JP2017175079A - 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置 - Google Patents

荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017175079A
JP2017175079A JP2016062227A JP2016062227A JP2017175079A JP 2017175079 A JP2017175079 A JP 2017175079A JP 2016062227 A JP2016062227 A JP 2016062227A JP 2016062227 A JP2016062227 A JP 2016062227A JP 2017175079 A JP2017175079 A JP 2017175079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dose
particle beam
charged particle
settling time
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016062227A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6617066B2 (ja
Inventor
瑞奈 菅沼
Mizuna Suganuma
瑞奈 菅沼
憲昭 中山田
Noriaki Nakayamada
憲昭 中山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nuflare Technology Inc
Original Assignee
Nuflare Technology Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nuflare Technology Inc filed Critical Nuflare Technology Inc
Priority to JP2016062227A priority Critical patent/JP6617066B2/ja
Priority to US15/450,235 priority patent/US9852885B2/en
Publication of JP2017175079A publication Critical patent/JP2017175079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6617066B2 publication Critical patent/JP6617066B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/304Controlling tubes by information coming from the objects or from the beam, e.g. correction signals
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/04Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the discharge, e.g. electron-optical arrangement, ion-optical arrangement
    • H01J37/147Arrangements for directing or deflecting the discharge along a desired path
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/02Details
    • H01J37/20Means for supporting or positioning the objects or the material; Means for adjusting diaphragms or lenses associated with the support
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J37/00Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/302Controlling tubes by external information, e.g. programme control
    • H01J37/3023Programme control
    • H01J37/3026Patterning strategy
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/20Positioning, supporting, modifying or maintaining the physical state of objects being observed or treated
    • H01J2237/2001Maintaining constant desired temperature
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/304Controlling tubes
    • H01J2237/30455Correction during exposure
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/304Controlling tubes
    • H01J2237/30455Correction during exposure
    • H01J2237/30461Correction during exposure pre-calculated
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3175Lithography
    • H01J2237/31769Proximity effect correction
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J2237/00Discharge tubes exposing object to beam, e.g. for analysis treatment, etching, imaging
    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3175Lithography
    • H01J2237/31769Proximity effect correction
    • H01J2237/31771Proximity effect correction using multiple exposure

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Electron Beam Exposure (AREA)

Abstract

【目的】再度の近接効果補正計算をせずに、近接効果補正とレジストヒーティング補正とを実施することが可能な描画方法を提供する。【構成】描画方法は、ロングセトリング時間の荷電粒子ビームを用いた場合における後方散乱係数と基準ドーズ量との組を取得する工程と、通常セトリング時間の荷電粒子ビームであって、かかる組の後方散乱係数と基準ドーズ量とを用いて取得される近接効果を補正するドーズ量の荷電粒子ビームを用いて、形成されるパターンの寸法変動量と温度上昇量との第1の関係を取得する工程と、第1の関係と、ロングセトリング時間の荷電粒子ビームを用いて形成されるパターン寸法とドーズ量との第2の関係と、を用いて、ドーズ量を補正するための温度補正パラメータを演算する工程と、かかる組の後方散乱係数から得られる近接効果を補正する係数と、基準ドーズ量と、温度補正パラメータと、を用いてビームを照射するための照射量を演算する工程と、を備えたことを特徴とする。【選択図】図3

Description

本発明は、荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置に係り、例えば、近接効果補正と共にレジストヒーティング補正を行う方法および装置に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。これらの半導体デバイスへ所望の回路パターンを形成するためには、高精度の原画パターン(レチクル或いはマスクともいう。)が必要となる。ここで、電子線(EB:Electron beam)描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、高精度の原画パターンの生産に用いられる。
図10は、可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。可変成形型電子線描画装置は、以下のように動作する。第1のアパーチャ410には、電子線330を成形するための矩形の開口411が形成されている。また、第2のアパーチャ420には、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330を所望の矩形形状に成形するための可変成形開口421が形成されている。荷電粒子ソース430から照射され、第1のアパーチャ410の開口411を通過した電子線330は、偏向器により偏向され、第2のアパーチャ420の可変成形開口421の一部を通過して、所定の一方向(例えば、X方向とする)に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340に照射される。すなわち、第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過できる矩形形状が、X方向に連続的に移動するステージ上に搭載された試料340の描画領域に描画される。第1のアパーチャ410の開口411と第2のアパーチャ420の可変成形開口421との両方を通過させ、任意形状を作成する方式を可変成形方式(VSB方式)という。
光リソグラフィ技術の進展や、EUVによる短波長化に伴い、マスク描画に必要な電子ビームのショット数は加速的に増加している。一方で、微細化に必要な線幅精度を確保するために、レジストを低感度化し、照射量を上げることでショットノイズやパターンのエッジラフネスの低減を図っている。このように、ショット数と照射量が際限なく増え続けているため、描画時間も際限なく増加していく。そのため、電流密度を上げることで描画時間の短縮を図ることが検討されている。
しかしながら、増加した照射エネルギー量を、より高密度な電子ビームで短時間に照射しようとすると、基板温度が過熱してレジスト感度が変化し、線幅精度が悪化する、レジストヒーティングと呼ばれる現象が生じてしまうといった問題があった。
一方で、電子ビーム描画では、電子ビームをレジストが塗布されたマスクに照射して回路パターンを描画する場合、電子ビームがレジスト層を透過してその下の層に達し、再度レジスト層に再入射する後方散乱による近接効果と呼ばれる現象が生じてしまう。これにより、描画の際、所望する寸法からずれた寸法に描画されてしまう寸法変動が生じてしまう。かかる現象を回避するために、描画装置内では、近接効果補正演算を行って、例えば、照射量を変調することでかかる寸法変動を抑制することが行われる。
しかしながら、近接効果補正演算を行って、照射量を変調しても、その後で、上述した温度補正演算を行ってレジストヒーティングによる寸法変動を抑制するための照射量変調を行うと、近接効果補正に補正残差が生じてしまうといった問題があった。言い換えれば、レジストヒーティング補正を実施する際に、ターゲット寸法を得るために設定したレジストヒーティング補正後の照射量が近接効果補正時に想定していた照射量とは異なることから、レジストヒーティング補正後に得られるパターン寸法CDがターゲット寸法からずれてしまう。かかる問題を対応すべく、再度、近接効果補正計算を行うことが考えられるが、スループットが劣化してしまう。さらに、再度の近接効果補正計算の仕方についても新たに考案する必要が生じる。例えば、電子ビームの照射に起因する伝熱により上昇する領域の代表温度に基づく照射量変調係数を要素に有する多項式を演算して、多項式を演算した値と照射量閾値との差分が許容値内となるまで繰り返す方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。よって、再度の近接効果補正計算をしなくても補正残差を解消できることが望ましい。
特開2014−209599公報
そこで、本発明は、再度の近接効果補正計算をせずに、近接効果補正とレジストヒーティング補正とを実施することが可能な描画方法および装置を提供する。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画方法は、
第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いた場合における近接効果を補正するための後方散乱係数と基準ドーズ量との組を取得する工程と、
第1のセトリング時間よりも短い第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームであって、かかる組の後方散乱係数と基準ドーズ量とを用いて取得される近接効果を補正するドーズ量の荷電粒子ビームを用いて、形成されるパターンの寸法変動量と温度上昇量との第1の関係を取得する工程と、
第1の関係と、第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いて形成されるパターン寸法とドーズ量との第2の関係と、を用いて、ドーズ量を補正するための温度上昇量に依存した温度補正パラメータを演算する工程と、
かかる組の後方散乱係数から得られる近接効果を補正する係数と、基準ドーズ量と、温度補正パラメータと、を用いてビームを照射するための照射量を演算する工程と、
照射量の荷電粒子ビームを用いて、第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられるようにしながら試料にパターンを描画する工程と、
を備えたことを特徴とする。
また、描画に用いる荷電粒子ビームは、サイズの異なる複数の偏向領域の複数の偏向器を用いて多段偏向され、
最小偏向領域毎に、荷電粒子ビームの照射に起因する伝熱により上昇する当該最小偏向領域の代表温度を演算する工程をさらに備え、
照射量は、さらに、当該最小偏向領域の代表温度を用いて演算されると好適である。
また、温度補正パラメータは、露光量に対する解像特性の異なる複数のレジスト材に対してレジスト材毎に演算されると好適である。
また、第1のセトリング時間は、周囲の領域からの伝熱によるパターン寸法変動が無視できる時間に設定されると好適である。
本発明の一態様の荷電粒子ビーム描画装置は、
第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いた場合における近接効果を補正するための後方散乱係数と基準ドーズ量との組を取得する第1の取得部と、
第1のセトリング時間よりも短い第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームであって、かかる組の後方散乱係数と基準ドーズ量とを用いて取得される近接効果を補正するドーズ量の荷電粒子ビームを用いて、形成されるパターンの寸法変動量と温度上昇量との第1の関係を取得する第2の取得部と、
第1の関係と、第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いて形成されるパターン寸法とドーズ量との第2の関係と、を用いて、ドーズ量を補正するための温度上昇量に依存した温度補正パラメータを演算する温度補正パラメータ演算部と、
かかる組の後方散乱係数から得られる近接効果を補正する係数と、基準ドーズ量と、温度補正パラメータと、を用いてビームを照射するための照射量を演算する照射量演算部と、
照射量の荷電粒子ビームを用いて、第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられるようにしながら試料にパターンを描画する描画部と、
を備えたことを特徴とする。
本発明の一態様によれば、再度の近接効果補正計算をせずに、近接効果補正とレジストヒーティング補正とを実施できる。よって、精度の高い寸法でパターンを描画できる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における各領域を説明するための概念図である。 実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。 実施の形態1におけるパターン寸法CDとドーズ量との関係の一例を示す図である。 実施の形態1における位置に依存するドーズ量の変化と位置に依存するパターン寸法CDの変化との一例を示す図である。 実施の形態1における位置に依存するドーズ量の変化と位置に依存するパターン寸法CDの変化との一例を示す図である。 実施の形態1におけるロングセトリング時間によるパターン寸法CDと照射量Dとの相関データの一例を示すグラフである。 実施の形態1におけるパターン寸法CDと後方散乱係数ηと基準ドーズ量Dとの相関データの一例を示すグラフである。 実施の形態1における寸法変動量ΔCDと上昇温度ΔTとの相関データの一例を示すグラフである。 可変成形型電子線描画装置の動作を説明するための概念図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。また、荷電粒子ビーム装置の一例として、可変成形型の描画装置について説明する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、荷電粒子ビーム描画装置の一例である。特に、可変成形型(VSB型)の描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、ブランキング偏向器(ブランカー)212、ブランキングアパーチャ214、第1の成形アパーチャ203、投影レンズ204、偏向器205、第2の成形アパーチャ206、対物レンズ207、主偏向器208、副偏向器209、及び副副偏向器216が配置されている。描画室103内には、少なくともXY方向に移動可能なXYステージ105が配置される。XYステージ105上には、レジストが塗布された描画対象となる試料101(基板)が配置される。試料101には、半導体装置を製造するための露光用のマスクやシリコンウェハ等が含まれる。マスクにはマスクブランクスが含まれる。
制御部160は、制御計算機ユニット110、メモリ112、偏向制御回路120、DAC(デジタル・アナログコンバータ)アンプユニット130,132,134,136(偏向アンプ)、及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142,144を有している。制御計算機ユニット110、偏向制御回路120、及び記憶装置140は、図示しないバスを介して互いに接続されている。偏向制御回路120にはDACアンプユニット130,132,134,136が接続されている。DACアンプユニット130は、ブランキング偏向器212に接続されている。DACアンプユニット132は、副偏向器209に接続されている。DACアンプユニット134は、主偏向器208に接続されている。DACアンプユニット136は、副副偏向器216に接続されている。
また、制御計算機ユニット110内には、TFメッシュ分割部60、近接メッシュ分割部62、ショット分割部64、ρ演算部66、取得部70、取得部72、温度補正係数演算部74、近接効果補正照射係数Dp演算部76、代表温度演算部77、照射量D演算部79、照射時間t演算部80、及び描画制御部86が配置される。TFメッシュ分割部60、近接メッシュ分割部62、ショット分割部64、ρ演算部66、取得部70、取得部72、温度補正係数演算部74、近接効果補正照射係数Dp演算部76、代表温度演算部77、照射量D演算部79、照射時間t演算部80、及び描画制御部86といった各機能は、プログラムといったソフトウェアで構成されても良い。或いは、電子回路等のハードウェアで構成されてもよい。或いは、これらの組み合わせであってもよい。制御計算機ユニット110内に必要な入力データ或いは演算された結果はその都度メモリ112に記憶される。また、TFメッシュ分割部60、近接メッシュ分割部62、ショット分割部64、ρ演算部66、取得部70、取得部72、温度補正係数演算部74、近接効果補正照射係数Dp演算部76、代表温度演算部77、照射量D演算部79、照射時間t演算部80、及び描画制御部86の少なくとも1つがソフトウェアで構成される場合には、CPU或いはGPUといった計算器が配置される。特に、T演算部73といった計算量の多い機能のためには、複数のCPU或いは複数のGPUといった計算器が配置される。
描画データが描画装置100の外部から入力され、記憶装置140に格納されている。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。
図2は、実施の形態1における各領域を説明するための概念図である。図2において、試料101の描画領域10は、主偏向器208の偏向可能幅で、例えばy方向に向かって短冊状に複数のストライプ領域20に仮想分割される。また、各ストライプ領域20は、副偏向器209の偏向可能サイズで、メッシュ状に複数のサブフィールド(SF)30(小領域)に仮想分割される。そして、各SF30は、副副偏向器216の偏向可能サイズで、メッシュ状に複数のアンダーサブフィールド(USF:ここでは第3の偏向領域を意味するTertiary Firldの略語を用いて「TF」とする。以下、同じ)40(小領域)に仮想分割される。そして、各TF40の各ショット位置42にショット図形が描画される。各SF内のTF分割数は、TFの代表温度計算によって描画動作が律速しない程度の数が望ましい。例えば、縦横10個以下が望ましい。より好適には、縦横5個以下が望ましい。
偏向制御回路120からDACアンプユニット130に対して、ブランキング制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプユニット130では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、ブランキング偏向器212に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームが形成される。
偏向制御回路120からDACアンプユニット134に対して、主偏向制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプユニット134では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、主偏向器208に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームがメッシュ状に仮想分割された所定のサブフィールド(SF)の基準位置に偏向される。
偏向制御回路120からDACアンプユニット132に対して、副偏向制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプユニット132では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、副偏向器209に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームがメッシュ状に仮想分割された所定のサブフィールド(SF)内にさらにメッシュ状に仮想分割された最小偏向領域となるアンダーサブフィールド(TF)の基準位置に偏向される。
偏向制御回路120からDACアンプユニット136に対して、副副偏向制御用のデジタル信号が出力される。そして、DACアンプユニット136では、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅させた上で偏向電圧として、副副偏向器216に印加する。かかる偏向電圧によって電子ビーム200が偏向させられ、各ショットのビームがメッシュ状に仮想分割された所定のサブフィールド(SF)内にさらにメッシュ状に仮想分割された最小偏向領域となるアンダーサブフィールド(TF)内の各ショット位置に偏向される。
描画装置100では、複数段の偏向器を用いて、ストライプ領域20毎に描画処理を進めていく。ここでは、一例として、主偏向器208、副偏向器209、及び副副偏向器216といった3段偏向器が用いられる。XYステージ105が例えば−x方向に向かって連続移動しながら、1番目のストライプ領域20についてx方向に向かって描画を進めていく。そして、1番目のストライプ領域20の描画終了後、同様に、或いは逆方向に向かって2番目のストライプ領域20の描画を進めていく。以降、同様に、3番目以降のストライプ領域20の描画を進めていく。そして、主偏向器208(第1の偏向器)が、XYステージ105の移動に追従するように、SF30の基準位置Aに電子ビーム200を順に偏向する。また、副偏向器209(第2の偏向器)が、各SF30の基準位置Aから、TF40の基準位置Bに電子ビーム200を順に偏向する。そして、副副偏向器216(第3の偏向器)が、各TF40の基準位置Bから、当該TF40内に照射されるビームのショット位置42に電子ビーム200を偏向する。このように、主偏向器208、副偏向器209、及び副副偏向器216は、サイズの異なる偏向領域をもつ。そして、TF40は、かかる複数段の偏向器の偏向領域のうち、最小偏向領域となる。
図3は、実施の形態1における描画方法の要部工程を示すフローチャート図である。図3において、実施の形態1における描画方法は、ロングセトリング時間によるCDとドーズ量との関係取得工程(S102)と、ロングセトリング時間によるD,ηとCDとの関係取得工程(S104)と、通常セトリング時間による寸法変動量ΔCDと上昇温度ΔTとの関係取得工程(S105)と、D,η取得工程(S106)と、通常セトリング時間によるCDと温度上昇量との関係取得工程(S108)と、温度補正パラメータ演算工程(S110)と、近接効果補正照射係数Dp(x)演算工程(S112)と、代表温度演算工程(S114)と、照射量(照射時間)演算工程(S118)と、描画工程(S120)と、いう一連の工程を実施する。
図4は、実施の形態1におけるパターン寸法CDとドーズ量との関係の一例を示す図である。図4(a)において、縦軸はパターン寸法CDを示す。横軸はビームのドーズ量を示す。図4(a)では、レジストヒーティングの影響を受ける条件とレジストヒーティングの影響を無視できる条件との各場合について、パターン寸法CDとドーズ量との関係の一例を示す。電子ビーム描画では、所望の位置にビームを偏向させる偏向器に偏向電圧を印加するDACアンプが用いられる。DACアンプの駆動には、偏向電圧が安定するまでの静定時間(セトリング時間)が必要となる。よって、あるショットから次のショットを行うには、かかるセトリング時間を待つ必要がある。一方、レジストヒーティングは、周囲からの伝熱による温度上昇が原因になる。しかし、放熱も同時に行われるので時間が経過すれば、周囲からの伝熱による温度上昇は無視できるようになる。そこで、周囲の領域からの伝熱による温度上昇が無視できる程度に長いセトリング時間(ロングセトリング時間)を採用すれば、レジストヒーティングに起因したパターンの寸法変動は無視できることになる。言い換えれば、ロングセトリング時間(第1のセトリング時間)は、周囲の領域からの伝熱によるパターン寸法変動が無視できる時間に設定される。図3では、通常のセトリング時間で電子ビームを照射することによってパターン形成する場合をレジストヒーティングの影響を受ける条件としてグラフ(点線)に示している。同様に、長いセトリング時間(ロングセトリング時間)で電子ビームを照射することによってパターン形成する場合をレジストヒーティングの影響を無視できる条件としてグラフ(実線)に示している。通常セトリング時間は、セトリング時間の不足に起因するパターンの位置ずれ、或いは/及び寸法ずれが生じない程度の時間を示す。また、セトリング時間は、短い方がショットサイクルを短くできる。そのためスループットを向上できる。よって、通常セトリング時間は、セトリング時間の不足に起因するパターンの位置ずれ、或いは/及び寸法ずれが生じない程度の時間のうち、できるだけ短い方が好適である。但し、実施の形態1では、かかる通常セトリング時間は、レジストヒーティングの影響を受ける時間内で定義される。
例えば、パターン面積密度が50%のパターンを描画する場合、レジストヒーティングの影響を受ける条件で描画する場合にターゲット寸法CDを得るためのドーズ量Dとレジストヒーティングの影響を無視できる条件で描画する場合にターゲット寸法CDを得るためのドーズ量Dとの間には、δD50の誤差が生じる。図4(a)で得られたパターン面積密度が0%(付近)のパターンを描画する場合と、パターン面積密度が50%のパターンを描画する場合と、パターン面積密度が100%のパターンを描画する場合の結果を用いて、図4(b)にドーズ量とパターン面積密度との関係を示している。
図5は、実施の形態1における位置に依存するドーズ量の変化と位置に依存するパターン寸法CDの変化との一例を示す図である。図5(a)では、図4(a)に示したパターン面積密度50%に注目して、ドーズ量Dで通常セトリング時間でビーム偏向しながら複数のSF30内のパターンを順に描画する場合を示している。一定のドーズ量Dで描画するため、位置が変わってもドーズ量に変化はない。かかるドーズ量Dで通常セトリング時間でビーム偏向しながら描画を行うと、描画されたパターン寸法CDは、図5(b)に示すようにレジストヒーティングの影響を受けて変化する。同じSF30内では、既に描画が終了したTF40からの伝熱により温度上昇が生じて、描画されるパターン寸法CDは大きくなってしまう。そして、SF30間を移動する際のセトリング時間によって放熱され、次のSF30の描画開始時点では描画されるパターン寸法CDは小さくなる。しかし、同じSF30内での描画が進むと既に描画が終了したTF40からの伝熱により温度上昇が生じて、描画されるパターン寸法CDは大きくなってしまう。かかる現象を繰り返すことになる。そのため、描画されるパターン寸法CDの誤差を補正すべく、図5(c)に示すように例えばSF30毎にリセットさせながらドーズ量Dを徐々に小さくするようにドーズ量を補正する(温度効果補正)。しかし、かかる補正を行うと、図5(d)に示すように、描画されるパターン寸法CDは全体的に所望するターゲット寸法に比べて小さくなってしまう。
図6は、実施の形態1における位置に依存するドーズ量の変化と位置に依存するパターン寸法CDの変化との一例を示す図である。図6(a)では、パターン面積密度50%に注目して、ドーズ量Dよりも大きい図4(a)に示したドーズ量Dで、ロングセトリング時間でビーム偏向しながら複数のSF30内のパターンを順に描画する場合を示している。一定のドーズ量Dで描画するため、位置が変わってもドーズ量に変化はない。かかるドーズ量Dで、ロングセトリング時間でビーム偏向しながら描画を行うと、描画されたパターン寸法CDは、図6(b)に示すようにレジストヒーティングの影響を無視できるので所望するターゲット寸法に形成できる。そこで、通常セトリング時間でビーム偏向しながら描画を行う場合のビームのドーズ量をドーズ量Dからドーズ量Dにオフセットさせた上で、図6(c)に示すように例えばSF30毎にリセットさせながらドーズ量Dを徐々に小さくするようにドーズ量を補正する(温度効果補正)。これにより、図6(d)に示すように、描画されるパターン寸法CDは図5(d)に示したCDに比べて全体的に大きくなるようにオフセットされ、所望するターゲット寸法に近づけることができる。
ビームのドーズ量をドーズ量Dからドーズ量Dにオフセットさせるには、基準ドーズ量Dを大きくすればよい。そこで、実施の形態1では、レジストヒーティングの影響を無視できるロングセトリング時間でターゲット寸法CDを得られる基準ドーズ量Dとかかる基準ドーズ量Dと組となる後方散乱係数η(近接効果補正係数)を求める。そして、後方散乱係数ηを用いて近接効果補正を行うと共に、周囲の伝熱に起因する温度上昇に伴う温度補正パラメータを別途求めて、かかる温度補正パラメータを用いて、基準ドーズ量Dに近接効果補正が行われたドーズ量に対して温度効果補正を実施する。
ロングセトリング時間によるCDとドーズ量との関係取得工程(S102)として、評価パターンを用いて、ロングセトリング時間で描画することによるCDとドーズ量との関係を取得する。
図7は、実施の形態1におけるロングセトリング時間によるパターン寸法CDと照射量Dとの相関データの一例を示すグラフである。縦軸はパターン寸法CDを示し、横軸は照射量Dを対数で示している。ここでは、例えば、パターン密度ρ(x)=0(0%),0.5(50%),1(100%)の各場合について実験により求めた結果を示している。ここで、設定するパターン密度ρ(x)は、0%,50%,100%の各場合に限るものではない。例えば、10%以下のいずれかと、50%と、90%以上のいずれかとの3つを用いても好適である。また、3種類に限らず、その他の数の種類で測定してもよい。例えば4種類以上測定しても構わない。以上のようにして、ロングセトリング時間で描画することによるパターン寸法CDとドーズ量Dとの相関関係を算出し、相関情報(CD−Dデータ)を作成する。作成されたCD−Dデータは、描画装置100の外部より入力され、記憶装置144に格納される。パターン密度ρ(x)は、近接効果密度U(x)で定義してもよい。近接効果密度U(x)はρ(x)に分布関数を近接効果の影響範囲で畳み込み積分した値として定義される。
ロングセトリング時間による後方散乱係数η,基準ドーズ量DとCDとの関係取得工程(S104)として、評価パターンを用いて、ロングセトリング時間で描画することによるD,ηとCDとの関係を取得する。複数の基準ドーズ量D毎に後方散乱係数ηを可変にして評価パターンを描画する。
図8は、実施の形態1におけるパターン寸法CDと後方散乱係数ηと基準ドーズ量Dとの相関データの一例を示すグラフである。パターン密度ρ(x)にかかわらず一定の寸法CDに補正できるηが存在する。かかるηと、その寸法CDが得られるDとの相関データを示している。このように基準ドーズ量D毎に近接効果補正がよく合う後方散乱係数ηが存在する。以上のようにして、パターン寸法CDと基準ドーズ量Dとの相関関係及び、パターン寸法CDと後方散乱係数ηとの相関関係を算出し、相関情報(CD−D,ηデータ)を作成する。作成されたCD−D,ηデータは、描画装置100の外部より入力され、記憶装置144に格納される。
通常セトリング時間による寸法変動量ΔCDと上昇温度ΔTとの関係取得工程(S105)として、評価パターンを用いて、通常セトリング時間で描画することによる寸法変動量ΔCDと上昇温度ΔTとの関係を取得する。
図9は、実施の形態1における寸法変動量ΔCDと上昇温度ΔTとの相関データの一例を示すグラフである。D,ηの組毎に、寸法変動量ΔCDと上昇温度ΔTとの相関データを取得する。
例えば、TF40を温度計算の単位領域として、各TF40は、当該TF40よりも前に描画される個数nの他の複数のTF40からの伝熱に基づく温度上昇を起こす。これにより当該TF40内を描画する評価パターンの寸法が変動する。よって、連続して順に描画を進めていくことで上昇温度が異なる複数のTF40内のパターンの寸法変動量が得られる。なお、各TF40の温度上昇量ΔT(代表温度T(x,t))は、以下の式(1)によって近似することができる。
Figure 2017175079
式(1)では、代表温度T(x,t)を、パターン面積密度ρ(x)、照射量D(x)、熱拡散カーネルH(x,t)を用いて定義する。式(1)に示した熱拡散カーネルH(x,t)は、例えば、以下の式(2)で定義できる。
Figure 2017175079
式(2)において、Eは電子線エネルギー[keV]、Gdは基板材質のグラム密度[g/cm]、Cpは基板材質の比熱[J/(K・g)]を示す。Rgはグルンレンジと呼ばれ、エネルギーE[keV]の電子線を、グラム密度Gd[g/cm]の基板物質に垂直入射したときの深さ方向の平均飛程近似値であり、Rg=(0.046/Gd)・E1.75[μm]で表される。また、熱拡散係数Kは、K[(mm)/s]=λ/(Gd・Cp)で定義される。ここで、λは基板材質の熱伝導率[W/(K・m)]を示す。また、式(4)を演算する際、D(x’)/Nは、単位[fC/μm]で表す値を用いる(fC=フェムトクーロン)。erf()は誤差関数を示す。
代表温度T(x,t)は、TF40毎に、当該TF40よりも前に描画される個数nの他の複数のTF40からの伝熱に基づく。よって、当該TFよりも前に描画される個数n個の他の複数のTFからの伝熱により生じる各温度上昇量δTijを累積加算することで、当該TFの代表温度Tiを求めることができる。温度上昇量δTijは、i番目のTFiが、他のj番目のTFjからの伝熱により生じる温度上昇量を示している。温度上昇量δTijは、他のTFが時刻tjに描画された後に、時刻tiに当該TFが描画されるまでの経過時間(ti−tj)に依存する。よって、当該TF40(i番目のTF)の代表温度Ti(i番目のTF40のT(x,t))は、位置xと時間tの関数として定義される。上述した内容が式(1)によって満たされるように、熱拡散カーネルH(x,t)が定義される。
以上のようにして、各上昇温度ΔT(代表温度Ti)でのパターン寸法CDの寸法変動量ΔCDをプロットすることで、寸法変動量ΔCDと上昇温度ΔTとの相関関係を算出し、相関情報(ΔCD−ΔTデータ)を作成する。作成されたΔCD−ΔTデータは、描画装置100の外部より入力され、記憶装置144に格納される。ΔCD−ΔTデータは、実験によらず、シミュレーション等により求めても構わない。
以上の各相関データを描画前に予め用意した上で、描画処理を開始する。
まず、TFメッシュ分割部60は、副副偏向器216の偏向可能サイズ(第1のメッシュサイズ)で、試料101の描画領域をメッシュ状の複数のTF40(第1のメッシュ領域)に仮想分割する。ここでは、ストライプ領域20をまずメッシュ状の複数のSF30に分割した後、各SF30をメッシュ状の複数のTF40に仮想分割する。実施の形態1では、各TF40を温度補正演算用のメッシュ領域として用いる。
そして、ショット分割部64は、記憶装置140から描画データを読み出し、パス毎に、複数段のデータ変換処理を行って描画装置100固有のショットデータを生成する。描画データは、例えば、描画対象チップのチップ領域を短冊上に仮想分割されたフレーム領域毎にファイル構成されている。そして、ショット分割部64は、かかるフレーム領域毎のデータファイルを順次読み込み、ショットデータを生成する。また、チップには複数の図形パターンが配置されるが、描画装置100では、1回のビームショットで形成可能なサイズが限られている。そのため、データ変換処理の中で、各図形パターンは、1回のビームショットで形成可能なショット図形に分割される。そして、各ショット図形の図形種、サイズ、位置等がショットデータとして生成される。ショットデータは、順次、記憶装置142に格納される。
また、近接メッシュ分割部62(第2のメッシュ分割部)は、試料101の描画領域を複数の近接メッシュ(第2のメッシュ領域)に仮想分割する。近接メッシュのサイズは、近接効果の影響半径の1/10程度が好適である。例えば、0.5μm〜1μm程度が望ましい。
ρ演算部66は、近接メッシュ毎に、該当する近接メッシュ内に配置される図形パターンの面積密度ρを演算する。そして、ρ演算部66は、各メッシュ値を用いて、面積密度マップを作成する。
,η取得工程(S106)として、取得部70(第1の取得部)は、ロングセトリング時間(第1のセトリング時間)が経過した後でショット位置が移動させられる電子ビーム200を用いた場合における近接効果を補正するための後方散乱係数ηと基準ドーズ量Dとの組を取得する。具体的には、取得部70は、記憶装置144からCD−D,ηデータを読み出し(参照し)、ロングセトリング時間で描画する場合にターゲット寸法CDが得られる後方散乱係数ηと基準ドーズ量Dとの組を取得する。
通常セトリング時間によるD,η対応のCDと温度上昇量との関係取得工程(S108)として、取得部72(第2の取得部)は、ロングセトリング時間よりも短い通常セトリング時間(第2のセトリング時間)が経過した後でショット位置が移動させられる電子ビームであって、取得された組の後方散乱係数ηと基準ドーズ量Dとを用いて取得される近接効果を補正するドーズ量の電子ビームを用いて、形成されるパターンの寸法変動量ΔCDと温度上昇量ΔTとのΔCD−ΔTデータ(第1の関係)を取得する。具体的には、取得された後方散乱係数ηと基準ドーズ量Dとの組に対応するΔCD−ΔTデータを記憶装置144から読み出す。
温度補正パラメータ演算工程(S110)として、温度補正パラメータ演算部74は、ΔCD−ΔTデータと、ロングセトリング時間(第1のセトリング時間)が経過した後でショット位置が移動させられる電子ビームを用いて形成されるパターン寸法CDとドーズ量DとのCD−Dデータ(第2の関係)と、を用いて、ドーズ量を補正するための温度上昇量に依存した温度補正パラメータDTを演算する。具体的には、温度補正パラメータ演算部74は、CD−Dデータを読み出す。そして、温度補正パラメータ演算部74は、ドーズ量変化ΔDoseに対するパターン寸法CDの変動量ΔCDの傾き、言い換えれば、ΔCD/ΔDを演算する。そして、温度補正パラメータ演算部74は、パターン密度毎に温度補正パラメータk’(ρ)を演算する。温度補正パラメータk’(ρ)は、以下の式(3)で定義できる。温度補正パラメータk’(ρ)は、解像特性が異なると値が変化する。よって、温度補正パラメータk’(ρ)は、露光量に対する解像特性の異なる複数のレジスト材に対してレジスト材毎に演算されると好適である。
Figure 2017175079
近接効果補正照射係数Dp(x)演算工程(S112)として、Dp演算部76は、取得された後方散乱係数ηを用いて、近接効果を補正するための近接効果補正照射係数Dp(x)を演算する。照射量閾値Dthを用いた照射量モデルを用いて、近接メッシュ領域毎に、近接効果が補正された電子ビームの近接効果補正照射係数Dp(x)を演算する。照射量閾値Dthを用いた照射量モデルの照射量計算式として、以下の式(4)を定義できる。式(4)では、照射量閾値Dthと近接効果補正照射係数Dp(x)とパターン面積密度ρ(x)と分布関数G(x)とを項に用いている。xは、位置(ベクトル)を示している。言い換えれば、表記xだけで2次元座標を意味するものとする。式(4)を例えばイタレーション(繰り返し演算)を行うことで未知の近接効果補正照射係数Dp(x)を演算する。
Figure 2017175079
代表温度演算工程(S114)として、代表温度演算部77は、TF40(最小偏向領域)毎に、電子ビームの照射に起因する伝熱により上昇する当該TF40の代表温度T(x,t)(温度上昇量ΔT(x))を演算する。各TF40の代表温度T(x,t)(温度上昇量ΔT)は上述した式(1)及び式(2)で計算できる。なお、式(1)の各位置での照射量D(x)は、取得された組の基準ドーズ量Dと近接効果補正照射係数Dp(x)との積を用いる。より望ましくは、基準ドーズ量Dと近接効果補正照射係数Dp(x)との積から当該TFでの代表温度T(x,t)(温度上昇量ΔT(x))に温度補正パラメータk’(ρ)を乗じた補正照射量を差し引いた照射量を用いると好適である。これにより周囲の複数のTF40からの伝熱により生じる各温度上昇量δTijを高精度に演算できる。
照射量(照射時間)演算工程(S118)として、取得された組の後方散乱係数ηから得られる近接効果補正照射係数Dp(x)(近接効果を補正する係数)と基準ドーズ量Dと、温度補正パラメータk’(ρ)と、を用いてビームを照射するための照射量D(x)を演算する。照射量D(x)は、以下の式(5)を定義できる。
Figure 2017175079
次に、照射時間t演算部80は、ショット毎の照射時間t(x)を演算する。照射時間t(x)は照射量D(x)を電流密度Jで割ることで演算できる。得られた照射時間t(x)のデータはショットデータの一部として、記憶装置142に格納される。
描画工程(S120)として、描画制御部86は、偏向制御回路120等を介して描画部150を制御して、描画処理を開始する。描画部150は、演算された照射量D(x)の電子ビームを用いて、通常セトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられるようにしながら試料101にパターンを描画する。具体的には、以下のように動作する。偏向制御回路120は、記憶装置142に格納された照射時間t(x)のデータを参照し、ショット毎に照射時間を取得する。そして、偏向制御回路120は、ショット毎の照射時間を制御するデジタル信号をDACアンプユニット130に出力する。そして、DACアンプユニット130は、デジタル信号をアナログ信号に変換し、増幅した上で偏向電圧としてブランキング偏向器212に印加する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、ブランキング偏向器212内を通過する際にブランキング偏向器212によって、ビームONの状態では、ブランキングアパーチャ214を通過するように制御され、ビームOFFの状態では、ビーム全体がブランキングアパーチャ214で遮へいされるように偏向される。ビームOFFの状態からビームONとなり、その後ビームOFFになるまでにブランキングアパーチャ214を通過した電子ビーム200が1回の電子ビームのショットとなる。ブランキング偏向器212は、通過する電子ビーム200の向きを制御して、ビームONの状態とビームOFFの状態とを交互に生成する。例えば、ビームONの状態では電圧を印加せず、ビームOFFの際にブランキング偏向器212に電圧を印加すればよい。かかる各ショットの照射時間で試料101に照射される電子ビーム200のショットあたりの照射量が調整されることになる。
以上のようにブランキング偏向器212とブランキングアパーチャ214を通過することによって生成された各ショットの電子ビーム200は、照明レンズ202により矩形の穴を持つ第1の成形アパーチャ203全体を照明する。ここで、電子ビーム200をまず矩形に成形する。そして、第1の成形アパーチャ203を通過した第1のアパーチャ像の電子ビーム200は、投影レンズ204により第2の成形アパーチャ206上に投影される。偏向器205によって、かかる第2の成形アパーチャ206上での第1のアパーチャ像は偏向制御され、ビーム形状と寸法を変化させる(可変成形を行なう)ことができる。かかる可変成形はショット毎に行なわれ、通常ショット毎に異なるビーム形状と寸法に成形される。そして、第2の成形アパーチャ206を通過した第2のアパーチャ像の電子ビーム200は、対物レンズ207により焦点を合わせ、サイズの異なる複数の偏向領域の主偏向器208、副偏向器209及び副副偏向器216(複数の偏向器)によって多段偏向され、連続的に移動するXYステージ105に配置された試料101の所望する位置に照射される。以上のように、各偏向器によって、電子ビーム200の複数のショットが順に基板となる試料101上へと偏向される。
以上のように、実施の形態1によれば、再度の近接効果補正計算をせずに、近接効果補正とレジストヒーティング補正とを同時に実施できる。よって、精度の高い寸法でパターンを描画できる。
以上のように、実施の形態1によれば、補正計算速度が描画速度に遅れないように効率的に演算しながら、近接効果の補正残差を抑制しつつ、かつレジストヒーティングによるパターンの寸法変動を抑制できる。よって、精度の高い寸法でパターンを描画できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全ての荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置は、本発明の範囲に包含される。
10 描画領域
20 ストライプ領域
30 SF
40 TF
42 ショット位置
60 TFメッシュ分割部
62 近接メッシュ分割部
64 ショット分割部
66 ρ演算部
70 取得部
72 取得部
74 温度補正係数演算部
76 Dp演算部
77 代表温度演算部
79 D演算部
80 t演算部
86 描画制御部
100 描画装置
101 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機ユニット
112 メモリ
120 偏向制御回路
130,132,134,136 DACアンプユニット
140,142,144 記憶装置
150 描画部
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 第1の成形アパーチャ
204 投影レンズ
205 偏向器
206 第2の成形アパーチャ
207 対物レンズ
208 主偏向器
209 副偏向器
212 ブランキング偏向器
214 ブランキングアパーチャ
216 副副偏向器
330 電子線
340 試料
410 第1のアパーチャ
411 開口
420 第2のアパーチャ
421 可変成形開口
430 荷電粒子ソース

Claims (5)

  1. 第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いた場合における近接効果を補正するための後方散乱係数と基準ドーズ量との組を取得する工程と、
    前記第1のセトリング時間よりも短い第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームであって、前記組の前記後方散乱係数と前記基準ドーズ量とを用いて取得される近接効果を補正するドーズ量の荷電粒子ビームを用いて、形成されるパターンの寸法変動量と温度上昇量との第1の関係を取得する工程と、
    前記第1の関係と、前記第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いて形成されるパターン寸法とドーズ量との第2の関係と、を用いて、ドーズ量を補正するための温度上昇量に依存した温度補正パラメータを演算する工程と、
    前記組の前記後方散乱係数から得られる近接効果を補正する係数と、前記基準ドーズ量と、前記温度補正パラメータと、を用いてビームを照射するための照射量を演算する工程と、
    前記照射量の荷電粒子ビームを用いて、前記第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられるようにしながら試料にパターンを描画する工程と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画方法。
  2. 描画に用いる荷電粒子ビームは、サイズの異なる複数の偏向領域の複数の偏向器を用いて多段偏向され、
    最小偏向領域毎に、荷電粒子ビームの照射に起因する伝熱により上昇する当該最小偏向領域の代表温度を演算する工程をさらに備え、
    前記照射量は、さらに、当該最小偏向領域の前記代表温度を用いて演算されることを特徴とする請求項1記載の荷電粒子ビーム描画方法。
  3. 前記温度補正パラメータは、露光量に対する解像特性の異なる複数のレジスト材に対してレジスト材毎に演算されることを特徴とする請求項1又は2記載の荷電粒子ビーム描画方法。
  4. 前記第1のセトリング時間は、周囲の領域からの伝熱によるパターン寸法変動が無視できる時間に設定されることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の荷電粒子ビーム描画方法。
  5. 第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いた場合における近接効果を補正するための後方散乱係数と基準ドーズ量との組を取得する第1の取得部と、
    前記第1のセトリング時間よりも短い第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームであって、前記組の前記後方散乱係数と前記基準ドーズ量とを用いて取得される近接効果を補正するドーズ量の荷電粒子ビームを用いて、形成されるパターンの寸法変動量と温度上昇量との第1の関係を取得する第2の取得部と、
    前記第1の関係と、前記第1のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられる荷電粒子ビームを用いて形成されるパターン寸法とドーズ量との第2の関係と、を用いて、ドーズ量を補正するための温度上昇量に依存した温度補正パラメータを演算する温度補正パラメータ演算部と、
    前記組の前記後方散乱係数から得られる近接効果を補正する係数と、前記基準ドーズ量と、前記温度補正パラメータと、を用いてビームを照射するための照射量を演算する照射量演算部と、
    前記照射量の荷電粒子ビームを用いて、前記第2のセトリング時間が経過した後でショット位置が移動させられるようにしながら試料にパターンを描画する描画部と、
    を備えたことを特徴とする荷電粒子ビーム描画装置。
JP2016062227A 2016-03-25 2016-03-25 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置 Active JP6617066B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062227A JP6617066B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置
US15/450,235 US9852885B2 (en) 2016-03-25 2017-03-06 Charged particle beam writing method, and charged particle beam writing apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016062227A JP6617066B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017175079A true JP2017175079A (ja) 2017-09-28
JP6617066B2 JP6617066B2 (ja) 2019-12-04

Family

ID=59898151

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016062227A Active JP6617066B2 (ja) 2016-03-25 2016-03-25 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9852885B2 (ja)
JP (1) JP6617066B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106499A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
CN114927410A (zh) * 2022-02-24 2022-08-19 珠海洪启科技合伙企业(有限合伙) 半导体器件的加工控制方法、装置及高能粒子束光刻设备

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6951922B2 (ja) * 2016-09-28 2021-10-20 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム装置及び荷電粒子ビームの位置ずれ補正方法
JP7031516B2 (ja) * 2018-07-06 2022-03-08 株式会社ニューフレアテクノロジー 照射量補正量の取得方法、荷電粒子ビーム描画方法、及び荷電粒子ビーム描画装置
US11604451B2 (en) 2018-12-22 2023-03-14 D2S, Inc. Method and system of reducing charged particle beam write time
US10884395B2 (en) * 2018-12-22 2021-01-05 D2S, Inc. Method and system of reducing charged particle beam write time
US20220016846A1 (en) * 2019-04-10 2022-01-20 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Adaptive thermal diffusivity
JP7159970B2 (ja) * 2019-05-08 2022-10-25 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置
US11756765B2 (en) 2019-05-24 2023-09-12 D2S, Inc. Method and system for determining a charged particle beam exposure for a local pattern density
US11062875B2 (en) * 2019-10-14 2021-07-13 City University Of Hong Kong Imaging apparatus and related control unit
WO2024077586A1 (zh) * 2022-10-14 2024-04-18 袁元 半导体器件的加工控制方法及高能粒子束光刻设备
WO2024092550A1 (zh) * 2022-11-02 2024-05-10 东华大学 半导体器件的质量改善方法、装置及高能粒子束光刻设备

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1249734B1 (en) * 2001-04-11 2012-04-18 Fujitsu Semiconductor Limited Rectangle/lattice data conversion method for charged particle beam exposure mask pattern and charged particle beam exposure method
TWI534528B (zh) 2013-03-27 2016-05-21 Nuflare Technology Inc Drawing an amount of the charged particle beam to obtain the modulation factor of a charged particle beam irradiation apparatus and method
JP6577787B2 (ja) * 2015-08-11 2019-09-18 株式会社ニューフレアテクノロジー マルチ荷電粒子ビーム描画装置及びマルチ荷電粒子ビーム描画方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019106499A (ja) * 2017-12-14 2019-06-27 株式会社ニューフレアテクノロジー 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
CN114927410A (zh) * 2022-02-24 2022-08-19 珠海洪启科技合伙企业(有限合伙) 半导体器件的加工控制方法、装置及高能粒子束光刻设备

Also Published As

Publication number Publication date
US9852885B2 (en) 2017-12-26
US20170278672A1 (en) 2017-09-28
JP6617066B2 (ja) 2019-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6617066B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画方法及び荷電粒子ビーム描画装置
JP4945380B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP6259694B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビームの照射量変調係数の取得方法
JP5636238B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
US10488760B2 (en) Method for acquiring parameter for dose correction of charged particle beam, charged particle beam writing method, and charged particle beam writing apparatus
JP5616674B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP5894856B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP6523767B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP2013157623A (ja) 描画方法及び描画装置
JP6057635B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP5841819B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
CN110517954B (zh) 电子束照射方法、电子束照射装置及记录有程序的计算机可读的非易失性存储介质
JP2011100818A (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP2018073978A (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP5758325B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP6171062B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP5871557B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP7031516B2 (ja) 照射量補正量の取得方法、荷電粒子ビーム描画方法、及び荷電粒子ビーム描画装置
JP2012023279A (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法
JP5773637B2 (ja) 荷電粒子ビーム描画装置及び荷電粒子ビーム描画方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190213

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191029

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6617066

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250