JP2017204771A - 通信装置,その通信制御方法,及び通信システム - Google Patents

通信装置,その通信制御方法,及び通信システム Download PDF

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雅英 相川
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Abstract

【課題】スタティックルーティングによりパケットを転送する装置に、パケットの通信経路の異常を伝達可能とする。【解決手段】通信装置は、スタティックルーティングにより設定された第1の経路情報に基づき転送される第1の宛先向けのパケットを受信するインタフェースと、パケットを第1の宛先へ向けて転送する経路情報を記憶するルーティングテーブルと、経路情報とインタフェースとの対応関係を記憶する記憶部と、ルーティングテーブルから経路情報が削除された場合に、インタフェースを閉塞する制御部とを含む。【選択図】図11

Description

本発明は、通信装置,その通信制御方法,及び通信システムに関する。
現在、殆どのネットワークでは通信経路の冗長化が図られている。冗長化により、或る通信経路の障害が発生した場合に、迂回経路への切り替えが行われ、通信が継続される。
経路情報の管理手法として、ダイナミックルーティングとスタティックルーティングとがある。ダイナミックルーティングでは、ルーティングプロトコルに従った経路情報の交換を通じて自動的に作成されるルーティングテーブル(経路表)を用いたパケットの経路選択が行われる。これに対し、スタティックルーティングでは、ネットワークの管理者等によって予め設定された固定的な経路表を用いてパケットの経路選択が行われる。
ダイナミックルーティングでは、交換される経路情報により特定されるネットワーク構成の変更に応じてルーティングテーブルが更新される。例えば、通信経路に障害が発生した場合には、経路情報の交換を通じて障害箇所を迂回する迂回経路の情報でルーティングテーブルが更新される。このようなルーティングテーブルの動的な更新によって、パケットが迂回経路で転送される。
特開平9−46377号公報 特開2008−166942号公報
スタティックルーティングでは、ルーティングテーブルの動的な更新は行われない。このため、スタティックルーティングによって転送先に指定された通信経路に障害が発生しても、通信経路の変更は行われない。従って、障害に対応するための迂回経路の経路情報がルーティングテーブルに設定されていたとしても、その迂回経路の経路情報への切り替えが行われない問題があった。
本発明の一態様は、スタティックルーティングによりパケットを転送する装置に、パケットの通信経路の異常を伝達可能とする通信装置,その通信制御方法及び通信システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様は、通信装置である。通信装置は、スタティックルーティングにより設定された第1の経路情報に基づき転送される第1の宛先向けのパケットを受信するインタフェースと、パケットを第1の宛先へ向けて転送する経路情報を記憶するルーティングテーブルと、経路情報とインタフェースとの対応関係を記憶する記憶部と、ルーティングテーブルから経路情報が削除された場合に、インタフェースを閉塞する制御部とを含む。
本発明の一態様によれば、スタティックルーティングによりパケットを転送する装置に、パケットの通信経路の異常を伝達することができる。
図1は、参考例を示す図である。 図2は、実施形態に係るネットワークシステム(通信システム)の構成例を示す。 図3は、実施形態の動作例の説明図である。 図4は、実施形態の動作例の説明図である。 図5は、実施形態の動作例の説明図である。 図6は、実施形態の動作例の説明図である。 図7は、実施形態の動作例の説明図である。 図8は、実施形態の動作例の説明図である。 図9は、図2に示した各ルータに適用可能なルータ10のハードウェア構成例を示す。 図10は、ルータB1として動作するルータ10のCPU11によって行われる処理の例を示すフローチャートである。 図11は、CPU11のプログラム実行によってルータ10が備える機能を模式的に示す図である。
以下、図面を参照して、通信装置,その通信制御方法,及び通信システムの実施形態について説明する。実施形態の構成は例示であり、実施形態の構成に限定されない。
〔参考例〕
図1は、参考例を示す図である。図1には、1例として、O社のネットワーク(NW)N11と、X社のネットワークN21とが図示されている。ネットワークN11は、ルータA11と、ルータA11に接続されたルータB11及びルータA11と、ルータB11及びルータA21に接続されたルータB21とを含む。ネットワークN21は、ルータB11と接続されたC11と、ルータB21と接続されたルータC21と、ルータC11及びルータC21に接続されたサーバSとを含む。
ルータA11が有するルーティングテーブルには、サーバS向け、すなわち、サーバSのアドレスを宛先アドレスとするパケットの転送先(次ホップ(next hop))を示すエントリとして、2つのエントリが記憶されている。エントリの1つは、ダイナミックルーティングによって得られたエントリであり、次ホップとしてルータA21が指定されている。もう一つのエントリは、スタティックルーティングにより設定されたエントリであり、次ホップとしてルータB11が指定されている。
スタティックルーティングのエントリ(Sエントリと称する)は、ダイナミックルーティングのエントリ(Dエントリと称する)に優先し、ルータA11で受信されるサーバS宛のパケットは、Sエントリを用いてルータB11に転送される。なお、パケットは、ルータB11及びルータC11を経てサーバSに達する。一方、ルータA21がルータA11からサーバS宛のパケットを受信した場合、パケットは、ルータB21及びルータC21を経てサーバSに達する。
図1に示すネットワークシステムにおいて、ルータB11とルータC11とを接続するリンクと、ルータB11とルータB21とを接続するリンクとに障害が発生したと仮定する。この場合、ルータB11からサーバSへパケットを転送する経路が失われる。ルータB11は、経路情報として、サーバSへの経路がない旨を、ルーティングプロトコル上の隣接ルータに送信する。
しかし、ルータA11とルータB11とはスタティックルーティングにより接続されて
いるので、経路情報はルータA11に届かない。もし、経路情報がルータA11に届いたとしても、Sエントリはダイナミックルーティングによって更新されないので、経路情報が結果として無視される。
従って、ルータA11において、SエントリからDエントリへの切り替えが行われず、ルータA11は、サーバS宛のパケットのルータB11への送信を継続する。この結果、通信(サーバSへのパケット転送)が継続できなくなるおそれがある。
以下、実施形態において、上記した参考例における問題点を解決可能な通信装置,通信システムについて説明する。
〔実施形態〕
<ネットワーク構成>
図2は、実施形態に係るネットワークシステム(通信システム)の構成例を示す。図2において、ネットワークシステムは、ネットワークN1と、ネットワークN2とを含む。例えば、ネットワークN1は、O社によって管理されており、ネットワークN2は、X社によって管理されている。
ネットワークN1は、サーバXと、サーバXにリンクを介して接続されたルータA1及びルータA2を含む。また、ネットワークN1は、サーバYと、サーバYにリンクを介して接続されたルータA3及びルータA4とを含む。ルータA1とルータA2とはリンクを介して接続されており、ルータA3とルータA4とはリンクを介して接続されている。
ネットワークN1は、さらに、ルータA1及びルータA3とリンクを介して接続されるルータB1と、ルータA2及びルータA4とリンクを介して接続されるルータB2とを含む。
ネットワークN2は、ルータB1がリンクを介して接続されるルータC1及びルータC3と、ルータB2がリンクを介して接続されるルータC2及びルータC4とを含む。ネットワークN2は、さらに、ルータC1及びルータC2がリンクを介して接続されるサーバAと、ルータC3及びルータC4がリンクを介して接続されるサーバBとを含む。
ルータB1は、ルータA1と接続されるリンクをインタフェース(ポートとも呼ばれる)”P1”で収容する一方、ルータA3と接続されるリンクをインタフェース“Q1”で収容している。また、ルータB2は、ルータA2と接続されるリンクをインタフェース“P2”で収容する一方、ルータA4と接続されるリンクをインタフェース“Q2”で収容している。
なお、ルータは、レイヤ3スイッチであっても良い。ルータやレイヤ3スイッチは、「通信装置」の一例である。ルータB1は、「第2の通信装置」の一例であり、ルータA1は、「第1の通信装置」の一例である。
<動作例>
図3〜図8は、実施形態の動作例の説明図である。図3は、サーバA向けの通信経路に係るルーティングテーブルの設定の例を示す。ルータA1のルーティングテーブルは、サーバA向けのパケットを次ホップとしてのルータB1へ転送するスタティックルーティングのエントリ(Sエントリ)を含む。また、ルータA1のルーティングテーブルは、サーバA向けのパケットを次ホップとしてのルータA2へ転送するダイナミックルーティングのエントリ(Dエントリ)を含むことができる。
図3中における星形のシンボルは、エントリが現用系経路(パケット転送に使用される経路)のエントリであることを示し、星形シンボルのないエントリは、予備系経路(現用系の障害時に使用される経路)のエントリであることを示す。また、“S”の文字は、エントリがSエントリであることを示し、“D”の文字は、エントリがDエントリであることを示す。よって、ルータA1では、Sエントリが現用系経路のエントリとして使用され、Dエントリが予備系経路のエントリとして使用される。
ルータB1のルーティングテーブルは、サーバA向けの経路(次ホップ)としてルータC1を指定するDエントリ(エントリD1とする)と、サーバA向けの経路(次ホップ)としてルータB2を指定するDエントリ(エントリD2とする)とを含む。ルータB1のルーティングテーブルは、さらに、サーバB向けの経路(次ホップ)として、ルータC3を指定するDエントリ(エントリD3とする)と、サーバB向けの経路(次ホップ)として、ルータB2を指定するDエントリ(エントリD4とする)とを含む。図3の例では、エントリD1及びエントリD3が、現用系経路のエントリとして使用される。エントリD2は、エントリD1で特定される経路の予備系経路を示し、エントリD4は、エントリD3で特定される経路の予備系経路を示す。
スタティックルーティングによって転送されるパケットの次ホップに該当するルータ、図3の例では、ルータB1及びルータB2のそれぞれは、ルーティング監視テーブル1を含むことができる。図3には、ルータB1に含まれるルーティング監視テーブル1が例示されている。
ルーティング監視テーブル1は、「監視対象経路」と、「閉塞インタフェース(閉塞IF)」とをそれぞれ含む1以上のエントリを記憶する。「監視対象経路」は、監視対象の経路を示す。監視対象経路を示す情報は、例えば、パケットの宛先のアドレス(サーバのIP(Internet Protocol)アドレス)である。但し、アドレス以外の情報で経路が特定
されても良い。「閉塞IF」は、監視対象経路の障害が検出された場合に閉塞するインタフェース(ポート)を示す。
図3の例では、ルーティング監視テーブル1は、サーバA向けの経路の障害時にインタフェース”P1”を閉塞する旨のエントリと、サーバB向けの経路の障害時にインタフェースQ1を閉塞する旨のエントリとが記憶されている。
なお、ルータA1のルーティングテーブルに記憶されたSエントリは、「スタティックルーティングにより設定された第1の経路情報」の一例である。また、サーバAは、「第1の宛先」の一例である。インタフェース“P1”は、「第1の経路情報に基づき転送される第1の宛先向けのパケットを受信するインタフェース」の一例である。ルータB1に含まれるルーティングテーブルは、「パケットを第1の宛先へ向けて転送する経路情報を記憶するルーティングテーブル」の一例である。ルータB1に含まれるルーティングテーブルに記憶されたサーバA向けの経路情報は、「パケットを第1の宛先へ向けて転送する経路情報」の一例である。ルーティング監視テーブル1は、「経路情報とインタフェースとの対応関係を記憶する記憶部」の一例である。
ルータB1は、ルーティング監視テーブル1に記憶されたエントリで特定される経路(監視対象の経路)の存在を、ルーティングテーブルに監視対象の経路のエントリが存在するか否かを以て監視する。図4に示すように、ルータB1とルータC1とを接続するリンク、及びルータB1とルータB2とを接続するリンクに障害が発生した場合を仮定する。
この場合、ルータB1からサーバAへ向けてパケットを転送する経路が消失する。ルータB1は、ルータC1からルータB2からサーバA向けの経路情報を受信できなくなるの
で、ルータB1は、ルーティングテーブルから、サーバA向けのエントリD1及びエントリD2を削除する。なお、ルータB1は、ルータB2から宛先に関わらず経路情報を受信できなくなるので、エントリD4も削除される。
図5に示すように、ルータB1は、監視対象の経路のエントリがルーティングテーブルから削除されると、監視対象の経路の消失を検出する。ルータB1は、ルーティング監視テーブル1を参照し、監視対象経路に対応する閉塞IFの閉塞を行う。すなわち、ルータB1は、サーバA向けの経路の消失を検出すると、サーバA向けの経路に対応する閉塞IF“P1”、すなわちインタフェース”P1”を閉塞する(図5,”P1”のUP→DO
WN参照)。
図6に示すように、インタフェース”P1”の閉塞によって、ルータA1では、インタフェース”P1”(ルータB1)へのパケット転送(疎通)の異常が検出される。ルータA1は、インタフェース“P1”と接続されるリンクを収容しているインタフェース“R1”(ルータB1向けのインタフェース)を有している。ルータA1では、インタフェース”P1”の閉塞(閉塞に伴う異常)が検出されると、対向するインタフェース“R1”を閉塞する(図6,UP→DOWN参照)。インタフェース“R1”は、「第1インタフェース」の一例であり,インタフェース“P1”は、「第2インタフェース」の一例である。
このような異常の検出手法は、例えば、レイヤ1,レイヤ2における既存の手法を用いて実施可能である。例えば、インタフェースの閉塞/開放に応じた電位(電圧)の変動を監視して、インタフェース”P1”の閉塞を検出し、インタフェース“P2”を閉塞することができる。
図7に示すように、ルータA1は、ルータB1向けのインタフェース“R1”の閉塞に合わせて、ルーティングテーブルにおけるサーバA向けのSエントリを削除する。これによって、サーバA向けの経路として、ルータA2へパケットを転送するDエントリが現用系経路のエントリに設定変更される(図8)。従って、ルータA1で受信されるサーバA向けのパケットの転送先がルータB1からルータA2に切り替えられる。
ルータA2で受信されるサーバA向けのパケットは、ルータB2へ転送される。パケットは、ルータB2,ルータC2を経てサーバAへ到着する。このような、ルータA2→ルータB2→ルータC2の迂回経路(冗長経路)を用いてサーバA向けのパケットが転送される。すなわち、参考例にて説明したような、パケットの転送先の喪失による通信断を回避して、パケット通信を継続することができる。
<ハードウェア構成>
図9は、図2に示した各ルータに適用可能なルータ10のハードウェア構成例を示す。図9において、ルータ10は、例えば、バスを介して相互に接続された、Central Processing Unit(CPU)11と、メモリ12と、バッファ13と、スイッチ(SW)14と
、複数の通信インタフェース(IF)15とを含む。CPU11は、「制御部」、「制御装置」の一例であり、メモリ12及びバッファ13のそれぞれは、「記憶装置」、「記憶部」、「記憶媒体」の一例である。
メモリ12は、主記憶装置と補助記憶装置とを含む。主記憶装置は、プログラムの展開領域,CPU11の作業領域,データやプログラムの記憶領域やバッファ13として使用される。主記憶装置は、例えばRandom Access Memory(RAM),或いはRAMとRead Only Memory(ROM)との組み合わせで形成される。バッファ13は、パケットを一時的に記憶するために使用される。
補助記憶装置は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD),Solid State Drive(
SSD),フラッシュメモリ,Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory
(EEPROM)などの不揮発性記憶媒体で形成される。補助記憶装置は、データやプログラムの記憶領域として使用される。
SW14は、OSI参照モデルにおけるレイヤ1及びレイヤ2に係る処理を行う。例えば、SW14は、入力側のIF15で受信されたパケットをバッファ13に一時記憶する。また、SW14は、とともに、所定のタイミングでバッファ13からパケットを読み出し、CPU11によって特定されるパケットの転送先に対応するIF15へパケットを送る。IF15は、パケットの送受信処理を行う。SW14及びIF15のそれぞれは、例えば、LSIなどの集積回路で形成される。
CPU11は、プロセッサの一例であり、メモリ12中の主記憶装置及び補助記憶装置の少なくとも一方に記憶されたプログラムを主記憶装置にロードして実行する。これによって、CPU11は、ルータとしての動作を行う。
例えば、メモリ12には、ルーティングテーブルが記憶されている。CPU11は、バッファ13から読み出されるパケットについてルーティングテーブルを参照し、パケットの宛先アドレスに対応する次ホップを特定し、次ホップに対応するIF15へパケットを出力する指示をSW14に与える。また、メモリ12には、ルーティング監視テーブル1が記憶され、CPU11は、ルーティング監視テーブル1を用いた経路監視及びインタフェースの閉塞に係る制御を行う。
図10は、ルータB1として動作するルータ10のCPU11によって行われる処理の例を示すフローチャートである。001において、CPU11は、ルーティング監視テーブル1に対する設定(監視対象経路及び閉塞IFの設定)を行う。
002では、CPU11は、ルーティング監視テーブル1で指定された監視対象経路について、ルーティングテーブルを監視する。003では、CPU11は、監視対象経路のエントリがルーティングテーブルに存在するか否かを判定する。監視対象経路のエントリがルーティングテーブルから削除された場合には(003,NO)には、CPU11は、ルーティング監視テーブル1を参照し、削除された監視対象経路に対応する閉塞IFの閉塞処理を行う(005)。
図11は、CPU11のプログラム実行によってルータ10が備える機能を模式的に示す図である。CPU11のプログラム実行によって、ルータ10は、ルーティング監視テーブル1と、ルーティングテーブル2と、ルーティング制御部3と、ルート監視部4と、IF制御部5と、IF処理部6と、IF15とを含むルータB1として動作可能である。
また、CPU11のプログラム実行によって、ルータ10は、ルーティングテーブル2と、ルーティング制御部3と、IF制御部5と、IF処理部6と、IF15とを含むルータA1として動作することもできる。
ルーティング監視テーブル1は、既に説明したように、監視対象経路と閉塞IFの対応関係を示す情報(エントリ)を記憶するテーブルであり、メモリ12上に作成される。ルーティングテーブル2は、パケットの宛先への経路情報を記憶するテーブルであり、メモリ12上に作成される。
ルーティング制御部3は、スタティックルーティングによるルーティングテーブル2へ
のエントリ設定や、ダイナミックルーティングに使用されるルーティングプロトコルに係る処理等、経路制御に係る処理を行う。
ルート監視部4は、ルーティング監視テーブル1で指定された監視対象経路(ルート)がルーティングテーブル2に存在するか監視する。ルーティングテーブル2にルートが存在しない場合、ルーティング監視テーブル1を参照し、閉塞するIF15の情報をIF制御部5に通知する。
IF制御部5は、各IF15の開放や閉塞の制御を行う。IF処理部6は、IF制御部5からの制御指示に従って、各IF15を用いたデータ転送(開放)及びその停止(閉塞)を行う。IF15は、パケットが送受信される物理インタフェース(物理ポート)である。
CPU11は、上述したルーティング制御部3,ルート監視部4,IF制御部5として動作することができ、SW14は、IF処理部6として動作する。CPU11は、「制御部」の一例である。ルーティングテーブル2aは、「ルーティングテーブル」の一例である。
なお、CPU11は、MPU(Microprocessor)、プロセッサとも呼ばれる。CPU11は、単一のプロセッサに限定される訳ではなく、マルチプロセッサ構成であってもよい。また、単一のソケットで接続される単一のCPUがマルチコア構成を有していても良い。CPU11で行われる処理の少なくとも一部は、CPU以外のプロセッサ、例えば、Digital Signal Processor(DSP)、Graphics Processing Unit(GPU)、数値演算プロセッサ、ベクトルプロセッサ、画像処理プロセッサ等の専用プロセッサで行われても良い。
また、CPU11で行われる処理(ルーティング制御部3,ルート監視部4,IF制御部5としての処理)の少なくとも一部は、集積回路(IC)、その他のディジタル回路で行われても良い。また、集積回路やディジタル回路はアナログ回路を含んでいても良い。集積回路は、LSI,Application Specific Integrated Circuit(ASIC),プログ
ラマブルロジックデバイス(PLD)を含む。PLDは、例えば、Field-Programmable Gate Array(FPGA)を含む。CPU11で行われる処理の少なくとも一部は、プロセッサと
集積回路との組み合わせにより実行されても良い。組み合わせは、例えば、マイクロコントローラ(MCU),SoC(System-on-a-Chip),システムLSI,チップセットなどと呼ばれる。
図11に示したルータB1及びルータA1における処理の流れは以下の通りである。ルータB1において、事前に、監視するルート(監視対象経路)と対応するIF15(閉塞IF)の設定が行われる(図11(1):ルーティング監視テーブルの設定)。
ルート監視部4は、ルーティング監視テーブル1で指定されたルートについてのエントリがルータB1のルータルーティングテーブル2(ルーティングテーブル2aとする)に存在するかを監視する(図11(2))。
障害等によって、監視対象経路(例えばサーバAへの経路)のが消失すると、ルータB1のルーティング制御部3(ルーティング制御部3aとする)は、サーバAへの経路に係るエントリをルーティングテーブル2aから削除する(図11(3))。
ルート監視部4は、監視対象経路のエントリがルーティングテーブル2aから削除されたことを検出する(図11(4))。すなわち、監視対象のルートが消失したことが検知
される。ルート監視部4は、ルーティング監視テーブル1を参照し、監視対象経路に対応する閉塞IFの情報を、ルータB1のIF制御部5(IF制御部5aとする)に通知する(図11(5))。閉塞IFの情報は、閉塞対象のIF15を特定する情報である。例えば、閉塞対処のインタフェース番号“P1”である。
IF制御部5aは、ルータB1のIF処理部6(IF処理部6aとする)に、閉塞IFの情報で特定されるIF15(IF“P1”)の閉塞指示を通知する(図11(6))。IF処理部6aは、IF“P1”を閉塞する(図11(7))。
IF“P1”の閉塞によって、IF“P1”とリンクを介して接続されたルータA1のIF15が閉塞状態となる(図11(8))。ルータA1のIF処理部6(IF処理部6bとする)は、IF15の閉塞を検知すると、閉塞を示す情報をルータA1のルーティング制御部3(ルーティング制御部3bとする)に通知する(図11(9))。
ルーティング制御部3bは、ルータA1のルーティングテーブル2(ルーティングテーブル2bとする)の更新処理を行う(図11(10))。すなわち、ルーティング制御部3bは、IF15の閉塞に伴いスタティックルーティングのエントリ(Sエントリ)をルーティングテーブル2bから削除する。これによって、ルーティングテーブル2bに残るDエントリ(迂回経路のエントリ)に基づき、サーバA向けのパケットがルータA2へ転送される。
<実施形態の効果>
実施形態におけるルータB1は、スタティックルーティングの設定に基づき転送される所定の宛先(サーバA)向けのパケットを所定のIF15(IF“P1”)で受信する。ルータB1(CPU11)は、所定の宛先(サーバA)向けの経路情報と、所定のIF15(IF“P1”)の情報とを記憶するルーティング監視テーブル15に基づいて、ルーティングテーブル2aに記憶された所定の宛先(サーバA)向けの経路情報を監視する。ルータB1(CPU11)は、サーバA向けの経路情報がルーティングテーブル2aから削除された場合に、IF“P1”(第2インタフェース)を閉塞する。
IF“P1”で受信されるパケットをIF“R1”(第1インタフェース)から送信するルータA1は、IF“P1”の閉塞を検知することにより、IF“R1”を閉塞する。このようにして、ルータB1で検出されたサーバA向けの通信経路の障害(異常)が、前段(前ホップ)のルータA1に伝達される。このように、実施形態によれば、スタティックルーティングによりパケットを転送する装置に、パケットの通信経路の異常を伝達することができる。
IF“R1”の閉塞に伴い、ルータA1のCPU11は、ルーティングテーブル2bからサーバA向けのSエントリを削除する。これにより、サーバA向けのDエントリが現用経路情報として使用される状態となり、サーバAへのパケットの転送先が、ルータB1からルータA2に変更される。これによって、サーバA向けのパケット転送を継続することができる。
なお、実施形態で示した例では、ルータA2向けのエントリはDエントリであるが、Sエントリであっても良い。また、ルータA2向けのDエントリは予めルーティングテーブル2bに記憶されている例が示されている。これに代えて、Sエントリの削除を契機に、ルーティングプロトコルに基づく経路情報の交換が行われ、Dエントリがルーティングテーブル2bに記憶されるようにしても良い。或いは、Sエントリの削除を契機に、ルータA1がサーバXへ通信エラーを通知する構成が採用されても良い。要は、IF“R1”の閉塞によりサーバA向けの通信経路の異常(障害)を検知したルータA1が、予め用意さ
れた動作(Dエントリへの切り替え、Dエントリの生成及び記憶、或いは通信エラーの通知)を行うようにされていれば良い。
また、実施形態の構成におけるルータA1の動作(IF閉塞の検知に伴うSエントリの削除(Dエントリへの切り替え))は、既存のルータの動作である。よって、実施形態によれば、ルータB1にルート監視部4及びルーティング監視テーブル1を実装することによって、ルータA1にエントリの切り替えを実施させることができる。すなわち、ルータB1とルータA1とがエントリ切り替えのために連携するようなプロトコルは不要である。したがって、開発規模を小さくすることができる一方、導入に係るコストを抑えることができる。
また、エントリの切り替えのためにルータA1とルータB1とが連携のための通信(メッセージ交換)を行うこともない。このため、連携のためパケット通信による帯域への影響を抑えることができる。以上説明した実施形態の構成は、適宜組み合わせることができる。
A・・・サーバ
B1,A1,10・・・ルータ
1・・・ルーティング監視テーブル
2・・・ルーティングテーブル
3・・・ルーティング制御部
4・・・ルート監視部
5・・・IF制御部
11・・・CPU
12・・・メモリ

Claims (3)

  1. スタティックルーティングにより設定された第1の経路情報に基づき転送される第1の宛先向けのパケットを受信するインタフェースと、
    前記パケットを前記第1の宛先へ向けて転送する経路情報を記憶するルーティングテーブルと、
    前記経路情報と前記インタフェースとの対応関係を記憶する記憶部と、
    前記ルーティングテーブルから前記経路情報が削除された場合に、前記インタフェースを閉塞する制御部と
    を含む通信装置。
  2. スタティックルーティングにより設定された第1の経路情報に基づき転送される第1の宛先向けのパケットを受信するインタフェースと、前記パケットを前記第1の宛先へ向けて転送する経路情報を記憶するルーティングテーブルとを含む通信装置が、
    前記ルーティングテーブルから前記経路情報が削除された場合に、記憶部に記憶された前記経路情報と前記インタフェースとの対応関係を参照し、
    前記参照によって特定される前記インタフェースを閉塞する
    ことを含む通信装置の通信制御方法。
  3. スタティックルーティングにより設定された第1の経路情報に基づいて第1の宛先向けのパケットを第1インタフェースから送信する第1の通信装置と、
    前記パケットを受信する第2インタフェースと、前記パケットを前記第1の宛先へ向けて転送する経路情報を記憶するルーティングテーブルと、前記経路情報と前記第2インタフェースとの対応関係を記憶する記憶部と、前記ルーティングテーブルから前記経路情報が削除された場合に、前記第2インタフェースを閉塞する制御部とを含む第2の通信装置とを含み、
    前記第1の通信装置は、前記第2インタフェースの閉塞に応じて前記第1インタフェースを閉塞する
    通信システム。
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