JP2017181585A - 画像形成装置および画像処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表面に凹凸が存在する記録材に形成される画像の濃度ムラを視覚的に目立ちにくくすること。【解決手段】。強度変調回路134は画像を構成する複数の画素の各画素値に対して、所定の繰り返しパターンとなる位置の画素の画素値を増加させる。駆動部12〜15は強度変調回路134から出力される信号に基づいて光源を駆動して静電潜像を形成する。静電潜像は現像されてトナー画像となり、さらに記録材に転写される。トナー画像はさらに記録材に定着される。【選択図】図3

Description

本発明は画像形成装置および画像処理装置に関する。
トナーを使用する電子写真方式の画像形成装置ではトナー画像に対して熱と圧力を加えて記録材にトナー画像を定着させる。このような記録材としては、抄紙されて作られる上質紙が使用されることが多い。上質紙の表面には紙の繊維がむき出しになっているため、凹凸が存在する。この凹凸はトナー画像の濃度ムラ(モトル)の原因となる。特許文献1によれば記録材の表面を改質する表面改質処理を適用することで、濃度ムラを低減することが提案されている。
特開2004−020848号公報
特許文献1によれば高価な表面改質処理装置が必須となるため、製造コストが上昇するとともに、画像形成装置のサイズが大きくなってしまう。そこで、本発明は、表面改質処理装置用いずに、表面に凹凸が存在する記録材に形成される画像の濃度ムラを視覚的に目立ちにくくすることを目的とする。
本発明によれば、
画像を構成する複数の画素の各画素値に対して、所定の繰り返しパターンとなる位置の画素の画素値を増加させ、前記所定の繰り返しパターンとならない位置の画素の画素値を増加させない増加手段と、
前記増加手段から出力される各画素の画素値に応じた光を出力する光源と、
前記光源から出力された光により感光体上に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像手段と、
前記感光体上に形成されたトナー画像を記録材に転写する転写手段と、
前記トナー画像を前記記録材に定着させる定着手段と
を有することを特徴とする画像形成装置が提供される。
本発明によれば、表面に凹凸が存在する記録材に形成される画像の濃度ムラが視覚的に目立ちにくくなる。
画像形成装置を示す図 画像処理回路を示す図 エンジンコントローラを示す図 信号処理回路の機能を示す図 決定テーブルを示す図 増加量の決定処理を示すフローチャート 実験結果を示す図 ガンマ補正テーブルを示す図 ユーザインタフェースを示す図
以下では、入力画像に対して規則的なパターンを重畳して記録材上に形成することで、表面に凹凸が存在する記録材に形成される画像の濃度ムラを視覚的に目立ちにくくする画像形成装置が提供される。規則的なパターンは規則的に繰り返す画像パターンである。人間の目は不規則な濃度ムラよりも規則的な模様に注目する性質があるため、これにより濃度ムラが視覚的に目立ちにくくなる。以下の実施例では、入力画像を構成する画素のうち、所定の繰り返しパターンと位置が一致する画素の画素値を増加させることで入力画像に対して規則的な重畳パターンが重畳される。画素値は、トナーの付着量またはトナー画像の濃度値もしくは階調値、静電潜像を形成するための光源の発光量もしくは露光量などのパラメータに置換可能な概念である。トナーは色材(色剤)や現像剤と呼ばれてもよい。繰り返しパターンは記録材上においてトナーの付着量を増加させる画素の位置を示す位置データとして理解されてもよい。
<実施例1>
以下、本発明の実施例が図面を参照しながら詳細に説明される。なお、複数のドラムを有する電子写真方式の画像形成装置が実施例として説明されるが、画像形成装置は多色画像を形成する装置であってもよいし、単色画像を形成する装置であってもよい。また、電子写真方式に限らず、インクジェット方式などに本発明が適用されてもよい。画像形成装置は、複写機、複合機、プリンタ、ファクシミリなどとして製品化されうる。
(1)画像形成装置
図1は画像形成装置100の概略断面図である。プリンタエンジン110は、4つの画像形成部を有しており、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー画像を形成する。これらの画像形成部の構成は共通しているため、イエローの画像形成部にのみ参照符号が付与されている。
感光ドラム1は、静電潜像とトナー画像を担持する感光体かつ像担持体である。帯電器2は感光ドラム1の表面を一様の電位に帯電させる。駆動部12はイエローの画像を形成するために光源3を駆動する。光源3は半導体レーザや発光ダイオードなどである。また、光源3は、光を感光ドラム1の表面において主走査方向に走査する光学走査装置とともに、露光器を形成している。つまり、光源3は露光器として理解されてもよい。駆動部13はマゼンタの画像を形成するために光源3を駆動する。駆動部14はシアンの画像を形成するために光源3を駆動する。駆動部15はブラックの画像を形成するために光源3を駆動する。光源3はレーザ光を主走査方向に走査し、感光ドラム1の表面に静電潜像を形成する。現像器4はトナーを静電潜像に付着させて感光ドラム1にトナー画像を形成する。一次転写器5は感光ドラム1に担持されているトナー画像を中間転写体6に転写する。二次転写器7は中間転写体6に担持されているトナー画像を記録材に転写する。クリーナ8は中間転写体6に残存しているトナーを清掃する。定着器9は、記録材上のトナーに熱と圧力を加え、トナー画像を記録材上に定着させる。なお、記録材の表面には記録材の製造過程で漉き目(凹凸)が発生する。溶融したトナーは凸部を避けるようにして移動し、凹部にたまりやすくなる。つまり、凸部におけるトナー画像の濃度が薄くなり、凹部のトナー画像の濃度が濃くなりやすく、これが濃度ムラの原因となる。とりわけ、表面の平滑性の低い記録材では漉き目に応じた濃度ムラが目立ちやすい。
制御部120は、CPU、記憶装置に加え、画像処理回路とエンジンコントローラなどを有している。操作部150は、操作者に情報を表示する表示装置と、操作者からの指示を受け付ける入力装置とを有している。
(2)画像処理回路
図2は制御部120に搭載されている画像処理回路121を有している。画像処理回路121は以下で説明する複数の機能を有している。これらの機能はCPUが制御プログラムを実行することで実現されてもよいし、ASIC(特定用途集積回路)やFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのハードウエアによって実現されてもよい。
色変換部122はRGB形式やYUV形式などの画像データをYMCK形式の画像データに変換する。つまり、色変換部122は輝度値を濃度値に変換したり、色空間を変換したりする変換部である。色変換部122の後段にはγ補正回路123が設けられている。γ補正回路123は、γLUT124を用いて画像データの階調補正(ガンマ補正)を実行する階調補正回路である。LUTはルックアップテーブルの略称である。γLUT124はプリンタエンジン110のγ特性に合わせて作成されたテーブルであり、入力信号を出力信号に変換する。γ補正回路123は、階調補正した画像データMsigを後段の中間調処理部125に出力する。中間調処理部125は画像データMsigに対して中間調処理を適用することで、画像データを構成する1画素の各色成分が2値(1ビット)で表現される画像データ(ビデオデータVDO)へ変換する。中間調処理は、たとえば、ディザ法や誤差拡散法などである。なお、γ補正回路123が出力される画像データMsigは、後述するエンジンコントローラにも供給される。
メモリ制御部126は中間調処理部125により生成されたビデオデータVDOをバッファメモリ127に一時的に格納する。バッファメモリ127は、ビデオデータVDOを構成する各画素の色成分ごとに記憶領域が分離されている。つまり、バッファメモリ127はY成分のビデオデータを記憶するページ領域と、M成分のビデオデータを記憶するページ領域と、C成分のビデオデータを記憶するページ領域と、K成分のビデオデータを記憶するページ領域とを有している。メモリ制御部126はエンジンコントローラから送信される要求信号に応じてビデオータVDOをバッファメモリ127から読み出し、エンジンコントローラに送信する。要求信号は、4つの色成分ごとに存在し、それぞれVREQ_Y、VREQ_M、VREQ_C、VREQ_Kと呼ばれる。ビデオデータVDOは色成分データと呼ばれてもよい。
(3)エンジンコントローラ
図3は制御部120に搭載されているエンジンコントローラ130を示している。エンジンコントローラ130は以下で説明する複数の機能を有している。これらの機能はCPUが制御プログラムを実行することで実現されてもよいし、ASIC(特定用途集積回路)やFPGA(フィールドプログラマブルゲートアレイ)などのハードウエアによって実現されてもよい。エンジンコントローラ130はプリンタIF131を介して画像処理回路121と接続されている。IFはインターフェースの略称である。プリンタIF131は、画像処理回路121から順次送信されてくるビデオデータVDOを受信する。プリンタエンジン110が画像形成を開始可能な状態になると、プリンタIF131は、各色成分のビデオデータVDOを要求する要求信号であるVREQ_*(*はY/M/C/Kのいずれか)を発行する。プリンタIF131はビデオデータVDOをPWM回路132へ出力する。PWMはパルス幅変調の略称である。PWM回路132は、各色成分のビデオデータVDOに基づいて、後段の各色の駆動部12〜15を駆動するためのパルス信号(駆動信号)を生成する。PWM回路132は強度変調回路134を介して駆動部12〜15へパルス信号を送信する。駆動部12〜15はPWM回路132から受信したパルス信号に基づいて光源3を駆動する。
本実施例では、プリンタIF131は、画像データMsigを信号処理回路133に供給する。信号処理回路133は画像データMsigに応じて強度変調回路134を制御し、光源3の発光強度を変調する。これにより記録材の漉き目に起因した濃度ムラが目立ちにくくなる。
(4)信号処理回路
図4は信号処理回路133の機能を示している。なお、オプションの機能については破線で示されている。本実施例では、信号処理回路133と強度変調回路134とが、画像を構成する複数の画素の各画素値に対して、所定の繰り返しパターンとなる位置の画素の画素値を増加させる増加手段として機能する。画素値の増加とは、光源3による露光量を増加させることや記録材へのトナーの付着量を増加させることを含む概念である。これにより入力画像に対して所定の繰り返しパターンを有する画像が重畳されることになる。とりわけ、本実施例では、所定の繰り返しパターンは、濃度ムラよりも視覚的に目立ちやすいパターンである。つまり、所定の繰り返しパターンは記録材の漉き目に起因したトナー画像の濃度ムラと比較して視覚的に目立つパターンであればどのようなパターンであってもよい。ただし、所定の繰り返しパターンとしては、元の画像の品位を低下させないようなパターンであることが考慮されて選択されてもよい。繰り返しパターンは、画像の主走査方向において等間隔のパターンであってもよいし、画像の副走査方向において等間隔のパターンであってもよいが、実施例ではこれらを組み合わせた格子パターンが採用されている。いずれにしても繰り返しパターンは周期性を持ったパターンとなろう。
信号処理回路133と強度変調回路134は画素クロックにより同期して動作しているため、信号処理回路133は強度変調回路134で処理対象となっている画素の座標(主走査位置と副走査位置)を知っている。決定部151は、強度変調回路134で処理対象となっている画素の座標が、繰り返しパターン153となる位置かどうかを判定する判定部を有していてもよい。繰り返しパターン153は、決定部151が保持していてもよいが、記憶部152に記憶されていてもよい。たとえば、繰り返しパターン153が10画素ピッチの格子パターンであれば、決定部151は、主走査位置が10画素×nとなり、副走査位置が10画素×mとなる画素の画素値を増加させる(nとmは整数)。このように決定部151は、強度変調回路134で処理対象となっている画素の座標が所定座標となるとその画素について露光強度を所定の増加量だけ増加させるように設定する。なお、繰り返しパターン153により既定された位置とは異なる位置の画素については決定部151が画素値を増加させなくてもよい。つまり、強度変調回路134はその画素についての強度を初期値(100%)に維持する。決定部151は画素の位置に応じて増加量を第一増加量(例:0%)または第二増加量(例:20%)に決定する増加アルゴリズムを採用してもよいが、より複雑な増加アルゴリズムを採用してもよい。
図5が示す決定テーブル157を用いて、決定部151は繰り返しパターン153となる位置の各画素の画素値の増加量を、入力画像における各画素の画素値に応じて決定してもよい。図5の縦軸は、強度変調回路134における強度変調率(単位は%)を示し、横軸は入力画像(画像データMsig)の画素値を示している。なお、画素値は8ビットで表現されるものと仮定されている。入力画像における各画素の画素値はγ補正回路123から出力される画像データMsigに含まれている。図5によれば、決定部151は、入力画像における各画素の画素値が低階調(画素値が0から79までの低濃度域)に属する場合、画素値についての増加量を第一増加量(ゼロ%)に決定している。また、決定部151は、入力画像における各画素の画素値が中間階調(画素値が80ら150までの中間濃度域)に属する場合、この画素値についての増加量を第一増加量よりも多い第二増加量に決定する。図5が示すように、第二増加量は元の画素値に対して線形に増加する増加量であってもよい。決定部151は、入力画像における各画素の画素値が高階調(151から255までの高濃度域)に属する場合、当該画素値についての増加量を第二増加量よりも多い第三増加量(20%)に決定する。このように中間階調(中間濃度域)においてトナーの付着量を元の付着量に対して線形に増加させることで、元の画像の品位が維持されやすくなろう。
(5)フローチャート
図6(A)は決定部151が実行する増加量の決定処理を示すフローチャートである。S601で決定部151は強度変調回路134で処理対象となっている画素の位置を特定する。なお、決定部151は強度変調回路134で処理対象となっている画素の位置を示す情報を、強度変調回路134から取得してもよいし、画素クロックをカウントすることでカウント値から自ら特定してもよい。S602で決定部151は画素の位置に応じて増加量を決定する。S603で決定部151は強度変調回路134に増加量を設定する。
図6(B)はS602にかかる増加量の決定処理の一例を示すフローチャートである。S611で決定部151は強度変調回路134で処理対象となっている画素の位置が所定位置かどうかを判定する。所定位置は、たとえば、繰り返しパターン153により規定された位置である。決定部151は、画素の位置が所定位置であれば、S612に進む。S612で決定部151は処理対象となっている画素に対する画素値(露光量やトナー付着量)の増加量を高く設定する。たとえば、強度変調率を120%に設定するために増加量が20%に設定される。一方で、決定部151は、画素の位置が所定位置でなければ、S613に進む。S613で決定部151は処理対象となっている画素に対する画素値(露光量やトナー付着量)の増加量を低く設定する。たとえば、強度変調率を100%に設定するために増加量が0%に設定される。
(6)効果
図7(A)は本実施例を適用していないために濃度ムラが発生している画像を示している。漉き目によって記録材の表面には凹部と凸部が発生する。定着器9で熱が加えられるとトナーが溶融する。また、定着器9で圧力を加えられると、溶融したトナーは凸部を回避するように移動して凹部にたまる。これが濃度ムラの発生するメカニズムである。本来は一定の濃度であるべき画像であっても濃淡が発生してしまうため、画像の品位が低下する。
図7(B)は本実施例を適用して形成された画像の一例を示している。本実施例によれば、規則正しい繰り返しパターン153が入力画像に対して重畳される。増加処理によってトナーの載り量が多くなった部分からトナーが漉き目の凹部に移動して凹部を埋めるため、結果として、濃淡が覆い隠され、視覚的に良好となる。とりわけ、規則正しいパターンが画像に重畳されると、人間の目は、重畳されたパターンに視覚が奪われるため、濃度ムラを感じにくくなる。
<実施例2>
実施例1は光源3の露光量を増大させること濃度ムラの低減効果を得ている。そのため、元の画像と比較して画像形成装置100により形成される画像の濃度は全体的に濃くなってしまうだろう。
図8はγ補正回路123に格納されるγLUT124の一例を示している。図8が示すようにγLUT124は入力画素値を出力画素値に変換するテーブルである。LUTaはプリンタエンジン110の特性に応じて決定されたテーブルである。LUTbは濃度ムラの低減処理による副作用を緩和するように改良されたテーブルである。入力画像における画素の濃度値が中濃度や高濃度の領域では、画像形成装置100により出力される出力画像における画素の濃度が濃くなりやすい。とりわけ、図5に例示したような画素値の増加処理を適用すると、この傾向は顕著となる。そこで、図8が示すように、中濃度から高濃度の領域における濃度値が低下するようなLUTbがγLUT124として採用される。これにより、全濃度域で濃度階調が保障されるようになろう。とりわけ、各階調ごとに増加量が可変設定される場合には、この増加量に応じた削減量となるようにLUTaを修正して得られたLUTbがγLUT124として使用される。
<実施例3>
記録材の種類(銘柄)に応じて漉き目のサイズやパルプ繊維の太さおよび硬さが異なるため、濃度ムラを目立ちにくくするための適切な繰り返しパターンも異なる。そこで、実施例3は、記録材の種類に応じた繰り返しパターンを設定する。たとえば、図4に示したように、記憶部152は、複数の種類情報(銘柄情報)と複数の繰り返しパターン153とを関連付けて記憶する。設定部154は、受付手段である操作部150で受け付けられた記録材の種類に対応する繰り返しパターン153を選択して記憶部152から読み出し、決定部151に設定する。なお、操作者が繰り返しパターン153や増加量を詳細に調整してもよい。
図9は調整部155が提供するユーザインタフェースの一例を示している。調整部155は操作部150から調整指示が入力されると操作部150に調整用のユーザインタフェース900を操作部150に表示する。プルダウンメニュー901は、記録材の種類(銘柄)のリストを表示し、リストに登録されている一つの種類を操作者に選択させる。スライドバー902は繰り返しパターンの繰り返しピッチを調整するための第一調整手段である。スライドバー903は増加量である強度変調率の取りうる範囲を調整するための第二調整手段である。調整部155はプルダウンメニュー901により選択された繰り返しパターン153を記憶部152から読み出し、スライドバー902により指定された繰り返しピッチとなるように繰り返しパターン153を修正する。書き込み部156は修正された繰り返しパターン153を記憶部152に書き込む。また、調整部155はスライドバー903により指定された強度変調率(増加量)となるように決定テーブル157を修正してもよい。書き込み部156は修正された決定テーブル157を記憶部152に書き込む。なお、決定テーブル157も記録材の種類ごとに用意されてもよい。スライドバー903は、第一増加量(例:0%…強度変調率で100%)と第二増加量(20%…強度変調率で120%)とのうち第二増加量を指定してもよい。スライドバー903は、図5に示した決定テーブル157において最大の増加量を指定してもよい。いずれにしても増加量の取りうる範囲(とりわけ、上限値)が調整されることになる。本実施例では増加量の下限値は0%に固定されているが、下限値も調整可能とされてもよい。
<まとめ>
以上説明したように、本実施例によれば、強度変調回路134は画像を構成する複数の画素の各画素値に対して、所定の繰り返しパターン153となる位置の画素の画素値を増加させる増加手段として機能する。なお、強度変調回路134は所定の繰り返しパターンとならない位置の画素の画素値を増加させなくてもよい。露光器の光源3は強度変調回路134から出力される各画素の画素値に応じた光を出力する光源として機能する。現像器4は光源3から出力された光により感光体上に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像手段として機能する。一次転写器5や二次転写器7は感光体上に形成されたトナー画像を記録材に転写する転写手段として機能する。定着器9はトナー画像を記録材に定着させる定着手段として機能する。これにより、画像形成装置100は、入力画像に対して規則的なパターンを重畳して記録材上に形成するようになるため、表面に凹凸が存在する記録材に形成される画像の濃度ムラが視覚的に目立ちにくくなる。
なお、所定の繰り返しパターンは画像の主走査方向において等間隔のパターンであってもよい。所定の繰り返しパターンは画像の副走査方向において等間隔のパターンであってもよい。実施例では、所定の繰り返しパターンとして格子パターンが採用されている。いずれにしても、所定の繰り返しパターンは記録材の漉き目に起因したトナー画像の濃度ムラと比較して視覚的に目立つパターンであれば十分である。
図5を用いて説明したように、中間調処理部125は入力画像に対して中間調処理を適用して増加手段に出力する中間調手段として機能する。信号処理回路133の決定部151は所定の繰り返しパターン153となる位置の各画素の画素値の増加量を、入力画像における当該各画素の画素値に応じて決定する決定手段としてき機能する。上述したように、入力画像における当該各画素の画素値は画像データMsigとしてγ補正回路123から供給される。
図5を用いて説明したように、決定部151は、入力画像における各画素の画素値が低階調に属する場合、当該画素値についての増加量を第一増加量に決定してもよい。決定部151は、入力画像における各画素の画素値が中間階調に属する場合、当該画素値についての増加量を第一増加量よりも多い第二増加量に決定してもよい。決定部151は、入力画像における各画素の画素値が高階調に属する場合、当該画素値についての増加量を第二増加量よりも多い第三増加量に決定してもよい。これにより、入力画像の品位を維持しつつ濃度ムラを目立ちにくくすることが可能となろう。第一増加量は、たとえば、ゼロ%であってもよい。つまり、強度変調率は100%に維持される。第二増加量は元の画素値に対して線形に増加する増加量であってもよい。γ補正回路123は中間調処理部125の前段に設けられ、補正テーブルを用いて画像の階調を補正する階調補正手段として機能する。図8を用いて説明したように、補正テーブルは、各階調ごとの増加量に応じた削減量に応じて修正されてもよい。強度変調回路134はトナーの載り量を増加させるように作用するため、画像に使用されるトナー量が増加し、画像の濃度が増加してしまうだろう。そこで、予め入力画像を階調補正することで、この影響が軽減されよう。
図4を用いて説明したように、記憶部152は記録材の種類に応じた複数の所定の繰り返しパターン153を記憶する記憶手段として機能してもよい。操作部150は記録材の種類を受け付ける受付手段として機能してもよい。設定部154は操作部150により受けられた記録材の種類に対応する所定の繰り返しパターンを記憶部152から読み出して決定部151に設定してもよい。決定部151は強度変調回路134の内部に設けられ、強度変調回路134とともに増加手段として機能してもよい。濃度ムラは記録材の種類(銘柄)に応じて異なるため、適切な繰り返しパターン153は記録材の銘柄に応じて異なる。そこて、予め銘柄ごとに適切な繰り返しパターン153を用意しておくことで、各銘柄において濃度ムラが目立ちにくくなる。
調整部155やユーザインタフェース900などは所定の繰り返しパターン153の繰り返しピッチと強度変調回路134による増加量の取りうる範囲とを調整する調整手段として機能してもよい。書き込み部156は、調整部155やユーザインタフェース900により繰り返しピッチと増加量の取りうる範囲とを調整された所定の繰り返しパターンを記録材の種類に対応付けて記憶部152に書き込む書き込み手段として機能する。このように操作者が繰り返しパターン153の繰り返しピッチと強度変調回路134による増加量の取りうる範囲を調整することで、濃度ムラの目立ちにくさを調節してもよい。図9を用いて説明したようにスライドバー902は所定の繰り返しパターン153の繰り返しピッチを調整する第一調整手段として機能する。また、スライドバー903は増加量の取りうる範囲を調整する第二調整手段として機能する。このよう操作者にとって調整しやすいユーザインタフェースが採用されてもよい。
なお、画像形成装置100のYMCKの各画像形成部は、記録材に色材を付着させて画像を形成する画像形成手段との一例である。また、信号処理回路133や強度変調回路134は画像を構成する複数の画素のうち所定の繰り返しパターンとなる位置の画素に適用される色材の付着量を当該画素の濃度域に応じて増加させる増加手段として機能してもよい。
画像処理回路121とエンジンコントローラ130は画像処理装置の一例である。駆動部12〜15は、強度変調回路134から出力される各画素の画素値を画像形成装置100の光源3に出力する出力手段として機能する。
133…信号処理回路、134…強度変調回路、3…光源、4…現像器、5…一次転写器、7…二次転写器、9…定着器

Claims (17)

  1. 画像を構成する複数の画素の各画素値に対して、所定の繰り返しパターンとなる位置の画素の画素値を増加させ、前記所定の繰り返しパターンとならない位置の画素の画素値を増加させない増加手段と、
    前記増加手段から出力される各画素の画素値に応じた光を出力する光源と、
    前記光源から出力された光により感光体上に形成された静電潜像を現像してトナー画像を形成する現像手段と、
    前記感光体上に形成されたトナー画像を記録材に転写する転写手段と、
    前記トナー画像を前記記録材に定着させる定着手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記所定の繰り返しパターンは前記画像の主走査方向において等間隔のパターンであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記所定の繰り返しパターンは前記画像の副走査方向において等間隔のパターンであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記所定の繰り返しパターンは格子パターンであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記所定の繰り返しパターンは前記記録材の漉き目に起因したトナー画像の濃度ムラと比較して視覚的に目立つパターンであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 入力画像に対して中間調処理を適用して前記増加手段に出力する中間調手段と、
    前記所定の繰り返しパターンとなる位置の各画素の画素値の増加量を、前記入力画像における当該各画素の画素値に応じて決定する決定手段と
    を有することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記決定手段は、前記入力画像における各画素の画素値が低階調に属する場合、当該画素値についての増加量を第一増加量に決定し、前記入力画像における各画素の画素値が中間階調に属する場合、当該画素値についての増加量を前記第一増加量よりも多い第二増加量に決定し、前記入力画像における各画素の画素値が高階調に属する場合、当該画素値についての増加量を前記第二増加量よりも多い第三増加量に決定することを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記第一増加量はゼロであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第二増加量は元の画素値に対して線形に増加する増加量であることを特徴とする請求項7または8に記載の画像形成装置。
  10. 前記中間調手段の前段に設けられ、補正テーブルを用いて画像の階調を補正する階調補正手段をさらに有し、
    前記補正テーブルは、各階調ごとの前記増加量に応じた削減量に応じて修正されていることを特徴とする請求項7ないし9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 記録材の種類に応じた複数の所定の繰り返しパターンを記憶する記憶手段と、
    記録材の種類を受け付ける受付手段と、
    前記受付手段により受けられた記録材の種類に対応する所定の繰り返しパターンを前記記憶手段から読み出して前記増加手段に設定する設定手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記所定の繰り返しパターンの繰り返しピッチと前記増加手段による増加量の取りうる範囲とを調整する調整手段と、
    前記調整手段により繰り返しピッチと前記増加量の取りうる範囲とを調整された前記所定の繰り返しパターンを前記記録材の種類に対応付けて前記記憶手段に書き込む書き込み手段と
    をさらに有することを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記所定の繰り返しパターンの繰り返しピッチを調整する第一調整手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  14. 前記増加手段による増加量の取りうる範囲を調整する第二調整手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 記録材に色材を付着させて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像を構成する複数の画素のうち所定の繰り返しパターンとなる位置の画素に適用される色材の付着量を当該画素の濃度域に応じて増加させる増加手段と
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  16. 前記繰り返しパターンは前記記録材の漉き目に起因した濃度ムラよりも視覚的に目立つ重畳パターンであることを特徴とする請求項15に記載の画像形成装置。
  17. 画像を構成する複数の画素の各画素値に対して、所定の繰り返しパターンとなる位置の画素の画素値を増加させ、前記所定の繰り返しパターンとならない位置の画素の画素値を増加させない増加手段と、
    前記増加手段から出力される各画素の画素値を画像形成装置に出力する出力手段と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
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