JP2017192031A - 通信装置、通信システム及び通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム及び通信プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】送信側で周波数特性を変化させる場合がある状況下において、受信側で成り済まし接続を検出する。
【解決手段】送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置が、前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶手段と、前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定手段と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、通信を行う為の、通信装置、通信システム及び通信プログラムに関する。
通信においては、通信品質を良好とすることに加えて、通信相手の「成り済まし」を排除することも重要となる。
ここで、通信品質を表す指標の1つである通信の受信側における信号対雑音比を改善させる技術が特許文献1に開示されている。特許文献1に開示されている技術では、注水定理を用い送信信号の周波数特性を適応的に変化させて通信することによって、信号対雑音比を改善させる。
また、通信相手の成り済ましを排除するために、通信に関する情報に基づいて成り済まし接続を検出する技術が特許文献2に開示されている。特許文献1に開示されている技術では、受信信号から得られる伝送路固有の特性である伝送路の周波数特性を利用して、成り済まし接続の検出を行っている。
特開2004−266585号公報 特開2003−224533号公報
次に、上述した特許文献1に記載の信号対雑音比を改善させる方法で通信を行う場合に、上述した特許文献2に記載の成り済まし検出方法を適用する場合について検討する。仮にこれらの技術を組み合わせることができれば、信号対雑音比の改善及び成り済まし接続の検出の双方を実現することができるからである。
しかしながら、特許文献1の技術では、受信信号の周波数特性は、伝送路の周波数特性のみならず、伝送路の周波数特性に更に送信側で適応的に変化させた周波数特性が加わった周波数特性になる。そのため、伝送路の周波数特性のみに基づいて成り済まし接続を検出する特許文献2に記載の技術を適用することはできない。
そこで本発明は、送信側で周波数特性を変化させる場合がある状況下において、受信側で成り済まし接続を検出する為の、通信装置、通信システム及び通信プログラムを提供することを目的とする。
本発明の第1の観点によれば、送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置であって、前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶手段と、前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定手段と、を備えることを特徴とする通信装置が提供される。
本発明の第2の観点によれば、送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置が行う判定方法であって、前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶ステップと、前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定ステップと、を行うことを特徴とする通信装置が提供される。
本発明の第3の観点によれば、送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置としてコンピュータを機能させるための通信プログラムであって、前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶手段と、前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定手段と、を備える通信装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とする通信プログラムが提供される。
本発明によれば、送信側で周波数特性を変化させる場合もある状況下において、受信側で成り済まし接続を検出することが可能となる。
本発明の実施形態全体の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態におけるフレームの送受信を表すシーケンス図である。 本発明の実施形態におけるフレームの構成を表すシーケンス図である。 本発明の実施形態における送信処理部の構成を表すシーケンス図である。 本発明の実施形態における受信処理部の構成を表すシーケンス図である。 本発明の実施形態の第1の実施例の基本的構成を表す図である。 本発明の実施形態の第1の実施例における送信処理部の構成を表すシーケンス図である。 本発明の実施形態の第1の実施例における受信処理部の構成を表すシーケンス図である。
まず、本発明の実施形態の概略を説明する。本発明の実施形態は、受信した情報が、成り済ましを行っていない正しい通信相手、すなわち、期待される通信相手から送られた情報か否かを確認する機能を有する通信システムに関する。
本通信システムでは、受信側で受信信号の周波数特性に基づいて、成り済ましを検出する。そのために、受信側では、期待される通信相手からの受信信号の周波数特性を期待値として保持しておき、この保持している周波数特性の期待値と、受信した信号の周波数特性とが近似しているのであれば成り済ましではないと判定して、近似していないのであれば成り済ましであると判定する。つまり、成り済ましを検出する。
ここで、本実施形態では、通信品質を改善させることを目的として、送信側で周波数特性を適応的に変化させるという処理も行う。そのため、受信側では、伝送路の周波数特性を期待値とするのみならず、伝送路の周波数特性と送信側で適応的に変化させた周波数特性を合せた周波数特性を期待値として保持し、成り済ましを検出可能とする。以上が本実施形態の概略である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態である通信システム1000の構成について説明をする。図1を参照すると、通信システム1000は、第1通信装置1及び第2通信装置2を含む。通信システム1000は、このように最低2つの通信装置によりネットワークを構成するシステムである。
第1通信装置1及び第2通信装置2は、それぞれが無線通信機能を有する通信装置であり、第1通信装置1及び第2通信装置2は、相互に情報を送受信する。第1通信装置1及び第2通信装置2は、具体的にどのような通信装置で実現してもよい。なお、以下の説明において第1通信装置1及び第2通信装置2を特に特定することなく呼ぶ場合には、単に「通信装置」と呼ぶ。
これら第1通信装置1及び第2通信装置2は、同じ構成である。具体的には、第1通信装置1及び第2通信装置2は、それぞれが、制御部100、送信処理部200及び受信処理部300を含む。
制御部100は、通信装置全体(第1通信装置1の制御部100であれば第1通信装置1の全体を意味し、第2通信装置2の制御部100であれば第2通信装置2の全体を意味する)の制御を行う部分である。
制御部100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)等の演算処理装置と、ROM(read only memory)やRAM(Random Access Memory)といった記憶装置の組み合わせにより実現される。そして、CPUがROMに格納されたソフトウェアを読み込み、RAMに展開させながらソフトウェアに基づいた演算処理を行い、演算処理の結果に基づいて通信装置(第1通信装置1の制御部100であれば第1通信装置1を意味し、第2通信装置2の制御部100であれば第2通信装置2を意味する)に含まれる各ハードウェアを制御することにより、表示端末100全体の制御は実現される。
また、制御部100は、通信装置(第1通信装置1の制御部100であれば第1通信装置1を意味し、第2通信装置2の制御部100であれば第2通信装置2を意味する)内に含まれる送信処理部200及び受信処理部300と情報をやり取りする。
送信処理部200は、制御部100が生成した情報に基づいてフレームを構成し、構成したフレームに対して所定の処理を行ってから、制御部100が指定した通信相手に対してフレームを送信する部分である。
一方で、受信処理部300は、通信相手から受信したフレームに含まれる情報に基づいて、通信相手が期待する通信相手であるかを判定すると共に、受信したフレームから取得した情報を制御部100対して出力する部分である。
なお、送信処理部200及び受信処理部300に含まれる機能ブロックについては、図4及び図5を参照して後述する。
また、以下では、第1通信装置1が任意のデータを送信する送信側となり、第2通信装置2が受信側となって第1通信装置が期待する通信相手であるかを判定する場合の処理を例に取って説明をする。この点、上述したように第1通信装置1及び第2通信装置2は、同じ構成である。そのため、受信側、送信側の立場が入れ替わってもよい。つまり、第2通信装置2が任意の情報を送信する送信側となり、第1通信装置1が受信側となって第2通信装置が期待する通信相手であるかを判定するようにしてもよい。また、送信側と受信側を交互に入れ替えるようにしてもよい。
次に、図2のシーケンス図を参照して、第1通信装置1が、第2通信装置2に対して任意の情報を送る場合の動作について説明する。
まず、第1通信装置1は、第2通信装置2に対して、第2通信装置2が第1通信装置1を認証する為のフレームである認証フレームを送信する(ステップA1)。
認証フレームを受信した第2通信装置2は、認証フレームに基づいて認証を行う。この点、認証に失敗したならば、第1通信装置1は成り済ましであると判定し、以下の処理を行なわない。認証に成功した場合には、第2通信装置2は、第1通信装置1に対し、認証応答フレームを送信する(ステップA2)。
認証応答フレームを受信した第1通信装置1は、任意データを送信できる状態になったことを認識する(ステップA3)。
任意データを送信できる状態にある第1通信装置1は、任意データ送信契機が到来したこと(ステップA4)をきっかけに任意データを含ませたフレームの送信を開始する(ステップA5)。
その後、第1通信装置1は、任意データを含ませたフレームの送信を繰り返すが、第1通信装置1は、再認証契機が到来したこと(ステップA6)をきっかけに、再度、第2通信装置2が第1通信装置1を認証する為のフレームである認証フレームを送信する。そして、第2通信装置2はステップA7において受信した認証フレームに基づいた認証を行う。この点、認証に失敗したならば、第1通信装置1は成り済ましであると判定し、以下の処理を行なわない。認証に成功した場合には、第2通信装置2及び第1通信装置1は、ステップA2以後と同様の処理を繰り返す。
つまり、本実施形態では、周期的に認証を行い、認証に成功したのならば、任意のデータを含ませたフレームを受信するという処理を繰り返す。なお、動作上、ステップA7において送信される認証フレームは、ステップA1において送信される認証フレームと同じものである。
なお、ステップA6は任意データフレームを一度送信すると到来するようにしてもよいが、そのようにすると認証処理が煩雑になりすぎるので、図中に示すように任意データフレームを所定回数送信するとステップA6が到来するようにしてもよい。また、ステップA1及びステップA2を行ってから、所定の時間が経過したならばステップA6が到来するようにしてもよい。更に、受信側の通信装置(図の例では、第2通信装置2)からの指示によりステップA6が到来するようにしてもよい。
次に、図3を参照して、本実施形態において第1通信装置1及び第2通信装置2間で送受信されるフレームのフレーム構成について説明する。
図3の最下段に示すように、本実施形態のフレーム全体f10は、自フレームの特性等を表す情報であるフレーム情報f11として、周波数特性補正有無情報f1と、送信元識別情報f2と、認証情報f3と、フレーム毎の任意情報f4を含む。更に、フレーム全体f10は、その他にフレームタイプ別に必要な情報f5を含む。以下、これらの情報について説明をする。
周波数特性補正有無情報f1は、送信側で周波数特性を補正して送信したか否かを受信側に通知する為の情報である。例えば、送信側で周波数特性補正を行った場合には「1」を設定し、周波数特性補正を行わなかった場合には「0」を設定するなどすることによって、周波数特性補正の有無を受信側で識別できるように情報を設定する。
送信元識別情報f2は、フレームを送信した送信元の通信装置を、フレームの受信先で識別するための情報である。送信元識別情報f2としては、送信元の通信装置固有の情報を用いる。そのために、各通信装置には異なる送信元識別情報を予め設定しておく。
認証情報f3は、ネットワークに参加する為の固有の情報であり、各通信装置には予め設定する情報である。受信側の通信装置は、送信側の通信装置がフレームに含ませた認証情報に基づいて、送信側の通信装置をネットワークに参加させるか否か、すなわち、送信側の通信装置との通信を継続するか否かを決定する。
フレーム毎の任意情報f4は、暗号化対象f12の暗号化の効果を得るための情報であり、フレームを送信する毎に設定される情報である。フレーム毎の任意情報f4としては、例えば、フレームの送信された順番を示すカウンタ値やフレーム毎にランダム値を設定する。
フレームタイプ別に必要な情報f5は、上記に述べた情報以外で送るべき情報である。特に、フレームのタイプが、図2のステップA2において送信する認証応答フレームであるならば、送信側で行う周波数特性補正の為の周波数特性補正係数をフレームタイプ別に必要な情報f5として持つ。また他にも、例えば、フレームのタイプが、図2のステップA5において送信する任意データフレームであるならば、任意のデータを、フレームタイプ別に必要な情報f5として持つ。
フレームにおいては、図3に暗号化対象f12として示すように、認証情報f3及びフレーム毎の任意情報f4を暗号化の対象とする。
次に、図4を参照して、各通信装置に含まれる送信処理部200に含まれる機能ブロックについて説明する。
送信処理部200は、結合部201と認証情報暗号化部202とフレーム構成部203と変調部204と送信側周波数特性補正係数記憶部205と周波数特性補正部206と選択器207とRFの為の信号処理部208を含む。
送信処理部200は、制御部100が入力する、周波数特性補正有無情報f1と送信元識別情報f2と認証情報f3とフレーム別の任意情報f4とフレームタイプ別に必要な情報f5を、フレームを構成するための入力情報とする。
結合部201は、認証情報f3とフレーム別の任意情報f4を結合する部分である。
認証情報暗号化部202は、結合部201が結合した認証情報とフレーム別任意情報認証情報の暗号化を行うものである。
フレーム構成部203は、認証情報暗号化部202により上記暗号化された情報と周波数特性補正有無情報f1と送信元識別情報f2とフレームタイプ別に必要な情報f5より、フレームを構成する。なお、フレームの具体的な構成については図3を参照して上述した通りである。
変調部204は、振幅位相変調方式を採用する変調器である。変調部204は、フレーム構成部203が構成したフレームを振幅位相変調方式により変調する。
送信側周波数特性補正係数記憶部205と、周波数特性補正部206は、周波数特性補正を行うための部分である。送信側周波数特性補正係数記憶部205には、制御部100から、送信側周波数特性補正係数d1及び宛先識別情報d2が入力される。
送信側周波数特性補正係数記憶部205は、周波数特性補正を行うための係数である、送信側周波数特性補正係数d1を記憶する部分である。送信側周波数特性補正係数d1は、送信先、すなわち、宛先とした受信側の通信装置から、図2において説明した認証応答フレームA2に含まされて通知される。そして、通知された送信側周波数特性補正係数d1が、送信側周波数特性補正係数記憶部205に入力される。
ここで、送信時に利用すべき送信側周波数特性補正係数d1は、送信先、すなわち、宛先となる通信装置毎に異なる。そのため、送信側周波数特性補正係数記憶部205は、宛先となる通信装置を識別するための宛先識別情報d2と、この宛先識別情報d2に対応する送信側周波数特性補正係数d3とを紐付けて予め記憶している。
そして、送信側周波数特性補正係数記憶部205は、今回宛先となる通信装置の宛先識別情報d2を入力されると、この宛先識別情報d2に対応する送信側周波数特性補正係数d3を特定して周波数特性補正部206に出力する。
周波数特性補正部206は、変調部204がフレームを変調することにより生成した送信信号の周波数特性を補正する部分である。周波数特性補正部206は、図2のステップA2において受信側となる通信相手から送られる認証応答フレームで指定される送信側周波数特性補正係数d1に従い周波数特性の補正を行う。なお、そのためには、上述したように送信側周波数特性補正係数記憶部205が、受信した送信側周波数特性補正係数d1を記憶しておき、宛先情報d2に基づいて、宛先となる通信装置に対応する送信側周波数特性補正係数d1を周波数特性補正部206に対して適宜出力する。
選択器207は、周波数特性補正有無情報f1に従い、周波数特性補正部206により周波数特性が形成された信号か、形成されていない信号かを選択するものである。この選択の為に、制御部100は、例えば周波数特性補正を行うフレームについては周波数特性補正有無情報f1を「1」とし、周波数特性補正を行なわないフレームについては周波数特性補正有無情報f1を「0」として、この周波数特性補正有無情報f1を、フレーム構成部203及び変調部204に対して出力する。つまり、本実施形態では、宛先となる受信側通信装置に応じて、送信側周波数特性補正係数記憶部205が異なるのみならず、宛先となる受信側通信装置に応じて、周波数特性補正を行う場合も行なわなない場合もある。
RFの為の信号処理部208は、選択器207が選択した送信信号の周波数を搬送波周波数帯域へ変換することにより送信信号d3を得る為の部分である。得られた送信信号d3は、送信側の通信装置に対して送信される。このようにして、制御部100の出力に基づいて図3のように構成されたフレームは、変調等の処理を経ると共に、周波数特性補正を行なわれて又は行なわれることなく、送信信号d3として、送信側の通信装置に対して送信される。
次に、図5を参照して、各通信装置に含まれる受信処理部300に含まれる機能ブロックについて説明する。
なお、受信処理部300は、送信処理部200に比較してより複雑な構成をしているため、説明の理解を容易とするべく、図4においては、各機能ブロックのみならず、各機能ブロック間で入出力される情報にも符号を付して説明をする。
受信処理部300は、ベースバンド信号処理部301と復調部302と復調後情報選択部303と周波数特性解析判定部310とフレーム情報解析判定部320とを含む。
ベースバンド信号処理部301は、受信信号d4の入力を受け付ける。なお、図示しているように受信信号d4は、送信処理部200が送信した送信信号d3が伝送路を経由して到来した信号である。
ここで、「伝送路」について考える。本実施形態で行なわれているような無線通信の場合、伝送路とは通信装置間の電波が飛ぶ空間のことを指すことが一般的である。そして、この通信装置間の電波が飛ぶ空間において、例えばマルチパスの影響により周波数特性が変化をする。これを伝送路における周波数特性と考えることも可能である。
しかしながら、実際には送信側装置や受信側装置におけるアンテナやRF回路等といった各通信装置の物理的な構成要素(図示を省略する)も周波数特性に影響を及ぼすこととなる。つまり、伝送路における周波数特性とは、厳密には、通信装置間の電波が飛ぶ空間における影響と各通信装置が備える物理的な構成による影響との双方の影響に基づいた周波数特性と考えることができる。
この点、本実施形態では、後述の周波数特性解析部311が伝送路における周波数特性を求める。そのため、より厳密には、周波数特性解析部311に信号が入力されるまでの経路が伝送路であると考えることができる。このように考えた場合、正確には、受信信号d4は、送信処理部200が送信した送信信号d3が伝送路の「一部」を経由して到来した信号である。
ベースバンド信号処理部301は、入力された受信信号d4の搬送波周波数帯域をベースバンド周波数に変換する。変換後の信号は、ベースバンド信号d5として、復調部302と周波数特性解析判定部310とフレーム情報解析判定部320とに出力される。
復調部302は、ベースバンド信号処理d5の振幅、位相等の情報から元の情報を得る処理である。元の情報とは、図4の変調部204の入力信号に相当するもの、すなわち、フレーム構成部203で構成されたフレームである。得られた元の情報は、復調後情報d6として、復調後情報選択部303及びフレーム情報解析部320に対して出力される。
復調後情報選択部303は、復調部302の出力である復調後情報d6が有効か否かを選択するものである。復調後情報d6が有効か否かとは、すなわち、送信側の通信装置が成り済まし接続を行っていると判定されたか否かを意味する。具体的には、以下のようにして判定が行われる。
復調後情報選択部303は、復調後情報d6が有効か否かを選択する為に、認証情報判定結果d15と周波数特性補正有無情報d11と周波数特性判定結果d16の3つのデータを用いる。
そして、復調後情報選択部303は、認証情報判定結果d15が否である場合は、送信側の通信装置が成り済まし接続を行っている可能性があるため復調後情報d6を廃棄する。
また、復調後情報選択部303は、認証情報判定結果d15が正しい、且つ周波数特性補正有無情報d11が無の場合は、送信側の通信装置が成り済まし接続を行っている可能性はないと考えられるため周波数特性判定結果d16に結果に問わず、復調後情報d6が有効な情報と判断し、復調後情報d6を受信情報d17として復調後情報d6を出力する。
更に、復調後情報選択部303は、認証情報判定結果d15が正しい、且つ周波数特性補正有無情報d11が有の場合、周波数特性判定結果d16に従い復調後情報d6の正否を判断する。具体的には、周波数特性判定結果d16が正であれば復調後情報d6が正であると判断し、周波数特性判定結果d16が否であれば復調後情報d6が否であると判断する。
そして、復調後情報d6の正否が、正の場合は送信側の通信装置が成り済まし接続を行っている可能性はないと考えられるため受信情報d17として復調後情報d6を出力する。一方で、復調後情報d6の正否が、否の場合は送信側の通信装置が成り済まし接続を行っている可能性があるため復調後情報d6を廃棄する。
次に、周波数特性解析判定部310について説明する。周波数特性解析判定部310は、上記の周波数特性判定結果d16を出力する部分である。
周波数特性解析判定部310は、周波数特性解析部311と周波数特性判定部312と期待周波数特性情報補正部313と期待周波数特性情報記憶部314と信号対雑音比算出部315と送信側周波数特性補正係数算出部316とを含む。
周波数特性解析部311は、ベースバンド信号d5から周波数特性情報を解析するものである。具体的には、FFT(Fast Fourier Transform)等の周波数解析方法で周波数毎に振幅と位相の特性を解析する方法がある。他には、復調処理より得られる等化器の係数を参照することで時間軸の振幅と位相の特性を解析結果とする方法がある。解析結果は、周波数特性情報d7として周波数特性判定部312及び期待周波数特性情報補正部313に対して出力される。
周波数特性判定部312は、周波数特性情報d7と、期待される周波数特性情報である期待周波数特性情報d8とを比較し、比較した両者の周波数特性が似ているか判定するものである。そして、周波数特性判定部312は、その判定結果として、復調後情報選択部303で復調後データの有効か否かを選択する為の周波数特性判定結果d16を出力する。具体的には、比較した両者の周波数特性が似ているのであれば周波数特性判定結果d16を正として出力する。一方で、比較した両者の周波数特性が似ていないのであれば周波数特性判定結果d16を否として出力する。
比較の方法としては、周波数特性情報d7と期待周波数情報d8の時間毎や周波数毎に振幅情報、位相情報をもつ系列に関し相互相関関数を用いて似ている度合を算出し、算出した度合いが、予め決定する閾値以上の値を示した場合に比較結果が似ていると判定する。他の比較方法としては、周波数特性情報d7と期待周波数情報d8の時間毎や周波数毎に振幅情報、位相情報をもつ系列同士のユークリッド距離を算出し、算出したユークリッド距離が、予め決定する閾値以下の値を示した場合に比較結果が似ていると判定する。
期待周波数特性情報補正部313は、周波数特性解析部311によって得られた周波数特性情報d7を、送信側周波数特性補正係数算出部316で得られた送信側周波数特性補正係数d10で補正するものである。補正により得られた期待周波数特性情報d8は、期待周波数特性情報314に対して出力される。
期待周波数特性情報補正部313の計算方法について説明する。周波数特性情報d7と期待周波数特性情報d8と送信側周波数特性補正係数d10とを周波数領域の情報として扱う場合は、周波数特性情報d7と送信側周波数特性補正係数d10の系列を各周波数成分同士で乗算すればよい。周波数特性情報d7と期待周波数特性情報d8と送信側周波数特性補正係数d10とを時間領域の情報として扱う場合は、周波数特性情報d7と送信側周波数特性補正係数d10の系列を畳み込み積分すればよい。
期待周波数特性情報記憶部314は、伝送路の周波数特性と送信側周波数特性補正による周波数特性を合わせた期待周波数特性情報d8を記憶するものである。
ここで、期待周波数特性情報d8は、受信信号d4の送信元、すなわち、送信側装置毎に異なる。そのため、期待周波数特性情報記憶部314は、送信側の固有情報である送信元識別情報d12(図3における送信元識別情報f2に相当)と、この送信元識別情報d12に対応する期待周波数特性情報d8とを紐付けて予め記憶している。
そして、期待周波数特性情報記憶部314は、周波数特性補正有無情報11が有の場合に、今回の送信側装置の送信元識別情報d12を入力されると、この送信元識別情報d12に対応する期待周波数特性情報d8を特定して周波数特性判定部312に出力する。このようにすることにより、複数の通信装置間でネットワークを構成する場合でも、送信元別に期待周波数特性情報を管理することができる。
信号対雑音比算出部315は、ベースバンド信号d5の信号対雑音比である信号対雑音比d9を計算するものである。この信号対雑音比算出部315は、ベースバンド信号の帯域幅を一定の数で分解した周波数毎の信号対雑音比の計算を実施する。
送信側周波数特性補正係数算出部316は、信号対雑音比算出部315が算出した信号対雑音比d9に基づいて、図4の周波数特性補正部206と期待周波数特性情報補正部313で周波数特性を補正する為に使用する送信側周波数特性補正係数d10を算出するものである。例えば、特許文献1に記載のように注水定理を用いることにより、送信信号の周波数特性が適応的に変化して、信号対雑音比d9が改善するような補正係数を送信側周波数特性補正係数d10として算出する。算出された送信側周波数特性補正係数d10は、期待周波数特性情報記憶部314に出力する。また、それのみならず算出された送信側周波数特性補正係数d10は、制御部100及び送信処理部200により、図2において説明した認証応答フレームA2に含まされて送信側装置に送信される。なお、制御部100は、認証情報判定部324による認証に成功した場合に、算出した送信側周波数特性補正係数d10を送信側装置に送信し、認証に失敗した場合には、算出した送信側周波数特性補正係数d10を送信側装置に送信しないようにするとよい。ここで、制御部100は、復調後情報選択部303から受信情報d17が入力された場合に認証情報判定部324による認証に成功したと判断することができる。
かかる、送信側周波数特性補正係数d10は、図4の送信側装置の送信側周波数特性補正係数記憶部205に対して送信側周波数特性補正係数d1として入力される。
次に、フレーム情報解析判定部320について説明する。フレーム情報解析判定部320は、認証情報判定結果d15等を出力する部分である。
ここで、フレーム情報解析判定部320は、周波数特性補正有無情報読出部321と送信元識別情報読出部322と認証情報暗号復号化部323と認証情報判定部324とを含む。
周波数特性補正有無情報読出部321は、図3の周波数特性補正有無情報f1を読み出すものである。読み出した結果、周波数特性補正が行われているのであれば、周波数特性補正有無情報d11を有として出力する。一方で、周波数特性補正が行われていないのであれば、周波数特性補正有無情報d11を無として出力する。
送信元識別情報読出部322は、図3の送信元識別情報f2を読み出すものである。読み出した送信元識別情報f2の内容は、送信元識別情報d12として出力する。
認証情報暗号復号化部323は、図4の認証情報暗号化部202で暗号化された情報を復号するものである。複合のためには、図4の認証情報暗号化部202で暗号化するのに用いる鍵と同じ鍵、すなわち、共通鍵を生成する仕組みを用意する。そして、認証情報暗号復号化部323は、共通鍵を用いて複合を行う。あるいは、図4の認証情報暗号化部202において公開鍵にて暗号化を行い、認証情報暗号復号化部323が秘密鍵にて複合を行う。複合により復調後情報d6から図3の認証情報f3が得られる。復調後情報d6から得られた認証情報f3は、復号取得認証情報d13として認証情報判定部324に対して出力される。
認証情報判定部324は、復号取得認証情報d13と、予め設定される認証情報d14とを照らし合わせることにより、認証情報の正否を判定するものである。照らし合わせた結果、両者が一致したならば、認証情報判定結果f15を正として出力する。一方で、照らし合わせた結果、両者が一致しなかったならば、認証情報判定結果f15を否として出力する。
以上説明した、各機能ブロックが協働することにより、受信側装置において受信した受信信号d4が期待される通信装置から送信されたものであるか否かを判定することができる。つまり、成り済まし接続を検出することができる。また、この判定により、成り済まし接続が検出されたならば、成り済まし接続された通信装置から受信した受信信号d4を廃棄することができる。
更に、送信側において周波数特性を適用的に変化させることにより信号対雑音比を改善することも可能となる。
次に、上述した実施形態を変形した実施例1について図6を参照して説明を行う。図6を参照すると、本実施例である通信システム1001は、上述した通信システム1000と同様に、第1通信装置1及び第2通信装置2を含む。また、通信システム1001は、それ以外にも、第3通信装置3から第N通信装置N(Nは任意の自然数)までを含む。そして、第1通信装置1から第N通信装置N(Nは任意の自然数)までは、それぞれが他の通信装置との間で通信を行う。つまり、本実施例は上述の実施形態を、N対Nのネットワーク構成に適用した実施例である。なお、図6中では、各通信装置内部の、制御部100、送信処理部200及び受信処理部300については図示を省略する。
このような構成を取った場合であっても、送信側周波数特性補正係数記憶部205は、宛先識別情報d2に対応する送信側周波数特性補正係数を出力することができる。そのため、N台の各通信装置に応じた送信側周波数特性補正係数を利用することができる。また、送信元識別情報読出部322にて送信元識別情報を読み出し、読み出した送信元識別情報d12に対応する期待周波数特性を、期待周波数特性情報記憶部314から出力することができる。そのため、N台の各通信装置に応じた期待周波数特性を利用することができる。
従って、本実施例のようなN対Nのネットワーク構成であっても上述した実施形態と同様の処理を行うことが可能となる。
次に実施例2について、図7及び図8を参照して説明を行う。本実施例は直交周波数多重方式による通信を行う通信装置に上述の実施形態を適用した実施例である。本実施例は、上述した実施形態のような通信システム1000に適用してもよく、上述した実施例のような通信システム1001に適用してもよい。
ここで、本実施例における各通信装置は、送信処理部200に代えて、送信処理部200aを含んでいるものとする。この点、図7に示すように送信処理部200aは、送信処理部200の構成に加えて、更にIFFT250を含んでいる点で相違する。また、その他の各機能ブロックは符号の文末に「a」が付されているが、基本的に送信処理部200に含まれる同名の機能ブロックと同等の動作を行う。以下では、送信処理部200aの、送信処理部200とは異なる動作及びIFFT250について説明をし、送信処理部200と相違しない部分については、重複説明となるので説明を省略する。
また、本実施例における各通信装置は、受信処理部300に代えて、受信処理部300aを含んでいるものとする。
この点、図に示すように受信処理部300aは、受信処理部300の構成に加えて、更にFFT350を含んでいる点で相違する。また、その他の各機能ブロックは符号の文末に「a」が付されているが、基本的に受信処理部300に含まれる同名の機能ブロックと同等の動作を行う。そのため送信処理部200a説明と同様に、以下では、受信処理部300aの。受信処理部300とは異なる動作及びFFT350について説明をし、受信処理部300と相違しない部分については、重複説明となるので説明を省略する。
まず、図7を参照して、直交周波数分割多重方式に提供した場合の送信処理部200aの、送信処理部200との相違点について説明をする。
相違点として、周波数特性補正部206aは、変調部204aがフレームを変調することにより生成した送信信号の周波数特性を補正する際に、変調部204aで周波数毎に振幅位相変調された信号に対して、送信側周波数特性係数に従い各周波数毎の信号の振幅と位相を補正する。
また、他の相違点として、IFFT250は、選択器207aが選択して出力した信号に対してFFTの逆変換であるIFFT(InverseFast Fourier Transform)を行ったうえで、RFの為の信号処理208aに出力をする。
以上が、送信処理部200aの、送信処理部200との相違点である。
次に、図8を参照して、直交周波数分割多重方式に提供した場合の、受信処理部300aの、受信処理部300との相違点について説明をする。
まず、相違点として、FFT部302aは、ベースバンド信号d5に対してFFTを行い周波数領域の信号に変換する。変換後の信号はFFT結果d18として、復調部302aと周波数特性解析判定部310aとフレーム情報解析判定部320aとに出力される。
他の相違点として、復調部302はa、FFT結果d18の振幅、位相等の情報から元の情報を得る処理である。元の情報とは、図4の変調部204の入力信号に相当するもの、すなわち、フレーム構成部203で構成されたフレームである。得られた元の情報は復調後情報d6として、復調後情報選択部303及びフレーム情報解析部320に対して出力される。
更なる他の相違点として、周波数特性解析判定部310aについて説明する。周波数特性解析部311aは、FFT結果d18から周波数特性情報を解析する。具体的には、送信側で予め既知周波数に既知の振幅・位相の基準信号を生成して受信側に送信し、受信側は基準信号のFFT結果d18を基準信号の既知周波数の振幅と位相として設定しておく。そして、その後、受信信号から得られるFFT結果d18のうちその既知周波数の振幅と位相の基準信号からの差分を元に、他の周波数の振幅と位相を補正する。
更なる他の相違点として、信号対雑音比算出部315aは、FFT結果d18の信号対雑音比を計算する。具体的には、復調におけるエラーベクトル振幅を計算することにより、信号対雑音比とする。
本実施例では、以上のようにすることにより、直交周波数多重方式による通信を行う通信装置に上述の実施形態を適用することができる。
なお、上記の各通信装置のそれぞれは、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。また、上記の各通信装置のそれぞれにより行なわれる通信方法も、ハードウェア、ソフトウェア又はこれらの組み合わせにより実現することができる。ここで、ソフトウェアによって実現されるとは、コンピュータがプログラムを読み込んで実行することにより実現されることを意味する。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えば、フレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば、光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。
また、上述した実施形態は、本発明の好適な実施形態ではあるが、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
例えば、復調後情報選択部303は、送信側の通信装置が成り済まし接続を行っている可能性があるため復調後情報d6を廃棄する場合に、単に廃棄するだけではなく、その旨を制御部100に通知するようにしてもよい。そして、この場合に、成り済ましが発生していることを制御部100がユーザに通知するようにしてもよい。
更に、送信側において送信側周波数特性補正係数を用いて、周波数特性を適用的に変化させることにより信号対雑音比以外の、通信品質を表す指標を改善するようにしてもよい。
更に、上述した実施形態の、構成を以下のようにしてもよい。
図1の第1通信装置1は、図2のステップA1の認証フレームにおいて図5の信号対雑音比算出部315および送信側周波数特性補正係数算出部316によって送信側周波数特性補正係数d10を求める。
前記第1通信装置1は、図2のステップA1の認証フレームにおいて、図5の期待周波数特性情報補正部313で、伝送路の周波数特性と信号対雑音比から求まる送信側周波数特性補正係数d10から期待周波数特性情報を求める。
前記第1通信装置1は、図2のステップA1の認証フレームにおいて周波数特性情報d7と送信側周波数特性補正係数d10から得られる期待周波数特性情報を期待周波数特性情報記憶部314に記憶する。
前記第1通信装置1は、図2のステップA2の認証応答フレームにおいて、認証フレームA1で求めた送信側周波数特性補正係数d10を図1の第2通信装置2に通知する。
図1の第2通信装置2は、前記認証応答フレームA2において、受信した送信元識別情報部f2に紐づけて送信側周波数特性補正係数d1を記憶する。
前記第2通信装置2は、図2のステップA3の任意データフレームにおいて、宛先識別情報d2を用い送信側周波数特性補正係数記憶部205から送信側周波数特性補正係数を読出し、周波数特性補正部206によって送信信号の適応的に周波数特性を変化させる。前記宛先識別情報d2とは、前記認証応答フレームの送信元識別情報f2に相当する。
このように構成した場合の、効果をもたらす手段の働きは以下の通りである。
図1の第2通信装置2は、図2のステップA3の任意データフレームにおいて、送信側周波数特性補正係数を用い送信信号の周波数特性を変化させることで、図1の第1通信装置1の受信信号の信号対雑音比を改善させる働きをする。
図1の第1通信装置1は、図2のステップA2の認証応答フレームにおいて、図5の期待周波数特性情報補正部313で、伝送路の周波数特性と信号対雑音比から求まる送信側周波数特性補正係数d10から期待周波数特性情報d8を求めることにより、後に受信する任意データフレーム106の受信信号が成り済まし接続であるかを判定可能とさせる働きをする。
そして、このような効果をもたらす手段の働きにより以下のような効果を奏する。
まず、送信信号の周波数特性が適応的に変化する通信方式において、簡単な仕組みで成り済まし接続を検出することを可能とするという効果を奏する。その理由を述べる。任意データフレームの送信側の通信装置は、任意データフレームの送信時、送信側周波数特性補正係数d10を適用して送信信号の周波数特性を形成することにより、伝送路の周波数特性に適応することが可能となるからである。また、任意データフレームの受信側の通信器は、任意データフレームの受信時、期待周波数情報と任意データフレームの受信信号から得られる周波数特性を比較し、似ている度合を測ることにより成り済まし接続を検出することが可能となるからである。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1) 送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置であって、
前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶手段と、
前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定手段と、
を備えることを特徴とする通信装置。
(付記2) 前記受信した情報に基づいて前記送信側装置との間の伝送路における通信の通信品質を算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した通信品質に基づいて、前記送信側装置が情報の送信時に周波数特性を適応的に変化させるための補正係数である周波数特性補正係数を算出する補正係数算出手段と、
前記送信側装置が前記周波数特性補正係数を用いた補正を行うために、前記周波数特性補正係数を前記送信側装置に送信する送信手段と、
を備え、
前記周波数特性補正係数は、該周波数特性補正係数を用いた補正を行うことにより、前記送信側装置との間の伝送路における通信の通信品質が改善する前記周波数特性補正係数であることを特徴とする付記1に記載の通信装置。
(付記3) 前記受信した情報に含まれる認証用の認証情報に基づいて認証を行う認証手段を更に備え、
前記受信した情報には、該受信した情報の周波数特性を前記送信側装置が適応的に変化させたか否かを示す補正有無情報が含まれており、該補正有無情報が、前記送信側装置が適応的に変化させていないという情報の場合に、前記認証手段による認証を行い、該認証が成功した場合に、前記周波数特性補正係数を前記送信側装置に送信することを特徴とする付記2に記載の通信装置。
(付記4) 前記周波数特性補正係数を送信側装置によって異ならせることを特徴とする付記2又は3に記載の通信装置。
(付記5) 前記受信した情報に含まれる認証用の認証情報に基づいて認証を行う認証手段と、
前記周波数特性判定手段の判定結果が前記受信した情報が前記所定の送信側装置から送信された情報であるとの判定結果であり且つ前記認証手段による認証が成功したならば前記受信した情報を出力し、前記周波数特性判定手段の判定結果が前記所定の送信側装置から送信された情報でないとの判定結果であったか又は前記認証に失敗したならば前記受信した情報を廃棄する選択手段と、
を更に備えることを特徴とする付記1又は2に記載の通信装置。
(付記6) 付記1乃至5の何れか1に記載の通信装置と、該通信装置に情報を送信する送信側装置とを備える通信システムであって、
前記送信側装置は、前記通信装置が前記期待周波数特性情報を得るために、所定の送信周波数特性の送信信号を送信し、
前記通信装置は、前記所定の送信周波数特性の送信信号に基づいて前記期待周波数特性情報を得ることを特徴とする通信システム。
(付記7) 前記送信側装置は、前記通信装置から前記期待する通信相手からであると認証された旨の応答を得た後は、任意の情報を前記通信装置に対して送信し、
前記通信装置は、前記通信装置から前記期待する通信相手からであると認証された旨の応答を前記送信側装置に送信した後は、前記任意の情報を前記通信装置から受信することを特徴とする付記6に記載の通信システム。
(付記8) 前記任意の情報の送受信開始後に、所定の契機に基づいて、前記通信装置による送信側装置が期待する通信相手が送信した情報であるか否かの判定を再度行うことを特徴とする付記7に記載の通信システム。
(付記9) 送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置が行う判定方法であって、
前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶ステップと、
前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定ステップと、
を行うことを特徴とする通信装置。
(付記10) 送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置としてコンピュータを機能させるための通信プログラムであって、
前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶手段と、
前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定手段と、
を備える通信装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とする通信プログラム。
(付記11) 期待される通信相手となる通信装置から、期待される通信相手かを判定する通信装置へデータ通信を行う通信システムであって、
期待される通信相手となる通信装置は、
周波数特性補正情報と送信元識別情報と認証情報とフレーム別任意情報とフレームタイプ別に必要な情報を入力情報とし、
認証情報とフレーム別任意情報を暗号化する機能と、
前記暗号化された情報と周波数特性補正情報と送信元識別情報とフレームタイプ別に必要な情報からフレームを構成する機能と、
前記フレームを変調する機能と、
送信側周波数特性補正係数に従い送信信号の周波数特性を補正する機能と、
周波数特性補正選択情報に従い前記周波数特性を補正した送信信号か、補正されていない信号かを選択する機能と、
RFの為の信号処理の機能と、
宛先識別情報を元に、宛先別に送信側周波数特性補正係数を記憶する送信側周波数特性補正係数記憶部を有する。
前記期待される通信相手かを判定する通信装置は、
受信信号をベースバンド信号処理部する機能と、
前記ベースバンド信号処理部した結果を復調する機能と、
前記復調結果から周波数特性補正が行われているか否かの情報を読み出す機能と、
前記復調結果から送信元識別情報を読み出す機能と、
前記復調結果から暗号化された認証情報を復号化する機能と、
復号化された認証情報を既知の認証情報と照合して、前記復調結果が期待する相手からの送信信号か否かを認証判定する機能を有する。
(付記12) 前記期待される通信相手かを判定する通信装置は、
前記認証判定で、期待する相手からの通信信号であると判定でき、かつ、周波数特性補正が行われているか否かの情報で周波数特性補正が行われていないという情報を得た場合に、
周波数特性を解析し、受信信号の周波数特性として伝送路の周波数特性情報を求める機能と、
信号対雑音比を推定する機能と、
送信側の周波数特性を補正するための補正係数を算出する機能と、
前記伝送路の周波数特性情報を前記送信側の送信側の周波数特性を補正するための補正係数に基づき、期待周波数特性情報を補正する機能と、
前記送信元識別情報と前記期待周波数特性情報を紐づけて記憶する機能と、
前記送信側の周波数特性を補正するための補正係数を期待される通信相手となる通信装置に、送信する機能を有する付記11に記載の通信システム。
(付記13) 前記期待される通信相手かを判定する通信装置は、
前記認証判定で、期待する相手からの通信信号と判定でき、かつ、周波数特性補正が行われているか否かの情報で周波数特性補正が行われているという情報を得た場合に、
周波数特性を解析し、受信信号の周波数特性として伝送路の周波数特性と送信側の周波数特性を合成した周波数特性を求める機能と、
前記送信元識別情報に紐づく期待周波数特性情報を読み出し、読みだした期待周波数特性情報と前記受信信号の周波数特性と比較し、前記比較した特性が似ているか否かを判定する機能と、
前記比較した特性が似ていると判定されたときに、前記復調した結果が期待する相手からの送信信号と判定する機能を有する付記11に記載の通信システム。
(付記14) 前記期待される通信相手となる通信装置は、前記期待される通信相手かを判定する通信装置が期待周波数特性情報を得るために、既知の送信周波数特性の送信信号を送信する機能を有する付記11に記載の通信システム。
(付記15) 前記期待される通信相手かを判定する通信装置は、前記送信側の周波数特性を補正するための補正係数を前記期待される通信相手となる通信装置に送信する機能を有する。
また、前記期待される通信相手かを判定する通信装置は、複数の期待される通信相手となる通信装置毎に分別して、送信側の周波数特性を補正するための補正係数を記憶する機能を有する付記11に記載の通信システム。
(付記16) 期待される通信相手となる通信装置が、送信側周波数特性補正係数に従い送信信号の周波数特性を補正する機能を有することを特徴とする付記11に記載の通信システム。
(付記17) 前記期待される通信相手となる通信装置は、任意のデータフレームを送信する機能を有する付記11に記載の通信システム。
(付記18) 前記期待される通信相手となる通信装置は、規定時間や、規定する前記任意のデータフレームの送信回数、前記期待される通信相手となる通信装置からの指示を契機に、再度、付記13の処理を行う機能を有する付記11に記載の通信システム。
1 第1通信装置
2 第2通信装置
3 第3通信装置
4 第4通信装置
N 第N通信装置
100、100a 制御部
200、200a 送信処理部
201、201a 結合部
202、202a 認証情報暗号化部
203、203a フレーム構成部
201、204a 変調部
205、205a 送信側周波数特性補正係数記憶部
206、206a 周波数特性補正部
207、207a 選択器
208、208a RFの為の信号処理部
250 IFFT
300、300a 受信処理部
301、301a ベースバンド信号処理部
302、302a 復調部
303、303a 復調後情報選択部
310、310a 周波数特性解析判定部
311、311a 周波数特性解析部
312、312a 周波数特性判定部
313、313a 期待周波数特性情報補正部
314、314a 期待周波数特性情報記憶部
315、315a 信号対雑音比算出部
316、316a 送信側周波数特性補正係数算出部
320、320a フレーム情報解析判定部
321、321a 周波数特性補正有無情報読出部
322、322a 送信元識別情報読出部
323、323a 認証情報暗号復号化部
324、324a 認証情報判定部
350 FFT

Claims (10)

  1. 送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置であって、
    前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶手段と、
    前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定手段と、
    を備えることを特徴とする通信装置。
  2. 前記受信した情報に基づいて前記送信側装置との間の伝送路における通信の通信品質を算出する算出手段と、
    前記算出手段が算出した通信品質に基づいて、前記送信側装置が情報の送信時に周波数特性を適応的に変化させるための補正係数である周波数特性補正係数を算出する補正係数算出手段と、
    前記送信側装置が前記周波数特性補正係数を用いた補正を行うために、前記周波数特性補正係数を前記送信側装置に送信する送信手段と、
    を備え、
    前記周波数特性補正係数は、該周波数特性補正係数を用いた補正を行うことにより、前記送信側装置との間の伝送路における通信の通信品質が改善する前記周波数特性補正係数であることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記受信した情報に含まれる認証用の認証情報に基づいて認証を行う認証手段を更に備え、
    前記受信した情報には、該受信した情報の周波数特性を前記送信側装置が適応的に変化させたか否かを示す補正有無情報が含まれており、該補正有無情報が、前記送信側装置が適応的に変化させていないという情報の場合に、前記認証手段による認証を行い、該認証が成功した場合に、前記周波数特性補正係数を前記送信側装置に送信することを特徴とする請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記周波数特性補正係数を送信側装置によって異ならせることを特徴とする請求項2又は3に記載の通信装置。
  5. 前記受信した情報に含まれる認証用の認証情報に基づいて認証を行う認証手段と、
    前記周波数特性判定手段の判定結果が前記受信した情報が前記所定の送信側装置から送信された情報であるとの判定結果であり且つ前記認証手段による認証が成功したならば前記受信した情報を出力し、前記周波数特性判定手段の判定結果が前記所定の送信側装置から送信された情報でないとの判定結果であったか又は前記認証に失敗したならば前記受信した情報を廃棄する選択手段と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか1項に記載の通信装置と、該通信装置に情報を送信する送信側装置とを備える通信システムであって、
    前記送信側装置は、前記通信装置が前記期待周波数特性情報を得るために、所定の送信周波数特性の送信信号を送信し、
    前記通信装置は、前記所定の送信周波数特性の送信信号に基づいて前記期待周波数特性情報を得ることを特徴とする通信システム。
  7. 前記送信側装置は、前記通信装置から前記期待する通信相手からであると認証された旨の応答を得た後は、任意の情報を前記通信装置に対して送信し、
    前記通信装置は、前記通信装置から前記期待する通信相手からであると認証された旨の応答を前記送信側装置に送信した後は、前記任意の情報を前記通信装置から受信することを特徴とする請求項6に記載の通信システム。
  8. 前記任意の情報の送受信開始後に、所定の契機に基づいて、前記通信装置による送信側装置が期待する通信相手が送信した情報であるか否かの判定を再度行うことを特徴とする請求項7に記載の通信システム。
  9. 送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置が行う判定方法であって、
    前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶ステップと、
    前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定ステップと、
    を行うことを特徴とする通信装置。
  10. 送信側装置から受信した情報が、期待する通信相手が送信した情報であるか否かを判定する通信装置としてコンピュータを機能させるための通信プログラムであって、
    前記期待する通信相手との間の伝送路の周波数特性と、前記期待する通信相手が適応的に変化させた周波数特性とを合成した周波数特性を、期待周波数特性として記憶する記憶手段と、
    前記受信した情報の周波数特性と、前記期待周波数特性とを比較し、該比較した両周波数特性が所定の度合い以上に似ていたならば、前記受信した情報が前記期待する通信相手から送信された情報であると判定する周波数特性判定手段と、
    を備える通信装置として前記コンピュータを機能させることを特徴とする通信プログラム。
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