JP2017196781A - 画像形成装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブ管理においてリソースの効率化を実現する画像形成装置を提供する。
【解決手段】印刷処理を実行するための設定情報および処理対象のデータを識別するための識別情報を含む第1のデータ領域と、データを含む第2のデータ領域と、を含む印刷ジョブを受信する。印刷ジョブのうち第1のデータ領域を解析して、第2のデータ領域に含まれるデータの数を取得する。取得されたデータの数に基づいて、データの取得を制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ジョブを処理する画像形成装置、方法およびプログラムに関する。
印刷業界では所望の印刷物を得るために、印刷設定をより詳細に設定したいというニーズがある。こういった要望に応えるために、印刷を行う印刷ファイルとは別に、印刷設定だけを記述したジョブチケットがある(特許文献1)。ジョブチケットは、印刷ファイルから独立したファイルであり、印刷ファイルを変更することなく、印刷ファイル単体ではできない詳細な印刷設定を指定することができる。これを印刷ファイルと関連付けて画像形成装置に入力することで、印刷ファイルをジョブチケットの指定で印刷することができる。ジョブチケットを使用した印刷では、複数の印刷ファイルを1つのジョブチケットに関連付けて1つのジョブとして処理することも可能である。
特開2011−147179号公報
ジョブチケットには詳細な印刷設定を記述することができるので、ジョブチケットの記述内容を解析した結果を保持するには多くのメモリが必要となる場合がある。特に、画像形成装置が複数のジョブを同時に受信した場合、全てのジョブのジョブチケットを解析するとメモリが枯渇してしまうおそれがある。同時に、画像形成装置が格納可能な印刷ファイルにもリソースの制限が存在する。1つのジョブに対し複数の印刷ファイルを関連付けて印刷を行う場合、格納可能な印刷ファイルの数を超えてしまい、印刷ファイルの受信ができなくなってしまう。以上から、ジョブチケットを使用した印刷において、リソースの制限が印刷業務に与える影響を極力軽減するジョブ管理の方法が必要である。
本発明の目的は、このような従来の問題点を解決することにある。上記の点に鑑み、本発明は、ジョブ管理においてリソースの効率化を実現する画像形成装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、印刷処理を実行するための設定情報および処理対象のデータを識別するための識別情報を含む第1のデータ領域と、前記データを含む第2のデータ領域と、を含む印刷ジョブを受信する受信手段と、前記受信手段により受信した前記印刷ジョブのうち前記第1のデータ領域を解析して前記第2のデータ領域に含まれる前記データの数を取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記データの数に基づいて、前記データの取得を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ジョブ管理においてリソースの効率化を実現することができる。
印刷システムの構成を示す図である。 印刷装置とシート処理装置を含む構成を示す図である。 印刷ジョブを管理する処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブが終了した場合の処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブキュー内のジョブの状態を説明するための図である。 MIMEフォーマットファイルの構成を示す図である。 JDFを示す図である。 印刷ジョブを管理する処理を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
[第1の実施形態]
本実施形態では、ジョブチケットの一例として印刷業界で広く使われているJDF(Job Definition Format)を用いて印刷を行う印刷システムを説明する。JDFでは、ジョブチケットと、処理対象の印刷ファイルとを関連付ける様々な方法が提供されている。本実施形態では、JMF(Job Messaging Format)、JDF、印刷ファイルが、MIMEというフォーマットに変換され、画像形成装置に送信される。
<システム構成の説明>
図1は、本実施形態のシステム構成の一例を示す図であり、印刷システム1000、PC等のクライアントコンピュータ102(以降、PC102)を有し、それらは、有線もしくは無線媒体のネットワーク101を介して相互に通信可能に接続されている。PC102は、ネットワーク101を介して、JDFといったチケットと呼ばれる設定で記述された印刷ジョブを印刷システム1000に送信する。また、PC102は、PDL(ページ記述言語)コードデータを印刷システム1000に送信する場合もある。
<画像形成装置の説明>
図2のシステムブロック図を用いて印刷システム1000の説明を行う。印刷システム1000は、図中点線で囲まれた部分である印刷装置100と、シート処理装置200とを有する。なお、本実施形態では、印刷装置100として、コピー機能及びプリンタ機能等、複数の機能を有するMFP(Multi Functional Printer)を一例として説明する。しかしながら、印刷装置100は、コピー機能のみ、あるいは、プリンタ機能のみの単一機能型の印刷装置であっても良い。本実施形態では、一例として、印刷システム1000が以下に説明する各種構成要件を備えるものとする。
印刷システム1000は、印刷装置100で印刷されたシート(記録媒体)に対するシート処理(フィニッシング処理ともいう)を、印刷装置100に接続されたシート処理装置200により実行する。シート処理装置200は、印刷装置100と通信可能に構成され、印刷装置100からの指示を受け、各種のシート処理を実行する。シート処理装置200としては、例えば、印刷装置100で印刷処理が実行された複数のシートを束ねてステープル止めを行う装置や、各シートにパンチ穴をあける装置がある。また、シート処理装置200を装着せずに、印刷装置100で印刷処理が実行されたシートを順次積載する排紙トレイのみの構成としても良い。
スキャナ部201は、不図示の原稿台に載置された原稿上の画像を光学的に読み取り、読取信号を画像データに変換して他のユニットに転送する。スキャナ部201は、原稿台のプラテン上に載置された原稿を読み取る構成と、自動給送装置(ADF)から給紙された原稿を読み取る構成の少なくともいずれかを有する。外部インタフェース(I/F)202は、ネットワーク101の媒体に応じた構成を有し、ネットワーク101に接続された他の装置との間でのデータ送受信を可能とする。プリンタ部203は、入力された画像データに基づく画像をシート上に印刷する。
プリンタ部203には、インクジェット記録方式や電子写真方式等、様々な記録方式に応じた構成を有し、シート等の記録媒体に記録を行う。操作部204は、ハードウェアキーやLED等を含むキー入力部や、タッチパネル部を有する。操作部204は、それらを介してユーザからの指示操作を受付け、必要に応じて、タッチパネル部にジョブの処理状況や装置情報などの各種情報やユーザインタフェース画面の表示を行う。操作部204は、コピーなどの印刷システム100が実行可能な機能の実行や設定を受付ける。
制御部205は、CPU206を含み、印刷システム1000が有する各種ユニットの処理や動作等を統括的に制御する。制御部205は、印刷装置100のみならず、印刷装置100に接続されたシート処理装置200の動作も制御する。シート処理装置200も単体で制御部を有する場合もあるが、その場合、印刷装置100の制御部205がシート処理装置200側の制御部を制御し、印刷装置100とシート処理装置200との連携動作を実現する。
ROM207は、汎用的なROMであり、例えば、制御部205によって実行される各種コンピュータプログラムやデータを記憶する。例えば、ROM207は、後述するフローチャートの処理を制御部205が実行するためのプログラムや、各種ユーザインタフェース画面を表示するために必要な表示制御プログラムを記憶する。また、ROM207は、PC102から受信したPDLコードデータを制御部205が解釈してラスタイメージデータに展開する動作を実行するためのプログラムを記憶する。他にも、ROM207は、ブートシーケンスやフォント情報等を記憶する。
RAM208は、汎用的なRAMであり、例えば、スキャナ部201から取得され又は外部I/F202を介して受信した画像データやPDLコードデータ、ROM207からロードされた各種プログラム、装置の各種設定情報等を記憶する。制御部205は、RAM208に記憶されたこれらの情報を読み出して印刷システム1000の制御に用いる。また、RAM208の一部は、小型の電池を内蔵することで、主電源からの電源供給がない場合にも記憶情報を保持可能な不揮発性メモリとして構成されており、装置の各種設定情報などが保持される。
HDD(ハードディスクドライブ:記憶部の一例)209は、ハードディスクとハードディスクへのデータのアクセスを制御する駆動部とを含んで構成される。HDD209は、例えば、スキャナ部201から入力されて圧縮伸張部210によって圧縮された画像データを記憶するための大容量の記憶装置として用いられる。また、圧縮伸張部210は、JBIGやJPEG等の各種圧縮方式によってRAM208、HDD209に記憶されている画像データ等の圧縮・伸張処理を行うとともに、PDLデータの解析およびラスタイメージデータへの展開処理も行う。
図3は、制御部205が、外部I/F202を介して受信したジョブチケットの解析を行い、印刷ジョブキューに印刷ジョブを生成する場合の処理を示したフローチャートである。図3の各処理は、例えば、制御部205内のCPU206がROM207に記憶されているプログラムをRAM208に読み出して実行することにより実現される。
S301で、制御部205は、PC102から送信されたMIMEフォーマットファイルを外部I/F202を介して受信する。制御部205は、MIMEフォーマットファイルのうち、JMF、JDFのパートの読み込みを終了すると、S302に進む。S302で、制御部205は、受信したJMF、JDFのパートをHDD209にファイル形式で保存する。受信したMIMEフォーマットファイルがエンコードされている場合には、制御部205は、デコードを行った後でHDD209への保存を行う。S302の処理後、S303に進む。
図6は、外部I/F202を介して制御部205が受信するMIMEフォーマットファイルの構成の一例を示した図である。MIMEフォーマットファイルは、JMF601、JDF602(第1のデータ領域の一例)、印刷ファイル603(第2のデータ領域の一例)を含んで構成されている。JMF601には、要求の内容を表すメッセージが記述されている。例えば、印刷システム1000に印刷ジョブが投入される場合には、印刷ジョブの投入を示すメッセージが記述されている。
JDF602には、印刷ジョブの設定に関する情報が記述されている。印刷ジョブの設定に関する情報には、印刷ジョブの印刷対象となるファイル、即ち、印刷ファイル603の情報が含まれている。印刷ジョブの設定に関する情報には、印刷対象となるファイルが複数であれば、その数分の印刷ファイル603の情報が含まれる。本実施形態では、印刷ファイル603のようなファイル形式を扱うが第2のデータ領域の構造はファイル形式に限られない。例えば、データベース方式でデータを管理する構成では、第2のデータ領域は、データ形式となる場合がある。
図6に示すように、MIMEフォーマットファイルの中で、JDF602は印刷ファイル603よりも上部に記述されている。従って、S302において、制御部205は、JMF602、JDF602のパートのみを抽出し、ファイル形式としてHDD209に保存することが可能である。
S303で、制御部205は、S302で保存したJDF602のうち、印刷ファイル603との関連付け、例えば識別情報が記述されている部分のみ解析し、ジョブチケットに関連付けられた印刷ファイル数を取得する。図7においてJDFの一例を説明する。S303の処理後、S304に進む。
図7は、MIMEフォーマットファイルに含まれるJDF602の一例を示す図である。JDF602には、印刷設定に関わる情報が記述されている。多数の印刷ジョブを受け付けた場合、全てのJDF602の解析結果を保持するためには多くのメモリが必要となってしまう。
印刷ファイル記述部701は、印刷するファイルに関する情報が記述されている部分である。各ファイルに関して識別子(識別情報)や種類などが記述されている。S303で制御部205は、印刷ファイル記述部701だけを解析することにより、印刷ファイル603の数を取得する。本実施形態では、制御部205は、JDF602の他の部分の解析を行わず、スキップする。印刷ファイル603の数の情報だけを保持する場合、必要なメモリは高々数バイトで済むので、必要とするメモリ容量を低減することができる。
S304で、制御部205は、印刷ジョブキュー501に印刷ジョブを作成する。この時点ではJDF602全体は解析されていないので、印刷ジョブの設定は印刷ジョブの作成に必要な最小限の情報に限られる。S304の処理後、S305に進む。
S305で、制御部205は、印刷ジョブキュー501に格納された(投入済みの)印刷ジョブ数が、JDF602を解析可能な印刷ジョブ数未満であるか否かを判定する。JDF602を解析可能な印刷ジョブ数はメモリに確実に保持可能な解析結果の数に基づいて予め定められている。図5において印刷ジョブキュー内のジョブの状態について説明する。本実施形態では、解析可能な印刷ジョブ数は例えば5である。S305における判定の結果、JDF602を解析可能なジョブ数未満である場合、S306に進み、JDF602を解析可能なジョブ数未満でない場合、S309に進む。
図5は、印刷ジョブキューおよび印刷ジョブキュー内のジョブの状態を説明するための図であり、S304における印刷ジョブキューの状態を示した模式図である。図中のJ1〜J11は印刷ジョブを表している。
印刷ジョブキュー501の番号J1〜J10は、印刷ジョブキューに投入済みの印刷ジョブの印刷処理順序を示しており、制御部205により管理される。S304で作成された印刷ジョブは印刷ジョブキュー501の最後尾に追加される。先頭の印刷ジョブについて、関連する画像情報、印刷設定がプリンタ部203に送信されて印刷が行われる。印刷が終了すると、後述する図4の印刷終了時の処理が実行される。印刷ジョブキュー501には、予め定められた数の印刷ジョブを追加することができる。本実施形態では、追加可能な印刷ジョブ数は、例えば50である。
JDF解析済みジョブ502は、印刷ジョブキュー501に格納された印刷ジョブの内、関連付けられたJDF602全体の解析が完了している印刷ジョブである。S309、S403が示すように、JDF602の解析は、印刷ジョブキュー501に格納されている印刷ジョブの内、印刷順序の早いものから、所定数の印刷ジョブだけ行われる。JDF解析済みジョブが印刷完了やキャンセル、異常終了などで終了した場合、後続の印刷ジョブで最も印刷順序の早い印刷ジョブ、図5の例では、印刷ジョブJ6についてJDF602の解析が行われる。JDF602の解析を行う印刷ジョブ数は、RAM208に確実に保持できる解析結果の数に応じて予め定められている。先行する印刷ジョブが終了した場合に直ちに次の印刷ジョブのJDF602の解析を開始できるよう多く取られている方が望ましい。本実施形態では、例えば、JDF602の解析を行う印刷ジョブ数は5である。
印刷ジョブ503は、新規に受け付けた印刷ジョブである。印刷ジョブ503は、S304で作成され、印刷ジョブキュー501の最後尾に加えられる。HDD209に格納可能なファイル数は、JDF解析済ジョブ502については、印刷ジョブごとに定められている。これは、印刷順序の早い印刷ジョブは確実にHDD209に格納できるようにするためである。一方、JDF602が未解析の印刷ジョブ(JDF未解析ジョブ)の格納可能なファイル数は、JDF解析済ジョブ502の印刷ファイルが確実にHDD209に格納できるように定められている。
再び、図3を参照する。S305で印刷ジョブキュー501に格納された印刷ジョブ数が、JDF602を解析可能な印刷ジョブ数未満であると判定された場合、S306に進む。S306で、制御部205は、印刷ファイルの読込みを開始し、S304で作成した印刷ジョブと関連付けてHDD209に格納する。S307で、制御部205は、JDF602の解析を行う。そして、S308で、制御部205は、JDF602の解析結果に基づき、S304で作成した印刷ジョブに関連付けられてHDD209に格納されている印刷ファイル603の解析を開始する。その後、S312に進む。
S305で印刷ジョブキュー501に格納された印刷ジョブ数が、JDF602を解析可能な印刷ジョブ数未満でないと判定された場合、S309に進む。S309で、制御部205は、S303で取得した印刷ファイル数と、RAM208に保持されているJDF未解析ジョブの印刷ファイル数との合計が、予め定められた規定数以下であるか否かを判定する。この規定数は、HDD209に格納可能な印刷ファイル数に基づいて予め定められている。S309での判定の結果、規定数以下である場合、S310に進み、規定数以下でない場合、S313に進む。
S309で規定数以下であると判定された場合、S310で、制御部205は、S303で取得した印刷ファイル数をRAM208に保持しているJDF未解析ジョブの印刷ファイル数に加算する。その後、S311で、制御部205は、MIMEフォーマットファイルからの印刷ファイル603の読込みを開始し、S304で作成したジョブと関連付けて印刷ファイル603をHDD209に格納する。S309の処理後、S312に進む。
S309で規定数以下でないと判定された場合、S313で、制御部205は、S304で作成され印刷ジョブキュー501に一旦投入されて作成された印刷ジョブを削除する。その後、S314で、制御部205は、レスポンスとしてPC102に送信する警告メッセージを作成する。この警告メッセージには、印刷ファイル数がHDD209に格納可能な印刷ファイル数を超えているため格納できないことを示す内容が含まれる。S314の処理後、S315に進む。S315で、制御部205は、S314で作成した警告メッセージを、外部I/F202を介して、MIMEフォーマットファイルの送信元であるPC102に送信し、PC102との接続(セッション)を切断する。その後、図3の処理を終了する。
このように、本実施形態では、JDF602の解析により取得される印刷ファイル数に基づいて、印刷ファイルの取得が制限される。その結果、印刷ファイルを格納するための格納領域の枯渇を防ぐことができる。また、ファイル数の取得時には、JDF602の一部の領域のみが解析対象となるので、JDF602全体を解析した解析結果を格納するための格納領域の枯渇を防ぐことができる。
S311若しくはS308の処理後、S312に進む。S312で、制御部205は、S303で取得した印刷ファイル数をS304で作成した印刷ジョブと関連付けてRAM208に保持する。S312で保持される値は、図4のS404で用いられる。S312の処理後、図3の処理を終了する。
図4は、印刷ジョブキュー501に格納された印刷ジョブが終了した場合の処理を示すフローチャートである。図4の各処理は、例えば、制御部205内のCPU206がROM207に記憶されているプログラムをRAM208に読み出して実行することにより実現される。印刷ジョブの終了には、印刷の完了による正常終了のほか、S313で印刷ジョブが削除された場合や、操作部204などを介して印刷ジョブの実行中止を受け付けた場合や、印刷中または処理中に異常が発生して中止となった場合などが含まれる。
S401で、制御部205は、終了した印刷ジョブがJDF解析済みジョブ502であるか否かを判定する。S401での判定の結果、JDF解析済みジョブ502である場合、S402に進み、JDF解析済みジョブ502でない場合、S405に進む。
S402で、制御部205は、印刷ジョブキュー501に格納されている印刷ジョブのうち、JDF未解析ジョブで、最も印刷順序の早い印刷ジョブのJDF602の解析を行う。図5の場合には、印刷ジョブJ6のJDF602の解析が行われる。S402の処理後、S403で、制御部205は、JDF602の解析結果に基づいて、印刷ジョブキュー501内の対応する印刷ジョブにジョブ設定を行い、印刷ジョブに関連付けられてHDD209に格納されている印刷ファイル603の解析を開始する。そして、S404で、制御部205は、S402でJDF602の解析指示を行った印刷ジョブに関連付けられてRAM208に保持されている印刷ファイル数を、RAM208に保持されているJDF未解析ジョブの印刷ファイル数から減算する。その後、図4の処理を終了する。
S401で、終了した印刷ジョブがJDF解析済みジョブ502でないと判定された場合、S405で、制御部205は、終了した印刷ジョブが印刷ファイル603を格納済の印刷ジョブであるか否かを判定する。S402での判定の結果、印刷ファイル603を格納済の印刷ジョブである場合、S406に進み、印刷ファイル603を格納済みの印刷ジョブでない場合、図4の処理を終了する。
S406で、制御部205は、終了した印刷ジョブに関連付けられている印刷ファイル数を、RAM208に保持されているJDF未解析ジョブの印刷ファイル数から減算する。その後、図4の処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、ジョブチケットによる印刷ジョブを複数同時に受け付けた場合でも、ジョブチケットの解析結果を格納するためのメモリ等の領域の枯渇を防ぐ。その結果、HDD209に格納可能な印刷ファイル数に達した場合には、メモリの枯渇に起因した印刷業務に与える影響を抑えることができる。また、本実施形態では、印刷ジョブを例として説明したが、他の種類のジョブであっても、ジョブキューにおいてジョブを管理する構成であれば、本実施形態の動作を適用可能である。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、印刷ファイル数がHDD209に格納可能な上限数を超えると判定された時点で(S309でNO判定)、PC102へのレスポンスを作成して接続を切断した。ここで、PC102からのジョブチケットの受信中にJDF解析済ジョブ502が終了した場合には、PC102との接続を維持して受信を続けられる場合がある。本実施形態では、PC102との接続を維持し、JDF解析済ジョブ502の終了を待機することをユーザに選択可能とする。
図8は、制御部205が、外部I/F202を介して受信したジョブチケットの解析を行い、印刷ジョブキュー501にジョブを生成する場合の処理を示したフローチャートである。図3と重複する処理に関しては、その説明を省略する。
S801〜S805は、図3のS301〜S305と同じであるので、その説明を省略する。また、S806〜S808は、図3のS306〜S308と同じであるので、その説明を省略する。
S809で制御部205は、受信した印刷ジョブに含まれる印刷ファイル603のうちまだ受信(取得)していない印刷ファイル603の数と、RAM208に保持するJDF未解析ジョブの印刷ファイル数との合計が所定の規定数以下であるか否かを判定する。S806での判定の結果、印刷ファイル数の合計が規定数以下である場合、S810に進み、規定数以下でない場合、S813に進む。
S810で、制御部205は、まだ受信していない印刷ファイル603の数を、RAM208に保持しているJDF未解析ジョブの印刷ファイル数に加算する。そして、S811で、制御部205は、未受信の印刷ファイル603の読込みを開始し、S804で作成した印刷ジョブと関連付けてHDD209に格納する。その後、S812に進む。S812は、図3のS312と同じであるので、その説明を省略する。
S809で印刷ファイル数の合計が規定数以下でないと判定された場合、S813に進む。S813で、制御部205は、接続維持モードが有効であるか否かを判定する。ここで、接続維持モードとは、印刷ファイル603がHDD209に格納できるようになるまで、PC102との接続を切断せずに待機するモードである。接続維持モードの設定は、操作部204を介して受け付けるようにしても良く、また、ジョブチケットの中で印刷ジョブごとに指定されるようにしても良い。ジョブチケットの中で印刷ジョブごとに指定される場合、S803の解析時に接続維持モードであるか否かの情報も取得するようにしても良い。この場合でも、接続維持モードであるか否かの情報を記憶するのに必要なメモリは1バイト程度で済む。接続維持モードが有効であると判定された場合、S814に進み、有効でないと判定された場合、S818に進む。
S814で、制御部205は、RAM208に保持しているJDF未解析ジョブの印刷ファイル数と、HDD209に格納可能なファイルの規定数との差分だけ印刷ファイル603の読み込みを開始する。そして、制御部205は、印刷ファイル603を、S804で作成した印刷ジョブと関連付けてHDD209に格納する。そして、S815に進む。S815で、制御部205は、S814で読み込んだ印刷ファイル数を、RAM208に保持しているJDF未解析ジョブの印刷ファイル数に加算する。そして、S816で、制御部205は、S814での格納済み印刷ファイル数を、印刷ジョブと関連付けてRAM208に保持する。そして、S817で、制御部205は、印刷ジョブキュー501内の印刷ジョブが終了するのを待機する。印刷ジョブが終了すると、S809からの処理を繰り返す。S809からの処理が繰り返されて、印刷ジョブキュー501内の印刷ジョブが終了し、S809で規定数以下であると判定されると、S811で印刷ファイルが格納される。その結果、PC102との通信を切断しなくて済む。
S813で接続維持モードが有効でないと判定された場合、S818に進む。以降のS818、S819、S820はそれぞれ、図3のS313、S314、S315と同じであるので、その説明を省略する。
以上のように、本実施形態では、印刷ファイル603がHDD209に格納可能な上限を超えている場合にPC102との接続を切断せず、先行の印刷ジョブが終了して印刷ファイル603が格納できるようになるまで待機することをユーザに選択可能とする。第1の実施形態と同様に、ジョブチケットの解析結果を格納するためのメモリ等の枯渇、および印刷ファイル603の受信によるHDD209の枯渇を起こすことなく、通信切断に伴う印刷速度も低下させることなく印刷ジョブの管理を行うことができる。また、ユーザによる印刷ジョブの再投入を行う手間を省くこともできる。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100 印刷装置、 200 シート処理装置、 205 制御部、 206 CPU、 207 ROM、 208 RAM、 209 HDD

Claims (14)

  1. 印刷処理を実行するための設定情報および処理対象のデータを識別するための識別情報を含む第1のデータ領域と、前記データを含む第2のデータ領域と、を含む印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記受信手段により受信した前記印刷ジョブのうち前記第1のデータ領域を解析して前記第2のデータ領域に含まれる前記データの数を取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記データの数に基づいて、前記データの取得を制御する制御手段と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記取得手段は、前記第1のデータ領域のうち前記識別情報が記述された部分のみを解析することにより、前記第2のデータ領域に含まれる前記データの数を取得することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記受信手段により受信した前記印刷ジョブを処理順序に従って保持するジョブキューと、
    前記ジョブキューに保持された印刷ジョブのうち、先頭から所定数の印刷ジョブの前記第1のデータ領域の全体を解析する解析手段、をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記取得手段により取得された前記データの数と、前記ジョブキューに投入済みの印刷ジョブのうち、前記解析手段の解析の対象ではない印刷ジョブに含まれる前記データの数と、の合計が規定数より多いか否かを判定する判定手段、をさらに備え、
    前記判定手段により前記規定数より多いと判定された場合、前記制御手段は、前記データの取得を制御する、ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ジョブキューに投入済みの印刷ジョブから前記データを取得して記憶部に格納する格納手段、をさらに備え、
    前記所定数の印刷ジョブと、前記ジョブキューに投入済みの印刷ジョブのうち前記解析手段の解析の対象ではない印刷ジョブとの間で、前記格納手段により前記記憶部に格納可能な前記データの数が異なることを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記所定数の印刷ジョブについて、前記格納手段により前記記憶部に格納可能な前記データの数は、印刷ジョブごとに定められており、
    前記解析手段の解析の対象ではない印刷ジョブについて、前記格納手段により前記記憶部に格納可能な前記データの数は、前記解析手段の解析の対象ではない全ての印刷ジョブに対して定められている、
    ことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記データの取得を制御する旨のメッセージを生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された前記メッセージを、前記受信手段により受信した前記ジョブの送信元に送信する送信手段と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記送信手段により前記メッセージが送信された後、前記送信元との通信を切断することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、ジョブキューに一旦投入された、前記受信手段により受信した前記印刷ジョブを削除し、前記データを取得しないことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 所定のモードが設定され、且つ、前記判定手段により前記規定数より多いと判定された場合、前記制御手段は、前記データの取得が可能な状態になるまで待機することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  11. 前記制御手段は、前記ジョブキュー内の印刷ジョブが処理されることで、前記判定手段が前記規定数以下であると判定する状態となるまで待機することを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記取得手段は、前記第1のデータ領域を解析することにより、前記所定のモードが設定されているか否かの情報をさらに取得することを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 画像形成装置において実行される方法であって、
    印刷処理を実行するための設定情報および処理対象のデータを識別するための識別情報を含む第1のデータ領域と、前記データを含む第2のデータ領域と、を含む印刷ジョブを受信する受信工程と、
    前記受信工程において受信した前記印刷ジョブのうち前記第1のデータ領域を解析して前記第2のデータ領域に含まれる前記データの数を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得された前記データの数に基づいて、前記データの取得を制御する制御工程と、
    を有することを特徴とする方法。
  14. 請求項1乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置の各手段として機能させるためのプログラム。
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