以下、図面を参照して、本発明の実施形態の一例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態に係る通信システム10の構成について説明する。図1に示すように、通信システム10は、照明機器12、通信端末16、及びサーバコンピュータ20(以下、「サーバ20」という)を含む。照明機器12は、例えばLight Emitting Diode(LED)等の光源14を含み、被写体Hに対して照明光を照射する。
通信端末16は、Complementary Metal Oxide Semiconductor(CMOS)イメージセンサ等のイメージセンサを有し、撮像範囲内の画像を撮像する撮像カメラ18(以下、「カメラ18」という)を含む。また、通信端末16及びサーバ20は、互いに通信可能にネットワーク22に接続されている。なお、本実施形態では、通信端末16としてスマートフォンを適用した場合について説明するが、これに限定されない。カメラ18を備えた装置であれば、通信端末16として、例えば、タブレット端末、及びラップトップ型のパーソナルコンピュータ等の他の装置を適用してもよい。
次に、図2を参照して、照明機器12から照射される照明光について説明する。本実施形態では、照明機器12は、光の強弱を時間軸方向で制御することで、所定の識別情報(「0」及び「1」で構成された数字列)を含めた照明光を被写体Hに照射する。例えば、図2に示すように、照明機器12は、光源14が照射可能なRGB各色の成分の光の強弱を時間軸方向で制御することで、所定の識別情報に応じて、「0」を表す波形の波と、「1」を表す波形の波とが切り替わるように変調した照明光を照射する。
また、照明機器12から被写体Hに照射された照明光は被写体Hによって反射され、カメラ18で受光される。従って、通信端末16は、カメラ18が受光した変調された照明光を復調処理することで、照明光に含まれる識別情報を取得することができる。このように、本実施形態では、照明機器12から照射される照明光に所定の識別情報を含めるため、この照明光に含まれる識別情報を「照明Identification(ID)」という。
次に、図3及び図4を参照して本実施形態に係る通信端末16及びサーバ20の機能的な構成を説明する。図3に示すように、通信端末16は、撮像制御部30、記憶制御部32、処理部34、表示制御部36、及び送信部38を含む制御部24を備える。撮像制御部30は、カメラ18を制御する。記憶制御部32は、ユーザ等が入力した認証情報40等の各種情報を所定の記憶領域に記憶する。本実施形態では、記憶制御部32は、認証情報40として、例えばユーザが所属する事業者を識別する事業者ID及びパスワードを記憶領域に記憶する。
処理部34は、カメラ18で撮像された撮像画像を取得するとともに、撮像カメラ18が受光した変調された照明光を復調処理して照明IDを取得する。なお、本実施形態では、処理部34は、照明IDを取得したタイミングで、カメラ18で撮像された撮像画像を取得する。
表示制御部36は、通信端末16が備える表示装置(図3において図示省略)に対する表示を制御する。本実施形態では、表示制御部36は、ウェブページに関する更新指示を入力するための入力画面(後述する登録画面120)を表示装置に表示する。また、表示制御部36は、入力画面を表示装置に表示する際、カメラ18により撮像され、処理部34により取得された撮像画像をプレビュー画像として表示する。
送信部38は、処理部34により取得された撮像画像を示す画像データを送信するとともに、該撮像画像を用いてウェブページ又はウェブページ上のコンテンツを、処理部34により取得された照明IDを用いて指定する信号をサーバ20に送信する。本実施形態では、送信部38は、該指定する信号として、ウェブページ又はウェブページ上のコンテンツ(例えば静止画像や動画像等)を指定するHyperText Transfer Protocol(HTTP)のUniform Resource Locator(URL)をサーバ20に送信する。
なお、送信部38は、ウェブページに関する更新指示の入力に応じて、上記撮像画像及びURLをサーバ20に送信する。また、送信部38は、記憶制御部32により記憶領域に記憶された認証情報40をサーバ20に送信する。
一方、図4に示すように、サーバ20は、受付部50、認証・配信部52、及びウェブ表示部54を含む。また、サーバ20の所定の記憶領域には、認証・配信テーブル56及び受付テーブル58が記憶される。
認証・配信テーブル56には、照明ID毎に、認証情報40、及びURLが記憶される。図5に、認証・配信テーブル56の一例を示す。図5に示すように、認証・配信テーブル56には、照明ID毎にURL、事業者ID、及びパスワードが記憶される。なお、本実施形態では、認証・配信テーブル56には、サーバ20の管理者等によって、照明ID、事業者ID、及びパスワードが予め記憶されているものとする。
受付テーブル58には、照明ID毎に、URL、及びURLへのHTTP要求があった場合に、該URLに対応するウェブページに表示される情報が記憶される。図6に、受付テーブル58の一例を示す。図6に示すように、受付テーブル58には、照明ID毎にURL、画像データの格納パス、及びコメントを示す文字列が記憶される。なお、受付テーブル58に、画像データの格納パスに代えて、画像データ自体を記憶してもよい。
受付部50は、通信端末16により送信された照明ID、事業者ID、パスワード、URL、画像データ、及びコメント等の各種情報を受け付ける。また、受付部50は、受け付けた画像データをサーバ20の所定の記憶領域に記憶する。また、受付部50は、受け付けた照明ID、URL、画像データの格納パス、及びコメントを用いて、受付テーブル58を更新する。また、受付部50は、受け付けた画像データ及びコメントを表示するウェブページに対応するファイルとして、ウェブページ記述用のマークアップ言語の一例であるHyperText Markup Language(HTML)で記述されたHTMLファイルを生成する。
認証・配信部52は、受付部50により受け付けられた照明ID、事業者ID、及びパスワードと、認証・配信テーブル56とを用いて認証を行う。本実施形態では、認証・配信部52は、受付部50により受け付けられた照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードが、認証・配信テーブル56に存在する場合は、認証結果として「正常」であることを示す情報を通信端末16に送信する。また、認証・配信部52は、受付部50により受け付けられた照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードが、認証・配信テーブル56に存在しない場合は、認証結果として「異常」であることを示す情報を通信端末16に送信する。
また、認証・配信部52は、受付部50により受け付けられた照明ID、URL、及び事業者IDを用いて、認証・配信テーブル56を更新する。本実施形態では、認証・配信部52は、受付部50により受け付けられた照明ID及び事業者IDに対応する認証・配信テーブル56のレコードのURL列に、受付部50により受け付けられたURLを記憶する。
ウェブ表示部54は、受付部50により生成されたHTMLファイルを、サーバ20のHTTPプロセスが参照可能な記憶領域に記憶する。また、ウェブ表示部54は、通信端末16により送信されたHTTP要求を受信すると、受信したHTTP要求に対応するHTMLファイル及び画像データを通信端末16に送信する。
通信端末16は、例えば図7に示すコンピュータ60で実現することができる。コンピュータ60は、Central Processing Unit(CPU)61、一時記憶領域としてのメモリ62、及び不揮発性の記憶部63を備える。また、コンピュータ60は、カメラ18、及び表示装置と入力装置とが一体化して構成されたタッチパネルディスプレイ(以下、「ディスプレイ」という)等の入出力装置65が接続される入出力インタフェース(I/F)64を備える。また、コンピュータ60は、メモリカード等の記録媒体69に対するデータの読み込みと書き込みとを制御するRead/Write(R/W)部66、及び無線通信によりデータの送受信を行う通信I/F67を備える。CPU61、メモリ62、記憶部63、入出力I/F64、R/W部66、及び通信I/F67は、バス68を介して互いに接続される。
記憶部63は、Hard Disk Drive(HDD)、Solid State Drive(SSD)、フラッシュメモリ等によって実現することができる。記憶媒体としての記憶部63には、コンピュータ60を通信端末16の制御部24として機能させるための通信プログラム70が記憶される。通信プログラム70は、撮像制御プロセス71、記憶制御プロセス72、処理プロセス73、表示制御プロセス74、及び送信プロセス75を有する。また、記憶部63は、認証情報40が記憶される情報記憶領域76を有する。
CPU61は、通信プログラム70を記憶部63から読み出してメモリ62に展開し、通信プログラム70が有するプロセスを実行する。CPU61は、撮像制御プロセス71を実行することで、図3に示す撮像制御部30として動作する。CPU61は、記憶制御プロセス72を実行することで、図3に示す記憶制御部32として動作する。CPU61は、処理プロセス73を実行することで、図3に示す処理部34として動作する。CPU61は、表示制御プロセス74を実行することで、図3に示す表示制御部36として動作する。CPU61は、送信プロセス75を実行することで、図3に示す送信部38として動作する。これにより、通信プログラム70を実行したコンピュータ60が、通信端末16の制御部24として機能することになる。
サーバ20は、例えば図8に示すコンピュータ80で実現することができる。コンピュータ80は、CPU81、一時記憶領域としてのメモリ82、及び不揮発性の記憶部83を備える。また、コンピュータ80は、表示装置及び入力装置等の入出力装置84を備える。また、コンピュータ80は、記録媒体88に対するデータの読み込みと書き込みとを制御するR/W部85、及びネットワークに接続されるネットワークI/F86を備える。CPU81、メモリ82、記憶部83、入出力装置84、R/W部85、及びネットワークI/F86は、バス87を介して互いに接続される。
記憶部83は、HDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現することができる。記憶媒体としての記憶部83には、コンピュータ80をサーバ20として機能させるためのサーバ処理プログラム90が記憶される。サーバ処理プログラム90は、受付プロセス91、認証・配信プロセス92、及びウェブ表示プロセス93を有する。また、記憶部83は、認証・配信テーブル56及び受付テーブル58が記憶される情報記憶領域94を有する。
CPU81は、サーバ処理プログラム90を記憶部83から読み出してメモリ82に展開し、サーバ処理プログラム90が有するプロセスを実行する。CPU81は、受付プロセス91を実行することで、図4に示す受付部50として動作する。CPU81は、認証・配信プロセス92を実行することで、図4に示す認証・配信部52として動作する。CPU81は、ウェブ表示プロセス93を実行することで、図4に示すウェブ表示部54として動作する。これにより、サーバ処理プログラム90を実行したコンピュータ80が、サーバ20として機能することになる。
また、通信プログラム70及びサーバ処理プログラム90の各々により実現される機能は、例えば半導体集積回路、より詳しくはApplication Specific Integrated Circuit(ASIC)等で実現することも可能である。
次に、本実施形態に係る通信端末16及びサーバ20の作用を説明する。通信端末16が通信プログラム70を実行することで、図9に示す端末処理を実行する。図9に示す端末処理は、例えば通信端末16にインストールされたアプリケーションプログラムの実行開始の指示がユーザによって入力された場合に、CPU61により実行が開始される。
図9に示す端末処理のステップS10で、記憶制御部32は、記憶部63の情報記憶領域76に認証情報40が記憶されているか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合は、処理はステップS12に移行する。ステップS12で、表示制御部36は、認証情報40を設定するための認証情報設定画面を、入出力装置65のディスプレイに表示する。図10に、認証情報設定画面100の一例を示す。図10に示すように、本実施形態に係る認証情報設定画面100は、事業者IDの入力欄102、パスワードの入力欄104、及び設定ボタン106を含む。
通信端末16のユーザは、通信端末16のディスプレイに認証情報設定画面100が表示されると、入力欄102に事業者IDを入力し、入力欄104にパスワードを入力した後、設定ボタン106を指定する。なお、ここで入力する事業者ID及びパスワードはサーバ20の管理者等からユーザに予め通知されているものとする。
そこで、ステップS14で、記憶制御部32は、ユーザにより事業者ID及びパスワードが入力され、設定ボタン106が指定されるまで待機する。認証情報設定画面100において、ユーザにより設定ボタン106が指定されるとステップS14が肯定判定となり、処理はステップS16に移行する。ステップS16で、記憶制御部32は、認証情報設定画面100で入力された事業者ID及びパスワードを、認証情報40として記憶部63の情報記憶領域76に記憶した後、処理はステップS10に戻る。
一方、ステップS10の判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS18に移行する。ステップS18で、表示制御部36は、機能を選択するための機能選択画面を、入出力装置65のディスプレイに表示する。図11に、機能選択画面110の一例を示す。図11に示すように、本実施形態に係る機能選択画面110は、管理者機能を選択するためのボタン112及び利用者機能を選択するためのボタン114を含む。
通信端末16のユーザは、通信端末16のディスプレイに機能選択画面110が表示されると、管理者機能を使用する場合はボタン112を指定し、利用者機能を使用する場合はボタン114を指定する。
そこで、ステップS20で、表示制御部36は、管理者機能を選択するためのボタン112が指定されたか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS22に移行する。ステップS22で、図12に示す登録・更新処理が実行された後、処理はステップS10に戻る。
図12に示す登録・更新処理のステップS30で、撮像制御部30は、カメラ18を起動する。カメラ18が起動されると、カメラ18は受光を開始し、カメラ18により所定のフレームレートで撮像された撮像画像が、表示制御部36により通信端末16のディスプレイに連続的に表示される。一例として図13に示すように、本実施形態では、表示制御部36は、カメラ18により撮像された画像に、マーカーL及びマーカーMを重畳させて通信端末16のディスプレイに表示する。図13に示すように、マーカーLは、ディスプレイの四隅の近傍に各々表示されるL字型の目印であり、マーカーMは、ディスプレイの中心部を交差点とする十字型の目印である。通信端末16のユーザは、被写体Hの全体がマーカーLの内側に収まり、かつ被写体Hの中心がマーカーMの交差点に一致するように、通信端末16の位置を調整する。
ステップS32で、処理部34は、撮像カメラ18が受光した変調された照明光を復調処理して照明IDを取得する。具体的には、処理部34は、連続的に取得される各フレームの輝度値の変化に基づいて、照明IDを復調して取得する。次のステップS34で、処理部34は、ステップS32で照明IDが取得されたタイミングで撮像カメラ18により撮像された撮像画像を取得する。
次のステップS36で、送信部38は、ステップS32で取得された照明ID、及び記憶部63の情報記憶領域76に記憶された認証情報40(事業者ID及びパスワード)をサーバ20に送信する。後述するサーバ登録処理(図18参照)では、本ステップS36で送信された照明ID及び認証情報40を用いた認証が行われ、認証結果として、正常であることを示す情報、異常であることを示す情報、又は照明ID、URL、画像データ、及びコメントがサーバ20から通信端末16に送信される。なお、詳細は後述するが、正常であることを示す情報は、新規登録時の認証が正常であることを示す認証結果であり、照明ID、URL、画像データ、及びコメントは、更新処理時の認証が正常であることを示す認証結果である。また、異常であることを示す情報は、新規登録時又は更新処理時の認証が異常であることを示す認証結果である。
そこで、ステップS38で、処理部34は、サーバ20から送信された認証結果を受信する。次のステップS40で、処理部34は、ステップS38で受信した認証結果が異常であることを示す情報であるか否かを判定する。この判定が否定判定となった場合、処理部34は、サーバ20による認証が正常に行われたと見なして、処理はステップS42に移行する。
ステップS42で、表示制御部36は、情報を登録するための登録画面を、入出力装置65のディスプレイに表示する。図14に、登録画面120の一例を示す。図14に示すように、本実施形態に係る登録画面120は、プレビュー画像を表示する表示領域122、画像を選択するための選択ボタン124、及び再撮影ボタン126を含む。また、登録画面120は、登録対象とする被写体Hに関する情報(図14に示す例ではコメント)を入力するための入力欄128、登録ボタン130、及び登録画面120の表示を終了するための終了ボタン132をさらに含む。
表示制御部36は、ステップS38で受信された認証結果が正常であることを示す情報である場合、プレビュー画像として、ステップS34で取得された撮像画像を、表示領域122のサイズに合わせて表示領域122に表示する。また、この場合、表示制御部36は、入力欄128は空欄として表示する。
一方、表示制御部36は、ステップS38で受信された認証結果が、照明ID、URL、画像データ、及びコメントである場合、プレビュー画像として、受信された画像データが示す画像を表示領域122のサイズに合わせて表示領域122に表示する。また、この場合、表示制御部36は、入力欄128に受信されたコメントを表示する。なお、この場合、表示制御部36は、プレビュー画像として、ステップS34で取得された撮像画像を表示領域122のサイズに合わせて表示領域122に表示してもよい。
通信端末16のユーザは、プレビュー画像を確認し、画像を通信端末16内に記憶されている画像に変更したい場合は、選択ボタン124を選択して他の画像を選択する。この場合、表示制御部36は、プレビュー画像として、選択された画像を、表示領域122のサイズに合わせて表示領域122に表示する。
また、通信端末16のユーザは、プレビュー画像を確認し、画像を再撮影して変更したい場合は、再撮影ボタン126を指定してカメラ18により画像を撮像する。この場合、表示制御部36は、プレビュー画像として、撮像された画像を、表示領域122のサイズに合わせて表示領域122に表示する。
また、通信端末16のユーザは、入力欄128に被写体Hに関するコメントを入力する。そして、通信端末16のユーザは、登録ボタン130を指定する。そこで、ステップS44で、送信部38は、ユーザにより登録ボタン130が指定されるまで待機する。ユーザにより登録ボタン130が指定されると、ステップS44の判定が肯定判定となり、処理はステップS46に移行する。
ステップS46で、送信部38は、照明ID、URL、プレビュー画像に対応する撮像画像、入力欄128に入力されたコメント、及び情報記憶領域76に記憶された認証情報40に含まれる事業者IDをサーバ20に送信する。ここで、ステップS38で受信された認証結果が正常であることを示す情報である場合、送信部38は、照明ID毎に一意となるURLを生成し、生成したURLをサーバ20に送信する。また、ステップS38で受信された認証結果が、照明ID、URL、画像データ、及びコメントである場合、送信部38は、受信されたURLを送信する。
後述するサーバ登録処理(図18参照)では、本ステップS46で送信された各種情報に基づいて、登録処理が行われた後、登録処理が完了したことを示す完了情報がサーバ20から通信端末16に送信される。そこで、ステップS48で、処理部34は、サーバ20から送信された完了情報を受信する。次のステップS50で、表示制御部36は、一例として図15に示すように、登録が完了したことを示すメッセージ134を登録画面120の下部に追加して表示することで、登録画面120を更新する。本ステップS50の処理が終了し、ユーザにより終了ボタン132が指定されると、本登録・更新処理が終了する。
通信端末16のユーザは、引き続き登録した情報を修正したい場合は、前述したように選択ボタン124や再撮影ボタン126の指定、及び入力欄128の修正等を行って登録ボタン130を指定する。この場合、上記ステップS46から上記ステップS50の処理が再度実行される。
一方、ステップS40の判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS52に移行する。ステップS52で、表示制御部36は、認証結果が異常であることを示す情報を通知するエラー通知画面を入出力装置65のディスプレイに表示した後、本登録・更新処理が終了する。
一方、ステップS20の判定が否定判定となった場合は、表示制御部36は利用者機能を選択するためのボタン114が指定されたとみなして、処理はステップS24に移行する。ステップS24で、図16に示す閲覧処理が実行された後、処理はステップS10に戻る。
図16に示す閲覧処理のステップS60で、撮像制御部30は、上記ステップS30と同様に、カメラ18を起動する。次のステップS62で、処理部34は、上記ステップS32と同様に、撮像カメラ18が受光した変調された照明光を復調処理して照明IDを取得する。
次のステップS64で、送信部38は、ステップS62で取得された照明ID、及び情報記憶領域76に記憶された認証情報40に含まれる事業者IDをサーバ20に送信する。後述するサーバ閲覧処理(図19参照)では、本ステップS64で送信された照明ID及び事業者IDに基づいてURLが抽出された後、抽出されたURLがサーバ20から通信端末16に送信される。
そこで、ステップS66で、処理部34は、サーバ20から送信されたURLを受信する。次のステップS68で、送信部38は、ステップS66で受信されたURLに対して、HTTP要求を送信する。後述するサーバ閲覧処理(図19参照)では、本ステップS68で送信されたHTTP要求に対するHTTP応答として、ウェブページを表示するためのHTMLファイルがサーバ20から通信端末16に送信される。
そこで、ステップS70で、表示制御部36は、サーバ20から送信されたHTMLファイルに従って、閲覧画面(ウェブページ)を入出力装置65のディスプレイに表示する。図17に、閲覧画面140の一例を示す。図17に示すように、本実施形態に係る閲覧画面140は、撮像画像を表示する表示領域142、及びコメントを表示する表示領域144を含む。
一方、サーバ20がサーバ処理プログラム90を実行することで、図18に示すサーバ登録処理及び図19に示すサーバ閲覧処理を実行する。図18に示すサーバ登録処理は、例えば上記ステップS36の処理で通信端末16により送信された照明ID及び認証情報40をサーバ20が受信した場合に、CPU81により実行が開始される。また、図19に示すサーバ閲覧処理は、例えば上記ステップS64の処理で通信端末16により送信された照明ID及び事業者IDをサーバ20が受信した場合に、CPU81により実行が開始される。
図18に示すサーバ登録処理のステップS80で、受付部50は、受信した照明ID及び認証情報40(事業者ID及びパスワード)を取得する。次のステップS82で、認証・配信部52は、ステップS82で取得された照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードが認証・配信テーブル56に存在するか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS84に移行する。
ステップS84で、認証・配信部52は、認証・配信テーブル56を参照し、ステップS82で取得された照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードにURLが記憶されているか否かを判定する。この判定が肯定判定となった場合は、処理はステップS86に移行し、否定判定となった場合は、処理はステップS90に移行する。
ステップS86で、認証・配信部52は、認証・配信テーブル56を参照し、ステップS82で取得された照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードに記憶されているURLを抽出する。次のステップS88で、受付部50は、受付テーブル58を参照し、ステップS80で取得した照明ID、及びステップS86で抽出されたURLを含むレコードに記憶されている画像データの格納パス及びコメントを抽出する。そして、受付部50は、ステップS80で取得した照明ID、ステップS86で抽出されたURL、抽出した格納パスに記憶されている画像データ、及び抽出したコメントを通信端末16に送信する。本ステップS88で送信された照明ID、URL、画像データ、及びコメントは、認証結果として、上記ステップS38の処理で通信端末16により受信される。
一方、ステップS90で、受付部50は、正常であることを示す情報を通信端末16に送信する。本ステップS90で送信された正常であることを示す情報は、認証結果として、上記ステップS38の処理で通信端末16により受信される。通信端末16は、上記ステップS38の処理で認証結果として異常を示す情報以外を受信すると、ステップS46の処理で各種情報をサーバ20に送信する。
そこで、ステップS92で、受付部50は、上記ステップS46の処理で通信端末16により送信された照明ID、URL、撮像画像、コメント、及び事業者IDを受信する。次のステップS94で、受付部50は、ステップS92で受信された照明ID、URL、撮像画像、及びコメントを用いて、受付テーブル58を更新する。すなわち、受付部50は、ステップS92で受信された撮像画像を示す画像データを記憶部83に記憶する。また、受付部50は、ステップS92で受信された照明ID及びURLを含むレコードが受付テーブル58に存在しない場合は、照明ID、URL、画像データの格納パス、及びコメントを受付テーブル58に追加する。一方、受付部50は、ステップS92で受信された照明ID及びURLを含むレコードが受付テーブル58に存在する場合は、該レコードの画像データの格納パス、及びコメントを更新する。
次のステップS96で、認証・配信部52は、ステップS92で受信された照明ID、URL、及び事業者IDを用いて、認証・配信テーブル56を更新する。すなわち、認証・配信部52は、認証・配信テーブル56を参照して、ステップS92で受信された照明ID及び事業者IDを含むレコードのURL列に、ステップS92で受信されたURLを記憶する。なお、照明ID及び事業者IDを含むレコードのURL列に、すでにURLが記憶されている場合は、ステップS92で受信されたURLを記憶しない形態としてもよい。
次のステップS98で、受付部50は、ステップS92で受信された撮像画像及びコメントを表示するためのHTMLファイルを生成する。次のステップS100で、ウェブ表示部54は、ステップS98で生成されたHTMLファイルを、ステップS92で受信されたURLに対応する記憶部83の記憶領域に記憶する。次のステップS102で、受付部50は、登録処理が完了したことを示す完了情報を通信端末16に送信した後、本サーバ登録処理は終了する。本ステップS102で送信された完了情報は、上記ステップS48の処理で通信端末16により受信される。
一方、上記ステップS82の判定が否定判定となった場合は、処理はステップS104に移行する。ステップS104で、受付部50は、異常であることを示す情報を通信端末16に送信した後、本サーバ登録処理は終了する。本ステップS104で送信された異常であることを示す情報は、認証結果として、上記ステップS38の処理で通信端末16により受信される。
図19に示すサーバ閲覧処理のステップS110で、認証・配信部52は、受信した照明ID及び事業者IDを取得する。次のステップS112で、認証・配信部52は、認証・配信テーブル56を参照し、ステップS110で取得した照明ID及び事業者IDを含むレコードに記憶されているURLを抽出する。次のステップS114で、受付部50は、ステップS112で抽出されたURLを通信端末16に送信する。本ステップS114で送信されたURLは、上記ステップS66の処理で通信端末16により受信される。
通信端末16は、URLを受信すると、上記ステップS68の処理により、受信したURLに対し、HTTP要求を送信する。そこで、ステップS116で、ウェブ表示部54は、通信端末16により送信されたHTTP要求を受信する。次のステップS118で、ウェブ表示部54は、ステップS116で受信したHTTP要求に対するHTTP応答として、HTTP要求のあったURLに対応し、かつ上記ステップS100の処理で記憶されたHTMLファイルを通信端末16に送信する。本ステップS118の処理が終了すると、本サーバ閲覧処理は終了する。本ステップS118で送信されたHTMLファイルは、上記ステップS70の処理で通信端末16により受信される。
次に、図20〜図22を参照して、通信端末16とサーバ20との間での情報の送受信の一例について説明する。なお、図20は、情報の新規登録処理を行う場合のシーケンス図、図21は、既に登録済みの情報の更新処理を行う場合のシーケンス図、図22は、閲覧処理を行う場合のシーケンス図である。また、図20〜図22の各シーケンス図に含まれる各処理について、図12、図16、図18、及び図19に示す各処理の対応する処理と同様の符号を付している。
図20に示すように、機能選択画面110で管理者機能を選択するボタン112が指定されると、通信端末16はカメラ18を起動する(S30)。次に、通信端末16は照明IDを取得し、かつ撮像画像を取得する(S32、S34)。そして、通信端末16は、照明ID及び認証情報40をサーバ20に送信する(S36)。
サーバ20は、照明ID及び認証情報40を受信すると、認証・配信テーブル56を参照して認証を行う(S82、S84)。ここでは、一例として、受信した照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードが認証・配信テーブル56に存在する場合について説明する。なお、新規登録処理であるため、該レコードにはURLは記憶されていない。すなわち、ここでは、一例として、サーバ登録処理のステップS82の判定が肯定判定となり、ステップS84の判定が否定判定となる場合について説明する。従って、サーバ20は、認証結果として、正常であることを示す情報を通信端末16に送信する(S90)。
通信端末16は、認証結果として正常であることを示す情報を受信すると、登録画面120を入出力装置65のディスプレイに表示する(S38〜S42)。登録画面120を介してユーザによる入力等が行われ、登録ボタン130が指定されると、通信端末16は、照明ID、URL、撮像画像、コメント、及び事業者IDを送信する(S44、S46)。
サーバ20は、照明ID、URL、撮像画像、コメント、及び事業者IDを受信すると、受付テーブル58を更新する(S92、S94)。また、サーバ20は、認証・配信テーブル56も更新する(S96)。また、サーバ20は、HTMLファイルを生成し(S98)、記憶部83に記憶する(S100)。そして、サーバ20は、登録処理が完了したことを示す完了情報を通信端末16に送信する(S102)。
通信端末16は、完了情報を受信すると、登録画面120を更新する(S48、S50)。
次に、図21を参照して、既に登録済みの情報を更新する場合の通信端末16とサーバ20との間での情報の送受信の一例について説明する。ここでは、一例として、ステップS80でサーバ20が受信した照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードが認証・配信テーブル56に存在する場合について説明する。なお、既に登録済みの情報の更新処理であるため、該レコードにはURLが記憶されている。また、図21における図20と同様の部分については、ここでは説明を省略する。
この場合、サーバ登録処理のステップS82及びステップS84の判定が各々肯定判定となるため、サーバ20は、認証・配信テーブル56を参照し、受信した照明ID、事業者ID、及びパスワードを含むレコードに記憶されているURLを抽出する(S86)。また、サーバ20は、受付テーブル58を参照し、受信した照明ID、及び抽出したURLを含むレコードに記憶されている画像データの格納パス及びコメントを抽出する。そして、サーバ20は、認証結果として、照明ID、URL、画像データ、及びコメントを通信端末16に送信する(S88)。
通信端末16は、認証結果として照明ID、URL、画像データ、及びコメントを受信すると、登録画面120を入出力装置65のディスプレイに表示する(S38〜S42)。
一方、図22に示すように、機能選択画面110で利用者機能を選択するためのボタン114が指定されると、通信端末16はカメラ18を起動する(S60)。次に、通信端末16は照明IDを取得する(S62)。そして、通信端末16は、照明ID及び事業者IDをサーバ20に送信する(S64)。
サーバ20は、照明ID及び事業者IDを受信すると、認証・配信テーブル56を参照し、受信した照明ID及び事業者IDを含むレコードに記憶されているURLを抽出する(S110、S112)。そして、サーバ20は、抽出したURLを通信端末16に送信する(S114)。
通信端末16は、URLを受信すると、受信したURLに対して、HTTP要求を送信する(S66、S68)。サーバ20は、HTTP要求を受信すると、HTTP要求のあったURLに対応するHTMLファイルを通信端末16に送信する(S116、S118)。通信端末16は、HTMLファイルを受信すると、受信したHTMLファイルに従って閲覧画面140を入出力装置65のディスプレイに表示する(S70)。
以上説明したように、本実施形態によれば、撮像カメラで撮像された撮像画像を取得するとともに、撮像カメラが受光した変調された照明光を復調処理して情報(本実施形態では、照明ID)を取得する。そして、取得した撮像画像を送信するとともに、該撮像画像を用いて更新する対象のウェブページ又はウェブページ上のコンテンツを取得した情報を用いて指定する信号(本実施形態ではURL)を送信する。従って、通信端末16のユーザは、通信端末16を操作することで撮像画像と、上記指定する信号とを一度に送信することができる。これにより、ウェブページの更新作業の負荷を低減することができる。また、直感的な操作であるため、情報リテラシーが比較的低いユーザでも、ウェブページの登録・更新作業を容易に行うことができる。
また、本実施形態によれば、ウェブページに関する更新指示の入力に応じて、撮像画像と上記指定する信号の送信を行う。これにより、ユーザの所望のタイミングで、撮像画像と上記指定する信号とを送信することができる。
また、本実施形態によれば、更新指示を入力するための画面(本実施形態では、登録画面120)を表示装置に表示する場合に、撮像画像をプレビュー画像として表示する。これにより、ユーザが撮像画像を確認した上で更新指示を入力することができる。
また、本実施形態によれば、上記情報を取得したタイミングで撮像カメラにより撮像された撮像画像を取得プレビュー画像として表示する。従って、ユーザが撮像カメラにより撮像を行う操作を行わなくても撮像画像を取得することができる。これにより、ウェブページの更新作業の負荷をより低減することができる。
なお、上記実施形態では、照明IDを取得したタイミングでカメラ18により撮像を行う場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザが通信端末の入出力装置65のディスプレイをタップしたタイミング等のユーザにより撮像操作が行われたタイミングでカメラ18により撮像を行う形態としてもよい。
また、上記実施形態では、通信端末16がURLを生成する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、ユーザがURLを入力する形態としてもよい。この場合、例えば、登録画面120にURLの入力欄を表示する形態が例示される。
また、上記実施形態において、登録画面120に選択ボタン124及び再撮影ボタン126を表示せずに、撮像画像をそのまま送信する形態としてもよい。
また、上記実施形態において、ユーザにより撮像画像に対して所定の画像処理を行う指示を入力させる形態としてもよい。この場合、一例として図23に示すように、登録画面120に撮像画像を編集するための編集ボタン127をさらに表示する形態が例示される。そして、ユーザは、登録画面120のプレビュー画像を確認し、撮像画像に対して画像処理を行いたい場合は編集ボタン127を指定する。
通信端末16は、編集ボタン127が指定されると、一例として図24に示す編集画面150をディスプレイに表示する。図24に示すように、編集画面150は、編集対象とする撮像画像の表示領域152、範囲選択ボタン154、及び撮像画像の輝度を調整するためのスライドバー156を含む。また、編集画面150は、スライドバー156の移動可能範囲158、完了ボタン160、及びキャンセルボタン162をさらに含む。
通信端末16のユーザは、撮像画像に対する画像処理の一例として切り抜き(トリミング)処理を行う場合は、範囲選択ボタン154を指定し、表示領域152内の切り抜き対象とする範囲152Aを指定する。また、ユーザは、撮像画像に対する画像処理の一例として画像の輝度を調整する処理を行う場合は、スライドバー156を移動可能範囲158内で、輝度の高低を調整する方向(図24に示す左右方向)に移動する。
そして、ユーザは、画像処理が完了した場合は完了ボタン160を指定する。完了ボタン160が指定されると、通信端末16は、プレビュー画像を、画像処理を経た画像に変更して表示領域122に表示した登録画面120をディスプレイに表示する。この場合、さらに、登録画面120においてユーザにより登録ボタン130が指定されると、通信端末16は、プレビュー画像に対応する画像処理を経た画像をサーバ20に送信する。なお、画像処理は上記の例に限定されず、コントラストの調整や画像の回転等、他の画像処理を含んでもよい。
また、上記実施形態において、撮像画像、照明ID、及び照明IDに紐づくURLに加えて、通信端末16の位置情報、及び外部への接続情報の少なくとも一方をサーバ20に送信する形態としてもよい。なお、位置情報は、通信端末16が有するGlobal Positioning System(GPS)等から取得し、接続情報は、通信端末16が有するBluetooth(登録商標)及びWi−Fi(登録商標)等の接続情報から取得する形態が例示される。例えば、撮像画像及びURLに加えて、位置情報を用いる場合、照明機器12及び被写体Hの設置場所に応じて被写体Hに関する表示内容を変えることができる。また、この場合、例えば、位置情報をURLに付与する形態としてもよい。
また、本発明を在庫管理システム等にも適用することができる。この形態例の場合の受付テーブル58の一例を図25に示す。図25に示すように、本変形例に係る受付テーブル58は、被写体Hに関する情報として、上記実施形態に係る受付テーブル58のコメントに代えて、設置場所、商品ID、商品名、及び在庫数を含む。設置場所は被写体Hが置かれている場所であり、商品IDは被写体Hを識別する識別情報であり、商品名は被写体Hの名称であり、在庫数は被写体Hの在庫数である。
また、本変形例に係る閲覧画面の一例を図26に示す。図26に示すように、本変形例に係る閲覧画面170は、撮像画像を表示する表示領域172、及び被写体Hに関する情報を表示する表示領域174を含む。なお、本変形例において、例えば設置場所は、ユーザに入力させてもよいし、通信端末16のGPS等により得られる位置情報を用いてもよい。この変形例では、照明IDを含む照明光が照射された商品を撮像することにより、商品の画像を含み、かつ商品の在庫数を確認又は更新可能な画面を、通信端末16に表示することができる。
また、照明機器12が他の機器に組み込まれている場合、本発明を該機器の状態管理システム等にも適用することができる。この形態例の場合の受付テーブル58の一例を図27に示す。図27に示すように、本変形例に係る受付テーブル58は、被写体Hに関する情報として、上記実施形態に係る受付テーブル58のコメントに代えて、機器の稼働状態を含む。稼働状態は、例えば、正常稼働、故障、及び停止中等の機器の稼働状態を表す情報である。例えば、機器に組み込まれた照明機器12から、機器の稼動状態に応じた照明IDを含む照明光を照射し、この照明機器12が組み込まれた機器をカメラ18で撮像する。また、本変形例に係る閲覧画面の一例を図28に示す。図28に示すように、本変形例に係る閲覧画面180は、撮像画像を表示する表示領域182、及び被写体Hに関する情報を表示する表示領域184を含む。この変形例では、照明IDにより指定されるURLが示すウェブページにおいて、照明IDに応じた機器の内部的な情報(稼動状態)を把握することができると共に、機器の外部的な情報(撮像画像)も確認することができる。
また、本発明を教室等の部屋への入退室管理システム等にも適用することができる。この形態例の場合の受付テーブル58の一例を図29に示す。図29に示すように、本変形例に係る受付テーブル58は、被写体Hに関する情報として、上記実施形態に係る受付テーブル58のコメントに代えて、被写体Hが部屋に出入りする際に使った出入り口の場所、及び受験番号を含む。この受験番号は、被写体Hを識別する識別情報の一例である。この場合、照明機器12は、出入り口の場所に対応して設けられているものとする。また、本変形例に係る閲覧画面の一例を図30に示す。図30に示すように、本変形例に係る閲覧画面190は、撮像画像を表示する表示領域192、及び被写体Hに関する情報を表示する表示領域194を含む。この変形例では、照明IDにより指定されるURLが示すウェブページにおいて、部屋への入退室を行う人物の情報と、実際に入退室を行った人物の画像とを同時に確認することができ、入退室管理におけるセキュリティを強化することができる。
また、上記実施形態では、処理部34が、照明IDが取得されたタイミングで撮像カメラ18により撮像された撮像画像(すなわち、静止画像)を取得する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、処理部34が、照明IDが取得されたタイミング及び該タイミングの前後の少なくとも一方の所定期間に撮像カメラ18により撮像された複数の撮像画像を動画像として取得する形態としてもよい。この場合、例えば、登録画面120の表示領域122、及び閲覧画面140の表示領域142に、動画像を表示する形態が例示される。すなわち、本発明の撮像画像は静止画像及び動画像を含む。
また、上記実施形態では、受付部50、認証・配信部52、及びウェブ表示部54の各機能部を1台のサーバコンピュータで実現する場合について説明したが、これに限定されない。例えば、各機能部を複数のサーバコンピュータに分散して実現する形態としてもよい。
また、上記実施形態では、通信プログラム70が記憶部63に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。通信プログラム70は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、メモリカード等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
また、上記実施形態では、サーバ処理プログラム90が記憶部83に予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。サーバ処理プログラム90は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリ、メモリカード等の記録媒体に記録された形態で提供することも可能である。
以上の実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータに、
撮像カメラで撮像された撮像画像を取得するとともに、前記撮像カメラが受光した変調された照明光を復調処理して情報を取得し、
取得した前記撮像画像を送信するとともに、該撮像画像を用いて更新する対象のウェブページ又はウェブページ上のコンテンツを取得した前記情報を用いて指定する信号を送信する、
ことを含む処理を実行させる通信プログラム。
(付記2)
ウェブページに関する更新指示の入力に応じて、前記撮像画像と前記指定する信号の送信を行う、
付記1記載の通信プログラム。
(付記3)
前記更新指示を入力するための画面を表示装置に表示する場合に、前記撮像カメラにより撮像された撮像画像をプレビュー画像として表示する、
付記2記載の通信プログラム。
(付記4)
前記情報を取得したタイミングで前記撮像カメラにより撮像を行い、撮像された撮像画像を前記プレビュー画像として表示する、
付記3記載の通信プログラム。
(付記5)
前記更新指示を入力するための画面を、前記撮像画像に対して画像処理を行う指示、及び画像を選択するための指示の少なくとも一方を入力可能に前記表示装置に表示し、
前記撮像画像に代えて、前記撮像画像に対して画像処理が行われた画像、又は選択された画像を送信するとともに、前記指定する信号を送信する、
付記3又は付記4記載の通信プログラム。
(付記6)
前記撮像画像及び前記指定する信号を送信するとともに、前記撮像カメラを有する通信端末の位置情報及び前記通信端末の外部への接続情報の少なくとも一方を送信する、
付記1から付記5の何れか1項記載の通信プログラム。
(付記7)
撮像カメラと、
前記撮像カメラで撮像された撮像画像を取得するとともに、前記撮像カメラが受光した変調された照明光を復調処理して情報を取得する処理部と、
取得した前記撮像画像を送信するとともに、該撮像画像を用いて更新する対象のウェブページ又はウェブページ上のコンテンツを取得した前記情報を用いて指定する信号を送信する送信部と、
を備えたことを特徴とする通信端末。
(付記8)
前記送信部は、ウェブページに関する更新指示の入力に応じて、前記撮像画像と前記指定する信号の送信を行うことを特徴とする付記7記載の通信端末。
(付記9)
前記更新指示を入力するための画面を表示装置に表示する場合に、前記撮像カメラにより撮像された撮像画像をプレビュー画像として表示する表示制御部、をさらに備えたことを特徴とする付記8記載の通信端末。
(付記10)
前記表示制御部は、前記情報を取得したタイミングで前記撮像カメラにより撮像を行い、撮像された撮像画像を前記プレビュー画像として表示することを特徴とする付記9記載の通信端末。
(付記11)
前記表示制御部は、前記更新指示を入力するための画面を、前記撮像画像に対して画像処理を行う指示、及び画像を選択するための指示の少なくとも一方を入力可能に前記表示装置に表示し、
前記送信部は、前記撮像画像に代えて、前記撮像画像に対して画像処理が行われた画像、又は選択された画像を送信するとともに、前記指定する信号を送信することを特徴とする付記9又は付記10記載の通信端末。
(付記12)
前記送信部は、前記撮像画像及び前記指定する信号を送信するとともに、自端末の位置情報及び自端末の外部への接続情報の少なくとも一方を送信することを特徴とする付記7から付記11の何れか1項記載の通信端末。
(付記13)
コンピュータに、
撮像カメラで撮像された撮像画像を取得するとともに、前記撮像カメラが受光した変調された照明光を復調処理して情報を取得し、
取得した前記撮像画像を送信するとともに、該撮像画像を用いて更新する対象のウェブページ又はウェブページ上のコンテンツを取得した前記情報を用いて指定する信号を送信する、
ことを含む処理を実行させる通信方法。
(付記14)
ウェブページに関する更新指示の入力に応じて、前記撮像画像と前記指定する信号の送信を行う、
付記13記載の通信方法。
(付記15)
前記更新指示を入力するための画面を表示装置に表示する場合に、前記撮像カメラにより撮像された撮像画像をプレビュー画像として表示する、
付記14記載の通信方法。
(付記16)
前記情報を取得したタイミングで前記撮像カメラにより撮像を行い、撮像された撮像画像を前記プレビュー画像として表示する、
付記15記載の通信方法。
(付記17)
前記更新指示を入力するための画面を、前記撮像画像に対して画像処理を行う指示、及び画像を選択するための指示の少なくとも一方を入力可能に前記表示装置に表示し、
前記撮像画像に代えて、前記撮像画像に対して画像処理が行われた画像、又は選択された画像を送信するとともに、前記指定する信号を送信する、
付記15又は付記16記載の通信方法。
(付記18)
前記撮像画像及び前記指定する信号を送信するとともに、前記撮像カメラを有する通信端末の位置情報及び前記通信端末の外部への接続情報の少なくとも一方を送信する、
付記13から付記17の何れか1項記載の通信方法。
(付記19)
コンピュータに、
撮像カメラで撮像された撮像画像を取得するとともに、前記撮像カメラが受光した変調された照明光を復調処理して情報を取得し、
取得した前記撮像画像を送信するとともに、該撮像画像を用いて更新する対象のウェブページ又はウェブページ上のコンテンツを取得した前記情報を用いて指定する信号を送信する、
ことを含む処理を実行させる通信プログラムを記憶した記憶媒体。