JP2017195532A - 表示方法及び運転支援装置 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、周囲状況画像内に描画された自車両のアイコンにより生じる死角を低減するとともに、死角の低減により視認可能になる領域を明瞭に表示することを目的とする。
(第1実施形態)
(構成)
図1を参照する。実施形態に係る運転支援装置は、例えば車両1に搭載される。参照番号2FR、2FL、2RR及び2RLは、それぞれ車両1の右前輪、左前輪、右後輪、左後輪を示す。
実施形態に係る運転支援装置は、各々撮像素子としての前方カメラ3F、後方カメラ3B、右側方カメラ3R、及び左側方カメラ3Lと、コントローラ4と、ディスプレイ装置5を備える。
前方カメラ3Fは、車両1の前端の車幅方向の中心付近に、前方かつ45°下方を向けて設置された広角(例えば180°)カメラであり、車両1の前端及び前方の周囲を撮影する。
右側方カメラ3Rは、車両1の右ドアミラー付近に、略下方を向けて設置された広角(例えば180°)カメラであり、車両1の右側面及び右側面の周囲を撮影する。
左側方カメラ3Lは、車両1の左ドアミラー付近に、略下方を向けて設置された広角(例えば180°)カメラであり、車両1の左側面及び左側面の周囲を撮影する。
コントローラ4は、CPU(Central Processing Unit)と、ROM(Read Only Memory)およびRAM(Random Access Memory)等のCPU周辺部品とを含む電子制御ユニットである。コントローラ4は、前方カメラ3F、後方カメラ3B、右側方カメラ3R、及び左側方カメラ3Lから出力された画像を加工して、仮想視点から見た車両1の周囲状況を示す周囲状況画像を生成する。
ディスプレイ装置5は、車両1の運転者が視認可能な位置に設けられ、コントローラ4から受信した車両1を示すアイコンが描写された周囲状況画像を表示することにより、周囲状況画像を運転者に呈示する。
仮想視点10zは、車両1の斜め上方にある視点であり、X軸、Y軸及びZ軸を含んだ3軸のうちZ軸が仮想視点10zに最も近く、Z軸からX軸方向である左方向にずれた位置に設定される。すなわち、X軸、Y軸及びZ軸のうちX軸が2番目に仮想視点10zに近く、Y軸が仮想視点10zから最も遠い。
仮想視点10yは、車両1の略後方にある視点であり、X軸、Y軸、Z軸のうちY軸が仮想視点10yに最も近く、Y軸からZ軸方向である上方にずれた位置に設定される。すなわち、X軸、Y軸及びZ軸のうちZ軸が2番目に仮想視点10yに近く、X軸が仮想視点10yから最も遠い。
なお、以下の説明において仮想視点10x、10y及び10zを総称して「仮想視点10」と表記することがある。
参照符号12は、周囲状況画像11内に描画された車両1を示すアイコンを示す。アイコン12は、上面、底面、前面、背面、左側面及び右側面を含んだ6つの面を有する立体モデルである。参照符号13FL及び13RLは、アイコン12の左前輪及び左後輪である。
参照符号14は、周囲状況画像11に現れる車両1が走行中の道路の左走行路境界を示す。
周囲状況画像11では、仮想視点10zがZ軸(すなわち高さ方向の軸)に最も近いため、Z軸に直交する2軸方向であるX軸方向(すなわち車幅方向)及びY軸方向(すなわち前後方向)の位置関係が把握しやすい。
周囲状況画像15では、仮想視点10xがX軸(すなわち車幅方向の軸)に最も近いため、X軸に直交するY軸方向(すなわち前後方向)の位置関係が把握しやすい。
仮想視点10xがX軸からY軸方向にずれていることにより、運転者はX軸方向の奥行き感を得ることができる。例えば合流車線の走行時や車線変更時に周囲状況画像15を見るにことより、運転者は、車両1と他車両との間の車間距離を把握しやすいだけでなく、合流又は車線変更しようとしている移動先の車線に他車両がいるか否かを把握しやすくなる。
周囲状況画像17では、仮想視点10yがY軸(すなわち車幅方向の軸)に最も近いため、Y軸に直交するX軸方向(すなわち前後方向)の位置関係が把握しやすい。
仮想視点10yがY軸からZ軸方向にずれていることにより、運転者はY軸方向の奥行き感を得ることができる。この結果、例えば合流車線の走行時や車線変更時に周囲状況画像17を見ることにより、運転者は、合流又は車線変更しようとしている移動先の車線に他車両がいるか否かを把握しやすいだけでなく、車両1と他車両との間の車間距離を把握しやすくなる。
一方で、仮想視点10の位置を3軸からずれた位置に設定することにより、アイコン12が周囲状況画像に生じる死角領域が増加することがある。
例えば仮想視点10zの場合には、仮に仮想視点10zがZ軸上にあればアイコン12の右側方には死角が生じないところ、図3に示す仮想視点10zから見た周囲状況画像11の例ではアイコン12の右側の近接領域に死角が生じている。
同様に、例えば仮想視点10xの場合には、仮想視点10xがX軸上にあればアイコン12よりも前の領域には死角が生じないところ、図4に示す仮想視点10xから見た周囲状況画像15の例ではアイコン12の前方の近接領域に死角が生じている。
例えば、アイコン12の部位のうち、圧縮されると仮想視点10から見たアイコン12の周囲状況画像への投影面積が低減する部位を圧縮して、アイコン12が生じる死角領域を低減する。
このように3軸のうち仮想視点10zに最も近いZ方向にアイコン12を圧縮することにより、圧縮していないアイコン12により死角領域になっていた領域22が見えるようになりアイコン12で生じる死角領域が低減する。
なお、アイコン12を第1の軸方向に圧縮する際に、第1の軸方向のアイコン12の一方の軸方向端部を基準にして、他方の軸方向端部が一方の軸方向端部へ近づくようにアイコン12を圧縮する。例えば、基準となる一方の軸方向端部は、第1の軸方向の両端のうち仮想視点10からより遠い端部であってよい。図6の例では、下端を基準にして上端が下方へ移動するようにアイコン12を圧縮する。
このようにアイコン12を一方向のみに圧縮すると、基準となる一方の軸方向端部(図6の例では下端)の位置が変化しない。このため、この軸方向端部の4辺のうちの1つを共有する、仮想視点10をずらす第2の軸方向(図6の例ではX軸)の両端のうち仮想視点10により近い端部(図6の例では左端)の位置が変化しないように維持できる。このため、第2の軸方向の軸方向端部と周囲の物体との間隔が把握し易くなる。図6の例では、左前輪13FL及び左後輪13RLと左走行路境界14との間隔が把握し易くなる。
また、アイコン12を圧縮する場合、圧縮方向に大きさを持つ複数の部位を一様に圧縮してもよく(すなわち、一律の圧縮率で圧縮してもよく)、部位毎に異なる圧縮率で圧縮してもよい。例えば、アイコン12をZ方向に圧縮する場合、Z方向に大きさを持つアイコン12の左右側面、前面、背面を一様に圧縮してもよく、左右側面、前面、背面を形成する複数の異なる部位毎に異なる圧縮率で圧縮してもよい。
このように3軸のうち仮想視点10xに最も近いX方向にアイコン12を圧縮することにより、圧縮していないアイコン12により死角領域になっていた領域24が見えるようになりアイコン12が生じる死角領域が低減する。
また、図7の例では、右端を基準にして左端が右側へ移動するようにアイコン12を圧縮する。このようにアイコン12を一方向のみに圧縮することにより、基準となる右端の辺の位置が変化せず、この辺を共有する後端の位置を維持することができる。このため、後端と後続車との間隔が把握しやすくなる。
このように3軸のうち仮想視点10yに最も近いY方向にアイコン12を圧縮することにより、圧縮していないアイコン12により死角領域になっていた領域26が見えるようになりアイコン12が生じる死角領域が低減する。
また、図8の例では、後端を基準にして前端が後方へ移動するようにアイコン12を圧縮する。このようにアイコン12を一方向のみに圧縮することにより、基準となる後端の位置が変化せず、後端と後続車との間隔が把握しやすくなる。
以上のとおり本発明の実施形態では、仮想視点10の位置に応じてアイコン12の異なる部位を圧縮して周囲状況画像内に描画することにより、アイコン12が生じる周囲状況画像の死角領域を低減する。このため、アイコン12を半透明にして死角領域に重畳し死角領域の視認を可能にする従来技術と比べて、死角の低減により視認可能になった領域をより明瞭に表示することができる。
コントローラ4は、仮想視点設定部32と、周囲状況画像生成部33と、変形部34と、アイコン記憶部35と、アイコン描画部36を備える。例えば、コントローラ4が備えるCPUは、所定のコンピュータプログラムを実行することによって、これら仮想視点設定部32、周囲状況画像生成部33、変形部34、及びアイコン描画部36が行なうべき処理を実行する。
周囲状況画像生成部33は、前方カメラ3F、後方カメラ3B、右側方カメラ3R、及び左側方カメラ3Lにより各々撮影して得られた画像に基づいて、仮想視点設定部32が設定した仮想視点10から見た車両1の周囲状況を示す周囲状況画像を生成する。
合成部38は、視点変換部37から出力される個別の視点変換された画像を合成し、車両1の周囲を仮想視点10から見た周囲状況画像を生成し、アイコン描画部36に出力する。
アイコン描画部36は、周囲状況画像生成部33が生成した周囲状況画像内に、変形部34が圧縮したアイコン12を描画し、圧縮したアイコン12が描画された周囲状況画像をディスプレイ装置5へ出力する。ディスプレイ装置5は、アイコン描画部36が出力した周囲状況画像を表示する。
続いて、第1実施形態の運転支援装置30の動作を説明する。図10を参照する。
ステップS10において運転支援装置30は、ディスプレイ装置5への周囲状況画像の表示がオンになっているか否かを判断する。周囲状況画像の表示がオンになっている場合(S10:Y)に処理はステップS11に進む。周囲状況画像の表示がオンになっていない場合(S10:N)に処理はステップS10に戻る。
ステップS12において変形部34は、3軸のうちZ軸が仮想視点10に最も近い軸であるか否かを判断する。Z軸が仮想視点10に最も近い軸である場合(S12:Y)に処理はステップS13に進む。Z軸が仮想視点10に最も近い軸でない場合(S12:N)に処理はステップS14に進む。
ステップS13において変形部34は、アイコン12をZ軸方向に圧縮する。その後処理はステップS17へ進む。
ステップS15において変形部34は、アイコン12をX軸方向に圧縮する。その後処理はステップS17へ進む。
ステップS16において変形部34は、アイコン12をY軸方向に圧縮する。その後処理はステップS17へ進む。
ステップS18においてアイコン描画部36は、周囲状況画像生成部33が生成した周囲状況画像内に、変形部34が圧縮したアイコン12を描画する。ディスプレイ装置5は、圧縮したアイコン12が描画された周囲状況画像を表示する。
ステップSにおいて仮想視点設定部32は、仮想視点10を変更すべきか否かを判断する。仮想視点10を変更する場合(S20:Y)に処理はステップS11へ戻る。仮想視点10を変更しない場合(S20:N)に処理はステップS17に戻る。
(1)仮想視点10の座標を表現する座標系は3次元直交座標系に限定されず、例えば、互いに直交する第1軸及び第2軸を少なくとも有する3次元座標系であってよい。このような3次元座標系の例は、動径の2個の偏角の基準となる2軸を有する球座標や、動径の1個の偏角の基準となる1軸と高さ方向の座標軸を有する円柱座標であってよい。
変形部34は、互いに直交する第1軸及び第2軸、並びに第1軸と第2軸との交点を通り第1軸及び第2軸に直交する仮想直線のうち、仮想視点10に最も近い直線が伸びる方向にアイコン12を圧縮してよい。なお、3次元直交座標系を使用する場合には、第1軸、第2軸、並びに第1軸と第2軸との交点を通り第1軸及び第2軸に直交する仮想直線は、X軸、Y軸、Z軸の3軸に対応する。
(3)アイコン12を圧縮する方向は1方向のみに限られず、例えば2方向にアイコン12を圧縮してもよい。例えば、変形部34は、3軸のうち仮想視点10に最も近い軸が伸びる方向と2番目に近い軸が伸びる方向を含む2方向にアイコン12を圧縮してよい。さらに、変形部34は3方向にアイコン12を圧縮してもよい。
図11を参照して、仮想視点10zの場合におけるアイコン12の圧縮態様の変形例について説明する。仮想視点10zの場合、仮想視点10zに最も近い第1軸はZ軸であり、仮想視点10zが第1軸上からずれる第2軸の方向はX軸方向である。この場合、変形部34は、X軸方向の位置が異なる範囲40及び41において、異なる圧縮率でZ方向に圧縮してよい。例えば、図11に示す圧縮態様では、範囲40内の1箇所及び範囲41内の1箇所においてそれぞれ異なる圧縮率を設定し、X軸方向に圧縮率が徐変するように圧縮率の変化を平滑化している。
(5)アイコン12は、アイコン記憶部35に予め格納されていてもよく、変形部34がその都度生成してもよい。すなわち、変形部34は、予め生成された未圧縮のアイコン12をアイコン記憶部35から読み出して、アイコン記憶部35から読み出したアイコン12を変形させてもよく、圧縮済みのアイコン12を初めから生成してもよい。
(1)変形部34は、仮想視点10の位置に応じて車両1を示すアイコン12の異なる部位を圧縮することにより、前記アイコンにより生じる前記周囲状況画像の死角領域を低減する。このため、アイコン12により生じる周囲状況画像の死角領域を低減する。また、アイコン12を半透明にして死角領域に重畳し死角領域の視認を可能にする従来技術と比べて、死角の低減により視認可能になった領域をより明瞭に表示することができる。
さらにアイコン12を半透明にしなくても死角領域を低減できるためアイコン12とその外側との境界が明瞭であり、車両1と周囲の物体との間の距離が知覚しやすい周囲状況画像を提供することができる。
(3)仮想視点10の座標は、互いに直交する第1軸及び第2軸を少なくとも有する座標系で表現される。変形部34は、第1軸、第2軸、並びに第1軸と第2軸との交点を通り第1軸及び第2軸に直交する仮想直線のうち、仮想視点に最も近い直線が伸びる方向にアイコン12を圧縮する。このような方向における変位に対する周囲状況画像での変位の割合は、他の2方向の変位よりも小さいためアイコン12の圧縮が目立たず、圧縮による違和感を緩和できる。
次に、第2実施形態を説明する。第2実施形態に係る運転支援装置30は、車両1の走行状況を検出し、検出した走行状況に応じて仮想視点10を設定し、仮想視点の位置に応じてアイコン12の異なる部位を圧縮する。
走行状況として、例えば運転支援装置30は、車両1が走行する道路の形態を示す道路形態を検出してよい。道路形態には、例えば、狭路、合流、分岐、交差点等の道路の構造のほか、一般道、高速道路等の道路の種別が含まれる。
また、例えば運転支援装置30は、車両1の動作を検出し、車両1の周囲の物体のうち車両1の動作に特有の運転者が注意すべき物体を走行状況として検出してもよい。車両1の動作に特有の運転者が注意すべき物体は、例えば車線変更時における隣接車線の先行車又は後続車である。運転支援装置30は、運転者によるステアリングホイール、アクセルペダル、ブレーキ又はウインカーの操作により車両1の動作を検出してよい。
図12を参照する。第2実施形態に係る運転支援装置30の構成要素のうち、第1実施形態に係る運転支援装置30と同様な構成要素には同一の符号を付する。
環境検出部50、物体検出部51、及び走行状況判断部52は、車両1の走行状況を検出する走行状況検出部を形成する。
環境検出部50は、車両1の周囲の環境として、車両1が走行する道路の形態を示す道路形態を検出する。例えば、環境検出部50は、所定の地域内に存在する道路の道路形態のデータが格納されたデータベースを備えるナビゲーション装置であってもよい。環境検出部50は、例えばグローバル・ポジショニング・システム(GPS:Global Positioning System)や慣性航法装置により測定した車両1の現在位置情報に基づいて、車両1が走行する道路の形態を示す道路形態を検出してよい。環境検出部50は、検出した道路形態の情報を走行状況判断部52に出力する。
走行状況判断部52は、環境検出部50及び物体検出部51の検出結果に基づいて、検出された走行状況が、走行状況に応じた仮想視点10を設定すべき走行状況であるかを判断する。
走行状況判断部52は、判断結果を仮想視点設定部32へ出力する。
変形部34は、仮想視点設定部32により設定された仮想視点10に応じてアイコン12を圧縮する。仮想視点10に応じたアイコン12の圧縮方法は第1実施形態の圧縮方法と同じである。
ステップS30において運転支援装置30は、ディスプレイ装置5への周囲状況画像の表示がオンになっているか否かを判断する。周囲状況画像の表示がオンになっている場合(S30:Y)に処理はステップS31に進む。周囲状況画像の表示がオンになっていない場合(S30:N)に処理はステップS30に戻る。
ステップS31において環境検出部50は、車両1の走行路の道路形態を車両1の周囲の環境として検出する。
ステップS34において仮想視点設定部32は仮想視点10zを設定する。その後に処理はステップS39へ進む。
ステップS36において物体検出部51は、車両1の周囲の物体の有無を検出する。走行状況判断部52は、後続車及び先行車があるか否かを判断する。後続車のみがある場合(S36:後続車のみ)に走行状況判断部52は、車両1の走行状況がY軸に近い仮想視点10yを設定すべき走行状況であると判断し、そして処理はステップS37に進む。後続車及び先行車の両方がある場合(S36:両方あり)に走行状況判断部52は、車両1の走行状況がX軸に近い仮想視点10xを設定すべき走行状況であると判断し、そして処理はステップS38に進む。後続車も先行車もない場合(S:なし)に処理はステップS40に進む。
ステップS39において変形部34は、設定された仮想視点10に応じてアイコンを圧縮する。
ステップS40において周囲状況画像生成部33は、仮想視点設定部32が設定した仮想視点10から見た周囲状況画像を生成する。
ステップS42において運転支援装置30は、ディスプレイ装置5への周囲状況画像の表示がオフになっているか否かを判断する。周囲状況画像の表示がオフになっている場合(S42:Y)に処理は終了する。周囲状況画像の表示がオフになっていない場合(S42:N)に処理はステップS31に戻る。
(1)走行状況判断部52は、環境検出部50及び物体検出部51の検出結果に基づいて、検出された走行状況が、走行状況に応じてアイコン12の部位を圧縮すべき走行状況であるかを判断してもよい。変形部34は、検出された走行状況に応じてアイコン12の異なる部位を圧縮してもよい。
例えば、環境検出部50によって車両1の走行路が狭路であると検出され、車両1の走行状況がアイコン12をZ軸方向に圧縮すべき走行状況であると走行状況判断部52が判断した場合に、変形部34は、検出された走行状況に応じてアイコン12をZ方向に圧縮してもよい。
環境検出部50、物体検出部51、及び走行状況判断部52は、車両1の走行状況を検出する。仮想視点設定部32は、検出した走行状況に応じて仮想視点10を設定する。このため、車両1の走行状況に応じて周囲状況がより認識しやすい周囲状況画像を生成することができる。
Claims (6)
- 自車両の周囲の画像を撮像し、
撮像された前記画像に基づき仮想視点から見た前記自車両の周囲状況を示す周囲状況画像を生成し、
前記自車両を示すアイコンの中で、前記仮想視点の位置に応じた部位を圧縮して前記周囲状況画像内に描画し、前記部位が圧縮された前記アイコンを描画した前記周囲状況画像を表示する、
ことを特徴とする表示方法。 - 前記部位を圧縮することにより、前記仮想視点から見た前記アイコンの前記周囲状況画像への投影面積が低下することを特徴とする請求項1に記載の表示方法。
- 前記自車両の走行状況を検出し、
検出した前記走行状況に応じて前記仮想視点を設定することを特徴とする請求項1又は2に記載の表示方法。 - 互いに直交する第1軸及び第2軸を少なくとも有する座標系で前記仮想視点の座標を表現し、
前記第1軸、前記第2軸、並びに前記第1軸と前記第2軸との交点を通り前記第1軸及び前記第2軸に直交する仮想直線のうち、前記仮想視点に最も近い直線が伸びる方向に、前記アイコンを圧縮することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の表示方法。 - 前記第1軸、前記第2軸、並びに前記第1軸及び前記第2軸に直交する仮想直線のうち前記仮想視点に最も近い前記直線と前記仮想視点との間の距離が短いほど前記アイコンを圧縮する圧縮率が大きいことを特徴とする請求項4に記載の表示方法。
- 自車両の周囲の画像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子により撮像された前記画像に基づき仮想視点から見た前記自車両の周囲状況を示す周囲状況画像を生成し、前記自車両を示すアイコンの中で、前記仮想視点の位置に応じた部位を圧縮して前記周囲状況画像内に描画するコントローラと、
前記部位が圧縮された前記アイコンを描画した前記周囲状況画像を表示するディスプレイと、
を備えることを特徴とする運転支援装置。
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