JP2017190168A - 注出機構付きキャップ及びこれを備えた容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】わずかな力で容易に内容物を注出できるとともに、注出液による加圧部の汚れを防ぐことができる、注出機構付きキャップ及び容器を提供することを目的とする。
【解決手段】注出機構付きキャップは、キャップ本体と、キャップ本体部の上面に設けられ、押圧により弾性変形をする加圧部と、キャップ本体部の上面に設けられた注出口と、加圧部と注出口との間に設けられたヒンジ部を介して、キャップ本体部に回動可能に取付けられ、第1の位置と第2の位置で回動搖動可能な蓋部とを備え、蓋部は、第1の位置において注出口を覆い、第2の位置において、加圧部を押圧する。
【選択図】図1

Description

本発明は、注出機構付きキャップ及びこれを備えた容器に関するものである。
ラー油、しょう油等の食用液体あるいは乳液状のトイレタリ等の液体を収容した容器本体の容器蓋に、容器本体内に収容されている液体を適量ずつ排液する注出機能を備えた容器蓋が知られている(特許文献1参照)。
特許文献2には、キャップ本体の上面に設けられた注出口と押圧部との間に隔壁部が立設して、キャップ本体にヒンジによって連結された蓋の内側に、蓋を閉じたときに隔壁部の壁面に摺接する補助壁部を設けたキャップが開示されている。このキャップによれば、注出口近傍の残留液が閉蓋時の衝撃により加圧部方向に飛散しても、その飛散滴が隔壁部及び補助壁部によって遮られることにより、残留液の押圧部への付着やキャップ周囲への飛散が防止できる。
特開平11−91814号公報 特開2001−206414号公報
特許文献1の被押圧部や特許文献2の押圧部は、その構造や材質によっては指での加圧に比較的大きな力が必要となる場合があった。
また、特許文献2に開示されているキャップは、キャップ本体にヒンジによって蓋が連結されている。このため、容器を使用しないときにはキャップを蓋で覆うことにより容器を密封して、内容液の劣化を防ぐことができる。この一方で、このようなキャップはキャップ本体の外周にヒンジを設けているため、容器の使用に際して、蓋が容器を持つ手または押圧部を押圧する指に当たる等して、注出操作を邪魔するという問題があった。
また、特許文献2に開示されているキャップは、注出口と押圧部とをひとつの蓋で覆っているため、注出口と押圧部との距離が近くならざるを得ず、隔壁部を設けても、注出された液体により押圧部が汚れることを防ぐことが困難であった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、わずかな力で容易に内容物を注出できるとともに、注出液による加圧部の汚れを防ぐことができる注出機構付きキャップ及び容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の一局面は、キャップ本体と、キャップ本体部の上面に設けられ、押圧により弾性変形をする加圧部と、キャップ本体部の上面に設けられた注出口と、加圧部と注出口との間に設けられたヒンジ部を介して、キャップ本体部に回動可能に取付けられ、第1の位置と第2の位置で回動可能な蓋部とを備え、蓋部は、第1の位置において注出口を覆い、第2の位置において、加圧部を押圧する、注出機構付きキャップである。
また、本発明の他の局面は、開口部を備える容器本体と、開口部に取付けられた上述の注出機構付きキャップとを含む、注出機構付き容器である。
本発明によれば、わずかな力で容易に内容物を注出できるとともに、注出液による加圧部の汚れを防ぐことができる注出機構付きキャップ及び容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る注出機構付きキャップの三面図 注出機構付きキャップの断面図 注出機構付きキャップの断面図 注出機構付きキャップの断面図 本発明の一実施形態に係る注出機構付きキャップの平面図及び断面図
本発明の実施形態に係る注出機構付きキャップ及びこれを備えた容器について、図を参照して説明する。なお、各実施形態において、同一または対応する構成には、同一の参照符号を付して説明を省略する。
(第1の実施形態)
図1は、開口部を備える容器本体300に本発明の第1の実施形態に係る注出機構付きキャップ100(以下では単にキャップ100という)を取り付けた容器が開蓋した状態を示す三面図である。図2には、キャップ100の蓋部50の動きを説明するキャップ100をA−A’線で切断した断面図を示す
キャップ100は、容器本体300の開口部に螺合して取り付けられるキャップ本体10と、キャップ本体10上に形成された加圧部20と、注出口30と、ヒンジ部40と、蓋部50と、ツメ部60とを含む。
キャップ本体10は、円盤状の天板11と、天板11の外周縁から垂設された円筒形状の側壁12と、側壁12の内側の天板11下面から垂設された円筒形状のインナーリング14とを備える。側壁12の内周面には、容器本体300の外周面に形成された外ネジ90と螺合可能な内ネジ13が形成されている。インナーリング14はキャップ本体10の容器本体300への螺合により、容器本体300の開口部内周面に嵌合されるように形成されている。
加圧部20は、容器を正立させた状態における上方に、蛇腹のような複数段を介して突出する山型形状であり、山型の頂上から下方に向けて押圧することにより弾性変形をする。複数段を設けることにより、押圧による変形量を大きくすることができ、変形、加圧に要する力を低減することができる。加圧部20は、容器を正立させた状態における上方に突出していればこれに限定されず任意の形状とすることができる。
注出口30は、天板11上の周縁近傍に、キャップ本体10の外周方向に面して形成された孔であり、図2に示すように、注出口30からは天板11を貫通して注出口30とは反対の面に連通する注出流路が伸びている。
ヒンジ部40は、加圧部20と注出口30との間であって、天板11外縁上の2点を結ぶ直線の全長に沿って形成され、蓋部50を天板11上で回動可能に取り付ける。
蓋部50は、ほぼ半円形の天面部51と天面部51の円弧部分から垂設された周壁部52とを備え、天面部51の弦部分でヒンジ部40と連結されている。周壁部52の内周面には、周壁部52の内方へ突出した突起部53が2箇所に形成されている。突起部53は、閉蓋の状態で、キャップ本体10から蓋部50に向かって突出したツメ部60と係合して、閉蓋状態を保持する。また、周壁部52の内周面には、さらに、閉蓋の状態で注出口30に嵌合して、注出口30を密封する球形突起部54が形成されている。さらに、周壁部52の外周面であって、平蓋状態で注出口30と対向する位置には、開蓋時に使用者が指を掛けて開蓋することができる、平面状の鍔部55が突出して形成されている。
キャップ10の材質には、ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂またはこれらの混合体を用いることができる。これらの材質を用いることで、ヒンジ部40に必要な強度と、加圧部20に必要な適度な柔軟性とを備えたキャップ10を得ることができる。特に、ポリプロピレン樹脂は、ランダムまたはブロック共重合体が好ましい。また、ポリエチレン樹脂の密度は、中密度(MDPE)から高密度(HDPE)が好ましい。キャップ10の製造には、公知の技術を用いることができ、特に、一体成型により形成することにより安価での製造が可能である。
容器本体300は、開口部を備え、開口部の外周面にはキャップ本体10を螺合可能な外ネジ80が形成されている。容器本体300の形状は、開口部を備えていれば任意の形状を採用できる。容器本体300の材質は、内容物に応じてガラス、樹脂等の公知の材質を用いることができるが、確実に内容物を注出口するためには、剛性の高い材質を用いることが好ましい。
次に、キャップ100の使用方法について、図2A〜図2Cを用いて説明する。
図2Aには、閉蓋状態のキャップ100の断面図を示す。閉蓋状態において、注出口30は蓋部50に覆われて密封されている。このとき、蓋部50の突起部53をキャップ本体10のツメ部60に係合させることで、閉蓋状態を保持することができる。また、注出口には、蓋部30に形成された球形突起部54が嵌入するため、注出口30は密封され、容器本体300の内部は閉塞される。
使用者は、閉蓋状態にある蓋部50の鍔部55等に指をかけて、ヒンジ部40を支点として蓋部50を矢印の方向に持ち上げることで開蓋することができる。このとき、蓋部50の突起部53はキャップ100本体のツメ部60から外れ、蓋部50はヒンジ部40を支点として回動可能となる。図2Bには、半分程度開蓋したキャップ100の断面図を示す。
図2Cには、内容物を注出する際のキャップの断面図を示す。内容物を注出するために、使用者は、ヒンジ部40を支点として、蓋部50を注出口30と反対側の加圧部20側へ回動する。この結果、加圧部20側へ回動した蓋部50の天板部51は加圧部20に接する。この状態で使用者は、内容物が注出口30近傍に集まるように容器を傾ける。容器が所定量傾いて内容物が注出口に集まったことを確認すると、使用者は蓋部50を加圧部20に向かって指90で押し込むことにより、加圧部20を押圧する。押圧により加圧部20は、容器内方に向かって弾性変形をして窪み、容器内部の気体が加圧される。この結果、内容物の一部が注出口30より注出される。
(第2の実施形態)
図3には、第2の実施形態に係るキャップ200の開蓋状態の平面図及びB−B’線で切断した断面図を示す。キャップ100とキャップ200との相違点は、注出口31の形状であり、図3に示すように、キャップ200の注出口31は、天板11に開けられた複数の孔により構成される。
キャップ200は粉体を収容した容器に好適に用いることができる。キャップ200の使用者は、注出口31に内容物の粉体が詰まった場合に、蓋部50により加圧部20を押圧して容器内の気体を加圧することで、粉体の目詰まりを解消することができる。また、容器内の粉体を注出する際に、加圧部20を使用することで微量な粉体を注出することができ、抽出量の調整が可能となる。蓋部50には、閉蓋状態で注出口31に嵌入することで、粉体の目詰まりを防止するボス70を設けてもよい。
このように、キャップ100、200を用いれば、ヒンジ部40を支点として回動可能に取り付けられた蓋部50を使って加圧部20を押圧することができる。このため、てこの原理により、指で加圧部20を直接押圧する場合と比較して小さな力で内容物を注出することができる。特に、加圧位置をヒンジ部40から離れた位置とした場合にその効果が大きく、蓋部50から突出して形成した鍔部55を使って加圧することで、より小さな力での注出が可能となる。
また、蓋部50を押圧に使用することで、内容物の注出に際して蓋部50が容器を持つ手または加圧部20を押圧しようとする指に当たることがなくなるため、蓋部50が注出操作の邪魔することがない。
また、注出口30、31と加圧部20とは蓋部50により隔てられているため、注出物により加圧部20が汚れることが少ない。
また、蓋部50及び加圧部20を含めたキャップ全体を一体成型で形成できるため、安価での製造が可能である。
また、ヒンジ部40を、天板11外縁上の2点を結ぶ直線の全長に沿って形成することで、ヒンジ部40幅を長くとり強度を確保することが可能である。
以上説明したように、本発明によれば、わずかな力で容易に内容物を注出できるとともに、注出液による加圧部の汚れを防ぐことができる、注出機構付きキャップ及び容器を提供することができる。
キャップ本体の形状は、上面視において円形に限定されず、適宜変形可能である。また、注出口30は、キャップ本体10の外縁から突出していても、蓋部50で覆うことができればよい。また、キャップ本体10の容器本体300への取り付け方法は嵌合等でもよく、螺合に限定されない。
液体または粉体等を収容した容器に有用である。
10 キャップ本体
11 天板
12 側壁
13 内ネジ
14 インナーリング
20 加圧部
30、31 注出口
40 ヒンジ部
50 蓋部
51 天面部
52 周壁部
53 突起部
54 球形突起部
55 鍔部
60 ツメ部
70 ボス
80 外ネジ
90 指
100、200 注出機構付きキャップ
300 容器本体

Claims (3)

  1. キャップ本体と、
    前記キャップ本体部の上面に設けられ、押圧により弾性変形をする加圧部と、
    前記キャップ本体部の上面に設けられた注出口と、
    前記加圧部と前記注出口との間に設けられたヒンジ部を介して、前記キャップ本体部に回動可能に取付けられ、第1の位置と第2の位置で回動可能な蓋部とを備え、
    前記蓋部は、
    前記第1の位置において、前記注出口を覆い、
    前記第2の位置において、前記加圧部を押圧する、注出機構付きキャップ。
  2. 前記ヒンジ部は、上面視において、前記キャップ本体の外縁上の2点を結ぶ直線の全長に沿って形成されている、請求項1に記載の注出機構付きキャップ。
  3. 開口部を備える容器本体と、
    前記開口部に取付けられた請求項1または2に記載の注出機構付きキャップとを含む、容器。
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