JP2017199964A - Δς変調器、送信機、半導体集積回路、処理方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

Δς変調器、送信機、半導体集積回路、処理方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】周波数変換器の機能を組み込んだΔΣ変調器を得る。【解決手段】ΔΣ変調器6は、ベースバンド信号が与えられるループフィルタ13,14と、ループフィルタ13,14の出力に対して周波数変換を行う周波数混合器15,16と、周波数混合器15,16の出力を量子化する量子化器18と、量子化器18の出力に対して周波数変換を行う周波数混合器25,26と、を備え、ループフィルタ13,14は、ベースバンド信号の周波数近傍の雑音を阻止する特性を有し、周波数混合器25,26の出力がフィードバック信号として与えられ、周波数混合器25,26は、周波数混合器15,16が行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、ΔΣ変調器、送信機、半導体集積回路、処理方法、及びコンピュータプログラムに関するものである。
特許文献1には、ΔΣ変調を行った信号を無線送信する送信機が記載されている。
図3は、ΔΣ変調器を備えた送信機の一例を示す図である。図3に示すように、この送信機100は、ベースバンド信号(I/Q信号)を直交変調する直交変調部101と、直交変調部101の出力を無線周波数に周波数変換しRF(Radio Frequency)信号を出力する周波数変換器102と、RF信号が与えられるΔΣ変調器(DSM)103と、バンドパスフィルタ104とを備えている。
ΔΣ変調器103は、周波数変換器102の出力であるRF信号にΔΣ変調を行い、ΔΣ変調信号を出力する。ΔΣ変調信号は、信号伝送路105を通じてバンドパスフィルタ104に与えられる。
バンドパスフィルタ104は、前記RF信号を通過させる通過帯域を有している。よって、バンドパスフィルタ104は、前記RF信号を通過させつつ当該ΔΣ変調信号に含まれている量子化雑音を除去する。これによって、バンドパスフィルタ104はRF信号を出力する。
バンドパスフィルタ104から出力されたRF信号は、後段のパワーアンプ106によって増幅され、アンテナ107から無線波として送信される。
特許第5598561号公報
上記送信機において、周波数変換器102は、ΔΣ変調器103と独立して設けられている。
しかし、周波数変換器102は、ΔΣ変調器103に組み込んで一体的に設けることで当該ΔΣ変調器103に物理的に近づけて設けた方が、FPGA等を用いて周波数変換器102及びΔΣ変調器103を設けるのに有利な場合がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、周波数変換器の機能を組み込んだΔΣ変調器の提供を目的とする。
一実施形態であるΔΣ変調器は、入力信号が与えられるループフィルタと、前記ループフィルタの出力に対して周波数変換を行う第1コンバータと、前記第1コンバータの出力を量子化する量子化器と、前記量子化器の出力に対して周波数変換を行う第2コンバータと、を備え、前記ループフィルタは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止する特性を有し、前記第2コンバータの出力がフィードバック信号として与えられ、前記第2コンバータは、前記第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
また、一実施形態である送信機は、上記ΔΣ変調器と、前記量子化器の出力が与えられる送信部と、を備え、前記第1コンバータは、前記入力信号を送信するための搬送波周波数に周波数変換し、前記送信部は、前記量子化器の出力に含まれる前記搬送波周波数に周波数変換された前記入力信号を送信する。
また、一実施形態である半導体集積回路は、入力信号に対してΔΣ変調を行うΔΣ変調器に用いられる半導体集積回路であって、前記入力信号が与えられるループフィルタと、前記ループフィルタの出力に対して周波数変換を行う第1コンバータと、前記第1コンバータの出力を量子化する量子化器と、前記量子化器の出力に対して周波数変換を行う第2コンバータと、を備え、前記ループフィルタは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止する特性を有し、前記第2コンバータの出力がフィードバック信号として与えられ、前記第2コンバータは、前記第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
また、一実施形態である処理方法は、入力信号に対してΔΣ変調を行うための処理方法であって、前記入力信号に対してループフィルタ処理を行うフィルタステップと、前記フィルタステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第1変換ステップと、前記第1変換ステップによって得られる出力を量子化する量子化ステップと、前記量子化ステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第2変換ステップと、を含み、前記フィルタステップは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止するフィルタ特性によって前記入力信号のループフィルタ処理が行われ、前記第2変換ステップによって得られる出力がフィードバック信号として与えられ、前記第2変換ステップは、前記第1変換ステップにて行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
また、一実施形態であるコンピュータプログラムは、入力データに対してΔΣ変調を行うための処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータに前記入力データに対してループフィルタ処理を行うフィルタステップと、前記フィルタステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第1変換ステップと、前記第1変換ステップによって得られる出力を量子化する量子化ステップと、前記量子化ステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第2変換ステップと、を含む処理を実行させるコンピュータプログラムであり、前記フィルタステップは、前記入力データの周波数近傍の雑音を阻止するフィルタ特性によって前記入力データのループフィルタ処理が行われ、前記第2変換ステップによって得られる出力がフィードバックデータとして与えられ、前記第2変換ステップは、前記第1変換ステップにて行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行うコンピュータプログラムである。
本発明によれば、周波数変換器の機能を組み込んだΔΣ変調器を得ることができる。
送信機のブロック図である。 本実施形態のΔΣ変調器の一例を示すブロック図である。 ΔΣ変調器を備えた送信機の一例を示す図である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照しながら説明する。
[実施形態の概要]
(1)一実施形態であるΔΣ変調器は、入力信号が与えられるループフィルタと、前記ループフィルタの出力に対して周波数変換を行う第1コンバータと、前記第1コンバータの出力を量子化する量子化器と、前記量子化器の出力に対して周波数変換を行う第2コンバータと、を備え、前記ループフィルタは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止する特性を有し、前記第2コンバータの出力がフィードバック信号として与えられ、前記第2コンバータは、前記第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
上記構成のΔΣ変調器によれば、第1コンバータによってループフィルタの出力に対して周波数変換を行うので、量子化器の出力に含まれる入力信号を周波数変換することができる。
また、第2コンバータは、第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行うので、量子化器の出力に対して第1コンバータによって周波数変換される前の周波数に戻すように周波数変換する。これにより、第1コンバータによる周波数変換の影響がΔΣ変調に及ぶのを防止することができる。
この結果、入力信号に対して周波数変換を行う周波数変換器の機能をΔΣ変調器に組み込むことができる。
なお、第2コンバータによって行われる、第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるような周波数変換とは、以下のような変換をいう。すなわち、第1コンバータが行う周波数変換が、変換対象の出力に対して所定周波数アップコンバートするものである場合、第2コンバータが行う逆変換となる周波数変換は、変換対象の出力に対して所定周波数ダウンコンバートするものである。また、第1コンバータが行う周波数変換が、変換対象の出力に対して所定周波数ダウンコンバートするものである場合、第2コンバータが行う逆変換となる周波数変換は、変換対象の出力に対して前記所定周波数アップコンバートするものである。このように、第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるような周波数変換とは、第1コンバータによって周波数変換される前の周波数に戻すように周波数変換することをいう。
(2)上記ΔΣ変調器において、前記第1コンバータは、前記入力信号の周波数に前記所定周波数が加算されるように周波数変換することが好ましい。
(3)また、上記ΔΣ変調器において、前記第1コンバータは、前記入力信号の周波数を、当該入力信号を送信するための搬送波周波数に周波数変換することが好ましい。
この場合、量子化器の出力を変調信号として取り出し、量子化器の出力に含まれる雑音を除去すれば、搬送波周波数に周波数変換された入力信号を得ることができる。
(4)上記ΔΣ変調器において、前記入力信号は、ベースバンド信号におけるI信号又はQ信号のいずれか一方であり、前記第1コンバータは、前記入力信号を直交変調するための第1信号に変換し、前記第1コンバータと、前記量子化器との間には、前記第1信号と、前記ベースバンド信号におけるI信号又はQ信号のいずれか他方を変換して得た直交変調のための第2信号と、を加算して直交変調信号を出力する加算器をさらに備え、前記第2コンバータは、前記直交変調信号を復調して前記入力信号を得るための復調信号を乗算するものであってもよい。
この場合、ベースバンド信号に対して直交変調を行うことができる。
(5)また、一実施形態である送信機は、上記ΔΣ変調器と、前記量子化器の出力が与えられる送信部と、を備え、前記第1コンバータは、前記入力信号を送信するための搬送波周波数に周波数変換し、前記送信部は、前記量子化器の出力に含まれる前記搬送波周波数に周波数変換された前記入力信号を送信する。
上記構成によれば、ΔΣ変調器に入力される入力信号はΔΣ変調器によって搬送波周波数に周波数変換されるので、送信部は量子化器の出力から得られる入力信号をそのまま送信することができる。
(6)また、一実施形態である半導体集積回路は、入力信号に対してΔΣ変調を行うΔΣ変調器に用いられる半導体集積回路であって、
前記入力信号が与えられるループフィルタと、
前記ループフィルタの出力に対して周波数変換を行う第1コンバータと、
前記第1コンバータの出力を量子化する量子化器と、
前記量子化器の出力に対して周波数変換を行う第2コンバータと、を備え、
前記ループフィルタは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止する特性を有し、前記第2コンバータの出力がフィードバック信号として与えられ、
前記第2コンバータは、前記第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
(7)また、一実施形態である処理方法は、入力信号に対してΔΣ変調を行うための処理方法であって、
前記入力信号に対してループフィルタ処理を行うフィルタステップと、
前記フィルタステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第1変換ステップと、
前記第1変換ステップによって得られる出力を量子化する量子化ステップと、
前記量子化ステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第2変換ステップと、を含み、
前記フィルタステップは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止するフィルタ特性によって前記入力信号のループフィルタ処理が行われ、前記第2変換ステップによって得られる出力がフィードバック信号として与えられ、
前記第2変換ステップは、前記第1変換ステップにて行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
(8)また、一実施形態であるコンピュータプログラムは、入力データに対してΔΣ変調を行うための処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
コンピュータに
前記入力データに対してループフィルタ処理を行うフィルタステップと、
前記フィルタステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第1変換ステップと、
前記第1変換ステップによって得られる出力を量子化する量子化ステップと、
前記量子化ステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第2変換ステップと、を含む処理を実行させるコンピュータプログラムであり、
前記フィルタステップは、前記入力データの周波数近傍の雑音を阻止するフィルタ特性によって前記入力データのループフィルタ処理が行われ、前記第2変換ステップによって得られる出力がフィードバックデータとして与えられ、
前記第2変換ステップは、前記第1変換ステップにて行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
[実施形態の詳細]
以下、好ましい実施形態について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下に記載する各実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
〔送信機の全体構成について〕
図1は、本実施形態に係る送信機を示している。この送信機1は、デジタル信号処理部2と、アナログフィルタ3と、を有している。デジタル信号処理部2は、アナログ信号であるRF(Radio Frequency)信号を周波数成分として含んだデジタル信号(パルス信号)を出力する。このRF信号は、無線波として空間に放射される信号であり、例えば、移動体通信や放送サービスのための送信信号である。
デジタル信号処理部2から出力されたパルス信号は、アナログフィルタ(バンドパスフィルタ又はローパスフィルタ)3に与えられる。デジタル信号処理部2から出力されたパルス信号は、RF信号の周波数以外の帯域に雑音成分を含んでいる。
アナログフィルタ3は、RF信号である送信信号を通過させる通過帯域を有している。これにより、アナログフィルタ3は、パルス信号におけるRF信号の周波数以外の帯域に存在する雑音成分を除去しつつRF信号を通過させることができる。
よって、パルス信号が与えられたアナログフィルタ3は、アナログ信号であるRF信号を出力する。
なお、デジタル信号処理部2とアナログフィルタ3との間の信号伝送路4は、回路基板に形成された信号配線であってもよいし、光ファイバー又は電気ケーブルなどの通信ケーブルであってもよい。
アナログフィルタ3から出力されるRF信号は、後段に接続されたパワーアンプ7によって増幅され、アンテナ8に与えられる。アンテナ8に与えられたRF信号は、無線信号として空間に放射され送信される。
デジタル信号処理部2は、送信信号であるベースバンド信号(I信号及びQ信号)を出力するベースバンド部5と、ΔΣ変調器(DSM)6とを備えている。
デジタル信号処理部2は、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の半導体集積回路によって構成することができる。
デジタル信号処理部2を半導体集積回路で構成した場合、デジタル信号処理部2が有するベースバンド部5、及びΔΣ変調器6といった各機能部は、半導体集積回路に含まれている各種半導体素子を用いて実現される。
また、ベースバンド部5、及びΔΣ変調器6は、一つの半導体集積回路にまとめて設けてもよいし、複数の半導体集積回路に分散して設けてもよい。
さらに、デジタル信号処理部2は、CPUや、記憶部等を含んだコンピュータによって構成することもできる。この場合、コンピュータは、前記記憶部に記憶されたプログラム等を読み出して実行することによってデジタル信号処理部2が有する各機能部を実現することができる。
ベースバンド部5は、ベースバンド信号(I(In−phase)信号及びQ(Quadrature−phase)信号)をデジタルデータとして出力する。
ベースバンド部5から出力されるベースバンド信号(I信号及びQ信号)は、例えば、周波数がfである。ベースバンド部5から出力されるベースバンド信号は、ΔΣ変調器6に与えられる。
本実施形態のΔΣ変調器6は、ベースバンド信号が与えられると、パルス信号(ΔΣ変調信号)を出力する。このΔΣ変調信号はベースバンド信号を直交変調した直交変調信号を周波数成分として含んでいる。
また、ΔΣ変調信号に成分として含まれる直交変調信号は、入力信号であるベースバンド信号に対して周波数変換が行われ、無線周波数(搬送波周波数)である周波数fとされている。
つまり、ΔΣ変調器6は、ベースバンド信号に対してΔΣ変調するとともにベースバンド信号を直交変調し、その直交変調信号をデジタル信号であるパルス信号(ΔΣ変調信号)に含まれる成分として出力する機能を有している。さらに、ΔΣ変調器6は、ΔΣ変調信号に成分として含まれる直交変調信号の周波数変換を行う機能も有している。
〔ΔΣ変調器6について〕
図2は、本実施形態のΔΣ変調器6の一例を示すブロック図である。
ΔΣ変調器6は、I信号が入力される第1入力ポート10、Q信号が入力される第2入力ポート11、及びΔΣ変調信号を出力する出力ポート12を備えている。ΔΣ変調器6は、両入力ポート10,11それぞれに対応するループフィルタ(第1ループフィルタ13、第2ループフィルタ14)と、両ループフィルタ13,14それぞれに対応する周波数混合(周波数変換)器(第1周波数混合器15及び第2周波数混合器16)と、加算器17と、量子化器18とを備えている。
両ループフィルタ13,14は、それぞれ、対応する入力ポート10,11に接続された第1入力部13a,14aと、フィードバック経路21,22を介して量子化器18の出力側に接続された第2入力部13b,14bと、を備えている。
第1入力部13aには、第1入力ポート10に入力されたI信号が与えられる。
第2入力部13bには、量子化器18の出力信号Wをダウンコンバートしたフィードバック信号Vが与えられる。
第1入力部14aには、第2入力ポート11に入力されたQ信号が与えられる。
第2入力部14bには、量子化器18の出力信号Wをダウンコンバートしたフィードバック信号Vが与えられる。
ループフィルタ13,14は、それぞれ、差分器13c,14cを備えている。差分器13c,14cには、それぞれ、第1入力部13a,14aに接続された第1経路13d,14dと、第2入力部13b,14bに接続された第2経路13e,14eと、が接続されている。
差分器13cは、I信号と、フィードバック信号Vとの差分を求める。
差分器14cは、Q信号と、フィードバック信号Vとの差分を求める。
差分器13c,14cによって求められた差分は、各ループフィルタ13,14に設けられた内部フィルタ13f,14fに入力される。なお、第1ループフィルタ13の内部フィルタ13fと、第2ループフィルタ14の内部フィルタ14fとは、同じ伝達関数L(z)とされている。
各内部フィルタ13f,14fの出力は、各ループフィルタ13,14に設けられた加算器13g,14gに与えられる。
加算器13gには、第1入力部13aに入力されるI信号を加算器13gに入力させるためのフィードフォワード経路13hが接続されている。したがって、加算器13gは、I信号と、内部フィルタ13fの出力とを加算する。
また、加算器14gには、第1入力部14aに入力されるQ信号を加算器14gに入力させるためのフィードフォワード経路14hが接続されている。したがって、加算器14gは、Q信号と、内部フィルタ14fの出力とを加算する。
加算器13gの出力(第1ループフィルタ13の出力)Yは、第1周波数混合器15に与えられる。加算器14gの出力(第2ループフィルタ14の出力)Yは、第2周波数混合器16に与えられる。
第1周波数混合器15は、第1ループフィルタ13の出力Yに対して、第1発振器23が生成する第1ローカル信号を乗算し、アップコンバートした出力Yを出力する。
第2周波数混合器16は、第2ループフィルタ14の出力Yに対して、第2発振器24が生成する第2ローカル信号を乗算し、アップコンバートした出力Yを出力する。
第1発振器23が生成する第1ローカル信号は、周波数fであるI信号に乗算されることで、I信号の周波数を周波数fにアップコンバートしうる周波数fLOに設定されている。なお、周波数fは、送信機1がRF信号の送信に用いる使用周波数(無線周波数)であり、周波数fよりも高い周波数である。
第1周波数混合器15は、出力Yの周波数に対して所定周波数としての周波数fLOが加算されるように周波数変換する。
第2発振器24が生成する第2ローカル信号も、第1ローカル信号と同様、周波数fであるQ信号に乗算されることで、Q信号の周波数を周波数fにアップコンバートしうる周波数fLOに設定されている。つまり、第1ローカル信号及び第2ローカル信号は、同じ周波数fLOである。
第2周波数混合器16は、出力Yの周波数に対して所定周波数としての周波数fLOが加算されるように周波数変換する。
また、第1発振器23が生成する第1ローカル信号と、第2発振器24が生成する第2ローカル信号とは、90度の位相差を有するように生成される。よって、第1ローカル信号が図2に示すようにcos波であるとすると、第2ローカル信号はsin波である。
第1周波数混合器15によりアップコンバートされた第1ループフィルタ13の出力Yは、第1周波数混合器15から出力されて加算器17に与えられる。
第2周波数混合器16によりアップコンバートされた第2ループフィルタ14の出力Yも、第2周波数混合器16から出力されて加算器17に与えられる。
アップコンバートされた第1ループフィルタ13の出力Yと、アップコンバートされた第2ループフィルタ14の出力Yとは、加算器17によって加算される。
ここで、第1発振器23が生成する第1ローカル信号と、第2発振器24が生成する第2ローカル信号とは、90度の位相差を有しているので、第1ループフィルタ13の出力Yに含まれるI信号と、第2ループフィルタ14の出力Yに含まれるQ信号との間にも90度の位相差が与えられる。
よって、これらを加算した加算器17の出力Yは、I信号とQ信号とを直交変調した直交変調信号を含む。この直交変調信号については後に説明する。
加算器17の出力Yは、量子化器18に与えられる。量子化器18は、加算器17の出力Yを二値化する。量子化器18は、出力Yを二値化することで得た1bitのパルス列を量子化信号(ΔΣ変調信号)として出力する。この量子化信号がΔΣ変調器6の出力信号Wとなる。
なお、量子化器18が行う二値化とは、多値で表された出力Y(信号)としてのデジタルデータを二値で表したデジタルデータにすることをいう。
出力信号Wは、第3周波数混合器25と、第4周波数混合器26とに与えられる。
第3周波数混合器25は、出力信号Wに対して、第1発振器23が生成する第1ローカル信号を乗算し、出力信号Wをダウンコンバートする。
よって、第3周波数混合器25は、出力信号Wの周波数に対して周波数fLOが減算されるように周波数変換する。
第3周波数混合器25は、出力信号Wをダウンコンバートした信号であるフィードバック信号Vを出力する。
第4周波数混合器26は、出力信号Wに対して、第2発振器24が生成する第1ローカル信号を乗算し、出力信号Wをダウンコンバートする。
よって、第4周波数混合器26は、出力信号Wの周波数に対して周波数fLOが減算されるように周波数変換する。
第4周波数混合器26は、出力信号Wをダウンコンバートした信号であるフィードバック信号Vを出力する。
また、出力信号Wは、上述したように、I信号とQ信号とを直交変調した直交変調信号を成分として含んでいる。よって、第3周波数混合器25が出力信号Wに第1ローカル信号を乗算することで、出力信号Wに含まれる直交変調信号が復調される。よって、フィードバック信号Vには、第1ループフィルタ13の出力Yに含まれていたI信号が含まれる。
また、同様に、第4周波数混合器26が出力信号Wに第2ローカル信号を乗算することで、出力信号Wに含まれる直交変調信号が復調される。よって、フィードバック信号Vには、第2ループフィルタ14の出力Yに含まれていたQ信号が含まれる。
なお、第3周波数混合器25及び第4周波数混合器26が行う復調については後に説明する。
第3周波数混合器25から出力されたフィードバック信号Vは、フィードバック経路21を介して第1ループフィルタ13に与えられる。
第4周波数混合器26から出力されたフィードバック信号Vは、フィードバック経路22を介して第2ループフィルタ14に与えられる。
〔周波数変換について〕
ここで、ΔΣ変調器6について、第1ループフィルタ13の出力Yにのみ着目して考える。なお、この場合、フィードバック信号VをΔΣ変調器6の出力信号Vとして考える。
出力Yにのみ着目した場合のΔΣ変調器6の出力Vは、下記の式(1)のように表される。式(1)において、STF(z)は入力信号であるI信号(以下、入力信号U(z)ともいう)についての信号伝達関数であり、NTF(z)は、ΔΣ変調器6の雑音伝達関数であり、E(z)は雑音伝達関数である。
V(z) = STF(z)U(z) + NTF(z)E(z) ・・・(1)
NTF(z)は、下記の式(2)のように表される。よって、第1ループフィルタ13の内部フィルタ13fは、雑音伝達関数NTF(z)を用いて示される伝達関数L(z)を持つ。
NTF(z) = 1 / (1 + L(z)) ・・・(2)
雑音伝達関数NTF(z)は、第1ループフィルタ13に入力される入力信号U(I信号)の周波数近傍の帯域における量子化雑音を抑制する特性(バンドストップ特性)を有するように設定される。つまり、雑音伝達関数NTF(z)における量子化雑音を抑制しうる帯域(量子化雑音阻止帯域)の中心周波数は、入力信号U(I信号)の周波数fとなるように設定される。
なお、量子化雑音を抑制しうる帯域(量子化雑音阻止帯域)の中心周波数は、入力信号Uが量子化雑音を抑制しうる帯域に含まれていればよく、任意の周波数に設定することができる。
ΔΣ変調器6は、第1入力ポート10に入力されたI信号を、出力信号V(z)であるΔΣ変調信号に含めて出力することができる。
本実施形態において、第1ループフィルタ13(の加算器13g)と量子化器18との間には、第1ループフィルタ13の出力Yをアップコンバートする第1周波数混合器15が設けられている。また、量子化器18と第1ループフィルタ13(の差分器13c)との間には、量子化器18の出力である出力信号Wをダウンコンバートして出力V(z)を出力する第3周波数混合器25が設けられている。
第1周波数混合器15は、上述のように、第1ループフィルタ13の出力Yの周波数に対して周波数fLOが加算されるように周波数変換する。また、第3周波数混合器25は、出力信号Wの周波数に対して周波数fLOが減算されるように周波数変換する。
つまり、第3周波数混合器25(第2コンバータ)は、第1周波数混合器15(第1コンバータ)が行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
なお、第3周波数混合器25によって行われる、第1周波数混合器15が行う周波数変換の逆変換となるような周波数変換とは、以下のような変換をいう。すなわち、第1周波数混合器15が行う周波数変換が、変換対象である出力Yに対して所定周波数アップコンバートするものである場合、第3周波数混合器25が行う逆変換となる周波数変換は、変換対象である出力信号Wに対して所定周波数ダウンコンバートするものである。また、第1周波数混合器15が行う周波数変換が、出力Yに対して所定周波数ダウンコンバートするものである場合、第3周波数混合器25が行う逆変換となる周波数変換は、出力信号Wに対して前記所定周波数アップコンバートするものである。このように、第1周波数混合器15が行う周波数変換の逆変換となるような周波数変換とは、第1周波数混合器15によって周波数変換される前の周波数に戻すように周波数変換することをいう。
第3周波数混合器25は、上述のように、量子化器18の出力信号Wに対して第1周波数混合器15によって周波数変換される前の周波数に戻すように周波数変換を行う。
このように量子化器18の前段及び後段において信号に対する周波数変換を行ったとしても、上記式(1)に影響が及ばないことは明らかである。
よって、第1周波数混合器15及び第3周波数混合器25による周波数変換は、ΔΣ変調器6によるΔΣ変調に影響を与えることはない。
出力信号V(z)は、第1周波数混合器15及び第3周波数混合器25が接続されているとしても、上記式(1)で表すことができる。
本実施形態では、第3周波数混合器25は、第1周波数混合器15が行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行うので、量子化器18の出力信号Wに対して第1周波数混合器15によって周波数変換される前の周波数に戻すように周波数変換を行う。
これにより、第1周波数混合器15により周波数変換された出力信号Wに含まれる入力信号Uの周波数(周波数f)を、第3周波数混合器25によって元の周波数(周波数f)に戻した上で第1ループフィルタ13にフィードバックすることができ、第1周波数混合器15による周波数変換の影響がΔΣ変調に及ぶのを防止できる。
一方、出力ポート12から出力される出力信号Wに含まれる入力信号U(z)(I信号)は、周波数fにアップコンバートされている。後段の処理において出力信号Wからは、周波数fにアップコンバートされたI信号を得ることができる。
つまり、ΔΣ変調器6は、ΔΣ変調信号である出力信号Wに成分として含まれるI信号の周波数変換を行うことができる。
以上のように本実施形態のΔΣ変調器6は、適切にΔΣ変調を行いつつ、入力信号であるI信号に対して周波数変換を行うことができる。すなわち、入力信号に対して周波数変換を行う周波数変換器の機能をΔΣ変調器6に組み込むことができる。
なお、上記説明は、第1ループフィルタ13の出力Yにのみ着目して考えた場合を示しているので、出力信号Wに含まれる信号としてQ信号を考慮していない。よって、上記説明では、ΔΣ変調器6がΔΣ変調信号である出力信号Wに成分として含まれるI信号を周波数変換の対象としている。
また、上記説明は、第1ループフィルタ13の出力Yにのみ着目して考えた場合を示したが、第2ループフィルタ14の出力Yに着目して考えた場合も同様である。
〔直交変復調について〕
加算器17は、アップコンバートされた第1ループフィルタ13の出力Yと、アップコンバートされた第2ループフィルタ14の出力Yとを加算することで出力Yを出力する。
ここで、出力Yを量子化した信号である出力信号Wは、下記の式(3)のように表すことができる。
W = Icos(ωt) + Qsin(ωt) + E/(1 + L)
・・・(3)
上記式(3)中、Iは第1ループフィルタ13に与えられるI信号、Qは第2ループフィルタ14に与えられるQ信号、ωは第1ローカル信号(第2ローカル信号)の角周波数、tは時間、Eは量子化雑音、Lは内部フィルタ13f,14fの伝達関数である。
式(3)のように、出力信号Wは、量子化器18の量子化による量子化雑音と、I信号とQ信号とを直交変調した直交変調信号とを含んでいる。
量子化器18の前段における出力Yと、量子化器18の後段における出力信号Wとは、量子化器18による量子化雑音が加算されたか否かの相違のみである。
よって、出力Yも、I信号とQ信号とを直交変調した直交変調信号を含んでいる。このことから、第1ループフィルタ13周波数混合器15、第2周波数混合器16、及び加算器17は、I信号とQ信号とを直交変調して直交変調信号を生成する直交変調部を構成している。
出力信号Wは、上記式(3)のように、I信号とQ信号とを直交変調した直交変調信号を含んでいる。
よって、第3周波数混合器25が出力信号Wに第1ローカル信号を乗算することで、出力信号Wに含まれる直交変調信号が復調される。第3周波数混合器25が出力するフィードバック信号Vには、第1ループフィルタ13の出力Yに含まれていたI信号が含まれる。
また、第4周波数混合器26が出力信号Wに第2ローカル信号を乗算することで、出力信号Wに含まれる直交変調信号が復調される。第4周波数混合器26が出力するフィードバック信号Vには、第2ループフィルタ14の出力Yに含まれていたQ信号が含まれる。
このように、第3周波数混合器25及び第4周波数混合器26は、対応するループフィルタ13,14の出力に含まれていた信号を復調するので、ループフィルタ13,14に対して適切なフィードバック信号V,Vを与えることができる。
上記構成において、ループフィルタ13,14に与えられる入力信号は、ベースバンド信号におけるI信号又はQ信号であり、周波数混合器15,16(第1コンバータ)は、ループフィルタ13,14の出力Y,Yに第1ローカル信号,第2ローカル信号を乗算することでI信号及びQ信号を直交変調するための信号(第1信号及び第2信号)に変換し、周波数混合器15,16と、量子化器18との間には、第1信号及び第2信号(ローカル信号が乗算された出力Y,Y)を加算して直交変調信号を出力する加算器17を備え、周波数混合器25,26は、直交変調信号を復調して入力信号を得るための復調信号である第1ローカル信号及び第2ローカル信号を乗算する。
上記構成のΔΣ変調器6によれば、ベースバンド信号に対して直交変調を行うことができる。
〔ΔΣ変調器の出力信号Wについて〕
ΔΣ変調器6の出力信号Wは、周波数fの直交変調信号を成分として含んでいる。
このようにΔΣ変調器6は、送信信号であるベースバンド信号に対してΔΣ変調するとともにベースバンド信号を直交変調する。さらにΔΣ変調器6は、直交変調した直交変調信号をΔΣ変調信号に含まれる成分として出力する。さらに、ΔΣ変調器6は、周波数fのベースバンド信号に対して周波数変換を行い、ΔΣ変調信号に成分として含まれる直交変調信号を無線周波数(搬送波周波数)である周波数fにアップコンバートする。
ΔΣ変調器6は出力信号Wを出力ポート12から出力する。ΔΣ変調器6は出力信号Wを後段のアナログフィルタ3(図1)に与える。アナログフィルタ3は、出力信号Wに含まれる、無線周波数である周波数fの直交変調信号(RF信号)を通過させる。よって、アナログフィルタ3は、周波数fの帯域外に存在する雑音成分を除去し、周波数fの直交変調信号を後段のパワーアンプ7(図1)に与える。
直交変調信号は、パワーアンプ7によって増幅され、アンテナ8から無線信号として空間に放射される。
このように、本実施形態のΔΣ変調器6において、周波数混合器15,16が、ベースバンド信号の周波数を、当該ベースバンド信号を送信信号として送信する際の無線周波数(搬送波周波数)に周波数変換するように構成したので、量子化器18の出力をΔΣ変調信号として取り出し、量子化器18の出力に含まれる雑音を除去すれば、無線周波数に周波数変換された信号を得ることができる。
なお、本実施形態では、ΔΣ変調器6がループフィルタを2つ備え、ベースバンド信号(I信号及びQ信号)を送信する場合を例示したが、ΔΣ変調器6はループフィルタを1つ備えた構成とすることもできる。この場合、例えば、直交変調した後の直交変調信号をΔΣ変調器6に与え、直交変調信号に対してΔΣ変調するとともにこの直交変調信号の周波数変換を行うように構成することができる。この場合も、入力信号に対して周波数変換を行う周波数変換器の機能をΔΣ変調器6に組み込むことができる。
また、上記実施形態では、周波数混合器15,16がループフィルタ13,14の出力Y,Yに対してアップコンバートを行い、周波数混合器25,26が量子化器18の出力である出力信号Wに対してダウンコンバートを行う場合を示したが、周波数混合器15,16がループフィルタ13,14の出力Y,Yに対してダウンコンバートを行い、周波数混合器25,26が量子化器18の出力である出力信号Wに対してアップコンバートを行うように構成してもよい。なお、この場合においても、周波数混合器25,26は、周波数混合器15,16が行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う。
[付記]
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 送信機
2 デジタル信号処理部
3 アナログフィルタ
4 信号伝送路
5 ベースバンド部
6 ΔΣ変調器
7 パワーアンプ
8 アンテナ
10 第1入力ポート
11 第2入力ポート
12 出力ポート
13 第1ループフィルタ
13a 第1入力部
13b 第2入力部
13c 差分器
13d 第1経路
13e 第2経路
13f 内部フィルタ
13g 加算器
13h フィードフォワード経路
14 第2ループフィルタ
14a 第1入力部
14b 第2入力部
14c 差分器
14d 第1経路
14e 第2経路
14f 内部フィルタ
14g 加算器
14h フィードフォワード経路
15 第1周波数混合器
16 第2周波数混合器
17 加算器
18 量子化器
21 フィードバック経路
22 フィードバック経路
23 第1発振器
24 第2発振器
25 第3周波数混合器
26 第4周波数混合器

Claims (8)

  1. 入力信号が与えられるループフィルタと、
    前記ループフィルタの出力に対して周波数変換を行う第1コンバータと、
    前記第1コンバータの出力を量子化する量子化器と、
    前記量子化器の出力に対して周波数変換を行う第2コンバータと、を備え、
    前記ループフィルタは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止する特性を有し、前記第2コンバータの出力がフィードバック信号として与えられ、
    前記第2コンバータは、前記第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う
    ΔΣ変調器。
  2. 前記第1コンバータは、前記入力信号の周波数に前記所定周波数が加算されるように周波数変換する請求項1に記載のΔΣ変調器。
  3. 前記第1コンバータは、前記入力信号の周波数を、当該入力信号を送信するための搬送波周波数に周波数変換する請求項1又は請求項2に記載のΔΣ変調器。
  4. 前記入力信号は、ベースバンド信号におけるI信号又はQ信号のいずれか一方であり、
    前記第1コンバータは、前記入力信号を直交変調するための第1信号に変換し、
    前記第1コンバータと、前記量子化器との間には、前記第1信号と、前記ベースバンド信号におけるI信号又はQ信号のいずれか他方を変換して得た直交変調のための第2信号と、を加算して直交変調信号を出力する加算器をさらに備え、
    前記第2コンバータは、前記直交変調信号を復調して前記入力信号を得るための復調信号を乗算する
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のΔΣ変調器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のΔΣ変調器と、
    前記量子化器の出力が与えられる送信部と、を備え、
    前記第1コンバータは、前記入力信号を送信するための搬送波周波数に周波数変換し、
    前記送信部は、前記量子化器の出力に含まれる前記搬送波周波数に周波数変換された前記入力信号を送信する
    送信機。
  6. 入力信号に対してΔΣ変調を行うΔΣ変調器に用いられる半導体集積回路であって、
    前記入力信号が与えられるループフィルタと、
    前記ループフィルタの出力に対して周波数変換を行う第1コンバータと、
    前記第1コンバータの出力を量子化する量子化器と、
    前記量子化器の出力に対して周波数変換を行う第2コンバータと、を備え、
    前記ループフィルタは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止する特性を有し、前記第2コンバータの出力がフィードバック信号として与えられ、
    前記第2コンバータは、前記第1コンバータが行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う
    半導体集積回路。
  7. 入力信号に対してΔΣ変調を行うための処理方法であって、
    前記入力信号に対してループフィルタ処理を行うフィルタステップと、
    前記フィルタステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第1変換ステップと、
    前記第1変換ステップによって得られる出力を量子化する量子化ステップと、
    前記量子化ステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第2変換ステップと、を含み、
    前記フィルタステップは、前記入力信号の周波数近傍の雑音を阻止するフィルタ特性によって前記入力信号のループフィルタ処理が行われ、前記第2変換ステップによって得られる出力がフィードバック信号として与えられ、
    前記第2変換ステップは、前記第1変換ステップにて行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う
    処理方法。
  8. 入力データに対してΔΣ変調を行うための処理をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムであって、
    コンピュータに
    前記入力データに対してループフィルタ処理を行うフィルタステップと、
    前記フィルタステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第1変換ステップと、
    前記第1変換ステップによって得られる出力を量子化する量子化ステップと、
    前記量子化ステップによって得られる出力に対して周波数変換を行う第2変換ステップと、を含む処理を実行させるコンピュータプログラムであり、
    前記フィルタステップは、前記入力データの周波数近傍の雑音を阻止するフィルタ特性によって前記入力データのループフィルタ処理が行われ、前記第2変換ステップによって得られる出力がフィードバックデータとして与えられ、
    前記第2変換ステップは、前記第1変換ステップにて行う周波数変換の逆変換となるように周波数変換を行う
    コンピュータプログラム。
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