JP2017202234A - バイオセンサ - Google Patents

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中須賀 真一
Shinichi Nakasuga
真一 中須賀
岡崎 誠
Makoto Okazaki
誠 岡崎
生一郎 池谷
Shoichiro Iketani
生一郎 池谷
俊文 南條
Toshibumi Nanjo
俊文 南條
靖士 平井
Yasushi Hirai
靖士 平井
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Abstract

【課題】本発明は、使用コストを下げることを目的とする。
【解決手段】人体内に留置し、生体情報を測定するセンサ4と、このセンサ4と接続し、センサ4が測定した生体情報を記憶するトランスミッタと、を着脱可能な状態で備え、センサ4は、トランスミッタ7に供給する電池105を内蔵した構成とした。
【選択図】図17

Description

本発明は、たとえば、生体内の体液中に含まれる糖やアミノ酸等の濃度を測定する生体センサに関する。
従来のバイオセンサの構成は、人体内に留置し、生体情報を測定するセンサと、このセンサと下方で接続し、センサが測定した生体情報を記憶するトランスミッタと、着脱可能な状態で備え、トランスミッタは、電池を内蔵した構成であった。例えば、血糖値センサの中でも、間質液中のグルコースを測定するタイプ(例えばCGM:持続血糖計タイプ)があるが、トランスミッタとセンサの両方を使用後に廃棄する、あるいは、センサのみを廃棄し、トランスミッタを再利用するなどしていた(例えば、特許文献1参照)。
特許第4469504号明細書
上記従来のバイオセンサの課題は、使用コストが高いことであった。
従来のバイオセンサは、電池をトランスミッタ内に封止した状態で収納していたので、電子の交換はできなかった。CGM(持続血糖計)タイプのバイオセンサでは、トランスミッタに内蔵した電池を交換できなかったので、トランスミッタを再利用できない、あるいは、再利用するにしても、電池寿命に依存していたので、利用期間も決められたものであった。
そこで本発明は、トランスミッタを電池寿命に依存しない状態で再利用可能とすることで、バイオセンサの使用コストを下げることを目的とする。
そしてこの目的を達成するために本発明は、人体内に留置し、生体情報を測定するセンサと、このセンサと接続し、センサが測定した生体情報を記憶するトランスミッタと、を着脱可能な状態で備え、前記センサは、トランスミッタに供給する電池を内蔵した構成とし、これにより所期の目的を達成するものである。
以上のように本発明は、人体内に留置し、生体情報を測定するセンサと、このセンサと接続し、センサが測定した生体情報を記憶するトランスミッタと、を着脱可能な状態で備え、前記センサは、トランスミッタに供給する電池を内蔵した構成としたので、トランスミッタを電池寿命に依存しない状態で再利用可能となり、バイオセンサの使用コストを下げることができる。
本発明の一実施形態の持続血糖測定(CGM)装置の使用図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の使用図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の使用図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部分解斜視図。 (a)図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部の下面図。(b)その拡大図。(c)主要部の斜視図。 (a)図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部の断面図。(b)その拡大図。(c)その拡大図。 (a)図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部の斜視図。(b)その側面図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部分解斜視図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部分解斜視図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部の斜視図。 (a)図1の持続血糖測定(CGM)装置の主要部の側面図。(b)その断面図。(c)その断面図。 図1の持続血糖測定(CGM)装置の機能ブロック図。 本発明の実施の形態2の持続血糖測定(CGM)装置の使用図。 実施の形態2の持続血糖測定(CGM)装置の主要部の断面図。 実施の形態2の持続血糖測定(CGM)装置の機能ブロック図。 実施の形態2の持続血糖測定(CGM)装置のフローチャート。 実施の形態3の持続血糖測定(CGM)装置の機能ブロック図。 実施の形態3の持続血糖測定(CGM)装置の主要部分解斜視図。
(実施の形態1)
<持続血糖測定(CGM)装置の構成>
以下、本発明の一実施形態を、この持続血糖測定(CGM)システムの一例として、グルコースを測定するグルコースセンサに適用したものを、添付図面を用いて説明する。
持続血糖測定(CGM)システムは、糖尿病の患者を対象として、持続的に血糖値を測定する。
<センサ装着装置の概要説明>
図1に、本実施形態における持続血糖測定(CGM)システムのセンサ装着装置1を示す。
持続血糖測定(CGM)システムのセンサ装着装置1は、糖尿病患者の上腕部2の皮下にセンサを留置し、皮下の組織間質液中のグルコース濃度を連続的に測定する。
本実施形態でのセンサ装着装置1は、グルコース濃度を電流値に変換して算出し、その値を送信することができるよう構成されている。センサ装着装置1では、例えば1分ごとに電流値を測定し、所定回数分の加算平均を算出し、その値を記録する。例えば1分ごとに取得した5サンプル分の値の加算平均を算出した値をメモリに記憶することで、5分ごとのグルコース濃度の値を記録する。
図2に、センサ装着装置1と測定装置3を示す。
図2に示すように、センサ装着装置1は、略円形状のトランスミッタ7によって、測定装置3と無線で送受信できるように構成されている。
センサ装着装置1では、センサからの電流値をトランスミッタがメモリに記憶させ、メモリに記憶された値を無線で測定装置3に送信する(なお、送信する値は電流値でも、グルコース濃度に換算した後の値でもよい。)。測定装置3では、読み取った値からグルコース濃度を算出して、その結果を時間情報とともに表示するとともに、時間情報とグルコース濃度を測定装置3内のメモリに記憶する。
このような血糖値の測定を3日から14日間程度継続することで、糖尿病患者の24時間を通した血糖値の変動を把握することが可能となるので、それぞれの糖尿病患者の症状に応じた、より適切な治療が可能となる。
更には、この血糖値の変動情報を用いて、患者に投与するインスリンの量とタイミングを算出することも可能である。インスリンポンプは、センサ装着装置1(および/または、測定装置3と)に無線接続し、患者の血糖値をリアルタイムにモニタしながら適切なインスリン量を投与することで人工膵臓の機能を実現できるので、理想的な血糖値のコントロールが可能となってくる。
図3に、糖尿病患者の上腕部2にセンサ装着装置1を装着した部分の断面図を示す。センサ装着装置1の下方には、センサ4が突出している。そして、人体に装着された状態では、皮下にセンサ4が留置された状態となる。
センサ本体18は、糖尿病患者の皮下に刺すため、先端形状は針状または棒状であり、長さは約1cmである。先端部分は、被験物質であるグルコースを透過吸収し、このグルコースを酵素と反応させて測定物質を生成する保護膜および酵素層、メディエータ層などで構成される反応層に覆われている。そして、反応層の下方には、グルコースを電気化学的に測定する電極が設けられている。この先端部分を皮下に刺して、間質液に留置することで、皮下組織の間質液のグルコースの濃度を観察(および/または、測定・検出)することが可能となる。
このような皮下組織のグルコースを測定する皮下留置型グルコースセンサでは、血中の血糖値とのタイムラグが生じることがあるので、血糖自己測定(SMBG)のグルコースセンサの測定値を用いての補正が必要な場合がある。
<センサ装着装置の構成>
図4に、センサ装着装置1の分解斜視図を示す。
センサ装着装置1は、ベースユニット5と、センサユニット6と、トランスミッタ7とで構成されている。
<ベースユニットの構成>
ベースユニット5は、人体に装着される人体装着体である。そして、センサユニット6は、人体内に留置されるセンサ本体を含む。トランスミッタ7は、センサユニット6から入力された信号から生体情報を算出して記憶し、そして測定装置3に送信する機能を持つ。センサ装着装置1は、ベースユニット5と、センサユニット6と、トランスミッタ7と、が着脱可能に構成された、人体に対するセンサ装着装置1である。
ベースユニット5は、本体は、略円形状である。患者の装着面となるベースユニット5の外底面は、患者の装着部位に貼りつけられるために、人体に装着可能な接着剤(または、粘着テープ)が塗布されている。ベースユニット5には、センサユニット6が挿入される貫通口8が設けられている。そして、貫通口8には、センサユニット6が挿入される。貫通口8は、略円形状のトランスミッタ7の円の中心位置から離れた位置に設けられている。
また、ベースユニット5の本体の周縁には、略円形状のトランスミッタ7を把持するために、トランスミッタ7を把持する嵌合部としての凸部14が設けられている。
そして、ベースユニット5は、人体に対する装着性を向上させ、センサユニット6やトランスミッタ7を把持しやすくするために、例えば、エラストマー樹脂等の柔軟性のある材質で形成されている。
<トランスミッタとセンサユニットの接続構成>
図5に、トランスミッタ7とセンサユニット6の接続機構を示す。
図5(a)に、トランスミッタ7の下面図を示す。A枠は装着孔9の下面部分であり、図5(b)は、その拡大図である。図5(c)は、センサユニット6の斜視図である。
装着孔9は、略円形状のトランスミッタ7の円の中心位置から離れた位置に設けられている。装着孔9に、センサユニット6の頭部円周縁に設けられた凸部10が嵌合するように装着される。センサユニット6の凸部10の素材は、エラストマー樹脂やシリコーンゴム等の柔軟な材料で形成されているので、伸縮性が高い。このため、センサユニット6の凸部10が嵌合した状態では、装着孔9の内壁とセンサユニット6の凸部10とが密接に嵌合する。この結果、ベースユニット5の下面から、例えば、患者の汗等の水分が、トランスミッタ7の内部に侵入することを防止することができる。
また、装着孔9は、略円形状のトランスミッタ下面の中心位置から離れた位置に設けられている。そして、更に略円形状のトランスミッタ下面の中心位置から離れた位置に、凸形状のベースユニットの嵌合部11が設けられている。
再び、図4に戻る。図4に示すように、ベースユニット5には、ベースユニット5の嵌合部11が嵌合する凹状の嵌合部12が設けられている。よって、ベースユニット5に対してトランスミッタ7を装着する際の位置合わせが容易となる。
<ベースユニット、センサユニット、トランスミッタの接続構成>
また、図4に示すように、ベースユニット5の上面に設けられた嵌合部12には、センサユニット6の位置を示すように矢印13aが設けられている。
矢印13aは、後述するが、アプリケータと呼ばれるセンサユニット挿入装置44で、センサをベースユニット5に押し当てて挿入する場合に、センサユニット挿入装置44の設置位置を示す矢印である。
同様に、トランスミッタ7の上面にも、センサユニット6の位置を示すように矢印14aが設けられている。これにより、ベースユニット5の矢印13aの向きに合うようにトランスミッタ7の矢印14aの向きを合わせることによって、トランスミッタ7をベースユニット5に対して、容易に位置決めして装着することができる。
図6(a)に、センサ装着装置1の側面から見た断面図を示す。
B枠は、トランスミッタ7の装着孔9と、センサユニット6の凸部10が嵌合している部分であり、図6(b)はその拡大図である。
C枠は、トランスミッタ7の下部側面の周縁と、ベースユニット5が嵌合している部分であり、図6(c)はその拡大図である。
トランスミッタ7の下部側面の周縁には、凹溝13が設けられている。ベースユニット5の周縁には、凹溝13に嵌合する凸部14が設けられている。ベースユニット5の素材は、エラストマー樹脂等の柔軟な材料で形成されており、トランスミッタ7を装着する際には、外方向に押し広げた状態となる。その状態から、弾性力を伴って、凸部14は凹溝13に嵌合する。ここで、トランスミッタ7の凹溝13は、樹脂等により形成されており、ベースユニット5の素材よりも堅い素材で形成されている。そのために、凸部14は凹溝13に嵌合する際には、凸部14は凹溝13を、弾性力を伴って叩くように嵌合するため、パチンという音を発する。この音によって、確実にトランスミッタ7がベースユニット5に装着されたかどうかを確認することが可能となる。
さらには、外部からの液体の進入を防止することが可能となる。
これにより、トランスミッタ7とベースユニット5とセンサユニット6とは、それぞれが着脱自在となるとともに、電気的導電部分を有するトランスミッタ内部や、後述するセンサユニット6の電気的導電部分に対して防水機能を持たせることができる。
次に、センサユニット6の構成について説明する。
<センサユニットの構成>
図7(a)に、センサユニット6の外観斜視図、図7(b)に、センサユニット6の外観側面図、図8に、センサユニット6の分解斜視図、図9に、センサユニット6を更に分解した分解斜視図を示す。
図7(a)、図7(b)に示すように、センサユニット6は、センサ本体18と、センサ本体18を支持するセンサ支持体16aと、を備えている。
センサ支持体16aは、円筒状の第1容器15と、第1容器15を覆う円筒状の第2容器16と、を有している。
センサ本体18は、第2容器16と、第1容器15の側面の開口より端部が挿入されており、他方の棒状の端部を下方に伸ばした状態になっている。
第1容器15の上面には、導電性の3端子19a、19b、19cが設けられている。
図8に、センサユニット6の分解斜視図を示す。
第1容器15は、例えば、シリコーンゴムのような可とう性の弾性力を有する材料で形成されている。その側面には、糸リブ20が形成されている。糸リブ20は、第1容器15と一体となって形成されている。この材料も、例えば、シリコーンゴムのような可とう性の弾性力を有する材料で形成されており、第1容器15と一体となって形成されている。
第1容器15の内部には、図9に示すようなコネクタ21が入っている。第1容器15の下面は開口しており、下面開口からコネクタ21が挿入される。そして、コネクタ21と、第2容器16とを電気的に絶縁するための絶縁性の蓋22がコネクタ21と第2容器16の間に敷かれる。
第2容器16は、ステンレス、アルミニウム、真鋳などの金属性の材料で形成されており、第1容器15の材料よりも硬質の材料で形成されている。
第1容器15が第2容器16の上部開口から挿入されると、第1容器15の側面に設けられた糸リブ20の凸部分が、第2容器16の内面に密着した状態となる。さらには、第1容器15および糸リブ20は、シリコーンゴムのような可とう性の弾性力を有する材料で形成されており、内側から第2容器16を押し拡げる力が働くので、より密着する。よって、第1容器15の支持力が向上するとともに、第1容器15と第2容器16との間に浸透する水分が、第2容器16の下部より第1容器15の内部に侵入することを防ぐことができる。つまり、第1容器15の内部に対する防水性が向上する。
このように、内部に電気的なコネクタ21を挿入した第1容器15を、第2容器16の上部より挿入した状態で、センサ本体18を第1容器15内のコネクタに接続するように挿入する。
センサ本体18は、上方に設けられた基板状の第1の端部23と、下方の棒状の第2の端部24と、を有している。基板状の第1の端部23には、導電性の接点部25が設けられている。第1の端部23を第2容器16の側面の開口26より挿入した後、第1容器15の側面の開口27より第1容器15内部に挿入される。
第1容器15の開口27は、シリコーンゴムのような可とう性の弾性力を有する材料で形成されているので、開口27は、センサ本体18の基板状の第1の端部23に密着する。その結果、第1容器15の開口27から水分が浸入するのを防ぐため、防水性が向上する。
図10に、コネクタ21にセンサ本体18を挿入した状態を示す。
図10に示すように、コネクタ21は、センサ本体18の基板状の第1の端部23の接点部25を挟み込むように接続されている。センサ本体18の基板状の第1の端部23には、接点部25が合計3箇所設けられている。図10においては、手前側に1箇所、この裏側に2箇所の接点部25が設けられている。コネクタ21には、手前側に1箇所の接続端子、向こう側に2箇所の接続端子が設けられている。この3箇所の接続端子でセンサ本体18の第1の端部23を挟み込むように支持して、コネクタ21とセンサ本体18とが接続されている。
図8に示すように、3点で電気的に接続された端子は、導電性の3端子19a、19b、19cと接続されている。これらの端子は、第1容器15の上面に突出して設けられている。
図11に、第1容器15の内部の接続状態を示す。
図11(a)は、第1容器15の側面図を示す。図11(b)は、図11(a)のA−A‘断面図、図11(c)は、図11(a)のB−B’断面図を示す。
第1容器15の内部は、センサ本体18の基板状の第1の端部23が挿入される空間とコネクタ21の3つの端子21a、21b、21cの接続部分とを残し、それ以外の内部の空間に対してコネクタ21を取り囲むように、可とう性の弾性力を有する非導電性材料28によって充填されている。その結果、センサ本体18の第1の端部23のベース材料はPET(樹脂)等で形成されているので、第1容器15に差し込まれた時点で、センサ本体18の基板状の第1の端部23は固定して支持される。その状態で、コネクタ21の電気的接点が、上述したように3点支持する構成で、第1の端部23の接点部25と接続されるので、機構的にも電気的にも安定して接続される。
図11(b)に示すように、図11(a)でのセンサユニット6のA−A‘部分では、左右より2点で電気的な接続をしている。そして、図11(c)に示すように、センサユニット6のB−B’部分では図面右方向より1点での電気的接続をしている。このように、3点での接続を左右非対称な位置で行うことにより、安定した接続状態を支持することが可能となる。
そして、このような電気的な接続には、一般的に柔軟性をもったフレキシブル基板によって接続される場合がある。CGM等に使われるバイオセンサは、人体に付けたまま留置される。このため、フレキシブル基板等の折れ曲がりの部分が劣化し、断線などの問題が生じる場合がある。
本実施形態の接続形態は、センサ本体18自体も、その接続部分も折れ曲げる必要がないので、機械的、電気的に安定した接続状態を実現できる。
尚、本実施形態では、センサ本体18の接点部分を基板形状としたが、この形状に限定されるものではなく、電気的コネクタが板状の基板部分に設けられており、その基板部分が表と裏から挟み込まれるように狭持されて電気的に接続される構成であればよい。これにより、センサ本体18自体も、その接続部分も折れ曲げる必要がないので、機械的、電気的に安定した接続状態を実現できる。
<トランスミッタの説明>
図12にトランスミッタ7の機能ブロック図を示す。
トランスミッタ7は、センサユニット6が測定した電流値を測定部100で測定し、その電流値を制御部101へ送る。制御部101では、温度センサ102によって、センサユニット6の近傍の温度を測定し、温度補正を行った上で電流値からグルコース濃度を演算する。
制御部101では、このグルコース濃度の演算は、所定のサンプリング時間間隔おきに実行している。本実施形態では、このサンプリング間隔は、1分ごとに行っている。
そして、制御部101では、演算したグルコース濃度を、所定の記録時間間隔ごとに、積算平均を行って、記憶部103に対して記録する。本実施形態では、この記録時間間隔は5分おきに行っているので、5分間の1分ごとの5つのサンプルの積算平均を算出して、その積算平均を記録する。
制御部101は、記憶部103に記憶された値を、測定装置3からの指示に応じて、通信部104を経由して、測定装置3に送信する。
本実施形態でのトランスミッタ7は、電池105を内蔵している。この電池105のバッテリ残量が不足となった時点で、トランスミッタは廃棄される構成になっている。電池105のバッテリ残量は、測定装置3を通してモニタされている。そして、センサユニット6を交換した時点で、測定装置3は、トランスミッタ7の電池105のバッテリ残量に対して、次のセンサユニット6の交換までに電池105の残量が十分であるか否かを確認する。そして、もし、残量が十分でない場合には、トランスミッタ7を交換するように、使用者に対して指示を出すとともに、そのトランスミッタ7を使用できないようにする。
(実施の形態2)
<実施の形態2のセンサ装着装置の使用例>
図13に実施の形態2のセンサ装着装置1の使用例を示す。
図13は、使用者106がセンサ装着装置1を装着して入浴している状態である。センサ装着装置1は、測定値に温度の影響を受けるので、入浴中では正確な測定ができない場合がある。特に図に示すように、センサ装着装置1が温水内に浸かっている場合には、センサ装着装置1は、測定自体を中断したほうが良い場合がある。
このような場合では、センサ装着装置1は、使用者106に対して、センサ装着装置1自体を点滅させる、あるいは、振動させることによって、測定環境の変更を警告する。
<実施の形態2のセンサ装着装置の構成>
図14に、実施の形態2のセンサ装着装置1の側面から見た断面図を示す。
図に示すように、センサ装着装置1は、ベースユニット5と、センサユニット6と、トランスミッタ7とで構成されている。センサユニット6は、トランスミッタ7に着脱自在に挿入されている。センサユニット6の下方には、センサ4が突出している。
つまり、トランスミッタ7の下方には、センサ4が突出している。そして、人体に装着された状態では、皮下にセンサ4が留置された状態となる。
これらの構成は、実施の形態1と、ほぼ同じ構成であるが、違いはトランスミッタ7の周辺の環境状態を測定する環境センサが設けられている。
実施の形態2では、センサ装着装置1は、環境センサとして、内部に温度センサ107と圧力センサとが設けられている。温度センサ107は、トランスミッタ7の本体内の天井面108に設けられている。その結果、センサ装着装置1は、トランスミッタ7の上方の温度環境を測定できる。
図15に実施の形態2の、センサ装着装置1の機能ブロック図を示す。
実施の形態2でのトランスミッタ7は、実施の形態1でのトランスミッタ7に対して、以下の点で相違する。
実施の形態2でのトランスミッタ7は、環境センサとしての温度センサ107と圧力センサ109とを設けている。
この温度センサ107が所定の温度以上、または、所定の温度以下となった場合には、制御部101は、測定環境に異常があったと認識をして、出力部110に対して出力を行う。この出力は、具体的には、センサ装着装置1自体を点滅させる、あるいは、振動させることによって、測定環境の変更を使用者に警告する。
あるいは、制御部101は、温度センサ107が所定の温度以上、または所定の温度以下となった場合には、この間の測定値については、温度に異常があったことが認識できるように、測定データにマーカを付加しておく。
さらには、制御部101は、圧力センサ109のデータをモニタすることで、より具体的な状況をセンシング可能となる。
図16に温度センサ107と圧力センサ109とを用いた制御部101の制御フローチャートを示す。
まず、S101では、圧力センサ109の情報を取得する。S102では、温度センサ107の情報を取得する。そして、圧力センサ109からの情報の圧力が所定値以上となり、かつ、温度センサ107からの情報の温度が所定値以上となった場合には、例えば、センサ装着装置1が温水内に浸かっていると検知し、所望の動作を行うことが可能となる。
(実施の形態3)
<実施の形態3のセンサ装着装置の構成>
図17に実施の形態3の、センサ装着装置1の機能ブロック図を示す。
実施の形態3でのセンサ装着装置1の構成は、実施の形態1、および実施の形態2でのセンサ装着装置1の構成に対して、以下の点で相違する。
実施の形態3の、センサ装着装置1の構成は、人体内に留置し、生体情報を測定するセンサを含むセンサユニット6と、このセンサと接続し、センサが測定した生体情報を記憶するトランスミッタ7と、を着脱可能な状態で備える。
そして、センサユニット6は、トランスミッタ7に電源を供給する供給する電池を内蔵した構成としている。
このような構成とすることで、トランスミッタ7は、電池寿命に依存しない状態で再利用可能となるので、トランスミッタ7の再利用の回数が多くなる。その結果、バイオセンサの使用コストを下げることができる。
本実施形態のバイオセンサは、生体情報を検知し電気信号に変換するセンサ本体18と、センサ本体18を支持するとともに、センサ本体18からの電気信号を入力するセンサ支持体16aと、を備えている。センサ本体18は、生体内に挿入する測定部としての第2の端部24と、測定部と接続された基板状の接点部25とを有している。
センサ支持体16aは、センサ本体18の接点部25を挿入する円筒形の第1容器15と、第1容器15内に設けられたセンサ本体18の接点部25を挟時するコネクタ21と、第1容器15を覆う円筒形の形状の第2容器16と、を有している。そして、電池105は、第1容器15内に設けられている。
この構成によって、バイオセンサの防水性を高めるとともに、センサユニット6に電池を格納できるので、この電池からトランスミッタ7に対して、電源を供給することが可能となる。
例えば、持続血糖測定システムでの血糖値センサへの適用が大いに期待されるものである。
1 センサ装着装置
2 上腕部
3 測定装置
4 センサ
5 ベースユニット
6 センサユニット
7 トランスミッタ
8 貫通口
9 装着孔
10 凸部
11 嵌合部
12 嵌合部
13 凹溝
13a 矢印
14 凸部
14a 矢印
15 第1容器
16 第2容器
16a センサ支持体
17 開口
18 センサ本体
19a、19b、19c 端子
20 糸リブ
21 コネクタ
21a、21b、21c 端子
22 蓋
23 第1の端部
24 第2の端部
25 接点部
26 開口
27 開口
28 非導電性材料
100 測定部
101 制御部
102 温度センサ
103 記憶部
104 通信部
105 電池
106 使用者
107 温度センサ
108 天井面
109 圧力センサ
110 出力部

Claims (3)

  1. 人体内に留置し、生体情報を測定するセンサと、
    このセンサと接続し、センサが測定した生体情報を記憶するトランスミッタと、を着脱可能な状態で備え、
    前記センサは、前記トランスミッタに供給する電池を内蔵した構成とした、バイオセンサ。
  2. 前記センサは、生体内に挿入される測定部と、前記測定部と接続された基板状の接点部と、前記接点部を支持するとともに、前記接点部からの電気信号を入力するセンサ支持部と、を備え、
    前記センサ支持部は、前記センサの前記接点部を挿入する円筒形の第1容器と、前記第1容器内に設けられ前記センサの前記接点部を挟持するコネクタと、前記第1容器を覆う円筒形の形状の第2容器と、前記第1容器内に収納された電池と、を備えた、請求項1に記載のバイオセンサ。
  3. 持続血糖測定(CGM)に用いるバイオセンサである請求項1または2に記載のバイオセンサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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