JP2017191273A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】プロジェクターに加えられる振動を抑制することができるプロジェクターを提供する。
【解決手段】投写面に画像光を投写するプロジェクターであって、光源から射出された光を画像光に変調し、前記投写面に投写する投写部と、前記投写部と設置面との間に介在し、前記設置面から前記投写部に伝わる振動を抑制する免震機構と、を有するプロジェクター。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
プロジェクターは、天吊り金具等によって天井に常設されて使用される場合や、使用者が使用時に机等に設置して使用される場合等がある。
ここで、プロジェクターが天吊り金具によって天井に常設される場合には、天井から伝達される振動を受けてプロジェクターが振動し、プロジェクターが投影する画面が揺れる場合があった。また、プロジェクターが机等に設置される場合には、机の近傍を通行する通行者等の振動を受けてプロジェクターが振動し、プロジェクターが投影する画面が揺れる場合があった。この場合、プロジェクターから投写された画像を鑑賞する鑑賞者は、画像の解像度が低下したと知覚する場合があった。
従来、天井に常設されるプロジェクターに加速度センサーを内蔵し、振動を検出することにより、当該プロジェクターに加えられる振動を打ち消すように画像の投写位置を補正する技術が知られている(例えば、特許文献1)。
また、従来、机等に設置されるプロジェクターに加速度センサーを内蔵し、振動を検出することにより、振動による変位が一定以上である変化量を検出した場合、変位を打ち消すようにレンズシフトを駆動させる技術が知られている(例えば、特許文献2)。
特開2014−211641号公報 特開2012−47850号公報
しかしながら、特許文献1及び特許文献2に記載の技術において、共通して、検出された振動に応じて画像の投写位置を補正することにより、画像のブレ(揺れ)を抑制することが可能になるが、振動による画像のブレをより確実に抑制するためには、プロジェクターに加えられる振動自体を抑制することが求められる。
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、プロジェクターに加えられる振動を抑制することができるプロジェクターを提供することを目的とする。
上記課題の少なくとも一つを解決するために本発明の一態様は、投写面に画像光を投写するプロジェクターであって、光源から射出された光を画像光に変調し、前記投写面に投写する投写部と、前記投写部と設置面との間に介在し、前記設置面から前記投写部に伝わる振動を抑制する免震機構と、を有するプロジェクターである。
この構成により、プロジェクターでは、設置面から投写部に伝わる振動を免震機構により抑制する。これにより、プロジェクターに加えられる振動を抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、プロジェクターにおいて、前記免震機構は、角錐型又は円錐型の足を有し、前記足の頂点と、前記設置面とが接する、構成が用いられていてもよい。
この構成により、プロジェクターでは、設置面とプロジェクターとが接する面積を低減する。これにより、プロジェクターでは、プロジェクターに加えられる振動をより抑制することができる。
また、本発明の他の態様は、プロジェクターにおいて、前記免震機構の免震機能を無効にする無効化手段を備える、構成が用いられていてもよい。
この構成により、プロジェクターでは、免震機構の免震機構を無効にすることが可能である。これにより、プロジェクターでは、免震機構がプロジェクターに加えられる振動を抑制する動作を行わなくてもよい場合に免震機構がプロジェクターに加えられる振動を抑制する動作を停止することができる。
また、本発明の他の態様は、プロジェクターにおいて、前記投写部は、光源から射出された光を画像情報に基づいて画像光に変調する光変調装置と、前記光変調装置により変調された前記画像光を前記投写面に投写する投写光学系と、前記光変調装置の位置を変化させる光変調装置移動部と、前記投写部に加わる振動を検出する振動検出部と、前記振動検出部で検出された振動に基づいて、前記光変調装置移動部に前記光変調装置の位置を変化させる制御部と、前記無効化手段により前記免震機能が無効にされているか否かを検出する検出部とを有し、前記制御部は、前記検出部が検出した検出結果が、前記免震機能が無効にされていることを示す場合、前記振動検出部が検出した前記振動に基づいて、前記光変調装置移動部に前記光変調装置の位置を変化させる、構成が用いられていてもよい。
この構成により、プロジェクターでは、免震機構が無効にされている場合、投写部は、プロジェクターに加わる振動に基づいて、光変調装置の位置を変化させる。これにより、プロジェクターでは、投写部がプロジェクターに加えられる振動に応じて投写される画像のブレを補正することができる。
以上により、プロジェクターでは、設置面から投写部に伝わる振動を免震機構により抑制する。これにより、プロジェクターに加えられる振動を抑制することができる。
第1実施形態のプロジェクターの外観の一例を示す図である。 第1実施形態のプロジェクターの設置の一例を示す側面図である。 第1実施形態のプロジェクターの設置の一例を示す背面図である。 第1実施形態のプロジェクターの設置の一例を示す上面図である。 第1実施形態の投写部の構成の一例を示す図である。 第1実施形態の投写光学系の一例を示す図である。 第1実施形態の液晶パネルの構成の一例を示す図である。 第1実施形態のホルダーの構成の一例を示す図である。 第1実施形態の投写部の動作の一例を示す流れ図である。 変形例1のプロジェクターが備える投写部の構成の一例を示す図である。 変形例2のプロジェクターの外観の一例を示す図である。 第2実施形態のプロジェクターの外観の一例を示す図である。 第2実施形態の投写部と免震機構との接続の一例を示す図である。 第2実施形態の投写部の構成の一例を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
[第1実施形態:プロジェクターの概要について]
以下、図1を参照して第1実施形態のプロジェクター1の構成について説明する。
図1は、第1実施形態のプロジェクター1の外観の一例を示す図である。
図1に示す通り、プロジェクター1は、投写部10と、免震機構20とを備える。プロジェクター1とは、例えば、スクリーンや壁面等の投写面に画像を拡大投影し、表示する高光束プロジェクターである。
免震機構20は、免震部SIと、設置足FTとを備える。
免震部SIは、投写部10に固定される上部支持部SI1と、設置足FTが取り付けられて設置面SSFと対向する下部支持部SI2と、上部支持部SI1と下部支持部SI2との間に配置される免震部本体SI3とを有している。免震部本体SI3は、例えば、空気ダンパー、油圧ダンパー、バネ機構又は防振ゴム等である。設置足FTは、下部支持部SI2の下面の3か所以上の位置に配置される。設置足FTは、円錐形状である。プロジェクター1は、設置足FTの頂点と設置面SSFとが接するように設置される。したがって、免震部SIは、プロジェクター1が設置される設置面SSFと投写部10との間に介在する。免震部SIは、設置面SSFから伝わる振動であって、プロジェクター1に加えられる振動が投写部10に伝達することを抑制する。
なお、上述では、設置足FTが円錐形状である場合について説明したが、これに限られない。設置足FTは、頂点が設置面SSFと接する形状であればよく、例えば角錐型の形状であってもよい。
[プロジェクター1に加えられる振動の概要について]
以下、図2、図3及び図4を参照して、プロジェクター1に加えられる振動の概要について説明する。
図2は、第1実施形態のプロジェクター1の設置の一例を示す側面図である。
図3は、第1実施形態のプロジェクター1の設置の一例を示す背面図である。
図4は、第1実施形態のプロジェクター1の設置の一例を示す上面図である。
上述したように、プロジェクター1が高光束プロジェクターである場合には、プロジェクター1は、高い場所に設置される場合がある。図2、図3及び図4に示す通り、以下、プロジェクター1が足場STGの上に設置された設置台STBの上に置かれる場合のプロジェクター1に加えられる振動について説明する。
足場STGは、頑丈に構成された場合であっても、足場STGに加えられる振動及び地表面Gに生じる振動によって振動する。ここで、足場STGに加えられる振動は、例えば、足場STGが振動によって移動する距離が数cm程度の振動である。
プロジェクター1には、足場STGに加えられる振動が足場STG及び設置台STBを介して左右方向、前後方向及び上下方向の振動として加えられる。
また、プロジェクター1には、地表面Gに生じる振動が足場STG及び設置台STBを介して加えられる。
したがって、プロジェクター1には、足場STG及び設置台STBに加えられるあらゆる方向からの振動が複雑に合成され、伝達される。これにより、投写面に投写される画像が振動する。
[投写部の画像補正について]
免震機構20は、足場STGに加えられる振動であってプロジェクター1に加えられる振動を抑制する。
投写部10は、免震機構20によって抑制しきれずに投写部10に伝達された振動に応じて、投写部10が投写する画像のブレを補正する。
以下、投写部10が振動に応じて画像のブレを補正する構成について説明する。
[投写部の構成について]
図5は、第1実施形態の投写部10の構成の一例を示す図である。
図5に示す通り、投写部10は、振動検出部300と、制御部100と、画像処理装置200と、投写光学系500とを備える。投写光学系500は、画像を投写するための機能部を複数備える。投写光学系500が備える各部のうち、ホルダー駆動部595及び投写レンズ400は、投写部10に加えられる振動に応じて制御部100によって制御される。また、投写光学系500が備える各部のうち、液晶パネル551は、画像処理装置200によって制御される。
以下、各部の詳細について説明する。
[振動検出部について]
振動検出部300は、投写部10に加えられる振動を検出する検出器である。振動検出部300は、例えば、振動センサーであり、少なくとも投写面に平行な方向の振動を検出する。振動センサーは、検知対象である投写部10に加えられる振動をピエゾ素子によって電圧に変換する。振動検出部300は、振動を検出した検出結果である振動情報Vを制御部100に出力する。
振動情報Vには、変位情報DPと方向情報DRが含まれる。変位情報DPは、投写部10に加えられる振動によって投写部10が移動する距離を示す情報である。また、方向情報DRは、投写部10に加えられる振動の方向を示す情報である。
振動検出部300は、投写部10に加えられる振動を常時又は定期的に検出する。
[画像処理装置について]
画像処理装置200は、画像処理制御部210を備える。画像処理制御部210は、CPU(Central Processing Unit)を備えており、画像取得部220と、表示素子制御部230とをその機能部として備える。
画像取得部220には、入力ポートを介して外部から画像を示す画像情報PIが入力される。入力ポートは、例えば、DVI、HDMI(登録商標)、SDI等である。画像取得部220は、入力ポートを介して画像情報PIを取得し、取得した画像情報PIを表示素子制御部230へ出力する。
表示素子制御部230は、画像取得部220から取得した画像情報PIに基づいて、投写光学系500が備える液晶パネル551r、551g、551bを制御する。表示素子制御部230は、画像取得部220から供給される画像情報PIに基づいて、液晶パネル551r、551g、551bの画像形成可能領域に画像情報PIが示す画像を形成する制御を行う。液晶パネル551rは、赤色光を変調し、液晶パネル551gは、緑色光を変調し、液晶パネル551bは、青色光を変調する。以降の記載において、液晶パネル551r、551g、551bを区別しない場合には、総称して液晶パネル551と記載する。液晶パネル551は、光変調装置の一例である。
[制御部について]
制御部100は、CPUを備えており、振動情報取得部110と、ホルダー制御部120と、レンズ制御部130とをその機能部として備える。
振動情報取得部110は、振動検出部300から振動情報Vを取得する。振動情報取得部110は、取得した振動情報Vをホルダー制御部120に出力する。
レンズ制御部130は、投写レンズ400に対し、フォーカス駆動制御、レンズシフト駆動制御及びズーム駆動制御等を行う。また、レンズ制御部130は、投写レンズ400のレンズシフト範囲、ズーム範囲、現在のレンズシフト位置、現在のズーム位置、光軸中心の座標といったレンズ情報を管理する。
ホルダー制御部120は、振動情報取得部110から振動情報Vを取得する。ホルダー制御部120は、取得した振動情報Vに応じて投写光学系500が備えるホルダー駆動部595r、595g、595bの駆動を制御する。ホルダー駆動部595rは、ホルダー制御部120の制御に基づいて駆動することにより、液晶パネル551rを移動する。また、ホルダー駆動部595gは、ホルダー制御部120の制御に基づいて駆動することにより、液晶パネル551gを移動する。また、液晶パネル551bは、ホルダー制御部120の制御に基づいて駆動することにより、液晶パネル551bを移動する。以降の記載において、ホルダー駆動部595r、595g、595bを区別しない場合には、総称してホルダー駆動部595と記載する。
ホルダー制御部120は、振動情報Vに応じて、液晶パネル551が移動する位置を算出する。振動情報Vに応じて液晶パネル551が移動する位置は、振動情報Vに示される振動を打ち消す位置である。具体的には、振動情報Vに応じて液晶パネル551が移動する位置は、振動情報Vに含まれる方向情報DRが示す振動の方向とは逆の方向であって、現在の位置から変位情報DPが示す距離だけ移動した位置である。
ホルダー制御部120は、取得した振動情報Vに応じて、投写部10に加えられる振動を打ち消す位置に液晶パネル551を移動するようにホルダー駆動部595の駆動を制御する。ホルダー制御部120は、取得した振動情報Vに基づいて、ホルダー駆動部595を制御する制御信号CTを生成する。制御信号CTは、投写部10に加えられる振動を打ち消す位置に液晶パネル551を移動させるようにホルダー駆動部595の駆動を制御する信号である。ホルダー制御部120は、生成した制御信号CTを投写光学系500に出力する。
[投写光学系について]
ホルダー駆動部595は、制御部100から入力される制御信号CTに基づいて駆動する。具体的には、ホルダー駆動部595は、入力される制御信号CTに基づいて、投写部10に加えられる振動を打ち消す方向に液晶パネル551を移動するように駆動する。
また、投写レンズ400は、レンズ制御部130の制御に基づいて、フォーカス駆動、レンズシフト駆動、及びズーム駆動が制御される。
また、液晶パネル551は、画像処理装置200の制御に基づいて、画像形成可能領域に画像が形成される。
以下、プロジェクター1が備える投写光学系500の詳細について説明する。
[投写光学系の構成の詳細について]
以下、図を参照して投写光学系500の詳細について説明する。
図6は、第1実施形態の投写光学系500の一例を示す図である。
投写光学系500は、光源光を発生する光源装置520と、光源装置520からの照明光を均一化する均一化光学系530と、均一化光学系530を経た照明光を赤・緑・青の3色に分割する色分離光学系540と、色分離光学系540から射出された各色の照明光によって照明される光変調部550と、光変調部550からの各色の変調光を合成するクロスダイクロイックプリズム560と、クロスダイクロイックプリズム560を経た像光を投写面(不図示)に投写する投写レンズ400とを備える。なお、以上のうち、光源装置520と均一化光学系530は、照明光を射出する照明装置として機能する。
ここで、光源装置520は、略点状の発光部を形成するランプ本体521と、ランプ本体521から射出される光源光をコリメートするパラボラ形状の凹面鏡522とを備える。このうち、ランプ本体521は、例えば高圧水銀ランプ等のランプ光源からなり、略白色の光源光を発生する。また、凹面鏡522は、ランプ本体521から放射される光線を反射して、平行光束として均一化光学系530に入射させる。なお、パラボラ形状の凹面鏡522に変えて、球面や楕円面など、パラボラ形状ではない凹面鏡を用いても良い。このような、凹面鏡を用いた場合は、凹面鏡522と均一化光学系530との間に平行化レンズを配置すれば、光源装置520から平行光束を射出することが可能となる。
均一化光学系530は、一対のフライアイ光学系531、532と、波面分割光を重ね合わせるための重畳レンズ533と、照明光を所定の偏光成分に変換する偏光変換部材534とを備える。一対のフライアイ光学系531、532は、マトリックス状に配置された複数の要素レンズからなり、これらの要素レンズによって、光源装置520からの照明光を分割して個別に集光・発散させる。偏光変換部材534は、フライアイ光学系531、532から射出した照明光を一種類の偏光光(例えば紙面に垂直なS偏光成分のみ)に変換して次段光学系に出力する。重畳レンズ533は、偏光変換部材534を経た照明光を全体として適宜収束させて、光変調部550に設けた各色の光変調装置に対する重畳照明を可能にする。つまり、両フライアイ光学系531、532と重畳レンズ533とを経た照明光は、色分離光学系540を経て、光変調部550を構成する各色の光変調装置すなわち各色の液晶パネル551b、551r、551gの画像形成可能領域を均一に重畳照明する。画像形成可能領域は、液晶パネル551b、551r、551gの領域のうち、画像を形成することができる領域である。
色分離光学系540は、第1及び第2ダイクロイックミラー541a、541bと、反射ミラー542a、542b、542cと、フィールドレンズ543r、543bと、第1〜第3のレンズ545a、545b、545cとを備える。第1ダイクロイックミラー541aは、赤・青・緑(R・G・B)の3色のうち青色光LBを反射し、緑色光LGと赤色光LRとを透過させる。また、第2ダイクロイックミラー541bは、入射した緑色光LG及び赤色光LRのうち赤色光LRを反射し緑色光LGを透過させる。この色分離光学系540において、光源装置520から均一化光学系530を経て射出される照明光は、まず第1ダイクロイックミラー541aに入射する。第1ダイクロイックミラー541aで反射された青色光LBは、第1光路OP1に導かれ、反射ミラー542aを経て入射角度を調節するためのフィールドレンズ543bに入射する。また、第1ダイクロイックミラー541aを透過して第2ダイクロイックミラー541bで反射された赤色光LRは、第2光路OP2に導かれフィールドレンズ543rに入射する。さらに、第2ダイクロイックミラー541bを通過した緑色光LGは、第3光路OP3に導かれ、反射ミラー542b、542cを介して第1〜第3のレンズ545a、545b、545cを通過する。これらのレンズ545a、545b、545cを含んで構成されるリレー光学系は、光源装置520から各色の液晶パネル551b、551r、551gまでの光路の距離が最も長い緑色の第3光路OP3に配置されている。このリレー光学系は、第1のレンズ545aの像を、第2のレンズ545bを介して、ほぼそのまま第3のレンズ545cに伝達することにより、光の拡散等による光の利用効率の低下を防止している。
なお、リレー光学系のうち、例えばレンズ545bを光軸に沿って連続的或いは段階的に変位させることにより、液晶パネル551gの位置における照明領域のサイズ、すなわち液晶パネル551gの画像形成可能領域上における緑色光LGの照度を任意に変化させることができる。つまり、液晶パネル551b及び551rの画像形成可能領域上における青色光LBや赤色光LRの照度は変化せず一定であるのに対して、液晶パネル551gの画像形成可能領域上における緑色光LGの照度はレンズ545bの位置に応じて変化する。これを利用すれば、各液晶パネル551b、551r、551gを通過して合成され投写レンズ400によってスクリーン上に投写される画像のホワイトバランスを光学的に調整することができる。
光変調部550は、3色の照明光LB、LR、LGがそれぞれ入射する3つの液晶パネル551b、551r、551gと、各液晶パネル551b、551r、551gを挟むように配置される3組の偏光フィルタ552b、552r、552gと、液晶パネル551b、551r、551gをそれぞれ保持するホルダー590r、590g、590bと、ホルダー590に保持される液晶パネル551b、551r、551gをそれぞれ移動させるホルダー駆動部595r、595g、595bとを備える。ここで、例えば青色光LB用の液晶パネル551bと、これを挟む一対の偏光フィルタ552bとは、照明光を2次元的に輝度変調するための液晶ライトバルブを構成する。同様に、赤色光LR用の液晶パネル551rと、対応する一対の偏光フィルタ552rも、液晶ライトバルブを構成し、緑色光LG用の液晶パネル551gと、対応する一対の偏光フィルタ552gも、液晶ライトバルブを構成する。
光変調部550において、第1光路OP1に導かれた青色光LBは、フィールドレンズ543bを介して液晶パネル551bの画像形成可能領域に入射する。第2光路OP2に導かれた赤色光LRは、フィールドレンズ543rを介して液晶パネル551rの画像形成可能領域に入射する。第3光路OP3に導かれた緑色光LGは、レンズ545a、545b、545cからなるリレー光学系を介して液晶パネル551gの画像形成可能領域に入射する。各液晶パネル551b、551r、551gは、入射した照明光の偏光方向の空間的分布を変化させるための非発光で透過型の光変調装置であり、各液晶パネル551b、551r、551gにそれぞれ入射した各色光LB、LR、LGは、各液晶パネル551b、551r、551gに電気的信号として入力された駆動信号或いは画像信号に応じて、画素単位で偏光状態が調整される。その際、偏光フィルタ552b、552r、552gによって、各液晶パネル551b、551r、551gに入射する照明光の偏光方向が調整されるとともに、各液晶パネル551b、551r、551gから射出される光から所定の偏光方向の変調光である画像光が取り出される。
クロスダイクロイックプリズム560は、光合成光学系であり、平面上に形成された青色光反射用の第1ダイクロイック膜(具体的には誘電体多層膜)561と、交線CLの位置でわずかに屈曲する緑色光反射用の第2ダイクロイック膜(具体的には誘電体多層膜)62とを、全体として直交させた状態で内蔵するものである。このクロスダイクロイックプリズム560は、液晶パネル551bからの青色光LBを第1ダイクロイック膜561で反射して進行方向左側に射出させ、液晶パネル551rからの赤色光LRを両ダイクロイック膜561、562を介して直進して射出させ、液晶パネル551gからの緑色光LGを第2ダイクロイック膜562で反射して進行方向右側に射出させる。このようにクロスダイクロイックプリズム560で合成された画像光は、投写光学系である投写レンズ400を経て適当な拡大率で投写面にカラー画像として投写される。
[液晶パネルの構成の詳細]
以下、図7を参照して液晶パネル551rの詳細について説明する。
図7は、第1実施形態の液晶パネル551rの構成の一例を示す図である。
図7(A)は、液晶パネル551rの斜視図である。また、図7(B)は、液晶パネル551rの側面図である。
液晶パネル551rは、共通電極およびブラックマスク等が形成された第1基板としての対向基板582rと、データ線、走査線、TFT(Thin Film Trrnsistor)などのスイッチング素子、および画素電極等が形成された第2基板としての駆動基板581rと、これら基板581r、582r間に密封封入される電気光学材料としての液晶583rと、駆動基板581rよりも平面視で小さい外形形状を有し、駆動基板581r上に設けられる第2透光性基板としての第1防塵ガラス584rと、対向基板582rよりも平面視で小さい外形形状を有し、対向基板582r上に設けられる第1透光性基板としての第2防塵ガラス585rとを備える。
また、液晶パネル551rは、当該液晶パネル551rを保持するホルダー590rを備える。
なお、上述では、液晶パネル551rを一例に液晶パネル551の構成について説明したが、液晶パネル551b及び液晶パネル551gについても同様の構成を有する。
[ホルダーの構成の詳細]
以下、図8を参照してホルダー590の詳細について説明する。
図8は、第1実施形態のホルダー590rの構成の一例を示す図である。
ここで、図8に示す直交座標系について説明する。Xr軸は、横方向の軸である。具体的には、Xr軸は、液晶パネル551rに平行な軸であって、3つの液晶パネル551r、551g、551bのすべてに直交する平面に平行軸である。Yr軸は、縦方向の軸であり、3つの液晶パネル551r、551g、551bのすべてに平行な軸である。
以降の記載において、Yr軸の正の方向を上方向とも記載する。また、Yr軸の負の方向を下方向とも記載する。
また、以降の記載において、Xr軸の正の方向を右方向とも記載する。また、Xr軸の負の方向を左方向とも記載する。
ホルダー590rは、液晶パネル551rを支持する枠である。ホルダー590rは、側面にホルダー駆動部595rを備える。ホルダー590rは、プロジェクター1に固定して設置される。ホルダー駆動部595rは、ホルダー590rが支持する液晶パネル551rの位置をホルダー590の枠内の領域である稼働領域ARrにおいて移動する。上述したように、ホルダー駆動部595rは、制御部100から入力される制御信号CTに応じて駆動し、液晶パネル551rの位置を移動する。
ホルダー駆動部595rは、例えば、圧電素子、駆動軸及び錘等によって構成される超音波リニアアクチュエーターである。
ホルダー駆動部595rは、ホルダー横駆動部595r−1及びホルダー縦駆動部595r−2によって構成される。ホルダー横駆動部595r−1は、制御信号CTに応じて、液晶パネル551rを横方向に移動する。ホルダー縦駆動部595r−2は、制御信号に応じて、液晶パネル551rを縦方向に移動する。
ホルダー駆動部595rは、光変調装置移動部の一例である。
以降の記載において、稼働領域ARrの中心の位置である稼働領域中心ARCrと液晶パネル551rの中心の位置であるパネル中心551Crとが一致する液晶パネル551rの位置を通常位置NPrと記載する。
以下、プロジェクター1に加えられる振動が、横方向の振動である場合について説明する。制御部100は、プロジェクター1に加えられる振動に応じて、ホルダー横駆動部595r−1を制御し、液晶パネル551rを横方向に移動する。具体的には、制御部100は、振動検出部300から取得した振動情報Vに含まれる方向情報DRが左方向を示す場合、液晶パネル551rを右方向に移動するようにホルダー横駆動部595r−1を制御する。また、制御部100は、振動検出部300から取得した振動情報Vに含まれる方向情報DRが右方向を示す場合、液晶パネル551rを左方向に移動するようにホルダー横駆動部595r−1を制御する。
なお、上述では、液晶パネル551rを一例にホルダー590r及びホルダー駆動部595rの構成について説明したが、液晶パネル551b及び液晶パネル551gについても同様の構成を有する。
本実施形態では、液晶パネル551rは、Xr軸及びYr軸を含む平面に平行に配置されている。そして、液晶パネル551g及び液晶パネル551bのそれぞれが、当該平面(Xr−Yr平面)に対して直交(又は、略直交)するように配置されている。また、本実施形態では、液晶パネル551rの右側に液晶パネル551gが配置されており、液晶パネル551rの左側に液晶パネル551bが配置されている。
また、本実施形態では、液晶パネル551gを支持するホルダー590gは、液晶パネル551rを支持するホルダー590rの右側の辺と接して配置されている。また、液晶パネル551bを支持するホルダー590bは、液晶パネル551rを支持するホルダー590rの左側の辺と接して配置されている。
液晶パネル551r、551g及び551bのそれぞれの横方向を示すXr軸、Xg軸及びXb軸は、いずれも3つの液晶パネル551r、551g、551bのすべてに直交する平面に平行である。
また、液晶パネル551r、551g及び551bの縦方向を示すYr軸、Yg軸及びYb軸は、3つの液晶パネル551r、551g、551bのすべてに平行である。
ここで、クロスダイクロイックプリズム560における変調光の合成について説明する。
上述したように、青色光LB及び緑色光LGは、反射ミラー542a、542b、542cによって反射された後、液晶パネル551b、551gに入射される。青色光LB及び緑色光LGの入射光は、赤色光LRが投写される液晶パネル551rに形成される画像が反転した状態で形成される液晶パネル551b、551gに入射される。
液晶パネル551rが振動に応じて移動される場合、クロスダイクロイックプリズム560から適切に合成された像光を投写するためには、液晶パネル551b、551gは、液晶パネル551rの移動に応じて、液晶パネル551rの移動方向とは逆の方向に移動されることが求められる。
上述したように、液晶パネル551rが振動に応じて移動される場合、液晶パネル551rは、振動情報Vに含まれる方向情報DRが示す方向とは逆の方向に移動される。液晶パネル551rが移動される方向に配置される液晶パネル551(液晶パネル551b又は液晶パネル551g)は、液晶パネル551rに近づく方向に移動されることが求められる。また、液晶パネル551rが移動される方向とは逆の方向に配置される液晶パネル551(液晶パネル551b又は液晶パネル551g)は、液晶パネル551rから離れる方向に移動されることが求められる。
上述の構成により、ホルダー制御部120によって位置が制御された液晶パネル551r、551b、551gから投写される変調光は、投写レンズ400を介して投写面に投写される。ホルダー制御部120によって位置が制御された液晶パネル551r、551b、551gから投写面に投写される画像は、元の位置から振動情報Vに基づいて投写される位置が変化された画像である。具体的には、ホルダー制御部120によって位置が制御された液晶パネル551r、551b、551gから投写面に投写される画像は、当該画像が投写される位置が、プロジェクター1に加えられる振動を打ち消す位置に補正された画像である。
[プロジェクターの動作]
以下、図9を参照してプロジェクター1の動作について説明する。
図9は、第1実施形態のプロジェクター1の動作の一例を示す流れ図である。
振動検出部300は、投写部10に加えられる振動を検出する(ステップS110)。振動検出部300は、検出した振動情報Vを制御部100に出力する(ステップS120)。
制御部100が備える振動情報取得部110は、振動検出部300から振動情報Vを取得する(ステップS130)。振動情報取得部110は、取得した振動情報Vをホルダー制御部120に出力する(ステップS140)。
ホルダー制御部120は、振動情報Vを取得する(ステップS150)。ホルダー制御部120は、取得した振動情報Vに基づいて、ホルダー駆動部595を制御する制御信号CTを生成する(ステップS160)。ホルダー制御部120は、生成した制御信号CTを投写光学系500に出力する(ステップS170)。
投写光学系500が備えるホルダー駆動部595は、ホルダー制御部120から出力された制御信号CTに基づいて駆動する(ステップS180)。
[第1実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター(第1実施形態の一例では、プロジェクター1)は、投写面に画像光を投写するプロジェクターであって、光源から射出された光を画像光に変調し、投写面に投写する投写部(第1実施形態の一例では、投写部10)と、投写部と設置面(第1実施形態の一例では、設置面SSF)との間に介在し、設置面から投写部に伝わる振動を抑制する免震機構(第1実施形態の一例では、免震機構20)と、を有するプロジェクターである。
本実施形態のプロジェクター1によれば、免震機構20が投写部10に加えられる振動を抑制することにより、プロジェクター1が投写する画像が揺れることを抑制することができる。これにより、プロジェクター1は、画像を鑑賞する鑑賞者に見やすい画像を提供することができる。
また、本実施形態のプロジェクターは、免震機構は、角錐型又は円錐型の足(第1実施形態の一例では、設置足FT)を有し、足の頂点と、設置面とが接する。
本実施形態のプロジェクター1によれば、設置面SSFの頂点と設置面SSFとが接することにより、プロジェクター1と設置面SSFとが接する面積を低減し、設置面SSFから投写部10に伝達される振動を低減することができる。
また、本実施形態のプロジェクター1によれば、投写部10に加えられる振動に応じて、投写面に投写される画像の位置を補正することにより、投写部10に加えられる振動を打ち消す位置に画像を投写することができる。
なお、上述では、振動情報Vに応じて、液晶パネル551r、551g、551bが移動される方向が、振動情報Vに含まれる方向情報DRと逆の方向である場合について説明したが、液晶パネル551が移動される方向は、方向情報DRと逆の方向の斜め方向に移動されてもよい。
また、上述では、振動情報Vに応じて、液晶パネル551r、551g、551bが移動される距離が、振動情報Vに含まれる変位情報DPが示す距離である場合について説明したが、液晶パネル551が移動される距離は、液晶パネル551が移動することにより、投写面に投写される画像のブレを補正することができる距離であればいずれの距離であってもよい。
また、上述では、投写部10に加えられる振動情報Vに応じて液晶パネル551が移動され、投写部10が投写する画像のブレを補正する構成について説明したが、画像のブレを補正する方法は、これに限定されない。例えば、液晶パネル551の移動範囲を超える振動が加えられた場合、レンズ制御部130が、振動情報Vに基づいて投写レンズ400を光軸に垂直な方向に移動させることにより画像の投写位置をずらす補正(レンズシフト補正)を行う制御を行ってもよい。
[変形例1:液晶パネルに形成される画像を移動する構成]
以下、図を参照して第1実施形態に係る変形例1について説明する。
変形例1のプロジェクター2は、投写部12と免震機構20とを備える。
図10は、変形例1のプロジェクター2が備える投写部12の構成の一例を示す図である。
第1実施形態では、振動情報Vに応じてホルダー駆動部595が液晶パネル551を移動する構成について説明した。
変形例1では、振動検出部300が検出する振動の大きさに応じて、液晶パネル551を移動し、かつ液晶パネル551に形成される画像の位置を変化させる場合について説明する。
上述した通り、画像形成可能領域は、液晶パネル551が画像を形成することが可能な領域である。ここで、液晶パネル551の画像形成可能領域のうち、画像が形成される領域を画像形成領域とする。
本実施形態のプロジェクター2では、投写部12に加えられる振動に応じて、画像形成可能領域内における画像形成領域の位置が移動される。具体的には、投写部12に加えられる振動に応じて、画像形成可能領域のうち、画像形成領域である位置が移動される場合がある。
以降の記載において、画像形成領域が画像形成可能領域の右側端に位置する場合の画像形成領域の位置を移動後右位置と記載する。また、以降の記載において、画像形成領域が画像形成可能領域の左側端に位置する場合の画像形成領域の位置を移動後左位置と記載する。
[プロジェクターの構成]
以下、図10を参照して変形例1のプロジェクター2が備える投写部12の構成について説明する。
図10に示す通り、投写部12は、振動検出部300と、制御部102と、画像処理装置202と、投写光学系500とを備える。
なお、上述した第1実施形態と同様の構成及び動作には、同一の符号を付してその説明を省略する。
[制御部の構成の詳細]
制御部102は、CPUを備えており、振動情報取得部110と、振動判定部142と、ホルダー制御部120と、レンズ制御部130とをその機能部として備える。
振動情報取得部110は、振動検出部300から振動情報Vを取得する。振動情報取得部110は、取得した振動情報Vを振動判定部142に出力する。
振動判定部142は、振動情報取得部110から取得した振動情報Vが示す振動の大きさを判定する。振動判定部142は、振動情報Vが示す振動がしきい値以上であると判定した場合、振動情報Vをホルダー制御部120に出力する。また、振動判定部142は、振動情報Vが示す振動がしきい値未満であると判定した場合、振動情報Vを画像処理装置202に出力する。
ここで、しきい値は、振動情報Vに含まれる変位情報DPが示す距離のしきい値である。具体的には、しきい値は、画像形成可能領域において画像形成領域を移動することが可能な距離である。
具体的には、振動判定部142は、振動情報Vに含まれる変位情報DPが示す距離が、しきい値が示す距離より長い距離である場合、振動情報Vをホルダー制御部120に出力する。また、振動判定部142は、振動情報Vに含まれる変位情報DPが示す距離が、しきい値が示す距離より短い距離である場合、振動情報Vを画像処理装置202に出力する。
ホルダー制御部120が振動情報Vを取得した場合の動作は、上述した第1実施形態のホルダー制御部120の動作と同様であるため、その説明を省略する。
[画像処理装置の構成の詳細]
画像処理装置202は、画像処理制御部212を備える。画像処理制御部212は、CPUを備えており、画像取得部220と、画像処理部242と、表示素子制御部230とをその機能部として備える。
画像処理部242は、振動情報Vに含まれる変位情報DPが示す距離が、しきい値が示す距離より短い距離であると振動判定部142が判定した場合、振動判定部142から振動情報Vを取得する。また、画像処理部242は、画像取得部220からプロジェクター2が投写する画像を示す画像情報PIを取得する。
画像処理部242は、振動判定部142から取得した振動情報Vに応じて、液晶パネル551に形成する画像の位置を移動する画像処理を行う。具体的には、画像処理部242は、液晶パネル551のうち、画像を形成する画像形成領域の位置を投写部12に与えられる振動を打ち消す方向に移動する画像処理を行う。画像処理部242は、移動した画像形成領域の位置に画像を形成することを示す情報である画像処理情報EPIを生成する。画像処理部242は、生成した画像処理情報EPIを表示素子制御部230に出力する。
表示素子制御部230は、画像処理部242から出力された画像処理情報EPIに基づいて、液晶パネル551を制御する。表示素子制御部230の制御によって画像形成領域が制御された画像処理情報EPIに基づいて液晶パネル551r、551b、551gに形成された画像は、投写部12に加えられた振動を打ち消す位置に補正された画像である。
[変形例1のまとめ]
以上説明したように、変形例1のプロジェクター2が備える投写部12は、画像が投写部12に加えられる振動の大きさに適した画像の補正方法を適応することができる。変形例1のプロジェクター2は、投写部12に加えられる振動の大きさがしきい値未満である場合、投写される画像情報PIを補正し、投写部12に加えられる振動の大きさがしきい値以上である場合、液晶パネル551の位置を補正することができる。
例えば、画像処理部242が画像情報PIに画像処理を行う時間と、ホルダー制御部120の制御に基づいて液晶パネル551の位置が移動されることに要する時間とでは、画像処理部242が画像情報PIに画像処理を行う時間の方が短い場合がある。
したがって、変形例1のプロジェクター2によれば、振動情報Vが示す振動がしきい値未満の場合には、画像処理部242によって画像形成領域FLの位置が制御された画像処理情報EPIが示す画像を投写面に投写することにより、画像のブレの補正を高速に行うことができる。
なお、上述では、振動検出部300が検出した振動情報Vに基づく振動の大きさがしきい値より大きい場合には、ホルダー駆動部595が液晶パネル551を移動させる場合について説明したが、これに限られない。
他の例として、振動検出部300により検出された振動情報Vに基づく振動の大きさ(変位情報DPに応じた大きさ)がしきい値より大きい場合に、ホルダー駆動部595が液晶パネル551を移動させるとともに、画像処理部242が画像情報PIを画像処理する構成が用いられてもよい。この場合、画像処理部242は、画像形成領域を移動する画像処理を行う。ここで、好ましくは、ホルダー駆動部595による移動と画像処理部242による移動を合わせた総合的な移動の大きさが、振動情報Vに基づく振動の大きさと同じ(又は、略同じ)であると良い。一例として、画像処理部242が画像形成領域を移動後右位置又は移動後左位置に移動する画像処理を行うとともに、当該移動による移動距離を変位情報DPから引いた距離だけホルダー制御部120による移動を行う制御が行われてもよい。
これにより、変形例1のプロジェクター2によれば、投写部12に加えられる大きい振動に対して、投写面に投写される画像のブレを補正することができる。
[変形例2:投写部の角度の調整]
以下、図11を参照して本発明の第1実施形態及び変形例1に係る変形例2について説明する。
図11は、変形例2のプロジェクター3の外観の一例を示す図である。
第1実施形態及び変形例1では、投写部10及び投写部12の角度(投写方向)が固定である場合について説明した。変形例2のプロジェクター3は、設置面SSFに対する投写部10の角度を調整することができる。
図11に示す通り、変形例2のプロジェクター3は、投写部10と、免震機構20とを備える。プロジェクター3において、投写部10の後端部は、紙面に垂直な軸を回転軸として回動可能に上部支持部SI1に接続されている。
また、投写部10は、伸縮する脚部SPを前端部に備え、脚部SPの先端は、上部支持部SI1に固定されている。脚部SPは、伸縮の程度に応じて、設置面SSFに対する投写部10の角度を調整する。
変形例2のプロジェクター3によれば、投写部10に加えられる大きい振動に対して、投写面に投写される画像のブレを補正しつつ、投写部10の角度を調整することができる。
なお、上述では、プロジェクター3が投写部10を備える場合について説明したが、これに限られない、プロジェクター3は、投写部10に代わって投写部12を備えていてもよい。
[第2実施形態:免震機構の停止]
以下、図を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。
図12は、第2実施形態のプロジェクター4の外観の一例を示す図である。
上述では、第1実施形態のプロジェクター1、変形例1のプロジェクター2及び変形例2のプロジェクター3が備える免震機構20が、常時振動を抑制している場合について説明した。
第2実施形態では、プロジェクター4が備える免震機構20が、プロジェクター4が備える投写部14に加えられる振動を抑制しないようにできる点において、第1実施形態及び変形例1とは異なる。
プロジェクター4が設置される設置箇所には、当該設置箇所に大きな振動が発生しないことが予めわかっている設置箇所がある。この設置箇所にプロジェクター4が設置される際には、必ずしも免震機構20が動作しなくてもよい場合がある。この場合、免震機構20が振動を抑制する機能を無効にすることが求められる。
[治具による投写部と免震機構との固定]
図12に示す通り、本実施形態のプロジェクター4は、投写部14と、免震機構20とを備える。また、プロジェクター4には、着脱可能な治具JGが接続される。治具JGが接続されることにより、上部支持部SI1と下部支持部SI2とが固定される。これにより、免震部本体SI3の変形が抑止され、免震機構20の免震機能が無効になる。この場合、免震機構20は、設置面SSFから伝わる振動であって、プロジェクター4に加えられる振動が投写部14に伝達することを抑制しない。つまり、投写部14には、設置面SSFから伝達される振動が免震機構20を介して加えられる。
本例では、プロジェクター4に4つの治具JGが接続される。具体的には、治具JGは、プロジェクター4の右側面と左側面とにおいて2箇所ずつ接続される。
[治具の詳細について]
以下、図13を参照して治具JGの詳細について説明する。
図13は、第2実施形態の投写部14と免震機構20との接続の一例を示す図である。
上述したように、プロジェクター4には、治具JGが接続される。
治具JGは、プラグPLG1及びプラグPLG2を備える。また、投写部14は、ジャックJCK1を備える。また、免震機構20の下部支持部SI2は、ジャックJCK2を備える。
治具JGが備えるプラグPLG1は、投写部14が備えるジャックJCK1に嵌入される。また、治具JGが備えるプラグPLG2は、免震機構20が備えるジャックJCK2に嵌入される。これにより、治具JGは、投写部14(上部支持部SI1)と下部支持部SI2とを固定する。
投写部14は、治具検出部600を備える。治具検出部600は、投写部14が備えるジャックJCK1に治具JGが備えるプラグPLG1が嵌入されているか否かを検出する。治具検出部600は、検出部の一例である。治具検出部600は、金属等の導体であるプラグPLG1がジャックJCK1に嵌入され、複数の接点が導通するか否かを検出する。治具検出部600は、接点が導通した場合、投写部14が備えるジャックJCK1に治具JGが備えるプラグPLG1が嵌入されていると検出する。また、治具検出部600は、接点が導通していない場合、投写部14が備えるジャックJCK1に治具JGが備えるプラグPLG1が嵌入されていないことを検出する。
本例では、治具検出部600がジャックJCK1にプラグPLG1が嵌入されていることを検出した場合に、治具JGによって免震機能が無効にされているとみなす。つまり、本例では、治具JGと免震機構20との接続の有無に関わらず、治具JGと投写部14との接続のみを検出し、治具JGと投写部14とが接続されていると検出された場合、免震機能が無効にされているとみなす。
なお、図13に示す通り、本例では、治具JGが備えるプラグPLG1とプラグPLG2とが同一の形状を有する場合について説明したが、治具JGが備えるプラグPLG1とプラグPLG2とは、異なる形状を有していてもよい。
また、本例では、治具JGが備える一方のプラグPLG1を接続するためのジャックJCK1を投写部14に設けているが、投写部14の代わりに上部支持部SI1に設けるようにしてもよい。
[投写部の構成について]
以下、図14を参照して、投写部14の構成について説明する。
図14は、第2実施形態の投写部14の構成の一例を示す図である。
図14に示す通り、投写部14は、振動検出部300と、制御部103と、画像処理装置202と、投写光学系500と、治具検出部600とを備える。
なお、上述した第1実施形態、変形例1及び変形例2と同様の構成及び動作には、同一の符号を付してその説明を省略する。
治具検出部600は、治具JGの接続により免震機能が無効にされているか否かを検出する。治具検出部600は、検出した検出結果DRTを制御部103に供給する。
[制御部の構成の詳細について]
制御部103は、CPUを備えており、振動情報取得部110と、振動判定部142と、ホルダー制御部120と、レンズ制御部130と、治具情報取得部153とをその機能部として備える。
治具情報取得部153は、治具検出部600から検出結果DRTを取得する。治具情報取得部153は、取得した検出結果DRTを振動判定部142に供給する。
振動判定部142は、振動情報取得部110から振動情報Vを取得する。また、振動判定部142は、治具情報取得部153から検出結果DRTを取得する。振動判定部142は、検出結果DRTに基づいて、振動情報Vを供給する供給先を判定する。
検出結果DRTが、免震機能が無効にされていないことを示す場合、免震機構20は、投写部14に伝達される振動を抑制する。この場合、投写部14に加えられる振動は、小さくなる。この場合、振動判定部142は、振動情報Vを画像処理装置202に供給する。画像処理装置202が振動情報Vを取得した場合の動作は、上述した変形例1の動作と同様であるため、その説明を省略する。
検出結果DRTが、免震機能が無効にされていること示す場合、免震機構20は、投写部14に伝達される振動を抑制しない。この場合、投写部14に加えられる振動は、大きくなる。この場合、振動判定部142は、振動情報取得部110から取得した振動情報Vが示す振動の大きさを判定する。振動判定部142は、振動情報Vが示す振動がしきい値以上であると判定した場合、振動情報Vをホルダー制御部120に出力する。また、振動判定部142は、振動情報Vが示す振動がしきい値未満であると判定した場合、振動情報Vを画像処理装置202に出力する。ホルダー制御部120及び画像処理装置202が振動情報Vを取得した場合の動作は、上述した第1実施形態及び変形例1の動作と同様であるため、その説明を省略する。
[第2実施形態のまとめ]
以上説明したように、本実施形態のプロジェクター(第2実施形態の一例では、プロジェクター4)は、免震機構20の免震機能を無効にする無効化手段(第2実施形態の一例では、治具JG)を備える。
ここで、プロジェクター4が設置される設置箇所には、当該設置箇所に大きな振動が発生しないことが予めわかっている設置箇所がある。この場合、必ずしも免震機構20が動作しなくてもよい場合があった。プロジェクター4によれば、治具JGを接続することによって免震機能が無効となり、免震機構20は、投写部14に伝達される振動を抑制しない。
これにより、本実施形態のプロジェクター4によれば、免震機構20が動作しなくてもよい場合には、免震機構20の免震機能を無効にすることができる。
また、本実施形態のプロジェクターは、投写部は、光源から射出された光を画像情報(第2実施形態の一例では、画像情報PI)に基づいて画像光に変調する光変調装置(第2実施形態の一例では、液晶パネル551)と、光変調装置により変調された画像光を投写面に投写する投写光学系(第2実施形態の一例では、投写光学系500)と、光変調装置の位置を変化させる光変調装置移動部(第2実施形態の一例では、ホルダー駆動部595)と、投写部に加わる振動を検出する振動検出部(第2実施形態の一例では、振動検出部300)と、振動検出部で検出された振動に基づいて、光変調装置移動部に光変調装置の位置を変化させる制御部(第2実施形態の一例では、ホルダー制御部120)と、前記無効化手段により前記免震機能が無効にされているか否かを検出する検出部(第2実施形態の一例では、治具検出部600)とを有し、制御部は、検出部が検出した検出結果が、前記免震機能が無効にされていることを示す場合、振動検出部が検出した振動に基づいて、光変調装置移動部に光変調装置の位置を変化させる。
上述した構成により、プロジェクター4は、免震機構20が振動を抑制しない場合には、ホルダー制御部120が光変調装置である液晶パネル551の位置を移動させる。本実施形態のプロジェクター4は、投写部14に加えられる振動によってプロジェクター4が投写する画像が揺れることを抑制することができる。これにより、本実施形態のプロジェクター4は、画像を鑑賞する鑑賞者に見やすい画像を提供することができる。
また、本実施形態のプロジェクター4の投写部14は、投写部14に加えられる振動の大きさに応じて、投写面に投写される画像のブレを補正することができる。
例えば、画像処理部242が画像情報PIに画像処理を行う時間と、ホルダー制御部120の制御に基づいて液晶パネル551の位置が移動されることに要する時間とでは、画像処理部242が画像情報PIに画像処理を行う時間の方が短い場合がある。
したがって、本実施形態のプロジェクター4によれば、振動情報Vが示す振動がしきい値未満の場合には、画像処理部242によって画像形成領域の位置が制御された画像処理情報EPIが示す画像を投写面PSFに投写することにより、画像のブレの補正を高速に行うことができる。
なお、上述では、振動検出部300が検出した振動情報Vに基づく振動の大きさがしきい値より大きい場合には、ホルダー駆動部595が液晶パネル551を移動させる場合について説明したが、これに限られない。
他の例として、振動検出部300により検出された振動情報Vに基づく振動の大きさ(変位情報DPに応じた大きさ)がしきい値より大きい場合に、ホルダー駆動部595が液晶パネル551を移動させるとともに、画像処理部242が画像情報PIを画像処理する構成が用いられてもよい。この場合、画像処理部242は、画像形成領域を移動する画像処理を行う。ここで、好ましくは、ホルダー駆動部595による移動と画像処理部242による移動を合わせた総合的な移動の大きさが、振動情報Vに基づく振動の大きさと同じ(又は、略同じ)であると良い。一例として、画像処理部242が画像形成領域を移動後右位置又は移動後左位置に移動する画像処理を行うとともに、当該移動による移動距離を変位情報DPから引いた距離だけホルダー制御部120による移動を行う制御が行われてもよい。
これにより、本実施形態のプロジェクター4によれば、プロジェクター4に加えられる大きい振動に対して、投写面PSFに投写される画像のブレを補正することができる。
なお、上述では、プロジェクター4の設置箇所に大きな振動が発生しないことが予めわかっている場合に免震機能が無効にされる場合について説明したが、これに限られない。例えば、免震機能は、プロジェクター4を設置する際に無効にされていてもよい。プロジェクター4を設置する際に免震機能が無効にされることにより、プロジェクター4の設置を施工する施工者が容易に設置作業を行うことができる。
また、上述では、プロジェクター4の設置箇所に大きな振動が発生しないことが予めわかっている場合に免震機構20が振動を抑制する機能を無効にする場合について説明した。
しかし、免震機能を無効にしている場合であって、かつ投写部14に加えられる振動がホルダー制御部120及び画像処理部242で補正できないほど大きい場合には、免震機能を有効にすることをプロジェクター4のユーザーに提示してもよい。例えば、免震機能が無効にされている際に、ホルダー制御部120及び画像処理部242が投写部14に加えられる振動を補正できない事象が複数回生じた際に、プロジェクター4は、投写面に免震機能の有効化を求める通知を表示してもよい。この通知は、例えば、「当該設置場所は、比較的大きな振動を受ける場所なので、ロック手段の解除をしてください」といった免震機能の有効化を促す内容のものである。
また、上述では、プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4を設置面SSFに置く設置方法である場合について説明したが、これに限られない。プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4は、天井に設置されていてもよい。これにより、プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4が備える免震機構20は、天井から伝達される振動を投写部10、投写部12及び投写部14に伝達することを抑制することができる。
また、上記の各実施形態では、3つの液晶パネル551r、551g、551bを備えるプロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4を例示したが、DMD(Digital Micromirror Device:米国テキサスインツルメンツ社の登録商標)と呼ばれる反射型光変調素子を用いたDLP(Digital Light Processing:米国テキサスインツルメンツ社の登録商標)方式のプロジェクターであってもよい。
また、プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4は、透過型の光変調装置である3つの液晶パネル551r、551g、551bを備える場合について説明したが、これに限られない。プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4は、反射型の光変調装置を備えていていもよい。
なお、上記の各実施形態におけるプロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4が備える各部は、専用のハードウェアにより実現されるものであってもよく、また、メモリーおよびマイクロプロセッサにより実現させるものであってもよい。
なお、プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4が備える各部は、メモリーおよびCPU(中央演算装置)により構成され、プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4が備える各部の機能を実現するためのプログラムをメモリーにロードして実行することによりその機能を実現させるものであってもよい。
また、プロジェクター1、プロジェクター2、プロジェクター3及びプロジェクター4が備える各部の機能を実現するためのプログラムをコンピューター読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピューターシステムに読み込ませ、実行することにより処理を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピューターシステム」は、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。
また、「コンピューターシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。
また、「コンピューター読み取り可能な記録媒体」は、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピューターシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピューター読み取り可能な記録媒体」は、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピューターシステム内部の揮発性メモリーのように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピューターシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、本発明の実施形態を、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。上述した各実施形態に記載の構成を組み合わせてもよい。
1、2、3、4…プロジェクター、10、12、14…投写部、20…免震機構、100、102、103…制御部、110…振動情報取得部、120…ホルダー制御部、130…レンズ制御部、142…振動判定部、153…治具情報取得部、200、202…画像処理装置、210、212…画像処理制御部、220…画像取得部、230…表示素子制御部、242…画像処理部、300…振動検出部、400…投写レンズ、500…投写光学系、550…光変調部、551、551b、551g、551r…液晶パネル、560…クロスダイクロイックプリズム、581r…駆動基板、582r…対向基板、583r…液晶、584r…第1防塵ガラス、585r…第2防塵ガラス、590、590b、590g、590r…ホルダー、595、595b、595g、595r…ホルダー駆動部、600…治具検出部、CT…制御信号、V…振動情報、DP…変位情報、DR…方向情報、DRT…検出結果、JCK1、JCK2…ジャック、PLG1、PLG2…プラグ、JG、JG1、JG2…治具、LB…青色光、LG…緑色光、LR…赤色光、PI…画像情報、EPI…画像処理情報、SI…免震部、SI1…上部支持部、SI2…下部支持部、SI3…免震部本体、SP…脚部、SSF…設置面、STB…設置台、STG…足場

Claims (4)

  1. 投写面に画像光を投写するプロジェクターであって、
    光源から射出された光を画像光に変調し、前記投写面に投写する投写部と、
    前記投写部と設置面との間に介在し、前記設置面から前記投写部に伝わる振動を抑制する免震機構と、
    を有するプロジェクター。
  2. 前記免震機構は、
    角錐型又は円錐型の足を有し、
    前記足の頂点と、前記設置面とが接する
    請求項1に記載のプロジェクター。
  3. 前記免震機構の免震機能を無効にする無効化手段を備える
    請求項1または請求項2に記載のプロジェクター。
  4. 前記投写部は、
    光源から射出された光を画像情報に基づいて画像光に変調する光変調装置と、
    前記光変調装置により変調された前記画像光を前記投写面に投写する投写光学系と、
    前記光変調装置の位置を変化させる光変調装置移動部と、
    前記投写部に加わる振動を検出する振動検出部と、
    前記振動検出部で検出された振動に基づいて、前記光変調装置移動部に前記光変調装置の位置を変化させる制御部と、
    前記無効化手段により前記免震機能が無効にされているか否かを検出する検出部と
    を有し、
    前記制御部は、
    前記検出部が検出した検出結果が、前記免震機能が無効にされていることを示す場合、前記振動検出部が検出した前記振動に基づいて、前記光変調装置移動部に前記光変調装置の位置を変化させる、
    請求項3に記載のプロジェクター。
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