃべり設定、個人情報設定に分類可能である。
警報設定は、前記警報機能による警報に関する運転支援モードの設定である。特定支援情報である警報情報は、この警報設定に応じて発音される。
おしゃべり設定は、警報情報以外の音声出力用情報の発音に関する設定である。
個人情報設定は、ユーザーである運転者の個人情報に関する設定である。おしゃべり機能による発音を実行するに当たっては、個人情報設定として設定された個人情報が参照されて実行するか否か等、発音態様が決定される場合もある。
登録機能は、ユーザーである運転者が個人的な関わりを有する特定地域を登録する機能であり、制御部10においてソフトウェア的に実現される登録手段により実行される。特定地域としては、自宅の周辺地域や、自宅と会社等の勤務先とを結ぶ線分を基準とした所定範囲の地域や、ユーザーが登録したマイポイントの周辺地域等がある。例えば、自宅やマイポイントの周辺地域である特定地域は、自宅やマイポイントを中心とした所定の半径円内のエリアとして登録される。この半径としては、例えば、5km〜10km程度を設定すると良い。
おしゃべり機能は、CPUが音声合成した音声をスピーカ16から発音する機能である。おしゃべり機能の対象の音声出力用情報は、警報設定に応じた交通取締に関する警報情報(特定支援情報)以外の他の音声出力用情報である。おしゃべり機能が対象とする音声出力用情報としては、警報情報の内容を補足する情報をはじめとする運転支援情報のほか、運転には直接には関係しない情報等、様々な情報がある。
GPS警報機能は、オービス(自動速度違反取締装置)等の警報対象への接近を警報する機能である。GPS警報機能では、警報対象の位置と現在位置との間の距離を求める演算処理が所定時間間隔(例えば1秒)で繰り返し実行される。この距離が所定の接近距離に到達して警報地点アプローチというイベントが発生したとき、その旨を表すGPS警報が実行される。
GPS警報機能による警報対象としては、図8のごとく、オービス、取締エリア、検問エリア、交差点監視ポイント、駐禁監視エリア、Nシステム、交通監視システム、信号無視抑止システム、警察署、事故多発エリア、車上狙い多発エリア、急カーブ、分岐合流ポイント、ETCレーン等がある。データベース100では、これらの目標物の種別情報、その位置(特定位置)を示す位置情報(緯度経度)、タッチパネル15に表示する模式図または写真のデータ、及び音声データが対応付けされた状態で、GPSコンテンツとして格納されている。警報対象として、居眠り運転事故地点、レーダー、制限速度切替りポイント等を含めても良い。
なお、GPS警報機能の警報対象以外のGPSコンテンツとしては、サービスエリア(高速道)、パーキングエリア(高速道)、ハイウェイオアシス(高速道)、スマートインターチェンジ(高速道)、PA/SA内ガソリンスタンド(高速道)、トンネル(高速道)、ハイウェイラジオ受信エリア(高速道)、県境告知、道の駅、ビューポイントパーキング等がある。これらのGPSコンテンツに関する音声出力用情報は、おしゃべり機能によって発音される。
RD警報機能は、レーダー式取締装置から発せられるレーダー波(マイクロ波)の入射を警報する機能である。マイクロ波受信器122によるレーダー波の受信(以下RD受信)というイベントが発生したとき、その旨を表すRD警報が実行される。
無線警報機能は、緊急車両等の走行等の妨げとならないように警報する機能である。緊急車両等の発する無線電波の受信(以下無線受信)というイベントが発生したとき、運転者に注意を促す無線警報が実行される。警報対象としては、取締無線、カーロケ無線、デジタル無線、特小無線、署活系無線、警察電話、警察活動無線、レッカー無線、ヘリテレ無線、消防ヘリテレ無線、消防無線、救急無線、高速道路無線、警備無線等がある。
以上のように構成された本例のレーダー探知機1の主たる機能であって、制御部10等の制御によって実現される警報機能の基本動作について説明する。RD受信や無線受信や警報地点アプローチなどの警報対象のイベントが発生していない待受状態では、待ち受け画面31(図4)あるいはマップ画面32(図5)が表示される待受状態となる。この待受状態下で何れかのイベントが発生すると、GPS警報機能、RD警報機能、無線警報機能のうち、対応する機能を実行する処理が実行される。なお、2つ以上のイベントが同時発生したときの各機能の優先順位は、高いほうから、RD警報機能、無線警報機能、GPS警報機能の順となっている。
図4の待ち受け画面31では、GPS受信器121によって検出された自車の速度、緯度、経度、高度が表示される。図5のマップ画面32では、GPS受信器121によって検出された現在位置周辺の地図が表示される。待ち受け画面31あるいはマップ画面32への1回のタッチ操作に応じて画面切り替えボタンを含むメニュー画面(図示略)がポップアップ表示される。画面切り替えボタンをタッチ操作すれば、待ち受け画面31とマップ画面32とを相互に切り替えて表示できる。
マップ画面32では、図5のごとく、タッチパネル15のほぼ全面に当たるメイン表示領域R1に地図が表示される。マップ画面32では、自車の進行方向が常に上を向くと共に、メイン表示領域R1の下部中央が現在の自車位置になるように地図が表示される。自車位置には自車アイコン301が表示される。このマップ画面32の最上段には、ステータス情報を表示する横長のステータスエリアR2が配置される。ステータスエリアR2に表示されるステータス情報は、左から順に、現在時刻321、GPS電波の受信レベルを最大3本の棒の本数により示す受信レベル表示アイコン322、駐車禁止最重点エリアや駐車禁止重点エリア内であることを示す駐車禁止エリアアイコン323、レーダーの受信感度を示す受信感度モード表示アイコン324、現在の車両速度(車速)325、方位磁針326である。メイン表示領域R1に重ね合わせて表示されるステータスエリアR2では、メイン表示領域R1の地図情報が透けて視認できるよう、透明な枠内に文字や記号が表示される。なお、メイン表示領域R1中のLH表示302は、LH式のオービスを示している。
マップ画面32では、スケール情報(地図の縮尺)を表示するためのスケール表示領域R3がメイン表示領域R1の左側に設けられている。このスケール表示領域R3では、自車位置を基準(0m)とし、メイン表示領域R1の上端位置及び中間位置の距離が数字で表示される。図5では、上端位置が1000メートル、中間位置が500メートルのスケール情報が例示されている。なお、マップ画面32の地図のスケールは、メイン表示領域R1への2回連続のタッチ操作に応じてポップアップ表示される地図スケール変更ボタン(図示略)を利用して変更可能である。この地図スケール変更ボタンをタッチ操作すれば、マップ画面32のスケールを適宜変更できる。マップ画面32のスケールが変更されると、それに応じてスケール表示領域R3のスケール情報が変更される。
待受状態において、RD受信や無線受信や警報地点アプローチといった警報対象のイベントが発生すると、待ち受け画面31あるいはマップ画面32に警報画面が重ねて表示されると共に、その旨の警報情報が発音される。このとき、発光部23の発光色が待受状態を表す青から赤に変化し、これにより注意を要する旨が表示される。
GPS警報では、図6に例示するGPS警報画面35が表示される。GPS警報画面35は、警報対象の模式図や残り距離等を示すGPS警報表示350がメイン表示領域R1に割込表示された表示画面である。
RD警報では、図7に例示するRD警報画面36が表示される。RD警報画面36は、レーダーの模式図または写真を含むRD警報表示360がメイン表示領域R1に割込表示された表示画面である。なお、RD警報表示360の最下段のレーダーまでの距離表示365には、受信したレーダー波の電界強度(Lv1〜Lv5)から推定される距離が表示される。
無線警報では、RD警報とほぼ同様のため図示を省略する無線警報画面が表示される。
次に、本例のレーダー探知機1の特徴をなす発音の仕様、内容について説明する。発音は、おしゃべり機能、及び警報機能(GPS警報機能、RD警報機能、及び無線警報機能)によって実行される。いずれの機能も、制御部10等の制御によって実現される機能である。
まず、警報機能による警報情報(特定支援情報)の発音は、図8の警報設定に応じて実行される。警報設定による運転支援モードとしては、ノーマルモード、ミニマムモード、スペシャルモード、オールオンモード、マニュアルモードがある。ノーマルモードは、製品出荷時の初期設定モードである。マニュアルモード以外の各モードでは、各警報対象に応じた動作(オンオフ)が予め規定されている。マニュアルモードでは、警報対象に応じた動作をユーザーがマニュアルで設定可能である。
ミニマムモードは、RD警報機能、無線警報機能、GPS警報機能のすべてにおいて、必要最低限の警報対象だけを警報する設定である。ノーマルモードは機能同士のバランスを重視したモードであり、ミニマムモードの項目に加え取締に関する項目のうち重要度が高いものを警報対象として警報する設定である。スペシャルモードはノーマルモードの項目に加え取締に関する項目はすべて警報対象として警報する設定である。
おしゃべり機能による発音は、おしゃべり設定、及び個人情報設定に応じて実行される。
個人情報設定による個人情報としては、例えば、(1)自宅位置の位置情報、(2)勤務先(会社、役所等)の位置情報、(3)通学先の位置情報、(4)ユーザーによる登録地点であるマイポイントの位置情報、(5)ユーザーである運転者の誕生日や好みや趣味等のパーソナル情報等がある。なお、これらの個人情報は、タッチパネル15に表示される図示しない個人情報設定画面を利用して設定可能である。
おしゃべり設定の中には、発音頻度(出力モード)、キャラクタ設定(表現モード)、発音条件(音声出力条件)等の各設定がある。なお、おしゃべり設定については、図示しないおしゃべり設定画面を利用して設定可能である。
発音頻度としては、図9の通り、頻度が高いほうから、おしゃべり、普通、静かの3段階の出力頻度の設定がある。おしゃべりモードは、1人運転に適した出力モードであり、発音が頻繁に実行される。静かモードは、同乗者がいるときの運転に適した出力モードであり、会話の邪魔にならないように発音が最低限に抑えられる。普通モードは、従来のレーダー探知機と同程度の発音が実行される出力モードである。
キャラクタ設定としては、図10の通り、従来のレーダー探知機と同様の冷静なキャラクタのノーマル、助手席から話しかける友人や恋人や家族のような親密なキャラクタの助手席、戦闘機や宇宙船のコックピットをイメージした緊迫感溢れる言葉を発するキャラクタのコックピット、人気アニメのキャラクタであるLeiがある。
発音条件の設定としては、図11の通り、5種類の発音条件が予め設定されている。発音条件については、ユーザーによるマニュアル設定がほぼ不可能な仕様になっている。発音条件としては、(1)オープニング時の語句、(2)警報対象のイベントが発生した時の語句、(3)その他のコンテンツに接近した時の語句、(4)車両情報等を利用した語句、(5)特定の登録地点に到着した時の語句、の5種類の条件が設定されている。
本例のレーダー探知機1では、図12のごとく、音声出力が実行される発音条件が発音頻度毎に相違している。例えば、おしゃべりモードであれば、全ての発音条件について発音が実行される一方、静かモードでは、前記(2)警報対象のイベントの発生時のみが発音条件として設定されており、これにより、静かモードの設定時ではおしゃべり機能を持たない従来のレーダー探知機と同様の発音が実現される。なお、普通モードの発音条件5の△は、発音の有無をユーザーが選択できる旨を意味している。
さらに、本例のレーダー探知機1では、図13のごとく、キャラクタ毎に設定可能な発音頻度のモードが相違している。例えば、ノーマルのキャラクタでは、静かモード及び普通モードを設定できる一方、おしゃべりモードは設定できないようになっている。コックピットのキャラクタでは、おしゃべりモード及び普通モードを設定できる一方、静かモードは設定できないようになっている。
本例のレーダー探知機1による発音の具体例について、発音条件毎に説明する。図11のごとく、本例のレーダー探知機1における音声出力用情報は、発音条件毎の第1語句グループ〜第5語句グループの5つのグループに分類される。このうち、第2語句グループに属する音声出力用情報は、警報機能により発音される警報情報(特定支援情報)である。第1及び第3〜5語句グループに属する音声出力用情報は、おしゃべり機能による音声出力用情報である。本例のレーダー探知機1は、現在位置や時刻などの複数種類の取得情報の情報内容の組合せに応じて何れかの音声出力用情報を選択して発音するが、語句グループ毎に参照される取得情報の種類の組合せに相違がある。
(1)オープニング時の語句(第1語句グループ)
車両のイグニッション情報、現在時刻、車両の現在位置、個人情報設定による個人情報等の取得情報の情報内容の組合せに応じて、第1語句グループに属する何れかの音声出力用情報が発音される。第1語句グループには、車両の運転操作には関係しない音声出力用情報が含まれている。このような音声出力用情報は、ユーザーである運転者の気持ちを和ませたり退屈させないために有用である。
例えば、第1語句グループには、図14〜図16のごとく、日時に対応する音声出力用情報が含まれている。図14は、1日のうちの時間帯毎の挨拶に関する音声出力用情報である。同図の音声出力用情報を利用し、例えば、6月11日(月)の午前10時30分にイグニッションがオンされたときには、「おはようございます。今日は6月11日月曜日です。」等の発音を行うことも良い。図15は、1年のうちの暦に関係する挨拶に関する音声出力用情報である。同図の音声出力用情報を利用し、例えば、祝日の場合には、祝日名を発音することも良い。また、何かの催しがある特定日や運転者の誕生日などユーザーが設定した個人情報に関連する発音を実行することも良い。図16は、ゴールデンウィークやお盆等、特定期間に関連して注意を促す音声出力用情報である。同図の音声出力用情報を利用し、例えば、連休期間においては、渋滞のおそれがある期間である旨を発音すれば、運転者に気を付けて運転するように促すことができる。また、交通安全週間を知らせて運転者に安全運転を促すことも有効である。なお、平日であって特定期間でもないときには、時間帯に応じて走行注意を促す発音を行うことも良い。例えば、(午前)7時から9時であれば「通勤ラッシュの時間帯です。通学する歩行者にも注意しましよう。」、16時から19時であれば「帰宅ラッシュの時間帯です。帰宅する歩行者にも注意しましよう。」、23時から翌5時であれば「深夜の運転には十分注意しましょう。」といった発音を行っても良い。
次に、オープニング時の語句の発音例を説明する。
(1−1)自宅
自宅に駐車された車両のイグニッション(電源)がオンに切り換えられたときには、図17に例示する発音処理が実行される。車両のイグニッションのオンへの切換と共に発音処理が開始され(S101)、まず、そのときの現在時刻に応じた挨拶が発音される(S102)。続いて日付が判断され(S103)、その日が平日であるか、土日であるか、祝日あるいは特定日であるかに応じて、その後の発音内容が異なってくる(S104、S114、S124)。さらに、通勤等のための車両の使用が想定される特定の時間帯であれば、その使用状況に適切な発音がなされる(S105)。また、その日が特定期間に当たっていれば、その情報を提供するための発音がなされ(S115)、発音処理が終了される(S106)。
例えば、車両のイグニッションがオンに切り換えられたときの現在時刻が午前6時00分から8時00分の時間帯に属しており、かつ、現在位置が自宅であるという情報内容の組合せの場合、出勤シーンを想定可能である。おしゃべり設定に応じて、例えば、「おはようございます。今日もお仕事頑張ってください。」等の発音を実行すると良い。さらに、日付を発音することも良い。
(1−2)勤務先
車両のイグニッションがオンに切り換えられたときの現在時刻が午後4時00分から6時30分の時間帯に属しており、かつ、現在位置が勤務先である情報内容の組合せの場合には、帰宅シーンを想定できる。おしゃべり設定に応じて、例えば、「お疲れ様でした。気をつけて帰りましょう。」といった発音が行われる。また、現在時刻を午後6時30分から11時00分に属する時刻に置き換えた情報内容の組合せの場合には、残業帰りを想定できる。この場合であれば、「遅くまでお疲れ様でした。運転に気をつけて帰りましょう。」といった発音が可能である。
(1−3)通学先
車両を利用した通学先としては、大学や専門学校を想定できる。大学や専門学校の場合、授業や課外活動の終了時間にバラツキが大きく、時刻に応じて帰宅等を想定することが難しくなる。そこで、車両のイグニッションがオンに切り換えられたときの現在位置が通学先である情報内容の組合せの場合には、「今日は楽しかったですか?勉強はどうでした?」などの音声をランダムに発音し、最後に「気をつけて運転してくださいね。」といった発音を添えることも良い。
(2)警報対象のイベントが発生した時の語句(第2語句グループ)
発生したイベントの種類、制限速度の情報、車両の現在位置、車両の速度情報等の取得情報の情報内容の組合せに応じて、第2語句グループに属する警報情報(特定支援情報)の何れかが発音される。警報対象のイベントとしては、前記警報地点アプローチ、前記RD受信、前記無線受信等がある。
なお、警報情報については、おしゃべり設定中の発音頻度とは無関係に警報設定に応じて発音され、表現態様のみがおしゃべり設定中のキャラクタ設定に応じて異なってくる。このような設定であれば、本例のレーダー探知機1の主たる警報機能による発音頻度について、おしゃべり設定によらず一貫性を持たせることができる。発音に一貫性があれば、警報による発音のタイミング等が一定になるので、ユーザーである運転者による警報の聞き逃しを未然に回避できる。
例えば、車両の現在位置がオービス(自動速度違反取締装置)まで1kmに接近したときの速度が制限速度以上であるという情報内容の組合せの場合、コックピットのキャラクタ設定の下で「1キロ先の敵にロックされた!今すぐスピードを落とせ!」といった警報情報(交通取締情報)が発音される。また、速度が制限速度以内の情報内容の組合せの場合には、「1キロ先に敵発見!現状維持のまま進め!」といった警報情報が発音される。
(3)その他のコンテンツに接近した時の語句(第3語句グループ)
特定の施設等の位置情報(GPSコンテンツ)、車両の現在位置、ユーザである運転者の運転を開始してからの連続運転時間等の情報等の情報内容の組合せに応じて、第3語句グループに属する何れかの音声出力用情報が発音される。
(3−1)休憩施設
高速道路を運転中、サービスエリアやパーキングエリアやハイウェイオアシス等の休憩可能な施設の手前に近づいた際の連続運転時間が2時間を超えているという情報内容の組合せの場合、「長時間の運転おつかれさまです。そろそろ休憩しませんか?1キロ先にサービスエリアがありますよ。」等の休憩情報が発音される。連続運転時間に代えて、渋滞が一定時間を超過しているという情報内容の組合せの場合、「渋滞でお疲れじゃありませんか?」等の休憩情報を発音することも良い。さらには、連続運転時間が過大となったときには、「これ以上の連続操縦はミッションにリスクが生じる!1キロ先のサービスエリアにて休息をとれ!!」等、強く休憩を促す休憩情報を発音することも良い。なお、一般道を走行中であっても、道の駅等の休憩施設の付近に差し掛かったときに同様の休憩情報を発音することも可能である。
高速道路か一般道かは、周知のマップマッチング演算によって車両の現在位置が高速道路か一般道かを判別して判定しても良く、車両の速度や加減速等の状況に応じて道路種別を判別して判定しても良い。後者の判定方法では、完全な道路種別の判別は難しいので、高速道路か一般道かを自動判定できない場合がある旨を製品マニュアルに明記しておくと良い。走行中の道路の種別を設定する手段をレーダー探知機1に設ける一方、道路の種別を設定すれば的確な休憩情報を提示可能である旨を製品マニュアルに記載しておくことも良い。また、渋滞の検出方法としては、例えば、高速道路を走行中において速度が毎時30km未満になったときに渋滞と判定する検出方法などがある。
(3−2)ビューポイントパーキング(観光駐車場)
自宅位置及び勤務先位置を基準として登録された特定地域の外に車両の現在位置があり、かつ、その現在位置がビューポイントパーキングの付近であるという情報内容の組合せのときには、そのビューポイントの名称や見所などの観光情報が発音される。特定地域としては、例えば、図18のごとく、自宅を中心とした半径5kmの円領域と、勤務先を中心とした半径5kmの円領域と、自宅と勤務先とを結ぶ直線を中心とした幅10kmの矩形領域と、を組み合わせたエリアを設定して登録するのが良い。このような特定地域を登録すれば、自宅や勤務先の近所にあって、そのユーザーにとって不要となる観光情報の発音を未然に回避できる。
(3−3)その他
高速道路を走行中、長いトンネルや連続トンネルなどに接近したという情報内容の組合せの場合、「長いトンネルがあります。ライトを点灯して注意して走行してください。」等の発音が実行される。また、駐車場の近くを走行中という情報内容の組合せの場合には、「近くに駐車場があります。」等の発音が可能である。消防車の近くを走行中という情報内容の組合せの場合、「近くに消防署があります。緊急車両に気を付けてください。」等の発音が可能である。
(4)車両情報等を利用した語句(第4語句グループ)
車両情報等を含む取得情報の内容の組合せに応じて、第4語句グループに属する何れかの音声出力用情報が発音される。車両情報等としては、OBD機能により取得される車両情報や、加速度センサー124やジャイロ125やクロック部126(図3)等の内部デバイスによって取得される内部情報等がある。
(4−1)給油情報
OBD機能によって取得した燃料流量を利用して推定されるタンク内残量が規定量よりも少なくなっており、かつ、ガソリンスタンドの近くを走行中であるという情報内容の組合せの場合、「ガソリンが少なくなって来ました。1キロ先にガソリンスタンドがあります。寄って行きませんか?」などの発音を実行すると良い。なお、タンク内残量は、予めユーザーが登録したタンク容量から燃料流量の累計である燃料使用量を差し引いて推定可能である。なお、タンク容量がわからないときには、燃料使用量に応じて給油情報(補給情報)を発音することも良い。なお、本例は、ガソリンをエネルギー源として走行する車両を例示している。電気自動車等の場合であれば、走行に必要なエネルギーが電気になる。
(4−2)居眠り警報 ハンドルの回転操舵角やアクセル開度等に応じて運転者の覚醒度を推定し、覚醒度が閾値を下回ったときに、覚醒度が低下している旨を警告する音声出力用情報を発音する。
(4−3)エコ情報
アクセル開度や燃料流量等に基づいてエコドライブの達成度合いを表すエコポイントを集計し、そのエコポイントに応じて褒めたり励ましたりする音声出力用情報を発音する。発音タイミングとしては、ランダムなタイミングでも良く、エコポイントが特定のポイントに到達したタイミングでも良い。エコドライブの達成度合いとしては、距離当たりの燃料の消費量の度合いのほか、所定のアクセル開度を超えてアクセルが踏み込まれた状況の発生割合(走行距離や運転時間に対する割合等)や、急ブレーキの発生割合や、急ハンドルの発生割合や、急加速の発生割合等の低さの度合いを利用可能である。さらに、これらの度合いを総合してエコドライブの度合いを求めても良い。
(4−4)その他
多様な音声出力用情報をランダムなタイミングで発音することも良い。特に、一定期間内の積算運転時間が長時間となった場合にランダムに発音すれば、運転者の眠気等を解消でき、楽しませることができる。
公開取締情報のほか、ニュースや天気なども含む各種の情報を記憶するメモリカード171をセットしておけば、「○月○日 ××で△△が起こりました」とか、「今日の天気は雨ですが傘はお持ちですか?」とか、「今週末に○○で、△△が催されるようですよ。」等の音声出力用情報を発音できる。このとき、データの更新日時を把握しておき、現在時刻との比較により古いデータに基づく情報を発音しないように構成するのが良い。さらに、公開取締情報をこまめに書き換えしないユーザーに対しては、公開取締情報の更新を促す「データーが古いままです。更新していただけるともっとあなたのお役に立てるのに・・・」等の音声出力用情報を発音しても良い。
(5)特定の登録地点(特定位置)に到着した時の語句(第5語句グループ)
特定の登録地点の位置情報、車両の現在位置等の情報内容の組合せに応じて、第5語句グループに属する何れかの音声出力用情報が発音される。
(5−1)登録された勤務先に到着した時
車両の現在位置が登録された勤務先位置に一致したとき、「本日もお仕事頑張ってください。」等の音声出力用情報が発音される。その後、車両のイグニッションがオフに切り換えられた時、そのときの走行距離、走行時間、燃料消費、燃費等の情報を発音することも良い。
(5−2)登録された自宅に到着した時
車両の現在位置が登録された自宅位置に一致したとき、「本日もお疲れ様でした。ゆっくり休んでくださいね。」等の音声出力用情報を発音する。取得情報の種類の組合せの中に現在時刻も含めれば、さらに気の利いた快適な語句を発音できるようになる。例えば、午後2時の帰宅の場合には、通常の帰宅の挨拶を避けることでユーザーの違和感を抑制できる。
(5−3)ユーザー登録されたマイポイントの地点に到着した時
車両の現在位置がマイポイントに一致したとき、「マイポイントに到着しました。」等の音声出力用情報を発音できる。
以上のように構成された本例のレーダー探知機1によれば、ユーザーである運転者が必要とする有用な情報を適切に発音することが可能である。このレーダー探知機1は、自宅や勤務先の所在地や、生年月日や好みや趣味等の個人情報を含む複数種類の取得情報に基づき、それらの情報内容の組合せに応じた何れかの情報を発音する。それ故、個々の運転者にとって有用な情報を適切に発音できる。例えば、自宅や勤務先や通勤経路の周辺地域では、観光情報や休憩情報がそのユーザーにとっては有用ではないと判断されて発音が規制される。一方、ユーザーが不案内と予想される地域では、観光情報や休憩情報がそのユーザーにとって有用になり得ると判断されて積極的に発音される。また、休憩を済ませたばかりの運転者にとっては休憩情報は有用ではないため、連続運転時間などや時刻(午後3:00等)などを考慮して休憩情報が適切に提示される。このように適切に提示さる情報は、個々の運転者に対応してきめ細かく運転を支援できるほか、音声出力により運転者を和ませたり楽しませるために非常に有用である。
本例のレーダー探知機1は、警報情報をはじめとした運転を支援する情報のほか、運転には直接関係しない情報を発音する。運転には直接関係しない情報の中には、車両の走行状況に関係なく時刻に応じて発音される情報もある。このレーダー探知機1では、警報情報については警報設定に応じて発音され、それ以外の情報はおしゃべり設定によって発音される。このような仕様は、付加機能であるおしゃべり機能に関するおしゃべり設定の如何によらず、レーダー探知機1の主機能である警報機能に一貫性を持たせるために非常に有効な仕様である。ユーザーである運転者は、レーダー探知機1を購入した主目的である警報機能に対する影響を心配することなく、自分の好みのおしゃべり設定でおしゃべり機能を楽しむことができる。
個々の運転者にとって適切な情報や、普段とは異なる行動パターンのときの意表を突いた情報や、同じ行動パターンであっても毎日異なる情報等を提供するおしゃべり機能では、ユーザーが飽きずに楽しんで使えるようにするための工夫や、ユーザーにとって有用な情報を提供するための工夫などが種々盛り込まれている。このようなおしゃべり機能を使い慣れたユーザーにとっては、購入を動機付ける主たる警報機能に加えて、このおしゃべり機能が必須の機能となり、本例のレーダー探知機1の付加価値となり得る。おしゃべり機能を付加価値と考えるユーザーにとっては、おしゃべり機能を備えた本例のレーダー探知機1が非常に魅力的な製品となる。このようなユーザーが多くなれば、買い替えに際して他のレーダー探知機と迷うことなく、本例のレーダー探知機1の設計思想を引き継ぐ新製品を選択するリピーターが増えると期待できる。
なお、おしゃべり設定(キャラクタ及び発音頻度の設定)については、全ての発音条件について共通にすると良い。各発音条件による発音に一貫性を持たせることができるからである。特に、運転の開始時、運転中、運転の終了時に渡って、共通のおしゃべり設定を適用すれば、ユーザーが車両に乗り込んでから降りるまでの間、一貫した態様の発音が実現される。これに代えて、発音頻度の設定については、発音条件毎に異なる設定を可能とする一方、キャラクタについては各発音条件について共通にすることも良い。
同様の情報内容の組合せに対して、複数種類の音声出力用情報を用意しておくと良い。例えば、オープニング時の語句である第1語句グループの音声出力用情報として、同様の情報内容の組合せに対して30フレーズ程度用意しておけば、同様の情報内容の組合せが1ヶ月の間繰り返されたとしても毎日異なるフレーズを発音可能である。毎日違う語句を発音すればユーザーである運転者の意表を突くことが可能になる。ユーザーである運転者は、今度はどのような語句が発音されるか聞いてみたくなり毎日楽しみにするようになる。このような楽しみが生じれば、本製品のおしゃべり機能を長期間に渡って飽きずに利用できる。
履歴記憶エリアに格納された移動履歴の走行ルートとは異なるルートでの車両の走行中では、運転者が周辺地理に不案内である可能性があるため、「この近所にコンビニがあります。」等のタウン情報や観光情報などの地理的情報を発音するのが良い。さらに、格納された移動履歴のうちの直近の位置から現在位置までの距離の度合いに応じて、地理的情報の発音頻度を変更しても良い。この距離が大きくなるほどユーザーである運転者の地元から離れており地理に不案内であると想定できるので、地理的情報の発音頻度を高くすると良い。
不揮発性メモリの記憶エリアに、取得情報の情報内容の組合せのパターンを格納する情報パターン記憶エリアを設けることも良い。ユーザーである運転者がいつもとは異なるパターンで行動したとき、情報パターン記憶エリアには格納されていない新たなパターンが出現する。レーダー探知機1側では、このような新たなパターンの出現に応じて普段とは異なる行動の発生を把握できる。例えば、オープニング時の語句(第1語句グループ)の場合であれば、車両のイグニッション情報、現在時刻、車両の現在位置、個人情報等の取得情報の情報内容の組合せのパターンを記憶しておき、直近の1月あるいは1週間の間に得られたパターンとは異なる新たなパターンが得られたときに、その情報内容の組合せに応じた発音を実行することも良い。毎朝6時前後に自宅の車両のイグニッションがオンに切り換えられるという情報内容の組合せのパターンが記憶されている一方、それよりも遅い時間にイグニッションがオンに切り換えられた場合であれば、「おはようございます。いつもより少し時間が遅いですが、気を付けてゆっくりと運転してください。」という発音を実行することも良い。あるいは、朝5時に自宅の車両のイグニッションがオンに切り換えられたときには、「今日はお早いですね。道路は比較的空いていますがスピードの出し過ぎには十分気をつけてください。」という発音を実行することも良い。
本例では、レーダー探知機1単体で様々な発音を行うスタンドアローン型の車両用システムの例である。本例に代えて、レーダー探知機1にネットワーク機能を具備させる一方、音声出力用情報のデータベースを備えていると共にネットワークを介してアクセス可能な基地ステーションを含めて車両用システムを構成することも良い。
同乗者の有無等を検知する手段を追加する一方、同乗者の有無に応じてキャラクタ設定や発音頻度を変更することも良い。例えば、発音頻度としておしゃべりのモードが設定されていても、同乗者有りの場合には、一時的に静かのモードを設定することも良い。この場合には、同乗者との会話をレーダー探知機1が邪魔してしまうような状況を未然に回避できる。同乗者の検知手段としては、座席に埋設された圧力センサーを利用した手段や、車室内に向けて設置された撮像カメラによる画像に画像処理等を施して同乗者を検出する手段等を採用できる。
(実施例2)
本例は、実施例1のレーダー探知機1を基にして、発音仕様を追加した例である。この内容について、図19〜図23を参照して説明する。
本例のレーダー探知機では、図19の発音仕様が設定されている。なお、同図の仕様は、実施例1と重複する仕様を包含している。
なお、本例では、発音頻度の設定が実施例1とは若干相違している。頻度が高いほうから、おしゃべり、普通、静かの3段階の出力モードの設定がある点では実施例1と同様である一方、従来のレーダー探知機と同様の発音頻度が静かモードである点が相違している。おしゃべりモードは、全ての警報や色々な情報を聞きたい運転者向けの出力モードとなっている。静かモードは、従来のレーダー探知機と同様の警報で満足な静かに運転したい運転者向けの出力モードとなっている。普通モードは、両者の中間的なモードであり、オービスや検問などの情報提供を従来のレーダー探知機よりも多く受けたい運転者向けの出力モードとなっている。
図19中のイベント組合せによる発音は、GPSコンテンツへの接近(GPSコンテンツアプローチ)、RD受信、無線受信などの複数種類のイベントのうちの何れか2種類以上のイベントが同時発生したときの発音仕様であり(図20)、実施例1に対する追加仕様である。対象となるイベントとしては、上記のほか、制限速度に対する超過速度が10キロ以上であるという車両情報の取り込みや、渋滞が想定されるような車両情報の取り込み等の特定車両情報取込のイベントがある。
オービスカウントダウンの発音仕様は、オービスに接近したときの発音仕様である(図21)。
RD受信レベル(Lv)に応じた発音は、Lv強度の変化に応じて発音する際の仕様である(図22)。
車両情報に応じた発音は、レーダー探知機が取得する車両情報等に基づく発音仕様である(図23)。
図19から知られるように、おしゃべり設定中の発音頻度が静かモードに設定されているときには、イベント組合せによる発音や車両情報に応じた発音が実行されない。従来のレーダ探知機1と同様の発音を望むユーザーであれば、静かモードを設定することで発音頻度を抑制でき、RD受信レベルに応じた発音を除いて従来のレーダー探知機1と同様の発音仕様となる。一方、おしゃべりモードの設定時には、イベント組合せによる発音や、車両情報に応じた発音等が全て実行される仕様となる。例えば、警報設定としてオールオンモードを設定すると共に、おしゃべり設定中の発音頻度をおしゃべりモードに設定すれば、発音頻度が非常に高く非常に賑やかな仕様が実現される。
イベント組合せによる発音例について、図20を参照して説明する。例えば、オービスへの接近によるGPSコンテンツアプローチのイベントと、レーダー波の受信によるRD受信のイベントと、が同時に発生した場合、2つのイベントが反映された発音が実行される。この点、GPS警報よりもRD警報の方が優先的に発音される実施例1のレーダー探知機1にはない新たな点である。具体的には、「オービスエリア内でレーダー警報確認!スピード注意」というGPSコンテンツアプローチのイベント、及びRD受信のイベントの双方が反映された発音が実行される。また、ネズミ捕りエリアへの接近によるGPSコンテンツアプローチのイベントと、制限速度から10〜20km/hオーバーという特定車両情報取込のイベントと、が同時に発生した場合、「スピード取締注意!制限速度10キロオーバーです。」という2つのイベントが反映された発音が実行される。さらに、この2つのイベントに対して、取締無線の受信による無線受信イベントが重ねて発生した場合には、「スピード取締測定エリア内、制限速度10キロオーバーです。」という3つのイベントが反映された発音が実行される。
また、事故多発エリアへの接近によるGPSコンテンツアプローチのイベントと、カーロケ無線の受信による無線受信のイベントと、が同時に発生した場合には、「この付近、交通事故の恐れがあります。走行に注意してください。」という2つのイベントが反映された発音が実行される。パーキングエリアへの接近によるGPSコンテンツアプローチのイベントと、時速30キロ以下の走行が所定時間に渡って継続したという渋滞を想定可能な特定車両情報取込のイベントと、が同時に発生した場合には、「2キロ先、○○パーキングエリアがあります。渋滞で疲れていませんか?休憩をお勧めします。」という発音が実行される。ガスステーションが付設されたサービスエリアへの接近によるGPSコンテンツアプローチのイベントと、ガソリンのタンク内残量が20%を下回ったという特定車両情報取込のイベントと、が同時に発生した場合には、「ガソリン残量が少ないです。2キロ先、○○サービスエリアにガスステーションがあります。給油をお勧めします。」という発音が実行される。
オービスへの接近に応じたオービスカウントダウンの発音仕様について、図21を参照して説明する。この仕様は、おしゃべり設定中の発音頻度に応じて異なっている。静かモードのときには、100m毎のカウントダウンの発音は行わず従来のレーダー探知機1と同様の警報を行う一方、おしゃべりモード、普通モードの設定時には100m毎のカウントダウンの発音を実行することも良い。特に、おしゃべりモードの設定時には、1000m〜100mの距離でカウントダウンが行われる同図中のカウント2が適用される。一方、普通モードのときには500mまで接近したときに100m毎のカウントダウンが開始される同図中のカウント1が適用される。なお、取締地点(オービスの設置位置等の特定位置)への接近を音声により報知するための交通取締情報としては、警報設定に応じて発音される警報情報のほか、オービスカウントダウンにより発音される音声出力用情報がある。
RD受信レベルに応じた発音仕様について、図22を参照して説明する。この発音仕様は、図19のごとく、おしゃべり設定中の発音頻度(おしゃべりモード、普通モード、静かモード)によらず共通である。Lv1→Lv5と受信レベルが次第に強くなっていくときには、受信レベルがLv1、Lv3、Lv5となった時点で、それぞれ、「レーダー波を受信しました。」、「レーダー波送信エリア、接近中!」、「レーダー波送信エリアです。」という発音が実行される。一方、Lv5→Lv1と受信レベルが次第に弱くなっていくときには、受信レベルがLv5、Lv3、ゼロレベルとなった時点で、それぞれ、「レーダー波送信エリアです。」、「レーダー波送信エリア、離脱中!」、「レーダー波送信エリア圏外です。」という発音が実行される。
車両情報に応じた発音例について、図23を参照して説明する。同図中、内部情報とは、加速度センサー124やクロック部126等の内部デバイスによって取得される情報を意味している。
例えば、低速走行又は車速ゼロのアイドリングの占有時間が長く、かつ、高速道路を運転中であるときには、パーキングエリアやサービスエリア等の手前で「1キロ先、パーキングエリアがあります。休憩しませんか?」といった発音が実行される。OBD機能によるスロットル開度につき、80%以上が数秒に渡って持続された場合には、「エンジンに負荷をかけ過ぎです。燃費に良くありません。」といった発音が実行される。OBD機能による燃料流量につき、その積算値が予め設定された警報値に到達したとき、「ガソリンが十分ではありません。給油してください。」といった発音が実行される。リマインダー設定では、OBD機能による車両情報が利用され、設定日数あるいは設定距離に達したときに「バッテリーの交換時期が来ました。」、「タイヤ交換の時期が来ました。」等の発音が実行される。
また、車速や加速度や傾斜などのレーダー探知機の内部取得情報や、OBD機能により取得される車両情報に応じて発音を実行すれば、走行状態、周囲の状況、車両の状況等の変化を時々刻々音声で知らせることが可能になる。例えば、加速度センサー124の出力の場合であれば、加速G、減速G、横Gについて、予め設定された閾値を所定時間超えたときにその値を時々刻々発音できる。例えば、「加速G○○」、「○○」・・・「横G○○」、「○○」・・・といった具合である。OBD出力(OBD機能による車両情報)の場合であれば、設定された項目の出力値が閾値を所定時間超えたとき、その出力値を時々刻々発音できる。例えば、「エンジン負荷○○」、「○○」・・・、「アクセル全開」、「○○」・・・といった具合である。
以上の通り、イベント組合せによる発音仕様を備える本例のレーダー探知機によれば、運転中に複数のイベントが重複して発生したとき、それらイベントの内容が反映された適切な情報を発音等できる。例えば、ネズミ捕りエリアへの接近速度が10〜20km/hオーバーであるときには、「スピード取締注意!制限速度10キロオーバーです。」等、取締を回避するために必要な有用な情報を発音できる。また、例えば、ガスステーションが付設されたサービスエリアに近づいたとき、ガソリンのタンク内残量が20%を下回っていれば、「ガソリン残量が少ないです。2キロ先、○○サービスエリアにガスステーションがあります。給油をお勧めします。」等、ガス欠を回避するために必要な有用な情報を発音できる。
このように、本例のレーダー探知機は、重複して発生した複数のイベントの組合せに応じた情報を発音することで、その状況の中で運転者が必要とする情報の提供を可能としている。このレーダー探知機は、個々の運転者の状況等が反映された適切な情報を提供できる“気が利く”車載装置となっている。
なお、その他の構成及び作用効果については、実施例1と同様である。
以上、実施例1及び2のごとく本発明の具体例を詳細に説明したが、これらの具体例は、特許請求の範囲に包含される技術の一例を開示しているにすぎない。言うまでもなく、具体例の構成や数値等によって、特許請求の範囲が限定的に解釈されるべきではない。特許請求の範囲は、公知技術や当業者の知識等を利用して前記具体例を多様に変形あるいは変更した技術を包含している。
1 レーダー探知機(車両用システム)
10 制御部
100 データベース
121 GPS受信器
122 マイクロ波受信器
123 無線受信器
124 加速度センサー
125 ジャイロ
126 クロック部
15 タッチパネル
16 スピーカ
17 メモリカードリーダ
171 メモリカード
2 ケース本体
28 ブラケット
31 待ち受け画面
32 マップ画面
35 GPS警報画面
36 RD警報画面

Claims (2)

  1. 音声出力用情報の出力頻度が異なる複数種類の出力モードのうちの何れかを設定可能な車両用システムであって、
    前記音声出力用情報を音声により出力する際の表現態様が異なる複数種類の表現モードが用意されており、前記複数種類の出力モードのうち設定可能な出力モードが表現モード毎に予め定められている車両用システム。
  2. 請求項1に記載の車両用システムの機能をコンピュータに実現させるためのプログラム。

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