JP2017171676A - 抗菌性組成物 - Google Patents

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ディール,メーガン,アン
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Golding Stephen
ハープ,ジョン,ロバート
Robert Harp John
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Peter Stott Ian
トンプソン,キャサリン,メアリー
Mary Thompson Katherine
トルスロー,キャロル,リン
Lynn Truslow Carol
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Abstract

【課題】手、口腔衛生等に適した相乗作用性抗菌作用を示し、短縮された消毒時間による消毒のための組成物、消毒方法の提供。【解決手段】i)0.001〜5重量%のチモール、ii)0.001〜5重量%の2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノール等のメンタジエンアルコール、及び、iii)水、エタノール等の担体を含有する抗菌性組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、抗菌性組成物および抗菌性組成物を含む消毒のための方法に関する。本発明
は特に、パーソナルクリーニング、口腔ケアまたは硬質表面清浄化適用のための抗菌性組
成物に関する。
殺菌および消毒用石けんまたは清浄化組成物は、適切な使用により、一般に個人が暴露
される微生物および病原体の数を低減し得るので、個人にとって非常に有用である。した
がって、このような組成物は、例えば感染症の発生および拡大を減少させるのに重要な役
割を果たし得る。
トリクロサンなどの塩素系抗菌剤を含有する殺菌および消毒用石けん組成物は公知であ
る。このような組成物は、有効な抗菌作用を与えるためにかなり長い接触時間を必要とす
る。実際には、使用者、特に小児は洗浄に長い時間を費やさず、結果としてこのような組
成物を用いた清浄化は、表面もしくは局所感染からの十分な予防または疾患に対する十分
な保護を提供しない。使用者は、手を洗浄したにもかかわらず、一般に皮膚からの細菌除
去が比較的不十分なままで終わる可能性がある。そのため、さらなる生物および/または
無生物表面の汚染を引き起こし、病原体およびその結果としての疾患の伝播に寄与し得る
。使用者一般、特に、汚染された手を食事の前に遅効性抗菌性組成物で比較的短時間洗浄
する小児は、疾患にかかる危険性がある。
同様に、硬質表面清浄化、例えば床、テーブル面または調理器具の清浄化の分野では、
組成物中の抗菌活性物質は基質と数分未満しか接触せず、その後表面は拭き取られるかま
たは水で洗い流される。このような製品において一般に使用される最もよく知られた抗菌
剤は、所望の微生物死滅を与えるのに数十分から数時間を要するので、これらの短時間規
模での清浄化作用は所望の利益を提供するうえでは無効である。
そのため、適用後、比較的短い清浄化時間、好ましくは約30秒以下、より好ましくは
15秒以下の間に比較的より有効な抗菌作用を与える組成物を提供することが求められて
いる。
抗菌活性化合物の確立されたクラスはフェノール化合物である[P A Goddar
d and K A McCue in「Disinfection,Sterilis
ation and Preservation」,ed.S S Block,5th
edition,Lippincott,Williams and Wilkins
,Philadelphia,2001 pp.255−282]。しかし、すべてのフ
ェノール化合物が抗菌剤として適切であるとは限らない。さらに、多くのフェノールは、
これらが抗菌活性である場合でも、ヒトまたは動物の皮膚に適用したとき腐食性、悪臭お
よび刺激または感作作用などの望ましくない副作用を示し得る。
チモールの特有の問題は、一般にそのにおい特性のために製剤中に存在することがはっ
きりわかることである。におい特性は、少なくともある程度まで、特定の香料組成物中で
認識され得るが、迅速な消毒において有効な濃度で適用された場合、一部の使用者には強
すぎるとみなされる。加えて、チモールを含む臭気化合物のより低い濃度またはより臭気
性でないもしくは無臭の抗菌性化合物が利用可能であることは、製造者に、より低い用量
で組成物に代替的な香りを与えるうえでより大きな柔軟性をもたらす。したがって、好ま
しくはチモールのより低い濃度しか必要としないおよび/またはより受け入れられる感覚
プロフィールを有する代替的な抗菌性組成物および方法を提供する必要がある。
国際公開第2010/046238号は、病原細菌の迅速な死滅をもたらす、0.01
から5重量%のチモール、0.01から5重量%のテルピネオールおよび担体を含有する
有効な抗菌性組成物を記載する。国際公開第2010/046238号も、上記組成物を
表面に適用する段階を含む、表面を消毒する方法を開示する。
国際公開第11/117424号は、(−)−カルボン、ゲラニオールおよびさらなる
精油成分の組合せを含有する、インビボ治療用途のためのウイルス阻害剤組成物を開示す
る。
国際公開第06/053458号は、グラム陰性細菌に対しておよび好ましくはグラム
陽性細菌に対しても、迅速な殺菌作用を有する香料成分を含む殺菌製剤を提供すること、
およびこれらの製剤を提供するための方法を対象とする。この資料は、(a)少なくとも
0.2%(w/v)の1つ以上の選択された香料成分、(b)4%から20%(w/v)
のヒドロトロープおよび(c)0.1%から9%(w/v)の1つ以上の選択された界面
活性剤を含有する製剤を開示する。これはまた、特定の香料成分がグラム陰性細菌に対し
て迅速な(30秒)殺菌作用を有することも開示している。
国際公開第06/120494号は、抗生物質の性能を改善することを対象とする。こ
れは、カルベオール、チモール、オイゲノール、ボルネオール、カルバクロール、これら
の異性体、誘導体およびこれらの混合物から選択される少なくとも1つの第一物質ならび
に抗生物質、例えばアモキシシリンである少なくとも1つの第二物質を含有する医薬組成
物を開示する。
国際公開第12/012385号は、有益な治療効果を有するパーソナルケア組成物(
例えば歯磨き剤)における使用のための精油化合物の1つ以上の誘導体を含有する組成物
を提供することを対象とする。これは、パーソナルケア組成物における使用のために、有
効な抗菌活性を提供する0.02重量%から5.0重量%のレベルで、アルデヒド、ケト
ン、アルコール、フェノールまたは酸から選択される親精油化合物の1つ以上の誘導体を
含有する組成物を開示し、好ましくは1つ以上の誘導体は、親精油アルデヒドもしくはケ
トンのアセタール;親精油アルコールもしくはフェノールのエステルもしくはエーテル;
親精油酸のエステルまたはこれらの混合物から選択される。
国際公開第01/67868号はダニ駆除薬を対象とする。これはまた、中でも特にカ
ルベオールおよびチモールを含む、ケノポディウム・アンブロシオイデス(Chenop
odium ambrosioides)から抽出された油を開示する。
国際公開第2004/006679号は、ケノポディウム属種に由来する植物抽出物を
用いて植物加害害虫を駆除するための組成物および方法に関する。
Masayoshi et al.[Biosci.Biotechnol.Bioc
hem Vol 68(8),pp1690−1697,(2004)]は、シトラス・
レイキュラータ・ブランコ(Citrus reiculata Blanco)(ポン
カン)の低温圧搾油ならびにGCおよびGCMSによるその酸素化画分の試験を示す。こ
れは、ポンカン低温圧搾果皮油の酸素化画分の芳香成分が、中でも特にペリリルアルコー
ルおよびチモールを含むことを開示する。
仏国特許第2 697 133号は、一般式C15O[式中、xは20から26の
間である]の一酸素化セスキテルペンおよび芳香族化合物を含有する、殺生物性および/
または生物抑制性組成物を開示する。
国際公開第2010/046238号 国際公開第11/117424号 国際公開第06/053458号 国際公開第06/120494号 国際公開第12/012385号 国際公開第01/67868号 国際公開第2004/006679号 仏国特許第2 697 133号明細書
P A Goddard and K A McCue in「Disinfection,Sterilisation and Preservation」,ed.S S Block,5th edition,Lippincott,Williams and Wilkins,Philadelphia,2001 pp.255−282 Masayoshi et al.[Biosci.Biotechnol.Biochem Vol 68(8),pp1690−1697,(2004)]
抗菌性化合物および組成物が一般的に利用可能であるにもかかわらず、このような組成
物における使用に適した代替的な抗菌性組成物および活性化合物を見出すことの必要性が
引き続き存在する。特に、迅速な抗菌作用を提供する代替的な組成物は、現在の消費者習
慣を考慮すると依然として極めて望ましい。このような代替物は現在の原材料への依存性
を低減し得る。さらに、抗菌剤の分野において、代替物が利用可能であることは、微生物
耐性または特定の抗菌性化合物に対する非感受性の発現の危険性を低減し得る。
加えて、このような抗菌性組成物において必要とされる有効成分の総量を低減する必要
性が引き続き存在する。この必要性は、このような組成物が特に発展途上国に関連するの
で、例えばコスト効率に対する要求によって後押しされ得る。さらに、量を低減すること
は環境的な理由からも有益であり得る。
上記で認められた問題および先行技術の欠点を考慮して、代替的な抗菌性組成物を提供
することが本発明の1つの目的である。
抗菌性組成物のより低い用量しか必要としない、このような組成物を提供することが本
発明の特定の目的である。
同様に、抗菌活性化合物の嗅覚的関与が低減されている、または活性化合物が消費者に
受け入れられる、さらには消費者に好まれる香りを与えることに寄与する、抗菌性組成物
を提供することが本発明の1つの目的である。
表面の消毒のための方法において必要な接触時間を短縮することに寄与する抗菌性組成
物を提供することが本発明のもう1つの特定の目的である。
特に、皮膚および口腔などの人体の表面の清浄化の間に改善された消毒を与える抗菌性
組成物を提供することが本発明の1つの目的である。
殺菌および/または消毒、特に表面の殺菌および/または消毒のための代替的な方法を
提供することが本発明のさらにもう1つの目的である。
短縮された消毒時間による消毒のための方法を提供することが本発明のさらなる目的で
ある。より詳細には、消毒時間が300秒未満、好ましくは120秒未満、より好ましく
は60秒未満、さらにより好ましくは15秒未満である方法を提供することが本発明の1
つの目的である。
特に、表面、中でも硬質表面、または皮膚および口腔などの人体の表面の清浄化の間に
改善された消毒を与える、消毒のための方法を提供することが本発明の1つの目的である
本発明者らは今や、上記目的の1つ以上が本発明によって達成されることを見出した。
したがって、本発明者らは、選択したメンタジエンアルコールおよびチモールを含有する
組成物が相乗的な抗菌作用を提供することを認めた。このような組成物は、チモールおよ
びα−テルピネオールと比較した場合、類似かまたはより低い濃度で類似かまたはより有
効な抗菌作用を提供する。特に、本発明者らは、本発明による選択したメンタジエンアル
コールとチモールの組合せが非常に速やかな抗菌作用を示すことができることを認めた。
例えば、本発明者らは、本発明による組成物を用いてわずか15秒の接触時間後に完全な
微生物の不活性化が達成できることを認めた。
チモールとメンタジエンアルコールの増強された抗菌効果によって、チモールの必要量
の低減はまた、より多量のチモールの存在に関連する嗅覚上の難点の減少にも好都合に寄
与する。
したがって、1番目の態様では、本発明は、
i.0.001から5重量%のチモール、
ii.0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、および
iii.担体
を含有し;1つ以上のメンタジエンアルコールが、2−メチル−5−(プロプ−1−エン
−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−
イル)シクロヘキス−3−エノール、4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)
シクロヘキス−3−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロ
ヘキス−2−エノール、2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−
2−エン−1−オール、および(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1
−エン−1−イル)メタノールから成る群より選択され;ならびに担体が、水、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジ
エチレングリコールまたはこれらの混合物を含む、抗菌性組成物を提供する。
本発明の2番目の態様によれば、表面を消毒する方法であって、
a.i.0.001から5重量%のチモール、
ii.0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、および
iii.担体
を含有し、1つ以上のメンタジエンアルコールが、2−メチル−5−(プロプ−1−エン
−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−
イル)シクロヘキス−3−エノール、4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)
シクロヘキス−3−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロ
ヘキス−2−エノール、2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−
2−エン−1−オール、および(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1
−エン−1−イル)メタノールから成る群より選択される組成物を表面に適用する段階、
ならびに
b.組成物を表面から除去する段階
を含む方法が提供される。
本発明の2番目の態様による方法において使用される組成物は、本発明の1番目の態様
による組成物であることが特に好ましい。
3番目の態様では、本発明は、改善された衛生状態のための組成物の使用を提供し、組
成物は、
i.0.001から5重量%のチモール、
ii.0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、および
iii.担体
を含有し、1つ以上のメンタジエンアルコールは、2−メチル−5−(プロプ−1−エン
−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−
イル)シクロヘキス−3−エノール、4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)
シクロヘキス−3−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロ
ヘキス−2−エノール、2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−
2−エン−1−オール、および(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1
−エン−1−イル)メタノールから成る群より選択される。
疑わしさを避けるため、本発明の1つの態様の任意の特徴は、本発明の任意の他の態様
において利用し得る。「含む」という語は、「包含する」を意味するが、必ずしも「から
成る」または「から構成される」を意味しないことが意図されている。したがって、「含
む」という用語は、その後に記述される要素に限定することを意図するものではなく、む
しろ大きなまたは小さな機能的重要性を持つ特定されない要素を包含してもよいことが意
図されている。言い換えると、列挙される段階または選択肢は網羅的である必要はない。
「含有する」または「有する」という語が使用される場合は常に、これらの用語は上記で
定義された「含む」と等価であることが意図されている。以下の説明において与えられる
例は、本発明を明確にするためのものであり、本発明をこれらの例自体に限定することを
意図しないことが留意される。
実施例中を除き、または明白に異なる指示が為されない限り、材料の量または反応の条
件、材料の物理的特性および/または使用を指示する本説明中のすべての数は、「約」と
いう語によって修飾されていると理解されるべきである。特に指定がない限り、「xから
yまで」という形式で表現される数値範囲は、xおよびyを含むと理解される。特定の特
徴に関して複数の好ましい範囲が「xからyまで」という形式で記述される場合、異なる
終点を組み合わせたすべての範囲も企図されていると理解される。
本説明全体を通して、消毒という用語は、物理的または化学的手段によって所与の媒質
中または所与の表面上の生存微生物の数の減少を指す。典型的には、消毒は、前記微生物
の破壊または不活性化を含む。生物および無生物の両方の媒質および表面が企図される。
「殺微生物剤」という用語は、ある場所で微生物を死滅させる、微生物の増殖を阻害す
るまたは増殖を抑制することができる化合物を指し;殺微生物剤には、殺細菌剤、殺真菌
剤および殺藻剤が含まれる。「微生物」という用語は、例えば真菌(酵母およびカビなど
)、細菌および藻類を含む。
抗菌性組成物は、チモール、1つ以上のメンタジエンアルコールおよび担体を含有する
。抗菌性組成物の様々な成分を以下で説明する。
本発明の組成物は、非治療的使用のために好ましく、より特定すると皮膚、毛髪もしく
は口腔を含む人体の表面の清浄化における使用または硬質表面清浄化適用のために好まし
い。
メンタジエンアルコール
本発明による抗菌性組成物は、0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアル
コールを含有する。組成物は、好ましくは0.005から4.5重量%、より好ましくは
0.01から4重量%、さらにより好ましくは0.02から3重量%、なお一層好ましく
は0.03から2重量%、さらに一層好ましくは0.04から1重量%、なお一層好まし
くは0.05から0.75重量%、さらに一層好ましくは0.1から0.5重量%の1つ
以上のメンタジエンアルコールを含有する。適用前に希釈することを意図されている組成
物では、1つ以上のメンタジエンアルコールの好ましい最小濃度はより高くなり得る。例
えば、水と本発明による組成物で手を洗う場合、生成される石けんの泡は、典型的にはも
との組成物の50重量%希釈である。同様に、身体を洗う状況では、棒状石けんまたは液
体石けんは、典型的には水中で約8重量%石けんまで希釈され、これは製品の約10倍希
釈に相当する。そのため、使用時の希釈を意図されている本発明による組成物は、好まし
くは0.05から4.5重量%、より好ましくは0.1から4重量%、さらにより好まし
くは0.2から3重量%、なお一層好ましくは0.4から1重量%、さらに一層好ましく
は0.5から1重量%の1つ以上のメンタジエンアルコールを含有する。したがって、抗
菌性組成物中の1つ以上のメンタジエンアルコールの濃度は、好ましくは、組成物が使用
の間に適切な媒質で希釈または溶解される場合、希釈または溶解された混合物中の濃度が
抗菌的に有効であるのにまだ十分な濃度である。
メンタジエンアルコールは、単一化合物であってよくまたは以下で詳述するようなメン
タジエンアルコールの混合物であってもよい。特定の好ましい実施形態では、メンタジエ
ンアルコールの混合物は、より広範囲の微生物に対して高い抗菌活性を示し得るので、好
ましい。他方で、例えば製剤の管理を含む理由から、本発明による組成物がこのようなメ
ンタジエンアルコールの混合物を含有する場合は、混合物が、メンタジエンアルコールの
総重量に対して少なくとも30重量%、より好ましくは少なくとも50重量%、さらによ
り好ましくは少なくとも70重量%、なお一層好ましくは少なくとも90重量%の1つの
メンタジエンアルコールを含むことが好ましい。
下限濃度未満の1つ以上のメンタジエンアルコールの濃度範囲では、チモールと組み合
わせて所望の即効性抗菌動態は達成されない。メンタジエンアルコールの好ましい高濃度
より高い濃度では、チモールと組み合わせた場合、作用動態は低下しないが、発明人は、
感覚的な側面が重要ではない治療/農薬/除草剤適用と異なり、好ましくはパーソナルク
リーニング、口腔ケアまたは硬質表面清浄化適用に関係し、製品が手、口または他の身体
部分と接触する本発明においては、においおよび皮膚感触を含む感覚的側面が損なわれる
ことを認めた。
1つ以上のメンタジエンアルコールは、2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イ
ル)シクロヘキス−2−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シ
クロヘキス−3−エノール、4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘ
キス−3−エノール、3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−
2−エノール、2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−2−エン
−1−オール、および(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−
1−イル)メタノールから成る群より選択される。
本発明による1つ以上のメンタジエンアルコールの構造の例を表1に提示する。表1は
、これらのメンタジエンアルコールの各々がヒドロキシ−1,8−p−メンタジエンであ
ることを示す。
Figure 2017171676
Figure 2017171676
本発明によるメンタジエンアルコールのすべての立体異性体が企図される。例えば、本
発明によるメンタジエンアルコールが正確に1つの立体中心を含む場合、両方のエナンチ
オマーが企図される。同様に、本発明によるメンタジエンアルコールが、例えば正確に2
つの立体中心を含む場合、2つのエナンチオマーの2セットが存在し、これにより一方の
セットの成員は他方のセットの成員のジアステレオマーである。これらの立体異性の4つ
すべてが企図される。したがって、エナンチオマー的に純粋な化合物、ラセミ混合物およ
び種々の立体異性体の他の混合物を含む組成物は、以下に異なる指定がない限り、等しく
好ましい。
好ましくは、1つ以上のメンタジエンアルコールは、2−メチル−5−(プロプ−1−
エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールおよび(4−(プロプ−1−エン−2−イ
ル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノールから成る群より選択される。
より好ましくは、1つ以上のメンタジエンアルコールは、2−メチル−5−(プロプ−
1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールである。2−メチル−5−(プロプ−
1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールはカルベオールとしても知られる。さ
らにより好ましくは、メンタジエンアルコールは、(5R)−2−メチル−5−(プロプ
−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールである。(5R)−2−メチル−5
−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールは、(1R,5R)−2
−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールおよび(1
S,5R)−2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノ
ールの両方を含む。(1R,5R)−2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)
シクロヘキス−2−エノールおよび(1S,5R)−2−メチル−5−(プロプ−1−エ
ン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールの混合物は特に好ましい。このような混合物
の一例は(−)−カルベオールである。
あるいは、1つ以上のメンタジエンアルコールが(4−(プロプ−1−エン−2−イル
)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノールであることは特に好ましい。(4−(
プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノールはペリリ
ルアルコールとしても知られる。より好ましくは、メンタジエンアルコールは(S)−(
4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノールで
あり、というのは、この化合物がチモールとの組合せで特に有効であるためである。
上記を考慮して、1つ以上のメンタジエンアルコールが、(1R,5R)−2−メチル
−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、(1S,5R)−
2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、および
(S)−(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メ
タノールから成る群より選択されることも好ましい。
これらの好ましいメンタジエンアルコールの構造を表2に示す。
Figure 2017171676
その後の適用の際の担体または溶解媒質が水ベースである場合、1つ以上のメンタジエ
ンアルコールが十分に水溶性であれば好都合であり得る。メンタジエンアルコールは、少
なくとも本発明による抗菌性組成物中で必要な最小濃度に可溶性であれば、十分に水溶性
である。
好都合には、本発明による一部の化合物は、本発明による組成物に有効レベルで組み込
まれた場合、テルピネオールのにおいまたは消費者により感知され得るにおいと比較して
、より弱いにおいを有する。この利点は、例えばカルベオールおよびペリリルアルコール
に特に当てはまる。
好ましいメンタジエンアルコールの混合物も好ましい。
理論に拘束されることを望むものではないが、チモールと組み合わせた本発明によるメ
ンタジエンアルコールの相乗的な抗菌作用機序は、異なるそれぞれのメンタジエンアルコ
ールについて同様であると考えられる。
本発明による適切なメンタジエンアルコールは、商業的に調達し得るかまたは合成化学
的方法によって入手し得る。このような方法は、一般に当業者に周知である。
チモール
チモールは以下の構造:
Figure 2017171676
を有する。チモールは、2−イソプロピル−5−メチルフェノールとしても知られる。
本発明による抗菌性組成物は、0.001から5重量%のチモールを含有する。組成物
は、好ましくは0.005から4.5重量%、より好ましくは0.01から4重量%、さ
らにより好ましくは0.02から3重量%、なお一層好ましくは0.03から2重量%、
さらに一層好ましくは0.04から1重量%、なお一層好ましくは0.05から0.75
重量%、さらに一層好ましくは0.1から0.5重量%のチモールを含む。適用前に希釈
することを意図されている組成物では、メンタジエンアルコールの場合と同じ理由で、チ
モールの好ましい最小濃度はより高くなり得る。そのため、使用時の希釈を意図されてい
る本発明による組成物は、好ましくは0.05から4.5重量%、より好ましくは0.1
から4重量%、さらにより好ましくは0.2から3重量%、なお一層好ましくは0.4か
ら1重量%、さらに一層好ましくは0.5から1重量%のチモールを含む。チモールにつ
いての濃度範囲のいずれかを、好ましくは上記で特定した1つ以上のメンタジエンアルコ
ールについての濃度範囲のいずれかと組み合わせる。そのため、本発明による抗菌性組成
物は、例えば
a.0.01から0.4重量%のチモール、および
b.0.05から1重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール
を含む。
チモールの好ましい濃度範囲は、パーソナルクリーニング、口腔ケアまたは硬質表面清
浄化適用のための製品において使用される場合、感覚的に不快でないことを維持しつつ所
望の即効性抗菌動態を達成するうえで、1つ以上のメンタジエンアルコールの好ましい濃
度範囲と同じ理由から重要である。
チモールは精製形態で抗菌性組成物に添加し得る。しかし、チモールは多くの植物種で
天然に存在する化合物である。そのため、あるいは、チモールが本発明の組成物中に所望
の濃度で存在することを確保しつつ、このようなチモール含有植物種由来の植物油または
植物抽出物を抗菌性組成物に添加することができる。例えば、タイム油またはタイム抽出
物はチモールを天然に含む。タイム油またはタイム抽出物はタイム植物から得られる。タ
イム植物は、ティムス属(genus Thymus)に属する植物を指し、以下の種:
ティムス・ブルガリス(Thymus vulgaris)、ティムス・ジギス(Thy
mus zygis)、ティムス・サツレオイデス(Thymus satureoid
es)、ティムス・マスティキナ(Thymus mastichina)、ティムス・
ブルソネテッティ(Thymus broussonetti)、ティムス・マロカヌス
(Thymus maroccanus)、ティムス・パリダス(Thymus pal
lidus)、ティムス・アルゲリエンシス(Thymus algeriensis)
、ティムス・セルピルム(Thymus serpyllum)、ティムス・プレゴイデ
(Thymus pulegoide)、およびティムス・シトリオドラス(Thymu
s citriodorus)が含まれるが、これらに限定されない。
担体
本発明による抗菌性組成物は担体を含有する。担体は、好ましくは水、油、溶媒、無機
粒子材料、デンプン、空気およびこれらの混合物から成る群より選択される。本発明の1
番目の態様による組成物の担体には、水、エタノール、プロパノール、イソプロパノール
、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールまたはこれらの混
合物が含まれる。担体は、好ましくは組成物の0.1から99重量%である。抗菌性組成
物は、固体、液体、ゲル、ペーストまたは軟質固体の形態であってよく、担体は、抗菌性
組成物の体裁に応じて当業者によって選択され得る。
無機粒子材料の例には、粘土、タルク、方解石、ドロマイト、シリカおよびアルミノシ
リケートが含まれる。油の例には、鉱油、生物起源の油(例えば植物油)、ならびに石油
由来の油およびワックスが含まれる。生物起源の油は、好ましくはトリグリセリドベース
である。好ましくは、担体の油は香油ではない。したがって、担体油は、好ましくは組成
物のにおいに実質的に寄与せず、より好ましくは組成物のにおいに全く寄与しない。溶媒
の例には、アルコール、エーテルおよびアセトンが含まれる。デンプンは、食用穀物から
得られる天然デンプンであってよくまたは加工デンプンであってもよい。
特定の好ましい実施形態では、適切な溶媒には、例えば、水;グリコール、例えばエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレングリコー
ル、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール;グリコールエーテル;ア
ルコール、例えばメタノール、エタノール、プロパノール、フェネチルアルコールおよび
フェノキシプロパノール;ケトン、例えばアセトンおよびメチルエチルケトン;エステル
、例えば酢酸エチル、酢酸ブチル、クエン酸トリアセチルおよびグリセロールトリアセテ
ート;カーボネート、例えばプロピレンカーボネートおよびジメチルカーボネート;なら
びにこれらの混合物が含まれる。溶媒は、水、グリコール、グリコールエーテル、エステ
ルおよびこれらの混合物から選択されることが好ましい。特定の好ましい実施形態では、
適切な固体担体には、例えばシクロデキストリン、シリカ、珪藻土、ワックス、セルロー
ス材料、アルカリおよびアルカリ土類(例えばナトリウム、マグネシウム、カリウム)金
属塩(例えば塩化物、硝酸塩、臭化物、硫酸塩)ならびに木炭が含まれる。
空気は、例えば、本発明によるメンタジエンアルコールおよび/またはチモールを噴霧
化するまたは霧状ミストとして分散させる場合に担体として使用することができる。
特に好ましい担体は水または油/溶媒であり、水と油の混合物である担体はさらに一層
好ましい。したがって、パーソナルケア/洗浄、口腔ケアおよび硬質表面清浄化のような
想定される適用の多くにおいて、抗菌性組成物は水性基剤または油/溶媒基剤のいずれか
と共に製剤され得る。水性基剤(水が担体である)を有する組成物はまた、例えばゲル形
態の製品であってもよい。純粋な油/溶媒基剤を有する組成物は、例えば無水スティック
形態の製品または噴射剤含有製品であり得る。
したがって、抗菌性組成物は、例えば、好ましくは純粋な油/溶媒基剤での抗菌性無水
スティックパーソナルケア組成物であってもよく、組成物は0.01重量%未満の水分含
量を有し、および組成物は、好ましくは水を含まない。あるいは、抗菌性組成物は、例え
ば、好ましくは、噴射剤も含有する抗菌性噴射剤駆動性パーソナルケア組成物であり得る
。空気は、例えば圧縮空気または液化空気の形態で噴射剤としても使用することができる
しかし、最も好ましい製品体裁は、エマルション基剤(水および/または油が担体であ
る)を有するかまたは希釈後にエマルションを形成することができ、例えば手洗い、洗顔
、身体洗浄または髭剃り適用のための液体、固体、ローションまたは半固体形態の石けん
製品;口腔ケア適用のための練り歯磨き/歯磨き剤、または棒状もしくは液体形態の硬質
表面清浄化のための製品である。製品がエマルション基剤を含む場合、製品は、好ましく
は以下で述べる1つ以上の界面活性剤も含有する。
界面活性剤
本発明による抗菌性組成物は、好ましくは1から80重量%の1つ以上の界面活性剤を
含有する。界面活性剤は、例えば組成物の清浄化効果または製剤安定性に好都合に寄与し
得る。
したがって、本発明による抗菌性組成物は、好ましくは、
a.0.001から5重量%のチモール、
b.0.001から5重量%の本発明による1つ以上のメンタジエンアルコール、
c.担体、および
d.1から80重量%の1つ以上の界面活性剤
を含有する。
抗菌性組成物が、上記で特定したより好ましい濃度の1つ以上のメンタジエンアルコー
ルおよびチモールと組み合わせて1から80重量%の1つ以上の界面活性剤を含有するこ
とは特に好ましい。
一般に、界面活性剤は、「Surface Active Agents」Vol.1
,by Schwartz & Perry,Interscience 1949,V
ol.2 by Schwartz,Perry & Berch,Interscie
nce 1958、および/またはthe current edition of「M
cCutcheon’s Emulsifiers and Detergents」p
ublished by Manufacturing Confectioners
Companyまたは「Tenside−Taschenbuch」,H.Stache
,2nd Edn.,Carl Hauser Verlag,1981;「Handb
ook of Industrial Surfactants」(4th Edn.)
by Michael Ash and Irene Ash;Synapse Inf
ormation Resources,2008のような周知のテキストに記載されて
いる界面活性剤から選択し得る。任意のタイプの界面活性剤、すなわちアニオン性、カチ
オン性、非イオン性、双性イオン性または両性の界面活性剤が使用できる。好ましくは、
1つ以上の界面活性剤は、アニオン性、非イオン性、またはアニオン性界面活性剤と非イ
オン性界面活性剤の組合せである。より好ましくは、1つ以上の界面活性剤はアニオン性
である。
特に好ましい界面活性剤は石けんである。石けんは、本発明の抗菌性組成物の身体洗浄
適用に適した界面活性剤である。石けんは、好ましくはC−C24石けん、より好まし
くはC10−C20石けん、最も好ましくはC12−C16石けんである。石けんは、1
つ以上の炭素−炭素二重結合または三重結合を有してもよくまたは有していなくてもよい
。石けんのカチオンは、例えばアルカリ金属、アルカリ土類金属またはアンモニウムであ
り得る。好ましくは、石けんのカチオンは、ナトリウム、カリウムまたはアンモニウムか
ら選択される。より好ましくは、石けんのカチオンはナトリウムまたはカリウムである。
石けんは、脂肪および/または脂肪酸をけん化することによって入手し得る。脂肪また
は油は、石けんの製造において一般的に使用される脂肪または油、例えば獣脂、獣脂ステ
アリン、パーム油、パームステアリン、ダイズ油、魚油、ヒマシ油、コメヌカ油、ヒマワ
リ油、ヤシ油、ババス油、パーム核油その他であってよい。上記工程において、脂肪酸は
、ヤシ、コメヌカ、ラッカセイ、獣脂、パーム、パーム核、綿実、ダイズ、ヒマ等から選
択される油/脂肪に由来する。脂肪酸石けんはまた、合成によって(例えば石油の酸化ま
たはフィッシャー・トロプシュ法による一酸化炭素の水素化によって)調製することもで
きる。トール油中に存在するもののような樹脂酸も使用し得る。ナフテン酸も適切である
獣脂脂肪酸は様々な動物源に由来し得る。他の同様の混合物、例えばパーム油に由来す
るものならびに様々な動物の獣脂および豚脂に由来するものも含まれる。
典型的な脂肪酸ブレンドは、5から30重量%のヤシ脂肪酸および70から95重量%
の硬化コメヌカ油由来の脂肪酸から成る。ラッカセイ、ダイズ、獣脂、パーム、パーム核
等のような他の適切な油/脂肪に由来する脂肪酸も、他の所望の割合で使用し得る。石け
んは、本発明の固体形態中に存在する場合、好ましくは組成物の30から80重量%、よ
り好ましくは50から80重量%、さらにより好ましくは55から75重量%の量で存在
する。石けんは、液体形態の組成物中に存在する場合、好ましくは組成物の0.5から2
0重量%、より好ましくは1から10重量%存在する。
他の好ましい界面活性剤は、脂肪酸グリシネートおよび脂肪族両性カルボキシレートで
ある。脂肪酸グリシネートは、例えばココイルグリシン酸ナトリウムを含む、グリシンの
塩の脂肪酸アミドである。脂肪族両性カルボキシレートは、例えばラウロアンホ酢酸ナト
リウム(すなわちナトリウム2−[1−(2−ヒドロキシエチル)−2−ウンデシル−4
,5−ジヒドロイミダゾール−1−イウム−1−イル]アセテート)を含む両性界面活性
剤である。適切な界面活性剤のさらに別の例は、アシルイセチオネートを含む、イセチオ
ネートの誘導体である。
本発明の抗菌性組成物はまた、硬質表面清浄化適用においても有用である。このような
適用において、好ましい界面活性剤は、製品が液体形態である場合は、1から8個のエチ
レンオキシド基を含む、C−C22、好ましくはC−C16脂肪族アルコールエトキ
シレートなどの非イオン性界面活性剤である。硬質表面清浄化適用のための製品が固体形
態である場合は、界面活性剤は、好ましくは第一級アルキルスルフェート、第二級アルキ
ルスルホネート、アルキルベンゼンスルホネート、エトキシル化アルキルスルフェートま
たはアルコールエトキシレート非イオン性界面活性剤から選択される。組成物は、アニオ
ン性界面活性剤、例えばアルキルエーテルスルフェート、好ましくは、天然もしくは合成
源および/またはスルホン酸のいずれかに由来する、1から3個のエチレンオキシド基を
有するものをさらに含有し得る。特に好ましいのは、ラウリルエーテル硫酸ナトリウムで
ある。アルキルポリグルコシドも組成物中に存在してよく、好ましくはC6からC16の
炭素鎖長を有するものであり得る。有用な界面活性剤の他のクラスには、長鎖第四級アン
モニウム化合物などのカチオン性界面活性剤ならびにベタインおよびアルキルジメチルア
ミンオキシドなどの両性界面活性剤が含まれる。硬質表面清浄化適用の液体形態における
適切な界面活性剤濃度は、一般に組成物の約0.5から10重量%、好ましくは1から5
重量%である。固体組成物では、界面活性剤は、好ましくは組成物の5から40重量%、
好ましくは10から30重量%存在する。
本発明の抗菌性組成物は、口腔ケア組成物、例えば歯磨き剤/練り歯磨きまたは口腔リ
ンス製品において有用である。このような適用において、好ましい界面活性剤は、アニオ
ン性、非イオン性または両性であり、好ましくはアニオン性または両性である。アニオン
性界面活性剤は、好ましくはアルカリ金属アルキルスルフェート、より好ましくはラウリ
ル硫酸ナトリウム(SLS)である。アニオン性界面活性剤の混合物も使用し得る。両性
界面活性剤は、好ましくはベタイン、より好ましくはアルキルアミドプロピルベタイン(
アルキル基はC10−C18直鎖である)、最も好ましくはココアミドプロピルベタイン
(CAPB)である。両性界面活性剤の混合物も使用し得る。口腔ケア適用における適切
な界面活性剤濃度は、一般に組成物全体の約2重量%から約15重量%、好ましくは約2
.2重量%から約10重量%、より好ましくは約2.5重量%から約5重量%である。
したがって、抗菌性組成物は、界面活性剤として石けん、アルキルスルフェートまたは
直鎖アルキルベンゼンスルホネートを含むことが極めて好ましい。より好ましくは、1つ
以上の界面活性剤は、石けん、アルキルスルフェートおよび直鎖アルキルベンゼンスルホ
ネートから成る群より選択される。
液体および固体組成物
抗菌性組成物は、固体、液体、ゲルまたはペーストの形態であり得る。当業者は、1つ
以上の担体材料および/または界面活性剤を選択することによって様々な体裁の組成物を
調製することができる。本発明の抗菌性組成物は、洗浄およびケア、特に皮膚洗浄および
皮膚ケアのために有用である。抗菌性組成物は、そのまま残す製品または洗い流し製品と
して、好ましくは洗い流し製品として使用できると想定される。本発明の抗菌性組成物は
また、ガラス、金属、プラスチック等のような硬質表面の洗浄およびケアにも使用するこ
とができる。
特に好ましい担体は水である。水が存在する場合、水は、好ましくは組成物の少なくと
も1重量%、より好ましくは少なくとも2重量%、さらにより好ましくは少なくとも5重
量%存在する。水が担体である場合、液体組成物および固体組成物の両方が可能である。
製品の体裁に依存して種々の量の水が好ましいと考えられる。水が担体である場合、本発
明による好ましい液体抗菌性組成物は、
a.0.01から5重量%のチモール、
b.0.05から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、
c.10から99.9重量%の水、および
d.1から30重量%の1つ以上の界面活性剤
を含有する。
液体抗菌性組成物は、皮膚の洗浄、特に手洗いまたは洗顔のために有用である。
水が担体である場合、本発明による好ましい固体抗菌性組成物は、
a.0.05から5重量%のチモール、
b.0.05から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、
c.5から30重量%の水、および
d.30から80重量%の界面活性剤
を含有する。
固体抗菌性組成物は、好ましくは成形固体、より好ましくは棒の形態である。固体抗菌
性組成物は、皮膚の洗浄、中でも手洗いまたは洗顔のために特に有用である。
このような棒形状の固体抗菌性組成物は、例えば棒状石けんであり得る。棒状石けんは
周知であり、以下を含有する非限定的な例示組成物と類似であり得る:75.6重量%の
無水ナトリウム石けん、1.0重量%のグリセリン、0.5重量%の炭酸ナトリウム、0
.2重量%のEHDP(エタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジスホスホネート)酸、0.
04重量%のEDTA(エチレンジアミン四酢酸)四ナトリウム塩、8.5重量%の含水
ケイ酸マグネシウム(タルク)、0.7重量%の塩化ナトリウム、0.05重量%の染料
、0.75重量%の香料、0.05から10重量%の、本発明によるメンタジエンアルコ
ールおよびチモールを含む抗菌剤、ならびに最大100重量%までの水。
あるいは、無機粒子材料も適切な担体である。無機粒子材料が担体である場合、抗菌性
組成物は固体形態である。好ましくは、無機粒子材料はタルクである。無機粒子材料がタ
ルクである場合、固体抗菌性組成物は、顔または身体に適用するためのタルカムパウダー
として特に有用である。
別の代替法によれば、水とは異なる溶媒が好ましい担体である。任意の溶媒を使用でき
るが、アルコールが好ましい溶媒である。短鎖アルコール、特にエタノール、プロパノー
ルおよびイソプロパノールは、抗菌拭き取り繊維または手の抗菌消毒組成物のための担体
として特に好ましい。
エタノールおよびイソプロパノールのような溶媒は、一般にこれら自体が抗菌効果を示
す。しかし、これらは揮発性でもあり、組成物の適用の間に容易に蒸発し得る。したがっ
て、処理される表面上のこれらのレベルは、消毒に必要とされる最小期間が経過する前に
、抗菌作用のために必要な最小レベル未満まで低下することさえあり得る。これに対し、
本発明によるチモールおよびメンタジエンアルコールははるかに揮発性が低く、そのため
皮膚に適用した後長時間の抗菌作用をもたらし得る。
付加的な成分
組成物は、当業者に公知の様々な付加的成分をさらに含有し得る。このような付加的な
成分には、香料、色素、防腐剤、皮膚軟化薬、日焼け止め剤、乳化剤、ゲル化剤、増粘剤
、湿潤剤(例えばグリセリン、ソルビトール)、金属イオン封鎖剤(例えばEDTA)ま
たはポリマー(例えばメチルセルロースなどの構造化のためのセルロース誘導体)が含ま
れるが、これらに限定されない。
本発明によるチモールおよびメンタジエンアルコールの一部はどちらも、組成物のにお
い特性に寄与し得る。これらの化合物の一部は、例えば香料組成物中で適用され得るが、
本発明は抗菌性組成物を対象とする。そのため、他の香料成分は存在し得るが、組成物は
、好ましくは香料組成物ではない。ここで、香料組成物は、複数のにおい成分を含有し、
調和のとれた香りを提供することだけを意図された組成物と定義される。
本発明の相乗作用効果
発明人は、驚くべきことに、本発明によるメンタジエンアルコールの1つ以上または単
独のチモールは、個々には迅速な抗菌動態作用を提供しないが、選択的濃度の1つ以上の
メンタジエンアルコールとチモールの組合せは、抗菌性活性物質と表面との接触時間が短
い、すなわちほぼ5分未満程度、好ましくは2分未満、さらにより好ましくは1分未満、
多くの場合15秒未満程度である洗い流し工程において特に重要である相乗的抗菌作用を
提供することを見出した。
メンタジエンアルコールとチモールの相乗作用的組合せ
2つ以上の活性化合物の抗菌作用は、組み合わせた作用が、単に個々の成分が単独で有
する作用の加算から生じる場合は相加的とみなされる。これに対し、2つ以上の活性化合
物の組み合わせた作用が相加性の仮定に基づいて予想されるよりも強い場合、2つ以上の
化合物の抗菌作用は相乗作用性とみなされる。理論に拘束されることを望むものではない
が、一方の化合物の抗菌作用は他方の化合物に作用によって増強され得、および逆もまた
同様であると考えられる。このような増強は、例えば分子レベルでの抗菌作用機構の間の
協力的相互作用から生じ得る。このような増強された抗菌作用は、例えば完全な微生物死
滅を得るためにより低濃度の活性化合物しか必要としない、あるいは同じ程度の微生物死
滅がより短時間で達成されるという事実によって示され得る。
2つ以上の活性化合物を含有する抗菌性組成物が相乗作用性抗菌作用を示すことができ
るどうかは、例えば以下の実施例1で概説する手順に従い、その判定基準を用いて決定し
得る。典型的には、相乗作用性抗菌作用の証拠は、個別に摂取した場合の各々の成分の最
小殺生物濃度より低い濃度で提供され得る。しかし、一般に、活性化合物の1つ以上の濃
度をその最小殺生物濃度(個別に摂取した場合の)より上に上昇させた場合にも、まだ相
乗作用が起こり得ると考えられる。
本発明による抗菌性組成物は、好ましくは本発明による1つ以上のメンタジエンアルコ
ールおよびチモールを、これらが相乗作用性抗菌作用を示すことができる濃度で含有する
。したがって、抗菌性組成物中の1つ以上のメンタジエンアルコールおよびチモールの濃
度は、好ましくは、組成物が使用の間に適切な媒質で希釈または溶解される場合(例えば
水と本発明による組成物で手を洗う場合)、希釈または溶解された混合物中の濃度が抗菌
的に有効であるのにまだ十分な濃度である。すなわち、相乗作用性抗菌作用を有すること
ができるためには、組成物中の1つ以上のメンタジエンアルコールおよびチモールの濃度
(それぞれCcomp,MAおよびCcomp,thymol)は、好ましくは、適用し
たとき、適用媒質中の1つ以上のメンタジエンアルコールの所与の濃度(Cmed,MA
))で、チモールが少なくとも最小媒質濃度(Cmed,thymol)で利用可能であ
るかまたはこの逆も同様である(すなわち所与のCmed,thymolで、最小Cme
d,MAが利用可能であり、相乗作用性抗菌作用を提供するのに十分である)濃度である
。ここで、適用媒質とは、望ましくは抗菌作用が起こる媒質を意味する。例えば、手洗い
のようなパーソナルケア適用において、組成物は固体棒状石けんであり得る。この場合、
compは棒状石けん中の成分の濃度を指し、Cmedは石けんの泡中の濃度を指す。
最小および最適濃度は、例えば実施例1について述べるプロトコルによってまたは以下で
詳述する基準の1つによって決定し得る。一般に、本発明による組成物中の1つ以上のメ
ンタジエンアルコールおよびチモールの濃度は、多くの典型的な適用において、組成物は
純粋な状態で使用されるかまたは適用媒質を形成するように希釈されるので、適用媒質中
の最適濃度に等しいかまたはこれより高い。
驚くべきことに、本発明による組成物中のメンタジエンアルコールとチモールの間の相
乗作用は、広範囲の濃度および濃度比率にわたって起こる。抗菌性組成物のタイプ、意図
される適用(例えば硬質表面清浄化剤、皮膚洗浄剤または手の殺菌剤)を含む因子に依存
して、種々の濃度範囲および比率が好ましい。
したがって、例えば大腸菌(E.Coli)に対する抗菌作用を所望する場合は、実施
例1のデータを使用して好ましい媒質濃度Cmedを決定し得る。例えば、実施例1の特
定の媒質中で完全な微生物不活性化を所望し、ならびにメンタジエンアルコールがペリリ
ルアルコールであり、およびCmed,MAが0.025%(w/v)と選択される場合
、Cmed,thymolは、好ましくは少なくとも0.025%(w/v)であり、逆
もまた同様である。
あるいは、所望の抗菌作用は、1つ以上のメンタジエンアルコールおよびチモールのそ
れぞれの濃度の比率を選択することによって得られ得る。
意図される抗菌効果および、例えば感覚特性、溶解度、経済的考察を含む他の考慮すべ
き事柄に関する上述した留意事項を考慮して、チモール対メンタジエンアルコールの1よ
り大きい濃度比率が一部の適用では好ましく、また別の適用ではチモール対メンタジエン
アルコールの1より小さい濃度比率が好ましく、濃度は重量%で表される。
したがって、チモール対メンタジエンアルコールの1より小さい濃度比率を所望する場
合、本発明による抗菌性組成物は、好ましくは1つ以上のメンタジエンアルコールおよび
チモールを1:1から1:12の間の濃度比率(チモール:メンタジエンアルコール)で
含有し、濃度は重量パーセントとして表される。
あるいは、チモール対メンタジエンアルコールの1より大きい濃度比率を所望する場合
、本発明による抗菌性組成物は、好ましくは1つ以上のメンタジエンアルコールおよびチ
モールを以下で特定する濃度比率で含有する。
本発明の好ましい実施形態では、相乗作用性抗菌性組成物はチモールおよびカルベオー
ルを含有する。好ましくは、チモール対カルベオールの重量比は1/0.19から1/4
.38、好ましくは1/0.33から1/4.38である。
本発明の好ましい実施形態では、相乗作用性抗菌性組成物はチモールおよびペリリルア
ルコールを含有する。好ましくは、チモール対ペリリルアルコールの重量比は1/0.1
3から1/2.5である。
本発明のさらなる付加的な利点は、1つ以上のメンタジエンアルコールおよびチモール
を含有する本発明による組成物を用いた表面の処理が、驚くべきことに、その後実質的な
期間にわたって微生物の増殖に対する表面の持続的な保護を可能にすることが認められる
ことである。
界面活性剤を含有することの影響
好都合には、上述した洗い流し工程に適する組成物は、清浄化作用のための界面活性剤
を含む。発明人がさらに驚いたことには、界面活性剤単独では、洗い流し工程で存在する
濃度では速やかな微生物死滅をもたらさないが、1つ以上のメンタジエンアルコール、チ
モールおよび付加的な界面活性剤を含有する組成物で表面を洗浄した場合、短期間で表面
の生存微生物数の減少の程度のさらなる改善を提供する。したがって、界面活性剤が汚れ
を洗い流し、同時に組成物中で使用される抗菌活性物質も洗い流す原因であることは一般
に公知であるが、本発明においては、界面活性剤は、メンタジエンアルコールとチモール
の組合せだけを含有する組成物において生存微生物数の減少を増強するという極めて有用
な付加的恩恵を提供する。
しかし、驚くべきことに、特定の界面活性剤は抗菌剤の活性を低下させ得ることが認め
られた。これは、例えばココイルグリシネートおよびラウロアンホアセテートに関して起
こり得る。一般に、界面活性剤は、良好な清浄化結果を得るために清浄化組成物において
必要である。抗菌性清浄化組成物を提供することが特に本発明の目的であるので、このよ
うな界面活性剤の存在下でチモールと組み合わせた場合に増強された抗菌作用を示すこと
ができるメンタジエンアルコールを提供することも本発明の目的である。特に(−)−カ
ルベオールおよびペリリルアルコールは、チモールと組み合わせて高い抗菌作用を示すこ
とが認められた。そのため本発明による組成物は、好ましくは(−)−カルベオールおよ
びペリリルアルコールから選択される1つ以上のメンタジエンアルコールを含有する。よ
り詳細には、本発明による組成物がココイルグリシネートおよびラウロアンホアセテート
から選択される界面活性剤を含有する場合、メンタジエンアルコールは(−)−カルベオ
ールおよびペリリルアルコールから選択されることが好ましく、より好ましくは、メンタ
ジエンアルコールはペリリルアルコールである。
本発明による方法
2番目の態様によれば、本発明は、表面を消毒する方法であって、
a.i.0.001から5重量%のチモール、
ii.0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、および
iii.担体
を含有し、1つ以上のメンタジエンアルコールが、
2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オール
、および
(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノー

から成る群より選択される組成物を表面に適用する段階、ならびに
b.組成物を表面から除去する段階
を含む方法に関する。
好ましくは、表面は皮膚である。したがって、例えば、手、顔、身体または口腔のよう
な表面を本発明の組成物と接触させる。表面がヒトまたは動物の身体の表面である場合、
本発明の方法は、好ましくは表面を消毒する非治療的方法である。あるいは、表面は任意
の硬質表面である。典型的には、このような硬質表面は、一般に清浄化を必要とし、好ま
しくは殺菌または消毒も必要とする表面である。このような表面は、多くの家庭または工
業環境において見出すことができ、例えば台所および浴室表面、テーブル面、床、壁、窓
、調理器具、刃物類ならびに陶器類が含まれ得る。このような表面は、例えばプラスチッ
ク、木材、金属、セラミック、ガラス、コンクリート、大理石および塗装面を含む多くの
異なる材料から作られ得る。
組成物は、当業者に公知の任意の適切な手段によって表面に適用し得る。例えば、適切
な手段は、液体組成物の場合は注入、滴下、噴霧またはワイピングであり得る。
本発明の2番目の態様による方法において適用される組成物は上述されている。この組
成物は本発明の1番目の態様による組成物であることが特に好ましい。
好ましくは、前記方法は、組成物を表面に適用する前または適用している間に、組成物
を適切な溶媒、好ましくは水で希釈または溶解することを含む。このような溶解は、組成
物が固体組成物である場合に特に好ましい。あるいは、固体組成物はまた、例えば粉末の
形態で、直接塗布し得る、擦り込み得るまたは噴霧し得る。
本発明の2番目の態様による方法はまた、組成物を表面から除去する段階も含む。ここ
で、組成物を除去することは、微量の組成物が表面に残存し得るので、組成物を部分的に
除去することも包含する。皮膚の洗浄または硬質表面の清浄化を含む多くの典型的な状況
において、組成物の一部、特に特定の有効成分が表面に残存することは受け入れられるか
、さらには時として望ましい。そのため、段階bは、好ましくは組成物の少なくとも5重
量%、より好ましくは少なくとも10重量%、さらにより好ましくは少なくとも25重量
%、なお一層好ましくは少なくとも50重量%、さらに一層好ましくは少なくとも75重
量%を除去することを含む。好ましくは、組成物を除去する段階は、表面を適切な溶媒で
洗い流すまたは適切な拭き取り繊維で表面を拭き取ることを含み、より好ましくは、この
段階は、表面を適切な溶媒で洗い流すことまたは適切な拭き取り繊維で表面を拭き取るこ
とから成る。あるいは、例えば組成物が揮発性成分、例えば溶媒を含有する場合、除去段
階は、その一部の蒸発も含み得る。
表面を洗い流すための適切な媒質は水であるが、例えば水とアルコールの混合物であっ
てもよい。次に、好ましくは、組成物の目に見えるまたは知覚による残留物を除去するた
めの所定の時間後に十分な量の水で洗い流す。あるいは、アルコール拭き取り繊維または
水/アルコール含浸拭き取り繊維を使用して、目に見える抗菌性組成物がなくなるまで表
面を拭き取ってもよい。組成物を除去する段階(例えば表面を洗い流すまたは拭き取るこ
とによる)は、本発明による組成物の驚くほど速い抗菌作用のために、好ましくは組成物
を表面に適用する段階の開始後5分以内、より好ましくは2分以内、さらにより好ましく
は1分以内、なお一層好ましくは30秒以内、さらに一層好ましくは20秒以内に開始す
る。部分的な微生物死滅は本発明による組成物の適用後ほとんど瞬時であり得るが、最適
の抗菌作用を達成するために、組成物を表面から除去する段階は、組成物を表面に適用す
る段階の開始から少なくとも5秒後、好ましくは少なくとも10秒後、より好ましくは少
なくとも15秒後に始めることが好ましい。これらの時間を時間間隔に組み合わせること
も好ましい。そのため、組成物を表面から除去する段階(すなわち段階b)は、組成物を
表面に適用する段階(すなわち段階a)の開始後2分から5秒の間、より好ましくは1分
から10秒の間、さらにより好ましくは30秒から10秒の間、なお一層好ましくは20
秒から15秒の間に開始されることが特に好ましい。
消毒時間
組成物の適用と洗い流しまたは拭き取りとの間のこれらの時間は、表面の最適な洗浄お
よび殺菌を確実にするため、好ましくは消毒時間に関連する。そのため本発明は、好まし
くは、前記方法の消毒時間Tが300秒未満、好ましくは120秒未満、より好ましくは
60秒未満、さらにより好ましくは15秒未満であり;Tが、組成物を微生物培養物に添
加する瞬間から、培養物の単位容積当たりの微生物数が100,000倍減少するまでに
経過する時間と定義され;微生物の初期数が、好ましくは約100,000,000微生
物/mlを上回り、および組成物が、好ましくは液体組成物である、方法に関する。
この方法の消毒作用(消毒時間Tを単位として表され得る)は、好ましくは以下で述べ
る実施例1のプロトコルに従って決定される。この試験は、微生物培養物が懸濁液中に保
持されている標準化された試験環境に関する。同様に適切な試験は、欧州規格EN127
6に記載されている標準懸濁液法であり、ただし、当業者に明らかなように消毒時間は上
記基準に合わせて適合される。あるいは、国際公開第2010/046238号に記載さ
れている試験方法の1つを、例えば消毒作用を確認するために適用し得る。
このような試験方法はまた、好ましくは本発明による抗菌性組成物中の1つ以上のメン
タジエンアルコールおよびチモールの最適濃度を決定するために当業者によって使用され
得る。
あるいは、この方法は表面消毒を対象とするので、消毒時間は、表面を含む試験方法に
よって決定してもよい。そのため本発明は、好ましくは、前記方法の表面消毒時間T2が
60秒未満、好ましくは15秒未満であり、T2が、消毒される表面への組成物の適用の
瞬間から始まって、その後単位面積当たりの微生物数が10000倍減少する(すなわち
4対数減少)までの時間と定義され、微生物の初期数が、好ましくは10、より好まし
くは10、さらにより好ましくは10微生物/cmを上回る、本発明による方法に
関する。このような試験は、例えば国際公開第2010/046238号に記載されてい
るように、または欧州規格EN 13697:2001およびEN 1500:1997
に記載されているように実施し得る。
本発明による使用
本発明は、好ましくは非治療的利益を提供する。したがって、例えば、本発明は、生存
微生物数のより迅速な減少のための本発明による抗菌性組成物の使用に関する。
したがって、本発明の3番目の態様によれば、改善された衛生状態のための本発明によ
る組成物の使用が提供される。このような使用は、例えば生存微生物数の減少、好ましく
は生存微生物数の迅速な減少のための、1つ以上のメンタジエンアルコール、チモールお
よび担体を含有する抗菌性組成物の使用に関する。したがって、このような使用は、好ま
しくは消毒のための方法における使用である。生存微生物数の迅速な減少は、そのため、
好ましくは消毒時間が300秒未満、好ましくは120秒未満、より好ましくは60秒未
満、さらにより好ましくは15秒未満である消毒のための使用に関する。ここで、消毒は
、好ましくは上述した消毒時間TおよびT2と同様に定義される。
したがって、人体の表面の改善された衛生状態のための本発明による組成物の使用が提
供される。このような表面には、例えば皮膚、手および口腔が含まれる。好ましい態様に
よれば、本発明は、改善された手の衛生状態のための本発明による組成物の使用に関する
。別の好ましい態様によれば、本発明は、改善された口腔衛生状態のための本発明による
組成物の使用に関する。
本発明の殺微生物組成物は、攻撃を受ける場所の上、中またはその場所において殺微生
物有効量の組成物を導入することによって微生物の増殖を阻害するために使用できる。例
えば、施設および工業適用の分野では、適切な場所には、例えば以下が含まれる:電着塗
装システム、冷却塔および空気洗浄器を含む工業用水;ガス洗浄器;廃水処理;装飾用噴
水;逆浸透ろ過;限外ろ過;バラスト水;蒸発凝縮器および熱交換器;パルプおよび紙加
工液および添加剤;鉱物スラリー;デンプン;プラスチック;エマルション;分散液;塗
料;ラテックス;ワニスなどの被覆剤;マスチック樹脂、コーキング材およびシーラント
などの建築資材;セラミック接着剤、カーペット裏地接着剤およびラミネート用接着剤な
どの建築用接着剤;工業用または消費者用接着剤;写真用化学薬品;印刷流体;洗浄剤、
殺菌剤および消毒剤、拭き取り繊維、石けん、洗剤、床磨き剤および洗濯すすぎ水を含む
、レストラン、医療機関、学校、食品加工施設および農場で使用される家庭用および工業
用製品;化粧品;洗面用品;シャンプー:金属加工油剤;コンベヤー潤滑剤;作動液;皮
革および皮革加工製品;繊維製品;織物および織物製品;合板、ボール紙、人造壁板、フ
レークボード、積層梁、オリエンティドストランドボード、ハードボードおよびパーティ
クルボードなどの木材および木材加工製品;注入流体、破砕流体、掘削泥水、随伴水など
の油およびガス加工流体;燃料輸送および貯蔵システム;農業助剤保存剤;界面活性剤保
存剤;医療装置;診断試薬保存剤:プラスチックまたは紙食品ラップなどの食品保存剤;
食品、飲料および工業プロセス低温殺菌装置;便器;親水施設;プールおよび温泉。
好ましくは、本発明の殺微生物組成物は、鉱物スラリー、パルプおよび紙加工液および
添加剤、デンプン、エマルション、分散液、塗料、ラテックス、被覆剤、建築用接着剤(
セラミック接着剤など)、カーペット裏地接着剤、写真用化学薬品、印刷流体、洗浄剤、
殺菌剤、消毒剤、拭き取り繊維、化粧品、洗面用品、シャンプー、石けん、洗剤、床磨き
剤、洗濯すすぎ水などの家庭用および施設用製品、金属加工油剤、織物製品、木材および
木材製品、農業助剤保存剤、界面活性剤保存剤、診断試薬保存剤、食品保存剤、食品、飲
料および工業プロセス低温殺菌装置、ならびに油およびガス加工流体の1つ以上から選択
される場所で微生物の増殖を阻害するために使用される。
使用の分野
本発明による組成物は、上記を考慮して消毒、生存微生物数の減少または改善された衛
生状態のために、特に表面に、適用することができる。好ましい実施形態では、組成物は
皮膚への適用に特に適する。例えば、手、顔、身体または口腔のような表面を本発明の組
成物と適切に接触させることができる。他の好ましい実施形態では、表面は任意の硬質表
面である。典型的には、このような硬質表面は、一般に清浄化を必要とし、しばしば殺菌
または消毒も必要とする表面である。このような表面は、多くの家庭または工業環境にお
いて見出すことができ、例えば台所および浴室表面、テーブル面、床、壁、窓、調理器具
、刃物類ならびに陶器類が含まれ得る。このような表面は多くの異なる材料、例えばプラ
スチック、木材、金属、セラミック、ガラス、コンクリート、大理石および塗装面から作
られ得る。他の好ましい実施形態では、組成物は、前述した表面以外の場所でこのような
消毒、生存微生物数の減少または改善された衛生状態のために使用できる。
好ましい実施形態では、本発明は、ホームケア製品およびパーソナルケア製品としての
使用または前記製品への組込みのための本発明による組成物に関する。より好ましくは、
本発明のこの実施形態は、ホームケア製品またはパーソナルケア製品である、本発明によ
る組成物に関する。
「ホームケア製品」は、住まいまたはその中にある任意のものの処理、清浄化、手入れ
または調整のための製品である。前記には、衣類、織物および/または布繊維などの住ま
いおよび家庭内にあるものの表面、備品および雰囲気の処理、清浄化、洗浄、手入れまた
は調整、ならびに前記製品すべての製造における使用もしくは適用に関するまたは使用も
しくは適用を有する組成物、製品またはこれらの組合せが含まれるが、これらに限定され
ない。「パーソナルケア製品」は、人体の処理、清浄化、手入れまたは調整のための製品
である。前記には、人体(特に皮膚、毛髪および口腔を含む)の処理、清浄化、洗浄また
は調整、ならびに前記すべての製造における使用もしくは適用に関するまたは使用もしく
は適用を有する化学物質、組成物、製品またはこれらの組合せが含まれるが、これらに限
定されない。ホームケア製品およびパーソナルケア製品は、例えば大衆市場ブランドの下
で市販されている製品であり、非限定的な例は棒状石けん、脱臭剤、シャンプーおよび家
庭用表面殺菌剤/消毒剤である。
本発明の別の好ましい実施形態は、工業および/または施設用製品としての使用または
前記製品への組込みのための本発明による組成物に関する。より好ましくは、本発明のこ
の実施形態は、工業および/または施設用製品である、本発明による組成物に関する。工
業および施設用製品は、例えば専門ブランドの下で市販されている製品であり、非限定的
な例は、工業、施設、清掃業務および医療清浄化、定置洗浄、食品サービス、動物用およ
び農業用製品である。工業および/または施設用製品はまた、診療所、病院および/また
は他の施設に関する人員の清浄化のための製品(手の殺菌剤など)も包含する。
別の好ましい実施形態では、本発明はまた、ホームケア製品またはパーソナルケア製品
に関わる本発明による方法または使用に関する。例えば、段階aの本発明による組成物の
適用を含む、本発明による方法は、組成物が、上述したホームケア製品およびパーソナル
ケア製品としての使用またはこれらへの組込みのための組成物である方法であり得る。同
様に、別の好ましい実施形態では、本発明はまた、工業および/または施設用製品に関わ
る本発明による方法または使用に関する。例えば、段階aの本発明による組成物の適用を
含む、本発明による方法は、組成物が、上述した工業および/または施設用製品としての
使用またはこれらへの組込みのための組成物である方法であり得る。
ホームケアまたはパーソナルケア分野における使用のための製品および/または方法は
、一般に工業および/または施設分野における使用のための製品および/または方法とは
異なる。したがって、例えば、ホームまたはパーソナルケア製品として市販されている製
品は、一般に工業および/または施設使用のための製品としては市販されず、逆もまた同
様である。そのため、本発明の特定の実施形態は、今後実施される場合、一方の分野に関
わるが、他方の分野には関係しない。
本発明を以下の非限定的な実施例によって説明する。
[実施例1]
抗菌効果の評価
実験材料
メンタジエンアルコールは、Sigma Aldrich、Alfa Aesarおよ
びTCI Fine Chemicalsなどの供給者から精製化学製品として購入した
:実施例1および2で使用したペリリルアルコールは、(S)−(−)−ペリリルアルコ
ール(純度96%)であった。
実施例1および2で使用したカルベオールは、異性体の混合物としての97%(−)−
カルベオールであった。
チモールは、純度99.5%の精製化学製品グレードとして購入した(Sigma A
ldrichから)。
約88重量%の(S)−α−テルピネオールおよび12重量%のγ−テルピネオールを
含有するテルピネオール混合物をSigma Aldrichから購入し、これを以下で
は、特に明記されない限りα−テルピネオールまたはテルピネオールと称する。
抗菌相乗作用の評価のための一般的な方法
抗菌剤の有効性は、最小殺生物濃度(MBC)を決定することによって有効に比較でき
る。MBCは、完全な死滅(ゼロ細菌増殖)をもたらす特定の活性物質の絶対最小濃度と
定義される。
単離物および混合物としての阻害性抗菌剤の異なる挙動は、分画濃度および分画阻害濃
度(FIC)の概念を用いて広く検討されてきた。例えばJRW Lambert an
d R Lambert,J.Appl.Microbiol 95,734(2003
);T.Jadavji,CG Prober and R Cheung,Antim
icrobial Agents and Chemotherapy 26,91(1
984)および国際公開第2004/006876号参照。これらのパラメータは以下の
ように定義することができる:
FC(成分a)=混合物中で試験した成分aの濃度/MIC(単一活性物質として試験
した成分a)
FIC(成分a)=MIC(混合物中で試験した成分a)/MIC(単一活性物質とし
て試験した成分a)
類推により、分画殺生物濃度(FBC)は以下によって与えられる:
FBC(成分a)=MBC(混合物中で試験した成分a)/MBC(単一活性物質として
試験した成分a)
抗菌剤間の相互作用は、組合せの効果が、単独で試験した場合の個々の成分の同じ合計
濃度に関して得られた効果に等しい、より大きいまたはより小さいかどうかに依存して、
相加的、相乗作用的または場合により拮抗的であり得る。
これらの関係は、混合物中に存在するすべての成分についての分画MBC値を合計して
、「分画殺生物指数」:
ΣFBC=FBC(成分1)+FBC(成分2)+FBC(成分3)+…等
を得ることによって数学的に表すことができ、
ΣFBC≧1は、相加的または拮抗的殺菌活性に対応し、
ΣFBC<1は、相乗作用的殺菌活性に対応する。
実験方法
抗菌効果を、代表的な病原細菌であるグラム陰性大腸菌(Escherichia c
oli)に対して試験する。活性物質の濃度は、実施例1を通じて重量/容量パーセント
(%w/v)の単位で表す。
細菌ストック
大腸菌(10536株)の一晩培養物を総容量50mlのTSBブロス中で調製し、3
7℃で約18時間増殖させて、150rpmで振とうした。この一晩大腸菌培養物1ml
を新鮮TSBブロス50mlに移し、150rpm、37℃で約4時間インキュベートし
た。この培養物を等しい容量に分け、4000rpmで15分間遠心分離して、滅菌生理
食塩水(0.85%NaCl)で洗浄し、もう一度遠心分離して、生理食塩水中に再懸濁
し、この特定微生物について約10細胞/mlに等しい0.8OD620の最終濃度を
得た。ここで、OD620は、620nmの波長で1.0cm経路長のキュベット中での
試料の吸光度を示す。この細菌ストックを抗菌活性物質に対して検定する(三重に)ため
に使用した。
プロトコル
以下のアッセイは、96ウェルマイクロタイタープレート(MTP)の半分にわたる、
6つの希釈を用いた8つの材料の試験を述べる。このアプローチを用いて、この設定をプ
レートの列、1〜6と7〜12に2等分して反復し、1つの完全希釈プレートを用いて1
6の活性物質(複製なし)を検定することが可能である。
試験活性物質の1M溶液をジメチルスルホキシド(DMSO)中で調製した。所望最終
濃度の1.11倍の活性物質の保存溶液を、DMSO溶液を水に希釈することによって調
製し、例えば、以下で述べるように、細菌懸濁液を添加する場合に活性物質のさらなる希
釈を可能にするため(270μlから300μlへの希釈)、0.8%w/vの所望の「
試験」濃度のために0.89%w/v溶液を調製した。
最終濃度の1.11倍の材料のアリコート(270μl)を1つの列(A1〜H1)に
沿ってMTPのウェルに分配した。このMTPを「スクリーニングプレート」とラベル表
示した。
「希釈プレート」とラベル表示した別のMTPにおいて、DIFCO Composi
tionからのD/E中和溶液270μlを列1に添加した。中和溶液の組成物は以下の
とおりであった:カゼインの膵臓消化物、5.0g/L;酵母抽出物、2.5g/L;デ
キストロース、10g/L、チオグリコール酸ナトリウム、1.0g/L、チオ硫酸ナト
リウム、6.0g/L;重亜硫酸ナトリウム、2.5g/L;ポリソルベート80、5.
0g/L;レシチン、7.0g/L;ブロモクレゾールパープル、7.6±0.2の範囲
のpHで0.02g/L。
トリプトン希釈溶液270μlを希釈MTPの残りのウェルすべて(列2〜6)に添加
した。
次に、同じ容量の細菌ストックを吸引し、横列A〜Hの8ウェルに並行して分配するた
めに8つのチップを有するマルチチャンネルピペットを使用して、細菌ストック(30μ
l)を、スクリーニングプレート中の調製した活性物質の溶液270μlに添加し、混合
した。15秒の接触時間後、30μl容量の混合物を、吸引混合を用いて、調製した希釈
プレート中のD/E中和溶液270μlに移すことによって混合物をクエンチングした。
D/E中和溶液中で正確に5分後、30μl容量を希釈MTPの列1から列2に移し、混
合した後、さらなる30μl容量を列2から列3に移した。この工程を連続的に反復して
、プレートを横切って列6まで細菌を希釈した。
希釈MTPの各ウェルからの30μl容量を、最小細菌濃度(最高希釈、列6)から出
発して最大細菌濃度(列1)まで、トリプトンダイズ寒天(TSA)プレートのあらかじ
めラベル表示した区域に移した。30μlの接種物スポットを乾燥させることができるよ
うにTSAプレートを約2時間放置し、次にプレートを裏返して、37℃で一晩インキュ
ベートした後、ラベル表示された希釈での細菌コロニーを計数し、細菌増殖への活性物質
の作用を測定した。
結果の計算
最初に、細菌コロニー数を数えることができるTSAプレートの区域を決定することに
より、平均細菌生存数NMBS(対数CFU/mlで表す)を得る。この区域におけるコ
ロニー数から、NMBSを以下の式:
MBS=対数{Ncol・10DF・100/3}
によって計算する。ここで、Ncolはコロニー数であり、およびDFは、TSAプレー
ト区域に対応するMTPウェルから得られる希釈係数である(すなわちDFは、クエンチ
についての1から、最高希釈についての6までの範囲にわたり得る)。係数100/3は
、接種物スポットの容量から1ミリリットルへの変換係数である。
すべてのアッセイ試験は三重に実施した。報告する平均細菌生存率結果はこのような三
重試験の平均であり、誤差は対応する標準偏差である。
したがって、約7のNMBS値は、5番目の希釈ウェルからの、すなわちDF=5での
約3コロニーの計数に対応する。このような約7の計数は、細菌が非殺生物物質に暴露さ
れた場合に一般的に認められる。TSAプレートのいずれの区域においても生存コロニー
が認められない場合、これは完全な死滅と解釈され、NMBS=0の値が報告される。
検証
すべての試験アッセイを同じMTP上で4つの対照実験と並行して実施することにより
、すべての試験結果を検証した。すべての対照実験は、上記プロトコルに正確に従うが、
以下の有効成分を用いて実施する:
A 0.025%(w/v)チモール
B 0.15%(w/v)α−テルピネオール
C 0.025%(w/v)チモール+0.15%(w/v)α−テルピネオール
D 活性成分なし。
対照実験A、BおよびDは、細菌死滅を示さないことによって試験アッセイを検証し、
国際公開第2010/046238号によるチモールとα−テルピネオールの相乗作用的
組合せを含む対照実験Cは、完全な細菌死滅を示すことによって試験アッセイを検証する
上記プロトコルに従うが、活性成分を含まない参照実験は、表3に見られるように、D
MSOが、このプロトコルにおいて試験溶液中に存在する濃度(<5%(w/v))では
細菌増殖に影響を及ぼさないことを示した。
Figure 2017171676
結果
本発明によるメンタジエンアルコールの抗菌効果を評価するために上記方法を適用した
。表4は、単独およびチモールとの組合せの両方で、メンタジエンアルコールの抗菌活性
を示す。
Figure 2017171676
比較実施例
本発明による組成物の相乗作用性抗菌作用の尺度として用いる、パラメータΣFBCの
決定は、最初に関連活性物質の最小殺生物濃度(MBC)の決定を必要とする。上述した
ように、活性物質についてのMBCは、特定の培地中でゼロ細菌細菌生存率を与える活性
物質の最小濃度と定義することができる。実施例(1:1)から(1:3)についてのデ
ータは、チモールについてのMBC値が0.05%(w/v)であることを明らかにする
。α−テルピネオールについては、組成物(1:4)から(1:7)は、MBCが0.4
%w/vであることを示す。同じ分析を、選択したメンタジエンアルコールに関して実施
し、以下の表5に要約する。これらのMBC値は、これらの実施例で使用した特定の培地
中でのそれぞれのMBCの上限境界を構成する。
Figure 2017171676
カルベオールおよびペリリルアルコールがテルピネオールよりも有効な抗菌性化合物で
あり、より低濃度で使用できることは、表5のデータから明らかである。
相乗作用的相互作用
チモールと選択したメンタジエンアルコールの試験した組合せは、実施例(1:10)
、(1:13)、(1:14)および(1:15)において完全な細菌死滅を提供する。
上記表5に列挙したMBC値を用いて、相加的な殺生物作用ではなく、相乗作用の証拠を
提供する組合せの間を識別するために、これらの混合物中に存在する成分についての分画
MBC値および組成物の実験的ΣFBCを計算することができる。この分析からの結果を
表6に示す。
Figure 2017171676
実施例(1:10)、(1:13)、(1:14)および(1:15)に関して、ΣF
BCは1より下であり、したがって設定した基準によれば、相乗作用的相互作用の証拠を
提供する。そのため、これらの実施例は、チモールおよび本発明によるメンタジエンアル
コールの抗菌効果が、これらを一緒に適用した場合にどのようにして増強されるかを示す
。このような相乗作用は、完全な死滅を達成するのに必要な抗菌剤の濃度の低減を可能に
する。例えば単独で試験した場合は完全な細菌死滅を達成するのに0.05%w/vチモ
ールが必要であるが、0.025%w/vのペリリルアルコールと組み合わせて使用した
場合は、これを0.025%w/vまで2倍低減することができる。
比較実施例
比較実施例(1:16)から(1:22)は、チモールおよびいくつかの比較化合物の
1つを本発明による実施例での濃度と同等の濃度で含有する組成物が迅速な抗菌作用を生
じさせないことを示す。
[実施例2]
この実施例では、様々な濃度のチモールの存在下でカルベオールまたはペリリルアルコ
ールの高分解能MBCアッセイを実施することにより、化学物質の広範囲の組合せを試験
した。カルベオール、ペリリルアルコールおよびチモールは実施例1と同様にして入手し
た。35%ジプロピレングリコール(DPG)を含有するリン酸緩衝液による標準的なマ
イクロタイタープレートアッセイを用いて相乗作用試験を実施した。高分解能MBCは、
様々な量の殺微生物剤をマイクロタイタープレートの1つの列に添加し、その後自動液体
ハンドリングシステムを用いて10倍希釈を行い、試験化合物の0.002%から1%の
範囲にわたる一連のエンドポイントを得ることによって決定した。MBCプレートは、1
つの列に試験微生物を一度に接種した。接種したウェルのアリコートを15秒目に中和剤
(D/E中和ブロス)を含むプレートに移し、混合して、5分間保持した後、トリプチカ
ーゼダイズブロス(TSB)を含む増殖プレートに移した。TSBプレートを37℃でイ
ンキュベートし、24時間目に増殖の有無を読み取った。15秒で試験微生物の完全死滅
をもたらす試験した最小レベル(マイクロタイタープレートでの増殖の欠如によって実証
される)を、実施例2を通じて最小殺生物濃度(MBC)と定義する。
本発明の組合せの相乗作用を、実施例1と同じ細菌、大腸菌(E.coli−ATCC
番号10536)に対して、約1×10細菌/mLの濃度で測定した。この微生物は、
多くの消費者および工業適用における自然汚染物質を代表する。37℃で24時間のイン
キュベーション時間後にプレートを微生物増殖(混濁度)に関して目視評価して、MBC
を決定した。
本発明の組合せの相乗作用を証明するための試験結果を以下の表7および8に示す。表
は、2つの成分の特定の組合せ;試験した微生物に対する結果;第一成分単独(チモール
、MBC)、第二成分単独(メンタジエンアルコール、MBC)、混合物中の第一成
分(C)および混合物中の第二成分(C)についてMBCによって測定した重量%で
のエンドポイント活性;計算したΣFBC値;ならびに特定の微生物に対する試験した各
々の組合せについての相乗作用比率(第一成分対第二成分またはA/B)の範囲を示す。
以下の表中のデータは、相乗作用性であると認められた比率の範囲を含む。(相乗作用
範囲外で収集されたデータは報告していない。)これらのデータは、チモールおよびメン
タジエンアルコール成分の特定の組合せが、この組合せが相乗作用的ではなく相加的であ
る場合に予想されるよりも増強された微生物に対する防除を示すことを明らかにする。
Figure 2017171676

試験したチモール対カルベオールの比率は1/0.025から1/450の範囲にわた
った。チモール対カルベオールの相乗作用的比率は1/0.19から1/4.4の範囲で
ある。
Figure 2017171676
試験したチモール対ペリリルアルコールの比率は1/0.025から1/350の範囲
にわたった。チモール対ペリリルアルコールの相乗作用的比率は1/0.13から1/2
.5の範囲である。
実施例1および2の結果は、本発明によるメンタジエンアルコールとチモールの相乗作
用性抗菌作用が広範囲の濃度および比率にわたって得られ得ることを明らかにする。
[実施例3]
界面活性剤基剤における効果の自動評価
試料の調製
これらの実施例では、チモールとメンタジエンアルコールの組合せの効果を、2.85
%ココイルグリシン酸ナトリウムおよび1.85%ラウロアンホ酢酸ナトリウムを含有す
る界面活性剤洗浄製剤において試験した。これは、手洗いの間に5.7%ココイルグリシ
ネートおよび3.7%%ラウロアンホ酢酸ナトリウムを含有する典型的なニート製剤の水
による50%の使用時希釈に対応する。試験において細菌接種物による希釈を可能にする
ため、界面活性剤成分および試験活性物質の濃度が最終所望濃度の1.1倍であるように
溶液を調製した。周囲温度でpHメータを用いて測定して、溶液を、水酸化ナトリウム溶
液の滴下によって手操作でpH10.0に調製した。チモールおよび/またはメンタジエ
ンアルコールの溶液は、最大でも試験の24時間前に調製した。実施例1と同じチモール
およびメンタジエンアルコールを使用した。
試験方法
本発明の組合せの効果を実施例1と同じ細菌、大腸菌(E.coli−ATCC番号1
0536)に対して、約1×10細菌/mLの濃度で測定した。
試験は、自動液体ハンドリングシステムを使用して標準的なマイクロタイタープレート
アッセイを用いて実施した。界面活性剤試験溶液270μlをマイクロタイタープレート
(透明ポリスチレンのNunc F γ線照射96F未処理マイクロタイタープレート)
の各ウェルにピペットで分注し、次に細菌懸濁液30μlを添加した。細菌暴露の正確に
15秒後、30μl容量の細菌細胞を採取し、D/Eクエンチ溶液270μlに移した。
D/Eクエンチ中で5分後に、各プレートについて順番に2つの特定波長(450nmと
590nm)で光学密度(OD)を測定した。OD450の読み取りは、細菌増殖が認め
られる場合のD/Eクエンチの黄色に特異的であり、一方OD590は細菌増殖が認めら
れない場合に保持されるD/Eクエンチの最初の紫色に特異的であるので、これらは抗菌
活性の二重のチェックを提供する。ゼロ時点のOD測定後、プレートを37℃で一晩(1
6時間)インキュベートした後、OD測定を反復した。16時間目の時点のOD値からゼ
ロ時点での初期値を差し引くことによってδOD値を計算した。細菌増殖は、OD450
の上昇およびOD590の低下として認められる。抗菌的に有効な系(インキュベーショ
ン後に細菌増殖を評価可能に防止する)を同定するため、OD読み取り値の以下の閾値変
化を採用した:(1)インキュベーション後にOD450が0.2吸光度単位(AU)未
満上昇し、および(2)インキュベーション後にOD590が0.35AU未満低下する
。逆に、紫色から黄色への色の変化に対応して、インキュベーション後にOD450が0
.1AU以上上昇し、およびインキュベーション後にOD590が0.1AU以上低下す
る場合、試験系は細菌増殖を許容し、有効とはみなされない。同じプレートで4つの複製
測定を各試験系について実施した。細菌増殖を示すまたは増殖を示さない複製ウェルの数
も、色の変化を観察することによって肉眼で容易に評価される。比較のためにチモールお
よびテルピネオールを単独および組合せの両方で試験した。
溶液をさらなる界面活性剤溶液で連続希釈することによって個々の成分および固定濃度
比の活性物質の二元混合物に関する用量反応を生じさせ、0.2から0.025%のチモ
ールおよび0.5%から0.0625%のメンタジエンアルコールの範囲にわたる一連の
エンドポイントを得た。各々の場合に、二元混合物は1:2.5のチモール対メンタジエ
ンアルコールの重量比で評価した。
Figure 2017171676
Figure 2017171676
Figure 2017171676
Figure 2017171676
結果
使用した界面活性剤は、表9の実施例(3:1)の結果に示すように、これら自体では
用いた濃度で大腸菌に対して抗菌活性ではない。したがって、抗菌効果はメンタジエンア
ルコールおよび/またはチモールに帰することができる。表11は、実施例1で述べたの
と同様にして決定したMBC値を提示する。チモールおよび(−)−カルベオールは、特
定する界面活性剤の存在下で、最高試験濃度よりも高いMBCを有する。
表9および10の結果は、(−)−カルベオールおよびペリリルアルコールが、同じ界
面活性剤製剤(ココイルグリシネートおよびラウロアンホアセテートを含有する)中でこ
れらのMBCより低い濃度でチモールと組み合わせて試験した場合、大腸菌に対して15
秒の殺菌効果(それぞれ4つまたは3つの複製物すべてにおいて完全な死滅)を示すこと
を明らかにする。特に、実施例(3:24)および(3:25)は、表12に示すように
、ペリリルアルコールとチモールがココイルグリシネートおよびラウロアンホアセテート
の存在下で大腸菌に対して相乗作用性抗菌作用をもたらすことを示す。
したがって、本発明によるメンタジエンアルコール、特に(−)−カルベオールおよび
ペリリルアルコールは、界面活性剤、特にココイルグリシネートおよびラウロアンホアセ
テートの存在下でチモールと組み合わせると増強された抗菌作用を示すことが認められた

Claims (15)

  1. i.0.001から5重量%のチモール、
    ii.0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、および
    iii.担体
    を含有し、前記1つ以上のメンタジエンアルコールが、
    2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
    3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
    4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
    3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
    2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オール
    、および
    (4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノー

    から成る群より選択され;ならびに前記担体が、水、エタノール、プロパノール、イソプ
    ロパノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコールまたは
    これらの混合物を含む、抗菌性組成物。
  2. 前記1つ以上のメンタジエンアルコールが、
    2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノールおよび
    (4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノー

    から成る群より選択される、請求項1に記載の抗菌性組成物。
  3. 前記1つ以上のメンタジエンアルコールが2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−
    イル)シクロヘキス−2−エノールである、請求項2に記載の抗菌性組成物。
  4. 前記メンタジエンアルコールが(S)−(4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロ
    ヘキス−1−エン−1−イル)メタノールである、請求項2に記載の抗菌性組成物。
  5. 前記チモールが0.01から0.3重量%の濃度で存在し、および前記1つ以上のメン
    タジエンアルコールが0.05から1重量%の濃度で存在する、請求項1から4のいずれ
    か一項に記載の抗菌性組成物。
  6. 1から80重量%の1つ以上の界面活性剤を含有する、請求項1から5のいずれか一項
    に記載の抗菌性組成物。
  7. 前記1つ以上の界面活性剤が、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、および
    アニオン性界面活性剤と非イオン性界面活性剤の組合せから選択される、請求項6に記載
    の抗菌性組成物。
  8. a.0.05から5重量%のチモール、
    b.0.05から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、
    c.5から30重量%の水、および
    d.30から80重量%の1つ以上の界面活性剤
    を含有する、請求項6または7に記載の固体抗菌性組成物。
  9. a.i.0.001から5重量%のチモール、
    ii.0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、および
    iii.担体
    を含有し、前記1つ以上のメンタジエンアルコールが、
    2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
    3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
    4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
    3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
    2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オール
    、および
    (4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノー

    から成る群より選択される組成物を表面に適用する段階、ならびに
    b.前記組成物を前記表面から除去する段階
    を含む、表面を消毒する方法。
  10. 前記組成物が、請求項1から8のいずれか一項に記載の組成物である、請求項9に記載
    の方法。
  11. 前記表面が皮膚表面である、請求項9または10に記載の方法。
  12. 段階(b)が、段階(a)の開始後2分から5秒の間、より好ましくは1分から10秒
    の間、さらにより好ましくは30秒から10秒の間、およびなお一層好ましくは20秒か
    ら15秒の間に開始される、請求項9から11のいずれか一項に記載の方法。
  13. 前記方法の前記消毒時間Tが300秒未満、好ましくは60秒未満、さらにより好まし
    くは15秒未満であり、Tが、前記組成物を微生物培養物に添加する瞬間から、培養物の
    単位容積当たりの微生物数が100,000倍減少するまでに経過する時間と定義され、
    および微生物の初期数が、好ましくは約100,000,000微生物/mlを上回り、
    および前記組成物が、好ましくは液体組成物である、請求項9から12のいずれか一項に
    記載の方法。
  14. i.0.001から5重量%のチモール、
    ii.0.001から5重量%の1つ以上のメンタジエンアルコール、および
    iii.担体
    を含有し、前記1つ以上のメンタジエンアルコールが、
    2−メチル−5−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
    3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
    4−メチル−1−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−3−エノール、
    3−メチル−6−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−2−エノール、
    2−(4−メチルシクロヘキス−3−エン−1−イル)プロプ−2−エン−1−オール
    、および
    (4−(プロプ−1−エン−2−イル)シクロヘキス−1−エン−1−イル)メタノー

    から成る群より選択される組成物の、改善された手の衛生のための使用。
  15. 改善された口腔衛生のための、請求項14に記載の組成物の使用。
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