JP2017167721A - バッテリー搭載機器及びバッテリー搭載機器の更新処理方法 - Google Patents

バッテリー搭載機器及びバッテリー搭載機器の更新処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】更新用データのデータ特性に応じて柔軟に更新処理の可否を判断できるようにする。【解決手段】制御部は、入出力部からROMに記憶されたデータの更新処理が要求されたとき、バッテリー残量検知部から取得したバッテリーの残量と、入出力部から取得した更新用データの更新処理に必要な電力量とを比較し、バッテリーの残量の方が更新処理に必要な電力量よりも大きい場合には、更新処理を実行する制御を行い、バッテリーの残量よりも更新処理に必要な電力量の方が大きい場合には、更新処理を実行しない制御を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、バッテリー搭載機器及びバッテリー搭載機器の更新処理方法に関する。
近年、小型かつ軽量にして持ち運びできることから、バッテリー搭載機器の用途が拡大している。複写機やプリンタ装置などの画像形成装置においても、従来はオフィスや家庭での用途がほとんどであったが、近年に至って、バッテリーを搭載して持ち運びできるようにしたものにニーズが出てきており、今後も普及の拡大が予測される。
ところで、コンピュータの周辺機器、携帯電話機及びデジタルカメラなどの持ち運びできるバッテリー搭載機器においては、従来、外部通信機器とのデータ通信機能を備え、かつファームウェアを書き換えできる不揮発性メモリに格納することで、製品出荷後のファームウェアのバージョンアップ処理を含む更新処理が容易に行えるようになっている。
バッテリー搭載機器にあっては、搭載されたバッテリーの電力を用いて不揮発性メモリの更新処理を実行するが、更新処理時にバッテリーの残量が不足していると、更新処理が途中で異常終了する虞がある。
このような不都合の発生を防止するため、従来、更新処理を実行する前にバッテリーの残量が所定の条件を満たしているかどうかを判別する判別手段と、バッテリーの残量が所定の条件を満たしていない場合には不揮発性メモリの更新を行わないように制御する制御手段とを備えたバッテリー搭載機器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来技術は、バッテリーの残量不足に起因する更新処理の異常終了については未然に防止できるものの、更新しようとするファームウェア等の更新データデータのデータ特性に関係なく、不揮発性メモリの更新に必要なバッテリーの残量が一義的に定められている。このため、データ特性が小さな更新用データを更新するためには十分なバッテリーの残量がある場合にも、一義的に定められたバッテリーの残量を満たさない場合には、更新処理を実行することができず、ユーザーに最新の機能を提供する機会が減少するという問題がある。
本発明は、このような従来技術の課題を解決するためになされたものであり、更新用データのデータ特性に応じて柔軟に更新処理の可否を判断できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、電力を蓄えるバッテリーと、前記バッテリーの残量を検知するバッテリー残量検知部と、前記バッテリーに蓄えられた電力により動作する制御部と、前記制御部により予め記憶されたデータの更新処理が制御される記憶部と、前記制御部により駆動が制御され外部機器からの更新用データの入力を受け付ける入出力部と、を備え、前記制御部は、前記入出力部から前記記憶部に記憶された前記データの更新処理が要求されたとき、前記バッテリー残量検知部から取得した前記バッテリーの残量と、前記入出力部から取得した前記更新用データの更新処理に必要な電力量とを比較し、前記バッテリーの残量の方が前記更新処理に必要な電力量よりも大きい場合には、前記更新処理を実行する制御を行い、前記バッテリーの残量よりも前記更新処理に必要な電力量の方が大きい場合には、前記更新処理を実行しない制御を行うことを特徴とする。
本発明によれば、更新用データのデータ特性に応じて柔軟に更新処理の可否を判断できる。
第1実施形態に係るバッテリー搭載機器の構成を示すブロック図である。 第1実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理方法を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るバッテリー搭載機器の構成を示すブロック図である。 第2実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理方法を示すフローチャートである。 第2実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理方法の他の例を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るバッテリー搭載機器の構成を示すブロック図である。 第3実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理方法を示すフローチャートである。 第3実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理方法の他の例を示すフローチャートである。 第4実施形態に係るバッテリー搭載機器の構成を示すブロック図である。 第4実施形態に係るバッテリー搭載機器の更新処理方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら、本発明に係るバッテリー搭載機器及びバッテリー搭載機器の更新処理方法の実施形態を説明する。なお、本実施形態においては、更新用データがアップデートデータである場合を例にとって説明する。また、本発明において、バッテリー搭載機器には、コンピュータの周辺機器、携帯電話機、デジタルカメラのほか、複写機、プリンタ装置、スキャナ等の画像形成装置を含むが、これに限定されるものではない。
<実施形態1>
図1に示すように、実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aは、バッテリー2と、当該バッテリー2の残量を検知するバッテリー残量検知部3とを搭載している。また、実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aは、書き換え可能な不揮発性メモリであるROM(読み出し専用メモリ)4と、作業メモリであるRAM(随時アクセスメモリ)5と、PC(パーソナルコンピュータ)やサーバ等の外部機器6からのアップデートデータの入力を受け付けるHost I/F(入出力部)7を備えている。ROM4及びRAM5は、実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aの記憶部として機能する。
更に、実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aは、図1に示すように、ROM4、RAM5及びHost I/F7の駆動を制御する制御部8を備えている。なお、図1中の符号V_BATはバッテリー電源を示している。制御部8は、図1から明らかなように、バッテリー2からバッテリー電源V_BATの供給を受けて動作する。
制御部8には、図1に示すように、アップデート電力算出機能9が備えられている。アップデート電力算出機能9は、Host I/F7からROM4に記憶されたデータの更新処理が要求されたとき、バッテリー残量検知部3から取得したバッテリー2の残量とHost I/F7から取得したアップデートデータの更新処理に必要な電力量とを比較する。制御部8は、このアップデート電力算出機能9の比較結果に応じて、ROM4に予め記憶されたデータの更新処理を実行するか、実行しないかの制御を行う。なお、データ及びアップデートデータには、ファームウェア等のプログラムも含まれる。
以下、図2のフローチャートを用いて、実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aの更新処理方法を説明する。
制御部8は、Host I/F7から更新処理の要求があったとき(ステップS1でYes)、バッテリー残量検知部3からバッテリー2の残量を取得する(ステップS2)と共に、更新処理に必要な電力量をHost I/F7から読み取る(ステップS3)。次いで、制御部8は、アップデート電力算出機能9を用いて、取得されたバッテリー2の残量と更新処理に必要な電力量とを比較する(ステップS4)。
比較の結果、バッテリー2の残量の方が更新処理に必要な電力量よりも大きいと判断したとき(ステップS4でYes)、制御部8は、ステップS5に移行して、Host I/F7からのアップデートデータをRAM5に展開した後、このアップデートデータをRAM5からROM4に書き込む(ステップS6)。これにより、一連の更新処理が完了する。RAM5はROM4よりもデータの書き込み速度が速いので、Host I/F7からのアップデートデータをRAM5に展開した後に、このアップデートデータをRAM5からROM4に書き込むことにより、見掛け上の更新処理速度を高めることができる。
これに対して、バッテリー2の残量よりも更新処理の実行に必要な電力量の方が大きいと判断したとき(ステップS4でNo)、制御部8は、更新処理を行わずに一連の制御を終了する。
即ち、実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aが、複写機、プリンタ装置、スキャナ等の画像形成装置である場合、Host I/F7とUSBで接続された外部機器6から送出されるアップデートデータには、バージョン情報やインストーラと共に「アップデート必要電力」が格納されている。従って、制御部8は、Host I/F7から更新処理の実行に必要な電力量を読み取ることができる。
そして、バッテリー残量検知部3から取得したバッテリー2の残量がx[Wh]であり、Host I/F7から読み取った更新処理の実行に必要な電力量がy[Wh]である場合において、制御部8は、x>yであれば更新処理を実行する制御を行い、x<yであれば更新処理を行わない制御を行う。実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aは、このような制御を行うので、アップデートの失敗を確実に防止できると共に、更新しようとするアップデートデータのデータ特性、例えばデータサイズに応じて柔軟に更新処理の可否を判断できるので、ユーザーに最新の機能を提供する機会を増やすことができる。
<実施形態2>
図3に示すように、実施形態2に係るバッテリー搭載機器1Bは、図1に示した実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aに対して、バッテリー2の充電器として機能するAC/DCコンバータ11と、制御部8の駆動電源であるシステム電源V_SYSをバッテリー電源V_BAT又はAC電源V_PSUに切り替える電源切替部12を追加したことを特徴とする。その他については、図1に示した実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aと同じであるので、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係るバッテリー搭載機器1Bは、ACプラグ13から電力が供給され、装置内のAC/DCコンバータ11で直流電流に変換して、その電力を使用する。バッテリー搭載時は、この直流電流をバッテリー2に給電して、バッテリー2の充電を行う。システム電源V_SYSの切り替えは、制御部8が電源切替部12を操作することにより行われる。
以下、図4のフローチャートを用いて、実施形態2に係るバッテリー搭載機器1Bの更新処理方法を説明する。
制御部8は、Host I/F7から更新処理の要求があったとき(ステップS11でYes)、バッテリー残量検知部3からバッテリー2の残量を取得する(ステップS12)と共に、アップデートに必要な電力量をHost I/F7から読み取る(ステップS13)。次に、制御部8は、アップデート電力算出機能9を用いて、取得されたバッテリー2の残量とアップデートに必要な電力量とを比較する(ステップS14)。
比較の結果、バッテリー2の残量の方がアップデートに必要な電力量よりも大きいと判断したとき(ステップS14でYes)、制御部8は、ステップS15に移行して、Host I/F7からのアップデートデータをRAM5に展開した後、バッテリー搭載機器1Bからバッテリー2が引き抜かれないように、バッテリー2をメカ的にロックする(ステップS16)。
次いで、制御部8は、電源切替部12を操作してシステム電源V_SYSをバッテリー電源V_BATに切り替え(ステップS17)、アップデートデータをRAM5からROM4に書き込む(ステップS18)。しかる後に、制御部8は、システム電源V_SYSをAC電源V_PSUに切り替え(ステップS19)、バッテリー2のロックを解除する(ステップS20)。これにより、一連の更新処理が完了する。
これに対して、バッテリー2の残量よりもアップデートに必要な電力量の方が大きいと判断したとき(ステップS14でNo)、制御部8は、更新処理を行わずに一連の制御を終了する。
実施形態2に係るバッテリー搭載機器1Bは、このように構成されているので、ROM4へのアップデートデータの書き込み中に停電やACプラグ13が抜かれることによってAC電源V_PSUが断たれても、バッテリー2の残量がアップデートデータの更新処理に必要な電力を上回っているため、システム電源V_SYSをバッテリー電源V_BATに切り替えることにより、アップデートデータの更新処理を確実に行うことができる。
図5に、実施形態2に係るバッテリー搭載機器1Bの更新処理方法の他の例を示す。本例の更新処理方法は、バッテリー2の残量とアップデートに必要な電力量とを比較した結果、バッテリー2の残量よりもアップデートに必要な電力量の方が大きいと判断したとき、バッテリー2が充電中であるか否かを判断することを特徴とする。
即ち、制御部8は、Host I/F7から更新処理の要求があったとき(ステップS21でYes)、バッテリー残量検知部3からバッテリー2の残量を取得する(ステップS22)と共に、アップデートに必要な電力量をHost I/F7から読み取る(ステップS23)。次に、制御部8は、アップデート電力算出機能9を用いて、取得されたバッテリー2の残量と更新処理に必要な電力量とを比較する(ステップS24)。
比較の結果、バッテリー2の残量の方が更新処理に必要な電力量よりも大きいと判断したとき(ステップS24でYes)、制御部8は、ステップS25に移行して、Host I/F7からのアップデートデータをRAM5に展開する。次いで、制御部8は、電源切替部12を操作してシステム電源V_SYSをバッテリー電源V_BATに切り替え(ステップS26)、アップデートデータをRAM5からROM4に書き込む(ステップS27)。しかる後に、制御部8は、電源切替部12を操作してシステム電源V_SYSをAC電源V_PSUに切り替える(ステップS28)。
ステップS24で、バッテリー2の残量よりも更新処理に必要な電力量の方が大きいと判断したとき(ステップS24でNo)、制御部は、ステップS29に移行して、バッテリー2が充電中であるかどうかを判断する。ステップS29で、バッテリー2は充電中であると判断したとき(ステップS29でYes)、制御部8は、ステップS30に移行して、アップデートデータをRAM5に展開し、バッテリー2の残量がアップデートに必要な電力量を上回るまで待機する(ステップS31)。
そして、バッテリー2の残量が更新処理に必要な電力量を上回った段階(ステップS31でYes)で、ステップS26に移行する。そして、システム電源V_SYSをAC電源V_PSUからバッテリー電源V_BATに切り替え(ステップS26)、RAM5からROM4にアップデートデータを書き込み(ステップS27)、書き込みが完了した段階で、システム電源(V_SYS)をAC電源(V_AC)に戻して(ステップS28)、一連の更新処理を終了する。
ステップS29で、バッテリー2は充電中ではないと判断したとき(ステップS29でNo)、制御部8は、アップデートデータの更新処理を実行することなく、制御を終了する。
この制御によると、更新処理の実行前に、アップデートデータを機器内のRAM5に受け取っておくので、充電完了時にHost I/F7が切断された場合でも、ROM4にアップデートデータを確実に書き込むことができる。
<実施形態3>
画像形成装置には、上述したROM4、RAM5及びHost I/F7を備えた制御部8のほかに、画像形成のための紙搬送や感光体を回転させるモータ、機器の状態を検知する各種のセンサ機能、レーザプリンタであれば画像を形成するためのレーザを生成するLEDなどを制御する画像形成機能部が設けられていることが多い。
実施形態3に係るバッテリー搭載機器1Cは、画像形成装置に適用したものであって、図6に示すように、図1に示した実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aに画像形成機能部20と電源切替部21を追加した構成になっている。なお、図6においては、制御部8に備えられるROM4及びRAM5には添字「1」が付され、画像形成機能部20に備えられるROM及びRAMには添字「2」が付されている。その他については、図1に示した実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aと同じであるので、対応する部分に同一の符号を付して説明を省略する。
電源切替部21は、必要に応じてバッテリー電源を、制御部8用のバッテリー電源V_BAT又は画像形成機能部20用のバッテリー電源V_BAT(2)に切り替える。例えば、ROM4に記憶されたデータの更新処理を実行する場合には、画像形成機能部20への給電が不要であるので、バッテリー電源をバッテリー電源V_BATに切り替える。また、画像形成時には、バッテリー電源をバッテリー電源V_BAT(2)に切り替える。これにより、バッテリー残量の有効利用が図られる。
以下、図7のフローチャートを用いて、実施形態3に係るバッテリー搭載機器1Cの更新処理方法を説明する。
制御部8は、Host I/F7から更新処理の要求があったとき(ステップS41でYes)、バッテリー残量検知部3からバッテリー2の残量を取得する(ステップS42)と共に、更新処理に必要な電力量をHost I/F7から読み取る(ステップS43)。また、制御部8は、外部機器6からHost I/F7に送出されたアップデートデータから、更新処理中に給電しておくべきモジュールが制御部8であるのか画像形成機能部20であるのかを読み取る(ステップS44)。次に、制御部8は、アップデート電力算出機能9を用いて、取得されたバッテリー2の残量とアップデートに必要な電力量とを比較する(ステップS45)。
比較の結果、バッテリー2の残量の方が更新処理に必要な電力量よりも大きいと判断したとき(ステップS45でYes)、制御部8は、ステップS46に移行して、アップデートデータが制御部8のアップデートデータであるか否かを判断する。
ステップS46でアップデートデータは制御部8のアップデートデータであると判断したとき(ステップS46でYes)、制御部8は、電源切替部21を操作してバッテリー電源を画像形成機能部20のバッテリー電源V_BAT(2)から制御部8用のバッテリー電源V_BATに切り替え、活電の必要がない画像形成機能部20への給電を切り離す(ステップS47)。
次いで、制御部8は、Host I/F7からのアップデートデータをRAM5に展開した後(ステップS48)、このアップデートデータをRAM5からROM4に書き込む(ステップS49)。しかる後に、制御部8は、電源切替部21を操作してバッテリー電源を制御部8用のバッテリー電源V_BATから画像形成機能部20用のバッテリー電源V_BAT(2)に切り替える(ステップS50)。これにより、一連の更新処理が完了する。
これに対して、ステップS46でアップデートデータは制御部8のアップデートデータではないと判断したとき(ステップS46でNo)、制御部8は、ステップS51に移行して、Host I/F7からのアップデートデータを画像形成機能部20のRAM(2)に展開した後、このアップデートデータをRAM(2)から画像形成機能部20のROM(2)に書き込む(ステップS52)。
ステップS45で、バッテリー2の残量よりもアップデートに必要な電力量の方が大きいと判断したとき(ステップS45でNo)、制御部8は、アップデートデータの更新処理を実行することなく、制御を終了する。
実施形態3に係るバッテリー搭載機器1Cの更新処理方法は、バッテリー搭載機器1に制御部8と画像形成機能部20とを備える場合において、アップデートデータが制御部8用のものであるのか画像形成機能部20用のものであるのかを判断して、更新処理を行わない方の機器への電源の供給を切り離すので、バッテリー2の無駄な消耗を防止でき、バッテリー2の残量の有効利用を図ることができる。
図8に、実施形態3に係るバッテリー搭載機器1Cの更新処理方法の他の例を示す。本例の更新処理方法は、バッテリー2の残量では更新処理ができないと判断した場合に、そのことをユーザーに通知することを特徴とする。
即ち、制御部8は、Host I/F7から更新処理の要求があったとき(ステップS61でYes)、バッテリー残量検知部3からバッテリー2の残量を取得する(ステップS62)と共に、更新処理に必要な電力量をHost I/F7から読み取る(ステップS63)。次に、制御部8は、アップデート電力算出機能9を用いて、取得されたバッテリー2の残量と更新処理に必要な電力量とを比較し、バッテリー2の残量にて更新処理が可能であるか否かを判断する(ステップS64)。
ステップS64で、更新処理は可能であると判断したとき(ステップS64でYes)、制御部8は、ステップS65に移行して、Host I/F7からのアップデートデータを制御部8のRAM5に展開した後、このアップデートデータをRAM5から制御部8のROM4に書き込む(ステップS66)。
ステップS64で、更新処理は不可能であると判断したとき(ステップS64でNo)、制御部8は、ステップS67に移行して、更新処理が不可能であることをユーザーに通知する。
画像形成装置においては、機器の状態の通知や機器の設定ができるユーザーインターフェースを設けている場合が多い。従って、実施形態に係るバッテリー搭載機器が画像形成装置である場合には、ユーザーインターフェースを通して更新処理が不可能であることをユーザーに通知することができる。この制御を行うことにより、ユーザーはバッテリー2の残量がデータの更新に必要な電力を満たしていないことを認知できるので、ユーザーにバッテリーの交換やACプラグ13を備えた機器であればAC電源へのACプラグ13の接続を促すことができ、効率的に更新処理を実行することが可能になる。
<実施形態4>
実施形態4は、PC等の外部機器6のHost IFから複数のアップデートデータがあった場合に、バッテリー2の残量から見て更新処理を実行できるアップデートデータのみ選定して、更新処理を実行することを特徴とする。なお、図9には、実施形態1に係るバッテリー搭載機器1Aが例示されているが、実施形態2に係るバッテリー搭載機器1Bでも、実施形態3に係るバッテリー搭載機器1Cでも良い。
具体例として、図9には、アップデートデータがA、B、Cの3つである場合について図示する。更新処理の実行に必要な電力は、大きい順にアップデートデータA、アップデートデータB、アップデートデータCであるとする。また、アップデートデータAの更新処理に必要な電力はaWh、アップデートデータBの更新処理に必要な電力はbWh、アップデートデータCの更新処理に必要な電力はcWh(a>b>c)とする。
以下、図10のフローチャートを用いて、実施形態4に係るバッテリー搭載機器の更新処理方法を説明する。
制御部8は、Host I/F7から更新処理の要求があったとき(ステップS71でYes)、バッテリー残量検知部3からバッテリー2の残量(XWh)を取得する(ステップS72)と共に、更新処理に必要な電力量(aWh、bWh、cWh)をアップデートデータA、B、Cから読み取る(ステップS73)。次いで、制御部8は、バッテリー2の残量XWhとアップデートデータA、B、Cの更新処理に必要な電力量aWh、bWh、cWhとの大小関係を順に判断し、その大小関係に応じて更新処理を実行できるアップデートデータについてのみ、更新処理を実行する(ステップS74以降)。
即ち、ステップS74では、バッテリー2の残量XWhの方がアップデートデータAの更新処理に必要な電力量aWhよりも大きいか否かを判断する。バッテリー2の残量XWhの方がアップデートデータAの更新処理に必要な電力量aWhよりも大きいと判断したときは(ステップS74でYes)、ステップS75に移行して、Host I/F7からのアップデートデータAをRAM5に展開した後、このアップデートデータをRAM5からROM4に書き込む(ステップS76)。これにより、アップデートデータAの更新処理が完了する。
ステップS74で、バッテリー2の残量XWhよりもアップデートデータAの更新処理に必要な電力量aWhの方が大きいと判断したときは(ステップS74でNo)、ステップS77に移行して、バッテリー2の残量XWhの方がアップデートデータBの更新処理に必要な電力量bWhよりも大きいか否かを判断する。バッテリー2の残量XWhの方がアップデートデータBの更新処理に必要な電力量bWhよりも大きいと判断したときは(ステップS77でYes)、ステップS78に移行して、Host I/F7からのアップデートデータBをRAM5に展開した後、このアップデートデータをRAM5からROM4に書き込む(ステップS79)。これにより、アップデートデータBの更新処理が完了する。
ステップS77で、バッテリー2の残量XWhよりもアップデートデータBの更新処理に必要な電力量bWhの方が大きいと判断したときは(ステップS77でNo)、ステップS80に移行して、バッテリー2の残量XWhの方がアップデートデータCの更新処理に必要な電力量cWhよりも大きいか否かを判断する。バッテリー2の残量XWhの方がアップデートデータCの更新処理に必要な電力量cWhよりも大きいと判断したときは(ステップS80でYes)、ステップS81に移行して、Host I/F7からのアップデートデータCをRAM5に展開した後、このアップデートデータをRAM5からROM4に書き込む(ステップS829)。これにより、アップデートデータCの更新処理が完了する。
ステップS80で、バッテリー2の残量XWhよりもアップデートデータCの更新処理に必要な電力量cWhの方が大きいと判断したときは(ステップS80でNo)、アップデートデータA、B、Cの更新処理を実行することなく、制御を終了する。
この制御を行うことにより、アップデートデータが複数あった場合でも、バッテリー2の残量から見て更新処理を実行できるアップデートデータについての更新処理を確実に実行できるので、個々の機能の更新頻度が増加し、ユーザーに最新の環境を提供できる。
以下、実機に即して、本実施形態の効果を説明する。
モバイルのPCに使用されているバッテリーの場合、11V出力で5000mAh程度の容量であるので、Max充電量は55Wh程度である。一方、インクジェットプリンタの消費電力は印刷中で25W程度、スタンバイ中は2W程度であるので、このバッテリーを搭載した場合、印刷し続けても55[Wh]/25[W]=2.2[h]、スタンバイ状態であれば55[Wh]/2[W]=27.5[h]稼動し続けられる。また、アップデートデータCのアップデートに必要な電力量aWh、bWh、cWhは、0.5Wh〜3Wh程度であると考えられる。
X=4Wh、a=3Wh、b=2Wh、c=0.5Whとし、図3に示した実施例2に係るバッテリー搭載機器1に図10に示す制御フローを適応した場合、制御部8は以下の様に動作する。X>aであるので、アップデートデータAの更新処理を実行する。更新処理の結果、バッテリー2の残量Xは1Whになる。この状態で、X<bであるので、アップデートデータBの更新処理は実行することができない。しかし、X>cであるので、アップデートデータCの更新処理を実行する。アップデートの結果、バッテリー2の残量Xは0.5Whになる。
X>bになるまでACプラグ13からの給電によりバッテリー2を充電し、X>bまで充電された段階で、アップデートデータBの更新処理を実行する。
以上説明したように、本発明によれば、アップデートデータのデータ特性に応じて柔軟にバッテリー搭載機器に記憶されたデータの更新処理を実行できるので、ユーザーの利便性を向上することができる。
1A、1B、1C バッテリー搭載機器
2 バッテリー
3 バッテリー残量検知部
4 ROM
5 RAM
6 外部機器
7 Host I/F
8 制御部
9 アップデート電力算出機能
11 AC/DCコンバータ
12 電源切替部
13 ACプラグ
20 画像形成機能部
特開2006119996号公報

Claims (8)

  1. 電力を蓄えるバッテリーと、
    前記バッテリーの残量を検知するバッテリー残量検知部と、
    前記バッテリーに蓄えられた電力により動作する制御部と、
    前記制御部により予め記憶されたデータの更新処理が制御される記憶部と、
    前記制御部により駆動が制御され外部機器からの更新用データの入力を受け付ける入出力部と、を備え、
    前記制御部は、前記入出力部から前記記憶部に記憶された前記データの更新処理が要求されたとき、前記バッテリー残量検知部から取得した前記バッテリーの残量と、前記入出力部から取得した前記更新用データの更新処理に必要な電力量とを比較し、前記バッテリーの残量の方が前記更新処理に必要な電力量よりも大きい場合には、前記更新処理を実行する制御を行い、前記バッテリーの残量よりも前記更新処理に必要な電力量の方が大きい場合には、前記更新処理を実行しない制御を行うことを特徴とするバッテリー搭載機器。
  2. 前記記憶部は、書き換え可能な不揮発性メモリであるROMと作業メモリであるRAMとを備え、前記制御部は、前記更新用データの更新処理に際し、前記入出力部の前記更新用データをRAMに展開した後に、この更新用データをRAMからROMに書き込むことを特徴とする請求項1に記載のバッテリー搭載機器。
  3. 前記バッテリーの充電器として機能しかつ前記制御部に電力を供給するAC/DCコンバータと、前記制御部によって切り替えられる電源切替部とを更に備え、
    前記制御部は、前記バッテリーの残量の方が前記更新処理に必要な電力量よりも大きい場合には、前記制御部のシステム電源を前記バッテリーの電源であるバッテリー電源に切り替えるように前記電源切替部を切り替え、前記バッテリーの残量よりも前記更新処理に必要な電力量の方が大きい場合には、前記制御部のシステム電源をAC電源に切り替えるように前記電源切替部を切り替えることを特徴とする請求項1及び請求項2のいずれか1項に記載のバッテリー搭載機器。
  4. 前記制御部は、前記バッテリーの残量よりも前記更新処理に必要な電力量の方が大きい場合には、前記バッテリーが充電中であるかどうかを判断し、バッテリーは充電中であると判断したときは、前記更新用データをRAMに展開し、バッテリーの残量が前記更新処理に必要な電力量を上回るまで待機することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載のバッテリー搭載機器。
  5. 前記制御部を用いて画像形成処理を行う画像形成機能部と、前記制御部によって切り替えられる電源切替部とを更に備え、
    前記制御部は、前記更新用データが前記制御部の前記更新処理に関するものである場合には、前記制御部に前記バッテリーの電源であるバッテリー電源を給電して、前記画像形成機能部への前記バッテリー電源の給電を遮断するように前記電源切替部を切り替え、
    前記更新用データが前記画像形成機能部の前記更新処理に関するものである場合には、前記画像形成機能部に前記バッテリー電源を給電して、前記制御部への前記バッテリー電源の給電を遮断するように前記電源切替部を切り替える
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載のバッテリー搭載機器。
  6. 前記バッテリーの残量よりも前記更新処理に必要な電力量の方が大きい場合に、ユーザーに前記更新処理の実行ができないことを報知するユーザーインターフェースを備えたことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のバッテリー搭載機器。
  7. 前記入出力部に複数の前記更新用データがある場合、前記制御部は、前記複数の更新用データの夫々について、前記バッテリーの残量と前記更新用データの更新処理に必要な電力量とを比較して、前記更新処理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載のバッテリー搭載機器。
  8. 電力を蓄えるバッテリーと、前記バッテリーの残量を検知するバッテリー残量検知部と、前記バッテリーに蓄えられた電力により動作する制御部と、前記制御部により予め記憶されたデータの更新処理が制御される記憶部と、前記制御部により駆動が制御され外部機器からの更新用データの入力を受け付ける入出力部とを備えたバッテリー搭載機器の更新処理方法であって、
    前記入出力部から前記記憶部に記憶された前記データの更新処理が要求されたとき、前記制御部が、前記バッテリー残量検知部から取得した前記バッテリーの残量と、前記入出力部から取得した前記更新用データの更新処理に必要な電力量とを比較し、前記バッテリーの残量の方が前記更新処理に必要な電力量よりも大きい場合には、前記更新処理を実行する制御を行い、前記バッテリーの残量よりも前記更新処理に必要な電力量の方が大きい場合には、前記更新処理を実行しない制御を行うことを特徴とするバッテリー搭載機器の更新処理方法。
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