JP2017195669A - Laminated iron core of rotary electric machine and manufacturing machine thereof - Google Patents
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Abstract
Description
この発明は、例えばモータ等の回転電機の積層鉄芯に関するものであり、特に積層鉄芯のコア精度の向上を図るものである。 The present invention relates to a laminated iron core of a rotary electric machine such as a motor, for example, and particularly to improve the core accuracy of the laminated iron core.
電磁鋼板は冷間圧延により製造されるが、圧延ロール間の傾きの不一致や弾性変形により、圧延方向に直角な方向の両端部の板厚に差が生じる。板厚の差は数μm程度と小さいが、モータの鉄芯はこのような薄板を複数枚積層するため、板厚の差が累積される。近年のモータは高効率化のために、電磁鋼板の薄板化が進み、積み枚数が増加している。従って、この板厚の差が累積することによりコア精度が悪くなり、コギングトルク、騒音、振動等が発生する要因となっている。 An electromagnetic steel sheet is manufactured by cold rolling, but due to a mismatch in inclination between rolling rolls and elastic deformation, a difference occurs in the thickness of both end portions in a direction perpendicular to the rolling direction. Although the difference in plate thickness is as small as about several μm, since the iron core of the motor stacks a plurality of such thin plates, the difference in plate thickness is accumulated. In recent years, in order to increase the efficiency, motor steel sheets have been made thinner and the number of stacked sheets has increased. Therefore, accumulation of the difference in plate thickness deteriorates the core accuracy, which is a factor in generating cogging torque, noise, vibration, and the like.
特許文献1では、向きを正逆にした2種類の連結ユニット板を打抜き加工し、所定枚数毎に一方の連結ユニット板を180度回転させた状態で他方の連結ユニット板が積層されるようにしたものが開示されている。これにより圧延鋼板の幅方向に沿って生じた板厚偏差が相殺されて均一な積み厚のユニット積層体を得ることができるようになる。
In
従来の積層鉄芯は以上のように、180度向きが違う2種類のコアを打ち抜く部位を金型に設け、金型のダイを180度回転させることにより、板厚の偏差方向が反対になる2種類の鋼板を積層することで、板厚の差を相殺するようにしている。したがって複雑な機構が必要となり、更に2種類の形状が正確に一致するように金型を加工する必要が生じ、コストが増大するという問題点があった。 As described above, the conventional laminated iron core is provided with a portion for punching two kinds of cores having different directions by 180 degrees in the mold, and the die thickness direction is reversed by rotating the mold die by 180 degrees. By laminating two types of steel plates, the difference in plate thickness is offset. Therefore, a complicated mechanism is required, and it is necessary to process the mold so that the two types of shapes coincide with each other, resulting in an increase in cost.
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、容易にコア精度を向上させることが可能な積層鉄芯およびその製造装置を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide a laminated iron core and a manufacturing apparatus thereof that can easily improve core accuracy.
この発明に係る回転電機の積層鉄芯は、圧延方向に直角な方向の両端部の板厚が異なる鋼板から打ち抜かれた複数の鉄芯部材より形成されるものであって、上記板厚の大きい側同士および小さい側同士が重なるように形成され回転電機の積層鉄芯において、所定枚数積層された平板状の鉄芯部材の間に突起を有する鉄芯部材を介在させることにより、上記積層鉄芯の両側で高さの差が生じないようにしたものである。 A laminated iron core of a rotating electrical machine according to the present invention is formed of a plurality of iron core members punched from steel plates having different thicknesses at both ends in a direction perpendicular to the rolling direction, and the plate thickness is large. In the laminated iron core of the rotating electrical machine formed so that the sides and the small sides overlap with each other, an iron core member having a protrusion is interposed between a predetermined number of laminated plate-like iron core members, thereby the laminated iron core. The difference in height between the two sides is prevented from occurring.
上記のように構成された回転電機の積層鉄芯によれば、所定枚数積層された平板状の鉄芯部材の間に突起を有する鉄芯部材を介在させているので、板厚の違いによるコア精度の悪化を改善することができる。 According to the laminated iron core of the rotating electrical machine configured as described above, since the iron core member having the protrusions is interposed between the flat-plate iron core members laminated in a predetermined number, the core due to the difference in plate thickness The deterioration of accuracy can be improved.
実施の形態1.
以下実施の形態1について図を参照しながら説明する。図1は実施の形態1における積層鉄芯10の構成を示す斜視図、図2は図1におけるA−A線に沿う断面図である。積層鉄芯10は圧延方向に直角な方向の両端部の板厚が異なる鋼板9を必要な形状に打ち抜いた鉄芯部材11、12をずれないように固定して積層したものである。そして各鋼板9は、圧延方向を一致した状態で積層され、板厚の大きい側同士および、小さい側同士が重なるように積層されている。尚図2において左側が板厚の大きい側であり、右側が板厚の小さい側である。又打ち抜き加工後の鋼板9の固定方法については後述する。鉄芯部材11は鋼板9の板厚の小さい側に突起13を有したものである。鉄芯部材12には突起13がなく、平板状に形成されている。積層鉄芯10は鉄芯部材11、12を所定の枚数毎に交互に積層されている。図2においては鉄芯部材12を3枚積層した後に1枚の鉄芯部材11を積層させ、以後これを繰り返した構造が例示されている。尚図2以外の積層方法であっても良い。そして左側の高さH1と右側の高さH2は同じになるように構成されている。
The first embodiment will be described below with reference to the drawings. 1 is a perspective view showing a configuration of a laminated
図3は図1における積層鉄芯10の製造工程を示す正面図である。また図4は積層鉄芯を打ち抜く金型を示す平面図であり、図5は図4におけるB−B線断面図である。図3において、本製造工程においては金型14に加えて、円形状に巻かれた電磁鋼板をほどくアンコイラー15と、鋼板9の巻きぐせを矯正し金型14に供給するレベラーフィーダー16と、圧延方向に直角な方向の板厚を計測する板厚計測装置17及び打ち抜き加工後の鋼板9を巻きとる鋼板巻き取り装置18が備えられている。
FIG. 3 is a front view showing a manufacturing process of the laminated
図4および図5において金型14について説明する。金型14は下型19と、ガイドポール20にガイドされて上下方向に移動可能な上型21を有する。上型21には、上型21内を横方向に摺動して移動するピン突出量切替部材22を有し、ピン突出量切替部材22には下型19に対向する面に深さの異なる穴23および穴31が形成されている。ピン部材24は、上型21内を摺動するように貫通しており、バネ部材25によって常時は下型19方向に押しつけられている。ピン部材24の上端26はピン突出量切替部材22の各穴23、31が存在する位置に対応するように配置されている。また下端27が鋼板押え板28を貫通して、鋼板押え板28と下型19の間に配置された鋼板9の所定の位置において突起13を半抜き加工するように配置されている。
The
次に上記のように構成される積層鉄芯10の製造方法について説明する。まず鋼板9をレベラーフィーダー16により巻きぐせを矯正し送りだす。次に板厚計測装置17によって鋼板9の圧延方向に直角な方向の板厚を計測する。図示しない演算装置にて板厚の計測結果に基づいて積層鉄芯10の両側で板厚の差が生じないような突起13を有する鉄芯部材11と突起の無い鉄芯部材12の数を演算する。演算結果に基づいて突起13を半抜き加工により形成する。そして図示しない打ち抜き加工金型により鋼板9を必要な形状に打ち抜いて鉄芯部材11、12を形成する。
Next, the manufacturing method of the laminated
また打ち抜き後、鉄芯部材11、12の固定を行う。どのような固定方法を用いても良い。たとえば金型14内にレーザ溶接装置を組み込んで、鉄芯部材11、12の外側から溶接で固定しても良い。又金型14から取り出した後に整列させて溶接で固定しても良い。更に接着剤やワニスなどの樹脂を鋼板の間に塗布して固定しても良い。この場合も金型で打ち抜く前に接着剤を塗布して打ち抜き金型内で積層する方法と、金型から打ち抜いた後に別装置にて1枚1枚接着剤を塗布して積層する方法などがある。
Moreover, after punching, the
次に、図4、図5に基づいて金型14の動作を説明する。鋼板9が供給されると、ピン突出量切替部材22は、突起13を形成する場合にはピン突出量切替部材22の穴23がピン部材24の対応位置に移動する。図示しない機構により鋼板押え板28を下降させ、鋼板9を下型19の上面に押しつける。そして上型21を下降させる。ピン部材24の下端27が下型19の上面に載置されている鋼板9の上面に接触する。さらに上型21を下降させると、バネ部材25が上型21からの押付け力により収縮し、ピン部材24の上端26がピン突出量切替部材22の穴23内に入り、上端26の先端が穴23の底面に接触する。この時ピン部材24の下端27には上端26を介して上型21の押付け力が直接かかるようになり、その力により鋼板9に突起13が形成される。
Next, the operation of the
また突起13を形成しない場合には、ピン突出量切替部材22の穴31がピン部材24の対応位置に移動する。そして上記と同様に図示しない機構により鋼板押え板28を下降させ、鋼板9を下型19の上面に押しつける。そして上型21を下降させ、バネ部材25が押付け力により収縮し、ピン部材24の上端26がピン突出量切替部材22の穴31内に入る。しかしこの場合穴31の深さは穴23よりも深く、ピン部材24の上端26は穴31の底面とは接触しない。従って鋼板9には上型21の押付け力が鋼板9には伝わらず、鋼板9に突起13は形成されない。鋼板9にはバネ部材25の収縮分の押付け力がかかるが、バネ部材25の力は鋼板9を変形させない程度に設定されているため、突起13は形成されない。
When the
次に圧延方向に直角な方向において板厚の異なる鋼板9を積層した積層鉄芯10に発生するコア精度の悪化に対処するため、突起13を用いて調整する方法について説明する。鋼板押え板28の下側の面からのピン部材24の下端27の突出量によって、突起13の高さh(図2参照)は変化する。板厚計測装置17によって計測した圧延方向に直角な方向の1枚の板厚の偏差量Δtと突起13の高さhが同じになる場合は、突起13を形成した鉄芯部材11のみを積層すればコア精度を改善することができる。しかし板厚の偏差量Δtは変動するため、突起13の高さhとは一致することは少ない。板厚の偏差量Δtと突起13の高さhの差異が大きいほど、コア精度の改善効果は小さくなってしまう。また板厚の偏差量Δtは数μm程度であるため、突起13の高さhを偏差量Δtに合わせて精度よく形成することは難易度が高く、通常板厚の偏差量Δtよりも突起13の高さhの方が高くなる。
Next, a method of adjusting using the
そこで1枚の板厚の偏差量Δtと突起13の高さhに応じて、突起13を有する鉄芯部材11と突起を有しない鉄芯部材12のそれぞれの枚数を調整して、n枚分の鋼板の板厚の偏差の合計量nΔtと突起13の高さhができるだけ一致するように、鉄芯部材11と鉄芯部材12の組み合わせ枚数を調整する。このようにすることで板厚の偏差量Δtを相殺し、コア精度の向上を図ることができる。また板厚の偏差の合計量nΔtと突起13の高さhを一致させることが望ましいが、少しずれていても効果を有するので、経済性などの他の要因と合せて選定する。
Therefore, the number of
これまでの説明では、板厚の薄い側は全ての鋼板9において同じ側で発生する場合について説明したが、鋼板9によっては板厚の薄い側が反対側になる場合もある。板厚の薄い側が異なる2つの鋼板9に対応するためには、ピン部材24を両端部に一つずつ、計2つ配置するような金型構造にし、板厚の計測結果に基づいて、ピン部材24を切り替えて用いればよい。更に調整の自由度を高める装置構成として、ピン突出量切替部材22に深さの異なる穴23を複数用意して、板厚の偏差量Δtに応じて切り替えて打ち抜くこともできる。偏差量が小さい場合には、深さが深い穴を用い、また偏差量が大きい場合には深さが浅い穴を用いて調整を行う。
In the description so far, the case where the thin plate side is generated on the same side in all the
更に他の調整方法について以下説明する。図6は積層鉄芯を打ち抜く別の金型を示す平面図である。上型21内にあるピン部材24を図に示すように、圧延方向に直角な方向に複数配置することで、突起13を設ける箇所の多様性を図ることができる。例えば図7に示すように、圧延方向に直角な方向において、鋼板9の内側に突起13を設けると、その位置での偏差量は小さいため、突起13を有する鉄芯部材11の枚数を少なくすることができる。逆に外側に突起13を設けると、その位置での偏差量は大きいため突起13を有する鉄芯部材の11の枚数が多くなる。このようにすることで調整方法の自由度を高めることができる。ここで突起13の形状としては、円柱状や半球状及びV字形状等様々な形状が考えられ、安定して形成できるのであれば、どのような突起形状でも良い。
Still another adjustment method will be described below. FIG. 6 is a plan view showing another mold for punching a laminated iron core. As shown in the figure, by arranging a plurality of
上記のように実施の形態1によれば、図2に示すように、突起を有しない鉄芯部材12を数枚積層したものの間に、板厚の小さい側に高さhの突起13を有する鉄芯部材11を介在させるようにしている。従って鉄芯部材12のみを積層した場合には板厚の大きい側と小さい側で差ができるのに対し、図2に示すように、鉄芯部材11を介在した場所に隙間Dを形成することにより、積層厚みの差を調整することができ、積層厚みH1とH2の厚みを同じにすることができるため、コア精度を向上することができる。尚図2において黒塗りされている部分が隙間を示している。
As described above, according to the first embodiment, as shown in FIG. 2, the
本実施の形態では、鉄芯部材毎に圧延方向には突起13の個数が1個存在する場合について説明したが、圧延方向に複数個の突起13を設けても良い。複数個の突起13の深さを均一に製作することができれば、各鉄芯部材を複数点で保持できるようになるので、圧延方向のコア精度を高めることができる。ただしピン突出量切替部材22やピン部材24はある程度の大きさを持つため、小さな形状の鉄芯部材を形成する場合には、複数個を配置することができない場合がある。そこでたとえば図8に示すように、突起13を形成するための2つのステージ100、101を設け、それぞれにピン部材24を配置すれば良い。ただし金型14のサイズが大きくなることでコストが増加することがあり、又突起13の高さを均一に加工する工夫が必要になる。以上より必要なコア精度と投資可能な設備費の観点から適合する条件を選定するとよい。
In the present embodiment, the case where there is one
実施の形態2.
図9は実施の形態2における積層鉄芯を示す断面図であり、実施の形態1における図2に相当する図である。鉄芯部材32には、鋼板の板厚の小さい側に突起(第1の突起)33を設けると共に、鋼板の板厚の大きい側に突起(第2の突起)34を設け、突起33の高さは突起34の高さよりも大きくなっている。積層鉄芯10は、鉄芯部材32と所定枚数積層された突起のない鉄芯部材12を交互に積層したものである。
FIG. 9 is a cross-sectional view showing the laminated iron core in the second embodiment, and corresponds to FIG. 2 in the first embodiment. The
図10は実施の形態2による金型14を示す断面図である。金型の基本構造は実施の形態1と同じであり、下型19とガイドポール20にガイドされた上型21を有し、上型21内を横方向に摺動して移動するピン突出量切替部材22を設け、バネ部材25によって下型19方向に押さえ付けられるピン部材24を有している。ピン部材24の上端26はピン突出量切替部材22の各穴が存在する位置に対応するように配置されている。また下端27が鋼板押え板28を貫通して、鋼板押え板28と下型19の間に配置された鋼板9の所定の位置に突起13を半抜き加工する。
FIG. 10 is a cross-sectional view showing a
実施の形態1との相違点としては、ピン部材24が圧延方向に直角な方向に2箇所設けられている点が異なる。またピン突出量切替部材22は突起33に対応する穴51と突起34に対応する穴52を有し、穴31の数もピン部材24の増加分だけ増加している。尚穴52の深さは穴51の深さよりも大きい。またピン突出量切替部材22やピン部材24はある程度の大きさを持つため、小さな鉄芯部材を作成する場合には、複数個のピン部材24を配置することができない場合がある。この場合は突起13を形成するステージを2つに分け、それぞれにピン部材24を配置すれば良いが金型自体が大きくなるデメリットを有する。
The difference from the first embodiment is that two
突起33および突起34を形成する際には、二つのピン部材24の上端26に対応する位置に、ピン突出量切替部材22の穴51、52を移動する。また突起33、34を形成しない場合には、穴31を対応位置に移動する。穴31の深さは深く、ピン部材24の上端26は穴31の底面とは接触しない。従って上型21の押付け力が鋼板9には伝わらず、鋼板9に突起33、34は形成されない。
以上のようにピン突出量切替部材22を動かすことで、突起33、34のある鉄芯部材32と突起のない鉄芯部材12を製作し、板厚の偏差量を相殺するように鉄芯部材32と鉄芯部材12を組み合わせて積層する。
When forming the
By moving the pin protrusion
上記のように実施の形態2によれば、突起のない鉄芯部材12を数枚積層したものの間に板厚が薄い側には高さの高い突起33が設けられ、板厚が厚い側には高さの低い突起34が設けられた鉄芯部材32を介在させるようにしたものである。従って鉄芯部材12のみを積層した場合には板厚の大きい側と小さい側で差ができるのに対し、本実施形態では鉄芯部材32を介在した場所に隙間Eが形成されることにより、積層厚みの差を調整し、全体として両端間で高さの差がなくなるので、コア精度を向上することができる。
又突起33、34の差の分だけ鋼板の板厚の偏差量が微調整され、全体としての高さを同じにすることができるため、実施の形態1の場合より更に微調整が可能となり、コア精度を向上することができる。また実施の形態2では、突起を有する鉄芯部材32と突起の無い鉄芯部材12を所定の枚数毎に交互に積層したが、鉄芯部材32のみを積層しても同一の効果を得ることができる。
As described above, according to the second embodiment, the
Further, the amount of deviation of the thickness of the steel sheet is finely adjusted by the difference between the
実施の形態3.
図11は実施の形態3における積層鉄芯10を示す断面図であり、実施の形態1における図2に相当する図である。鉄芯部材(第3の鉄芯部材)35には、鋼板の板厚の小さい側に突起(第3の突起)63を設け、鉄芯部材(第4の鉄芯部材)36には鋼板の板厚の大きい側に突起(第4の突起)64を設けている。突起63の高さは突起64の高さよりも大きい。積層鉄芯10は、突起のない鉄芯部材12を所定の枚数積層したものの間に鉄芯部材35、36を介在させたものである。
Embodiment 3 FIG.
FIG. 11 is a cross-sectional view showing
このような本実施形態によれば、突起のない鉄芯部材12を所定数積層し、この間に板厚が薄い側に高さの高い突起63を設けた鉄芯部材35と、板厚が厚い側に高さの低い突起64を設けた鉄芯部材36を介在させるようにしている。従って鉄芯部材12のみを積層した場合には板厚の大きい側と小さい側で差ができるのに対し、鉄芯部材35を介在させた場所に隙間Fを形成し、鉄芯部材36を介在させた場所に隙間Gを形成させることができる。これにより高さの違う隙間F、Gを組み合わせることで積層厚みの差を調整し、両端側において積層厚みを同じにすることができるため、コア精度を向上させることができる。
According to this embodiment, the
更に実施の形態2では2つの突起が1枚の鉄芯部材に設けられているので、2つの突起の高さの差×枚数が偏差量に正確に一致するようになるよう突起の加工精度が要求されるのに対し、実施の形態3では、左右の突起の個数を自由に変えることができるため、突起の加工状態に合わせて、左右の突起の個数の組み合わせを調整することができ、突起の加工精度が実施の形態2に比べて低く済むという効果がある。尚実施の形態3において金型の構成は図10に示された構成と同じでも良く、あるいは図8に示すようにステージを別に別に分けても良い。 Further, in the second embodiment, since the two protrusions are provided on one iron core member, the processing accuracy of the protrusions is adjusted so that the height difference × number of the two protrusions exactly matches the deviation amount. In contrast, in the third embodiment, since the number of left and right protrusions can be freely changed, the combination of the number of left and right protrusions can be adjusted according to the processing state of the protrusion. There is an effect that the machining accuracy is lower than that of the second embodiment. In the third embodiment, the configuration of the mold may be the same as the configuration shown in FIG. 10, or the stage may be divided separately as shown in FIG.
実施の形態4.
図12は実施の形態4における積層鉄芯10を示す断面図であり、実施の形態1における図2に相当する図である。鉄芯部材(第5の鉄芯部材)41は鋼板9の板厚の小さい側に突起(第5の突起)42を有している。鉄芯部材41の積層方向下側には鉄芯部材(第6の鉄芯部材)43が配置され、突起42に対応する位置に突起42よりも直径が大きな突起(第6の突起)44を有している。そしてその下には鉄芯部材(第7の鉄芯部材)45が設けられ、突起42および突起44に対応する位置に突起44よりも直径が大きな穴46を有する。
Embodiment 4 FIG.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing
また鉄芯部材41、43、45の他には突起の無い平板状の鉄芯部材12が用いられる。なお突起42の高さh3は突起44の高さh4よりも大きいため、鉄芯部材41と鉄芯部材43の間には高さの差の分だけ隙間Gが発生する。又穴46の深さは突起44の高さh4よりも大きい。そして鉄芯部材41と鉄芯部材43と鉄芯部材45が合わさることにより鉄芯部材50を形成している。鉄芯部材50は鉄芯部材41と鉄芯部材43の突起の高さの差の分だけ突起のある側の高さが高くなる。積層鉄芯10は組合せ鉄芯部材50と鉄芯部材12を所定の枚数積層したものである。
In addition to the
図13は実施の形態4による金型を示す平面図である。金型の基本構造は実施の形態1と同じである。本実施形態においては突起を加工するピン部材24を有する2つのステージ401、402が設けられ、更に図示しない穴46を打ち抜くステージが設けられている。それぞれのステージにて鋼板9に突起42、突起44、穴46を形成し、図示しない打ち抜き加工金型によりそれぞれの位置で鋼板9を打ち抜いて、鉄芯部材41、43、45を形成し、組合せ鉄芯部材50を形成する。
FIG. 13 is a plan view showing a mold according to the fourth embodiment. The basic structure of the mold is the same as in the first embodiment. In the present embodiment, two
このような実施の形態4によれば、穴46が設けられた鉄芯部材45の上に、穴46よりも小さな直径の突起44を有する鉄芯部材43を配置し、鉄芯部材43の上に突起44よりも小さな直径の突起42を有する鉄芯部材41を配置し、更に突起42の高さは突起44よりも高くした組合せ鉄芯部材50を形成する。そして所定枚数積層された突起のない鉄芯部材12の間に鉄芯部材50を介在させるようにしているので、鉄芯部材12のみを積層した場合には、鉄芯部材の両端部で板厚の大きい側と小さい側が発生するのに対し、本実施形態では、板厚が小さい側において積層厚みが高くなった組合せ鉄芯部材50が介在しているので、隙間Gを発生させることができる。従って積層厚みの差を調整し、鉄芯部材の両側で積層厚みを同じにすることができるため、コア精度を向上することができる。
According to the fourth embodiment, the
また実施の形態4では、組合せ鉄芯部材50と突起の無い鉄芯部材12を所定の枚数毎に交互に積層したが、板厚の偏差量を相殺するように突起42と突起44の高さを決めれば、鉄芯部材50のみを積層しても同一の効果を得ることができる。
また鉄芯部材同士をかしめにより結合させて、かしめの高さを変えて板厚の違いを調整する方法もあるが、絶縁被膜で覆われていない部位同士が接触し、渦電流が発生して、回転電機の効率を低下させるおそれがある。本実施形態では突起42と突起44および穴46の直径をそれぞれ接触しないように設定するため、絶縁被膜で覆われていない部位同士が接触せず、回転電機の効率の低下量を小さくできる効果を有する。
尚本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略したりすることが可能である。
In the fourth embodiment, the combination
There is also a method of adjusting the difference in sheet thickness by caulking the iron core members and changing the caulking height, but the parts not covered with the insulating coating are in contact with each other, and eddy current is generated. There is a risk of reducing the efficiency of the rotating electrical machine. In this embodiment, since the diameters of the
It should be noted that the present invention can be freely combined with each other within the scope of the invention, and each embodiment can be appropriately modified or omitted.
9 鋼板、10 積層鉄芯、11,12,35,36,41,43,45 鉄芯部材、13,33,34,42,44 突起、14 金型、17 板厚計測装置、46 穴。 9 Steel plate, 10 Laminated iron core, 11, 12, 35, 36, 41, 43, 45 Iron core member, 13, 33, 34, 42, 44 Protrusion, 14 Mold, 17 Plate thickness measuring device, 46 holes.
Claims (6)
所定枚数積層された平板状の鉄芯部材の間に突起を有する鉄芯部材を介在させることにより、上記積層鉄芯の両側で高さの差が生じないようにすることを特徴とする回転電機の積層鉄芯。 It is formed from a plurality of iron core members punched from steel plates having different thicknesses at both ends in a direction perpendicular to the rolling direction, and is formed so that the large side and the small side overlap each other. In the laminated iron core of
A rotating electric machine characterized in that a difference in height is prevented from occurring on both sides of the laminated iron core by interposing an iron core member having a protrusion between flat iron core members laminated in a predetermined number. Laminated iron core.
上記第5の鉄芯部材の積層方向下側に配置されるとともに上記第5の突起よりも直径が大きくかつ高さの小さい第6の突起が上記第5の突起に対応する位置に設けられた第6の鉄芯部材と、
上記第6の鉄芯部材の積層方向下側に配置されるとともに上記第6の突起よりも直径が大きな穴が上記第6の突起に対応する位置に設けられた第7の鉄芯部材と、
平板状の上記鉄芯部材を備えたことを特徴とする請求項1記載の回転電機の積層鉄芯。 A fifth iron core member provided with a fifth protrusion on the side having the smaller plate thickness;
A sixth projection that is disposed on the lower side in the stacking direction of the fifth iron core member and has a diameter larger than that of the fifth projection and smaller in height is provided at a position corresponding to the fifth projection. A sixth iron core member;
A seventh iron core member disposed on the lower side in the stacking direction of the sixth iron core member and having a hole having a diameter larger than that of the sixth protrusion at a position corresponding to the sixth protrusion;
The laminated iron core for a rotating electrical machine according to claim 1, further comprising a flat iron core member.
上記鋼板の圧延方向に直角な方向の板厚を計測する板厚計測装置と、
上記板厚計測装置による上記板厚の計測結果に基づいて上記突起を有する上記鉄芯部材と平板状の上記鉄芯部材の数を演算する演算装置と、
上記演算装置による演算結果に基づいて上記突起を半抜き加工により形成する金型と、
上記鋼板を打ち抜いて上記鉄芯部材を形成する打ち抜き加工金型を備えたことを特徴とする回転電機の積層鉄芯の製造装置。 A laminated iron core manufacturing apparatus for a rotating electrical machine according to any one of claims 1 to 5,
A plate thickness measuring device for measuring a plate thickness in a direction perpendicular to the rolling direction of the steel plate;
An arithmetic device for calculating the number of the iron core member having the protrusion and the flat iron core member based on the measurement result of the plate thickness by the plate thickness measuring device;
A mold for forming the protrusions by half punching based on a calculation result by the calculation device;
An apparatus for manufacturing a laminated iron core for a rotating electrical machine, comprising a punching die for punching the steel plate to form the iron core member.
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