JP2017190226A - チェーンシーブ - Google Patents
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Abstract
Description
この二次精錬においては、取鍋などの溶鋼容器に蓋をして、溶鋼の保温を図っている。
このときには、通常操業時にはチェーンシーブを通過しないチェーン端部に繋がれたワイヤ部分も、チェーンシーブを通過することになり、チェーンシーブには、チェーンリンク通過時とは異なる応力が負荷される。
また、チェーンの他に、これに連続するワイヤ部分をも確実に案内可能なシーブの提供も可能とするものである。
(1)外周面でチェーンを案内するシーブであって、シーブに形成された、チェーンを支持する第1の溝が、シーブ軸方向から見たときに、チェーンを構成するリンクのうち、横リンクをその長さ方向で接触支持する辺で構成された正多角形であると共に、該第1の溝のシーブ軸方向中央部に、チェーンを構成する縦リンクのシーブ軸側の外周面が嵌入し得る第2の溝が形成されていることを特徴とするチェーンシーブ。
{σalπd3(Ll−d)/(16F)}≦Ls≦(Ll−4d)
ここで、σal:チェーンリンクの許容曲げ応力
d:チェーンリンクの直径
F:チェーンリンクに架かる荷重
また、隣接する第1の溝を形成する平面が成す稜線にアールを付与しておくことにより、チェーンシーブの第1の溝に対して、チェーンリンクの横リンクが万一ずれた場合においても、第1の溝の稜線上を横リンクが円滑に摺動して、本来の位置に収まるようにすることができる。
さらに、第2の溝の断面形状を適切な形状とすることにより、チェーン端部に接続されるワイヤ部も、安定して支持できるチェーンシーブとすることも可能である。
チェーン1の蓋体12に繋がる反対側の端部には、ワイヤ13が連結され、ワイヤの他端部は、昇降用ドラム14に卷回されている。蓋体12の中央を挟んで、蓋体12を吊架する1対のチェーン1と、これに連結されるワイヤ13は、共通の昇降用ドラム14に巻き付けられて昇降するので、自動的に同調を取ることができる。
一方、蓋体12の内張り補修などの際に、蓋体を作業床レベルまで降下させる際には、チェーン1のドラム側端部に連結されたワイヤ13が、チェーンシーブ3に掛るまで、捲き戻されるが、このとき、チェーンシーブ3の第2の溝3bの底部が、チェーンシーブ3に掛るワイヤ13の内側面を支持するので、ワイヤ13は、チェーンシーブの第2の溝3bに確実に案内されて蓋体12を円滑に降下させることができる。
なお、チェーン1のワイヤ13との接続側端部は、横リンク1aとし、ワイヤ13のチェーン1側端部に縦リンクに相当する環状部13bを形成すると、チェーン1とワイヤ13との継ぎ手部2もシーブ上をスムーズに通過することができる。
このテーパにより、チェーン1の縦リンク1bの長辺及びワイヤ13が確実に第2の溝3b内に案内されるので、チェーンリンクが第2の溝3bの側面に引っ掛かってチェーンシーブ3に非対称な応力を与えることを防ぐことができる。
チェーン1の各リンクは、直径d、長辺の長さL、リンク短辺の幅Bに成形される。
図4の紙面上にチェーンシーブの正多角形状の第1の溝3aが位置する場合、中央に全体を示すチェーンリンク1aが横リンクに該当し、その両側は縦リンク1bに該当する。
両側の縦リンク1bにおいて、一番横リンクに近い部分が第1の溝に当たらないように、正多角形をなす第1の溝の平面の長さLsは、最大で(L−4d)とする。
即ち、下記式(1)を満足するように設計することが望ましい。
{σalπd3(L−d)/(16F)}≦Ls≦(L−4d)・・・・・・・(1)
ここで、σal:チェーンリンクの許容曲げ応力
d:チェーンリンクの直径
F:チェーンリンクに架かる荷重
L:チェーンリンク長辺の長さ
である。
第2の溝3bの幅は、チェーン1の縦リンク1bが嵌入可能であり、また、チェーン1の横リンク1aが嵌合しないように、d以上、B以下にすると共に、その深さについては、前記縦リンク1bのチェーンシーブ3側が第2の溝3bの底面に接触しないように、{(B−d)/2}とすることが好ましい。
また、第2の溝3bの側壁部分に縦リンク1bが当接して、正規の位置まで嵌入しない事態が生じないように、第2の溝3bを形成する側壁には、前述したテーパを設けることが好ましい。
第2の溝3bの底部は、図1bに示す回転軸を含む断面方向から見た形状において、平面でも良いが、チェーン1に連結されたワイヤ13がチェーンシーブ3を通過することを想定して、曲面状に形成し、ワイヤ13との接触面積が増大するような形状とすれば、重量物の降下によって、チェーンシーブ3との係合部がチェーン1からワイヤ13に移行するような部分においても、スリップ現象を生じない程度の摩擦力を確実に得ることができて、作業の安全性向上や、重量物の安定的な下降に寄与することができる。
また、チェーンとワイヤが通過するような場合においても、常に吊架物を安定して昇降することが可能となる。
1a:横リンク
1b:縦リンク
2 :(チェーンとワイヤとの)継ぎ手部
3 :チェーンシーブ
3a:第1の溝
3b:第2の溝
11:溶鋼鍋
12:蓋体
13:ワイヤ
14:巻取ドラム
Claims (9)
- 外周面でチェーンを案内するシーブであって、シーブに形成された、チェーンを支持する第1の溝が、シーブ軸方向から見たときに、チェーンを構成するリンクのうち、横リンクをその長さ方向で接触支持する辺で構成された正多角形であると共に、該第1の溝のシーブ軸方向中央部に、チェーンを構成する縦リンクのシーブ軸側の外周面が嵌入し得る第2の溝が形成されていることを特徴とするチェーンシーブ。
- 前記正多角形の一辺の長さLsが、下記式(1)であることを特徴とする請求項1に記載のチェーンシーブ。
{σalπd3(L−d)/(16F)}≦Ls≦(L−4d)・・・・・・・(1)
ここで、σal:チェーンリンクの許容曲げ応力
d:チェーンリンクの直径
F:チェーンリンクに架かる荷重
L:チェーンリンク長辺の長さ - 前記正多角形の角、即ち、隣接する第1の溝を形成する平面が成す稜線にアールが設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のチェーンシーブ。
- 前記第2の溝の底部がシーブ軸方向から見て、円形であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のチェーンシーブ。
- 前記第2の溝のシーブ軸と直交する方向の断面形状において、該第2の溝の入り口部分にテーパが設けられていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のチェーンシーブ。
- 前記第2の溝の深さが{(B−d)/2}以上であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のチェーンシーブ。
B:チェーンリンク短辺の幅 - 前記第2の溝の幅が、d以上、B以下であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のチェーンシーブ。
- 前記第1の溝の幅が、B以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載のチェーンシーブ。
- 前記第2の溝の底部が、チェーンに接続されたワイヤを面支持できる形状であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載されたチェーンシーブ。
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JP2016081043A JP6668909B2 (ja) | 2016-04-14 | 2016-04-14 | チェーンシーブ |
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-
2016
- 2016-04-14 JP JP2016081043A patent/JP6668909B2/ja active Active
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