JP2017176826A - 介達牽引用装着具、介達牽引用システム、介達牽引システム、介達牽引用装着具使用方法、および介達牽引方法 - Google Patents

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耕嗣 伊藤
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Abstract

【課題】十分な安全性・安楽性・易巻き直し性を備えるとともに、介達牽引時の問題点である固定部の循環障害、神経障害、皮膚障害に関わる固定圧の均一化を図ることができ、看護師間の技術の統一、装具装着の際の固定圧の統一を実現することのできる介達牽引用装着具を提供する。【解決手段】介達牽引用装着具10は、介達牽引用に患肢に装着するための用具であり、患肢に巻かれる本体2と、本体2を患肢に固定するための固定手段3とからなり、本体2は、給気Aを受けて溜めることのできる一または複数の袋構造4を内蔵し、給気用の給気口5、および牽引手段と連結するための連結部6とを備える。【選択図】図1B

Description

本発明は介達牽引用装着具、介達牽引用システム、介達牽引システム、介達牽引用装着具使用方法、および介達牽引方法に係り、特に、装着の簡便化による人員削減、時間短縮化とそれによる患者の苦痛の軽減、装着時の循環障害・神経障害・皮膚障害を軽減することのできる、介達牽引用装着具等に関するものである。
医療、看護分野における牽引には、直達牽引と介達牽引がある。前者は、骨に直接牽引用具を取り付けて、重りをかけて牽引する方法であり、牽引力が強くて長時間実施が可能である反面、神経損傷・骨端線損傷・感染の危険性がある。一方、介達牽引は、骨あるいは関節疾患部に、周囲の皮膚を介して間接的に牽引力を働かせる方法であり、皮膚との摩擦力を利用して牽引効果を得ている。手軽で骨端線を損傷しにくいという長所がある反面、牽引力は弱い。
介達牽引の目的は、骨折の整復と固定、関節疾患に於ける疼痛の緩和と良肢位の保持、病的脱臼、関節拘縮・強直の矯正と予防などである。特に、骨折の際の牽引としては簡便であり、持続的に整復を行いながら一定の肢位に固定するため、骨折治療に於ける整復と固定の二つの操作を同時に行うことができる(萩野,2015)。医療・看護現場において介達牽引は、医師の指示の下で看護師によって行われており、トラックバンドを使用した手技が主流である。
介達牽引の実施には、トラックバンドを包帯で巻いて患肢に装着する看護師1名、包帯を巻いている間、患肢を支える看護師1名、計2名を要する。牽引は、装着したトラックバンドの足底側に2〜3kgの重錘を吊すことによって開始される。疾患や病状などに応じて牽引期間は異なるが、受傷から術前まで実施、または保存療法として実施され、牽引期間は数週間に亘ることもある。
介達牽引を実施する際の注意点として、下腿を持ち上げて行うことから患肢の動きが大きくなり、疼痛が生じることや、皮膚との摩擦力を利用する牽引方法であるため、下腿と装具との間にズレが生じ、皮膚障害のリスクがあることが知られている。また、包帯でトラックバンドを固定するため、その固定圧が強すぎると患肢の循環障害や神経障害のリスクが生じる。そのため、包帯による固定技術を統一することが求められるとともに、観察やズレの修正のために一日の内に何度か包帯の巻き直しをする必要がある。その際は、看護師2名による巻き直し作業が必要である。そして、下肢に包帯を巻く時間は、新人で177.00秒、ベテランで142.36秒という研究結果が明らかにされている(太田,2002)。
さて、介達牽引については従来、種々の研究がなされている。
まず、小谷らの研究「スポンジ牽引における踵部の除圧・ズレ防止による褥瘡予防の効果」(小谷,2006)がある。介達牽引では下肢に牽引具を巻くため皮膚の圧迫・摩擦で皮膚障害を起こすことがあり、踵部は皮下組織に乏しく牽引具がずれることで「ズレ力」が加わり、組織内に影響を及ぼすという問題がある。そこで、スポンジの踵部をくり抜いて除圧を図り、定期的にスポンジの巻き直しを行う方法を考案し、その褥瘡予防効果を検討したものである。また、吉田らの研究「改良した膝装具の介達牽引の有用性の検証」(吉田、2006)は、斎木らによる膝装具(ニーブレス)の改良版を製作し、皮膚トラブルや腓骨神経麻痺の予防および観察における有効性を検討したものである。
また、矢島らの研究「安全性・安楽性・易巻き直し性に着目した下腿ワンタッチ操作介達牽引用具の考案」(矢島,2003)では、従前の牽引用具と比較して巻き直し時の患肢の挙上が少なく、しかも短時間で巻き直せることで患者の苦痛軽減可能な、下腿装着専用の介達牽引用具を提案している。そして同考案用具は、看護師1人でも巻き直し作業可能であり、患肢の観察も容易であるとしている。また、太田らの研究「簡易式介達牽引の考案とその有用性の検証」(太田,2003)では、巻き直し時間を短縮でき、経験による手技の差がない簡易化した牽引用具を開示している。また、捧らの研究「ニーグリップサポーターを使用した介達牽引用具における発赤状況の検討」(捧,2003)では、ニーグリップサポーターは巻き替え時の痛みが少なく、看護師1人で操作でき、簡便であるとの結果を報告している。
一方、特許出願等によっても従来、牽引に関する技術的提案が種々なされている。たとえば、直達牽引方式で患者の下肢を整復治療するために必要な動作をより確実に実行可能な治具(特許文献1)、自動車内で使用可能な小型化、簡易化した腰痛治療や疲労快復のための介達牽引装置(特許文献2)等が開示されているが、介達牽引技術自体に関する考案等は、概して多くない。
特開2010−119604号公報「直達治具」 実用新案登録3031755号公報「自動車内用介達牽引装置」
さて、小児看護の分野、特にペルテス病などの疾患に伴う介達牽引を行う現場においては従来、次のような問題がある。すなわち、治療のための装具ができるまでの約二週間、介達牽引が実施されるが、常に仰臥位で安静にしていなくてはならない。しかし子どもらにとっては、食事や排泄以外24時間常に仰臥位でいることが困難であるため、装具と皮膚との間に頻繁にズレが生じ、装具の巻き直しを頻回に行う必要がある。そのため、患者が介達牽引を継続して行うことが困難であるとともに、看護師の人員や業務時間が巻き直し作業に多くとられてしまう現状である。
また、装具と患肢を包帯で固定する際の圧(固定圧)を確認する方法がなく、患者に下肢の痺れや皮膚の発赤などが生じてしまうこともある。だが、介達牽引における装具装着技術の統一、殊に装着時の固定圧の統一・制御の必要性という課題を掲げて、これを解決しようとした取り組みは、上述の各研究(小谷、吉田、その他)や文献開示技術も含め、従来存在しない。そしてこの問題は、本願発明者により小児看護分野において見出されたことだが、程度の差こそあれ、看護分野全般に広く内在する問題でもある。
そこで本発明が解決しようとする課題は、かかる従来技術の問題点を踏まえ、十分な安全性・安楽性・易巻き直し性を備えるとともに、介達牽引時の問題点である固定部の循環障害、神経障害、皮膚障害に関わる固定圧の均一化を図ることができ、看護師間の技術の統一、装具装着の際の固定圧の統一を実現することのできる介達牽引用装着具、介達牽引用システム、介達牽引システム、介達牽引用装着具使用方法、および介達牽引方法を提供することである。そしてまた、装着の簡便化による人員削減、時間短縮化とそれによる患者の苦痛の軽減、装着時の循環障害・神経障害・皮膚障害を軽減することのできる介達牽引用装着具等を提供することである。
本願発明者は上記課題について検討した結果、従来のように手技によってトラックバンド上から包帯を巻くことで固定するのではなく、エアポンプによる適切な空気圧を用いた圧迫固定方式とすることによって解決できることを着想し、これに基づいて本発明を完成するに至った。すなわち、上記課題を解決するための手段として本願で特許請求される発明、もしくは少なくとも開示される発明は、以下の通りである。
〔1〕 介達牽引用に患肢に装着するための介達牽引用装着具であって、患肢に巻かれる本体と、該本体を患肢に固定するための固定手段とからなり、該本体は、給気を受けて溜めることのできる一または複数の袋構造を備え、該給気用の給気口、および牽引手段と連結するための連結部とを備えていることを特徴とする、介達牽引用装着具。
〔2〕 介達牽引用に患肢に装着するための介達牽引用装着具であって、患肢に巻かれる本体と、該本体を患肢に固定するための固定手段とからなり、該本体は、給気を受けて溜めることのできる一または複数の袋構造、および該給気用の給気口を備えていることを特徴とする、介達牽引用装着具。
〔3〕 給気は圧力制御された給気であることを特徴とする、〔1〕または2に記載の介達牽引用装着具。
〔4〕 給気圧を計測して表示する圧力計測手段を備えていることを特徴とする、〔1〕ないし〔3〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
〔5〕 前記本体に一または複数の圧力センサが設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔4〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
〔6〕 前記袋構造より患肢皮膚接触面側に、圧力を分散して前記本体の患肢へのフィット性を高めるためのフィット構造が一または複数種類設けられていることを特徴とする、〔1〕ないし〔5〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
〔7〕 前記フィット構造が少なくとも、流動体の内蔵された流動体層であることを特徴とする、〔6〕に記載の介達牽引用装着具。
〔8〕 前記フィット構造が少なくとも、低反発弾性素材であることを特徴とする、〔6〕または〔7〕に記載の介達牽引用装着具。
〔9〕 前記固定手段は、前記本体上から患肢を緊縛する緊縛手段であることを特徴とする、〔1〕ないし〔8〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
〔10〕 前記本体は、前記袋構造からの排気のための排気口を備えていることを特徴とする、〔1〕ないし〔9〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
〔11〕 前記袋構造は複数設けられ、各袋構造間の距離を調節可能に形成されていることを特徴とする、〔1〕ないし〔10〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
〔12〕 前記各袋構造間に距離調節用の調節手段が設けられていることを特徴とする、〔11〕に記載の介達牽引用装着具。
〔13〕 〔1〕ないし〔12〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具と、該介達牽引用装着具に対して給気するための給気手段とを備えてなることを特徴とする、介達牽引用システム。
〔14〕 前記給気手段による給気圧を計測して表示する圧力計測手段を備えていることを特徴とする、〔13〕に記載の介達牽引用システム。
〔15〕 前記圧力計測手段は前記給気手段と連設しまたは一体に構成されていることを特徴とする、〔14〕に記載の介達牽引用システム。
〔16〕 前記圧力計測手段は前記介達牽引用装着具と連設しまたは一体に構成されていることを特徴とする、〔14〕に記載の介達牽引用システム。
〔17〕 〔13〕ないし〔16〕のいずれかに記載の介達牽引用システムと、前記介達牽引用装着具に連結して機能させるための牽引手段とからなることを特徴とする、介達牽引システム。
〔18〕 〔1〕ないし〔12〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具の使用方法であって、前記装着具の給気口から給気を行い、その後、前記連結部に連結された牽引手段を機能させることを特徴とする、介達牽引用装着具使用方法。
〔19〕 給気圧を計測しつつ給気を行うことを特徴とする、〔18〕に記載の介達牽引用装着具使用方法。
〔20〕 〔1〕ないし〔12〕のいずれかに記載の介達牽引用装着具を用いる牽引方法であって、人または人以外の動物に適用され、前記介達牽引用装着具の給気口から給気を行い、その後、前記連結部に連結された牽引手段を機能させることを特徴とする、介達牽引方法。
本発明の介達牽引用装着具、介達牽引用システム、介達牽引システム、介達牽引用装着具使用方法、および介達牽引方法は上述のように構成されるため、これらによれば、十分な安全性・安楽性・易巻き直し性を備えるとともに、介達牽引時の問題点である固定部の循環障害、神経障害、皮膚障害に関わる固定圧の均一化を有効に図ることができ、その結果、看護師間の技術の統一、装具装着の際の固定圧の統一を実現することができる。また、装着の簡便化による人員削減、時間短縮化とそれによる患者の苦痛の軽減、装着時の循環障害・神経障害・皮膚障害を軽減することができる。
つまり本発明の介達牽引用装着具等によれば、圧力計測手段によって固定圧を確認しつつこれを制御して(調節して)付与することができるため、循環障害その他装着による各種障害を防止ないしは軽減しつつ、牽引に十分な固定を、従来のような二人ではなく一人の看護師によって、しかも簡単に、短時間で行うことができる。この効果は毎回の巻き直し作業で得られるものであり、その結果、作業に充当する人員や時間を大幅に軽減することができる。固定、巻き直しが簡単かつ短時間で行えることは、患者の苦痛を大幅に和らげることができ、早期回復を促すことができ、医療・看護の効果の点でも好ましい。さらにまた、介達牽引技術を標準化、統一化することができ、看護分野における貢献には著しいものがある。
本発明の介達牽引用装着具の基本構成を概念的に示す斜視説明図である(給気前の状態)。 本発明の介達牽引用装着具の基本構成を概念的に示す斜視説明図である(給気後の状態)。 本発明介達牽引用装着具の一構成例を概念的に示すブロック図である。 フィット構造を備えた本発明介達牽引用装着具の要部構造を概念的に示す断面視説明図である。 本発明介達牽引用装着具の構成例の皮膚接触面側を示す平面図である。 本発明介達牽引用装着具の構成例の表(オモテ)面側を示す平面図である。 図4等に示す介達牽引用装着具構成例の内部構造を示す断面図である。 本発明介達牽引用システムの基本構成を示すブロック図である。 圧力計測手段を備えた本発明介達牽引用システムの構成例を示すブロック図である。 圧力計測手段を備えた本発明介達牽引用システムの構成例を示すブロック図である。 圧力計測手段を備えた本発明介達牽引用システムの構成例を示すブロック図である。 本発明介達牽引システムの基本構成を示すブロック図である。 連結部を有さない本発明介達牽引用装着具の実施例を示す平面視説明図である。 圧力センサを備えた本発明介達牽引用装着具の実施例を示す平面視説明図である。 調節手段を備えた本発明介達牽引用装着具の実施例を示す平面視説明図である。 図12に示す実施例の作用を示す側面視説明図である。 調節手段を備えた本発明介達牽引用装着具の別の実施例を示す平面視説明図である。 調節手段を備えた本発明介達牽引用装着具の別の実施例を示す平面視説明図である。 特段の調節手段を備えない本発明介達牽引用装着具の実施例を示す側断面視の説明図である。
以下、図面により本発明を詳細に説明する。
図1A、図1Bは、本発明の介達牽引用装着具の基本構成を概念的に示す斜視説明図であり、前者は給気前、後者は給気後の状態を表す。図示するように本介達牽引用装着具10は、介達牽引用に患肢に装着するための用具であり、患肢に巻かれる本体2と、本体2を患肢に固定するための固定手段3とからなり、本体2は、給気Aを受けて溜めることのできる一または複数の袋構造4を備え、給気用の給気口5、および牽引手段と連結するための連結部6とを備えていることを、主たる構成とする。給気Aは、圧力制御(調節)された給気であることとする。なお、図では、本体2内において袋構造4が内蔵されている形態として示されているが、本発明はこれに限定されない。本体の要素として袋構造が備えられていれば本発明の範囲内である。このことは、以下同様である(特に図1A、1B、5、6)。
なお、図は概念的に示した説明図であり、本発明は図示された形態に限定されるものではない(以下も同様)。また、袋構造4は図では一のみを示し、固定手段3は二設けられているが、これらの要素の個数も限定されない。さらに、連結部6の形態、給気口5の形態等も含め、図はあくまでも概念的かつ例示的に示したものであり、発明を限定するものではない。
また、本体が一または複数の袋構造および給気用の給気口を備えてはいるが連結部は備えていない構成の本発明介達牽引用装着具については、<別構成例>として後述する。圧力センサを備える構成、各袋構造間の距離を調節可能に形成されている構成についても同様とする。
かかる構成により本介達牽引用装着具10は、次のようにして用いられる。すなわち、まず患肢に本体2が巻かれて、固定手段3により本体2が患肢に固定され、ついで給気用の給気口5から、圧力制御(調節)された状態で給気Aがなされ、給気された空気は本体2内の一または複数の袋構造4により受けられて溜められる。かかる給気Aによって袋構造4が膨張することで本体2が膨張し、それによる圧迫が患肢に対してなされることで、本介達牽引用装着具10は患肢に固定、装着される。その後、連結部6に牽引手段が連結されて、牽引に供される。
給気Aは、適宜の方法によって圧力制御(調節)されてなされるが、その制御(調節)は、圧迫による本体の患肢への固定が牽引に十分な程度、かつ、患肢における循環障害その他の装着による各種障害発生が十分に防止される、ないしは軽減される程度を実現できるように、なされる。これを実現するために、後述する圧力計測手段の利用または具備が有効である。つまり、圧力計測手段による給気圧の監視と、それに基づく給気量・給気程度の制御(調節)をすることで、圧力制御(調節)された給気を行うことができる。
本体2は、患肢に円滑に巻くことができて、内蔵する袋構造4の膨張によって膨張する柔軟性の構造である限り、その材質その他の属性は限定されない。また、固定手段3は本体2を患肢に十分かつ安全に固定できる手段であればいかなる構造であってもよい。特に、本体2上から患肢を緊縛する緊縛手段を好適に用いることができる。これについては追って詳述する。
また、一または複数の袋構造4も、給気Aを受けてそれを牽引中、安定的に溜めておくことのできる構造である限り、適宜のものを用いることができる。また、本体2には袋構造4からの排気のための排気口を備える構成とすることもできるが、給気用の給気口5を兼用する構造であってもよい。
図2は、本発明介達牽引用装着具の一構成例を概念的に示すブロック図である。図示するように本介達牽引用装着具210は、外部の給気手段29からの給気に係る給気圧を計測して表示する圧力計測手段21を備えた構成である。これには、介達牽引用装着具210には圧力計測手段21が一体に備えられている構成の他、介達牽引用装着具210が、着脱自在もしくは連結自在の圧力計測手段21を備えた構成も含まれる。
かかる構成により介達牽引用装着具210では、患肢への固定のために外部の給気手段29から本装着具210に対してなされる給気は、圧力計測手段21によってその給気圧が計測されて表示される。これにより、表示された圧力値を監視・確認しながら、量を適切に制御(調節)しつつ給気を行うことができる。
図3は、フィット構造を備えた本発明介達牽引用装着具の要部構造を概念的に示す断面視説明図である。図示するように本介達牽引用装着具は、袋構造(図示せず)よりも患肢B皮膚接触面32s側に、圧力を分散して本体32の患肢へのフィット性を高めるためのフィット構造37a等が一または複数種類設けられている構成である。図では、フィット構造として37a、37bの二種類が備えらえた構成を示しているが、これに限定されず、一種類でも、また三種類以上でもよい。
フィット構造37a等は、給気により膨張する袋構造からの圧力を分散して、本体32の患肢皮膚接触面32sを患肢に対して密着性よくフィットさせるためのものであり、かかる機能が発揮される限り、適宜のものを用いることができる。たとえば、ジェル素材等の流動体が内蔵された流動体層や、フォームラバー等の低反発弾性素材を、フィット構造37a等として好適に用いることができる。
かかる構成により本介達牽引用装着具では、給気により膨張する袋構造からの圧力を受けたフィット構造37a等が、患肢Bの表面形状に合わせて形状変化し、圧力を分散させた状態で、本体32の患肢皮膚接触面32sを患肢に対して密着性よくフィットさせる。これにより、患肢への圧迫の負担を増大させることなく、無理のない、効率的な固定・装着を行うことができる。なお、フィット構造37aの機能が十分に発揮されるためには、本体32の患肢皮膚接触面32sを有する部分(層)自体がフィット構造であることが望ましい。
図4、5は、本発明介達牽引用装着具の構成例を示す図であり、前者は皮膚接触面側、後者は表(オモテ)面側を示す各平面図である。また、
図6は、図4等に示す介達牽引用装着具構成例の内部構造を示す断面図である。これらに示すように本例介達牽引用装着具410は、患肢に巻かれる本体42と、本体42を患肢に固定するための固定手段43とからなり、本体42は、給気を受けて溜めることのできる袋構造44を内蔵し、給気用の給気口45、および牽引手段と連結するための連結部46とを備えて構成されている。給気は、圧力制御(調節)された給気であることとする。なお、皮膚接触面42sを「(皮膚)接地面」ともいう。また、図4、5は上方が下肢遠位部である。
本体42内にはフィット構造として、ジェル素材等流動体の内蔵された流動体層47が設けられている。袋構造44に給気した際、患肢との接触面を増やすとともに、ベッドとの接触による圧も軽減することができる。また、皮膚接触面42sの部位(層)は、低反発弾性素材である特殊フォームラバーを用いたフィット構造48としている。これによっても、袋構造44に給気した際に患肢との接触面を増やすとともに、ベッドとの接触による圧も軽減することができる。
本構成例装着具410の固定手段43はベルトの形態、すなわち圧迫ベルトであり、この部分には給気を受ける袋構造はない。ベルト状の固定手段(圧迫ベルト)43には、本体42に取付けられた基部側と、先端部側に、相互に係止もしくは結合する結合手段43y、43xが設けられている。結合手段としては面ファスナーを好適に用いることができるが、これに限定されず、強力な結合状態を簡単に形成するとともに継続的に保持することができ、しかも結合状態を解くことも容易で、結合やその解除の繰り返しを自在かつ耐久性よくできるものであれば、いかなるものでも用いることができる。
なお、袋構造44はたとえば、ゴム素材によって構成できるが、給気される空気を漏らさず、継続的に保持でき、給気にしたがい十分に膨張する柔軟性や弾性を備えたものであれば、いかなるものでもよい。また、本体42の表(オモテ)面42t側の素材も、布など適宜のものを用いることができる。また、給気による圧迫を効果的に行うために、固定手段43、および表(オモテ)面42tは、伸縮性のない、あるいは伸縮性の低い素材とすることが、より望ましい。
本介達牽引用装着具410は、まず患肢に本体42が巻かれ、圧迫ベルト43により本体42が患肢に緊縛、固定されるが、その方法は次のとおりである。すなわち、圧迫ベルト43の先端部を本体42の反対側に設けられているリング状の圧迫ベルト挿通部40に下から通して折返し、結合手段43xを結合手段43yに結合させることで、本体42は患肢に固定される。なお、この段階では、固定手段43は、本体42が患肢の周りに巻かれた状態を保持できればよく、患肢に対して介達牽引に必要な圧力をかけなくてもよい。
ついで、給気口45から、圧力制御(調節)された状態で給気がなされ、給気された空気は本体42内の袋構造44により受けられて溜められる。かかる給気によって袋構造44が膨張することで本体42が膨張し、それによる圧迫が患肢に対してなされることで、本介達牽引用装着具410は患肢に固定、装着される。フィット構造47、48によって、本体42が患肢にフィットした状態で固定されることは、上述のとおりである。その後、連結部46に牽引手段が連結されて、牽引に供される。
給気は、適宜の方法によって圧力制御(調節)されてなされるが、その制御(調節)は、圧迫による本体の患肢への固定が牽引に十分な程度、かつ、患肢における循環障害その他の装着による各種障害発生が十分に防止される、ないしは軽減される程度を実現できるように、なされる。これを実現するために、たとえば血圧計に使用されている既存の送気球や、挿管チューブのカフ圧の測定に使用されているカフ圧計など、あるいはこれらと同様機能の構造を用い、固定圧を測りながら、それに基づく給気量・給気程度の制御(調節)をしつつ、給気口を介して給気を行う。これにより、圧力制御(調節)された給気を行うことができる。なお、袋構造44から空気を排出する手段も備えるが、簡単には給気口45を兼用することができる。
以上説明した本発明の介達牽引用装着具は、主に下肢の骨疾患(大腿骨頸部・転子部骨折、股関節脱臼、ペルテス病など)の治療として行われる介達牽引に対して、特に適している。膝下から足首上部までを本装着具で圧迫し、装着具と皮膚の接触面に生じる摩擦を利用して牽引がなされる。従来の、包帯でトラックバンドを下肢に巻きつけていた方式に対して、本発明介達牽引用装着具は、血圧計のマンシェットのように空気圧を用いて固定する方式であり、固定圧の統一を可能にするなど、先に述べた各効果を十分に得ることができる。
図7は、本発明介達牽引用システムの基本構成を示すブロック図である。図示するように本介達牽引用システム520は、先に述べたいずれかの構成の介達牽引用装着具510と、これに対して給気するための給気手段59とを備えてなることを、基本的な構成とする。かかる構成により本システム520によれば、給気手段59により介達牽引用装着具510への給気がなされて同装着具510が患肢に固定され、牽引に供される。
図8A、図8B、図8Cは、圧力計測手段を備えた本発明介達牽引用システムの構成例を示すブロック図である。ここに示すように本介達牽引用システム620等は、給気手段69等による給気圧を計測して表示する圧力計測手段61等を備えていることを、特徴的構成とする。各図に示す圧力計測手段の設置方式のヴァリエーションは、全て本発明介達牽引用システムの範囲内である。
まず、図8Aに示す介達牽引用システム620は、圧力計測手段61は介達牽引用装着具610とも給気手段69とも、連設された、または一体となった構成とは限定されず、とにかくこれら三つの要素が備えられている構成であることを示す。
次に、図8Bに示す介達牽引用システム720は、圧力計測手段71が介達牽引用装着具710と連設している、または一体に構成されている形態である。これは、牽引用装着具710に着脱自在に、または固定されて、圧力計測手段71が備えられている構成等である。また、図8Cに示す介達牽引用システム820は、圧力計測手段81が給気手段89と連設している、または一体に構成されている形態である。これは、給気手段89に着脱自在に、または固定されて、圧力計測手段71が備えられている構成等である。
図9は、本発明介達牽引システムの基本構成を示すブロック図である。図示するように、以上述べた介達牽引用システム920と、介達牽引用装着具に連結して機能させるための牽引手段930とからなる、介達牽引システム自体も、本発明の範囲内である。なお、図では、介達牽引用システム920は介達牽引用装着具910と給気手段99とから構成されていることが示されているが、これに圧力計測手段を備えた構成も、本発明の範囲内である。
なおまた、以上説明した本発明介達牽引用装着具において、給気口から給気を行い、その後、前連結部に連結された牽引手段を機能させる介達牽引用装着具使用方法や、または、給気圧を計測しつつ給気口から給気を行い、その後、前連結部に連結された牽引手段を機能させる介達牽引用装着具使用方法もまた、本発明の範囲内である。また、本発明介達牽引用装着具を用いて人または人以外の動物に適用され、介達牽引用装着具の給気口から給気を行い、その後、前記連結部に連結された牽引手段を機能させる介達牽引方法、または、給気圧を計測しつつ給気口から給気を行い、その後、前記連結部に連結された牽引手段を機能させる介達牽引方法も同じく、本発明の範囲内である。
<介達牽引用装着具の別構成例>
その1 連結部を有さない構成の介達牽引用装着具
これは、介達牽引用に患肢に装着するための介達牽引用装着具であって、患肢に巻かれる本体と、本体を患肢に固定するための固定手段とからなり、本体は、給気を受けて溜めることのできる一または複数の袋構造、および給気用の給気口を備えている構成の介達牽引用装着具である。かかる構成の介達牽引用装着具によれば、簡便性が若干低下する以外は、既に述べた連結部一体型の構成と同等の作用効果を得ることができる。
図10は、連結部を有さない本発明介達牽引用装着具の実施例を示す平面視説明図である。図示するように、本例介達牽引用装着具1010は、患肢に巻かれる本体102と、本体102を患肢Bに固定するための固定手段103とからなり、本体102は、給気を受けて溜めることのできる一または複数の袋構造104、および給気用の給気口105を備えている構成の介達牽引用装着具である。かかる構成の介達牽引用装着具1010によれば、簡便性が若干低下する以外は、既に述べた連結部一体型の構成と同等の作用効果を得ることができる。
図示する実施例では、本体102と患肢Bの間にスピードトラックSを挟み、スピードトラックSの上から本体102を患肢Bに巻き、給気口105を介して袋構造104に給気し、本体102を患肢Bに固定して用いる。牽引手段との連結は、スピードトラックSに金具Kを取り付けること等により行えばよい。このように、既述図1等で示した連結部を有する構成ではない介達牽引用装着具も、本発明の範囲内である。
その2 圧力センサを有する構成の介達牽引用装着具
これは、本体に一または複数の圧力センサが設けられている構成の介達牽引用装着具である。特に、本体の患肢に接する面すなわち皮膚接触面側に、圧力センサを設ける構成が望ましい。これによって、患肢に加えられる圧力をより正確に計測することができる。なお、上述した圧力計測手段を兼備する構成であっても、もちろんよい。
図11は、圧力センサを備えた本発明介達牽引用装着具の実施例を示す平面視説明図である。図示するように本例介達牽引用装着具1110は、本体112の皮膚接触面上、または面上ではなくても皮膚接触面側に、一または複数の圧力センサ118を設置する構成である。これにより、患肢に加えられる圧力をより正確に計測し、より適切な介達牽引を行うことができる。なお、図中の数値は圧力センサ118による測定値の一例である。また、圧力センサ118としては適宜の仕様のものを用いることができる。
その3 袋構造間距離調節可能な構成の介達牽引用装着具
これは、袋構造が複数設けられていて、各袋構造間の距離を調節可能に形成されている構成の介達牽引用装着具である。具体的な構成としては、各袋構造間に距離調節用の調節手段が特に設けられたものとすることができる。
図12は、調節手段を備えた本発明介達牽引用装着具の実施例を示す平面視説明図である。図示するように本例の介達牽引用装着具1210は、袋構造124、124間を、調節手段1200によってつないだ構造である。
調節手段1200としては、適宜材質による紐またはベルトを好適に用いることができるが、これらに限定されない。要するに二の袋構造124間を縮めたり伸ばしたりして距離を調節できるような構造であればよい。なお、調節手段1200は本図のように複数の袋構造124間をつなぐ構成の他、袋構造が内蔵された本体をつなぐ構成であってもよい。これは、以下の各図で示す別の実施例においても同様である。
図13は、図12に示す実施例の作用を示す側面視説明図である。図示するように、調節手段1200は紐、ベルト等の両端間を変形可能な構造であるため、二の袋構造124、124間の距離を調節することができる。かかる構成により、本介達牽引用装着具は、患肢における膝下長の長短に関わらず、これを装着、使用することができる。
図14は、調節手段を備えた本発明介達牽引用装着具の別の実施例を示す平面視説明図である。図示するように本介達牽引用装着具1410は、袋構造144は三以上設けられる構成であってもよい。その場合、図示するように調節手段1400が各袋構造144、144間に設けられるものとすることができる。
図15は、調節手段を備えた本発明介達牽引用装着具の別の実施例を示す平面視説明図である。図示するように本介達牽引用装着具1510は、その調節手段1500としてネットを用いるものとすることができる。その他、布でもよい。要するに上述の通り、二の袋構造154間を縮めたり伸ばしたりして距離を調節できるような構造であればよい。
図16は、特段の調節手段を備えない本発明介達牽引用装着具の実施例を示す側断面視の説明図である。図示する例は、本体162内に複数の袋構造164が内蔵されていて、袋構造164、164間の本体部分は、これらの間の距離を長短調節できるような柔軟な構造の本体間距離調節部162mとなっている構成である。このように、特段の調節手段を用いない構成も本発明の範囲内である。 また、以上<介達牽引用装着具の別構成例>に述べた各構成は、先に述べた全カテゴリーの本発明構成と適宜組み合わせて用いることができる。
本発明の介達牽引用装着具等によれば、循環障害その他の障害を防止ないしは軽減しつつ、牽引に十分な固定を、従来のような二人ではなく一人の看護師によって、しかも簡単に、短時間で行うことができる。この効果は毎回の巻き直し作業で得られるものであり、その結果、作業に充当する人員や時間を大幅に軽減することができる。固定、巻き直しが簡単かつ短時間で行えることは、患者の苦痛を大幅に和らげることができ、早期回復を促すことができ、医療・看護の効果の点でも好ましい。さらにまた、介達牽引技術を標準化、統一化することができる。したがって、当該分野および関連する全分野において、産業上利用性が高い発明である。
2、32、42、102、112、162…本体
3、103、113、123、143、153…固定手段
4、44、104、114、124、144、154、164…袋構造
5、45、105、115、125、155…給気口
6、46…連結部
10、210、410、510、610、710、810、910、1010、1110、1210、1410、1510、1610…介達牽引用装着具
118…圧力センサ
162m…本体間距離調節部
1200、1400、1500…調節手段
21、61、71、81…圧力計測手段
29、59、69、79、89、99…給気手段
32s、42s…本体の患肢皮膚接触面
37a、37b…フィット構造
40…圧迫ベルト挿通部
42s…本体の皮膚接触面((皮膚)接地面)
42t…本体の表(オモテ)面
43…固定手段(圧迫ベルト)
43x、43y…結合手段
47…流動体層
48…特殊フォームラバーを用いたフィット構造
520、620、720、820、920…介達牽引用システム
930…牽引手段
950…介達牽引システム
A…給気
B…患肢
G…空気
K…金具
S…スピードトラック

Claims (20)

  1. 介達牽引用に患肢に装着するための介達牽引用装着具であって、患肢に巻かれる本体と、該本体を患肢に固定するための固定手段とからなり、該本体は、給気を受けて溜めることのできる一または複数の袋構造を備え、該給気用の給気口、および牽引手段と連結するための連結部とを備えていることを特徴とする、介達牽引用装着具。
  2. 介達牽引用に患肢に装着するための介達牽引用装着具であって、患肢に巻かれる本体と、該本体を患肢に固定するための固定手段とからなり、該本体は、給気を受けて溜めることのできる一または複数の袋構造、および該給気用の給気口を備えていることを特徴とする、介達牽引用装着具。
  3. 給気は圧力制御された給気であることを特徴とする、請求項1または2に記載の介達牽引用装着具。
  4. 給気圧を計測して表示する圧力計測手段を備えていることを特徴とする、請求項1ないし3のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
  5. 前記本体に一または複数の圧力センサが設けられていることを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
  6. 前記袋構造より患肢皮膚接触面側に、圧力を分散して前記本体の患肢へのフィット性を高めるためのフィット構造が一または複数種類設けられていることを特徴とする、請求項1ないし5のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
  7. 前記フィット構造が少なくとも、流動体の内蔵された流動体層であることを特徴とする、請求項6に記載の介達牽引用装着具。
  8. 前記フィット構造が少なくとも、低反発弾性素材であることを特徴とする、請求項6または7に記載の介達牽引用装着具。
  9. 前記固定手段は、前記本体上から患肢を緊縛する緊縛手段であることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
  10. 前記本体は、前記袋構造からの排気のための排気口を備えていることを特徴とする、請求項1ないし9のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
  11. 前記袋構造は複数設けられ、各袋構造間の距離を調節可能に形成されていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれかに記載の介達牽引用装着具。
  12. 前記各袋構造間に距離調節用の調節手段が設けられていることを特徴とする、請求項11に記載の介達牽引用装着具。
  13. 請求項1ないし12のいずれかに記載の介達牽引用装着具と、該介達牽引用装着具に対して給気するための給気手段とを備えてなることを特徴とする、介達牽引用システム。
  14. 前記給気手段による給気圧を計測して表示する圧力計測手段を備えていることを特徴とする、請求項13に記載の介達牽引用システム。
  15. 前記圧力計測手段は前記給気手段と連設しまたは一体に構成されていることを特徴とする、請求項14に記載の介達牽引用システム。
  16. 前記圧力計測手段は前記介達牽引用装着具と連設しまたは一体に構成されていることを特徴とする、請求項14に記載の介達牽引用システム。
  17. 請求項13ないし16のいずれかに記載の介達牽引用システムと、前記介達牽引用装着具に連結して機能させるための牽引手段とからなることを特徴とする、介達牽引システム。
  18. 請求項1ないし12のいずれかに記載の介達牽引用装着具の使用方法であって、前記装着具の給気口から給気を行い、その後、前記連結部に連結された牽引手段を機能させることを特徴とする、介達牽引用装着具使用方法。
  19. 給気圧を計測しつつ給気を行うことを特徴とする、請求項18に記載の介達牽引用装着具使用方法。
  20. 請求項1ないし12のいずれかに記載の介達牽引用装着具を用いる牽引方法であって、人または人以外の動物に適用され、前記介達牽引用装着具の給気口から給気を行い、その後、前記連結部に連結された牽引手段を機能させることを特徴とする、介達牽引方法。
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