JP2017161427A - 移動体位置特定システム - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、実施形態1乃至3における移動体位置特定システムであり、端末10及びサーバ20で構成されている。端末10及びサーバ20は、ネットワークNEを介して双方向の通信が可能な状態で接続されている。
なお、当該実施形態では、端末10及びサーバ20の構成としたが、種々の態様で実現することが可能である。例えば、図示する機能を単体で備えたスタンドアロンの移動体位置特定装置、又は複数の端末及びサーバで構成された分散システムとすることも可能である。
端末10は、端末通信部11、端末制御部12、入力部13、表示部14、検出部15を備える。
端末通信部11は、ネットワークNEを介してサーバ20との通信を行う。
端末制御部12は、判定部120及び経路案内部122を備える。端末制御部12における判定部120、経路案内部122は、端末制御部12に備えられたCPUが、メモリに展開されたプログラムを実行することにより実現される。
判定部120は移動体30へのエネルギーの供給がなされた場合、エネルギーの供給が開始されたことを判定する。このエネルギーの供給については後に詳細に説明する。
経路案内部122は、サーバ20から送信された地点データ、車線ネットワークデータ、及び走行制御データを用いて経路を案内する。この地点データ及び走行制御データについては後に詳細に説明する。
入力部13は、表示部14の表面に配置された感圧型のタッチパネルを備え、ユーザが表示部14に表示された地図やアイコン等の位置に指を接触させることにより、目的地設定等の所望の指示や要求を端末10に入力することができる。入力部13は入力用のインターフェイスとしてキーボードやマウスを備えることも可能である。
表示部14は、地図画像や経路誘導情報等の各種情報に関する画像を表示する。
検出部15は、移動体30の現在地を検出するものであり、例えばGPS受信機、方位センサ、距離センサ、車速センサ等で構成される。
サーバ通信部21は、ネットワークNEを介して端末10との通信を行う。
サーバ制御部22は、位置特定部220及び経路探索部222を備える。サーバ制御部22における位置特定部220、経路探索部222は、サーバ制御部22に備えられたCPUが、メモリに展開されたプログラムを実行することにより実現される。
位置特定部220は移動体30の現在地を特定する。この移動体30の現在地の特定は後に詳細に説明する。
経路探索部222は目的地までの経路について、公知の経路探索方法により経路を探索して経路探索データを出力する。
記憶部23は、地点DB230、道路NWDB232、車線NWDB234、及び走行制御DB236を有する。
地点DB230は、移動体にエネルギーを供給することが可能な地点に対応した特定地点に関する情報を含む地点データが含まれている。なお、特定地点は、移動体にエネルギーを供給することが可能な地点であることが好ましいが、当該地点の近傍にある地点としても良い。図2は地点データのデータ構造の一例を示している。地点データには、少なくとも地点データを識別するID、特定地点の名称、特定地点が含まれる領域を示す領域ID、特定地点の位置座標を規定する座標情報(以下「特定座標情報」という。)、車線ネットワークデータの車線ID(詳細は後述する。)が記憶されている。
道路NWDB232は、道路のつながりを表した道路ネットワークデータが含まれる。道路ネットワークデータには、少なくとも実際の交差点に対応する位置を表す座標情報、当該交差点を識別するID、その他の情報を含むノード情報、ある交差点と他の交差点とをつなぐ道路のつながりをあらわす情報であって、その道路を通過する通りやすさの指標である経路探索コストの情報を含むリンク情報等を有している。
車線NWDB234は、道路の車線単位での道路のつながりを表した車線ネットワークデータが含まれている。図3は車線ネットワークデータのデータ構造の一例を示している。車線ネットワークデータには、少なくとも、所定の車線におけるある地点から他の地点までのつながりを一つの車線区間として、その車線区間を識別する車線IDを有し、車線ID毎にその名称、その車線IDにおけるある地点から他の地点までのつながりを座標点列として規定する座標情報、他の車線IDへの接続関係を示す接続情報(進入側の車線区間に対応した車線IDと退出側の車線区間に対応した識別ID)、車線IDの各々についての速度情報(法定速度、標識に記載された速度)、特定地点に関する特定地点情報を有している。
なお、道路NWDB232には対象領域全体(例えば日本全国)の道路ネットワークデータが含まれており、車線NWDB234には対象領域の一部の道路(例えば、高速道路、都市高速道路、有料道路のみ、または都市部近郊にある道路のみ)の車線ネットワークデータが含まれている。
図5は、高速道路の出入口付近に設置された料金所近傍において、移動体30が地点P1から地点P2に向かって走行する様子を示す図である。料金所は通路50、通路52、通路54、通路56及び通路58を有しており、このうち通路58には、移動体が所定の地点を停止することなく通過することに応じて、その移動体が走行する所定区間の高速道路料金等の有料料金の支払いを電磁波による無線通信により可能とする自動料金収受装置が備えられている。領域60は、自動料金収受装置が移動体と通信可能な領域である電磁波が供給される領域を表している。地点データPD2は、領域60に含まれる特定地点P2に関する位置座標を規定する座標情報を含んでいる。また、移動体30が、地点P1からP2、そして通路58の方向に走行するのに伴い通路の幅が漸減している(すなわち、移動体の進行方向に対して横方向への移動体の移動が制限される)。この通路58は、移動体が進行するのに伴い通路の幅が漸減する(すなわち、移動体の進行方向に対して横方向への移動体の移動が制限される)一例であり、その通路58に特定地点P2は含まれている。
この領域60において、自動料金収受装置は移動体との間で無線通信による路車間通信を行う。
この路車間通信では、まず移動体から自動料金収受装置に対して、移動体を識別可能な固有番号(例えば、移動体に接続されたETCカードのカード番号等)を送信する。自動料金収受装置から移動体に対して、自動料金収受装置の設置された通路の固有番号(例えば、通路58の自動料金収受装置について、通路58であることを示す番号)等を含む通路情報を送信する。この通路情報を移動体に送信するための媒体である電磁波が、エネルギーの一例である移動体との間で通信を可能とするための電磁波である。
また、この路車間通信では、料金収受に関する各種料金情報が送受信され、課金処理が行われる。例えば、移動体は入口料金所にある自動料金収受装置から受信した通路情報を、出口料金所の自動料金収受装置に送信する。自動料金収受装置は受信した通路情報に基づき入口料金所を特定し、入口料金所と出口料金所との距離または区間に対応した通行料金の課金計算及び決済処理を行う。
移動体30が領域60に到達すると、移動体30と自動料金収受装置との間で通信が開始される。そして、端末制御部12(判定部120)が移動体30にエネルギーの供給がなされたと判定する(ステップS10でYesの場合)。
図6は、高速道路出入口付近に設置された料金所近傍において、移動体30が地点P3から地点P4に向かって走行する様子を示す図である。領域60は自動料金収受装置が移動体に通信可能な領域を表している。ここで、移動体30が通路54を通行するとき、通路54には自動料金収受装置が備えられていないので、移動体30と自動料金収受装置との間で通信は行われない。そして、端末制御部12が移動体30にエネルギーの供給がないと判定し、移動体位置特定処理を終了する(ステップS10でNoの場合)。
次に、上記で特定された特定地点P2に関する情報に基づいて、移動体の走行が制御される処理の一例として、ステップS13、ステップS14等の処理を下記で具体的に説明する。
サーバ制御部22(位置特定部220)は、サーバ通信部21を介して地点データPD2に含まれる特定座標情報を端末10に送信する(ステップS13)。次に、端末制御部12は、端末通信部11を介して受信した特定座標情報を移動体の走行を制御する走行制御部に送信する(ステップS14)。
最初に、端末制御部12(判定部120)は道路上に新たに移動体30にエネルギーの供給がなされたか判定を行う。
図7は、移動体30が特定地点2を通過し、移動体30が道路53の地点P5から地点P6に向かって走行する様子を示す図である。領域60は、電波ビーコン(ITSスポットを含む)、光ビーコン等の路上通信装置が移動体と通信可能なエネルギーの一例である電磁波が供給される地点を表している。ここで路上通信装置が電波ビーコンの場合、ビーコン直下の前後約20m〜70mの通信が可能であるので、上述した通路58における自動料金収受装置との通信に比べて広域(例えば道路幅内)の通信が可能である。
地点データPD6は、領域60に含まれる特定地点P6に関する位置座標を規定する座標情報を含んでいる。そして路上通信装置から移動体30に道路交通情報等の通信が開始されると、端末制御部12(判定部120)は移動体30にエネルギーの供給がなされたと判定する(ステップS10でYesの場合)。
端末制御部12は、端末通信部11を介して路上通信装置から受信した道路53の固有番号と位置特定要求とをサーバ20に送信する(ステップS11)。サーバ20が端末10から送信された道路53の固有番号と位置特定要求とを受信すると、サーバ制御部22(位置特定部220)が道路53の固有番号に基づき地点DB230の領域IDを検索する。サーバ制御部22(位置特定部220)が道路53の固有番号と一致する領域IDを含む地点データPD6を特定し、地点データPD6を取得する(ステップS12でYesの場合)。サーバ制御部22(位置特定部220)は、地点データPD6に含まれる特定座標情報を端末10に送信する(ステップS14)。次に、端末制御部12は、端末通信部11を介して受信した特定座標情報を移動体の走行を制御する走行制御部に送信する(ステップS15)。次に、上記で特定された特定地点P6に関する情報に基づいて、移動体の走行が制御される。当該制御の具体例は、上記で説明した動作と同様である。なお、地点5と地点6の間は、GPSから受信した位置データに基づく位置と前回特定した位置とに基づき、移動体の位置を特定している。
そのため、特許文献1に記載の技術では、不確実な車両の現在地しか算出できず、移動体の走行を制御する際に適切に利用することは出来なかった(以下、上記に記載した特許文献1の課題を「特許文献1の課題」という)。
以上のように、端末制御部12(判定部120)がエネルギーの供給がなされたことを判定することにより移動体30は特定地点P2を通過したということがわかり、そのときの現在地を特定地点P2としているので、上記で記載した天候等の種々の状況にかかわらず、正確に現在地を特定することが可能である。そして、正確な現在地の情報に基づき移動体30の走行を制御することが出来るため、正確な移動体30の走行制御が可能となる。
このように、端末制御部12(判定部120)が道路53の路上通信装置によってエネルギーの供給がなされたことを判定することにより移動体30は特定地点P6を通過したことがわかり、そのときの移動体30の現在地を特定地点P6としているので、料金所を通過した後の道路においても、所定距離毎に移動体30の現在地を正確に特定することが可能である。そして、移動体30の現在地の情報に基づいて移動体の走行を制御することができる。
図8は実施形態2の移動体位置特定処理を示すフローチャートである。実施形態2の移動体位置特定処理は、実施形態1の移動体位置特定処理に比べて、ステップS11及びステップS12の処理が異なっている。すなわち、実施形態2では、端末制御部12(判定部120)が地点において移動体30にエネルギーの供給がなされたことを判定すると(ステップS10でYesの場合)、端末制御部12は、端末通信部11を介して検出部15によって検出された移動体30の現在位置情報と位置特定要求とをサーバ20に送信する(ステップS15)。
そして、サーバ20が端末10から送信された移動体30の現在位置情報と位置特定要求とを受信した場合、サーバ制御部22(位置特定220)が、移動体30の現在地位置から所定距離範囲内に存在する地点データを地点DB230から検索する(ステップS16)。なお、本実施形態では、車線NWDB234は利用していない。
領域60は、燃料供給施設61が移動体へ燃料の供給可能な領域である燃料が供給される領域を表している。地点データPD8は、領域60に含まれる特定地点P8に関する位置座標を規定する座標情報を含んでいる。
移動体30が領域60に到達すると、移動体30は燃料供給施設61から燃料の供給を受けるため停止する。そして、移動体30が燃料供給施設61から移動体30に燃料の供給が開始されると、端末制御部12(判定部120)が移動体30にエネルギーの供給がなされたと判定する(ステップS10でYESの場合)。この移動体30に供給される燃料が、エネルギーの一例である移動体が利用可能な燃料である。
サーバ20が端末10から送信された移動体30の現在位置情報と位置特定要求とを受信すると、図9に示すように、サーバ制御部22(位置特定部220)が移動体30の現在位置から所定距離範囲E10内に存在する地点データを地点DB230から検索する(ステップS16でYesの場合)、そして、サーバ制御部22(位置特定部220)は、検索された地点データPD8を特定し、地点データPD8を取得する。
次に、上記で特定された特定地点P8に関する情報に基づいて、移動体の走行が制御される処理の具体例について説明する。サーバ制御部22(位置特定部220)は、地点データPD8に含まれる特定座標情報を端末10に送信する(ステップS13)。次に、端末制御部12は、端末通信部11を介して受信した特定座標情報を移動体の走行を制御する走行制御部に送信する(ステップS14)。走行制御の具体例は、上記の実施形態1で説明した動作と同様である。また、移動体30が特定地点P8を通過した後の動作は、実施形態1の移動体が特定地点P6を通過した後の動作と同じである。
以上のように、端末制御部12(判定部120)がエネルギーの供給がなされたことを判定し、サーバ制御部22(位置特定部220)が移動体30の現在地から所定距離範囲内に存在する地点データを検索することにより移動体30は特定地点P8の近傍に存在することがわかり、そのときの現在地を特定地点P8としているので、天候等の種々の状況にかかわらず、燃料が供給される領域を移動体30の現在地として正確に特定することが可能である。そして、現在地の情報に基づき、移動体30の走行を制御することができるため、移動体の走行制御が可能となる。
図10は、実施形態3の移動体位置特定処理を示すフローチャートである。実施形態3の移動体位置特定処理は、実施形態1の移動体位置特定処理と比較して、ステップS13及びステップS14の処理が異なっている。すなわち、実施形態3では、取得された地点データに基づきサーバ制御部22(位置特定部220)は、サーバ通信部21を介して地点データに含まれる特定座標情報とともに、車線ネットワークデータのIDの情報を端末10に送信する(ステップS17)。次に、端末制御部12は、端末通信部11を介して受信した特定座標情報と車線ネットワークデータのIDの情報を移動体の走行を制御する走行制御部に送信する(ステップS18)。
図11は、移動体30が地点P9から地点P10に向かって走行する様子を示す図である。通路54には自動料金収受装置が備えられている。領域60は、自動料金収受装置が移動体と通信可能な領域である電磁波が供給される領域を表している。地点データPD10は、領域60に含まれる特定地点P10に関する位置座標を規定する座標情報を含んでいる。また、移動体30が、地点P9から地点P10、そして通路54の方向に走行するのに伴い通路の幅が漸減している。この通路54は、移動体が進行するのに伴い通路の幅が漸減する一例であり、その通路54に特定地点P10は含まれている。
R80は道路のつながりを表した道路ネットワークデータであり、N3はノード情報を表し、その地点の座標情報を有している。
L70及びL72は道路の車線単位での道路のつながりを表した車線ネットワークデータであり、座標点列として規定する座標情報を有している。
続いて、上記で特定された特定地点P10に関連する情報に基づいて、移動体30の走行が制御される処理の一例を下記で具体的に説明する。
サーバ制御部22(位置特定部220)は、サーバ通信部21を介して地点データPD10に含まれる特定座標情報とともに、PD10に対応付けられたL70の車線ID100の情報を端末10に送信する(ステップS17)。このとき、サーバ制御部22(位置特定部220)は、L70の車線ID100とその車線ID100に含まれる座標点列で規定された座標情報を端末10に送信する。
端末制御部12は、端末通信部11を介して受信した特定座標情報とL70の車線ID100とその車線ID100に含まれる座標点列で規定された座標情報を移動体の走行を制御する走行制御部に送信する(ステップS18)。
図示しない走行制御部は、受信した特定座標情報に対応する特定位置P10を現在地とみなし、L70の車線ID100に含まれる複数の座標情報からなる座標点列に沿って移動体30が走行するように制御する。
さらに、走行制御部は、受信した特定座標情報に対応する特定位置P10を現在地とみなし、L70の車線ID100の速度情報に基づき移動体30をL70の車線ID100に含まれる座標点列に沿って時速80km走行に制御する。
移動体30が領域PD10に到達するまでの手動運転モードでは、移動体の位置特定は、GPSからの信号を移動体が受信することによって行う。そのため、移動体が領域PD10に到達するまでは、実際の移動体の位置と誤差が大きい状態である。しかしながら、自動運転モードに切り替わる領域60に移動体が到達すると、移動体の位置がP10に正確に特定されることになり、その後の移動体の位置特定動作においても、その正確な位置P10を基準に位置特定がされるため、その後の位置特定動作も位置特定の誤差を軽減する効果を及ぼす。
一例を挙げると、端末制御部12(経路案内部122)は、走行制御部によるL70の車線ID100に含まれる座標点列に沿って移動体30が走行する状態をユーザに案内する。
端末制御部12(経路案内部122)は、走行制御部によるL70の車線IDに含まれる座標点列に沿って移動体30が時速80km走行する状態をユーザに案内する。
なお、この発明は上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能である。例えば次のような変形も可能である。
上記の実施形態では、移動体30として車両を用いた例を説明した。この移動体は、オートバイや自転車等としても良い。もとより、移動体には特大車、大型車、中型車、普通車、軽自動車、特殊車両等を含んでも良い。
上記の実施形態では、移動体30にエネルギーの供給が開始される一例として、自動料金収受装置から移動体30への通信の例を説明した。この自動料金収受装置に代えて、移動体と通信を行う他の装置とすることもできる。例えば、自動運転専用道路の出入口において、移動体30が自動運転車両か否か判定し、移動体30が自動運転車両である場合に、自動運転専用道路に誘導する通信装置でも良い。
上記の実施形態では、サーバ制御部22(位置特定部220)は1の通路について1の地点データを用いて移動体30の現在地を特定する例を説明した。これに代えて、端末制御部12(判定部120)は自動料金収受装置から受信した通路を複数に分割した固有番号と位置特定要求とをサーバ20に送信し、サーバ制御部22(位置特定部220)は固有番号と一致する領域IDを含む地点データを特定し、地点データを取得しても良い。
図12は、高速道路の出入口付近に設置された料金所近傍において、移動体30が地点P11からP14に向かって走行する様子を示す図である。地点データPD12、PD13、及びPD14は、通路を複数に分割した領域60に含まれる特定地点P12、P13、及びP14に関する位置座標を規定する座標情報を含んでいる。
次に、端末制御部12(判定部120)が移動体30にエネルギーの供給がなされたと判定すると、端末制御部12(判定部120)は自動料金収受装置から受信した固有番号(通路58−2)と位置特定要求とをサーバ20に送信し、サーバ制御部22(位置特定部220)は固有番号(通路58−2)と一致する領域IDを含む地点データPD13を特定し、地点データを取得する。サーバ制御部22(位置特定部220)は、地点データPD13に含まれる特定座標を端末10に送信する。
続いて、端末制御部12(判定部120)が移動体30にエネルギーの供給がなされたと判定すると、端末制御部12(判定部120)は自動料金収受装置から受信した固有番号(通路58−3)と位置特定要求とをサーバ20に送信し、サーバ制御部22(位置特定部220)は固有番号(通路58−3)と一致する領域IDを含む地点データPD14を特定し、地点データを取得する。サーバ制御部22(位置特定部220)は、地点データPD14に含まれる特定座標を端末10に送信する。
このように、端末制御部12(判定部120)がエネルギーの供給がなされたことを判定することにより、移動体30は特定地点P12、P13、及びP14を通過したということがわかり、そのときの現在地を特定地点P12、P13、及びP14としているので、小領域における現在地を特定することが可能である。そして、小領域における現在地の情報に基づき移動体30の走行を制御することができるため、より正確な移動体30の走行制御が可能となる。
14・・・表示部、15・・・検出部、120・・・判定部、122・・・経路案内部、
NE・・・ネットワーク、20・・・サーバ、21・・・サーバ通信部、
22・・・サーバ制御部、23・・・記憶部、220・・・位置特定部、
222・・・経路探索部、230・・・地点DB、232・・・道路NWDB、
234・・・車線NWDB、236・・・走行制御DB236、
P1〜P14・・・地点、PD2〜PD14・・・地点データ、30・・・移動体、
50・・・通路、52・・・通路、53・・・道路、54・・・通路、56・・・通路、
58・・・通路、60・・・領域、61・・・燃料供給施設、
E10・・・所定距離範囲、L70〜L72・・・車線ネットワーク、
N3・・・ノード情報、R80・・・道路ネットワークデータ、
Claims (5)
- 移動体にエネルギーを供給することが可能な地点に対応した特定地点に関する情報を含む地点データを記憶する記憶部と、
所定の地点において前記移動体へのエネルギーの供給がなされたことに応じて、前記移動体の現在地を前記地点データに基づき前記特定地点に特定する位置特定部とを有し、
前記特定された前記特定地点に関する情報に基づいて、前記移動体の走行が制御される移動体位置特定システム。 - 前記エネルギーは、前記移動体が利用可能な燃料または前記移動体との間で通信を可能とするための電磁波である請求項1記載の移動体位置特定システム。
- 前記移動体には、複数の走行制御モードを備えており、
前記位置特定部が前記移動体の現在地を前記特定地点に特定した時又は特定した後に、前記移動体の前記走行制御モードが切り替わる請求項1または請求項2記載の移動体位置特定システム。 - 前記特定地点は、前記移動体が通行可能な通路であって、前記移動体の進行方向に対して横方向への前記移動体の移動が制限される箇所にあり、
前記位置特定部は、前記移動体の現在地を通路内の前記特定地点に特定する請求項1から請求項3いずれか1項記載の移動体位置特定システム。 - 前記記憶部には、走行車線を表しており、前記特定地点に関する情報を含む車線ネットワークデータが記憶されている請求項1から請求項4いずれか1項記載の移動体位置特定システム。
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