JP4087875B2 - ワイヤレスlanシステム - Google Patents

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本発明はローカルエリアネットワーク(LAN)に係り、更に詳しくは主としてミリ波帯の電磁波を使用したワイヤレスLANシステムにおいて、ワイヤレスLAN子局側で受信アンテナの物理的な位置を調整することなく、親局との間で最良の通信状況を実現するための通信品質最適化方式に関する。
近年、LANは益々普及し、LAN上で取り扱われるデータも増加している。さらに、パーソナルコンピュータを始めとして、データ端末の通信機能の充実、小型化が進み、また移動環境での使用に対する要求が高まっており、ワイヤレスLANシステムが注目されている。
これまでワイヤレスLANシステムは、ISM帯という約1〜3GHzの電波帯域がワイヤレスLAN用に使用されていた。しかし、この帯域は工業用あるいは電子レンジ用などに使用され、ノイズが多いことからスペクトラム拡散方式等を使用してノイズの影響を抑えなくてはならず、システムが複雑になってしまうことや、この電波帯域では高速伝送に必要な帯域が十分に確保できないという欠点があった。
そこで、未利用帯域でもある50〜70GHzのミリ波帯域が、データ通信用に注目されるようになり、さらにこの帯域はデータ通信用に使用が認可されようとしている。
この帯域の電磁波の特徴として、直進性が強いこと、酸素やガラス等に比較的吸収されやすいことがあり、たとえばオフィス環境での使用では、外部に電磁波が漏れる可能性が少なく、セキュリティの面で有効である。さらに未利用帯域のために、ISM帯を使用する場合と異なり、スペクトラム拡散方式等を使用する必要がなく、その分システムを簡単にでき、また高速伝送に必要な帯域が十分に確保でき、有線LANで 100Mbps 以上の高速化が進みつつある現在、非常に有望な帯域である。
しかし、ミリ波ワイヤレスLANシステムでは、親局アンテナは通信可能範囲を広げるため通常比較的ブロードな放射指向特性を持つが、子局アンテナは、ミリ波の強い直線性、酸素に吸収されやすいという特性、子局間干渉、あるいはマルチパスの影響があるため、良好な通信環境を得るためには放射指向特性をブロードにせずに鋭い指向性とし、正確に親局アンテナ方向に向けておかなければならなかった。さらにこれらの影響を避けるためのダイバシティ方式やスペクトラム拡散方式の採用は、ミリ波帯域では実現が難しく、仮に採用してもシステムが複雑になってしまう。
ミリ波帯域の電磁波を使用するワイヤレスLANシステムにおいては、以下のような問題点がある。第1の問題点は、子局のアンテナの位置や方向の微妙な変動によって、急激に通信状況が悪化するということである。すなわち、前述のように、ミリ波帯域においては親局アンテナは通信範囲を広げるためにブロードな放射特性を持つ必要がある。これに対して直進性が強く、酸素に吸収されやすいという特性を持つミリ波の帯域では、マルチパスの影響などのために、子局アンテナの放射特性をブロードにすることはできず、子局アンテナの放射指向特性を鋭くすると共に、その方向は親局の方向を正確に向いていなければ良好な通信状態を得ることができない。すなわち良好な通信状況を維持するために、子局アンテナの放射パターンを極めて鋭くし、かつその方向を親局アンテナ方向に常に正確に向けておかなければならないという問題点があった。
第2の問題点は、マルチパスや子局間の干渉を避ける方法としてダイバシティ方式のアンテナを用いること、あるいはスペクトラム拡散方式を導入することが考えられるが、これらの実現はミリ波帯では難しく、システムが複雑になってしまうということである。
本発明の課題は、上述の問題点に鑑み、子局アンテナとしてその指向特性を動的に変化することができるアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナを採用し、親局側から搬送波のみの送信を受けて、その受信電界強度が最大となるようなアンテナ指向特性を検索することにより、ワイヤレスLANにおける通信品質を最適化することである。
図1は本発明の原理構成ブロック図である。同図はバックボーンLANに接続され、配下の子局相互間の通信をサポートするワイヤレスLAN親局と、ワイヤレスLAN子局とから構成されるワイヤレスLANシステムの原理構成ブロック図である。なお、親局と子局とは、それぞれ相手側との通信としての送信と受信が可能な送受信装置である。
図1においてアンテナ手段1、制御フレーム送信手段2、およびアンテナ指向特性制御手段3は子局4側に備えられ、また搬送波送信手段5は親局6側に備えられる。
アンテナ手段1は、親局からの電波の受信に際してその指向特性を動的に変化することができるものである。制御フレーム送信手段2は、親局または他の子局との間での通信の開始に先立って、あるいは通信開始後に通信状況が悪化したときに、親局側に制御フレームを送信するものである。
アンテナ指向特性制御手段3はアンテナ手段1、例えばアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナの指向特性を変化させ、制御フレームに対応して親局側から送信される搬送波の受信電界強度が最大となるような指向特性を検索するものである。
搬送波送信手段5は、子局側からの制御フレームの受信に対応して、搬送波の送信を開始するものである。通常、LANのデータは、バースト的に、ある時点に集中して通信される特性を持っており、一般に通信すべきデータがない時点ではLANシステムの親局側ではデータフレームは勿論、搬送波の送信も行っていない。そのため本発明においては、子局側の制御フレーム送信手段2によって制御フレームが親局側に送信され、親局6ではその制御フレームの受信に対応して、搬送波送信手段5によって搬送波のみの送信を開始し、この搬送波が送信されている間に子局4側で、アンテナ指向特性制御手段3によってその搬送波の受信電界強度が最大となるようにアンテナ手段1の指向特性が検索される。
本発明においては、制御フレーム送信手段2が制御フレームを送信するにあたり、アンテナ手段1を構成するアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナのアレイとしての複数の素子のうち、1つの素子のみを使用して制御フレームを送信し、これによって子局側のアンテナ手段1の指向特性をブロードにすることもできる。またこの場合、この1つの素子のみに対する給電電力を増加させることによって、制御フレームの送信電力を全ての素子を使用する場合に比べて低下させることなく、制御フレームを親局側に確実に送ることができる。
更に本発明においては、子局側から送信される搬送波の受信電界強度が最大となるような指向特性が検索され、アンテナ手段1の指向特性がその方向に固定された後に、親局との間の通信としてのデータフレーム送受信が開始されるが、その後にも必要に応じて再度アンテナ指向特性の検索が行われる。
例えば親局から受信したデータフレームのエラー、例えばフレームチェックシーケンスエラーが検出され、検出されたエラーフレームの数があらかじめ定められた値を越えた時には、制御フレーム送信手段2が制御フレームを送信し、搬送波送信手段5が搬送波の送信を開始し、アンテナ指向特性制御手段3が指向特性の検索を行うことにより、ワイヤレスLANにおける通信品質が再び最適化される。
以上のように、本発明によればアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナを採用することによって、子局側でのアンテナの物理的な位置を調整することなく、親局との間で最良の通信状況を実現することができる。
本発明によれば主としてミリ波を使用するワイヤレスLANシステムにおいて、子局アンテナとしてその放射指向特性を自由に変化させることができるアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナを採用し、子局から制御フレームを送信して、親局がそれに対応して搬送波の送信を開始し、子局がアンテナ素子への給電位相を変化させて、親局から送信される搬送波を最大強度で受信できるアンテナ指向特性の方向を検索し、その方向に子局アンテナの指向特性を固定することによって、データ端末、子局、または子局アンテナの位置を調整することなく、最適な通信状況を確保することが可能となる。
更に子局側で受信したエラーフレームの数、あるいはデータフレームの受信電界強度の強さに対して条件を設定し、その条件が成立しなくなった時点で再度最適なアンテナ指向特性の検索を行うことにより、データ端末や子局の移動、あるいはアンテナの位置ずれによる通信状況の悪化に自動的に対応でき、常に最良な通信品質を提供することができる。
また検索動作中における親局からの送信搬送波の強度を通常データ通信時より下げることにより、親局側での省電力化を図ることも可能となる。以上のことから、強固で柔軟性を持ったワイヤレスLANシステムを構築することができ、テーブル通信用に割り当てられた未利用帯域のミリ波帯を使用する高速ワイヤレスLANシステムの実用化に寄与するところが大きい。
図2は本発明の通信品質最適化方式が実現されるワイヤレスLANシステムの基本構成図である。
図2においてワイヤレスLANシステムは、例えば有線方式のバックボーンLAN11に接続されたワイヤレスLAN親局12と、それぞれデータ端末14に接続された複数のワイヤレスLAN子局15から構成されている。ワイヤレスLAN親局12のアンテナはブロードな放射指向特性13を持っているのに対して、ワイヤレスLAN子局15の子局アンテナ16は鋭い放射指向特性17を持っている。
一般にLANシステムではデータはバースト的に送信されることが多いため、送信すべきデータがない場合には、例えばワイヤレスLAN親局12は搬送波の送信は行っていない。そのため本実施例において、子局15はその起動時、接続されているパソコンなどのデータ端末14の起動時、あるいはデータ端末14の通信開始時に、通常のLANデータフレームとは異なる制御フレームを親局12に送信し、親局12はそれを受信して搬送波のみの送信を開始する。子局15はその指向特性を動的に変化させることができるアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナ15によって、親局から送信される搬送波を最大強度で受信できる方向を検索し、検索された方向にアンテナの放射ビームの方向、すなわち放射指向特性を合わせることによって良質の通信品質を確保する。
図2において、ワイヤレスLAN子局15の形式としてはPCカード型、端末内蔵型、別筐体型など、各種の形式のものが使用される。また子局15とアンテナ16とは一体型のものや、アンテナ16が子局15と信号線で接続されている型のものなどがあり、特に子局15とアンテナ16の構成、および形状は限定されない。更にアンテナ16としては、送信と受信を1つのアンテナで行うものでも、また送受信を別々のアンテナで行うものでもよい。本実施例では送信アンテナと受信アンテナが別のものとして説明する。
図3は図2の子局アンテナ16の例としてのアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナの説明図である。同図においてアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナ21は複数のパッチ素子、ここでは9つのパッチ素子22から構成されている。各パッチ素子に対応してx位相器23、およびy位相器24が備えられている。x位相器23は、xz平面内での指向特性を変化させるためにパッチ素子のy軸に平行な辺への給電位相を変化させるものであり、y位相器24はx軸に平行な辺への給電位相を変化させるためのものである。また各x位相器23に対してはx位相器の励振の制御器25、各y位相器24に対してはy位相器の励振の制御器26が接続されている。
図3におけるアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナ21は9つのパッチ素子によってアンテナアレイが構成されているが、特に素子の数はこれには限定されない。更に素子の形は正方形のパッチ素子としているが、正方形の4つの角のうちで1つの辺の両端にない2つの角を切り取った形、円形、ダイポール形など、いずれの形式でもよいことは当然である。
図4はアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナをy方向から見た場合の放射指向特性の変化の説明図である。同図において、各パッチ素子21に対するx位相器23の制御によって、アンテナ全体の放射指向特性の方向はxz平面上で変化することが分かる。
図5は子局の構成を示すブロック図である。同図において子局31に対しては、受信アンテナ32と送信アンテナ33が接続されている。子局31は大別して無線部34、制御部35、LAN機能部36、およびタイマ37から構成されている。
無線部34は受信アンテナ32および送信アンテナ33と接続され、変復調器、位相器、位相器制御器、アンテナ給電回路、バーストスイッチ回路などから構成されている。
LAN機能部36はデータ送受信制御機能、キャリア検出機能、FCS(フレームチェックシーケンス)エラー検出機能、コリージョン検出機能、プリアンブル付加機能、および端末インタフェースなどから構成されている。
制御部35は検索機能制御部41、アンテナ指向特性制御42、受信制御部43、電界強度検出/記憶部44、制御フレーム生成部45、給電電力制御部46、送信制御部47、およびFCSエラーフレーム検出部/カウンタ48から構成されている。
図6は図5の検索機能制御部41の構成、およびその動作の説明図である。同図において、検索機能制御部41には検索状態記憶/指示部51が備えられており、例えば親局側から折り返された制御フレームに対して受信制御部43によってエラーが検出された時、親局側から受信した搬送波の電界強度が、後述するような条件を満たさないことが電界強度検出/記憶部44によって検出された時、FCSエラーフレーム検出部/カウンタ48によって通常のデータフレームに対するエラーが何回も検出された時、またデータ端末起動信号が入力された時、検索開始を指示する信号を制御フレーム生成部45などに送ることになる。
図7はアンテナ指向特性制御部42の構成と、その動作の説明図である。同図においてアンテナ指向特性制御部42は指向性指示部52、および使用素子指示部53を備えている。
ここでアンテナ指向特性制御部による制御について更に説明する。前述のようにLAN子局は、受信アンテナとしてその放射指向特性を自由に連続的に変化させることが可能なアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナを使用する。図4で説明したように、各パッチ素子21に対応する位相器を用いてパッチ素子21への給電位相を変化させることによって、xz平面上でその放射指向特性の方向を自由に変化させることができる。同様のことはyz平面内でも行うことができ、x位相器23、およびy位相器24によってそれぞれ給電位相を変化させることにより、アンテナ面上の半球面内で放射指向特性の方向を自由に変化させることができる。
ここでアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナについて更に説明すると、このアンテナは複数のアンテナ素子、すなわちパッチ素子が誘電体基板上に2次元(プレーナ)に配列されたアンテナであり、パッチ素子1つずつに対して位相器が備えられ、この位相器によってそれぞれのパッチアンテナの励振の位相を連続的に変化させ、アンテナの物理的方向を変えることなく、電磁波の放射方向、つまり放射指向特性をアクティブに変化させることができるものであり、例えばレーダなどに使用される。またパッチ素子を多数並べることにより、鋭い放射指向特性を持つアンテナを構成することができる。逆に1つのパッチ素子だけでは、半値角90°〜120 °以上のブロードな放射指向特性が得られる。
図8は子局アンテナの放射指向特性の検索方法、すなわち親局方向の検索方法の説明図である。子局受信アンテナ32は、図3で説明したように9つのパッチ素子22が2次元状で配列され、鋭い放射指向特性を持つものとする。その放射指向特性が親局の方向54を向くように検索が行われる。
まずxy平面上で放射指向特性を移動させることにより、水平面での検索によるθ角の決定55がなされる。その後z−α面での検索によるφ角の決定56がなされる。これによって子局アンテナの放射指向特性57は親局の方向54を向くことになる。
図9はアンテナ方向検索開始に先立って親局側に制御フレームを送る方法の説明図である。同図において、子局送信アンテナ33を構成する複数のパッチ素子のうちで、例えば中央のパッチ素子58だけが使用されて、制御フレームが親局側に送信される。この時パッチ素子が1つだけ用いられることによって、その放射指向特性59はブロードなものとなり、制御フレーム60は広い方向に向かって送信され、親局がどの方向にあっても、親局は制御フレームを受信することが可能になる。
図7の指向性指示部52は、アンテナ指向特性の検索結果としてのθおよびφの値を保持すると共に、無線部34に対してその値を通知し、送信アンテナ33および受信アンテナ32の放射指向特性を固定させる。すなわち通常のデータ通信時には、送信、受信の両アンテナが最適なθとφの値によって決まる方向を向く。また使用素子指示部53は、検索機能制御部41からの検索開始指示信号に対応して、無線部34に対して送信アンテナ33の1つの素子だけを使用して制御フレームを送る命令を送信する。
図10は図5の受信制御部43の構成と、動作の説明図である。同図において、受信制御部43は制御フレームFCSエラーチェック部64、データスイッチ部65、およびランダムバックオフタイマ66を備えている。
制御フレームFCSエラーチェック部64は、無線部34からのデータの入力を受けて親局側で折り返された制御フレームにエラーが検出された時、例えば他の子局から送られた通常のデータフレームとコリージョンが発生したとみなして、ランダムバックオフ後に再度検索を行うことを検索機能制御部41に指示するものである。データスイッチ部65は、無線部34からのデータを、アンテナ方向の検索時にはデータとしての制御フレームを電界強度検出/記憶部44に、また通常のデータフレームの通信時にはデータをLAN機能部36と電界強度検出/記憶部44との両方に出力するスイッチ機能を実行するものであり、ランダムバックオフタイマ66はコリージョン検出後の制御フレーム再送までの送信の待ち時間をランダムに決めるためのタイマである。
図11は電界強度検出/記憶部44の構成と、その動作の説明図である。同図において電界強度検出/記憶部44は、電界強度検出部68と記憶部69から構成されている。
電界強度検出部68は、アンテナ方向の検索時には親局から送信される搬送波の電界強度を検出し、その時の放射指向特性の角度を記憶部69に通知する。角度を変化させても検出された電界強度があらかじめ設定されたスレッショルド以下である場合には、検索機能制御部41に対して検索再実行を指示する。また通常データ通信時には、通常のデータフレームの受信電界強度の監視を行い、その値があらかじめ設定されたスレッショルド以下の時には、同様に検索機能制御部41に対してアンテナの指向特性の検索再実行を指示する。
記憶部69は、電界強度検出部68からの出力を受けて検索中の最大受信強度があらかじめ定められた設定最低値、すなわちスレッショルド以上であれば角度θおよびφの値を記憶し、アンテナ指向特性制御部42に通知して、その角度θおよびφの方向にアンテナ指向特性を固定させる。
図12は制御フレーム生成部45の構成と、その動作の説明図である。同図において制御フレーム記憶ROM71は、検索機能制御部41からの検索開始の指示を受けて、ROM内に焼き付けられた制御フレームを送信制御部47に出力する。
図13は給電電力制御部46の構成と、その動作の説明図である。同図において電力強化指示部72は、検索機能制御部41からの検索開始の指示を受けて、制御フレームの送信のために使用されるアンテナ素子、すなわちパッチ素子1つのみに対する給電電力を増大させる指示を無線部34に送り、制御フレームの送信後は通常の給電電力に戻すような指示を与える。これは図9で説明したように、制御フレームの送信時には放射指向特性をブロードにする目的でパッチ素子1つのみを用いており、アンテナからの送信電力が小さくなるため、そのパッチ素子に対する給電電力を増大させるためである。
図14は送信制御部47の構成と、その動作の説明図である。同図においてデータスイッチ部73は、検索機能制御部41からの指示に応じたアンテナ指向特性の検索時には制御フレーム生成部45から入力された制御フレームを無線部34に、また通常のデータ通信時にはLAN機能部36からの通常データフレームを無線部34に送るスイッチ機能を実行する。
図15はFCSエラーフレーム検出部/カウンタの構成と、その動作の説明図である。同図においてFCSエラーカウント/記憶部74は、LAN機能部36からの入力を受けて、通常のデータ通信時にLAN機能部36によってエラーが検出されたデータフレーム数をカウントし、例えば連続してエラーフレームが設定された個数だけ受信された時、検索機能制御部41に対して検索開始の指示を送る。
あるいは最初にエラーフレームを受信した時にタイマ37に対してタイマ起動の指示を出し、そのタイムアウト以前にあらかじめ設定された個数のエラーフレームが受信された時に検索機能制御部41に対して検索開始の指示を送る。なおこのような動作については更に後述する。
図16はLAN親局の構成を示すブロック図である。同図において親局81には、受信アンテナ82と送信アンテナ83が接続されている。親局81は大別して無線部84、制御部85、およびLAN機能部86から構成されている。
無線部84は変復調器、位相器、位相器制御器、アンテナ給電回路、バーストスイッチ回路などから構成されており、制御部85は検索機能制御部87、フレーム判別部88、および給電電力制御部89から構成されている。更にLAN機能部86はデータ送受信制御機能、キャリア検出機能、コリージョン検出機能、プリアンブル付加機能、データ折り返し機能、およびバックボーンインタフェースなどを含んでいる。
図17は図16の検索機能制御部87の構成と、その動作の説明図である。同図において検索機能制御部87は、フレーム判別部88から制御フレームを受信したことが通知されると、無線部84に対して搬送波送信の指示を出す。またこの時省電力を計る場合には、搬送波の送信電力を下げるように給電電力制御部89に対して指示を出す。
図18はフレーム判別部88の構成と、その動作の説明図である。同図において制御フレーム判別部91は、無線部84からの受信フレームの入力に対してそのフレームが制御フレームであるか否かを判別し、その結果をスイッチ部92に出力する。スイッチ部92は、制御フレームである場合には制御フレームを受信したことを検索機能制御部87に通知し、制御フレームでない場合には受信したフレームをLAN機能部86に送る。
図19は給電電力制御部89の構成と、その動作の説明図である。同図において電力調整部93は、搬送波を送るに際して検索機能制御部87からの指示に応じ給電電力を低下させて、その電力を無線部84に供給する。
以上においてLAN子局およびLAN親局の構成を中心として、その動作の概要を説明したが、以下において本実施例における通信品質最適化方式について更に詳細に説明する。
まずLAN子局31側では、前述のように例えば子局の起動時に検索機能制御部41から制御フレームの送信指示が制御フレーム生成部45に与えられ、通常のLANデータフレームとは異なる制御フレームが通信制御部47、無線部34を介して親局側に送信される。この時子局の送信アンテナ33の放射指向特性は親局の方向を向いているとは限らないため、確実に親局に制御フレームを受信させるために、この制御フレームをブロードな放射指向特性を用いて送信する必要がある。
そこでアンテナ指向特性制御部42の制御によって、図9で説明したように1つのパッチ素子のみを使用して送信することにより、確実に親局側に制御フレームを受信させることができる。なお必ずしも図9のように中央のパッチ素子58を使用する必要はない。また1つの素子のみによる送信では放射電磁界強度が弱いために、確実に制御フレームを親局に受信させるために、パッチ素子58への給電電力を給電電力制御部46によって通常のデータフレームの通信時より増大させて送信を行う。
LAN親局81は、子局側から送信された制御フレームを受信アンテナ82で受信し、無線部84を介してフレーム判別部88によって受信したフレームが制御フレームであることを確認し、検索機能制御部87の制御によって無線部84は搬送波のみの送信を開始する。この時には親局81からその制御フレームを、例えばバックボーンLAN側に転送するようなことは行われない。
また親局が搬送波を送信している間にバックボーンLAN側、または別の子局からデータフレームが送信されても、上り、すなわち子局から親局へと、下り、すなわち親局から子局へとでは送信の周波数が異なり、またその電界強度は一定であり、アンテナ指向特性検索中の子局には影響はない。すなわち、アンテナ指向特性検索中の子局は、この時親局から送信される搬送波を受信しているだけであり、フレームのコリージョン(衝突)は起こらない。しかしながら後述するように子局が制御フレームを送信した時、バックボーンLAN経由、または他の子局が制御フレーム、または通常のデータフレームを同時に送信した場合にはコリージョンが発生する。
この時子局側から送信される制御フレームは、通常のデータフレームとは明確に区別される必要がある。図20はこの制御フレームのフォーマットの例を示す。同図に示すように、例えばフレームの終点アドレスと始点アドレスを示すビットを全て“0”とすることにより、親局側では制御フレームを通常のデータフレームと明確に区別することができる。特にこの図のようにフレームの先頭部分にあるMAC(物理)アドレス部分を使用することにより、親局側では制御フレームの区別を瞬間的に実行することができる。また始点アドレスフィールドは各データ端末でユニークなアドレスを設定する部分であり、始点アドレスを全て“1”とする方法でもよい。あるいはMACアドレス部分以外を使用して、制御フレームを通常のデータフレームと区別する方法を取ってもよい。すなわち制御フレームのフォーマットは、通常のデータフレームと区別がつけばどのようなものでもよい。
更に図20に示すように、例えばイーサネット(登録商標)の場合には、パディング、すなわち任意の内容の8ビット単位のビット列をPADとして制御フレームのデータフィールドに埋め込み、更にフレームチェックシーケンスデータを埋め込んで、制御フレームの長さをイーサネット(登録商標)における最短フレーム長として 512ビットとし、通常のデータフレームとコリージョンを起こした場合には、アンテナ指向特性検索中の子局、およびデータの送信を行った端末の双方にコリージョンが発生したことを認識することができる。
これによって指向特性の検索を行っている子局が存在しても、通常のデータ通信に影響が出ないようにすることができ、一方検索中の子局は検索を中断、無効として、検索機能制御部41によって、例えばランダムバッファオフ後に再度制御フレームを送信して検索動作を行う。
子局は制御フレームの送信に続いて、受信アンテナの指向特性を、図3,図4で説明したように位相器によって給電電力の位相を変化させることによって変化させながら、親局から送信される搬送波の受信電界強度を電界強度検出/記憶部44によって検出して、親局方向の検索を開始する。この時親局から受信した搬送波などは、受信制御部43からLAN機能部36には出力されない。すなわち、搬送波のレベル(振幅)はデータのレベル(振幅)より小さく、受信制御部43は搬送波のレベルより大きいスレッショルドを用いてデータを検出するため、搬送波がLAN機能部36に出力されることはない。
アンテナ指向特性の検索においては、図8で説明したようにまず最初にアンテナ平面と平行な平面上 360度に渡って親局からの搬送波を最も強く受信できる角度θが検出され、更にアンテナ面に垂直な面内の 180度に渡る検索により、角度φが検出される。
アンテナ指向特性の検索に際して、検出された電界強度の最高値と最低値とに応じて、必要な場合には検索手順の再実行が行われる。まず親局から送信される搬送波の電界強度の最低限界値があらかじめ電界強度検出/記憶部44に設定され、検索中にその最低限界値以上の電界強度が検出されなかった場合には、再度検索手順を実行して最適な子局アンテナの放射ビームの方向が決定される。
ここで受信電界強度の最低限界値とは正常な通信に影響がでる程度の弱い受信電界強度を意味するが、その具体的な値としては、例えばワイヤレスLANシステムの製品化過程の試作段階においてそのような限界値を実測により決定してシステムに設定したり、あるいはその値がシステム自体の特性、すなわち使用されている部品や送信パワーなどの特性に依存すると考えられるために、計算によって求めてシステムに設定したり、あるいはエラーフレームの発生率によって決定するというような方法が考えられる。
また子局の電界強度検出/記憶部44に、親局から送信された搬送波の受信電界強度の最高値と最低値の差の最小値を記憶しておき、アンテナ指向特性の検索を行ってもその最小値以上の差を持つような状態で搬送波が受信できない場合には、再度検索手順を最初から実行し、子局アンテナの最適な指向特性の方向を決定する。
図21は、そのような受信電界強度の最高値と最低値の差の最小値があらかじめ設定された値に達するか否かで、検索成功/失敗とみなす場合の説明図である。同図(a) は、例えば図8のアンテナ平面と平行な平面上で座標を変化させた場合に、実測された受信電界強度の最高値と最低値の差があらかじめ設定された最小値より大きい場合を示し、このような場合には検索成功とみなすことにする。これに対して同図(b) は受信電界強度の最高値と最低値の差があらかじめ設定された最小値より小さく、検索失敗とみなされる場合を示す。
更にこのように子局アンテナの指向特性の検索時において親局からの搬送波の受信電界強度の最高値と最低値とを検出する場合には、最高値と最低値の比率、すなわち“最高値/最低値”の比率を電界強度検出/記憶部44に記憶しておき、検索中にその比率を越える検索が行えない場合には再度最初から検索手順を実行して、最適な子局アンテナの放射ビームの方向を決定することもできる。あるいは逆に比率“最低値/最高値”を電界強度検出/記憶部44に記憶しておき、検索中にその比率を下回る検索が行えない場合には再度最初から検索手順を実行することもできる。
次に検索が終了して最適な子局アンテナの指向特性の方向が固定され、通常のデータ送受信、すなわち親局との間でのデータフレームの送受信が開始された後の検索の再実行について説明する。
子局は電界強度検出/記憶部44に、親局との正常通信に支障が出始めるデータフレーム受信電界強度をスレッショルドして記憶しておき、親局から受信する通常のデータフレームの受信電界強度の検出を行う。データ端末、あるいはそれに接続された子局の移動や、アンテナの位置ずれなどのために、親局から送信されたデータフレームの受信電界強度があらかじめ設定されているスレッショルドを下回った時点で、前述のように検索機能制御部41から制御フレーム生成部45に検索開始の指示を送り、検索動作を開始して再び最適な通信環境を確保することができる。
この時、例えば検索動作中に前述のようにあらかじめ記憶されている親局からの搬送波の受信電界強度の最低値を上回る電界強度を検出できなかった場合には、改めてもう一度検索手順を実行することができる。最高値と最低値の差の最小値、最高値と最低値の比率、最低値と最高値の比率に関しても、前述と同様の処理を実行することができる。
更に親局からの受信搬送波の強度については電界強度のみでなく、磁界の強度を基準としてもよく、更には赤外線ワイヤレスLANシステムでは赤外線強度を基準とすることもできる。
親局との間での通常のデータフレームの送受信が開始された後の検索再開の他の条件としては、データフレームのエラーがある。子局には図5に示すようにFCSエラーフレーム検出部/カウンタ48が備えられている。親局から受信したフレームにエラーが検出された場合、そのフレーム数をカウントし、あらかじめ設定されたフレーム数に達した時点で、前述と同様に検索機能制御部41が検索開始を指示し、再び最適な通信環境確保のためのアンテナ指向特性の検索が行われる。この時前述のように電界強度の最低値、最高値と最低値の差の最小値、最高値と最低値の比率、および最低値と最高値の比率に関して同様の処理を行い、条件に適合しない場合には検索を再度やり直すこともできる。
このエラーフレームのカウントについては、親局から連続的に受信したエラーフレームの数があらかじめ設定された数に達した時点で、前述と同様に検索を再度実行することもできる。また最初のエラーフレームを受信した時点でタイマ37を起動し、タイマ37のタイムアウトまでに受信したエラーフレームの数があらかじめ設定された数に達した時点で、再度アンテナ指向特性の検索を行うこともできる。タイマ37のタイムアウトまでにあらかじめ設定された数のエラーフレームが受信されなかった場合には、タイムアウトの後にカウンタをクリアし、再度エラーフレームを受信した時点でタイマ37の起動以降の処理を繰り返すこともできる。
あるいはエラーフレームを受信した時点でタイマ37を起動し、連続的に受信したエラーフレームの数があらかじめ定められた数に達した時点で、アンテナ指向特性の検索を開始することもできる。タイマ37が起動されて更にいくつかの連続したエラーフレームが受信されても、あらかじめ設定された数に達する前に再び正常フレームが受信された場合には、カウンタとタイマはリセットされる。またタイマ37がタイムアウトした場合には、カウンタをクリアする。
このようにタイマ37を起動する場合についても、親局から送信される搬送波の受信電界強度の最低値、最高値と最低値の差の最小値、最高値と最低値の比率、最低値と最高値の比率に関して、前述と同様に処理を行い、アンテナ指向特性の再々度の検索を実行することもできる。
次に親局側の動作として、子局からの制御フレームを受信して、それに対応して子局側に搬送波を送信する場合、図16の給電電力制御部89によって通常のデータフレームの送信時より送信電力を下げて、搬送波の送信を行うこともできる。これによって省電力を図ることが可能となる。
このように親局が通常のデータ通信時より弱い送信電力で搬送波を送信し、子局がアンテナ指向特性の検索を行っている間に、別の子局あるいはバックボーンLANからデータフレームが送信された場合には、子局の電界強度検出/記憶部44は、不連続で急激な電界強度の上昇を検出することが予想される。このような場合には正常なアンテナ指向特性の最適方向の検索が不可能となるため、子局は検索を中断し、それまでの検索の結果をクリアし、データフレームの送信が終了した時点、あるいは例えばランダムバックオフアルゴリズムによって決まるある時間の経過後に再度制御フレームを送信して、親局に搬送波を送信させ、アンテナ指向特性の検索を行うことができる。
本発明の原理構成を示すブロック図である。 本発明の通信品質最適化方式が実現されるワイヤレスLANシステムの基本構成図である。 子局アンテナの例としてのアクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナの説明図である。 アクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナにおける放射指向特性の変化の説明図である。 ワイヤレスLAN子局の構成例を示すブロック図である。 図5の検索機能制御部の構成、およびその動作の説明図である。 アンテナ指向特性制御部の構成とその動作の説明図である。 子局アンテナの放射指向特性の検索方法の説明図である。 アンテナ放射指向特性の検索開始に先立って親局側に制御フレームを送る方法を説明する図である。 図5の受信制御部の構成とその動作の説明図である。 電界強度検出/記憶部の構成とその動作の説明図である。 制御フレーム生成部の構成とその動作の説明図である。 図5の給電電力制御部の構成とその動作の説明図である。 送信制御部の構成とその動作の説明図である。 FCSエラーフレーム検出部/カウンタの構成とその動作の説明図である。 ワイヤレスLAN親局の構成例を示すブロック図である。 図16の検索機能制御部の構成とその動作の説明図である。 フレーム判別部の構成とその動作の説明図である。 図16の給電電力制御部の構成とその動作の説明図である。 制御フレームのフォーマットの例を示す図である。 電磁界強度の最高値と最低値の差による検索の成功/失敗の判定を説明する図である。
符号の説明
1 アンテナ手段
2 制御フレーム送信手段
3 アンテナ指向特性制御手段
5 搬送波送信手段
11 バックボーンLAN
12 ワイヤレスLAN親局
14 データ端末
15 ワイヤレスLAN子局
16 子局アンテナ
21 アクティブ・フェーズド・プレーナアレイ・アンテナ
22 パッチ素子
23 x位相器
24 y位相器
25 x位相器の励振の制御器
26 y位相器の励振の制御器
31 子局
34 無線部
36 LAN機能部
41 検索機能制御部
42 アンテナ指向特性制御部
43 受信制御部
44 電界強度検出/記憶部
45 制御フレーム生成部
46 給電電力制御部
47 送信制御部
48 FCSエラーフレーム検出部/カウンタ
81 親局
87 検索機能制御部
88 フレーム判別部
89 給電々力制御部

Claims (1)

  1. ワイヤレスLANシステムにおいて、
    子局に、
    指向特性を動的に変化することができるアンテナ手段と、
    データ通信開始に先立って通信相手側に制御フレームを送信する制御フレーム送信手段と、
    該アンテナ手段の指向特性を変化させ、該制御フレームに対応して通信相手側から送信される搬送波の受信電界強度が最大になるような指向特性を検索すると共に、該受信電界強度の不連続な上昇を検出した場合は、該指向特性の検索を中止し、所定時間の経過後に該検索を行うアンテナ指向特性制御手段と、
    を備え、
    更に、親局に、検索中における該搬送波をデータ通信時より弱い送信電力で送信する送信手段を備えた
    ことを特徴とするワイヤレスLANシステム。
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