JP2017193777A - 鋼板の製造方法および熱処理設備 - Google Patents
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Abstract
Description
しかしながら、実際には、冷却過程の長さ変化量のみを把握しても、3方向の各々の寸法変化は予測することが困難な場合があった。
本発明は、鋼材の熱処理前の寸法から、所望の寸法を得るための最適な熱処理条件を算出する鋼板の製造方法、および算出した条件に基づいて熱処理を行う設備を提供するものであって、その要旨とするところは以下の通りである。
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱速度と加熱昇温前後の板厚の寸法変化量の相関関係を求め、
予め、加熱温度を変化させた際の、加熱温度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係を求め、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却速度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係を求め、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。
(2)少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱昇温前後の板厚・板幅を測定し、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅を測定し、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅を測定し、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係を算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。
(3)少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱昇温前後の板厚・板長を測定し、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板長を測定し、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板長を測定し、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。
(4)少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱昇温前後の板厚・板幅・板長を測定し、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅・板長を測定し、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅・板長を測定し、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。
(5)少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を数値シミュレーションによって算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を数値シミュレーションによって算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を数値シミュレーション算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。
(6)(2)〜(4)のいずれか1つに記載の方法を実施するための鋼板の製造設備であって、
少なくともAc1点以上の温度に加熱する工程を提供する鋼板の熱処理設備において、
測定された熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長を入力する入力手段と、
予め算出した熱処理前後の板厚と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係と、予め算出した熱処理前後の板幅および/又は板長と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係を記憶した記憶媒体と、
前記記憶媒体に記憶した相関関係に、前記入力手段により入力された熱処理前の板厚と、熱処理前の板幅および/又は板長と、所望の板厚範囲と、所望の板幅範囲および/又は板長範囲とを適用して、所望の板厚範囲、板幅範囲又は板長範囲となる加熱速度、冷却速度、加熱温度を算出する手段と、
前記算出する手段によって、算出された加熱速度、冷却速度、加熱温度に制御する加熱速度制御手段、冷却速度制御、加熱温度制御手段とを
有することを特徴とする鋼板の熱処理設備。
(7)(5)に記載の方法を実施するための鋼板の製造設備であって、
少なくともAc1点以上の温度に加熱する工程を提供する鋼板の熱処理設備において、
測定された熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長を入力する入力手段と、
熱処理前後の板厚と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係と、熱処理前後の板幅および板長と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係を記憶された記憶媒体と、
前記記憶媒体に記憶された相関関係に、前記入力手段により入力された熱処理前の板厚と、熱処理前の板幅および/又は板長と、所望の板厚範囲と、所望の板幅範囲および板長範囲とを適用して、所望の板厚範囲、板幅範囲又は板長範囲となる加熱速度、冷却速度、加熱温度を算出する手段と、
前記算出する手段によって、算出された加熱速度、冷却速度、加熱温度に制御する加熱速度制御手段、冷却速度制御、加熱温度制御手段とを
有することを特徴とする鋼板の熱処理設備。
本発明は、以上のような検討結果、鋼板の熱処理前後の寸法から、所望の寸法を得るための最適な製造条件(熱処理条件)、すなわち加熱速度と加熱温度と冷却速度を数値計算により算出する方法、および算出した条件に基づいて熱処理を行う設備を提供する。
C:0.1%、Mn:1.0%、Si:1.0%、Al:0.03%、N:0.004%、P:0.001%、S:0.001%、Ti:0.0%、Nb:0.0%、Cr:0.0%、Cu:0.1%、Ni:8.9%、B:0.0%、Mo:0.0%、W:0.0%、および、V:0.0%を含有し、残部がFeと不可避不純物である鋼を熱間圧延して得られた板厚2mm、板長10mm、板幅5mmの材料試験片を800℃まで加熱し、5分間保持後に常温まで冷却を行う熱処理工程を行った。なお、上記の「0.0%」は、0.1%未満であることを意味する。
図2は、上記と同じ成分および大きさの試験片を、上記と同様に、800℃まで加熱し、5分間保持後に常温まで冷却を行う熱処理工程を行った結果であり、冷却速度を40℃/sに固定した場合に、加熱速度を1℃/s、4℃/s、7℃/s、10℃/sに変化させたときの板厚方向の温度−ひずみ履歴曲線を示している。Strain、εが正の数の場合は、熱処理前の寸法から厚さが厚くなることを示しており(膨張していることを示している。)、εが負の数の場合は、熱処理前の寸法から厚さが薄くなることを示している(収縮していることを示している。)。図2から、加熱速度が最も遅い1℃/sの場合には、加熱と冷却を行う熱処理を経ることによって、熱処理後の板厚が、熱処理前よりも顕著に減少していることが分かる。一方で、加熱速度が上昇するに従い、εのマイナス量が0に近づき、熱処理前後の板厚減少量が緩和されている。すなわち、加熱速度を制御すると、処理前後の板厚減少量を制御することができる。
表1の結果は、上記のように加熱速度が1℃/sと遅い条件での結果であり、加熱過程においては、板厚変化が大きくなる条件である。にもかかわらず、加熱温度の違いの板厚への影響は小さい。このことから、加熱過程における加熱温度の板厚変化への影響は小さいと考えられる。
この加熱速度、冷却速度の条件下では、加熱温度の上昇によって板厚の増加が小さくなる方向に推移している。また、この条件では、加熱速度が速く、加熱過程において板厚変化は小さい。よって、加熱温度が冷却過程の板厚変化に影響することがわかる。これは、冷却速度が10℃/sと遅い場合には、マルテンサイト変態に加えて、フェライト/パーライト変態を生じるため、偏析組織の影響を大きく受け、冷却過程の板厚の変化に帰結したものと考えられる。すなわち、単純に変態開始温度の予測に基づいては板厚変化を予測することができず、加熱温度と冷却降温前後の板厚変化の相関関係を算出し、これを基に板厚変化の予測を行う必要がある。
熱処理前後の寸法変化を、加熱速度や冷却速度の関数として実験によって予め得るには、以下の1.〜7.の事項が必要である。
熱処理前の鋼板の寸法を測定しておかないと、熱処理後の寸法を予測することもできないし、所望の寸法を設定することもできない。そのため、熱処理前に鋼板の寸法を測定する。少なくとも、熱処理により等方変化しない板厚方向の寸法を測定することは必須である。それに加え、板厚方向とは熱処理による変化挙動が異なる、板幅、および/又は板長も測定しておくことが好ましい。さらに好ましいのは、板厚、板幅、板長のすべてを測定しておくことである。ここでいう、「熱処理前」とは、予め加熱速度、加熱温度、冷却速度と寸法変化との相関関係を求めるための熱処理前ではなく、製品を製造するための熱処理前を意味する。
加熱昇温過程において、相変態すると、上記のように、板厚方向に不均一に形成された層の変態タイミングの違いにより、各層に寸法変化を妨げる拘束力が生じる。この拘束力により、板厚方向に相変態の体積変化から予測される寸法変化値とのずれが生じるので、事前に試験材などを用意して、昇温過程における板厚方向の寸法変化を各加熱速度に応じた相関関係として求めておく。相関関係を求めておけば、各加熱速度で、どの程度板厚方向の寸法変化が生じるかを求めることができる。そして、この加熱昇温過程での板厚方向の寸法変化は、冷却降温過程の寸法変化と合わせて計算することで、熱処理前後の寸法変化を予測することができる。ここで、「加熱昇温前後」との加熱前とは、板材が常温等であり、熱を加える前のことであり、加熱後とは、加熱を始めて最高温度に達し、冷却が始まるまでをいう。加熱と冷却を複数繰り返す熱処理工程では、すべての加熱昇温前後の寸法を測定する。板幅、板長の測定においても同様である。
加熱温度は、相変態する特に冷却降温過程において、上記のように、従来の等方モデルによる手法によっては予測しえない板厚方向の寸法変化を生じるので、相関関係を求めておく。相関関係を求めておけば、各加熱温度で、どの程度板厚方向の寸法変化が生じるかを求めることができる。そして、この冷却降温過程での板厚方向の寸法変化は、加熱昇温過程前後の寸法変化と合わせて計算することで、熱処理前後の寸法変化を予測することができる。ここで、「冷却降温前後」との冷却前とは、板材が加熱後、冷却される前、温度が下がる前のことであり、冷却後とは、冷却を始めて常温に達するまでをいう。加熱と冷却を複数繰り返す熱処理工程では、すべての冷却降温前後の寸法を測定する。冷却速度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係を算出する際の冷却降温前後の寸法測定、板幅、板長の測定においても同様である。
冷却降温過程において、相変態すると、上記のように、板厚方向に不均一に形成された層の冷却速度の違いによる変態タイミングの違いにより、各層に寸法変化を妨げる拘束力が生じる。この拘束力により、板厚方向に相変態の体積変化から予測される寸法変化値とのずれが生じるので、相関関係を求めておく。相関関係を求めておけば、各冷却速度で、どの程度板厚方向の寸法変化が生じるかを求めることができる。そして、この冷却降温過程での板厚方向の寸法変化は、加熱昇温過程前後の寸法変化と合わせて計算することで、熱処理前後の寸法変化を予測することができる。
板幅、板長方向の寸法は、板厚方向とは、成分構成分布の異方性の違いにより、加熱昇温前後における寸法変化の度合いが異なる。よって、板幅、板長方向のいずれか1以上の当該寸法変化と加熱速度との相関関係(板幅なら板幅の寸法変化と加熱速度の相関関係、板長なら板長の寸法変化と加熱速度の相関関係、板幅と板長なら板幅と板長の両者の寸法変化と加熱速度の相関関係)を算出しておく。
板幅、板長方向の寸法は、板厚方向とは、成分構成分布の異方性の違いにより、冷却降温前後における寸法変化の度合いが異なる。よって、板幅、板長方向のいずれか1以上の当該寸法変化と加熱温度との相関関係(板幅なら板幅の寸法変化と加熱温度の相関関係、板長なら板長の寸法変化と加熱温度の相関関係、板幅と板長なら板幅と板長の両者の寸法変化と加熱温度の相関関係)を算出しておく。
板幅、板長方向の寸法は、板厚方向とは、成分構成分布の異方性の違いにより、冷却降温前後における寸法変化の度合いが異なる。よって、板幅、板長方向のいずれか1以上の当該寸法変化と冷却速度との相関関係(板幅なら板幅の寸法変化と冷却速度の相関関係、板長なら板長の寸法変化と冷却速度の相関関係、板幅と板長なら板幅と板長の両者の寸法変化と冷却速度の相関関係)を算出しておく。
なお、上記2.〜7.の相関関係を得るための寸法測定は、実際に熱処理に供する製品用の鋼板で予め行ってもよいし、実際に熱処理する予定の製品用の鋼板と類似組成、類似組織、あるいは、同一組成、同一組織等で、製品用の鋼板より小さい試験片等で行ってもよい。
まず、熱処理前の鋼板の寸法測定について述べる。
熱間圧延後の鋼板は、冷却帯で水冷もしくは空冷によって常温まで冷却される。この冷却後の鋼板に対して熱処理を行うが、熱処理前に板厚、板長、板幅を予め測定する。
板厚測定には、特に測定機器に対する制限は設けないが、レーザー板厚計などを用いることができる。また、ゲージ変動や板クラウンの影響を考慮し、長手方向および幅方向に複数点測定することが望ましい。
熱処理条件と寸法変化の相関関係を予め実測によって求める場合について、所定の寸法変化とするための熱処理中のひずみの計算方法について説明する。まず、板厚方向のひずみについて述べる。加熱速度は加熱時の変態ひずみに影響を与え、その効果は検討の結果、たとえば、次式のように整理される。
ΔεN 2→1=β2→1(1+Aexp(−bTn)) (1)
ただし、ΔεN 2→1は加熱時の板厚方向変態ひずみ、Tは加熱速度、A、b、nは材料とプロセス条件から決定される値である。β2→1は上記密度モデルなどから算出される加熱時の等方的な変態ひずみであって、通常の鉄鋼材料では加熱時にはαからγへと変態するため、負の値となり、Δε2→1も負の値である。この式と実測値よりA、b、nを決定する。その方法は、まず式(1)を増分型に直す。
dεN 2→1=−β2→1AbnTn−1exp(−bTn)dT (1)’
この式と実験のdilatationカーブから、各温度域における値をフィッティングすることができるようになる。
ΔεN 1→2=β1→2(1+Bexp(−cTm)exp(−d(T1−T0))) (2)
ただし、β1→2は上記密度モデルなどから算出される冷却時の等方的な変態ひずみであって、通常の鉄鋼材料ではγからαへと変態するため正の値となる。T0は基準温度、B、c、m、dは材料とプロセス条件から決定される値である。
ΔεR 2→1=β2→1(1−A/2exp(−bTn)) (3)
ΔεR 1→2=β1→2(1−B/2exp(−cTm)exp(−d(T1−T0))) (4)
となる。この場合も、式(2)〜(4)を増分型に直し、これと実験のdilatationカーブから、各温度域における値をフィッティングすることができるようになる。
この点に関する理由は、測定によって熱処理条件と寸法変化量の相関関係を求める場合である前記1.と同様である。
2)予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱速度と加熱昇温前後の寸法変化量の相関関係を求めること
3)予め、加熱温度を変化させた際の、加熱温度と冷却降温過程前後の寸法変化量の相関関係を求めること
4)予め、冷却速度を変化させた際の、冷却速度と冷却降温前後の寸法変化量の相関関係を求めること
上記2)〜4)の相関関係を求める意義は、前記1.〜3.に記載した意義と同様である。相関関係を求める具体的な手段を限定しないだけである。
上記2)〜4)の相関関係を求めるに際し、各熱処理条件を変化させた場合の板寸法を測定することにより相関関係を求めてもよいし、そのような測定を行わず数値シミュレーション等の計算によって、相関関係を求めてもよい。このとき、板厚の寸法変化と熱処理条件との相関関係は少なくとも求めておく必要がある。それは、板厚方向の寸法変化については、前述のように、熱処理中の濃化層と非濃化層との力学的相互作用等により、等方モデルにより単純に予測することができないからである。一方、板幅、板長は、板厚変化が既知であるならば、密度変化をベースとする等方モデルより単純に求めることも可能であり、寸法変化を予測することもできるので、必ずしも必要ではない。しかしながら、熱処理後の寸法精度を向上させるためには、板幅、板長と各熱処理条件との相関関係のいずれか1つ以上求めておくことが好ましい。具体的な方法としては、等方モデル等でも求めることができる。
上記2)〜4)の相関関係を計算によって求める場合、基礎データに基づいて計算する。この基礎データは、成分組成の異なる濃化層と非濃化層間(各不均一層間)での、変態による膨張又は収縮の差、相互作用力等を把握するためのものである。基礎データとしては、濃化層、非濃化層の当該各層の線膨張係数、密度変化に起因する変態ひずみ量(加熱時・冷却時ともに)、各温度における当該各層のヤング率、ポアソン比、各相の構成式(結晶塑性モデルであれば臨界せん断応力等)を利用することが好ましい。基礎データの取得は、予め、当該材料の濃化層、非濃化層の成分組成により、材料データベースから抽出することが好ましい。このように、各濃化層、非濃化層の構成成分(濃化の程度)と厚さを把握し、加熱速度、加熱温度、冷却速度に応じた、変態による膨張又は収縮の差、相互作用力を割り出すことができる。
前記2)〜4)で得られた相関関係を利用すれば、所望の寸法変化となる加熱速度、加熱温度、冷却速度が決定できるので、決定された条件にしたがって熱処理を行えばよい。板幅・板長と各熱処理条件との相関関係は把握しなくとも、板厚寸法を所定の範囲とする熱処理条件を採用すれば、自ずと板幅・板長は決定できる。しかしながら、板幅・板長と各熱処理条件との相関関係も求めておく方が好ましいことは前述のとおりである。
すなわち、一つの熱処理設備として、熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長を入力する入力手段と、入力された熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長と、予め算出した熱処理前後の板厚と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係と、予め算出した熱処理前後の板幅および/又は板長と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係を記憶した記憶媒体と、前記記憶媒体に記憶した相関関係に、前記入力手段により入力した熱処理前の板厚と、熱処理前の板幅および/又は板長と、所望の板厚範囲と、所望の板幅範囲および/又は板長範囲とを適用して、所望の板厚範囲、板幅範囲又は板長範囲となる加熱速度、加熱温度、冷却速度を算出手段によって、算出された加熱速度、加熱温度、冷却速度に制御する加熱速度制御手段、加熱温度制御手段、および冷却速度制御手段を備えることである。熱処理設備には、熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長を測定する測定手段を設けてもよいし、別施設で測定した熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長の値を入力してもよい。
予め、加熱速度、加熱温度、冷却速度と、各方向の寸法変化の相関関係を測定によって求め、その結果に基づいて熱処理を行った。
質量%で、C:0.1%、Mn:1.0%、Si:1.0%、Al:0.03%、N:0.004%、P:0.001%、S:0.001%、Ti:0.0%、Nb:0.0%、Cr:0.0%、Cu:0.1%、Ni:8.9%、B:0.0%、Mo:0.0%、W:0.0%、および、V:0.0%を含有し、残部がFeと不可避不純物である鋼を連続鋳造機で鋳造した厚み250mmの鋼片を複数枚用意した。
一方、計算機シミュレーションによっても、寸法変化の予測を行い、その結果に基づいて熱処理を行った。
質量%で、C:0.1%、Mn:1.0%、Si:1.0%、Al:0.03%、N:0.004%、P:0.001%、S:0.001%、Ti:0.0%、Nb:0.0%、Cr:0.0%、Cu:0.1%、Ni:8.9%、B:0.0%、Mo:0.0%、W:0.0%、および、V:0.0%を含有し、残部がFeと不可避不純物である鋼を連続鋳造機で鋳造した厚み250mmの鋼片を複数枚用意した。
Claims (7)
- 少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱速度と加熱昇温前後の板厚の寸法変化量の相関関係を求め、
予め、加熱温度を変化させた際の、加熱温度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係を求め、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却速度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係を求め、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。 - 少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱昇温前後の板厚・板幅を測定し、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅を測定し、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅を測定し、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係を算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。 - 少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱昇温前後の板厚・板長を測定し、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板長を測定し、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板長を測定し、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板長の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。 - 少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱昇温前後の板厚・板幅・板長を測定し、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅・板長を測定し、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却降温前後の板厚・板幅・板長を測定し、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。 - 少なくともAc1点以上の温度に加熱する熱処理工程を有する鋼板の熱処理において、
予め、加熱昇温過程における加熱速度を変化させた際の、加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を数値シミュレーションによって算出し、
予め、加熱温度を変化させた際の、加熱温度と冷却降温過程前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を数値シミュレーションによって算出し、
予め、冷却速度を変化させた際の、冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係を数値シミュレーション算出し、
熱処理前の鋼板の板厚・板幅・板長寸法を測定し、
前記加熱速度と加熱昇温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記加熱温度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係、
前記冷却速度と冷却降温前後の板厚・板幅・板長の寸法変化量の相関関係と、
所望の板厚範囲・板幅範囲・板長範囲となる寸法変化量から、
最適な加熱速度、加熱温度、冷却速度を設定して前記熱処理前の鋼板の熱処理を行うことを特徴とする鋼板の製造方法。 - 請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の方法を実施するための鋼板の製造設備であって、
少なくともAc1点以上の温度に加熱する工程を提供する鋼板の熱処理設備において、
測定された熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長を入力する入力手段と、
予め算出した熱処理前後の板厚と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係と、予め算出した熱処理前後の板幅および/又は板長と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係を記憶した記憶媒体と、
前記記憶媒体に記憶した相関関係に、前記入力手段により入力された熱処理前の板厚と、熱処理前の板幅および/又は板長と、所望の板厚範囲と、所望の板幅範囲および/又は板長範囲とを適用して、所望の板厚範囲、板幅範囲又は板長範囲となる加熱速度、冷却速度、加熱温度を算出する手段と、
前記算出する手段によって、算出された加熱速度、冷却速度、加熱温度に制御する加熱速度制御手段、冷却速度制御、加熱温度制御手段とを
有することを特徴とする鋼板の熱処理設備。 - 請求項5に記載の方法を実施するための鋼板の製造設備であって、
少なくともAc1点以上の温度に加熱する工程を提供する鋼板の熱処理設備において、
測定された熱処理前の板厚と、板幅および/又は板長を入力する入力手段と、
熱処理前後の板厚と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係と、熱処理前後の板幅および板長と加熱速度、加熱温度、冷却速度の相関関係を記憶された記憶媒体と、
前記記憶媒体に記憶された相関関係に、前記入力手段により入力された熱処理前の板厚と、熱処理前の板幅および/又は板長と、所望の板厚範囲と、所望の板幅範囲および板長範囲とを適用して、所望の板厚範囲、板幅範囲又は板長範囲となる加熱速度、冷却速度、加熱温度を算出する手段と、
前記算出する手段によって、算出された加熱速度、冷却速度、加熱温度に制御する加熱速度制御手段、冷却速度制御、加熱温度制御手段とを
有することを特徴とする鋼板の熱処理設備。
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| CN115029529A (zh) * | 2022-05-17 | 2022-09-09 | 南通谐美金属制品有限公司 | 一种钣金件热处理装置及方法 |
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