JP2017166277A - Bathroom floor - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は浴室床に関するものである。 The present invention relates to a bathroom floor.
従来、この種の浴室床として特許文献1に開示されたものが知られている。特許文献1では、浴室床は、複数の溝と、これら溝により囲まれる位置に形成された隆起体とを表面に備えている。そして、溝の底面は、中心線表面粗さRaが10〜100μmに設定される一方、隆起体の表面は、中心線表面粗さRaが0より大きく5μm以下に設定されている。このように構成すると、溝の毛細管現象による誘引力を強めて床面全体の排水性を向上できるとされている。
Conventionally, what was disclosed by
しかしながら、この特許文献1の浴室床では、床面全体の排水性が必ずしも十分ではなく、更なる性能の向上が求められているのが現状である。
However, in the bathroom floor of this
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、排水の流れが良好な浴室床を提供することを目的とする。 This invention is made | formed in view of the said conventional situation, Comprising: It aims at providing the bathroom floor with a favorable flow of waste_water | drain.
本発明の浴室床は、溝によって、複数のエリアに区分けされた浴室床であって、
前記エリアは、凹凸の施された化粧面とされており、
前記化粧面の最も高い部分を基準とした場合に、前記化粧面の凹部の最も深い深さと、前記溝の深さとは、略同一であることを特徴とする。
The bathroom floor of the present invention is a bathroom floor divided into a plurality of areas by grooves,
The area is an uneven decorative surface,
When the highest part of the decorative surface is used as a reference, the deepest depth of the concave portion of the decorative surface and the depth of the groove are substantially the same.
本発明に係る浴室床は、化粧面の最も高い部分を基準とした場合に、化粧面の凹部の最も深い深さと、溝の深さとは、略同一であるから、以下の作用効果を奏する。一般的な浴室床では、溝の深さは、化粧面の凹部よりも深くされている。よって、このような浴室床では、排水は溝に集まりやすく、この溝に沿って流れていくことになる。一方、本発明の浴室床では、溝の深さは、化粧面の凹部の最も深い深さと略同一であるから、排水は必ずしも溝に集まるのではなく、化粧面の上も流れていくことになる。従って、本発明の場合は、排水に寄与する部分が溝及び化粧面となるから、排水効率が高い。 In the bathroom floor according to the present invention, when the highest part of the decorative surface is used as a reference, the deepest depth of the concave portion of the decorative surface and the depth of the groove are substantially the same, and therefore, the following effects are obtained. In a general bathroom floor, the depth of the groove is deeper than the recess of the decorative surface. Therefore, in such a bathroom floor, the drainage easily collects in the groove and flows along the groove. On the other hand, in the bathroom floor of the present invention, since the depth of the groove is substantially the same as the deepest depth of the concave portion of the decorative surface, the drainage does not necessarily collect in the groove, but also flows on the decorative surface. Become. Accordingly, in the case of the present invention, the drainage efficiency is high because the portion contributing to drainage becomes the groove and the decorative surface.
本発明における好ましい実施の形態を説明する。 A preferred embodiment of the present invention will be described.
本発明の浴室床において、溝の断面形状は表側に向かって広がる形状であることが好ましい。一般的な浴室床では、溝の断面形状は、略矩形状をなしている。このような溝では、溝の底面の両角部に汚れが溜まりやすい。また、清掃する場合においても両角部にブラシ等の掃除用具が届きにくく、清掃しにくい。一方、本発明の浴室床で、溝の断面形状が表側に向かって広がる形状とすると、一般的な浴室床よりも汚れが溜まりにくい。さらに、清掃する場合においてもブラシ等の掃除用具が入りやすく、清掃しやすい。 In the bathroom floor of the present invention, the cross-sectional shape of the groove is preferably a shape that widens toward the front side. In a general bathroom floor, the cross-sectional shape of the groove is substantially rectangular. In such a groove, dirt tends to accumulate at both corners of the bottom surface of the groove. Moreover, even when cleaning, cleaning tools such as brushes are difficult to reach at both corners, and cleaning is difficult. On the other hand, in the bathroom floor of the present invention, when the cross-sectional shape of the groove is widened toward the front side, dirt is less likely to accumulate than a general bathroom floor. Furthermore, when cleaning, a cleaning tool such as a brush is easy to enter and easy to clean.
次に、本発明の浴室床1を具体化した実施例1について、図面を参照しつつ説明する。
Next, Example 1 which actualized the
<実施例1>
実施例1の浴室床1は、図1に示すように、FRP(繊維強化プラスチック)等により一体に形成されており、浴槽3に隣接して洗い場領域を形成している。浴槽3は、浴槽本体部5と、エプロン7とを備えてなる。浴槽本体部5は、上面が全領域に亘って略方形に開放された箱形をなす貯湯部9と、貯湯部9の上面(上端)の開口縁から全周に亘って外方へ略水平に張り出した形態のフランジ部11とを一体に形成して構成されている。貯湯部9は、前後方向に長い略略矩形をなす底壁部13を備えている。底壁部13の浴室床1寄りの位置には、排水溝15が形成され、この排水溝15に向かって水が流れるように、底壁部13は、排水溝15に向かってなだらかな傾斜を有している。
<Example 1>
As shown in FIG. 1, the
貯湯部9は、底壁部13の両側縁部から斜め上外方へ立ち上がる一対の側壁部17と、底壁部13の前縁部から斜め上前方へ立ち上がる前壁部19と、底壁部13の後縁部から斜め上後方へ立ち上がる後壁部21とを備えて構成されている。これらの壁部17、19、21が連なる部分は、いずれも、滑らかな曲面で構成されている。底壁部13には、滑り止め用の突起部23が複数形成されている。突起部23は、千鳥配列に並べられている。各突起部23の形状は、平面視略矩形状をなしている。この形状は、後述するエリア49の形状と、同一の部類に属する形状である。形状の分類として、略矩形状、略三角形状、略丸状等がある。本実施例においては、突起部23の形状と、エリア49の形状とは、ともに略矩形状とされている。なお、各突起部23の上面は、平らな面とされている。
The hot
エプロン7は、浴槽本体部5の浴室床1側の側面を覆うように備えられている。エプロン7は、略中央が浴槽本体部5側に向けてやや凹むように、なだらかな曲面を描く壁部材であり、浴槽本体部5とは、別体にて構成されている。エプロン7の後端寄りで、エプロン7の下端寄りの位置には、手前側に突出した略矩形状の棚部27が形成されている。この棚部27にシャンプーやリンス等の容器を置くことができるようにされている。棚部27は、突出側の角部が丸くされている。棚部27が形成された部分では、略矩形の開閉可能な扉29が設けられ、この扉29を開けて点検等の作業ができるようにされている。
The apron 7 is provided so as to cover the side surface of the
浴室床1は、全体としては浅底のパン状に形成されている。浴室床1は、図1〜3に示すように、平面視で略矩形状であり、エプロン7側の一辺のみが膨らむように湾曲した形状をなしている。浴室床1は、排水口31と、排水口31に向かって下り傾斜面となっている表面とを備えている。排水口31は、浴槽3に近い位置に形成されており、排水口31は、水路を確保しつつ、矩形状のカバー部材35で覆われた形態とされている。このカバー部材35により、排水口31に大きな物体が落ちていかないように防止するとともに、排水が確実にされるようになっている。浴室床1の最外縁部は、上方に立ち上がり形成された水返し壁部37とされている。
The
浴室床1には排水口31が最も低くなるように排水勾配がつけられている。水は排水勾配に沿って流れ、排水口31に集水されるようにされている。表面には、図2に示すように、それぞれ排水方向の異なる3つの勾配面39、41、43が形成されている。各勾配面39、41、43は、排水口31に向かって下り傾斜になっている。勾配面39と勾配面41の間には、谷として形成された稜線45が形成されている。勾配面41と勾配面43の間には、谷として形成された稜線47が形成されている。但し、これらの稜線45、47は、浴室床1のデザインを損なわないように目立たないようにされている。従って、稜線45、47は突条や溝25は形成されていない。
浴室床1の水は、各勾配面39、41、43上を排水口31に向かって流れていく。
The
The water on the
浴室床1は、図1に示すように、溝25によって、複数のエリア49に区分けされている。具体的には、浴室床1を配した洗い場領域の全面は、図1〜3に示すように、例えば、略矩形のエリア49を、その下段のエリア49と半分ずれた積み方(馬積み)にされている。
As shown in FIG. 1, the
浴室床1の複数のエリア49からなるデザインは、次のように考えられている。すなわち、まず、略同一形状のエリア49を積み重ねた例えば馬積みをイメージする。そして、そのイメージから、洗い場領域の大きさの枠に合わせてイメージの一部を切り取るようにされている。従って、この場合、浴室床1の外周部にあたる各エリア49は、図3に示すように、略矩形等の形状が部分的に欠けた形態とされている。詳細には、図3に示すように、浴室床1の浴槽3に隣接している部分に位置する各エリア49Aでは、エプロン7の円弧状に沿って、略矩形の形状が欠けた形状とされている。すなわち、図3の3つのエリア49Aは、いずれもエプロン7に面した略矩形の一辺が円弧状に丸みを持つ形状とされている。また、これらの各エリア49Aの面積は、欠けていないエリア49Bの面積よりも小さくされている。
The design composed of a plurality of
一般的に、浴室床1の浴槽3に隣接している部分に位置するエリア49であっても、エリア49の略矩形の形状が全く欠けていない態様では、浴室床1が、浴槽3から分離しているように感じられる。これに対して、本実施例では、図3に示すように、浴室床1の浴槽3に隣接している部分に位置する各エリア49Aでは、略矩形の形状が欠けた形状とされている。このようにすると、浴室床1と浴槽3の一体性が生まれる。よって、浴槽3の下においても浴室床1がまるであるかのごとく、使用者に感じさせることができ、空間の広がりを演出できる。このように本実施例では、デザイン的に空間を大きく感じられるように工夫されている。
In general, even if the
また、本実施例では、浴室床1の浴槽3に隣接していない場所に、略矩形の形状が欠けたエリア49Cが存在している。すなわち、図3のエリア49Cは、略矩形の長辺が短くなるように欠けた形状とされている。これらの各エリア49Cの面積は、欠けていないエリア49Bの面積よりも小さくされている。
In this embodiment, an
浴室床1の外周部にあたるエリア49であって、浴室床1の浴槽3に隣接していないエリア49の略矩形の形状が全く欠けていない態様では、浴室床1は実際の領域より外に広がっているようには、感じられない。これに対して、本実施例では、図3に示すように、エリア49Cで、略矩形の形状が欠けている。このようにすると、実際の浴室床1を超えて、洗い場がまるであるかのごとく、使用者に感じさせることができ、空間の広がりを演出できる。このように本実施例では、デザイン的に空間を大きく感じられるように工夫されている。
In an aspect in which the substantially rectangular shape of the
溝25によって、区分けされたエリア49は、図4に示すように、上面が凹凸の施された化粧面51とされている。化粧面51の凹凸は、デザイン性や滑り性を考慮して設計されており、規則性を有する模様や、ランダムな模様や、それらの組み合わせ等を任意に選択できる。本実施例では、図5に示すように、化粧面51の最も高い部分51Aを基準とした場合に、化粧面51の凹部53の最も深い深さD1と、溝25の深さD2とは、略同一とされている。この関係を図5に模式的に示す。図5に示すように、化粧面51の最も高い部分51Aから、化粧面51の凹部53の最も深い深さをD1とし、溝25の深さをD2と表す。本実施例においては、D1とD2が略同一とされている。すなわち、D1≒D2とされている。好ましくは、D2は、D1の100〜110%とされる。例えば、具体的には、D1とD2はともに、0.5〜0.9mm、好ましくは、0.6〜0.8mm、さらに好ましくは0.7mmである。このように、D1とD2を設定すると、排水は必ずしも溝25に集まるのではなく、化粧面51の上も流れていくことになる。よって、排水に寄与する部分が、溝25及び化粧面51となるから、排水効率が高くなる。この技術的思想は、溝25を中心に排水するという従来の技術的思想とは、根本的に異なるものである。
As shown in FIG. 4, the
ここで、更に詳しく、従来の浴室床1との比較にて本実施例を説明する。図6に従来の浴室床1の断面図を示す。図6に示すように、化粧面51の最も高い部分51Aからの凹部53の深さをD1とする。一方、溝25の深さを、D2とする。従来例においては、D2>D1とされている。よって、このものにおいては、より低い溝25の部分に水が流れ込みやすくされていた。従って、排水に寄与する部分は、溝25の部分が主とされていた。つまり、化粧面51の上に水を流すことは、あまり考慮されていなかった。また、従来のものでは、溝25の深さのみならず、その開口幅W2も凹部53の開口幅W1よりも広くされている(図6参照)。このように、従来のものでは、溝25の断面積の方が、化粧面51の各凹部53の断面積よりも大きく設計されている。従来の技術的思想は、溝25を中心に排水するものであり、本実施例の技術的思想とは、根本的に異なるものである。
Here, this example will be described in more detail in comparison with the
溝25について更に詳細に説明する。本実施例では、溝25の断面形状は、図5に示すように、表側に向かって広がる形状であり、全体として、開口部が広がった略U字状をなしている。溝25の底は、曲面をなしており、角がなく、汚れが溜まりにくい形状とされている。形状に関して、化粧面51の凹部53と溝25とを比較する。化粧面51の凹部53の開口幅W1は、溝25の開口幅W2よりも大きくされている一方、深さは前述のように略同一である。従って、溝25の方が、下側に向かう鋭い形状をなしている。これにより、化粧面51の凹凸による模様よりも、溝25の方が際だって見えることになり、溝25によるエリア49の区画が、使用者から視認可能とされている。
The
従来例の溝25の断面形状は、図6に示すように、略矩形状をなしている。詳細には、平坦な底面部25Aと、底面部25Aから立ち上がる側壁部25Bとを有しており、底面部25Aには、断面視で略直角の角部25Cが2つある形態をなしている。このため、従来例の溝25では、略直角の角部25Cに、汚れが溜まりやすい傾向にあった。角部25Cは、清掃する場合においてもブラシ等の掃除用具が届きにくい場所である。
The cross-sectional shape of the
なお、本実施例では、化粧面51の凹凸における凹部53の開口幅W1は、形成場所により異なりランダムとされている。一方、溝25の開口幅W2は、形成場所によらず、ほぼ同一とされている。そして、溝25の開口幅W2は、化粧面51の凹部53の開口幅W1よりも狭く設定されている。このように化粧面51の凹部53の開口幅W1と、溝25の開口幅W2を設定することにより、溝25が、化粧面51の凹凸よりも目立ちやすくなり、溝25は擬似的な目地の役割を果たし、デザイン的に有利である。
In the present embodiment, the opening width W 1 of the
実施例に係る浴室床1は、金属板をエッチング処理して得られた成形型を用いて製造することができる。ここで、エッチング処理液としては、鉄鋼用化学研磨液、過塩化鉄液を単独又は組み合わせて使用できる。これらに水、硝酸、塩酸等を配合して用いることもできる。本実施例の浴室床1は、エッチング処理のみを用いて製造した成形型によっても製造することが可能である。
The
<実施例の効果>
本実施例に係る浴室床1は、化粧面51の最も高い部分51Aを基準とした場合に、化粧面51の凹部53の最も深い深さD1と、溝25の深さD2とは、略同一であるから、以下の作用効果を奏する。従来の浴室床1では、溝25の深さは、化粧面51の凹部53よりも深くされている。よって、このような浴室床1では、排水は溝25に集まりやすく、この溝25に沿って流れていくことになる。一方、本実施例の浴室床1では、溝25の深さD2は、化粧面51の凹部53の最も深い深さD1と略同一であるから、排水は必ずしも溝25に集まるのではなく、化粧面51の上も流れていくことになる。従って、本実施例の場合は、排水に寄与する部分が溝25及び化粧面51となるから、排水効率が高くなる。
<Effect of Example>
本実施例の浴室床1において、溝25の断面形状は、図5に示すように、表側に向かって広がる形状であり、全体として、開口部が広がった略U字状をなしている。従来の浴室床1では、溝25の断面形状は、図6に示すように、略矩形状をなしている。詳細には、平坦な底面部25Aと、底面部25Aから立ち上がる側壁部25Bとを有しており、底面部25Aには、断面で視て略直角の角部が25C2つある形態をなしている。このような従来の溝25は、底面の両角部25Cに汚れが溜まりやすい。また、清掃する場合においても両角部25Cにブラシ等の掃除用具が届きにくく、清掃しにくい。一方、本実施例の浴室床1では、溝25の断面形状が表側に向かって広がる形状であるから、一般的な浴室床1よりも汚れが溜まりにくい。さらに、清掃する場合においてもブラシ等の掃除用具が入りやすく、清掃しやすい。
In the
本実施例の化粧面51の凹凸における凹部53の開口幅W1は、形成場所により異なりランダムとされている。一方、溝25の開口幅W2は、形成場所によらず、ほぼ同一とされている。よって、溝25の方が、規則性を有しており、利用者の視覚にとまりやすく、擬似的な目地の役割を果たす。
また、溝25の開口幅W2は、化粧面51の各凹部53の開口幅W1よりも狭く設定されている。このように化粧面51の凹部53の開口幅W1と、溝25の開口幅W2を設定することにより、溝25には陰影が強くついて、化粧面51の凹凸よりも目立ちやすくなり、溝25は擬似的な目地の役割を果たし、デザイン的に有利である。本実施例では、溝25の深さD2は、化粧面51の凹部53の最も深い深さD1と略同一である。この場合、仮に化粧面51の凹部53の開口幅W1と、溝25の開口幅W2が略同一であると、両者に同等の陰影がついて溝25が目立ちにくくなる。本実施例では、溝25の開口幅W2は、化粧面51の凹部53の開口幅W1よりも狭く設定されているから、溝25を形成する下り斜面の勾配は、化粧面51の凹部53の下り斜面の勾配よりも大きくなる。よって、溝25は、化粧面51の凹部53に比べて、光による陰影がつきやすく目立ちやすい。従って、本実施例における溝25は、擬似的な目地の働きをデザイン的に十分果たすことができる。
The opening width W 1 of the
The opening width W 2 of the
本実施例では、浴槽3の平面形状と、溝25により区画されたエリア49の形状とは同一の部類に属する形状である。ここで同一の部類に属する形状とは、形状の分類として、略矩形状、略三角形状、略丸状等があり、本実施例では、浴槽3の平面形状及び溝25により区画されたエリア49は、ともに略矩形状とされている。浴槽3の平面形状及び区画されたエリア49を同一の部類に属する形状とすると次のような効果が期待できる。すなわち、人間は、同一の部類に属する形状が複数並べられた空間にいると、安心感を受けやすい。本実施例の浴室床1には、略同一の部類に属する形状が複数配されることになり、安心感を得やすい。特に、入浴中はリラックスした状態であり、緊張が和らぎやすいため、浴槽3とエリア49の形状を同一の部類に属する形状とすると、入浴との相乗効果により、高い安心感が得られる効果を期待できる。
In the present embodiment, the planar shape of the
また、本実施例では、滑り止め用の突起部23と、溝25により区画されたエリア49の形状とは同一の部類に属する形状である。本実施例では、滑り止め用の突起部23及び溝25により区画されたエリア49は、ともに略矩形状とされている。滑り止め用の突起部23の平面形状及び区画されたエリア49を同一の部類に属する形状とすると次のような効果が期待できる。すなわち、人間は、同一の部類に属する形状が複数並べられた空間にいると、安心感を受けやすい。本実施例の浴室床1には、略同一の部類に属する形状が浴槽3内にも配されることになり、安心感を得やすい。特に、入浴中はリラックスした状態であり、緊張が和らぎやすいため、滑り止め用の突起部23とエリア49の形状を同一の部類に属する形状とすると、入浴との相乗効果により、高い安心感が得られる効果を期待できる。
In the present embodiment, the
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)実施例の浴室床1では、溝25により、馬踏み目地状にされている例を示したが、次のような形態であってもよい。馬踏み目地、通し目地、たて芋目地、たて張り千鳥目地、たて馬目地、やはず張り、イギリス張り、フランス張り、アメリカ張り、四半目地、バスケットのような形態としてもよいことは、もちろんである。
(2)実施例の浴室床1では、FRP(繊維強化プラスチック)からなる例を挙げて説明したが、材質は特に限定されない。例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂に補強を施した材質も適用できる。
(3)実施例の浴室床1では、溝25によって、区分けされた特定数のエリア49を備えたものを例に挙げて説明したが、エリア49の数は、必要に応じ、デザイン性も考慮して適宜選択できる。
(4)実施例の浴室床1では、溝25によって、略矩形のエリアに区分けされたものを例に挙げて説明したが、エリア49の形状は特に限定されない。
<Other embodiments>
The present invention is not limited to the embodiments described with reference to the above description and drawings. For example, the following embodiments are also included in the technical scope of the present invention.
(1) In the
(2) In the
(3) The
(4) In the
1…浴室床
25…溝
51…化粧面
51A…最も高い部分
53…凹部
DESCRIPTION OF
Claims (2)
前記エリアは、凹凸の施された化粧面とされており、
前記化粧面の最も高い部分を基準とした場合に、前記化粧面の凹部の最も深い深さと、前記溝の深さとは、略同一であることを特徴とする浴室床。 A bathroom floor divided into a plurality of areas by grooves,
The area is an uneven decorative surface,
The bathroom floor according to claim 1, wherein when the highest part of the decorative surface is used as a reference, the deepest depth of the concave portion of the decorative surface and the depth of the groove are substantially the same.
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