JP2017169986A - 整髪具及び整髪部付きアタッチメント - Google Patents

整髪具及び整髪部付きアタッチメント Download PDF

Info

Publication number
JP2017169986A
JP2017169986A JP2016061748A JP2016061748A JP2017169986A JP 2017169986 A JP2017169986 A JP 2017169986A JP 2016061748 A JP2016061748 A JP 2016061748A JP 2016061748 A JP2016061748 A JP 2016061748A JP 2017169986 A JP2017169986 A JP 2017169986A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
spray
hair styling
hairdressing
styling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016061748A
Other languages
English (en)
Inventor
裕樹 堀本
Hiroki Horimoto
裕樹 堀本
梓 上田
Azusa Ueda
梓 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Kobayashi Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP2016061748A priority Critical patent/JP2017169986A/ja
Publication of JP2017169986A publication Critical patent/JP2017169986A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Brushes (AREA)
  • Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)

Abstract

【課題】簡単に毛髪の根元付近に整髪剤を付与することが可能な整髪具及び整髪部付きアタッチメントを提供すること。【解決手段】整髪具であって、容器と整髪部付きアタッチメント(20)とを備え、容器は吐出機構を有し、整髪部付きアタッチメント(20)は、吐出機構に対して着脱自在に接続されることが可能な被接続部と、吐出機構から吐出された整髪剤を噴霧するための噴霧口(34a)を有する噴霧部(34)と、整髪剤を毛髪に付与しながら整髪可能な整髪部(64)と、整髪部(64)を支持する支持部(54)と、を有し、支持部(54)は、噴霧口(34a)から噴霧される整髪剤の噴霧方向について噴霧口(34a)と重なる位置に形成されているとともに噴霧方向に支持部(54)を貫通しかつ噴霧方向から見たときに噴霧口(34a)以上の大きさを有する窓部(54a)を有するとともに、窓部(54a)の周囲において整髪部(64)を支持すること。【選択図】図3

Description

本発明は、整髪するための整髪具に関する。
従来、毛髪のボリュームを増やす方法として、毛髪の形状を保持可能な整髪剤を噴霧させることが可能な整髪具(いわゆるヘアスプレー)を用いる方法が知られている。この方法では、毛髪のボリュームが増加した外観が得られるように一方の手で毛髪を持った状態において、他方の手でその毛髪に向けて上記整髪具から整髪剤を噴霧させることによって毛髪をその形状に保持する。これにより、毛髪のボリュームが増加した外観が得られる。しかしながら、この方法は、使用者の技量に大きく依存する。
そこで、特許文献1に記載されるような整髪具を用いることが考えられる。この整髪具は、整髪剤を収容する容器と、容器に装着された整髪部付きアタッチメントと、を備えている。整髪部付きアタッチメントは、容器のステムに装着された連通筒部材と、連通筒部材に接続された整髪部材と、を有している。連通筒部材は、ステムから上方に向かって延びる筒状の部材であり、その内側が整髪剤の流路を形成している。整髪部材は、連通筒部材から上方に向かって延びる形状を有する流出筒と、流出筒の前壁から当該流出筒の軸方向と直交する方向に沿って外向きに延びる整髪部(ブラシ)と、を有している。流出筒の内部は、連通筒部材の内部と連通しており、流出筒の前壁には、複数の小透孔が形成されている。このため、ステムから吐出された整髪剤は、連通筒部材内及び流出筒内を流動した後、各小透孔を通じて流出筒外に流出する。そして、各小透孔を通じて流出した整髪剤は、整髪部の基端部から先端部に向かって流動する。この整髪具によれば、整髪部で毛髪を梳かしながら当該整髪部に保持されている整髪剤を毛髪に付与することができるので、使用者の技量への依存度合が低減する。
特開平9−23929号公報
毛髪のボリュームが増加した外観を得るには、毛髪の根元付近に整髪剤を付与することが効果的であるが、特許文献1に記載の整髪具では、毛髪の根元付近に整髪剤を付与することが困難である。例えば、特許文献1に記載される整髪具によってなるべく毛髪の根元付近に整髪剤を付与する方法として、ステムから整髪部(ブラシ)に整髪剤を流出させたのちに当該整髪部を毛髪に挿し入れるのではなく、ステムから整髪剤を流出させていない状態で整髪部により毛髪を所望の形状に保持し、その状態でステムから整髪剤を流出させた後、整髪部で毛髪を梳かしながら当該毛髪に整髪剤を付与することが挙げられる。しかしながら、特許文献1に記載される整髪具は、ステムから各小透孔までの流路が長いので各小透孔から整髪剤を吐出させるための圧力が確保されにくいうえ、整髪部の基端部側から先端部側に向かって各小透孔を通じて整髪剤が流動する構造であるので、整髪部の基端部付近に整髪剤が多くが留まり、整髪部の先端部にまで流動する整髪剤が確保されにくい。よって、整髪部の先端部を頭皮に接触させたうえで上記方法を採用したとしても、毛髪の根元付近への整髪剤の付与が困難であり、むしろ、毛髪のうち根元から離間した部位に整髪剤が多く付与される。以上のように、特許文献1に記載の整髪具では、毛髪の根元付近に整髪剤を付与することによって毛髪のボリュームを効果的に増やすことが困難であり、さらに、毛髪のうち根元から離間した部位に整髪剤が多く付与されることから、毛髪に整髪剤が付与されていることが視認されやすくなる。
以上の課題は、整髪剤を収容する容器が吐出機構としてステムを有するもの(いわゆるエアゾールスプレータイプ)に限らず、いわゆるポンプスプレータイプやミストスプレータイプ等においても広く生じ得る。
本発明の目的は、簡単に毛髪の根元付近に整髪剤を付与することが可能な整髪具及び整髪部付きアタッチメントを提供することである。
前記課題を解決するための手段として、本発明は、整髪具であって、整髪剤を収容可能な容器と、前記容器に対して着脱自在に接続されることが可能な整髪部付きアタッチメントと、を備え、前記容器は、前記整髪剤を吐出可能な吐出機構を有し、前記整髪部付きアタッチメントは、前記吐出機構に対して着脱自在に接続されることが可能な被接続部と、前記吐出機構から吐出された前記整髪剤を噴霧するための噴霧口を有する噴霧部と、前記整髪剤を毛髪に付与しながら整髪可能な整髪部と、前記整髪部を支持する支持部と、を有し、前記支持部は、前記噴霧口から噴霧される前記整髪剤の噴霧方向について前記噴霧口と重なる位置に形成されているとともに前記噴霧方向に当該支持部を貫通しかつ前記噴霧方向から見たときに前記噴霧口以上の大きさを有する窓部を有するとともに、前記窓部の周囲において前記整髪部を支持する、整髪具を提供する。
本整髪具では、噴霧口と窓部とが前記噴霧方向に重なっているとともに窓部が噴霧口以上の大きさを有し、かつ、支持部は、窓部の周囲において整髪部を支持しているので、噴霧口から噴霧された整髪剤の多くは、窓部を通じて毛髪に直接付与される。換言すれば、噴霧口から噴霧された整髪剤の整髪部への付着が抑制される。よって、この整髪具では、整髪部で毛髪を所望の形状に保持した状態で当該毛髪の根元付近に向けて噴霧口及び窓部を通じて整髪剤を噴霧することにより、毛髪のうち根元から離れた部位への整髪剤の付着が抑制され、毛髪の根元付近に対して簡単にかつ有効に整髪剤が付与される。したがって、毛髪に整髪剤が付与されていることが視認されるのが抑制されつつ毛髪のボリュームが増加した外観が簡単に得られる。
なお、「噴霧方向」とは、整髪剤の噴霧形態からみてその噴霧の主たる方向と認められる方向を意味する。例えば、整髪剤が噴霧口から特定の噴霧領域に広がるような噴霧角をもって円錐状あるいは扇形状に噴霧される場合、その噴霧領域の中央を通る直線の方向が噴霧方向に相当する。
また、前記整髪具において、前記整髪部は、毛髪の特定の部位に噴霧された前記整髪剤を当該毛髪のうち前記特定の部位の周囲の部位に分散させるための複数の分散用ピンを有し、前記支持部は、前記窓部の周囲において各分散用ピンを支持する分散用ピン支持部を有し、各分散用ピンの長さは、当該分散用ピンと前記窓部の中心との距離が小さくなるにしたがって短くなるように設定されていることが好ましい。
このようにすれば、噴霧口から特定の噴霧角で噴霧される整髪剤の分散用ピンへの付着が抑制されるので、毛髪の根元に対してより有効に整髪剤を付与することが可能となる。
この場合において、前記整髪部は、それぞれが各分散用ピンよりも長い複数の保持用ピンをさらに有し、前記支持部は、前記分散用ピン支持部の周囲において各保持用ピンを支持する保持用ピン支持部をさらに有することが好ましい。
この態様では、各分散用ピンの周囲に配置されかつ各分散用ピンよりも長い保持用ピンで所望の毛束を適切に保持することができるので、毛髪を所望の形状に維持することがより容易になる。
また、前記整髪具において、前記噴霧方向と直交する第1直交方向についての前記窓部の寸法は、前記噴霧方向および前記第1直交方向の双方と直交する第2直交方向についての前記窓部の寸法よりも大きく設定されており、前記噴霧部は、前記第1直交方向についての前記整髪剤の噴霧角の方が前記第2直交方向についての前記整髪剤の噴霧角よりも大きくなるように前記整髪剤を噴霧することが好ましい。
このようにすれば、前記第1直交方向について広角に整髪剤が噴霧される。よって、毛髪の広範囲にわたって効率的に整髪剤を付与することが可能となる。
また、前記整髪具において、前記整髪部付きアタッチメントは、指で押圧されることが可能な形状を有しかつ指で押圧されたときに前記吐出機構を押圧する押圧部と、前記押圧部の周囲を被覆する被覆部であって、当該被覆部の外部から前記押圧部へ向けた指の挿入を許容する挿入口を有するものと、をさらに有することが好ましい。
このようにすれば、整髪部付きアタッチメントが整髪する機能に加えて押圧部を被覆する機能をも備えるので、整髪部付きアタッチメントの被接続部が吐出機構に接続されることにより、使用者による挿入口を通じた押圧部の押圧が許容されつつ被覆部によって押圧部の誤操作(誤噴霧)が抑制される。
また、本発明は、吐出機構を有するとともに整髪剤を収容可能な容器に対して着脱自在に接続可能で、かつ、前記容器に接続された状態において前記吐出機構から吐出された前記整髪剤を毛髪に噴霧しながら整髪することが可能な整髪部付きアタッチメントであって、前記吐出機構に対して着脱自在に接続されることが可能な被接続部と、前記吐出機構から吐出された前記整髪剤を噴霧するための噴霧口を有する噴霧部と、前記整髪剤を毛髪に付与しながら整髪可能な整髪部と、前記整髪部を支持する支持部と、を有し、前記支持部は、前記噴霧口から噴霧される前記整髪剤の噴霧方向について前記噴霧口と重なる位置に形成されているとともに前記噴霧方向に当該支持部を貫通しかつ前記噴霧方向から見たときに前記噴霧口以上の大きさを有する窓部を有するとともに、前記窓部の周囲において前記整髪部を支持する、整髪部付きアタッチメントを提供する。
本整髪部付きアタッチメントでは、噴霧口と窓部とが前記噴霧方向に重なっているとともに窓部が噴霧口以上の大きさを有し、かつ、支持部は、窓部の周囲において整髪部を支持しているので、被接続部が容器の吐出機構に接続されることにより、吐出機構から吐出された後に噴霧口から噴霧された整髪剤の多くは、窓部を通じて毛髪に直接付与される。換言すれば、噴霧口から噴霧された整髪剤の整髪部への付着が抑制される。よって、この整髪部付きアタッチメントでは、整髪部で毛髪を所望の形状に保持した状態で当該毛髪に向けて噴霧口及び窓部を通じて整髪剤を噴霧することにより、毛髪のうち根元から離れた部位への整髪剤の付着が抑制され、毛髪の根元に対して簡単にかつ有効に整髪剤が付与される。
以上のように、本発明によれば、簡単に毛髪の根元付近に整髪剤を付与することが可能な整髪具及び整髪部付きアタッチメントを提供することができる。
本発明の一実施形態の整髪具の斜視図である。 図1とは異なる角度における整髪具の斜視図である。 整髪部付きアタッチメントの正面図である。 図3のIV−IV線での断面図である。 噴霧ユニットの断面図である。 噴霧ユニットの斜視図である。 整髪部付きアタッチメントの変形例の断面図である。
本発明の一実施形態の整髪具1について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1及び図2に示されるように、本整髪具1は、整髪剤を収容する容器10と、容器10に対して着脱自在に接続されることが可能な整髪部付きアタッチメント20と、を備えている。なお、整髪具1の使用時の姿勢は問われないが、以下の説明では、便宜上、図1及び図2の上下方向を上下方向とし、図4の左右方向を前後方向とする。
容器10は、整髪剤を収容する収容部12と、整髪剤を吐出する吐出機構としてのステム14(図4を参照)と、を有している。ステム14は、収容部12の長手方向(図4の上下方向)と平行となる姿勢で収容部12に接続されている。
整髪部付きアタッチメント20は、容器10に接続された状態においてステム14から吐出された整髪剤を毛髪に噴霧しながら整髪することが可能である。本実施形態では、整髪部付きアタッチメント20は、噴霧ユニット30と、整髪ユニット50と、を有している。
噴霧ユニット30は、ステム14から吐出された整髪剤を噴霧するためのユニットである。この噴霧ユニット30は、被接続部32と、噴霧口34aを有する噴霧部34と、押圧部38と、を有している。噴霧口34aは、ステム14の近傍に位置している。
被接続部32は、筒状に形成されており、ステム14に対して着脱自在に接続されることが可能である。本実施形態では、被接続部32は、ステム14に外嵌可能な円筒状を呈する。被接続部32の内側の空間は、ステム14から吐出された整髪剤の流路の一部を構成する。
噴霧部34は、被接続部32の上端部から前向き(図4における左向き)に突出する形状を有する。噴霧部34は、噴霧部本体35と、分岐部材36と、を有している。
噴霧部本体35は、筒状を呈する。噴霧部本体35の内側の空間は、被接続部32の内側の空間と連通している。つまり、噴霧部本体35の内側の空間は、ステム14から吐出された整髪剤の流路の一部を構成している。図5に示されるように、噴霧部本体35の内周面は、円筒状に湾曲する湾曲面35aと、上溝部35bと、下溝部35cと、を有している。上溝部35bは、湾曲面35aの上部から上方に窪むとともに湾曲面35aの軸方向に沿って延びる形状を有する。下溝部35cは、湾曲面35aの下部から下方に窪むとともに湾曲面35aの軸方向に沿って延びる形状を有する。
分岐部材36は、図4に示されるように、噴霧部本体35内に設けられている。分岐部材36は、整髪剤の流路を分岐させる。分岐部材36は、円筒状に形成されている。分岐部材36は、噴霧部本体35の中心軸O1に沿って前向きに整髪剤を噴霧させるための中央噴霧口36aを有する。分岐部材36の外径は、湾曲面35aの直径と略同じかそれよりも僅かに大きく設定されている。つまり、分岐部材36は、噴霧部本体35内に圧入されている。分岐部材36は、噴霧部本体35内に圧入された状態において、被接続部32内から噴霧部本体35内につながる整髪剤の流路を、分岐部材36の外周面と上溝部35bとの隙間に形成される上側流路と、当該分岐部材36の内側の流路と、分岐部材36の外周面と下溝部35cとの隙間に形成される下側流路と、に分岐する。すなわち、本実施形態では、前記上側流路の下流端に形成された上噴霧口35d、中央噴霧口36a及び下側流路の下流端に形成された下噴霧口35eが、ステム14から吐出された整髪剤を噴霧するための噴霧口34aを構成する。噴霧口34aは、上噴霧口35d、中央噴霧口36a及び下噴霧口35eを有するので、すなわち、各噴霧口35d,36a、35eが上下方向に並ぶように配置されているため、噴霧部34は、上下方向についての整髪剤の噴霧角の方が幅方向(図3の左右方向)についての整髪剤の噴霧角よりも大きくなるように整髪剤を噴霧する。なお、図5では、分岐部材36は省略されている。
押圧部38は、被接続部32の上部に接続されている。押圧部38は、指で押圧されることが可能である。本実施形態では、押圧部38は、下向きに凸となるように湾曲する形状を有している。この押圧部38が押圧(押下)されると、被接続部32を介してステム14が押圧されるので、収容部12内の整髪剤がステム14から吐出される。
本実施形態では、噴霧ユニット30は、規制部40と、係合部42と、をさらに有している。
規制部40は、噴霧部34と押圧部38との境界に設けられている。規制部40は、噴霧部34の上端部から上方に向かって突出するとともに前記幅方向に延びる形状を有する。規制部40は、噴霧口34a(特に上噴霧口35d)から噴霧された整髪剤が後方に流れることによって押圧部38を押圧する指に付着するのを規制すると共に、押圧する指を押圧部38上に位置させやすくする。
係合部42は、収容部12の上端に係合可能な形状を有している。係合部42は、噴霧部34の下部に接続されており、被接続部32の周囲を取り囲む形状を有する。
整髪ユニット50は、噴霧口34aから噴霧された整髪剤を毛髪に分散させつつ整髪することが可能である。この整髪ユニット50は、基部52と、被係合部62と、整髪部64と、を有する。
基部52は、下向きに開口するとともに容器10に接続された噴霧ユニット30を覆う形状を有する。基部52は、整髪部64を支持する支持部54と、押圧部38の周囲を被覆する被覆部60と、を有する。
支持部54は、基部52の前側の部位で構成されている。この支持部54は、噴霧口34aから噴霧される整髪剤の噴霧方向(図4において右側から左側に向かう方向)について噴霧口34aと重なる位置に形成された窓部54aを有する。窓部54aは、前記噴霧方向に当該支持部54を貫通している。図3に示されるように、前記噴霧方向あるいはその反対方向から見たときにおける窓部54aの大きさは、噴霧口34aの大きさ以上に設定されている。本実施形態では、「噴霧口34aの大きさ」とは、上噴霧口35dの上端と下噴霧口35eの下端との間の距離を意味する。図3に示されるように、窓部54aの上下方向の寸法は、窓部54aの幅方向の寸法よりも大きく設定されている。窓部54aの上下方向の寸法は、上噴霧口35dと下噴霧口35eとの間の距離よりも十分に大きく設定されている。窓部54aの幅方向の寸法は、噴霧部34の外径よりも大きく設定されている。本実施形態では、窓部54aは、楕円形に形成されている。支持部54は、窓部54aの周囲において整髪部64を支持する。
ここで、「噴霧方向」とは、整髪剤の噴霧形態からみてその噴霧の主たる方向と認められる方向を意味する。例えば、整髪剤が噴霧口34aから特定の噴霧領域に広がるような噴霧角をもって円錐状あるいは扇形状に噴霧される場合、その噴霧領域の中央を通る直線の方向が噴霧方向に相当する。
被覆部60は、押圧部38の周囲を被覆する。被覆部60は、基部52の後側の部位で構成されている。被覆部60は、支持部54の後端部に接続されている。被覆部60は、当該被覆部60の外部から押圧部38へ向けた指の挿入を許容する挿入口60aを有する。
被係合部62は、図4に示されるように、基部52の下部の内周面から内向きに突出する形状を有する。収容部12の上端に対して係脱自在に係合(接続)されることが可能である。より具体的には、被係合部62は、収容部12の上端に対して当該上端の外側から係合することが可能である。被係合部62が収容部12に係合されることにより、基部52が容器10に接続される。
整髪部64は、整髪剤を毛髪に付与しながら整髪可能である。整髪部64は、複数の分散用ピン66と、複数の保持用ピン68と、を有する。
各分散用ピン66は、毛髪の特定の部位に噴霧された整髪剤を当該毛髪のうち前記特定の部位の周囲の部位に分散させるためのピンである。図3に示されるように、複数の分散用ピン66は、窓部54aを取り囲むように配置されている。つまり、支持部54のうち窓部54aを取り囲む部位は、各分散用ピン66を支持する分散用ピン支持部56を構成する。図4に示されるように、各分散用ピン66の長さは、当該分散用ピン66と窓部54aの中心O2との距離が小さくなるにしたがって短くなるように設定されている。各分散用ピン66は、上下方向の寸法よりも前記幅方向(図3の左右方向)の寸法の方が大きな偏平形に形成されている。
各保持用ピン68は、各分散用ピン66よりも長く、毛束を保持するためのピンである。図3に示されるように、複数の保持用ピン68は、分散用ピン支持部56が配置された領域を取り囲むように配置されている。つまり、支持部54のうち分散用ピン支持部56を取り囲む部位は、各保持用ピン68を支持する保持用ピン支持部58を構成する。各保持用ピン68は、円柱状を呈する。各保持用ピン68の直径は、各分散用ピン66の上下方向の寸法よりも大きい。各保持用ピン68の直径は、各分散用ピン66の幅方向の寸法よりも小さい。各保持用ピン68の先端は、当該保持用ピン68の軸方向と直交する平面と平行となるように平坦に形成されている。図4に示されるように、各保持用ピン68の先端は、同一平面上に位置している。
本実施形態では、整髪ユニット50は、中間壁70をさらに有する。中間壁70は、基部52の内面に接続されている。中間壁70は、前記噴霧方向と直交する平板状に形成されている。中間壁70は、挿入口60aを通じて被覆部60内に挿入された指に当接することにより、本整髪ユニット50の使用者が目視することなく指を押圧部38上に載置する際の目安となる位置に設けられている。本実施形態では、中間壁70は、規制部40よりもわずかに前方に配置されている。図3に示されるように、中間壁70は、支持部54の前方から後方を見たときに窓部54aのうち規制部40より上方の部位の大部分を閉塞する形状を有している。
次に、整髪具1の使用方法の例として、毛髪の根元付近に整髪剤を噴霧する方法を説明する。
まず、容器10に整髪部付きアタッチメント20を装着する。具体的には、被接続部32がステム14に接続され、係合部42が収容部12の上端に係合するように噴霧ユニット30を容器10に接続する。その後、窓部54aの中心O2が噴霧部34の中心軸O1上に位置するように被係合部62を収容部12の上端に連結することにより整髪ユニット50を容器10に接続する。
続いて、整髪剤を出すことなく(押圧部38を押圧することなく)整髪部64を毛髪に挿し入れ、主に各保持用ピン68により毛束を所望の形状に保持する。そして、噴霧口34aが前記毛束の根元付近を向く姿勢で押圧部38を押圧する。そうすると、噴霧口34aと窓部54aとが前記噴霧方向に重なっているとともに窓部54aの大きさが噴霧口34aの大きさ以上であり、かつ、支持部54は、窓部54aの周囲において整髪部64を支持しているので、噴霧口34aから噴霧された整髪剤の多くは、窓部54aを通じて毛髪の根元付近に直接付与される。換言すれば、噴霧口34aから噴霧された整髪剤の整髪部64への付着が抑制される。このように、この整髪具1では、整髪部64で毛髪を所望の形状に保持した状態で当該毛髪の根元付近に向けて噴霧口34a及び窓部54aを通じて整髪剤を噴霧することにより、毛髪のうち根元から離れた部位への整髪剤の付着が抑制され、毛髪の根元付近に対して簡単にかつ有効に整髪剤が付与される。したがって、毛髪に整髪剤が付与されていることが視認されるのが抑制されつつ毛髪のボリュームが増加した外観が簡単に得られる。
その後、毛髪の根元付近に付与された整髪剤を、当該毛髪の先端に向かって各分散用ピン66で分散させつつ整髪する。
ここで、本実施形態では、各分散用ピン66の長さは、当該分散用ピン66と窓部54aの中心O2との距離が小さくなるにしたがって短くなるように設定されているので、噴霧口34aから特定の噴霧角で噴霧される整髪剤の分散用ピン66への付着が抑制される。このため、毛髪の根元に対してより有効に整髪剤を付与することが可能となる。
また、各分散用ピン66の周囲に配置されかつ各分散用ピン66よりも長い保持用ピン68で所望の毛束を適切に保持することができるので、毛髪を所望の形状に維持することがより容易になる。
また、窓部54aが上下方向に長い楕円形に形成されており、噴霧部34は、上下方向についての整髪剤の噴霧角の方が幅方向についての整髪剤の噴霧角よりも大きくなるように整髪剤を噴霧するので、上下方向について広角に整髪剤が噴霧される。よって、毛髪の広範囲にわたって効率的に整髪剤を付与することが可能となる。
また、挿入口60aを有する被覆部60によって押圧部38の周囲が被覆されているので、使用者による挿入口60aを通じた押圧部38の押圧が許容されつつ被覆部60によって押圧部38の誤操作(誤噴霧)が抑制される。すなわち、整髪部付きアタッチメント20は、容器10に装着されるキャップとしての機能を果たすことになる。
なお、今回開示された上記実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、整髪ユニット50は、容器10に接続される例が示されたが、整髪ユニット50は、容器10に接続されるものに限られない。図7に示されるように、整髪ユニット50の被係合部62は、噴霧ユニット30の噴霧部34に対して着脱自在に接続される構造であってもよい。なお、図7では、分岐部材36の図示は省略されている。
また、噴霧ユニット30と整髪ユニット50とは、一体的に形成されてもよい。
また、上記実施形態において、整髪ユニット50は、噴霧ユニット30の押圧部38等に当接することにより当該整髪ユニット50が噴霧ユニット30に対して相対回転するのを規制する回転規制部を有していてもよい。
また、整髪部付きアタッチメント20の接続対象は、ステム14を有する容器10(いわゆるエアゾールスプレータイプ)に限定されない。整髪部付きアタッチメント20は、いわゆるポンプスプレータイプの容器やミストスプレータイプの容器に接続されることも可能である。
1 整髪具
10 容器
12 収容部
14 ステム(吐出機構)
20 整髪部付きアタッチメント
30 噴霧ユニット
32 被接続部
34 噴霧部
34a 噴霧口
35d 上噴霧口
35e 下噴霧口
36 分岐部材
36a 中央噴霧口
38 押圧部
40 規制部
50 整髪ユニット
52 基部
54 支持部
54a 窓部
56 分散用ピン支持部
58 保持用ピン支持部
60 被覆部
60a 挿入口
62 被係合部
64 整髪部
66 分散用ピン
68 保持用ピン

Claims (6)

  1. 整髪具であって、
    整髪剤を収容可能な容器と、
    前記容器に対して着脱自在に接続されることが可能な整髪部付きアタッチメントと、を備え、
    前記容器は、前記整髪剤を吐出可能な吐出機構を有し、
    前記整髪部付きアタッチメントは、
    前記吐出機構に対して着脱自在に接続されることが可能な被接続部と、
    前記吐出機構から吐出された前記整髪剤を噴霧するための噴霧口を有する噴霧部と、
    前記整髪剤を毛髪に付与しながら整髪可能な整髪部と、
    前記整髪部を支持する支持部と、を有し、
    前記支持部は、前記噴霧口から噴霧される前記整髪剤の噴霧方向について前記噴霧口と重なる位置に形成されているとともに前記噴霧方向に当該支持部を貫通しかつ前記噴霧方向から見たときに前記噴霧口以上の大きさを有する窓部を有するとともに、前記窓部の周囲において前記整髪部を支持する、整髪具。
  2. 請求項1に記載の整髪具において、
    前記整髪部は、毛髪の特定の部位に噴霧された前記整髪剤を当該毛髪のうち前記特定の部位の周囲の部位に分散させるための複数の分散用ピンを有し、
    前記支持部は、前記窓部の周囲において各分散用ピンを支持する分散用ピン支持部を有し、
    各分散用ピンの長さは、当該分散用ピンと前記窓部の中心との距離が小さくなるにしたがって短くなるように設定されている、整髪具。
  3. 請求項2に記載の整髪具において、
    前記整髪部は、それぞれが各分散用ピンよりも長い複数の保持用ピンをさらに有し、
    前記支持部は、前記分散用ピン支持部の周囲において各保持用ピンを支持する保持用ピン支持部をさらに有する、整髪具。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の整髪具において、
    前記噴霧方向と直交する第1直交方向についての前記窓部の寸法は、前記噴霧方向および前記第1直交方向の双方と直交する第2直交方向についての前記窓部の寸法よりも大きく設定されており、
    前記噴霧部は、前記第1直交方向についての前記整髪剤の噴霧角の方が前記第2直交方向についての前記整髪剤の噴霧角よりも大きくなるように前記整髪剤を噴霧する、整髪具。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の整髪具において、
    前記整髪部付きアタッチメントは、
    指で押圧されることが可能な形状を有しかつ指で押圧されたときに前記吐出機構を押圧する押圧部と、
    前記押圧部の周囲を被覆する被覆部であって、当該被覆部の外部から前記押圧部へ向けた指の挿入を許容する挿入口を有するものと、をさらに有する、整髪具。
  6. 吐出機構を有するとともに整髪剤を収容可能な容器に対して着脱自在に接続可能で、かつ、前記容器に接続された状態において前記吐出機構から吐出された前記整髪剤を毛髪に噴霧しながら整髪することが可能な整髪部付きアタッチメントであって、
    前記吐出機構に対して着脱自在に接続されることが可能な被接続部と、
    前記吐出機構から吐出された前記整髪剤を噴霧するための噴霧口を有する噴霧部と、
    前記整髪剤を毛髪に付与しながら整髪可能な整髪部と、
    前記整髪部を支持する支持部と、を有し、
    前記支持部は、前記噴霧口から噴霧される前記整髪剤の噴霧方向について前記噴霧口と重なる位置に形成されているとともに前記噴霧方向に当該支持部を貫通しかつ前記噴霧方向から見たときに前記噴霧口以上の大きさを有する窓部を有するとともに、前記窓部の周囲において前記整髪部を支持する、整髪部付きアタッチメント。
JP2016061748A 2016-03-25 2016-03-25 整髪具及び整髪部付きアタッチメント Pending JP2017169986A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061748A JP2017169986A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 整髪具及び整髪部付きアタッチメント

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016061748A JP2017169986A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 整髪具及び整髪部付きアタッチメント

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017169986A true JP2017169986A (ja) 2017-09-28

Family

ID=59970442

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016061748A Pending JP2017169986A (ja) 2016-03-25 2016-03-25 整髪具及び整髪部付きアタッチメント

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2017169986A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2580985B1 (en) Head-hair treatment-agent applicator
US20150201737A1 (en) Cosmetic product applicator, device and associated method
US6378529B1 (en) Application tooth for the hair and/or scalp treatment
US20100116283A1 (en) Hair Treatment Applicator
US20050092340A1 (en) Device for applying an additive to hair roots
JP2017169986A (ja) 整髪具及び整髪部付きアタッチメント
EP3723541B1 (en) Dispensing and application head for a liquid cosmetic product, in particular a hair product
US6526987B1 (en) Self-applicator for hair coloring
JP4662227B2 (ja) 容器ヘッド
JP2008511430A (ja) 塗布装置
US20150026904A1 (en) Bristle for liquid-reservoir hairbrush
EP0523460B1 (en) Device for applying foam cosmetic material
KR101925500B1 (ko) 염색용 빗
KR102226872B1 (ko) 가스타입 스프레이 빗
US9539718B2 (en) Ergonomic handle for a fluid applicator spray gun
KR200192472Y1 (ko) 분무기 겸용 머리빗
US20200221848A1 (en) Comb with magnifying lens
JP5220422B2 (ja) 櫛歯付き塗布用具
JP5046897B2 (ja) 美容器具
CA2336986A1 (en) Application tooth for the hair and/or scalp treatment
US20100192971A1 (en) Hair treatment applicator
JPH0975127A (ja) エアゾール容器一体型化粧剤塗布具の補助クシ
JP2006051230A (ja) ノズル付きキャップ
KR102339354B1 (ko) 헤어 세정용 빗
JP4513211B2 (ja) 毛髪化粧料塗布用ブラシ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190214

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200121

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20200714