JP2017182412A - 仮想配置装置、仮想配置方法、およびプログラム - Google Patents

仮想配置装置、仮想配置方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮像画像に写る範囲より大きいイメージデータのうち、撮像画像からはみ出す部分を表示する。【解決手段】仮想配置装置は、撮像装置から撮像画像を取得する画像取得部と、撮像画像に写る領域を含み、撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像を記憶する広角画像記憶部と、撮像画像に写ったマーカーを認識する認識部と、広角画像のうちマーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させる表示制御部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、仮想配置装置、仮想配置方法、およびプログラムに関する。
特許文献1には、カメラによって撮影された実空間の画像のうちマーカーが写る位置に、設置対象物を表す三次元イメージデータを配置した合成画像を生成する技術が開示されている。
特開2013−105329号公報
マーカーの位置にイメージデータを配置する場合、撮像画像には、マーカーがコンピュータによって認識可能な程度に明瞭に写っている必要がある。そのため、遠隔からマーカーを撮像する場合、コンピュータがマーカーを認識できない可能性がある。他方、マーカーの近傍にて当該マーカーを撮像する場合、イメージデータが合成画像からイメージデータの一部がはみ出てしまう可能性がある。
本発明の目的は、上述した課題を解決する仮想配置装置、仮想配置方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の第1の態様によれば、仮想配置装置は、撮像装置から撮像画像を取得する画像取得部と、前記撮像画像に写る領域を含み、前記撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像を記憶する広角画像記憶部と、前記撮像画像に写ったマーカーを認識する認識部と、前記広角画像のうち前記マーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させる表示制御部とを備える。
本発明の第2の態様によれば、仮想配置方法は、撮像装置から撮像画像を取得することと、前記撮像画像に写ったマーカーを認識することと、前記撮像画像に写る領域を含み、前記撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像のうち、前記マーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させることとを含む。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、コンピュータに、撮像装置から撮像画像を取得することと、前記撮像画像に写ったマーカーを認識することと、前記撮像画像に写る領域を含み、前記撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像のうち、前記マーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させることとを実行させる。
上記態様のうち少なくとも1つの態様によれば、仮想配置装置は、撮像画像より広い領域が写る広角画像のうち、撮像画像から認識されたマーカーに対応する位置に、イメージデータを配置する。これにより、仮想配置装置は、撮像画像に写る範囲より大きいイメージデータのうち、撮像画像からはみ出す部分を表示させることができる。
第1の実施形態に係る仮想配置装置の構成を示す概略ブロック図である。 第1の実施形態に係る仮想配置装置による仮想配置処理を示すフローチャートである。 第1の実施形態に係る仮想配置装置によって処理される画像の例である。 第1の実施形態に係る仮想配置装置に表示される画像の例である。 第2の実施形態に係る仮想配置装置の構成を示す概略ブロック図である。 第2の実施形態に係る仮想配置装置による仮想配置処理を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る仮想配置装置に表示される画像の例である。 第3の実施形態に係る仮想配置装置に表示される画像の例である。 第4の実施形態に係る仮想配置装置の構成を示す概略ブロック図である。 仮想配置装置の基本構成を示す概略ブロック図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
〈第1の実施形態〉
図1は、第1の実施形態に係る仮想配置装置の構成を示す概略ブロック図である。
第1の実施形態に係る仮想配置装置100は、撮像装置によって撮像された撮像画像にイメージデータをオーバーレイ表示させる。例えば、仮想配置装置100は、撮像装置によって撮像された室内の撮像画像に、家具(物品)のイメージデータをオーバーレイ表示させることで、利用者に室内に家具を設置したときの様子を提示することができる。
仮想配置装置100は、撮像装置110、入力装置120、表示装置130、制御装置140を備える。仮想配置装置100は、例えばスマートフォンなどの携帯端末によって実現される。
撮像装置110は、光学系を介して入射する光に基づいて画像を生成する。
入力装置120は、利用者による入力を受け付ける。入力装置120の例としてはタッチパネルが挙げられる。
表示装置130は、制御装置140による演算結果を表示する。表示装置130の例としてはLCD(Liquid Crystal Display)が挙げられる。
制御装置140は、仮想配置装置100の動作を制御する。制御装置140は、画像取得部401、広角画像生成部402、広角画像記憶部403、認識部404、イメージデータ記憶部405、合成部406、表示制御部407、倍率変更部408、倍率記憶部409を備える。
画像取得部401は、撮像装置110から撮像画像を取得する。
広角画像生成部402は、画像取得部401が取得した撮像画像に基づいて広角画像を生成する。広角画像は、撮像画像に写る領域を含み、かつ撮像画像より広い領域が写る画像である。
広角画像記憶部403は、広角画像生成部402が生成した広角画像を記憶する。
認識部404は、画像取得部401が取得した画像に写るマーカーのパラメータを認識する。マーカーのパラメータは、座標、大きさ、回転角および歪み量を含む。マーカーの例としては、家具のカタログなど所定の図柄が描かれた紙が挙げられる。
イメージデータ記憶部405は、家具の三次元イメージデータを記憶する。
合成部406は、画像取得部401が取得した撮像画像を広角画像記憶部403が記憶する広角画像と合成する。合成部406は、広角画像上における撮像画像の位置に基づいて、認識部404が認識したパラメータを広角画像のパラメータに変換する。合成部406は、合成された広角画像の、変換されたパラメータに基づいてイメージデータ記憶部405が記憶する三次元イメージデータを配置することで、仮想配置画像を生成する。このとき合成部406は、変換されたパラメータに基づいて、三次元イメージデータの座標、大きさおよびレンダリングの視点を算出する。
表示制御部407は、合成部406が生成した仮想配置画像を表示装置130に表示させる。
倍率変更部408は、入力装置120に入力された操作に基づいて、仮想配置画像の表示倍率を変更する。入力装置120に入力される操作の例としては、ピンチイン−ピンチアウト操作やスライダーのドラッグ操作が挙げられる。
倍率記憶部409は、仮想配置画像の表示倍率を記憶する。
次に、第1の実施形態に係る仮想配置装置100の動作について説明する。仮想配置装置100は、撮像画像にイメージデータをオーバーレイ表示させる仮想配置処理を実行する前に、室内の広角画像を生成する。具体的には、利用者は、少なくとも配置する家具が占め得る空間が写るように、撮像装置110に複数の撮像画像を撮像させる。これにより、画像取得部401は撮像装置110から複数の撮像画像を取得する。次に、広角画像生成部402は、取得された複数の画像を合成して1つの広角画像を生成する。例えば、広角画像生成部402は、複数の撮像画像のうち、同一の空間が撮影された部分(互いの類似度が閾値以上となる部分)を繋ぎ合わせることで、広角画像を生成する。広角画像生成部402は、生成した広角画像を広角画像記憶部403に記憶させる。
図2は、第1の実施形態に係る仮想配置装置による仮想配置処理を示すフローチャートである。
図3は、第1の実施形態に係る仮想配置装置によって処理される画像の例である。
仮想配置装置100が仮想配置処理を開始すると、画像取得部401は、撮像装置110から撮像画像P1を取得する(ステップS1)。次に、認識部404は、撮像画像P1に写ったマーカーMのパラメータを認識する(ステップS2)。例えば、認識部404は、予め記憶するマーカーMの複数の領域の特徴量に基づいて、撮像画像P1に各領域のラベリングを行う。認識部404は、各ラベルの面積および位置関係から、マーカーMの座標、大きさ、回転角および歪み量を特定することができる。
認識部404がマーカーMのパラメータを認識すると、合成部406は、広角画像記憶部403が記憶する広角画像P2と撮像画像P1とを合成する(ステップS3)。例えば、合成部406は、広角画像P2を複数の領域に区切り、撮像画像P1との類似度が最も高い領域に当該撮像画像P1を合成し、合成広角画像P3を生成する。次に、合成部406は、認識部404が認識したパラメータを合成広角画像P3のパラメータに変換する(ステップS4)。例えば、合成部406は、合成広角画像P3のうち撮像画像P1に相当する領域Rの左上座標を特定し、認識部404が認識した座標に当該左上座標の値を加算することで、合成広角画像P3の座標を特定する。第1の実施形態においては、座標以外のパラメータは、撮像画像P1のパラメータと同じ値となる。
合成部406は、変換されたパラメータに基づいてイメージデータ記憶部405が記憶する三次元イメージデータを二次元イメージデータIにレンダリングする(ステップS5)。例えば、合成部406は、変換されたパラメータのうち回転角および歪み量に基づいて三次元イメージデータのレンダリングの視点を決定する。合成部406は、決定した視点を用いて三次元イメージデータをレンダリングする。合成部406は、レンダリングされた二次元イメージデータIを、変換されたパラメータに基づいて合成広角画像P3に合成し、仮想配置画像P4を生成する(ステップS6)。例えば、合成部406は、変換されたパラメータのうちマーカーMの大きさに基づいて、二次元イメージデータIを拡大または縮小する。そして合成部406は、二次元イメージデータIの配置座標を、変換されたパラメータのうちマーカーMの座標と同じ座標に決定する。
次に、倍率変更部408は、入力装置120への操作の有無を判定する(ステップS7)。入力装置120への操作がある場合(ステップS7:YES)、倍率変更部408は、倍率変更部408が記憶する倍率と入力された操作とに従って、変更後の倍率を算出する(ステップS8)。例えば、倍率変更部408は、ピンチイン操作に係るジェスチャの移動量に所定の係数を乗算することで拡大率を算出し、倍率変更部408が記憶する倍率に当該拡大率を乗算することで、変更後の倍率を算出する。初期状態において倍率記憶部409は、1.0倍を示す倍率を記憶する。倍率変更部408は、算出した倍率を倍率記憶部409に記憶させる(ステップS9)。
入力装置120への操作が無い場合(ステップS7:NO)、または倍率が変更された場合、表示制御部407は、ステップS6で生成された仮想配置画像P4を、倍率記憶部409が記憶する倍率で表示する(ステップS10)。
仮想配置装置100は、上記の仮想配置処理を繰り返し実行する。
図4は、第1の実施形態に係る仮想配置装置に表示される画像の例である。
仮想配置装置100が上述した仮想配置処理を実行すると、表示制御部407は表示装置130に仮想配置画像P4を表示させる。初期状態においては、倍率記憶部409には1.0倍を示す倍率が記憶されているため、表示装置130には、図4(A)に示すように、仮想配置画像P4のうち撮像画像P1と同じ部分が表示される。ここで、利用者が入力装置120を介して拡大操作(例えば、ピンチアウト操作)を実行すると、倍率記憶部409に記憶される倍率が減少し、図4(B)に示すように、撮像画像P1に写らない範囲も、表示装置130に表示される。これにより、利用者は撮像画像P1に写る領域Rのみならず、撮像画像P1に写らない領域についても、二次元イメージデータIを閲覧することができる。ここで、利用者が入力装置120を介して縮小操作(例えば、ピンチイン操作)を実行すると、倍率記憶部409に記憶される倍率が増加し、図4(A)に示すように、仮想配置画像P4を拡大することができる。
このように、本実施形態によれば、仮想配置装置100は、広角画像P2のうち、撮像画像P1に写ったマーカーMに対応する位置に、二次元イメージデータIを配置して表示させる。これにより、仮想配置装置100は、撮像画像P1からはみ出すような二次元イメージデータIであっても、その全体を表示することができる。
また、本実施形態に係る仮想配置装置100は、入力装置120に入力される操作として倍率の変更操作を受け付けるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る仮想配置装置100は、画像の平行移動操作を受け付けても良い。平行移動操作の例としては、スワイプ操作やスクロールバーのドラッグが挙げられる。表示制御部407は、平行移動操作を受け付けた場合、仮想配置画像P4の表示領域を平行移動させる。
〈第2の実施形態〉
第1の実施形態に係る仮想配置装置100は、入力装置120を介した操作により、仮想配置装置100のうち表示装置130に表示される部分を決定する。これに対し、第2の実施形態に係る仮想配置装置100は、撮像装置110による撮像画像に基づいて、仮想配置装置100のうち表示装置130に表示される部分を決定する。
図5は、第2の実施形態に係る仮想配置装置の構成を示す概略ブロック図である。
第2の実施形態に係る仮想配置装置100は、撮像装置110、表示装置130、制御装置140を備える。第2の実施形態に係る制御装置140は、画像取得部401、広角画像生成部402、広角画像記憶部403、認識部404、イメージデータ記憶部405、合成部406、表示制御部407、パラメータ記憶部410、変形部411を備える。
パラメータ記憶部410は、認識部404が認識したマーカーのパラメータと、当該パラメータの認識に用いられた認識撮像画像とを記憶する。
変形部411は、画像取得部401が取得した撮像画像に基づいて、広角画像記憶部403が記憶する広角画像を変形する。
図6は、第2の実施形態に係る仮想配置装置による仮想配置処理を示すフローチャートである。
仮想配置装置100が仮想配置処理を開始すると、画像取得部401は、撮像装置110から撮像画像を取得する(ステップS101)。次に、認識部404は、撮像画像にマーカーが写っているか否かを判定する(ステップS102)。撮像画像にマーカーが写っている場合(ステップS102:YES)、認識部404は、写ったマーカーのパラメータを認識する(ステップS103)。認識部404は、マーカーのパラメータを認識すると、当該パラメータと撮像画像とをパラメータ記憶部410に記憶させる(ステップS104)。
パラメータ記憶部410にパラメータを記憶させた場合、または撮像画像にマーカーが写っていない場合(ステップS102:NO)、変形部411は、画像取得部401が取得した撮像画像に基づいて、広角画像記憶部403が記憶する広角画像を変形し、変形広角画像を生成する(ステップS105)。例えば、変形部411は、撮像画像と広角画像とをそれぞれ複数の領域に分割し、撮像画像の各領域と広角画像の各領域とをマッピングする。変形部411は、各領域の変位量の相関に基づいて、撮像画像を基準とした場合における広角画像の変形量(回転角、歪み量など)を算出する。変形部411は、算出した変形量に基づいて広角画像を変形する。これにより、変形部411は広角画像の表示角度を、撮像画像と同等の表示角度に変更することができる。
次に、合成部406は、変形部411が生成した変形広角画像と撮像画像とを合成し、合成広角画像を生成する(ステップS106)。次に、合成部406は、パラメータ記憶部410が記憶するパラメータを、変形部411による変形量に基づいて、合成広角画像のパラメータに変換する(ステップS107)。例えば、合成部406は、パラメータ記憶部410が記憶する認識撮像画像と合成広角画像とを比較し、変形広角画像を基準とした場合における認識撮像画像の変形量を算出する。合成部406は、当該変形量によりパラメータ記憶部410が記憶するパラメータを、合成広角画像のパラメータに変換する。
合成部406は、変換されたパラメータに基づいてイメージデータ記憶部405が記憶する三次元イメージデータを二次元イメージデータIにレンダリングする(ステップS108)。合成部406は、レンダリングされた二次元イメージデータIを、変換されたパラメータに基づいて合成広角画像に合成し、仮想配置画像を生成する(ステップS109)。表示制御部407は、仮想配置画像を表示装置130に表示させる(ステップS110)。
仮想配置装置100は、上記の仮想配置処理を繰り返し実行する。
図7は、第2の実施形態に係る仮想配置装置に表示される画像の例である。
仮想配置装置100が上述した仮想配置処理を実行すると、表示制御部407は表示装置130に仮想配置画像を表示させる。利用者はまず撮像装置110をマーカーに向けることで、マーカーが写る範囲の撮像画像を撮像させる。これにより、表示装置130には、図7(A)に示すように、仮想配置画像のうちマーカーが写る範囲に係る部分が表示される。ここで、利用者が撮像装置110を上方向に移動させると、撮像画像にマーカーが写らなくなる。撮像画像にマーカーが含まれない場合、上述した仮想配置装置100は、過去に認識されたパラメータに基づいて仮想配置画像が生成される。つまり、仮想配置装置100は、撮像画像にマーカーが写らなくても、図7(B)に示すように、二次元イメージデータIを含む仮想配置画像を生成することができる。これにより、利用者はマーカーが写らない領域についても、二次元イメージデータIを閲覧することができる。本実施例では、利用者は、図7(A)の表示により子供の視点から見た家具と、図7(B)の表示により大人の視点から見た家具とを確認することができる。
このように、第2の実施形態によれば、仮想配置装置100は、撮像画像に基づいて広角画像を変形させて変形広角画像を生成し、変形広角画像のうちマーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示する。これにより、利用者は、仮想配置装置100を動かしながら表示装置130の表示を確認することで、死角や危険個所の有無を確認することができる。
なお、第2の実施形態に係る仮想配置装置100は入力装置120を備えないが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る仮想配置装置100は入力装置120を備え、第1の実施形態と同様に拡大、縮小、または平行移動を実現してもよい。
〈第3の実施形態〉
第1の実施形態に係る仮想配置装置100は、家具のイメージデータを広域画像に合成する。これに対し、第3の実施形態に係る仮想配置装置100は、家具のイメージデータに加え、人物または動物のイメージデータを広域画像に合成する。
第3の実施形態に係るイメージデータ記憶部405は、家具の三次元イメージデータを格納する家具テーブルと、人物または動物の三次元イメージデータを記憶する人物/動物テーブルとを記憶する。家具テーブルには、家具の三次元イメージデータと、当該三次元イメージデータの近傍に表示させる人物または動物の三次元イメージデータの配置位置とを関連付けて格納される。三次元イメージデータの配置位置は、家具の三次元イメージデータのうち、扉部や角部など、怪我につながり得る部位の近傍である。また人物/動物テーブルには、人物または動物の三次元イメージデータと、当該三次元イメージデータが表す人物の成長時期または動物の種類とが関連付けて格納される。成長時期の例としては、ハイハイ期、つかまり立ち期、幼少期などが挙げられる。
図8は、第3の実施形態に係る仮想配置装置に表示される画像の例である。
仮想配置装置100は、家具とともに表示させる人物または動物の情報の入力を受け付ける。利用者は、例えば、家具とともに人物を表示させる場合「幼少期、100cm」、家具とともに動物を表示させる場合「小型犬」などの情報を入力する。
合成部406は、レンダリングされた家具の二次元イメージデータを合成広角画像に合成する。また合成部406は、人物/動物テーブルにおいて、入力された情報に関連付けられた三次元イメージデータをレンダリングする。合成部406は、図8に示すように、レンダリングされた人物または動物の二次元イメージデータを、合成広角画像のうち家具の三次元イメージデータに関連付けられた位置に合成する。このとき、人物または動物の二次元イメージデータは、家具の二次元イメージデータより前面に表示される。
このように、第3の実施形態によれば、利用者は、子供やペットが家具にぶつかりやすいか否かを確認することができる。また利用者は、入力する成長時期および身長を変更することで、子供が成長したときのアクセシビリティを確認することができる。
〈第4の実施形態〉
第1の実施形態に係る仮想配置装置100は、予め定められた家具のイメージデータを広域画像に合成する。これに対し、第4の実施形態に係る仮想配置装置100は、家具のイメージデータのサイズまたは色を変更して広域画像に合成し、変更結果に基づいて家具のカスタムオーダーを行う。
図9は、第4の実施形態に係る仮想配置装置の構成を示す概略ブロック図である。
仮想配置装置100は、第1の実施形態の構成に加え、さらにパラメータ変更部412、パラメータ送信部413を備える。
パラメータ変更部412は、入力装置120が受け付けた入力に基づいて、家具のイメージデータのパラメータ(色およびサイズ)を変更する。パラメータの変更の入力の例としては、表示装置130に表示されるボタンの押下が挙げられる。合成部406は、パラメータ変更部412によって変更されたパラメータに基づいて家具の三次元イメージデータをレンダリングする。これにより、利用者は、所望の大きさおよび色の家具を検討することができる。
パラメータ送信部413は、入力装置120が受け付けた入力に基づいて、家具のパラメータを外部のサーバ装置に送信する。パラメータの送信の入力の例としては、表示装置130に表示される「注文ボタン」の押下が挙げられる。パラメータの送信先のサーバ装置は、家具メーカーのサーバ装置である。これにより、利用者は、所望の大きさおよび色の家具を注文することができる。
以上、図面を参照して一実施形態について詳しく説明してきたが、具体的な構成は上述のものに限られることはなく、様々な設計変更等をすることが可能である。
例えば、上述した実施形態に係る仮想配置装置100は、複数の撮像画像から広角画像を生成するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る仮想配置装置100は、仮想配置画像を得るための撮像画像の視点より、マーカーとの距離が離れた位置の視点から撮像した撮像画像を、広角画像としてもよい。また、他の実施形態によれば、予め準備された室内のCAD(Computer Aided Design)データから、広角画像を生成してもよい。
また、上述の実施形態に係る仮想配置装置100は、室内に家具を仮想的に配置するための装置であるが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る仮想配置装置100は、任意のAR(Augmented Reality)オブジェクトを、広角画像に配置するものであってよい。
また、上述の実施形態に係る仮想配置装置100は、撮像画像と広角画像とを合成した合成広角画像にイメージデータを合成するが、これに限られない。例えば、他の実施形態に係る仮想配置装置100は、撮像画像と広角画像とを合成せずに、広角画像にイメージデータを合成してもよい。
《基本構成》
図10は、仮想配置装置の基本構成を示す概略ブロック図である。
上述した実施形態では、仮想配置装置100の一実施形態として図1、図5、図9に示す構成について説明したが、仮想配置装置100の基本構成は、図10に示すとおりである。
すなわち、仮想配置装置100は、画像取得部401、広角画像記憶部403、認識部404、および表示制御部407を基本構成とする。
画像取得部401は、撮像装置から撮像画像を取得する。
広角画像記憶部403は、撮像画像に写る領域を含み、撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像を記憶する。
認識部404は、撮像画像に写ったマーカーを認識する。
表示制御部407は、広角画像のうちマーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させる。
これにより、仮想配置装置100は、撮像画像に写る範囲より大きいイメージデータのうち、撮像画像からはみ出す部分を表示させることができる。
図11は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ500は、CPU510、主記憶装置520、補助記憶装置530、インタフェース540を備える。
上述の仮想配置装置100は、コンピュータ500に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式で補助記憶装置530に記憶されている。CPU510は、プログラムを補助記憶装置530から読み出して主記憶装置520に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU510は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域を主記憶装置520に確保する。
なお、少なくとも1つの実施形態において、補助記憶装置530は、一時的でない有形の媒体の一例である。一時的でない有形の媒体の他の例としては、インタフェース540を介して接続される磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ500に配信される場合、配信を受けたコンピュータ500が当該プログラムを主記憶装置520に展開し、上記処理を実行してもよい。
また、当該プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、当該プログラムは、前述した機能を補助記憶装置530に既に記憶されている他のプログラムとの組み合わせで実現するもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
100 仮想配置装置
110 撮像装置
120 入力装置
130 表示装置
140 制御装置
401 画像取得部
402 広角画像生成部
403 広角画像記憶部
404 認識部
405 イメージデータ記憶部
406 合成部
407 表示制御部
408 倍率変更部
409 倍率記憶部

Claims (7)

  1. 撮像装置から撮像画像を取得する画像取得部と、
    前記撮像画像に写る領域を含み、前記撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像を記憶する広角画像記憶部と、
    前記撮像画像に写ったマーカーを認識する認識部と、
    前記広角画像のうち前記マーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させる表示制御部と
    を備える仮想配置装置。
  2. 複数の撮像画像を合成して前記広角画像を生成し、前記広角画像を前記広角画像記憶部に記憶させる広角画像生成部
    をさらに備える請求項1に記載の仮想配置装置。
  3. 前記撮像画像に基づいて前記広角画像を変形させて変形広角画像を生成する変形部をさらに備え、
    前記表示制御部が、前記変形広角画像のうち前記マーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させる
    請求項2に記載の仮想配置装置。
  4. 前記イメージデータのサイズまたは色を変更する属性変更部と、
    前記属性変更部によって変更されたサイズまたは色をサーバ装置に送信する送信部と
    を備える請求項1から請求項3の何れか1項に記載の仮想配置装置。
  5. 前記表示制御部が、前記広角画像のうち前記マーカーに対応する位置に、物品に係るイメージデータを配置して表示させ、前記物品に係るイメージデータの近傍に人物または動物に係るイメージデータを表示させる
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の仮想配置装置。
  6. 撮像装置から撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に写ったマーカーを認識することと、
    前記撮像画像に写る領域を含み、前記撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像のうち、前記マーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させることと
    を含む仮想配置方法。
  7. コンピュータに、
    撮像装置から撮像画像を取得することと、
    前記撮像画像に写ったマーカーを認識することと、
    前記撮像画像に写る領域を含み、前記撮像画像より広い領域が写る画像である広角画像のうち、前記マーカーに対応する位置にイメージデータを配置して表示させることと
    を実行させるためのプログラム。
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