JP2017203743A - 原子炉施設およびそのフィルタベント設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛来物、竜巻等により排気配管が閉塞しても、ガス排出機能を維持する。【解決手段】実施形態によれば、原子炉格納容器3の内部の放射性ガスを処理するフィルタベント設備100は、原子炉格納容器3からの放射性ガスを受け入れて放射性ガス中の放射性物質を除去するフィルタ113を有しベントガスを排出するフィルタ装置110と、原子炉格納容器3と連通しフィルタ装置110に接続される主給気配管121と、フィルタ装置110に接続されフィルタ装置110から排出されるベントガスを屋外の開放端131cに導く主排気配管131と、フィルタ装置110と地表に設けられた開口部を連通する予備排気配管141と、予備排気配管141上に設けられ閉状態から開状態に移行可能な仕切り部142とを有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、原子炉施設およびそのフィルタベント設備に関する。
原子力発電所は、飛来物、竜巻等により原子炉建屋が損傷し炉心の著しい損傷が発生する恐れがある場合、または炉心の著しい損傷が発生した場合においても、発電所外への異常な水準の放射性物質の放出を抑制するために、原子炉格納容器の破損を防止する必要がある。
一般に、炉心の著しい損傷が発生する恐れがある場合または炉心の著しい損傷が発生した場合に原子炉格納容器の破損を防止する設備として、フィルタベント設備がある。フィルタベント設備は、原子炉格納容器の圧力が上昇した際に、原子炉格納容器内のガスをフィルタ装置に送り、一定割合の放射性物質を除去した上で、排気配管を通じて大気に放出する設備である。
原子炉格納容器の内部で発生したガスにより、原子炉格納容器の内部の圧力が上昇した場合には、液相であるサプレッションプール水を内蔵するサプレッションチェンバ側経由、あるいは気相であるドライウェル側経由でベントする操作を行う。
具体的には、サプレッションチェンバ側経由でのベントは、原子炉建屋内に設置されたサプレッションチェンバ側止め弁の開操作により行う。また、ドライウェル側経由でのベントは、原子炉建屋内に設置されたドライウェル側止め弁の開操作により行う。
サプレッションチェンバまたはドライウェルより放出されたガスが、地下に設置されたフィルタ装置に流入し、その一定割合の放射性物質が除去される。その後、ガスは、支持鉄塔沿いに設置された主排気配管を通過した後に大気中に放出される。
特開平3−255986号公報
主排気配管の端部は地上数十メートル程度の高さに位置するため、原子炉建屋の損傷をもたらした飛来物、竜巻等により、原子炉建屋の損傷とほぼ同時に、フィルタベント設備の排気配管を閉塞させる可能性がある。その場合に、フィルタベント設備は、そのガス排出機能を喪失する可能性がある。
飛来物、竜巻等により排気配管が閉塞しないように、防護塔を設けたり、閉塞してもベント機能を維持できるように、離れた場所に別の排気配管を設置したりする対策が考えられるが、コストが増大する点から望ましくない。
そこで、本発明の実施形態は、飛来物、竜巻等により排気配管が閉塞しても、ガス排出機能を維持することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本実施形態は、原子炉格納容器の内部の放射性ガスを処理するフィルタベント設備であって、前記原子炉格納容器からの放射性ガスを受け入れて、前記放射性ガス中の放射性物質を除去するフィルタを有し、ベントガスを排出するフィルタ装置と、前記原子炉格納容器と連通し、前記フィルタ装置に接続される主給気配管と、前記フィルタ装置に接続され、地下から地上へ延び、さらに上方に延びて屋外に開放端を有し、前記フィルタ装置から排出される前記ベントガスを前記開放端に導く主排気配管と、前記フィルタ装置と地表に設けられた開口部を連通する予備排気配管と、前記予備排気配管上に設けられ閉状態から開状態に移行可能な仕切り部と、を具備することを特徴とする。
また、本実施形態は、炉心と、前記炉心を収容する原子炉圧力容器と、前記原子炉圧力容器を収納するドライウェルと、圧力抑制プールを含むサプレッションチェンバとを有する原子炉格納容器と、前記原子炉格納容器の外部にあって、事故時に、前記原子炉格納容器内の放射性ガス中の放射性物質を低減するフィルタベント設備と、を備えた原子炉施設であって、前記フィルタベント設備は、前記ドライウェルまたは前記サプレッションチェンバの少なくともいずれかからの放射性ガスを受け入れて、前記放射性ガス中の放射性物質を除去するフィルタを有し、ベントガスを排出するフィルタ装置と、前記ドライウェルおよび前記サプレッションチェンバと連通し、前記フィルタ装置に接続される主給気配管と、前記主給気配管上に設けられて前記ドライウェルとの連通を閉止するドライウェル側止め弁と、前記主給気配管上に設けられて前記サプレッションチェンバとの連通を閉止するサプレッションチェンバ側止め弁と、前記フィルタ装置に接続され、地下から地上へ延び、さらに上方に延びて地上に開放端を有し、前記フィルタ装置から排出される前記ベントガスを前記開放端に導く主排気配管と、前記フィルタ装置と地表に設けられた開口部を連通する予備排気配管と、前記予備排気配管上に設けられ閉状態から開状態に移行可能な仕切り部と、を具備することを特徴とする。
本発明の実施形態によれば、飛来物、竜巻等により排気配管が閉塞しても、ガス排出機能を維持することができる。
第1の実施形態に係るフィルタベント設備を含む原子炉施設の構成を示す立断面図である。 第1の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。 第1の実施形態に係るフィルタベント設備の動作の流れを示すフロー図である。 第2の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。 第3の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。 第4の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。 第5の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。 第6の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。 第7の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。 第8の実施形態に係るフィルタベント設備の構成を示す立断面図である。 第9の実施形態に係るフィルタベント設備の構成を示す立断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る原子炉施設およびそのフィルタベント設備について説明する。ここで、互いに同一または類似の部分には、共通の符号を付して、重複説明は省略する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るフィルタベント設備を含む原子炉施設の構成を示す立断面図である。
原子炉施設200は、炉心1、炉心1を収納する原子炉圧力容器2、原子炉圧力容器2を格納する原子炉格納容器3、原子炉建屋8、およびフィルタベント設備100を有する。
原子炉格納容器3は、原子炉建屋8内に設けられている。原子炉格納容器3は、原子炉圧力容器2を格納するドライウェル4と、サプレッションプールを内包するサプレッションチェンバ5を有する。ドライウェル4内の雰囲気とサプレッションチェンバ5内とは、ベント配管6により連通している。
フィルタベント設備100は、フィルタ装置110、フィルタ装置110へのガス供給配管である主給気配管121、およびフィルタ装置110からのガス排気配管である主排気配管131を有する。
主給気配管121は、原子炉施設200の事故時に原子炉格納容器3から放射性物質を含むベントガスをフィルタ装置110に移送する配管である。主給気配管121は、その上流側にドライウェル側給気配管122とサプレッションチェンバ側給気配管124を含んでおり、ドライウェル側給気配管122とサプレッションチェンバ側給気配管124は合流して1つの主給気配管121となる。
ドライウェル側給気配管122は、サプレッションチェンバ側給気配管124との合流部とドライウェル4とを接続している。ドライウェル側給気配管122上には、上流側から、ドライウェル側第一弁123aおよびドライウェル側第二弁123bが設けられている。
サプレッションチェンバ側給気配管124は、ドライウェル側給気配管122との合流部とサプレッションチェンバ5とを接続している。サプレッションチェンバ側給気配管124には、上流側から、サプレッションチェンバ側第一弁125aおよびサプレッションチェンバ側第二弁125bが設けられている。
ドライウェル側第一弁123a、ドライウェル側第二弁123b、サプレッションチェンバ側第一弁125aおよびサプレッションチェンバ側第二弁125bにはそれぞれ、これらの弁が設置されているエリアとは異なるエリアから手動で開閉可能なようにエクステンション127が設けられている。ここで、エクステンション127は、弁の手動操作部が弁本体の近傍になく、離れている場所から操作可能となるように操作部と弁本体を結合する延長ロッド等をいう。
それぞれのエクステンション127の操作部分が設けられているエリアは、原子炉建屋8内であっても事故時にアクセス可能なエリア、あるいは、原子炉建屋8にたとえば隣接する建屋内の事故時にアクセス可能なエリアである。各弁は、原子炉施設200の運転時には閉状態とし、事故時に開状態とすることでフィルタベント設備100を動作させる。開閉操作をする必要がある場合には人力で操作する運用をとることができる。
原子炉建屋8の外側あるいは原子炉建屋8に隣接した建屋の外側では、主給気配管121は、建屋外の地下に設けられた給気配管ピット126内に配設されている。
フィルタ装置110は、原子炉格納容器3内から主給気配管121を経由して流入する放射性物質を含むベントガスの放射能濃度を低減させる。フィルタ装置110は、フィルタ容器111、フィルタ容器111の内部に設けられた水スクラバ112および金属フィルタ113を有する。水スクラバ112は、フィルタ容器111中に保有された水の中にベントガスを噴射して粒子状放射性物質を水中に捕捉させる。金属フィルタ113は、フィルタ容器111内の上部に設けられており、水スクラバ112で捕捉されなかった微粒子と、水スクラバ112で発生した液滴を捕捉する。
なお、フィルタ装置110の構成は、放射性物質を含むベントガスの放射能濃度を低減させることが可能であれば、他の構成を有するものであってもよい。
フィルタ装置110は、地下に設けられた収納室115内に設けられている。地下に設置されることにより、航空機等の飛来物に対しての防護を強化することができる。なお、フィルタ装置110の設置個所は、地下には限定されず、地上であってもよい。この場合、フィルタ装置110の周囲に、飛来物に対して十分な強度を有する防護壁を設けることが望ましい。
主排気配管131は、フィルタ装置110出口から、ベントガスの放出箇所で地上の高所に設けられた開放端131cまで延びている。主排気配管131は、フィルタ装置110出口から、地下に設けられた主排気配管ピット135内に配されている地下部131aと、その下流部分であって、地上に設けられた支持鉄塔134に沿って配設された地上部131bとを有する。主排気配管ピット135内の主排気配管131は、ベントガスが途中に溜まらないように、下流側が高くなるような僅かな傾斜を有している。
主排気配管131上には、破裂板133が設けられている。破裂板133は、事故時に原子炉格納容器3内の圧力が上昇した場合であって、原子炉格納容器3内のガスをベントすべき圧力に到達したときの差圧、すなわちガスベントを行うべき原子炉格納容器3の圧力と下流側の大気圧との差圧、あるいはこれに余裕を見てその余裕分だけ少ない差圧に到達したときに開放するように開放圧力が設定される。
原子炉施設200の通常運転時には、主排気配管131上の破裂板133の下流側は開放端131cで開放されているので、主排気配管131上の破裂板133の下流側の圧力は大気圧である。また、上流側は、原子炉格納容器3と連通しているため、原子炉格納容器3内の圧力とほぼ等しい圧力となっている。
主排気配管131上のフィルタ装置110出口には、止め弁132が設けられている。止め弁132は、上流側の原子炉格納容器3の隔離弁やフィルタ装置110等のメンテナンス時における隔離用の弁である。したがって、通常運転時には、開状態となっている。
予備排気系140は、予備排気配管141および予備排気配管141上に設けられた仕切り部142を有する。予備排気配管141は、主排気配管ピット135内で、主排気配管131から分岐している。主排気配管131からの分岐点と反対側の端部は、トレンチ143内で開放している。トレンチ143は、その上部は、ほぼ地上のレベルにある。したがって、予備排気系140は、地下に配されている。
予備排気配管141には、仕切り部142が設けられている。仕切り部142は、予備排気系140を主排気配管131側から隔離するために閉状態であり、予備排気系140を使用する必要が生じた場合に開状態に移行する。仕切り部142は、たとえば図2に示すような破裂板142aであるが、破裂板には限定されない。すなわち、閉状態から開状態に移行可能であれば、たとえば、弁等でもよい。また、弁の場合は、エクステンション付きの弁、遠隔操作弁、あるいは自動弁等を用いることができる。
図2は、第1の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。
主排気配管131の破裂板133の上流側には、閉塞監視装置147として、圧力計147aが設けられている。圧力計147aの出力は、事故時にも関係者がアクセス可能な場所で、モニタ等により確認可能に構成される。
破裂板133が開状態となり、開放端131cからベントガスが放出されれば、閉塞監視装置147である圧力計147aの出力は低下する。逆に、主排気配管131が閉塞して開放端131cからのベントガスの放出がなされなければ、圧力計147aの出力は低下しない。
トレンチ143は、たとえば鉄筋コンクリートによって周囲を囲まれた例えば直方体形状の空間を形成している。トレンチ143は、ほぼ地下に埋設された状態となるように、トレンチ143の天井部分は、ほぼ地上9のレベルとなっている。トレンチ143の天井部分は、内部の予備排気配管141を外部の飛来物から防護する防護天井143bである。予備排気配管141からベントガスが放出される際のトレンチ143内の圧力上昇を抑制するためにトレンチ143の防護天井143bの一部には、開口部143aが形成されており、外部の雰囲気と連通している。開口部143aには、地上を歩行する際の落下防止のために、たとえばグレーティングが取り付けられている。
予備排気配管141は、トレンチ143の床面に設けられた貫通スリーブ141a内を下方から上方のトレンチ143内に貫通する。予備排気配管141は、トレンチ143内で、雨等が予備排気配管141内に侵入しないように、開放端141cが下向きあるいは横向きになるように配される。貫通スリーブ141aの予備排気配管141の貫通部には、シール部141bが設けられている。シール部141bは、たとえば、貫通スリーブ141aの外面と予備排気配管141の外面に密着して広がったブーツラバーなどでよい。シール部141bによって、トレンチ143の床面の下方の主排気配管ピット135側の雰囲気と、トレンチ143内の雰囲気とが区画されている。
予備排気配管141に設けられた仕切り部142は、圧力計147aの出力が所定のレベルまで上昇したときに開状態に移行する。仕切り部142が破裂板142aの場合は、破裂板142aの開放設定圧力値は、主排気配管131に設けられた破裂板133の開放設定圧力よりも高い圧力で、かつ、原子炉格納容器3の健全性が維持される上限の圧力よりも低い圧力に設定する。
次に、以上のように構成されたフィルタベント設備100の作用、動作について説明する。図3は、本実施形態に係るフィルタベント設備の動作の流れを示すフロー図である。
たとえば、原子炉施設200において、飛来物、竜巻等により原子炉建屋8が損傷し、原子炉建屋8内の安全設備が損傷し、炉心の著しい損傷が発生した場合を想定する(事象推移E01)。この結果、原子炉格納容器3内に、放射性物質を含むガスが蓄積され、原子炉格納容器3内の圧力が上昇したとする(事象推移E02)。放射性物質を含むガスとしては、たとえば、もともと原子炉格納容器3内に充填されていた窒素ガス、燃料と冷却材との反応で生じた水素、冷却材が蒸発して生成された水蒸気、クリプトンやキセノンなどの放射性同位元素を含む希ガス等の混合物である。
原子炉格納容器3内の圧力が上昇して、原子炉格納容器3内の放射性物質を含むガスが、ドライウェル側第一弁123aおよびドライウェル側第二弁123b、または/および、サプレッションチェンバ側第一弁125aおよびサプレッションチェンバ側第二弁125bを経由して、フィルタ装置110側に流入する。このため、フィルタ装置110および破裂板133の上流側までの圧力が上昇する(事象推移E03)。この状態は、閉塞監視装置147としての圧力計147aの出力により確認可能である。
破裂板133の下流側の圧力は大気圧であるのに対して、破裂板133の上流側の圧力が上昇するので、破裂板133にかかる差圧が上昇する。破裂板133が健全であれば、差圧が所定の値を超えたときに破裂板133が開放する(ステップS01 YES)。
破裂板133の開放の結果、破裂板133の上流側までの圧力が低下する場合(ステップS02 YES)、これは、主排気配管131による放出が行われている状態である(ステップS03)。
一方、破裂板133が開状態にならない場合(ステップS01 NO)、あるいは、主排気配管131内の圧力が減少しない場合(ステップS02 NO)には、いずれも閉塞監視装置147としての圧力計147aの出力が低下しないことにより確認可能である。この場合は、予備排気系140の仕切り部142が開となる(ステップS04)。この結果、予備排気系140による放出状態となる(ステップS05)。
なお、予備排気系140の仕切り部142が開となるのは、圧力計147aの出力が低下しないことを確認して、運転員が仕切り部142を開操作することにより行うことができる。あるいは、仕切り部142が破裂板の場合は、圧力上昇により自動的に開状態となる。
以上のように、本実施形態に係るフィルタベント設備100では、予備排気系140が地下に配置されていることから、飛来物、竜巻等による影響を受けにくく、飛来物、竜巻等により主排気配管131が閉塞しても、ベントガス排出機能を確保することができる。
[第2の実施形態]
図4は、第2の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。本第2の実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本実施形態におけるフィルタベント設備100は、予備排気配管141の仕切り部142の下流側に、放射線モニタ144が設けられている。放射線モニタ144は、予備排気配管141表面の放射線を計測する。また、放射線モニタの信号は、トレンチ143外の事故時にもアクセス可能な場所で確認可能に構成する。なお、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
事故時に、主排気配管131内の圧力が上昇し、破裂板133が開状態となるべき圧力に到達しても、圧力計147aの出力が下がらない場合に、仕切り部142を開状態とする。仕切り部142を開状態とすれば、ベントガスが予備排気配管141側を流れてトレンチ143内に放出される。
ベントガスが放出されれば、主排気配管131内の圧力が低下する。圧力の低下は、閉塞監視装置147としての圧力計147aの出力の低下により確認できるが、その経路が主排気配管131側なのか予備排気配管141側なのかについては、圧力計147aのみでは判別できない。
本実施形態においては、ベントガスが予備排気配管141側を流れていることを、放射線モニタ144の出力により確認することができる。
[第3の実施形態]
図5は、第3の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。本第3の実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本実施形態におけるフィルタベント設備100の予備排気系140は、トレンチ143の開口部143aに、異物混入防止装置145が設けられている。なお、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
異物混入防止装置145は、地上9から、土石などの異物がトレンチ143内に混入することを防止する機能を有する。異物混入防止装置145としては、この機能を有するものとして、たとえば、蓋、シャッタなどがある。また、雨水、津波に伴う海水、航空機燃料等の流入を防ぐものとして、たとえば堰等を設けてもよい。
異物混入防止装置145を設けることにより、予備排気配管141の閉塞などの悪影響を排除し、待機状態においての予備排気系140の信頼性の確保を図ることができる。異物混入防止装置145として蓋やシャッターを採用する場合は、予備排気系140によるベントを実施する前に、異物混入防止装置145を取り外してからベントを行う。
[第4の実施形態]
図6は、第4の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。本第4の実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本第4の実施形態における予備排気系140は、トレンチ143内に廃液等が溜まった場合に、これを除去する排水装置146を有する。なお、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
排水装置146は、レベルスイッチ146a、排水ポンプ146b、および排水管146cを有する。排水管146cは、トレンチ143の底部から、排出先である地上9まで延びている。
レベルスイッチ146aは、所定の液面レベルを検出すると、排水ポンプ146bを起動させる信号を発することにより排水ポンプ146bが起動する。また、所定のレベルより液面が低下すると排水ポンプ146bを起動させる信号を発しなくなり、排水ポンプ146bが停止する。廃液等としては、たとえば、雨水、津波に伴う海水、あるいは航空機燃料等が考えられる。
また、排水ポンプ146bが自動起動する方式でなくともよい。たとえば、パトロールで、トレンチ143内の状態を確認し、必要に応じて排水ポンプ146bを運転することでもよい。
本実施形態によれば、ベント実施時に、フィルタ装置110が設計上想定していない液体が予備排気配管141から流入するような事態を防止することができる。また、排水装置146を運転することにより並行してガスベントを行うことができる。
なお、排水ポンプ146bは、自動的に起動する方式でなくとも、液面を確認できるようにして、人的に操作することでもよい。
[第5の実施形態]
図7は、第5の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。本第5の実施形態は第1の実施形態の変形である。
本実施形態における予備排気系140は、仕切り部142として電動弁142bを有する。また、閉塞監視装置147として圧力指示スイッチ147bを有する。なお、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
圧力指示スイッチ147bは、破裂板133の上流側の主排気配管131内の圧力を指示するとともに、所定の圧力となったときに電動弁142bに出力する。この出力を受けて電動弁142bは、開状態に移行する。
以上のように、本実施形態によれば、主排気配管131によるベントガスの排出が不調な場合に、所定の圧力への到達を以て自動的に予備排気系140によるガスベントへの移行が可能であり、原子炉格納容器3の健全性維持を図ることができる。
[第6の実施形態]
図8は、第6の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。本第6の実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本実施形態における予備排気系140のトレンチ143は、底部に放射性物質除去剤148aを貯留する。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
図8は、放射性物質除去剤148aが液体の場合を示している。トレンチ143の床を貫通する貫通スリーブ141aの上端の鉛直方向の位置は、放射性物質除去剤148aの液位より高いレベルまで延びている。
また、予備排気配管141の開放端141cは、放射性物質除去剤148aの液位より低いレベルにあり、ベントガスが放射性物質除去剤148a内で放出されるように設定される。また、予備排気配管141の端部をヘッダ等の流速低減装置(図示せず)とすることで、ガス流速を下げて、ベントガスが放射性物質除去剤148a内に滞留する時間を増やし、放射性物質除去性能を高めるようにしてもよい。
放射性物質除去剤148aとしては、たとえば放射性ヨウ素除去効果を有するアルカリ溶液を用いる。
以上のように構成された本実施形態においては、トレンチ143内に放出されるベントガス中の放射性物質が低減されるため、地上に放出される放射性物質が低減される。
[第7の実施形態]
図9は、第7の実施形態に係るフィルタベント設備の予備排気系の構成を示す立断面図である。本第7の実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本実施形態における予備排気系140のトレンチ143は、底部に放射性物質除去剤148bを貯留する。図9は、放射性物質除去剤148bが固体でたとえば粒状の場合を示している。放射性物質除去剤148bとしては、放射性ヨウ素除去効果を有する銀ゼオライト、放射性セシウム除去効果を有するゼオライト等を用いることができる。
トレンチ143の床を貫通する予備排気配管141の開放端には、メッシュ149が取り付けられており、粒状の放射性物質除去剤148bが、予備排気配管141に侵入しないようになっている。なお、他の構成は、第1の実施形態と同様である。
粒状の放射性物質除去剤148bは、予備排気配管141の開放端より鉛直方向に十分に高い位置まで貯留されている。このため、予備排気配管141の開放端より放出されるベントガスが放射性物質除去剤148b中を移行し、ベントガス中の放射性物質の量が低減された後に、開口部143aから流出する。
[第8の実施形態]
図10は、第8の実施形態に係るフィルタベント設備の構成を示す立断面図である。本第8の実施形態は、第1の実施形態の変形である。
本第8の実施形態では、主排気配管131上には、破裂板133に代えて、主排気止め弁136が設けられている。また、予備排気配管141上には、仕切り部142として電動弁142bが設けられている。なお、仕切り部142として、電動弁142bに代えて、空気作動弁、あるいは破裂板としてもよい。他の構成は、第1の実施形態と同様である。
本実施形態においては、仕切り部142が開状態となり予備排気系140によるガスベントに移行した場合は、主排気止め弁136を閉止する運用をとる。
たとえば、主排気配管131を経由して放出はされているが、放出量が十分確保できておらず、主排気配管131内の圧力が低減しない場合があり得る。このような場合は、圧力が低下しないことにより、予備排気系140による放出に移行する。ここで、主排気配管131からの放出も並行して行われていると、フィルタ装置110を通過するベントガスの流量が過大となり、放射性物質除去効率が低下する恐れがある。
本実施形態では、放出経路を切り替えることによって、ベントガスの流量を適正な範囲とし、放射性物質除去効率を確保することができる。
[第9の実施形態]
図11は、第9の実施形態に係るフィルタベント設備の構成を示す立断面図である。本第9の実施形態は、第1の実施形態に、第2、第3、第6および第8の実施形態のそれぞれの特徴を組み合わせた実施形態である。すなわち、第1の実施形態に、第2の実施形態の特徴である放射線モニタ144の設置、第3の実施形態の特徴である異物混入防止装置145の設置、第6の実施形態の特徴である放射性物質除去剤148aの貯留、および第8の実施形態の特徴である流路の切り替え用の弁136の設置のそれぞれを加えた実施形態である。
以上のように構成された本第9の実施形態においては、放射線モニタ144の出力によりベントガスが予備排気配管141側を流れていることを、確認することができる。また、異物混入防止装置145を設けることにより、予備排気配管141の閉塞などの悪影響を排除し、待機状態においての予備排気系140の信頼性の確保を図ることができる。また、トレンチ143内に放射性物質除去剤148aを貯留し、予備排気配管141の開放端141cを放射性物質除去剤148aの液位より低いレベルに設けることにより、トレンチ143内に放出されるベントガス中の放射性物質が低減され、この結果、地上に放出される放射能が低減される。さらに、予備排気配管141上に電動弁142bあるいはこれに類する仕切り部142を設け、主排気配管131上の主排気止め弁136を閉止して放出径路を切り替えることによって、ベントガスの流量を適正な範囲とし、放射性物質除去効率を確保することができる。
[その他の実施形態]
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。
たとえば、実施形態では、沸騰水型原子炉でマークI型の格納容器の場合を例にとって示したが、本発明は、より新しいタイプの格納容器にも適用できる。また、沸騰水型原子炉に限定されず、たとえば、加圧水型原子炉等の他の型式の原子炉にも適用できる。
また、それぞれの特徴の効果を明確にするために、実施形態を分けて示したが、各実施形態の特徴を組み合わせてもよい。たとえば、第1の実施形態に、第3の実施形態の特徴である異物混入防止装置145の設置、および第4の実施形態の特徴である排水装置146の設置を加えてもよい。このように、複数の実施形態のそれぞれの特徴を組み合わせてもよい。
さらに、これらの実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
例えば、各実施形態では主排気配管131が収納室115からさらに原子炉建屋8から遠ざかる方向へ地下を延びて地上に達するものとして説明したが、収納室115から原子炉建屋8内に延び、原子炉建屋の屋上等からさらに上方に延びて開口するものであってもよい。
また、予備排気配管141はトレンチ143内に開放端を有するものとして説明したが、例えばトレンチ143を設けずに直接地表に開放されたものであってもよい。この場合でも、トレンチ143を設ける場合と同様に、地表の開口部に異物混入防止装置145を設置すること等が可能である。
さらに、各実施形態では予備排気配管141は主排気配管131から分岐するものとして説明したが、フィルタ装置110の金属フィルタ113よりも下流に位置する部分に直接接続されて地表に延びるものであってもよい。この場合でも、主排気配管131が閉塞した場合はフィルタ装置110内の圧力が上昇するため、これに応じて仕切り部142が開放されるように、各実施形態で説明した破裂板142aや電動弁142b等を採用することで同様の効果を奏する。すなわち、予備排気配管141は、少なくとも主排気配管131の地上部分とは独立してフィルタ装置110から地表までを連通するように構成されていればよい。
1…炉心、2…原子炉圧力容器、3…原子炉格納容器、4…ドライウェル、5…サプレッションチェンバ、6…ベント配管、8…原子炉建屋、9…地上、100…フィルタベント設備、110…フィルタ装置、111…フィルタ容器、112…水スクラバ、113…金属フィルタ(フィルタ)、115…収納室、121…主給気配管、122…ドライウェル側給気配管、123a…ドライウェル側第一弁、123b…ドライウェル側第二弁、124…サプレッションチェンバ側給気配管、125a…サプレッションチェンバ側第一弁、125b…サプレッションチェンバ側第二弁、126…給気配管ピット、127…エクステンション、131…主排気配管、131a…地下部、131b…地上部、131c…開放端、132…止め弁、133…破裂板、134…支持鉄塔、135…主排気配管ピット、136…主排気止め弁、140…予備排気系、141…予備排気配管、141a…貫通スリーブ、141b…シール部、141c…開放端、142…仕切り部、142a…破裂板、142b…電動弁、143…トレンチ、143a…開口部、143b…防護天井、144…放射線モニタ、145…異物混入防止装置、146…排水装置、146a…レベルスイッチ、146b…排水ポンプ、146c…排水管、147…閉塞監視装置、147a…圧力計、147b…圧力指示スイッチ、148a、148b…放射性物質除去剤、149…メッシュ、200…原子炉施設

Claims (7)

  1. 原子炉格納容器の内部の放射性ガスを処理するフィルタベント設備であって、
    前記原子炉格納容器からの放射性ガスを受け入れて、前記放射性ガス中の放射性物質を除去するフィルタを有し、ベントガスを排出するフィルタ装置と、
    前記原子炉格納容器と連通し、前記フィルタ装置に接続される主給気配管と、
    前記フィルタ装置に接続され、地下から地上へ延び、さらに上方に延びて屋外に開放端を有し、前記フィルタ装置から排出される前記ベントガスを前記開放端に導く主排気配管と、
    前記フィルタ装置と地表に設けられた開口部を連通する予備排気配管と、
    前記予備排気配管上に設けられ閉状態から開状態に移行可能な仕切り部と、
    を具備することを特徴とするフィルタベント設備。
  2. 前記予備排気配管が、前記主排気配管の地下部分から分岐して地表に延びたことを特徴とする請求項1または請求項2記載のフィルタベント装置。
  3. 地下に形成され、前記開口部により大気に開放され防護天井を有するトレンチをさらに備え、
    前記予備排気配管の開放端が前記トレンチ内に位置する請求項1または請求項2に記載のフィルタベント設備。
  4. 前記トレンチは放射性物質除去剤を保有し、
    前記予備排気配管の端部は前記放射性物質除去剤中に開放されている、
    ことを特徴とする請求項3に記載のフィルタベント設備。
  5. 前記トレンチ内に溜まった廃液等を排水する排水装置をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載のフィルタベント設備。
  6. 前記開口部には、異物混入防止装置が設けられていることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のフィルタベント設備。
  7. 炉心と、
    前記炉心を収容する原子炉圧力容器と、
    前記原子炉圧力容器を収納するドライウェルと、圧力抑制プールを含むサプレッションチェンバとを有する原子炉格納容器と、
    前記原子炉格納容器の外部にあって、事故時に、前記原子炉格納容器内の放射性ガス中の放射性物質を低減するフィルタベント設備と、
    を備えた原子炉施設であって、
    前記フィルタベント設備は、
    前記ドライウェルまたは前記サプレッションチェンバの少なくともいずれかからの放射性ガスを受け入れて、前記放射性ガス中の放射性物質を除去するフィルタを有し、ベントガスを排出するフィルタ装置と、
    前記ドライウェルおよび前記サプレッションチェンバと連通し、前記フィルタ装置に接続される主給気配管と、
    前記主給気配管上に設けられて前記ドライウェルとの連通を閉止するドライウェル側止め弁と、
    前記主給気配管上に設けられて前記サプレッションチェンバとの連通を閉止するサプレッションチェンバ側止め弁と、
    前記フィルタ装置に接続され、地下から地上へ延び、さらに上方に延びて地上に開放端を有し、前記フィルタ装置から排出される前記ベントガスを前記開放端に導く主排気配管と、
    前記フィルタ装置と地表に設けられた開口部を連通する予備排気配管と、
    前記予備排気配管上に設けられ閉状態から開状態に移行可能な仕切り部と、
    を具備することを特徴とする原子炉施設。
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