JP2017200802A - 補助ブレーキ装置 - Google Patents

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英樹 長田
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Abstract

【課題】エアコンプレッサを用いて、ブレーキ力を向上できるようにする。
【解決手段】入力シャフト11と、シリンダ13と、ピストン14と、吸気ポート15と、吐出ポート16と、吸気バルブ17と、吐出バルブ18と、を備えるエアコンプレッサ10と、ブレーキをオンする状態である否かを検出するブレーキ状態検出部71と、オン操作が検出された場合に、ピストン14の下降行程において、シリンダ13内が負圧状態となるように吸気バルブ17及び吐出バルブ18を閉弁状態に制御した後、吐出バルブ18を閉弁状態に維持しつつ吸気バルブ17を開弁状態に制御し、ピストン14の上昇行程において、吸気バルブ17及び吐出バルブ18を閉弁状態に制御した後、ピストン14が上死点近傍に移動した場合に、吸気バルブ17又は吐出バルブ18の少なくとも一方を開弁状態に制御するバルブ制御部72と、を備えるようにする。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンジンの駆動力により圧縮空気を供給するエアコンプレッサを備え、エアコンプレッサを用いて車両のブレーキ補助を行う補助ブレーキ装置に関する。
従来、トラック、バス等の大型車両では、圧縮空気を蓄積し、その圧縮空気をエアブレーキ装置や車高調整装置等に供給するようにしている。
この種の車両においては、エンジンの動力で駆動するエアコンプレッサを備えており、エアコンプレッサによって圧縮された空気は、エアタンクに充填され、エアタンクからエアブレーキ装置等に供給される。
例えば、エアタンクに充填された圧縮空気を利用して、車両のブレーキ力を高める技術として、エンジンにエアを供給する吸気管にエアタンクの圧縮空気を供給することにより、吸気ブースト圧を高め、圧縮解放ブレーキによる吸収エネルギを増大させて、ブレーキ力を高める技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公昭63−38337号公報
例えば、特許文献1には、エアタンクの圧縮空気をエンジンに供給することにより、吸気ブースト圧を高め、圧縮解放ブレーキによる吸収エネルギを増大させるようにして、ブレーキ力を高めるようにしている。
ところが、ターボチャージャを備えるエンジンシステムでは、ターボチャージャによる過給により、エアタンクの圧縮空気を用いずとも、エンジンのバルブ等の耐久性の問題を考慮すると限界と考えられる程度に十分に高い吸気ブースト圧を実現することができるようになっている。
したがって、圧縮解放ブレーキによる吸収エネルギを、吸気ブースト圧を高めることにより増加させることは限界にきていると考えられる。
一方、大型車両においては、ブレーキ力を高めることが必要であるが、コスト面等を考慮すると、簡易な構成や、既存の構成の変更等により、ブレーキ力を高めることが好ましい。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、エアコンプレッサを用いて、ブレーキ力を向上することのできる技術を提供することを目的とする。
上記した目的を達成するため、本発明の一観点に係る補助ブレーキ装置は、エンジンのクランクシャフトとの間で駆動力を伝達可能な入力シャフトと、所定方向に延びて形成されたシリンダと、シリンダ内に所定方向に往復移動可能に装填され、シャフトの回転を往復移動に変換可能であると共に、往復移動を前記シャフトの回転に変換可能なピストンと、外部とシリンダ内とを連通可能な吸気ポートと、圧縮空気を蓄積するエアタンクとシリンダ内とを連通可能な吐出ポートと、吸気ポートとシリンダとの間を開閉可能な吸気バルブと、吐出ポートとシリンダとの間を開閉可能な吐出バルブと、を備えるエアコンプレッサと、ブレーキをオンする状態であるか否かを検出するブレーキ状態検出手段と、ブレーキをオンする状態であることが検出されている場合に、ピストンが下降する行程において、シリンダ内が負圧状態となるように吸気バルブ及び吐出バルブを閉弁状態とするようにした後、吐出バルブを閉弁状態に維持しつつ吸気バルブを開弁状態とするようにし、ピストンが上昇する行程において、吸気バルブ及び吐出バルブを閉弁状態とするようにした後、ピストンが上死点近傍に移動した場合に、吸気バルブ又は吐出バルブの少なくとも一方を開弁状態とするように制御するバルブ制御手段と、を備える。
上記補助ブレーキ装置において、バルブ制御手段は、ピストンが上昇する行程において、ピストンが上死点近傍に移動した場合に、吐出バルブのみを開弁状態とするように制御するようにしてもよい。
また、上記補助ブレーキ装置において、入力シャフトの回転角を特定可能な回転角情報を検出する回転角センサを更に備え、バルブ制御手段は、回転角センサにより検出された回転角情報に基づいて、ピストンの行程を特定するようにしてもよい。
本発明によれば、エアコンプレッサを用いて、ブレーキ力を向上することができる。
本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ装置を示す模式的な構成図である。 本発明の一実施形態に係る通常圧縮動作を実行する際における通常圧縮用バルブ制御を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ動作を実行する際における補助ブレーキ用バルブ制御を説明する図である。 本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ装置による補助ブレーキ制御処理のフローチャートである。
以下、添付図面に基づいて、本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ装置を説明する。同一の部品には同一の符号を付してあり、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ装置を示す模式的な構成図である。
補助ブレーキ装置1は、駆動源の一例としてのエンジン2と、エアコンプレッサ10と、エアドライヤ20と、エアタンク30と、これらを接続する複数本のエア配管50〜53と、エンジン回転数センサ61と、車速センサ62と、アクセル開度センサ63と、ブレーキペダルセンサ64と、ECU(コントローラ)70とを備えている。
エアコンプレッサ10は、エンジン2から伝達される動力で駆動されて圧縮空気をエアタンク30に供給する通常圧縮動作と、エンジン2に与える負荷を通常圧縮動作よりも増加させて、エンジン2のクランクシャフト3の回転を抑制させる補助ブレーキ動作とを選択的に実行可能である。エアコンプレッサ10は、エンジン2のクランクシャフト3にギヤ4、アイドルギヤ5、及び入力ギヤ6を介して接続された入力シャフトの一例としての回転軸11と、回転軸11にコンロッド12を介して連結されて、シリンダ13内を往復移動可能に収容されたピストン14と、シリンダ13内と外気側(外気側の配管50)とを連通可能な吸気ポート15と、シリンダ13内とエアタンク30(エアタンク30側の配管51)とを連通可能な吐出ポート16と、吸気ポート15とシリンダ13内との間を開閉可能な吸気バルブ17と、吐出ポート16とシリンダ13内との間を開閉可能な吐出バルブ18とを備えている。
吸気バルブ17は、電磁ソレノイド弁であり、弁体17Aと、弁体17Aが一端に接続されているシャフト17Bと、弁体17Aをシリンダ13内と吸気ポート15とを閉弁する方向(上方向)に付勢するスプリング17Cと、シャフト17Bに固定され、スプリング17Cの位置を規制するスプリング押え17Dと、シャフト17Bに固定されたプランジャ17Eと、プランジャ17Eの周囲を取り囲むコイル17Fと、コイル17Fを収容するケース17Gとを備えている。
コイル17Fへの電流の供給が開始されると、プランジャ17Eが下方に引き寄せられ、これに伴ってシャフト17Bがスプリング17Cの付勢力に抗して下方に移動し、弁体17Aを開弁する。一方、コイル17Fへの電流の供給が停止されると、プランジャ17Eが下方に引き寄せられないので、これに伴ってシャフト17Bがスプリング17Cの付勢力により上方に移動し、弁体17Aを閉弁する。
吐出バルブ18は、電磁ソレノイド弁であり、弁体18Aと、弁体18Aが一端に接続されているシャフト18Bと、弁体18Aをシリンダ13内と吐出ポート16とを閉弁する方向(上方向)に付勢するスプリング18Cと、シャフト18Bに固定され、スプリング18Cの位置を規制するスプリング押え18Dと、シャフト18Bに固定されたプランジャ18Eと、プランジャ18Eの周囲を取り囲むコイル18Fと、コイル18Fを収容するケース18Gとを備えている。
コイル18Fへの電流の供給が開始されると、プランジャ18Eが下方に引き寄せられ、これに伴ってシャフト18Bがスプリング18Cの付勢力に抗して下方に移動し、弁体18Aを開弁する。一方、コイル18Fへの電流の供給が停止されると、プランジャ18Eが下方に引き寄せられないので、これに伴ってシャフト18Bがスプリング18Cの付勢力により上方に移動し、弁体18Aを閉弁する。
エアドライヤ20は、配管51を介してエアコンプレッサ10に接続されており、エアコンプレッサ10から供給される圧縮空気に含まれる水分を除去する。これらエアコンプレッサ10とエアドライヤ20とを接続する配管系には、逆止弁21が設けられている。また、エアドライヤ20は、配管52を介してエアタンク30に接続されている。
エアタンク30には、エアドライヤ20によって水分を除去された圧縮空気が充填される。エアタンク30内の圧縮空気は、配管53を介して、図示しないエアブレーキ装置や車高調整装置等に供給される。
エンジン回転数センサ61は、エンジン2のクランクシャフト3の回転角及び回転数を検出し、検出結果をECU70に出力する。本実施形態では、クランクシャフト3と、回転軸11とは、ギヤ4,5,6を介して接続されているので、クランクシャフト3の回転角に基づいて、回転軸11の回転角を特定することができる。この回転軸11の回転角からは、回転軸11に接続されたピストン14の位置及び移動方向、すなわち行程を特定することができる。
車速センサ62は、補助ブレーキ装置1を搭載している車両の速度(車速)を検出し、検出結果をECU70に出力する。アクセル開度センサ63は、図示しないアクセルペダルの踏み込み量からアクセル開度を検出し、検出結果をECU70に出力する。ブレーキペダルセンサ64は、図示しないブレーキペダルが踏まれた(オンされた)ことを検出し、検出結果をECU70に出力する。
ECU70は、エアコンプレッサ10の動作を制御する装置であり、公知のCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えて構成されている。また、ECU70は、ブレーキ状態検出手段の一例としてのブレーキ状態検出部71と、バルブ制御手段の一例としてのバルブ制御部72とを一部の機能要素として有する。これら各機能要素は、一体のハードウェアであるECU70に含まれるものとして説明するが、これらの何れか一部を別体のハードウェアに設けることもできる。
ブレーキ状態検出部71は、車速センサ62、アクセル開度センサ63、ブレーキペダルセンサ64等からの検出値に基づいて、ブレーキをオンする状態(ブレーキオン状態)か否かを判定する。本実施形態では、ブレーキ状態検出部71は、例えば、ブレーキペダルセンサ64によるセンサ値が、ブレーキペダルがオンであることを示している場合や、車速センサ62による車速が所定の速度以上であり、且つアクセル開度センサ63による開度が0に変わった場合を、ブレーキをオンする状態であると判断している。ブレーキ状態検出部71は、ブレーキオン状態であることを検出している場合には、その旨をバルブ制御部72に通知する。
バルブ制御部72は、吸気バルブ17及び吐出バルブ18に供給する電力を制御することにより、吸気バルブ17及び吐出バルブ18の弁の状態を制御する。本実施形態では、バルブ制御部72は、ブレーキ状態検出部71によりブレーキオン状態である旨の通知を受けていない場合には、エアコンプレッサ10が通常圧縮動作を実行するようにするためのバルブ制御(通常圧縮用バルブ制御)を実行する一方、ブレーキ状態検出部71によりブレーキオン状態である旨の通知を受けている場合には、エアコンプレッサ10が補助ブレーキ動作を実行するようにするためのバルブ制御(補助ブレーキ用バルブ制御)を実行する。
次に、バルブ制御部72による通常圧縮用バルブ制御と、補助ブレーキ用バルブ制御とについて説明する。
図2は、本発明の一実施形態に係る通常圧縮動作を実行する際における通常圧縮用バルブ制御を説明する図である。図3は、本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ動作を実行する際における補助ブレーキ用バルブ制御を説明する図である。
まず、通常圧縮動作及びその際の通常圧縮用バルブ制御について説明する。
ピストン14の下降行程においては、バルブ制御部72は、図2(A)に示すように、ピストン14が上死点近傍(上死点又はその近傍)に位置する時点において、吐出バルブ18を閉弁状態とし、吸気バルブ17を開弁状態に制御する。これにより、吸気ポート15を介してシリンダ13内に外部からの空気が流入する。
次いで、バルブ制御部72は、図2(B)に示すように、ピストン14が下死点近傍(下死点又はその近傍)に下降するまで、吐出バルブ18を閉弁状態とし、吸気バルブ17を開弁状態に維持するように制御する。
一方、ピストン14の上昇行程においては、バルブ制御部72は、図2(C)に示すように、ピストン14が下死点近傍に位置する時点で吸気バルブ17及び吐出バルブ18を閉弁状態に制御し、その後、図2(D)に示すように、上死点近傍まで上昇しない時点で、吸気バルブ17を閉弁状態とし、吐出バルブ18を開弁状態に制御する。これにより、ピストン14が上昇することにより圧縮された空気が、吐出ポート16を介してエアタンク20側に供給される。なお、吐出バルブ18を開弁状態にする際におけるピストン14の位置は、シリンダ13内の空気の圧力が吐出ポート16側の圧力に対して極端に高くならないような位置が好ましい。
次に、補助ブレーキ動作及びその際の補助ブレーキ用バルブ制御について説明する。
ピストン14の下降行程においては、バルブ制御部72は、図3(A)に示すように、ピストン14が上死点近傍に位置する時点において、吐出バルブ18を閉弁状態とし、吸気バルブ17を閉弁状態に制御する。これにより、ピストン14が下降する際に、シリンダ13内に空気が吸入されず、シリンダ13内が負圧となってピストン14が下降しようとする動きに対する負荷が増加するので、エンジン2のクランクシャフト3の回転を低減させるブレーキ力が増加する。
次いで、バルブ制御部72は、図3(B)に示すように、ピストン14が下死点近傍に下降するまでに、吐出バルブ18を閉弁状態とし、吸気バルブ17を開弁状態とするように制御する。これにより、吸気ポート15を介してシリンダ13内に外部からの空気が流入する。
一方、ピストン14の上昇行程においては、バルブ制御部72は、図3(C)に示すように、ピストン14が下死点近傍に位置する時点で吸気バルブ17及び吐出バルブ18を閉弁状態に制御し、この状態をピストン14が上死点近傍に上昇するまで継続する。これにより、シリンダ13内の圧力は、通常圧縮用バルブ制御におけるピストン14の上昇行程でのシリンダ13内の圧力よりも非常に高い状態となる。このため、ピストン14を上昇させるための負荷が増加するので、エンジン2のクランクシャフト3の回転を低減させるブレーキ力が増加する。
次いで、バルブ制御部72は、図3(D)に示すように、ピストン14が上死点近傍まで上昇した時点に、吸気バルブ17を閉弁状態とし、吐出バルブ18を開弁状態に制御する。これにより、ピストン14が上昇することにより圧縮された空気が、吐出ポート16を介してエアタンク20側に供給される。
次に、本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ装置1による補助ブレーキ制御処理について説明する。
図4は、本発明の一実施形態に係る補助ブレーキ装置1による補助ブレーキ制御処理のフローチャートである。
補助ブレーキ制御処理は、例えば、エンジン2が始動された直後に実行が開始される。
まず、ブレーキ状態検出部71は、ブレーキをオンする状態(ブレーキオン状態)か否かを判定する(ステップS11)。
この結果、ブレーキオン状態でないと判定された場合(ステップS11:NO)には、ブレーキ状態検出部71は、バルブ制御部72に、ブレーキオン状態であると通知しないので、バルブ制御部72は、通常圧縮用バルブ制御を実行し(ステップS12)、処理をステップS11に進める。
一方、ブレーキオン状態であると判定された場合(ステップS11:YES)には、ブレーキ状態検出部71は、バルブ制御部72に、ブレーキオン状態であると通知するので、バルブ制御部72は、補助ブレーキ用バルブ制御を実行し(ステップS13)、処理をステップS11に進める。
以上説明したように、本実施形態に係る補助ブレーキ装置1によると、ブレーキをオンする状態が検出されている場合に、ピストン14が下降する行程において、シリンダ13内が負圧状態となるように吸気バルブ17及び吐出バルブ18を閉弁状態とするように制御した後、吐出バルブ18を閉弁状態に維持しつつ吸気バルブ17を開弁状態とするように制御するようにしたので、ピストン14が下降する行程において、シリンダ13内が負圧になることによりピストン14を下降させるための負荷が増加して、エンジン2のクランクシャフト3の回転を低減させるブレーキ力が増加する。
また、本実施形態に係る補助ブレーキ装置1によると、ブレーキをオンする状態が検出されている場合に、ピストン14が上昇する行程において、吸気バルブ17及び吐出バルブ18を閉弁状態とするように制御した後、ピストン14が上死点近傍に移動した場合に、吐出バルブ18を開弁状態とするように制御するようにしたので、ピストン14が上昇する行程において、シリンダ13内の圧力が通常圧縮動作時の圧力よりも上昇して、ピストン14を上昇させる際における負荷が増加し、エンジン2のクランクシャフト3の回転を低減させるブレーキ力が増加する。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施形態では、駆動源として、エンジンを例にあげたが、本発明はこれに限られず、駆動源としては、電動モータや油圧モータであってもよい。
また、上記実施形態では、補助ブレーキ用バルブ制御において、ピストン14の上昇行程において、ピストン14が上死点近傍に移動した場合に、吐出バルブ18のみを開弁状態にするようにしていたが、本発明はこれに限られず、吸気バルブ17のみを開弁状態にしてもよく、吸気バルブ17及び吐出バルブ18を開弁状態にするようにしてもよく、要は、吸気バルブ17と吐出バルブ18の少なくとも一方を開弁状態にするようにすればよい。このようにしても、シリンダ13内の圧縮空気を適切に排出させることができる。
また、上記実施形態では、吸気バルブ17及び排気バルブ18を電磁ソレノイド弁とし、吸気バルブ17及び吐出バルブ18に供給する電力を制御することにより、各バルブの状態を制御するようにしていたが、本発明はこれに限られず、吸気バルブと排気バルブとをカムの形状に追従して開弁状態と閉弁状態とを変更できる構成とし、通常圧縮動作時におけるバルブ制御を行うためのカムと、補助ブレーキ動作時におけるバルブ制御を行うためのカムとを備え、使用するカムを切り替えることにより、各バルブの状態を制御するようにしてもよい。
1 補助ブレーキ装置
2 エンジン
3 クランクシャフト
11 回転軸
12 コンロッド
13 シリンダ
14 ピストン
15 吸気ポート
16 吐出ポート
17 吸気バルブ
18 吐出バルブ
30 エアタンク
61 エンジン回転数センサ
70 ECU
71 ブレーキ状態検出部
72 バルブ制御部

Claims (3)

  1. 駆動源の駆動シャフトとの間で駆動力を伝達可能な入力シャフトと、所定方向に延びて形成されたシリンダと、前記シリンダ内に前記所定方向に往復移動可能に装填され、前記シャフトの回転を前記往復移動に変換可能であると共に、前記往復移動を前記シャフトの回転に変換可能なピストンと、外部と前記シリンダ内とを連通可能な吸気ポートと、圧縮空気を蓄積するエアタンクと前記シリンダ内とを連通可能な吐出ポートと、前記吸気ポートと前記シリンダとの間を開閉可能な吸気バルブと、前記吐出ポートと前記シリンダとの間を開閉可能な吐出バルブと、を備えるエアコンプレッサと、
    ブレーキをオンする状態であるか否かを検出するブレーキ状態検出手段と、
    前記ブレーキをオンする状態が検出されている場合に、前記ピストンが下降する行程において、前記シリンダ内が負圧状態となるように前記吸気バルブ及び前記吐出バルブを閉弁状態とした後、前記吐出バルブを閉弁状態に維持しつつ前記吸気バルブを開弁状態とするようにし、前記ピストンが上昇する行程において、前記吸気バルブ及び前記吐出バルブを閉弁状態とするようにした後、前記ピストンが上死点近傍に移動した場合に、前記吸気バルブ又は前記吐出バルブの少なくとも一方を開弁状態とするように制御するバルブ制御手段と、を備える
    補助ブレーキ装置。
  2. 前記バルブ制御手段は、前記ピストンが上昇する行程において、前記ピストンが上死点近傍に移動した場合に、前記吐出バルブのみを開弁状態とするように制御する
    請求項1に記載の補助ブレーキ装置。
  3. 前記入力シャフトの回転角を特定可能な回転角情報を検出する回転角センサを更に備え、
    前記バルブ制御手段は、前記回転角センサにより検出された回転角情報に基づいて、前記ピストンの行程を特定する
    請求項1又は請求項2に記載の補助ブレーキ装置。
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