JP2017176228A - 焼き菓子焼成システム - Google Patents

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【課題】パフェスタイル、ワッフルスタイル、サンドイッチスタイル、さらにその他のスタイルの焼き菓子を効率よく焼成するための焼き菓子焼成システムを提供する。【解決手段】焼き菓子焼成システムは、各々の対向面に少なくとも1個の焼成窪みが各々形成され、互いにヒンジ結合された一対の焼成板11,13と、焼成中もしくは焼成直後の焼き菓子の形態を、具材投入可能となるように変更するための形態変更部材41と、を備えている。形態変更部材を用いて焼き菓子の形態を、焼成中もしくは焼成直後に変更することにより、さまざまなスタイルの焼き菓子を焼成することができる。【選択図】図3

Description

本発明は、鯛焼きのような焼き菓子を製造するために用いられる焼き菓子焼成システムに関する。
焼き菓子焼成のための焼成板は、2枚一組で用いられ、一組の焼成板はこれらが並列におかれた状態と、一方の上に逆さにした他方を重ね合わされた状態との間で揺動可能であるように互いにヒンジ連結される。各焼成板は、対向面を有する焼成板本体と、焼成板本体に設けられた、焼き菓子を焼成するための少なくとも1つの窪みと、を有する。1回の焼成で多数個の焼き菓子を得られるように、複数の窪みが並べられた焼成板もある。窪みの内壁面には、例えば鯛焼き用の焼成板では、鯛の半身の形状が象られる。また、両焼成板の窪みの対向面は、両焼成板が互いに重ね合わされたときに互いに接し、これにより両窪みが閉じ合わされる。
焼き菓子の焼成に際しては、ガスや電気などを熱源として加熱された並列状態(開いた状態)の両焼成板の窪みの中に生地が投入される。生地は窪み内で焼き上げられ、窪みの内壁面の形状が象られた焼き菓子の皮、先の例の鯛焼きなら鯛焼きの鯛の半身が象られた鯛焼きの皮に形成される。必要に応じて、一方の焼成板の窪み内に形成された皮の上に、豆餡・芋餡・栗餡のような餡やクリーム・チーズ・チョコレートなどの中身が載せられ、次いで他方の焼成板がこれを揺動させることにより前記一方の焼成板上に重ね合わされる。
こうした焼成板の重ね合わせにより閉じ合わされた両窪み内の皮は互いに突き合わされて一体となり、菓子が焼成される。焼成された菓子は、一方の焼成板に対して他方の焼成板を揺動させ、これにより両焼成板を重合状態から並列状態すなわち開いた状態にした後、前記窪みから取り出される。
このような従来からある焼き菓子は老若男女を問わず人気があり、特に冬場の寒い時の午後になると買い求めようとする愛好者が列をつくって順番待ちしている光景が見られる。
他方、従来の焼き菓子スタイルとは別に、時代の流れに合わせた焼き菓子スタイルが登場しつつある。その一つとして、たとえば鯉のぼりのように口をポッカリと開けた具材なし鯛焼きを焼き上げ、その口から腹の中にアイスクリーム、フルーツを主体とした甘い具材を詰め込んだパフェスタイルのデザート菓子などがある。本明細書では、この焼き菓子のことを「鯛焼きパフェ」とよぶことにする。特許文献1には、釣鐘に似た形状の差込部材を生地の中に差し込んだ状態で焼成し、これにより差込部材の形状のポッカリ口が形成される鯛焼き装置が開示されている。
そこで発明者は、パフェスタイルのほか、小麦粉に砂糖などを混ぜた生地を厚く焼いて二つ折りにした中に、クリームやジャムをはさんだ「ワッフル」という洋菓子や、さまざまな野菜やハムなどを2枚のパンの間にはさむ「サンドイッチ」などに、鯛焼きのような焼き菓子を応用することを思いついた。たとえば、焼成した鯛焼きに包丁を入れて背割れをつくりワッフルスタイルとしたり、2枚におろしてサンドイッチスタイルにしたりする方法が考えられる。
国際公開番号WO/2015/137582号公報
しかしながら、一旦焼成した焼き菓子に包丁を入れるという作業は、柔らかいと包丁にくっついてしまうので冷めてからでないとできないし、手作業ではあまりにも効率が悪い、という問題点がある。本発明が解決しようとする課題は、パフェスタイル、ワッフルスタイル、サンドイッチスタイル、さらにその他のスタイルの焼き菓子を効率よく焼成するための焼き菓子焼成システムを提供することにある。
上記課題を解決するために本発明は、次の構成を備えている。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る焼き菓子システム(以下、「請求項1のシステム」という)は、各々の対向面に少なくとも1個の焼成窪みが各々形成された一対の焼成板と、並列に置かれた状態と一方の上に逆さにした他方を重ね合わされた状態との間で揺動可能とするため当該一対の焼成板を連結するヒンジ構造と、当該一対の焼成板を加熱するための加熱ユニットと、焼成中もしくは焼成直後の焼き菓子の形態を、具材投入可能となるように変更するための形態変更部材と、を備えていることを特徴とする。なお、一対の焼成板は、本システム専用に製造されたものでもよいし、既存のものでそれだけで焼き菓子焼成できるものでもよい。
請求項1のシステムによれば、一対の焼成板のそれぞれの焼成窪みに投入された生地は加熱ユニットの加熱によって焼き菓子が焼成される。形態変更部材は、焼成中の使用なら一対の焼成板の中で、焼成直後の使用であれば一対の焼成板の外で、焼き菓子の形態を変更する。形態変更によって、焼き菓子に具材投入が可能となり、焼き菓子を様々なスタイルの食材として活用することができる。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る焼き菓子システム(以下、「請求項2のシステム」という)は、請求項1のシステムの好ましい態様として、前記形態変更部材は、重ね合わされて焼成するときに当該一対の焼成板の間に介在させて、焼き菓子の一部または全部に前記一対の焼成板の対向面に沿った、具材投入用のスリットを形成するための、少なくとも1枚の板状部材を含むことを特徴とする。
請求項2のシステムによれば、焼成中の焼き菓子に具材投入用のスリットが形成される。一部にスリットが形成されたときは、たとえばワッフルスタイルのような焼き菓子が焼成され、全部にスリットが形成されたときは、たとえばサンドイッチスタイルの焼き菓子が焼成される。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る焼き菓子システム(以下、「請求項3のシステム」という)は、請求項2のシステムの好ましい態様として、前記一対の焼成板のそれぞれには、複数の焼成窪みが形成され、前記形態変更部材には、当該一対の焼成板の外部に配置される支持部がさらに設けられ、前記板状部材は、当該支持部から当該一対の焼成板の間に延びる少なくとも1個の板状小片によって構成され、当該板状小片は、焼き菓子の一部に前記スリットを形成するように構成されていることを特徴とする。
請求項3のシステムによれば、板状小片の作用により、焼成中の焼き菓子にスリットが形成される。各板状小片は一対の焼成板の間に配されるが、支持部は一対の焼成板の外部に配置される。板状小片が1個なら1個だけの焼き菓子に、焼成窪みの数と同数ならすべての焼き菓子に、それぞれスリットが構成される。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る焼き菓子システム(以下、「請求項4のシステム」という)は、請求項2または3のシステムの好ましい態様として、前記形態変更部材は、さらに、前記一対の焼成板の外に設置される起立保持板を含み、当該起立保持板は、前記スリットの中に差し入れるように焼き菓子を上から降ろして載置することにより、焼き菓子を保持可能に構成されていることを特徴とする。
請求項4のシステムによれば、起立保持板によって焼き菓子を保持することができる。すなわち、焼き菓子のスリットの中に起立保持板を差し入れると、スリットが形成されていない繋がった部分が起立保持板の頂部に引っ掛かって保持される。具材投入までの間の焼き菓子を、行儀よく並べておくことができる。
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明に係る焼き菓子システム(以下、「請求項5のシステム」という)は、請求項1のシステムの好ましい態様として、前記形態変更部材は、当該一対の焼成板の外に設置される少なくとも1個の差込起立部材を含み、当該差込起立部材は、焼成直後の焼き菓子を上から押し当てることにより、具材投入用の窪みを当該焼き菓子に形成可能に構成されていることを特徴とする。
請求項5のシステムによれば、焼成直後の焼き菓子に、差込起立部材と同じ形状の窪みを形成することができる。窪みの中に、たとえばアイスクリームやフルーツなどを投入すれば、パフェスタイルの焼き菓子とすることができる。差込起立部材に上から押し当てた焼き菓子をそのままにしておけば、窪み形成後の焼き菓子を保持した状態におくことができる。
本発明によれば、パフェスタイル、ワッフルスタイル、サンドイッチスタイル、さらにその他のスタイルの焼き菓子を効率よく焼成するための焼き菓子焼成システムを提供することができる。したがって、同システムの提供を受けた者は、焼き菓子のバリエーションを増やすことができ、店舗活性に貢献することが期待できる。
焼き菓子システムの外観斜視図である。 並列に置かれた状態の一対の焼成板の平面図である。 形態変更部材の使用例を示す平面図である。 起立保持板の使用例を示す正面図である。 図4に示す起立保持板のX−X断面を矢印方向に見た断面図である。 形態変更部材の第1変形例の使用例を示す平面図である。 形態変更部材の第2変形例の使用例を示す平面図である。 形態変更部材の第3変形例の使用例を示す平面図である。 差込起立部材の使用例を示す正面図である。 ハンバーガースタイルの焼き菓子の一態様を示す正面図である。 サンドイッチスタイルの焼き菓子の一態様を示す正面図である。 パフェスタイルの焼き菓子の一態様を示す正面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施形態(以下、「本実施形態」という)を詳細に説明する。まず、本実施形態に係る焼き菓子焼成システム(以下、「本システム」という)の概略構成について、図1を用いて説明する。本システムは、鯛焼き焼成システムに係るものであるが、鯛焼き焼成以外の焼き菓子、たとえば、大判焼きや人形焼きなどに係るシステムにも適用可能である。
(本システムの概略構造)
図1乃至図3に示すように、本発明の本システム1は、上方に開口部3aが形成された枠体3と、枠体3の内部に配置された加熱ユニット(本実施形態ではガスバーナー)5と、各々の対向面に複数(本実施形態では5個、少なくとも1個あれば足りる)一つ以上の焼成窪み7が形成された一対二組の焼成板11,13及び焼成板15,17と、各焼成板11〜17を回動可能且つ焼成窪み7が略一致した状態で一対単位の焼成板11,13及び焼成板15,17で重ね合わせ可能に連結支持するように枠体3に設けられたヒンジ21(ヒンジ構造)と、を備えている。ここで、対向面とは、一対の焼成板の各々が有する面のうち、重ね合わされた際に他方の焼成板と向き合う面のことをいう。対向面は主として平面で構成されるが、たとえば図2に示すように焼成窪みの周縁を対向面に対し少し高い縁部を形成するなど凹凸が形成される場合もある。
枠体3は、使用者が立つ側を正面とした場合の左右壁面及び背壁面を構成する枠体パネル25と、正面側に位置して各組の焼成板11,13及び焼成板15,17の加熱温度調節を行うガス調節コック5a,5b,5c,5dとを設けたフロントパネル27と、フロントパネル27に設けられて生地や具材などがガス調節コック5a〜5dに垂れないようにカバーする横長カバー29と、枠体パネル25の上端に固定された矩形フレーム31と、を備えている。
ガスバーナー5は、各焼成板11〜17の下方に配置され、各焼成板11〜17の裏面側を加熱する。また、ガス調節コック5a,5b,5c,5dのレベルに応じて火力調節される。なお、加熱ユニット5として、ガスバーナーの代わりに、電熱式のプレートや加熱コイル等(図示を省略)を用いることもできる。
各焼成板11〜17は、焼成窪み7を形成した軽量で耐熱性の高い金属(例えば、アルミやステンレス)からなる調理プレート35と、調理プレート35の背面側に位置して蓄熱性の高い金属(例えば、鉄・銅・真鍮)からなる加熱板37と、を備えている。この際、調理プレート35は、焼成窪み7を一体に形成するため、鋳型による形成が可能であることが好ましい。また、加熱板37は調理プレート35に対してボルト等の締結具(図示を省略)によって着脱可能に取り付けられているのがメンテナンスを容易にする上で好ましい。この際、調理プレート35と加熱板37との関係は、いずれも図示を省略するが、たとえば、調理プレート35に形成された凹部に加熱板37を埋設したもの、調理プレート35と加熱板37を重ね合わせたもの、加熱板37に形成された凹部に調理プレート35を埋設したもの、或いは、調理プレート35の内部に形成された空間に加熱板37を埋め込んだものなど、その構造は特に限定されるものではない。
付け加えると、調理プレート35と加熱板37とは、加熱ユニット5がガスバーナーの場合には、アルミと鉄、電熱式の場合にはアルミと真鍮、といったように加熱方式によって選択するとよい。また、調理プレート35と加熱板37との大きさや厚さ等は、異なる種類の焼き菓子に合わせて適宜変更可能である。調理プレート35の対向面と焼成窪み7の底面などに、焦げ付き防止等を目的としたコーティングを施すこともよい。
(形態変更部材の構造)
図3を参照しながら、形態変更部材41の構造を説明する。ここでは焼成板11と焼成板13を説明対象とするが、同じであるため焼成板15および17の説明は省略する。形態変更部材41は、焼き菓子の焼成中、すなわち、生地が投入された焼成板11と焼成板13を重ね合わせた状態で焼成中に、焼成窪み7の中で焼成しようとする焼き菓子(図3では図示を省略)の形態を変更するための器具である。
形態変更部材41は、焼成板11(焼成板13)の長さ方向に沿って長い支持部43と、支持部43の焼成板11側に向き支持部43に沿って並んで突き出す板状小片45,...45(焼成窪みの数と同数、少なくとも1個あればよい)を備えている。支持部43は焼成板の外部に配置され、各板状小片45は焼成板11と焼成板13の間に延び、各焼成窪み7の上半分を覆うように構成されている。すなわち、使用者は、支持部43を焼成板11の脇にあてがうことで、各板状小片45を各焼成窪み7の上に被せることができる。その上で、支持部43を焼成板11に沿って動かせば、細かな位置調整を行う。焼き菓子101(図4)は、焼成板11の焼成窪み7の中の生地と、これに重ね合わせた焼成板13の焼成窪み7の生地とが密着した状態で焼成されるため出来上がるのであるが、各板状小片45がこの密着を部分的に邪魔することになる。これにより、焼き菓子101の上部(鯛焼きの背部分)の長さ方向にスリットS(図5)が形成され、形態の変更が生じる。なお、焼成窪み7の下半分を覆うことにより、焼き菓子である鯛焼きの腹部分にスリットSを形成することを妨げるものではない。さらに、焼成窪み7の数が5であるとしたとき、これより板状小片45の数を少なくしたとき(たとえば、3個、図示を省略)、スリットSが形成される焼き菓子3個と、形成されない焼き菓子2個が同時焼成されることになる。
図4及び5に示す符号111は、好ましい形態変更部材として、一対の焼成板11,13の外部に付加的に設置される起立保持板を示す。起立保持板111は、スリットSの中に差し入れるように焼き菓子101を上から降ろして載置することにより、焼き菓子101を起立保持板111の上に保持することができる。起立保持版111は、薄い金属板を二つ折りにして断面形状逆さV字に形成されたものが好ましい。逆さV字に形成したのは、図5から明らかなように、スリットSをV字に広げて、具材を挟みやすくするためである。起立保持版111の長さは、それが少なくとも1個の焼き菓子を保持できれば足りるが、1回の焼成でできあがった複数(ここでは5個)の焼き菓子全部を保持できるようにすれば作業効率をよくするうえで好ましい。起立保持板111は、ベース板113の上に固定されている。図10に示すように、焼き菓子101のスリットSには、具材Gを挟むことができる。具材Gについては挟めるものであれば何ら制限はないが、たとえば、ハンバーグ、コロッケ、レタスなどの野菜など、さらに、これらを組み合わせたものが考えられる。クリーム・ジャム・フルーツなどのスイーツを挟んでもよい。なお、起立保持板111の、少なくとも焼き菓子101と接触する部分に、焦げ付き防止等を目的とするコーティングをすることもよい。
(第1変形例)
図6を参照しながら第1変形例である形態変更部材51を説明する。形態変更部材51が形態変更部材41と異なる点は、板状小片の形状のみであり、これによって焼き菓子の形態変化に違いがでる点だけであるので、ここではその相違点についてのみ解説する。形態変更部材51は、支持部43に該当する支持部53と、支持部53から焼成板11側に向かって突き出す1枚の板状中片55を備えている。板状中片55の形状は、すべての焼成窪み7,...7の、それぞれの半身まで届く長さと幅をもつ矩形に構成されている。したがって、焼き菓子の半身、これが、鯛焼きなら口から腹半分ほどまでにスリット(図示を省略)が形成される。挟む具材の種類が不問であることは、先に説明した焼き菓子101の場合と同じである。形態変更部材51を用いて焼成した焼き菓子が、図9に示す焼き菓子103である。焼き菓子103には、焼き菓子101のスリットS(図5)と同じようなスリット(図示を省略)が形成されている。
(差込起立部材の構成)
図9に示す符号71は、差込起立部材を示す。差込起立部材71は、焼成直後(すなわち、まだ完全に固まっていない状態)の焼き菓子を上から押し当てることにより、具材投入用の窪みを焼き菓子に形成するための部材である。差込起立部材71の形状はさまざまであるが、ここでは、円柱体により構成されている。図示はしないが円柱体の頂部は、ミサイルの先端のようにとがらせたり、また、キノコのように傘をつけたような形にしたりすることもよい。差込起立部材71は、少なくとも1個あればよいが、作業効率を高めるために焼成板11の焼成用窪み7と同数(すなわち、5個)とすることが好ましい。差込起立部材71は、その基端がベース板73に固定され、これによって安定して起立可能になっている。差込起立部材71を用いて形成する具材投入用の窪みは、焼き菓子101のスリットSや焼き菓子103のスリットの底Sb(図10)に形成するようにすることもできるが、スリットが形成されずに丸ごと焼成された窪みをもたない焼き菓子(図示を省略)に形成することもできる。
(第2変形例)
図7は、形態変更部材の第2変形例を示す。この形態変更部材51´は、先に説明した形態変更部材51に、1点だけ部材を付加したものである。両部材で共通する部分については説明を省略し、上記1点に絞って説明を行う。すなわち、形態変更部材51´は、板状中片55の開放端に、僅かに膨らみをもった広げ部材57,..57を、各焼成窪み7に対応した位置に備えていることである。広げ部材57は、焼き菓子103(図9)スリットの底に、具材投入用の窪み(図示を省略)を形成するためのものである。これは、焼き菓子103をパフェスタイル(図12)とする際に、たとえばクリームなどのような粘性の低くこぼれやすい具材を入れるスペースを作るためのものである。図9に示す差込起立部材71による窪み形成を重ねて行ってもよい。なお、広げ部材57を用いて形成した具材投入用の窪みを、さらに大きくしたり窪みの形状を整形等したりするために、差込起立部材71を併用することを妨げない。
(第3変形例)
図8に示す形態変更部材61は、形態変更部材51の板状中片53の代わりに、すべての焼成窪み7,..7をすっぽりと覆う板状大片65を備えている点である。板状大片65は、支持部63によって支持されている。形態変更部材61を使用することにより、焼成板13側の生地と焼成板11側の生地は完全に分離され、これにより図11に示す、両者間に具材Gを挟むサンドイッチスタイルの焼き菓子105が焼成される。
1 焼き菓子焼成システム(本システム)
3 枠体
3a 開口部
5 加熱ユニット(ガスバーナー)
5a ガス調整コック
5b ガス調整コック
5c ガス調整コック
5d ガス調整コック
7 焼成窪み
11 焼成板
13 焼成板
15 焼成板
17 焼成板
21 ヒンジ構造(ヒンジ)
25 枠体パネル
27 フロントパネル
29 横長カバー
31 矩形フレーム
35 調理プレート
37 加熱板
41 形態変更部材
43 支持部
45 板状小片
51 形態変更部材
51´ 形態変更部材
53 支持部
55 板状中片
57 広げ部材
61 形態変更部材
63 支持部
65 板状大片
71 差込起立部材
101 焼き菓子(鯛焼き)
103 焼き菓子(鯛焼き)
105 焼き菓子(鯛焼き)
111 起立保持板
113 ベース板
S スリット
Sb 底
G 具材

Claims (5)

  1. 各々の対向面に少なくとも1個の焼成窪みが各々形成された一対の焼成板と、
    並列に置かれた状態と一方の上に逆さにした他方を重ね合わされた状態との間で揺動可能とするため当該一対の焼成板を連結するヒンジ構造と、
    当該一対の焼成板を加熱するための加熱ユニットと、
    焼成中もしくは焼成直後の焼き菓子の形態を、具材投入可能となるように変更するための形態変更部材と、を備えている
    ことを特徴とする焼き菓子焼成システム。
  2. 前記形態変更部材は、重ね合わされて焼成するときに当該一対の焼成板の間に介在させて、焼き菓子の一部または全部に前記一対の焼成板の対向面に沿った、具材投入用のスリットを形成するための、少なくとも1枚の板状部材を含む
    ことを特徴とする請求項1記載の焼き菓子焼成システム。
  3. 前記一対の焼成板のそれぞれには、複数の焼成窪みが形成され、
    前記形態変更部材には、当該一対の焼成板の外部に配置される支持部がさらに設けられ、
    前記板状部材は、当該支持部から当該一対の焼成板の間に延びる少なくとも1個の板状小片によって構成され、
    当該板状小片は、焼き菓子の一部に前記スリットを形成するように構成されている
    ことを特徴とする請求項2記載の焼き菓子焼成システム。
  4. 前記形態変更部材は、さらに、前記一対の焼成板の外に設置される起立保持板を含み、
    当該起立保持板は、前記スリットの中に差し入れるように焼き菓子を上から降ろして載置することにより、焼き菓子を保持可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項2または3記載の焼き菓子焼成システム。
  5. 前記形態変更部材は、当該一対の焼成板の外に設置される少なくとも1個の差込起立部材を含み、
    当該差込起立部材は、焼成直後の焼き菓子を上から押し当てることにより、具材投入用の窪みを当該焼き菓子に形成可能に構成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の焼き菓子システム。
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