JP2017201380A - 投影撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投影面に書き込まれた手書き文字その他の追加情報を投影像から簡易に区別して抽出し記録することができる投影撮像装置を提供すること。
【解決手段】投影撮像装置100の光学部分1Aは、投影部2Aと撮像部2Bとを備える。投影部2Aは、投影用の画像を生成するため波長の半値幅が20nm以下の光源光を射出する光源21を有し、撮像部2Bは、光源光の波長域に関して光を吸収又は反射する(すなわち発光特性E1,E2,E3を有する)光学フィルター5を含む撮像光学系50を備える。これにより、投影に用いる光源波長の光の検出を抑えることができ、投影画像をほぼ排除してホワイトボードその他の画像投影領域TZを撮影することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像を投影及び撮影する投影撮像装置に関するものであり、特に投影像内及びその周辺に追記された情報を記録可能な投影撮像装置に関する。
スクリーンに画像を投影する画像投影装置として、一般的にはプロジェクターが知られている。また、従来からホワイトボードに画面を投影しながら会議を行うことも一般的に行なわれている。ユーザーからは、投影像に重畳して書き込んだ実際の手書き文字を撮影して書き込んだ文字だけを抽出し電子情報化するとともに、元の投影画像データに文字情報を電子データとして付加したいというニーズがある。
しかし、通常の撮像手段では、投影像と手書き文字又は図形とが区別なく1枚の画像として撮影されてしまうため、投影像と手書き文字等とを区別する画像処理が必要となる。このような画像処理の時間が長くなると、ユーザーは、遅延を感じたり、操作感が悪いと感じてしまう。特に、遠隔地との通信を行う場合においては、様々な画像処理やデータ解析があると遅延の原因となるので好ましくない。
ところで、公知の技術として、外光条件に左右されることなく表示画面に重畳させて書き込まれた文字や絵を電子情報として抽出する投影型表示装置が存在し、この装置では、背景画素の平均的なRGB成分との相対関係から赤、緑、青、黒の文字を抽出している(特許文献1)。しかしながら、この装置では4色についてのみの抽出を行うため、投影面に貼られた紙資料といった多様な色彩の対象物又は追加情報の撮影には不向きである。
また、赤外線および可視光による撮像が可能な撮像装置であって、赤外領域の透過率が可視光領域の透過率より高い光学フィルターと、可視光領域の透過率が光学フィルターよりも高い可視透過部材とを切り替えるものが存在する(特許文献2)。この装置により可視光撮影と赤外撮影とを切り替えることができても、投影面に書き込まれた手書き文字その他の追加情報を投影像から区別して抽出するためには、別途の画像処理等が必要となる。
また、ホワイトボード等に書き込んだ文字のうち必要部分のみを選択的に投影データに合成することができる画像投影装置であって、カメラ等にて撮影した画像から追加分としての文字画像を分離し、この文字画像から特定色の画像のみを除去し、それ以外の画像を投影データに合成するものが存在する(特許文献3)。この装置では、特定の色の書き込み文字に限定したデータ抽出及び合成が可能であるが、手書き文字その他の追加情報の抽出に使える色が数色に限定されている。
なお、文字その他の概念情報ではないが、レーザーポインターなどの照射装置の照射点を検出することができる画像投影装置であって、特定色の画像が投影されていないタイミングで当該特定色のレーザーポインターの輝点を検出しているものが存在する(特許文献3)。しかしながら、このような装置は、複数の色からなる手書き文字の抽出に応用することができない。また、カラーホイールの回転タイミングと撮像のタイミングとを同期させる必要があり、撮像条件の自由度が制限される。
特開2005−071192号公報 特開2013−38626号公報 特開2015−23492号公報 特開2015−53675号公報
本発明は、上記背景技術に鑑みてなされたものであり、投影面に書き込まれた手書き文字その他の追加情報を投影像から簡易に区別して記録することができる投影撮像装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る投影撮像装置は、画像を投影する投影部と、投影部により画像が投影される画像投影領域を撮影する撮像部とを備え、投影部は、投影用の画像を生成するため波長の半値幅が20nm以下の光源光を射出する光源を有し、撮像部は、光源光の波長域に関して光を吸収又は反射する光学フィルターを含む撮像光学系を備える。
上記投影撮像装置では、半値全幅20nm以下の光源と、撮像側で光源波長の光を吸収又は反射する光学フィルターとを用いるので、投影に用いる光源波長の光の検出を抑えることができ、投影像をほぼ排除してホワイトボードその他の画像投影領域を撮影することができる。これにより、画像処理によって光源から得た投影像を排除する工程が不要又は簡易になる。結果的に、画像投影領域にマーカー等で書き込まれた文字や図形の抽出に必要な画像処理が少なくて済み、高速での処理が可能になる。また、光学フィルターで投影像を除去するので、撮影時にカラーブレーキングを簡易に防止でき、文字や図形の抽出処理が容易になる。
本発明の具体的な側面では、上記投影撮像装置において、光源は、光源光としてRGBの3色光をそれぞれ射出する3種の半導体レーザーを含む。この場合、投影像を構成する波長のバランスを保ちつつ投影像が占有する波長域を狭くできるので、追加情報を色再現性の高い状態で撮影できるだけでなく、撮影像を明るくすることができる。特に3〜5種の半導体レーザーのみの構成とすることで前述の効果がより一層顕著となる。
本発明の別の側面では、光学フィルターは、RGBの3色光に対して吸収特性又は反射特性を有するとともに、RGBの3色光以外の可視光及び近赤外線に対して透過特性を有する。この場合、追加情報をカラーで撮影できるだけでなく、撮像部によって画像投影領域上及びその周辺の赤外像を取得することができる。これにより、赤外線を使ったタッチ認識を並列して行うことができる。
本発明のさらに別の側面では、撮像部は、撮像光学系を経た像光を検出する撮像素子を有し、光学フィルターは、撮像光学系を構成する光学素子と撮像素子との間に配置される。この場合、光学フィルターへの撮像光の入射角のばらつきを小さくすることが容易になり、漏れ光や損失光を低減することができる。
本発明のさらに別の側面では、投影部を構成する投影光学系と撮像光学系とが少なくとも一部において共通で用いられる。この場合、光学系を簡潔に構成することができる。特に投影光学系と撮像光学系とが略完全に共通する場合、投影像の座標と撮影像の座標とを一致させることができ、重畳画像を作成する際に座標計算が不要になる。
本発明のさらに別の側面では、撮像部を構成する撮像光学系は、自由曲面ミラーを含む。この場合、撮像光学系を広角ながら小型化することができ、かつ、低歪曲な光学系とすることができる。
本発明のさらに別の側面では、画像投影領域に書き込まれたアノテーション情報を判別する情報処理部と、アノテーション情報をデータとして保持する記憶部とをさらに備える。かかるアノテーション情報は、投影像の情報と関連づけて記憶部に保管される。なお、アノテーション情報とは、スクリーンその他の画像投影領域又はその周辺に手書その他の手法で記載される情報、画像投影領域又はその周辺にポストイットその他で張り付けられる情報、人の手の動きに関する情報、原画像に追加される付加的な情報等を意味する。
本発明のさらに別の側面では、光学フィルターは、光源光の波長域に対して±10nmだけ広い拡張域における透過率の平均値が、拡張域以外の可視光領域における透過率の平均値より低い。
本発明のさらに別の側面では、光学フィルターは、撮像部に設けた撮像領域に入射する光源光の波長域における光を90%以上吸収又は反射する。これにより、投影像から文字や図形を確実に抽出した撮影像を得ることができる。
本発明のさらに別の側面では、光学フィルターの特性を1枚のフィルター又は複数のフィルターを組み合わせたものによって実現する。光学フィルターを1枚のフィルターで構成する場合、撮像系が簡潔になり、光学フィルターを複数のフィルターで構成する場合、吸収又は反射の特性の設定が正確で損失が少ないものとなる。
第1実施形態の投影撮像装置の光学的な概略構成を説明する図である。 図1に示す投影撮像装置の概略の機能ブロック図である。 図1に示す投影撮像装置の外観等を説明する図である。 (A)は、光学フィルターの透過特性等を説明する図であり、(B)は、変形例の透過特性等を説明する図である。 (A)は、撮像光学系の具体例を説明する図であり、(B)は、撮像光学系のうち光学フィルター周辺を説明する図であり、(C)は、変形例を説明する図である。 (A)及び(B)は、図2等に示す投影撮像装置の概略動作を示すフローチャートである。 第2実施形態の投影撮像装置のうち要部を説明する図である。
〔第1実施形態〕
以下、図面を参照しつつ、本発明の第1実施形態としての投影撮像装置について説明する。
図1に示すように、第1実施形態の投影撮像装置100は、画像の投影だけでなく投影像等の撮影を可能にするものであり、投影装置と撮像装置とを組み合わせた複合的な装置である。投影撮像装置100は、主に光学系からなる光学部分1Aとして、互いに独立した投影部2Aと撮像部2Bとを有する。また、図2に示すように、投影撮像装置100は、電子機器的な駆動部分1Bとして、投影動作部81と、撮像動作部82と、記憶部83と、制御部85とを備える。なお、投影動作部81は、投影部2Aと協働して投影装置として機能し、撮像動作部82は、撮像部2Bと協働して撮像装置として機能する。
図1の光学部分1Aにおいて、投影部2Aは、投影光学系10と、照明光学系20と、偏光ビームスプリッター30と、反射型液晶素子40とを備える。一方、撮像部2Bは、撮像光学系50と、撮像素子60とを備える。
光学部分1Aを構成する投影部2Aと撮像部2Bとは、図3に示す共通の筐体3内に一括して収納することができるが、隣接又は離間する別の筐体内に個別に収納することもできる(不図示)。
図2に示すように、投影撮像装置100は、外部装置であるパーソナルコンピューター90とインターフェース88を介して接続可能になっており、パーソナルコンピューター90との間で画像信号等の授受が可能になっている。
図1に示す投影光学系10は、画像表示素子である反射型液晶素子40による表示像を拡大してホワイトボードその他の被投影面であるスクリーンSC上に投影する。この結果、スクリーンSC上には、反射型液晶素子40に形成された画像に対応する投影像が形成される。投影光学系10は、複数のレンズ群及び/又は反射光学素子からなり、フォーカシングや変倍のために構成要素である一部のレンズ群11を光軸SA方向に移動させるようになっている。
照明光学系20は、光源21、均一化光学系22等を備える。光源21は、画像を生成するためのものであり、3種類の半導体レーザー21r,21g,21bの他に、レンズアレイ(不図示)等を含む。第1の半導体レーザー21rは、赤色又はR色で狭帯域の光源光を射出し、第2の半導体レーザー21gは、緑色又はG色で狭帯域の光源光を射出し、第3の半導体レーザー21bは、青色又はB色で狭帯域の光源光を射出する。均一化光学系22は、不図示のロッドレンズ、フィールドレンズ等からなり、光源21から射出された波長が異なる3種類の光源光Koについて光線束を分割及び重畳することによって、反射型液晶素子40上に照射する照明光Kiの照度を光軸SAに垂直な断面に関して2次元的に均一化する。なお、簡便のために詳細な説明を省略したが、光源21は、R色の半導体レーザー21rと、G色の半導体レーザー21gと、B色の半導体レーザー21bとをそれぞれ複数備えるものであってもよい。また、光源光Ko又は照明光Kiを構成するR光、G光及びB光の偏光方向は、予め揃えられている。
図4(A)を参照して、半導体レーザー21r,21g,21bが発生する光源光Koの波長分布等について説明する。横軸は波長を示し、左側の縦軸は発光強度を示している。R色の半導体レーザー21rは、発光特性E1として示すように、中心波長が例えば632nmであって半値幅whrが20nm以下であり、具体的には半値幅whrが10〜15nm程度である。G色の半導体レーザー21gは、発光特性E2として示すように、中心波長が例えば530nmであって半値幅whgが20nm以下であり、具体的には半値幅whgが10〜15nm程度である。B色の半導体レーザー21bは、発光特性E3として示すように、中心波長が例えば450nmであって半値幅whbが20nm以下であり、具体的には半値幅whbが10〜15nm程度である。これらの半導体レーザー21r,21g,21bは、狭帯域で発光するが、カラー表示に対応する照明を実現する。
図1に戻って、偏光ビームスプリッター(PBS)30は、一対の光透過性を有する直角プリズムを貼り合わせたものであり、貼合わせ面において、一方の直角プリズムの光軸SAに対して45°傾いた斜面には、照明光学系20から入射した所定方向の直線偏光(具体的にはS偏光)を反射させる偏光分離膜からなる偏光分離面31が形成されている。偏光ビームスプリッター30は、照明光学系20から射出された第1の偏光であるS偏光の照明光Kiを偏光分離面31で反射し、後述する反射型液晶素子40に入射させる。また、偏光ビームスプリッター30は、反射型液晶素子40からの第2の偏光(第1の偏光と直交する偏光)であるP偏光を透過させ、投影光学系10に入射させる。
反射型液晶素子40は、照明光Kiから投影光K1を形成する画像表示素子であり、特に空間的な反射率を変化させることによって照明光Kiから投影光K1を形成する点で光変調素子と言える。反射型液晶素子(画像表示素子)40は、片面に画像形成用の表示面40aを有する板状の電子部品からなる。この反射型液晶素子40は、LCOS(Liquid crystal on silicon)とも称されるマイクロディスプレイであり、シリコンチップの表面に直接回路が形成され対向基板との間に液晶層を挟み込んだものである。反射型液晶素子40は、液晶層に対し駆動信号に応じた電圧が画素毎に印加されると、液晶分子の配列を変化させることで照明光Kiを変調し、反射によって所望の画像を表示するものである。この際、偏光ビームスプリッター30の偏光分離面31を基準とする第1の偏光であるS偏光を照明光Kiとして反射型液晶素子40に入射させる場合、偏光分離面31を基準とする第2の偏光であるP偏光が反射型液晶素子40において投影光K1として反射される。
図1に示す撮像光学系50は、スクリーン(被投影面)SC上及びその周辺の対象物の画像を撮像素子60の撮像面60a上に結像する。撮像光学系50は、複数のレンズ群及び/又は反射光学素子からなる広角の結像系であり、投影光学系10と同様のフォーカシング機能を持たせることができる。さらに、撮像光学系50とこれに付随する撮像動作部82とは、被写界深度にもよるが、例えばオートフォーカス機能を有するものとできる。撮像光学系50は、屈折力を有するレンズその他光学素子からなる本体部分に付随して撮像素子60側に光学フィルター5を有する。光学フィルター5は、光源光の波長域又は照明光Kiの波長域に関して光を吸収又は反射する。
図5(A)は、撮像光学系50の具体例を説明する断面図である。撮像光学系50の本体部分50aは、撮像素子60側に設けられて複数のレンズを含む屈折部51と、スクリーンSC側に設けられて少なくとも1枚のミラーを含む反射部52とを有する。反射部52は、図示の例では、1枚の自由曲面ミラーを含んでいる。このような自由曲面ミラーにより、撮像光学系50を広角ながら小型化することができるだけでなく、歪曲収差が少ないものとできる。
図5(B)に示すように、撮像光学系50の最も像側の光学素子であるレンズ59と、撮像素子60の撮像面60aとの間には、投影像の光線を選択的に遮光する光学フィルター5が配置されている。光学フィルター5は、撮像光学系50において最も撮像素子60側に配置されているとも言える。光学フィルター5は、光透過性を有する板状の基板5a上に誘電体多層膜5bを形成したものであり、撮像光学系50の光軸SA2に対して撮像面60a垂直に配置されている。
図4(A)を参照して、光学フィルター5の光透過特性について説明する。左側の縦軸は透過率を示している。ここで、光学フィルター5への光線の入射角は、0〜9°の範囲に設定しているが、この範囲内では、透過率が略一致している。
この光学フィルター5は、波長400〜700nmの可視光領域と、波長700〜900nmの近赤外線領域とで透過率が高くなっている。ただし、光学フィルター5の透過特性は、中心波長が約632nmで幅が30〜40nm程度の遮断帯域C1と、中心波長が約530nmで幅が30〜40nm程度の遮断帯域C2と、中心波長が約450nmで幅が30〜40nm程度の遮断帯域C3とを有している。R色の遮断帯域C1は、R色の半導体レーザー21rの発光特性E1に対応し、G色の遮断帯域C2は、G色の半導体レーザー21gの発光特性E2に対応し、B色の遮断帯域C3は、B色の半導体レーザー21bの発光特性E3に対応する。ここで、R色の遮断帯域C1の半値の帯域幅ghrは、R色の半導体レーザー21rの半値幅whrよりも±10nmだけ広い拡張域(図示の例では40nm以上の幅を有する波長域)をカバーするものとなっており、R色の半導体レーザー21rからの光源光Koに起因する撮像光K2(つまりR色の投影像に対応する光線)を反射によって遮断する。G色の遮断帯域C2の半値の帯域幅ghgは、G色の半導体レーザー21gの半値幅whgよりも±10nmだけ広い拡張域をカバーするものとなっており、G色の半導体レーザー21gからの光源光Koに起因する撮像光K2(つまりG色の投影像に対応する光線)を反射によって遮断する。B色の遮断帯域C3の半値の帯域幅ghbは、B色の半導体レーザー21bの半値幅whbよりも±10nmだけ広い拡張域をカバーするものとなっており、B色の半導体レーザー21bからの光源光Koに起因する撮像光K2(つまりB色の投影像に対応する光線)を反射によって遮断する。つまり、光学フィルター5は、光源光Koの波長域に対して±10nmだけ広い拡張域における透過率の平均値が、当該拡張域以外の可視光領域における透過率の平均値より低いものとなっており、撮像光K2のうち投影光K1又は光源光Koによって形成された投影像に起因する成分を除去することができ、スクリーンSC上に手書き文字その他の追加情報のみを撮像素子60の撮像面60a上に結像する。
見方を変えると、光学フィルター5は、撮像部2Bに設けた撮像素子60の撮像面(撮像領域)60aに入射する光源光Koの波長域において、光源光Koの90%以上を反射する。ここで、光源光Koの波長域とは、各色の半導体レーザー21r,21g,21bの半値幅whr,whg,whbに対応する波長域を意味し、具体的には波長632nm±10数nm、波長530nm±10数nm及び波長450nm±10数nmがこれに該当する。
撮像素子60は、スクリーンSC上の投影像を含む被写体像を検出するCMOS型のイメージセンサーである。撮像素子60には、撮像光学系50を通過した撮像光K2が入射する。この結果、撮像素子60の光電変換部である撮像面60a上には、撮像光学系50によって形成されたスクリーンSC上及びその周辺の対象物の画像が結像される。つまり、撮像素子60の撮像面60a上には、撮像光学系50によって、スクリーンSC上及びその周辺の画像が精密に縮小投影される。図3に示すように、撮像素子60によってカバーされる画角領域VAは、投影像に関連する手書き文字その他の追加情報を広く取り込むべく、スクリーンSCよりも広く、結果的に反射型液晶素子40によってスクリーンSC上に投影される投影像(表示範囲)に対応する画像投影領域TZ又は画角よりも広くなっている。なお、撮像素子60は、上述のCMOS型のイメージセンサーに限るものでなく、CCDその他を応用したものであってもよい。
撮像光学系50により、図4(A)に示す光学フィルター5の光透過特性に対応して、撮像素子60の撮像面60a上には、可視光領域の画像と近赤外線領域の画像とが形成される。つまり、撮像素子60によって、スクリーンSC上及びその周辺の対象物について、可視光画像と近赤外線画像とを取得することができる。ここで、撮像素子60によって取得される可視光画像には3つの遮断帯域C1,C2,C3の光線が含まれないが、これらの遮断帯域C1,C2,C3は狭いので、可視光画像の色彩的な特性の劣化又は変化は比較的少ないものとなる。
可視光画像には、例えばスクリーンSCであるホワイトボード上にマーカー等で書き込まれた文字又は図形、スクリーンSC上に貼り付けたポストイットその他の掲示物等に対応する追加情報の画像が含まれる。近赤外線画像には、例えばスクリーンSCの周辺に立つ発表者の手の動作等が含まれる。発表者の手の動作を読み取ることで、発表者の手がスクリーンSCに触れた状態を検出するタッチ認識を並列して行うことができる。つまり、可視光画像や近赤外線画像は、アノテーション情報の抽出に用いられる。ここで、アノテーション情報とは、スクリーンSC等の画像投影領域TZ又はその周辺に手書その他の手法で記載される情報、画像投影領域TZ又はその周辺にポストイットその他で張り付けられる情報、人の手の動きに関する情報、原画像に追加される付加的な情報等を意味する。
以上では、光学フィルター5を透過する撮像光K2を撮影に用いたが、光学フィルター5で反射される撮像光K2を撮影に用いることもできる。この場合、光学フィルター5の光反射特性を図4(A)に示すものと同様にする。つまり、遮断帯域C1,C2,C3で透過率が高まって反射率が低下する特性とする。さらに、光学フィルター5は、誘電体多層膜のように透過及び反射の別によって撮像光K2を分離するものに限らず、吸収型のフィルターであってもよい。
図5(C)は、図5(B)に示す撮像光学系50等の変形例を示す。この場合、撮像素子60によって可視光画像と近赤外線画像とを取得するのではなく、一方の撮像素子60によって可視光画像のみを取得し、他方の撮像素子160によって近赤外線画像のみを取得する。このため、一方の撮像素子60と光学フィルター5との間にダイクロイックミラー70を配置して、可視光を透過させるとともに近赤外線を反射している。この場合、光学フィルター5とダイクロイックミラー70とが一組となって複合的な光学フィルターを構成しているとみることもできる。
図4(B)に示すように、光学フィルター5の透過率が波長400〜700nmの可視光領域のみで高くなっていてもよい。この場合、撮像素子60によって可視光画像のみを取得することができる。
図2に戻って、投影動作部81は、制御部85からの指令に基づいてこれに内蔵された反射型液晶素子40(図1参照)等を適宜動作させる。具体的には、投影動作部81は、制御部85から画像信号を受け、この画像信号に応じた素子駆動信号を生成し、反射型液晶素子40に画像の表示動作を行わせる。この際、投影動作部81又は制御部85は、光源21にタイミング信号を出力して、RGBのいずれの光源光Koを出力するかを指定する。結果的に、適切な色の光源光Koから得た照明光Kiによって反射型液晶素子40が照明され、反射型液晶素子40からの反射光として、画像信号に対応する第1の画像データに基づくカラー画像がスクリーンSC上に投影される。投影動作部81は、投影画像処理部81aを有する。投影画像処理部81aは、制御部85から受け取った画像信号又は映像信号に対して必要な画像処理を施して反射型液晶素子40に画像処理後の画像の表示動作を行わせる。投影画像処理部81aは、画像処理により、例えば投影画像について台形歪を補正することができ、投影像の階調、色バランス等を補正することもできる。
撮像動作部82は、制御部85からの指令に基づいてこれに内蔵された撮像素子60(図1参照)を適宜動作させる。具体的には、撮像動作部82は、撮像素子60によって検出したデジタル画素信号である撮像信号を制御部85へ出力したり、制御部85から撮像素子60を駆動するための電圧やクロック信号の供給を受けたりすることによって、撮像素子60に検出動作又は撮像動作を行わせている。撮像動作部82は、投影動作部81により画像が投影される画像投影領域TZ及びその周辺を撮影し、これによって得られた撮像信号は、制御部85で第2の画像データとして取り扱われる。撮像動作部82は、連続的に動作するものであり、インターバル撮影又は動画撮影を行う。なお、撮像部2Bに対応する撮像動作部82は、投影部2Aに対応する投影動作部81と独立しており、両者を同期動作させる必要がない。また、撮像部2Bが投影部2Aから独立しており、照明光Kiに対応する撮像光の遮断によって撮像動作部82が投影像を検出しないようにしているので、カラーブレーキングといった問題がもとより生じない。
記憶部83は、画像記憶部83aと、付加情報記憶部83bと、音声記憶部83cとを有する。画像記憶部83aには、撮像動作部82又は撮像部2Bによる撮像の結果として得たデジタル画素信号すなわち第2の画像データが一時的に保存される。この第2の画像データは、詳細は後述するが、制御部85によるアノテーション情報の抽出処理によってオブジェクト化されて付加情報記憶部83bに保存される。付加情報記憶部83bに記憶されるアノテーション情報は、例えばスクリーンSCであるホワイトボード上にマーカー等で書き込まれた文字又は図形の最終段階の図形等を含むオブジェクト情報となっている。なお、撮像動作部82から得た画像データを画像記憶部83aに保存せず、制御部85においてリアルタイムでアノテーション情報の抽出処理を逐次行ってもよい。付加情報記憶部83bには、上記アノテーション情報を入力画像に対応する第1の画像データにリンク付ける情報や、上記アノテーション情報をリンク付けした第1の画像データを保存してもよい。音声記憶部83cは、投影撮像装置100を使用している間の音声を記憶するものである。音声は、投影撮像装置100に設けられるマイク86によって取得される。この場合、取得された音声は、第1の画像データとリンク付ける情報と併せて保存される。付加情報記憶部83bや音声記憶部83cに保管されたデータは、別途準備された再生用ソフトウェアによって読み取ることができ、アノテーション情報と取得された音声とが、第1の画像データに合わせて再生可能となる。
制御部85は、これに組み込まれたプログラムや不図示の操作部からの指示に基づいて、投影動作部81、撮像動作部82等の動作を管理しておりこれらを統括的に動作させる。制御部85は、例えば外部から入力されたビデオ信号その他の画像データに基づいて投影動作部81に対して表示画像信号又は第1の画像データを出力し、反射型液晶素子40等に表示動作を行わせる。また、制御部85は、撮像動作部82から得たスクリーンSC及びその周辺の画像を第2の画像データとして記憶部83に保管する。さらに、制御部85は、撮像動作部82から得た第2の画像データに基づいて、この第2の画像データに対応するアノテーション情報を取得し、憶部83に適切な形式で保管する。
制御部85は、撮像動作部82からの撮像信号から得た第2の画像データに対して画像処理を行う画像処理部85aと、画像処理部85aで得た画像情報に基づいてアノテーション情報となるべきものを抽出する判定部85bとを有する。画像処理部85a及び判定部85bによってアノテーション情報を得た場合、制御部85は、このアノテーション情報を記憶部83の付加情報記憶部83bに保存する。ここで、制御部85の画像処理部85aや判定部85bは、画像投影領域TZに書き込まれたアノテーション情報を判別する情報処理部として機能する。
以下、図6(A)を参照して、図1に示す投影撮像装置100の撮像動作等について説明する。
ユーザーによって投影撮像装置100の動作スイッチがONにされた場合、制御部85は、投影動作部81すなわち投影部2Aの動作を開始させる(ステップS11)。具体的には、制御部85は、投影動作部81の動作状態を初期化して、パーソナルコンピューター90等の外部装置からの画像信号を受け付けて直ちに投影可能な状態とする。ここで、パーソナルコンピューター90等の外部装置が接続されていれば、制御部85は、外部装置から読み込んだ画像データに基づく第1の画像データを投影動作部81に転送して、投影画像処理部81aにて画像処理を行わせるとともに反射型液晶素子40に画像処理後の画像の表示動作を行わせる。これと並行して、制御部85は、光源21に点灯動作を行わせる。これにより、光源21が点灯して各色の照明光Kiが反射型液晶素子40に順次入射し、反射型液晶素子40からは、各色の投影光K1が射出され、スクリーンSC上に投影光学系10を介してカラーの投影像が投射される。
投影部2Aの動作と並行して、制御部85は、撮像動作部82すなわち撮像部2Bの動作を開始させる(ステップS12)。具体的には、制御部85は、撮像動作部82の動作状態を初期化して、撮像素子60にスクリーンSC上及びその周辺の撮影を行わせる。このようにして得たスクリーンSC上及びその周辺の画像は、投影像に対応する入力画像を光学フィルター5によって光学的に除去した画像であってマーカー等で書き込まれた文字又は図形等を含む付加情報の画像であり、画像記憶部83aに第2の画像データとして一時的に保存される。
制御部85の判定部85bは、ステップS12で得た画像(すなわち付加情報の画像又は第2の画像データ)に対してアノテーション情報の抽出処理を行う(ステップS13)。具体的なものとして、スクリーンSC上にマーカー等で書き込まれた文字をアノテーション情報として抽出する場合について説明する。この場合、この抽出処理では、書きかけの文字や図形を省略して最新版の画像を抽出する。この際、前回抽出した文字や図形に関する画像情報と比較して変化しなかった場合や輪郭が拡大した場合、文字や図形が加筆中と判断して画像記憶部83aの付加情報の画像を更新する。その一方、前回抽出した文字や図形に関する画像情報と比較して輪郭が縮小した場合、文字や図形が削除されたと判断して削除に対応する変化前の付加情報の画像を暫定的なアノテーション情報として付加情報記憶部83bに一旦保管する。これにより、記載が完了した最終段階の付加情報の画像のみを抽出することができる。以上のような抽出処理に際して、発表者の手その他の身体部分のように常時変動する画像や予め登録され特定種類の画像は、除去することができる。または一定時間間隔で共通オブジェクトの抽出処理を行うことで、一時的な手の映り込み等を除去することができる。
以上では、スクリーンSC上にマーカー等で書き込まれた文字をアノテーション情報として抽出する場合について説明したが、抽出の目的とするアノテーション情報の種類に応じて具体的な抽出処理の内容は異なる。
制御部85の判定部85bは、投影動作部81の動作状態を監視しており、投影像のページ変更のような表示状態の切り換えがあった場合、ステップS13で得たアノテーション情報の保存処理を行う(ステップS14)。具体的には、例えばスクリーンSC上にマーカー等で書き込まれた文字をアノテーション情報として保存する場合、制御部85は、その表示状態の切り換えがあった段階で抽出されている付加情報の画像を最終的なアノテーション情報として付加情報記憶部83bに保存する。この際、ステップS14で得た切替え時のアノテーション情報やステップS13で得た途中のアノテーション情報は、ステップS14で表示状態の切り換え前と判断された第1の画像データにリンクされた状態で保存される。つまり、付加情報記憶部83bには、ステップS14等で得た一群のアノテーション情報が投影像に対応する第1の画像データに対するリンク情報とともに保存される。
図6(B)は、制御部85によるアノテーション情報の抽出処理を具体的に説明する図である。まず、画像記憶部83aから上記ステップS12で画像記憶部83aに保管した最新の付加情報の画像又は第2の画像データを読み出す(ステップS21)。これと並行して、動作の開始時に予め撮影したスクリーンSC周辺の画像(以下、背景画像と呼ぶ)を読み出して、ステップS21で検出した付加情報の画像から背景画像を差し引くことにより、背景成分を除いた必要最小限の付加情報の画像の抽出を行う(ステップS22)。次に、ステップS22で背景成分を除いた付加情報の画像に対してノイズを除去するノイズ処理を行うとともに(ステップS23)、ノイズ処理後の付加情報の画像に対して輪郭を検出するエッジ抽出処理を行う(ステップS24)。その後、エッジ抽出処理から有意と認められる1つ以上の画像からなる画像群又はオブジェクトを選定するオブジェクト化を行う(ステップS25)。その後、ステップS25で得た画像群又はオブジェクトに対して中心位置その他で代表される座標位置を取得する(ステップS26)。ステップS25で得た画像群又はオブジェクトは、ステップS26で得た座標位置とともに付加情報記憶部83bに一旦保管される(ステップS27)。以上の動作は、撮像部2Bの動作が継続する限り(ステップS28でN)、ステップS21に戻って繰り返される。なお、一連の時系列的な第2の画像データからオブジェクト化を行う際には、一定のものに限らず徐々に変化するものを含めてオブジェクトの同一性について判定することができる。
なお、投影撮像装置100の投影動作中において、制御部85は、画像データの保存の他に、マイク86を用いて音声データを取得し、取得した音声データを記憶部83の音声記憶部83cに保存する。この際、音声データは、再生利用可能なように第1の画像データとリンク付けされる。
以上で説明した第1実施形態の投影撮像装置100によれば、半値全幅20nm以下の光源21と、光源波長の光(すなわち発光特性E1,E2,E3)に対応する光を吸収又は反射する光学フィルター5を用いるので、投影に用いる光源波長の光の検出を抑えることができ、投影画像をほぼ排除してホワイトボードその他の画像投影領域TZを撮影することができる。これにより、画像処理によって光源からの投影像を排除する工程が不要又は簡易になる。結果的に、画像投影領域TZにマーカー等で書き込まれた文字や図形の抽出に必要な画像処理が少なくて済み、高速での処理が可能になる。また、光学フィルター5で投影像を除去するので、撮影時にカラーブレーキングを簡易に防止でき、文字や図形の抽出処理が容易になる。
〔第2実施形態〕
以下、第2実施形態の投影撮像装置について説明する。なお、第2実施形態の投影撮像装置は第1実施形態の投影撮像装置を変形したものであり、特に説明しない事項は第1実施形態と同様である。
以下、図7を参照して、本実施形態における投影撮像装置100について説明する。この場合、投影撮像装置100の光学部分1Aは、図1の場合のように投影部2Aと撮像部2Bとに分かれず一体的なものとなっている。つまり、光学部分1Aは、投影光学系110と、照明光学系20と、偏光ビームスプリッター30と、反射型液晶素子40と、撮像素子60とを備える。
投影光学系110は、反射型液晶素子40からの投影光を投影する投影用の光学系と、投影像を撮像する撮像用の光学系とを兼用するものとなっている。つまり、投影光学系10は、スクリーンSC上の投影像等を撮像素子60上に結像する役割を有する。投影光学系110は、スクリーンSC上の手書き文字その他の追加情報を撮像素子60上に結像する。ここで、撮像素子60の撮像面60aと偏光ビームスプリッター30との間には、光学フィルター5が配置され、スクリーンSC側から入射した撮像光K2のうち偏光ビームスプリッター30で反射されたS偏光が撮像面60aに入射する。つまり、投影光学系10と、偏光ビームスプリッター30と、光学フィルター5とは、撮像光学系として機能している。
第2実施形態の場合も、スクリーンSC上及びその周辺の追加情報を、可視光画像及び近赤外線画像として取得することができる。さらに、第2実施形態の場合、光学系を簡潔に構成することができる。また、投影用の光学系と撮像用の光学系とが兼用されるので、投影像の座標と撮影画像の座標とを簡易に一致させることができ、重畳画像を作成等する際に座標計算が不要になる。
以上、実施形態に係る投影撮像装置について説明したが、本発明に係る投影撮像装置は、上記のものには限られない。例えば、画像表示素子として、反射型液晶素子40に代えて画像に応じて2次元的な透過率を変化させる透過型の液晶素子を用いてもよい。
また、光源21は、3種類の半導体レーザー21r,21g,21bに限らず、2種類の半導体レーザー又は4種類以上の半導体レーザーで構成することができる。また、半値幅が狭ければ、半導体レーザー以外のLEDその他の光源を用いることができる。
以上では、単一の光学フィルター5で図4(A)等に示す透過特性を実現したが、複数種の光学フィルターの合成によって図4(A)等に示す透過特性を実現することもできる。
光学フィルター5は、漏れ光や損失を低減する観点で撮像光学系50において最も撮像素子60側に配置されているが、漏れ光や損失が大きくならない範囲で撮像光学系50の直近から離れたスクリーンSC側に配置することができる。
図4(A)の例では、3色の光源Koに対応して3つの遮断帯域C1,C2,C3を設けているが、光源光の色数よりも多い遮断帯域を設けることもできる。
C1,C2,C3…遮断帯域、 E1,E2,E3…発光特性、 K1…投影光、 K2…撮像光、 Ki…照明光、 Ko…光源光、 SA,SA2…光軸、 SC…スクリーン、 VA…画角領域、 1A…光学部分、 1B…駆動部分、 2A…投影部、 2B…撮像部、 5…光学フィルター、 5a…基板、 5b…誘電体多層膜、 10…投影光学系、 20…照明光学系、 21…光源、 21r,21g,21b…半導体レーザー、 22…均一化光学系、 30…偏光ビームスプリッター、 31…偏光分離面、 40…反射型液晶素子、 50…撮像光学系、 51…屈折部、 52…反射部、 60,160…撮像素子、 81…投影動作部、 82…撮像動作部、 83…記憶部、 83a…画像記憶部、 83b…付加情報記憶部、 85…制御部、 85a…画像処理部、 85b…判定部、 100…投影撮像装置、 110…投影光学系

Claims (10)

  1. 画像を投影する投影部と、
    前記投影部により画像が投影される画像投影領域を撮影する撮像部とを備え、
    前記投影部は、投影用の画像を生成するため波長の半値幅が20nm以下の光源光を射出する光源を有し、
    前記撮像部は、前記光源光の波長域に関して光を吸収又は反射する光学フィルターを含む撮像光学系を備えることを特徴とする投影撮像装置。
  2. 前記光源は、前記光源光としてRGBの3色光をそれぞれ射出する3種の半導体レーザーを含むことを特徴とする請求項1に記載の投影撮像装置。
  3. 前記光学フィルターは、前記RGBの3色光に対して吸収特性又は反射特性を有するとともに、前記RGBの3色光以外の可視光及び近赤外線に対して透過特性を有することを特徴とする請求項1及び2のいずれか一項に記載の投影撮像装置。
  4. 前記撮像部は、前記撮像光学系を経た像光を検出する撮像素子を有し、前記光学フィルターは、前記撮像光学系を構成する光学素子と前記撮像素子との間に配置されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の投影撮像装置。
  5. 前記投影部を構成する投影光学系と前記撮像光学系とが少なくとも一部において共通で用いられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の投影撮像装置。
  6. 前記撮像光学系は、自由曲面ミラーを含むことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影撮像装置。
  7. 画像投影領域に書き込まれたアノテーション情報を判別する情報処理部と、前記アノテーション情報をデータとして保持する記憶部とをさらに備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の投影撮像装置。
  8. 前記光学フィルターは、前記光源光の波長域に対して±10nmだけ広い拡張域における透過率の平均値が、前記拡張域以外の可視光領域における透過率の平均値より低いことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の投影撮像装置。
  9. 前記光学フィルターは、前記撮像部に設けた撮像領域に入射する前記光源光の波長域における光を90%以上吸収又は反射することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に投影撮像装置。
  10. 前記光学フィルターの特性を1枚のフィルター又は複数のフィルターを組み合わせたものによって実現することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に投影撮像装置。
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