JP2017192347A - 電動刈り込み鋏 - Google Patents

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大地 仲村渠
Daichi Nakandakari
大地 仲村渠
今田 謙次郎
Kenjiro Imada
謙次郎 今田
輝之 清原
Teruyuki Kiyohara
輝之 清原
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【課題】刈り込み作業の作業負担を軽減する。【解決手段】両刃駆動に構成された一対のハサミ刃1と、該ハサミ刃1を駆動するためのモータ2と、該モータ2の一方向の回転によってハサミ刃1を連続的に開閉させる刃駆動部とを備えており、ハサミ刃1は支軸5に回動自在に支持されていて支軸5よりも前側の刃部1aと支軸5よりも後側の腕部1bとを備えており、刃駆動部は、前記支軸5と平行な軸線まわりに回転する回転体6と、該回転体6にモータ2の駆動を伝達してモータ2の一方向の回転によって回転体6を所定方向に回転させる駆動伝達部と、回転体6と一対のハサミ刃1の各腕部1bとを連結して回転体6の回転によってハサミ刃1を開閉させるリンク機構とを備えている。【選択図】図1

Description

本発明は、庭木や生垣等の樹木の枝葉を刈り込むための電動刈り込み鋏に関する。
例えば庭木の枝葉を刈り込む際、従来は手工具である刈り込み鋏を使って行っていた。かかる作業においては、重量物である刈り込み鋏の一対の柄の基端部を両手で把持しつつ柄を繰り返し開閉操作しなければならない。しかも、庭木の高い枝葉を剪定することも多く、脚立やはしごに登って作業を行うことも多い。このように、庭木等の刈り込み作業は作業負担が大きいという問題があった。
実開昭59−105836号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、刈り込み作業の作業負担を軽減することを課題とする。
本発明は上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る電動刈り込み鋏は、両刃駆動に構成された一対のハサミ刃と、該ハサミ刃を駆動するためのモータと、該モータの一方向の回転によってハサミ刃を連続的に開閉させる刃駆動部とを備えていることを特徴とする。
該構成の電動刈り込み鋏にあっては、モータの一方向の回転によって一対のハサミ刃が連続開閉駆動されるので、両刃駆動のハサミ刃によって庭木等の樹木の枝葉を効率良く刈り込むことができる。また、モータを逆回転させずに一方向の回転のみで連続開閉駆動できるので、素早い開閉動作が可能となり、効率の良い作業が可能になる。
特に、ハサミ刃は支軸に回動自在に支持されていて支軸よりも前側の刃部と支軸よりも後側の腕部とを備えており、刃駆動部は、前記支軸と平行な軸線まわりに回転する回転体と、該回転体にモータの駆動を伝達してモータの一方向の回転によって回転体を所定方向に回転させる駆動伝達部と、回転体と一対のハサミ刃の各腕部とを連結して回転体の回転によってハサミ刃を開閉させるリンク機構とを備えていることが好ましい。リンク機構を備えることによって確実且つ容易に一対のハサミ刃を連続的に開閉させることができる。
また、ハサミ刃の開閉位置を検出するセンサを備えていることが好ましい。例えば、電源OFF時にハサミ刃を自動的に閉状態で停止させたり、逆にハサミ刃を自動的に開状態で停止させたりすることができる。
以上のように、モータの一方向の回転によって一対のハサミ刃が連続的に開閉するので、効率の良い刈り込み作業が可能となり、作業負担が軽減される。
本発明の一実施形態における電動刈り込み鋏の内部構造を示す底面図であって、ハサミ刃が開いた状態を示す。 同電動刈り込み鋏の後部を示す図1のA−A断面図であって、低速モードの状態を示す。 同電動刈り込み鋏の後部を示す図1のA−A断面図であって、高速モードの状態を示す。 同電動刈り込み鋏の前部を示す図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 同電動刈り込み鋏の内部構造を示す要部底面図であって、ハサミ刃が半開の状態を示す。 同電動刈り込み鋏の内部構造を示す要部底面図であって、ハサミ刃が閉じた状態を示す。 本発明の他の実施形態における電動刈り込み鋏の内部構造を示す底面図であって、ハサミ刃が閉じた状態を示す。 同電動刈り込み鋏の内部構造を示す要部底面図であって、ハサミ刃が半開の状態を示す。 同電動刈り込み鋏の内部構造を示す要部底面図であって、ハサミ刃が開いた状態を示す。
以下、本発明の一実施形態にかかる電動刈り込み鋏について図1乃至図7を参酌しつつ説明する。本実施形態における電動刈り込み鋏は、先端部に左右一対のハサミ刃1を備え、ハサミ刃1を駆動するためのモータ2を手元側である基端部側に備えており、ハサミ刃1とモータ2との間に、モータ2の一方向の回転によってハサミ刃1を連続的に開閉させる刃駆動部を備えている。図1では、左右一対のハサミ刃1が開いた状態を示している。尚、図1において向かって左側が先端側であって右側が基端側であり、先端側を前側と、基端側を後側と称することとする。また、前後方向と直交する方向であってハサミ刃1の開閉方向を左右方向とし、ハサミ刃1の回動中心線の方向を上下方向とする。
電動刈り込み鋏は、図1〜図4のように上部ハウジング3と下部ハウジング4とからなるハウジングを備えている。上部ハウジング3は下方開口の形状であり下部ハウジング4は上方開口の形状であって互いの開口縁部同士が上下に接合されて内部に収容空間が形成される。図1は下部ハウジング4を除いた内部構造を示した図であって下側から見た図である。
本実施形態における電動刈り込み鋏は、バッテリ式である。図示しないバッテリパックは、ハウジングの後端部に設けられたバッテリ接続部50に装着される。尚、コード式バッテリアダプタを使用することで、腰等の身に保持させたバッテリパックからコードを介してバッテリ接続部50に電力を供給することもできる。バッテリ式ではなく、AC電源コードとAC/DC変換部とを備える構成としてもよい。
ハウジングの後部にモータ2が収容されている。モータ2は、その中心線が前後方向となるように設置されており、モータ2は、前後方向の軸線まわりに回転する。モータ2の中心線は、図1に示すように、後述するハサミ刃1の支軸5と左右方向において同一線上に位置している。上述の刃駆動部は、回転体6と、モータ2の一方向の回転によって回転体6を所定方向に連続回転させる駆動伝達部とを備えている。詳細には、モータ2の前側にはモータ2の回転を減速させるための減速機構7がモータ2と同軸上に設けられている。該減速機構7は、具体的には遊星ギヤによってモータ2の主軸10の回転を減速してギヤシャフト9に伝達する構成とされている。ギヤシャフト9はモータ2の主軸10と同軸上にある。尚、ハウジングの上部にはハサミ刃1の開閉速度を高低切り替えるための速度切替スイッチ11が設けられている。速度切替スイッチ11は前後に移動可能に構成されていて、図2のように後側に位置すると減速機構7の減速比が大きくなって低速モードとなり、図3のように前側に位置すると減速機構7の減速比が小さくなって高速モードとなる。低速モードは太い枝を切断する用途に適しており、高速モードは生垣を切る用途に適している。
図1及び図4のように、減速機構7の前側には、前後方向の軸線回りの回転を上下方向の軸線回りの回転に変換するための変換機構が設けられている。具体的には、ギヤシャフト9にピニオンギヤ12が取り付け固定されており、該ピニオンギヤ12にはベベルギヤ13が噛み合っている。ベベルギヤ13は回転体6の主軸14の上部に取付固定されている。回転体6の主軸14は上下方向の軸線を有している。回転体6は主軸14の下端部に一体的に形成されており、回転体6は主軸14と一体となって上下方向の軸線まわりに回転する。上部ハウジング3にはギヤケースカバー15が取り付けられており、回転体6の主軸14は、上部ハウジング3とギヤケースカバー15に回転可能に支持されている。本実施形態において、減速機構7と変換機構が駆動伝達部を構成している。尚、回転体6と主軸14とが別体の構成とされて主軸14を回転体6に組み付けた構成としてもよい。
回転体6の下面外周部には第一のリンク支軸20が設けられている。該第一のリンク支軸20は、上下方向の軸線を有しており、回転体6の下面から下方に向けて突設されている。即ち、回転体6と第一のリンク支軸20は一体的に形成されている。尚、回転体6と第一のリンク支軸20とが別体の構成であって、別体の第一のリンク支軸20が回転体6に取付固定された構成であってもよい。
第一のリンク支軸20にスライドリンク21の後端部が回転可能に連結されている。スライドリンク21の前端部には第二のリンク支軸22が上下方向に貫通しており、スライドリンク21は第二のリンク支軸22に回転可能に支持されている。上部ハウジング3の天面部の内面にはスライドガイド23が取り付けられている。図5にも示しているように、スライドガイド23の下面には下方に開口したガイド溝24が形成されており、該ガイド溝24は前後方向に沿って直線に延びている。そして、ガイド溝24に第二のリンク支軸22の上端部が係合していて、第二のリンク支軸22はガイド溝24にガイドされることで前後にスライド移動できる。尚、第二のリンク支軸22の上端部にはベアリング25を取り付けて、該ベアリング25を介してガイド溝24に係合する構成とされることが好ましい。このように回転体6とスライドリンク21は往復スライダクランク機構を構成している。
第二のリンク支軸22には、左右一対の揺動リンク26のそれぞれの一端部が回転可能に連結されている。左右一対の揺動リンク26のうち、一方はスライドリンク21の上側に位置し、他方はスライドリンク21の下側に位置しており、即ち、左右一対の揺動リンク26の一端部同士の上下の間にスライドリンク21前端部が位置している。左右一対の揺動リンク26の他端部は、それぞれ第三のリンク支軸27を介して左右一対のハサミ刃1と回動可能に連結されている。
ハウジングの前端部近傍位置にはハサミ刃1を回転可能に支持するための支軸5が取り付けられている。該支軸5は、上下方向の軸線を有しており、従って、ハサミ刃1は上下方向の軸線回りに所定角度範囲内で回動する。支軸5は、ハサミ刃1の交換や着脱を容易にするために、内側の支軸本体5aと該支軸本体5aの外側に位置する筒状のスペーサ5bとを備えた内外別体構成とされることが好ましく、支軸本体5aを汎用のネジとして例えば下部ハウジング4側から両ハサミ刃1を上下に貫通して上部ハウジング3へと螺合させる構成とすると、支軸本体5aを容易に取り外してハサミ刃1を着脱できる。尚、本実施形態では、上部ハウジング3の凹部にナット28を嵌め込んで固定し、そのナット28にネジからなる支軸本体5aの先端部を下側から螺合させる構成とされている。
左右一対のハサミ刃1は、互いに支軸5において交差する関係にあって、それぞれ支軸5よりも前側に延びる刃部1aと支軸5よりも後側に延びる腕部1bとを備えている。そして、各腕部1bにそれぞれ揺動リンク26の他端部が第三のリンク支軸27を介して回転可能に連結されている。また、刃部1aの大部分がハウジングから前方に突出している。図1は左右一対のハサミ刃1が開いた状態であり、図7は図1から回転体6が180度回転して、両ハサミ刃1が閉じた状態である。
図1に示すように両ハサミ刃1が開いた状態では、両ハサミ刃1は支軸5を中心としてX字状に交差した状態にあって、刃部1a同士は左右に最大に開いた状態にあり、腕部1b同士も左右に最大に開いた状態にある。そのとき、スライドリンク21は最も前側に位置していて、左右一対の揺動リンク26は第二のリンク支軸22を支点として左右に最も開いた状態にあって、腕部1bと揺動リンク26との間の角度は90度未満の鋭角であり、揺動リンク26とスライドリンク21との間の角度は直角に近い角度となっている。尚、揺動リンク26同士の間の開き角度は、180度よりも若干小さい角度となっている。
一方、図7のように両ハサミ刃1が閉じた状態では、刃部1a同士は上下に重なり合って閉じた状態にあり、腕部1b同士は左右に離間しているもののその間の角度は図1よりも小さく最小の状態にある。そのとき、スライドリンク21は最も後側に位置していて、左右一対の揺動リンク26は第二のリンク支軸22を支点として左右に開いた状態にあるもののその間の角度は図1よりも小さくなっていて最小の状態にあり、腕部1bと揺動リンク26との間の角度は90度を越える鈍角となっている。
図6は図1と図7の間の半開きの状態であって、具体的には図1から回転体6が90度回転したときの状態である。モータ2が一方向に回転すると、図1の状態から図6の状態そして図7の状態へと順次変化して、再び図1の状態へと戻る。即ち、回転体6は図1における反時計回りに回転し、スライドリンク21の前端部及び第二のリンク支軸22は、前後方向に所定距離を往復運動し、揺動リンク26は第二のリンク支軸22を支点として所定角度範囲を揺動し、これらによって両ハサミ刃1は左右方向の開閉動作を繰り返す。
以上が駆動系の構成であるが、次に操作系の構成について説明する。ハウジングの左右両側部にはそれぞれ持ち手30が取り付けられている。持ち手30は棒状であって、その前端部が後方からハウジングの内側に挿入され、後端部には作業者に把持される部分であるグリップ部30aが設けられている。左右一対の持ち手30は後側に向けて徐々に互いに離間するようにハの字状に延びている。ハウジングの左右両側部にはそれぞれ上下方向の軸線を有する支軸31が取り付けられており、該支軸31に持ち手30の前端部が回動可能に支持されていて、持ち手30は支軸31を中心として左右に小さい角度範囲内で揺動可能である。尚、支軸31はモータ2よりも前側に位置しており、また、持ち手30はモータ2よりも後側に延びていてグリップ部30aはモータ2よりも後側に位置している。また、持ち手30の中心線の左右方向の回動面よりもモータ2の中心線の方が上側に位置している(図2参照)。更に、持ち手30とハサミ刃1とは上下方向において同じ高さに位置している。持ち手30は、ハウジングに内蔵された付勢手段としてのコイルバネ32によってグリップ部30aが左右方向外側に開く方向に付勢されている。尚、図1において向かって上側に図示している一方の持ち手30はコイルバネ32の付勢力に抗して内側に向けて閉じる方向に回動したモータ2が作動可能な作動位置を示しており、図1において向かって下側に図示している他方の持ち手30はコイルバネ32によって押されて外側に開いた通常位置、即ち、後述するようにモータ2が作動不能な停止位置を示している。
ハウジングには、持ち手30(グリップ部30a)の内側への移動を検出する作動スイッチ33が左右一対設けられていて、それぞれ持ち手30の内側に配置されている。作動スイッチ33としてはマイクロスイッチを用いることができる。左右の持ち手30はそれぞれ独立して回動可能であるが、各持ち手30の内側への移動を作動スイッチ33が検出する。即ち、持ち手30を内側に回動させると作動スイッチ33がONの状態となる。ハウジングの後端部にはメインスイッチ34が設けられており、電動刈り込み鋏を作動させる際には、まずメインスイッチ34をONとし、その後、両持ち手30をそれぞれ内側に回動させて左右一対の作動スイッチ33を何れもONの状態にする。メインスイッチ34がONの状態であって且つ左右一対の作動スイッチ33が何れもONの状態になると、モータ2が作動してハサミ刃1が開閉動作する。その状態から何れかの持ち手30を元の外側に開いた通常状態に戻して何れかの作動スイッチ33がOFFの状態になると、モータ2が停止する。
以上のように構成された電動刈り込み鋏は、メインスイッチ34をONの状態とし、左右の持ち手30をそれぞれ内側に狭くするように回動させることでモータ2が作動して、モータ2の一方向の連続回転によって両ハサミ刃1が連続的に開閉動作する。従って、作業者は持ち手30を内側の作動位置に維持するだけで連続した刈り込み作業を行うことができ、作業者の負担が軽減される。特に、一方のハサミ刃1のみが揺動して他方のハサミ刃1が固定したタイプの片刃駆動ではなく、両方のハサミ刃1が共に揺動して開閉動作する両刃駆動方式であるので、効率良く刈り込み作業を行うことができる。また、ハサミ刃1が閉じる時と開く時とでモータ2の回転が逆になる構成ではなく、モータ2は一方向に連続回転するので、ハサミ刃1の素早く且つ連続した開閉動作が可能であり、効率良く刈り込み作業を行うことができる。
また、作業者は、これまでの手動の刈り込み鋏のときと同様に両持ち手30を内側に回動させることで枝葉を刈り込むことができるので、操作が自然であって、電動刈り込み鋏を手動の刈り込み鋏と同様に簡単に操作して作業を行うことができる。更に、メインスイッチ34と作動スイッチ33という二つのスイッチがONの状態になって初めてモータ2が作動する構成であるので、メインスイッチ34をOFFにしておけば、持ち手30を誤って操作してもモータ2は作動せず、従って、安全性も高い。
また、重量物であるモータ2がハウジングの後部に位置していて作業者に近い位置にあって持ち手30に近い位置にあるので、作業者から前側に離れた位置にモータ2が配置されている構成に比して、持ち重り感が小さくなって作業負担が軽減され、長時間の刈り込み作業にも適している。バッテリパックをハウジングの後端部のバッテリ接続部50に装着してもよいが、コード式バッテリアダプタを使用して腰等の身に保持させたバッテリパックからコードを介してバッテリ接続部50に電力を供給するようにすれば、手の負担が軽減されて楽に作業を行うことができる。
更に、モータ2の一方向の回転によってハサミ刃1を連続的に開閉させる刃駆動部として、モータ2の駆動が回転体6に伝達されてモータ2の一方向の回転によって回転体6が所定方向に連続的に回転すると共に、リンク機構によって回転体6の所定方向の回転をハサミ刃1の開閉動作に変換するので、ハサミ刃1の連続的な開閉動作が確実に得られると共に構成も容易である。また、モータ2の主軸10の方向は前後方向となっているので電動刈り込み鋏をコンパクトにでき、しかも、モータ2の前後方向の軸線回りの回転をベベルギヤ13(回転方向の変換機構)によって回転体6の上下方向の軸線回りの回転運動へと変換するので、リンク機構へとスムーズにモータ2の駆動を伝達することができる。
尚、本実施形態では、スライドリンク21が前側に位置したときにハサミ刃1が開く構成であったが、逆であってもよい。即ち、図8のようにスライドリンク21が前側に位置したときにハサミ刃1が閉じた状態にあり、そこから図9のように回転体6の回転に伴って徐々にスライドリンク21の前端部及び第二のリンク支軸22が後側に移動していくにつれてハサミ刃1が開いていき、そして図10のようにスライドリンク21及び第二のリンク支軸22が後側に位置したときにハサミ刃1が完全に開いた状態になるようにしてもよい。
また、ハサミ刃1の刃部1aが母材と切り刃とを備えた構成として切り刃のみを交換する構成としてもよい。即ち、いわゆるスローアウェイの構成としてもよい。
また更に、上記実施形態では、持ち手30とハサミ刃1とが上下方向において同じ高さに位置していた。即ち、左右一対の持ち手30の中心線により特定される平面と、一対のハサミ刃1の切断平面(一対のハサミ刃1の開閉動作面)とが上下方向において同一平面であった。このように、ハサミ刃1に対して持ち手30が上側あるいは下側にオフセット配置されずに同一平面内に配置されていると、刈り込み作業において作業者が刈り込み高さを感覚的に容易に把握できるという利点がある。その一方、ハサミ刃1に対して持ち手30が上側にオフセット配置されていてもよい。持ち手30がハサミ刃1に対して上側にオフセット配置されていると、例えば生垣等を刈り込む作業において、持ち手30を把持している手が生垣等の被削物に当たりにくくなるという利点がある。
また、左右一対の持ち手30の中心線により特定される平面が一対のハサミ刃1の切断面と同一平面であったり互いに平行関係にあったりするのではなく、左右一対の持ち手30の中心線により特定される平面が一対のハサミ刃1の切断面に対して傾斜していてもよい。具体的には、一対のハサミ刃1の切断面を水平面としたとき、左右一対の持ち手30の中心線により特定される平面が前側が低く後側が高くなるように傾斜した傾斜面となっていてもよい。このように左右一対の持ち手30が前後方向に沿って傾斜した構成とする場合には、持ち手30をハウジングに対して傾斜して取り付けるようにすればよい。尚、持ち手30をハウジングに対して上下に回動可能に取り付けて、持ち手30の傾斜角度を調節できるようにしてもよい。
また更に、持ち手30を筒状としてその内側にバッテリパックを収容するようにしてもよい。
また、ハウジングの例えば下面にローラ(図示省略)を備えて、例えば生垣の上をローラによって滑らせるようにしてもよい。
また、電動刈り込み鋏を収納するときやハサミ刃1の手入れをするとき等に、ハサミ刃1を手動で開いたり閉じたりできるように手回しポイントを設けるようにしてもよい。この手回しポイントは、電動刈り込み鋏を分解することなく作業者が内部の駆動部をハウジングの外部から手動で回転操作できるポイントである。従って、手回しポイントは、ハウジングに開口部を設けて該開口部を介して手動回転操作部(図示省略)をハウジングの外部に露出ないし突出させるようにしたポイントである。尚、手動回転操作部は、手で直接操作する構成でもよいが、ドライバ等の手工具を使用して操作する構成としてもよい。手回しポイントは、例えば、回転体6の上部やモータ2の後部とすることができる。回転体6の上部を手回しポイントとする場合には、回転体6の主軸14を手動で回転させることができるように、上部ハウジング3における回転体6の主軸14の上側部分に開口部を設けると共に、回転体6の主軸14を上方に延長する等してその上端部に手動で回転操作するための手動回転操作部を設けて、その手動回転操作部をハウジングの外部に位置させる。また、モータ2の後部を手回しポイントとする場合には、モータ2の主軸10の後端部に主軸10を回転操作することができる手動回転操作部を設けると共に、該手動回転操作部を回転操作するための開口部をハウジングの後端部あるいはバッテリ接続部50に設けるようにする。
また、刈り込み作業時に発生する切り粉を飛ばすことができるように、例えば、モータ2の回転を利用してファン等で風を発生させ、その風をハウジングの前端部から前方に吹き出すようにしてもよい。このように風で切り粉を前方に吹き飛ばすようにすることで、切り粉がハウジングの内部に入りにくくなる。
また、通電を示すインジケータ(図示省略)を備えるようにしてもよい。インジケータとしては例えばLEDを用いることができる。インジケータの配置箇所としては、例えば、ハウジングの前端部等の前部とすることができる。このように通電を示すインジケータを設けることにより、作業者に安全を促すことができる。
また、ハサミ刃1の開閉位置を検出するセンサ40を備えることも好ましい。例えば、図1等に示しているように、回転体6の周縁部にマグネット41を取り付けると共に回転体6の径方向外側にセンサ40を配置して、センサ40で回転体6の回転を検出することによってハサミ刃1の開閉位置を検出する構成とすることができる。尚、図1等に示す実施形態では、センサ40を回転体6の径方向外側に一箇所設けているが、例えば、回転体6の径方向外側に回転方向180度間隔で二箇所設ける構成とすることもできる。そして、モータ2を制御する図示しない制御部を備えて制御部がセンサ40の出力によりモータ2の回転を制御するように構成すれば、例えば、電源OFF時にハサミ刃1を常に閉状態で停止させたり、逆に常に開状態で停止させたりすることができる。また、ハサミ刃1の開閉位置を検出することで、例えば、ハサミ刃1が一回のみ開閉して停止する単発モードと、ハサミ刃1が連続的に開閉動作する連続モードとを備えると共にこれらのモードを任意に切り替えることができるようにすることもできる。
更に、モータ2の電流値を検出するようにして過電流が流れるとハサミ刃1を開いて停止させるように制御することも好ましく、ハサミ刃1の太い枝への食い付きを避けることができる。
1 ハサミ刃
1a 刃部
1b 腕部
2 モータ
3 上部ハウジング
4 下部ハウジング
5 ハサミ刃の支軸
5a 支軸本体
5b スペーサ
6 回転体
7 減速機構
9 ギヤシャフト
10 モータの主軸
11 速度切替スイッチ
12 ピニオンギヤ
13 ベベルギヤ
14 回転体の主軸
15 ギヤケースカバー
20 第一のリンク支軸
21 スライドリンク
22 第二のリンク支軸
23 スライドガイド
24 ガイド溝
25 ベアリング
26 揺動リンク
27 第三のリンク支軸
28 ナット
30 持ち手
30a グリップ部
31 持ち手の支軸
32 コイルバネ
33 作動スイッチ
34 メインスイッチ
40 センサ
41 マグネット
50 バッテリ接続部

Claims (3)

  1. 両刃駆動に構成された一対のハサミ刃と、該ハサミ刃を駆動するためのモータと、該モータの一方向の回転によってハサミ刃を連続的に開閉させる刃駆動部とを備えていることを特徴とする電動刈り込み鋏。
  2. ハサミ刃は支軸に回動自在に支持されていて支軸よりも前側の刃部と支軸よりも後側の腕部とを備えており、
    刃駆動部は、前記支軸と平行な軸線まわりに回転する回転体と、該回転体にモータの駆動を伝達してモータの一方向の回転によって回転体を所定方向に回転させる駆動伝達部と、回転体と一対のハサミ刃の各腕部とを連結して回転体の回転によってハサミ刃を開閉させるリンク機構とを備えている請求項1記載の電動刈り込み鋏。
  3. ハサミ刃の開閉位置を検出するセンサを備えている請求項1又は2記載の電動刈り込み鋏。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021534003A (ja) * 2018-06-26 2021-12-09 ルーカス ヒュードラウリク ゲーエムベーハー 携帯用作業工具

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JP2021534003A (ja) * 2018-06-26 2021-12-09 ルーカス ヒュードラウリク ゲーエムベーハー 携帯用作業工具
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