JP2017193539A - 併用療法剤 - Google Patents

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哲也 谷口
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直樹 芦澤
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浩二 松本
崇 岩永
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崇 岩永
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Abstract

【課題】高尿酸血症の治療及び予防に有用な併用療法剤又は医薬組成物の提供。
【解決手段】(a)キサンチンオキシダーゼ阻害薬と、(b)尿酸排泄促進薬とを組み合わせてなる、併用療法剤又は医薬組成物。該キサンチンオキシダーゼ阻害薬としては、4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルであり、該尿酸排泄促進薬としては、3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾールであることが好ましい、併用療法剤。
【選択図】図1

Description

本発明は、キサンチンオキシダーゼ阻害薬と、尿酸排泄促進薬とを同時投与、逐次投与、または個別投与による、高尿酸血症の治療および予防の併用療法剤及び医薬組成物に関する。
尿酸は体内の核酸および生体のエネルギー源であるアデノシン三リン酸(ATP)の分解により生じるプリン体がキサンチンに代謝され、更にキサンチンオキシダーゼ又はキサンチンデヒドロゲナーゼによる酸化を受けて生成される。ヒトでは、尿酸(解離定数pKa=5.75)はプリン体の最終代謝産物であり、フリー体または塩として体内に存在する。
尿酸は通常尿中に排泄されるが、尿酸の生成が排泄を上回り、血中の尿酸が増えると高尿酸血症となる。尿酸の血中レベルが溶解度の上限(約7mg/dL)を超える状態が長期間続くと、尿酸塩(通常はナトリウム塩)の結晶が析出する。血中では析出した結晶が軟骨組織や関節に沈着し、沈殿物を形成して痛風結節となり、急性痛風性関節炎を引き起こし、さらに慢性の痛風関節炎に移行する。尿中で尿酸塩の結晶が析出した場合には間質性腎炎等の腎障害(痛風腎)や尿路結石等が惹起される。また、高尿酸血症は肥満、高脂血症、耐糖能異常、高血圧症などの生活習慣病を高率に合併するとされる(非特許文献1)。
このような状況下、血中尿酸値を低下させる治療は腎疾患の進行を遅らせることや、心血管疾患リスクを減弱できる可能性も示唆されており、無症候性高尿酸血症に対しても適用すべきであることが報告されている(非特許文献2)。
したがって、上記に挙げた疾患において血中尿酸値を低下させることは、これら疾患の治療又は予防に有効であり、脳・心血管事故の再発予防及び腎機能維持の面からも重要と考えられる。
血中尿酸値が上昇する主な要因としては、尿酸産生の過剰と尿酸排泄の低下が挙げられる。したがって、血中尿酸値を低下させる方法として、尿酸の生成を抑制するか(例えばキサンチンオキシダーゼ阻害)、尿酸の排泄を促進することが考えられ、前者の作用機序を有する薬剤としてはアロプリノール、フェブキソスタット、トピロキソスタット等がある。後者の作用機序を有する薬剤としては、例えばURAT1阻害としてベンズブロマロン、プロベネシドがあり、例えば、高い未変化体尿中排泄率効果を奏する、WO2011/040449A1記載の化合物等が知られている。
しかしながら、尿酸排泄促進薬は副作用として腎および肝機能障害、発疹等の過敏症等が報告されており、また、キサンチンオキシダーゼ阻害作用を持つ薬物も安全性の面で課題がある。
近年、薬物投与量を減らし副作用軽減、異なった作用メカニズムの薬物の複数投与による相加・相乗効果、耐性防止等の面からも薬物の併用療法が提唱されている。
高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン(第1版)pp7-9、痛風と核酸代謝、第26巻、補冊1、2002年 日本痛風・核酸代謝学会 高尿酸血症と痛風 9: 61-65 (2001)
したがって本発明の課題は、キサンチンオキシダーゼ阻害薬と、尿酸排泄促進薬とを同時投与、逐次投与、または個別投与により、安全性に優れ、より効果的な高尿酸血症の治療および予防を目的とした併用療法剤及び医薬組成物を提供することにある。
即ち本発明は、
(a)キサンチンオキシダーゼ阻害薬と、(b)尿酸排泄促進薬とを組み合わせてなる併用療法剤又は医薬組成物からなる。
さらに、当該尿酸排泄促進薬が、3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール(dotinurad)、又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物であることが好適である。
また、前記キサンチンオキシダーゼ阻害薬が、4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル(topiroxostat)又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物であることが好適である。
また、本発明においては、上記化合物に関して存在する全ての結晶多形を含む。例えば、少なくとも、粉末X線回折において、回折角2θの値が10.1、16.0、20.4、25.7及び26.7度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルのI型結晶、
粉末X線回折において、回折角2θの値が9.9、16.3、18.2及び22.4度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルのII型結晶、
粉末X線回折において、回折角(2θ)の値が8.1、14.9、16.4、25.3、26.9及び27.6度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルの水和物を含む。
さらに、上記併用療法剤又は医薬組成物が、高尿酸血症の治療および予防のための、併用療法剤又は医薬組成物であることが好適である。
本発明のキサンチンオキシダーゼ阻害薬と尿酸排泄促進薬、特に3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール、又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物を含む併用療法剤又は医薬組成物は、いずれか単独使用よりも、優れた安全性と、治療および予防効果を得ることができる。
尿酸排泄促進薬の血中尿酸値への影響I 尿酸排泄促進薬の血中尿酸値への影響II 尿酸排泄促進薬の尿酸排泄率(FEua)への影響I 尿酸排泄促進薬の尿酸排泄率(FEua)への影響II
以下、本発明を具体的に説明する。
本発明で使用されるキサンチンオキシダーゼ阻害薬は、例えばアロプリノール及びフェブキソスタットが挙げられるが、特に、4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルが好適である。
本発明で使用される尿酸排泄促進薬としては、例えばベンズブロマロンやプロベネシド、lesinurad、verinuradなどがあるが、突出した効果を有する化合物として、WO2011/040449A1記載の実施例1(3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール)が挙げられる。なお、当該実施例1はdotinurad:(3,5-dichloro-4-hydroxyphenyl)(1,1-dioxo-1,2-dihydro-3H-1λ6-1,3-benzothiazol-3-yl)methanoneを含む。
上記した2つの化合物は、異性体として存在する場合があるが、これら異性体の単一異性体、異性体の任意の混合物等はすべて本発明の範囲に包含される。また、上記化合物は、置換基の種類により塩基付加塩又は酸付加塩を形成する場合がある。塩の種類は特に限定されず、例えば、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩などの金属塩、アンモニウム塩、有機アミン塩などの塩基付加塩、塩酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの鉱酸塩、p−トルエンスルホン酸塩、メタンスルホン酸塩、酒石酸塩等の有機酸塩などを挙げることができるが、これらに限定されることはない。さらに、上記化合物及びその塩は水和物、溶媒和物として存在する場合があるが、これらは本発明に包含される。水和物の形態としては、例えば1/2水和物、1水和物、2水和物などが例として挙げられる。また、その均等化合物としてプロドラッグも包含される。
本発明の併用剤及び医薬組成物は、高尿酸血症および高尿酸血症による痛風などの疾患に対し有用である。また、本発明の化合物は活性酸素に起因する、炎症性疾患、うっ血性心不全、虚血‐再灌流障害、癌、神経疾患等の疾患の治療及び/または予防のための医薬として有用である。具体的には、心筋梗塞、不整脈、血管攣縮、虚血再循環障害、セレン欠乏症、動脈硬化、肺炎、感染症、SIRS(全身性炎症反応症候群。敗血症を含む)、ARDS(急性呼吸窮迫症候群)、肺気腫、高酸素療法、インフルエンザ、脳浮腫、脳梗塞、脳出血、てんかん、脳血管攣縮、パーキンソン病、ALS(筋萎縮性側索硬化症)、自律神経障害(Reilly現象)、遅発性神経障害、脊髄損傷、神経原性肺浮腫、急性胃粘膜障害、胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、クローン病、ベーチェット病、肝炎、肝硬変、薬物性肝障害、肝移植病態、各種の黄疸病態、膵炎、慢性肉芽腫症、白血病、AIDS(後天性免疫不全症候群)、異常ヘモグロビン症(メトヘモグロビン、サラセミア、鎌状赤血球)、ヘモクロマトーシス、プリマキン過敏症、夜間発作性血色素尿症、薬物性貧血、アカタラセミア、アルファ1−酸性糖蛋白の傷害、高脂血症、DIC(播種性血管内凝固症候群)、血小板異常症、出血性ショック、糖尿病、副腎代謝障害、ストレス反応、糸球体腎炎、溶血性腎障害、薬物性腎障害、ファンコニー症候群、やけど、日光皮膚炎、アトピー性皮膚炎、皮膚潰瘍、未熟児網膜症、網膜変成、白内障、癌、放射線障害と放射線療法、関節リウマチ、自己免疫疾患、膠原病、薬物障害、制癌剤の副作用(白血球減少症、ブレオマイシン肺繊維症、アドリアマイシン心筋症、シスプラチン腎障害等)、光線療法(光増感剤) による障害、重金属障害、水俣病、シリコーシス、喘息、排気ガス性肺障害、アラキドン酸代謝病態、食中毒、壊血病、臓器移植等の手術/処置にともなう予後の悪化等が挙げられる。
本発明の併用療法剤及び医薬組成物は、哺乳動物、好ましくはヒトに投与するために使用することができる。
本発明の「投与」とは、被験者または患者に対して薬物を提供する任意の方法を指す。投与経路は、公知の任意の手段によって達成することができる。このような手段としては、経口、口腔、静脈内、動脈内、腹腔内、皮下、筋肉内、経皮、吸入等が挙げられる。
投与する医薬製剤としては、錠剤、丸剤、カプセル剤、散在、細粒剤、顆粒剤、液剤、懸濁剤、乳剤、シロップ剤、注射剤、外用剤、坐剤などの一般的に知られている剤型から、必要に応じて、適切な剤型を選択使用することができる。
また、本発明の併用療法剤及び医薬組成物に使用される化合物(キサンチンオキシダーゼ阻害薬と尿酸排泄促進薬)は、各々が単剤または合剤として個別投与可能に製造することも、または同時投与に適した一つの製剤とすることも可能であり、その形態は特に限定されない。製剤化に使用される医薬品添加物の種類は特に限定されないが、医薬品添加物辞典2007(日本医薬品添加剤協会 編集)記載の、基剤、賦形剤、滑沢剤、コーティング剤、糖衣剤、湿潤剤、結合剤、崩壊剤、溶剤、可溶化剤、溶解剤、溶解補助剤、懸濁化剤、分散剤、乳化剤、界面活性剤、等張化剤、緩衝剤、pH調節剤、無痛化剤、防腐剤、保存剤、安定化剤、抗酸化剤、着色剤、甘味剤等を単独で又は適宜組み合わせて用いることができる。したがって、本願において、「併用療法剤」と「医薬組成物」は、互いに重複する概念を含む。
本発明の併用療法剤及び医薬組成物に使用される薬物の投与量および投与回数は、症状、年齢、性別、剤形などによって適時選択できるが、通常0.01〜1000mg/day/人の範囲で、1日1回あるいは数回に分けて投与することができる。また、本発明の併用剤又は医薬組成物は両化合物を、同時投与、逐次投与、または個別投与することができる。
以下、実施例を挙げて本発明を具体的に説明するが、本発明は下記実施例により限定されることはない。
実施例1:約16時間絶食した雄性Wistar/STラット(1群5〜6匹)を用い、Intact以外の群に0.5%メチルセルロース溶液(0.5%MC)に懸濁したトピロキソスタット0.1mg/kgを5mL/kgの用量で経口投与した。1時間後に0.5%MCに懸濁した3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール(dotinurad)及びプロベネシド(Probenecid)を5mL/kgの用量で経口投与し、その1時間後から2時間後まで1時間蓄尿した。採尿終了後直ちに、イソフルラン麻酔下で眼窩静脈叢より採血した。血液は氷冷し、4℃で遠心して血漿を得た。血漿及び尿中の尿酸濃度をHPLCにより、同試料のクレアチニン濃度をL−タイプワコー クレアチニンFキットにより測定した。尿酸排泄率(FEUA:Fractional Excretion of Uric Acid)は、クレアチニンクリアランスに対する尿酸クリアランスとして下式により算出した結果を図1、図2に示す。
FEUA={(尿中尿酸濃度)×(血中クレアチニン濃度)}/{(尿中クレアチニン濃度)×(血中尿酸濃度)}×100(%)
実施例2:約16時間絶食した雄性Wistar/STラット(1群6匹)を用い、0.5%MCに懸濁したトピロキソスタット0.1mg/kgを5mL/kgの用量で経口投与した。1時間後に0.5%MCに懸濁したベンズブロマロン(Benzbromarone)を5mL/kgの用量で経口投与し、その1時間後から2時間後まで1時間蓄尿した。採尿終了後直ちに、イソフルラン麻酔下で眼窩静脈叢より採血した。血液は氷冷し、4℃で遠心して血漿を得た。血漿及び尿中の尿酸濃度をHPLCにより、同試料のクレアチニン濃度をL−タイプワコー クレアチニンFキットにより測定した。尿酸排泄率FEUAは、クレアチニンクリアランスに対する尿酸クリアランスとして下式により算出した結果を図3、図4に示す。
トピロキソスタットを投与したラットにおいて、3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール(dotinurad)は用量依存的な血漿尿酸値低下作用及びFEUA増加作用を示し、100mg/kgにおいて有意差が認められた(図1、図2)。一方、プロベネシドは600mg/kgまで用量を増加させることによりFEUA増加作用が見られた(図2)が、600mg/kgでも有意な血漿尿酸値低下作用は見られなかった(図1)。ベンズブロマロンは100mg/kgまでの用量でいずれも有意な作用が見られなかった(図3,4)。したがって、3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール(dotinurad)は、4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル(topiroxostat)との併用投与により、他の尿酸排泄促進薬と比べ顕著な尿酸排泄促進作用及び血漿尿酸値低下作用を有することが示された。



Claims (15)

  1. (a)キサンチンオキシダーゼ阻害薬と、
    (b)尿酸排泄促進薬とを組み合わせてなる併用療法剤。
  2. 前記尿酸排泄促進薬が、3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール、又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物を含むことを特徴とする請求項1に記載の併用療法剤。
  3. 前記キサンチンオキシダーゼ阻害薬が、4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の併用療法剤。
  4. 前記4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルが、粉末X線回折において、回折角2θの値が10.1、16.0、20.4、25.7及び26.7度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルのI型結晶である請求項3に記載の併用療法剤。
  5. 前記4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルが、粉末X線回折において、回折角2θの値が9.9、16.3、18.2及び22.4度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルのII型結晶である請求項3に記載の併用療法剤。
  6. 前記4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルが、粉末X線回折において、回折角(2θ)の値が8.1、14.9、16.4、25.3、26.9及び27.6度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルの水和物である請求項3に記載の併用療法剤。
  7. 高尿酸血症の治療および予防のための、請求項1から6のいずれかに記載の併用療法剤。
  8. (a)キサンチンオキシダーゼ阻害薬と、
    (b)尿酸排泄促進薬とを組み合わせてなる医薬組成物。
  9. 前記尿酸排泄促進薬が、3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール、又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物を含むことを特徴とする請求項8に記載の医薬組成物。
  10. 前記キサンチンオキシダーゼ阻害薬が、4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物を含むことを特徴とする請求項8又は9に記載の医薬組成物。
  11. 前記4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルが、粉末X線回折において、回折角2θの値が10.1、16.0、20.4、25.7及び26.7度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルのI型結晶である請求項10に記載の医薬組成物。
  12. 前記4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルが、粉末X線回折において、回折角2θの値が9.9、16.3、18.2及び22.4度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルのII型結晶である請求項10に記載の医薬組成物。
  13. 前記4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリルが、粉末X線回折において、回折角(2θ)の値が8.1、14.9、16.4、25.3、26.9及び27.6度付近に特徴的なピークを有する4−(5−ピリジン−4−イル−1H−[1,2,4]トリアゾール−3イル)ピリジン−2−カルボニトリルの水和物である請求項10に記載の医薬組成物。
  14. 高尿酸血症の治療および予防のための、請求項8から13のいずれかに記載の医薬組成物。
  15. 高尿酸血症の治療のための医薬の製造のための、
    (a)4−[5−(ピリジン−4−イル)−1H−1,2,4−トリアゾール−3−イル]ピリジン−2−カルボニトリル又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物、
    及び
    (b)3−(3,5−ジクロロ−4−ヒドロキシベンゾイル)−1,1−ジオキソ−2,3−ジヒドロ−1,3−ベンゾチアゾール、又はその医薬上許容される塩、もしくはそれらの水和物又は溶媒和物の使用。


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WO2021117697A1 (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 株式会社富士薬品 固形製剤

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