JP2017156913A - 情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置におけるバックアップ時間を短縮する。
【解決手段】情報処理システムSは、通信端末1a及び通信端末1bを有し、通信端末1aは、複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部14と、記憶部14に記憶されたファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を生成する情報生成部151と、ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び削除ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部155と、を有し、通信端末1bは、複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部14と、一以上のブロックのデータ及び削除ファイル情報をストレージ装置から受信する受信部156と、受信部156が受信した一以上のブロックのデータを記憶部14に記憶させた後に、削除ファイル情報が示すファイルを記憶部14から削除するファイルシステム部152と、を有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置及び情報処理方法に関する。
コンピュータやスマートフォン等の情報処理装置の記憶媒体に格納されているファイルを管理するファイルシステムが知られている。特許文献1においては、ファイル内の複数のブロックデータのうち、変更が発生したブロックデータを抽出し、抽出したブロックデータをバックアップする技術が開示されている。
特開2009−163334号公報
従来の技術においては、バックアップ世代情報を含む管理情報(メタ情報)を各ファイルに関連付けて記憶し、世代ごとにファイルを読み出しできるようにしている。このようにすることで、ファイルをバックアップする情報処理装置が、変更が発生したファイルを抽出し、抽出したファイルをバックアップすることが可能になる。
ところで、情報処理装置の記憶媒体に格納されているファイルの中には、他の情報処理装置にファイルを移動させることが適切ではないファイルが存在する。従来は、このようなファイルをバックアップしないようにするために、バックアップをする情報処理装置において、バックアップを除外する対象となるファイルを抽出する処理が必要になり、バックアップに長時間を要していた。
そこで、本発明はこれらの点に鑑みてなされたものであり、情報処理装置におけるバックアップ時間を短縮することを目的とする。
本発明の第1の態様の情報処理システムは、第1情報処理装置及び第2情報処理装置を有し、前記第1情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する第1記憶部と、前記第1記憶部に記憶された前記ファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を生成する情報生成部と、前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、を有し、前記第2情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する第2記憶部と、前記一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置から受信する受信部と、前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記第2記憶部から削除するファイルシステム部と、を有する。
前記第1情報処理装置は、例えば、前記ファイルに含まれる一以上のブロックを前記ストレージ装置に送信した後に変更が発生した変更ブロックを抽出するブロック管理部をさらに有し、前記送信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置に送信し、前記受信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置から受信し、前記ファイルシステム部は、前記変更ブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記第2記憶部から削除する。
前記情報生成部は、前記第2情報処理装置における使用を禁止するファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成してもよい。
前記第1記憶部は、前記ファイルを保持可能なユーザを示すコンテンツホルダー情報を前記ファイルに関連付けて記憶しており、前記情報生成部は、前記コンテンツホルダー情報に前記第2情報処理装置のユーザが含まれていないファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成してもよい。
前記情報生成部は、拡張子が所定の種類のファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成してもよい。また、前記情報生成部は、ユーザにより設定された種類のファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成してもよい。前記情報生成部は、ユーザにより選択されたファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成してもよい。
本発明の第2の態様の情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されたファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を生成する情報生成部と、前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、を有する。
本発明の第3の態様の情報処理装置は、複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶させるファイルに含まれる一以上のブロックのデータと、前記記憶部に記憶された複数のブロックを含むファイルのうち、削除するファイルを示す削除ファイル情報とをストレージ装置から受信する受信部と、前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記記憶部から削除するファイルシステム部と、を有する。
本発明の第4の態様の情報処理方法は、第1情報処理装置が記憶しているファイルを第2情報処理装置に転送させるための情報処理方法であって、前記第1情報処理装置が実行する、前記第1情報処理装置の第1記憶部に記憶されたファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を生成するステップと、前記第1記憶部に記憶された前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータと、前記削除ファイル情報とを、ストレージ装置に送信するステップと、前記第2情報処理装置が実行する、前記一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置から受信するステップと、受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2情報処理装置の第2記憶部に記憶させるステップと、前記受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記第2記憶部から削除するステップと、を有する。
本発明によれば、情報処理装置におけるバックアップ時間を短縮することができるという効果を奏する。
本実施形態に係る情報処理システムSの構成を示す図である。 ブロックデータについて説明するための図である。 通信端末1の構成を示す図である。 通信端末1aから通信端末1bに変更ブロックのデータを転送する場合の処理シーケンスを示す図である。
[情報処理システムSの概要]
図1は、本実施形態に係る情報処理システムSの構成を示す図である。情報処理システムSは、通信端末1aと、通信端末1bと、ストレージ装置2とを有する。
通信端末1a及び通信端末1bは、各種の情報を記憶して、内蔵するCPU(Central Processing Unit)によって情報を処理する情報処理装置である。情報処理システムSは、通信端末1aに記憶されたデータをストレージ装置2にバックアップし、ストレージ装置2にバックアップされたデータを通信端末1bでリストアすることができる情報転送システムである。バックアップとは、自身の記憶媒体に格納されたデータを他の記憶媒体に転送する処理である。リストアとは、他の記憶媒体にバックアップされたデータの転送を受けて、転送されたデータを自身の記憶媒体に格納する処理である。
本実施形態においては、通信端末1aと通信端末1bとが異なる情報処理装置(それぞれ第1情報処理装置及び第2情報処理装置)である場合について説明するが、通信端末1aが、データをリストアする通信端末1bとしても使用され、通信端末1a内のデータを一時的にストレージ装置2にバックアップした後に、通信端末1aでリストアしてもよい。なお、以下の説明において、通信端末1a及び通信端末1bの両方に該当する事項を説明する場合に、通信端末1と称する場合がある。
通信端末1aは、一以上のファイルを含むデータD1を記憶媒体に記憶している。データD1に含まれるファイルは、複数のブロックから構成されており、通信端末1aは、ブロック単位で、バックアップする対象となるデータを抽出することができる。本明細書においては、各ブロックのデータをブロックデータと称することがある。
図2は、ブロックデータについて説明するための図である。図2(a)は、データD1が複数のファイルA,B,C,Dを含むことを示している。図中の数字は、データサイズ(KB)を示している。
図2(b)は、各ファイルが複数のブロックデータで構成されていることを示している。ファイルAは、ブロックデータa,b,c,dで構成され、ファイルBは、ブロックデータe,f,g,h,i,jで構成され、ファイルCは、ブロックデータk,lで構成され、ファイルDは、ブロックデータm,n,oで構成されている。ブロックデータのサイズは例えば10KBであり、ファイルサイズよりも小さい。
図2(c)は、通信端末1aの記憶媒体に記憶されているデータD1のうち、網点で示すデータが変更されたことを示している。ファイルAにおける3KBのデータ、ファイルBにおける14KBのデータ、及びファイルDにおける5KBのデータが変更されており、ファイルCは変更されていない。
仮に、通信端末1aのユーザが、図2(c)に示す変更が発生する前に、通信端末1aに記憶されているデータD1を通信端末1bにバックアップしていたとする。この場合、ユーザは、通信端末1aに記憶されているデータD1の一部に変更が発生すると、変更された内容を通信端末1bにも反映させたい。このような場合、ユーザは、通信端末1aにおいて変更されたデータをストレージ装置2にバックアップしてから、通信端末1bでリストアすることができる。ファイル単位でバックアップをする場合、ファイルA、ファイルB及びファイルDをバックアップする必要があるので、図2(d)に示すように、通信端末1aは、合計130KBのデータをストレージ装置2に送信しなければならない。
これに対して、本実施形態における通信端末1aは、図2(e)に示すように、変更が発生したデータを含むブロックデータc,i,j,oを抽出し、抽出したブロックデータc,i,j,oのみをストレージ装置2に送信する。このようにすることで、ストレージ装置2に送信するデータの容量は40KBとなるので、ファイル単位でバックアップする場合に比べて、データの送信量が少なく、バックアップ処理の高速化を実現することができる。
図1においては、変更が発生したブロックデータが2つである場合を示しており、変更が発生したブロックデータは、ブロックデータd1、ブロックデータd2として示されている。ここで、変更が発生したブロックデータの中には、通信端末1bに記憶させるべきでないブロックデータがある。例えば、通信端末1aのユーザのみがコンテンツを使用することが認められているファイルに含まれるブロックデータや、ユーザが通信端末1bに記憶させたくないファイルに含まれるブロックデータが存在し得る。図1においては、斜線で示すブロックデータd2が、通信端末1bに記憶させるべきではなく、削除する対象のファイル(以下、削除対象ファイルという)に含まれるブロックデータであるとする。
通信端末1aにおいて、変更が発生したブロックデータが、このような削除対象ファイルに含まれるブロックデータであるかを照合し、ブロックデータd2をバックアップする対象から除外する処理をすると、バックアップするブロックデータd1をストレージ装置2に送信するまでの処理時間が長くなってしまう。そこで、本実施形態の通信端末1aは、削除対象ファイルに含まれるブロックデータd2を、バックアップする対象から除外することなくストレージ装置2に送信するとともに、削除対象ファイルを特定するための削除ファイル情報を含む削除ファイルリストLをストレージ装置2に送信する。通信端末1aは、削除ファイルリストLを予め作成しておくことができるので、削除ファイルリストLをストレージ装置2に送信したとしても、ブロックデータのバックアップを実行する際の処理時間に影響しない。
通信端末1bにおいては、ストレージ装置2にバックアップされたブロックデータd1及びブロックデータd2を受信して、受信したブロックデータを記憶媒体に記憶させることにより、一時的に、通信端末1aと同じデータD1を保持する。その後、通信端末1bは、ストレージ装置2から受信した削除ファイルリストLを参照して、削除ファイルリストLに含まれているファイルを削除することにより、ブロックデータd2が削除された状態のデータD2を生成することができる。
このように、本実施形態に係る情報処理システムSにおいては、ブロックデータ単位でバックアップする場合に、バックアップ時の処理時間を延ばすことなく、バックアップする必要がないファイルに含まれるブロックデータをバックアップ先の通信端末1bが保持しないようにすることができる。通信端末1aがデータをバックアップする頻度は、通信端末1bがデータをリストアする頻度よりも高いと考えられるので、情報処理システムSは、通信端末1aにおけるバックアップ時間が長くならないようにできる点で、記憶しているデータのうちの一部のデータをブロックデータ単位でバックアップする際に好適である。
[通信端末1の構成]
図3は、通信端末1の構成を示す図である。以下の説明においては、図3に示す通信端末1が通信端末1aとして動作する場合について説明する。通信端末1は、通信部11と、表示部12と、操作部13と、記憶部14と、制御部15とを有する。制御部15は、情報生成部151と、ブロック管理部153及びファイル管理部154を有するファイルシステム部152と、送信部155と、受信部156とを有する。
通信部11は、ストレージ装置2との間でデータを送受信するための通信インタフェースを有する。通信部11が、LTE(Long Term Evolution)やWi−Fi(登録商標)等の無線通信回線を介してストレージ装置2との間でデータを送受信する場合、通信部11は、無線通信ユニットを含む。通信部11は、送信部155から入力されたデータをストレージ装置2に送信する。また、通信部11は、ストレージ装置2から受信したデータを受信部156に入力する。
表示部12は、情報を表示するディスプレイである。操作部13は、ユーザが操作を行うためのデバイスであり、例えば、表示部12に重ねて設けられたタッチパネルである。ユーザは、操作部13を用いて、記憶部14に記憶されたデータをバックアップする処理を起動させることができる。
記憶部14は、ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等の記憶媒体である。記憶部14は、制御部15が実行するプログラムを記憶する。また、制御部15がプログラムを実行する際に用いる各種のデータを記憶している。図1におけるデータD1は、記憶部14に記憶されている。
制御部15は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。制御部15は、記憶部14に記憶されたプログラムを実行することにより、情報生成部151、ファイルシステム部152、ブロック管理部153、ファイル管理部154、送信部155及び受信部156として機能する。
情報生成部151は、記憶部14に記憶されたファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を含む削除ファイルリストLを生成する。情報生成部151は、生成した削除ファイルリストLを送信部155に入力する。情報生成部151は、以下に説明するさまざまな条件に基づいて、削除ファイルリストLを生成する。
情報生成部151は、例えば、情報転送先の通信端末1bにおける使用を禁止するファイルを特定するための情報(以下、ファイルIDという)を削除ファイルリストLに入れる。通信端末1bにおける使用を禁止するファイルは、例えばコピーして使用することが禁止されているファイルである。
情報生成部151は、記憶部14がファイルに関連付けて記憶しているコンテンツホルダー情報を参照することにより、通信端末1bのユーザがコンテンツホルダー情報に含まれておらず、通信端末1bのユーザが所持することが禁止されているファイルのファイルIDを削除ファイルリストLに入れる。このようにすることで、ファイルを所持する権利を有していない通信端末1bのユーザがファイルを使用してしまうことを防止できる。
また、情報生成部151は、拡張子が所定の種類のファイルのファイルIDを削除ファイルリストLに入れてもよい。例えば、情報生成部151は、ファイルの拡張子がDRM(Digital Rights Management)で保護されたファイルの拡張子である場合、このファイルのファイルIDを削除ファイルリストLに入れることにより、DRMで保護されたファイルが通信端末1bにコピーして使用可能な状態で保存されないようにすることができる。
また、情報生成部151は、ユーザにより設定された種類のファイルのファイルIDを削除ファイルリストLに入れてもよい。通信端末1aのユーザは、例えば、操作部13を介して、通信端末1bに転送させないファイルの種類又は転送させるファイルの種類を設定することができる。ユーザは、ファイルの種類を、ファイルの拡張子、ファイルの作成日、ファイル名等に基づいて設定することができる。
例えば、通信端末1bが、例えば家族で共用する端末である場合、通信端末1aのユーザは、家族で旅行をした日に作成された写真コンテンツのみを通信端末1bに転送する対象に含めることができる。通信端末1aのユーザは、拡張子がjpgである画像コンテンツは通信端末1bに転送する対象に含め、拡張子がemlであるメールコンテンツは通信端末1bに転送する対象に含めないようにすることもできる。
また、情報生成部151は、操作部13を介してユーザにより選択されたファイルのファイルIDを削除ファイルリストLに入れてもよい。このようにすることで、通信端末1aのユーザは、通信端末1bに転送させないファイルを個別に指定することができる。
ファイルシステム部152は、記憶部14にブロックデータ又はファイルを書き込んだり、記憶部14に記憶されたブロックデータ又はファイルを読み出したりする。ファイルシステム部152は、ブロック単位でファイル内のデータを書き込み又は読み出しを実行するブロック管理部153と、ファイル単位で書き込み又は読み出しを実行するファイル管理部154とを有している。ファイルシステム部152は、記憶部14に記憶された全てのファイルや差分ブロックをストレージ装置2にバックアップする際にはブロック管理部153を用いて処理を実行し、削除ファイルリストLに基づいてファイルを削除する際には、ファイル管理部154を用いて処理を実行する。
ブロック管理部153は、操作部13を介して、記憶部14に記憶されたデータD1を通信端末1bに転送する処理が起動された場合に、ストレージ装置2にバックアップする対象となるブロックデータを抽出する。ブロック管理部153は、例えば、前回、データD1内のファイルに含まれる一以上のブロックのデータをストレージ装置2に送信した後に変更が発生した変更ブロックを抽出する。ブロック管理部153は、抽出したデータを、送信部155を介してストレージ装置2に送信する。
ブロック管理部153は、例えば記憶部14に記憶されたブロックデータの変更履歴を参照することにより、前回のバックアップ日時以降に変更されたブロックを特定し、特定したブロックを変更ブロックとして抽出する。ブロック管理部153は、通信端末1aから通信端末1bに初めてデータD1を転送する場合、データD1の全てのブロックを変更ブロックとして抽出する。
また、ブロック管理部153は、ストレージ装置2に転送されたデータをリストアする通信端末1bとして機能する場合に、通信端末1aが送信した一以上の変更ブロックのデータをストレージ装置2から受信すると、受信した一以上の変更ブロックのデータを記憶部14に記憶させる。
ファイル管理部154は、ストレージ装置2から削除ファイルリストLを受信すると、ブロック管理部153が変更ブロックのデータを記憶部14に記憶させた後に、削除ファイルリストLに含まれる削除ファイル情報が示すファイルを記憶部14から削除する。
送信部155は、情報生成部151から入力された削除ファイルリストL、及びブロック管理部153から入力された変更ブロックのデータを、通信部11を介してストレージ装置2に送信する。
受信部156は、ストレージ装置2に転送されたデータをリストアする通信端末1bとして機能する場合に、通信端末1aがストレージ装置2に送信した削除ファイルリストL、及び変更ブロックのデータを、通信部11を介してストレージ装置2から受信する。受信部156は、受信した削除ファイルリストLをファイル管理部154に入力し、変更ブロックのデータをブロック管理部153に入力する。
[データ転送シーケンス]
図4は、通信端末1aから通信端末1bに変更ブロックのデータを転送する場合の処理シーケンスを示す図である。
まず、通信端末1aにおいては、情報生成部151が、予め削除ファイルリストLを作成する(S11)。その後、通信端末1aは、ユーザがバックアップの操作を行うと(S12)、ファイル管理部154が、変更ブロックのデータを記憶部14から読み出して、バックアップ用のデータを作成する(S13)。送信部155は、バックアップデータ及び削除ファイルリストLをストレージ装置2に送信し、ストレージ装置2がバックアップデータ及び削除ファイルリストLを記憶媒体に格納する。
なお、通信端末1aは、バックアップデータ及び削除ファイルリストLとともに、バックアップデータのリストアを許可する端末を認証するためのパスワード等の認証情報をストレージ装置2に送信してもよい。この場合、ストレージ装置2は、バックアップデータ及び削除ファイルリストLに関連付けて認証情報を記憶媒体に格納する。
その後、通信端末1bにおいて、ユーザがリストアの操作を行うと(S21)、送信部155は、バックアップデータ及び削除ファイルリストLの転送を要求するリストア要求を送信する。ストレージ装置2は、リストア要求に応じて、バックアップデータ及び削除ファイルリストLを通信端末1bに送信する。なお、ストレージ装置2が、バックアップデータ及び削除ファイルリストLに関連付けて認証情報を記憶している場合、ストレージ装置2は、通信端末1bに対してパスワードを要求する。ストレージ装置2は、通信端末1aにより設定されたパスワードと一致していることを条件として、バックアップデータ及び削除ファイルリストLを通信端末1bに送信する。
通信端末1bは、バックアップデータ及び削除ファイルリストLを受信すると、ブロック管理部153が、全てのバックアップデータを記憶部14に記憶させる(S22)。既に記憶部14にデータD1が記憶されている場合、ブロック管理部153は、受信したバックアップデータをデータD1に上書きする。
続いて、ファイル管理部154は、削除ファイルリストLを参照して、削除ファイルリストLに含まれているファイルIDに対応するファイルを記憶部14から削除する(S23)。通信端末1bは、削除対象ファイルを削除した後に再起動する(S24)。これ以降、ユーザは、記憶部14に記憶されたファイルにアクセスすることが可能になる。
以上の手順により、通信端末1aから通信端末1bに、削除対象ファイル以外のファイルに含まれる変更ブロックのデータを選択的に転送することができる。
[情報処理システムSによる効果]
以上説明したように、本実施形態に係る情報処理システムSは、バックアップ元となる通信端末1aにおいて、削除する対象のファイルを特定するための情報を含む削除ファイルリストLを生成し、通信端末1aからストレージ装置2に対して、バックアップ対象となるブロックのデータ及び削除ファイルリストLを送信する。そして、バックアップ先となる通信端末1bが、ストレージ装置2から受信したデータを記憶部14に記憶させた後に、削除ファイルリストLにより特定される削除対象ファイルを削除する。
このようにすることで、通信端末1aにおいては、バックアップする対象となるデータを高速にストレージ装置2に送信することができ、かつ、通信端末1bにバックアップするべきでないファイルに含まれるデータが通信端末1bにおいて使用可能な状態で保存されることを防止できる。
通信端末1aは、例えば、通信端末1bにおける使用を禁止するファイル、又は通信端末1bのユーザがコンテンツホルダーとして登録されていないファイルを削除対象ファイルとする。このようにすることで、通信端末1bのユーザが使用するべきでないファイルが通信端末1bにおいて使用可能な状態で保存されることを防止できる。
また、通信端末1aは、ファイルの拡張子及び作成日等を参照することにより、通信端末1bで使用させるべきでないファイルを自動的に認識することもできる。このようにすることで、ユーザは、手間をかけることなく、通信端末1bにコピーしたいファイルのみをバックアップすることができる。
また、通信端末1aにおいては、ユーザが、他の端末にコピーさせたくないファイルを設定することができるので、通信端末1bが、他の人と共用される端末である場合であっても、ユーザは安心してデータをバックアップすることができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。特に、装置の分散・統合の具体的な実施形態は以上に図示するものに限られず、その全部又は一部について、種々の付加等に応じて、又は、機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 通信端末
2 ストレージ装置
11 通信部
12 表示部
13 操作部
14 記憶部
15 制御部
151 情報生成部
152 ファイルシステム部
153 ブロック管理部
154 ファイル管理部
155 送信部
156 受信部
S 情報処理システム

Claims (10)

  1. 第1情報処理装置及び第2情報処理装置を有し、
    前記第1情報処理装置は、
    複数のブロックを含むファイルを記憶する第1記憶部と、
    前記第1記憶部に記憶された前記ファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を生成する情報生成部と、
    前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、
    を有し、
    前記第2情報処理装置は、
    複数のブロックを含むファイルを記憶する第2記憶部と、
    前記一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置から受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記第2記憶部から削除するファイルシステム部と、
    を有する情報処理システム。
  2. 前記第1情報処理装置は、前記ファイルに含まれる一以上のブロックを前記ストレージ装置に送信した後に変更が発生した変更ブロックを抽出するブロック管理部をさらに有し、
    前記送信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置に送信し、
    前記受信部は、前記変更ブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置から受信し、
    前記ファイルシステム部は、前記変更ブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記第2記憶部から削除する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記情報生成部は、前記第2情報処理装置における使用を禁止するファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成する、
    請求項1又は2に記載の情報処理システム。
  4. 前記第1記憶部は、前記ファイルを保持可能なユーザを示すコンテンツホルダー情報を前記ファイルに関連付けて記憶しており、
    前記情報生成部は、前記コンテンツホルダー情報に前記第2情報処理装置のユーザが含まれていないファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記情報生成部は、拡張子が所定の種類のファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成する、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報生成部は、ユーザにより設定された種類のファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成する、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 前記情報生成部は、ユーザにより選択されたファイルを特定するための情報を含む前記削除ファイル情報を生成する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  8. 複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されたファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を生成する情報生成部と、
    前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報をストレージ装置に送信する送信部と、
    を有する情報処理装置。
  9. 複数のブロックを含むファイルを記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶させるファイルに含まれる一以上のブロックのデータと、前記記憶部に記憶された複数のブロックを含むファイルのうち、削除するファイルを示す削除ファイル情報とをストレージ装置から受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記一以上のブロックのデータを前記記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記記憶部から削除するファイルシステム部と、
    を有する情報処理装置。
  10. 第1情報処理装置が記憶しているファイルを第2情報処理装置に転送させるための情報処理方法であって、
    前記第1情報処理装置が実行する、
    前記第1情報処理装置の第1記憶部に記憶されたファイルのうち削除する対象のファイルを特定するための削除ファイル情報を生成するステップと、
    前記第1記憶部に記憶された前記ファイルに含まれる一以上のブロックのデータと、前記削除ファイル情報とを、ストレージ装置に送信するステップと、
    前記第2情報処理装置が実行する、
    前記一以上のブロックのデータ及び前記削除ファイル情報を前記ストレージ装置から受信するステップと、
    受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2情報処理装置の第2記憶部に記憶させるステップと、
    前記受信した前記一以上のブロックのデータを前記第2記憶部に記憶させた後に、前記削除ファイル情報が示すファイルを前記第2記憶部から削除するステップと、
    を有する情報処理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH03171242A (ja) * 1989-11-30 1991-07-24 Oki Electric Ind Co Ltd ファイルバックアップ方法
WO2007001073A1 (ja) * 2005-06-28 2007-01-04 Movell Software, Inc. データバックアップシステムおよびデータバックアップ方法

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