JP2017159686A - Cold air unit - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、車両の天井に設置され、冷却した空気を車室内に供給する冷風ユニットに関する。 The present invention relates to a cold air unit that is installed on a ceiling of a vehicle and supplies cooled air into a vehicle interior.
車両に搭載され、車室内に空気を供給する車両用空調装置が広く普及している。このような車両用空調装置では、温度調整した空気を車室内に吹き出すことにより、車室内の温度を快適な値に調整することが可能になる。 Vehicle air conditioners that are mounted on vehicles and supply air into the passenger compartment are widely used. In such a vehicle air conditioner, it is possible to adjust the temperature in the vehicle interior to a comfortable value by blowing the temperature-adjusted air into the vehicle interior.
下記特許文献1には、圧縮機、凝縮器、蒸発器等からなる冷凍サイクルを備えた車両用空調装置が記載されている。冷凍サイクルは、冷媒を循環させるとともに、当該冷媒の圧縮及び膨張を繰り返し行う。車室内に吹き出される空気は、この冷凍サイクルの冷媒と熱交換を行うことによってその温度が調整される。 Patent Document 1 listed below describes a vehicle air conditioner including a refrigeration cycle including a compressor, a condenser, an evaporator, and the like. In the refrigeration cycle, the refrigerant is circulated and the refrigerant is repeatedly compressed and expanded. The temperature of the air blown into the passenger compartment is adjusted by exchanging heat with the refrigerant of the refrigeration cycle.
下記特許文献1に記載の車両用空調装置は、車両の天井に設置されるエバポレータユニットを有している。当該エバポレータユニットの内部には、蒸発器及びブロアが配置されている。ブロアは、車室内の空気を循環させるとともに、蒸発器に当該空気を通過させる。蒸発器を通過する空気は、蒸発器の内部を流れる冷媒と熱交換を行うことによって冷却される。下記特許文献1に記載の車両用空調装置は、このような熱交換によって温度を低下させた空気を車室内に供給することにより、車室内の冷房を行う。車両の天井への蒸発器の固定は、金属製部材であるブラケットを介して行うことが一般的となっている。 The vehicle air conditioner described in Patent Literature 1 below has an evaporator unit installed on the ceiling of the vehicle. An evaporator and a blower are arranged inside the evaporator unit. The blower circulates the air in the passenger compartment and passes the air through the evaporator. The air passing through the evaporator is cooled by exchanging heat with the refrigerant flowing inside the evaporator. The vehicle air conditioner described in Patent Document 1 described below cools the vehicle interior by supplying the vehicle interior with air whose temperature has been lowered by such heat exchange. In general, the evaporator is fixed to the ceiling of the vehicle via a bracket that is a metal member.
エバポレータユニットに用いられる蒸発器として、例えば、冷媒を流す管状のチューブと、板形状のフィンと、から構成されるものが知られている。当該フィンは、チューブ内を流れる冷媒とチューブ外を流れる空気との熱交換に有効な面積を拡大する部品である。冷媒と空気との熱交換を促進させるため、蒸発器には多数のフィンが備えられている。このため、蒸発器の重量は大きなものになる。 As an evaporator used for an evaporator unit, for example, an evaporator composed of a tubular tube through which a refrigerant flows and plate-shaped fins is known. The fin is a component that expands the effective area for heat exchange between the refrigerant flowing inside the tube and the air flowing outside the tube. In order to promote heat exchange between the refrigerant and the air, the evaporator is provided with a large number of fins. For this reason, the weight of an evaporator becomes large.
このように重量が大きい蒸発器をブラケットによって車両の天井に固定する場合、当該ブラケットには高い剛性が求められる。このため、ブラケットの形状が複雑になったり、ブラケットが大型化したりするおそれがある。この結果、エバポレータユニットが大型化し、車室内でエバポレータユニットが占有するスペースが大きくなってしまうという課題があった。 When the evaporator having such a large weight is fixed to the ceiling of the vehicle by the bracket, the bracket is required to have high rigidity. For this reason, there exists a possibility that the shape of a bracket may become complicated or a bracket may enlarge. As a result, there has been a problem that the evaporator unit is increased in size, and the space occupied by the evaporator unit in the passenger compartment is increased.
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、天井に固定しながらも、小型化を図ることが可能な冷風ユニットを提供することにある。 This invention is made | formed in view of such a subject, The objective is to provide the cold wind unit which can achieve size reduction, fixing to a ceiling.
上記課題を解決するために、本発明に係る冷風ユニットは、車両(100)の天井(120)に設置され、冷却した空気を車室(110)内に供給する冷風ユニット(15)であって、天井に固定されるブラケット(85,87)と、第1方向においてブラケットと対向するように配置され、内部に冷媒を流すとともに、通過する空気と該冷媒とで熱交換を行わせて該空気を冷却する蒸発器(2)と、車室内の空気を吸引し、該空気を吹き出すファン(301〜304)と、ファンを収容し、ファンが吹き出した空気を蒸発器に導くケース(4)と、を備える。蒸発器は、第1方向と交差する第2方向における両端部に一対のサイドプレート(23,24)を有する。該一対のサイドプレートは、第1方向を軸方向とする螺子部材(71,76)によってブラケットに対して固定されている。 In order to solve the above problems, a cold wind unit according to the present invention is a cold wind unit (15) that is installed on a ceiling (120) of a vehicle (100) and supplies cooled air into a passenger compartment (110). The brackets (85, 87) fixed to the ceiling and the brackets (85, 87) are arranged to face the brackets in the first direction, and the refrigerant is allowed to flow inside, and heat exchange is performed between the passing air and the refrigerant. An evaporator (2) that cools the vehicle, a fan (301 to 304) that sucks air in the passenger compartment and blows out the air, a case (4) that houses the fan and guides the air blown out by the fan to the evaporator, . The evaporator has a pair of side plates (23, 24) at both ends in a second direction intersecting the first direction. The pair of side plates are fixed to the bracket by screw members (71, 76) whose axial direction is the first direction.
この構成では、蒸発器は、第1方向と交差する第2方向における両端部に一対のサイドプレートを有する。該一対のサイドプレートは、第1方向を軸方向とする螺子部材によってブラケットに対して固定されている。したがって、ブラケットを車両の天井に固定し、第1方向を鉛直方向とするように冷風ユニットを設置すれば、蒸発器は鉛直方向を軸方向とする螺子部材によって、上方のブラケットに対して固定される。すなわち、この構成によれば、蒸発器は、螺子部材によってブラケットに対して吊り下げられるように固定されるため、車両の前後方向や左右方向において蒸発器の周囲にブラケットを配置する必要が無い。この結果、冷風ユニットの小型化を図ることが可能になる。 In this configuration, the evaporator has a pair of side plates at both ends in the second direction intersecting the first direction. The pair of side plates are fixed to the bracket by a screw member whose axial direction is the first direction. Therefore, if the bracket is fixed to the ceiling of the vehicle and the cold air unit is installed so that the first direction is the vertical direction, the evaporator is fixed to the upper bracket by a screw member having the vertical direction as the axial direction. The That is, according to this configuration, the evaporator is fixed so as to be suspended from the bracket by the screw member, so that there is no need to arrange the bracket around the evaporator in the front-rear direction and the left-right direction of the vehicle. As a result, it is possible to reduce the size of the cold air unit.
本発明によれば、天井に固定しながらも、小型化を図ることが可能な冷風ユニットを提供することができる。 According to the present invention, it is possible to provide a cold air unit that can be downsized while being fixed to a ceiling.
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。 Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings. In order to facilitate the understanding of the description, the same constituent elements in the drawings will be denoted by the same reference numerals as much as possible, and redundant description will be omitted.
まず、図1及び図2を参照しながら、実施形態に係る冷風ユニット15の概要について説明する。図1に示されるように、冷風ユニット15は車両100に搭載される。車両100は、マイクロバスやミニバスと称され、不図示のエンジンを原動機として走行する移動体である。冷風ユニット15は、車室110内の天井120に設置されている。
First, an outline of the
後述するように、冷風ユニット15は、車室110内の空気を吸引し、当該空気を冷却した後に車室110内に供給する。車室110内の空気は、冷風ユニット15を介して循環することによって温度が低下し、この結果、車室110内の冷房が行われる。
As will be described later, the
尚、理解を容易にするため、図1に示されるように、車両100の前進方向をY方向とし、乗員がY方向を向いた場合の右方向をX方向とし、鉛直上方向をZ方向とする直交座標を用いて説明する。図3以降においても、当該直交座標と対応するものを用いる。
For easy understanding, as shown in FIG. 1, the forward direction of the
図2に示されるように、冷風ユニット15は、車両100に搭載された車両用空調装置10の一部を構成している。車両用空調装置10は、冷凍サイクル11を用いて空気を冷却し(以下、冷却された空気を「冷風」とも称する)、車室110内の冷房を行う装置である。
As shown in FIG. 2, the
冷凍サイクル11は、圧縮機12と、凝縮器13と、膨張弁14と、蒸発器2とを備えている。圧縮機12、凝縮器13、膨張弁14、及び蒸発器2は冷媒配管19を介して環状に接続されている。
The
圧縮機12は、流体を圧縮する流体機器である。圧縮機12は、車両100のエンジンルーム内に配置されている。圧縮機12は、エンジン、もしくは不図示の電動モータの出力を受けることで駆動する。冷媒配管19の冷媒は、圧縮機12の駆動によって圧縮され、比較的高温且つ高圧の状態で凝縮器13に供給される。
The
凝縮器13は、内部を流れる冷媒と空気との間で熱交換を行わせる熱交換器である。凝縮器13は、車両100のエンジンルーム内のうち、車両100の走行時に取り込まれる空気が供給され易い部位に配置されている。凝縮器13は、当該空気と、圧縮機12から供給される冷媒との間で熱交換を行わせることによって当該冷媒を冷却し、凝縮液化させる。
The
膨張弁14は、凝縮器13から冷媒の供給を受けるとともに、当該冷媒を膨張させる機器である。この膨張弁14を通過する冷媒は、当該膨張によって温度が低下する。
The
蒸発器2は、不図示の複数のチューブと、複数のフィン25(図4及び図5参照)を有する熱交換器である。各チューブは管状の部材であり、その内部に流路が形成されている。各フィン25は板状の部材であり、金属材料によって形成されている。蒸発器2は、このような複数のフィン25をX方向に互いに間隔を空けて配置するとともに、各フィン25を貫通するようにチューブを配置することによって構成されている。蒸発器2は、膨張弁14から冷媒の供給を受けるとともに、当該冷媒をチューブ内の流路に流すように構成されている。
The
冷風ユニット15は、この蒸発器2を構成の一部として備えている。冷風ユニット15は、蒸発器2の他にも、遠心ファン301〜304と、ケース4と、を備えている。
The
遠心ファン301〜304は、いずれも不図示の複数の翼を有する送風機である。遠心ファン301〜304は、不図示の電動モータの出力軸に接続されている。当該電動モータが回転駆動すると、遠心ファン301〜304は車室110内の空気の吸引及び吹き出しを行う。
The
ケース4は、冷風ユニット15の筐体であり、その内部に空間が形成されている。ケース4は、その内部に遠心ファン301〜304及び蒸発器2を収容している。後述するように、ケース4の内部は、遠心ファン301〜304が吹き出した空気を蒸発器2に導くように構成されている。
The
ケース4には、ダクトD1〜D4の一端が接続されている。ダクトD1〜D4は、いずれも管状の部材であり、その内部に流路が形成されている。ダクトD1〜D4の他端は、それぞれ車室110内の異なる位置に配置されている。
One end of ducts D <b> 1 to D <b> 4 is connected to the
遠心ファン301〜304が吹き出し、ケース4によって蒸発器2の一端部21に導かれた空気は、蒸発器2の隣り合うフィン25の間に流入する。当該空気は、フィン25の間を流れる際に、チューブ内の流路を流れる冷媒と、チューブの管壁を介した熱交換を行う。このとき、隣り合うチューブ間に配置されているフィン25は、冷媒と空気とが熱交換を行う面積を増加させ、当該熱交換を促進させるように機能する。
The
前述したように、膨張弁14を通過して蒸発器2に供給される冷媒は比較的低温である。このため、蒸発器2の隣り合うチューブ間を流れる空気は、冷媒との熱交換によって冷却され、その温度が低下する。一方、チューブ内の流路を流れる冷媒は、熱交換の際の受熱に伴って蒸発気化する。隣り合うチューブ間を流れた空気は、蒸発器2の他端部22から流出する。
As described above, the refrigerant that passes through the
このようにして、遠心ファン301〜304が吹き出した空気は、一端部21から他端部22にかけて蒸発器2を通過することによって冷風となる。当該冷風は、ケース4から分配されて流出するとともに、ダクトD1〜D4内に流入する。さらに、当該冷風は、ダクトD1〜D4内の流路を流れ、その他端から車室110内の異なる位置に供給されることで、車室110内の冷房が行われる。
In this manner, the air blown out by the
次に、図3及び図4を参照しながら、冷風ユニット15の構成について詳述する。図3に示されるように、ケース4は、樹脂材料によって形成された上ケース5と下ケース6とに分割されている。上ケース5と下ケース6とは、それらの周縁がZ方向に接続されることによって、両者の間に空間を形成するように構成されている。また、下ケース6は、上ケース5に対して着脱自在に構成されている。図4は、上ケース5の図示を省略した冷風ユニット15の上面図である。
Next, the configuration of the
ケース4は、蒸発器収容部4A及びファン収容部4Bを有している。
The
蒸発器収容部4Aは、その内部に蒸発器2を収容する部分である。蒸発器2の外形は略直方体形状を呈している。図4に示されるように、蒸発器2は、その長手方向がX方向に沿うとともに、その一端部21をY方向に向け、他端部22を−Y方向に向けるように、蒸発器収容部4Aに収容されている。すなわち、蒸発器2は、空気を−Y方向に通過させることができるように収容されている。
The
蒸発器2のX方向における両端部には、一対のサイドプレート23,24が設けられている。サイドプレート23,24は、いずれも、金属製の板材を折曲加工することによって断面がコ字状となるように形成された部材である。サイドプレート23,24には、それぞれ舌片231,241が突出形成されている。舌片231,241には、Z方向に貫通する孔232,242が形成されている。
A pair of
−Y方向における蒸発器収容部4Aの端部には、吹出口411〜414が独立して形成されている。吹出口411〜414は、蒸発器収容部4Aの内外を連通する開口であり、蒸発器2と対向する位置に形成されている。吹出口411〜414には前述したダクトD1〜D4が接続されるが、図3及び図4ではそれらの図示を省略している。
ファン収容部4Bは、その内部に遠心ファン301〜304を収容する部分である。ファン収容部4Bにおいて、遠心ファン301〜304は、X方向に沿って直線状に並ぶとともに、Y方向において蒸発器2と隣り合うように配置されている。また、図4に示されるように、遠心ファン301〜304は、それぞれの回転軸311〜314が、Z方向に沿うように配置されている。図3に示されるように、上ケース5の外側面のうち遠心ファン301〜304の吸込口321〜324(図4参照)と対応する部位には、オリフィス51〜54が独立して形成されている。オリフィス51〜54は、ファン収容部4Bの内外を連通する開口である。
The
遠心ファン301〜304は、いずれも上ケース5に対して固定されている。一方、遠心ファン301〜304は下ケース6によって覆われるものの、下ケース6に対しては固定されていない。
The
図3に示されるように、冷風ユニット15は、ブラケット85〜87を有している。ブラケット85〜87は、金属材料によって形成された板状の部材である。また、ブラケット85〜87は、X方向に互いに間隔を空け、且つ、その長手方向がY方向に沿うように配置されており、蒸発器収容部4AのZ方向側の端面に固定されている。このブラケット85〜87を車室110内から天井120に固定することにより、冷風ユニット15が車室110内に設置される。
As shown in FIG. 3, the
続いて、ケース4内の構成について詳述する。図4に示されるように、ケース4は、スクロール部421〜424と、ガイド部431〜434と、を有している。
Subsequently, the configuration in the
スクロール部421〜424は、遠心ファン301〜304のそれぞれが配置される部分である。スクロール部421〜424は、それぞれ下ケース6のスクロール壁611〜614と、当該スクロール壁611〜614に接続される不図示の上ケース5の壁体と、によって区画形成されている。スクロール壁611〜614は、いずれも湾曲した薄板状の壁体であり、その内側面が遠心ファン301〜304の外周面との間に隙間を形成するように配置されている。また、遠心ファン301〜304とスクロール壁611〜614の内側面との間に形成される隙間は、遠心ファン301〜304の回転方向に沿って漸次大きくなる。
The
ガイド部431〜434は、X方向においてスクロール部421〜424と隣り合うように設けられ、空気を導く流路を形成する部分である。ガイド部431〜434は、それぞれ下ケース6のガイド壁621〜624と、当該ガイド壁621〜624に接続される不図示の上ケース5の壁体と、によって区画形成されている。ガイド壁621〜624は、いずれも薄板状の壁体であり、スクロール壁611〜614の−X方向側の端部から、−X方向且つ−Y方向に向かって延びるように形成されている。
The
ガイド部431〜434が形成する各流路は、その下流端441〜444が蒸発器2と対向している。また、各流路の断面積は、スクロール部421〜424側から下流端441〜444側にかけて大きくなるように形成されている。
Each flow path formed by the
また、下ケース6のうち、ガイド部431〜434の下流端441〜444に対応する部位には、仕切壁631〜633が形成されている。仕切壁631〜633は、スクロール壁611〜613から−Y方向に突出するとともに、ガイド部431〜434をZ方向に跨ぐように形成された壁体である。下流端441〜444は、この仕切壁631〜633によってX方向に互いに仕切られている。
In the lower case 6,
続いて、ケース4内の空気の流れについて説明する。
Subsequently, the flow of air in the
不図示の電動モータが回転駆動すると、その出力軸に接続されている遠心ファン301〜304が回転軸311〜314を中心として回転する。回転する遠心ファン301〜304は、その径方向において外方に空気を吹き出す。これに伴い、遠心ファン301〜304の吸込口321〜324において負圧が発生し、車室110内の空気がオリフィス51〜54(図3参照)を介してケース4内に吸引される。
When an electric motor (not shown) is driven to rotate,
オリフィス51〜54を介して吸込口321〜324に流入した空気は、遠心ファン301〜304の外周面とスクロール壁611〜614の内側面との間に形成される隙間に吹き出される。当該空気は、スクロール壁611〜614の内側面に沿って、遠心ファン301〜304が回転する方向に流れる。すなわち、スクロール部421〜424において空気が旋回する。
The air that has flowed into the
スクロール部421〜424を通過した空気は、次に、当該スクロール部421〜424と隣り合うガイド部431〜434に流入する。当該空気は、ガイド部431〜434を流れる間に、進行方向を−Y方向に徐々に変化させる。
The air that has passed through the
ガイド部431〜434を流れる空気は、それぞれの下流端441〜444から排出され、蒸発器収容部4Aに流入する。当該空気は蒸発器2の一端部21に供給され、前述したように蒸発器2を通過して冷風となる。
The air flowing through the
続いて、図5及び図6を参照しながら、冷風ユニット15の設置について説明する。図5は、冷風ユニット15を分解した状態を示す斜視図であり、下ケース6の図示を省略している。図6は、冷風ユニット15の側面図であり、冷風ユニット15を天井120に設置するとともに、下ケース6を外した状態を示している。図6では、天井120の図示を省略している。
Subsequently, the installation of the
図5に示されるように、ブラケット85は、Z方向に貫通する2つの孔85aが形成されている。同様に、ブラケット86にも2つの孔86aが形成され、ブラケット87にも2つの孔87aが形成されている。
As shown in FIG. 5, the
ブラケット85は、2つの孔85aの間の部位に孔85b,85cが形成されている。孔85b,85cは、いずれも上ケース5と対応する部位に形成されており、ブラケット85をZ方向に貫通している。同様に、ブラケット86にも孔86b,86cが形成され、ブラケット87にも孔87b,87cが形成されている。
In the
ブラケット85は、その孔85b,85cにボルト71,72が挿通されている。ボルト71,72は、いずれも雄螺子部が形成された螺子部材であり、孔85b,85cに挿通することによってその軸方向がZ方向に沿う方向となる。
The
上ケース5のZ方向側端面には、上ケース5をZ方向に貫通する孔561〜566が形成されている。ブラケット85の孔85bに挿通されたボルト71は孔561に螺入し、孔85cに挿通されたボルト72は孔562に螺入する。これにより、上ケース5に対するブラケット85の固定が成される。
ボルト71の雄螺子部は、上ケース5の−Z方向側端面から臨出すると、蒸発器2のサイドプレート23に形成された孔232に螺入する。これにより、サイドプレート23が上ケース5を介してブラケット85に対して固定される。
When the male screw portion of the
ブラケット86は、その孔86b,86cにボルト73,74が挿通されている。ボルト73,74は、いずれも雄螺子部が形成された螺子部材であり、孔86b,86cに挿通することによってその軸方向がZ方向に沿う方向となる。
The
ブラケット86の孔86bに挿通されたボルト73は上ケース5の孔563に螺入し、孔86cに挿通されたボルト74は上ケース5の孔564に螺入する。これにより、上ケース5に対するブラケット86の固定が成される。
The
ブラケット87は、その孔87b,87cにボルト75,76が挿通されている。ボルト75,76は、いずれも雄螺子部が形成された螺子部材であり、孔87b,87cに挿通することによってその軸方向がZ方向に沿う方向となる。
The
ブラケット87の孔87bに挿通されたボルト75は上ケース5の孔565に螺入し、孔87cに挿通されたボルト76は上ケース5の孔566に螺入する。これにより、上ケース5に対するブラケット87の固定が成される。
The
ボルト76の雄螺子部は、上ケース5の−Z方向側端面から臨出すると、蒸発器2のサイドプレート24に形成された孔242に螺入する。これにより、サイドプレート24がケース5を介してブラケット87に対して固定される。
When the male screw portion of the
ブラケット85〜87に形成された孔85a,86a,87aのそれぞれには、−Z方向側から不図示のボルトが挿通される。当該ボルトは、天井120を構成する鋼板等、比較的大きな剛性を有する部材と螺合する。冷風ユニット15は、このようなボルトを用いた締結によって天井120に設置される。
Bolts (not shown) are inserted into the
ケース4の下ケース6は、ブラケット85〜87を天井120に締結させた状態で、上ケース5と着脱自在に構成されている。図6に矢印Aで示されるように、下ケース6を上ケース5から離脱させると、内部の蒸発器2やファン301〜304が露出する。
The lower case 6 of the
前述したように、蒸発器2や上ケース5はブラケット85,87に対して固定されている。また、ファン301〜304は、上ケース5に固定されている。このため、下ケース6を上ケース5から離脱させると、ブラケット85,87に吊り下げられた状態の蒸発器2や、ファン301〜304が露出する。
As described above, the
以上の説明のように、本実施形態に係る冷風ユニット15では、蒸発器2は、Z方向と交差するX方向における両端部に一対のサイドプレート23,24を有する。該一対のサイドプレート23,24は、Z方向を軸方向とするボルト71,76によってブラケット85,87に対して固定されている。したがって、ブラケット85,87を車両100の天井120に固定し、Z方向を鉛直方向とするように冷風ユニット15を設置すれば、蒸発器2は鉛直方向を軸方向とするボルト71,76によって、上方のブラケット85,87に対して固定される。すなわち、この構成によれば、蒸発器2は、ボルト71,76によってブラケット85,87に対して吊り下げられるように固定されるため、車両100の前後方向や左右方向において蒸発器2の周囲にブラケットを配置する必要が無い。この結果、冷風ユニット15の小型化を図ることが可能になる。
As described above, in the
また、ケース4は、Z方向においてブラケット85,87とサイドプレート23,24との間に挟まれて固定されている。この構成によれば、ブラケット85,87に対する蒸発器2及びケース4の固定を、ボルト71,76によって同時に行うことが可能となる。
The
また、ケース4はZ方向に分割された上ケース5及び下ケース6を有する。上ケース5は、Z方向においてブラケット85,87とサイドプレート23,24との間に挟まれて固定される。下ケース6は、上ケース5に対して着脱自在に構成されている。この構成によれば、上ケース5や蒸発器2を天井120に対して固定したまま、下ケース6を上ケース5から離脱させ、蒸発器2を露出させて点検や修理を行うことができる。したがって、重量が大きい蒸発器2の取り外しや移動といった負荷を伴うことなく、蒸発器2の点検作業等を行うことが可能になる。
The
また、遠心ファン301〜304は、上ケース5に対して固定されている。この構成によれば、下ケース6を上ケース5から離脱させることにより、遠心ファン301〜304を露出させて点検や修理を行うことができる。
Further, the
以上、具体例を参照しつつ本発明の実施の形態について説明した。しかし、本発明はこれらの具体例に限定されるものではない。すなわち、これら具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素及びその配置、材料、条件、形状、サイズなどは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。 The embodiments of the present invention have been described above with reference to specific examples. However, the present invention is not limited to these specific examples. In other words, those specific examples that have been appropriately modified by those skilled in the art are also included in the scope of the present invention as long as they have the characteristics of the present invention. Each element provided in each of the specific examples described above and its arrangement, material, condition, shape, size, and the like are not limited to those illustrated, but can be changed as appropriate.
2:蒸発器
4:ケース
5:上ケース(第1ケース)
6:下ケース(第2ケース)
15:冷風ユニット
23,24:サイドプレート
71〜76:ボルト(螺子部材)
85〜87:ブラケット
100:車両
110:車室
120:天井
301〜304:遠心ファン(ファン)
2: Evaporator 4: Case 5: Upper case (first case)
6: Lower case (second case)
15:
85-87: Bracket 100: Vehicle 110: Vehicle compartment 120: Ceiling 301-304: Centrifugal fan (fan)
Claims (4)
天井に固定されるブラケット(85,87)と、
第1方向において前記ブラケットと対向するように配置され、内部に冷媒を流すとともに、通過する空気と該冷媒とで熱交換を行わせて該空気を冷却する蒸発器(2)と、
車室内の空気を吸引し、該空気を吹き出すファン(301〜304)と、
前記ファンを収容し、前記ファンが吹き出した空気を前記蒸発器に導くケース(4)と、を備え、
前記蒸発器は、前記第1方向と交差する第2方向における両端部に一対のサイドプレート(23,24)を有し、
該一対のサイドプレートは、前記第1方向を軸方向とする螺子部材(71,76)によって前記ブラケットに対して固定されている、冷風ユニット。 A cold air unit (15) installed on a ceiling (120) of a vehicle (100) and supplying cooled air into a passenger compartment (110),
Brackets (85, 87) fixed to the ceiling;
An evaporator (2) that is disposed to face the bracket in the first direction, and causes the refrigerant to flow inside, and heat exchange between the passing air and the refrigerant to cool the air;
Fans (301 to 304) for sucking air in the passenger compartment and blowing out the air;
A case (4) for housing the fan and guiding the air blown out by the fan to the evaporator;
The evaporator has a pair of side plates (23, 24) at both ends in a second direction intersecting the first direction,
The pair of side plates is a cold air unit fixed to the bracket by screw members (71, 76) having the first direction as an axial direction.
前記第1ケースは、前記第1方向において前記ブラケットと前記サイドプレートとの間に挟まれて固定され、
前記第2ケースは、前記第1ケースに対して着脱自在に構成されている、請求項2に記載の冷風ユニット。 The case has a first case (5) and a second case (6) divided in the first direction,
The first case is sandwiched and fixed between the bracket and the side plate in the first direction,
The cold air unit according to claim 2, wherein the second case is configured to be detachable from the first case.
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016043274A JP2017159686A (en) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | Cold air unit |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016043274A JP2017159686A (en) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | Cold air unit |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2017159686A true JP2017159686A (en) | 2017-09-14 |
Family
ID=59852868
Family Applications (1)
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JP2016043274A Pending JP2017159686A (en) | 2016-03-07 | 2016-03-07 | Cold air unit |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017159686A (en) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58150511U (en) * | 1982-04-05 | 1983-10-08 | 武蔵精密工業株式会社 | Van type vehicle cooling system |
JPS6291308A (en) * | 1985-10-17 | 1987-04-25 | Diesel Kiki Co Ltd | Mounting device for cooling unit in automobile |
JPH0872531A (en) * | 1994-06-30 | 1996-03-19 | Nippondenso Co Ltd | Vehicle air-conditioner |
-
2016
- 2016-03-07 JP JP2016043274A patent/JP2017159686A/en active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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