JP2017175480A - 撮像装置システム - Google Patents

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Tomokuni Iijima
友邦 飯島
古宮 成
Shigeru Furumiya
成 古宮
善光 野口
Yoshimitsu Noguchi
善光 野口
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Abstract

【課題】複数のカメラの重複領域の撮像画像の輝度のずれを低減できる撮像装置システムを提供する。【解決手段】重複領域を持つように撮像する複数のCカメラ200、Rカメラ300、Lカメラ400と、各前記複数のカメラにより撮像されたC撮像画像520、R撮像画像530、L撮像画像540を合成する画像合成部650と、Cカメラ200のC撮像画像520の輝度を制御するC輝度制御部620と、Rカメラ300のR撮像画像530の輝度を制御するR輝度制御部630と、を備え、R輝度制御部630は、C輝度制御部620の制御情報721と、Cカメラ200とRカメラ300の重複領域のそれぞれの撮像画像521、531と、に基づき露光制御する。【選択図】図1

Description

本開示は、複数のカメラの撮像画像を合成する撮像装置システムに関する。
特許文献1は、基準となるカメラと他のカメラの重複領域の撮像画像の輝度が同一となるように、他のカメラの利得を変化させる。この構成により、定常時は、重複領域の撮像画像の輝度を同一とすることができる。しかし、環境照度の急変時は、基準となるカメラの撮像画像を適切な輝度になるように制御した後、基準となるカメラと他のカメラの重複領域の撮像画像の輝度を同一する制御に時間が必要なため、過渡的に重複領域の撮像画像の輝度が一致しない。
特許文献2は、それぞれのカメラが単独に撮像画像の輝度を制御するが、一部のカメラは重複領域に測光領域を設定し、その測光領域の撮像画像の輝度を制御する。この構成により、それぞれのカメラの撮像画像の輝度をすばやく輝度の目標に収束できる。また、測光領域を重複領域に設定しない場合と比較し、一部のカメラの重複領域の撮像画像の輝度が適切となるため、それぞれの重複領域での撮像画像の輝度のずれを低減できるが、ずれが大きい。
特許文献3は、基準となるカメラを露光や利得を変化させて撮像画像の輝度を制御し、この基準となるカメラの露光と利得と同一の値を用いて他のカメラの撮像画像の輝度を制御する。この構成により、それぞれのカメラの撮像画像の輝度をすばやく制御できる。また、それぞれのカメラを単独に制御する場合と比較し、同一の露光と利得を使用するため、それぞれの重複領域での撮像画像の輝度のずれを低減できるが、ずれが大きい。
特開2008−28521号公報 特開2007−311970号公報 特開2007−324887号公報
本開示は複数のカメラの重複領域の撮像画像の輝度のずれを低減できる撮像装置システムを提供する。
本開示における撮像装置システムは、少なくとも1つのカメラの撮像領域と重複領域を持つように撮像する複数のカメラと、複数のカメラにより撮像された複数の撮像画像を合成する画像合成部と、複数のカメラのうち第1のカメラの撮像画像の輝度を制御する第1の輝度制御部と、複数のカメラのうち第1のカメラ以外の少なくとも1つの第2のカメラの撮像画像の輝度を制御する第2の輝度制御部とを備える。第2の輝度制御部は、第1の輝度制御部の制御情報と、第1のカメラの撮像画像において、第1のカメラと前記第2のカメラの重複領域の第1の重複撮像画像と、第2のカメラの撮像画像において、第1のカメラと第2のカメラの重複領域における第2の重複撮像画像と、に基づき第2のカメラの撮像画像の輝度を制御する。
本開示における撮像装置システムは、複数のカメラの重複領域の画像輝度のずれを低減できる。
実施の形態1における撮像装置システムの構成を示すブロック図 実施の形態1における撮像装置システムのカメラの配置を示す外観図 実施の形態1における撮像装置システムのカメラの撮像領域と被写体を説明する外観図 実施の形態1における撮像装置システムの撮像画像、および合成画像の一例を示す図 実施の形態1における撮像装置システムのC輝度制御部の動作を説明するためのフローチャート 実施の形態1における撮像装置システムのC総合ゲインに対するC露光ゲイン、C利得ゲインの関係を示すグラフ 実施の形態1における撮像装置システムのR輝度制御部の動作を説明するためのフローチャート
以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために、提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することは意図されていない。
(実施の形態1)
以下、図1〜7を用いて、実施の形態1を説明する。
[1−1.構成]
図1は、実施の形態1における撮像装置システム600の構成を示すブロック図である。撮像装置システム600は、第1のカメラに相当するCカメラ200、第2のカメラに相当するRカメラ300とLカメラ400、およびECU(Engine Control Unit)610を備える。実施の形態1の撮像装置システム600は、第1のカメラと2つの第2のカメラで構成される。
図2は、実施の形態1における撮像装置システム600のカメラの配置を示す図である。車両100において、背面ドア120にCカメラ200が配置され、右ドアミラー130にRカメラ300が配置され、左ドアミラー140にLカメラ400が配置される。図2において、各カメラから伸びる点線は各カメラの撮像領域の端を示し、点線で囲まれた領域が各カメラの撮像領域となる。本開示の複数のカメラは、図2に示すように、少なくとも1つのカメラの撮像領域と重複領域を持つように撮像する。
Cカメラ200は、レンズ201、および撮像素子であるCMOSセンサ202を備える。レンズ201は被写体象をCMOSセンサ202の撮像面に集光し、CMOSセンサ202が光電変換、AD変換などの処理を行い撮像画像データ(C撮像画像)を出力する。同様に、Rカメラ300はレンズ301とCMOSセンサ302を備え、R撮像画像を出力する。Lカメラ400は、レンズ401とCMOSセンサ402を備え、L撮像画像を出力する。
ECU610は、第1の輝度制御部であるC輝度制御部620、第2の輝度制御部であるR輝度制御部630とL輝度制御部640、および画像合成部650を備える。これらは、基板、LSI、電子部品などから構成される。LSIは、ハードロジック、プロセッサ、メモリなどから構成される。ECU610は、ハードロジック、プロセッサ上のソフトウェア、あるいは両者の組み合わせなどにより動作する。
C輝度制御部620は、C撮像画像を入力し、Cカメラ200の第1の露光ゲイン(C露光ゲイン)とCカメラの第1の利得ゲイン(C利得ゲイン)をCカメラ200のCMOSセンサ202に出力する。C輝度制御部620は、Cカメラの第1のゲインである総合ゲイン(C総合ゲイン)をR輝度制御部630とL輝度制御部640に出力する。ここで、C総合ゲインがC輝度制御部620の制御情報である。
R輝度制御部630は、Rゲイン補償部631とRゲイン加算部632を備える。Rゲイン補償部631は、R撮像画像とC撮像画像を入力しRカメラ300のゲイン補償値(Rゲイン補償値)を出力する。Rゲイン加算部632は、Rゲイン補償部631から出力されたRゲイン補償値とC輝度制御部620から出力されたC総合ゲインを入力し、Rカメラ300の第2の露光ゲイン(R露光ゲイン)とRカメラの第2の利得ゲイン(R利得ゲイン)をRカメラ300のCMOSセンサ302に出力する。
L輝度制御部640は、Lゲイン補償部641とLゲイン加算部642を備える。Lゲイン補償部641は、L撮像画像とC撮像画像を入力しLカメラ400のゲイン補償値(Lゲイン補償値)を出力する。Lゲイン加算部642は、Lゲイン補償値とC総合ゲインを入力し、Lカメラの第2の露光ゲイン(L露光ゲイン)とLカメラの第2の利得ゲイン(L利得ゲイン)をLカメラ400のCMOSセンサ402に出力する。ここで、R輝度制御部630とL輝度制御部640が出力する第2の露光ゲインと第2の利得ゲインは第2のゲインに相当する。
画像合成部650は、複数のカメラにより撮像された複数の撮像画像を合成する。本実施の形態では、画像合成部650は、C撮像画像、R撮像画像、L撮像画像を入力し、合成画像510を作成して出力する。
[1−2.動作]
以上のように構成された撮像装置システム600について、以下、その動作を説明する。
[1−2−1.カメラの動作]
Cカメラ200のCMOSセンサ202は、C輝度制御部620から入力されるC露光ゲインとC利得ゲインに応じて、露光時間、アナログゲインなどの利得を変化させる。具体的には、CMOSセンサ202は、C露光ゲインが増大すると露光時間を長くし、C利得ゲインが増大するとアナログゲインなどの利得を増大させる。Cカメラ200はCMOSセンサ202により撮像したC撮像画像をC輝度制御部620と画像合成部650に出力する。
また、Rカメラ300のCMOSセンサ302は、Rゲイン加算部632から入力されるR露光ゲインとR利得ゲインに応じて、露光時間、利得を変化させる。具体的には、CMOSセンサ302は、R露光ゲインが増大すると露光時間を長くし、R利得ゲインの増大に応じてアナログアンプなどの利得を増大させる。Rカメラ300は、CMOSセンサ302により撮像したR撮像画像をR輝度制御部630と画像合成部650に出力する。
さらに、Lカメラ400のCMOSセンサ402は、Lゲイン加算部642から出力されるL露光ゲインとL利得ゲインに応じて、露光時間、利得を変化させる。具体的には、CMOSセンサ402は、L露光ゲインが増大すると露光時間を長くし、L利得ゲインの増大に応じてアナログゲインなどの利得を増大させる。Lカメラ400は、CMOS402により撮像したL撮像画像をL輝度制御部640と画像合成部650に出力する。
図3は、実施の形態1における撮像装置システム600のカメラの撮像領域と被写体を説明する外観図である。図4は、実施の形態1における撮像装置システム600撮像画像、および合成画像の一例である。
図3に示すように、Cカメラ200は、車両中央後部に配置され、Cカメラ200から伸びる点線210で挟まれた領域を撮像領域として、車両中央後方の領域を撮像する。図3において、Cカメラ200は、後続車803、実線路面標示804、および、点線路面標示805を含んで撮像する。この場合、Cカメラ200が撮像したC撮像画像は、図4のC撮像画像520に示すように、後続車803の画像523、実線道路標示804の画像524、および点線道路標示805の画像525を含む。
Rカメラ300は、図3に示すように、車両右側側面に配置され、Rカメラ300から伸びる一点鎖線310で挟まれた領域を撮像領域として、車両右側後方の領域を撮像する。図3において、Rカメラ300は、実線路面標示804、車両100の右側面後部106、および、人物807を含んで撮像する。この場合、Rカメラ300が撮像したR撮影画像は、図4のR撮像画像530に示すように、実線道路標示804の画像534、車両100の右側面部106の画像536、および人物807の画像537を含む。
Lカメラ400は、図3に示すように、車両左側側面に配置され、Lカメラ400から伸びる二点鎖線410で挟まれた領域を撮像領域として、車両左側後方の領域を撮像する。図3において、Lカメラ400は、点線路面標示805、車両100の左側面後部108、および、標識809を含んで撮像する。この場合、Lカメラ400が撮像したL撮像画像は、図4のL撮像画像540に示すように、点線道路標示805の画像545、車両100の左側面部108の画像548、および標識809の画像549を含む。
ここで、図3に示すように、Cカメラ200の撮像領域とRカメラ300の撮像領域との間には、重複領域211が存在する。重複領域211は、C撮像画像520では領域521付近が第1の重複撮像画像、R撮像画像530では領域531付近が第2の重複領域画像に該当する。また、Cカメラ200の撮像領域とLカメラ400の撮像領域との間にも重複領域212が存在し、C撮像画像520では領域522付近が第1の重複撮像画像、L撮像画像540では領域542付近が第2の重複領域画像に該当する。
[1−2−2.輝度制御部の動作]
次に、C輝度制御部620の動作を説明する。C輝度制御部620は、C撮像画像の輝度が所定の目標値になるように制御する。ここで、C撮像画像の輝度を制御するとは、CMOSセンサ202の露光時間とアナログゲインなどの利得を制御することである。具体的には、C輝度制御部620は、CMOSセンサ202の露光時間を示す露光ゲインとCMOSセンサ202のアナログゲインなどの利得を示す利得ゲインの和であるC総合ゲインを制御情報として作成する。
図5は、実施の形態1における撮像装置システム600のC輝度制御部620の動作を説明するためのフローチャートである。以下、順に動作を説明する。
C輝度制御部620は、例えば、1フレームから数フレームに1回、図5の動作を行う。
(ステップS21)最初に、C輝度制御部620は、C撮像画像520を入力する。
(ステップS22)C輝度制御部620は、C総合ゲインを作成する。C輝度制御部620は、C撮像画像の輝度の全画面の平均値ave_cが、所定の目標値target_cになるように、C総合ゲイン(gain1_c)を作成する。具体的には、C輝度制御部620は、下記式(1)を用いて計算する。
gain1_c[i]=gain1_c[i−1]+k_c*(target_c−ave_c)・・・(1)
ここで、式(1)において、gain1_c[i]はi番目のC総合ゲイン、target_cは目標値、ave_cは全画面の平均値、k_cは係数である。
(ステップS23)C輝度制御部620は、C総合ゲイン(gain1_c)から、C露光ゲイン(gain2_c)、C利得ゲイン(gain3_c)を作成する。C輝度制御部620は、具体的には、下記式(2)を用いて作成する。
gain1_c=gain2_c+gain3_c・・・(2)
図6は、実施の形態1における撮像装置システム600のC総合ゲインに対するC露光ゲイン、C利得ゲインの関係を示すグラフである。図6において、縦軸はC露光ゲイン、C利得ゲイン、横軸はC総合ゲインである。また、実線はC露光ゲインのグラフ、点線はC利得ゲインのグラフである。図6に示すように、C輝度制御部620は、C総合ゲイン(gain1_c)の増加に応じて、まずC露光ゲイン(gain2_c)を増加させ、次にC利得ゲイン(gain3_c)を増加させる。前述のように、Cカメラ200は、C露光ゲイン(gain2_c)増大に応じて露光時間を増大させ、C利得ゲイン(gain3_c)増大に応じてアナログゲインなどの利得を増大させる。ここで、露光時間増大によるノイズの増大は、アナログゲインなどの利得増大によるノイズの増大より小さい。そのため、図6のように動作させることにより、C総合ゲイン(gain1_c)のより広い範囲で、ノイズが小さい撮像画像を得ることができる。
(ステップS24)C輝度制御部620は、C総合ゲインをR輝度制御部630とL輝度制御部640に出力する。
(ステップS25)C輝度制御部620は、C露光ゲイン、C利得ゲインをCカメラ200のCMOSセンサ202に出力する。
次に、R輝度制御部630の動作を説明する。図7は、実施の形態1における撮像装置システム600のR輝度制御部630の動作を説明するためのフローチャートである。以下、順に、動作を説明する。
R輝度制御部630は、例えば、1フレームから数フレームに1回、図7の動作を行う。なお、R輝度制御部630は、C輝度制御部620と同期して動作してもよい。
(ステップS31)R輝度制御部630は、C撮像画像を入力する。
(ステップS32)R輝度制御部630は、R撮像画像を入力する。なお、ステップS31とステップS32の動作の順番は入れ替わってもよい。
(ステップS33)R輝度制御部630は、ゲイン補償値を計算する。R輝度制御部630は、C撮像画像とR撮像画像の重複領域の一部(図4のC撮像画像520の重複領域521とR撮像画像530の重複領域531)の輝度が同一となるようなゲイン補償値(gain_4_r)を計算する。具体的には、R輝度制御部630は、下記式(3)を用いて計算する。
gain4_r[i]=gain4_r[i−1]+k_r*(overlap_ave_c_r−overlap_ave_r)・・・(3)
ただし、gain4_r[i]はi番目のゲイン補償値、overlap_ave_c_rは重複領域521の平均輝度、overlap_ave_rは重複領域531の平均輝度、k_rは係数である。
(ステップS34)R輝度制御部630は、C総合ゲイン(gain1_c)を入力する。
(ステップS35)R輝度制御部630は、第2の利得ゲインに相当するR総合ゲイン(gain1_r)を次の式(4)を用いて計算する。
gain1_r=gain1_c+gain4_r・・・(4)
(ステップS36)R輝度制御部630は、R露光ゲイン、R利得ゲインを作成する。この動作は、ステップS23におけるC露光ゲイン、C利得ゲインの計算と同様であるので、説明を省略する。
(ステップS37)R輝度制御部630は、R露光ゲイン、R利得ゲインをRカメラ300のCMOSセンサ302に出力する。
L輝度制御部640の動作は、R輝度制御部630と同様であるので、説明を省略する。
[1−2−3.画像合成部の動作]
画像合成部650は、図4に示すように、C撮像画像520とR撮像画像530とL撮像画像540を合成し、合成画像510を作成する。図4においては、画像合成部650は、R撮像画像530における重複領域531より右側の領域560と、重複領域521と、C撮像画像520の重複領域521、525に挟まれた領域550と、重複領域522と、L撮像画像における重複領域542より左側の領域570を合成する。
この場合、合成画像510において、実線路面標示の画像514は、C撮像画像520の重複領域521における実線路面標示の画像524と、R撮像画像530の領域560における実線路面標示の画像534から構成される。また、点線路面標示の画像515は、C撮像画像520の重複領域522における点線路面標示の画像525と、L撮像画像540の領域570の点線路面標示の画像545から合成される。
重複領域531と重複領域524、および、重複領域522と重複領域542の輝度差が低減されていることから、合成画像510における実線路面標示514と、点線路面標示515の合成の境界部の輝度ずれは低減される。
[1−3.効果等]
以上のように、本実施の形態において、撮像装置システム600は、少なくとも1つのカメラの撮像領域と重複領域を持つように撮像するCカメラ200、Rカメラ300、Lカメラ400を備える。画像合成部650は、各カメラにより撮像された複数の撮像画像を合成する。C輝度制御部620は、Cカメラ200のC撮像画像520の輝度を制御し、R輝度制御部630はRカメラ300のR撮像画像530の輝度を制御し、L輝度制御部640は、Lカメラ400のL撮像画像540の輝度を制御する。R輝度制御部630は、C輝度制御部620の制御情報と、C撮像画像520において、R撮像画像530との重複領域521と、R撮像画像530において、C撮像画像520との重複領域531に基づきRカメラ300のR撮像画像530の輝度を制御する。L輝度制御部640も同様の動作を行う。
これにより、C撮像画像520とR撮像画像530の重複領域521、531の輝度がずれた場合に、輝度が一致するようにRゲイン補償値が変化する。従って、C撮像画像520とR撮像画像530の重複領域521、531の輝度差を低減され、合成の境界部で輝度差を低減した合成画像510を作成することができる。L撮像画像540についても同様に、C撮像画像520とL撮像画像540の重複領域522、542の輝度差を低減し、合成の境界部で輝度差を低減した合成画像510を作成することができる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、カメラを3つ用いて、Cカメラ200を背面ドア120に、Rカメラ300を右ドアミラー130に、Lカメラ400を左ドアミラー140に配置した。カメラの個数、配置はこれに限定されない。例えば、カメラを4つ用いて、車両前方に前方カメラ、車両後方に後方カメラ、車両右側に右側カメラ、および車両左側に左側カメラを配置してもよい。
この場合、例えば、以下のように制御する。前方カメラの撮像画像が目標値となるように前方カメラ用総合ゲインを計算し前方カメラの撮像画像の輝度を制御する。次に、前方カメラ撮像画像と右側カメラの撮像画像の重複領域の輝度が同一となるように右側カメラ用ゲイン補償値を計算し、前方カメラ用総合ゲインと右側カメラ用ゲイン補償値を加算し右側カメラ用総合ゲインとして右側カメラの撮像画像の輝度を制御する。また、前方カメラの撮像画像と左側カメラの撮像画像の重複領域の輝度が同一となるように左側カメラ用ゲイン補償値を計算し、前方カメラ用総合ゲインと左側カメラ用ゲイン補償値を加算し左側カメラ用総合ゲインとして左側カメラの撮像画像の輝度を制御する。さらに、右側カメラの撮像画像と後方カメラの撮像画像の重複領域の輝度が同一となるように後方カメラ用ゲイン補償値を計算し、右側カメラ用総合ゲインと後方カメラ用ゲイン補償値を加算し後方カメラ用総合ゲインとして後方カメラの撮像画像の輝度を制御する。
なお、上記において、後方カメラ用総合ゲインとして右側カメラ用総合ゲインを加算したが、前方カメラ用総合ゲインを加算してもよい。右側カメラ用総合ゲインは、前方カメラ用総合ゲインを加算しているため、同様の効果が得られる。
実施の形態1では、車両に配置されたカメラの撮像画像を合成したが、これに限定されない。例えば、屋外に配置された複数のセキュリティカメラの撮像画像を合成してもよい。また、屋内に配置された複数のセキュリティカメラの撮像画像を合成してもよい。
また、環境照度が急変した場合、C輝度制御部620がC撮像画像520を目標値にするようにC総合ゲインを制御する。そして、R輝度制御部630は、このC総合ゲインとRゲイン補償値を加算したものをR総合ゲインとする。
これにより、環境照度の変化に対してC総合ゲイン、R総合ゲインは同様の速さで応答し、C撮像画像520とR撮像画像530の重複領域521、531の輝度差を低減できる。
そのため、環境照度が急変するときであっても、C撮像画像520とR撮像画像530の重複領域521、531の輝度差を低減し、合成の境界部で輝度差を低減した合成画像510を作成することができる。L撮像画像540についても同様に、環境照度が急変するときであっても、C撮像画像520とL撮像画像540の重複領域522、542の輝度差を低減し、合成の境界部で輝度差を低減した合成画像510を作成することができる。
なお、合成画像を記録媒体に記録するドライブレコーダーに適用してもよい。
また、合成画像を左右反転し、室内ルームミラー部に配置された液晶ディスプレイや、センターコンソールに配置された液晶ディスプレイに表示してもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、複数のカメラの撮像画像を合成する撮像装置システムに適用可能である。具体的には、車両用カメラを用いたシステム、セキュリティ用カメラを用いたシステムなどに、本開示は適用可能である。
100 車両
200 Cカメラ
202、302、402 CMOSセンサ
300 Rカメラ
400 Lカメラ
510 合成画像
520 C撮像画像
530 R撮像画像
540 L撮像画像
600 撮像装置システム
610 ECU
620 C輝度制御部
630 R輝度制御部
631 Rゲイン補償部
632 Rゲイン加算部
640 L輝度制御部
641 Lゲイン補償部
642 Lゲイン加算部
650 画像合成部

Claims (3)

  1. 少なくとも1つのカメラの撮像領域と重複領域を持つように撮像する複数のカメラと、
    前記複数のカメラにより撮像された複数の撮像画像を合成する画像合成部と、
    前記複数のカメラのうち第1のカメラの撮像画像の輝度を制御する第1の輝度制御部と、
    前記複数のカメラのうち第1のカメラ以外の少なくとも1つの第2のカメラの撮像画像の輝度を制御する第2の輝度制御部と、を備える撮像装置システムであって、
    前記第2の輝度制御部は、
    前記第1の輝度制御部の制御情報と、
    前記第1のカメラの撮像画像において、前記第1のカメラと前記第2のカメラの前記重複領域の第1の重複撮像画像と、
    前記第2のカメラの撮像画像において、前記第1のカメラと前記第2のカメラの前記重複領域における第2の重複撮像画像と、に基づき前記第2のカメラの撮像画像の輝度を制御する、撮像装置システム。
  2. 前記複数のカメラは、それぞれ撮像素子を備え、
    前記第1の輝度制御部は、前記第1のカメラの撮像素子を制御することにより前記第1のカメラの撮像画像の輝度を制御する第1のゲインを前記制御情報として作成し、
    前記第2の輝度制御部は、前記第2のカメラの撮像素子を制御することにより前記第2のカメラの撮像画像の輝度を制御する第2のゲインを作成する、
    前記第2の輝度制御部は、ゲイン補償値を作成するゲイン補償部と、前記第1のゲインと前記ゲイン補償値の加算結果に基づき前記第2のゲインを作成するゲイン加算部と、を備え、
    前記ゲイン補償部は、前記第1の重複撮像画像の輝度と、前記第2の重複撮像画像の輝度が同一になるように、前記ゲイン補償値を作成する、請求項1に記載の撮像装置システム。
  3. 前記第1の輝度制御部は、前記第1のゲインに基づき、前記第1のカメラの撮像素子の露光を制御する第1の露光ゲインと、前記第1のカメラの撮像素子の利得を制御する第1の利得ゲインと、を作成し、
    前記第2の輝度制御部は、前記第2のゲインに基づき、前記第2のカメラの撮像素子の露光を制御する第2の露光ゲインと、前記第2のカメラの撮像素子の利得を制御する第2の利得ゲインと、を作成する、請求項2に記載の撮像装置システム。
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