JP2017169016A - 車両制御システム、車両制御方法及び車両制御プログラム - Google Patents

車両制御システム、車両制御方法及び車両制御プログラム Download PDF

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健吾 佐々木
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彰宏 中尾
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Abstract

【課題】ネットワークの状態に合わせて車両制御の主体を切り替えて、安定的に車両を外部から制御する。【解決手段】局所制御装置3は、外部から状態判定データを受信し、状態判定データに基づいて、ネットワーク5の状態を判定し、データ分岐部32にネットワーク5の状態を送信するネットワーク状態判定部31と、ネットワーク状態判定部31による判定結果に基づいてデータを分岐し、外部又はデータ処理部33に送信するデータ分岐部32と、外部からデータを受信し、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信するデータ処理部33とを備える。データ分岐部32は、ネットワーク状態判定部31による判定結果が正常の場合、中央制御装置2にデータを転送し、ネットワーク状態判定部31による判定結果が異常の場合、データ処理部33にデータを受け渡す。【選択図】図2

Description

本発明は、車両を外部から制御する車両制御システム等に関するものである。
近年、車両の自動運転技術が研究されており、実用化を目指す上での課題が見えてきている。車両単独で自律的に走行する自動運転の場合、自車周辺の広いエリアを監視するために、多数の高価なセンサが必要となる。また、自律分散型の制御システムになるため、安全面を重視すると、分合流、交差点等でデッドロックが発生する。一方、車両とクラウドを接続し、路面情報の収集や車両制御を実現する「コネクテッドカー(Connected Cars)」であれば、費用の低減やデッドロックの回避が可能となる。しかしながら、現在の通信環境では、通信の遅延が発生し、安定的に車両を制御することは困難である。
そこで、クラウドとエッジサーバが連携し、車両の集中制御を行うエッジコンピューティング技術が注目されている。非特許文献1には、エッジサーバがキャリア網の周縁部に局所的に分散して配置され、車両制御の主体となることが記載されている。このようなエッジコンピューティング技術を用いることによって、低遅延の分散処理を実現することができる。エッジコンピューティング技術は、第5世代モバイル通信システム(5G)によって実現される可能性が高い。
クラウドが車両を制御する場合、ネットワーク(インターネット)を介して車両情報を受信し、制御情報を送信することになる。しかし、ネットワークで異常が発生すると、車両制御が不安定になる。一方、エッジサーバが車両を制御する場合、ネットワークを介さない為、安定的に車両を制御することができる。しかし、エッジサーバは共有領域となる可能性が高く、専有することは難しい。そこで、ネットワークの状態に合わせて車両制御の主体をクラウドとエッジサーバで切り替えることが望ましい。
特許文献1には、仮想マシンのマイグレーション先を決定する方法が開示されている。特許文献1に開示の技術によれば、アプリケーションに合わせてユーザが仮想マシンのマイグレーション条件を指定できる。また、特許文献2には、センサ搭載機器からクラウドにデータを送信し、自動的に機器を制御するシステムが開示されている。特許文献2に開示の技術によれば、ユーザが予め機器ごとに制御条件を指定しておくことで、ユーザの指示を受けることなく機器を制御することができる。
特開2009−116852号公報 特開2013−90141号公報
ETSI(EuropeanTelecommunications Standards Institute)著 「Mobile EdgeComputing A key technology towards 5G, ETSI White Paper No.11」 2015年
しかしながら、特許文献1及び2を含む従来の技術では、ネットワークの状態に合わせて車両制御の主体をクラウドとエッジサーバで切り替えることはできていない。特に、適切なタイミングで切り替えを行うためには、車両の遠隔制御を実現する上で影響が大きいネットワークの状態異常を判別する必要がある。
本発明は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすることは、ネットワークの状態に合わせて車両制御の主体を切り替えて、安定的に車両を外部から制御することが可能な車両制御システム等を提供することである。
前述した目的を達成するための第1の発明は、車両を外部から制御する車両制御システムであって、ネットワークを介して前記車両と接続される中央制御装置と、前記ネットワークを介して前記中央制御装置と接続されるとともに、局所的な通信手段を介して前記車両と接続される局所制御装置と、を備え、前記局所制御装置は、前記ネットワークの状態を判定するネットワーク状態判定部と、前記ネットワーク状態判定部による判定結果に基づいて、前記車両から受信するデータを分岐するデータ分岐部と、前記データ分岐部からデータを受け取り、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信するデータ処理部と、を備え、前記データ分岐部は、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が正常の場合、前記中央制御装置にデータを転送し、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が異常の場合、前記データ処理部にデータを受け渡すことを特徴とする車両制御システムである。第1の発明によって、ネットワークの状態に応じて、車両の制御主体を切り替えることができるので、ネットワークの異常によるデータ処理の精度低下を回避することができる。
第1の発明における前記中央制御装置は、前記局所制御装置を介して、前記車両の位置を含む車両データを周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含む制御データを生成し、前記制御データを前記車両に送信する遠隔制御部、を備え、前記局所制御装置は、前記遠隔制御部、を備え、前記車両データを前記車両から周期的に受信し、前記車両データに基づく前記車両の軌跡を示す受信軌跡データを生成する軌跡生成部、を更に備え、前記ネットワーク状態判定部は、地図データに基づく前記車両の軌跡を示す地図軌跡データと前記受信軌跡データとのずれに基づいて、前記ネットワークの状態を判定するようにしても良い。これによって、車両の軌跡からネットワークの状態を判定するため、ネットワークの車両制御への影響を直接的に監視することができる。従って、車両の制御主体の切り替えを精度良く実行することができる。特に、中央制御装置から局所制御装置への切り替えを精度良く実行することができる。
第1の発明における前記中央制御装置は、前記局所制御装置を介して、前記車両の位置を含む車両データを周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含む制御データを生成し、前記制御データを前記車両に送信するとともに、前記車両の位置を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似車両データを前記局所制御装置から周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似制御データを生成し、前記擬似制御データを前記局所制御装置に送信する遠隔制御部、を備え、前記局所制御装置は、前記遠隔制御部、を備え、前記擬似制御データを前記中央制御装置から受信し、前記擬似制御データに基づいて、前記車両の擬似軌跡を示す擬似軌跡データを生成するとともに、前記中央制御装置に前記擬似車両データを送信する擬似軌跡生成部、を更に備え、前記ネットワーク状態判定部は、地図データに基づく前記車両の軌跡を示す地図軌跡データと前記擬似軌跡データとのずれに基づいて、前記ネットワークの状態を判定するようにしても良い。これによって、車両の軌跡からネットワークの状態を判定するため、ネットワークの車両制御への影響を直接的に監視することができる。従って、車両の制御主体の切り替えを精度良く実行することができる。特に、局所制御装置から中央制御装置への切り替えを精度良く実行することができる。
第1の発明における前記中央制御装置は、前記局所制御装置を介して、前記車両の位置を含む車両データを周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含む制御データを生成し、前記制御データを前記車両に送信するとともに、前記車両の位置を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似車両データを前記局所制御装置から周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似制御データを生成し、前記擬似制御データを前記局所制御装置に送信する遠隔制御部、を備え、前記局所制御装置は、前記遠隔制御部、を備え、前記車両データを前記車両から周期的に受信し、前記車両データに基づく前記車両の軌跡を示す受信軌跡データを生成する軌跡生成部と、前記擬似制御データを前記中央制御装置から受信し、前記擬似制御データに基づいて、前記車両の擬似軌跡を示す擬似軌跡データを生成する擬似軌跡生成部と、を更に備え、前記ネットワーク状態判定部は、地図データに基づく前記車両の軌跡を示す地図軌跡データと前記受信軌跡データとのずれ、及び前記地図軌跡データと前記擬似軌跡データとのずれに基づいて、前記ネットワークの状態を判定するようにしても良い。これによって、車両の軌跡からネットワークの状態を判定するため、ネットワークの車両制御への影響を直接的に監視することができる。従って、車両の制御主体の切り替えを精度良く実行することができる。特に、中央制御装置から局所制御装置への切り替えと、局所制御装置から中央制御装置への切り替えの両方を精度良く実行することができる。また、ネットワーク以外が原因で車両の制御精度が低下していることを特定することができる。
第1の発明における前記局所制御装置は、前記車両データ及び前記地図データに基づいて、前記ネットワーク状態判定部における判定条件のパラメータを調整するパラメータ調整部、を更に備えるようにしても良い。これによって、道路環境に合わせて適切に車両の制御主体を切り替えることができる。
第2の発明は、車両を外部から制御する車両制御方法であって、ネットワークを介して前記車両と接続される中央制御装置と、前記ネットワークを介して前記中央制御装置と接続されるとともに、局所的な通信手段を介して前記車両と接続される局所制御装置と、によって実行され、前記局所制御装置は、前記ネットワークの状態を判定するネットワーク状態判定ステップと、前記ネットワーク状態判定ステップによる判定結果に基づいて、前記車両から受信するデータを分岐するデータ分岐ステップと、前記データ分岐ステップの処理に従ってデータを受け取り、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信するデータ処理ステップと、を備え、前記データ分岐ステップは、前記ネットワーク状態判定ステップによる判定結果が正常の場合、前記中央制御装置にデータを転送し、前記ネットワーク状態判定ステップによる判定結果が異常の場合、前記データ処理ステップの処理へとデータを受け渡すことを特徴とする車両制御方法である。第2の発明によって、ネットワークの状態に応じて、車両の制御主体を切り替えることができるので、ネットワークの異常によるデータ処理の精度低下を回避することができる。
第3の発明は、車両を外部から制御するための車両制御プログラムであって、ネットワークを介して前記車両と接続される中央制御装置と、前記ネットワークを介して前記中央制御装置と接続されるとともに、局所的な通信手段を介して前記車両と接続される局所制御装置と、に各々インストールされ、前記局所制御装置を、前記ネットワークの状態を判定するネットワーク状態判定部と、前記ネットワーク状態判定部による判定結果に基づいて、前記車両から受信するデータを分岐するデータ分岐部と、前記データ分岐部からデータを受け取り、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信するデータ処理部、として機能させ、前記データ分岐部が、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が正常の場合、前記中央制御装置にデータを転送し、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が異常の場合、前記データ処理部にデータを受け渡すように機能させるための車両制御プログラムである。第3の発明の車両制御プログラムを汎用のコンピュータにインストールすることによって、第1の発明の車両制御システムを構築し、第2の発明の車両制御方法を実行することができる。
本発明により、ネットワークの状態に合わせて車両制御の主体を切り替えて、安定的に車両を外部から制御することが可能な車両制御システム等を提供することができる。
車両制御システム1の概要を示す図 第1の実施形態における中央制御装置2及び局所制御装置3の機能構成図 第1の実施形態における中央制御系のデータの流れを示す図 第1の実施形態における局所制御系のデータの流れを示す図 第1の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れを示す図 第2の実施形態における中央制御装置2a及び局所制御装置3aの機能構成図 ネットワーク状態判定部31aを説明する図 第2の実施形態における中央制御系のデータの流れを示す図 第2の実施形態における局所制御系のデータの流れを示す図 第2の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れを示す図 第3の実施形態における中央制御装置2b及び局所制御装置3bの機能構成図 第3の実施形態における中央制御系のデータの流れを示す図 第3の実施形態における局所制御系のデータの流れを示す図 第3の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れを示す図 第4の実施形態における中央制御装置2b及び局所制御装置3cの機能構成図 第4の実施形態の作用を説明する図 第5の実施形態における中央制御装置2b及び局所制御装置3dの機能構成図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。以下では、車両制御システムの一例として、主に自動運転制御システムについて説明する。但し、本発明は自動運転制御システムに限らず、渋滞情報などの周辺情報提供システムや、運転手による運転を支援する運転支援システム等にも適用可能である。
最初に、図1を参照しながら、全ての実施形態に共通する車両制御システム1の概要を説明する。以下、同じ機能を有する要素は同じ符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、車両制御システム1の概要を示す図である。車両制御システム1は、システム全体を制御するとともに、車両4を外部から制御する中央制御装置2と、ネットワーク5を介して中央制御装置2とデータ送受信可能に接続されるとともに、局所的な通信手段を介して車両4と接続され、広域に分散配置され、車両4を外部から制御する1又は複数の局所制御装置3と、によって構成される。
中央制御装置2及び局所制御装置3による車両4の遠隔制御処理では、車両4から車両データを受信し、対応する制御データを生成し、車両4に送信する。車両データは、車両4の動作を示すデータであり、車両ID、タイムスタンプ、並びに車両4の位置、速度及び方向等を含む。制御データは、車両4に対する制御指令を含むデータであり、車両ID、タイムスタンプ、並びにステアリング操舵角、アクセル開度及びブレーキ踏圧力等を含む。車両データ及び制御データは、例えば、ITS FORUM RC-013において規定されている実験用車々間通信メッセージの仕様を用いても良い。
車両制御システム1のシステム構成は、例えば、エッジコンピューティングの形態が考えられる。この場合、中央制御装置2は、クラウドのデータセンターに配置されるサーバ群であり、局所制御装置3は、ネットワーク5の周縁部(エッジ)に配置されるエッジサーバである。車両4は、車々間通信装置やスマートフォンのような通信装置を備えている。ネットワーク5は、例えば、インターネット・プロトコル技術を利用してコンピュータネットワーク間の相互接続を行うインターネットである。局所的な通信手段は、ネットワーク5を介さない通信であって、例えば、LTE(Long Term Evolution)や第5世代モバイル通信システム(5G)等の基地局6のみを介する通信である。基地局6の機能は、局所制御装置3が有していても良い。また、局所的な通信手段は、車々間通信や路車間通信の組合せであっても良い。
局所制御装置3は、MEC(Mobile Edge Computing)を実現可能なホワイトボックススイッチ(プログラマブルスイッチ、例えばFLARE等)と、ホワイトボックススイッチ上で動作するソフトウエアルータ(例えば、Click
Modular Router)と、によって構成される。Click Modular Routerは、プログラミング言語C++を用いて自由にプログラム可能である。
車両4は、例えば、100msごとに周期的に車両データを中央制御装置2に送信する。車両4は、外部からの遠隔制御を許可し、制御データを受信すると、車両4の各ECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)が、制御データが示す制御指令に従って、ステアリング、アクセル、ブレーキ等のアクチュエータを制御する。
<第1の実施形態>
図2〜図5を参照しながら、第1の実施形態について説明する。
図2は、第1の実施形態における中央制御装置2及び局所制御装置3の機能構成図である。図2(a)に示す中央制御装置2は、データ処理部21を備える。丸印(〇)は、外部とのデータ送受信のインタフェース部を示している(以下同様)。データ処理部21は、外部からデータを受信し、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信する。
図2(b)に示す局所制御装置3は、ネットワーク状態判定部31と、データ分岐部32と、データ処理部33とを備える。ネットワーク状態判定部31は、外部から状態判定データを受信し、状態判定データに基づいて、ネットワーク5の状態を判定し、データ分岐部32にネットワーク5の状態を送信する。データ分岐部32は、ネットワーク状態判定部31による判定結果に基づいてデータ(パケット)を分岐し、外部又はデータ処理部33に送信する。データ処理部33は、外部からデータを受信し、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信する。
第1の実施形態において想定しているネットワーク5の異常は、(1)パケット遅延、(2)パケットロス、(3)パケット重複、(4)パケット並び替え、である。(1)パケット遅延について、ネットワーク状態判定部31は、車両データ及び制御データのタイムスタンプに基づいて判定する。(2)パケットロスについて、ネットワーク状態判定部31は、一定期間、車両データを局所制御装置3の記憶部にバッファしておき、対応する制御データが受信できなかった場合、パケットロスと判定する。(3)パケット重複について、ネットワーク状態判定部31は、局所制御装置3が同一の車両ID及びタイムスタンプを持つ制御データを受信した場合、パケット重複と判定する。(4)パケット並び替えについて、ネットワーク状態判定部31は、受信するデータ(パケット)のタイムスタンプが入れ替わった場合、パケット並び替えと判定する。
データ分岐部32は、ネットワーク状態判定部31による判定結果が正常の場合、中央制御装置2にデータを転送し、ネットワーク状態判定部31による判定結果が異常の場合、データ処理部33にデータを受け渡す。
図3は、第1の実施形態における中央制御系のデータの流れを示す図である。中央制御系とは、中央制御装置2が車両4を外部から制御する際の系統を意味する。第1の実施形態における中央制御系のデータの流れは、(1)車両4が車両データを局所制御装置3に送信、(2)局所制御装置3のデータ分岐部32が車両データを分岐し、中央制御装置2に送信、(3)中央制御装置2のデータ処理部21が制御データを生成し、局所制御装置3に送信、(4)局所制御装置3が制御データを車両4に送信、となる。
図4は、第1の実施形態における局所制御系のデータの流れを示す図である。局所制御系とは、局所制御装置3が車両4を外部から制御する際の系統を意味する。第1の実施形態における局所制御系のデータの流れは、(1)車両4が車両データを局所制御装置3に送信、(2)局所制御装置3のデータ分岐部32が車両データを分岐し、データ処理部33に受け渡し、(3)局所制御装置3のデータ処理部33が制御データを生成し、車両4に送信、となる。
図5は、第1の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れを示す図である。ネットワーク監視系とは、局所制御装置3がネットワーク5の状態を監視する際の系統を意味する。第1の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れは、(1−1)車両4が車両データを局所制御装置3に送信、(1−2)中央制御装置2が制御データを局所制御装置3に送信、(2)局所制御装置3のネットワーク状態判定部31が、車両データ及び制御データに基づいて、ネットワーク5の状態を判定し、データ分岐部32にネットワーク5の状態を受け渡し、となる。
第1の実施形態によれば、ネットワーク5の状態に応じて、車両4の制御主体を切り替えることができるので、ネットワーク5の異常によるデータ処理の精度低下を回避することができる。
<第2の実施形態>
図6〜図10を参照しながら、第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態における中央制御装置2a及び局所制御装置3aの機能構成図である。図6(a)に示す中央制御装置2aは、遠隔制御部21aを備える。遠隔制御部21aは、車両4の中央制御時、車両4の位置を含む車両データを周期的に受信し、車両4に対する制御指令を含む制御データを生成する。
図6(b)に示す局所制御装置3aは、軌跡生成部34と、地図DB(データベース)35と、ネットワーク状態判定部31aと、データ分岐部32と、遠隔制御部33aと、を備える。軌跡生成部34は、車両の位置を含む車両データを車両4から周期的に受信し、受信する車両データに基づく車両の軌跡を示す受信軌跡データを生成する。地図DB35は、地図データを保持する。ネットワーク状態判定部31aは、地図データに基づく車両の軌跡を示す地図軌跡データと受信軌跡データとのずれに基づいて、ネットワーク5の状態を判定する。遠隔制御部33aは、車両4の局所制御時、車両4の位置を含む車両データを周期的に受信し、車両4に対する制御指令を含む制御データを生成する。
図7は、ネットワーク状態判定部31aを説明する図である。ネットワーク状態判定部31aは、地図DB35の地図データを参照し、地図軌跡データを生成する。例えば、ネットワーク状態判定部31aは、車両4が走行中の道路のデータと車両4の進行方向に基づいて車両4の走行軌跡を推定し、地図軌跡データを生成する。また、ネットワーク状態判定部31aは、車両4から周期的に車両データを受信し、車両4の位置情報を蓄積し、蓄積される位置情報を連結し、受信軌跡データを生成する。そして、ネットワーク状態判定部31aは、地図軌跡データと、受信軌跡データのプロットとの距離(各点から地図軌跡へと引く垂線の長さ)のずれを算出する。ネットワーク状態判定部31aは、例えば、距離の平均をずれとして算出しても良いし、距離の分散をずれとして算出しても良い。ネットワーク状態判定部31aは、ずれの閾値を予め保持し、算出されるずれが閾値よりも大きい場合、ネットワーク5が異常と判定し、算出されるずれが閾値以下の場合、ネットワーク5が正常と判定する。
図8は、第2の実施形態における中央制御系のデータの流れを示す図である。第2の実施形態における中央制御系のデータの流れは、(1)車両4が車両データを局所制御装置3aに送信、(2)局所制御装置3aのデータ分岐部32が車両データを分岐し、中央制御装置2aに送信、(3)中央制御装置2aの遠隔制御部21aが制御データを生成し、局所制御装置3aに送信、(4)局所制御装置3aが制御データを車両4に送信、となる。
図9は、第2の実施形態における局所制御系のデータの流れを示す図である。第2の実施形態における局所制御系のデータの流れは、(1)車両4が車両データを局所制御装置3aに送信、(2)局所制御装置3aのデータ分岐部32が車両データを分岐し、遠隔制御部33aに受け渡し、(3)局所制御装置3aの遠隔制御部33aが制御データを生成し、車両4に送信、となる。
図10は、第2の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れを示す図である。第2の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れは、(1)車両4が車両データを局所制御装置3aに送信、(2)局所制御装置3aの軌跡生成部34が、受信軌跡データを生成し、ネットワーク状態判定部31aに受け渡し、(3)局所制御装置3aのネットワーク状態判定部31aが、地図軌跡データと受信軌跡データとのずれに基づいて、ネットワーク5の状態を判定し、データ分岐部32にネットワーク5の状態を受け渡し、となる。
第2の実施形態によれば、ネットワーク5の状態に応じて、車両4の制御主体を切り替えることができるので、ネットワーク5の異常によるデータ処理の精度低下を回避することができる。特に、車両4の軌跡からネットワーク5の状態を判定するため、ネットワーク5の車両制御への影響を直接的に監視することができる。従って、車両4の制御主体の切り替えを精度良く実行することができる。
第2の実施形態では、特に、中央制御装置2aから局所制御装置3aへの切り替えに着目している。中央制御装置2aが制御主体の場合、中央制御装置2aによって生成される制御データが局所制御装置3aを介して車両4に送信され、車両データが局所制御装置3aを介して中央制御装置2aに送信される。車両4と局所制御装置3aの間の通信は、ほとんど異常が発生しない局所的な通信手段のみを介しているため、データの乱れの要因にはならないと考えられる。一方、中央制御装置2aと局所制御装置3aの間の通信は、通信の遅延等が発生し易いネットワーク5を介しているため、データの乱れの要因になると考えられる。そこで、第2の実施形態では、地図軌跡データと受信軌跡データとのずれが大きい場合、ネットワーク5に異常が発生していると見做し、中央制御装置2aから局所制御装置3aへ制御主体を切り替える。これによって、中央制御装置2aから局所制御装置3aへの切り替えを精度良く実行することができる。
<第3の実施形態>
図11〜図14を参照しながら、第3の実施形態について説明する。
図11は、第3の実施形態における中央制御装置2b及び局所制御装置3bの機能構成図である。図11(a)に示す中央制御装置2bは、遠隔制御部21bを備える。遠隔制御部21bは、車両4の中央制御時、車両4の位置を含む車両データを周期的に受信し、車両4に対する制御指令を含む制御データを生成する。また、遠隔制御部21bは、車両4の中央制御時及び局所制御時、車両4の位置を含み、車両4の擬似軌跡を生成するための擬似車両データを局所制御装置3bから周期的に受信し、車両4に対する制御指令を含み、車両4の擬似軌跡を生成するための擬似制御データを生成する。
制御データと擬似制御データは、データフォーマットが同一であるため、IPアドレスのような識別子によって区別する。例えば、最終的な送信先のIPアドレスが車両4のIPアドレスの場合、制御データと判断し、最終的な送信先のIPアドレスが局所制御装置3bの場合、擬似制御データと判断する。車両データと擬似車両データについても同様である。
図11(b)に示す局所制御装置3bは、擬似軌跡生成部36と、地図DB35と、ネットワーク状態判定部31bと、データ分岐部32と、遠隔制御部33aと、を備える。擬似軌跡生成部36は、擬似制御データを中央制御装置2bから受信し、擬似制御データに基づいて、車両4の擬似軌跡を示す擬似軌跡データを生成するとともに、中央制御装置2bに擬似車両データを送信する。ネットワーク状態判定部31bは、地図データに基づく車両の軌跡を示す地図軌跡データと擬似軌跡データとのずれに基づいて、ネットワーク5の状態を判定する。
擬似軌跡生成処理について詳細に説明する。(1)擬似軌跡生成部36は、起点となる擬似車両データを中央制御装置2bに送信するとともに、擬似車両データを保持する。(2)中央制御装置2bは、擬似車両データを用いて擬似制御データを生成し、局所制御装置3bに送信する。(3)擬似軌跡生成部36は、擬似制御データと、保持している最新の擬似車両データとを用いて、新たな擬似車両データを生成し、中央制御装置2bに送信するとともに、新たな擬似車両データを保持する。(4)中央制御装置2b及び擬似軌跡生成部36は、(2)及び(3)を繰り返し実行する。そして、擬似軌跡生成部36は、蓄積される擬似車両データに含まれる車両4の位置情報を連結し、擬似軌跡データを生成し、ネットワーク状態判定部31bに受け渡す。
ネットワーク状態判定部31bは、第2の実施形態と同様、地図軌跡データと、擬似軌跡データのプロットとの距離(各点から地図軌跡へと引く垂線の長さ)のずれを算出する。ネットワーク状態判定部31bは、例えば、距離の平均又は分散をずれとして算出する。ネットワーク状態判定部31bは、ずれの閾値を予め保持し、算出されるずれが閾値よりも大きい場合、ネットワーク5が異常と判定し、算出されるずれが閾値以下の場合、ネットワーク5が正常と判定する。
尚、地図軌跡データは、第2の実施形態と同様、現実の地図データに基づいて生成しても良いし、擬似軌跡生成処理用の仮想的な地図データに基づいて生成しても良い。
図12は、第3の実施形態における中央制御系のデータの流れを示す図である。第3の実施形態における中央制御系のデータの流れは、(1)車両4が車両データを局所制御装置3bに送信、(2)局所制御装置3bのデータ分岐部32が車両データを分岐し、中央制御装置2bに送信、(3)中央制御装置2bの遠隔制御部21bが制御データを生成し、局所制御装置3bに送信、(4)局所制御装置3bが制御データを車両4に送信、となる。
図13は、第3の実施形態における局所制御系のデータの流れを示す図である。第3の実施形態における局所制御系のデータの流れは、(1)車両4が車両データを局所制御装置3bに送信、(2)局所制御装置3bのデータ分岐部32が車両データを分岐し、遠隔制御部33aに受け渡し、(3)局所制御装置3bの遠隔制御部33aが制御データを生成し、車両4に送信、となる。
図14は、第3の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れを示す図である。第3の実施形態におけるネットワーク監視系のデータの流れは、(1)局所制御装置3bの擬似軌跡生成部36が起点となる擬似車両データを中央制御装置2bに送信、(2)中央制御装置2bの遠隔制御部21bが擬似制御データを生成し、局所制御装置3bに送信、(3)局所制御装置3bの擬似軌跡生成部36が、擬似制御データに基づいて擬似軌跡データを生成し、ネットワーク状態判定部31bに受け渡すとともに、新たな擬似車両データを中央制御装置2bに送信、(4)局所制御装置3bのネットワーク状態判定部31bが、地図軌跡データと擬似軌跡データとのずれに基づいて、ネットワーク5の状態を判定し、データ分岐部32にネットワーク5の状態を受け渡し、となる。
第3の実施形態によれば、ネットワーク5の状態に応じて、車両4の制御主体を切り替えることができるので、ネットワーク5の異常によるデータ処理の精度低下を回避することができる。特に、車両4の軌跡からネットワーク5の状態を判定するため、ネットワーク5の車両制御への影響を直接的に監視することができる。従って、車両4の制御主体の切り替えを精度良く実行することができる。
第3の実施形態では、特に、局所制御装置3bから中央制御装置2bへの切り替えに着目している。局所制御装置3bが制御主体の場合、局所制御装置3bによって生成される制御データが、ネットワーク5を介さずに車両4に送信され、車両データが、ネットワーク5を介さずに局所制御装置3aに送信されるので、制御データや車両データに基づいてネットワーク5の状態を判定することができない。そこで、第3の実施形態では、中央制御装置2bが擬似制御データを生成し、局所制御装置3bに送信し、局所制御装置3bが擬似制御データに基づいて擬似軌跡データを生成し、地図軌跡データと擬似軌跡データとのずれが小さい場合、ネットワーク5が正常であると見做し、局所制御装置3aから中央制御装置2aへ制御主体を切り替える。これによって、安定的に車両4を外部から制御しながら、局所制御装置3aから中央制御装置2aへの切り替えを精度良く実行することができる。
<第4の実施形態>
図15〜図16を参照しながら、第4の実施形態について説明する。
図15は、第4の実施形態における中央制御装置2b及び局所制御装置3cの機能構成図である。図15(a)に示す中央制御装置2bは、遠隔制御部21bを備える。図15(b)に示す局所制御装置3cは、軌跡生成部34と、擬似軌跡生成部36と、地図DB35と、ネットワーク状態判定部31cと、データ分岐部32と、遠隔制御部33aと、を備える。ネットワーク状態判定部31cは、地図軌跡データと受信軌跡データとのずれ、及び地図軌跡データと擬似軌跡データとのずれに基づいて、ネットワーク5の状態を判定する。
第4の実施形態における中央制御系のデータの流れ、局所制御系のデータの流れ及びネットワーク監視系のデータの流れは、第2の実施形態と第3の実施形態の説明から容易に理解できるため、説明を省略する。
図16は、第4の実施形態の作用を説明する図である。図16に示すように、受信軌跡データの乱れが無、かつ擬似軌跡データの乱れが無の場合、ネットワーク5が正常であるため、中央制御装置2bによる中央制御となる。また、擬似軌跡データの乱れが有の場合、ネットワーク5に異常があるため、局所制御装置3cによる局所制御となる。更に、受信軌跡データの乱れが有、かつ擬似軌跡データの乱れが無の場合、ネットワーク5は正常にも関わらず、車両4の制御が定まっていない、すなわち車両4の制御精度が低下していることを示している。従って、第4の実施形態によれば、車両4の制御精度が低下している原因がネットワーク5以外であることを特定することができる。
第4の実施形態によれば、ネットワーク5の状態に応じて、車両4の制御主体を切り替えることができるので、ネットワーク5の異常によるデータ処理の精度低下を回避することができる。特に、車両4の軌跡からネットワーク5の状態を判定するため、ネットワーク5の車両制御への影響を直接的に監視することができる。従って、車両4の制御主体の切り替えを精度良く実行することができる。
更に、第4の実施形態は、第2の実施形態及び第3の実施形態の両方の効果を奏するので、中央制御装置2aから局所制御装置3aへの切り替えと、局所制御装置3aから中央制御装置2aへの切り替えの両方を精度良く実行することができる。また、ネットワーク5以外が原因で車両4の制御精度が低下していることを特定することができる。
<第5の実施形態>
図17を参照しながら、第5の実施形態について説明する。
図17は、第5の実施形態における中央制御装置2b及び局所制御装置3dの機能構成図である。図17(a)に示す中央制御装置2bは、遠隔制御部21bを備える。図17(b)に示す局所制御装置3dは、パラメータ調整部37と、擬似軌跡生成部36と、地図DB35と、ネットワーク状態判定部31dと、データ分岐部32と、遠隔制御部33aと、を備える。パラメータ調整部37は、車両データ及び地図データに基づいて、ネットワーク状態判定部31dにおける判定条件のパラメータを調整する。ネットワーク状態判定部31dは、パラメータ調整部37によって調整されるパラメータに従い、地図軌跡データと擬似軌跡データとのずれに基づいて、ネットワーク5の状態を判定する。
パラメータ調整部37によって調整される判定条件のパラメータは、地図軌跡データと擬似軌跡データとのずれの閾値である。パラメータ調整部37は、例えば、道路の幅や渋滞情報に応じて、ずれ(地図軌跡データと、擬似軌跡データのプロットとの距離の平均又は分散)の閾値を変更する。
例えば、パラメータ調整部37は、地図DB35を参照し、道路の幅が狭い場所では、閾値を小さくしてネットワーク5が正常と判断される条件を厳しくし、道路の幅が広い場所では、閾値を大きくしてネットワーク5が正常と判断される条件を緩和する。また、例えば、パラメータ調整部37は、周辺の車両密度が高い場合、閾値を小さくしてネットワーク5が正常と判断される条件を厳しくし、周辺の車両密度が低い場合、閾値を大きくしてネットワーク5が正常と判断される条件を緩和する。周辺の車両密度は、周辺の車両4から車両データを収集することによって算出しても良いし、外部のサーバから渋滞情報を受信しても良い。
第5の実施形態によれば、道の狭さや車両密度に応じて動的にネットワーク状態判定部31dにおける判定条件のパラメータを調整することによって、道路環境に合わせて適切に車両4の制御主体を切り替えることができる。
尚、第5の実施形態は、第3の実施形態にパラメータ調整部37を追加して説明したが、第2の実施形態や第4の実施形態にパラメータ調整部37を追加しても良い。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る車両制御システム等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1………車両制御システム
2、2a、2b………中央制御装置
3、3a、3b、3c、3d………局所制御装置
4………車両
5………ネットワーク
6………基地局
21………データ処理部
21a………遠隔制御部
31、31a、31b、31c、31d………ネットワーク状態判定部
32………データ分岐部
33………データ処理部
33a………遠隔制御部
34………軌跡生成部
35………地図DB(データベース)
36………擬似軌跡生成部
37………パラメータ調整部

Claims (7)

  1. 車両を外部から制御する車両制御システムであって、
    ネットワークを介して前記車両と接続される中央制御装置と、
    前記ネットワークを介して前記中央制御装置と接続されるとともに、局所的な通信手段を介して前記車両と接続される局所制御装置と、
    を備え、
    前記局所制御装置は、
    前記ネットワークの状態を判定するネットワーク状態判定部と、
    前記ネットワーク状態判定部による判定結果に基づいて、前記車両から受信するデータを分岐するデータ分岐部と、
    前記データ分岐部からデータを受け取り、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信するデータ処理部と、
    を備え、
    前記データ分岐部は、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が正常の場合、前記中央制御装置にデータを転送し、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が異常の場合、前記データ処理部にデータを受け渡す
    ことを特徴とする車両制御システム。
  2. 前記中央制御装置は、
    前記局所制御装置を介して、前記車両の位置を含む車両データを周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含む制御データを生成し、前記制御データを前記車両に送信する遠隔制御部、
    を備え、
    前記局所制御装置は、
    前記遠隔制御部、を備え、前記車両データを前記車両から周期的に受信し、前記車両データに基づく前記車両の軌跡を示す受信軌跡データを生成する軌跡生成部、
    を更に備え、
    前記ネットワーク状態判定部は、地図データに基づく前記車両の軌跡を示す地図軌跡データと前記受信軌跡データとのずれに基づいて、前記ネットワークの状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  3. 前記中央制御装置は、
    前記局所制御装置を介して、前記車両の位置を含む車両データを周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含む制御データを生成し、前記制御データを前記車両に送信するとともに、前記車両の位置を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似車両データを前記局所制御装置から周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似制御データを生成し、前記擬似制御データを前記局所制御装置に送信する遠隔制御部、
    を備え、
    前記局所制御装置は、
    前記遠隔制御部を備え、前記擬似制御データを前記中央制御装置から受信し、前記擬似制御データに基づいて、前記車両の擬似軌跡を示す擬似軌跡データを生成するとともに、前記中央制御装置に前記擬似車両データを送信する擬似軌跡生成部、
    を更に備え、
    前記ネットワーク状態判定部は、地図データに基づく前記車両の軌跡を示す地図軌跡データと前記擬似軌跡データとのずれに基づいて、前記ネットワークの状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  4. 前記中央制御装置は、
    前記局所制御装置を介して、前記車両の位置を含む車両データを周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含む制御データを生成し、前記制御データを前記車両に送信するとともに、前記車両の位置を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似車両データを前記局所制御装置から周期的に受信し、前記車両に対する制御指令を含み、前記車両の擬似軌跡を生成するための擬似制御データを生成し、前記擬似制御データを前記局所制御装置に送信する遠隔制御部、
    を備え、
    前記局所制御装置は、
    前記遠隔制御部を備え、前記車両データを前記車両から周期的に受信し、前記車両データに基づく前記車両の軌跡を示す受信軌跡データを生成する軌跡生成部と、
    前記擬似制御データを前記中央制御装置から受信し、前記擬似制御データに基づいて、前記車両の擬似軌跡を示す擬似軌跡データを生成する擬似軌跡生成部と、
    を更に備え、
    前記ネットワーク状態判定部は、地図データに基づく前記車両の軌跡を示す地図軌跡データと前記受信軌跡データとのずれ、及び前記地図軌跡データと前記擬似軌跡データとのずれに基づいて、前記ネットワークの状態を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両制御システム。
  5. 前記局所制御装置は、
    前記車両データ及び前記地図データに基づいて、前記ネットワーク状態判定部における判定条件のパラメータを調整するパラメータ調整部、
    を更に備える
    ことを特徴とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の車両制御システム。
  6. 車両を外部から制御する車両制御方法であって、
    ネットワークを介して前記車両と接続される中央制御装置と、
    前記ネットワークを介して前記中央制御装置と接続されるとともに、局所的な通信手段を介して前記車両と接続される局所制御装置と、
    によって実行され、
    前記局所制御装置は、
    前記ネットワークの状態を判定するネットワーク状態判定ステップと、
    前記ネットワーク状態判定ステップによる判定結果に基づいて、前記車両から受信するデータを分岐するデータ分岐ステップと、
    前記データ分岐ステップの処理に従ってデータを受け取り、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信するデータ処理ステップと、
    を備え、
    前記データ分岐ステップは、前記ネットワーク状態判定ステップによる判定結果が正常の場合、前記中央制御装置にデータを転送し、前記ネットワーク状態判定ステップによる判定結果が異常の場合、前記データ処理ステップの処理へとデータを受け渡す
    ことを特徴とする車両制御方法。
  7. 車両を外部から制御するための車両制御プログラムであって、
    ネットワークを介して前記車両と接続される中央制御装置と、
    前記ネットワークを介して前記中央制御装置と接続されるとともに、局所的な通信手段を介して前記車両と接続される局所制御装置と、
    に各々インストールされ、
    前記局所制御装置を、
    前記ネットワークの状態を判定するネットワーク状態判定部と、
    前記ネットワーク状態判定部による判定結果に基づいて、前記車両から受信するデータを分岐するデータ分岐部と、
    前記データ分岐部からデータを受け取り、所定の処理を実行し、処理後データを外部に送信するデータ処理部、
    として機能させ、
    前記データ分岐部が、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が正常の場合、前記中央制御装置にデータを転送し、前記ネットワーク状態判定部による判定結果が異常の場合、前記データ処理部にデータを受け渡すように機能させるための車両制御プログラム。
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