JP2017172182A - 開水路排水浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開水路を流れる排水を高効率で浄化し、かつ目詰まりが少ない、開水路浄化装置を提供する。【解決手段】本発明の開水路排水浄化装置100は、基体部200と担体300とを含む。基体部200は、開水路900の流下方向に沿って設置される。さらに、基体部200は、支持部210と区画部250とを含む。支持部210は、開水路900の開口側部910で支持される。区画部250は透水性であり、支持部210から開水路900の底方向に向かって延設されている。担体300は基体部200の区画部250に、流下方向に沿って固定されている。【選択図】図2

Description

本発明は、開水路用の排水浄化装置に関する。より具体的には、本発明は、開水路を流れる排水を安価かつ高効率で浄化することができる浄化装置に関する。
従来の一般的な開水路には排水を浄化する機能は備わっていない。しかしながら、排水中のごみ等の固形物を除去したり排水を浄化したりする目的で、開水路に液体浸透性ブロックまたは浄水フィルターを設置する手法の提案はなされている。
例えば、特開平8−165698号公報(特許文献1)では、液体透水性ブロックの内部または下部に、複数の孔を有する透過部材を組み付けることにより、開水路の透水性能および固形物の除去性能を向上させている。
また、特開2002−115312号公報(特許文献2)では、側溝に設置される集水マスに、通水ケースに組み込んだ浄水フィルターを設置し、浄水フィルターを着脱容易にすることにより、開水路を流れる排水を浄化できまた、浄水フィルターが目詰まりした場合も、容易に清掃できるよう考慮されている。
特開平8−165698号公報 特開2002−115312号公報
特許文献1の手法によると、固形物を除去することはできるが、透水性ブロック内に棲息する微生物量が少ないので、排水中の溶解性有機成分の浄化効率は低い。
特許文献2の手法によると、浄水フィルターが設置される場所が、流下方向に点在させられた集水マスに限定されるため、浄化効率が低い。また、流路を遮るように浄水フィルターが設置されているため、フィルターの目詰まりの頻度が多くなる。
そこで、本発明の目的は、開水路を流れる排水を高効率で浄化し、かつ目詰まりが少ない、開水路浄化装置を提供することにある。
上記本発明の目的を達成するため、本発明は以下の発明を含む。
(1)
本発明の開水路排水浄化装置は、開水路に設置されるべきものである。本発明の開水路排水浄化装置は、支持部と、区画部と、担体とを含む。
支持部は、開水路で支持される。区画部は、開水路の延在方向に沿って延在させられ、かつ開水路の内部を深さ方向に区画する。区画部には、連通孔が設けられている。担体は、区画部に、開水路の延在方向に沿って固定されている。
このように、本発明の開水路排水浄化装置は、開水路で支持される支持部を有することによって、開水路に使用することができる。また、本発明の開水路排水浄化装置は、開水路の延在方向に沿って担体が固定されているため、排水を高効率で浄化することができる。さらに、本発明の開水路排水浄化装置は、区画部が開水路の延在方向に沿って設置されるため、排水中の固形物の、区画部への詰まりを防止しやすい。開水路の内部を深さ方向に区画することで、内部空間を、開口部側と底側とに区画する。そして、区画された内部空間の少なくとも1つを浄化部として利用することができる。
(2)
上記(1)の開水路排水浄化装置は、担体が、区画部の、開水路の底側に固定されていてよい。
この場合、担体が底側を向いているため、担体に固形物が付着しにくく、仮に付着した場合であっても剥離しやすくなる。
(3)
上記(1)または(2)の開水路排水浄化装置は、担体が、開水路の底から10mm以上100mm以下の間隔をあけて固定されていてよい。
これによって、排水中の固形物の詰まりを防止しやすく、かつ、排水を担体に接触させやすい。
(4)
上記(2)または(3)の開水路排水浄化装置は、連通孔が、区画部において、担体の固定位置よりも開水路の底側に設けられていてよい。
これによって、担体が開水路内の排水に接触しやすい。
(5)
上記(1)から(4)のいずれかの開水路廃水浄化装置は、区画部が、開水路の幅方向の断面形状において線対称となるように構成されてよい。
当該断面形状における線対称の軸は、開水路の幅方向の中央位置における深さ方向の直線である。これによって、開水路内の排水が幅方向のいずれかに偏る傾向がなく、かつ、担体との接触面積を増やすことができる。
(6)
上記(1)から(5)のいずれかの開水路排水浄化装置は、支持部が、開水路の開口側部に載せ掛けられるように構成されていてよい。
これによって、本発明の開水路排水浄化装置は、開水路の上部から容易に取り付けることができ、かつ、取り外しも容易である。
本発明によれば、開水路を流れる排水を高効率で浄化し、かつ目詰まりが少ない、開水路浄化装置が提供される。
第1実施形態の開水路排水浄化装置の模式的外観斜視図である。 第1実施形態の開水路排水浄化装置の使用時態様を、図1におけるII-II線で切った模式的断面図で示す。 第1実施形態の第1変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。 第1実施形態の第2変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。 第1実施形態の第3変形例の開水路排水浄化装置を示す模式的断面図である。 第1実施形態の第4変形例の開水路排水浄化装置を示す模式的断面図である。 第1実施形態の第5変形例の開水路排水浄化装置を示す模式的断面図である。 第2実施形態の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。 第2実施形態の第1変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。 第2実施形態の第2変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。 第3実施形態の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。 支持部の態様が異なる第1変形例の開水路排水浄化装置の模式的部分断面図である。 支持部の態様が異なる第2変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。 支持部の態様が異なる第3変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の要素には同一の符号を付しており、それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰り返さない。
[1.第1実施形態]
[1−1.基本構成]
図1に、第1実施形態の開水路排水浄化装置の模式的外観斜視図を示し、図2に、第1実施形態の開水路排水浄化装置の使用時の態様を、図1におけるII-II線で切った模式的断面図で示す。
図1および図2に示す開水路排水浄化装置100は、開水路900に装着されて使用される場合に開水路の延在方向に延在するように構成された長尺体である。図1においては、便宜上、この長尺体の一部を表示している。開水路900は、上部が開口した溝形状であり、排水Wを配水している。図2に示すように、開水路排水浄化装置100は、開水路900の排水Wを浄化するために用いられる。
開水路排水浄化装置100は、基体部200と担体300とを含む。
[1−2.基体部]
基体部200は、支持部210と区画部250とを含む。
[1−2−1.支持部]
支持部210は、開水路排水浄化装置100が開水路900に装着された状態を保持する部分である。支持部210は、開水路900のいずれかの部分に対して支持されるように構成されればどのような態様であってもよいが、本実施形態では、支持部210は、開水路900の開口側部910に支持されるように構成されている。さらに本実施形態の支持部210は、基体部200の幅方向の両端に一対設けられ、開水路900の両方の開口側部910それぞれに載せ掛けられて支持されるよう、開口側部910の表面形状に沿う水平の板状に形成されている。このため、開水路排水浄化装置100を開水路900の上部からかぶせるだけで容易に取り付けることができる。また、開水路排水浄化装置100の取り外しも、開水路排水浄化装置100を持ち上げるだけで容易に行うことができる。
[1−2−2.区画部]
区画部250は、開水路の延在方向に沿って延在されるように構成されている。本実施形態では、区画部250は、開水路の延在方向に沿って一定の断面形状を有する長尺体として構成されている。これによって、区画部250が排水Wの流路をほとんど遮ることなく区画部250の表面に沿って排水Wを流すことができるため、排水Wの流速が確保され、排水W中の固形物の区画部250への付着を防止しやすい。本実施形態では、区画部250の断面形状は、図2に示すような線対称となるように形成されている。このため、排水W量が幅方向で偏らないため、スムーズな流下が容易となる。
区画部250は、開水路900の内部空間を、深さ方向に区画する。つまり、画部250は、開水路900の内部空間を底側の空間と開口側の空間とに区画する。両空間のうち、一方は浄化部920、他方は非浄化部を構成する。
浄化部920は、担体300が存在する側の空間であり、排水Wの浄化が行われる空間をいう。本実施形態では、担体300は、開水路900の底側に固定されているため、区画部250で区画された開水路900内部空間のうち当該底側の空間が浄化部920を構成する。一方、本実施形態では、区画部250で区画された開水路900内部空間のうち担体300が存在しない開口部側の非浄化部は、排水Wの浄化を行わず、流量確保部930として機能する。流量確保部930は、底部290(後述)に排水Wを集めることにより排水Wの流下を優先させる。
区画部250による深さ方向の区画は、区画部250が、支持部210から開水路900の底方向に延設されることで具現化される。本実施形態の区画部250は、一対の支持部210それぞれから当該底方向に向かって傾斜面を構成するように延設された一対の傾斜板状部を含むとともに、基体部200の幅方向の中央で、開水路900の底に最も近い底部290を構成する。本実施形態の底部290は、両傾斜板状部が突き合わされることによりV字形状を成しており、開水路900の底に接触している。このように、区画部250は、支持部210を介して開水路900の開口側部910に支持されるだけでなく、底部290によって開水路900の底にも接触するため、設置状態が安定する。また、底部290が開水路900の底に接触することで、破損を防止しやすい。このため、たとえば底部290が開水路900の底に接触しない構成によって基体部200が懸垂されている場合に比べ、基体部200に要求される強度は大きくなくてよく、安価な材料を含め材料選択の自由度が大きい。
区画部250には、連通孔255が穿設されている。連通孔255は、浄化部920と流量確保部930とを連通させる貫通孔であり、流量確保部930内の排水Wの容量が一定量を超えると、浄化部920へ排水Wを排出する。連通孔255は、区画部250の延在方向に沿って複数設けられている(図1参照)。
連通孔255の当該延在方向における間隔は、浄化部920へ排水Wを送り易くする観点から一定であることが好ましい。連通孔255の当該延在方向における間隔は、開水路900の流量が多いほど狭く、開水路900の流量が少ないほど広く設定してよい。当該間隔は、たとえば50mm以上500mm以下、好ましくは100mm以上200mm以下であってよい。当該間隔が上記下限以上であることは、製造容易性、ならびに区画部250の強度の点で好ましく、上記上限以下であることは、浄化部920へ排水Wを送り易くする点で好ましい。
連通孔255の形状は、本実施例では円形であるが、楕円形および多角形であってもよい。多角形の場合、固形物による閉塞を防止し易くする観点から、四角形以上の多角形であることが好ましい。
連通孔255の最大幅(本実施形態では直径)は、たとえば10mm以上50mm以下、好ましくは20mm以上30mm以下であってよい。当該最大幅が上記下限以上であることは、固形物による閉塞を防止し易く、浄化部920へ排水Wを送り易くする点で好ましく、上記上限以下であることは、区画部250の強度の点で好ましい。
本実施形態では、図2に示すように、連通孔255は、担体300の固定位置よりも開水路900の底側と、その反対側(上側)との2列で設けられている。特に、担体300の固定位置よりも開水路900の底側に連通孔255を設けることは、比較的低い水位でも排水Wを浄化部920に送り易いとともに、送った排水Wを浄化部920で担体300に接触させた状態で流下させやすいため、良好な浄化効率を得る点で好ましい。また、担体300の固定位置より上側にも連通孔255を併せて設けることは、比較的高い水位の場合に、浄化部920と流量確保部930との間の排水W交換を効率的に行うことができる点で好ましい。
[1−2−3.材料]
本実施形態において、基体部200は、板状部材で構成されている。この板状部材は、塩化ビニル系樹脂、オレフィン系樹脂などの熱可塑性樹脂、および、エポキシ系樹脂、不飽和ポリエステル系樹脂などの熱硬化性樹脂、および繊維強化プラスチック(ガラス繊維、カーボン繊維などの繊維材料で樹脂が強化された複合材)などの樹脂材料;セラミックなどの無機材料;木材などの天然物で構成されてよい。また、支持部210と区画部250とは、同じ材料で構成されてもよいし、互いに異なる材料で構成されてもよい。
[1−3.担体]
担体300は、比表面積が大きい構造体であって、流下する排水Wに対して耐久性を有する物体である。具体的には、多孔質材料(たとえば、無機質多孔体、無機質発泡体、樹脂発泡体など)、繊維質材料(たとえば、不織布、織布、単繊維体、網状体など)、層状材料(たとえば、シート積層体など)が挙げられる。多孔質材料の微細孔は連続孔であることが好ましい。より具体的には、連続気泡の樹脂の発泡体およびセラミック多孔質体が挙げられる。微生物をより多く保持する観点からは、連続気泡の樹脂の発泡体であることが好ましい。樹脂としては、オレフィン系樹脂(特にポリエチレン)、ウレタン樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂などで構成される。
担体300は排水Wが接触させられることで、比表面積が大きい表面に微生物が担持される。微生物が担持された担体300は、浄化用の接触材として機能する。浄化部920内で、微生物が担持された担体300に排水Wが接触することで、排水Wが分解処理される。開水路排水浄化装置100では、担体300に接触する排水W中の溶存酸素と、とりわけ排水Wの水位の変化(低下)に伴う担体300の空気中への露出とにより、担体300に担持された微生物(好気性微生物)に酸素が供給される。これによって、担体300に担持された微生物が育まれ、浄化機能が持続する。
担体300は、開水路900の延在方向に沿って基体部200に固定されている。担体300は、当該延在方向に添う面で排水Wを浄化することで、排水Wの流路をほとんど遮ることなく排水Wの流速を確保できるため、担体300への排水W中の固形物の付着を防ぎやすい。また、排水Wが流下しながら担体300に接触し続けることができるため、排水Wを高効率で浄化することができる。本実施形態では、担体300は、開水路の流下方向に沿う長尺体として構成されている。また、本実施形態では、断面線対称である区画部250を構成する一対の傾斜板状部材それぞれに担体300が固定されている。区画部250が線対称断面となるように構成されていることで、担体300を固定する面積を効率的に確保することができるため、排水Wを担体300に接触させやすい。
なお、本実施形態では担体300は開水路900の延在方向に沿って延在する長尺体であるがこの態様に限定されるものではない。開水路900の延在方向の大部分(たとえば60%以上、好ましくは80%以上)で担体が存在するように構成されていれば、たとえば短尺のブロック状の担体が当該延在方向に沿って一定の間隔をもって断続的に配置される態様などであってもよい。
さらに、本実施形態では、担体300は、区画部250において、開水路900の底の側に固定されている。これによって、排水W中の固形物が担体300に付着しにくく、仮に付着した場合でも、排水Wの流れと重力とで剥離し易い。つまり、このような態様で担体300が固定されることで、浄化機能の低下を防止し易い。
担体300の区画部250への固定態様としては、流下する排水Wに対して耐久性を有する限り特に限定されず、担体300の材質および区画部250の材質の特性に応じて当業者が適宜決定することができる。たとえば、接着剤による接着、融着、ねじによる締結、リベットによるかしめなどの固定態様が挙げられる。
担体300を固定する位置としては、開水路900に装着された場合に、開水路900の底から(本実施形態では、底部290の浄化部920側の端から)間隔をあけた位置であることが好ましい。これによって、排水Wおよび排水W中の固形物が流れやすくなる。具体的には、担体300を固定する位置は、たとえば10mm以上100mm以下、好ましくは20mm以上50mm以下の高さhの位置であってよい。高さhが上記下限以上であることは、排水W中の固形物が担体300と開水路900の底との間に詰まることを防ぐ点で好ましく、上記上限以下であることは、担体300を排水Wに接触させやすいため良好な浄化効率を得る点で好ましい。
なお、担体300を固定する位置とは、担体300が区画部250に固定されている部分のうち、最も開水路900の底に近い位置をいう。
[2.第1実施例の変形例]
図3は、第1実施形態の第1変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。図3に示す開水路排水浄化装置100aは、基体部200aの底部290aの形状が異なることを除いて、図2の開水路排水浄化装置100と同様である。
基体部200aは、一対の支持部210と、区画部250aとを含む。区画部250aは、図2での区画部250と同様に一対の傾斜板状部を有する一方、開水路900の底に接触する底部290aは折れ曲がり、その延出方向が開水路900の底表面に添う水平の板状に形成されている。この場合、底部290aが開水路900の底に接触する面積をより多く確保するため、開水路排水浄化装置100aの設置態様が安定する。また、基体部200aの上側(本変形例では流量確保部930)の空間をより大きく確保することもできる。
図4は、第1実施形態の第2変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。図4に示す開水路排水浄化装置100bは、基体部200bの底部290bの形状が異なることを除いて、図2の開水路排水浄化装置100と同様である。
基体部200bは、一対の支持部210と区画部250bとを含む。区画部250bは、開水路900の底側に凹となる湾曲板状であり、底部290bが開水路900の底に接触している。この場合、開水路900中の排水Wの水位が低くても担体300と排水Wとの接触面積を確保しやすくなる。
図5は、第1実施形態の第3変形例の開水路排水浄化装置を示す模式的断面図である。図5に示す開水路排水浄化装置100cは、基体部200cの態様が異なることを除いて、図2の開水路排水浄化装置100と同様である。
基体部200cは、支持部210cおよび区画部250cが網状体で構成されている。網状体はその構造上厚み方向に無数の連通孔を有するためそれ自体が透水性を有する。このため、開水路排水浄化装置100における連通孔255に相当する孔は穿設されていなくてよい。しかし、網状体自体がその構造上有する連通孔が小さく、かつ、網状体自体の強度が十分である場合は、連通孔255を穿設して透水性をより良好に確保してもよい。網状体としては、具体的には、比較的剛性のある樹脂ワイヤーを編み込んだ樹脂ネットなどが挙げられる。
図6は、第1実施形態の第4変形例の開水路排水浄化装置を示す模式的断面図である。図6に示す開水路排水浄化装置100dは、基体部200dの区画部250dに穿設された連通孔255が、担体300の下側のみに存在することを除いて、図2の開水路排水浄化装置100と同様である。
図7は、第1実施形態の第5変形例の開水路排水浄化装置を示す模式的断面図である。図7に示す開水路排水浄化装置100eは、基体部200eに二対の担体300がそれぞれ固定位置の高さを異にして固定され、かつ、連通孔255が底側の担体300の固定位置よりも底側と、担体300同士の間と、上側側の担体の上側との3列で設けられていることを除いて、図2の開水路排水浄化装置100と同様である。
[3.第2実施形態]
図8は、第2実施形態の開水路排水浄化装置の使用時の態様を示す模式的断面図である。図8に示す開水路排水浄化装置100fは、基体部200fの形状が異なることを除いて、第1実施形態の開水路排水浄化装置100と同様である。
本実施形態および以下の実施形態においては、主に第1実施形態と異なる点について説明し、同じ点については説明を省略する。
基体部200fは、1つの支持部210と区画部250fとを含む。支持部210は、開水路900の開口側部910の一方の側に載せ掛けられて支持されている。区画部250fは、一方の側が支持部210を基端として開水路900の底に向かって延設された傾斜板状が傾斜を一定に保ったまま他方の側まで延出し、当該他方の側を構成する底部290fが、開水路900の底に接触するとともに開水路900の他方の側の壁に衝止している。これによって、開水路排水浄化装置100fの設置状態が安定する。
[4.第2実施形態の変形例]
図9は、第2実施形態の第1変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。図9に示す開水路排水浄化装置100gは、基体部200gの底部290gの形状が異なることを除いて、図8の開水路排水浄化装置100fと同様である。
基体部200gは、1つの支持部210と区画部250gとを含む。区画部250gは、図8での区画部250fと同様に傾斜板状の部分を有する一方、開水路900の底に接触する底部290gは折れ曲がり、その延出方向が開水路900の底表面に添う水平の板状に形成されており、かつ、開水路900の壁に衝止している。この場合、底部290gが開水路900の底に接触する面積をより多く確保するため、開水路排水浄化装置100gの設置態様が安定する。また、基体部200gの上側(本変形例では流量確保部930)の空間をより大きく確保することもできる。
図10は、第2実施形態の第2変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。図10に示す開水路排水浄化装置100hは、基体部200hの形状が異なることを除いて、図8の開水路排水浄化装置100fと同様である。
基体部200hは、1つの支持部210と区画部250hとを含む。区画部250hは、開水路900の底部側に凹となる湾曲板状であり、開水路900の底に接触する底部290hが、開水路900の壁に衝止している。この場合、開水路900中の排水Wの水位が低くても担体300と排水Wとの接触面積を確保しやすくなる。
[5.第3実施形態]
図11は、第3実施形態の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。図11に示す開水路排水浄化装置100iは、担体300の固定位置が開水路900の底側ではなく上側であることを除いて、第2実施形態の図8の開水路排水浄化装置100fと同様である。
この場合、非浄化部としては図8の開水路排水浄化装置100fのような排水Wが集まる流量確保部930が形成されないが、開水路900の排水Wの量が比較的多く流量を確保する必要がない場合の態様として許容される。
[6.他の変形例]
図12から図14に、支持部の態様が異なる第1変形例から第3変形例を示す。
図12(i)から図12(iii)は、支持部の態様が異なる第1変形例の開水路排水浄化装置の模式的部分断面図である。図示される支持部210,210,210のように、開口側部910(図2等参照)へ突出する凸部を1または複数設けることで、支持される開水路排水浄化装置がずれないように固定し、支持を安定化させることができる。本変形例は、上述の全ての実施形態およびその変形例に適用することができる。
図13は、支持部の態様が異なる第2変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。図13に示す開水路排水浄化装置100jは、基体部200jが支持部210jを有することを除いて上述の第1実施形態と同様である。支持部210jは、開口側部910ではなく開水路900の側壁で支持されるように構成されている。これによって、開口側部910で開水路排水浄化装置100jの設置による段差が生じない。本変形例は、第1実施形態の第1変形例から第5変形例にも同様に適用することができる。
図14は、支持部の態様が異なる第3変形例の開水路排水浄化装置の使用時態様を示す模式的断面図である。図14に示す開水路排水浄化装置100kは、基体部200kが支持部210kを有することを除いて上述の第2実施形態と同様である。支持部210kは、開口側部910ではなく開水路900の側壁および底面で支持されるように構成されている。これによって、開口側部910で開水路排水浄化装置100kの設置による段差が生じない。第2実施形態の第1変形例および第2変形例にも同様に適用することができる。
本発明の好ましい実施形態は上記の通りであるが、本発明はそれらのみに限定されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱することのない様々な実施形態が他になされる。
[実施形態における各部と請求項の各構成要素との対応関係]
本明細書における開水路排水浄化装置100,100a,〜,100kが請求項の「開水路排水浄化装置」に相当し、基体部200,200a,〜,200h,200j,200kが「基体部」に相当し、支持部210,210j,200kが「支持部」に相当し、区画部250,250a,〜,250hが「区画部」に相当し、連通孔255が「連通孔」に相当し、担体300が「担体」に相当し、開水路900が「開水路」に相当し、開口側部910が「開口側部」に相当し、排水Wが「排水」に相当する。
100,100a,〜,100k…開水路排水浄化装置
200,200a,〜,200h,200j,200k…基体部
210,210j,200k…支持部
250,250a,〜,250h…区画部
255…連通孔
300…担体
900…開水路
910…開口側部
W…排水

Claims (6)

  1. 開水路に設置され、
    前記開水路で支持される支持部と、
    前記開水路の延在方向に沿って延在させられ、前記開水路の内部を深さ方向に区画し、かつ連通孔が設けられた区画部と、
    前記区画部に、前記開水路の延在方向に沿って固定された担体と、
    を含む、開水路排水浄化装置。
  2. 前記担体が、前記区画部の、前記開水路の底側に固定されている、請求項1に記載の開水路排水浄化装置。
  3. 前記担体が、前記開水路の底から10mm以上100mm以下の間隔をあけて固定されている、請求項1または2に記載の開水路排水浄化装置。
  4. 前記連通孔が、前記区画部において、前記担体の固定位置よりも前記開水路の底側に設けられている、請求項2または3のいずれか1項に記載の開水路排水浄化装置。
  5. 前記区画部が、前記開水路の幅方向の断面形状において線対称となるように構成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の開水路排水浄化装置。
  6. 前記支持部が、前記開水路の開口側部に載せ掛けられるように構成されている、請求項1から5のいずれか1項に記載の開水路排水浄化装置。
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