JP2017202844A - 組立式ボックスパレット - Google Patents

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    • C23C22/80Pretreatment of the material to be coated with solutions containing titanium or zirconium compounds

Abstract

【課題】環境負荷物質であるリンを用いることなく、リン同様の防錆性を発揮し、しかも平滑で汚染物質が付着しにくい材料で表面処理することにより、耐久性、耐食性、及び密着性に優れた強固な複合被膜層を金属製の面板表面に有する組立式ボックスパレットを提供する。【解決手段】フレーム枠体1に底面板2を設けてなる平面が矩形のパレット基台3の四辺に沿って正面板4と背面板5及び左右の側面板6、7を立て、当該四辺の各面板4〜7をハンドル式連結装置8、9で連結し、又は連結を解除することで組み立て、解体が可能に構成された金属製の組立式ボックスパレット10であり、少なくとも前記底面板2および前記四辺の各面板4〜7の金属表面が、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆されている。【選択図】図1

Description

この発明は、各種の物品や原料をフォークリフトによる荷扱いが可能に収容するボックスパレットの技術分野に属し、更に言えば、合成ゴム等の半液体状(スライム状)の原料を好適に収容・搬送することができ、物品の搬送後は四辺の各面板をパレット台から外して解体でき、再び物品を収容するときは前記各面板を強固な剛構造に組み立て得る、組立式ボックスパレットに関する。
上記構成の組立式ボックスパレット、具体的には、フレーム枠体の上部に底面板を設けてなる平面が矩形のパレット基台の四辺に沿って正面板と背面板及び左右の側面板を立て、当該四辺の各面板をハンドル式連結装置で連結し、又は連結を解除することで組み立て、解体が可能に構成された金属製の組立式ボックスパレットは、例えば本出願人が先に出願して公開された特許文献1〜3に種々開示されているように公知である。
前記特許文献1〜3に開示された組立式ボックスパレットを含む従来一般の組立式ボックスパレットは、その大部分が繰り返し使用されるものであり、必然的に耐久性を要求されることから、防錆性を高めるため、金属製の面板表面にリン酸塩を主成分とする結晶性(マイクロメートル単位(ミクロレベル)の凹凸を有する。)の被膜で被覆して実施していた。
特開2011−207532号公報 特開2012−030859号公報 特開2014−196134号公報
前記組立式ボックスパレットが収容して搬送する対象物は多岐にわたるが、その中で、合成ゴム等の半液体状(スライム状)の原料が収容されることがある。
この場合、前記組立式ボックスパレットを構成する5つの金属製の面板、すなわち前記底面板と前記四辺の各面板は、上記したように、面板表面にリン酸塩を主成分とする結晶性(マイクロメートル単位の凹凸を有する。)の被膜で被覆した構成で実施するが故に、主として、以下の課題が指摘されている。
(1)前記5つの金属製の面板表面が前記凹凸を有するので、前記合成ゴム等の半液体状の原料の成分が面板の表面に残留しやすくなる課題がある。また、その後のクリーニング(拭き取り作業)に手間がかかる課題もある。そのため、前記面板の表面は、平滑で汚染物質が付着しにくいものが望まれているにもかかわらず、現状のリン酸塩被膜処理では、この要求を満足していない。
(2)近年、リン酸塩被膜を形成する際に、リンを含む廃液やスラッジと呼ばれる産業廃棄物が発生する課題がある。また、リンは、窒素と並び富栄養化の原因物質(環境負荷物質)として広く知られており、近年、その排出が規制されている。そのため、製造工程においてリンの排出がないリンフリーのプロセスが潜在的に望まれている。
(3)組立式ボックスパレットは、上述したように、繰り返し使用されるものである。合成ゴム等の収容される原料(物質)によっては腐食性が強い場合がある。したがって、実際の使用・作業環境下で腐食しないような防錆性に優れた表面処理被膜で金属表面が被覆されていることが必要になるが、組立式ボックスパレットの場合は、単に防錆処理を施すだけでは十分ではなく、収容された合成ゴム等の原料の自重による押圧力により底面板の中央部や前記四辺の各面板の中央部(中間部)にたわみ(撓み)が生じるので、追従性等も要求される。
すなわち、繰り返し使用する場合は、弾性変形領域での繰り返しストレス(荷重)を表面の金属が受けることになり、結果として金属表面の被膜もまた、この繰り返し変形のストレスを受けることになる。この際に、金属表面に施された被膜の柔軟性、追従性、密着性が不足していると被膜が割れたり、剥落したりする虞がある。仮に被膜が割れたり、剥落したりすれば金属が露出することになり腐食が容易に進行する。そのため、実際の使用・作業環境下においても十分な耐久性、耐食性、及び密着性を有していることが強く望まれている。この耐久性等の課題は、近年、軽量化が進められている組立式ボックスパレットの技術分野において顕著化しており、早急な対応策が要請されている。
本発明は、上述した背景技術の問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、環境負荷物質であるリンを用いることなく、リン同様の防錆性を発揮し、しかも平滑で汚染物質が付着しにくい材料で表面処理することにより、耐久性、耐食性、及び密着性に優れた強固な複合被膜層を金属製の面板表面に有する、前記(1)〜(3)に指摘した課題を解消した組立式ボックスパレットを提供することにある。
上記背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る組立式ボックスパレットは、フレーム枠体に底面板を設けてなる平面が矩形のパレット基台の四辺に沿って正面板と背面板及び左右の側面板を立て、当該四辺の各面板をハンドル式連結装置で連結し、又は連結を解除することで組み立て、解体が可能に構成された金属製の組立式ボックスパレットにおいて、前記組立式ボックスパレットの構成部材のうち、少なくとも底面板および前記四辺の各面板の金属表面が、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆されていることを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、請求項1に記載した組立式ボックスパレットにおいて、前記ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層の付着量がジルコニウム(Zr)として、10mg/m以上、100mg/m以下であること、および、前記ケイ素(Si)を含むシーリング被膜層の付着量が二酸化ケイ素(SiO)換算として、30mg/m以上、250mg/m以下であることを特徴とする。
本発明にかかる組立式ボックスパレットによれば、少なくとも底面板および前記四辺の各面板の金属表面がジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆されているので、以下の作用効果を奏する。
(1)平滑で汚染物質が付着しにくい材料で表面処理するので、収容物が合成ゴム等の半液体状の原料であっても、表面へのコンタミ物質(汚れ成分)を後にクリーニングする際に汚れ成分が表面に付着しにくく、また、簡便に清掃できる組立式ボックスパレットを実現することができる。
(2)前記被膜複合層は、組立式ボックスパレットを繰り返し使用する際に生じる金属製の面板のたわみに柔軟に追従できるので、耐久性、耐食性、及び密着性に優れた組立式ボックスパレットを実現することができる。
(3)環境負荷物質であるリンの排出をゼロにすることができるので、環境保全性にも優れた地球にやさしい組立式ボックスパレットを実現することができる。
本発明に係る組立式ボックスパレットの全体構成を示した斜視図である。 図1に係る正面板と右方の側面板との連結状態を拡大して示した斜視図である。 ハンドル式連結装置による連結態様を示した説明図である。 ハンドル式連結装置による連結態様を示した説明図である。 本発明に係る実施例及び比較例の処理条件と評価結果をまとめた表である。
次に、本発明に係る組立式ボックスパレットの実施例を図面等に基づいて説明する。
本発明に係る組立式ボックスパレットは、フレーム枠体1の上部に底面板2を溶接等の接合手段で設けてなる平面が矩形のパレット基台3の四辺に沿って正面板4と背面板5及び左右の側面板6、7を立て、当該四辺の各面板4〜7をハンドル式連結装置8、9で連結し、又は連結を解除することで組み立て、解体が可能に構成された金属製の組立式ボックスパレット10であり、前記組立式ボックスパレット10の構成部材のうち、少なくとも底面板2および前記四辺の各面板4〜7の金属表面が、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆されていることを特徴とする。
要するに、本発明に係る金属製の組立式ボックスパレット10は、その構成部材のうち、少なくとも、収容物に接触する前記底面板2、および正面板4と背面板5、ならびに左右の側面板6、7の計5つの金属製の面板に対して特殊な表面処理を施すことを特徴とし、一般的な物品の収容・搬送はもとより、合成ゴム等の半液体(スライム)状の原料を収容・搬送する際に特に好適に用いられ、種々の優れた効果を発揮する。
よって、先ずは組立式ボックスパレット10の構成を一例として図面に基づいて説明し、次に、前記した計5つの金属製の面板2、4〜7等の表面処理について具体的に説明する。
(組立式ボックスパレット10の構成について)
図1に係る金属製の組立式ボックスパレット10は、縦材と横材と束材とを適宜組み合わせて枠状に形成したフレーム枠体1の上部に底面板2を設けてなる平面視が矩形をなすパレット基台3の四辺に沿って正面板4と背面板5及び左右の側面板6、7を立て、前記正面板4及び背面板5の左右の上隅部に設けられたハンドル式連結装置8、9を利用して、手動操作により隣り合う面板4、6等を相互に連結して箱形に組み立てられている。
したがって、この組立式ボックスパレット10は、前記ハンドル式連結装置8、9の手動操作により連結状態を解除することも自在に可能である。
ちなみに、前記組立式ボックスパレット10の大きさは、一例として、正面板4(背面板5)の左右方向の幅寸法が1400mm程度、側面板6、7の左右方向の幅寸法が1100mm程度、床面からの高さ寸法が1000mm程度で実施されている。また、各面板2、4〜7の板厚は、搬送時の重量負担を軽減させるために、0.35〜0.40mm程度の薄板で実施されている。
前記正面板4と背面板5は、薄板の上下の縁辺に沿って角形鋼管などで成る枠材が溶接で接合され、同薄板の左右の縁辺に沿って溝形鋼で成る縦枠材が溶接で接合されている。 前記左右の側面板6、7は、薄板の上下の縁辺に沿って角形鋼管などで成る枠材が溶接で接合され、同薄板の左右の縁辺に沿ってアングル材で成る縦枠材が溶接で接合されている。
前記正面板4及び背面板5と、前記側面板6、7は、正面板4及び背面板5の左右の縁辺を側面板6、7の縦枠材の屈曲面に当てて直角に接している。
前記正面板4と背面板5及び左右の側面板6、7の下部をパレット基台3へ解体も可能に組み付ける手段については、詳しく図示して説明することは省略したが、上述した先行技術文献1〜3等に見られる従来一般の手段、例えば各面板の下部に抜け留めリベットを設け、該抜け留めリベットをパレット基台3の上面周囲の溝に設けた瓢箪形状の抜け止め孔へ引っ掛けて組み付ける手法などが好適に採用される。
前記ハンドル式連結装置8、9は、共通する構成をなすので右方のハンドル式連結装置9を例に説明すると、図2に示すように、鋼板を平面視がコ字状に折り曲げて形成した軸受け部材9aの左右の軸受け板でラッチ棒9bを支持し、該ラッチ棒9bに上端部が接合されたハンドル9cの前進位置及び後退位置を位置決め規定する左右対称のハンドル受け9d、9eが、前記軸受け部材9aと一連の曲げ成形により一体的に形成されている。ちなみに図中の符号9fは補強部材を示している。
そして、正面板4と側面板7とを連結する場合は、前記ハンドル式連結装置9のハンドル9cを、図3の状態から手前側へ90度回転させて引き寄せ、側面板7の方向へ前進させ、正面板4の縦枠材に形成した長孔からフック部9b’を突き出させ、同フック部9b’を側面板7の縦枠材の長孔7a(図2参照)へ通し、前記ハンドル9cを90度回転させて戻し、図4に示すように、当該ハンドル9cの左方の縦辺部をハンドル受け9dへ納めて正面板4と側面板7とを連結する組立が行われる。
前記正面板4と側面板7の連結状態を解除する場合は、図4の状態からハンドル9cを手前側へ90度回転させて引き寄せ、フック部9b’を前記長孔7aと同一向きにして離脱させ、更に後退させて面板4、7相互の結合を解く。同フック部9b’は正面板4の縦枠材に形成した長孔も通過させて、図3に示すように、ハンドル9cの右方の縦辺部を右方のハンドル受け9eへ納める。
ちなみに、前記正面板4、背面板5、および左右の側面板6、7の具体的構成、ならびに前記ハンドル式連結装置8、9の具体的構成および操作要領については、本出願人が先に出願した特願2015−515340の実施例3等に一層詳細に示されていることを念のため特記しておく。
なお、図示例に係る組立式ボックスパレット10は、あくまでも一例であり、本発明は、上面が開口された箱形の閉鎖空間を形成する組立式ボックスパレットであれば、形態を問わない。また、図示例に係るハンドル式連結装置8、9もあくまでも一例であり、前記パレット基台3の四辺に沿って立てられた隣り合う金属製の面板同士を連結し、又は連結を解除できる構成であれば、形態を問わない。
(金属製の面板等の表面処理について)
次に、本発明に係る組立式ボックスパレットの構成部材である金属製の面板等の表面処理について説明する。
本実施例では、組立式ボックスパレット10のすべての構成部材、すなわち、前記底面板2、および正面板4と背面板5、ならびに左右の側面板6、7の計5つの金属製の面板に加え、前記フレーム枠体1と前記ハンドル式連結装置8、9(以下、「底面板2等のすべての構成部材」と略す場合がある。)についても同様に、金属表面に、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆するように実施している。合理的、経済的な表面処理作業を行い得ると共に、耐久性、耐食性、及び密着性に最も優れた効果を発揮する組立式ボックスパレットを実現できるからである。
具体的に、本実施例に係る前記底面板2は、前記フレーム枠体1と溶接等の接合手段で一体的に接合してユニット化した状態(即ち、パレット基台3)で表面処理される。また、前記正面板4と背面板5はそれぞれ、前記ハンドル式連結装置8、9と溶接等の接合手段で一体的に接合してユニット化した状態で表面処理される。
ただし、前記底面板2等のすべての構成部材に対して前記表面処理を実施することに限定されるものでなく、収容物に接触する前記底面板2、および正面板4と背面板5、ならびに左右の側面板6、7の計5つの金属製面板についてのみ前記表面処理を実施し、その他の構成部材であるフレーム枠体1やハンドル式連結装置8、9には公知の防錆処理を施して実施しても、十分に効果的な組立式ボックスパレット10を実現できる。
次に、本発明に係る表面処理について具体的に説明する。
前記底面板2等のすべての構成部材は、各部材(ユニット含む。)の金属表面をジルコニウム(Zr)を含む化成処理液を使用して処理し、次いで水洗いして化成被膜層を形成させ、その後、ケイ素(Si)を含むシーリング液でオーバーコーティングし、乾燥させることでシーリング被膜層を形成する。
これにより、金属表面に平滑(非結晶で凹凸がない)で強固なジルコニウム(Zr)とケイ素(Si)とを含む複合被膜層を被覆形成することができる。
より具体的には、日本パーカライジング株式会社製の市販の化成処理剤、パルシードP6000(略号:PLC−P6000)にて、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜を表面に施すことができ、同じく日本パーカライジング株式会社製の市販のシーリング剤、パーレンE101(略号:LN−E101)にて、ケイ素(Si)を含む被膜を形成することができる。
この場合に形成される被膜は、酸やアルカリ、溶剤などに極めて安定であり、平滑な連続被膜となるのでクリーニング性に優れ、耐久性、耐食性、及び密着性にも優れた強固な複合被膜層を有する組立式ボックスパレットを実現できる。且つ、その製造工程において環境負荷物質であるリンの排出をゼロにすることができるので、環境保全性にも優れている。なお、被膜量は主成分となるジルコニウム(Zr)やケイ素(Si)として測定されるが、当該測定には市販の蛍光X線分析装置を用いることができる。
被膜量について更に説明すると、前記ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層の付着量がジルコニウム(Zr)として、10mg/m以上、100mg/m以下であること、および、前記ケイ素(Si)を含むシーリング被膜層の付着量が二酸化ケイ素(SiO)換算として、30mg/m以上、250mg/m以下であることが好ましい。
前記のように数値を限定した意義について以下に述べると、前記底面板2等のすべての構成部材の金属表面の複合被膜の付着量(被膜量)は、ジルコニウム(Zr)およびケイ素(Si)にて規定されるが、化成被膜層のジルコニウム(Zr)としての付着量が10mg/m未満では、被膜としての防錆性が劣るという問題があるからである。これは、図5に示した表の比較例の「2」の欄に示すように、ジルコニウム(Zr)として付着量が7mg/mの場合に、錆面積が75%という結果からも分かる。
また、ジルコニウム(Zr)としての付着量が100mg/mを超えると、柔軟性が劣り連続使用した際に割れ(クラック)が生じやすくなるという問題があるからである。これは、同表の比較例の「1」の欄に示すように、ジルコニウム(Zr)として付着量が125mg/mの場合に、錆面積が55%という結果からも分かる。
より好ましい範囲としては、40mg/m以上、70mg/m以下である。これは、同表の実施例の「1〜8」と「9と10」とを対比すると分かるように、実施例の「1〜8」は、錆面積を1〜8%の範囲内に収めることができる結果に基づいている。
一方、前記シーリング被膜層は、二酸化ケイ素(SiO)換算としての付着量が30mg/m未満では、シーリング効果が不十分で被膜としての防錆性が劣るという問題がある。これは、同表の比較例の「4」の欄に示すように、二酸化ケイ素(SiO)換算としての付着量が20mg/mの場合に、錆面積が85%という結果からも分かる。
また、二酸化ケイ素(SiO)換算としての付着量が250mg/mを超えるような被膜層を得ようとすると、シーリング被膜層の不均一性が助長させ、外観、色調などの問題が生じやすい問題がある。原因は、後述するシーリング工程にある。これは、同表の比較例の「3」の欄に示すように、二酸化ケイ素(SiO)換算としての付着量が300mg/mの場合に、外観がムラが著しく、色調も暗色なものを評価する「×」という結果からも分かる。図5の表の見方については後ほど詳しく説明する。
より好ましい範囲としては、70mg/m以上、170mg/m以下である。これは、同表の実施例の「1〜8」と「9と10」とを対比すると分かるように、実施例の「1〜8」は、外観とクリーニング性が良好であることに加え、錆面積を1〜8%の範囲内に収めることができる結果に基づいている。
なお、前記組立式ボックスパレットを構成する前記底面板2等のすべての構成部材の金属材質は、冷延鋼板やめっき鋼板が使用される。中でも、コストや総合的な耐食性を考慮すると、冷延鋼板(JIS−SPCC)に電気亜鉛めっきを施したものが好ましい。
本発明に係る化成被膜処理は、従来の一般的な浸漬処理やスプレー処理を採用することができる。
前記化成被膜処理とは、金属と処理液とを接触させ、その際に生じる金属のエッチング(科学的な溶出反応)を利用し、処理液中の成分を選択的に金属表面に析出させる化学反応を利用した処理方法である。化成処理剤の濃度、処理液の付帯条件(pHなど)、処理温度、処理時間などを適正に組み合わせ、被膜がジルコニウム(Zr)として適正範囲に入るようにコントロールしなければならない。また、化成被膜処理後は、金属表面を水洗いし、反応しなかった成分などはきれいにすすぎ落とさなければならない。化成(被膜)処理は、処理液の条件管理が煩雑な反面、形状物に対して均一に被膜を形成できるという優れた特徴を有している。
本発明に係るシーリング被膜処理は、従来の一般的な浸漬処理やフローコート処理などを採用することができる。
前記シーリング被膜処理とは、前記化成処理とは異なり、化学反応を利用していない。要するに、水系の処理液をオーバーコート(塗布)し、次いで乾燥工程にて水分を蒸発させ、被膜を形成させる。このため、工程が非常にシンプル、簡易となる。
ただし、組立式ボックスパレットのような形状物に処理した際には、液だまり部でシーリング被膜が厚くなるというデメリットがある。この結果、シーリング被膜の厚さに濃淡が生じ、外観に干渉色やムラが生じやすいという点に注意しなければならない。このため前述のように本発明においてはシーリング被膜の被膜量をSi(SiO 換算)にて限定している。なお、乾燥工程の温度、時間、風量などの条件は、特に制限されるものではないが、完全に水分を蒸発させなければならない。
以下に、前記底面板2等のすべての構成部材の表面処理について、さらに具体的に説明する。
1.試験板の作製
(供試材および前処理)
市販の冷延鋼板(JIS SPCC材 板厚:0.4mm 板寸法:1100×1400mm)を用い、当該鋼板の表面に電気亜鉛めっきを施した。めっき厚さは6μmに調整した。次いで市販のアルカリ洗浄剤(ファインクリーナー4370H:日本パーカライジング株式会社製)の2%水溶液を60℃で180秒浸漬することにより洗浄し、次いで水洗いして表面を清浄にした。
(化成被膜処理およびシーリング被膜処理)
前記処理後の供試材の表面に、図5(表)に示す条件にて化成被膜処理およびシーリング被膜処理を浸漬にて施した。そして、熱風乾燥炉が到達板温度80℃となるように乾燥した。図5中、実施例1〜10が本発明の範囲であり、実施例1〜8がより好ましい範囲である。
2.評価試験
(外観)
前記処理後に外観を目視評価した。目視にて表面上にムラがなく、色調も明るいものを「◎」、ムラは確認できるが軽度のもの、色調も比較的明るいものを「○」、ムラが中度のもの、色調が灰色なものを「△」、ムラが著しく、色調も暗色なものを不良レベルの「×」で評価した。
(クリーニング性)
前記処理液に粒径200nmがカーボンブラック希釈液(濃度1%)を約10ml滴下し、一晩放置(自然乾燥)した後に、水で湿らせた布にて滴下部をワイピングした。その後、汚れが拭き取れている場合を「○」、黒く残存している場合を「×」で評価した。
(耐久性、耐食性)
表面処理する金属板(以下、処理板と略す。)の4隅を固定し中央に圧下を加えて、板の中央を固定部より8mmたわませた状態で1週間放置した。次いで圧下を取り除き、処理板の中央部分を切り出し(70×150mm)、これを中性塩水噴霧試験(JIS−Z2371)に供試した。
噴霧時間は240時間として錆発生面積を定量した。耐食性はばらつく場合があるので、n=3でその平均値を採用した。本評価では、錆発生面積25%以下が優れ、10%以下は特に優れるとの評価になる。
(柔軟性)
処理板の4隅を固定し中央に圧下を加えて、板の中央を固定部より8mmたわませた状態で1分間保管し、次いで圧下をとりのぞいた。これを100回繰り返した。次いで、処理板の中央部分を切り出し(70×150mm)、これを中性塩水噴霧試験(JIS−Z2371)に供試した。噴霧時間は48時間として錆発生面積を定量し、これをAとする。一方、圧力をかけない処理板を同じように切り出し同様の試験をした結果をBとする。 耐食性はばらつく場合があるので、n=3でその平均値をAおよびBとした。繰り返し応力をかけた場合の方が被膜割れや脱落を生じ耐食性は劣化するので、通常、A>Bとなる。A=Bは、応力に対して著しく優れているとの評価となる。上記AおよびBにて劣化率を、劣化比=A/Bの式で算出した。劣化比は1が最も優れ(劣化がない)、値が大きいほど、繰り返し応力の影響を受けたことになる。
(比較例)
上述した実施例と同様の薬剤を用い、処理条件を調整することで、本発明の範囲外となる化成被膜量、およびシーリング被膜量を得た。これを前記と同様の評価試験に供した。また、化成処理剤としては、リン酸を含有するパルポンド3312SS(略号:PB−3312SS 日本パーカライジング株式会社製)を用いて処理を行った。この場合、表面に形成する化成被膜は、結晶性でマイクロメートル単位の凹凸を有しているリン酸塩被膜となり、まさに従来技術に相当する。
以上説明したように、本発明の組立式ボックスパレットによれば、前記組立式ボックスパレットを構成する前記底面板2等のすべての構成部材の金属表面を、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆して実施しているので、組立式ボックスパレットに収容(充填)されたものに起因するコンタミ物質(汚れ成分)を後にクリーニングする際に汚れ成分が表面に付着しにくく、且つ、該複合層はパレットを繰り返し使用する際に生じる金属のたわみに柔軟に追従する耐食性、密着性、及び耐久性に優れた組立式ボックスパレットを実現することができる。
また、本発明に係る組立式ボックスパレットの製造工程において、環境負荷物質であるリンの排出をゼロにすることができるので、環境保全性にも優れた組立式ボックスパレットを実現することができる。
以上、実施例について説明したが、本発明は、この限りではなく、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更、応用のバリエーションの範囲を含むことを念のために言及する。
1 フレーム枠体
2 底面板
3 パレット基台
4 正面板
5 背面板
6 側面板
7 側面板
8 ハンドル式連結装置
9 ハンドル式連結装置
10 組立式ボックスパレット
上記背景技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る組立式ボックスパレットは、フレーム枠体に底面板を設けてなる平面が矩形のパレット基台の四辺に沿って正面板と背面板及び左右の側面板を立て、当該四辺の各面板をハンドル式連結装置で連結し、又は連結を解除することで組み立て、解体が可能に構成された金属製の組立式ボックスパレットにおいて、前記組立式ボックスパレットの構成部材のうち、少なくとも底面板および前記四辺の各面板の金属表面が、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆されており、
前記ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層の付着量がジルコニウム(Zr)として、40mg/m 以上、70mg/m 以下であること、および、前記ケイ素(Si)を含むシーリング被膜層の付着量が二酸化ケイ素(SiO )換算として、70mg/m 以上、170mg/m 以下であり、
繰り返し使用する際に生じる金属製の面板のたわみに柔軟に追従でき、かつ、汚れ成分が面板の表面に付着しにくいことを特徴とする。

Claims (2)

  1. フレーム枠体に底面板を設けてなる平面が矩形のパレット基台の四辺に沿って正面板と背面板及び左右の側面板を立て、当該四辺の各面板をハンドル式連結装置で連結し、又は連結を解除することで組み立て、解体が可能に構成された金属製の組立式ボックスパレットにおいて、
    前記組立式ボックスパレットの構成部材のうち、少なくとも底面板および前記四辺の各面板の金属表面が、ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層とケイ素(Si)を含むシーリング被膜層との複合層で被覆されていることを特徴とする、組立式ボックスパレット。
  2. 前記ジルコニウム(Zr)を含む化成被膜層の付着量がジルコニウム(Zr)として、10mg/m以上、100mg/m以下であること、および、前記ケイ素(Si)を含むシーリング被膜層の付着量が二酸化ケイ素(SiO)換算として、30mg/m以上、250mg/m以下であることを特徴とする、請求項1に記載した組立式ボックスパレット。
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