JP2015139187A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ジョブの並行処理における画像処理の更なる処理効率の向上を図ること。
【解決手段】保障領域確保手段である保障領域確保部72aによって確保されたジョブに対する保障領域内においてジョブの一部分の実行が終了した際、領域解放手段である領域解放部72bによりその一部分に相当する容量の領域が空き領域へと解放され、記憶部であるメモリー80に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、領域管理手段である領域管理部72dにより新たなジョブと同種のジョブに対して確保されている保障領域内の解放された空き領域が新たなジョブの処理領域として確保されるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、画像形成装置に登録される複数のジョブの並行処理が可能な画像形成装置及び画像形成方法に関する。
従来より、画像形成装置として、たとえばプリンター機能、FAX機能、スキャン機能などの複数の機能を搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)が知られている。
このようなMFPでは、通常、それぞれの機能毎に専用メモリーを搭載し、それぞれの機能に応じたジョブの画像処理を専用メモリーを用いて行うようになっている。また、ジョブの画像処理の実行に際しては、入出力部(スキャナ部やプリンター部など)が競合しない場合に、並行して行えるようになっているため、効率の良い処理が行える。
ところが、それぞれの機能毎に専用メモリーを搭載している場合、それぞれのジョブの並行処理が可能となるものの、全体のメモリー容量が大きくなってしまうという不具合がある。
このような不具合を解消するようにしたものとして、特許文献1では、ジョブ起動時にメモリー内にジョブ毎の保障領域を確保して並行処理を保障し、さらに確保した保障領域以外に空きがあればその空き領域も使用することにより処理効率を向上させるようにした画像処理装置を提案している。
特開2009−200673
上述した特許文献1では、ジョブ毎の保障領域が確保され、しかも確保した保障領域以外に空きがあればその空き領域も使用するようにしているため、ジョブの並行処理の保障と処理効率の向上が図れるようになっている。なお、ここでの保障領域とは、先に確保したジョブのみの処理領域の使用が保障される領域である。
ところが、特許文献1に示されたものでは、ジョブの登録時に画像処理のためのメモリーに必ずジョブの実行に必要な保障領域を新規確保する必要がある。そのため、メモリーに空きが無い状態で新たなジョブが登録される際、その新たなジョブの実行に必要な保障領域を確保することができず、新たなジョブの保障領域の確保待ちが生じてしまう。
このような状態を、図4を参照しながら説明する。まず、同図(a)に示すように、メモリー80全体が空き領域となっている状態(初期状態)でジョブaが登録されると、ジョブaの実行に必要な保障領域が確保される。なお、保障領域のサイズは任意であるが、たとえば画像1枚分の画像処理に必要な容量分が確保されるようになっている。ジョブaの保障領域が確保されると、同図(b)に示すようにジョブaの実行が開始される。
このとき、メモリー80上に所定容量分の空き領域が存在する場合、同図(c)に示すように、ジョブaの処理領域が拡張される(拡張領域)。このような処理領域の拡張は、初期状態においてのみ行われるように設定されており、その拡張によってジョブaの画像の処理効率が高められるようになっている。すなわち、処理領域を拡張することで、たとえば原稿1枚の出力中に次の原稿の画像処理を行うことができるといったような処理が可能となる。
ここで、同図(d)に示すように、ジョブaの実行が開始された状態でジョブbが登録されたとする。この場合、メモリー80に空き領域が無いため、ジョブbの保障領域の確保待ちとなるが、ジョブaの一部分の実行が終了すると、その一部分の容量に相当する拡張された処理領域(拡張領域)が空き領域へと解放される。そして、その解放された空き領域がジョブbの保障領域として確保される。このようなジョブbの保障領域の確保は、ジョブaの実行の終了に合わせて解放される空き領域が生じることに伴い、順次行われる(同図(e))。なお、ジョブbの保障領域の確保が完了すると、ジョブbの実行が開始される。
ここで、同図(f)に示すように、ジョブa、bが実行状態であるとき、ジョブcが登録されると、ジョブa、bによる保障領域の占有によりメモリー80に空き領域が無いため、ジョブcの保障領域の確保待ちとなる。この場合、ジョブa又はbの全ての実行が終了してジョブa又はbの保障領域が解放された後、ジョブcの保障領域が確保され、ジョブcの実行が開始されることになる。
このように、ジョブa、bによる保障領域の占有によりメモリー80に空き領域が無いとき、新たなジョブcが登録されると、そのジョブcはジョブa又はbの保障領域が解放されるまで保障領域の確保待ちとなることから、ジョブの並行処理における画像処理の更なる処理効率の向上の妨げとなってしまうという問題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、ジョブの並行処理における画像処理の更なる処理効率の向上を図ることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、複数のジョブの登録が可能であり、登録されたジョブのそれぞれの画像処理を、記憶部を用い並行して実行可能な画像処理装置であって、前記記憶部に前記ジョブの画像処理に必要な容量分の空き領域が存在する場合、該空き領域を前記ジョブに対する保障領域として確保する保障領域確保手段と、該保障領域が確保された前記ジョブの一部分の実行が終了した際、その一部分に相当する容量の領域を空き領域へと解放する領域解放手段と、前記記憶部に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、該新たなジョブと同種の前記ジョブに対して確保されている前記保障領域内での解放された空き領域を新たなジョブの処理領域として確保する領域管理手段とを備えることを特徴とする。
また、前記ジョブの実行要求元となるデバイスを判別するデバイス判別手段を有し、前記領域管理手段は、該デバイス判別手段により判別された新たなジョブの実行要求元となるデバイスと同種の実行要求元のデバイスのジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域を確保することを特徴とする。
また、前記ジョブの実行要求内容を判別する実行要求内容判別手段を有し、前記領域管理手段は、該実行要求内容判別手段により判別された新たなジョブの実行要求内容と同種の実行要求内容のジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域を確保することを特徴とする。
また、本発明の画像形成方法は、登録された複数のジョブのそれぞれによる画像処理が、記憶部が用いられ並行して実行可能とされる画像処理方法であって、前記記憶部に前記ジョブの画像処理に必要な容量分の空き領域が存在する場合、該空き領域を前記ジョブに対する保障領域として確保する工程と、該保障領域が確保された前記ジョブの一部分の実行が終了した際、その一部分に相当する容量の領域を空き領域へと解放する工程と、前記記憶部に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、該新たなジョブと同種の前記ジョブに対して確保されている前記保障領域内での解放された空き領域を新たなジョブの処理領域として確保する工程とを有することを特徴とする。
また、前記ジョブの実行要求元となるデバイスを判別する工程を有し、該判別された新たなジョブの実行要求元となるデバイスと同種の実行要求元のデバイスのジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域が確保されることを特徴とする。
また、前記ジョブの実行要求内容を判別する工程を有し、該判別された新たなジョブの実行要求内容と同種の実行要求内容のジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域が確保されることを特徴とする。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法では、保障領域確保手段によって確保されたジョブに対する保障領域内においてジョブの一部分の実行が終了した際、領域解放手段によりその一部分に相当する容量の領域が空き領域へと解放され、記憶部に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、領域管理手段により新たなジョブと同種のジョブに対して確保されている保障領域内の解放された空き領域が新たなジョブの処理領域として確保される。
これにより、記憶部に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、新たなジョブと同種のジョブに対して既に確保されている保障領域の解放を待たずに新たなジョブの処理領域が確保される。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法によれば、記憶部に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、新たなジョブと同種のジョブに対して既に確保されている保障領域の解放を待たずに新たなジョブの処理領域が確保されるようにしたので、ジョブの並行処理における画像処理の更なる処理効率の向上を図ることができる。
本発明の画像形成装置のジョブ処理に係わる主要部分を説明するためのブロック図である。 図1のジョブ処理に係わる主要部分による動作を説明するためのフローチャートである。 図1のジョブ処理に係わる主要部分による動作を説明するための図である。 従来の画像形成装置のジョブ処理に係わる主要部分による動作を説明するための図である。
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態を、図1〜図3を参照しながら説明する。なお、以下の説明においての画像形成装置の一例としては、たとえばプリンター機能、FAX機能、スキャン機能などの複数の機能を搭載した複合的な周辺機器であるMFP(Multifunction Peripheral)であるものとする。
また、これらいずれか1つの機能による画像処理が1つのジョブとして実行される。また、このMFPには、複数のジョブの登録が可能であり、登録されたジョブのそれぞれによる画像処理は必要となる入出力部(スキャナ部やプリンター部など)が競合しない場合に、並行して実行される。また、以下の説明において、図4と共通する部分には同一符号を付し、必要に応じて図4での説明を引用するものとする。
まず、図1に示すように、MFP1は、スキャナ部10、プリンター部20、FAX部30、I/F(インターフェース)40、操作部50、表示部60、制御部70を備えている。スキャナ部10は、イメージセンサ(図示省略)によって読み取られる原稿の画像データを制御部70(メモリー80)に入力する。すなわち、スキャナ部10は、イメージセンサ(図示省略)からの原稿の画像信号をデジタルの画像データに変換し、順次、制御部70に入力するようになっている。
プリンター部20は、制御部70から出力された画像データに基づき、用紙上に画像をプリントする。すなわち、プリンター部20は、制御部70から出力される画像データに基づき変調されたレーザ光により、感光体ドラム(図示省略)上に静電潜像を形成する。そして、トナーの供給による静電潜像によってトナー像が形成され、このトナー像が用紙に転写される。
FAX部30は、制御部70から出力される画像データを、電話回線を通じ相手方となるファクシミリへと送信し、また、相手方ファクシミリからの画像データを受信して制御部70に入力する。すなわち、FAX部30は、図示しないNCU(Network Control Unit)により電話回線との接続を制御しつつ、制御部70から出力される画像データを圧縮し変調して、相手方ファクシミリへと送信する。また、FAX部30は、NCUにより電話回線と接続しつつ、相手方ファクシミリから受信される画像データを復調し伸張して、制御部70に入力する。
I/F(インターフェース)40は、MFP1のLAN(Local Area Network)への接続を可能にしている。このLANには、たとえばPC(personal computer)が接続されており、PCとの間で画像データの送受信を可能としている。なお、ここでのLAN接続にあっては、有線であってもよいし、無線であってもよい。
操作部50は、ユーザーからの各ジョブ(上記各種機能による画像処理)の登録を受け付ける。表示部60は、ユーザーに対し各ジョブの登録をガイドするメッセージなどを表示する。
制御部70は、図示しないマイクロプロセッサ、RAM、ROM、EPROMなどで構成されている。また、制御部70は、ROM内の所定のプログラムに基づき、MFP1全体の動作を制御することにより、各ジョブによる画像処理が実行されるようになっている。特に、各ジョブの画像処理は、制御部70の後述の画像処理用のメモリー80を用い並行して実行可能となっている。
また、制御部70は、ジョブ管理部71、メモリー管理部72、ジョブ実行部73、画像処理用のメモリー80を備えている。ここで、ジョブ管理部71、メモリー管理部72、ジョブ実行部73は、並行動作するようになっている。また、メモリー80と、上述したスキャナ部10、プリンター部20、FAX部30、I/F40との間では、各種ジョブの実行に際し、次のように画像データがやり取りされる。
メモリー80は、半導体メモリーなどからなり、入出力される画像に対応した画像データや、その入出力のための処理の過程で画像の展開により生じた中間データなどを一時的に記憶するようになっている。なお、画像データは、圧縮又は伸張されることがあり、他の信号処理が画像データに施されることもある。
なお、コピー機能のジョブでは、スキャナ部10からメモリー80へ画像データが入力され、メモリー80からプリンター部20へ画像データが出力される。プリント機能のジョブでは、I/F40からメモリー80へ画像データが入力され、メモリー80からプリンター部20へ画像データが出力される。スキャナ機能のジョブでは、スキャナ部10からメモリー80へ画像データが入力され、メモリー80からI/F40へ画像データが出力される。
ファックス送信機能のジョブでは、スキャナ部10(又はI/F40)からメモリー80へ画像データが入力され、メモリー80からFAX部30へ画像データが出力される。ファックス受信機能のジョブでは、FAX部30からメモリー80へ画像データが入力され、メモリー80からプリンター部20へ画像データが出力される。
ジョブ管理部71は、ジョブの実行状態を管理する。メモリー管理部72は、ジョブの実行に必要なメモリー80上の処理領域を管理する。ジョブ実行部73は、上述したスキャナ部10、プリンター部20、FAX部30、I/F40を制御し、各ジョブによる画像処理を実行する。このジョブ実行部73は、複数のジョブを並行して実行可能になっている。メモリー管理部72は、保障領域確保部72a、領域解放部72b、デバイス判別部72c、領域管理部72dを有している。
保障領域確保部72aは、メモリー80上に、ジョブの画像処理の使用を保障する保障領域を確保する。すなわち、保障領域とは、先に確保したジョブのみの処理領域の使用が保障される領域である。言い換えれば、他のジョブの使用が禁止される領域である。また、その保障領域は、たとえば画像1枚分の画像処理に必要な容量分の処理領域である。なお、その保障領域のサイズは、ジョブや画像の種類によって異なるものであり、任意に設定されるものである。
そして、保障領域確保部72aによりジョブの保障領域が確保されると、ジョブ実行部73によりそのジョブの実行が開始されるようになっている。なお、図4(a)で説明した初期状態における領域拡張については、本発明での必須要件ではないが、その領域拡張を確保する機能を搭載することも可能である。
領域解放部72bは、保障領域内においてジョブの一部分の実行が終了した際、その一部分に相当する容量の領域を空き領域へと解放する。すなわち、その保障領域のサイズがたとえば5枚分のプリントの画像処理のために確保されているものとしたとき、画像1枚分のプリントが終了すると、この画像1枚分のプリントに必要な容量の領域が、空き領域として解放される。また、他のジョブの登録が無い場合は、ジョブの実行が完全に終了すると、領域解放部72bにより確保された保障領域が解放されるようになっている。
デバイス判別部72cは、たとえば図4(f)に示したジョブa、b、cの実行要求元となる図示しないPC(personal computer)、スキャナ部10、FAX部30などのデバイスの判別を行う。デバイスの判別は、実行要求元となるデバイスの識別情報などから確認するようにすることができる。なお、デバイスの識別情報は、実行要求元となるデバイスからのジョブに付けられている。そのため、ジョブの実行前にデバイスの判別を容易に行うことができるようになっている。
領域管理部72dは、たとえば図4(f)で説明したように、メモリー80に空きが無い状態で新たなジョブcが登録される際の領域管理を行うものである。すなわち、保障領域確保部72aによって既に確保されている保障領域のうち、たとえばジョブaの実行の終了した部分(処理領域)が順次空き領域とされると、その空き領域を新たなジョブcの処理領域として順次確保するような領域管理を行う。
この場合、デバイス判別部72cによって新たなジョブcの実行要求元となるデバイスが判別されると、その判別されたデバイスと同種の実行要求元のデバイスのジョブaに対し既に確保されている保障領域のうち、領域解放部72bによって解放されたジョブaの実行の終了した部分を順次空き領域とするとともに、その空き領域が新たなジョブcの処理領域として順次確保されることになる。
要するに、ジョブaの実行要求元となるデバイスがたとえばPCと判別されていて、新たなジョブcの実行要求元となるデバイスがたとえばPCと判別されると、領域解放部72bによって解放されたジョブaの実行の終了した部分が新たなジョブcの処理領域として確保されることになる。ここで、ジョブaの実行要求元となるPCと、ジョブcの実行要求元となるPCとは、同一であることを意味するものではない。つまり、複数のユーザーが使用しているPCであるということであり、同種の端末であるということを意味するものである。
これにより、従来のように、ジョブaの保障領域が解放されてから新たなジョブcの保障領域の新規確保が行われるような処理が不要となる。また、ジョブaの保障領域がジョブaと同種の実行要求元となるデバイスからのジョブcの処理領域とすることで、ジョブbがたとえばスキャナ部10からの実行要求である場合、入出力部(スキャナ部10やプリンター部20など)が競合しないため、並行処理が妨げられないようになっている。
なお、本実施形態では、デバイス判別部72cによりデバイスを判別する場合としているが、デバイス判別部72cに換えて図示しない実行要求内容判別手段により、ジョブの実行要求内容を判別させるようにしてもよい。この場合、たとえばジョブに実行要求内容を識別するための識別子が付けられるようにしておけば、ジョブの実行前にジョブの実行要求内容の判別を容易に行うことができる。また、このように、ジョブの実行前にジョブの実行要求内容の判別が可能となれば、上述したPCからのジョブに限らず、たとえばUSBメモリーに保存した文書ファィルを印刷する場合でも、その文書ファィルのジョブの実行前にジョブの実行要求内容の判別が容易となる。これにより、上記同様に、ジョブaの実行の終了した部分の空き領域を処理領域として確保することができる。
また、領域管理部72dにより、ジョブの実行の終了した部分(処理領域)が順次空き領域とされることで、新たに登録されるジョブが無いとき、ジョブの実行が完全に終了すると、確保されている保障領域が空き領域へと解放される。これにより、新たなジョブの保障領域の確保が可能となる。
次に、図2及び図3などを参照し、制御部70によるジョブ処理について説明する。なお、図2において、ステップS11〜ステップS13での処理はジョブ管理部71により行われ、ステップS21〜ステップS28での処理はメモリー管理部72により行われ、ステップS31〜ステップS34での処理はジョブ実行部73により行われる。また、上述したように、ジョブ管理部71、メモリー管理部72及びジョブ実行部73は、並行して処理を行うことが可能である。また、ジョブ実行部73は、入出力部(スキャナ部10やプリンター部20など)が競合しない場合に複数のジョブの実行を並行して行うようになっている。
また、以下においては説明の都合上、メモリー80に空きが有る状態でのジョブの保障領域は、そのジョブの全体の画像処理が行われる分だけの大きさで確保されるものとする。すなわち、1つのジョブが4枚分のA4画像のプリントであるものとすると、保障領域はその4枚分の画像の処理のために確保されるものとする。
まず、ジョブ処理の実行にあたって、操作部50に対するユーザーの操作、又はLANを介して接続されるPCなどでのユーザーの操作により、たとえば図4(a)に示したように、1つのジョブの実行がMFP1に登録されたとする。このとき、ジョブ管理部71は、そのジョブに対する保障領域の確保をメモリー管理部72に要求する(ステップS11)。
ここで、初期状態においては、図4(a)で説明したように、メモリー80の全てが空き領域となっているため、メモリー管理部72によりそのジョブに対しての保障領域が確保されるとともに、その旨がジョブ管理部71に通知される(ステップS21)。
次いで、ジョブ管理部71がジョブ実行部73に対し、ジョブの実行開始を要求する(ステップS12)と、ジョブ実行部73によりジョブの実行が開始される(ステップS31)。すなわち、ジョブの実行により、1画像分ずつの画像処理が順に行われていく。
このとき、ジョブ実行部73は、1画像分の画像処理が終了すると、その画像処理に用いていた処理領域の解放をメモリー管理部72に対し要求する(ステップS32)。メモリー管理部72は、その領域解放の要求に応じて、保障領域内の一部の処理領域(たとえば1枚分の画像処理に要する領域)を解放する(ステップS22)。
ここで、メモリー管理部72により新たなジョブが有るかどうかが判断され(ステップS23)、新たなジョブが無ければ(ステップS23:NO)、画像処理の全てが終了したかどうかが判断される(ステップS33)。ここで、画像処理の全てが終了していなければ(ステップS33:NO)、ステップS31→ステップS32→ステップS22→ステップS23の処理が繰り返される。
そして、画像処理の全てが終了すると(ステップS33:YES)、ジョブ実行部73がジョブ管理部71に対して、画像処理が終了したことを通知する(ステップS34)。このとき、ジョブ管理部71は、その画像終了通知に応じて、メモリー管理部72に対し、保障領域の解放を要求する(ステップS13)。このとき、メモリー管理部72の領域解放部72bにより、保障領域が解放される(ステップS28)。
一方、上述したステップS23において、新たなジョブが有ると判断されると(ステップS23:YES)、メモリー80に新たなジョブの保障領域を確保できるだけの必要容量が有るかどうかが判断される(ステップS24)。ここで、メモリー80に新たなジョブの保障領域を確保できるだけの必要容量が有ると判断されると(ステップS24:YES)、ステップS11に移行し、ジョブ管理部71から新たなジョブに対する保障領域の確保がメモリー管理部72に要求される(ステップS21)。
これに対し、メモリー80に新たなジョブの保障領域を確保できるだけの必要容量が無いと判断されると(ステップS24:NO)、デバイス判別部72cによって新たなジョブの実行要求元となるデバイスが判別される(ステップS25)。すなわち、たとえば図3(a)に示すように、ジョブa、bによる保障領域の占有によりメモリー80に空き領域が無いとき、新たなジョブcが登録されると、メモリー80に新たなジョブの保障領域を確保できるだけの必要容量が無いと判断されることになる。
また、上述したように、実行要求元となるデバイスの識別情報を確認することで、デバイスの判別が可能となる。なお、現在実行中のジョブaのデバイスの判別については、ジョブaの保障領域が確保される前に予め行われていることになる。
ここで、現在実行中のジョブaの実行要求元のデバイスが新たなジョブcの実行要求元となるデバイスと同種の(たとえば共にPCである)であると判別されたとすると、図3(b)に示すように、現在実行中のジョブaの解放された保障領域内の処理領域(たとえば1枚分の画像処理に要する領域)が空き領域とされ、新たなジョブcの処理領域として確保される(ステップS26)。
そして、新たなジョブcの処理領域の確保が完了したかどうかが判断される(ステップS27)。ここで、新たなジョブcの処理領域の確保が完了していなければ(ステップS27:NO)、ステップS33→ステップS31→ステップS32→ステップS22→ステップS23→ステップS24→ステップS25→ステップS26の処理が繰り返される。
このようにして、図3(c)→(d)に示すように、新たなジョブcの処理領域の確保が完了すると(ステップS27:YES)、ステップS12に移行し、ジョブ管理部71からジョブ実行部73に対してジョブcの実行開始が要求される。
なお、ステップS27において新たなジョブcの処理領域の確保が完了していないとき、ステップS33において現在実行中のジョブaの画像処理が終了した場合には、ステップS33での画像処理は終了していないものと判断される。
よって、新たなジョブcの処理領域の確保が完了すれば、現在実行中のジョブaの画像処理が終了後、そのジョブcの画像処理が直ちに実行されることになる。
このように本実施形態では、保障領域確保手段である保障領域確保部72aによって確保されたジョブに対する保障領域内においてジョブの一部分の実行が終了した際、領域解放手段である領域解放部72bによりその一部分に相当する容量の領域が空き領域へと解放され、記憶部であるメモリー80に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、領域管理手段である領域管理部72dにより新たなジョブと同種のジョブに対して確保されている保障領域内の解放された空き領域が新たなジョブの処理領域として確保されるようにした。
具体的には、ジョブの実行要求元となるデバイスを判別するデバイス判別手段であるデバイス判別部72cを有しており、領域管理部72dにより、デバイス判別部72cにより判別された新たなジョブの実行要求元となるデバイスと同種の実行要求元のデバイスのジョブに対し既に確保されている保障領域内で新たなジョブの処理領域が確保されるようにしている。
なお、デバイス判別手段をジョブの実行要求内容を判別する実行要求内容判別手段に置き換えた場合には、領域管理部72dにより、実行要求内容判別手段によって判別された新たなジョブの実行要求内容と同種の実行要求内容のジョブに対し既に確保されている保障領域内で新たなジョブの処理領域が確保されるようにすることができる。
これにより、メモリー80に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、新たなジョブと同種のジョブに対して既に確保されている保障領域の解放を待たずに新たなジョブの処理領域が確保されることから、ジョブの並行処理における画像処理の更なる処理効率の向上を図ることができる。
特に、既に画像処理が実行されているジョブと同種の複数のジョブが処理領域の確保待ちとなっている場合は、既に画像処理が実行されているジョブのための保障領域がそのまま使い回されるため、処理効率の向上が顕著なものとなる。
なお、本実施形態では、メモリー80に空きが有る状態でのジョブの保障領域を、そのジョブの全体の画像処理が行われる分だけの大きさで確保するものとした。つまり、1つのジョブがたとえば4枚分のA4画像のプリントであるものとすると、保障領域はその4枚分の画像の処理のために確保されるものとして説明したが、保障領域のサイズについてはジョブの全体の画像処理が行われる分だけの大きさでなくてもよいことは勿論である。
たとえば、ジョブが4枚分のA4画像のプリントであるものとすると、保障領域は1枚分の画像処理が行われる必要最小限のサイズで確保されるようにしてもよい。このように必要最小限のサイズで保障領域が確保された場合は、現在実行中のジョブaの最後となる4枚目の画像処理が行われた際に新たなジョブcの処理領域の確保が行われるようにすればよい。
1 MFP
10 スキャナ部
20 プリンター部
30 FAX部
40 I/F
50 操作部
60 表示部
70 制御部
71 ジョブ管理部
72 メモリー管理部
72a 保障領域確保部
72b 領域解放部
72c デバイス判別部
72d 領域管理部
73 ジョブ実行部
80 メモリー

Claims (6)

  1. 複数のジョブの登録が可能であり、登録されたジョブのそれぞれの画像処理を、記憶部を用い並行して実行可能な画像処理装置であって、
    前記記憶部に前記ジョブの画像処理に必要な容量分の空き領域が存在する場合、該空き領域を前記ジョブに対する保障領域として確保する保障領域確保手段と、
    該保障領域が確保された前記ジョブの一部分の実行が終了した際、その一部分に相当する容量の領域を空き領域へと解放する領域解放手段と、
    前記記憶部に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、該新たなジョブと同種の前記ジョブに対して確保されている前記保障領域内での解放された空き領域を新たなジョブの処理領域として確保する領域管理手段とを備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ジョブの実行要求元となるデバイスを判別するデバイス判別手段を有し、
    前記領域管理手段は、該デバイス判別手段により判別された新たなジョブの実行要求元となるデバイスと同種の実行要求元のデバイスのジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域を確保する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ジョブの実行要求内容を判別する実行要求内容判別手段を有し、
    前記領域管理手段は、該実行要求内容判別手段により判別された新たなジョブの実行要求内容と同種の実行要求内容のジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域を確保する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 登録された複数のジョブのそれぞれによる画像処理が、記憶部が用いられ並行して実行可能とされる画像処理方法であって、
    前記記憶部に前記ジョブの画像処理に必要な容量分の空き領域が存在する場合、該空き領域を前記ジョブに対する保障領域として確保する工程と、
    該保障領域が確保された前記ジョブの一部分の実行が終了した際、その一部分に相当する容量の領域を空き領域へと解放する工程と、
    前記記憶部に画像処理に必要な所定容量分の空き領域が存在しないときに新たなジョブが登録された場合、該新たなジョブと同種の前記ジョブに対して確保されている前記保障領域内での解放された空き領域を新たなジョブの処理領域として確保する工程とを有する
    ことを特徴とする画像処理方法。
  5. 前記ジョブの実行要求元となるデバイスを判別する工程を有し、
    該判別された新たなジョブの実行要求元となるデバイスと同種の実行要求元のデバイスのジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域が確保される
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成方法。
  6. 前記ジョブの実行要求内容を判別する工程を有し、
    該判別された新たなジョブの実行要求内容と同種の実行要求内容のジョブに対し既に確保されている前記保障領域内で前記新たなジョブの処理領域が確保される
    ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成方法。
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