JP2017159953A - 充填包装機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】充填包装機は、連続的に供給される帯状の包装材を二つ折りし、二つ折りされた包装材を円周搬送路に沿って搬送しながら該包装材の長手方向に所定の間隔をあけて複数のシール部で挟持してヒートシールすることにより充填材収納用袋部を連続的に形成し、袋部に挿入されたシュートを介して袋部に充填材を充填する。包装機は、円周搬送路の中心26の周りを回転する回転テーブル31と、シール部を回転テーブル31に連結するとともに該シール部を円周搬送路の中心26に向けて進退可能に支持する機構200を有する。
【選択図】図10
Description
前記円周搬送路の中心(26)の周りを回転する回転テーブル(31)と、
前記複数のシール部(32)を前記回転テーブル(31)に連結するとともに前記シール部(32)を前記円周搬送路(35)の中心(26)に対して進退可能に且つ固定可能支持する、機構(200)を備えたことを特徴とする。
(a) 前記シール部(32)は、
前記円周搬送路(35)の内側から前記包装材(100)を支持する固定シール部(33)と、
前記円周搬送路(35)の接線方向に伸びる軸(36)を中心に揺動可能に支持されており、前記固定シール部(33)に対向して前記包装材(100)を挟持するシール位置と、前記固定シール部(33)から離間した非シール位置とを取り得る可動シール部(34)と、
前記可動シール部(34)に設けられた被ガイド部(37)とを有し、
(b) 前記充填包装機(1)は、前記可動シール部(34)を非シール位置とシール位置との間で移動させるガイド機構(38)を有し、前記ガイド機構(38)は、
前記被ガイド部(37)に係合し、前記回転テーブル(31)の回転に基づいて、前記可動シール部(34)を前記非シール位置から前記シール位置に案内する第1のガイド部(240)と、
前記被ガイド部(37)に係合し、前記可動シール部(34)を前記シール位置に保持する第2のガイド部(241)と、
前記回転テーブル(31)の回転に基づいて、前記可動シール部を前記シール位置から前記非シール位置に案内する第3のガイド部(240a)とを有し、
(c)前記第1のガイド部(240)と前記第3のガイド部(240a)は、
前記被ガイド部(37)をガイドするガイド部材(242)と、
前記ガイド部材(242)を前記円周搬送路(35)の中心(26)に向けて進退可能に支持する構成(210)とを有することを特徴とする。
包装機1は、図1〜図4に示すように、帯状のフィルム又はシートからなる包装材100を水平方向に搬送しながらその長手方向中央線に沿って二つ折りし、この二つ折りした包装材100を長手方向の所定間隔ごとに接着又はシール(縦シール101を形成)して袋部102を連続的に形成し、袋部102に充填材103を充填し、袋部102の上端開口を接着することによりトップシール104を形成して連続袋体105を形成するものである。連続袋体105は、例えば、隣接する袋部102の間の縦シール101に沿って切断されて個々の袋部102又は複数の連続した袋部102からなる袋体に分離されるか、または、隣接する袋部102の間の縦シール101に沿ってミシン目107を入れた袋体に加工される。
図1に示すように、包装材供給部13は、可動フレーム11の前下部に配置されており、所定の横幅を有する帯状のフィルム又はシートからなる包装材100を巻回したロール21を支持する支軸(シャフト)22を有する。包装材供給部13はまた、支軸22に装着されたロール21から繰り出される包装材100を折り上げ部14に案内する複数のローラ23を有する。
図3に示すように、折り上げ部14は、包装材供給部13の最後のローラ23からほぼ水平方向に向けて送られる包装材100の上面に接触する横断面が略V字形の折り上げガイド24を有する。折り上げガイド24の上方開き角(V字断面の上方開き角)は、包装材搬送方向111に沿って、最後のローラ23から離れるに従って徐々に小さくなるようにしてある。
図5を参照すると、充填材充填部15は、本体フレーム10に固定された固定円筒部25を有する。固定円筒部25は、軸(中心軸)26を中心とする外周円筒面を備えている。固定円筒部25には回転円筒部27が同心的に外装されている。固定円筒部25と回転円筒部27の間には軸受28が配置されており、図示しないモータの駆動に基づいて、回転円筒部27が軸26を中心に固定円筒部25の周囲を包装材搬送方向(上方から見たときの反時計回り方向)111(図2参照)に回転するようにしてある。
図5を再び参照すると、充填材供給部16は袋部102に充填する充填材を充填シュート48に落下供給するもので、円周搬送路35(図2,図6参照)の内側に位置する軸61に沿って垂直に配置された回転軸62(シャフト)(図5参照)を有する。図示するように、軸61は、軸26と平行で、軸26から離れている。回転軸62は固定テーブル30を貫通している。回転軸62はその下端が図示しないモータに駆動連結されており、該モータの駆動に基づいて、上方から見たときに反時計回り方向(包装材搬送方向111と同じ方向)に回転するようにしてある。
図1に示すように、トップシール部17は、充填材103が充填された袋部102の上端に接して該上端開口を接着してトップシール104を形成するヒートシールローラ71を有する。
図1に示すように、切断部18は、包装材搬送方向に関してトップシール部17の下流側に配置され、連続袋体105の縦シール101の中央で連続袋体105を切断して個々の袋体110に分離するカッター、又は幅広縦シール部101の中央にミシン目を入れるミシン目カッター72が設けてある。
以上の構成を備えた包装機1の動作を説明する。図示しないモータの電源が投入されると、これに駆動連結された回転円筒部27、回転軸62(共に図5を参照)が回転する。回転円筒部27の回転により、固定シールバー33を連結している回転テーブル31が回転する。これにより、可動フレーム11の下部にある包装材供給部13から繰り出された包装材100は、固定シール部33と可動シール部34から伝達される搬送力に基づいて、複数のローラ23により上方に案内され、最後のローラ23から送り出された包装材100はその主要面(表面、裏面)をほぼ水平面に平行に向けられる。ローラ23通過した包装材100は、V字状横断面の折り上げガイド24の下面に沿って搬送されながら、包装材100の長手方向中央線を境に二つ折りされる。
上述した包装機1では、袋部102の長さ(包装材搬送方向の長さ)を調整できるように、軸26を中心とする円周搬送路35の半径(すなわち、軸26からシール部32までの距離、さらに正確には、軸26から加熱面33a,34aまでの距離)を調整できるように構成されており、そのために以下に説明するシール位置の調整機構200が新たに設けられている。
実施形態において、図10と図11に示すように、シール位置の調整機構200は、シール部32(固定シール部33と可動シール部34)を、軸26(図5参照)の径方向に移動させる構成210を有する。図10(図面が複雑になるのを避けるために可動シール部34は削除されている。)を参照すると、固定シール部33を支持する回転テーブル31には、各固定シール部33に対応して、軸26の径方向又はそれに平行な方向に伸びる一つ又は複数の長孔212が形成されている。図11に示すように、各固定シール部33の下面には、軸26の径方向に又はそれに平行な方向に伸びる線上に一つ又は複数のねじ孔213が形成されており、回転テーブル31の下方から長孔212に挿入された固定ねじ214がねじ孔213に螺合されている。したがって、固定ねじ214を緩めると、該固定ねじ214が長孔212に案内されながら、固定シール部33及びそれに連結された可動シール部34が、軸26の径方向又はそれに平行な方向に関して、軸26に接近した前進位置と軸26から後退した後退位置との間を移動し、その結果、隣接するシール部32の間隔が縮小又は拡大される。
上述のとおり、包装機1は、漸次閉鎖領域41において可動シール部34を非シール位置からシール位置に切り換える第1のガイド部(切換機構)240と、漸次開放領域42において可動シール部34をシール位置から非シール位置に切り換える第3のガイド部(切換機構)(240a)を有する。
上述したシール位置の調整機構200及びガイド部の切換機構240に加えて、シール部32の位置に応じて包装材の位置(特に、包装材幅方向の位置)を調整するための構成、すなわち包装材の位置調整機構260を設けることが好ましい。
10:本体フレーム
11:可動フレーム
13:包装材供給部
14:包装材折り上げ部
15:充填材充填部
16:充填材供給部
17:トップシール部
18:切断部
26:軸(垂直軸)
30:固定テーブル
31:回転テーブル
32:シール部
33:固定シール部
33a:加熱面
34:可動シール部
34a:加熱面
35:円周搬送路(シール基準円)
36:軸(シャフト)
37:被ガイド部
38:ガイド機構
39:シール領域
40:非シール領域
41:領域
42:領域
100:包装材
101:縦シール
102:袋部
103:充填材
104:トップシール
105:連続袋体
240:第1のガイド部(切換機構)
240a:第3のガイド部(切換機構)
241:第2のガイド部
242:ガイド部材
243:ガイド溝
Claims (3)
- 連続的に供給される帯状の包装材(100)を二つ折りし、
前記二つ折りされた包装材を円周搬送路に沿って搬送しながら、前記二つ折りされた包装材(100)を該包装材(100)の長手方向に所定の間隔をあけて複数のシール部(32)で挟持してヒートシールすることにより充填材収納用袋部(102)を連続的に形成し、
上記袋部(102)に挿入されたシュート(48)を介して上記袋部(102)に充填材(103)を充填する充填包装機(1)であって、
前記円周搬送路の中心(26)の周りを回転する回転テーブル(31)と、
前記複数のシール部(32)を前記回転テーブル(31)に連結するとともに前記シール部(32)を前記円周搬送路(35)の中心(26)に対して進退可能に且つ固定可能に支持する機構(200)を備えたことを特徴とする充填包装機。 - (a) 前記シール部(32)は、
前記円周搬送路(35)の内側から前記包装材(100)を支持する固定シール部(33)と、
前記円周搬送路(35)の接線方向に伸びる軸(36)を中心に揺動可能に支持されており、前記固定シール部(33)に対向して前記包装材(100)を挟持するシール位置と、前記固定シール部(33)から離間した非シール位置とを取り得る可動シール部(34)と、
前記可動シール部(34)に設けられた被ガイド部(37)とを有し、
(b) 前記充填包装機(1)は、前記可動シール部(34)を非シール位置とシール位置との間で移動させるガイド機構(38)を有し、前記ガイド機構(38)は、
前記被ガイド部(37)に係合し、前記回転テーブル(31)の回転に基づいて、前記可動シール部(34)を前記非シール位置から前記シール位置に案内する第1のガイド部(240)と、
前記被ガイド部(37)に係合し、前記可動シール部(34)を前記シール位置に保持する第2のガイド部(241)と、
前記回転テーブル(31)の回転に基づいて、前記可動シール部を前記シール位置から前記非シール位置に案内する第3のガイド部(240a)とを有し、
(c)前記第1のガイド部(240)と前記第3のガイド部(240a)は、
前記被ガイド部(37)をガイドするガイド部材(242)と、
前記ガイド部材(242)を前記円周搬送路(35)の中心(26)に向けて進退可能に支持する構成(210)とを有することを特徴とする請求項1の充填包装機。 - 前記包装材(100)を前記円周搬送路(35)に向けて送り出す包装材供給部(13)と、
前記円周搬送路(35)の中心(26)から前記シール部(32)までの距離に応じて前記包装材供給部(13)の位置を調整することができる構成(260)を備えたことを特徴とする請求項1又は2の充填包装機。
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JP7483262B2 (ja) | 2020-11-02 | 2024-05-15 | 株式会社トパック | 包装機 |
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2016
- 2016-03-11 JP JP2016048744A patent/JP6703869B2/ja active Active
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