JP6562186B1 - 電源制御装置、電源制御方法、及びコンピュータプログラム - Google Patents

電源制御装置、電源制御方法、及びコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

電源制御装置は、第1の蓄電装置が接続され、かつ、スイッチを介して第2の蓄電装置が接続された車載制御装置に対して、前記第2の蓄電装置を電源とするか否かを決定する電源制御装置であって、前記車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、前記第1の蓄電装置の残量と、を取得する取得部と、前記必要電力量と前記残量との比較結果に基づいて、前記第2の蓄電装置を、前記更新処理を実行する前記車載制御装置に電力を供給する供給電源として使用するか否かを決定する決定部と、を備える。

Description

この発明は電源制御装置、電源制御方法、及びコンピュータプログラムに関する。本出願は、2018年3月26日出願の日本出願第2018−057706号に基づく優先権を主張し、前記日本出願に記載された全ての内容を援用するものである。
近年、自動車の技術分野においては、車両の高機能化が進行しており、多種多様な車載機器が車両に搭載されている。従って、車両には、各車載機器を制御するための制御装置である、所謂ECU(Electronic Control Unit)が多数搭載されている。
ECUの種類には、例えば、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作に対してエンジンやブレーキ、EPS(Electric Power Steering)等の制御を行う走行系に関わるもの、乗員によるスイッチ操作に応じて車内照明やヘッドライトの点灯/消灯と警報器の吹鳴等の制御を行うボディ系ECU、運転席近傍に配設されるメータ類の動作を制御するメータ系ECUなどがある。
一般的にECUは、マイクロコンピュータ等の演算処理装置によって構成されており、ROM(Read Only Memory)に記憶した制御プログラムを読み出して実行することにより、車載機器の制御が実現される。
ECUの制御プログラムは、バージョンアップに対応して、旧バージョンの制御プログラムを新バージョンの制御プログラムに書き換える必要がある。また、たとえば地図情報や制御用のパラメータなど、制御プログラムの実行に必要なデータも書き換える必要がある。
たとえば、特許文献1には、ネットワークを介して更新用プログラムをダウンロードし、ECUの制御プログラムの更新を行う技術(オンライン更新機能)が開示されている。特許文献1の技術では、ECUにおいて制御プログラムの更新中に車両機器の操作が行われないようにするため、車両が停止され、ユーザが当該車両から降車した状態で更新が実行される。
特開2013−2958号公報
本開示の一態様に係る電源制御装置は、第1の蓄電装置が接続され、かつ、スイッチを介して第2の蓄電装置が接続された車載制御装置に対して、前記第2の蓄電装置を電源とするか否かを決定する電源制御装置であって、前記車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、前記第1の蓄電装置の残量と、を取得する取得部と、前記必要電力量と前記残量との比較結果に基づいて、前記第2の蓄電装置を、前記更新処理を実行する前記車載制御装置に電力を供給する供給電源として使用するか否かを決定する決定部と、を備える。
また、本開示の一の態様に係る電源制御方法は、第1の蓄電装置が接続され、かつ、スイッチを介して第2の蓄電装置が接続された車載制御装置に対して、第2の蓄電装置を電源とするか否かを決定する方法であって、車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、第1の蓄電装置の残量と、を取得するステップと、必要電力量と残量との比較結果に基づいて、第2の蓄電装置を、更新処理を実行する車載制御装置に電力を供給する供給電源とするか否かを決定するステップと、を備える。
また、本開示の一の態様に係るコンピュータプログラムは、第1の蓄電装置が接続され、かつ、スイッチを介して第2の蓄電装置が接続された車載制御装置に対して、第2の蓄電装置を電源とするか否かを決定する電源制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、コンピュータを、車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、第1の蓄電装置の残量と、を取得する取得部、および、必要電力量と残量との比較結果に基づいて、第2の蓄電装置を、更新処理を実行する車載制御装置に電力を供給する供給電源とするか否かを決定する決定部、として機能させる。
本開示は、このような特徴的な処理部を備える電源制御装置、かかる特徴的な処理をステップとする電源制御方法、及びかかるステップをコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラムとして実現することができるだけでなく、電源制御装置の一部又は全部を実現する半導体集積回路として実現することができる。
実施の形態にかかる車両の構成を表した概略図である。 車両の電源構成の一例を表わした概略図である。 中継装置の内部構成を示すブロック図である。 ECUの内部構成を示すブロック図である。 中継装置の制御部が実行する電源制御処理の流れを表したフローチャートである。 車両の電源構成の他の例を表わした概略図である。 車両の電源構成の他の例を表わした概略図である。 車両の電源構成の他の例を表わした概略図である。
<本開示が解決しようとする課題>
制御プログラムの更新処理を実行するECUには電力を供給する必要がある。特許文献1の車両では、停車中である、イグニッションスイッチがOFFされ、イグニッション電源からの電力供給が遮断された状態において、制御プログラムの更新処理が実行される。そのため、更新用プログラムのサイズ又は更新処理を実行するECUの処理能力によっては必要電力の確保が重要となる。
<本開示の効果>
本開示によれば、停車中に車載制御装置での制御プログラムの更新処理を可能とするように電源制御が実行される。
<本発明の実施形態の概要>
以下、本発明の実施形態の概要を列記して説明する。
(1) 本実施形態に係る電源制御装置は、第1の蓄電装置が接続され、かつ、スイッチを介して第2の蓄電装置が接続された車載制御装置に対して、前記第2の蓄電装置を電源とするか否かを決定する電源制御装置であって、前記車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、前記第1の蓄電装置の残量と、を取得する取得部と、前記必要電力量と前記残量との比較結果に基づいて、前記第2の蓄電装置を、前記更新処理を実行する前記車載制御装置に電力を供給する供給電源として使用するか否かを決定する決定部と、を備える。
これにより、第1の蓄電装置の残量が必要電力量に対して規定量ない場合には、第2の蓄電装置を供給電源と決定することができる。そのため、第1の蓄電装置の残量が必要電力量に不足している場合であっても、第2の蓄電装置から上記車載制御装置に電力を供給するよう制御することができる。これにより、停車中の更新処理を可能にするような電源制御が行われる。
(2) 前記決定部は、前記更新処理後の前記残量が前記第1の蓄電装置に対応した第1閾値より大きい場合には前記第2の蓄電装置を前記供給電源として使用しないと決定し、前記第1閾値以下の場合に前記第2の蓄電装置を前記供給電源として使用すると決定してもよい。
これにより、第2の蓄電装置の残量が必要電力量に対して充分な場合に、第2の蓄電装置が供給電源と決定される。
(3) 前記取得部は、前記第2の蓄電装置の残量をさらに取得し、前記決定部は、前記第1の蓄電装置の前記更新処理後の前記残量が前記第1閾値以下であり、かつ、前記第2の蓄電装置の前記更新処理後の前記残量が前記第2の蓄電装置に対応した第2閾値以下である場合に、前記第2の蓄電装置を前記供給電源として使用しないと決定してもよい。
これにより、更新処理時に、第1の蓄電装置から優先的に電力供給され、第1の蓄電装置の残量が不足している場合には第2の蓄電装置から電力供給される。
(4) 前記取得部は、前記第2の蓄電装置の残量をさらに取得し、前記決定部は、前記第1の蓄電装置の前記更新処理後の前記残量が前記第1閾値以下であり、かつ、前記第2の蓄電装置の前記更新処理後の前記残量が前記第2の蓄電装置に対応した第2閾値以下である場合に、前記第2の蓄電装置を前記供給電源として使用しないと決定してもよい。
これにより、複数の第2の蓄電装置のうちの残量の小さい蓄電装置の負担を抑えることができる。
(5) また、本実施形態に係る電源制御方法は、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の電源制御装置において用いられる方法である。
かかる電源制御方法は、上記(1)〜(4)の電源制御装置と同様の効果を奏する。
(6) また、本実施形態に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の電源制御装置として機能させる。
かかるコンピュータプログラムは、上記(1)〜(4)の電源制御装置と同様の効果を奏する。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態の詳細を説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、これらの説明は繰り返さない。なお、以下に記載する実施形態の少なくとも一部を任意に組み合わせてもよい。
<第1の実施の形態>
[車両構成]
図1は第1の実施の形態にかかる車両の構成を表した概略図である。
図1を参照して、本実施の形態にかかる車両1は、車外装置と通信するための車載通信機15と、複数のECU(Electronic Control Unit)30A,30B,…と、車外装置と複数のECU30A,30B,…との通信を中継するECUである中継装置10と、を含む。複数のECU30A,30B,…を代表させてECU30とも称する。
各ECU30は、中継装置10において終端する車内通信線16によって接続されて、中継装置10とともに車内の通信ネットワーク4を構成する。通信ネットワーク4はECU30同士の通信を可能とする、バス型の通信ネットワーク(たとえば、CAN(Controller Area Network))よりなる。この通信方式のネットワークでは、データフレームと呼ばれるフォーマットに情報を格納して送受信される。
通信ネットワーク4は、CANだけでなく、LIN(Local Interconnect Network)、CANFD(CAN with Flexible Data Rate)、Ethernet(登録商標)、又はMOST(Media Oriented Systems Transport:MOSTは登録商標)などの通信規格を採用するネットワークであってもよい。
ECU30は、たとえば、アクセル、ブレーキ、ハンドルの操作に対してエンジンやブレーキ、EPS(Electric Power Steering)等の制御を行うパワー・トレイン系ECU、スイッチ操作に応じて車内照明やヘッドライトの点灯/消灯と警報器の吹鳴等の制御を行うボディ系ECU、運転席近傍に配設されるメータ類の動作を制御するメータ系ECUなどである。
中継装置10は、さらに、所定規格の通信線を介して車載通信機15と接続されている。または、中継装置10は、車載通信機15を搭載していてもよい。車載通信機15は、インターネット等の広域通信網2を介して、車外装置と無線通信する。車外装置は、たとえば、ECU30の更新用プログラムを保存するサーバ5である。または、車載通信機15は図示しないプラグを有し、当該プラグに接続された車外装置と有線にて通信してもよい。車載通信機15は、ユーザが所有する携帯電話機、スマートフォン、タブレット型端末、ノートPC(Personal Computer)等の装置であってもよい。
中継装置10は、車外装置から車載通信機15が受信した情報をECU30に中継する。また、中継装置10は、ECU30から受信した情報を車載通信機15に中継する。車載通信機15は、中継された情報を車外装置に無線送信する。
[車両の電源構成]
図2は、車両1の電源構成の一例を表わした概略図である。図2は、ハイブリット型車両ではない従来型の車両の電源構成の一例を表わしている。図2を参照して、車両1は、複数の蓄電装置を有する。複数の蓄電装置は、メインバッテリである第1バッテリ18Aと、サブバッテリである第2バッテリ18Bと、を含む。複数の蓄電装置は、さらに、発電機18Cを含んでもよい。
図2の例では、複数の蓄電装置である第1バッテリ18Aおよび第2バッテリ18Bは、たとえばいずれも12Vなど、等電圧であることが想定されている。これらバッテリ18A,Bは、一般的に鉛蓄電池である。その他、リチウムイオン電池や、ニッケル水素電池など、これらの組み合わせなどであってもよい。図2では、車内通信線16と区別するために電力線17が太線で示されている。
第1バッテリ18AにはECU30Aおよびエンジン起動のためのスタータが電力線17を介して接続され、第1バッテリ18Aから電力線17を介して電力が供給可能である。第1バッテリ18Aは、主に駆動系に電力を供給することが想定されており、ECU30Aは電源制御用のECU、または、エンジン制御用のECUなどである。
また、第1バッテリ18Aには、スイッチの一例である第1リレーR1を介してECU30Bが接続され、第1リレーR1がON(リレー状態)のときに第1バッテリ18Aから電力線17を介して電力が供給可能である。
第2バッテリ18Bには、スイッチの一例である第2リレーR2を介してECU30Bが接続され、第2リレーR2がONのときに第2バッテリ18Bから電力が供給可能である。第2バッテリ18Bは、その他の電力系に電力線17を介して電力を供給することが想定されており、ECU30Bは、たとえば、室内灯やエアコンやドアロックなどを制御するECUである。
また、第2バッテリ18Bには、第1リレーR1および第2リレーR2を介してECU30Aが接続され、第1リレーR1および第2リレーR2がONのときに第2バッテリ18Bから電力線17を介して電力が供給可能である。
発電機18Cは、たとえば、オルタネータである。発電機18CにはECU30Bが接続され、発電機18Cで発電された電力が電力線17を介して供給可能である。また、発電機18Cには、第1リレーR1を介してECU30Aが接続され、第1リレーR1がONのときに発電機18Cで発電された電力が電力線17を介して供給可能である。
第1バッテリ18Aおよび第2バッテリ18Bには、それぞれ、バッテリセンサである第1センサ19Aおよび第2センサ19Bが接続されている。第1センサ19Aおよび第2センサ19Bは、通信線を介して中継装置10に接続されている。第1センサ19Aおよび第2センサ19Bは、各バッテリの充電電流、放電電流、電圧、温度などをセンシングする。第1センサ19Aおよび第2センサ19Bは、それぞれ、第1バッテリ18Aおよび第2バッテリ18Bに内蔵されていてもよい。
[中継装置の構成]
図3は、中継装置10の内部構成を示すブロック図である。
図を参照して、中継装置10は、制御部11、記憶部12、車内通信部13、およびセンサインタフェース(I/F)14などを備える。
中継装置10の制御部11は、CPU(Central Processing Unit)を含む。制御部11のCPUは、1または複数の大規模集積回路(LSI)を含む。複数のLSIを含むCPUでは、複数のLSIが協働して当該CPUの機能を実現する。制御部11のCPUは、たとえば時分割で複数のプログラムを切り替えて実行することにより、複数のプログラムを並列的に実行可能である。
制御部11のCPUは、記憶部12に記憶された1または複数のプログラムを読み出して、各種処理を実行するための機能を有している。制御部11のCPUが実行するコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からのダウンロードによって譲渡することもできる。
記憶部12は、フラッシュメモリ若しくはEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)などの不揮発性のメモリ素子よりなる。記憶部12は、制御部11のCPUが実行するプログラムまたは実行に必要なデータなどを記憶する記憶領域を有する。
車内通信部13には車内通信線16が接続されている。車内通信部13は、CANなどの所定の通信規格に則って、ECU30と通信する通信装置よりなる。
車内通信部13は、制御部11のCPUから与えられた情報を所定のECU30宛てに送信し、ECU30が送信元の情報を制御部11のCPUに与える。
車載通信機15は、アンテナと、アンテナからの無線信号の送受信を実行する通信回路とを含む無線通信機よりなる。車載通信機15は、携帯電話網等の広域通信網2に接続されることにより車外装置との通信が可能である。
車載通信機15は、図示しない基地局により形成される広域通信網2を介して、制御部11のCPUから与えられた情報をサーバ5等の車外装置に送信するとともに、車外装置から受信した情報を制御部11のCPUに与える。
センサI/F14には第1センサ19Aおよび第2センサ19Bが接続されている。センサ19A,19Bは、センシング情報を中継装置10に入力する。センサI/F14はセンシング情報の入力を受け付けて、センシング情報を制御部11に渡す。
[ECUの内部構成]
図4は、ECU30の内部構成を示すブロック図である。
図を参照して、ECU30は、制御部31、記憶部32、および車内通信部33などを備える。
ECU30の制御部31は、CPUを含む。制御部31のCPUは、記憶部32に記憶された1または複数のプログラムを読み出して、各種処理を実行するための機能を有している。上記機能として、制御部31のCPUは、制御プログラムの更新処理を実行するための機能である更新処理部311を含む。
制御部31のCPUは、たとえば時分割で複数のプログラムを切り替えて実行することにより、複数のプログラムを並列的に実行可能である。
制御部31のCPUは、1または複数の大規模集積回路(LSI)を含む。複数のLSIを含むCPUでは、複数のLSIが協働して当該CPUの機能を実現する。
制御部31のCPUが実行するコンピュータプログラムは、CD−ROMやDVD−ROMなどの記録媒体に記録した状態で譲渡することもできるし、サーバコンピュータなどのコンピュータ装置からのダウンロードによって譲渡することもできる。
記憶部32は、フラッシュメモリ、EEPROM、または、ROMなどの不揮発性のメモリ素子よりなる。記憶部32は、制御部11のCPUが実行するプログラムまたは実行に必要なデータなどを記憶する記憶領域を有する。
車内通信部33には車内通信線16が接続されている。車内通信部33は、CANなどの所定の通信規格に則って、中継装置10と通信する通信装置よりなる。
車内通信部33は、制御部31のCPUから与えられた情報を所定の中継装置10宛てに送信し、中継装置10が送信元の情報を制御部31のCPUに与える。
[電源制御処理]
ECU30の制御プログラムは、所定のタイミングで更新される。中継装置10は、更新処理を実行するECU30(以下、対象ECUと称する)に車載通信機15が車外装置から受信した更新用プログラムを中継するとともに、更新処理の実行を指示する。
本実施の形態においては、更新処理は、車両1が停車中に実行される。車両1の停車中には、図示しないイグニッションスイッチOFFとなってイグニッション電源からの電力供給が遮断されている。そのため、中継装置10は電源制御装置として機能して、中継装置10の制御部11はサーバ5からの更新用プログラムがメモリに保持されているときに、対象ECUに必要な電力を供給するための電源制御処理を実行する。
図3を参照して、中継装置10の制御部11は、電源制御処理を実行するための機能として、第1取得部111、第2取得部112、判定部113、および、リレー制御部114を有する。判定部113は決定部1131を含む。これらの機能は、制御部11のCPUが記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することによって、主にCPUによって実現される。
電源制御処理は、第1取得処理、第2取得処理、および判定処理を含み、それぞれ、第1取得部111、第2取得部112、および、判定部113によって実行される。
第1取得部111の実行する第1取得処理は、対象ECUでの更新処理に必要な電力量(以下、必要電力量)を取得する処理である。必要電力量を取得するために、第1取得部111は、一例として、対象ECUが更新用プログラムを書き込むために必要なメモリの容量(書き込み容量)を取得する。書き込み容量は、更新用プログラムのサイズに基づいて算出することによって取得されてもよいし、対象ECUに問い合わせることによって取得してもよい。第1取得部111は、書き込み容量を用いて必要電力量を算出する。必要電力量はたとえばバッテリの消費量であって、書き込み容量と対象ECUの書き込み能力とに基づいて得られる対象ECUでの書き込みにかかる時間に、単位時間当たりの対象ECUでの消費電力量を乗じることによって、バッテリ容量として算出される。対象ECUの書き込み能力および単位時間当たりの消費電力量は中継装置10が予め記憶していてもよいし、対象ECUに問い合わせることによって取得してもよい。
第2取得部112の実行する第2取得処理は、各バッテリの残量(バッテリ残量)を取得する処理である。バッテリ残量は、たとえば、バッテリの充電率(SOC(State Of Charge))である。SOCは、満充電量に対する割合を示す。第2取得部112は、対象のバッテリに対応したセンサからのセンシング情報としてバッテリ残量を取得する。または、第2取得部112は、センシング情報を用いてバッテリ残量を算出してもよい。
判定部113が実行する判定処理は、更新処理後のバッテリ残量が規定の電力量であるか否かを判定する処理と、その判定結果に基づいて対象ECUに電力供給するバッテリを決定する決定処理と、を含む。決定部1131は決定処理を実行する。対象ECUに電力供給するバッテリを、以降の説明では供給電源とも称する。
判定部113は、対象ECUに接続されたバッテリである第1の蓄電装置を予め記憶しておく。第1の蓄電装置は、対象ECUがECU30Aである場合には第1バッテリに相当する。判定部113は、第1の蓄電装置であるバッテリについて、第2取得処理によって取得したバッテリ残量から第1取得処理で取得した必要電力量を減じることによって、更新処理後のバッテリ残量を得る。判定部113はバッテリごとに予め閾値を記憶しておき、更新処理後の第1の蓄電装置のバッテリ残量が、当該バッテリに対応した第1閾値以下であるか否かを判定する。
上記第1の蓄電装置の更新処理後の残量が第1閾値より大きい場合には、決定部1131は、第2の蓄電装置を供給電源として使用しないと決定する。つまり、決定部1131は、第1の蓄電装置を供給電源として使用すると決定する。
上記第1の蓄電装置の更新処理後の残量が第1閾値以下である場合には、判定部113は、さらに、対象ECUに対してリレーを介して接続されている第2の蓄電装置について、更新処理後のバッテリ残量が、当該バッテリに対応した第2閾値以下か否かを判定する。第2の蓄電装置は、対象ECUがECU30Aである場合には第2バッテリに相当する。
上記第2の蓄電装置の更新処理後の残量が第2閾値より大きい場合には、決定部1131は、第2の蓄電装置を供給電源として使用すると決定する。第2の蓄電装置が複数存在する場合には、判定部113は、複数の第2の蓄電装置について順に判定を実行し、決定部1131はその判定結果に従って当該第2の蓄電装置を供給電源として使用するか否かを決定する。
リレー制御部114は、決定部1131が供給電源として使用すると決定したバッテリから対象ECUに電力が供給されるように、必要に応じて第1リレーR1および/または第2リレーR2のON/OFFを制御(リレー制御)する。
図5は、制御部11が実行する電源制御処理の流れを表したフローチャートである。中継装置10の制御部11は、記憶部12に記憶されているプログラムを読み出して実行することによって図5のフローチャートに表された処理を実行する。中継装置10の制御部11は、サーバ5から受け取った更新用プログラムがメモリに保持されている場合に電源制御処理を実行する。図5は、図2の電源構成である車両1において、ECU−1(ECU30A)が対象ECUである場合の電源制御処理を示している。
図を参照して、制御部11は、車両1が停車中であって、イグニッション電源がOFF状態であることを確認する(ステップS1)。車両1が停車中でない場合には(ステップS1でNO)、制御部11は、対象ECUに更新処理を実行させず、一連の処理を終了する。この場合、更新用プログラムはメモリに保持されるため、後のタイミングで電源制御処理が繰り返される。
車両1が停車中であってイグニッション電源がOFF状態である場合(ステップS1でYES)、制御部11は第1取得処理を実行する(ステップS2)。ステップS2の第1取得処理では、制御部11は、更新用プログラムのサイズに基づいて、対象ECUであるECU30Aの書き込み容量C[byte]を算出する(ステップS21)。次に、制御部11は、ECU30Aで更新処理を実行するための必要電力量P[Wh]を算出する(ステップS22)。ステップS22では、具体的に、制御部11は、ECU30Aの書き込み容量CにECU30Aで単位容量当たりの書き込みに要する時間である書き込み能力を乗じてECU30Aにおける書き込みにかかる時間t[h]を算出する。時間tに予め記憶しているECU30Aの単位時間当たりの消費電力量y[W]を乗じて必要電力量P[Wh]を算出する。
次に、制御部11は第2取得処理を実行する(ステップS3)。第1バッテリ18Aの満充電量をQa[Ah]、第2バッテリ18Bの満充電量をQb[Ah]とすると、ステップS3の第2取得処理では、制御部11は、センサ19A,19Bから、SOCである各バッテリの残量Ca[%],Cb[%]を取得する(ステップS31)。ステップS31では、各バッテリの残電力量がBa[Ah]およびBb[Ah]である場合、バッテリ残量は、Ca=Ba/Qa×100[%],Cb=Bb/Qb×100[%]で得られる。
なお、第1取得処理と第2取得処理との処理順は上記の順に限定されず、制御部11は、第2取得処理の後に第1取得処理を実行してもよい。
次に、制御部11は判定処理を実行する(ステップS4)。ステップS4の判定処理では、制御部11は、通常状態でECU30Aに電力を供給している第1バッテリ18Aについて、第1バッテリ18Aのバッテリ残量Ca[%]から必要電力量Pに相当するSOCを減じて更新処理後のバッテリ残量LCa[%]を算出する(LCa[%]=Ca[%]−P/12/Qa×100[%])。そして、制御部11は、更新処理後のバッテリ残量LCa[%]と第1バッテリ18Aについて予め記憶している第1閾値Th1とを比較する。その後、制御部11は、比較結果に基づいて第2バッテリ18Bを供給電源として使用するか否かを決定する決定処理を実行する。
バッテリ残量LCa[%]が第1閾値Th1より大きい(LCa>Th1)場合に(ステップS41でYES)、制御部11は、第2バッテリ18Bを供給電源として使用しないと決定する。この場合、第1バッテリ18Aが供給電源として使用される(ステップS42)。この決定処理の結果に従って、制御部11は、第1リレーR1および第2リレーR2の両リレーをOFF状態とするリレー制御を実行する(ステップS43)。
バッテリ残量LCa[%]が第1閾値Th1以下(LCa≦Th1)である場合(ステップS41でNO)、制御部11は、第2バッテリ18Bについて、第2バッテリ18Bのバッテリ残量Cb[%]から必要電力量Pに相当するSOCを減じて更新処理後のバッテリ残量LCb[%]を算出する(LCb[%]=Cb[%]−P/12/Qb×100[%])。そして、制御部11は、更新処理後のバッテリ残量LCb[%]と第2バッテリ18Bの第2閾値Th2とを比較する。
バッテリ残量LCb[%]が閾値Th2より大きい(LCb>Th2)場合に(ステップS44でYES)、制御部11は、第1バッテリ18Aに加えて第2バッテリ18Bも供給電源として使用すると決定する(ステップS45)。この決定処理の結果に従って、制御部11は、第1リレーR1および第2リレーR2の両リレーをON状態とするリレー制御を実行する(ステップS46)。
なお、バッテリ残量LCb[%]が閾値Th2未満(LCb≦Th2)である場合には(ステップS44でNO)、制御部11は、いずれのバッテリも供給電源として使用しないと決定する。この場合、制御部11は、ECU30Aで更新処理を実行しないと判定する(ステップS47)。そして、制御部11は、ECU30Aに更新処理を実行させず、一連の処理を終了する。この場合、更新用プログラムはメモリに保持されるため、後のタイミングで電源制御処理が繰り返される。
[第1の実施の形態の効果]
電源制御装置として機能する中継装置10が上記の電源制御処理を実行することによって、第1の蓄電装置の残量が対象ECUでの更新処理に必要な電力量に不足している場合であっても、第2の蓄電装置から対象ECUに電力供給をさせることによって停車中に対象ECUでの更新処理が可能になる。
<第2の実施の形態>
なお、第1の実施の形態で説明された電力量の計算は一例であって、上記の計算方法に限定されない。上記の説明では、バッテリ残量をSOCとして更新処理後のバッテリ残量LCa[%],LCb[%]を算出してバッテリ残量の閾値Th1,Th2と比較しているが、バッテリ残量はSOC以外のパラメータで表されてもよい。SOC以外のパラメータは、たとえば、バッテリの残電力量Ba[Ah],Bb[Ah]である。
<第3の実施の形態>
判定処理の他の例として、第2の蓄電装置が複数のバッテリからなり、当該複数のバッテリのうちの少なくとも1つの更新処理後のバッテリ残量が第2閾値より大きい場合に、複数のバッテリのうちの更新処理後のバッテリ残量が最も大きいバッテリを供給電源として使用すると決定してもよい。これにより、バッテリ残量の小さい第2の蓄電装置の負担を抑えることができる。
<第4の実施の形態>
図2に示された車両1の電源構成は一例である。車両1は、電源構成が図6に示される、いわゆるハイブリッド車であってもよいし、電源構成が図7や図8のようなエンジン車であってもよい。各電源構成である場合の中継装置10の電源制御装置としての機能について説明する。
車両1がハイブリッド車である場合、図6に示されるように、車両1には複数の蓄電装置として、低圧負荷に接続される低圧バッテリである第1バッテリ18Aと、高圧負荷に接続される高圧バッテリである第2バッテリ18Bとが搭載され、これらはスイッチの他の例であるDC/DCコンバータ20を介して接続されている。複数の蓄電装置は、さらに、第1発電機18D、第2発電機18Eなどの複数の電動発電機を含んでもよい。
電源制御装置として機能する中継装置10は、DC/DCコンバータ20のON/OFFを制御する。そのため、図3に示されたように、中継装置10の制御部11は、さらに、DC/DCコンバータ20を制御する。中継装置10は、車両1の走行中はDC/DCコンバータ20をON状態(起動状態)として電源制御を行っている。通常、車両1の停車中には、中継装置10はDC/DCコンバータ20をOFF状態(非起動状態)とする。
第1バッテリ18Aに接続されるECU30Aが対象ECUであって、停車中に更新処理を実行させる場合、中継装置10は、ECU30Aでの更新処理後の第1バッテリ18Aの残量と第1閾値とを比較する。そして、更新処理後の第1バッテリ18Aの残量が第1閾値以下である場合、中継装置10は、第2バッテリ18Bを供給電源として使用すると決定する。この場合、中継装置10は、車両1の停車にDC/DCコンバータ20をON状態として、ECU30Aに第2バッテリ18Bから電力を供給させる。これにより、第1バッテリ18Aの残量が更新処理の必要電力量に不足している場合であっても停車中にECU30Aでの更新処理が可能になる。
車両1がエンジン車である場合、図7に示されるように、車両1には複数の蓄電装置として、各負荷に電力供給する第1バッテリ18Aと、モーター機能付きの発電機18Cを起動させるための、リチウムイオンバッテリなどである第2バッテリ18Bとが搭載されたものがある。発電機18Cに対して第1バッテリ18Aおよび第2バッテリ18BはそれぞれリレーR1,R2を介して接続されている。
電源制御装置として機能する中継装置10はこれらリレーR1,R2のON/OFFを制御する。中継装置10は、車両1の発進時、つまり、モーターの起動時に少なくとも第2リレーR2をON状態として発電機18Cに電力を供給する。通常、車両1の走行中および停車中には、中継装置10はリレーR1,R2をOFF状態とする。
第1バッテリ18Aに接続されるECU30Aが対象ECUであって、停車中に更新処理を実行させる場合、中継装置10は、ECU30Aでの更新処理後の第1バッテリ18Aの残量と第1閾値とを比較する。そして、更新処理後の第1バッテリ18Aの残量が第1閾値以下である場合、中継装置10は、第2バッテリ18Bを供給電源として使用すると決定する。この場合、中継装置10は、車両1の停車中にリレーR1,R2をON状態として、ECU30Aに第2バッテリ18Bから電力を供給させる。これにより、第1バッテリ18Aの残量が更新処理の必要電力量に不足している場合であっても停車中にECU30Aでの更新処理が可能になる。
また、車両1がエンジン車である場合、図8に示されるように、車両1には複数の蓄電装置として、各負荷に電力供給する第1バッテリ18Aと、エンジンの回転によって発電するオルタネータである発電機18Cでの発電電力を蓄電するためのキャパシタ18Fとが搭載されたものがある。ECU30Aには、第1バッテリ18Aが接続され、さらに、スイッチの一例であるDC/DCコンバータ20を介してキャパシタ18Fが接続されている。
電源制御装置として機能する中継装置10は、DC/DCコンバータ20のON/OFFを制御する。そのため、図3に示されたように、中継装置10の制御部11は、さらに、DC/DCコンバータ20を制御する。DC/DCコンバータ20がON状態となることで、キャパシタ18Fに充電された電力がECU30Aなどに供給されるとともに、第1バッテリ18Aが充電される。
第1バッテリ18Aに接続されるECU30Aが対象ECUであって、停車中に更新処理を実行させる場合、中継装置10は、ECU30Aでの更新処理後の第1バッテリ18Aの残量と第1閾値とを比較する。そして、更新処理後の第1バッテリ18Aの残量が第1閾値以下である場合、中継装置10は、キャパシタ18Fを供給電源として使用すると決定する。この場合、中継装置10は、DC/DCコンバータ20をON状態として、ECU30Aにキャパシタ18Fから電力を供給させる。これにより、第1バッテリ18Aの残量が更新処理の必要電力量に不足している場合であっても停車中にECU30Aでの更新処理が可能になる。
<第5の実施の形態>
電源制御装置は、中継装置10に限定されず、電源制御を実行するECUであってもよい。たとえば、電源制御装置はボディ系ECUであってもよい。または、電源制御装置は、中継装置10とは独立した専用の装置であってもよい。また、電源制御装置は、更新処理を実行する際の対象ECUに電力を供給するバッテリの決定まで行い、他の装置に判定結果を渡してリレー制御を指示するものであってもよい。つまり、電源制御装置は、第1取得部111、第2取得部、および判定部113を有し、リレー制御部114は他の装置に設けられてもよい。
開示された特徴は、1つ以上のモジュールによって実現される。たとえば、当該特徴は、回路素子その他のハードウェアモジュールによって、当該特徴を実現する処理を規定したソフトウェアモジュールによって、または、ハードウェアモジュールとソフトウェアモジュールとの組み合わせによって実現され得る。
上述の動作をコンピュータに実行させるための、1つ以上のソフトウェアモジュールの組み合わせであるプログラムとして提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本開示にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本開示にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本開示にかかるプログラムに含まれ得る。提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 車両
2 広域通信網
4 通信ネットワーク
5 サーバ
10 中継装置(電源制御装置)
11 制御部
12 記憶部
13 車内通信部
14 センサインタフェース
15 車載通信機
16 車内通信線
17 電力線
18A 第1バッテリ(第1の蓄電装置)
18B 第2バッテリ(第2の蓄電装置)
18C 発電機
18D 第1発電機
18E 第2発電機
18F キャパシタ
19A 第1センサ
19B 第2センサ
20 DC/DCコンバータ(スイッチ)
30,30A,30B ECU(車載制御装置)
31 制御部
32 記憶部
33 車内通信部
111 第1取得部
112 第2取得部
113 判定部
114 リレー制御部
311 更新処理部
1131 決定部
R1 第1リレー(スイッチ)
R2 第2リレー(スイッチ)
Th1 第1閾値
Th2 第2閾値

Claims (6)

  1. 第1の蓄電装置が接続され車載制御装置に電力を供給する供給電源を決定する電源制御装置であって、
    前記車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、前記第1の蓄電装置の残量と、を取得する取得部と、
    前記必要電力量と前記残量との比較結果に基づいて、前記第1の蓄電装置とは異なる第2の蓄電装置を、前記更新処理を実行する前記車載制御装置に電力を供給する供給電源として使用するか否かを決定する決定部と、を備える、電源制御装置。
  2. 前記決定部は、前記更新処理後の前記残量が前記第1の蓄電装置に対応した第1閾値より大きい場合には前記第2の蓄電装置を前記供給電源として使用しないと決定し、前記第1閾値以下の場合に前記第2の蓄電装置を前記供給電源として使用すると決定する、請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 前記取得部は、前記第2の蓄電装置の残量をさらに取得し、
    前記決定部は、前記第1の蓄電装置の前記更新処理後の前記残量が前記第1閾値以下であり、かつ、前記第2の蓄電装置の前記更新処理後の前記残量が前記第2の蓄電装置に対応した第2閾値以下である場合に、前記第2の蓄電装置を前記供給電源として使用しないと決定する、請求項2に記載の電源制御装置。
  4. 前記第2の蓄電装置は複数の蓄電装置を含み、
    前記決定部は、前記第1の蓄電装置の前記更新処理後の前記残量が前記第1閾値以下であり、かつ、複数の前記第2の蓄電装置の少なくとも1つの前記更新処理後の前記残量が前記第2閾値より大きい場合に、前記複数の第2の蓄電装置のうちの前記更新処理後の前記残量が最も大きい蓄電装置を前記供給電源として使用すると決定する、請求項3に記載の電源制御装置。
  5. 第1の蓄電装置が接続され車載制御装置に電力を供給する供給電源を決定する方法であって、
    前記車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、前記第1の蓄電装置の残量と、を取得するステップと、
    前記必要電力量と前記残量との比較結果に基づいて、前記第1の蓄電装置とは異なる第2の蓄電装置を、前記更新処理を実行する前記車載制御装置に電力を供給する供給電源として使用するか否かを決定するステップと、を備える、電源制御方法。
  6. 第1の蓄電装置が接続され車載制御装置に電力を供給する供給電源を決定する電源制御装置としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    前記車載制御装置が制御プログラムの更新処理を実行するための必要電力量と、前記第1の蓄電装置の残量と、を取得する取得部、および、
    前記必要電力量と前記残量との比較結果に基づいて、前記第1の蓄電装置とは異なる第2の蓄電装置を、前記更新処理を実行する前記車載制御装置に電力を供給する供給電源として使用するか否かを決定する決定部、として機能させる、コンピュータプログラム。
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