JP2017187651A - クラッドモードストリッパ - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡易な構成で耐熱性に優れ、クラッドモード光を除去可能なクラッドモードストリッパを提供する。【解決手段】 2本の光ファイバ110、210と、2本の光ファイバ110、210が固定される熱伝導性の補強器130と、を備え、2本の光ファイバ110、210は、互いの端面が融着され、2本の光ファイバのうち少なくとも一方の光ファイバは、クラッドの一部がクラッドモード光を吸収する金属層114,124に覆われ、金属層114,214と補強器130とが熱伝導性部材116,216で接続される。【選択図】 図3

Description

本発明は、光ファイバにおいてクラッドモード光を低減させるクラッドモードストリッパに関する。
金属材料等の加工において、加工精度や加工速度が優れていることから、レーザを用いる加工方法が普及しつつある。このような加工に用いられるレーザの中でも、エネルギー効率が良くレーザのスポット径が小さいことから、ファイバレーザ装置が注目されている。ファイバレーザ装置として、イッテルビウム(Yb)等の希土類元素が添加された増幅用光ファイバの両端にファイバブラッググレーティング(FBG)等の反射部材が設けられた共振器を備えており、当該共振器に励起光を入射させて信号光を発振させるものが知られている。また、高出力のファイバレーザ装置では、複数の光源からの励起光を光コンバイナによって合波させてから共振器に入射させる構造が一般的である。
上記のようなファイバレーザ装置では、光ファイバ同士の接続部等において、コアに閉じ込められずにクラッドを伝搬するクラッドモード光が意図せず生じる場合がある。また、共振器において吸収されなかった励起光がクラッドに残留して不要なクラッドモード光となることもある。このようなクラッドモード光は、伝搬途中や光ファイバの光出射端で熱に変換され、ファイバレーザ装置の故障等の原因となる場合がある。従って、ファイバレーザ装置では、不要なクラッドモード光を低減させるクラッドモードストリッパを設けることがある。
従来のクラッドモードストリッパとしては、例えば、クラッドの外周面を覆う高屈折率樹脂を用いるものがある。クラッドの外周面が高屈折率樹脂によって覆われることによって、クラッドモード光はクラッドから高屈折率樹脂に導かれて外部に放出される。また、下記特許文献1には、クラッドの外周面を液体金属で覆うことによって、クラッドモード光を除去する技術が開示されている。
特表2015−505162号公報
しかし、上記のようにクラッドの外周面を高屈折率樹脂で覆ってクラッドモード光を低減させる場合、クラッドモード光が変換されて生じる熱によって高屈折率樹脂が劣化する場合がある。また、上記特許文献1に開示された技術のように液体金属を用いる場合は、当該液体金属の漏れを防止するための構造が複雑になる等の問題がある。
そこで、本発明は、簡易な構成でクラッドモード光を低減させることができ、耐熱性及び放熱性に優れるクラッドモードストリッパを提供することを目的とする。
かかる課題を解決するため、本発明のクラッドモードストリッパは、2本の光ファイバと、前記2本の光ファイバが固定される熱伝導性の補強器と、を備え、前記2本の光ファイバは、互いの端面が融着され、前記2本の光ファイバのうち少なくとも一方の光ファイバは、クラッドの一部がクラッドモード光を吸収する金属層で覆われ、前記金属層と前記補強器とが熱伝導性部材で接続されることを特徴とする。
上記クラッドモードストリッパでは、クラッドの一部を被覆する金属層がクラッドモード光を吸収する。従って、上記クラッドモードストリッパは、液体の漏洩防止等の機構は必要がなく、簡易な構成でクラッドモード光を低減させることができる。また、一般に、光ファイバ同士が融着される融着部の近傍では、光ファイバの被覆が剥がされてクラッドが露出している。上記クラッドモードストリッパでは、例えば、このようなクラッドが露出している部分の一部を金属層で覆ってクラッドモード光を吸収することができるので、クラッドモード光の吸収だけを目的として融着部以外の部位で光ファイバの被覆を剥がす必要がない。
金属は、一般的に樹脂よりも熱伝導性が高く、耐熱性に優れる。上記クラッドモードストリッパは、クラッドモード光の吸収に金属層を用いているので、クラッドモードストリッパとして樹脂を用いる場合よりも耐熱性が向上している。また、上記クラッドモードストリッパでは、クラッドが金属層で覆われている領域に入射したクラッドモード光の一部は金属層に吸収されるが、他の一部はクラッドの外周面で反射され金属層に吸収されずにクラッドを伝搬する。よって、上記クラッドモードストリッパでは、クラッドモード光は、クラッドの外周面で反射されながら、徐々に金属層に吸収されて熱に変換される。このようにクラッドモード光が金属層に徐々に吸収されることによって、金属層は広範囲でクラッドモード光を吸収することができる。従って、金属層とクラッドとの界面における単位面積当たりの発熱量を抑制することができる。さらに、金属層と熱伝導性の補強器とが熱伝導性部材で接続されていることによって、クラッドモード光が変換されて金属層で生じる熱は、金属層から放熱されるだけでなく、金属層から熱伝導性部材を介して補強器へと伝えられて放熱される。このように、上記クラッドモードストリッパはクラッドモード光が変換されて生じる熱を効率良く放熱することができるので、放熱性に優れている。
また、上記クラッドモードストリッパでは、クラッドが露出した部分を金属層が覆うので、外力が加えられる等してクラッドが損傷することを抑制することができる。従って、上記クラッドモードストリッパは機械的信頼性が向上している。
また、上記クラッドモードストリッパは、前記2本の光ファイバのうち少なくとも一方において、前記クラッドの一部を覆う金属層が前記クラッドモード光の進行方向に沿って複数形成され、複数の前記金属層のそれぞれと前記補強器とが熱伝導性部材で接続されることが好ましい。
クラッドモード光を吸収する金属層が複数形成されることによって、金属層でクラッドモード光が吸収され易くなり、クラッドモード光が低減され易くなる。また、複数の金属層のそれぞれと補強器とが熱伝導性部材で接続されることによって、クラッドモード光が変換されてそれぞれの金属層で生じる熱は、それぞれの金属層から放熱されるだけでなく、補強器へと伝えられて放熱されるので、上記クラッドモードストリッパの放熱性がさらに向上する。
また、上記クラッドモードストリッパにおいて、前記2本の光ファイバのうち他方のクラッドの一部も前記クラッドモード光を吸収する金属層で覆われ、前記他方の光ファイバを覆う前記金属層と前記補強器とが熱伝導性部材で接続されることが好ましい。
融着される2本の光ファイバのそれぞれのクラッドの一部を覆うようにクラッドモード光を吸収する金属層が形成されることによって、金属層を複数形成することが容易になる。よって、金属層が複数形成されることによる上記効果を得ることが容易になる。
また、上記クラッドモードストリッパにおいて、金属層が複数形成される場合、前記クラッドモード光の進行方向下流側に形成される前記金属層は、前記クラッドモード光の進行方向上流側に形成される前記金属層よりも、前記クラッドモード光の吸収率が高いことが好ましい。
上記のように、クラッドモード光はクラッドの外周面で繰り返し反射されながら徐々に金属層に吸収される。従って、上記クラッドモードストリッパが設けられる部位において、クラッドモード光の進行方向上流側ではクラッドモード光の進行方向下流側に対して相対的にクラッドモード光の強度が強い。このとき、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率が、クラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率よりも高いことによって、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層に吸収されるクラッドモード光のエネルギー量とクラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層に吸収されるクラッドモード光のエネルギー量とを近づけることができる。このように、クラッドモード光の進行方向に沿って金属層に吸収されるクラッドモード光のエネルギー量が均されることによって、クラッドモード光が変換されて生じる熱を効率良く放熱しやすくなる。
なお、光の吸収率とは、入射される光の量に対する吸収できる光の量を意味する。また、クラッドモード光の進行方向とは、クラッドモード光が双方向に伝搬する場合にはクラッドモード光が相対的に多く伝搬する方向を意味する。
また、上記クラッドモードストリッパにおいて、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率が、クラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率よりも高くされる場合、前記クラッドモード光の進行方向下流側に形成される前記金属層は、前記クラッドモード光の進行方向上流側に形成される前記金属層よりも前記クラッドモード光の吸収率が高い金属で構成されることが好ましい。
クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層がクラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層よりもクラッドモード光の吸収率が高い金属で構成されることによって、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率をクラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率よりも高くすることが容易になる。
以上のように本発明によれば、簡易な構成でクラッドモード光を低減させることができ、耐熱性及び放熱性に優れるクラッドモードストリッパを提供することができる。
第1実施形態に係るファイバレーザ装置の一部の構成を概略的に示す図である。 図1に示すクラッドモードストリッパを概略的に示す斜視図である。 図2に示すクラッドモードストリッパの光ファイバの長手方向に沿った断面を概略的に示す図である。 図2に示すIV−IV線に沿った断面を概略的に示す図である。 図2に示すV−V線に沿った断面を概略的に示す図である。 図2に示すVI−VI線に沿った断面を概略的に示す図である。 第2実施形態に係るクラッドモードストリッパの長手方向に沿った断面を概略的に示す図である。
以下、本発明に係るクラッドモードストリッパの好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、理解の容易のため、それぞれの図に記載のスケールと、以下の説明に記載のスケールとが異なる場合がある。
(第1実施形態)
まず、クラッドモードストリッパを含むレーザ装置の一例であるファイバレーザ装置について説明する。図1は、本実施形態におけるファイバレーザ装置の一部の構成を概略的に示す図である。
図1に示すファイバレーザ装置10は、励起光源20a、20bと、光コンバイナ40a、40bと、増幅用光ファイバ30と、一方の端部が光コンバイナ40aを介して励起光源20aに接続されると共に他方の端部が増幅用光ファイバ30の一方の端部に接続される第1共振用ファイバ16と、一方の端部が光コンバイナ40bを介して励起光源20bに接続されると共に他方の端部が増幅用光ファイバ30の他方の端部に接続される第2共振用ファイバ18と、第1共振用ファイバ16に設けられる第1ミラーとしての第1FBG(Fiber Bragg Grating)71と、第2共振用ファイバ18に設けられる第2ミラーとしての第2FBG72と、一端が光コンバイナ40bに接続されているデリバリファイバ50と、クラッドモードストリッパ100と、を主な構成として備える。
励起光源20a、20bは、複数のレーザダイオード21とレーザダイオード21のそれぞれに接続される励起光用ファイバ22とを有する。励起光用ファイバ22としては、例えば、マルチモードファイバが挙げられる。この場合、レーザダイオード21から出射される励起光は、励起光用ファイバ22をマルチモード光として伝播する。
増幅用光ファイバ30は、励起光源20a、20bから出射される励起光により励起されるイッテルビウム(Yb)等の活性元素を含むコアと、コアを被覆するクラッドと、クラッドを被覆する外側クラッドと、外側クラッドを被覆する被覆層と、から構成される。クラッドの屈折率はコアの屈折率よりも低く、外側クラッドの屈折率はクラッドの屈折率よりもさらに低くされている。
光コンバイナ40aは、第1共振用ファイバ16と励起光源20aのそれぞれの励起光用ファイバ22とを接続している。励起光源20aから出射される励起光は、光コンバイナ40aを介して第1共振用ファイバ16のクラッドに入射される。また、光コンバイナ40bは、第2共振用ファイバ18と励起光源20bのそれぞれの励起光用ファイバ22とを接続している。励起光源20bから出射される励起光は、光コンバイナ40bを介して第2共振用ファイバ18のクラッドに入射される。
第1共振用ファイバ16としては、例えば、シングルモードファイバが挙げられる。また、第1共振用ファイバ16は、コアとクラッドと外側クラッドとを有するダブルクラッドファイバとされる。このような第1共振用ファイバ16は、例えば、増幅用光ファイバ30と同様の構成でコアに活性元素が添加されない構成とされる。第1共振用ファイバ16のコアは、増幅用光ファイバ30のコアと結合している。また、第1共振用ファイバ16のコアには、第1FBG71が設けられている。第1FBG71は、増幅用光ファイバ30のコアに添加されている活性元素が励起状態とされた場合に放出する自然放出光の一部の波長と同じ波長の光を反射し、反射率が、例えば100%とされる。
第2共振用ファイバ18としては、例えば、シングルモードファイバが挙げられる。また、第2共振用ファイバ18は、コアとクラッドと外側クラッドとを有するダブルクラッドファイバとされる。このような第2共振用ファイバ18は、例えば、増幅用光ファイバ30と同様の構成でコアに活性元素が添加されない構成とされる。第2共振用ファイバ18のコアは、増幅用光ファイバ30のコアと結合している。また、第2共振用ファイバ18のコアには、第2FBG72が設けられている。第2FBG72は、第1FBG71が反射する光と同じ波長の光を第1FBG71よりも低い反射率で反射する。第2FBGの反射率は、例えば10%とされる。また、第2共振用ファイバ18の増幅用光ファイバ30側と反対側には、光コンバイナ40bを介してデリバリファイバ50が接続されている。
デリバリファイバ50は、コアとコアを被覆するクラッドとクラッドを被覆する被覆層とから構成される。
ファイバレーザ装置10は、増幅用光ファイバ30の前方側及び後方側の双方から励起光を入射する双方励起であって、第1FBG71と第2FBG72とで共振を行うファブリペロー型のファイバレーザ装置とされる。
このようなファイバレーザ装置10においては、まず、励起光源20a、20bのそれぞれのレーザダイオード21から励起光が出射される。そして、それぞれのレーザダイオード21から出射された励起光は、励起光用ファイバ22及び第1共振用ファイバ16を介して増幅用光ファイバ30の前方側から、又は、励起光用ファイバ22及び第2共振用ファイバ18を介して増幅用光ファイバ30の後方側から、増幅用光ファイバ30のクラッドに入射する。増幅用光ファイバ30のクラッドに入射した励起光は、当該クラッドを主に伝播する。そして、増幅用光ファイバ30のコアを通過するときに当該コアに添加されている活性元素に吸収されて、活性元素を励起状態にする。
こうして励起光により励起状態とされた活性元素から自然放出光が放出され、この自然放出光を元にして第1FBG71と第2FBG72との間で光の共振が起こる。共振する光は、第1FBG71及び第2FBG72の反射波長と同じ波長であり、この共振する光が、被増幅光として増幅用光ファイバ30において励起された活性元素の誘導放出により増幅される。そして、増幅された光の一部が、第2FBG72を透過して、信号光としてデリバリファイバ50に入射される。
上記のようなファイバレーザ装置10は高出力化を求められており、光ファイバを伝搬する光のパワーが大きくなるので、クラッドモード光も強くなる傾向にある。例えば、光ファイバを伝搬する光のパワーが1kWである場合において、この光のうち1%程度がクラッドモード光になると仮定すれば、クラッドモードストリッパは10Wものクラッドモード光を除去することになる。従って、ファイバレーザ装置10に設けられるクラッドモードストリッパ100には、高い耐熱性と放熱性とが求められる。以下に説明するクラッドモードストリッパ100は、このようなファイバレーザ装置10に好適である。
図2は、図1に示すクラッドモードストリッパ100を概略的に示す斜視図である。図3は、図2に示すクラッドモードストリッパ100の光ファイバの長手方向に沿った断面を概略的に示す図である。図4は、図2に示すIV−IV線に沿ったクラッドモードストリッパ100の断面を概略的に示す図である。図5は、図2に示すV−V線に沿ったクラッドモードストリッパ100の断面を概略的に示す図である。図6は、図2に示すVI−VI線に沿ったクラッドモードストリッパ100の断面を概略的に示す図である。なお、図4から図6は、融着部140よりも第1光ファイバ110側の断面を示しており、融着部140よりも第2光ファイバ210側の断面は図示していないが、特に説明がない限り、融着部140よりも第2光ファイバ210側の断面の構造は、融着部140よりも第1光ファイバ110側の断面の構造と同様である。
クラッドモードストリッパ100は、第1光ファイバ110と、第2光ファイバ210と、第1光ファイバ110及び第2光ファイバ210が固定される熱伝導性の補強器130と、第1光ファイバ110に形成される第1金属層114と、第1金属層114と補強器130とを接続する第1熱伝導性部材116と、第2光ファイバ210に形成される第2金属層214と、第2金属層214と補強器130とを接続する第2熱伝導性部材216と、を主な構成要素として備える。
クラッドモードストリッパ100は、増幅用光ファイバ30において必要な励起光が除去されることを防止する観点、及び、増幅用光ファイバ30で吸収されずにクラッドに残留した励起光等の不要なクラッドモード光を低減する等の観点から、本実施形態では、光コンバイナ40bよりもクラッドモード光の進行方向下流側に設けられる。クラッドモードストリッパ100が設けられる位置は光コンバイナ40bよりもクラッドモード光の進行方向下流側であれば特に限定されないので、図2から図6には図1とは異なる参照符号を付して、クラッドモードストリッパ100を一般化して説明する。なお、クラッドモードストリッパ100は、光コンバイナ40bに近い位置に設けられることが好ましい。
第1光ファイバ110は、コア101とコア101を被覆するクラッド102とクラッド102を被覆する被覆層112とから成り、端部には被覆層112で覆われずにクラッド102が露出した露出部111を有する。また、上記のように特に断面図を示さないが、第2光ファイバ210は、第1光ファイバ110と同様に、コア201とコア201を被覆するクラッド202とクラッド202を被覆する被覆層212とから成り、被覆層212で覆われずにクラッド202が露出した露出部211を端部に有する。さらに、第1光ファイバ110の露出部111側の端面と第2光ファイバ210の露出部211側の端面とは融着部140において融着されている。
第1金属層114は、第1光ファイバ110の露出部111の外周面の一部を覆うように設けられる。ただし、第1金属層114は、融着部140の周りには形成されておらず、被覆層112には接していない。また、第1金属層114は、クラッドモード光を吸収する金属によって構成されている。クラッドモード光の波長が1030nm〜1100nm程度である場合、第1金属層114を構成する材料としては、鉄(Fe)、ニッケル(Ni)、白金(Pt)、アルミニウム(Al)、銅(Cu)、銀(Ag)等を挙げることができる。なお、第1金属層114は、積層された複数の金属層で構成されても良い。例えば、クラッド102を覆うNiからなる層と当該Niからなる層を覆うAuからなる層とを重ねて第1金属層114が形成されても良い。この場合、Auからなる層によってNiからなる層の酸化を抑制することができる。また、この場合、第1熱伝導性部材116がはんだからなる場合は、第1金属層114と第1熱伝導性部材116との濡れ性を向上させることもできる。
第1金属層114の厚さは、例えば0.1μm〜10μm程度とすることができる。第1金属層114の厚さが0.1μm以上とされることによって、第1金属層114にピンホールができることが抑制され、第1金属層114に覆われるクラッド102にクラックが発生することが抑制される。第1金属層114の厚さが10μm以下とされることによって、第1金属層114を形成するコストの上昇を抑制することができる。
このような第1金属層114は、第1光ファイバ110の外径を通常の大きさとする場合、第1光ファイバ110の外径と比較して十分に薄い。従って、第1金属層114の温度が変化する際に、第1金属層114を構成する金属とクラッド102を構成するガラスとの線膨脹係数の差に起因してクラッド102に加えられる応力は、通常は問題とならない。ただし、ファイバレーザ装置10のビーム品質を極限まで向上させる等の目的で第1光ファイバ110に加えられる応力を極力低減する場合には、クラッド102を構成する材料と線膨脹係数が近い金属からなる層を、第1金属層114よりも厚く第1金属層114上に形成することが好ましい。このような金属からなる層を設けることによって、第1金属層114の温度変化によって第1光ファイバ110に加えられる応力を低減することができる。このような金属としては、例えば、主に鉄(Fe)とニッケル(Ni)とを含む合金や、主に鉄(Fe)とニッケル(Ni)とコバルト(Co)とを含む合金等を挙げることができる。
第2金属層214は、第2光ファイバ210の露出部211の外周面の一部を覆うように設けられる。ただし、第2金属層214は、融着部140の周りには形成されておらず、被覆層212には接していない。また、第2金属層214は、クラッドモード光を吸収する金属によって構成されおり、上記第1金属層114と同様の構成とすることができる。
ただし、第1光ファイバ110が第2光ファイバ210よりもクラッドモード光の進行方向上流側に位置する場合、すなわち、第1金属層114がクラッドモード光の進行方向上流側に位置する光ファイバ110に形成され、第2金属層214がクラッドモード光の進行方向下流側に位置する光ファイバ210に形成される場合、第1金属層114よりも第2金属層214の方がクラッドモード光の吸収率が高いことが好ましい。
第2金属層214のクラッドモード光の吸収率を第1金属層114のクラッドモード光の吸収率よりも高くする場合、第2金属層214は、第1金属層114よりもクラッドモード光の吸収率が高い金属で構成されることが好ましい。これにより、第2金属層214のクラッドモード光の吸収率を第1金属層114のクラッドモード光の吸収率よりも高くすることが容易になる。ただし、金属層によるクラッドモード光の吸収率を高くする方法はこれに限定されない。例えば、クラッドの外周面を粗面化すると共にその粗面化されたクラッド表面に金属層を密着させることによって、クラッドの表面及び金属層のクラッド側の面を粗面化し、クラッドとクラッドを覆う金属層との接触面積を大きくすること等が考えられる。
第1熱伝導性部材116は、第1金属層114と補強器130と接続するように設けられる。ただし、第1熱伝導性部材116は、クラッド102及び被覆層112には接していない。
第1熱伝導性部材116を構成する材料としては、熱伝導性を有するものであれば良く、例えば、共晶はんだ、鉛フリーはんだ、AuSnはんだ等のはんだや、銀ペースト等の金属ペーストや、熱伝導性フィラーを含む樹脂等の熱伝導性を有する樹脂、等を挙げることができる。第1熱伝導性部材116を放熱性シリコーン等の樹脂で構成する場合は、第1熱伝導性部材116を所定の部位に形成し易くなる。また、第1熱伝導性部材116をはんだで構成する場合は、第1熱伝導性部材116の耐熱性が高くなる。
第2熱伝導性部材216は、第2金属層214と補強器130と接続するように設けられる。ただし、第2熱伝導性部材216は、第2光ファイバ210のクラッド202及び被覆層212には接していない。第2熱伝導性部材216を構成する材料としては、第1熱伝導性部材116と同様のものを挙げることができる。
補強器130は、熱伝導性の材料で構成される。また、補強器130は、第1光ファイバ110及び第2光ファイバ210が固定されて、第1光ファイバ110と第2光ファイバ210との接続のずれ等を防止する機能を有する。例えば、補強器130は、第1光ファイバ110と第2光ファイバ210とが融着された融着部140を含む第1光ファイバ110及び第2光ファイバ210の端部を収容する溝を有する部材とすることができる。このような補強器130を構成する材料としては、例えば、アルミニウム、窒化アルミニウム等を挙げることができる。
第1光ファイバ110及び第2光ファイバ210は、第1熱伝導性部材116及び第2熱伝導性部材216によって補強器130に固定される。ただし、図2及び図6に示すように、第1光ファイバ110及び第2光ファイバ210は、さらに接着剤118、218によって補強器130に固定されても良い。接着剤118は、第1光ファイバ110のうち被覆層112で覆われている部分に塗布されており、被覆層112の一部と補強器130とを固定する。また、接着剤218は、第2光ファイバ210のうち被覆層212で覆われている部分に塗布されており、被覆層212の一部と補強器130とを固定する。接着剤118、218は、第1光ファイバ110の露出部111及び第2光ファイバ210の露出部211には塗布されていない。
以上説明したクラッドモードストリッパ100によれば、以下に説明するように、クラッドモード光を低減させることができる。
クラッドモードストリッパ100では、第1光ファイバ110のクラッド102を被覆する第1金属層114と第2光ファイバ210のクラッドを被覆する第2金属層214とがクラッドモード光を吸収する。従って、クラッドモードストリッパ100は、液体の漏洩防止等の機構は必要がなく、簡易な構成でクラッドモード光を低減させることができる。また、多くの場合、光ファイバ同士が融着される融着部の近傍では、融着される光ファイバの被覆が剥がされてクラッドが露出している。クラッドモードストリッパ100では、このようなクラッドが露出する露出部111,211の一部を第1金属層114及び第2金属層214で覆ってクラッドモード光を吸収することができるので、クラッドモード光の吸収だけを目的として光ファイバ同士の融着部近傍以外の部位で光ファイバの被覆を剥がす必要がない。
金属は、一般的に樹脂よりも熱伝導性が高く、耐熱性に優れる。クラッドモードストリッパ100は、クラッドモード光の吸収に第1金属層114及び第2金属層214を用いているので、クラッドモードストリッパとして樹脂を用いる場合よりも耐熱性が向上している。
また、クラッドモードストリッパ100では、第1金属層114又は第2金属層214に入射したクラッドモード光の一部は第1金属層114又は第2金属層214に吸収されるが、他の一部はクラッド102,202の外周面で反射される。よって、クラッドモードストリッパ100では、クラッドモード光は、クラッド102,202の外周面で複数回反射されながら、徐々に第1金属層114及び第2金属層214に吸収されて熱に変換される。このようにクラッドモード光が第1金属層114及び第2金属層214に徐々に吸収されることによって、第1金属層114及び第2金属層214は広範囲でクラッドモード光を吸収することができるので、第1金属層114とクラッド102との界面及び第2金属層214とクラッド202との界面における単位面積当たりの発熱量を抑制することができる。さらに、第1金属層114及び第2金属層214と補強器130とが第1熱伝導性部材116及び第2熱伝導性部材216で接続されていることによって、クラッドモード光が変換されて第1金属層114及び第2金属層214で生じる熱は、第1金属層114及び第2金属層214から放熱されるだけでなく、第1金属層114及び第2金属層214から第1熱伝導性部材116及び第2熱伝導性部材216を介して補強器130へと伝えられて放熱される。このように、クラッドモードストリッパ100は、クラッドモード光が変換されて生じる熱を効率良く放熱することができるので、放熱性に優れている。
補強器130へと伝えられる熱を放熱し易くする観点からは、補強器130は水等の冷媒によって冷却されることが好ましい。
また、上記のように、第1金属層114よりも第2金属層214の方がクラッドモード光の吸収率が高いことが好ましい。上記のように、クラッドモード光はクラッド102,202の外周面で繰り返し反射されながら徐々に吸収される。従って、クラッドモードストリッパ100が設けられる部位において、クラッドモード光の進行方向上流側ではクラッドモード光の進行方向下流側に対して相対的にクラッドモード光の強度が強い。このとき、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される第2金属層214のクラッドモード光の吸収率が、クラッドモード光の進行方向上流側に形成される第1金属層114のクラッドモード光の吸収率より高いことによって、第2金属層214によって吸収されるクラッドモード光のエネルギー量と第1金属層114によって吸収されるクラッドモード光のエネルギー量とを近づけることができる。このように、第1金属層114で吸収されるクラッドモード光のエネルギー量と第2金属層214で吸収されるクラッドモード光のエネルギー量とが均されることによって、クラッドモード光が変換されて生じる熱を効率良く放熱しやすくなる。
上記のようにクラッドモード光が変換されて生じる熱は、第1金属層114及び第2金属層214で生じて補強器130等から放熱される。このとき、上記のように第1金属層114及び第2金属層214と第1熱伝導性部材116及び第2熱伝導性部材216とは被覆層112,212に接していないので、クラッドモード光が変換されて生じる熱が被覆層112、212へと伝わることが抑制され、被覆層112,212の熱による損傷が抑制される。クラッドモード光が変換されて生じる熱が被覆層112,212へと伝わることを抑制する観点からは、第1金属層114、第2金属層214、第1熱伝導性部材116及び第2熱伝導性部材216と被覆層112,212との間は空気等によって断熱されることが好ましい。
また、クラッドモードストリッパ100では、露出部111,211を第1金属層114及び第2金属層214が覆うので、外力が加えられる等して第1光ファイバ110又は第2光ファイバ210のクラッドが損傷することが抑制される。従って、クラッドモードストリッパ100は機械的信頼性が向上している。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るファイバレーザ装置は、図1に示すファイバレーザ装置10において、クラッドモードストリッパ100がクラッドモードストリッパ200に置き換えられる点において、ファイバレーザ装置10と異なる。従って、第2実施形態に係るファイバレーザ装置の説明では、クラッドモードストリッパ200についてのみ説明する。
図7は、第2実施形態にかかるクラッドモードストリッパ200の光ファイバの長手方向に沿った断面を概略的に示す図である。クラッドモードストリッパ200の説明において、クラッドモードストリッパ100と同様の構成のものには同じ参照符号を付し、説明を省略する。
クラッドモードストリッパ200は、クラッドモードストリッパ100よりも多くの金属層114a,114b,214a,214b及びこれらの金属層114a,114b,214a,214bと補強器130とを接続する熱伝導性部材116a,116b,216a,216bが設けられる点において、クラッドモードストリッパ100と異なる。
金属層114a,114b,214a,214bは上記第1金属層114及び第2金属層214と同様の構成とすることができ、熱伝導性部材116a,116b,216a,216bは上記第1熱伝導性部材116及び第2熱伝導性部材216と同様の構成とすることができる。ただし、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層は、クラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層よりも、クラッドモード光の吸収率が高いことが好ましい。すなわち、第1光ファイバ110側から第2光ファイバ210側へとクラッドモード光が伝搬する場合、クラッドモード光の吸収率は、金属層214b、金属層214a、金属層114b、金属層114aの順で高いことが好ましい。
上記のように、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率が、クラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率より高いことによって、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層に吸収されるクラッドモード光のエネルギー量と、クラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層に吸収されるクラッドモード光のエネルギー量と、を近づけることができるので、クラッドモード光が変換されて生じる熱が効率良く放熱され易くなる。
クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率をクラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率よりも高くする場合、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層は、クラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層よりもクラッドモード光の吸収率が高い金属で構成されることが好ましい。
クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層がクラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層よりもクラッドモード光の吸収率が高い金属で構成されることによって、クラッドモード光の進行方向下流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率をクラッドモード光の進行方向上流側に形成される金属層のクラッドモード光の吸収率よりも高くすることが容易になる。
以上、本発明について、上記実施形態を例に説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態ではクラッドモード光を吸収する金属層が複数形成されているが、このような金属層は、少なくとも1つ形成されていれば良く、融着される2本の光ファイバのうち少なくとも一方のクラッドが露出する露出部の一部を覆うように形成されていれば良い。すなわち、上記第1金属層114及び第2金属層214のどちらか一方が形成されていればよい。また、上記実施形態では第1光ファイバ110及び第2光ファイバ210の両方に金属層が形成されているが、金属層が複数形成される場合において、第1光ファイバ110及び第2光ファイバ210の一方にのみ金属層が形成されてもよい。ただし、金属層はクラッドモード光を低減させる目的で設けられているので、クラッドモード光が伝搬すると考えられるクラッドを覆うように設けられる。例えば、融着部140でクラッドモード光が励振され、そのクラッドモード光が第2光ファイバ210側に伝搬すると考えられる場合は、少なくとも第2光ファイバ210の露出部211に金属層が形成される。また、金属層が複数形成される場合、互いに隣り合う金属層は接していてもよい。
また、上記実施形態では、光コンバイナ40bよりもクラッドモード光の進行方向下流側にクラッドモードストリッパが設けられている。しかし、増幅用光ファイバ30がトリプルクラッドファイバとされる等して、必要な励起光がクラッドモードストリッパで吸収されてしまうことが抑制されるのであれば、光コンバイナ40bよりもクラッドモード光の進行方向上流側における光ファイバ同士の接続部にクラッドモードストリッパを設けることもできる。
また、これまでの説明では、共振器を有するファイバレーザ装置にクラッドモードストリッパを適用する例を挙げて説明した。しかし、上記クラッドモードストリッパは、MOPA (Master Oscillator Power Amplifier)型のファイバレーザ装置や光ファイバを用いるその他のレーザ装置にも適用可能であり、不要なクラッドモード光が生じると想定される様々な装置における光ファイバ同士の接続部近傍に設けることができる。
本発明に係るクラッドモードストリッパは、簡易な構成でクラッドモード光を低減させることができ、ファイバレーザ装置等の機器を用いる産業において利用することができる。
10・・・ファイバレーザ装置
16・・・第1共振用ファイバ
18・・・第2共振用ファイバ
20a,20b・・・励起光源
21・・・レーザダイオード
22・・・励起光用ファイバ
30・・・増幅用光ファイバ
40a、40b・・・光コンバイナ
50・・・デリバリファイバ
71・・・第1ミラー(第1FBG)
72・・・第2ミラー(第2FBG)
100,200・・・クラッドモードストリッパ
101,201・・・コア
102,202・・・クラッド
110・・・第1光ファイバ
210・・・第2光ファイバ
111,211・・・露出部
212,212・・・被覆層
114・・・第1金属層
214・・・第2金属層
114a,114b,214a,214b・・・金属層
116・・・第1熱伝導性部材
216・・・第2熱伝導性部材
116a,116b,216a,216b・・・熱伝導性部材
130・・・補強器
140・・・融着部

Claims (5)

  1. 2本の光ファイバと、前記2本の光ファイバが固定される熱伝導性の補強器と、を備え、
    前記2本の光ファイバは、互いの端面が融着され、
    前記2本の光ファイバのうち少なくとも一方の光ファイバは、クラッドの一部がクラッドモード光を吸収する金属層で覆われ、
    前記金属層と前記補強器とが熱伝導性部材で接続される
    ことを特徴とするクラッドモードストリッパ。
  2. 前記2本の光ファイバのうち少なくとも一方において、前記クラッドの一部を覆う金属層が前記クラッドモード光の進行方向に沿って複数形成され、
    複数の前記金属層のそれぞれと前記補強器とが熱伝導性部材で接続される
    ことを特徴とする請求項1に記載のクラッドモードストリッパ。
  3. 前記2本の光ファイバのうち他方は、クラッドの一部が前記クラッドモード光を吸収する金属層で覆われ、
    前記他方の光ファイバを覆う前記金属層と前記補強器とが熱伝導性部材で接続される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のクラッドモードストリッパ。
  4. 前記クラッドモード光の進行方向下流側に形成される前記金属層は、前記クラッドモード光の進行方向上流側に形成される前記金属層よりも、前記クラッドモード光の吸収率が高い
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のクラッドモードストリッパ。
  5. 前記クラッドモード光の進行方向下流側に形成される前記金属層は、前記クラッドモード光の進行方向上流側に形成される前記金属層よりも前記クラッドモード光の吸収率が高い金属で構成される
    ことを特徴とする請求項4に記載のクラッドモードストリッパ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019074599A (ja) * 2017-10-13 2019-05-16 三菱電線工業株式会社 光コネクタ構造
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