JP2017204751A - 無線通信装置及び無線通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】無線通信装置10は、無線通信機器である端末50との間で無線により通信を行う通信用アンテナ21と、通信用アンテナ21との無線による通信が可能な受信品質となる領域が制限されるように、通信用アンテナ21が使用する周波数帯の一部または全部を共有する周波数帯における干渉波を送信する干渉波送信用アンテナ31と、を具備する。
【選択図】図1
Description
以下に説明する実施形態の無線通信装置及び無線通信方法は、ミリ波等の周波数帯を用いて、近距離で短時間のうちに大容量のデータファイルの無線伝送を実施する「タッチアンドゲット」を行うときに、無線通信機器が無線通信装置と無線通信可能な通信エリアを制限する。
図15は、従来の無線通信装置90の構成を示す図である。同図に示す無線通信装置90は、近距離通信用の無線通信基地局(以下、「基地局」と記載する。)20を備える。基地局20の通信用アンテナ21は、自装置以外の通信装置と無線により通信する。通信用アンテナ21により基地局20が通信する自装置以外の通信装置は、端末50(無線通信機器)である。通信用アンテナ21は、端末50に対して無線により信号の送信、又は、信号の送受信を行う。通信用アンテナ21の周囲には、基地局20から無線により送信される信号である基地局信号を一定のレベル以上で受信できるエリア(領域)である基地局信号エリアA1が形成される。言い換えると、基地局信号エリアA1は、基地局20から無線により送信される信号を、結果的に一定以上のSNRで受信できるエリアである。
干渉波送信器30は、干渉波送信用アンテナ31から熱雑音レベルよりも高いレベルの干渉波が送信されるよう、干渉波のレベルを設定する。干渉波の信号内容は、白色雑音や帯域制限された白色雑音等を使用する。
図2は、本発明の第2の実施形態による無線通信装置10aの構成を示す図である。第1の実施形態の無線通信装置10は、基地局20の通信用アンテナ21に対して、端末50が近接してくる方向に干渉波送信用アンテナ31を設置している。本実施形態の無線通信装置10aには、通信用アンテナ21に対して、端末50が遠ざかる方向にも、干渉波送信用アンテナ31が設置される。以下では、i本目の干渉波送信用アンテナ31を、干渉波送信用アンテナ31−iと記載する。同図では、2本の干渉波送信用アンテナ31−1、31−2とも、干渉波送信器30に接続されている。
図16は、図15に示す無線通信装置90を用いた場合の端末50における基地局信号の受信レベルを示す概念図である。横軸は、端末50の動線D上の位置を示す。端末50における基地局信号の受信レベルは、基地局20の通信用アンテナ21の近辺で最大となり、通信用アンテナ21から離れるほど、伝搬損の影響で受信レベルは小さくなる。
図5(a)は、基地局20の通信用アンテナ21から送信される基地局信号を、指向性の無いアンテナで受信したときの受信レベルの分布を示す。図5(b)は、干渉波送信用アンテナ31−1と干渉波送信用アンテナ31−2の両方から同時に送信される干渉波を、指向性の無いアンテナで受信したときの受信レベルの分布を示す。これらの受信レベルの単位はdBmである。
図7は、第3の実施形態による無線通信装置が備えるアンテナの配置を示す図である。同図に示すように、同実施形態による無線通信装置は、一つの面内において通信用アンテナ21を囲むように、複数の干渉波送信用アンテナ31を配置する。このようにアンテナを配置することにより、端末50が平面上のいずれの方向から到来する場合にも、通信エリアを作ることができる。干渉波送信用アンテナ31の数はいくつでもよく、また、同図では、干渉波送信用アンテナ31を円周上に配置しているが、円周上に配置しなくてもよい。また、3次元空間内に任意に配置してもよい。
図8は、無線通信装置10cが形成するエリアの概念図を示す。無線通信装置10cは、第2の実施形態の無線通信装置10aの通信用アンテナ21、干渉波送信用アンテナ31−1、31−2のビーム幅を狭くし、アンテナ指向性を高くした構成である。通信用アンテナ21の放射指向性は、180度以下の半値ビーム幅を持ち、ビーム方向は正面である。同図は、無線通信装置10cの通信用アンテナ21、干渉波送信用アンテナ31−1、31−2により形成される、基地局信号エリアA1、干渉波エリアB1、B2を示している。通信用アンテナ21の周りには、基地局20の信号を一定のレベル以上で受信できるエリアである基地局信号エリアA1が形成される。干渉波送信用アンテナ31−1が送信する干渉波によって、干渉波を一定のレベル以上で受信できるエリアである干渉波エリアB1が形成され、干渉波送信用アンテナ31−2が送信する干渉波によって、干渉波を一定のレベル以上で受信できるエリアである干渉波エリアB2が形成される。この場合、基地局信号エリアA1内の通信エリアA2において、端末50と通信用アンテナ21とが通信可能である。
本実施形態の無線通信装置10は、第4の実施形態の無線通信装置10dよりも干渉波送信用アンテナ31を2個多くした構成である。
図12(a)は、干渉波送信用アンテナ31を2個有する第4の実施形態の無線通信装置10dを用いた場合のSINR分布を示す。図12(b)は、干渉波送信用アンテナ31を4個有する本実施形態の無線通信装置を用いた場合のSINR分布を示す。図12(b)のSINR分布を得た無線通信装置は、通信用アンテナ21を座標(X,Y)=(0,0)に、干渉波送信用アンテナ31−1を(0,10)に、干渉波送信用アンテナ31−2を(0,−10)に、干渉波送信用アンテナ31−3を(0,9.5)に、干渉波送信用アンテナ31−4を(0,−9.5)にそれぞれ配置する。4個の干渉波送信用アンテナ31は内側に、すなわち、通信用アンテナ21側に向ける。
図13は、第6の実施形態による無線通信装置10eの構成を示す図である。例えば、無線通信装置10eは、通信用アンテナ21を備える基地局20と、干渉波送信用アンテナ31−1、31−2を備える干渉波送信器30とを有する。タブレットPCのように端末50の筐体が大きい場合、無線通信装置10eの干渉波送信用アンテナ31−1、31−2から送信された干渉波は、端末50の筐体表面で反射し、干渉波送信用アンテナ31−1、31−2の表面との間で往復して反射することが想定される。反射波がある場合には、上記の実施形態において設計した通信エリアのサイズや形に多かれ少なかれ影響を与えるため、できる限り反射波を低減することが望ましい。そのため同図に示すように無線通信装置10eの通信用アンテナ21の正面に、電波透過損のあるシートである電波吸収シート40を張り、往復で反射する波を低減する構成が望ましい。この構成によれば、電波透過損が10dBの電波吸収シート40を使用した場合、基地局20から端末50に直接到達する波の受信レベルは、電波吸収シート40がない場合に比べて10dB低くなるが、基地局20と端末50の間を反射により1往復して端末に到達する波の受信レベルは30dB低減されるため、反射波の影響を1/100に低減することができる。このような原理により通信エリアを提供することが可能となる。
本実施形態では、上述した実施形態の無線通信装置を用いた無線通信システムにおける通信の開始及び終了の動作を説明する。以下では、図2に示す第2の実施形態の無線通信装置10aと端末50とを有する無線通信システムを例に説明する。
また、上記では、基地局20が情報フレームとしてビーコンを送信する例を示したが、ビーコン以外の情報フレームを使用してもよい。
第7の実施形態の無線通信システムにおいては、第1のユーザーの端末50−1が通信エリアの外に出てから、第1のユーザーの端末50−1に続いて第2のユーザーの端末50−2が通信エリアに入るよう、ユーザーの移動経路を制限しておく形態、つまり、自動改札機のようにユーザーが順次タッチアンドゲットによる通信を実施する形態が望ましい。こうした実施形態においては、各ユーザーが持つ端末50が同時に通信エリアに入らず、一人ずつ通信エリアに入るようにしておけば、基地局20に接続される端末50の数は同時に1台となる。これにより最大のスループットが実現される。本実施形態により通信エリアが限定されるので、第1のユーザーの端末50−1が通信エリアから遠ざかるとすぐに端末50と基地局20との接続が解除され、すぐに第2のユーザーの端末50−2との接続開始に向けた準備ができる。これにより、基地局20は、順次到来する端末50とのpoint-to-point通信を実施することができるため、基地局20にタッチした第2のユーザーはすぐに通信を開始することができる。
なお、干渉波送信用アンテナは、通信用アンテナが無線により情報フレームを送信しているときに干渉波信号を送信し、無線通信機器は、情報フレームの受信品質が所定以上となった後に受信した情報フレームの受信品質が所定以下である場合に、無線通信装置に接続解除要求を送信してもよい。つまり、無線通信機器は、例えば、情報フレームがビーコンである場合、ビーコンのSINRが所要SINR以上となった後に受信したビーコンの復調ができない場合に、接続解除要求を送信する。
20…基地局
21…通信用アンテナ
30…干渉波送信器
31…干渉波送信用アンテナ
50…端末
Claims (7)
- 無線通信機器との間で無線により通信を行う通信用アンテナと、
前記通信用アンテナとの無線による通信が可能な受信品質となる領域が制限されるように、前記通信用アンテナが使用する周波数帯の一部または全部を共有する周波数帯における干渉波を送信する干渉波送信用アンテナと、
を具備することを特徴とする無線通信装置。 - 前記干渉波送信用アンテナは、前記通信用アンテナに対して前記無線通信機器が接近する方向に配置される、
又は、
複数の前記干渉波送信用アンテナは、前記通信用アンテナを囲むように配置される、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。 - 前記干渉波送信用アンテナの放射指向性は、180度以下の半値ビーム幅を持ち、
前記干渉波送信用アンテナのビームの方向は、前記通信用アンテナのビーム中心線の方向に0度から90度までの間の角度で傾いている、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信装置。 - 前記干渉波送信用アンテナと前記無線通信機器との間に、透過損を持つシートが設けられる、
ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の無線通信装置。 - 前記干渉波送信用アンテナは、前記通信用アンテナから無線信号が送信されている時に干渉波を送信し、
前記干渉波のレベルは、前記通信用アンテナから送信される無線信号の変調方式及び誤り訂正符号化に対して必要となるSINRの値に対応して決定される、
ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の無線通信装置。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の無線通信装置と、無線通信機器とを有する無線通信システムであって、
前記無線通信装置の前記通信用アンテナは情報フレームを送信し、
前記無線通信機器は、前記情報フレームを受信し、受信した前記情報フレームの受信品質が所定以上である場合に、前記無線通信装置に接続要求を送信する、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記干渉波送信用アンテナは、前記通信用アンテナから情報フレームが送信されているときに干渉波を送信し、
前記無線通信機器は、情報フレームの受信品質が所定以上となった後に受信した情報フレームの受信品質が所定以下である場合に、前記無線通信装置に接続解除要求を送信する、
ことを特徴とする請求項6に記載の無線通信システム。
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